JPWO2015029300A1 - 情報提供装置、サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供装置、サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

機器について買換または修理のどちらを選択すべきかについて、参考となる情報をユーザに提供できる情報提供装置。機器(20)は、サーバ(10)で生成された提示情報を受信して所定の記憶部に記憶する提示情報受信部(21)と、前記記憶部から読み出した提示情報を機器(20)のユーザに提示する提示部(22)と、を有する。提示情報は、少なくとも機器(20)と同一の機種および機器(20)と類似の機種のいずれか一方のユーザが自分の使用している機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す情報である。また、提示情報は、買換が行われた場合は新たに購入された機種を示す情報を含み、修理が行われた場合は修理先を示す情報を含む。

Description

本発明は、家庭用電化製品に関する情報をユーザに提供する情報提供装置、サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラムに関する。
従来、家庭用電化製品(以下、「家電製品」という)を利用するユーザに対して、家電製品の故障(不具合を含む)が発生した際に、ユーザが修理依頼を容易に行えるように画面表示によりガイドするシステムが提案されている。
その一例として、機器に不具合が発生した場合、画面表示において、不具合の発生をユーザに通知するとともに、サポートセンタに修理を依頼するか否かを受け付け、修理依頼を受け付けた場合、その旨をサポートセンタへ通知するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別の一例として、ガス器具に故障が発生した場合、故障の情報を修理サービスセンタへ通知した後、画面表示において、折り返し修理サービスセンタから提示された修理の日時の選択を受け付け、日時の選択を受け付けた場合、修理サービスセンタへ通知するシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−250718号公報 特開2003−303244号公報
特許文献1、2のシステムは、機器に故障が発生した場合、修理だけがユーザに提案される。しかしながら、現在では、1つの事業者の試算や提案を鵜呑みにせず、ウェブサイトなどの情報を利用することで、よりスマートな消費活動を行いたいと考えるユーザが増加している。すなわち、ユーザの価値観は多様化しており、買換または修理のどちらを志向するかについても分散している。したがって、修理だけを提案する特許文献1、2のシステムは、ユーザの消費行動を十分に支援できるものではない。
本発明の目的は、機器について買換または修理のどちらを選択すべきかについて、参考となる情報をユーザに提供できる情報提供装置、サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラムを提供することである。
本発明の一態様に係る情報提供装置は、サーバ装置で生成された提示情報を受信して所定の記憶部に記憶する提示情報受信部と、前記記憶部から読み出した前記提示情報を、所定の機器のユーザに提示する提示部と、を有し、前記提示情報は、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが自分の使用している機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す情報である構成を採る。
本発明の一態様に係るサーバ装置は、ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶する行動情報収集部と、前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する行動分析部と、前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成する提示情報生成部と、前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信する提示情報送信部と、を有する構成を採る。
本発明の一態様に係る情報提供方法は、ネットワークに配置されたサーバ装置で行われる情報提供方法であって、ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶するステップと、前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析するステップと、前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成するステップと、前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信するステップと、を有する。
本発明の一態様に係る情報提供プログラムは、ネットワークに配置されたコンピュータに実行させる情報提供プログラムであって、ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶する処理と、前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する処理と、前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成する処理と、前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信する処理と、を実行させる。
本発明によれば、機器について買換または修理のどちらを選択すべきかについて、参考となる情報をユーザに提供できる。
