JPWO2015079764A1 - 車体カバー及び作業車両 - Google Patents

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Abstract

作業車両の車体カバーは、外通気カバー部と内通気カバー部とを備える。外通気カバー部は、外部の空間に連通する外通気孔を有する。外通気カバー部は、鉛直方向に対して傾斜して配置される。内通気カバー部は、外通気カバー部の内方において外通気孔に対向して配置される。内通気カバー部は、雨樋部と通気部とを有する。雨樋部は、外通気孔から進入した水を受けるように構成される。通気部は、内通気カバー部の内方の空間に連通する内通気孔を有する。通気部は、雨樋部よりも上方に配置される。

Description

本発明は、車体カバー及び作業車両に関する。
作業車両の車体カバーには、換気のための通気孔が設けられている。例えば、特許文献1の車両では、エンジン室の側面に通気孔が設けられており、通気孔を介して、冷却用の外気をエンジン室内に取り込むように構成されている。
特開2002−21565号
作業車両のオペレータは、車両の周囲を目視しながら作業機の操作あるいは車両の走行の操作を行う。従って、作業車両には、良好な視界性が求められる。一方、車体カバーの形状は、視界性に影響を与える。例えば、車体カバーの一部を傾斜した形状とすることで、死角を減らして、視界性を向上させることができる。
しかし、傾斜した車体カバーに上述した通気孔が設けられると、雨などによって水が通気孔から車体カバー内に浸入する虞がある。車体カバーの鉛直方向に対する傾斜角度が大きくなるほど、視界性を向上させることができるが、その一方で通気孔から水が浸入し易くなるという問題がある。
本発明の課題は、良好な通気性を得ると共に、視界性を向上させながら、内部への水の浸入を抑えることができる車体カバー及び作業車両を提供することにある。
本発明の一態様に係る作業車両の車体カバーは、外通気カバー部と内通気カバー部とを備える。外通気カバー部は、外部の空間に連通する外通気孔を有する。外通気カバー部は、鉛直方向に対して傾斜して配置される。内通気カバー部は、外通気カバー部の内方において外通気孔に対向して配置される。内通気カバー部は、雨樋部と通気部とを有する。雨樋部は、外通気孔から進入した水を受けるように構成される。通気部は、内通気カバー部の内方の空間に連通する内通気孔を有する。通気部は、雨樋部よりも上方に配置される。
本態様に係る作業車両の車体カバーでは、外通気カバー部は、鉛直方向に対して傾斜して配置される。これにより、視界性を向上させることができる。また、外気は、外通気カバー部の外通気孔と通気部の内通気孔とを通って、車体カバー内へと流入することができる。或いは、車体カバー内の空気は、通気部の内通気孔と外通気カバー部の外通気孔とを通って、車体カバーの外部に流出することができる。これにより、良好な通気性を得ることができる。さらに、外通気孔から水が浸入しても、雨樋部によって水が受けられる。また、通気部は、雨樋部よりも上方に配置されているため、外通気孔から水が浸入しても、通気部の内通気孔には水が浸入しにくい。これにより、車体カバーの内部への水の浸入を抑えることができる。
好ましくは、外通気カバー部は、外通気孔を含む傾斜面部と、外通気孔を外方から覆う庇部と、を有する。この場合、外通気孔からの水の浸入を抑えることができる。
好ましくは、傾斜面部と庇部とは一体的に形成されている。この場合、例えばプレス加工等によって外通気カバー部を容易に形成することができる。
好ましくは、平面視において雨樋部は、外通気孔と重なるように配置される。この場合、外通気孔から浸入した水を雨樋部によって容易に受けることができる。
好ましくは、水平方向視において、通気部は、外通気孔と重なるように配置される。この場合、外通気孔から水が浸入しても、水が通気部の内通気孔にさらに浸入しにくい。また、外通気孔と内通気孔とに空気が通り易くなるため、通気性を向上させることができる。
好ましくは、外通気カバー部は、雨樋部と外通気カバー部との間の空間に連通する水抜き孔を有する。この場合、外通気孔から浸入して雨樋部に受けられた水を、水抜き孔を介して、外部に容易に排出することができる。
好ましくは、雨樋部は、外通気カバー部に向かって下方に傾斜して配置される。この場合、外通気孔から浸入して雨樋部に受けられた水を、水抜き孔を介して、外部にさらに容易に排出することができる。
好ましくは、外通気カバー部と内通気カバー部との間の空間は、外通気カバー部と内通気カバー部との側面において開口している。この場合、外通気カバー部と内通気カバー部との側面の開口から、外通気カバー部と内通気カバー部との間の空間に容易にアクセスすることができる。このため、車体カバーのメンテナンス性を向上させることができる。例えば、清掃用のノズルを、開口から、外通気カバー部と内通気カバー部との間の空間に容易に挿入することができる。このため、外通気カバー部と内通気カバー部との間の空間に異物が入っても、容易に除去することができる。
好ましくは、通気部は、内通気孔を含む複数の通気孔を有する。この場合、通気性をさらに向上させることができる。
好ましくは、内通気カバー部は、内通気孔に接続される案内部材をさらに有する。案内部材は、内通気孔を通り内通気カバー部の内方へ空気の流れを案内する。この場合、案内部材によって外気を所望の位置に導入することができる。例えば、冷却を要する装置に対して、案内部材によって空気を案内することで、当該装置を効果的に冷却することができる。
