JPWO2015020102A1 - 遠心振子式吸振装置 - Google Patents

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Abstract

質量体(12)の径方向の長さや厚みを増加させずに質量体(12)の重量を大きくする。支持部材(11)を介して対向する2つの錘(120)を有する質量体(12)を備える。2つの錘(120)のそれぞれに外側面(120a)から内側面(120b)に向けて凹む凹部(121)を形成し、各凹部(121)に、錘(120)より比重の大きな材料によって形成された付加錘(130)を取り付ける。

Description

本発明は、遠心振子式吸振装置に関する。
従来、遠心振子式吸振装置としては、回転要素に対して同軸に取り付けられる円環状の支持部材と、各々が支持部材により揺動自在に支持されると共に周方向に隣り合うよう配置される複数の質量体と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遠心振子式吸振装置では、各質量体は、支持部材を介して対向する円弧状の2つの錘がリベットなどの連結部材によって連結されることにより、構成されている。
独国特許出願公開第10 2010 049 558 A1
一般に、遠心振子式吸振装置では、各質量体の重量を大きくすることにより、振動の減衰効果を向上させることができる。しかしながら、質量体の質量を大きくするために、2つの錘の径方向の長さや厚みを増加させると、装置の大型化、即ち、装置の外径や軸長の増加を招いてしまう。
本発明の遠心振子式吸振装置は、装置の大型化を抑制しつつ振動の減衰効果を向上させることを主目的とする。
本発明の遠心振子式吸振装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の遠心振子式吸振装置は、
回転要素に取り付けられる支持部材と、各々が前記支持部材により揺動自在に支持されると共に周方向に隣り合うよう配置される複数の質量体と、を備える遠心振子式吸振装置であって、
前記質量体は、前記支持部材を介して対向するよう連結される2つの錘を有し、
前記錘には、該錘の表面から該錘の内側に向けて凹む凹部が形成されており、
前記凹部には、前記錘より比重の大きな材料により形成された付加錘が取り付けられている、
ことを要旨とする。
この本発明の遠心振子式吸振装置では、複数の質量体が、回転要素に取り付けられる支持部材によりそれぞれ揺動自在に支持されると共に周方向に(回転要素や支持部材の軸心に対する同心円上で)隣り合うように配置されており、各質量体の2つの錘には、錘の表面から錘の内側に向けて凹む凹部が形成されており、各凹部には、錘より比重の大きな材料により形成された付加錘が取り付けられている。これにより、質量体の径方向(回転要素や支持部材の軸方向に平行な方向(質量体の軸方向)に直交する方向で且つ回転要素や支持部材の軸心から離間する方向)の長さや厚みを増加させずに質量体の重量を大きくすることができる。この結果、装置の大型化を抑制しつつ振動の減衰効果を向上させることができる。
こうした本発明の遠心振子式吸振装置において、前記凹部は、前記錘の周方向の両端部に形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、質量体の重心周りの重心モーメントをより大きくすることができる。
また、本発明の遠心振子式吸振装置において、前記凹部は、前記錘の軸方向(回転要素や支持部材の軸方向に平行な方向)の外側面と内側面とのうち一方から他方に向けて凹む凹部であり、前記錘の前記凹部の底面および前記付加錘には、貫通孔が形成されており、前記2つの錘は、前記錘の前記凹部および前記付加錘の貫通孔に挿通されるリベットにより連結されている、ものとすることもできる。こうすれば、2つの錘の連結と各錘の凹部への付加錘の取付とを容易に行なうことができる。この態様の本発明の遠心振子式吸振装置において、前記付加錘には、前記リベットの両端部を収容するリベット用凹部が形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、質量体の軸方向の長さをより短くすることができる。
さらに、本発明の遠心振子式吸振装置において、前記凹部は、前記錘の軸方向の外側面から内側面に向けて凹む凹部である、ものとすることもできる。こうすれば、凹部が錘の軸方向の内側面から外側面に向けて凹む凹部であるものに比して、各錘の凹部への付加錘の取付を容易に行なうことができる。
