JP3526497B2 - 身体用組成物 - Google Patents

身体用組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特定のパセリ抽出
物を配合してなる、身体用組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、シェイプアップやスリミング
を目的とした身体用皮膚組成物が市販されている。それ
らの多くは、マッサージ効果、温熱効果や発汗促進によ
り血行を促進し、新陳代謝を高め、冷却することによ
り、余分な脂質をとり、身体のタルミをひきしめること
を狙ったものである。 【0003】さらに、ぜい肉の除去作用及びセルライト
防止作用を有するサポニンを含む抽出物(特開昭57−
149215)、1’−ヒドロキシアルキルキサンチン
のホスホジエステラーゼ阻害作用を利用したスリム化用
化粧料(特開平01−22813)、リパーゼの活性を
高める作用を有するウイキョウ抽出物,イノシット,デ
キストラン硫酸塩を含むボディ用皮膚外用剤(特開平5
−262636)、α−2−受容体遮断効果を有するイ
チョウ抽出物を配合した化粧料用痩身剤組成物(特開平
5−221842)等が公開されている。 【0004】また、パセリ(Petroselium saticum
は、セリ科(Umbelliferae)の2年生の草本植物であ
り、原産は地中海であるが全世界で主に食用を目的とし
て栽培されている。このパセリ抽出物の化粧料への応用
効果としては、美白効果(特開昭54−49344)、
脱毛予防効果(特開昭53−52607)、口臭予防効
果(特公昭61−40646)等が開示されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】セルライト解消効果及
びむくみ解消効果に優れ、しかも安全性の高い身体用組
成物を得ることを本発明の目的とした。 【0006】 【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、植物抽出物の中からスクリーニングを行った結果、
パセリ(Petroselium saticum)の抽出物において、セ
ルライト解消効果に優れ、しかも安全性に優れることを
見出し、本発明を完成するに至った。さらに詳しくは、
パセリ抽出物を、身体用組成物の有効成分として配合す
ることにより、体内の水分代謝を活性化し、セルライト
及びむくみを解消することができ、しかも安全性に優れ
ることを見出したのである。 【0007】パセリ抽出物を得る際の抽出部位は特に限
定されないが、中でも葉,茎,根,種子部分から抽出す
るのが好ましい。抽出時には、葉,茎,根,種子等を単
独で、あるいは2種以上を組み合わせてもよく、また全
草を用いることもできる。また、パセリを生のまま若し
くは乾燥した状態で抽出することができる。 【0008】抽出溶媒としても特に限定されないが、
水、エタノール,メタノール,1,3−ブチレングリコ
ール,グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン,イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、アセトン,エ
ーテル,テトラヒドロフラン等の有機溶媒等が例示さ
れ、これらを単独で又は2種以上を混合して用いること
ができる。また、抽出効率を高めるために、モノラウリ
ン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン等の界面活
性剤を添加してもよい。 【0009】さらに、抽出方法としては、室温,冷却又
は加温した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気等の
蒸留法を用いて抽出する方法、生のパセリから圧搾して
抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの方法を単独
で又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。 【0010】また、抽出物としては、粗抽出物をそのま
ま、若しくは粗抽出物を精製,分画したものを用いるこ
とができる。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明において、上記パセリ抽出
物の身体用組成物への配合量は、0.001〜20重量
%が適当である。配合量が0.001重量%以下である
と、十分なセルライト解消及びむくみ解消効果が得られ
ないが、あまり多量に配合する必要もなく、20重量%
を超えると身体用組成物の安定性等に影響を及ぼすこと
もある。 【0012】本発明においては、上記の身体用組成物
は、ローション,乳剤,クリーム,軟膏等の形態をとる
ことができる。またさらに、柔軟性化粧水,収れん性化