好ましくは、外通気孔と内通気孔との間に配置される板状部材をさらに備える。この場合、水が外通気孔から浸入しても、板状部材が邪魔板(baffle plate)として機能することによって、水が内通気孔に侵入しにくい。このため、内通気孔を大きくしても、車体カバーの内部への水の浸入を抑えることができる。また、内通気孔を大きくすることで、通気性を向上させることができる。これにより、例えば、冷却を要する装置により多くの空気を案内することで、当該装置をさらに効果的に冷却することができる。
好ましくは、車体カバーは、第1外装カバーをさらに備える。第1外装カバーは、開口を有し、鉛直方向に対して傾斜して配置される。好ましくは、第1外装カバーは、外通気カバー部と別体である。好ましくは、外通気カバー部と内通気カバー部とは互いに一体化されて通気カバーユニットを構成している。好ましくは、通気カバーユニットは、第1外装カバーに取り付けられて、開口を閉じる。
この場合、通気カバーユニットを第1外装カバーに対して着脱することで、内通気カバー部と外通気カバー部とを車体から容易に着脱することができる。このため、メンテナンス性を向上させることができる。
好ましくは、車体カバーは、第2外装カバーをさらに備える。第2外装カバーは、外通気カバー部の下方に配置され、鉛直方向に対して傾斜して配置される。好ましくは、外通気カバー部の鉛直方向に対する傾斜角度は、第2外装カバーの鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きい。
この場合、第2外装カバーよりも上方に配置される外通気カバー部の鉛直方向に対する傾斜角度の方が、第2外装カバーの鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きい。このため、視界性をさらに向上させることができる。
本発明の他の態様に係る作業車両は、上述の車体カバーを備える。本態様に係る作業車両では、良好な通気性を有すると共に、視界性を向上させながら、内部への水の浸入を抑えることができる。
好ましくは、作業車両は、キャブと、エンジン室と、エンジンと、第1排気処理装置と、第2排気処理装置と、をさらに備える。エンジン室は、車体カバーを有し、キャブの後方に配置される。エンジンは、エンジン室内に配置される。第1排気処理装置は、エンジンの上方に配置される。第2排気処理装置は、エンジンの上方に配置される。
この場合、エンジン室の通気性が良好であるため、エンジン室内の温度を下げることができる。また、エンジン室内の空間を大きくするためにエンジン室が大きくなっても、外通気カバー部が、鉛直方向に対して傾斜して配置されることで、良好な視界性を得ることができる。さらに、外通気カバー部が傾斜していても、内通気カバー部によって、エンジン室内への水の浸入を抑えることができる。
本発明によれば、作業車両の車体カバーにおいて、良好な通気性を得ると共に、視界性を向上させながら、内部への水の浸入を抑えることができる。
実施形態に係るホイールローダの側面図である。 エンジン室の内部の構成を示す側面図である。 エンジン室の内部の構成を示す平面図である。 エンジン室の平面図である。 エンジン室の一部を示す右側面図である。 エンジン室の一部を示す左側面図である。 図4におけるVII−VII断面図である。 第1通気カバーユニットを外方から見た斜視図である。 第1通気カバーユニットを内方から見た斜視図である。 図8におけるX−X断面図である。 図8におけるXI−XI断面図である。 第2通気カバーユニットを内方から見た斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る作業車両1について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1の側面図である。本実施形態において作業車両1はホイールローダである。図1に示すように、作業車両1は、車体フレーム2と、作業機3と、走行輪4,5と、キャブ6とを備えている。作業車両1は、走行輪4,5が回転駆動されることにより走行する。作業車両1は、作業機3を用いて掘削等の作業を行うことができる。
車体フレーム2には、作業機3が取り付けられている。作業機3は、図示しない油圧ポンプからの作動油によって駆動される。作業機3は、ブーム11とバケット12とを有する。ブーム11は、車体フレーム2に装着されている。作業機3は、リフトシリンダ13とバケットシリンダ14とを有している。リフトシリンダ13とバケットシリンダ14とは、油圧シリンダである。リフトシリンダ13の一端は車体フレーム2に取り付けられている。リフトシリンダ13の他端はブーム11に取り付けられている。リフトシリンダ13が油圧ポンプからの作動油によって伸縮することによって、ブーム11が上下に揺動する。バケット12は、ブーム11の先端に取り付けられている。バケットシリンダ14の一端は車体フレーム2に取り付けられている。バケットシリンダ14の他端は、チルトアーム18に取り付けられている。バケットシリンダ14は、チルトアーム18及び図示しないチルトロッドを介してバケット12を駆動する。バケットシリンダ14が、油圧ポンプからの作動油によって伸縮することによって、バケット12が上下に揺動する。
車体フレーム2には、キャブ6及び走行輪4,5が取り付けられている。キャブ6は、車体フレーム2上に配置されている。キャブ6内には、オペレータが着座するシートや、後述する操作装置などが配置されている。車体フレーム2は、前フレーム2aと後フレーム2bとを有する。前フレーム2aと後フレーム2bとは互いに左右方向に揺動可能に取り付けられている。なお、本実施形態において、前後左右の各方向は、キャブ6内のオペレータから見た前後左右の各方向を意味するものとする。
前フレーム2aには、作業機3が取り付けられている。後フレーム2bには、キャブ6が配置されている。また、後フレーム2bには、エンジン室7が配置されている。エンジン室7は、キャブ6の後方に配置される。車両前後方向において、エンジン室7とキャブ6との間には、作動油タンク8が配置されている。