加えて、本発明の遠心振子式吸振装置において、前記錘には、前記凹部の底面を形成すると共に前記2つの錘の連結方向に突出する突出部が形成されており、前記2つの錘の突出部により構成される取付部には、緩衝部材が取り付けられている、ものとすることもできる。こうすれば、質量体の揺動に伴う、緩衝部材と支持部材との衝突時や周方向に隣り合う質量体の緩衝部材同士の衝突時の衝撃を低減することができ、装置の耐久性を向上させることができる。また、凹部が錘の軸方向の外側面から内側面に向けて凹む凹部である場合に、板体に対するプレス加工での錘の製造をより容易なものとすることができる。即ち、錘が内側面側(2つの錘の連結方向)に突出する突出部を有する形状であるため、錘を形成するためにプレス加工を行なう場合、凹部を形成するために移動させられる材料が突出部側に逃げることができ、プレス加工での錘の製造をより容易なものとすることができるのである。
錘に突出部が形成されている態様の本発明の遠心振子式吸振装置において、前記凹部および前記突出部は、板体にプレス加工を施して形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、凹部および突出部の形成を容易に行なうことができる。
また、錘に突出部が形成されている態様の本発明の遠心振子式吸振装置において、前記突出部および前記付加錘には、貫通孔が形成されており、前記2つの錘は、前記突出部および前記付加錘の貫通孔に挿通されるリベットにより連結されている、ものとすることもできる。こうすれば、2つの錘の連結と各錘の凹部への付加錘の取付とを容易に行なうことができる。この態様の本発明の遠心振子式吸振装置において、前記付加錘には、前記リベットの両端部を収容するリベット用凹部が形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、質量体の軸方向の長さをより短くすることができる。
本発明の遠心振子式吸振装置において、前記2つの錘は、前記錘より比重の大きな材料により形成されたリベットにより連結されており、前記リベットの両端部は、前記付加錘として機能するよう前記凹部内に配置されている、ものとすることもできる。こうすれば、2つの錘を連結するリベットを付加錘としても機能させることができる。
また、本発明の遠心振子式吸振装置において、前記質量体は、振子支点周りに揺動すると共に重心周りに回転するよう前記支持部材により支持される、ものとすることもできる。こうすれば、振子支点周りの回転だけでなく、質量体の重心周りの回転モーメントも利用して、支持部材に伝達される振動を減衰させることができる。この結果、遠心振子式吸振装置による振動の減衰効果をより向上させることができる。
本発明の一実施例としての遠心振子式吸振装置10を備える発進装置1の構成の概略を示す構成図である。 遠心振子式吸振装置10の正面図である。 図2の遠心振子式吸振装置10のA−A断面を示すA−A断面図である。 図2の遠心振子式吸振装置10のB−B断面を示すB−B断面図である。 図2の遠心振子式吸振装置10のC−C断面を示すC−C断面図である。 変形例の遠心振子式吸振装置10Bの質量体12Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の遠心振子式吸振装置10Cの質量体12Cの構成の概略を示す構成図である。 変形例の遠心振子式吸振装置10Dの質量体12Dの構成の概略を示す構成図である。 変形例の遠心振子式吸振装置10Eの質量体12Eの構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての遠心振子式吸振装置10を備える発進装置1の構成の概略を示す構成図であり、図2は、遠心振子式吸振装置10の正面図であり、図3〜図5は、それぞれ、図2の遠心振子式吸振装置10のA−A断面,B−B断面,C−C断面を示すA−A断面図,B−B断面図,C−C断面図である。
実施例の発進装置1は、図示するように、車両に搭載され、原動機としてのエンジン(内燃機関)からの動力を変速装置としての自動変速機(AT)や無段変速機(CVT)に伝達する装置として構成されている。この発進装置1は、エンジンのクランクシャフトに連結されるフロントカバー(入力部材)3と、フロントカバー3に固定されたポンプインペラ(入力側流体伝動要素)4と、ポンプインペラ4と同軸に回転可能なタービンランナ(出力側流体伝動要素)5と、タービンランナ5からポンプインペラ4への作動油(作動流体)の流れを整流するステータ6と、変速装置の入力軸ISに固定されるダンパハブ(出力部材)7と、ダンパハブ7に接続されたダンパ機構8と、フロントカバー3とダンパ機構8とに介在する単板摩擦式または多板摩擦式のロックアップクラッチ機構9と、ダンパ機構8に連結される遠心振子式吸振装置10およびダイナミックダンパ30と、を備える。
