JPWO2014185154A1 - 車体上部構造 - Google Patents

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Abstract

車体上部は、レールインナ(21)とレールアウタ(22)とレールスティフナ(23)とにより構成されて車体側部(1a)の上方で前後方向に延びるルーフサイドレール(2)と、ルーフサイドレール(2)から垂下するピラー(5)と、ピラー(5)とルーフサイドレール(2)の交差部(2b)に、レールスティフナ(23)に接合されると共に、レールインナ(21)にボルト締結されて、レールインナ(21)とレールスティフナ(23)との間の閉断面(2a)を仕切るように配置されたバルクヘッド(6)を備えている。

Description

本発明は、自動車等の車体上部構造に関する。
一般に、自動車の車体上部には、ルーフパネルと、ルーフパネルの下面に車幅方向に延設されてそのルーフパネルを保持する複数のルーフレールと、ルーフレールの両端部が結合されて車体前後方向に延設されたルーフサイドレールと、上端部がルーフサイドレールに接合されて下方に延びるピラーと、が設けられている。
従来の車体上部構造としては、例えば、特許文献1に開示された車体のルーフ構造が知られている。その車体のルーフ構造では、ルーフパネルにより縦断面視して溝部を形成するアウタパネルと、アウタパネルの車内側に接合されて閉断面を形成するインナパネルと、アウタパネルとインナパネルの間に閉断面を形成するスチフナ(スティフナ)と、略コ字(略U字状)状断面のスチフナの車内側に接合されて閉断面を形成する補強部材(バルクヘッド部)と、を溶接して、ルーフサイドレールとルーフレールの結合部の剛性を高めている。
その補強部材は、ルーフパネルに形成した溝部の下方で、延出片の略コ字状(略U字状)断面とスチフナの下面の間に形成された開口を通して配置されている。補強部材は、一端が、延出片に溶接され、他端のバルクヘッド部が、インナパネルの内側下面に溶接されている。
特開2006−327399号公報(図4及び図5)
しかし、特許文献1に記載された車体上部構造(ルーフ構造)では、ルーフサイドレールとルーフレールとの結合部に補強部材を設けたことによって、その結合部の剛性を高めることができるものの、スチフナに補強部材を通すための開口が形成されているので、剛性及び強度が低下する虞がある。
また、バルクヘッドをレールスティフナにボルト締結する場合には、レールスティフナの車外側面にナットを締結することになるので、レールスティフナとレールアウタとの間にナットを設置するためのクリアランスが必要となる。
そのクリアランスを設定するためには、レールアウタの断面を大きくするか、または、レールスティフナの断面を小さくすることが必要となる。レールアウタの断面を大きくする場合は、レールアウタが意匠面を構成する部品であるからデザインへの影響があるという問題点がある。
一方、レールスティフナの断面を小さくする場合は、レールスティフナの断面形状を小さくすることにより、ルーフサイドレールの剛性及び強度が低下するという問題点がある。
このようなことから、さらに、剛性及び強度を高めたルーフサイドレールを有する車体上部構造が要望されていた。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、ルーフサイドレールの剛性及び強度を向上させた車体上部構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車体上部構造は、レールインナと、前記レールインナの車外側に接合されて閉断面を構成するレールアウタと、前記レールインナと前記レールアウタとの間に挟まれて前記閉断面を仕切るレールスティフナと、により構成され、車体側部の上方で前後方向に延びるルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレールから垂下するピラーと、を備えた車体上部構造であって、前記ピラーと前記ルーフサイドレールの交差部に、前記レールスティフナに接合されると共に、前記レールインナにボルト締結されて、前記レールインナと前記レールスティフナとの間の前記閉断面を仕切るように配置されたバルクヘッドを備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、車体上部構造は、ピラーとルーフサイドレールの交差部において、バルクヘッドを、レールスティフナに接合し、レールインナにボルト締結したことによって、前記特許文献1に記載の従来技術のような開口を設けずに、バルクヘッドを車幅方向の車外側のレールスティフナと、車内側のレールインナとの両方を接合とすることができる。