作業車両1は、ステアリングシリンダ15を有している。ステアリングシリンダ15は、前フレーム2aと後フレーム2bとに取り付けられている。ステアリングシリンダ15は、油圧シリンダである。ステアリングシリンダ15が、伸縮することによって、作業車両1の進行方向が左右に変更される。
図2は、エンジン室7の内部の構造を示す側面図である。図3は、エンジン室7の内部の構造を示す平面図である。図2及び図3に示すように、エンジン室7内には、エンジン21と、冷却装置22と、第1排気処理装置23と、第2排気処理装置24と、エアクリーナ25と、が配置される。
エンジン21は、上述した走行輪4,5及び油圧ポンプを駆動する。エンジン21は、後フレーム2bに支持されている。冷却装置22は、ラジエータ26及びファン27を有する。ラジエータ26は、エンジン21の冷却水を冷却する。ファン27は、ラジエータ26を通り、ラジエータ26の後方へ流れる空気流を生成する。冷却装置22とエンジン21との間には、隔壁28が配置されている。隔壁28は、エンジン21の後方に配置される。冷却装置22は、隔壁28の後方に配置される。図1に示すように、エンジン室7の後面には、排出口29が設けられている。ラジエータ26を通った空気は、エンジン室7の後面の排出口29から後方へ排出される。
第1排気処理装置23は、エンジン21の上方に配置される。第1排気処理装置23は、例えばDPFである。第1排気処理装置23は、略円筒状の形状を有する。第1排気処理装置23は、第1排気処理装置23の中心軸線が車幅方向に延びるように配置される。第1排気処理装置23は、第1排気処理装置23の長手方向が車幅方向に沿うように配置される。第1排気処理装置23は、第1接続管41を介してエンジン21に接続される。
第2排気処理装置24は、エンジン21の上方において第1排気処理装置23の前方に配置される。第2排気処理装置24は、例えばSCRである。第2排気処理装置24は、略円筒状の形状を有する。第2排気処理装置24は、第2排気処理装置24の中心軸線が車幅方向に延びるように配置される。第2排気処理装置24は、第2排気処理装置24の長手方向が車幅方向に沿うように配置される。第2排気処理装置24は、第2接続管42を介して第1排気処理装置23に接続される。
第2接続管42は、第2排気処理装置24の上方に配置されている。平面視において、第2接続管42の少なくとも一部は、第2排気処理装置24と重なる。第2接続管42の少なくとも一部は、第1排気処理装置23の頂上部よりも下方に位置する。
図3に示すように、第2接続管42は、第1接続端部51と第2接続端部52と中間管部53とを有する。第1接続端部51は、第1排気処理装置23に接続されている。第2接続端部52は、第2排気処理装置24に接続されている。中間管部53は、第1接続端部51と第2接続端部52との間に位置する。中間管部53は、車幅方向に延びている。
第2接続管42には、還元剤噴射装置54が取り付けられている。還元剤噴射装置54は、尿素水などの還元剤を、第2接続管42内に噴射する。詳細には、第2接続管42は凹部55を含む。凹部55は、第1接続端部51と中間管部53との間に位置する。還元剤噴射装置54は、凹部55に取り付けられている。
第2排気処理装置24には、排気管47が接続されている。排気管47は、第2排気処理装置24の上方に位置する。排気管47は、第2排気処理装置24の上方において車幅方向に延び、上方へ向かって屈曲している。図1に示すように、排気管47の先端部は、エンジン室7の上面から上方に突出している。排気管47の先端部は、後方へ向かって屈曲している。
エアクリーナ25は、エンジン室7内において第2排気処理装置24の前方に配置される。エアクリーナ25は、エアクリーナ25の中心軸線が車幅方向に延びるように配置される。エアクリーナ25は、エアクリーナ25の長手方向が車幅方向に延びるように配置される。
なお、第1排気処理装置23、第2排気処理装置24、及び中間管部53は、互いに平行にはいちされていなくてもよい。また、第1排気処理装置23、第2排気処理装置24、及び中間管部53の各中心軸線は、車幅方向に延びていなくてもよい。例えば、各中心軸線が前後方向に延びていてもよい。或いは、各中心軸線が車幅方向に対して傾斜していてもよい。
中間管部53の中心軸線は、第1排気処理装置23及び第2排気処理装置24のそれぞれの中心軸線より上方に位置していなくてもよい。例えば、第1排気処理装置23、第2排気処理装置24及び中間管部53の各中心軸線が水平方向に並んで配置されてもよい。
エアクリーナ25は、略円筒状の形状を有する。エアクリーナ25には、図1に示す吸気管61が接続される。吸気管61は、エアクリーナ25の上方に位置する。吸気管61は、エアクリーナ25から上方に延びており、エンジン室7の上面から上方に突出している。吸気管61は、排気管47よりも前方に配置される。
エアクリーナ25には、吸気接続管62が接続される。詳細には、吸気接続管62は、エアクリーナ25の側面に接続される。吸気接続管62は、エアクリーナ25から下方に延び、エアクリーナ25の下方において後方へ延びている。吸気接続管62は、過給機63を介してエンジン21の吸気ポート(図示せず)に接続されている。
作動油タンク8は、エアクリーナ25の前方に配置されている。作動油タンク8は、車両前後方向においてキャブ6とエアクリーナ25との間に配置される。
次に、エンジン室7の構造について説明する。図4は、エンジン室7の平面図である。図5は、エンジン室7の一部を示す右側面図である。図6は、エンジン室7の一部を示す左側面図である。図7は、図4におけるVII−VII断面図である。なお、図7では、第1排気処理装置23及び第2接続管42の内部にはハッチングを付して、詳細な内部構造の図示を省略している。