ポンプインペラ4とタービンランナ5とは、互いに対向しており、両者の間には、ポンプインペラ4やタービンランナ5と同軸に回転可能なステータ6が配置されている。また、ステータ6の回転方向は、ワンウェイクラッチ61により一方向に設定されている。ポンプインペラ4とタービンランナ5とステータ6とは、作動油を循環させるトーラス(環状流路)を形成し、トルク増幅機能を有するトルクコンバータとして機能する。なお、発進装置1において、ステータ6やワンウェイクラッチ61を省略し、ポンプインペラ4およびタービンランナ5を流体継手として機能させるものとしてもよい。
ダンパ機構8は、ロックアップクラッチ機構9のロックアップピストンと一体回転可能なドライブ部材(入力要素)80と、複数の第1コイルスプリング(第1弾性体)81と、複数の第1コイルスプリング81を介してドライブ部材80と係合する中間部材(中間要素)82と、複数の第2コイルスプリング(第2弾性体)83と、複数の第2コイルスプリング83を介して中間部材82と係合すると共にダンパハブ7に固定されたドリブン部材(出力要素)84と、を備える。
ロックアップクラッチ機構9は、図示しない油圧制御装置からの油圧により作動する機構であり、ダンパ機構8を介してフロントカバー(入力部材)3とダンパハブ7即ち変速装置の入力軸ISとを連結するロックアップを実行すると共にそのロックアップを解除する。ロックアップクラッチ機構9によりロックアップが実行されると、原動機としてのエンジンからの動力は、フロントカバー3,ロックアップクラッチ機構9,ドライブ部材80,第1コイルスプリング81,中間部材82,第2コイルスプリング83,ドリブン部材84,ダンパハブ7の経路を介して変速装置の入力軸ISに伝達される。このとき、フロントカバー3に入力されるトルクの変動は、主として、ダンパ機構8の第1コイルスプリング81および第2コイルスプリング83により吸収される。
ダイナミックダンパ30は、ダンパ機構8のドリブン部材84に連結されており、質量体としてのタービンランナ5と、ドリブン部材84とタービンランナ5とに介在する複数の第3スプリング(第3弾性体)32と、を備える。ここで、「ダイナミックダンパ」は、振動体の共振周波数に一致する周波数(エンジン回転数)で振動体に逆位相の振動を付加して振動を吸収する(減衰させる)機構であり、振動体に対してトルクの伝達経路に含まれないようにスプリングと質量体とを連結することによって構成されている。また、第3スプリングの剛性や質量体の重さを調整することにより、ダイナミックダンパ30を所望の周波数で作用させることができる。このダイナミックダンパ30をダンパ機構8のドリブン部材84に連結することにより、ロックアップ時には、遠心振子式吸振装置10とダイナミックダンパ30との双方によって、ドリブン部材84ひいてはダンパ機構8全体の振動を良好に吸収する(減衰させる)ことができる。
遠心振子式吸振装置10は、図2に示すように、ダンパ機構8の回転要素としてのドリブン部材84(図1参照)に対して同軸に取り付けられる支持部材(フランジ)11と、それぞれ支持部材11に揺動自在に支持されると共に周方向に(ドリブン部材84や支持部材11の軸心に対する同心円上で)隣り合うよう配置される複数(実施例では3個)の質量体12と、を備える。この遠心振子式吸振装置10では、支持部材11の回転に伴って複数の質量体12が支持部材11に対して揺動することにより、ダンパ機構8のドリブン部材84にドリブン部材84の振動(共振)とは逆位相の振動を付加して振動を吸収する。
支持部材11は、例えば鉄などによって形成された金属板にプレス加工を施すなどして形成された環状プレートとして構成されており、図示しないリベットを介してダンパ機構8のドリブン部材84に連結されている。したがって、支持部材11は、ドリブン部材84と同軸で且つ一体に回転する。なお、支持部材11は、ダンパ機構8のドライブ部材80や中間部材82に連結されるものとしてもよい。
