JP2003048818A - 頭髪用化粧品 - Google Patents
頭髪用化粧品Info
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- JP2003048818A JP2003048818A JP2001266508A JP2001266508A JP2003048818A JP 2003048818 A JP2003048818 A JP 2003048818A JP 2001266508 A JP2001266508 A JP 2001266508A JP 2001266508 A JP2001266508 A JP 2001266508A JP 2003048818 A JP2003048818 A JP 2003048818A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘンナは欧米では古から頭髪用化粧品として
使用の歴史があるが、その使用法は、保存された葉の裁
断物から煎汁を自家で調整し、頭髪を洗うといったもの
であった。ヘンナを商品とするために、その粉末また抽
出液をもって調剤するときヘンナの有効成分は水の存在
で経時的に劣化することが判明した。またヘンナによる
頭髪の染色はその色調が淡色であるので、しらが染めに
は調色の必要がある。 【解決手段】 ヘンナの有効成分ラウソンの劣化は、縮
合と開環することにあり、この防止には液性を還元雰囲
気に置くことにより解決されることを見いだした。その
ためには、製品をヨード標準液で定量するとき、1N標
準液に換算して30μl〜30ml/gとすべきことを
実験で求めた。色合の調整は塩基性酸化染料・酸性染料
・キレート染料との併用で解決できた。
使用の歴史があるが、その使用法は、保存された葉の裁
断物から煎汁を自家で調整し、頭髪を洗うといったもの
であった。ヘンナを商品とするために、その粉末また抽
出液をもって調剤するときヘンナの有効成分は水の存在
で経時的に劣化することが判明した。またヘンナによる
頭髪の染色はその色調が淡色であるので、しらが染めに
は調色の必要がある。 【解決手段】 ヘンナの有効成分ラウソンの劣化は、縮
合と開環することにあり、この防止には液性を還元雰囲
気に置くことにより解決されることを見いだした。その
ためには、製品をヨード標準液で定量するとき、1N標
準液に換算して30μl〜30ml/gとすべきことを
実験で求めた。色合の調整は塩基性酸化染料・酸性染料
・キレート染料との併用で解決できた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭髪を美化、染色する
ための、頭髪化粧品に属する。故に利用分野はそれらを
製造する製造業ならびにそれらを使用する利美容業であ
る。
ための、頭髪化粧品に属する。故に利用分野はそれらを
製造する製造業ならびにそれらを使用する利美容業であ
る。
【0002】ヘンナは古来よりカミツレなどと共に、欧
米では頭髪の染毛剤として使用されていた。しかし、日
本では使用されていない。その理由はヘンナによる染色
の色調は褐色であって、日本人の本来の黒髪には適合し
ないためである。しかし、近年は却って黒髪を茶髪に脱
色する女性が多くなってきたので、この理由は成り立た
なくなっきた。ヘンナでトリートメントした毛髪は光沢
のあるしなやかな手触りの毛質に改善される。しかし、
化粧品などを監視する立場の旧厚生省は、ヘンナの使用
を認めなかった。本発明者等はヘンナを塗髪すると、毛
質表面がコーディングされて艶と、しなやかさが増加す
ることの効果を評価し、また安全度も確認して、使用の
許可を求めたが駄目であった。しかるところ、今年にな
って、製造自主責任の下に使用して可との厚生労働省の
方針は変更となった。従って、文献上の公知の事項を除
き、日本ではその使用法は詳かにされていない。若し、
扱っていたとする業者があるとすれば、明らかに薬事法
違反をしていたことを自認することになる。
米では頭髪の染毛剤として使用されていた。しかし、日
本では使用されていない。その理由はヘンナによる染色
の色調は褐色であって、日本人の本来の黒髪には適合し
ないためである。しかし、近年は却って黒髪を茶髪に脱
色する女性が多くなってきたので、この理由は成り立た
なくなっきた。ヘンナでトリートメントした毛髪は光沢
のあるしなやかな手触りの毛質に改善される。しかし、
化粧品などを監視する立場の旧厚生省は、ヘンナの使用
を認めなかった。本発明者等はヘンナを塗髪すると、毛
質表面がコーディングされて艶と、しなやかさが増加す
ることの効果を評価し、また安全度も確認して、使用の
許可を求めたが駄目であった。しかるところ、今年にな
って、製造自主責任の下に使用して可との厚生労働省の
方針は変更となった。従って、文献上の公知の事項を除
き、日本ではその使用法は詳かにされていない。若し、
扱っていたとする業者があるとすれば、明らかに薬事法
違反をしていたことを自認することになる。
【0003】ヘンナは、ミソハギ科Tythracea
eの植物、Lawsonia in−ermis L.
で、暖かい地方に自生する樹木であり、日本では植物園
で見ることは出来るが自生していない。一部文献にセン
ダン科のイボタを指名しているものがあるがこれは誤
り。染料成分は化学式1に示すlawsoneラウソン
と呼ばれる一種のナフトキノンであるとの報告がある。
eの植物、Lawsonia in−ermis L.
で、暖かい地方に自生する樹木であり、日本では植物園
で見ることは出来るが自生していない。一部文献にセン
ダン科のイボタを指名しているものがあるがこれは誤
り。染料成分は化学式1に示すlawsoneラウソン
と呼ばれる一種のナフトキノンであるとの報告がある。
【0004】
【化1】
【0005】これまでの公知資料による使用法は、採取
したヘンナ葉(或いはその乾燥品)をNaHCO3水溶
液で抽出した液で髪を洗うとしている。また使用液は酸
性がよいとも報告されている。現地では、ヘンナ葉は乾
燥して束とするか、乾燥片を袋に入れて販売されてお
り、消費者はそれを自家で煎じて用いている。
したヘンナ葉(或いはその乾燥品)をNaHCO3水溶
液で抽出した液で髪を洗うとしている。また使用液は酸
性がよいとも報告されている。現地では、ヘンナ葉は乾
燥して束とするか、乾燥片を袋に入れて販売されてお
り、消費者はそれを自家で煎じて用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が、ヘンナ
(生薬)から製剤を行うに当たって、まずヘンナをパウ
ダー(粉末)またエキトラクト(抽出液)とし、これを
配合してサスペンドリキュア、ミルク、クリームまたジ
ェルとした剤型を選び、これを塗髪するかまた更にシャ
ンプーして洗去する使用を前提と考えた。これらの剤型
では必ず水を配合するものである。ところが、最初、本
発明者は通常に調整した試作品を試験をしたところ、予
期しなかった経時劣化が起きることを判明したのであ
る。
(生薬)から製剤を行うに当たって、まずヘンナをパウ
ダー(粉末)またエキトラクト(抽出液)とし、これを
配合してサスペンドリキュア、ミルク、クリームまたジ
ェルとした剤型を選び、これを塗髪するかまた更にシャ
ンプーして洗去する使用を前提と考えた。これらの剤型
では必ず水を配合するものである。ところが、最初、本
発明者は通常に調整した試作品を試験をしたところ、予
期しなかった経時劣化が起きることを判明したのであ
る。
【0007】因みに、センナの乾燥した葉・樹皮・根皮
は、粗裁断したものが、例えばインド等から、我が国の
皮革業者などが輸入している。試みにその煎汁で頭髪を
洗い、コームスルーしながら乾かすとき、毛髪はしなや
かで光沢のある美髪となる。丁度ヘアマニキュアしたよ
うになるので、恐らくはヘンナの有効成分が毛髪面を薄