図1に示すように、エンジン室7は、本体カバー31及び天井カバー32などの車体カバーを有する。本体カバー31及び天井カバー32は、外装カバーである。本体カバー31は、上述したエンジン21を収容している。本体カバー31は、後カバー35を有する。後カバー35には、上述した排出口29が設けられている。
図4及び図7に示すように、本体カバー31は、第1側カバー33と第2側カバー34とを有する。本実施形態において第1側カバー33はエンジン室7の右側面であり、第2側カバー34はエンジン室7の左側面である。ただし、エンジン室7の左側面が第1側カバーであり、エンジン室7の右側面が第2側カバーであってもよい。
図7に示すように、第1側カバー33は、本体側カバー部331と上側カバー部332とを有する。本体側カバー部331は、上下方向に延びている。本体側カバー部331は、第1排気処理装置23及び第2排気処理装置24の頂上部よりも下方に位置する。
上側カバー部332は、本体側カバー部331の上方に配置されている。上側カバー部332は、本体側カバー部331の上端に接続されている。なお、本体側カバー部331は、上側カバー部332と一体であってもよく、或いは上側カバー部332と別体であってもよい。上側カバー部332は、鉛直方向に対して傾斜している。上側カバー部332は、内側方へ向かって上方に傾斜している。上側カバー部332の上端は、第1排気処理装置23及び第2排気処理装置24の頂上部よりも上方に位置する。上側カバー部332の上端は、第2接続管42の頂上部よりも下方に位置する。
第2側カバー34は、第1側カバー33と概ね左右対称の形状である。第2側カバー34は、本体側カバー部341と上側カバー部342とを有する。第2側カバー34の本体側カバー部341は、第1側カバー33の本体側カバー部331と概ね左右対称である。第2側カバー34の上側カバー部342は、第1側カバー33の上側カバー部332と概ね左右対称である。従って、第2側カバー34の本体側カバー部341と上側カバー部342とについては詳細な説明を省略する。
なお、図1に示す作動油タンク8の左右の側面は、第1側カバー33及び第2側カバー34と面一である。従って、作動油タンク8の左右の側面の上部は、上側カバー部332,342と同様に鉛直方向に対して傾斜している。
天井カバー32は、本体カバー31の上方に配置されている。天井カバー32は、本体カバー31に対して着脱可能に取り付けられている。図5及び図6に示すように、天井カバー32は、前面部36と、天面部37と、後面部38と、を有する。前面部36は、吸気管61の先端部の後方に配置されている。前面部36は、鉛直方向に対して傾斜している。詳細には、前面部36は、後斜め上方に向かって傾斜している。
天面部37は、車両前後方向において前面部36と後面部38との間に配置される。天面部37は、概ね水平に配置されている。天面部37からは排気管47の先端部が上方に突出している。後面部38は、天面部37の後方に配置されている。後面部38は、鉛直方向に対して傾斜している。詳細には、後面部38は、後斜め下方へ向かって傾斜している。
図5に示すように、天井カバー32は、第1側面部43を有する。図6に示すように、天井カバー32は、第2側面部44を有する。本実施形態において、第1側面部43は天井カバー32の右側面であり、第2側面部44は天井カバー32の左側面である。ただし、天井カバー32の左側面が第1側面部であり、天井カバー32の右側面が第2側面部であってもよい。
図5に示すように、第1側面部43は、上側カバー部332の上方に配置されている。第1側面部43は、第1開口45を有している。第1開口45には、第1通気カバーユニット56が取り付けられている。第1通気カバーユニット56については後述する。
図7に示すように、第1側面部43は、鉛直方向に対して傾斜している。詳細には、第1側面部43は、内側方に向かって上方に傾斜している。第1側面部43の鉛直方向に対する傾斜角度は、上側カバー部332の鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きい。第1側面部43の下端は、第2接続管42の頂上部よりも下方に位置する。第1側面部43の上端は、第2接続管42の頂上部よりも上方に位置する。
図6に示すように、第2側面部44は、第2開口46を有している。第2開口46には、第2通気カバーユニット57が取り付けられている。第2通気カバーユニット57については後述する。第2側面部44は、第1側面部43と概ね左右対称の形状である。従って、第2側面部44については詳細な説明を省略する。
次に、第1通気カバーユニット56について説明する。第1通気カバーユニット56は、第1側面部43に取り付けられており、第1開口45を閉じている。第1通気カバーユニット56は、第1側面部43に着脱可能に取り付けられる。例えば、第1通気カバーユニット56は、ボルトなどの締結部材によって第1側面部43に取り付けられる。図8は、第1通気カバーユニット56を外方から見た斜視図である。図9は、第1通気カバーユニット56を内方から見た斜視図である。図10は、図8におけるX−X断面図である。図11は、図8におけるXI−XI断面図である。図9に示すように、第1通気カバーユニット56は、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65とを有する。第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65とは互いに一体化されている。
第1外通気カバー部64は、第1側面部43に着脱可能に取り付けられる。第1外通気カバー部64には、締結部材が通される穴641が設けられている。第1外通気カバー部64は、鉛直方向に対して傾斜して配置される。第1外通気カバー部64は、第1側面部43と面一に取り付けられる。従って、第1外通気カバー部64の傾斜角度は、第1側面部43の傾斜角度と同じである。図8から図11に示すように、第1外通気カバー部64は、複数の外通気孔642,643,644を有する。
