JPH09221410A - 老化防止用皮膚外用剤 - Google Patents
老化防止用皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH09221410A JPH09221410A JP8052301A JP5230196A JPH09221410A JP H09221410 A JPH09221410 A JP H09221410A JP 8052301 A JP8052301 A JP 8052301A JP 5230196 A JP5230196 A JP 5230196A JP H09221410 A JPH09221410 A JP H09221410A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- extract
- ointment
- acid
- saticum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚の老化に深く関与する活性酸素、特に一
重項酸素を消去することにより、安全で有効な老化防止
用皮膚外用剤を得る。 【解決手段】 活性酸素特に一重項酸素を消去する作用
を有するパセリ(Petroselium saticum)の抽出物を皮膚
外用剤基剤に含有させる。これにより、シワやタルミな
どの皮膚の老化症状を効果的に予防することができる。
重項酸素を消去することにより、安全で有効な老化防止
用皮膚外用剤を得る。 【解決手段】 活性酸素特に一重項酸素を消去する作用
を有するパセリ(Petroselium saticum)の抽出物を皮膚
外用剤基剤に含有させる。これにより、シワやタルミな
どの皮膚の老化症状を効果的に予防することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パセリ抽出物を活
性酸素消去剤として配合することにより、紫外線や代謝
により皮膚内に生じる活性酸素を消去して、活性酸素に
起因する皮膚の老化を防止する皮膚外用剤に関する。
性酸素消去剤として配合することにより、紫外線や代謝
により皮膚内に生じる活性酸素を消去して、活性酸素に
起因する皮膚の老化を防止する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内の代謝反応や紫外線により生体で
発生する一重項酸素をはじめとする活性酸素種は、皮膚
のシワ形成,真皮構成成分の変成等、皮膚の老化に深く
かかわることが示唆されてきた。
発生する一重項酸素をはじめとする活性酸素種は、皮膚
のシワ形成,真皮構成成分の変成等、皮膚の老化に深く
かかわることが示唆されてきた。
【0003】それゆえ、かかる活性酸素種を消去する物
質を皮膚外用剤に配合することが、皮膚の老化を防止す
るには有効であると考えられ、ビタミンE群化合物や、
茶をはじめ各種植物の抽出成分を活性酸素消去剤として
配合する試みがなされてきた。
質を皮膚外用剤に配合することが、皮膚の老化を防止す
るには有効であると考えられ、ビタミンE群化合物や、
茶をはじめ各種植物の抽出成分を活性酸素消去剤として
配合する試みがなされてきた。
【0004】しかしながら、従来用いられてきた 活性
酸素消去剤は、作用及び安定性の面で充分ではなく、特
に複雑な処方系の皮膚外用剤に配合した場合、満足な効
果は得られ難かった。
酸素消去剤は、作用及び安定性の面で充分ではなく、特
に複雑な処方系の皮膚外用剤に配合した場合、満足な効
果は得られ難かった。
【0005】また、パセリ(Petroselium saticum)
は、セリ科(Umbelliferae)の2年生の草本植物であ
り、原産は地中海であるが全世界で主に食用を目的とし
て栽培されている。このパセリ抽出物の皮膚外用剤への
応用としては、美白効果(特開昭54−49344)、
脱毛予防効果(特開昭53−52607)、口臭予防効
果(特公昭61−40646)等が開示されている。
は、セリ科(Umbelliferae)の2年生の草本植物であ
り、原産は地中海であるが全世界で主に食用を目的とし
て栽培されている。このパセリ抽出物の皮膚外用剤への
応用としては、美白効果(特開昭54−49344)、
脱毛予防効果(特開昭53−52607)、口臭予防効
果(特公昭61−40646)等が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、特に皮膚の老化に深く関与する活性酸素を消去す
る物質を配合し、安全で有効な老化防止用皮膚外用剤を
提供することを目的とする。
ては、特に皮膚の老化に深く関与する活性酸素を消去す
る物質を配合し、安全で有効な老化防止用皮膚外用剤を
提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、植物抽出物の中からスクリーニングを行った結果、
パセリ(Petroselium saticum)の抽出物が、非常に良
好な活性酸素消去作用、特に一重項酸素消去作用を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
に、植物抽出物の中からスクリーニングを行った結果、
パセリ(Petroselium saticum)の抽出物が、非常に良
好な活性酸素消去作用、特に一重項酸素消去作用を有す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】パセリの抽出物を得る際の抽出部位は特に
限定されないが、中でも葉,茎,根,種子部分から抽出
するのが好ましい。抽出時には、葉,茎,根,種子等を
単独で、あるいは2種以上を組み合わせてもよく、また
全草を用いることもできる。また、パセリを生のまま若
しくは乾燥した状態で抽出することができる。
限定されないが、中でも葉,茎,根,種子部分から抽出
するのが好ましい。抽出時には、葉,茎,根,種子等を
単独で、あるいは2種以上を組み合わせてもよく、また
全草を用いることもできる。また、パセリを生のまま若
しくは乾燥した状態で抽出することができる。
【0009】抽出溶媒としても特に限定されないが、
水、エタノール,メタノール,1,3−ブチレングリコ
ール,グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン,イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン,エ
ーテル,テトラヒドロフラン等の有機溶媒等が例示さ
れ、これらを単独で又は2種以上を混合して用いること
ができる。また、抽出効率を高めるために、モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン等の界面活
性剤を添加してもよい。
水、エタノール,メタノール,1,3−ブチレングリコ