膜コーティングをするものと思われる。ところが、上記
の試作品で効果が出現しなかった原因は、有効成分の変
質にあったと結論づけられた。
は、粗裁断したものが、例えばインド等から、我が国の
皮革業者などが輸入している。試みにその煎汁で頭髪を
洗い、コームスルーしながら乾かすとき、毛髪はしなや
かで光沢のある美髪となる。丁度ヘアマニキュアしたよ
うになるので、恐らくはヘンナの有効成分が毛髪面を薄
膜コーティングをするものと思われる。ところが、上記
の試作品で効果が出現しなかった原因は、有効成分の変
質にあったと結論づけられた。
【0008】有効成分は液層クロマトグラフで検出定量
が可能であり、これで以て測定してみると、上記試作品
の経時試験経過後では、その成分量は明らかな減少が認
められる。即ち、微粉末体ならび抽出液は水分の存在で
長時間空気に触れる状態に置くと、その有効成分が劣化
することにある。因みに乾燥した原生薬では劣化の程度
は少ない。その故に、製剤品が劣化しない対策が課題と
なる。
が可能であり、これで以て測定してみると、上記試作品
の経時試験経過後では、その成分量は明らかな減少が認
められる。即ち、微粉末体ならび抽出液は水分の存在で
長時間空気に触れる状態に置くと、その有効成分が劣化
することにある。因みに乾燥した原生薬では劣化の程度
は少ない。その故に、製剤品が劣化しない対策が課題と
なる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決する手段を探索した結果、調剤液に安定剤として
酸化防止剤を加え、還元性雰囲気に置けば良いという結
論に達した。
を解決する手段を探索した結果、調剤液に安定剤として
酸化防止剤を加え、還元性雰囲気に置けば良いという結
論に達した。
【0010】即ち、本発明は「径2mm以下に粉砕され
たヘンナ植物体微粉末またはヘンナからの抽出液を配合
した頭髪化粧品(洗髪用も含む。)」を対象とするもの
であり、そのヘンナ原料と酸化防止剤と染毛染料とを配
合することを必須とし、「他に必要あれば、油脂成分、
樹脂成分、界面活性剤、溶剤、粉末剤、糊剤、増粘剤、
固着剤、安定剤、酸アルカリ剤、pH調整剤、イオン封
鎖剤、着色染料、着色染料顔料、防腐剤、光沢剤、保湿
剤、栄養剤、抗炎症剤、刺激剤、香料および水の1種ま
たは2種以上を配合」してなることを特徴とするもので
ある。而して、酸化防止剤は「ヨード標準液で以て定量
するとき、その消費量が1N標準液に換算して30μl
〜30ml/1g」であるべきことを明確にした。
たヘンナ植物体微粉末またはヘンナからの抽出液を配合
した頭髪化粧品(洗髪用も含む。)」を対象とするもの
であり、そのヘンナ原料と酸化防止剤と染毛染料とを配
合することを必須とし、「他に必要あれば、油脂成分、
樹脂成分、界面活性剤、溶剤、粉末剤、糊剤、増粘剤、
固着剤、安定剤、酸アルカリ剤、pH調整剤、イオン封
鎖剤、着色染料、着色染料顔料、防腐剤、光沢剤、保湿
剤、栄養剤、抗炎症剤、刺激剤、香料および水の1種ま
たは2種以上を配合」してなることを特徴とするもので
ある。而して、酸化防止剤は「ヨード標準液で以て定量
するとき、その消費量が1N標準液に換算して30μl
〜30ml/1g」であるべきことを明確にした。
【0011】そして、本発明品を染毛の目的に兼用した
い向きには「着色染料が塩基性酸化染料、酸性染料であ
り、その量が原液中0.6〜6w/w%」であることを
特徴とするものである。
い向きには「着色染料が塩基性酸化染料、酸性染料であ
り、その量が原液中0.6〜6w/w%」であることを
特徴とするものである。
【0012】[本特許に使用される原料の説明]
<A>ヘンナ植物体:葉の他に樹皮・根皮の方が有効成
分ラウソンの含有率が高いので、本発明では「葉・樹皮
・根皮」が採用し得る。本発明品の剤型に均一に配合す
るためには生薬にあっては2mm以下の細砕品か、抽出
液である。抽出液の場合は、原料乾燥体を水と共に煮沸
し、濾過して得る。ここでアルカリを添加すると抽出に
効果があるが、成分が酸化し重合するので還元剤を添加
しておくことが重要であり、可及的に空気に触れないよ
うにする。また溶媒抽出法も採用できるが、化粧品とし
て用いるのであるから有害な溶剤の残存のないよう留意
が必要である。
分ラウソンの含有率が高いので、本発明では「葉・樹皮
・根皮」が採用し得る。本発明品の剤型に均一に配合す
るためには生薬にあっては2mm以下の細砕品か、抽出
液である。抽出液の場合は、原料乾燥体を水と共に煮沸
し、濾過して得る。ここでアルカリを添加すると抽出に
効果があるが、成分が酸化し重合するので還元剤を添加
しておくことが重要であり、可及的に空気に触れないよ
うにする。また溶媒抽出法も採用できるが、化粧品とし
て用いるのであるから有害な溶剤の残存のないよう留意
が必要である。
【0013】<B>酸化防止剤:ヘンナの劣化変化の主
因のひとつは、有効成分ラウソンの縮合であると思わ
れ、空中酸素や紫外線により二重合体の生成が確認され
ている。もう一つの原因は自発分解酵素の作用であり、
例えばオキシゲナーゼの作用によりC−OH部分が−C
OOHに開環することが知られている。前者の劣化を化
学的に防止するには、酸化防止剤の添加が有効である。
また酵素の作用は加熱するか抽出操作によって無影響と
することが出来る。次に本発明製品に応用出来る酸化防
止剤を紹介する。 1)亜硫酸水、亜硫酸塩、チオン酸(チオ硫酸を含む)
塩、等。 2)亜燐酸塩、次亜リン酸塩、等。 3)硫酸第一鉄、硫酸第一鉄アンモニウム、クエン酸鉄
などの2価イオン鉄を含む化合物。 4)アラビノース、キシロース、フルクトース、グルコ
ース、マルトース、ガラクトース、等の還元糖。 5)アマニ油、桐油、魚油などの不飽和脂肪酸からなる
油脂類。 6)フマール酸、マレイン酸、オレイン酸などの不飽和
脂肪酸 7)シュウ酸、リンゴ酸などのジカルボン酸。 8)アセトアルデヒド、サリチルアルデヒド、シンナミ
ックアルデヒドなどのアルデヒド。 9)オレイルアルコール、ラノリンアルコールなどの不
飽和脂肪アルコール。 10)ヒドロキシルアミン、ハイドロヒドラジン、フェ
ニルヒドラジンなとのヒドラジン化合物。 11)カテコール、フロログルシン、ハイドロキノン、
ピロガロール、レゾルシン、ガリック酸などのポリオー
ル類。 12)カテキン、タンニン等のポリオール縮合物。 13)アミドール、パラミンなどのアミド化合物。 14)アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、
アスコルビン酸リン酸マグネシウム、など。 15)グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸。 16)チオ尿素、チオグリコール酸などのチオ化合物 17)アントシアニン、フラボノール、シャルコン、ク
ロロフィルなどの植物色素。 18)ヘチマ水、桑白皮エキス、海草エキス、果汁、等
の植物性エキス類。
因のひとつは、有効成分ラウソンの縮合であると思わ
れ、空中酸素や紫外線により二重合体の生成が確認され
ている。もう一つの原因は自発分解酵素の作用であり、
例えばオキシゲナーゼの作用によりC−OH部分が−C
OOHに開環することが知られている。前者の劣化を化
学的に防止するには、酸化防止剤の添加が有効である。
また酵素の作用は加熱するか抽出操作によって無影響と
することが出来る。次に本発明製品に応用出来る酸化防
止剤を紹介する。 1)亜硫酸水、亜硫酸塩、チオン酸(チオ硫酸を含む)
塩、等。 2)亜燐酸塩、次亜リン酸塩、等。 3)硫酸第一鉄、硫酸第一鉄アンモニウム、クエン酸鉄
などの2価イオン鉄を含む化合物。 4)アラビノース、キシロース、フルクトース、グルコ
ース、マルトース、ガラクトース、等の還元糖。 5)アマニ油、桐油、魚油などの不飽和脂肪酸からなる