さらに、バルクヘッドは、レールインナとレールスティフナとの間の閉断面を仕切るように設置されているので、ピラーとルーフサイドレールの交差部の剛性及び強度を向上させることができる。また、レールアウタは、レールインナに接合されて、ボルト締めされていないので、外観形状が規制されないため、レールアウタのデザイン性を向上させることができる。
また、前記バルクヘッドは、前記レールインナに締結される内側壁と、該内側壁の前端から車外側に延出する前壁と、前記内側壁の後端から車外側に延出する後壁と、前記前壁から前方に延びる第1前フランジと、前記後壁から後方に延びる第1後フランジと、によりハット形状断面に構成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ハット形状断面に形成されたバルクヘッドは、前壁及び後壁が、レールインナとレールスティフナとの間で車幅方向に延びて突っ張るように配置されることによって、ルーフサイドレールの剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記レールスティフナは、該レールスティフナの上部に形成されたスティフナ上壁と、該スティフナ上壁の車幅方向の外側端部から下方に垂下するスティフナ垂下壁と、該スティフナ垂下壁の下端から車幅方向の中央側に延出するスティフナ下壁と、によって断面コ字状(略U字状)に形成され、前記バルクヘッドは、前記前壁の下端から前方側に延出して前記スティフナ下壁に接合される第2前フランジと、前記後壁の下端から後方側に延出して前記スティフナ下壁に接合される第2後フランジと、を備え、前記第1前フランジ及び前記第1後フランジが前記スティフナ垂下壁に接合されていることが好ましい。
かかる構成によれば、バルクヘッドは、スティフナ下壁に接合される第2前フランジと、スティフナ下壁に接合される第2後フランジとを備えると共に、第1前フランジ及び第1後フランジがスティフナ垂下壁に接合されている。このため、レールインナとバルクヘッドとは、いわゆるB面結合(車体左右方向軸に直交する面の結合)のみならず、H面結合(車体上下方向軸に直交する面の結合)も、行うことができるので、剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記レールスティフナは、前記スティフナ上壁において、前記第2前フランジ及び前記第2後フランジに対応する部位に、スポットガンを挿通可能とする切欠部が形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、レールスティフナは、第2前フランジ及び第2後フランジに対応する部位に、スポットガンを挿通可能な切欠部が形成されていることによって、ルーフサイドレールインナとバルクヘッドとをB面結合のみならず、H面結合も行うことができる。
また、前記バルクヘッドは、前記内側壁の上端から車幅方向の車外側に延出するバルク上壁と、前記前壁の上端から後方側に延出して前記バルク上壁に接合される第3前フランジと、前記後壁の上端から前方側に延出して前記バルク上壁に接合される第3後フランジと、を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、バルクヘッドは、バルク上壁と、前壁の上端から後方側に延出してバルク上壁に接合される第3前フランジと、後壁の上端から前方側に延出してバルク上壁に接合される第3後フランジと、を有していることによって、バルクヘッド自体の剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記レールインナは、前レールインナ部材と後レールインナ部材とに前後に分割されると共に、前記前レールインナ部材の後端と、前記後レールインナ部材の前端とが接合される分割接合部を備え、前記分割接合部は、前記バルクヘッドと車幅方向に重なる位置に配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、レールインナは、前レールインナ部材と後レールインナ部材とが接合される分割接合部をバルクヘッドとラップさせて配置したことによって、分割接合部の剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記バルクヘッドの前記内側壁は、前記分割接合部と車幅方向に重なる位置に、車幅方向の車外側へ凹形状となる凹部を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、バルクヘッドは、接合分割部とバルクヘッドとが重なる位置において、前レールインナ部材と後レールインナ部材とが、2枚重ねに設置されるので、段差形状になっている。