複数の外通気孔642,643,644は、第1外通気カバー部64の外方の空間と内方の空間とを連通する。外通気孔642,643,644は、車両前後方向に延びる細長形状を有する。詳細には、複数の外通気孔642,643,644は、複数の第1外通気孔642と、複数の第2外通気孔643と、複数の第3外通気孔644とを有する。第1外通気孔642と第2外通気孔643と第3外通気孔644とは、車両前後方向に並んで配置される。複数の第1外通気孔642は、上下方向に並んで配置される。複数の第2外通気孔643は、上下方向に並んで配置される。複数の第3外通気孔644は、上下方向に並んで配置される。
なお、図面においては複数の第1外通気孔642の1つのみに符号642を付して、他の第1外通気孔642の符号を省略している。図面においては複数の第2外通気孔643の1つのみに符号643を付して、他の第2外通気孔643の符号を省略している。図面においては複数の第3外通気孔644の1つのみに符号644を付して、他の第3外通気孔644の符号を省略している。
図8に示すように、第1外通気カバー部64は、傾斜面部66と複数の庇部67とを有する。傾斜面部66は、複数の外通気孔642,643,644を含む。傾斜面部66は、第1側面部43と面一に取り付けられる。庇部67は、外通気孔642,643,644を外方から覆う。庇部67は、傾斜面部66から外方に突出している。傾斜面部66と庇部67とは一体的に形成されている。庇部67は、例えば一枚の板材をプレス加工することにより形成される。なお、図面においては複数の庇部67の1つのみに符号67を付して、他の庇部67の符号を省略している。
第1外通気カバー部64は、下側面部68を有する。下側面部68は、傾斜面部66の下方に位置する。下側面部68は、傾斜面部66に接続されている。第1外通気カバー部64は、下側面部68と傾斜面部66との間で屈曲した形状を有する。下側面部68の鉛直方向に対する傾斜角度は、傾斜面部66の鉛直方向に対する傾斜角度よりも小さい。下側面部68の鉛直方向に対する傾斜角度は、上述した第1側カバー33の上側カバー部332の鉛直方向に対する傾斜角度と同じである。
図9に示すように、第1内通気カバー部65は、第1外通気カバー部64の内面に取り付けられる。第1内通気カバー部65は、第1外通気カバー部64の内方において第1外通気カバー部64の外通気孔642,643,644に対向して配置される。第1内通気カバー部65は、多孔板部材71とスポット冷却部材72とを有する。なお、「内方」とは、車体内側方向を意味する。
多孔板部材71は、第1外通気カバー部64の内方において外通気孔642,643,644の一部を覆うように配置される。スポット冷却部材72は、第1外通気カバー部64の内方において外通気孔642,643,644の残りを覆うように配置される。詳細には、多孔板部材71は、第1外通気カバー部64の内方において複数の第1外通気孔642及び複数の第2外通気孔643を覆うように配置される。図11に示すように、スポット冷却部材72は、第1外通気カバー部64の内方において複数の第3外通気孔644を覆うように配置される。
図10に示すように、多孔板部材71は、雨樋部73と通気部74とを有する。雨樋部73は、第1外通気孔642及び第2外通気孔643から進入した水を受けるように構成される。平面視において雨樋部73は、第1外通気孔642及び第2外通気孔643と重なるように配置される。雨樋部73は、第1外通気カバー部64に向かって下方に傾斜して配置される。雨樋部73の下端部は、第1外通気カバー部64に接続されている。詳細には、雨樋部73の下端部は、第1外通気カバー部64の下側面部68に接続されている。
雨樋部73は、上雨樋部731と下雨樋部732とを有する。上雨樋部731の下端部は下雨樋部732の上端部に接続されている。雨樋部73は、上雨樋部731と下雨樋部732との間で屈曲した形状を有する。上雨樋部731と下雨樋部732とは、第1外通気カバー部64に向かって下方に傾斜して配置される。上雨樋部731の鉛直方向に対する傾斜角度は、下雨樋部732の鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きい。
上述した第1外通気カバー部64は、雨樋部73と第1外通気カバー部64との間の空間に連通する水抜き孔645を有する。水抜き孔645は、第1外通気カバー部64と雨樋部73との間の空間に連通している。水抜き孔645は、雨樋部73に対向するように配置されている。詳細には、水抜き孔645は、下雨樋部732に対向するように配置されている。
なお、図7に示すように、第1側カバー33と第1側面部43との間には、車両前後方向に延びる溝75が設けられている。溝75は、第1外通気カバー部64と第1側カバー33との間に配置されている。水抜き孔645は、溝75に近接して配置されている。水抜き孔645から排出された水は、溝75を通って、車両の前方又は後方へと流される。このため、水抜き孔645から排出された水によって第1側カバー33が汚れることが防止される。第2側カバー34と第2側面部44との間にも同様の溝76が設けられている。
図10に示すように、通気部74は、雨樋部73よりも上方に配置される。通気部74の下端部は、雨樋部73の上端部と接続されている。通気部74は、第1内通気カバー部65の内方の空間に連通する複数の内通気孔741を有する。例えば、複数の内通気孔741は、板状の通気部74に穿かれたパンチ穴である。水平方向視において、通気部74は、第1外通気孔642及び第2外通気孔643と重なるように配置される。なお、図面においては複数の内通気孔741の1つのみに符号741を付して、他の内通気孔741の符号を省略している。