また、支持部材11は、小径部110と、小径部110から径方向外側に突出すると共に各質量体12を揺動自在に支持する複数(実施例では3つ)の大径部112と、を備える。各大径部112には、対応する質量体12が予め定められた軌道に沿って移動するよう、その質量体12の2つのガイド開口部125a,125bと共に2つのガイドローラ127をガイドするための、2つのガイド開口部(支持部材側ガイド切欠部)115a,115bが形成されている。ガイド開口部115aとガイド開口部115bとは、それぞれ支持部材11の径方向外側に向けて凸となる曲線を軸線とする左右非対称の長穴として形成されており、且つ、互いに鏡像となる形状に形成されている。なお、ガイド開口部115aとガイド開口部115bとは、左右対称の長穴として形成されるものとしてもよい。ガイド開口部115aとガイド開口部115bとは、1つの質量体12に対して1つずつ、質量体12の揺動中心線(振子支点(発進装置1や遠心振子式吸振装置10の軸心)と作用点とを結ぶ線(図2の点線参照))に対して対称に間隔をおいて周方向に配置されている。
各質量体12は、図2〜図5に示すように、支持部材11の軸方向(図2の紙面を貫通する方向)に対向するよう連結される2つの錘120と、各錘120に形成された2つのガイド開口部(質量体側ガイド切欠部)125a,125bと、ガイド開口部125a,125bと支持部材11のガイド開口部115a,115bとにガイドされて転動する2つのガイドローラ127と、質量体12の重量を大きくするための付加錘130と、を備える。
各錘120は、例えば鉄などによって形成されており、図2に示すように、支持部材11の軸方向に見て、支持部材11の大径部の外周に沿うよう略円弧状に湾曲すると共に質量体12の揺動中心線(図2の点線参照)に対して左右対称となる形状に形成されている。この各錘120の周方向の両端部の外周部(各錘120の径方向(ドリブン部材84や支持部材11の軸方向に直交する方向で且つこれらの軸心から離間する方向)の略中央より外周側の部分)には、図2や図5に示すように、錘120の軸方向(ドリブン部材84や支持部材11の軸方向に平行な方向)の外側面120aから軸方向の内側面120bに向けて凹む凹部121と、その凹部121の底面121aを形成すると共に錘120の連結方向(対向する錘120側)に突出する突出部122と、が形成されている。この凹部121や突出部122は、実施例では、平坦な金属板(板体)にプレス加工を施すことによって形成するものとした。また、各錘120の突出部122には、貫通孔123が形成されている。
各錘120の凹部121には、錘120より比重の大きな材料(例えば、ニッケルや銅,モリブデンなど)によって形成された付加錘130が配置されている。この付加錘130は、凹部121に整合するよう(凹部121の体積(面積および深さ)と体積(面積および厚み)が略同一となるよう)形成されている。また、付加錘130には、図5に示すように、錘120の凹部121に配置されたときに突出部122の貫通孔123に整合する位置に(貫通孔123の延長線上に)、貫通孔131が形成されている。
各質量体12は、2つの錘120が対向して突出部122同士が当接すると共に2つの錘120のそれぞれの凹部121に付加錘130が配置されている状態、即ち、付加錘130の貫通孔131,突出部122の貫通孔123,突出部122の貫通孔123,付加錘130の貫通孔131がこの順で互いに整合している状態で、貫通孔131,123,123,131にリベット140が挿通されてその先端部142がカシメられて連結されることにより、構成されている。なお、リベット140の頭部141および先端部(カシメ部)142は、付加錘130の外側面130aから図5の左右方向に突出している。
このように、2つの錘120の外側面120a側に形成された各凹部121に付加錘130を取り付けることにより、質量体12(錘120)の径方向の長さや厚みを増加させるものや錘120に凹部121を形成せずに外側面120aに隣接して付加錘130を取り付けるものに比して、質量体12(錘120)の径方向の長さや厚みを増加させずに質量体12の重量を大きくすることができる。また、2つの錘120の外側面120a側に各凹部121が形成されることにより、内側面120b側に各凹部が形成されるものに比して、各錘120の凹部121に付加錘130を容易に取り付けることができる。さらに、錘120の凹部121および突出部122をプレス加工によって形成することにより、加工を容易に行なうことができる。具体的には、錘120が内側面120b側(2つの錘の連結方向)に突出する突出部122を有する形状であるため、錘120を形成するためにプレス加工を行なう場合、凹部121を形成するために移動させられる材料が突出部122側に逃げることができ、プレス加工での錘120の製造を容易なものとすることができるのである。加えて、2つの錘120と2つの錘120の各凹部121に配置された付加錘130とをリベット140によって連結して質量体12を構成することにより、2つの錘120の連結と各錘120の凹部121への付加錘131の取付とを容易に行なうことができる。