油脂類。 6)フマール酸、マレイン酸、オレイン酸などの不飽和
脂肪酸 7)シュウ酸、リンゴ酸などのジカルボン酸。 8)アセトアルデヒド、サリチルアルデヒド、シンナミ
ックアルデヒドなどのアルデヒド。 9)オレイルアルコール、ラノリンアルコールなどの不
飽和脂肪アルコール。 10)ヒドロキシルアミン、ハイドロヒドラジン、フェ
ニルヒドラジンなとのヒドラジン化合物。 11)カテコール、フロログルシン、ハイドロキノン、
ピロガロール、レゾルシン、ガリック酸などのポリオー
ル類。 12)カテキン、タンニン等のポリオール縮合物。 13)アミドール、パラミンなどのアミド化合物。 14)アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、
アスコルビン酸リン酸マグネシウム、など。 15)グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸。 16)チオ尿素、チオグリコール酸などのチオ化合物 17)アントシアニン、フラボノール、シャルコン、ク
ロロフィルなどの植物色素。 18)ヘチマ水、桑白皮エキス、海草エキス、果汁、等
の植物性エキス類。
【0014】<C>染毛染料:ここでいう染毛染料と
は、毛髪を染色するための染料であって、現在公知とし
て使用されている1)塩基性酸化染料、2)酸性染料で
ある。本件に関しては後述する。
は、毛髪を染色するための染料であって、現在公知とし
て使用されている1)塩基性酸化染料、2)酸性染料で
ある。本件に関しては後述する。
【0015】<D>油脂成分:本願でいう油脂とは、水
と混和せず上層に浮くいわゆる「広義のあぶら」であっ
て、代表例を例示すれば、炭化水素、脂肪族高級アルコ
ール、脂肪族高級エーテル(ろう)、高級脂肪酸、脂肪
酸グリセリドおよびグリセライド、に属するものであっ
て例示すれば、鉱油、流動パラフィン、固形パラフィ
ン、スクワラン、鯨油、綿実油、ヒマシ油、ミツロウ、
木蝋、グリセリンモノセチルアルコール、ジステアリン
酸グリセリン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリ
ン、ジステアリン酸エチレングリコール、オレイン酸プ
ロピレングリコール、アジピン酸ジイソプロピル、乳酸
ミリスチル、イソステアリルオクチルエーテル、オクタ
ン酸オレイル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、ラウリルアルコール、セタノー
ル、α−オレフィンオリゴマー、等。
と混和せず上層に浮くいわゆる「広義のあぶら」であっ
て、代表例を例示すれば、炭化水素、脂肪族高級アルコ
ール、脂肪族高級エーテル(ろう)、高級脂肪酸、脂肪
酸グリセリドおよびグリセライド、に属するものであっ
て例示すれば、鉱油、流動パラフィン、固形パラフィ
ン、スクワラン、鯨油、綿実油、ヒマシ油、ミツロウ、
木蝋、グリセリンモノセチルアルコール、ジステアリン
酸グリセリン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリ
ン、ジステアリン酸エチレングリコール、オレイン酸プ
ロピレングリコール、アジピン酸ジイソプロピル、乳酸
ミリスチル、イソステアリルオクチルエーテル、オクタ
ン酸オレイル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、ラウリルアルコール、セタノー
ル、α−オレフィンオリゴマー、等。
【0016】<E>樹脂成分:天然物また合成化学品
で、モノマーが重合縮合してある程度以上の高分子構造
をつくるものであり、例示すると、アクリル酸アミド、
アクリル酸エステル、アルカノールアミン、スチレン−
メタクリ酸共重合体、エポキシ樹脂とのコポリマー、ポ
リ酢酸ビニールとクロトン酸などとの共重合体、カルボ
キキシビニールポリマー、ポリビニールアルコールとト
ルエンスルホォナミドとの縮合樹脂、ポリビニール・ポ
リピロリドン共重合物、ポリブテン、ポリプロピレン、
等。
で、モノマーが重合縮合してある程度以上の高分子構造
をつくるものであり、例示すると、アクリル酸アミド、
アクリル酸エステル、アルカノールアミン、スチレン−
メタクリ酸共重合体、エポキシ樹脂とのコポリマー、ポ
リ酢酸ビニールとクロトン酸などとの共重合体、カルボ
キキシビニールポリマー、ポリビニールアルコールとト
ルエンスルホォナミドとの縮合樹脂、ポリビニール・ポ
リピロリドン共重合物、ポリブテン、ポリプロピレン、
等。
【0017】<F>界面活性剤:i)カチオン型、i
i)アニオン型、iii)ノニオン型、iv)ビニオン
型、v)極性型、の5分類される界面活性剤があるが、
本発明に於いてその何れもが使用の対象になり、その内
から起泡性の良好なものを選ぶ。界面活性剤の詳細につ
いては、一般図書ならびに会社カタログに化学名・商品
名の記載されている故にここでの説明は省略する。
i)アニオン型、iii)ノニオン型、iv)ビニオン
型、v)極性型、の5分類される界面活性剤があるが、
本発明に於いてその何れもが使用の対象になり、その内
から起泡性の良好なものを選ぶ。界面活性剤の詳細につ
いては、一般図書ならびに会社カタログに化学名・商品
名の記載されている故にここでの説明は省略する。
【0018】<G>溶剤:代表例を挙げれば、次ぎの通
りであり、これより類推できる同質の成分を包含する。
イソペンタン、シクロペンタン、キシレン、石油エーテ
ル、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、シクロヘ
キサノン、フルフラール、ベンジルアルコール、グリセ
リン、メチルエチルケトン、ジアセトンアルコール、ブ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、酢酸エチル、炭酸エチル、無水酢酸、エチルヘキソ
酸、N−メチルピロリドン、等。
りであり、これより類推できる同質の成分を包含する。
イソペンタン、シクロペンタン、キシレン、石油エーテ
ル、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、シクロヘキサノール、シクロヘ
キサノン、フルフラール、ベンジルアルコール、グリセ
リン、メチルエチルケトン、ジアセトンアルコール、ブ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、酢酸エチル、炭酸エチル、無水酢酸、エチルヘキソ
酸、N−メチルピロリドン、等。
【0019】<H>粉末剤:これまた大多数に及ぶの
で、代表例を挙げこれより類推できる同質の成分を包含
する。カオリン、ベントナイト、タルク、マイカ、石灰
石、沈積泥、コラール粉、ケイ藻土、石膏、沈降性炭酸
カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、酸化チタニウ
ム、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ、ケイ酸カルシウ
ム、亜鉛華、セラミックス粉、木炭粉、油煤、粉末活性
炭、木粉、海草粉、パルプ、結晶セルロース、米糠、粉
乳、骨粉、卵殻、かに殻粉、ステアリン酸マグネシウ
ム、ミリスチン酸アルミニウム、リジン、ナイロンパウ
ダー、コーンスターチ、バレイショ澱粉、乳糖、各種合
成樹脂粉末、各種乾燥植物粉末、等。
で、代表例を挙げこれより類推できる同質の成分を包含
する。カオリン、ベントナイト、タルク、マイカ、石灰
石、沈積泥、コラール粉、ケイ藻土、石膏、沈降性炭酸
カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、酸化チタニウ
ム、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ、ケイ酸カルシウ