通気部74は、鉛直方向に対して傾斜している。通気部74は、第1外通気カバー部64に向かって下方に傾斜して配置される。通気部74の鉛直方向に対する傾斜角度は、上雨樋部731の鉛直方向に対する傾斜角度よりも小さい。従って、第1内通気カバー部65は、通気部74と雨樋部73との間で屈曲した形状を有する。
図9に示すように、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との間の空間は、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との側面において開口している。ただし、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との側面の開口の下部は、閉塞部材77によって閉じられている。詳細には、図10に示すように、第1外通気カバー部64と下雨樋部732との間の空間の側方は、閉塞部材77によって閉じられている。なお、閉塞部材77は曲げ加工によって雨樋部73と一体的に形成されてもよい。
図9に示すように、第1内通気カバー部65は、第1接続部78と第2接続部79とを有する。第1接続部78と第2接続部79とは、第1外通気カバー部64に接続されている。第1接続部78と第2接続部79は、通気部74の上端部から突出している。第1接続部78と第2接続部79とは、車両前後方向に間隔をおいて配置される。このため、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との間の空間は、第1接続部78と第2接続部79との間において上方に開口している。
図11に示すように、スポット冷却部材72は、雨樋部81と通気部82とを有する。雨樋部81は、第3外通気孔644から進入した水を受けるように構成される。平面視において雨樋部81は、第3外通気孔644と重なるように配置される。雨樋部81は、第1外通気カバー部64に向かって下方に傾斜して配置される。雨樋部81の下端部は、第1外通気カバー部64に接続されている。詳細には、雨樋部81の下端部は、第1外通気カバー部64の下側面部68に接続されている。雨樋部81は、上述した水抜き孔645に対向するように配置されている。水抜き孔645は、第1外通気カバー部64と雨樋部81との間の空間に連通している。
通気部82は、雨樋部81よりも上方に配置される。通気部82の下端部は、雨樋部81の上端部と接続されている。水平方向視において、通気部82は、第3外通気孔644と重なるように配置される。通気部82は、第1内通気カバー部65の内方の空間に連通する内通気孔821を有する。本実施形態においてスポット冷却部材72の内通気孔821の数は1つである。スポット冷却部材72の内通気孔821は、多孔板部材71の内通気孔741よりも大きい。
通気部82は、鉛直方向に対して傾斜している。通気部82は、第1外通気カバー部64に向かって下方に傾斜して配置される。通気部82の鉛直方向に対する傾斜角度は、雨樋部81の鉛直方向に対する傾斜角度よりも小さい。スポット冷却部材72の通気部82は、多孔板部材71の通気部74よりも上下方向に長い。
スポット冷却部材72は、案内部材83を有する。案内部材83は、内通気孔821に接続される。案内部材83は、通気部82から第1内通気カバー部65の内方へ突出している。案内部材83は、管状の形状を有する。案内部材83は、内通気孔821を通りエンジン室7内へ空気の流れを案内する。詳細には、図4及び図7に示すように、案内部材83は、還元剤噴射装置54と対向するように配置されている。案内部材83は、内通気孔821から還元剤噴射装置54へ向けて空気の流れを案内する。
スポット冷却部材72は、板状部材84(baffle plate)を有する。板状部材84は、スポット冷却部材72と第1外通気カバー部64との間に位置しており、第3外通気孔644と内通気孔821との間に配置される。板状部材84は、内通気孔821の上方に配置されている。平面視において、板状部材84は内通気孔821と重なる。
スポット冷却部材72は、スポット冷却部材72と第1外通気カバー部64との間の空間の上方、下方、及び両側方を閉じている。従って、スポット冷却部材72と第1外通気カバー部64との間の空間は、内通気孔821のみによってエンジン室7内の空間と連通している。
図6に示すように、第2通気カバーユニット57は、第2側面部44に取り付けられており、第2開口46を閉じている。第2通気カバーユニット57は、第2側面部44に着脱可能に取り付けられる。例えば、第2通気カバーユニット57は、ボルトなどの締結部材によって第2側面部44に取り付けられる。図12は、第2通気カバーユニット57を内方から見た斜視図である。第2通気カバーユニット57は、第2外通気カバー部85と第2内通気カバー部86とを有する。第2外通気カバー部85と第2内通気カバー部86とは互いに一体化されている。
第2外通気カバー部85は、複数の外通気孔852,853,854を有する。詳細には、第2外通気カバー部85は、複数の第1外通気孔852と、複数の第2外通気孔853と、複数の第3外通気孔854とを有する。第2外通気カバー部85の複数の第1外通気孔852と複数の第2外通気孔853と複数の第3外通気孔854とは、第1外通気カバー部64の複数の第1外通気孔642と複数の第2外通気孔643と複数の第3外通気孔644とに対応している。第2外通気カバー部85は、第1外通気カバー部64と左右対称の形状であることを除いて同様の形状である。このため、第2外通気カバー部85の詳細な説明を省略する。