バルクヘッドは、車幅方向の車外側に凹ませた凹部を有することによって、その段差形状部位の膨らみを吸収させることができる。このため、前レールインナ部材と後レールインナ部材とを重ねた部位は、レールインナが車幅内側に膨出することがなく、ピラーインナとの接合への影響を無くすことができる。
また、前記ピラーは、上端が前記レールインナの車内側面に取付けられるピラーインナを備え、ボルトで、前記ピラーインナと前記レールインナと前記バルクヘッドを共締めしていることが好ましい。
かかる構成によれば、ピラーは、ピラーインナとレールインナとバルクヘッドをボルトで共締めしていることによって、ピラーとルーフサイドレールとの交差部の剛性及び強度を向上させることができる。
また、前記ピラーは、上端が前記レールスティフナの車外側面に取付けられるピラースティフナを備え、前記バルクヘッドは、前記レールスティフナと前記ピラースティフナとをスポット結合するためのスポットガン挿入孔を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、例えば、レールスティフナに対してバルクヘッドを予め接合した後、レールスティフナの車外側面にピラースティフナを重ねて接合する組付工程とする場合、ピラーとルーフサイドレールの交差部にバルクヘッドが配置されているため、バルクヘッドが、レールスティフナとピラースティフナとの接合の妨げとなる。
これに対して、本発明は、バルクヘッドにスポットガン挿入孔を形成したことによって、レールスティフナとピラースティフナとを接合することができる。このため、組付作業の作業性を向上させることができると共に、ピラーとルーフサイドレールの交差部にバルクヘッドが配置されるので、交差部の剛性及び強度を向上させることができる。
本発明に係る車体上部構造によれば、ルーフレールの剛性及び強度をさらに向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車体上部構造の一例を示す車体の要部概略側面図である。 図1のI部の拡大斜視図である。 バルクヘッドの組み付け状態を示す要部分解斜視図である。 バルクヘッドとレールインナとの締結状態を示す要部分解斜視図である。 バルクヘッドに斜視図である。 バルクヘッドが設けられたレールスティフナの要部拡大平面図である。 レールスティフナに設けられたレールインナの要部拡大斜視図である。 図2のII−II断面図である。 図7のIII−III断面図である。
図1〜図9を参照して、本発明の実施形態に係る車体上部構造を説明する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Cの前進側、「後」は車両Cの後退側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
≪車両の構成≫
まず、本発明の実施形態に係る車体上部構造を説明する前に、本発明に係る車体上部構造が採用される車両Cについて説明する。
図1に示すように、車両Cは、車幅方向に向けて延設されるルーフレール12の左右の端部に設置されたルーフサイドレール2と、ルーフサイドレール2から下方に向けて延設されたピラー5と、を有する自動車であり、特に、車両Cの種類や形状等は限定されない。すなわち、車両Cは、車体1にルーフサイドレール2とピラー5とを備えたものであれば、乗用車やバスやトラックや作業車等であってもよく、以下、4ドアの乗用車を例に挙げて説明する。
≪車体の構成≫
図1に示すように、車体1は、車両Cの全体を形成するための骨格部材であり、例えば、後記するルーフサイドレール2等の種々の金属製車体フレームと、ルーフパネル11(図8参照)等の金属製車体パネル等を備えている。車体1の両側の車体側部1aには、前席のドア開口部1bと、後席のドア開口部1cとが形成されている。