本発明の実施の形態1、2における情報提供システムの全体像の例を示す図 本発明の実施の形態1に係る情報提供システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る情報提供システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1に係る行動情報の収集例を示す図 本発明の実施の形態1に係る提示情報の提示例を示す図 本発明の実施の形態2に係る情報提供システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る情報提供システムの動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態2に係る履歴情報の収集例を示す図 本発明の実施の形態2に係る情報提供システムが提供する情報の提示例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るサーバおよび機器のハードウェア構成例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るサービスの類型1(自社データセンタ型)を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るサービスの類型2(IaaS利用型)を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るサービスの類型3(PaaS利用型)を示す図 本発明の実施の形態1、2に係るサービスの類型4(SaaS利用型)を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(提供するサービスの全体像)
図1Aには、本実施の形態における情報提供システムの全体像が示されている。
グループ90は、例えば企業、団体、家庭等であり、その規模を問わない。グループ90には、複数の機器91である機器A、機器Bおよびホームゲートウェイ92が存在する。複数の機器91には、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)もあれば、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機、冷蔵庫等)も存在する。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、ホームゲートウェイ92を介してインターネットと接続可能となる機器が存在してもよい。またグループ90には複数の機器91を使用するユーザ1が存在する。
データセンタ運営会社110には、クラウドサーバ111が存在する。クラウドサーバ111とはインターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の管理、それらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社110が行っている役務については詳細を後述する。ここで、データセンタ運営会社110は、データ管理やクラウドサーバ111の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば複数の機器91のうちの一つの機器を開発・製造している機器メーカが、併せてデータ管理やクラウドサーバ111の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社110に該当する(図1B)。また、データセンタ運営会社110は一つの会社に限らない。例えば機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理やクラウドサーバ111の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社110に該当するものとする(図1C)。
サービスプロバイダ120は、サーバ121を保有している。ここで言うサーバ121とは、その規模は問わず例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダがサーバ121を保有していない場合もある。
なお、上記サービスにおいてホームゲートウェイ92は必須ではない。例えば、クラウドサーバ111が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ92は不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記サービスにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ90の機器A又は機器Bは、各ログ情報をデータセンタ運営会社110のクラウドサーバ111に送信する。クラウドサーバ111は機器A又は機器Bのログ情報を集積する(図1Aの(a))。ここで、ログ情報とは複数の機器91の、例えば運転状況や動作日時等を示す情報である。例えば、テレビの視聴履歴やレコーダーの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数などであるが、これらのものに限らずあらゆる機器から取得が可能なすべての情報をいう。ログ情報は、インターネットを介して複数の機器91自体から直接クラウドサーバ111に提供される場合もある。また複数の機器91から一旦ホームゲートウェイ92にログ情報が集積され、ホームゲートウェイ92からクラウドサーバ111に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111は、集積したログ情報を一定の単位でサービスプロバイダ120に提供する。ここで、データセンタ運営会社が集積した情報を整理してサービスプロバイダ120に提供することの出来る単位でもいいし、サービスプロバイダ120が要求した単位でもいい。一定の単位と記載したが一定でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化する場合もある。前記ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダ120が保有するサーバ121に保存される(図1Aの(b))。そして、サービスプロバイダ120は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。提供するユーザは、複数の機器91を使用するユーザ1でもよいし、外部のユーザ2でもよい。ユーザへのサービス提供方法は、例えば、サービスプロバイダから直接ユーザへ提供されてもよい(図1Aの(e)、(f))。また、ユーザへのサービス提供方法は、例えば、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111を再度経由して、ユーザに提供されてもよい(図1Aの(c)、(d))。また、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111がログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ120に提供してもよい。