粧水,洗浄用化粧水等の化粧水類、エモリエントクリー
ム,モイスチュアクリーム,マッサージクリーム等のク
リーム類、エモリエント乳液,モイスチュア乳液,ナリ
シング乳液等の乳液類、ゼリー状パック,ピールオフパ
ック,洗い流しパック,粉末パック等のパック類、美容
液及び固形石鹸,液状洗浄料等の洗浄料類といった、種
々の製剤形態の身体用組成物としても提供することがで
きる。 【0013】また、本発明における身体用組成物の適用
部位は、腕,腹,背中,脚部等全身に適用できるのみな
らず、顔面にも使用できる。 【0014】本発明においてはさらに必要に応じて、本
発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品等に一
般に用いられている各種成分、すなわち、アボカド油,
パーム油,ピーナッツ油,コメヌカ油,ホホバ油,オレ
ンジラフィー油,マカデミアナッツ油,スクワラン,月
見草油,セサミ油,サンフラワー油,サフラワー油,キ
ャローラ油,カルナウバワックス,パラフィンワック
ス,ラノリン,リンゴ酸ジイソステアリル,イソステア
リルアルコール,流動パラフィン等の油分、グリセリ
ン,ジグリセリン,ポリグリセリン,ソルビット,ポリ
エチレングリコール,1,3-ブチレングリコール,コラー
ゲン,ヒアルロン酸等の保湿剤、ビタミンA油,レチノ
ール,酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビ
ン,酪酸リボフラビン等のビタミンB2類、塩酸ピリドキ
シン等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸,L−アス
コルビルリン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸ナト
リウム,L−アスコルビルリン酸ナトリウム塩等のビタ
ミンC類、パントテン酸カルシウム,D−パントテニル
アルコール,パントテニルエチルエーテル,アセチルパ
ントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴ
カルシフェロール,コレカルシフェロール等のビタミン
D類、ニコチン酸,ニコチン酸アミド,ニコチン酸ベン
ジル等のニコチン酸類、α−トコフェロール,酢酸トコ
フェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等の
ビタミン類、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルホン酸,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフェノ
ン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エ
チル,パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラア
ミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸−2−エチル
ヘキシル,ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキ
サン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘導体類、サリチ
ル酸オクチル,サリチル酸ミリスチル等のサリチル酸誘
導体、ウロカニン酸、4−tert−ブチルー4'ーメトキシ
ジベンゾイルメタン、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、
グアガム,ローカストビーンガム,カラギーナン,クイ
ンスシード,ペクチン,マンナン等の植物系天然多糖
類、キサンタンガム,デキストラン,カードラン,ヒア
ルロン酸等の微生物系天然多糖類、ゼラチン,カゼイ
ン,アルブミン,コラーゲン等の動物系高分子、メチル
セルロース,エチルセルロース,ヒドロキシエチルセル
ロース,ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース系半合成高分子、可溶性
デンプン,カルボキシメチルデンプン,メチルデンプン
等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸プロピレング
リコールエステル,アルギン酸塩等のアルギン酸系半合
成高分子、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリド
ン,カルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸ナトリ
ウム,ポリエチレンオキサイド等の合成高分子、ベント
ナイト,ラポナイト,コロイダルアルミナ等の無機物系
高分子等の水溶性高分子、ジブチルヒドロキシトルエ