なお、車体1は、車体側部1aが略左右対称に形成されているので、助手席(左側)を主に説明して、運転席側(右側)については説明を省略する。
<車体上部の構成>
図1に示すように、車体上部1dは、車体1全体の上部部位であって、車体1の屋根の部位を構成するルーフパネル11(図8参照)と、その左右側部付近の骨格を構成する部材とから主に構成されている。車体1の屋根の部位は、前記ルーフパネル11と、ルーフパネル11の下方に設置されたルーフレール12と、ルーフレール12の車幅方向の両端部に設けられて前後方向に延設されたルーフサイドレール2と、ルーフレール12から下方に延びるピラー5と、を備えて構成されている。
≪ピラーの構成≫
図1に示すように、前記ピラー5は、例えば、フロントピラー51とセンタピラー52とクォータピラー53とリヤピラー54とを備えて構成されている。
フロントピラー51は、フロントガラス(図示省略)の左右に設けられた柱である。
センタピラー52は、ドア開口部1bとドア開口部1cとの間に設けられた柱である。
クォータピラー53は、ドア開口部1cの後側に設けられた柱である。
リヤピラー54は、ラッゲージルームR2の上部から車体1の後端部側に向けて設けられた柱である。
≪ルーフパネルの構成≫
図8に示すように、ルーフパネル11は、車体1の屋根を形成する板部材であり、平面視して略矩形に形成された圧延鋼板等の金属板からなる。ルーフパネル11の左右両端部は、正面視して凹部状に折曲形成された溝部1eの半体を形成している。ルーフパネル11は、溝部1eの底面部位において、ルーフサイドレール2のレールアウタ22と、ルーフレール12と、ルーフサイドレール2のレールインナ21とを重ねてスポット溶接で連結固定されている。なお、図4〜図6のX印は、溶接箇所を示す。
≪ルーフレールの構成≫
図1に示すように、前記ルーフレール12は、ルーフパネル11(図8参照)を下側から支持する部材であり、左右のルーフサイドレール2,2間に架設されている。そのルーフレール12は、ルーフサイドレール2の前端部から後端部に亘って適宜な間隔で複数設けられている。図3に示すように、ルーフレール12の左右端部は、後記するレールインナ21とレールアウタ22(図8参照)に挟持されている。
≪ルーフサイドレールの構成≫
図1に示すように、ルーフサイドレール2は、車体側部1aの上方で前後方向に延びて配置されたフレーム部材であり、このルーフサイドレール2に、上端部が接合されて下方に垂下する複数のピラー5を備えている。ルーフサイドレール2は、車体前後方向に延設された部材からなり、ドア開口部1b,1c及びラッゲージルームR2の上縁を形成している。
以下、本発明の一例として、車両Cの左側の中央部の車体上部1dの車体側部1aに配置されるセンタピラー52(「Bピラー」ともいう)が設置される部位におけるルーフサイドレール2を例に挙げて説明する。
図3に示すように、ルーフサイドレール2は、車内側のレールインナ21と、レールインナ21の車外側に接合されて閉断面2a(図8参照)を構成するレールアウタ22(図8参照)と、レールインナ21とレールアウタ22との間に挟持されて閉断面2aを仕切るレールスティフナ23と、レールインナ21の車外側に設けられたバルクヘッド6と、レールスティフナ23の車外側に取付けられたナット31と、ナット31に締結されるボルト32と、ピラー5(センタピラー52)と、を備えている。
<レールインナの構成>
図3に示すように、レールインナ21は、ピラーインナ52Aの上端部の車外側に直交して前後方向に延設された部材である。このレールインナ21は、図8に示すように、ルーフパネル11及びルーフレール12を保持する部材である。図3及び図4に示すように、このレールインナ21は、前レールインナ部材21Aと後レールインナ部材21Bとに前後に分割された二部材を一つに接合して形成されている。
図3及び図8に示すように、レールインナ21は、レールアウタ22の車内側に垂直に配置された内側壁部21aと、内側壁部21aに形成されたボルト挿入孔21bと、内側壁部21aの上部から車内側に向けて略水平に折り曲げられたインナ上フラップ部21cと、内側壁部21aの下部から下方に向けて傾斜状に折り曲げられたインナ下フラップ部21dと、前レールインナ部材21Aの後端と後レールインナ部材21Bの前端とが接合される分割接合部21eと、レールスティフナ23に形成された切欠部23d〜23fに係合する凸部21fと、を有している。
