JP2015209396A - 金属フタロシアニン誘導体含有化粧料 - Google Patents

金属フタロシアニン誘導体含有化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】金属フタロシアニン誘導体とアスコルビン酸を含む化粧料組成物であって、金属フタロシアニン誘導体が安定に保たれている化粧料組成物を提供すること。
【解決手段】金属フタロシアニン誘導体とビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシドから選択される1以上のアスコルビン酸誘導体を含有することを特徴とする化粧料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、金属フタロシアニン誘導体とアスコルビン酸誘導体を含有する化粧料に関する。
ヒトの皮膚の老化の代表的な変化はシワやタルミであり、女性にとっては肌の大きな悩みである。しかし、皮膚のシワやタルミに対する効果的な治療法は現在のところほとんど見あたらないのが実情である。
現在、ヒトの皮膚のシワやタルミの形成には皮膚の弾力低下が原因であると考えられ、その要因としては加齢、乾燥、酸化、太陽光(紫外線)による影響等が挙げられる。具体的な組織学的現象としては、真皮中のコラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカン等の細胞外マトリックス成分の変化が挙げられる。また皮膚の保湿性の低下なども原因と考えられる。
金属フタロシアニン誘導体は水溶性の青色色素であり、繊維の染色や、顔料として用いられており、安全性も高い。金属フタロシアニン誘導体は、抗菌効果や脱臭効果、アレルゲンの分解効果、掻痒感の抑制効果(特許文献1〜3)などの機能を有することも知られている。このため、金属フタロシアニン誘導体で染色した繊維を用いた抗アレルギー対策肌着やマスクが検討・実施されている(特許文献4)。また着色用のメークアップ化粧料としてフタロシアニン色素を使用しているケースがある(特許文献5)。
一方特許文献6にはスルフォン化フタロシアニン又はその金属塩を配合した過酸化脂質を分解する化粧料が開示されている。また特許文献7には鉄フタロシアニン誘導体を配合した化粧料が皮膚のシワの改善効果を有することが記載されている。
また化粧料のシワ改善効果を有する成分として、アスコルビン酸がある。アスコルビン酸はフリーラジカルや活性酸素の発生を抑制し、シワ改善に効果を有することが知られている。
特開2001−303437号公報 特開平06−321711号公報 特開2006−144219号公報 特開2004−321409号公報 特開2003−335976号公報 特開平03−50285号公報 WO2012/043716号公報
本発明者らは、鉄フタロシアニン誘導体を含有する化粧料に、さらにアスコルビン酸やアスコルビン酸誘導体を配合し、シワ改善効果を増強させることを試みている。しかし鉄フタロシアニン誘導体とアスコルビン酸を共存させると、鉄フタロシアニン誘導体が分解されてしまうため、鉄フタロシアニン誘導体とアスコルビン酸を共存させることが困難であった。
この鉄フタロシアニンの分解反応は、化粧料の鉄フタロシアニンの青色の褪色を指標として把握できる。したがって鉄フタロシアニン誘導体の褪色を抑制することができれば、鉄フタロシアニン誘導体の安定化ができたこととなる。
そこで 本発明の課題は、金属フタロシアニン誘導体の活性を維持しながらアスコルビン酸を含む化粧料であって、金属フタロシアニン誘導体の活性を維持しながらアスコルビン酸を配合した化粧料を提供することである。
本発明者らは、各種のアスコルビン酸又はアスコルビン酸の誘導体について鉄フタロシアニン誘導体に対する影響を検討した。その結果化粧料中の鉄フタロシアニンに影響を及ぼさない特定のアスコルビン酸化合物(誘導体)を配合することにより、金属フタロシアニンの活性を維持しながら、且つアスコルビン酸誘導体の美白効果などの有用な作用を同時に発揮できることを見出したことから、化粧料のための有効な組成を提案するものである。
即ち、本発明は以下の構成である。
(1)下記式[I]で示される金属フタロシアニン誘導体とビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシドから選択される1以上のアスコルビン酸誘導体を含有することを特徴とする化粧料組成物。
([I]式中、MはFe、Co、Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osから選択される金属であり、R1〜R4はカルボキシル基であり、n1〜n4はそれぞれ0〜4の整数であり且つ1≦n1+n2+n3+n4≦8を満たす。)
(2)アスコルビン酸誘導体がビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸である(1)に記載の化粧料組成物。
(3) [I]式中、R1〜R4はカルボキシル基であり、n1〜n4は同一の1または2である金属フタロシアニン誘導体を有効成分に含むことを特徴とする(1)又は(2)に記載の化粧料組成物。
(4) [I]式中、MがFe、CoまたはMnである金属フタロシアニン誘導体を有効成分に含むことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧料組成物。
(5)金属フタロシアニン誘導体が鉄フタロシアニンテトラカルボン酸又はその塩である(1)〜(4)のいずれかに記載の化粧料組成物。
