JP6702744B2 - レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器 - Google Patents

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本発明は、光軸方向の移動に応じて開口面積が変化する光量調節機構を有するレンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器に関する。
光学機器において光量調節を行う絞りは、複数の絞り羽根を開閉方向に移動させて光通過口の面積(絞り開口径)を変化させることができ、絞り開口径は測光結果や使用者のマニュアル操作に応じて設定される。そして、絞り羽根を開閉方向に移動させるために、ステッピングモータ等のアクチュエータが用いられる。
また、光学機器には、上記のように構成されて主として光量調節を担う主絞りと、ズーミングやフォーカシングに応じて開放絞り口径を補正するために主絞りとは別に設けられた副絞りと、が搭載される場合がある。副絞りにおいても、主絞りと同様に、複数の絞り羽根が開閉方向に移動される。これら副絞りの駆動はズーミングやフォーカシングに応じて開閉動作させるための開閉機構により駆動されることがある(特許文献1)。
特許文献1に開示された光学機器では、光量調節機構としての絞り機構が保持されたレンズ保持枠がカム筒に設けられたカム部と直進筒に設けられた直進ガイド部との協動により、光軸方向に直進移動する構成を採っている。絞り機構の外周には絞り開口径を変化させる為の突起部が設けられており、固定筒内面に設けられた絞り駆動用のカム部に係合し、レンズ保持枠の移動に応じて絞り開口が変化する開閉機構となっている。
特開2007−248770号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術においては、絞り機構が保持されたレンズ保持枠の移動量が少ない場合には、絞り駆動用カム部と光軸直交方向とのなす角度αが小さくなり、以下の課題を有する。即ち、図6(a)に示すように、角度αに直交する方向の抗力N1について、周方向の成分に対し光軸方向(スラスト方向)の成分が大きくなるため、絞り機構の突起部を回転方向に駆動する力よりも光軸方向に移動させる力が大きくなる。つまり、本来は絞り機構に加える必要のない負荷を与えることになるため、その負荷により作動不良や開口精度が要求を満たせない可能性がある。
本発明の目的は、絞り機構が光軸方向に移動するとき、絞り機構に本来加える必要のない光軸方向への負荷を抑えたレンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るレンズ鏡筒は、光軸周りに設けられる複数の絞り羽根と、光軸直交方向に突出した突出部を備え、光軸周りに回転可能な羽根回転部材と、領域を含む第1のカム溝を備え、光軸周りに回転可能なカム環とをし、前記カム環の回転により、前記突出部が前記壁領域に対して光軸方向に摺動しつつ前記羽根回転部材が回転することで、前記複数の絞り羽根を光軸方向に移動させつつ前記複数の絞り羽根により形成される開口の径を変化させることを特徴とする。
また、本発明に係る光学機器は、上記レンズ鏡筒を有することを特徴とする。
本発明によれば、絞り機構が光軸方向に移動するとき、絞り機構に本来加える必要のない光軸方向への負荷を抑えたレンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の断面図 本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図 本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の絞りユニットの分解斜視図 絞りユニットとメイン鏡筒の正面図及び側面図 本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の光学ユニットの位置と副絞り口径及びカムとカム溝の関係を示す図 (a)は従来のカム溝を用いる場合の絞り駆動用カム部と光軸直交方向とのなす角度αが小さくなるときの、副絞りアームに加わるスラスト方向の力の説明図、(b)は本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒における副絞りアームに加わる力の説明図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器)