ール,グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン,イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン,エ
ーテル,テトラヒドロフラン等の有機溶媒等が例示さ
れ、これらを単独で又は2種以上を混合して用いること
ができる。また、抽出効率を高めるために、モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン等の界面活
性剤を添加してもよい。
【0010】さらに、抽出方法としては、室温,冷却又
は加温した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気等の
蒸留法を用いて抽出する方法、生のパセリから圧搾して
抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの方法を単独
で又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
は加温した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気等の
蒸留法を用いて抽出する方法、生のパセリから圧搾して
抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの方法を単独
で又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
【0011】また、抽出物としては、粗抽出物をそのま
ま、若しくは粗抽出物を精製,分画したものを用いるこ
とができる。パセリ抽出物の製造例を以下に示す。
ま、若しくは粗抽出物を精製,分画したものを用いるこ
とができる。パセリ抽出物の製造例を以下に示す。
【0012】パセリ抽出物(1) 乾燥したパセリの葉を50重量%1,3−ブチレングリ
コール水溶液で常温で24時間浸漬後、濾過して得られ
た抽出物をパセリ抽出物(1)とした。
コール水溶液で常温で24時間浸漬後、濾過して得られ
た抽出物をパセリ抽出物(1)とした。
【0013】パセリ抽出物(2) 乾燥したパセリの根を「精製水」,「プロピレングリコ
ール」「モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20EO)」の混液(81:15:4)で常温で24
時間浸漬後、濾過して得られた抽出物をパセリ抽出物
(2)とした。
ール」「モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20EO)」の混液(81:15:4)で常温で24
時間浸漬後、濾過して得られた抽出物をパセリ抽出物
(2)とした。
【0014】パセリ抽出物(3) 乾燥したパセリの全草をエタノールに浸漬し、濾過して
得られた抽出物をパセリ抽出物(3)とした。
得られた抽出物をパセリ抽出物(3)とした。
【0015】パセリ抽出物の活性酸素種による細胞傷害
防御作用は、ヒト線維芽細胞に活性酸素種を曝露し、そ
の際の細胞生存率を指標として評価できる。培養したヒ
ト線維芽細胞に前記パセリ抽出物(1)〜(3)をそれ
ぞれを作用させた後、洗浄し、ヒポキサンチン−キサン
チンオキシダーゼ系にて活性酸素種(スーパーオキシド
及びヒドロキシラジカル)を曝露した。曝露後の細胞生
存率はMTT還元法により測定した。
防御作用は、ヒト線維芽細胞に活性酸素種を曝露し、そ
の際の細胞生存率を指標として評価できる。培養したヒ
ト線維芽細胞に前記パセリ抽出物(1)〜(3)をそれ
ぞれを作用させた後、洗浄し、ヒポキサンチン−キサン
チンオキシダーゼ系にて活性酸素種(スーパーオキシド
及びヒドロキシラジカル)を曝露した。曝露後の細胞生
存率はMTT還元法により測定した。
【0016】なお、MTT還元法は、細胞のミトコンド
リア内に存在する脱水素酵素が基質に作用して生じるN
ADHにより、系に添加したMTT(2-(4,5-ジメチルー
2ーチアゾリル)-3,5-ジフェニルテトラゾリウム ブロミ
ド)のテトラゾリウム環が開環することを利用する測定
方法である。テトラゾリウム環の開環により青色のフォ
ルマザンが生成するので、これを560nmにおける吸
光度測定により定量する。
リア内に存在する脱水素酵素が基質に作用して生じるN
ADHにより、系に添加したMTT(2-(4,5-ジメチルー
2ーチアゾリル)-3,5-ジフェニルテトラゾリウム ブロミ
ド)のテトラゾリウム環が開環することを利用する測定
方法である。テトラゾリウム環の開環により青色のフォ
ルマザンが生成するので、これを560nmにおける吸
光度測定により定量する。
【0017】
【表1】 その結果、表1に示すように、パセリの抽出物(1)〜
(3)を作用させた場合は、70〜85%の良好な細胞
生存率を示した。これに対してパセリ抽出物を作用させ
ていないブランクでは、20%未満の低い細胞生存率を
示した。
(3)を作用させた場合は、70〜85%の良好な細胞
生存率を示した。これに対してパセリ抽出物を作用させ
ていないブランクでは、20%未満の低い細胞生存率を
示した。
【0018】また、一重項酸素消去作用についても、2,
2,6,6-テトラメチルピペリドン塩酸塩をスピントラップ
剤としたESRスピントラップ法により測定した。ま
ず、50μMヘマトポルフィリン、50mM2,2,6,6-テ
トラメチルピペリドン塩酸塩を100mMTris−塩
酸緩衝液(pH8.0)に溶解し、5,10,20,5
0,100,150μg/mlの各濃度の試料を添加し
た後、ESR用扁平水溶液セルに移し、これに長波長紫
外線(UVA)を1分間照射して一重項酸素を発生さ
せ、ESRスペクトルを測定した。ESRスペクトル強
度より、一重項酸素消去率を求め、これを濃度に対して
プロットし、50%抑制濃度IC50を求めた。結果を表
1に示したとおり、パセリ抽出物がきわめて低い濃度
で、一重項酸素消去作用を示していた。
2,6,6-テトラメチルピペリドン塩酸塩をスピントラップ
剤としたESRスピントラップ法により測定した。ま
ず、50μMヘマトポルフィリン、50mM2,2,6,6-テ
トラメチルピペリドン塩酸塩を100mMTris−塩
酸緩衝液(pH8.0)に溶解し、5,10,20,5
0,100,150μg/mlの各濃度の試料を添加し
た後、ESR用扁平水溶液セルに移し、これに長波長紫
外線(UVA)を1分間照射して一重項酸素を発生さ
せ、ESRスペクトルを測定した。ESRスペクトル強
度より、一重項酸素消去率を求め、これを濃度に対して
プロットし、50%抑制濃度IC50を求めた。結果を表
1に示したとおり、パセリ抽出物がきわめて低い濃度
で、一重項酸素消去作用を示していた。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明において、上記パセリ抽出