各質量体12において、2つの錘120の突出部122同士の当接によって形成された取付部124には、図2や図5に示すように、ゴム材などの弾性体によって形成された緩衝部材150が取り付けられている。ここで、緩衝部材150は、内周が取付部124の外周に整合する枠体として構成されている。したがって、取付部124の体積をより大きくすることができ、質量体12の重量をより大きくすることができる。
質量体12のガイド開口部125aとガイド開口部125bとは、それぞれ支持部材11の中心(振子支点)に向けて凸となる曲線を軸線とする左右非対称の長穴として形成されており、且つ、互いに鏡像となる形状に形成されている。なお、ガイド開口部125a,125bは、左右対称の長穴として形成されるものとしてもよい。ガイド開口部125aとガイド開口部125bとは、1つの質量体12に対して1つずつ、質量体12の揺動中心線(図2の点線参照)に対して対称に間隔をおいて周方向に配置されている。
ガイドローラ127は、図2や図4に示すように、小径ローラ128と大径ローラ129とが一体化されて構成されている。小径ローラ128は、大径ローラ129の軸方向の両側に突出しており、2つの錘120のガイド開口部125a,125bに転動自在に挿入されて、質量体12即ち2つの錘120により転動自在に支持されている。この小径ローラ128は、基本的には、対応するガイド開口部125a,125bの径方向内側の内周面125sに沿って転動する。また、大径ローラ129は、各質量体12のガイド開口部125a、125bに対応するガイド開口部115a,115bに転動自在に配置されている。これにより、質量体12が支持部材11により揺動自在に支持される。この大径ローラ129は、基本的には、対応するガイド開口部115a,115bの径方向外側の内周面115sに沿って転動する。こうした構成とすることにより、各質量体12は、支持部材11が回転すると、ガイドローラ127を介してガイド開口部125a,125bとガイド開口部115a,155bとによってガイドされながら支持部材11に対して揺動する。
次に、こうして構成された実施例の遠心振子式吸振装置10の動作について説明する。実施例の遠心振子式吸振装置10では、支持部材11が回転すると、その回転に伴って、複数の質量体12が、ガイドローラ127を介してガイド開口部125a,125bとガイド開口部115a,155bとによってガイドされながら支持部材11に対して同方向に揺動する。これにより、ドリブン部材84にそのドリブン部材84の振動とは逆位相の振動を付加し、振動を吸収する(減衰させる)ことができる。
ここで、実施例では、上述したように、1つの質量体12のガイド開口部125aとガイド開口部125bとが、それぞれ支持部材11の中心に向けて凸となる曲線を軸線とする左右非対称(あるいは左右対称)の長穴として形成されており、且つ、質量体12の揺動中心線に対して互いに対称に配置されている。また、1つの質量体12に対応した支持部材11のガイド開口部115aとガイド開口部115bとが、それぞれ支持部材11の径方向外側に向けて凸となる曲線を軸線とする左右非対称(あるいは左右対称)の長穴として形成されており、且つ、質量体12の揺動中心線に対して互いに対称に配置されている。したがって、実施例の遠心振子式吸振装置10では、支持部材11の回転に伴って、各質量体12を、振子支点周りに回動させることができると共に揺動範囲内の一方側に振れるのに伴って質量体12の重心周りに回転させることができる。このように、支持部材11によって、質量体12を、振子支点周りに回動すると共に重心周りに回転するよう支持することにより、振子支点周りの揺動だけでなく、質量体12の重心周りの回転モーメントも利用して、振動を減衰させることができる。
また、実施例では、2つの錘120の外側面120a側に形成された各凹部121に付加錘130が取り付けられることによって、質量体12(錘120)の径方向の長さや厚みを増加させずに質量体12の重量を大きくするから、装置の大型化を抑制しつつ振動の減衰効果を向上させることができる。そして、凹部121が2つの錘120の周方向の両端部に形成されるから、質量体12の重心周りの重心モーメントをより大きくすることができ、振動の減衰効果をより向上させることができる。
さらに、実施例では、2つの錘120の突出部122同士の当接によって形成された取付部124に緩衝部材150が取り付けられるから、質量体12の揺動に伴う、緩衝部材150と支持部材11との当接時や周方向に隣り合う質量体12の緩衝部材150同士の当接時の衝撃を低減することができ、装置の耐久性を向上させることができる。