(6)金属フタロシアニン誘導体の含有量が0.00001〜1質量%である(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧料組成物。
(7)アスコルビン酸誘導体の含有量が0.0001〜1質量%である(1)〜(6)のいずれかに記載の化粧料組成物。
(8)さらに金属封鎖剤又は金属封鎖効果のある成分を含有することを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の化粧料組成物。
(9)金属封鎖剤がEDTA−2ナトリウム、EDTA−3ナトリウム、EDTA−4ナトリウム、エチドロン酸、エチドロン酸4ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、クエン酸から選択される1以上の物質、金属封鎖効果のある成分がコハク酸、フィチン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムから選択される1以上の物質である(1)〜(8)のいずれかに記載の化粧料組成物。
本発明の化粧料組成物は、アスコルビン酸誘導体を含有しているにもかかわらず、金属フタロシアニン誘導体が安定に保たれている。このため、アスコルビン酸誘導体のシワ予防改善効果に加え、金属フタロシアニン誘導体のもつ小じわ改善、はり・弾力改善、肌理改善、くすみ改善、保湿効果が発揮される。
また、金属フタロシアニン誘導体が安定に保持されるため、長期間保存しても鉄フタロシアニン誘導体の色調を安定な状態を長期間保つことができ美麗な化粧品としての価値を損なうことがない。
本発明の化粧料組成物は、金属フタロシアニン誘導体とビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシドから選択される1以上のアスコルビン酸誘導体を含有することを特徴とする。
これにより、金属フタロシアニン誘導体が安定に保持され、アスコルビン酸誘導体のもつシワ予防又は改善作用と、金属フタロシアニン誘導体の持つ優れた保湿効果と皮膚老化防止効果を有する化粧料組成物とすることができる。
本発明の化粧料組成物は、水性組成物、油性組成物、エマルジョン組成物のいずれであってもよい。
水性組成物の例としては、化粧水、美容液、水性ジェル等が挙げられ、油性組成物としては、クレンジングオイル、油性ジェル等が挙げられる。また、エマルジョン組成物の例としては、クリーム、乳液、サンスクリーン等があり、エマルジョンの形態としては、O/W、W/Oの他、多層エマルジョン(W/O/W、O/W/O)などがあげられる。
以下、本発明を具体的に説明する。
すなわち本発明の化粧料組成物は、下記[I]式
で示される金属フタロシアニン誘導体とビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸を含む。ただし[I]式中n1〜n4はそれぞれ0〜4の整数であり且つ1≦n1+n2+n3+n4≦8を満たし、n1〜n4は同一の1または2であることが好ましく、MはFe、Co、Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osから選択される金属である。置換基R1〜R4は、カルボキシル基が好ましい。特にMの金属としては鉄、Rとしてはカルボン酸である鉄フタロシアニンテトラカルボン酸又はその塩が好ましい。
鉄フタロシアニンテトラカルボン酸又はその塩は皮膚に対する刺激性が低いので、化粧料成分として好ましく用いることができる。
鉄フタロシアニンカルボン酸の塩としては、例えば無機塩基との塩、有機塩基との塩等が挙げられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならびに銅(II)塩、アンモニウム塩などが挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン等との塩が挙げられる。
化学式[I]の金属フタロシアニン誘導体は、市販のものであってもよく、公知の方法により製造したものであってもよい。例えば、「フタロシアニン −化学と機能−」(白井汪芳、小林長夫著、株式会社アイピーシー出版、平成9年2月28日発行)に記載の方法により、製造することができる。例えば、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸は、以下のようにして得ることができる。ニトロベンゼンにトリメリット酸無水物と、尿素と、モリブデン酸アンモニウムと、塩化第二鉄無水物とを加えて撹拌し、加熱還流させて沈殿物を得、得られた沈殿物にアルカリを加えて加水分解し、次いで酸を加えて酸性にすることで得られる。
同じく好ましい例であるコバルトフタロシアニンオクタカルボン酸は、上記鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の原料であるトリメリット酸無水物に代えてピロメリット酸無水物、塩化第二鉄無水物に代えて塩化第二コバルトを用いて同様の方法で製造可能である。
同じく好ましい例である鉄フタロシアニンオクタカルボン酸は、上記鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の原料であるトリメリット酸無水物に代えてピロメリット酸無水物を用いて同様の方法で製造可能である。
なお、金属フタロシアニン誘導体の製造方法については、特開昭56−63355号公報をはじめいくつかの文献に詳細が開示されている。