図1は、本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の断面図である。また、図2は図1に示すレンズ鏡筒の分解斜視図である。ここで、本実施形態に係るレンズ鏡筒100は、レンズ鏡筒100に装着可能なカメラ本体200(撮像素子300を備える)に装着されて、光学機器として例えば撮像装置(デジタルカメラ、ビデオカメラ等)を構成することができる。以下、図1、図2を用いてレンズ鏡筒の構成について説明するが、本レンズ鏡筒は、光学系をなす光学ユニット(レンズユニット)と、レンズユニットの少なくと一部を操作する為の外装ユニットという二つのユニットに分けられる。なお、後述する絞りユニット30は光学ユニットに含まれる。
(光学ユニット)
図1において、L1は1群レンズであり、第1のレンズL1A、第2のレンズL1B、第3のレンズL1C、第4のレンズL1Dにより構成されている。1a〜1dは、それぞれレンズL1A〜L1Dを保持するレンズ保持枠である。1群レンズL1の中で、第3のレンズL1cは手ブレを補正する為の手ブレ補正レンズであり、レンズ保持枠1cがレンズ保持枠1dに対して不図示の3つのボールに支持されており、光軸直交方向に移動可能となっている。
また、第3のレンズL1Cの位置及び駆動は、不図示の位置検出センサ及びアクチュエータがシフト用のフレキシブルプリント基板(不図示)を介して給電及びセンサ出力の伝達を行うことで、フィードバック制御により駆動される(いわゆる手ブレ補正機構)。なお、手ブレ補正機構の制御に拘らず、レンズ内の各センシングや駆動については、全て制御基板66(図1、図2)により制御される。図1、図2で、制御基板66は、カメラコネクタ部68を介してカメラ側と通信可能となっており、カメラからの指令を制御基板66で受け取りレンズ内の各駆動部が制御される。
レンズ保持枠1bは、レンズ保持枠1dの支持部1d−aに接着固定される。そして、レンズ保持枠1aとレンズ保持枠1dは、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3を保持するメイン鏡筒40に1群固定ビス101によってビス止め固定される。これにより、第1〜第4のレンズL1A〜L1Dは1群レンズL1として形成される。
L2は2群レンズであり、L2Aレンズを保持した2aレンズ保持枠が、L2Bレンズを保持した2Bレンズ保持枠に接着固定されており、これらL2A・L2Bレンズにより形成されている。なお、2群レンズL2は、レンズ保持枠L2Bに設けられた不図示のコロにより、メイン鏡筒40に保持されている。
L3は3群レンズであり、光軸方向に移動することでピント位置を調整する所謂フォーカスレンズである。3群レンズL3は3レンズ保持枠3に保持されており、3レンズ保持枠3が2本のガイドバー43(図2)により光軸方向移動可能に保持されている。2本のガイドバー43は、メイン鏡筒40(図2)とバーホルダー42により挟持されており、バーホルダー42(図2)はビスによりメイン鏡筒40に固定されている。
3レンズ保持枠3にはラック45(図2)が保持されており、メイン鏡筒40にフォーカスモータ固定ビスにより固定されるフォーカスモータ47(図2)に設けられた送りねじ部とラック45に設けられた歯部と噛み合っている。フォーカスモータ47は所謂ステッピングモータであり、フォーカスフレキ49(図2)を介して給電されることで送りねじを回転させ、ラック45との噛み合いにより回転力を直進方向の推力に変換することで3レンズ保持枠3を光軸方向に移動させる。
(絞りユニット)
図1に示す30は絞りユニットであり、この絞りユニット30については図3の絞りユニット分解斜視図も交えて説明する。絞りユニット30は、撮影時のFnoを変化させる所謂主絞り部と、レンズの光軸方向の位置に応じて有害光をカットする役割をもつ副絞り部と、によって形成されている。なお、絞りユニット30は、メイン鏡筒40(図2)に対して絞り固定ビス102(図2)により固定される。