第2内通気カバー部86は、第1内通気カバー部65のスポット冷却部材72に対応する構造を有しておらず、第1内通気カバー部65の多孔板部材71と同様の構造のみによって構成されている。第2内通気カバー部86は、雨樋部87と通気部88とを有する。
雨樋部87は、外通気孔852,853,854から進入した水を受けるように構成される。雨樋部87は、第1内通気カバー部65の雨樋部73と同様の構成である。
通気部88は、外通気孔852,853,854を覆うように配置される。すなわち、通気部88は、第2外通気カバー部85の内方において複数の第1外通気孔852と複数の第2外通気孔853と複数の第3通気孔854とを覆うように配置される。第2内通気カバー部86の他の構成については、第1内通気カバー部65の多孔板部材71と同じであるため、詳細な説明を省略する。
以上説明した本実施形態に係る作業車両では、天井カバー32の第1側面部43及び第1外通気カバー部64は、鉛直方向に対して傾斜して配置される。特に、天井カバー32の第1側面部43及び第1外通気カバー部64は、その下方に位置する第1側カバー33の上側カバー部332よりも大きく傾斜している。このため、キャブ6からの良好な後方視界性を得ることができる。
外気は、第1外通気カバー部64の外通気孔642,643,644から第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との間の空間に入る。第1外通気孔642及び第2外通気孔643から第1外通気カバー部64と多孔板部材71との間の空間に入った外気は、通気部74の複数の内通気孔741を通って、エンジン室7内へと流入する。これにより、エンジン室7内が換気され、エンジン室7内の温度を下げることができる。
第3外通気孔644から第1外通気カバー部64とスポット冷却部材72との間の空間に入った外気は、通気部82の内通気孔821を通り、案内部材83によって還元剤噴射装置54へ向けて案内される。これにより、還元剤噴射装置54を集中して冷却することができる。
第1外通気孔642及び第2外通気孔643から水が浸入しても、雨樋部73によって水が受けられる。また、多孔板部材71において、通気部74は、雨樋部73よりも上方に配置されているため、第1外通気孔642及び第2外通気孔643から水が浸入しても、通気部74の内通気孔741には水が浸入しにくい。これにより、エンジン室7内への水の浸入を抑えることができる。
同様に、第3外通気孔644から水が浸入しても、雨樋部81によって水が受けられる。また、スポット冷却部材72において、通気部82は、雨樋部81よりも上方に配置されているため、第3外通気孔644から水が浸入しても、通気部82の内通気孔821には水が浸入しにくい。これにより、エンジン室7内への水の浸入を抑えることができる。
特に、スポット冷却部材72では内通気孔821が大きいので、水が浸入し易くなることが懸念される。しかし、スポット冷却部材72では、第3外通気孔644と内通気孔821との間に板状部材84が配置される。このため、水が第3外通気孔644から浸入しても、板状部材84によって内通気孔821に侵入しにくい。
雨樋部73によって受けられた水は、雨樋部73に沿って下方へと流れ、水抜き孔645を通って外部に排出される。雨樋部81によって受けられた水は、雨樋部81に沿って下方へと流れ、水抜き孔645を通って外部に排出される。また、水抜き孔645から排出された水は、第1外通気カバー部64と第1側カバー33との間の溝75を通って排出される。このため、第1側カバー33に水が垂れることで第1側カバー33が汚れることが防止される。
第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との間の空間は、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との側面において開口している。このため、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との側面の開口から、第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65との間の空間に容易にアクセスすることができる。これにより、第1通気カバーユニット56のメンテナンス性を向上させることができる。
第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65とは互いに一体化されて第1通気カバーユニット56を構成している。このため、第1通気カバーユニット56を第1側面部43に対して着脱することで、第1内通気カバー部65と第1外通気カバー部64とを車両から容易に着脱することができる。このため、メンテナンス性を向上させることができる。
以上の説明は、第1通気カバーユニット56の第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65に関する効果であるが、第2通気カバーユニット57の第2外通気カバー部85と第2内通気カバー部86も上記と同様の効果を有する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、作業車両1としてホイールローダが例示されているが、油圧ショベル或いはブルドーザなどの他の作業車両であってもよい。
上記の実施形態では、第1排気処理装置23としてDPF、第2排気処理装置24としてSCRが例示されている。しかし、DPF及びSCR以外の排気処理装置が、第1排気処理装置23及び第2排気処理装置24として用いられてもよい。
第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65とは、エンジン室7の車体カバーに限らず、他の部分の車体カバーに設けられてもよい。第2外通気カバー部85と第2内通気カバー部86についても同様である。