ム、亜鉛華、セラミックス粉、木炭粉、油煤、粉末活性
炭、木粉、海草粉、パルプ、結晶セルロース、米糠、粉
乳、骨粉、卵殻、かに殻粉、ステアリン酸マグネシウ
ム、ミリスチン酸アルミニウム、リジン、ナイロンパウ
ダー、コーンスターチ、バレイショ澱粉、乳糖、各種合
成樹脂粉末、各種乾燥植物粉末、等。
【0020】<I>増粘剤:グルテン、ケラチン、コラ
ーゲン、キサンタンガム、シードガム、糊化澱粉類、オ
リゴ糖、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸、ステアロイル乳酸Na、ビニルピロリ
ドン樹脂、カルボキシ変性樹脂、変性アクリル樹脂、ス
チレン樹脂の単ならびに共重合樹脂類、等。
ーゲン、キサンタンガム、シードガム、糊化澱粉類、オ
リゴ糖、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸、ステアロイル乳酸Na、ビニルピロリ
ドン樹脂、カルボキシ変性樹脂、変性アクリル樹脂、ス
チレン樹脂の単ならびに共重合樹脂類、等。
【0021】<J>ゲル化剤:製品剤型をジェルとする
ときに添加される。<I>と共通して使用されるもので
ある。ペクチン、寒天、マンナン、カゼイン、カラギー
ナン、水和セルロース、ポリエチレンオキサイド、等。
ときに添加される。<I>と共通して使用されるもので
ある。ペクチン、寒天、マンナン、カゼイン、カラギー
ナン、水和セルロース、ポリエチレンオキサイド、等。
【0022】<K>安定剤:ここでいう安定剤とは1)
調合組成物の形・品質を保つための安定剤、例えばゾル
を安定にするためのステアロイル乳酸ナトリウムの如き
もの、2)配合薬剤の分解を守るための安定剤、例えば
アスコルビン酸の酸化を防ぐためのメタ燐酸マグネシウ
ムの如きもの、3)容器の腐食を防ぐための安定剤、例
えばプラスッチク容器の脆弱を防ぐ没食子酸エステルの
如きものである。
調合組成物の形・品質を保つための安定剤、例えばゾル
を安定にするためのステアロイル乳酸ナトリウムの如き
もの、2)配合薬剤の分解を守るための安定剤、例えば
アスコルビン酸の酸化を防ぐためのメタ燐酸マグネシウ
ムの如きもの、3)容器の腐食を防ぐための安定剤、例
えばプラスッチク容器の脆弱を防ぐ没食子酸エステルの
如きものである。
【0023】<L>酸アルカリ剤:硫酸、塩酸、燐酸、
酢酸、乳酸、などの無機・有機酸、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、アンモニア水、トリ
エタノールアミン、メチルアミノプロパノール、炭酸グ
アニジン、オレイルアミン、等の無機・有機アルカリ。
酢酸、乳酸、などの無機・有機酸、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、アンモニア水、トリ
エタノールアミン、メチルアミノプロパノール、炭酸グ
アニジン、オレイルアミン、等の無機・有機アルカリ。
【0024】<M>pH調整剤:重炭酸ナトリウム、酢
酸ナトリウム、カルバミン酸アンモニウム、燐酸アンモ
ニウム、乳酸ナトリウム、クエン酸カリウム、アミノ酸
類、ベタイン、等。
酸ナトリウム、カルバミン酸アンモニウム、燐酸アンモ
ニウム、乳酸ナトリウム、クエン酸カリウム、アミノ酸
類、ベタイン、等。
【0025】<N>イオン封鎖剤:エチレンジアミン酢
酸2Na、エチレンジアミンヒドロキシエチル3酢酸N
a、ヒドロキシエチルジアミン3酢酸3Na、ジエチレ
ンヒドロキシアミン5酢酸、フィチン酸、アセチレンア
ルコール、等。
酸2Na、エチレンジアミンヒドロキシエチル3酢酸N
a、ヒドロキシエチルジアミン3酢酸3Na、ジエチレ
ンヒドロキシアミン5酢酸、フィチン酸、アセチレンア
ルコール、等。
【0026】<O>着色染料顔料:ここでいう着色染料
顔料とは、調合製品の色つけの為のものである。一般に
法定色素と称する厚生省令第37号に掲げられたものが
染料の代表例。顔料は、無機顔料として、酸化亜鉛、酸
化チタン、酸化鉄(黄色・赤色・黒色)、群青、カーボ
ンブラック、等。有機顔料として、レーキレッドC、リ
ソールルビン、リソールレッド、ディープマルーン、ベ
ンチジンオレンジ、カルバンスブルー、ハンザオレン
ジ、等。天然色素として、カロチン、ルチン、カカオ色
素、ラッカイン、シコニン、クロロフィル、ベタニン、
等。
顔料とは、調合製品の色つけの為のものである。一般に
法定色素と称する厚生省令第37号に掲げられたものが
染料の代表例。顔料は、無機顔料として、酸化亜鉛、酸
化チタン、酸化鉄(黄色・赤色・黒色)、群青、カーボ
ンブラック、等。有機顔料として、レーキレッドC、リ
ソールルビン、リソールレッド、ディープマルーン、ベ
ンチジンオレンジ、カルバンスブルー、ハンザオレン
ジ、等。天然色素として、カロチン、ルチン、カカオ色
素、ラッカイン、シコニン、クロロフィル、ベタニン、
等。
【0027】<P>防腐剤:パラベン、デヒドロ酢酸、
ソルビン酸カリウム、クレゾール、イソプロピルメチル
フェノール、ジブチルヒドロキシトルエン、トリクロロ
カルバミド、臭化アルキルイソキノリニウム、グルコン
酸クロルヘキシジン、等。
ソルビン酸カリウム、クレゾール、イソプロピルメチル
フェノール、ジブチルヒドロキシトルエン、トリクロロ
カルバミド、臭化アルキルイソキノリニウム、グルコン
酸クロルヘキシジン、等。
【0028】<Q>光沢剤:カルナバ蝋、シリコーン樹
脂類、スクワラン、レシチン、ミンクワックス、ラノリ
ン、コメヌカエキス、等。
脂類、スクワラン、レシチン、ミンクワックス、ラノリ
ン、コメヌカエキス、等。
【0029】<R>保湿剤:エチレングリコール、グリ
セリン、ポリグリセリン、ヒアルロン酸、コウジ酸、タ
ウリン、ベタイン、リノール酸モノグリセリド、等。
セリン、ポリグリセリン、ヒアルロン酸、コウジ酸、タ
ウリン、ベタイン、リノール酸モノグリセリド、等。
【0030】<S>栄養剤:外用塗布することによって
毛髪が美しくなるものおよび美しくなると信じられてい
るもの、例えば、パントテニルアルコール、ビオチン、
ビタミン類、ホエー、グルタミン酸などのアミノ酸類、
リポ核酸、オリーブ油、卵油、アラントイン、海草エキ
ス、シイタケエキス、黒砂糖、鳥糞、クロレラ、キトサ
ン、グルコン酸、プラセンタ抽出液、等。
毛髪が美しくなるものおよび美しくなると信じられてい
るもの、例えば、パントテニルアルコール、ビオチン、
ビタミン類、ホエー、グルタミン酸などのアミノ酸類、
リポ核酸、オリーブ油、卵油、アラントイン、海草エキ
ス、シイタケエキス、黒砂糖、鳥糞、クロレラ、キトサ
ン、グルコン酸、プラセンタ抽出液、等。
【0031】<T>抗炎症剤:コルチゾン、ウンデシレ
ン酸、塩酸グルコサミン、アズレン、ヒノキチオール、
グリチルリチン酸、パントテン酸カルシルム、尿素、
等。
ン酸、塩酸グルコサミン、アズレン、ヒノキチオール、
グリチルリチン酸、パントテン酸カルシルム、尿素、
等。
【0032】<U>刺激剤:本発明品がシャンプー式の
場合、頭皮に刺激を与え、発毛を促し、また痒みを抑え
るなどの目的で加える。トウガラシチンキ、カンタリス
チンキ、マスタードオイル、チョウジ油、メチルサリチ
レート、カプシチン、ノナン酸バニリド、カンファー、
メントール、ボルネオール、など。
場合、頭皮に刺激を与え、発毛を促し、また痒みを抑え
るなどの目的で加える。トウガラシチンキ、カンタリス
チンキ、マスタードオイル、チョウジ油、メチルサリチ
レート、カプシチン、ノナン酸バニリド、カンファー、
メントール、ボルネオール、など。
【0033】<V>香料:調合香料、天然香料、
【0034】[安定性を保つための条件]ヘンナ粉末な
らび抽出液は、水の存在で変質し易く、変質したものは
頭髪の美化に効果がない。この変質を防止する手段とし
て、本発明者が見いだした方法は、調合液を還元性の状