なお、ユーザ1とユーザ2とは、別でも同一でもよい。
(実施の形態1)
実施の形態1について説明する。
まず、図2を用いて、本実施の形態に係る情報提供システム100の構成例について説明する。図2は、情報提供システム100の構成例を示すブロック図である。
図2において、本実施の形態の情報提供システム100は、サーバ10(本発明のサーバ装置の一例)と、機器20(本発明の情報提供装置の一例)とを有する。サーバ10と機器20は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、または、それらが混在したネットワークを介して接続される。なお、図2において、機器20は、1つのみ図示しているが、複数存在しているとする。
機器20は、例えば、テレビ、掃除機、空気洗浄機、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、電動歯ブラシ、ドライヤなどの家電製品であるとする。または、機器20は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレットといった情報端末であってもよいし、血糖値センサ等のセンサ、トイレ、バスルーム、ミラー、照明といった器具であってもよい。
また、サーバ10は、例として、機器20の製造元または販売元あるいはそれらの委託を受けた業者により運用・管理されるサーバであるとする。
サーバ10は、行動情報収集部11、行動分析部12、提示情報生成部13、提示情報送信部14を有する。
行動情報収集部11は、行動情報を収集し、図示しない記憶部(例えば、図10のRAM1005または記憶装置1006に相当)に記憶する。行動情報とは、自分の使用している機器(例えば、機器20と同一の機種または機器20と類似の機種)に故障が発生したときにユーザがとった行動に関する情報である。類似の機種とは、機器20の機種と類似する機種である。例えば、同一ブランドにおける上位機種と下位機種は、類似機種の関係にある。また、例えば、発売時期の異なる上位機種同士は、類似の機種の関係にある。行動情報は、各ユーザから適宜報告されるデータであり、例えばこのようなデータの集まりはビッグデータと呼ばれるデータである。行動情報収集部11は、行動情報を、機器20から収集してもよいし、または、機器20以外の所定の装置から収集してもよい。後者は、例えば、機器20が購入された店舗や機器20がメンテナンスされた店舗のコンピュータ、機器20のユーザが購入履歴やメンテナンス履歴を入力可能なウェブサイトを提供するサーバなどである。なお、行動情報は、ユーザが入力した情報でもよいし、機器が生成した情報でもよい。行動情報の具体例は、図4を用いて後述する。
行動分析部12は、行動情報収集部11で収集された行動情報を記憶部から読み出し、その行動情報に基づいて、各ユーザが機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する。例えば、行動分析部12は、各ユーザが、故障した機器を買い換えた(以下、「買換」という)、または、故障した機器を修理したか(以下、「修理」という)を分析する。
また、行動分析部12は、行動情報収集部11で収集された行動情報に基づいて、新たに購入した機種(以下、「買換機種」という)、または、修理に利用した修理先(以下、「修理先」という)を分析する。
上記各分析の詳細は、後述する。
提示情報生成部13は、行動分析部12で分析された行動(買換または修理)、買換機種、修理先に基づいて、提示情報を生成する。提示情報とは、機器20のユーザ(機器20と類似の機種のユーザを含んでもよい)に対して提示され、機器故障時にとるべき行動の選択について参考となる情報である。例えば、提示情報は、機器故障時に他のユーザがとった行動、他のユーザが買い換えた買換機種、他のユーザが依頼した修理先などの情報を含む。提示情報の生成の具体例は、図5を用いて後述する。
提示情報送信部14は、提示情報生成部13で生成された提示情報を、機器20(機器20と類似の機種を含んでもよい)へ送信する。
機器20は、提示情報受信部21、提示部22を有する。
提示情報受信部21は、サーバ10の提示情報送信部14から送信された提示情報を受信する。受信された提示情報は、図示しない記憶部(例えば、図10のRAM1005または記憶装置1006に相当)に記憶される。その後、図示しない情報処理部が記憶部から提示情報を読み出し、提示部22へ出力する。
提示部22は、提示情報受信部21で受信された提示情報を、所定の方法で機器20のユーザに提示する。提示の例としては、機器20が備えるディスプレイに提示情報の画像を表示する方法がある。この画像表示は、音(例えば、効果音、ガイド音声)の出力を伴ってもよい。提示情報の提示の具体例は、図5を用いて後述する。
次に、図3を用いて、本実施の形態に係る情報提供システム100の動作例について説明する。図3は、本実施の形態の情報提供システム100の動作例を示すシーケンス図である。なお、以下では、機器20の例を電子レンジとして説明する。
ステップS1において、サーバ10の行動情報収集部11は、例えばインターネットを介して所定の装置から行動情報を収集し、図示しない記憶部に記憶する。そして、行動情報収集部11は、収集した行動情報をまとめたデータテーブルを作成する。このデータテーブルの例を図4に示す。図4は、収集された行動情報をまとめた例である。
図4において、行動情報は、ユーザID301、機種ID302、行動種別303、買換機種ID304、および修理先305を含む。
ユーザID301は、機器20と同一の機種および機器20と類似の機種を使用しているユーザ毎に割り当てられた識別情報である。