金属フタロシアニン誘導体の構造中、最も好ましいものは、上述したとおり鉄フタロシアニンテトラカルボン酸である。
本発明の化粧料組成物において、金属フタロシアニン誘導体化合物の含有量は、組成物全質量に対して、0.00001質量%〜20質量%が好ましく、0.00005質量%〜10質量%がより好ましく、0.0001質量%〜2質量%が特に好ましい。
0.00001〜1質量%とすることにより、保湿性の観点で好ましい。ただ、高濃度配合をした場合に、組成物の色調が濃紺〜黒色を呈するため、機能性上はなんら問題ないが化粧料という製品の美的特性上好ましくないので、2質量%以下にすることが好ましい。例えばこの観点からは、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸を配合する場合は、0.001質量%〜0.1質量%の濃度が好ましい。この濃度であれば、組成物は美しい紺色または青色を呈する。
本発明に用いるアスコルビン酸はアスコルビン酸の作用を有するアスコルビン酸誘導体であって、ビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシドから選択される1以上のアスコルビン酸誘導体が好ましい。特に好ましくはビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸である。
ビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸はいずれも保湿型ビタミンC誘導体とも呼ばれるアスコルビン酸のグリセリンエステルである。ビスグリセリルアスコルビン酸は、2,3−ジグリセリルアスコルビン酸とも呼ばれる。化粧料の原料として市販されており、Amitose DGAの商品名で(株)成和化成から市販されており、これを使用することができる。
ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸は2−ヘキシル,3−グリセリルアスコルビン酸とも呼ばれ、化粧料の原料として市販されており、Amitose HGAの商品名で(株)成和化成から市販されている。
ビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸は、組成物全質量に対して、0.001質量%〜1質量%が好ましく、0.005質量%〜0.5質量%がより好ましく、0.01質量%〜0.5質量%が特に好ましい。
本発明の化粧料組成物は、アスコルビン酸による金属フタロシアニン誘導体の褪色、不活性化作用に加えて、光や熱などの影響で分解して褪色することがある。これを防止するため、金属封鎖剤又は金属封鎖効果のある成分を化粧料中に配合することにより、金属フタロシアニン誘導体の分解が抑制され色調の安定性が向上する。
本発明で使用可能な金属封鎖剤又は金属封鎖効果のある成分としては、EDTA−2ナトリウム、EDTA−3ナトリウム、EDTA−4ナトリウム、エチドロン酸、エチドロン酸4ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、クエン酸、コハク酸、フィチン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムなどが安定性の向上に効果があるが、特にフィチン酸が安定性の向上効果が高く、鉄フタロシアニン誘導体の褪色防止効果が高い。
フィチン酸はmyo−イノシトールの分子内にある6個の水酸基全てにリン酸が配位したリン酸エステルであり、イノシトール6リン酸(IP6)とも呼称される。米ぬかから抽出したものが市販されている。
金属封鎖剤又は金属封鎖効果のある成分は化粧料組成物あたり0.01質量%〜1質量%、好ましくは0.05質量%〜0.5質量%を含有させることで、光や熱による褪色防止効果を発揮する。フィチン酸を配合する場合0.05〜0.5質量%配合することが好ましい。
本発明においては、水分散物に界面活性剤を配合することができる。使用できる界面活性剤としては、水性媒体に溶解する水溶性界面活性剤であれば特に限定は無いが、例えばHLBが10以上、好ましくは12以上のノニオン界面活性剤が好ましい。HLBが10未満の場合には、乳化力が不十分となることがある。また乳化安定性の観点からHLBは16以下であることが好ましい。
ノニオン性界面活性剤の例としては、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、およびショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。より好ましくは、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルである。また、上記の界面活性剤は蒸留などで高度に精製されたものであることは必ずしも必要ではなく、反応混合物であってもよい。
