JPWO2015016038A1 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

グリコール脂肪酸エステルと、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを30質量%以上の比率で含むアニオン性界面活性剤と、赤色色素と、を含む、液体洗浄剤組成物。

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物に関する。
シャンプー等の液体洗浄剤組成物では、商品価値を高める等を目的としてパール剤、特にグリコール脂肪酸エステルを配合し、液体洗浄剤組成物の外観をパール状にすることが行われている。液体洗浄剤組成物のパール状の外観は、グリコール脂肪酸エステルを結晶析出させて微粒子化し、これを、液体洗浄剤組成物中に分散させることよって得ることができる。
パール外観を良好に維持する技術として、例えば、特開2000−129288号公報には、(a)脂肪酸残基の炭素数が14以上のグリコール脂肪酸エステルと(b)α−1,6’−グルコシド結合含有直鎖状カチオン性高分子物質とを含有し、その配合比が(a)/(b)≦30(重量比)である液体洗浄剤組成物が開示されている。特開2000−129288号公報には、このような液体洗浄剤組成物により、静置パール性が向上すると共に、グリコール脂肪酸エステルパール粒子の分散安定性が非常に良好となると記載されている。
また、特開2004−18439号公報には、所定の長鎖脂肪酸グリコールエステル及び界面活性剤を含有し、当該長鎖脂肪酸グリコールエステル成分における構成脂肪酸の炭素数分布が、炭素数18以上が60重量%以上、炭素数16が40重量%以下、炭素数16未満が5重量%以下であり、5重量%水溶液のpHが1〜5である水性液体洗浄剤組成物が開示されている。特開2004−18439号公報には、このような水性液体洗浄剤組成物により、高級感のある上品なパール様光沢を有し、かつ、パール剤の安定性に優れ、特に、高温での長期保存安定性に優れ、良好な洗浄性と泡立ちが得られると記載されている。
一方、液体洗浄剤組成物に配合されるアニオン性界面活性剤として、従来からラウリル硫酸塩、ラウレス硫酸塩等が用いられてきたが、昨今、生体等への刺激性の低減の観点から、アミノ酸系界面活性剤が好ましく用いられるようになってきた。
例えば、特開2003−48818号公報には、所定のヘンナ樹皮水性抽出液と、酸化防止剤と、ジステアリン酸エチレングリコールとを含んだヘンナの有効成分の経時劣化を抑制するためのトリートメントシャンプーリンスが開示されている。このトリートメントシャンプーリンスには、ココイルサルコシンナトリウムが配合されている。
しかしながら、パール剤として用いられるグリコール脂肪酸エステルは、界面活性剤を用いた乳化晶析技術によって安定化されているため、グリコール脂肪酸エステルの安定性の観点から、界面活性剤の種類の選択が重要である。特に、アミノ酸系界面活性剤の多くは、ラウリル硫酸塩又はラウレス硫酸塩に比較して界面活性能が低く、グリコール脂肪酸エステルの結晶を長期安定化することが難しい場合がある。
また近年の消費者の嗜好性の変化にあわせて、液体洗浄剤組成物に色味を付与することが求められており、従来あまり使用されていなかった色素を配合することが検討されている。しかしながら、色素、特に赤色色素は、経時によって色調の変化が目立ちやすく、所望の色味を維持することが難しい場合がある。
また、パール剤、具体的にはグリコール脂肪酸エステルは、結晶径が変化することによって黄変を生じることがある。このとき、液体洗浄剤組成物中に、グリコール脂肪酸エステル、アミノ酸系界面活性剤及び赤色色素が組み合わせて配合されていると、黄変に伴って、液体洗浄剤組成物の赤い色味が、外観上、大きく変化することが、発明者らの知見により判明した。
このため、アミノ酸系界面活性剤と赤色色素とグリコール脂肪酸エステルとを共に含む組成物では、色素を含まない白い液体洗浄剤組成物と比較して、スペクトル変化を厳密にコントロールすることが必要になる。また、アミノ酸系界面活性剤は、ラウリル硫酸塩又はラウレス硫酸塩等の他のアニオン性界面活性剤と比較して、界面活性力が低く、グリコール脂肪酸エステルの結晶を長期安定化しにくい傾向がある。
従って、本発明は、優れたパール状外観を備え、赤色色味の経時的な変化が抑制された液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、グリコール脂肪酸エステルと、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを30質量%以上の比率で含むアニオン性界面活性剤と、赤色色素と、を組み合わせることで、優れたパール状外観の付与、及び、赤色色味の経時変化の抑制を共に満たすために特に有効であることを見出した。
また、発明者らは、アミノ酸系界面活性剤の中でも、サルコシン骨格又はアラニン骨格を有する特定のアミノ酸系界面活性剤が、他のアミノ酸系界面活性剤と比較して、適度な界面活性能を備え、かつ、グリコール脂肪酸エステルの結晶安定化に寄与し得る界面活性剤であることを見出した。よって、本発明の液体洗浄剤組成物では、アニオン性界面活性剤として、サルコシン骨格又はアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤を所定の割合で用いることによって、グリコール脂肪酸エステルの結晶成長を制御して、赤色色素を含有する液体洗浄剤組成物における色味変化を小さく抑えることができる。
本発明は以下のとおりである。
[1] グリコール脂肪酸エステルと、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを30質量%以上の比率で含むアニオン性界面活性剤と、赤色色素と、を含む、液体洗浄剤組成物。
[2] サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つの含有量が、組成物全体の質量に対し3質量%〜20質量%である[1]に記載の液体洗浄剤組成物
