JP6319256B2 - 遠心振子ダンパ付き動力伝達装置 - Google Patents
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Description
動力伝達軸の外周側に、該動力伝達軸に連絡された遠心振子ダンパを有する遠心振子ダンパ付き動力伝達装置であって、
前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの径方向間に配設され、所定の回転要素を含む、遠心振り子ダンパの断接機構と、
該所定の回転要素まで潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を備え、
前記所定の回転要素の回転により、前記遠心振子ダンパにおける要潤滑部位に潤滑油を供給する
ことを特徴とする。
前記断接機構に隣接配置された遊星歯車セットを更に備え、
該遊星歯車セットの所定の要素とケース部材とを連結する連結部材が前記断接機構と前記要潤滑部位との間の径方向間に亘って配設され、
前記連結部材に形成された連通部を介して前記潤滑油が前記所定の回転要素から前記要潤滑部位に供給される
ことを特徴とする。
前記遊星歯車セットは、サンギヤ、ピニオンキャリヤ及びリングギヤを有し、
前記連結部材は、前記リングギヤと前記ケース部材を連結する
ことを特徴とする。
前記潤滑油供給手段は、前記動力伝達軸上に設けられた他の所定の回転要素を有し、該他の所定の回転要素の回転により、前記所定の回転要素に潤滑油を供給する
ことを特徴とする。
前記遠心振子ダンパは、前記動力伝達軸に連絡するための支持部と、該支持部に対して揺動可能に支持された遠心質量部と、を備え、
前記要潤滑部位は、前記支持部に対して前記遠心質量部が揺動するために、相対移動が生じる部位である
ことを特徴とする。
前記遠心振子ダンパは、前記動力伝達軸に連絡するための第1支持部と、該第1支持部に対して揺動可能に支持された第2支持部と、を備え、
前記要潤滑部位は、前記第1支持部に対して前記第2支持部が揺動するために、相対移動が生じる部位である
ことを特徴とする。
前記断接機構は、前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設されている
ことを特徴とする。
前記遊星歯車セットは、前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設され、前記動力伝達軸の回転を増速するように構成されている
ことを特徴とする。
前記遊星歯車セットは、前記断接機構と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設されている
ことを特徴とする。
前記要潤滑部位は、前記第1支持部に対して前記第2支持部が揺動するために、相対移動が生じる部位であるので、第2支持部が第1支持部に対して常にスムーズに揺動可能な状態を実現することができ、遠心振子ダンパによって確実にエンジンのトルク変動を抑制することができる。
エンジン1側の空間Aには、ねじりダンパ機構として、入力プレート4、第1コイルばね5(図1の「第1ばね部材5」に対応)、保持プレート6、第2コイルばね7(図1の「第2ばね部材7」に対応)及び出力プレート8が配設されている。
遊星歯車セット12は、前述のように、キャリヤ24に支持されたピニオン22がサンギヤ21とリングギヤ23とに直接噛み合ったシングルピニオン型遊星歯車セットで構成されている。
遠心振子ダンパ13は、円環板状の支持部材31と、該支持部材31に支持された質量体である複数の振子32と、を備える。支持部材31及び振子32には、軸方向に貫通する長穴31a、32aがそれぞれ形成され、これらの長穴31a、32a内に周方向の前後に移動可能に挿通された複数の支持ピン33によって、各振子32は、支持部材31に対して軸心から所定半径の円周上の点を中心として揺動可能に支持されている。
ここで、振子32が支持部材31に対して常にスムーズに揺動可能とするために、支持部材31の長穴31aの内周面と長穴31a内で周方向の前後に揺動可能な支持ピン33の外周面との間、振子32の長穴32aの内周面と長穴32a内で周方向の前後に揺動可能な支持ピン33の外周面との間には、部材間の摩擦を低減するための潤滑油を供給する必要がある。
クラッチ機構14は、図3に示すように、同心状に配置されたクラッチハブ41及びクラッチドラム42と、該クラッチハブ41とクラッチドラム42との間に配設され、これらに交互に係合された複数の摩擦板44と、複数の摩擦板44を押圧するピストン43と、を備える。
回転数センサ15は、遠心振子ダンパ13の回転速度に基づいた検出信号を出力するものであり、例えば、ピックアップコイル型、ホール素子型、磁気抵抗素子型等の磁気センサを用いることができる。
次に、以上のような構成を備えた動力伝達装置10の作用について説明する。
9 入力軸(動力伝達軸)
10 動力伝達装置
12 遊星歯車セット(増速機構)
13 遠心振子ダンパ
14 クラッチ機構(断接機構)
21 サンギヤ(サンギヤ要素)
23 リングギヤ(リングギヤ要素)
24 キャリヤ(ピニオンキャリヤ要素)
25 連結部材
25a 連通部
31 支持部材(支持部、第1支持部)
32 遠心質量部
33 支持ピン(第2支持部)
Claims (9)
- 動力伝達軸の外周側に、該動力伝達軸に連絡された遠心振子ダンパを有する遠心振子ダンパ付き動力伝達装置であって、
前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの径方向間に配設され、所定の回転要素を含む、遠心振り子ダンパの断接機構と、
該所定の回転要素まで潤滑油を供給する潤滑油供給手段と、を備え、
前記所定の回転要素の回転により、前記遠心振子ダンパにおける要潤滑部位に潤滑油を供給する
ことを特徴とする遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記断接機構に隣接配置された遊星歯車セットを更に備え、
該遊星歯車セットの所定の要素とケース部材とを連結する連結部材が前記断接機構と前記要潤滑部位との間の径方向間に亘って配設され、
前記連結部材に形成された連通部を介して前記潤滑油が前記所定の回転要素から前記要潤滑部位に供給される
ことを特徴とする請求項1に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記遊星歯車セットは、サンギヤ、ピニオンキャリヤ及びリングギヤを有し、
前記連結部材は、前記リングギヤと前記ケース部材を連結する
ことを特徴とする請求項2に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記潤滑油供給手段は、前記動力伝達軸上に設けられた他の所定の回転要素を有し、該他の所定の回転要素の回転により、前記所定の回転要素に潤滑油を供給する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記遠心振子ダンパは、前記動力伝達軸に連絡するための支持部と、該支持部に対して揺動可能に支持された遠心質量部と、を備え、
前記要潤滑部位は、前記支持部に対して前記遠心質量部が揺動するために、相対移動が生じる部位である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記遠心振子ダンパは、前記動力伝達軸に連絡するための第1支持部と、該第1支持部に対して揺動可能に支持された第2支持部と、を備え、
前記要潤滑部位は、前記第1支持部に対して前記第2支持部が揺動するために、相対移動が生じる部位である
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記断接機構は、前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設されている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記遊星歯車セットは、前記動力伝達軸と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設され、前記動力伝達軸の回転を増速するように構成されている
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。 - 前記遊星歯車セットは、前記断接機構と前記遠心振子ダンパとの間の動力伝達経路上に介設されている
ことを特徴とする請求項8に記載の遠心振子ダンパ付き動力伝達装置。
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JP2015193151A JP6319256B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 遠心振子ダンパ付き動力伝達装置 |
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Family Applications (1)
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JP2015193151A Active JP6319256B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 遠心振子ダンパ付き動力伝達装置 |
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2015
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