図3で、羽根回転部材としての副絞り羽根駆動部材31に設けられた副絞り羽根駆動カム31aに、副絞り羽根32のボス部が係合される。本実施形態では、副絞り羽根32は7枚の羽根から形成される。33は絞りベースであり、33aは副絞り羽根32のボスと嵌合して副絞り羽根32を定位置回転可能に保持する副絞り羽根保持穴である。副絞り羽根32は、絞りベース33と副絞り羽根駆動部材31とで形成される空間に配置され、副絞り駆動部材31は絞りベース33に対して光軸中心回りに回転可能に保持される。
31bは、副絞り羽根駆動部材31を駆動する為の光軸直交方向に突出した突出部であるアーム部としての副絞りアームである。副絞りアーム31bの駆動方法については後に説明するが、このアーム31bに力を加えることで副絞り駆動部材31を回転させる。そして、副絞り羽根駆動カム31aと副絞り羽根保持穴33aとの位置関係により、副絞り羽根32をレンズの光束内に進退させる(光軸方向に移動させる)ことで有害光のカットを行う。
34は主絞り羽根であり、7枚の羽根から形成されている。35は主絞り羽根駆動部材であり、絞りベース33とカバー部材36により略光軸周りに回転可能に保持されている。主絞り羽根34のボス部は、絞りベース33に設けられた主絞り羽根駆動カム33bと、主絞り羽根駆動部材35に設けられた主絞り羽根保持穴35aに係合している。
主絞り羽根駆動部材35は、モータ37に設けられたピニオンギヤ部37aとギヤ部36bとに係合し、絞りFPC38を介して給電されることで回転駆動される。この回転駆動により、主絞り羽根34が光路内に侵入し、光を遮ることで光量が調整される。以上、絞りユニット30の構成について説明した。
図4は、絞りユニット30をメイン鏡筒40にビス止めしたユニットの正面図及び側面図である。図4(a)は副絞り羽根32が開放状態の正面図、図4(b)は副絞り羽根32が絞られた状態の正面図、図4(c)は図4(a)の矢印側から見た側面図、図4(d)は図4(b)の矢印側から見た側面図である。
本実施形態では、副絞り羽根駆動部材31とメイン鏡筒40との間に、光軸周りの回転方向のいずれか一方に付勢する付勢手段としての副絞り開放バネ50を設けることで、副絞り羽根駆動部材31を常に開放側に付勢している。副絞り開放バネ50の一端は、副絞り羽根駆動部材31のバネ保持部31cに引っかけられており、もう一端はメイン鏡筒40のバネ保持部40bに引っかけられている。
副絞り羽根32を絞る際は、副絞りアーム31bに副絞り開放バネ50に打ち勝つだけの荷重を加えることで、副絞り羽根32を絞ることができる。なお、荷重を加えるのを止めると、副絞り開放バネ50により副絞り羽根32が開放状態になるのは言うまでもない。
なお、図2に戻って、21は本レンズ鏡筒の外観を形成するフィルター枠である。フィルター枠21は、これまで説明してきた1〜3群レンズL1〜L3等をメイン鏡筒40に組み込んだ後に、メイン鏡筒40に対してビス止め固定される。以上によりレンズ鏡筒が完成となる。
(外装ユニット)
次に、外装ユニットについて説明する。図1、図2において、61はマニュアルフォーカス操作環(操作環)であり、前側保持環(保持環)60と固定筒65との間で光軸周りに回転可能に挟持されている。操作環61が回転すると、操作環61に等間隔で設けられたくし歯部61aが、固定筒65に保持される二つの回転検知用フォトインタラプタ(フォトインタラプタ)62aの投光・遮光を切り替えることにより、操作環61の回転方向と回転速度が検出される。なお、フォトインタラプタ62は、マニュアルフォーカス用のフレキシブルプリント基板(MF−FPC)62bに半田実装されている。
回転検知素子としてのフォトインタラプタ62aと、フォトインタラプタ62aで回転検知した信号を伝達するためのMF−FPC62bは、回転検知手段として機能する。そして、このフォトイタラプタ62aの出力をMF−FPC62bを介して制御基板66に伝え、その情報を基にフォーカスモータ47に給電し駆動することで、マニュアルフォーカスを可能にしている。
また、図1、図2において、64はポジションリングであり、固定筒65に回転可能に保持されている。ポジションリング64は、図1に示すように、光学ユニットを光軸方向に移動させる為のカム溝部を設けたカム環64cと、外観を形成する第1の外装64a及び第2の外装64bから形成されている。ここで、カム環64cに第1の外装64a及び第2の外装64bが接着固定されている(図1)。