図8に示すように、レールインナ21は、上端部のインナ上フラップ部21cがアウタ上フラップ部22a及びスティフナ上壁23aに接合され、下端部のインナ下フラップ部21dがレールアウタ22に接合されて、レールアウタ22とで縦断面視して閉断面2aを形成している。レールインナ21は、レールアウタ22とで筒状の骨格部材を形成する半体である。
レールインナ21の内側壁部21aには、ボルト挿入孔21bに挿入されたボルト32の頭部が配置されている。また、内側壁部21aの車内側には、ピラーインナ52Aの上端部が接合されている。ボルト32の雄ねじ部32bは、バルクヘッド6のボルト挿入孔6oを挿通してナット31に螺着されている。
図8に示すように、上端部のインナ上フラップ部21cは、その上にレールスティフナ23のスティフナ上壁23aと、ルーフレール12の車外側端部と、レールアウタ22のアウタ上フラップ部22aと、ルーフパネル11の車外側端部と、が重ねられて一体に接合されて溝部1eの内底を形成している。
下端部のインナ下フラップ部21dは、ピラーインナ52Aのフランジ上端部52Aaと、バルクヘッド6の下フランジ6pと、レールスティフナ23の下フランジ23gと、ピラースティフナ52Bのフランジ上端部52Baと、が重ねられて一体に接合されている。
図3及び図4に示すように、分割接合部21eは、バルクヘッド6と車幅方向に重なる位置に配置されている。
凸部21fは、インナ上フラップ部21cの適所を上側方向に凸になるように形成されて、レールスティフナ23の各切欠部23d〜23fに合致するように形成された側面視して開脚台形形状の突起から成る。
<レールアウタの構成>
図8に示すように、レールアウタ22では、ルーフサイドレール2において、最も外側に配置されて車体外側部を形成する部材であり、車体前後方向に延設されている。レールアウタ22は、略水平に設けられて溝部1eの内底部を形成するアウタ上フラップ部22aと、溝部1eの開口端から斜め外側下方向に向けて折り曲げられた上側傾斜壁部22bと、上側傾斜壁部22bの下部から斜め内側下方向に向けて折り曲げられた下傾斜壁部22cと、下傾斜壁部22cの下部から斜め外側下方向に向けて折り曲げられたアウタ下フラップ部22dと、を有している。
レールアウタ22とレールインナ21は、閉断面2aを形成している。レールアウタ22とレールインナ21との間には、ピラースティフナ52Bとレールスティフナ23とバルクヘッド6とが設けられている。
アウタ上フラップ部22aは、溝部1eにおいて、ルーフパネル11と、ルーフレール12と、スティフナ上壁23aと、インナ上フラップ部21cと、を重ねた状態でスポット溶接されている。また、アウタ下フラップ部22dは、ピラースティフナ52Bのフランジ上端部52Baと、を重ねてスポット溶接されている。
<レールスティフナの構成>
図8に示すように、レールスティフナ23は、レールインナ21とレールアウタ22との間に挟持されて閉断面2aを車幅方向に仕切るように設置された部材である。レールスティフナ23は、縦断面視してコ字状(略U字状)に形成されて、延設された圧延鋼板から成る。レールスティフナ23は、ピラースティフナ52Bの上端部52Bb(図3参照)の車内側に直交するように設置されている。
レールスティフナ23は、このレールスティフナ23の上部に形成されたスティフナ上壁23aと、スティフナ上壁23aの車幅方向の外側端部から下方に垂下したスティフナ垂下壁23bと、スティフナ垂下壁23bの下端から車幅方向の中央側に延出したスティフナ下壁23cと、スティフナ上壁23aに形成された切欠部23d,23e,23f(図3参照)と、レールスティフナ23の下端縁部に形成された下フランジ23g(図3参照)と、を有している。
図8に示すように、スティフナ上壁23aは、略断面コ字状(略U字状)のレールスティフナ23の上側の水平に折り曲げられた部位である。スティフナ上壁23aの下には、バルクヘッド6が挿入されて、バルク上壁6hが対向して配置されている。スティフナ上壁23aの車内側端部は、溝部1eの内底に配置されて、インナ上フラップ部21c、アウタ上フラップ部22a等に接合されている。
スティフナ垂下壁23bは、バルクヘッド6を介してレールインナ21の内側壁部21aに対向させて配置されている。