機種ID302は、機種毎に割り当てられた識別情報である。ここでは、機器ID302は、修理を行ったユーザが現在使用している機種、または、買換を行ったユーザが買換前に使用していた機種を示す。
行動種別303は、機器故障時にユーザがとった行動の種別を示す情報である。ここでは、行動種別303は、買換または修理のいずれかとなる。
買換機種ID304は、機種ID302と同様、機種毎に割り当てられた識別情報である。ここでは、買換機種ID304は、買換を行ったユーザが現在使用している機種を示す。よって、修理を行ったユーザについては、買換機種ID304は、記録無し(図中ではハイフン)となる。
修理先305は、機種故障時に修理に出された場所(例えば、サポートセンタ、店舗など)を示す情報である。ここでは、修理先305は、機種ID302の機種の修理の依頼先を示す。よって、買換を行ったユーザについては、修理先305は、記録無し(図中ではハイフン)となる。
行動情報収集部11は、上述した行動情報を収集し、それらを統合し、図4に示すデータテーブルを作成する。このデータテーブルも、図示しない記憶部に記憶される。
ステップS2において、行動分析部12は、例えば、図4に示すデータテーブルを記憶部から読み出し、そのデータテーブルに基づいて、各ユーザが機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する。例えば、行動分析部12は、機種(機種ID302)毎に、買換を行ったユーザ(行動種別303が「買換」である数)、修理を行ったユーザ(行動種別303が「修理」である数)を検索し、検索したユーザ数をそれぞれ合計する。そして、行動分析部12は、合計したユーザ数のそれぞれについて全ユーザ数(行動情報の総数)における割合を算出する。この割合は、以下、「行動比率」という。行動比率としては、 例えば、以下の第1〜第3の行動比率が算出される。第1の行動比率は、機器20と同一の機種のユーザの行動比率である。第2の行動比率は、機器20と類似の機種のユーザの行動比率である。第3の行動比率は、機器20と同一の機種のユーザと機器20と類似の機種のユーザを合わせたユーザの行動比率である。
また、行動分析部12は、例えば、図4に示すデータテーブルに基づいて、買換を行ったユーザについては買換機種を分析する。例えば、行動分析部12は、機種(機種ID302)毎に、買換機種(買換機種ID304)を検索し、検索した買換機種数をそれぞれ合計する。そして、行動分析部12は、合計した買換機種数のそれぞれについて全買換機種数(所定の機種ID302における買換機種304の総数)における割合を算出する。この割合は、以下、「買換機種比率」という。買換機種比率としては、例えば、以下の第1〜第3の買換機種比率が算出される。第1の買換機種比率は、機器20と同一の機種のユーザの買換機種比率である。第2の買換機種比率は、機器20と類似の機種のユーザの買換機種比率である。第3の買換機種比率は、機器20と同一の機種のユーザと機器20と類似の機種のユーザを合わせたユーザの買換機種比率である。
また、行動分析部12は、例えば、図4に示すデータテーブルに基づいて、修理を行ったユーザについては修理先を分析する。例えば、行動分析部12は、機種(機種ID302)毎に、修理先(修理先305)を検索し、検索した修理先数をそれぞれ合計する。そして、行動分析部12は、合計した買換機種数のそれぞれについて全修理先数(所定の機種ID302における修理先305の総数)における割合を算出する。この割合は、以下、「修理先比率」という。修理先比率としては、例えば、以下の第1〜第3の修理先比率が算出される。第1の修理先比率は、機器20と同一の機種のユーザの修理先比率である。第2の修理先比率は、機器20と類似の機種のユーザの修理先比率である。第3の修理先比率は、機器20と同一の機種のユーザと機器20と類似の機種のユーザを合わせたユーザの修理先比率である。
ステップS3において、提示情報生成部13は、例えば、行動分析部12による分析結果(上述した行動比率、買換機種比率、修理先比率)を含む提示情報を生成する。例えば、提示情報生成部12は、分析結果を示すグラフ等を生成し、それを定型メッセージとともに表示する画像データを生成する。提示情報の提示例は、図5を用いて後述する。
ステップS4において、提示情報送信部14は、例えばインターネットを介して、機器20(機器20と類似の機種を含んでもよい)へ提示情報(例えば、上記画像データ)を送信する。なお、提示情報送信部14は、予め記憶している宛先情報に基づいて画像データの送信を行う。宛先情報とは、提示情報の送信先の機器(例えば、機器20、機器20と類似の機種、それら以外の装置)へアクセス可能な情報(例えば、IPアドレスなど)である。これにより、提示情報としての画像データは、機器20へ送信される。
なお、上述した提示情報の生成および送信は、例えば、機器20の所定の寿命が近付いた時、機器20が故障した時、機器20と同一の機種に発生した故障が一定数を超えた時などに行われるとする。
ステップS5において、機器20の提示情報受信部21は、提示情報送信部14から送信された提示情報(例えば、上記画像データ)を受信する。その後、例えば、受信された画像データは、図示しない記憶部へ記憶される。そして、所定のタイミングで提示部22により読み出される。
ステップS6において、提示部22は、提示情報を機器20のユーザに提示する。例えば、提示部22は、提示情報としての上記画像データを、機器20のディスプレイに表示する。この表示例を図5A〜図5Cに示す。
図5Aは、定型メッセージとともに、機器20と同一の機種を所定期間使用しているユーザが機器故障時にどのような行動をとったか(すなわち、上記第1の行動比率)をグラフで示す表示画像の例である。なお、上記所定の期間は、ユーザが選択することができる。例えば、ユーザは、図5Aに示すように、使用期間「1年以内」、「1年〜2年」、「2年〜3年」、「3年以上」のいずれかを選択できる。これにより、ユーザは、使用期間別の行動を把握することができる。
図5Aの表示画像においてユーザが機種種別「類似機種」をさらに選択すると、図5Bの画像が表示される。図5Bは、機器20と同一の機種を使用しているユーザおよび機器20と類似の機種を使用しているユーザが機器故障時にどのような行動をとったか(すなわち、上記第3の行動比率)をグラフで示す表示画像の例である。また、図5Bの画像表示の場合も、上述した図5Aの画像表示の場合と同様に、ユーザが使用期間を選択してもよい。なお、図5Aの表示画像においてユーザが「類似機種」を選択した場合、図5Bの画像の代わりに、機器20と類似の機種を使用しているユーザが機器故障時にどのような行動をとったか(すなわち、上記第2の行動比率)のみをグラフで示す画像を表示してもよい。