ン,ブチルヒドロキシアニソール,没食子酸エステル等
の酸化防止剤、高級脂肪酸石鹸,アルキル硫酸エステル
塩,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,アシ
ルメチルタウリン塩,アルキルエーテルリン酸エステル
塩,アシルアミノ酸塩等のアニオン界面活性剤、塩化ア
ルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアルキルジメチ
ルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム等のカチオン界
面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン,アル
キルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン,2−アルキル
−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタインなどの両性界面活性剤、ポリオキシ
エチレン型ノニオン界面活性剤、アルコールエステル型
ノニオン界面活性剤等の界面活性剤、エチレンジアミン
4酢酸ナトリウム塩,ポリリン酸ナトリウム,クエン
酸,メタリン酸ナトリウム,コハク酸,グルコン酸等の
金属イオン封鎖剤、胎盤抽出物,ソウハクヒエキス,グ
ルタチオン,コウジ酸及びその誘導体類,ハイドロキノ
ン配糖体等のハイドロキノン及びその誘導体類等の美白
剤、グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,アラントイ
ン,アズレン,ヒドロコルチゾン,ε−アミノカプロン
酸等の抗炎症剤、酸化亜鉛,アラントインヒドロキシア
ルミニウム,塩化アルミニウム,タンニン酸,クエン
酸,乳酸等の収れん剤、メントール,カンフル等の清涼
化剤、塩酸ジフェンヒドラミン,マレイン酸クロルフェ
ニラミン等の抗ヒスタミン剤、エストラジオール,エス
トロン,エチニルエストラジオール等の皮脂抑制剤、サ
リチル酸,レゾルシン等の角質剥離・溶解剤、パラヒド
ロキシ安息香酸エチル,パラヒドロキシ安息香酸メチ
ル,パラヒドロキシ安息香酸ブチル,パラヒドロキシ安
息香酸プロピル,エチレングリコールモノフェニルエー
テル等の抗菌防腐剤、グリセリン,カンファー等の温感
剤、α−ヒドロキシ酸類等が配合できる。 【0015】さらに、細胞賦活,保湿,血行促進,抗炎
症,収れん,抗菌,抗酸化,皮脂抑制作用等の生理活性
を有するアルニカ,アロエ,イタドリ,イラクサ,ウイ
キョウ,エンメイソウ,オウバク,オランダガラシ,カ
キドオシ,カミツレ,カンゾウ,キナ,キンギンカ,キ
ュウリ,クジン,ゲンチアナ,ゲンノショウコ,ゴボ
ウ,コウスイハッカ,サンショウ,ジュウヤク,ショウ
キョウ,シラカンバ,スギナ,セイヨウキズタ,セイヨ
ウノコギリソウ,セージ,センブリ,タイム,タチジャ
コウソウ,チョウジ,チンピ,トウガラシ,トウキンセ
ンカ,トウキ,トウヒ,ニンジン,ノイチゴ,ハッカ,
ハマボウフウ,ハマメリス,バラ,フキタンポポ,ヘン
ナ,ボダイジュ,ホップ,ホホバ,マルメロ,マロニ
エ,ヤグルマギク,ヤドリギ,ユーカリ,ユキノシタ,
ユリ,ラベンダー,ローズマリー等の植物抽出物及びこ
れらの抽出物の分画,精製物をパセリ抽出物と併用する
ことにより、相乗効果を発揮する。 【0016】また、海藻成分や海水ミネラルと併用する
ことにより、美肌効果と痩身効果の両方が得られる。 【0017】 【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。各実施例にて使用したパセリ抽出物
(1)〜(3)の抽出方法を以下に示す。 【0018】パセリ抽出物(1) 乾燥したパセリの葉を50重量%1,3−ブチレングリ
コール水溶液で常温で24時間浸漬後、濾過して得られ
た抽出物をパセリ抽出物(1)とした。 【0019】パセリ抽出物(2) 乾燥したパセリの根を「精製水」,「プロピレングリコ
ール」「モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(20EO)」の混液(81:15:4)で常温で24
時間浸漬後、濾過して得られた抽出物をパセリ抽出物
(2)とした。 【0020】パセリ抽出物(3) 乾燥したパセリの全草をエタノールに浸漬し、濾過して
得られた抽出物をパセリ抽出物(3)とした。 【0021】 実施例1 化粧水 (1)グリセリン 2.0重量% (2)ソルビット 2.0 (3)エタノール 15.0 (4)メントール 0.05 (5)パセリ抽出物(1) 1.0 (6)精製水 79.95 製法;(4)を(3)に溶解し、残りの他の成分と混合均一