スティフナ下壁23cは、略断面コ字状(略U字状)に折り曲げ形成されたレールスティフナ23の下側部位である。
図2及び図3に示すように、スティフナ上壁23aには、凸部21fが係合する多数の切欠部23d〜23fが適宜な間隔で形成されている。切欠部23d〜23fは、凸部21fが係合することによって、レールインナ21をレールスティフナ23の所定位置に前後方向及び左方向にズレないように係合させることができる。
図4及び図6に示すように、切欠部23d〜23fのうちのバルクヘッド6の上部に配置された切欠部23d,23eは、さらに、バルクヘッド6の第2前フランジ6f及び第2後フランジ6gをレールスティフナ23のスティフナ下壁23cにスポット溶接する際に、スポットガン7(図9参照)を挿入するための部位としての機能も果たす。切欠部23d,23eは、第2前フランジ6f及び第2後フランジ6gが設置される上側のスティフナ上壁23aに、スポットガン7(図9参照)が上下動自在に挿入可能なコ字状(略U字状)に切欠形成されて、スポット溶接することを可能にさせている。
≪バルクヘッドの構成≫
図3及び図4に示すように、バルクヘッド6は、レールインナ21の分割接合部21eを補強するための補強部材である。
図5に示すように、バルクヘッド6は、それぞれ後記する内側壁6aと、前壁6bと、後壁6cと、第1前フランジ6dと、第1後フランジ6eと、第2前フランジ6fと、第2後フランジ6gと、バルク上壁6hと、第3前フランジ6iと、第3後フランジ6jと、凹部6kと、スポットガン挿入孔6mと、ハット形状断面6n(図9参照)と、ボルト挿入孔6oと、下フランジ6pとが一体形成されている。
図9に示すように、バルクヘッド6は、レールインナ21に締結される内側壁6aと、内側壁6aの前端から車外側に延出する前壁6bと、前壁6b及び内側壁6aの後端から車外側に延出する後壁6cと、前壁6bから前方に延びる第1前フランジ6dと、後壁6cから後方に延びる第1後フランジ6eと、を有することによって、ハット形状断面6nを構成している。
図4及び図9に示すように、内側壁6aは、バルクヘッド6の右側側面を形成する垂直な壁であり、側面視して矩形に形成されている。内側壁6aには、中央部に凹部6kが形成され、凹部6kの前側及び後側に前後一対のスポットガン挿入孔6m及びボルト挿入孔6oが形成されている。内側壁6aには、前レールインナ部材21Aと後レールインナ部材21Bとの分割接合部21eが対向配置されて固定されている。
前壁6bは、バルクヘッド6の前側側面を形成する壁であり、内側壁6aから前方向に延設されたフラップを左方向に向けて垂直に折り曲げ形成されている。前壁6bの上下及び左側には、第3前フランジ6i、第2前フランジ6f及び第1前フランジ6dが形成されている。
後壁6cは、バルクヘッド6の後側側面を形成する壁であり、内側壁6aから後方向に延設されたフラップを左方向に向けて垂直に折り曲げ形成されている。後壁6cの上下及び左側には、第3後フランジ6j、第2後フランジ6g及び第1後フランジ6eが形成されている。
第1前フランジ6dは、前壁6bの左端から前方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第1後フランジ6eは、後壁6cの左端から後方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第1前フランジ6d及び第1後フランジ6eは、垂直なスティフナ垂下壁23bにスポット溶接によって接合されている。
第2前フランジ6fは、前壁6bの下端から前方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第2前フランジ6fの基端部と第1前フランジ6dの基端部は、連続して繋がっている。第2後フランジ6gは、後壁6cの下端から後方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第2後フランジ6gの基端部と第1後フランジ6eの基端部は、連続して繋がっている。第2前フランジ6f及び第2後フランジ6gは、スティフナ下壁23cの上面にスポット溶接によって接合されている。
図4及び図5に示すように、バルク上壁6hは、内側壁6aの上端から車幅外側に水平に延出して形成された壁である。バルク上壁6hの前端部及び後端部の二箇所は、スティフナ上壁23aにスポット溶接によって接合されている。