[3] グリコール脂肪酸エステルが、ジステアリン酸グリコールである[1]又は[2]に記載の液体洗浄剤組成物。
[4] グリコール脂肪酸エステルの含有量が、組成物全体の質量に対して0.3質量%〜5.0質量%である[1]〜[3]のいずれか1に記載の液体洗浄剤組成物。
[5] 赤色色素が、カロテノイド、カラメル、赤色106号、赤色401号及び赤色227からなる群より選択される少なくとも1つである[1]〜[4]のいずれか1に記載の液体洗浄剤組成物。
[6] 赤色色素が、アスタキサンチン及びリコピンからなる群より選択される少なくとも1つのカロテノイドである[1]〜[5]のいずれか1に記載の液体洗浄剤組成物。
[7] 頭皮頭髪用組成物である[1]〜[6]のいずれか1に記載の液体洗浄剤組成物。
本発明によれば、優れたパール状外観を備え、赤色色味の経時的な変化が抑制された液体洗浄剤組成物を提供することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、グリコール脂肪酸エステルと、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを30質量%以上の比率で含むアニオン性界面活性剤と、赤色色素と、を含む、液体洗浄剤組成物である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、パール剤であるグリコール脂肪酸エステルと、赤色色素と、所定量の、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸系界面活性剤とを含むので、優れたパール状外観を備え、かつ、赤色色素の経時的な色味変化が抑制された液体洗浄剤組成物とすることができる。
本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
また本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示す。
さらに本明細書において組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
以下、本発明について説明する。
<パール剤>
液体洗浄剤組成物は、分散質であるパール粒子として、グリコール脂肪酸エステルを含む。これにより、液体洗浄剤組成物にパール光沢が付与される。
グリコール脂肪酸エステルとしては、例えば炭素数14〜22の脂肪酸とエチレングリコールとのモノエステル又はジエステル、炭素数14〜22の脂肪酸とトリエチレングリコールとのモノエステル又はジエステル等が挙げられ、具体的には、エチレングリコールモノステアレート(ステアリン酸グリコール)、エチレングリコールジステアレート(ジステアリン酸グリコール)、エチレングリコールパルミテート(パルミチン酸グリコール)等が挙げられる。これらの中でも炭素数14〜22の脂肪酸とエチレングリコールとのモノエステル及びジエステルからなる群より選択される少なくとも1つが優れたパール状外観を与えることから特に好ましい。なお、ジエステル構造を有するグリコール脂肪酸エステルにおいては、結合している脂肪酸が対称構造、又は非対称構造のいずれも使用することができる。パール状外観の観点から、グリコール脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールジステアレート(ジステアリン酸グリコール)が好ましい。
グリコール脂肪酸エステルは、液体洗浄剤組成物中で微小粒子の状態で存在することによって、液体洗浄剤組成物にパール状の色艶又は光沢を与える。グリコール脂肪酸エステルの微粒子化の方法としては、液状混合物又は適当な化合物にグリコール脂肪酸エステルを添加後、グリコール脂肪酸エステルの融点以上に加温し、一旦グリコール脂肪酸エステルを溶解又は融解させ、しかる後、全体を冷却してグリコール脂肪酸エステル微粒子の1μm〜50μm程度の結晶を析出させる方法があるが、これに限定されない。
グリコール脂肪酸エステル剤は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
液体洗浄剤組成物におけるグリコール脂肪酸エステルの総含有量は、液体洗浄剤組成物の全質量に対して0.3質量%〜5.0質量%であることが好ましく、0.5質量%〜4.0質量であることがより好ましく、1.0質量%〜3.0質量%であることが最も好ましい。グリコール脂肪酸エステルの含有量が5.0質量%以下又は0.3質量%以上であれば、液体洗浄剤組成物に充分なパール状外観を付与することができる。
<アニオン性界面活性剤>
液体洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤を含み、中でも、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つ(以下、「特定のアミノ酸系界面活性剤」と称する場合がある)を、アニオン性界面活性剤の全量の30質量%以上の比率で含む。液体洗浄剤組成物は、特定のアニオン性界面活性剤を所定量以上の比率で含むので、パール剤であるグリコール脂肪酸エステルの経時での結晶成長を制御し、組成物の色味変化を小さく抑えることができる。また、液体洗浄剤組成物は、特定のアミノ酸系界面活性剤を含有するので、キメの細かい泡を形成することができる。
[特定のアミノ酸系界面活性剤」
液体洗浄剤組成物に含まれる特定のアミノ酸系界面活性剤は、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つである。特定のアミノ酸系界面活性剤における「サルコシン骨格」又は「アラニン骨格」とは、それぞれ、アミノ酸であるサルコシン又はアラニンに由来する部分構造を意味する。特定のアミノ酸系界面活性剤のなかでも、カルボン酸塩構造を有するアミノ酸系界面活性剤であることが好ましい。カルボン酸塩構造を有するアミノ酸系界面活性剤における「カルボン酸塩構造を有する」とは、化合物が少なくとも1つのカルボキシ基を有し、少なくとも1つのカルボキシ基が塩を形成していることを意味する。
アラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤におけるアラニン骨格としては、より具体的にはN−アシルアラニン骨格、N−アシルメチルアラニン骨格であることが、泡立ちの点で好ましい。N−アシルアラニンの骨格としては、N−アシル−DL−アラニン、N−アシル−N−メチル−β−アラニン等のアラニンに由来する骨格を例示することができる。
N−アシルアラニン骨格に含まれるアシル基の炭素数は、特に限定されるものではないが、炭素数8〜20のアシル基が好ましい。このようなアシル基を有するいずれのN−アシルアラニン骨格であってもよい。
アラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤がカルボン酸塩構造を有する場合、対塩基としては特に制限はなく、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)等が挙げられ、泡立ちと安全性の点で、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン等が好ましい。
アラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤としては、例えば、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン、N−ラウロイル−N−エチル−β−アラニン、N−ミリストイル−β−アラニン、N−パルミトイル−β−アラニン又はココイルアラニンのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤を挙げることができる。より具体的には、ココイルアラニンナトリウム(Na)、ココイルアラニントリエタノールアミン(TEA)、ココイルメチルアラニンNa、ココイルメチルアラニンTEA、ミリストイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンカリウム(K)、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA等が挙げられ、そのなかでも、ココイルアラニンNa、ココイルアラニンTEA、ココイルメチルアラニンNa、ココイルメチルアラニンTEA、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEAが好ましい。
サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤におけるサルコシン骨格としては、より具体的には、N−アシルサルコシン骨格であることが好ましい。N−アシルサルコシン骨格に含まれるアシル基の炭素数は、特に限定されるものではないが、炭素数8〜20のアシル基が好ましい。このようなアシル基を有するいずれのN−アシルアラニン骨格であってもよい。
N−アシルアミノ酸骨格に含まれるアシル基の炭素数は、特に限定されるものではなく、炭素数8〜20のものであれば、いずれのものでも使用可能である。
サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤がカルボン酸塩構造を有する場合、対塩基としては特に制限はなく、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ、泡立ちと安全性の点で、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン等が好ましい。
サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤としては、例えば、N−ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、N−パルミトイルサルコシン、又はココイルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のサルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤を挙げることができる。より具体的には、ココイルサルコシンK、ココイルサルコシンNa、ココイルサルコシンTEA、パルミトイルサルコシンNa、パルミトイルサルコシンK、パルミトイルサルコシンTEA,ミリストイルサルコシンNa、ミリストイルサルコシンK、ミリストイルサルコシンTEA、ラウロイルサルコシンK、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンTEA、ステアロイルサルコシンK、ステアロイルサルコシンNa、ステアロイルサルコシンTEA等が挙げられ、そのなかでも、ココイルサルコシンNa、ココイルサルコシンTEA、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンTEAが好ましい。
特定のアミノ酸系界面活性剤は、液体洗浄剤組成物中のアニオン性界面活性剤の30質量%以上の比率で含まれる。特定のアミノ酸系界面活性剤のアニオン性界面活性剤における比率が30質量%未満では、グリコール脂肪酸エステルの結晶成長の抑制が充分でなく、液体洗浄剤組成物の外観上の色味の変化が目立ちやすい。アニオン性界面活性剤における特定のアミノ酸系界面活性剤の比率は、グリコール脂肪酸エステルの結晶成長の抑制の観点から、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることが最も好ましい。
特定のアミノ酸系界面活性剤は、1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。特定のアミノ酸系界面活性剤が2種以上用いられる場合には、特定のアミノ酸系界面活性剤は総含有量で、液体洗浄剤組成物中のアニオン性界面活性剤の30質量%以上の比率で含まれる。特定のアミノ酸系界面活性剤の液体洗浄剤組成物における総含有量は、組成物の全質量に対して、3質量%〜20質量%であることが好ましく、4質量%〜18質量%であることがより好ましく、5質量%〜15質量%であることが最も好ましい。
[他のアニオン性界面活性剤]