態としておくことであり、この目的に酸化防止剤(=還
元剤)が添加されるのである。
らび抽出液は、水の存在で変質し易く、変質したものは
頭髪の美化に効果がない。この変質を防止する手段とし
て、本発明者が見いだした方法は、調合液を還元性の状
態としておくことであり、この目的に酸化防止剤(=還
元剤)が添加されるのである。
【0035】
【表1】
【0036】表−1は、酸化防止剤の添加の有無の試料
により、調剤原液が経時後の変化の程度を液層クロマト
グラフにより求めたものである。#1と#2,#3と#
4,#5と#6,は夫々成分分量を対比させてあり、検
試液はメタノールにて希釈して、濾過また遠心分離操作
で以て処理して調整した。検定ピークは明瞭に特徴ある
A,B,C,Dを選び記載したが、有効成分はDと思わ
れるのでその変化率を視ると、双者間に明瞭な差異が認
められた。即ち、酸化防止剤の添加した場合Dのピーク
面積は経時試験前後であまり変わらないのに反し、添加
の無い場合は極減しているのである。
により、調剤原液が経時後の変化の程度を液層クロマト
グラフにより求めたものである。#1と#2,#3と#
4,#5と#6,は夫々成分分量を対比させてあり、検
試液はメタノールにて希釈して、濾過また遠心分離操作
で以て処理して調整した。検定ピークは明瞭に特徴ある
A,B,C,Dを選び記載したが、有効成分はDと思わ
れるのでその変化率を視ると、双者間に明瞭な差異が認
められた。即ち、酸化防止剤の添加した場合Dのピーク
面積は経時試験前後であまり変わらないのに反し、添加
の無い場合は極減しているのである。
【0037】酸化防止剤の添加量はその剤と調剤条件な
どによって一該に言えないし、その化合物の測定方法を
剤毎に一々設定すると極めて繁雑にわたるので、なべて
最も簡単に且つ普遍的に測定する方法は酸化に働くヨー
ドの消費量を測定することであり、具体的には次記方法
で定量した値をもって規定する。
どによって一該に言えないし、その化合物の測定方法を
剤毎に一々設定すると極めて繁雑にわたるので、なべて
最も簡単に且つ普遍的に測定する方法は酸化に働くヨー
ドの消費量を測定することであり、具体的には次記方法
で定量した値をもって規定する。
【0038】ヨード標準液の消費量で規制した場合、効
果の認められるのは試料1g当たり1N−ヨード標準液
に換算して30μl以上である。この値は、数例の検定
群の段階的に酸化防止剤の添加量を変化した試料につい
て、経時加速試験を実施して求めたものである。然し乍
ら、上限は多いほど良いというものでない。何となれば
塗髪したとき、その有効成分が毛表面をコーティグする
のは、酸化によってラウソンが重合・縮合して薄被膜を
形成するためであるが、このとき酸化防止剤が多すぎる
と重合・縮合を妨げ美化効果が発揮できなくなるからで
ある。幸い、毛髪の表面積は圧倒的に広いので空気に触
れる度合が高く、酸化防止剤の影響は相当高濃度まであ
っても影響は少ないのであるが、それでも標準液30m
l/g以上となると、被膜完成に時間を要する。また酸
化防止剤は毛のシスチン結合を切断し(毛髪学術分野で
は還元という)脆弱にするので、過剰量は望ましくな
い。従って、本発明でヨード標準液の消費量を30μl
〜30ml/gの範囲に設定した理由である。
果の認められるのは試料1g当たり1N−ヨード標準液
に換算して30μl以上である。この値は、数例の検定
群の段階的に酸化防止剤の添加量を変化した試料につい
て、経時加速試験を実施して求めたものである。然し乍
ら、上限は多いほど良いというものでない。何となれば
塗髪したとき、その有効成分が毛表面をコーティグする
のは、酸化によってラウソンが重合・縮合して薄被膜を
形成するためであるが、このとき酸化防止剤が多すぎる
と重合・縮合を妨げ美化効果が発揮できなくなるからで
ある。幸い、毛髪の表面積は圧倒的に広いので空気に触
れる度合が高く、酸化防止剤の影響は相当高濃度まであ
っても影響は少ないのであるが、それでも標準液30m
l/g以上となると、被膜完成に時間を要する。また酸
化防止剤は毛のシスチン結合を切断し(毛髪学術分野で
は還元という)脆弱にするので、過剰量は望ましくな
い。従って、本発明でヨード標準液の消費量を30μl
〜30ml/gの範囲に設定した理由である。
【0039】[ヨード標準液消費量の測定法]供試試料
を精密に秤取り、一旦煮沸して酸素を除いた水を加え、
10倍量に希釈しよく撹拌する。事前処理として、もし
試料が界面活性剤を多く含み、泡立ちが多いときには消
泡剤(イソペンタン、エチルエーテル、シリコーンet
c.これらを加えたときは、後で加温処理して揮散させ
るか或いは添加量を補正する)を加える。試料が、濁っ
ているときは、濾過または遠心分離して透明液を作る。
この一定量を採り、希硫酸(1→10)5ml、ヨード
標準液25ml、水20mlを加え、密栓して30分冷
暗所に置く。若し液の褐色が消えたら、ヨード標準液を
追加する。次に、チオ硫酸ナトリウム標準液25mlを
加えてから、ヨード標準液で滴定する。[終点:澱粉液
を指示薬として黒紫色]ここで使用するヨード標準液お
よびチオ硫酸ナトリウム標準液は、N/30を用いた方
が測定しやすい。消費量の多寡に応じて、採取量を加減
して行うが、最終的に、ヨード消費量は試料1g当たり
の1N標準液のml数に計算して表示する。
を精密に秤取り、一旦煮沸して酸素を除いた水を加え、
10倍量に希釈しよく撹拌する。事前処理として、もし
試料が界面活性剤を多く含み、泡立ちが多いときには消
泡剤(イソペンタン、エチルエーテル、シリコーンet
c.これらを加えたときは、後で加温処理して揮散させ
るか或いは添加量を補正する)を加える。試料が、濁っ
ているときは、濾過または遠心分離して透明液を作る。
この一定量を採り、希硫酸(1→10)5ml、ヨード
標準液25ml、水20mlを加え、密栓して30分冷
暗所に置く。若し液の褐色が消えたら、ヨード標準液を
追加する。次に、チオ硫酸ナトリウム標準液25mlを
加えてから、ヨード標準液で滴定する。[終点:澱粉液
を指示薬として黒紫色]ここで使用するヨード標準液お
よびチオ硫酸ナトリウム標準液は、N/30を用いた方
が測定しやすい。消費量の多寡に応じて、採取量を加減
して行うが、最終的に、ヨード消費量は試料1g当たり
の1N標準液のml数に計算して表示する。
【0040】[染料を配合する場合の説明]前述の如
く、ヘンナの有効成分ラウソンの単独による染色は黄色
から赤みを帯びた淡褐色であって、基地の頭髪の色が均
一な髪にあってはこれを以て染色すると不自然な感じは
全くなく、丁度透過光が赤く映えて美しく輝いてみえる
ものである。ところが、基地がゴマ塩のような“しら
が”にあっては白色毛が赤褐色になり黒毛とのバランス
が悪く極めて不自然に染上るのである。完全な白髪であ
れば、それなりに栗色となり、欧米人のブロンドの様に
奇麗に仕上るが、完全な老人白髪というものは殆どない
から、日本人ゴマシオ白髪に対しては染毛染料との混合
調剤品を推薦する。
く、ヘンナの有効成分ラウソンの単独による染色は黄色
から赤みを帯びた淡褐色であって、基地の頭髪の色が均
一な髪にあってはこれを以て染色すると不自然な感じは
全くなく、丁度透過光が赤く映えて美しく輝いてみえる
ものである。ところが、基地がゴマ塩のような“しら
が”にあっては白色毛が赤褐色になり黒毛とのバランス
が悪く極めて不自然に染上るのである。完全な白髪であ
れば、それなりに栗色となり、欧米人のブロンドの様に
奇麗に仕上るが、完全な老人白髪というものは殆どない
から、日本人ゴマシオ白髪に対しては染毛染料との混合
調剤品を推薦する。
【0041】頭髪の染色に関しては、現状(1)塩基性
酸化染料(2)酸性染料(3)Fe媒染染料が使用され
ており、本発明でもこれら染料を利用出来、しかもヘン
ナと併用するときは艶のあり深みのある自然色に近くな