第1外通気カバー部64と第1内通気カバー部65とは上記の実施形態の構成に限らず変更されてもよい。例えば、第1外通気カバー部64において傾斜面部66と庇部67とは一体に限らず、別体に形成されてもよい。第1内通気カバー部65において、多孔板部材71が省略されてもよい。或いは、第1内通気カバー部65において、スポット冷却部材72が省略されてもよい。第2外通気カバー部85と第2内通気カバー部86についても同様である。
第1外通気カバー部64が外装カバーの一部であってもよい。すなわち、外通気孔642,643,644が外装カバーに直接的に形成されており、第1内通気カバー部65が外装カバーの内側に設けられてもよい。第2外通気カバー部85についても同様である。
本発明によれば、作業車両の車体カバーにおいて、良好な通気性を得ると共に、視界性を向上させながら、内部への水の浸入を抑えることができる。
64 第1外通気カバー部
65 第1内通気カバー部
73,81 雨樋部
74,82 通気部
66 傾斜面部
67 庇部
645 水抜き孔
741,821 内通気孔
83 案内部材
84 板状部材
43 第1側面部(第1外装カバー)
332 上側カバー部(第2外装カバー)
6 キャブ
7 エンジン室
21 エンジン
23 第1排気処理装置
24 第2排気処理装置

Claims (15)

  1. 外部の空間に連通する外通気孔を有し、鉛直方向に対して傾斜して配置される外通気カバー部と、
    前記外通気カバー部の内方において前記外通気孔に対向して配置される内通気カバー部と、
    を備え、
    前記内通気カバー部は、
    前記外通気孔から進入した水を受けるように構成される雨樋部と、
    前記内通気カバー部の内方の空間に連通する内通気孔を有し、前記雨樋部よりも上方に配置される通気部と、
    を有する、
    作業車両の車体カバー。
  2. 前記外通気カバー部は、
    前記外通気孔を含む傾斜面部と、
    前記外通気孔を外方から覆う庇部と、
    を有する、
    請求項1に記載の作業車両の車体カバー。
  3. 前記傾斜面部と前記庇部とは一体的に形成されている、
    請求項2に記載の作業車両の車体カバー。
  4. 平面視において前記雨樋部は、前記外通気孔と重なるように配置される、
    請求項1から3のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  5. 水平方向視において、前記通気部は、前記外通気孔と重なるように配置される、
    請求項1から4のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  6. 前記外通気カバー部は、前記雨樋部と前記外通気カバー部との間の空間に連通する水抜き孔を有する、
    請求項1から5のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  7. 前記雨樋部は、前記外通気カバー部に向かって下方に傾斜して配置される、
    請求項1から6のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  8. 前記外通気カバー部と前記内通気カバー部との間の空間は、前記外通気カバー部と前記内通気カバー部との側面において開口している、
    請求項1から7のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  9. 前記通気部は、前記内通気孔を含む複数の通気孔を有する、
    請求項1から8のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  10. 前記内通気カバー部は、前記内通気孔に接続される案内部材をさらに有し、
    前記案内部材は、前記内通気孔を通り前記内通気カバー部の内方へ空気の流れを案内する、
    請求項1から8のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  11. 前記外通気孔と前記内通気孔との間に配置される板状部材をさらに備える、
    請求項1から10のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  12. 開口を有し、鉛直方向に対して傾斜して配置され、前記外通気カバー部と別体である第1外装カバーをさらに備え、
    前記外通気カバー部と前記内通気カバー部とは互いに一体化されて通気カバーユニットを構成しており、
    前記通気カバーユニットは、前記第1外装カバーに取り付けられて、前記開口を閉じる、
    請求項1から11のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  13. 前記外通気カバー部の下方に配置され、鉛直方向に対して傾斜して配置される第2外装カバーをさらに備え、
    前記外通気カバー部の鉛直方向に対する傾斜角度は、前記第2外装カバーの鉛直方向に対する傾斜角度よりも大きい、
    請求項1から12のいずれかに記載の作業車両の車体カバー。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の車体カバーを備える作業車両。
  15. キャブと、
    前記車体カバーを有し、前記キャブの後方に配置されるエンジン室と、
    前記エンジン室内に配置されるエンジンと、
    前記エンジンの上方に配置される第1排気処理装置と、
    前記エンジンの上方に配置される第2排気処理装置と、
    をさらに備える請求項14に記載の作業車両。
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