化する。 【0022】 実施例2 水中油型乳液 (1)ミツロウ 0.5重量% (2)ワセリン 2.0 (3)スクワラン 5.0 (4)ソルビタンセスキオレエート 0.8 (5)ショ糖脂肪酸エステル 1.2 (6)プロピレングリコール 5.0 (7)精製水 59.7 (8)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1重量%水溶液 20.0 (9)エタノール 5.0 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)乳酸ナトリウム 50重量%水溶液 0.2 (12)パセリ抽出物(2) 0.5 製法;(1)〜(4)の油相及び(5)〜(7)の水相成分をそ
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、水相に油相を
添加し攪拌しながら予備乳化する。さらに、70℃に加
熱した(8)の成分を添加した後ホモミキサーにて乳化す
る。攪拌しながら40℃まで冷却し、(9)〜(12)の成分
を混合均一化して添加する。 【0023】 実施例3 油中水型乳液 (1)ミツロウ 2.0重量% (2)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (3)ラノリン 2.0 (4)流動パラフィン 30.0 (5)ステアリン酸アルミニウム 0.2 (6)ソルビタンセスキオレエート 4.0 (7)ショ糖脂肪酸エステル 1.0 (8)グリセリン 8.0 (9)精製水 51.0 (10)パセリ抽出物(3) 0.5 (11)フェノキシエタノール 0.3 製法;(1)〜(6)の油相及び(7)〜(9)の水相成分をそ
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、油相に水相を
添加し攪拌しながら乳化する。攪拌しながら40℃まで
冷却し、(10)と(11)の成分を添加する。 【0024】 実施例4 水中油型乳化クリーム (1)ミツロウ 6.0重量% (2)セチルアルコール 5.0 (3)水素添加ラノリン 8.0 (4)スクワラン 37.5 (5)ステアリン酸モノグリセリル 4.0 (6)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (7)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 2.0 (8)グリセリン 5.0 (9)精製水 30.1 (10)パセリ抽出物(1) 0.2 (11)センブリ抽出物 0.2 製法;(1)〜(7)の油相及び(8)〜(9)の水相成分をそ
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、油相に水相を
徐々に攪拌しながら添加し、転相乳化する。攪拌しなが
ら40℃まで冷却し、(10)と(11)の成分を添加する。 【0025】 実施例5 油中水型乳化クリーム (1)ミツロウ 3.0重量% (2)水素添加ラノリン 8.0 (3)スクワラン 34.0 (4)固形パラフィン 2.0 (5)マイクロクリスタリンワックス 9.0 (6)白色ワセリン 5.0 (7)アジピン酸ヘキシルデシル 10.0 (8)セスキオレイン酸ソルビタン 3.5 (9)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 1.0 (10)プロピレングリコール 2.0 (11)精製水 21.5 (12)パセリ抽出物(3) 0.5 (13)ビタミンA油 0.5 製法;(1)〜(9)の油相及び(10)〜(11)の水相成分をそ
れぞれ75℃に加熱し混合均一化した後、油相に水相を
添加し攪拌しながら乳化する。攪拌しながら40℃まで
冷却し、(12)と(13)の成分を添加する。 【0026】 実施例6 ボディオイル (1)オリーブオイル 97.9重量% (2)酢酸トコフェロール 0.1 (3)パセリ抽出物(3) 2.0 製法;(1)〜(3)の成分を混合均一化する。 【0027】 実施例7 ボディマッサージ用水性ゲル (1)モノイソステアリン酸ポリグリセリル 1.0重量% (2)濃グリセリン 75.0 (3)モノラウリン酸ポリグリセリル 0.5 (4)精製水 10.1 (5)カルボキシビニルポリマー2重量%水溶液 10.0 (6)水酸化ナトリウム10重量%水溶液 0.4 (7)ポリエチレン末 2.0 (8)パセリ抽出物(2) 0.5 (9)ハマメリタンニン 0.5 製法;(1)〜(4)の成分を70℃に加熱し、混合均一化
する。(5)の成分を添加しホモミキサーで均一に混合し
た後、(6)を加えて中和する。室温で(7)〜(9)の成分
を順次添加して混合する。 【0028】 実施例8 洗い流し用マッサージゲル (1)精製水 10.2重量% (2)ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 20.0 (3)ソルビトール 8.0 (4)グリセリン 10.0 (5)流動パラフィン 25.0 (6)トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル 25.0 (7)ジメチルシリル化無水ケイ酸 1.0 (8)パセリ抽出物(3) 0.8 製法;(1)〜(4)の水相及び(5)〜(7)の油相の成分を