液体洗浄剤組成物は、上記以外の他のアニオン性界面活性剤を含むことができる。他のアミノ酸系界面活性剤としては、N−ラウロイルグルタミン酸、ミリストイルグルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、又はココイルグルタミン酸のナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のグルタミン酸骨格を有するアミノ酸系界面活性剤;N−ラウロイル−N−エチルグリシン、又はN−ラウロイル−N−イソプロピルグリシンのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のグリシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤;ポリオキシレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(ラウレス硫酸ナトリウム)、ポリオキシレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシレンラウリルエーテル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;N−ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、N−ラウロイルイセチオン酸カリウム等のアシルイセチオン酸塩;N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム(ココイルメチルタウリンナトリウム)、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ラウロイル加水分解シルクナトリウム等のN−アシルポリペプチド塩;スルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸;ポリエチレングリコール(PEG)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
他のアニオン性界面活性剤は1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
液体洗浄剤組成物において、特定のアミノ酸系界面活性剤を含むアニオン性界面活性剤の総含有量は、3質量%〜20質量%であることが好ましく、4質量%〜18質量%であることが好ましく、5質量%〜15質量%であることが最も好ましい。アニオン性界面活性剤の総含有量が3質量%未満であれば、泡立ちが悪くなる傾向があり、20質量%超えると、刺激性が高くなる傾向がある。
<赤色色素>
液体洗浄剤組成物は赤色色素を含む。
液体洗浄剤組成物は赤色色素を含むことにより、液体洗浄剤組成物に色味を付与し、外観上の見栄えを好ましいものにする。赤色色素は、天然の色素であってもよく、合成色素であってもよい。
天然色素としての赤色色素には、例えば、カロテノイド、カラメル;アントシアニン、カルコン、カルサミン等のフラボノイド;コチニール(カルミン酸)等のキノイドなどが挙げられ、なかでもカロテノイド、カラメル等が好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、天然の赤色色素としてカロテノイドを含有することが好ましい。カロテノイドは天然の抗酸化成分であり、例えば、活性酸素を消去することができ、脂質の酸化を抑制し得る。本発明の液体洗浄剤組成物はカロテノイドを含有するので、活性酸素の消去作用及び脂質の酸化抑制作用により、頭皮臭の発生を抑制することができる。
カロテノイドは、黄色から赤のテルペノイド類の色素であり、植物類、藻類、及びバクテリアに由来するものを、その例として挙げることができる。また、カロテノイドは、天然由来のものに限定されず、常法に従って得られるものであればいずれのものであってもよい。
本発明におけるカロテノイドとして、具体的には、リコピン、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、δ−カロテン、アクチニオエリスロール、ビキシン、カンタキサンチン、カプソルビン、β−8’−アポ−カロテナール(アポカロテナール)、β−12’−アポ−カロテナール、キサントフィル(例えば、アスタキサンチン、フコキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、カプサンチン、β−クリプトキサンチン、ビオラキサンチン等)、及びこれらのヒドロキシ又はカルボキシ誘導体が挙げられる。これらのカロテノイドは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。なかでも、脂質の酸化抑制作用の観点から活性酸素除去効果を有するカロテノイドであることが好ましい。このようなカロテノイドとしては、アスタキサンチン、リコピン、β−カロテン等であることが好ましく、アスタキサンチン及びリコピンからなる群より選択される少なくとも1つであることがより好ましく、アスタキサンチンが特に好ましい。
アスタキサンチンは、アスタキサンチン及びアスタキサンチンのエステル等の誘導体からなる群より選択される少なくとも一方を包含する。本発明では特に断らない限り、これらを総称して「アスタキサンチン」とする。
アスタキサンチンは、アスタキサンチンを含有する天然物から分離又は抽出したものであるアスタキサンチン含有オイルとして、液体洗浄剤組成物に含まれていてもよい。アスタキサンチンは、天然物から分離又は抽出したものを、必要に応じて適宜精製したものでもよい。また、アスタキサンチンは、合成品であってもよい。
アスタキサンチンを組成物に含有させる場合の方法には、エタノール等の溶剤又は油剤に溶解して添加する方法と可溶化剤等により可溶化させて添加する方法がある。また、アスタキサンチンが溶解するオイルに溶解させて乳化した後、液体洗浄剤組成物に添加する方法がある。
アスタキサンチンは、植物類、藻類、甲殻類及びバクテリア等の天然物のものの他、常法に従って得られるものであれば、いずれのものも使用することができる。