また、図1、図2において、66は制御基板であり、フォーカスモータ、手ブレ補正機構、絞りユニット等のレンズ鏡筒の制御を行う。制御基板66は、マウント4(図1)にカメラコネクタ部固定ビス105(図2)により固定されたカメラコネクタ部68を介して、カメラとの通信を行うことで各種制御が行われる。この制御基板66は、固定筒65に固定される。
また、図1、図2において、67は外装筒であり、製品の外観の一部となる。外装筒67は、固定筒65とマウント4との間に挟持され、マウント固定ビス106(図2)により固定される。以上が、外装ユニットの構成である。
(光学ユニット及び副絞りの駆動)
以下、先ず光学ユニットの駆動について説明する。本レンズ鏡筒は、携帯性を高める為の収納位置と、無限から至近まで合焦可能な通常撮影位置、マクロ撮影を可能にするマクロ撮影位置の3つの位置を有している。
光学ユニットについては、メイン鏡筒40に設けられた3つのカムピン40aが、固定筒65に設けられた3つの直進案内溝65aと、カム環64cに設けられた3つのメインカム溝64c−aとに係合されている。そして、ポジションリング64を回転することで、光学ユニットを光軸方向に移動させる。本実施形態においては、収納位置からポジションリング64を30°回転させた位置が通常撮影位置。さらに14°ポジションリング64を回転させた位置がマクロ撮影位置となる。なお、収納位置及び収納位置から通常撮影位置の間と、通常撮影位置とマクロ撮影位置の間は撮影不可領域としている。
図5は、光学ユニットの位置と副絞り口径及びカムとカム溝の関係を示した図である。図5(a)は収納位置であり、光学ユニットは携帯性を高める為、外装ユニット内に収まった状態となる。この際、副絞りは開放状態となっている。また、図5(b)は通常撮影位置であり、本構成においてはポジションリング64を30°回転することで収納状態から通常撮影状態になると光学ユニットが約19mm繰出す。この位置では、無限から至近まで合焦可能である。また、副絞りはこの位置でも開放状態となっている。
図5(d)はマクロ撮影位置であり、本構成においては通常撮影位置からポジションリング64を14°回転させると約0.6mmレンズが繰出され、マクロ撮影を可能としている。なお、マクロ撮影位置においては、レンズを繰出すことで入射する有害光を遮る為に副絞りが絞られた状態となっている。
ここで、光学ユニット及び副絞りの駆動に関し、図5を用い、カムピン40a、副絞りアーム31bと各カム溝の関係について説明する。カムピン40aは、図5(a)〜(d)の全ての領域でカム溝に係合しており、光学ユニットの光軸方向の位置を変化させている。このとき、もちろん副絞りアーム31bも光軸方向に移動する。
しかし、副絞りアーム31bは、図5(a)〜(c)までは副絞りカム溝64c−bに非接触の状態(摺動しない状態)であり、光軸方向・回転方向共に無負荷状態となっている。そして、図5(c)の位置では、副絞りアーム31bとカム溝64c−bの一部としての光軸方向に沿った壁領域(壁面)である副絞り駆動壁64c−dとが当接する。
図5(b)から(c)までのポジションリング64が4°回転する間(副絞り駆動壁64c−dと異なる領域)では、先に説明した通り副絞りアーム31bは、カム溝64c−bに挿入されているもののカム溝64c−bに非接触状態である。その結果、この状態では光軸方向・回転方向共に無負荷状態となっており、図5(a)から(b)に至るまでには副絞りは光軸方向に移動しているがその絞り開口径は変化しない。
そして、図5(c)の位置では、副絞りアーム31bと副絞り駆動壁64c−dの当接部は光軸方向に摺動可能に接触している。図5(c)から(d)にかけて、ポジションリング64は10°回転し、副絞りアーム31bを副絞り駆動壁64c−dにより回転方向に回転させることで副絞りを絞る。つまり、図5(a)から(b)に至るまでの状態(突出部の位置が壁領域に摺動していない状態)では、副絞りアーム31bには前述の開放バネ50による弾性力のみが作用しているために開放状態である。