以上説明した実施例の遠心振子式吸振装置10では、2つの錘120のそれぞれに外側面120aから内側面120bに向けて凹む凹部121が形成されており、各凹部121に、錘120より比重の大きな材料によって形成された付加錘130が取り付けられている。これにより、質量体12(錘120)の径方向の長さや厚みを増加させずに質量体12の重量を大きくすることができる。この結果、装置の大型化を抑制しつつ振動の減衰効果を向上させることができる。そして、凹部121が2つの錘120の周方向の両端部に形成されている。これにより、質量体12の重心周りの重心モーメントをより大きくすることができ、振動の減衰効果をより向上させることができる。
また、実施例の遠心振子式吸振装置10では、2つの錘120の突出部122同士の当接によって構成された取付部124には、緩衝部材150が取り付けられている。これにより、質量体12の揺動に伴う、緩衝部材150と支持部材11との当接時や周方向に隣り合う質量体12の緩衝部材150同士の当接時の衝撃を低減することができる。この結果、装置の耐久性を向上させることができる。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、図5に示したように、リベット140の頭部141および先端部(カシメ部)142が付加錘130の外側面130aから突出するものとしたが、図6の変形例の遠心振子式吸振装置10Bの質量体12Bに示すように、付加錘130Bの貫通孔131の外側面130a側に貫通孔131より外径の大きな凹部(ザグリ)132Bが形成されており、リベット140Bの頭部141Bおよび先端部(カシメ部)142Bがその凹部132Bに収容されるものとしてもよい。こうすれば、質量体12ひいては装置の軸方向(図6左右方向)の長さをより短くすることができる。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、質量体12は、図2や図5に示したように、各錘120の外側面120a側に形成された各凹部121に付加錘130が配置された状態でリベット140により連結されて構成されるものとしたが、図7の変形例の遠心振子式吸振装置10Cの質量体12Cに示すように、2つの錘120の突出部122の貫通孔123に、錘120より比重の大きな材料によって形成されたリベット140Cが挿通されてその先端部142Cがカシメられることにより、2つの錘120が連結されると共にリベット140Cの頭部141Cおよび先端部142Cが錘120の凹部121に収容される(配置される)ものとしてもよい。こうすれば、2つの錘120を連結するリベット140Cを付加錘としても機能させることができる。なお、リベット140Cの頭部141Cおよび先端部142Cは、錘120の凹部121に収容される範囲でできるだけ大きく形成されるのが好ましい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各錘120の外側面120a側の外周部(径方向略中央より外周側の部分)に凹部121が形成されると共に各凹部121に付加錘130が取り付けられるものとしたが、外周部より径方向の若干内側に凹部が形成されると共に各凹部に付加錘が取り付けられるものとしてもよい。また、支持部材11の小径部110の外径が質量体12(各錘120)の内径より小さいときには、各錘120の外側面120a側の径方向全体に亘って凹部が形成されると共に各凹部に付加錘が取り付けられるものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各錘120に外側面120aから内側面120bに向けて凹む凹部121が形成されると共に各凹部121に付加錘130が取り付けられるものとしたが、図8の変形例の遠心振子式吸振装置10Dの質量体12Dに示すように、各錘120Dの対向する錘120D側に突出する突出部122Dなどに、内側面120bから外側面120aに向けて凹む凹部121Dが形成されると共に各凹部121Dに付加錘130Dが取り付けられるものとしてもよい。この場合、各錘120Dおよび付加錘130Dに貫通孔123D,131Dが形成され、2つの錘120Dおよび付加錘130Dが、各錘120Dおよび付加錘130Dの貫通孔123D,131Dに挿通されるリベット140により連結されるものとしてもよい。また、各錘に外周面の端面から内周面に向けて凹む凹部が形成されると共に各凹部に付加錘が取り付けられるものとしてもよい。さらに、各錘に周方向の端面から周方向の内側に向けて凹む凹部が形成されると共に各凹部に付加錘が取り付けられるものとしてもよい。