る特長がある。頭髪を染める染料としては他に直接染め
をするジアゾ染料、中性羊毛染料であるノィトラル染
料、多硫化アルカリを用いる硫化染料、等、これらは人
体に対する毒性の有無の解明が終了次第では適用の可能
性はある。
酸化染料(2)酸性染料(3)Fe媒染染料が使用され
ており、本発明でもこれら染料を利用出来、しかもヘン
ナと併用するときは艶のあり深みのある自然色に近くな
る特長がある。頭髪を染める染料としては他に直接染め
をするジアゾ染料、中性羊毛染料であるノィトラル染
料、多硫化アルカリを用いる硫化染料、等、これらは人
体に対する毒性の有無の解明が終了次第では適用の可能
性はある。
【0042】塩基性酸化染料とはパラミンで代表され
る、一連のアニリン系染料と前駆体でであって、現在ヘ
アダイに普通使用されている薬剤である。代表的例を掲
示すると、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミン、トルエン−2,5−ジアミン、2−メトキシ−
p−フェニレンジアミン、2−メチル−5−アミノフェ
ノール、2−クロル−p−フェニレンジアミン、トルエ
ン−3,4−ジアミン、N,N−ビス(2ヒドロキシエ
チル)−p−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フ
ェニレンジアミン、4−ニトロ−o−フェニレンジアミ
ン、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、3
−ヒドロキシ−N,N−ジメチル−p−フニレンジアミ
ン、4−アミノカテコール、3−ヒドロキシ−4−アミ
ノアニソール、1,4−ジアミノナフタレン、2−アミ
ノインドアニリン、ジィスパーブルー、インド染料、バ
ンドロスキー塩、などである。なお、これらの殆どの物
質は酸化防止剤としても作用するものである。
る、一連のアニリン系染料と前駆体でであって、現在ヘ
アダイに普通使用されている薬剤である。代表的例を掲
示すると、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミン、トルエン−2,5−ジアミン、2−メトキシ−
p−フェニレンジアミン、2−メチル−5−アミノフェ
ノール、2−クロル−p−フェニレンジアミン、トルエ
ン−3,4−ジアミン、N,N−ビス(2ヒドロキシエ
チル)−p−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フ
ェニレンジアミン、4−ニトロ−o−フェニレンジアミ
ン、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、3
−ヒドロキシ−N,N−ジメチル−p−フニレンジアミ
ン、4−アミノカテコール、3−ヒドロキシ−4−アミ
ノアニソール、1,4−ジアミノナフタレン、2−アミ
ノインドアニリン、ジィスパーブルー、インド染料、バ
ンドロスキー塩、などである。なお、これらの殆どの物
質は酸化防止剤としても作用するものである。
【0043】酸性染料とは、水溶性を上げるために分子
内にSO3−を導入した染料のことであるが、日本では
安全性の確認された法定色素を左様に慣称されている。
例示すれば、アシッドバイオレッド、サンセットイエロ
ー、ローズベンガル、アシッドレッド、エオシン、ファ
ーストグリーン、インジゴカーミンなどである。
内にSO3−を導入した染料のことであるが、日本では
安全性の確認された法定色素を左様に慣称されている。
例示すれば、アシッドバイオレッド、サンセットイエロ
ー、ローズベンガル、アシッドレッド、エオシン、ファ
ーストグリーン、インジゴカーミンなどである。
【0044】媒染染料では、Feとのキレートを応用す
るもので、カテコール、ピロガロール、タンニン酸、ク
エルセチン、ヘマティン、アザレリン、などと硫酸鉄が
用いられる。
るもので、カテコール、ピロガロール、タンニン酸、ク
エルセチン、ヘマティン、アザレリン、などと硫酸鉄が
用いられる。
【0045】代表的にp−フェニレンジアミンを共用し
た場合の反応を想定すると、化学式−1のように結合
し、さらに逐次連続して反応は進み網状連結して、黒色
に発色するのである。希望の色調を出したいときは一般
ヘアダイと同じく、別の染料を配合することによって目
的は達成させられる。通常のヘアダイでp−フェニレン
ジアミン単独では黒色が強くかえって不自然に感じるも
のであるが、ヘンナを併用すると、和らいだ色合いに仕
上がる。
た場合の反応を想定すると、化学式−1のように結合
し、さらに逐次連続して反応は進み網状連結して、黒色
に発色するのである。希望の色調を出したいときは一般
ヘアダイと同じく、別の染料を配合することによって目
的は達成させられる。通常のヘアダイでp−フェニレン
ジアミン単独では黒色が強くかえって不自然に感じるも
のであるが、ヘンナを併用すると、和らいだ色合いに仕
上がる。
【0046】
【化2】
【0047】塩基性酸化染料はヘンナ成分と共存すると
きでも、0.6w/w%以下では完全な発色をしない。
また、上限を6%としたのは、厚生省医薬部外品で添加
量の上限がその程度に定められているからである。
きでも、0.6w/w%以下では完全な発色をしない。
また、上限を6%としたのは、厚生省医薬部外品で添加
量の上限がその程度に定められているからである。
【0048】[オルト還元体のキレートによる着色]塩
基性酸化染料は人によって感作性いわゆるカブレを生じ
る欠点がある。この様な人に対して、Fe2+などの着
色金属イオンとの発色を応用する手段があり、前記のカ
テコールなどによる染毛はこの例である。これらの化合
物は何れも、オルト位置に相対する2個のー0H基があ
り、ここに2価の金属イオンがキレートして捕らえられ
発色するとの理論である。ヘンナの含有成分ラウソンの
構造式については化学式1に前掲の通りであるが、ここ
でα⇔βの互変異性体があり、この平衡恒数K=[α/
β]は E0 α=0.353volt,E0 β=0.433vo
lt logK=[E0 β−E0 α]/0.0296 (2
5°) K=502 即ち、この平衡系で、α型が絶対的に多くβ型は0.2
%占めるに過ぎない。しかし本発明の場合は酸化防止剤
(還元剤)の存在でβの存在比が高くなり、且つさらに
>O基は−OHに還元され、オルト位置のOHによりキ
レートを作ることが可能となる。故に、本発明品で頭髪
を処理後、硫酸第一鉄溶液を塗髪すると発色して染毛す
ることができる。また硫酸鉄溶液処理をしなくとも自然
の水道水程度の鉄分でも除々に着色してゆくものであ
る。
基性酸化染料は人によって感作性いわゆるカブレを生じ
る欠点がある。この様な人に対して、Fe2+などの着
色金属イオンとの発色を応用する手段があり、前記のカ
テコールなどによる染毛はこの例である。これらの化合
物は何れも、オルト位置に相対する2個のー0H基があ
り、ここに2価の金属イオンがキレートして捕らえられ
発色するとの理論である。ヘンナの含有成分ラウソンの
構造式については化学式1に前掲の通りであるが、ここ
でα⇔βの互変異性体があり、この平衡恒数K=[α/
β]は E0 α=0.353volt,E0 β=0.433vo
lt logK=[E0 β−E0 α]/0.0296 (2
5°) K=502 即ち、この平衡系で、α型が絶対的に多くβ型は0.2
%占めるに過ぎない。しかし本発明の場合は酸化防止剤
(還元剤)の存在でβの存在比が高くなり、且つさらに
>O基は−OHに還元され、オルト位置のOHによりキ
レートを作ることが可能となる。故に、本発明品で頭髪
を処理後、硫酸第一鉄溶液を塗髪すると発色して染毛す
ることができる。また硫酸鉄溶液処理をしなくとも自然
の水道水程度の鉄分でも除々に着色してゆくものであ
る。
【0049】
【実施例】
[実施例 1]