これに対して、図5(c)から(d)に示すように副絞りアーム31bが副絞り駆動壁64c−dに当接しながら副絞りが光軸方向に動くことで開放バネ50の弾性力以上の力が副絞りアーム31bに加わる。その結果、副絞りが絞られるように絞り開口径が変化する。
この際、光学ユニットがスラスト方向(光軸方向)で移動し副絞りアーム31bもスラスト方向に移動するが、副絞りアーム31bに加わるスラスト方向の力は副絞り駆動壁64c−dとの間に働く摩擦力M(図6(b)で抗力N2に比例)のみとなる。よって、本レンズ構成のようにスラスト方向への光学ユニットの移動量が小さい場合でも、副絞りアーム31bに加わる力は副絞りアーム31bと副絞り駆動壁64c−dとの間に働く摩擦力M(図6(b))のみである。
これにより、スラスト方向(光軸方向)の力として非常に小さなものとなり、本来加える必要のないスラスト方向(光軸方向)への負荷を抑えることができる。つまり,本実施形態では、副絞りアーム31bの変形による副絞り機構の回転不足や、機構の駆動を阻害する力が、小さく抑えられている為、安定した作動機構及び高い開口径精度を保つことが可能になる。このようにして、絞りを開閉する際の光軸方向への負荷が大幅に抑制される為、作動良好な開閉機構と精度良い開口部を形成可能である。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、突出部の一部(副絞りアーム31bの先端部)が摺動する壁領域64c−dは光軸方向に設けられたが、光軸方向に傾く方向(例えば光軸方向に対し30度以内の方向)に設けられても良い。
(変形例2)
上述した実施形態では、撮像素子を備えるカメラ本体を有し、カメラ本体がレンズ鏡筒に装着可能な光学機器としての撮影装置(撮像装置)に適用する場合を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、画像表示素子と、拡大投射のためのレンズ鏡筒と、を備える光学機器としてのプロジェクタ等に適用可能である。
31・・副絞り羽根駆動部材、31b・・副絞りアーム、32・・副絞り羽根、64c・・カム環、64c−b・・カム溝、64c−d・・副絞り駆動壁

Claims (8)

  1. 光軸周りに設けられる複数の絞り羽根と、
    光軸直交方向に突出した突出部を備え、光軸周りに回転可能な羽根回転部材と、
    領域を含む第1のカム溝を備え、光軸周りに回転可能なカム環とをし、
    前記カム環の回転により、前記突出部が前記壁領域に対して光軸方向に摺動しつつ前記羽根回転部材が回転することで、前記複数の絞り羽根を光軸方向に移動させつつ前記複数の絞り羽根により形成される開口の径を変化させることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記突出部が前記壁領域に対して光軸方向に摺動していない状態においては、前記開口の径は変化しないことを特徴とする請求項に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記突出部は、前記第1のカム溝における前記壁領域と異なる領域に対しては摺動しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. レンズを有し、前記カム環は、レンズを光軸方向に移動させるための第2のカム溝を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記羽根回転部材を光軸周りの回転方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 撮像素子を有し、請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ鏡筒に装着可能であることを特徴とする光学機器。
  7. 像素子と、請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ鏡筒とを有することを特徴とする光学機器。
  8. 画像表示素子と、請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ鏡筒とを有することを特徴とする光学機器。
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