物の老化防止用皮膚外用剤への配合量は、0.001〜
5重量%が適当である。配合量が0.001重量%以下
であると、十分な活性酸素消去効果が得られないが、あ
まり多量に配合する必要もない。
物の老化防止用皮膚外用剤への配合量は、0.001〜
5重量%が適当である。配合量が0.001重量%以下
であると、十分な活性酸素消去効果が得られないが、あ
まり多量に配合する必要もない。
【0020】本発明にかかる老化防止用皮膚外用剤は、
ローション,油剤,乳剤,クリーム,軟膏等の形態をと
ることができる。またさらに、化粧水,クリーム,乳
液,パック,美容液,洗浄料等の様々な形態の化粧料と
して提供することができる。
ローション,油剤,乳剤,クリーム,軟膏等の形態をと
ることができる。またさらに、化粧水,クリーム,乳
液,パック,美容液,洗浄料等の様々な形態の化粧料と
して提供することができる。
【0021】また、本発明における皮膚外用剤の適用部
位は、顔面のみならず、頭皮,肩,腕,腹,背中,脚部
等全身に使用できる。
位は、顔面のみならず、頭皮,肩,腕,腹,背中,脚部
等全身に使用できる。
【0022】本発明においてはさらに必要に応じて、本
発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一
般に用いられている各種成分、すなわち、アボカド油,
パーム油,ピーナッツ油,コメヌカ油,ホホバ油,オレ
ンジラフィー油,マカデミアナッツ油,スクワラン,月
見草油,セサミ油,サンフラワー油,サフラワー油,キ
ャローラ油,カルナウバワックス,パラフィンワック
ス,ラノリン,リンゴ酸ジイソステアリル,イソステア
リルアルコール,流動パラフィン等の油分、グリセリ
ン,ジグリセリン,ポリグリセリン,ソルビット,ポリ
エチレングリコール,1,3-ブチレングリコール,コラー
ゲン,ヒアルロン酸等の保湿剤、ビタミンA油,レチノ
ール,酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビ
ン,酪酸リボフラビン等のビタミンB2類、塩酸ピリドキ
シン等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸,L−アス
コルビルリン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸ナト
リウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム,D
−パントテニルアルコール,パントテニルエチルエーテ
ル,アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテ
ン酸類、エルゴカルシフェロール,コレカルシフェロー
ル等のビタミンD類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,
ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロ
ール,酢酸トコフェロール等のビタミンE類、ビタミン
P、ビオチン等のビタミン類、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸,2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム
等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラ
アミノ安息香酸エチル,パラジメチルアミノ安息香酸オ
クチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂
皮酸−2−エチルヘキシル,ジパラメトキシ桂皮酸モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸
誘導体類、サリチル酸オクチル,サリチル酸ミリスチル
等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸、4−tert−ブチル
ー4'ーメトキシジベンゾイルメタン、2−(2'−ヒド
ロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等
の紫外線吸収剤、グアガム,ローカストビーンガム,カ
ラギーナン,クインスシード,ペクチン,マンナン等の
植物系天然多糖類、キサンタンガム,デキストラン,カ
ードラン,ヒアルロン酸等の微生物系天然多糖類、ゼラ
チン,カゼイン,アルブミン,コラーゲン等の動物系高
分子、メチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキ
シエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,
カルボキシメチルセルロース等のセルロース系半合成高
分子、可溶性デンプン,カルボキシメチルデンプン,メ
チルデンプン等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸
プロピレングリコールエステル,アルギン酸塩等のアル
ギン酸系半合成高分子、ポリビニルアルコール,ポリビ
ニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリアク
リル酸ナトリウム,ポリエチレンオキサイド等の合成高
分子、ベントナイト,ラポナイト,コロイダルアルミナ
等の無機物系高分子等の水溶性高分子、ジブチルヒドロ
キシトルエン,ブチルヒドロキシアニソール,没食子酸
エステル等の酸化防止剤、高級脂肪酸石鹸,アルキル硫
酸エステル塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩,アシルメチルタウリン塩,アルキルエーテルリン
酸エステル塩,アシルアミノ酸塩等のアニオン界面活性
剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアル
キルジメチルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム等の
カチオン界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン,アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン,2
−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリニウムベタインなどの両性界面活性剤、
ポリオキシエチレン型ノニオン界面活性剤、アルコール
エステル型ノニオン界面活性剤等の界面活性剤、エチレ
ンジアミン4酢酸ナトリウム塩,ポリリン酸ナトリウ
ム,クエン酸,メタリン酸ナトリウム,コハク酸,グル
コン酸等の金属イオン封鎖剤、胎盤抽出物,ソウハクヒ