第3前フランジ6iは、前壁6bの上端から後方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第3後フランジ6jは、後壁6cの上端から前方側に延出するように折り曲げ形成された舌片から成る。第3前フランジ6i及び第3後フランジ6jは、バルク上壁6hにスポット溶接によって接合されている。
図9に示すように、凹部6kは、内側壁6aにおいて、分割接合部21eと車幅方向に重なる位置に、レールスティフナ23側(車幅方向の外側方向)へ凹形状に形成されている。このため、凹部6kは、前レールインナ部材21Aと後レールインナ部材21Bとが重なり合って配置されることによって、分割接合部21eの厚みが厚くなっていても、後レールインナ部材21Bの分割接合部21eが凹部6k内に入り込んだ状態に配置されるため、車内側に膨らむことがない。
図3に示すように、スポットガン挿入孔6mは、レールスティフナ23のスティフナ垂下壁23bと、ピラースティフナ52Bのフランジ上端部52Baとをスポット結合させるためのスポットガン7(図9参照)を挿入するための孔である。
図9に示すように、ハット形状断面6nは、バルクヘッド6の車外側にレールスティフナ23が接合されて閉断面6qを形成しているため、レールスティフナ23の強度を向上させることができる。ハット形状断面6nは、バルクヘッド6の車内側にレールインナ21がボルト締結されているため、レールインナ21の強度を向上させることができる。
図3に示すように、ボルト挿入孔6o,6oは、ピラーインナ52Aのボルト挿入孔52Ab,52Abと、前レールインナ部材21A及び後レールインナ部材21Bのボルト挿入孔21b,21bとに合致した位置に形成されて、ボルト32が挿入される。このようにして、前レールインナ部材21Aと後レールインナ部材21Bとの分割接合部21eは、しっかりと連結されている。
図4に示すように、下フランジ6pは、バルクヘッド6の下側縁部に形成された延出部であり、前端部、後端部及び中央部の三箇所がレールスティフナ23の下フランジ23gにスポット溶接によって接合されている。
このようにバルクヘッド6は、レールスティフナ23に接合されると共に、レールインナ21にボルト32とナット31によって締結されて、ピラー5とルーフサイドレール2とが交差する交差部2bのレールインナ21とレールスティフナ23との間に取り付けられている。つまり、図4に示すように、ピラーインナ52Aとレールインナ21とバルクヘッド6は、ボルト32とナット31とで共締めされている。このようにして、ルーフサイドレール2に内設されたバルクヘッド6は、図8に示すように、レールインナ21とレールスティフナ23との間の閉断面2aを仕切るように配置されている。
<ボルト及びナットの構成>
図8に示すように、ボルト32は、レールインナ21の車内側からピラーインナ52A、レールインナ21及びバルクヘッド6を挿通してナット31に締結される締結具であり、例えば、雄ねじ部32aを有する座付きボルトから成る。
ナット31とボルト32は、レールインナ21とレールアウタ22とで形成された閉断面2aのレールインナ21側にバルクヘッド6を重ねるように取り付けている。このため、ボルト32とナット31とバルクヘッド6は、閉断面2aの断面変形を抑制して剛性及び強度を向上させる機能がある。
≪センタピラーの構成≫
図3に示すように、センタピラー52は、車体側部1a及び車体上部1dの一部である管状の柱を構成する部材であり、例えば、鋼板等をプレス加工して形成される。センタピラー52(ピラー5)は、上端がレールインナ21の車内側面に取付けられるピラーインナ52Aと、上端がレールスティフナ23の車外側面に取付けられるピラースティフナ52Bと、を備えている。
ピラーインナ52Aは、例えば、それぞれセンタピラーアウタ(図示省略)と、ピラースティフナ52Bとを接合して管状の閉断面を形成する。ピラーインナ52Aの上部には、前記ボルト挿入孔52Abと、前記フランジ上端部52Aaとが形成されている。そのピラーインナ52Aの車内側は、内装材であるピラーガーニッシュ(図示省略)によって覆われる。
ピラースティフナ52Bは、センタピラー52を補強するための補強部材である。ピラースティフナ52Bは、ルーフサイドレール2から下方向に管状に形成されて延設されたピラーインナ52Aとピラーアウタ(図示省略)との間に介装されて、互いにスポット溶接等で接合されて一体化されている。ピラースティフナ52Bの上端部52Bbの前後上側周縁には、レールスティフナ23にスポット溶接等で接合されるフランジ上端部52Baが形成されている。