それぞれ75℃に加熱し、水相成分に油相を徐々に添加
して乳化する。攪拌しながら急冷で室温まで冷却し(8)
の成分を添加する。 【0029】 実施例9 洗浄料 (1)ステアリン酸 12.0 (2)ミリスチン酸 14.0 (3)ラウリン酸 5.0 (4)ホホバ油 3.0 (5)水酸化カリウム 5.0 (6)精製水 24.1 (7)ポリオキシエチレン(20)グリセロール 2.0 モノステアリン酸エステル (8)アシルメチルタウリン 4.0 (9)ソルビトール 10.0 (10)グリセリン 10.0 (11)1,3-ブチレングリコール 10.0 (12)サリチル酸 0.2 (13)パセリ抽出物(1) 0.7 製法;(1)〜(4)の油相を75℃に加熱溶解均一化す
る。(5)を(6)に溶解し油相に添加してケン化を行う。
(7)〜(11)の成分を溶解均一化してケン化物に添加し、
室温でさらに(12)及び(13)の成分を添加する。 【0030】 実施例10 スクラブ入り洗浄料 (1)N-アシルグルタミン酸ナトリウム 20.0 (2)グリセリン 10.0 (3)ポリエチレングリコール 15.0 (4)ジプロピレングリコール 10.0 (5)精製水 27.0 (6)アシルメチルタウリン 5.0 (7)ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン 5.0 ブロック共重合体 (8)ポリオキシエチレン(15) 3.0 オレイルアルコールエーテル (9)吸着精製ラノリン 2.0 (10)微粉末化アーモンド殻 2.0 (11)パセリ抽出物(2) 1.0 製法;(1)及び(2)の成分を均一に混合し、(3)〜(5)
の成分で順次希釈溶解し75℃に加熱して水相とする。
水相に(6)〜(9)を加熱溶解して添加し、ホモミキサー
で乳化する。30℃に冷却し、(10)及び(11)の成分を添
加する。 【0031】 実施例11 海藻パック (1)ペースト状海藻 70.0 (2)グリセリン 13.0 (3)モノラウロイルデカグリセリン 5.0 (4)パセリ抽出物(1) 1.0 (5)精製水 11.0 製法;(1)〜(5)の成分を混合,均一化する。 【0032】各実施例は、それぞれにパセリ抽出物を配
合しないものも調製し、比較例として実施例とともに官
能評価を行った。官能評価は、太りすぎを気にする男女
各3名、計6名を1グループとし、実施例若しくは比較
例を1ヶ月間連続使用させた。評価値は、セルライト解
消に、非常に効果がある;2点,効果がある;1点,効
果があるかないかわからない;0点,逆効果である;−
1点として評価を行い、各評価者の評価点の和を表1に
まとめた。さらに実施例若しくは比較例を使用前後にお
ける体重を測定し、体重変化の平均値を算出し同時に表
1に示した。 【0033】さらに、別のむくみの気になるパネラーに
よる連続使用試験を行った。実施例及び比較例を各5名
のパネラーに毎日1回して使用してもらい、1ヶ月後の
むくみの状態変化を、「使用前と変化なし;0点」,
「少し減少した;1点」,「かなり減少した;2点」と
して点数化させ、合計点を評価結果として表1に示し
た。 【表1】【0034】表1に示したように、パセリ抽出物を配合
した実施例使用群では、パセリ抽出物を配合しない比較
例よりも明らかにセルライト解消効果,痩身効果及びむ
くみ解消効果が認められていた。また、センブリ抽出物
を併用した実施例4では、他の実施例と比較して顕著に
パセリ抽出物の配合量が少ないにもかかわらず、充分な
痩身効果を示しており、血行促進効果を有するセンブリ
抽出物との併用による相乗効果が認められた。 【0035】なお、上記の使用期間において、いずれの
実施例を使用した群においても、痛み、痒み等の皮膚刺
激やアレルギー反応等の皮膚症状を訴えたパネラーはい
なかった。また、乳化状態の悪化や配合成分の沈降,変
質等も認められなかった。 【0036】 【発明の効果】以上詳述したように、セリ科(Umbellif
erae)の植物であるパセリ(Petroselium saticum)抽
出物を有効成分とする身体用組成物は、高いセルライト
解消効果及びむくみ解消効果を示し、さらに安全性、安
定性も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 7/48 A61K 35/78

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パセリ抽出物を配合することを特徴とす
    セルライト解消用身体用外用剤組成物。
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