エキス,グルタチオン,コウジ酸及びその誘導体類,ハ
イドロキノン配糖体等のハイドロキノン及びその誘導体
類等の美白剤、グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,
アラントイン,アズレン,ヒドロコルチゾン,ε−アミ
ノカプロン酸等の抗炎症剤、酸化亜鉛,アラントインヒ
ドロキシアルミニウム,塩化アルミニウム,タンニン
酸,クエン酸,乳酸等の収れん剤、メントール,カンフ
ル等の清涼化剤、塩酸ジフェンヒドラミン,マレイン酸
クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤、エストラジオ
ール,エストロン,エチニルエストラジオール等の皮脂
抑制剤、サリチル酸,レゾルシン等の角質剥離・溶解
剤、パラヒドロキシ安息香酸エチル,パラヒドロキシ安
息香酸メチル,パラヒドロキシ安息香酸ブチル,パラヒ
ドロキシ安息香酸プロピル,エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル等の抗菌防腐剤、グリセリン,カンファ
ー等の温感剤、α−ヒドロキシ酸類等が配合できる。
発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一
般に用いられている各種成分、すなわち、アボカド油,
パーム油,ピーナッツ油,コメヌカ油,ホホバ油,オレ
ンジラフィー油,マカデミアナッツ油,スクワラン,月
見草油,セサミ油,サンフラワー油,サフラワー油,キ
ャローラ油,カルナウバワックス,パラフィンワック
ス,ラノリン,リンゴ酸ジイソステアリル,イソステア
リルアルコール,流動パラフィン等の油分、グリセリ
ン,ジグリセリン,ポリグリセリン,ソルビット,ポリ
エチレングリコール,1,3-ブチレングリコール,コラー
ゲン,ヒアルロン酸等の保湿剤、ビタミンA油,レチノ
ール,酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビ
ン,酪酸リボフラビン等のビタミンB2類、塩酸ピリドキ
シン等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸,L−アス
コルビルリン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸ナト
リウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム,D
−パントテニルアルコール,パントテニルエチルエーテ
ル,アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテ
ン酸類、エルゴカルシフェロール,コレカルシフェロー
ル等のビタミンD類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,
ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロ
ール,酢酸トコフェロール等のビタミンE類、ビタミン
P、ビオチン等のビタミン類、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸,2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム
等のベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラ
アミノ安息香酸エチル,パラジメチルアミノ安息香酸オ
クチル等のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂
皮酸−2−エチルヘキシル,ジパラメトキシ桂皮酸モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸
誘導体類、サリチル酸オクチル,サリチル酸ミリスチル
等のサリチル酸誘導体、ウロカニン酸、4−tert−ブチル
ー4'ーメトキシジベンゾイルメタン、2−(2'−ヒド
ロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等
の紫外線吸収剤、グアガム,ローカストビーンガム,カ
ラギーナン,クインスシード,ペクチン,マンナン等の
植物系天然多糖類、キサンタンガム,デキストラン,カ
ードラン,ヒアルロン酸等の微生物系天然多糖類、ゼラ
チン,カゼイン,アルブミン,コラーゲン等の動物系高
分子、メチルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキ
シエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,
カルボキシメチルセルロース等のセルロース系半合成高
分子、可溶性デンプン,カルボキシメチルデンプン,メ
チルデンプン等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸
プロピレングリコールエステル,アルギン酸塩等のアル
ギン酸系半合成高分子、ポリビニルアルコール,ポリビ
ニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリアク
リル酸ナトリウム,ポリエチレンオキサイド等の合成高
分子、ベントナイト,ラポナイト,コロイダルアルミナ
等の無機物系高分子等の水溶性高分子、ジブチルヒドロ
キシトルエン,ブチルヒドロキシアニソール,没食子酸
エステル等の酸化防止剤、高級脂肪酸石鹸,アルキル硫
酸エステル塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩,アシルメチルタウリン塩,アルキルエーテルリン
酸エステル塩,アシルアミノ酸塩等のアニオン界面活性
剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアル
キルジメチルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム等の
カチオン界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン,アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン,2
−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリニウムベタインなどの両性界面活性剤、
ポリオキシエチレン型ノニオン界面活性剤、アルコール
エステル型ノニオン界面活性剤等の界面活性剤、エチレ
ンジアミン4酢酸ナトリウム塩,ポリリン酸ナトリウ
ム,クエン酸,メタリン酸ナトリウム,コハク酸,グル
コン酸等の金属イオン封鎖剤、胎盤抽出物,ソウハクヒ