本発明に用いられる、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、平均重合度が2以上、好ましくは6〜15、より好ましくは8〜10のポリグリセリンと、炭素数8〜18の脂肪酸、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、およびリノール酸とのエステルである。ポリグリセリン脂肪酸エステルの好ましい例としては、ヘキサグリセリンモノオレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘキサグリセリンモノパルミチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノラウリン酸エステル等が挙げられる。これらのポリグリセリン脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOLDGMS、NIKKOL DGMO−CV、NIKKOLDGMO−90V、NIKKOL DGDO、NIKKOLDGMIS、NIKKOL DGTIS、NIKKOLTetraglyn 1−SV、NIKKOLTetraglyn 1−O、NIKKOL Tetraglyn 3−S、NIKKOL Tetraglyn 5−S、NIKKOL Tetraglyn 5−O、NIKKOL Hexaglyn 1−L、NIKKOL Hexaglyn 1−M、NIKKOL Hexaglyn 1−SV、NIKKOL Hexaglyn 1−O、NIKKOL Hexaglyn 3−S、NIKKOL Hexaglyn 4−B、NIKKOL Hexaglyn 5−S、NIKKOL Hexaglyn 5−O、NIKKOL Hexaglyn PR−15、NIKKOL Decaglyn 1−L、NIKKOL Decaglyn 1−M、NIKKOL Decaglyn 1−SV、NIKKOL Decaglyn 1−50SV、NIKKOL Decaglyn 1−ISV、NIKKOL Decaglyn 1−O、NIKKOL Decaglyn 1−OV、NIKKOL Decaglyn 1−LN、NIKKOL Decaglyn 2−SV、NIKKOL Decaglyn 2−ISV、NIKKOL Decaglyn 3−SV,NIKKOL Decaglyn 3−OV、NIKKOL Decaglyn 5−SV、NIKKOL Decaglyn 5−HS、NIKKOL Decaglyn 5−IS、NIKKOL Decaglyn 5−OV、NIKKOL Decaglyn 5−O−R、NIKKOL Decaglyn 7−S、NIKKOL Decaglyn 7−O、NIKKOL Decaglyn 10−SV、NIKKOL Decaglyn 10−IS、NIKKOL Decaglyn 10−OV、NIKKOL Decaglyn 10−MAC、NIKKOL Decaglyn PR−20、三菱化学フーズ(株)社製リョートーポリグリエステル L−10D、L−7D、M−10D、M−7D、P−8D、S−28D、S−24D、SWA−20D、SWA−15D、SWA−10D、O−50D、O−15D、B−100D、B−70D、ER−60D、太陽化学(株)社製サンソフトQ−17UL、サンソフトQ−14S、サンソフトA−141C、理研ビタミン(株)社製ポエムDO−100、ポエムJ−0021などが挙げられる。
本発明に用いられるソルビタン脂肪酸エステルは、脂肪酸の炭素数が8以上のものが好ましく、12以上のものがより好ましい。ソルビタン脂肪酸エステルの好ましい例としては、モノカプリル酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セキステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等が挙げられる。これらのソルビタン脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOLSL−10、SP−10V、SS−10V、SS−10MV、SS−15V、SS−30V、SI−10RV、SI−15RV、SO−10V、SO−15MV、SO−15V、SO−30V、SO−10R、SO−15R、SO−30R、SO−15EX、第一工業製薬(株)社製の、ソルゲン30V、40V、50V、90、110などが挙げられる。
本発明に用いられるショ糖脂肪酸エステルは、脂肪酸の炭素数が12以上のものが好ましく、12〜20のものがより好ましい。ショ糖脂肪酸エステルの好ましい例としては、ショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジミリスチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル等が挙げられる。本発明においては、これらのショ糖脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。市販品としては、例えば、三菱化学フーズ(株)社製リョートーシュガーエステルS−070、S−170、S−270、S−370、S−370F、S−570、S−770、S−970、S−1170、S−1170F、S−1570、S−1670、P−070、P−170、P−1570、P−1670、M−1695、O−170、O−1570、OWA−1570、L−195、L−595、L−1695、LWA−1570、B−370、B−370F、ER−190、ER−290、POS−135、第一工業製薬(株)社製の、DKエステルSS、F160、F140、F110、F90、F70、F50、F−A50、F−20W、F−10、F−A10E、コスメライクB−30、S−10、S−50、S−70、S−110、S−160、S−190、SA−10、SA−50、P−10、P−160、M−160、L−10、L−50、L−160、L−150A、L−160A、R−10、R−20、O−10、O−150等が挙げられる。
これら界面活性剤の添加量は、水分散物に対して、好ましくは0.1〜50質量%、より好ましくは0.5〜20質量%、更に好ましくは1〜15質量%である。