一方、図5Aの表示画像においてユーザが「買換」の表示を選択する操作(例えば、「買換」の表示部分に対するタッチ操作またはポインタなどで指定する操作)を行うと、図5Cの画像が表示される。図5Cは、機器20と同一の機種を使用しているユーザが機器故障時にどの機種に買い換えたか(すなわち、上記第1の買換機種比率)を一覧表で示す表示画像の例である。なお、図示は省略するが、図5Aの表示画像においてユーザが「修理」を選択した場合、機器20と同一の機種を使用しているユーザが機器故障時にどこに修理を依頼したか(すなわち、上記第1の修理先比率)を一覧表で示す画像が表示される。
以上のように、本実施の形態では、所定の機器を使用しているユーザに対して、その機器と同一機種または類似機種を使用している他のユーザが機器故障時にどのような行動をとったかを示す情報を提供することを特徴とする。従って、機器について買換または修理のどちらを選択すべきかについて、参考となる情報をユーザに提供できる。その結果、ユーザは、他のユーザの行動を参考にして、買換、修理、またはその他の行動を選択することができる。
なお、本実施の形態1では、以下の変形が可能である。
例えば、図5A〜図5Cに示すグラフでは、パーセンテージを示したが、それと一緒にまたはその代わりに、買換を行ったユーザの総数、修理を行ったユーザの総数、買換機種の台数を表示するようにしてもよい。
また、例えば、行動種別を買換と修理の2つとして説明したが、その他の行動種別(例えば、廃棄や不明)などを含んでもよい。
また、例えば、行動情報は、機器20の利用状況等を示す利用ログに含まれていてもよい。利用ログは、機器20がユーザに使用された時などにおいて、機器20によって生成され、サーバ10へ送信される。
(実施の形態2)
実施の形態2について説明する。
本実施の形態では、ユーザが機器の買換志向が高いか否かを判定し、その判定結果に応じて提示情報の表示を制御することを目的とする。
まず、図6を用いて、本実施の形態に係る情報提供システム100の構成例について説明する。図6は、情報提供システム100の構成例を示すブロック図である。図6において、図1と同じ構成については同一符号を付し、その説明は省略する。
サーバ10は、提示情報生成部13、提示情報送信部14の他に、履歴情報収集部15、買換志向判定部16を有する。
履歴情報収集部15は、履歴情報を収集する。履歴情報とは、例えば、機器20を使用しているユーザ、または、機器20と同一の機種を使用している他のユーザの、機器を購入した履歴(以下、「購入履歴」という)、機器をメンテナンスした履歴(以下、「メンテナンス履歴」という)を含む情報である。履歴情報収集部15は、履歴情報を、機器20から収集してもよいし、または、機器20以外の所定の装置から収集してもよい。後者は、例えば、機器20が購入された店舗や機器20がメンテナンスされた店舗のコンピュータ、機器20のユーザが購入履歴やメンテナンス履歴を入力可能なウェブサイトを提供するサーバなどである。なお、履歴情報は、ユーザが入力した情報でもよいし、機器が生成した情報でもよい。履歴情報の具体例については、図7を用いて後述する。
買換志向判定部16は、履歴情報収集部15で収集された履歴情報に基づいて、ユーザの買換志向が高いか低いかを判定する。買換志向の判定の具体例は、後述する。
提示情報生成部13は、買換志向判定部16による判定結果に基づいて、提示情報を生成する。提示情報の生成および表示の具体例は、後述する。
次に、図7を用いて、本実施の形態に係る情報提供システム100の動作例について説明する。図7は、本実施の形態の情報提供システム100の動作例を示すシーケンス図である。なお、以下では、機器20の例を電子レンジとして説明する。
ステップS11において、サーバ10の履歴情報収集部15は、例えばインターネットを介して履歴情報を収集する。ここで、収集された履歴情報の例を図8に示す。図8Aは、購入履歴を示す履歴情報(以下、「購入履歴情報」という)の例を示す。図8Bは、メンテナンス履歴を示す履歴情報(以下、「メンテナンス履歴情報」という)の例を示す。
図8Aにおいて、購入履歴情報は、ユーザID700、購入日701、購入機種ID702、購入店舗703を含む。ユーザID700は、ユーザ毎に割り当てられた識別情報である。購入日701は、購入機種ID702が示す機種をユーザが購入した年月日を示す情報である。購入機種ID702は、ユーザにより購入された機種を示す識別情報である。購入店舗703は、購入機種ID702が示す機種をユーザが購入した店舗(通販用のウェブサイトを含んでもよい)を示す情報である。このように、購入履歴情報は、ユーザ毎に収集される。
図8Bにおいて、メンテナンス履歴情報は、ユーザID700、メンテナンス日704、メンテナンス内容705、メンテナンス機種ID706、メンテナンス店舗707を含む。ユーザID700は、ユーザ毎に割り当てられた識別情報であり、購入履歴情報のユーザID700と対応する。メンテナンス日704は、ユーザが使用している機種がメンテナンスされた年月日を示す情報である。メンテナンス内容705は、メンテナンスの内容を示す情報である。図8Bでは、例として、メンテナンス内容705を全て「部品交換」としているが、これに限定されない。メンテナンス機種ID706は、メンテナンスされた機種を示す識別情報である。メンテナンス店舗707は、メンテナンス内容705が示す内容をユーザが依頼した店舗を示す情報である。このように、購入履歴情報は、ユーザ毎に収集される。なお、本実施の形態では、購入履歴情報とメンテナンス履歴を別々としたが、それらは1つのユーザID700に紐付けられてもよい。
ステップS12において、買換志向判定部16は、履歴情報収集部15で収集された履歴情報(例えば、図8Aに示す購入履歴情報、図8Bに示すメンテナンス履歴情報)に基づいて、ユーザ毎に買換志向が高いか否かを判定する。この動作の具体例を以下に説明する。