天然物であるアスタキサンチンとしては、例えば、赤色酵母ファフィア、ヘマトコッカス藻、海洋性細菌、オキアミ等が挙げられる。また、その培養物からの抽出物等を挙げることができ、ヘマトコッカス藻から抽出されるもの(ヘマトコッカス藻抽出物ともいう。)、及び、オキアミ由来の色素が、品質又は生産性の点から特に好ましい。
アスタキサンチンとしては、広く市販されているヘマトコッカス藻抽出物又はオキアミ抽出物を用いてもよい。ヘマトコッカス藻抽出物としては、例えば、武田紙器(株)製のASTOTS−S、ASTOTS−2.5 O、ASTOTS−5 O、ASTOTS−10 O等、富士化学工業(株)製のアスタリールオイル50F、アスタリールオイル5F等、東洋酵素化学(株)製のBioAstin SCE7等として入手できる。オキアミ抽出物としては、イタノ冷凍株式会社製のアスタックスST等が入手できる。
本発明に使用できるヘマトコッカス藻抽出物又はオキアミ抽出物中のアスタキサチンの色素純分としての含有量は、組成物製造時の取り扱いの観点から、好ましくは0.001質量%〜50質量%が好ましく、より好ましくは0.01質量%〜25質量%である。
これらのカロテノイドは1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。カロテノイドの液体洗浄剤組成物における総含有量としては、カロテノイドの含有に期待される効果を得る観点から、0.000001質量%〜5質量%が好ましく、0.00005質量%〜0.5質量%がより好ましく、0.0001質量%〜0.05質量%が更に好ましい。0.000001質量%であれば、活性酸素除去効果を充分に得られる傾向があり、使用時の外観の観点で、5質量%以下であることが好ましい。
赤色色素としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色顔料を挙げることができる。
また、赤色色素として含有可能な色素としては、赤色のタール色素を挙げることができる。赤色のタール色素としては、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色216、赤色217、赤色218、赤色219、赤色220号、赤色221、赤色223、赤色225、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色230(1)、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色40号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号等を挙げることができる。これらの合成色素のなかでも、赤色106号、赤色401号、赤色227号が好ましい
赤色色素としては、カロテノイド、カラメル、赤色106号、赤色401号及び赤色227からなる群より選択される少なくとも1つであることが好ましく、カロテノイド、特にアスタキサンチン及びリコピンからなる群より選択される少なくとも1つのカロテノイドであることがより好ましい。
赤色色素は、天然色素及び合成色素をそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよく、赤色色素を2種以上用いる場合には、天然色素のみ、合成色素のみ、天然色素と合成色素との組み合わせのいずれであってもよい。
液体洗浄剤組成物における赤色色素の含有量は、用いられる赤色色素の種類によって異なるが、一般に、液体洗浄剤組成物における赤色色素の総含有量としては、0.00001質量%〜1質量%であることが好ましく、0.00005質量%〜0.5質量%であることがより好ましく、0.0001質量%〜0.1質量%であることが最も好ましい。赤色が濃すぎると、洗浄時の洋服又は洗面台への付着する場合があり、赤色が薄いと、色をつけることによる見た目の改良が得られない場合がある。そのため、赤色色素が有するそれぞれの吸光係数に合わせて、赤色色素の含有量を決定することができる。
<その他の成分>
液体洗浄剤組成物は、上述したグリコール脂肪酸エステル、特定のアミノ酸系界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び赤色色素以外の任意の成分を、必要に応じて含むことができる。
[界面活性剤]
液体洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤以外の他の界面活性剤を含むことができる。他の界面活性剤としては、ベタイン等の両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤などを挙げることができる。両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤は1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤の合計の液体洗浄剤組成物における総含有量は、組成物の全質量に対して、泡立ちと安全性の観点から、2質量%〜20質量%であることが好ましく、3質量%〜18質量%であることがより好ましい。
両性界面活性剤としては、例えば、オクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型界面活性剤;N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム等のイミダゾリン型界面活性剤が挙げられる。また、両性界面活性剤としては、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム等も挙げられる。
他の界面活性剤として使用可能な非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン/アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ノモエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ノモエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド、ポルオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。