0.1質量%以上の添加量とすることによって、より微細な粒子径の乳化物を得ることができると共に乳化物の安定性を十分に確保することができ、また、50質量%以下の添加量とすることによって、乳化物の泡立ちを適切な範囲に調整することができる点で好ましい。
本発明の化粧料組成物は、通常化粧料組成物で使用している水、多価アルコール、水溶性高分子化合物、油溶性成分(オイル、ワックス)、防腐剤、酸化防止剤、香料等を必要に応じて配合することができる。
本発明の化粧料組成物には安定性を保持するために酸化防止剤を配合することが好ましい。使用可能な酸化防止剤としては、特に限定されないが、例えば、ポリフェノール類からなる化合物群、ラジカル捕捉剤を挙げることができる。本発明で使用可能な酸化防止剤は、親水性の酸化防止剤、及び/又は、油溶性の酸化防止剤を、単独又は併用して使用することができる。
本発明における化粧料組成物は、油性媒体に溶解するその他の油溶性成分を含むことができる。
その他の油溶性成分として、通常、紫外線吸収剤、抗酸化剤、抗炎症剤、保湿剤、毛髪保護剤、分散剤、溶剤、美白剤、抗シミ剤、細胞賦活剤、エモリエント剤、角質溶解剤、帯電防止剤、ビタミン類、メタボリックシンドローム改善剤、降圧剤、鎮静剤などとして使用されている他の成分も使用することができ、例えば、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油などの油脂類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワランなどの炭化水素、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、ミツロウ、ラノリンなどのロウ類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリルなどのエステル類、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸などの脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの高級アルコール類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油、グリセリンの脂肪酸エステル類、その他、高分子類、油溶性色素類、油溶性蛋白質などを挙げることができる。また、それらの混合物である各種の植物由来油、動物由来油も含まれる。本発明に用いられる好ましい他の油溶性成分としては、コエンザイムQ類、ω−3油脂類(EPA、DHA、リノレン酸等を含む油脂)などを挙げることができる。
本発明の化粧料組成物は、保湿機能や粘度調整機能等を発揮するため多価アルコールを含有することが好ましい。また、多価アルコールの添加により、化粧料組成物の水分活性を下げることができ、微生物の繁殖を抑えることができる。
本発明に使用できる多価アルコールとしては、二価以上のアルコールであれば特に限定されず用いることができる。
多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、マルチトール、還元水あめ、果糖、ブドウ糖、蔗糖、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、キシロース、グルコース、ラクトース、マンノース、マルトース、ガラクトース、フルクトース、イノシトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオース、ソルビトール、ソルビタン、トレハロース、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコール等が挙げられ、これらを、単独又は複数種の混合物の形態で用いることができる。
本発明においては、水溶性高分子を配合できる。配合可能な水溶性高分子化合物としては、広く合成高分子、天然高分子、半合成高分子のいずれも用いることができる。特に糖類、タンパク質類およびそれらの複合体が好ましい。
糖類としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類、多糖類、デキストリン、デンプン誘導体、ガム類、ムコ多糖類、セルロース類等が望ましいが、これらに限定されるものではない。
これらの中で、代表的なものは、アガロース、アラビノース、アミロース、アミロペクチン、アカシアガム、アラビアガム、アラビノガラクタン、アルキルグリコシド、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルドース、イヌリン、オリゴ糖、ガッティガム、カードラン、カラギーナン、ガラクトマンナン、ガラクトース、キサンタンガム、キシロース、キシログルカン、キチン、キトサン、グアーガム、クラスターデキストリン、β−グルカン、グルクロン酸、グリコーゲン、グリコサミノグリカン、グリセルアルデヒド、グルコサミン、グルコース、グルコマンナン、ケトース、コンドロイチン硫酸、サイリウムシードガム、ジェランガム、シクロデキストリン、スクロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、セロビオース、ソルビトール、デオキシリボース、デキストリン、転化糖、デンプン、大豆多糖類、糖アルコール、糖タンパク質、トラガントガム、トレハロース、ヒアルロン酸、フコース、フルクトース、プルラン、ペクチン、ヘパリン、ヘミセルロース、マルトース、マンニトール、マンナン、ラクトース、リボース等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