まず、買換志向判定部16は、図8Aのデータテーブルにおいて、ユーザID700毎に、所定期間における購入機種ID702の数(以下、「ユーザ別買換数」という)をカウントし、記憶する。ユーザ別志向比率が大きいということはユーザが買換を頻繁に行っていることを示し、ユーザ別志向比率が小さいということはメンテナンスを頻繁に行っていることを示す。
次に、買換志向判定部16は、図8Bのデータテーブルにおいて、ユーザID700毎に、上記所定期間と同じ期間におけるメンテナンス内容705の数(以下、「ユーザ別メンテナンス数」)をカウントし、記憶する。なお、買換志向判定部16は、メンテナンス内容705に応じて重み付けをした上でカウントしてもよい。例えば、小さな部品の交換よりも大きな部品の交換の方により大きな重みを付けるとよい。
次に、買換志向判定部16は、判定対象となる一のユーザを選択し、当該ユーザのユーザ別買換数/当該ユーザのユーザ別メンテナンス数を算出する。この算出結果を、以下「ユーザ別志向比率」という。
次に、買換志向判定部16は、選択したユーザ以外の全てのユーザを選択し、当該ユーザ群のユーザ別買換数の合計/当該ユーザ群のメンテナンス数の合計を算出する。この算出結果を、以下「他ユーザ平均志向比率」という。
次に、買換志向判定部16は、ユーザ別志向比率と他ユーザ平均志向比率を比較する。比較の結果、ユーザ別志向比率の方が大きい場合、判定対象として選択した一のユーザは買換志向が高いと判定する。一方、比較の結果、ユーザ別志向比率の方が小さい場合、判定対象として選択した一のユーザは買換志向が低い(修理志向は高い)と判定する。
以上、ステップS12の処理の具体例を説明した。なお、上記判定処理は一例であり、その他の処理により買換志向の高低を判定してもよい。
ステップS3において、提示情報生成部13は、判定された買換志向の高低に基づいて、提示情報を生成する。この動作の具体例を以下に説明する。
ユーザの買換志向が高い場合、提示情報生成部13は、ユーザに買換を促進する内容の提示情報を生成する。この提示情報は、例えば、ユーザに買換を促す定型メッセージとともに、買換候補としての機種の画像等を含む画像データ(以下、「買換促進用画像データ」という)である。
ユーザの買換志向が低い場合(修理志向が高い場合)、提示情報生成部13は、ユーザに修理を促進する内容の提示情報を生成する。この提示情報は、例えば、ユーザに修理を促す定型メッセージとともに、修理先の連絡先等を含む画像データ(以下、「修理促進用画像データ」という)である。
なお、提示情報生成部13は、買換促進用画像データまたは修理促進用画像データのいずれかを生成してもよいし、または、両方とも生成してもよい。
また、提示情報の生成のタイミングは、定期的であってもよいし、ユーザが現在使用している機器20の寿命の到来が予想される時であってもよいし、または、ユーザが現在使用している機器20が故障した時(故障時以降の所定期間内を含む)であってもよい。
ステップS4、S5、S6の処理は、図3で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
ステップS6における提示情報の表示例を図9Aおよび図9Bに示す。図9Aおよび図9Bはともに、ユーザの買換志向が高い場合の表示例である。
図9Aは、買換促進用画像データを機器20のディスプレイ全体に表示した場合の例を示す。この表示では、ユーザに買換を促す定型メッセージとともに、買換候補の機種を閲覧するためのボタンが2つ(「新製品を見る」、「人気製品を見る」)表示されている。ユーザがいずれかのボタンを選択すると、買換候補の機種を紹介する画像が表示される。
図9Bは、買換促進用画像データおよび修理促進用画像データを機器20のディスプレイに分けて表示した場合の例を示す。買換促進用画像データは、図9Aに示すものと同じである。また、買換促進用画像データは、ディスプレイ全体には表示されないが、修理促進用画像データよりは大きく表示される。一方、修理促進用画像データとして、ユーザに修理を促す定型メッセージおよび修理先の連絡が表示されている。なお、図9Bの場合における2つの画像データの表示領域の比率は、予め定められているとする。
図9A、図9Bでは、ユーザの買換志向が高い場合の表示例を示したが、ユーザの修理志向が高い場合(ユーザの買換志向が低い場合)は、以下の表示となる。すなわち、機器20のディスプレイ全体に修理促進用画像データが表示される。または、機器20のディスプレイが大きさの異なる2つの領域に分割された上で、大きい方の領域に修理促進用画像データが表示され、小さい方の領域に買換促進用画像データが表示される。
以上のように、本実施の形態では、ユーザが機器の買換志向が高いか否かを判定し、その判定結果に応じて提示情報の表示を制御することを特徴とする。この特徴により、ユーザは自分の志向に合った情報を受け取ることができるので、効果的にユーザの行動を促進することができる。
なお、本実施の形態2では、以下の変形が可能である。
例えば、図6に示したサーバ10において、行動情報収集部11および行動分析部12を備えるようにしてもよい。これにより、本実施の形態において生成、表示される提示情報として、例えば、図5A〜図5Cに示す画像表示を適用できる。
また、例えば、履歴情報は、購入履歴やメンテナンス履歴だけでなく、ユーザがウェブサイトで機器を検索した履歴(以下、「検索履歴」という)であってもよい。その場合、買換志向判定部16は、所定の機器について検索した回数が閾値以上である場合、買換志向が高いと判定する。
また、例えば、ユーザの買換志向が高い場合、買換促進用画像データの表示領域を大きくすることで優先的に表示する例について説明したが、優先表示の方法は、表示領域を大きくすることに限定されない。例えば、買換促進用画像データについて、誘目性を大きくしたり、画像データ中に特定のシンボルを含むようにしたりしてもよい。また、買換促進用画像データと修理促進用画像データの両方を表示する場合には、図9Bのように領域を分けて同時に表示するのではなく、図9Aのような全画面表示を順番に行うようにしてもよい。例えば、先に買換促進用画像データを所定期間表示し、その後、修理促進用画像データを、買換促進用画像データの表示期間よりも短い期間で表示するようにしてもよい。