加えて、図9の変形例の遠心振子式吸振装置10Eの質量体12Eに示すように、各錘120Eに外周面および周方向の端面から内周面および周方向の内側に向けて凹む凹部121Eが形成されると共に各凹部121Eに付加錘130Eが取り付けられるものとしてもよい。図9の場合など、軸方向に錘120Eと付加錘130Eとが並ばない場合には、付加錘130Eは、溶接などにより錘120Dに取り付けられるのが好ましい。また、この場合、2つの錘120Eは、錘120Eに形成される貫通孔に挿通されるリベットにより連結されるものとしてもよいし、ガイドローラ127の小径ローラ128とリベットとが共用される、即ち、小径ローラ128がガイド開口部125a,125bの内周面125sに沿って転動する機能と2つの錘120を連結する機能とを有するものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各錘120の外側面120a側の周方向の両端部の外周部に凹部121が形成されると共に各凹部121に付加錘130が取り付けられるものとしたが、周方向の両端部に加えて又は代えて、他の位置(例えば、周方向の略中央の外周部など)に凹部が形成されると共に凹部に付加錘が取り付けられるものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各錘120の凹部121や突出部122は、平坦な金属板にプレス加工を施すことによって形成されるものとしたが、平坦な金属板(板体)にプレス加工以外の加工(例えば、切削加工など)を施すことによって形成されるものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、質量体12は、2つの錘120が付加錘130と共にリベット140により連結されて構成されるものとしたが、各錘120に付加錘130が溶接などにより取り付けられると共に2つの錘120がリベットなどにより連結されて構成されるものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各錘120には、凹部121と突出部122とが形成されるものとしたが、凹部121は形成されるが突出部122は形成されない(錘の内側面が平坦面に形成される)ものとしてもよい。この場合、突出部122が形成される場合と同様に、各錘120の凹部121の底面および付加錘130に貫通孔が形成され、2つの錘120および付加錘130が、各錘120の凹部121および付加錘130の貫通孔に挿通されるリベットにより連結されるものとしてもよい。なお、この場合において、付加錘130の貫通孔の外側面側に貫通孔より外径の大きな凹部(ザグリ)が形成されており、リベットの頭部および先端部(カシメ部)がその凹部に収容されるものとしてもよい。こうすれば、質量体12ひいては装置の軸方向(図6左右方向)の長さをより短くすることができる。また、2つの錘の間には、ゴム材などの弾性体によって形成された緩衝部材などが配置されるものとしてもよい。さらに、2つの錘が支持部材を介して対向するよう配置され、ガイドローラ127の小径ローラ128とリベットとが共用される、即ち、小径ローラ128がガイド開口部125a,125bの内周面125sに沿って転動する機能と2つの錘120を連結する機能とを有するものとしてもよい。なお、この場合において、付加錘130は、リベット以外(例えば、溶接など)により錘120に取り付けられるものとしてもよい。また、この場合において、支持部材11が小径部110を有しない(外径が大径部112と略同一の円環状に形成される)ものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、2つの錘120の突出部122同士の当接によって形成された取付部124に緩衝部材150が取り付けられるものとしたが、こうした緩衝部材が取り付けられないものとしてもよい。
実施例の遠心振子式吸振装置10では、各質量体12は、振子支点周りに回動すると共に重心周りに回転するよう支持部材11により支持されるものとしたが、振子支点周りに回動するが重心周りには回転しないよう支持部材11により支持されるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と発明の概要の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、支持部材11が「支持部材」に相当し、複数の質量体12が「複数の質量体」に相当し、付加錘130が「付加錘」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と発明の概要の