これらの糖類の中では、粘度増加による分散安定性の観点からガム類、多糖類が好ましく、カロテノイド類の安定性の観点から、キサンタンガム、アラビアガム、プルランなどが更に好ましい。
また、タンパク質類としては、アミノ酸がペプチド結合で重合したポリマー又はオリゴマーであればいかなる種類のものも用いることができるが、より好ましくは天然由来で且つ水溶性のものである。
タンパク質にはアミノ酸からなる単純タンパク質と、アミノ酸以外の構成成分を含む複合タンパク質とがあり、いずれも用いることができる。単純タンパク質の例としては、ゼラチン、カゼイン、フィブロイン、セリシン、ケラチン、プロタミン等が挙げられる。また複合タンパク質としては、炭水化物に結合したタンパク質である糖タンパク質、脂質に結合したタンパク質であるリポタンパク質、金属イオンに結合したタンパク質である金属タンパク質、リボ核酸に結合したタンパク質である核タンパク質、リン酸基に結合したタンパク質であるリンタンパク質等がある。
一方、一般的には、タンパク質原料から分類される場合も多く、動物性筋肉タンパク質、乳タンパク質、卵タンパク質、米タンパク質、小麦タンパク質(小麦グルテン)、大豆タンパク質、酵母タンパク質、細菌タンパク質等が挙げられる。
なお、このようなタンパク質は、混合物としても使用してもよい。
本発明の化粧料組成物には、アミノ酸またはその誘導体を含有させることができる。化粧料の構成成分としては、特に限定されず用いることができる。
アミノ酸又はその誘導体としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、メチオニン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン等のアミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
アミノ酸又はその誘導体としては、前記の中でも、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリンが好ましい。
これらは単独で用いても、複数を併用してもよい。
本発明の化粧料組成物は、香料を更に含むことができる。
本発明で使用可能な香料としては、動物系、植物系、鉱物系の天然香料および合成香料のいずれも使用可能であり、例えば、ローズ抽出エキス、カモミール抽出エキス、グリーンティー香料、ラベンダー油、ゼラニウム油、ジャスミン油、ベルガモット油、ムスク油、イランイラン油、リモネン、リナロール、シトラール、シクロペンタデカノン、オイゲノール、ローズオキサイドなどを挙げることができる。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以下の記載で「%」表示してあるものは、特に断らない限り質量基準である。
鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の褪色抑制試験
(1)試験用化粧料の調製
アスコルビン酸誘導体による金属フタロシアニン誘導体の影響を確認するため、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸に対する褪色試験を行った。
表1に示す組成の化粧料を調製し、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸に対する褪色試験を行った。
表1の組成において、表2に示す各種アスコルビン酸誘導体を指定量配合した試験用化粧料を調製し、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の色調変化を観察した。なお被験化粧料の調製法は、次のとおりである。
表1の原料1〜3を均一混合し溶解した後、原料4〜13を添加し混合する。次いで、クエン酸、クエン酸ナトリウム又は水酸化カリウムの水溶液でpHを4.5〜5.5に調整した後、残りの精製水を加えて全量を100重量%にする。
(2)評価試験
(1)で調製したアスコルビン酸誘導体と鉄フタロシアニンテトラカルボン酸を含む化粧料50mlを透明なガラス製スクリューキャップ付ボトルに採取し、5℃、25℃、40℃、50℃の恒温恒湿槽に暗所保管した。0日目、3日目、7日目に取り出し、褪色の程度を評価した。
評価方法としては、(1)で調製した化粧料の20%水溶液を10mmプラスチック製セルに充填し、分光光度計(HITACHI社製,U−2900形分光光度計)を用いて波長800〜300nmの範囲で吸光度を測定し、測定した値のうち測定波長620nmにおける吸光度を褪色の程度の指標とした。測定波長620nmにおける吸光度(単位:ABS)が0.125以上を◎、0.100以上0.125未満を○、0.075以上0.125未満を△、0.075未満を×とした。なお目視では◎は変化なし、○は軽度褪色、△は明らかな褪色、×はほぼ褪色または変色として認識できる。
(3)評価結果
評価結果を下記の表3〜6に示す。
表3〜6の評価結果から明らかなように、試験試料1(ビスグリセリルアスコルビン酸配合)、試験試料2(ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸配合)を濃度0.1%とした場合、各温度条件、保存期間で鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色を安定に保つことが判明したが、ビスグリセリルアスコルビン酸の濃度を1%とすると50℃7日保存でやや褪色が観察された。
またヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸の濃度を1%にすると40℃3日目で褪色が認められた。
また濃度が0.1%の場合、試験試料5、試験試料8は5℃の保存条件では鉄フタロシアニンテトラカルボン酸を褪色させなかった。
しかし試験試料3、試験試料4、試験試料7は鉄フタロシアニンテトラカルボン酸を褪色させることが判明した。
以上の試験結果から、ビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸は鉄フタロシアニンテトラカルボン酸を含む化粧料に配合するアスコルビン酸誘導体として特に好ましいことが判明した。
以下に本発明化粧料の処方例を示す。
処方例1:ジェル状美容液
グリセリン10%、1,3−ブチレングリコール 6%、ジグリセリン4%、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1%、ラフィノース 3%、ジプロピレングリコール 2%、コハク酸ビスエトキシジグリコール 0.8%、グルコシルトレハロース1.5%、ポリソルベート80 0.5%、カルボマー0.4%、キサンタンガム 0.3%、加水分解ヒアルロン酸0.01%、アセチルヒアルロン酸Na 0.01%、アスコルビルグルコシド0.05%、美容成分 適量、香気成分 適量、フェノキシエタノール 0.6%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸0.005%、ビスグリセリルアスコルビン酸0.1%、フィチン酸 0.175%、精製水残余
この処方により得られたジェル状美容液の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例2:化粧水
エタノール3%、グリセリン 5%、1,3−ブチレングリコール2%、モノステアリン酸POEソルビタン 3%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.005%、ビスグリセリルアスコルビン酸 0.1%、フィチン酸 0.175%、精製水残余
上記処方にて常法により、化粧水を製造した。得られた化粧水の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例3: 乳液
スクワラン6%、セチルアルコール 1%、オリーブ油1.5%、マカデミアナッツ油1.5%、グリセリン 3%、1,3−ブチレングリコール 3%、 カルボキシビニルポリマー 0.5%、水酸化ナトリウム0.15%、モノステアリン酸デカグリセリル 2%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ビスグリセリルアスコルビン酸 0.05%、フィチン酸 0.175%、香料適量、フェノキシエタノール 0.8%、精製水残余
上記処方にて常法により、乳液を製造した。得られた乳液の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例4:クリーム
スクワラン10%、オクチルドデカノール 5%、グリセロールトリ2−エチルヘキサン酸エステル30%、ミツロウ 3%、ワセリン 2%、1,3−ブチレングリコール 4%、モノステアリン酸プロピレングリコール5%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ビスグリセリルアスコルビン酸0.1%、香料 適量、フェノキシエタノール0.8%、精製水 残余
上記処方にて常法により、クリームを製造した。得られたクリームの鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例5:入浴剤
硫酸ナトリウム49.725%、炭酸水素ナトリウム 49.98%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸0.01%、ビスグリセリルアスコルビン酸0.1%、フィチン酸 0.175%、香料0.01%
上記処方にて常法により、入浴剤を製造した。得られた入浴剤の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例6:シャンプー
グリセリン40%、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸カリウム12%、N−ラウロイル−β−メチルアラニンナトリウム3%、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン10%、ラウリン酸ジエタノールアミド 1%、エタノール 5%、カルボキシメチルセルロースナトリウム 1%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸0.1%、フィチン酸 0.175%、香料適量、フェノキシエタノール 0.9%、精製水残余
上記処方にて常法により、シャンプーを製造した。得られたシャンプーの鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例7:ボディソープ