エキス,グルタチオン,コウジ酸及びその誘導体類,ハ
イドロキノン配糖体等のハイドロキノン及びその誘導体
類等の美白剤、グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,
アラントイン,アズレン,ヒドロコルチゾン,ε−アミ
ノカプロン酸等の抗炎症剤、酸化亜鉛,アラントインヒ
ドロキシアルミニウム,塩化アルミニウム,タンニン
酸,クエン酸,乳酸等の収れん剤、メントール,カンフ
ル等の清涼化剤、塩酸ジフェンヒドラミン,マレイン酸
クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤、エストラジオ
ール,エストロン,エチニルエストラジオール等の皮脂
抑制剤、サリチル酸,レゾルシン等の角質剥離・溶解
剤、パラヒドロキシ安息香酸エチル,パラヒドロキシ安
息香酸メチル,パラヒドロキシ安息香酸ブチル,パラヒ
ドロキシ安息香酸プロピル,エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル等の抗菌防腐剤、グリセリン,カンファ
ー等の温感剤、α−ヒドロキシ酸類等が配合できる。
【0023】さらに、細胞賦活,保湿,血行促進,抗炎
症,収れん,抗菌,抗酸化,皮脂抑制作用等の生理活性
を有するアルニカ,アロエ,イタドリ,イラクサ,ウイ
キョウ,エンメイソウ,オウバク,オランダガラシ,カ
キドオシ,カミツレ,カンゾウ,キナ,キンギンカ,キ
ュウリ,クジン,ゲンチアナ,ゲンノショウコ,ゴボ
ウ,コウスイハッカ,サンショウ,ジュウヤク,ショウ
キョウ,シラカンバ,スギナ,セイヨウキズタ,セイヨ
ウノコギリソウ,セージ,センブリ,タイム,タチジャ
コウソウ,チョウジ,チンピ,トウガラシ,トウキンセ
ンカ,トウキ,トウヒ,ニンジン,ノイチゴ,ハッカ,
ハマボウフウ,ハマメリス,バラ,フキタンポポ,ヘン
ナ,ボダイジュ,ホップ,ホホバ,マルメロ,マロニ
エ,ヤグルマギク,ヤドリギ,ユーカリ,ユキノシタ,
ユリ,ラベンダー,ローズマリー等の植物抽出物及びこ
れらの抽出物の分画,精製物をパセリ抽出物と併用する
ことにより、相乗効果を発揮する。
症,収れん,抗菌,抗酸化,皮脂抑制作用等の生理活性
を有するアルニカ,アロエ,イタドリ,イラクサ,ウイ
キョウ,エンメイソウ,オウバク,オランダガラシ,カ
キドオシ,カミツレ,カンゾウ,キナ,キンギンカ,キ
ュウリ,クジン,ゲンチアナ,ゲンノショウコ,ゴボ
ウ,コウスイハッカ,サンショウ,ジュウヤク,ショウ
キョウ,シラカンバ,スギナ,セイヨウキズタ,セイヨ
ウノコギリソウ,セージ,センブリ,タイム,タチジャ
コウソウ,チョウジ,チンピ,トウガラシ,トウキンセ
ンカ,トウキ,トウヒ,ニンジン,ノイチゴ,ハッカ,
ハマボウフウ,ハマメリス,バラ,フキタンポポ,ヘン
ナ,ボダイジュ,ホップ,ホホバ,マルメロ,マロニ
エ,ヤグルマギク,ヤドリギ,ユーカリ,ユキノシタ,
ユリ,ラベンダー,ローズマリー等の植物抽出物及びこ
れらの抽出物の分画,精製物をパセリ抽出物と併用する
ことにより、相乗効果を発揮する。
【0024】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0025】 [実施例1]液状皮膚外用剤 (1)グリセリン 5.0(重量%) (2)プロピレングリコール 4.0 (3)エタノール 10.0 (4)パセリ抽出物(1) 0.5 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (6)精製水 80.4 (5)を(3)に溶解して(6)に加え、(1),(2),(4)を順次添加
し、混合,均一化する。
し、混合,均一化する。
【0026】 [実施例2]化粧水 (1)1,3-ブチレングリコール 3.0(重量%) (2)ソルビトール 2.0 (3)エタノール 10.0 (4)カルボキシビニルポリマー1重量%水溶液 10.0 (5)パセリ抽出物(2) 0.3 (6)香料 0.1 (7)精製水 74.6 (6)を(3)に溶解して(7)に加え、(1),(2),(5)を順次添加
して混合した後、(4)を加え、混合,均一化する。
して混合した後、(4)を加え、混合,均一化する。
【0027】 [実施例3]O/W型乳剤性軟膏 (1)白色ワセリン 25.0(重量%) (2)ステアリルアルコール 15.0 (3)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (4)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 (5)パセリ抽出物(3) 0.5 (6)精製水 58.4 (1)〜(4)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均
一化する。75℃に加熱した(6)に油相成分を添加して
乳化し、冷却後40℃にて(5)を添加,混合,均一化す
る。
一化する。75℃に加熱した(6)に油相成分を添加して
乳化し、冷却後40℃にて(5)を添加,混合,均一化す
る。
【0028】 [実施例4]O/W乳化型美容液 (1)スクワラン 5.0(重量%) (2)白色ワセリン 2.0 (3)ミツロウ 0.5 (4)ソルビタンセスキオレエート 0.8 (5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2 (6)プロピレングリコール 5.0 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)精製水 59.8 (9)カルボキシビニルポリマー1.0重量%水溶液 20.0 (10)水酸化カリウム 0.1 (11)エタノール 5.0 (12)パセリ抽出物(1) 0.3 (13)香料 0.2 (1)〜(5)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均
一化する。一方(6)〜(8)の水相成分を混合,溶解して7
5℃に加熱し、前記の油相成分を添加して予備乳化す
る。(9)を添加した後ホモミキサーにて均一に乳化し、
(10)を加えてpHを調整する。冷却後40℃にて(11)〜
(13)を添加,混合,均一化する。
一化する。一方(6)〜(8)の水相成分を混合,溶解して7
5℃に加熱し、前記の油相成分を添加して予備乳化す
る。(9)を添加した後ホモミキサーにて均一に乳化し、
(10)を加えてpHを調整する。冷却後40℃にて(11)〜
(13)を添加,混合,均一化する。