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が発明の概要の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、発明の概要の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、発明の概要の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は発明の概要の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、遠心振子式吸振装置の製造産業などに利用可能である。

Claims (11)

  1. 回転要素に取り付けられる支持部材と、各々が前記支持部材により揺動自在に支持されると共に周方向に隣り合うよう配置される複数の質量体と、を備える遠心振子式吸振装置であって、
    前記質量体は、前記支持部材を介して対向するよう連結される2つの錘を有し、
    前記錘には、該錘の表面から該錘の内側に向けて凹む凹部が形成されており、
    前記凹部には、前記錘より比重の大きな材料により形成された付加錘が取り付けられている、
    遠心振子式吸振装置。
  2. 請求項1記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記凹部は、前記錘の周方向の両端部に形成されている、
    遠心振子式吸振装置。
  3. 請求項1または2記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記凹部は、前記錘の軸方向の外側面と内側面とのうち一方から他方に向けて凹む凹部であり、
    前記錘の前記凹部の底面および前記付加錘には、貫通孔が形成されており、
    前記2つの錘は、前記錘の前記凹部および前記付加錘の貫通孔に挿通されるリベットにより連結されている、
    遠心振子式吸振装置。
  4. 請求項3記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記付加錘には、前記リベットの両端部を収容するリベット用凹部が形成されている、
    遠心振子式吸振装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記凹部は、前記錘の軸方向の外側面から内側面に向けて凹む凹部である、
    遠心振子式吸振装置。
  6. 請求項1,2,5記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記錘には、前記凹部の底面を形成すると共に前記2つの錘の連結方向に突出する突出部が形成されており、
    前記2つの錘の突出部により構成される取付部には、緩衝部材が取り付けられている、
    遠心振子式吸振装置。
  7. 請求項6記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記凹部および前記突出部は、板体にプレス加工を施して形成されている、
    遠心振子式吸振装置。
  8. 請求項6または7記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記突出部および前記付加錘には、貫通孔が形成されており、
    前記2つの錘は、前記突出部および前記付加錘の貫通孔に挿通されるリベットにより連結されている、
    遠心振子式吸振装置。
  9. 請求項8記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記付加錘には、前記リベットの両端部を収容するリベット用凹部が形成されている、
    遠心振子式吸振装置。
  10. 請求項5記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記2つの錘は、前記錘より比重の大きな材料により形成されたリベットにより連結されており、
    前記リベットの両端部は、前記付加錘として機能するよう前記凹部内に配置されている、
    遠心振子式吸振装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1つの請求項に記載の遠心振子式吸振装置であって、
    前記質量体は、振子支点周りに揺動すると共に重心周りに回転するよう前記支持部材により支持されている、
    遠心振子式吸振装置。
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