また、例えば、ユーザの買換志向が高い場合、買換促進用画像データの生成、表示のタイミングを早めたり、表示の頻度を多くしたりしてもよい。例えば、ユーザが現在使用している機器20の寿命の到来が予想される時よりも前に、定期的に買換促進用画像データを生成し、表示するようにする。一方で、ユーザの買換志向が低い場合、ユーザが現在使用している機器20が故障した時に初めて、修理促進用画像データを表示するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態1、2について図面を参照して詳述してきたが、上述したサーバ10や機器20の各部の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
図10は、各装置の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータ1000は、 キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置1001、ディスプレイやスピーカーなどの出力装置1002、CPU(Central Processing Unit)1003、ROM(Read Only Memory)1004、RAM(Random Access Memory)1005を備える。また、コンピュータ1000は、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置1006、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置1007、ネットワークを介して通信を行うネットワークカード1008を備える。上述した各部は、バス1009により接続される。
そして、読取装置1007は、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置1006に記憶させる。あるいは、ネットワークカード1008が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置1006に記憶させる。
そして、CPU1003が、記憶装置1006に記憶されたプログラムをRAM1005にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM1005から順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
(サービスの類型1:自社データセンタ型)
図11は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ120がグループ90から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダ120が、データセンタ運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダ120が、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ111を保有している。従って、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ120は、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、OS(202)及びアプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型2:IaaS利用型)
図12は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110がデータセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、OS(202)及びアプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、サービスプロバイダ120が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型3:PaaS利用型)
図13は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、OS(202)を管理し、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、アプリケーション(201)を管理する。サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社110が管理するOS(202)及びサービスプロバイダ120が管理するアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
(サービスの類型4:SaaS利用型)
図14は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(クラウドサーバ111)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーション201を、データセンタ(クラウドサーバ111)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社110は、アプリケーション(201)を管理し、OS(202)を管理し、データセンタ(クラウドサーバ111)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ120は、データセンタ運営会社110が管理するOS(202)及びアプリケーション(201)を用いてサービス提供を行う(204)。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ120がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダ120若しくはデータセンタ運営会社110は、OS202、アプリケーション201若しくはビッグデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
また、本発明は、上記実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲においての変形を可能とする。