【0029】 [実施例5]W/O乳化型クリーム (1)ミツロウ 3.0(重量%) (2)吸着精製ラノリン 10.0 (3)スクワラン 30.0 (4)固形パラフィン 2.0 (5)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (6)アジピン酸ヘキシルデシル 10.0 (7)セスキオレイン酸ソルビタン 3.5 (8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50EO) 1.0 (9)1,3-ブチレングリコール 5.0 (10)精製水 29.3 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (12)パセリ抽出物(2) 1.0 (1)〜(8)の油相成分を混合し75℃に加熱して溶解,均
一化する。一方(9)〜(11)の水相成分を混合,溶解して
75℃に加熱し、前記の油相成分に添加してホモミキサ
ーにて均一に乳化する。冷却後40℃にて(12)を添加,
混合する。
一化する。一方(9)〜(11)の水相成分を混合,溶解して
75℃に加熱し、前記の油相成分に添加してホモミキサ
ーにて均一に乳化する。冷却後40℃にて(12)を添加,
混合する。
【0030】 [実施例6]O/W型乳液 (1)ミツロウ 0.7(重量%) (2)スクワラン 5.0 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50EO) 2.0 (4)精製水 61.8 (5)1,3-ブチレングリコール 5.0 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (7)1%カルボキシメチルセルロース水溶液 20.0 (8)エタノール 5.0 (9)パセリ抽出物(3) 0.3 (1)〜(3)の油相成分を混合,溶解して均一とし、75℃
に加熱する。一方、(4)〜(6)を混合,溶解して75℃に
加熱し、これに上記油相成分を添加して予備乳化した
後、(7)を加えてホモミキサーにて均一に乳化する。そ
の後冷却し、40℃で、(8),(9)を添加する。
に加熱する。一方、(4)〜(6)を混合,溶解して75℃に
加熱し、これに上記油相成分を添加して予備乳化した
後、(7)を加えてホモミキサーにて均一に乳化する。そ
の後冷却し、40℃で、(8),(9)を添加する。
【0031】本発明の実施例について、皮膚の老化防止
効果を、皮膚のしわ発生防止効果の評価により検討し
た。ヘアレスマウス5匹を一群とし、各群について本発
明の実施例及び比較例をそれぞれ1日1回背部に塗布
し、1J/平方cm/週のUVAを50週間照射し、し
わの発生状況を経時的に肉眼観察により評価した。実施
例1〜6における比較例は、パセリ抽出物を精製水に代
替して調製した。しわの発生状況は、「発生せず;0
点」,「微小なしわがわずかに発生;1点」,「軽微な
しわが明確に発生;2点」,「中程度のしわが発生;3
点」,「深いしわが発生;4点」として点数化し、各群
の平均点を算出して、表2に示した。その際、精製水を
塗布した群を対照とした。
効果を、皮膚のしわ発生防止効果の評価により検討し
た。ヘアレスマウス5匹を一群とし、各群について本発
明の実施例及び比較例をそれぞれ1日1回背部に塗布
し、1J/平方cm/週のUVAを50週間照射し、し
わの発生状況を経時的に肉眼観察により評価した。実施
例1〜6における比較例は、パセリ抽出物を精製水に代
替して調製した。しわの発生状況は、「発生せず;0
点」,「微小なしわがわずかに発生;1点」,「軽微な
しわが明確に発生;2点」,「中程度のしわが発生;3
点」,「深いしわが発生;4点」として点数化し、各群
の平均点を算出して、表2に示した。その際、精製水を
塗布した群を対照とした。
【0032】
【表2】 表2より、パセリ抽出物を配合した実施例1〜6塗布群
においては、いずれもしわの発生が顕著に抑制されてお
り、UVAを50週間照射した後においても、各群とも
微小なしわの発生を認めただけであった。これに対し
て、比較例1〜6塗布群においては、対照群に比べ若干
のしわ発生抑制効果は認められるが、いずれにおいても
明確なしわの形成が見られ、形成されたしわはほぼ中程
度の深さにまで達していた。
においては、いずれもしわの発生が顕著に抑制されてお
り、UVAを50週間照射した後においても、各群とも
微小なしわの発生を認めただけであった。これに対し
て、比較例1〜6塗布群においては、対照群に比べ若干
のしわ発生抑制効果は認められるが、いずれにおいても
明確なしわの形成が見られ、形成されたしわはほぼ中程
度の深さにまで達していた。
【0033】続いて、本発明の実施例及び比較例につい
て使用試験を行った。皮膚のしわ及び弾性の低下を主な
症状として有するパネラー10名を一群とし、各群にそ
れぞれ実施例及び比較例をブラインドにて顔面及び手に
使用させ、しわ及び皮膚弾性の変化を観察し、評価し
た。使用期間は4月〜翌年3月の1年間とした。しわに
ついては、「減少」,「やや減少」,「変化なし」,
「増加」の4段階、皮膚弾性については「上昇」,「や
や上昇」,「変化なし」,「低下」の4段階にて評価を
し、各評価を得たパネラー数にて表3に示した。
て使用試験を行った。皮膚のしわ及び弾性の低下を主な
症状として有するパネラー10名を一群とし、各群にそ
れぞれ実施例及び比較例をブラインドにて顔面及び手に
使用させ、しわ及び皮膚弾性の変化を観察し、評価し
た。使用期間は4月〜翌年3月の1年間とした。しわに
ついては、「減少」,「やや減少」,「変化なし」,
「増加」の4段階、皮膚弾性については「上昇」,「や
や上昇」,「変化なし」,「低下」の4段階にて評価を
し、各評価を得たパネラー数にて表3に示した。
【0034】
【表3】 表3より明らかなように、パセリ抽出物を配合した実施
例1〜6を使用したパネラーについては全員、しわの減
少及び皮膚弾性の上昇が認められている。これに対し、
比較例1〜6を使用したパネラーでは、しわがやや減少
したパネラーもいるが、ほとんど変化無く、皮膚弾性も
はっきり増加したのは、比較例4,5で各1名いるだけ
であり、比較例を使用したパネラーのほとんどで、皮膚
の老化が進行していることが示された。
例1〜6を使用したパネラーについては全員、しわの減
少及び皮膚弾性の上昇が認められている。これに対し、
比較例1〜6を使用したパネラーでは、しわがやや減少
したパネラーもいるが、ほとんど変化無く、皮膚弾性も
はっきり増加したのは、比較例4,5で各1名いるだけ
であり、比較例を使用したパネラーのほとんどで、皮膚
の老化が進行していることが示された。
【0035】なお、上記の使用期間において、いずれの
実施例を使用した群においても、痛み、痒み等の皮膚刺
激やアレルギー反応等の皮膚症状を訴えたパネラーはい
なかった。
実施例を使用した群においても、痛み、痒み等の皮膚刺
激やアレルギー反応等の皮膚症状を訴えたパネラーはい
なかった。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によるパセ
リ抽出物を配合した老化防止用皮膚外用剤は、生体内代
謝や太陽紫外線曝露により皮膚内に生じる活性酸素種、