[防腐剤]
液体洗浄剤組成物は、防腐剤を含有することができる。防腐剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸塩、パラベン、エチルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、過酸化水素、ギ酸、ギ酸エチル、ジ亜塩素酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ペクチン分解物、ポリリジン、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、フェノキシエタノール、レゾルシン、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、チモール、チラム、ティートリー油、ヒノキチオールなどが挙げられ、安息香酸塩、安息香酸、パラベン、フェノキシエタノールなどが好ましい。
防腐剤は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。防腐剤の液体洗浄剤組成物における総含有量は、組成物の全質量に対して、防腐剤の防腐力に応じて決定することができ、0.01質量%〜1質量%であることが好ましい。
[抗酸化剤]
液体洗浄剤組成物は、抗酸化剤を含むことができる。抗酸化剤としては、例えば、アスコルビン酸化合物、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール化合物等が挙げられる。
アスコルビン酸化合物としては、例えば、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸マグネシウム、アスコルビン酸硫酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸パルミテートが挙げられる。
トコフェロール化合物としては、例えば、トコフェロール及びその誘導体からなる化合物群、並びにトコトリエノール及びその誘導体からなる化合物群から選ばれるものを挙げられる。これらのトコフェロール化合物は単独で用いても、複数併用して用いてもよい。また、トコフェロール化合物としては、トコフェロール及びその誘導体からなる化合物群とトコトリエノール及びその誘導体からなる化合物群からそれぞれ選択されたものを組み合わせて使用してもよい。
トコフェロール及びその誘導体からなる化合物群としては、例えば、トコフェロール及びトコフェロールのカルボン酸エステルが挙げられ、具体的には、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等が含まれる。これらの内で、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール、及び、これらの混合物(ミックストコフェロール)がより好ましい。また、トコフェロールのカルボン酸エステルとしては、これらの酢酸エステルが好ましく用いられる。
トコトリエノール及びその誘導体からなる化合物群としては、例えば、トコトリエノール及びトコトリエノールのカルボン酸エステルが挙げられ、具体的には、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノール等が含まれる。また、トコトリエノールのカルボン酸エステルとしては、これらの酢酸エステルが好ましく用いられる。
抗酸化剤は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。抗酸化剤の液体洗浄剤組成物における総含有量は、組成物の全質量に対して、安定性付与の観点から、0.001質量%〜10質量%であることが好ましく、0.002質量%〜5質量%であることがより好ましい。
[pH調整剤]
液体洗浄剤組成物は、更にpH調整剤を含むことができる。pH調整剤としては、例えば、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等の有機酸又はその塩、塩酸、過塩素酸、炭酸、リン酸等の無機酸とその塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを挙げることができる。pH調整剤としては、クエン酸及びクエン酸塩であることが好ましく、クエン酸ナトリウムであることがより好ましい。pH調整剤は1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
[増粘剤又はゲル化剤]
液体洗浄剤組成物は、増粘剤又はゲル化剤を含むことができる。
増粘剤又はゲル化剤としては、例えば、コカミドジエタノールアミン(コカミドDEA);グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、メチル化コラーゲン、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、ゼラチン等の分子量5000超のタンパク質、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン/ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン/メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸/メタアクリル酸エステル共重合体;アクリル酸/メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタニウム−10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム−7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−22等のアクリル酸/ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム−39等のアクリル酸/ジアリルジメチルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体、アクリル酸/カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸/カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム−47等のアクリル酸/アクリル酸メチル/塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリクオタニウム−51等の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロセルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。
[粉体]
液体洗浄剤組成物は、粉体を含むことができる。
粉体としては、通常の液体洗浄剤組成物に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)又は粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。粉体は、複合化した粉体、又は、油剤、シリコーン、フッ素化合物等で表面処理を行なった粉体でもよい。
例えば、無機粉体としては、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、モンモリロナイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロースパウダー、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロンパウダー、6ナイロンパウダー、スチレン/クリル酸共重合体パウダー、ジビニルベンゼン/スチレン共重合体パウダー、ビニル樹脂パウダー、尿素樹脂パウダー、フェノール樹脂パウダー、フッ素樹脂パウダー、ケイ素樹脂パウダー、アクリル樹脂パウダー、メラミン樹脂パウダー、エポキシ樹脂パウダー、ポリカーボネイト樹脂パウダー、微結晶繊維パウダー、ラウロイルリジン等を挙げることができる。
有色顔料としては、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等;赤色以外のタール色素としては、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、ラッカイン酸、ブラジリン、クロシンなどが挙げられる。
[水]
液体洗浄剤組成物は、上記必須及び任意の成分の他に、水を配合することが好ましい。 水としては、例えば、精製水、温泉水、深層水、植物の水蒸気、蒸留水等を挙げることができ、これらを必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。水の液体洗浄剤組成物における含有量は、特に限定されず、適宜、他の成分量に応じて配合することができる。液体洗浄剤組成物における水の含有量は、例えば、50質量%〜90質量%であることが好ましく、60質量%〜87質量%であることがより好ましく、65質量%〜85質量%であることが更に好ましい。
[その他]
液体洗浄剤組成物には、上記成分の他、液体洗浄剤組成物に通常用いられる添加成分を、その形態に応じて適宜含有させることができる。
その他の添加成分としては、例えば、グリセリン、ジプロピレングリコール、1.3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2−メチル−2,4ペンタンジオール等の多価アルコール;ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクトース、マルトトリイトール、キシリトールなどの糖アルコール;チアミン等のビタミンB1化合物;リボフラビン等のビタミンB2化合物;ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のビタミンB3化合物;ナイアシン、パントテン酸、パントテニルエチルエーテル等のビタミンB5化合物、ピリドキシン等のビタミンB6化合物、ビオチン等のビタミンB7化合物、コバラミン等のビタミンB12化合物、葉酸等のビタミンB群;γ−オリザノール、オロチン酸、グルクロノラクトン、グルクロン酸アミド、ヨクイニンなどの水溶性ビタミン化合物;グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、メチオニン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(2−オクチルドデシル)等のアミノ酸及びそれらの誘導体;フラボノイド類(カテキン、アントシアニン、フラボン、イソフラボン、フラバン、フラバノン、ルチン)、フェノール酸化合物(クロロゲン酸、エラグ酸、没食子酸、没食子酸プロピル等)、リグナン化合物、クルクミン化合物、クマリン化合物、プテロスチルベン等を含むヒドロキシスチルベン;セラミド及びその誘導体、18−メチルエイコサン酸等;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質、又はこれらの類似物、大豆レシチン、卵黄レシチン、又はこれらの水素添加物等のリン脂質及びその誘導体などを挙げることができる。これらの添加成分は、その機能に基づいて、例えば機能性成分、賦形剤、粘度調整剤、ラジカル捕捉剤等として、液体洗浄剤組成物に含まれてもよい。
その他、液体洗浄剤組成物には、油剤、染毛剤、芳香剤、柔軟剤、保湿剤、紫外線吸収剤、活性酸素除去剤、育毛剤、植物等の抽出エキス等を加えることができる。
植物等の抽出エキスとしては、センブリエキス、ニンジンエキス等、育毛効果を有するエキスを配合することが好ましい。
<pH>
液体洗浄剤組成物のpHは、例えば、4.0〜8.0とすることができるが、特に制限はない。
<製造方法>