処方
ヘンナ葉乾燥粉末(200メッシュパス) 4.0w%
ステアリン酸アスコルビル 0.5
ステアリン酸マグネシウム 1.0
パルミチン酸コレステリンエステル 2.0
POE(16)グリセリルモノステアレート 1.5
イソステアリン酸POEグリセリル 1.5
ソルビタントリオレエート 0.5
高分子80000シリコーン 0.6
トリエタノールアミン 2.5
▲10▼オルベンゲル(ベントナイト5%) 10.0
▲11▼パラベンエステル 0.4
▲12▼ポリグリセリン 5.0
▲13▼香料 0.1
▲14▼精製水 を加えて全量100.0とする。
本例は、ヘアパックの例である。泥クリーム状であり、
缶詰とした商品形態で市販される。くせのあるヘア、痛
んで修復の必要ある頭髪に応用される。本剤を頭髪に塗
り、蒸しタオルで加温し、のち洗い流す。光沢と潤いの
あるストレートの毛質が得られた。本剤をとり、10倍
の水を加えて撹拌し、遠心分離を行い、その上澄液につ
いてヨード標準液消費量(1N標準液換算)を測定した
ところ929μl/gの結果を得た。
缶詰とした商品形態で市販される。くせのあるヘア、痛
んで修復の必要ある頭髪に応用される。本剤を頭髪に塗
り、蒸しタオルで加温し、のち洗い流す。光沢と潤いの
あるストレートの毛質が得られた。本剤をとり、10倍
の水を加えて撹拌し、遠心分離を行い、その上澄液につ
いてヨード標準液消費量(1N標準液換算)を測定した
ところ929μl/gの結果を得た。
【0050】[実施例 2]ヘンナの乾燥樹皮裁片20
Kgに水酸化ナトリウム200g,亜硫酸ナトリウム1
00g,水200lを加え、圧力釜にて120°C、2
時間、加熱し、冷後取り出し、濾過洗浄して、水抽出液
200lを得た。これを原料として次ぎの処方により、
本発明品を製した。 処方 ヘンナ樹皮水性抽出液 25l ドデシルグルコシド55%(オラミックスNS10) 800g こむぎグルテン(一丸、グァルディンAGP) 300g アスコルビン酸りん酸マグネシウム 50g ベンジルアルコール 6kg カチオン性セルロースポリマー (ナショナルスターチ セルクォートH−100) 750g ジメチルシロキサン・メチル(POEリン酸)シロキサン共重合体 (フォニクスケミカル、PECOSIL PS−100) 400g メチルアミノプロパノール 100g 褐色201号 25g ▲10▼黒色401号 25g ▲11▼パラオキシ安息香酸エステル 200g ▲10▼香料 10g ▲11▼水 を加えて全量 100lとする。 本例は酸性染料を含む頭髪のスタイリングであって、併
せて長時間連続して使用すると、頭髪は黒褐色に染め上
がる。ジェルであり、チューブ詰の商品形態をとる。本
品の1Nヨード液の消費量は5720μl/1gであっ
た。
Kgに水酸化ナトリウム200g,亜硫酸ナトリウム1
00g,水200lを加え、圧力釜にて120°C、2
時間、加熱し、冷後取り出し、濾過洗浄して、水抽出液
200lを得た。これを原料として次ぎの処方により、
本発明品を製した。 処方 ヘンナ樹皮水性抽出液 25l ドデシルグルコシド55%(オラミックスNS10) 800g こむぎグルテン(一丸、グァルディンAGP) 300g アスコルビン酸りん酸マグネシウム 50g ベンジルアルコール 6kg カチオン性セルロースポリマー (ナショナルスターチ セルクォートH−100) 750g ジメチルシロキサン・メチル(POEリン酸)シロキサン共重合体 (フォニクスケミカル、PECOSIL PS−100) 400g メチルアミノプロパノール 100g 褐色201号 25g ▲10▼黒色401号 25g ▲11▼パラオキシ安息香酸エステル 200g ▲10▼香料 10g ▲11▼水 を加えて全量 100lとする。 本例は酸性染料を含む頭髪のスタイリングであって、併
せて長時間連続して使用すると、頭髪は黒褐色に染め上
がる。ジェルであり、チューブ詰の商品形態をとる。本
品の1Nヨード液の消費量は5720μl/1gであっ
た。
【0051】[実施例 3]ヘンナは乾燥裁断品50g
をソックスレー抽出器に装し、空気を遮断してエタノー
ルを以て、浸出液が褐色を呈しなくなるまで抽出し、ア
ルコール抽出液を製した。本抽出液は蒸発残分12.6
w/v%を含む。 処方 ヘンナ葉アルコール抽出液 20ml ハイドロキノン 0.5g パラフェニレンジアミン 3.0g 2−ニトロパラフェニレンジアミン 1.0g 28%アンモニア水 7.2g POE(15)グリセリルモノオレエート 1.5g POE(20)硬化ヒマシ油 1.5g 白色ワセリン 1.5g 精製水 を加えて 100gとする。 本品は染毛剤の第1剤であって、使用直前に過酸化水素
を含む第2剤と混合して、塗髪する。本剤はクリーム状
であり、アルミ製チューブに充填される。第2剤もクリ
ーム状を併用すると便利であり、過酸化水素が4%品の
場合は1:1の割合に混合する。ゴマシラガの頭髪に対
して染毛した時、色度はムラがなく、艶があり、しなや
かな毛質に仕上がった。本剤のヨード標準液消費量は、
21ml/gであった。
をソックスレー抽出器に装し、空気を遮断してエタノー
ルを以て、浸出液が褐色を呈しなくなるまで抽出し、ア
ルコール抽出液を製した。本抽出液は蒸発残分12.6
w/v%を含む。 処方 ヘンナ葉アルコール抽出液 20ml ハイドロキノン 0.5g パラフェニレンジアミン 3.0g 2−ニトロパラフェニレンジアミン 1.0g 28%アンモニア水 7.2g POE(15)グリセリルモノオレエート 1.5g POE(20)硬化ヒマシ油 1.5g 白色ワセリン 1.5g 精製水 を加えて 100gとする。 本品は染毛剤の第1剤であって、使用直前に過酸化水素
を含む第2剤と混合して、塗髪する。本剤はクリーム状
であり、アルミ製チューブに充填される。第2剤もクリ
ーム状を併用すると便利であり、過酸化水素が4%品の
場合は1:1の割合に混合する。ゴマシラガの頭髪に対
して染毛した時、色度はムラがなく、艶があり、しなや
かな毛質に仕上がった。本剤のヨード標準液消費量は、
21ml/gであった。
【0052】
[実施例 4]
実施例2のヘンナ樹皮水性抽出液 10ml
無水亜硫酸ナトリウム 0.1g
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0g
N−ココイルメチルタウリンナトリウム(30%) 25.0g
ココイルサルコシンナトリウム(30%) 25.0g
乳酸ミリスチル 5.0g
シリコーン40%乳化液 0.4g
精製水 を加えて100mlとする
本品は、処理後光沢のある髪質を期待するトリートメン
トシャンプーリンスである。パール光沢のある乳液で、
ハンドポンプ容器に充填される。本剤の1Nヨード標準
液消費量は、2.3ml/gであった。
トシャンプーリンスである。パール光沢のある乳液で、
ハンドポンプ容器に充填される。本剤の1Nヨード標準
液消費量は、2.3ml/gであった。
【0053】
[実施例 5]
実施例3のヘンナ葉アルコール抽出液 5ml
ピロガロール 0.1g
ルチン 0.02g
ヒノキチオール 0.02g
ヘマテイン 0.05g
メントール 0.4g
メチルアミノプロパノール 0.1g
カルボキシビニールポリマー(カーボポール#941) 0.5g
ガフコートHS100(GAF社) 2.5g
▲10▼香料 0.1g
▲11▼95エタノール 40ml
▲11▼精製水を加えて 100mlとする。
本例は頭髪セッティングコート剤である。頭皮の痒みに
対しては有効、は育毛効果、の組合わで
自然色のキレートを作り、艶のある栗茶色の染色とな
る。本剤の1Nヨード標準液消費量は、56μl/gで
あった。
対しては有効、は育毛効果、の組合わで
自然色のキレートを作り、艶のある栗茶色の染色とな
る。本剤の1Nヨード標準液消費量は、56μl/gで
あった。
【0054】