特に一重項酸素を消去し、これらに起因する皮膚の老化
を良好に防止することができる。本発明において配合す
るパセリ抽出物は、非常に低濃度で優れた老化防止作用
を示すため、少量配合するだけで有効な効果を発揮させ
ることができ、安全性に優れた老化防止用皮膚外用剤を
得ることができる。
リ抽出物を配合した老化防止用皮膚外用剤は、生体内代
謝や太陽紫外線曝露により皮膚内に生じる活性酸素種、
特に一重項酸素を消去し、これらに起因する皮膚の老化
を良好に防止することができる。本発明において配合す
るパセリ抽出物は、非常に低濃度で優れた老化防止作用
を示すため、少量配合するだけで有効な効果を発揮させ
ることができ、安全性に優れた老化防止用皮膚外用剤を
得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 パセリ(Petroselium saticum)の抽出
物を活性酸素消去剤として配合してなる、老化防止用皮
膚外用剤。 - 【請求項2】 パセリ(Petroselium saticum)の抽出
物を一重項酸素消去剤として配合してなる、老化防止用
皮膚外用剤。 - 【請求項3】 皮膚外用剤が化粧料であることを特徴と
する、請求項1又は請求項2に記載の老化防止用皮膚外
用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052301A JPH09221410A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 老化防止用皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8052301A JPH09221410A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 老化防止用皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221410A true JPH09221410A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12910980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8052301A Pending JPH09221410A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 老化防止用皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09221410A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11193243A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO1999047006A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Sunstar Inc. | Foods, medical treatments and method relating to effects of promoting the growth of lactobacillus bifidus, preventing allergy and lowering human cholesterol level |
JP2000191504A (ja) * | 1998-12-29 | 2000-07-11 | Clarins | 肌を白くする化粧料組成物 |
JP2000344655A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-12 | Fancl Corp | 皮膚化粧料 |
JP2002128651A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Kose Corp | 光老化抑制剤およびそれを含有することを特徴とする皮膚外用剤 |
JP2003505491A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-02-12 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | スキンケア組成物 |
WO2003084302A2 (fr) * | 2002-06-25 | 2003-10-16 | Shiseido Co Ltd | Agent anti-vieillissement |
EP1454620A3 (en) * | 2003-03-06 | 2005-04-13 | Kao Corporation | Skin aging-preventing or improving agent |
JP2006206452A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Ti Kenkyusho:Kk | 1重項酸素の不活性化剤 |
WO2009123215A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 株式会社資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
JP2010047593A (ja) * | 2001-02-09 | 2010-03-04 | New Chapter Inc | 煙を解毒するための組成物及び方法 |
KR20210109835A (ko) * | 2020-02-28 | 2021-09-07 | (주)인터케어 | 오크라, 몰로키아 및 파슬리의 혼합추출물을 함유하는 피부보습용 및 주름개선 화장료 조성물 |
CN118236316A (zh) * | 2024-05-27 | 2024-06-25 | 杭州岛屿星晴生物技术有限公司 | 一种协同抑制il-33的外用制剂 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP8052301A patent/JPH09221410A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11193243A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Noevir Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO1999047006A1 (en) * | 1998-03-19 | 1999-09-23 | Sunstar Inc. | Foods, medical treatments and method relating to effects of promoting the growth of lactobacillus bifidus, preventing allergy and lowering human cholesterol level |