液体洗浄剤組成物は、上述した各成分を常法に従って配合することにより得ることができる。具体的には、各成分を組み合わせ、必要に応じて加温下で、攪拌混合して各成分を溶解又は分散させ、適温まで冷却することにより得ることができる。
<用途>
液体洗浄剤組成物は、例えば、シャンプー等の頭皮頭髪用洗浄剤組成物、洗顔料、ボディソープ、ハンドソープ等の身体用洗浄剤組成物等として好ましく用いられる。液体洗浄剤組成物は、これらの中でも、頭皮頭髪用洗浄剤組成物として用いられることが特に好ましい。
以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。しかしながら、本発明は実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1〜14、比較例1〜3]
表1及び表2に記載の各成分を、水中にて組み合わせて80℃にて攪拌混合し、室温まで冷却して、表1及び表2に記載の最終含有量(質量%)の各液体洗浄剤組成物を調製した。
なお、表1及び表2における空欄は、未配合であることを意味する。
また、赤色106号、赤色401号、赤色227号、及びカラメルは、オキアミ抽出物の彩度(c値)と同じ値となるように含有量を調整して添加した。
得られた実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例3の各液体洗浄剤組成物の一部をそれぞれ評価用試料とし、以下の色差測定による評価に用いた。それぞれの評価結果を表1及び表2に示す。
各液体洗浄剤組成物からの評価用試料を、透明なガラス容器に入れ、45℃又は室温(25℃)にそれぞれ3ヶ月放置した。その後、各評価用試料を、反射スペクトル用のセルに入れ、分光光度計にて反射スペクトルを測定した。得られたスペクトルの形状とC光源のスペクトルから、各評価用試料のC光源下での外観色であるLab値を算出し、彩度(c)、色相角(h)、明度(L)を算出した。
(a)c値
室温で3ヶ月放置した場合の彩度c値を赤味の指標とし、以下のように評価とした。なお、Aを合格とした。
A:c値が7以上
B:c値が3以上7未満
C:c値が3未満
(b)ΔL
室温で3ヶ月放置した場合の色相角と45℃で3ヶ月放置した場合の明度(L)の変化幅(ΔL)を以下のように評価した。なお、「A」又は「B」を合格とした。
A:12以下
B:12を超え、20以下
C:20超
(c)Δh
室温で3ヶ月放置した場合の色相角と45℃で3ヶ月放置した場合の色相角(h)の変化幅(Δh)を以下のように評価した。なお、「A」又は「B」を合格とした。
A:30以下
B:30を超え、40以下
C:40超
Figure 2015016038

Figure 2015016038
実施例1〜実施例14の液体洗浄剤組成物では、グリコール脂肪酸エステルの結晶成長が良好に制御され、組成物の赤みの変化、明度及び色相角の変化幅が小さく、外観状の色味の変化が小さいことがわかった。特に、特定のアミノ酸系界面活性剤をアニオン性界面活性剤全量の75質量%以上の比率で含有する実施例1及び実施例2、実施例5〜実施例7、実施例9〜実施例13では、明度及び色相角の変化もより小さく、更に良好にグリコール脂肪酸エステルの結晶成長が制御され、外観の色味の変化がより小さく抑えられていることがわかる。
一方、比較例1及び比較例2のように、特定のアミノ酸系界面活性剤の代わりに、タウリン誘導体(ココイルメチルタウリンナトリウム)又はラウレス硫酸ナトリウムを用いた場合には、明度及び色相角が大きく変化して組成物の赤みが黄色く変質しており、グリコール脂肪酸エステルの安定性が損なわれて結晶成長が生じていることがわかる。
また、比較例3のように、他のアニオン性界面活性剤を含有し、特定のアミノ酸系界面活性剤のアニオン性界面活性剤中の比率が30質量%未満では、本発明の効果が得られないことがわかる。
従って、本発明によれば、優れたパール状外観を備え、赤色色味の経時的な変化が抑制された液体洗浄剤組成物を提供することができる。
2013年8月2日に出願された日本国特許出願2013−161741の開示は参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (7)

  1. グリコール脂肪酸エステルと、サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを30質量%以上の比率で含むアニオン性界面活性剤と、赤色色素と、を含む、液体洗浄剤組成物。
  2. サルコシン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤及びアラニン骨格を有するアミノ酸系界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つの含有量が、組成物全体の質量に対し3質量%〜20質量%である請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. グリコール脂肪酸エステルが、ジステアリン酸グリコールである請求項1又は請求項2記載の液体洗浄剤組成物。
  4. グリコール脂肪酸エステルの含有量が、組成物全体の質量に対して0.3質量%〜5.0質量%である請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の液体洗浄剤組成物。
  5. 赤色色素が、カロテノイド、カラメル、赤色106号、赤色401号及び赤色227からなる群より選択される少なくとも1つである請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の液体洗浄剤組成物。
  6. 赤色色素が、アスタキサンチン及びリコピンからなる群より選択される少なくとも1つのカロテノイドである請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の液体洗浄剤組成物。
  7. 頭皮頭髪用液体洗浄剤組成物である請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の液体洗浄剤組成物。
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