【発明の効果】ヘンナは古くエジプト時代から頭髪の化
粧品に用いられていたものであり、頭髪を色艶よくしな
やかに仕上げる。植物由来として、カミツレとともに欧
米では古くから使用されその評価は高いが、カミツレ配
合調剤品は市場によく見かけるに対し、ヘンナはそんな
に多くない。また時に、ヘンナの効果はそれ程でもない
という声を聞くこともあるが、それはヘンナ成分が不適
切な貯蔵により変質していることが多いためである。こ
の様な事情に対し、本発明はヘンナ製剤品の経時変化を
防止する方法を完成したものある。よって、ヘンナの特
長を活かし、かつ日本人に合った染毛用頭髪化粧品を提
供するものである。
粧品に用いられていたものであり、頭髪を色艶よくしな
やかに仕上げる。植物由来として、カミツレとともに欧
米では古くから使用されその評価は高いが、カミツレ配
合調剤品は市場によく見かけるに対し、ヘンナはそんな
に多くない。また時に、ヘンナの効果はそれ程でもない
という声を聞くこともあるが、それはヘンナ成分が不適
切な貯蔵により変質していることが多いためである。こ
の様な事情に対し、本発明はヘンナ製剤品の経時変化を
防止する方法を完成したものある。よって、ヘンナの特
長を活かし、かつ日本人に合った染毛用頭髪化粧品を提
供するものである。
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Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB082 AB352
AB442 AC012 AC102 AC152
AC312 AC352 AC392 AC422
AC432 AC442 AC472 AC482
AC492 AC542 AC552 AC582
AC692 AC792 AC842 AD092
AD112 AD132 AD152 AD242
AD392 AD492 AD532 AD552
AD642 BB01 BB11 BB21
BB43 BB44 BB47 BB48 BB53
CC32 CC33 CC36 CC38 CC39
DD31 EE28 EE29
Claims (3)
- 【請求項1】径2mm以下に粉砕されたヘンナ植物体微
粉末またはヘンナからの抽出液を配合した頭髪用化粧品
において、酸化防止剤と、染毛染料とを配合し、他に必
要あれば、油脂成分、樹脂成分、界面活性剤、溶剤、粉
末剤、増粘剤、ゲル化剤、安定剤、酸アルカリ剤、pH
調整剤、イオン封鎖剤、着色染料顔料、防腐剤、光沢
剤、保湿剤、栄養剤、抗炎症剤、刺激剤、香料および水
の1種または2種以上を配合して成ることを特徴とする
頭髪化粧品。 - 【請求項2】製剤中の酸化防止剤が、ヨード標準液で以
て定量するとき、その消費量が1N標準液に換算して、
30μl〜30ml/1gである請求項1記載の頭髪化
粧品。 - 【請求項3】製剤中の染毛染料が、塩基性酸化染料、酸
性染料、またはキレート染料であり、その量が0.6〜
6w/w%である請求項1記載の頭髪化粧品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266508A JP2003048818A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 頭髪用化粧品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266508A JP2003048818A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 頭髪用化粧品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003048818A true JP2003048818A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=19092786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001266508A Pending JP2003048818A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 頭髪用化粧品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003048818A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010529156A (ja) * | 2007-06-13 | 2010-08-26 | ヘンケル・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト・アウフ・アクティーン | ヘアーカラーチェンジング剤の充填方法 |
WO2012057050A1 (ja) | 2010-10-26 | 2012-05-03 | 富士フイルム株式会社 | 染毛剤 |
JPWO2015016038A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2017-03-02 | 富士フイルム株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
FR3045381A1 (fr) * | 2015-12-21 | 2017-06-23 | Oreal | Procede de coloration capillaire a partir de colorant naturel, d'oxydant, de corps gras et de tensioactifs, composition et kit comprenant les ingredients |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001266508A patent/JP2003048818A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8579992B2 (en) | 2010-10-26 | 2013-11-12 | Fujifilm Corporation | Hair dye |
KR20130141535A (ko) | 2010-10-26 | 2013-12-26 | 후지필름 가부시키가이샤 | 염모제 |
JPWO2015016038A1 (ja) * | 2013-08-02 | 2017-03-02 | 富士フイルム株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
FR3045381A1 (fr) * | 2015-12-21 | 2017-06-23 | Oreal | Procede de coloration capillaire a partir de colorant naturel, d'oxydant, de corps gras et de tensioactifs, composition et kit comprenant les ingredients |
WO2017108551A1 (en) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | L'oreal | Hair dyeing process using natural dye, oxidizing agent, fatty substances and surfactants, composition and kit comprising the ingredients |
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