JP2000191504A (ja) * | 1998-12-29 | 2000-07-11 | Clarins | 肌を白くする化粧料組成物 |
JP2000344655A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-12 | Fancl Corp | 皮膚化粧料 |
JP2003505491A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-02-12 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | スキンケア組成物 |
JP2002128651A (ja) * | 2000-10-25 | 2002-05-09 | Kose Corp | 光老化抑制剤およびそれを含有することを特徴とする皮膚外用剤 |
JP2010047593A (ja) * | 2001-02-09 | 2010-03-04 | New Chapter Inc | 煙を解毒するための組成物及び方法 |
WO2003084302A3 (fr) * | 2002-06-25 | 2005-06-09 | Shiseido Co Ltd | Agent anti-vieillissement |
WO2003084302A2 (fr) * | 2002-06-25 | 2003-10-16 | Shiseido Co Ltd | Agent anti-vieillissement |
JP2010100657A (ja) * | 2002-06-25 | 2010-05-06 | Shiseido Co Ltd | 抗老化剤 |
EP1454620A3 (en) * | 2003-03-06 | 2005-04-13 | Kao Corporation | Skin aging-preventing or improving agent |
JP2006206452A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Ti Kenkyusho:Kk | 1重項酸素の不活性化剤 |
WO2009123215A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 株式会社資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
JPWO2009123215A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2011-07-28 | 株式会社 資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
JP2014208720A (ja) * | 2008-03-31 | 2014-11-06 | 株式会社 資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
JP5722030B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2015-05-20 | 株式会社 資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
KR20210109835A (ko) * | 2020-02-28 | 2021-09-07 | (주)인터케어 | 오크라, 몰로키아 및 파슬리의 혼합추출물을 함유하는 피부보습용 및 주름개선 화장료 조성물 |
CN118236316A (zh) * | 2024-05-27 | 2024-06-25 | 杭州岛屿星晴生物技术有限公司 | 一种协同抑制il-33的外用制剂 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5073545A (en) | Agent containing an ellagic acid series compound for external application and use thereof | |
JP5093998B2 (ja) | 色素沈着予防又は改善剤 | |
CN111166683A (zh) | 一种富勒烯抗衰抗氧化美容护肤化妆品及其制备方法 | |
JP2008115098A (ja) | 皮膚用保湿剤及び皮膚外用剤 | |
JP3658548B2 (ja) | 美白化粧料 | |
JPH09221410A (ja) | 老化防止用皮膚外用剤 | |
JP5766258B2 (ja) | 色素沈着予防又は改善剤 | |
JP4414495B2 (ja) | 抗菌剤、並びにそれを含む皮膚外用剤及び皮膚洗浄剤 | |
JPH10203955A (ja) | 抗菌性低刺激化粧料 | |
WO2012042970A1 (ja) | アトピー性皮膚炎の予防剤または治療剤、および外用剤 | |
JP2005247826A (ja) | デコリン産生促進剤及びそれを含有する皮膚外用剤 | |
JP2015086160A (ja) | 保湿剤、肌荒れ改善剤、角層水分量増加剤、血流改善剤及び肌のくすみ、くま又はつや改善剤 | |
JPH0967251A (ja) | ロズマリン酸を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤 | |
JP3822959B2 (ja) | 老化防止用皮膚外用剤 | |
JP2004307437A (ja) | 老化防止用皮膚外用剤 | |
JP2002145754A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JPH07278001A (ja) | 皮膚外用組成物及び浴用剤 | |
JP2009234976A (ja) | 細胞賦活剤、及び老化防止用皮膚外用剤 | |
JP2009249366A (ja) | コラーゲン産生促進剤、及び老化防止用皮膚外用剤 | |
CN109745262A (zh) | 一种用于美白淡斑面霜的组合物 | |
JP3526497B2 (ja) | 身体用組成物 | |
JP5313524B2 (ja) | 抗炎症剤及び抗炎症用皮膚外用剤 | |
JPH09241142A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2009249365A (ja) | 細胞賦活剤、及び老化防止用皮膚外用剤 | |
JP5144048B2 (ja) | ラジカル消去剤、抗酸化用皮膚外用剤、及びラジカルの消去方法 |