2013年8月29日出願の特願2013−177690の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、家庭用電化製品に関する情報をユーザに提供する技術(例えば、装置、システム、方法、プログラムなど)に有用である。
1、2 ユーザ
10 サーバ
11 行動情報収集部
12 行動分析部
13 提示情報生成部
14 提示情報送信部
15 履歴情報収集部
16 買換志向判定部
20 機器
21 提示情報受信部
22 提示部
90 グループ
91 機器
92 ホームゲートウェイ
100 情報提供システム
110 データセンタ運営会社
111 クラウドサーバ
120 サービスプロバイダ
121 サーバ
201 アプリケーション
202 OS
203 データセンタ
204 サービス提供
301、700 ユーザID
302 機種ID
303 行動種別
304 買換機種ID
305 修理先
701 購入日
702 購入機種ID
703 購入店舗
704 メンテナンス日
705 メンテナンス内容
706 メンテナンス機種ID
707 メンテナンス店舗
1000 コンピュータ
1001 入力装置
1002 出力装置
1003 CPU
1004 ROM
1005 RAM
1006 記憶装置
1007 読取装置
1008 ネットワークカード
1009 バス

Claims (10)

  1. サーバ装置で生成された提示情報を受信して所定の記憶部に記憶する提示情報受信部と、
    前記記憶部から読み出した前記提示情報を、所定の機器のユーザに提示する提示部と、を有し、
    前記提示情報は、
    少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが自分の使用している機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す情報である、
    情報提供装置。
  2. 前記提示情報は、
    前記行動として買換が行われた場合に新たに購入された買換機種を示す情報を含む、
    請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記提示情報は、
    前記行動として修理が行われた場合に利用された修理先を示す情報を含む、
    請求項1記載の情報提供装置。
  4. 前記提示情報は、
    少なくとも買換志向が高いと判定されたユーザに対して買換を促進する情報および修理志向が高いと判定されたユーザに対して修理を促進する情報のいずれか一方を含む、
    請求項1記載の情報提供装置。
  5. ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶する行動情報収集部と、
    前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する行動分析部と、
    前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成する提示情報生成部と、
    前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信する提示情報送信部と、を有する、
    サーバ装置。
  6. 前記行動分析部は、
    前記行動情報に基づいて、前記行動として買換が行われたと分析した場合、買換機種を判定し、
    前記提示情報生成部は、
    前記買換機種を複数示す情報を含むように前記提示情報を生成する、
    請求項5記載のサーバ装置。
  7. 前記行動分析部は、
    前記行動情報に基づいて、前記行動として修理が行われたと分析した場合、修理先を判定し、
    前記提示情報生成部は、
    前記修理先を複数示す情報を含むように前記提示情報を生成する、
    請求項5記載のサーバ装置。
  8. ユーザが機器を購入した履歴またはユーザが機器をメンテナンスした履歴に関する履歴情報を収集する履歴情報収集部と、
    前記履歴情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザの買換志向が高いか否かを判定する買換志向判定部と、
    前記買換志向が高いと判定した場合は前記ユーザに買換を促進する提示情報を生成する一方で、前記買換志向が低いと判定した場合は前記ユーザに修理を促進する提示情報を生成する提示情報生成部と、
    前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信する提示情報送信部と、を有する、
    請求項5記載のサーバ装置。
  9. ネットワークに配置されたサーバ装置で行われる情報提供方法であって、
    ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶するステップと、
    前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析するステップと、
    前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成するステップと、
    前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信するステップと、を有する、
    情報提供方法。
  10. ネットワークに配置されたコンピュータに実行させる情報提供プログラムであって、
    ユーザが自分の使用している機器の故障時にとった行動に関する行動情報を収集して所定の記憶部に記憶する処理と、
    前記記憶部から読み出した前記行動情報に基づいて、前記ユーザ毎に、当該ユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを分析する処理と、
    前記分析の結果に基づいて、少なくとも前記機器と同一の機種および前記機器と類似の機種のいずれか一方のユーザが前記機器の故障時にどのような行動をとったかを行動別に示す提示情報を生成する処理と、
    前記提示情報を前記ユーザの使用する装置へ送信する処理と、を実行させる、
    情報提供プログラム。
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