1,2−ペンタンジオール2%、ジグリセリン 15%、マルチトール 10%、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 15%、ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタンモノラウレート1%、ヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレン(7EO)グリセリル 1%、エタノール 12%、カルボキシメチルセルロースナトリウム 1%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸0.1%、フィチン酸 0.175%、香料適量、フェノキシエタノール 0.9%、精製水残余
上記処方にて常法により、ボディソープを製造した。得られたボディソープの鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例8:美容石鹸
ココイルグルタミン酸 35%、トリエタノールアミン 28%、濃グリセリン 12%、ヤシ油脂肪酸グルタミン酸ナトリウム 6%、ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム 2%、ソルビトール 2%、1,3−ブチレングリコール 1%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ビスグリセリルアスコルビン酸 0.1%、フィチン酸 0.175%、香料 適量、精製水 残余
上記処方にて常法により、美容石鹸を製造した。得られた美容石鹸の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。
処方例9:サンスクリーンクリーム(SPF30、PA+++)
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、4−tert−ブチルー4’−メトキシジベンゾイルメタン内包シリコーンレジン化加水分解シルクカプセル 13%、1,3−ブチレングリコール 8%、濃グリセリン 6%、アクリル酸アミド・アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体 1.8%、スクワラン 1.5%、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.2%、鉄フタロシアニンテトラカルボン酸 0.01%、ビスグリセリルアスコルビン酸 0.1%、フィチン酸 0.175%、フェノキシエタノール 0.4%、精製水 残余
上記処方にて常法により、サンスクリーンクリーム(SPF30、PA+++)を製造した。得られたサンスクリーンクリーム(SPF30、PA+++)の鉄フタロシアニンテトラカルボン酸の青色色調の安定性は良好であった。

Claims (9)

  1. 下記式[I]で示される金属フタロシアニン誘導体とビスグリセリルアスコルビン酸、ヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシドから選択される1以上のアスコルビン酸誘導体を含有することを特徴とする化粧料組成物。

    ([I]式中、MはFe、Co、Mn、Ti、V、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Osから選択される金属であり、R1〜R4はカルボキシル基であり、n1〜n4はそれぞれ0〜4の整数であり且つ1≦n1+n2+n3+n4≦8を満たす。)
  2. アスコルビン酸誘導体がビスグリセリルアスコルビン酸又はヘキシル3−グリセリルアスコルビン酸である請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. [I]式中、R1〜R4はカルボキシル基であり、n1〜n4は同一の1または2である金属フタロシアニン誘導体を有効成分に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化粧料組成物。
  4. [I]式中、MがFe、CoまたはMnである金属フタロシアニン誘導体を有効成分に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料組成物。
  5. 金属フタロシアニン誘導体が鉄フタロシアニンテトラカルボン酸又はその塩である請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料組成物。
  6. 金属フタロシアニン誘導体の含有量が0.00001〜1質量%である請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料組成物。
  7. アスコルビン酸誘導体の含有量が0.0001〜1質量%である請求項1〜6のいずれかに記載の化粧料組成物。
  8. さらに金属封鎖剤又は金属封鎖効果のある成分を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の化粧料組成物。
  9. 金属封鎖剤がEDTA−2ナトリウム、EDTA−3ナトリウム、EDTA−4ナトリウム、エチドロン酸、エチドロン酸4ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、クエン酸から選択される1以上の物質、金属封鎖効果のある成分がコハク酸、フィチン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、リン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウムから選択される1以上の物質である請求項1〜8のいずれかに記載の化粧料組成物。
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