≪車体上部構造の作用≫
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態に係る車体上部構造の作用を組付順に沿って説明する。
図3に示すように、ピラーインナ52Aとピラースティフナ52Bとが接合されるセンタピラー52の上部に、レールインナ21とレールスティフナ23とを取り付ける場合は、まず、バルクヘッド6のボルト挿入孔6o,6oの車外側に、ナット31,31をプロジェクション溶接によって固定させる。次に、そのバルクヘッド6を、図4に示すように、レールスティフナ23のスティフナ上壁23aの下側に挿入する。
そして、車外側から溶接装置の固定側電極8(図9参照)をピラースティフナ52Bに当接させて、車内側から溶接装置のスポットガン7(図9参照)をバルクヘッド6に押し付けるようにし、バルクヘッド6の第1前フランジ6d、第1後フランジ6e及び下フランジ6pの中央部と、レールスティフナ23のスティフナ垂下壁23b及び下フランジ23gと、を接合する。
続いて、レールスティフナ23の下側から溶接装置の固定側電極8(図9参照)をスティフナ下壁23cに当接させて、図6に示すように、スポットガン7(図9参照)を、上側からレールスティフナ23の切欠部23d,23e内に挿入させて、バルクヘッド6の第2前フランジ6f及び第2後フランジ6gと、レールスティフナ23のスティフナ下壁23cと、を接合させる。さらに、バルクヘッド6のバルク上壁6hと、レールスティフナ23のスティフナ上壁23aとを接合する。
このようにして、図4に示すように、バルクヘッド6をレールスティフナ23に接合させる。
次に、図4に示すように、レールスティフナ23の車外側にピラースティフナ52Bを配置する。そして、車外側から溶接装置の固定側電極8(図9参照)をピラースティフナ52Bに当接させて、車内側からスポットガン7(図9参照)を、スポットガン挿入孔6m,6mに挿入して、レールスティフナ23のスティフナ垂下壁23bと、ピラースティフナ52Bの上端部52Bb(図3参照)とを接合させる。
さらに、車外側から溶接装置の固定側電極8(図9参照)をピラースティフナ52Bに当接させて、車内側からスポットガン7(図9参照)をバルクヘッド6に押し付けるようにして、バルクヘッド6の下フランジ6pの前後端部と、レールスティフナ23の下フランジ23gと、ピラースティフナ52Bのフランジ上端部52Ba(図3参照)と、を接合する。
これにより、図4に示すように、バルクヘッド6と、レールスティフナ23と、ピラースティフナ52Bとが接合されて一体化される。
次に、図3及び図4に示すように、レールインナ21の凸部21fを、レールスティフナ23の切欠部23d〜23f内に挿入して、レールインナ21とレールスティフナ23とを合致させて位置決めさせる。すると、図8に示すように、レールインナ21とバルクヘッド6とが、レールスティフナ23のスティフナ上壁23aの下側に配置される。
さらに、図3に示すように、バルクヘッド6のボルト挿入孔6o,6oと、前レールインナ部材21A及び後レールインナ部材21Bのボルト挿入孔21b,21bと、ピラーインナ52Aのボルト挿入孔52Ab,52Abが合致される。このため、レールインナ21の車外側にバルクヘッド6が配置され、レールインナ21の車内側にピラーインナ52Aが配置される。
続いて、ボルト32,32をピラーインナ52Aのボルト挿入孔52Ab,52Ab、レールインナ21のボルト挿入孔21b,21b、バルクヘッド6のボルト挿入孔6o,6oに挿入して、ナット31に締結させる。これにより、図8に示すように、ピラーインナ52Aと、レールインナ21と、バルクヘッド6とが、ボルト32とナット31とで固定される。
さらに、図8に示すように、レールスティフナ23のスティフナ上壁23aに上側には、ルーフレール12とルーフパネル11とレールアウタ22のアウタ上フラップ部22aとが接合される。ピラースティフナ52Bのフランジ上端部52Baには、レールアウタ22のアウタ下フラップ部22dが接合される。
このように、バルクヘッド6は、レールスティフナ23及びピラースティフナ52Bの上端部52Bbの車内側に接合されると共に、レールインナ21及びピラーインナ52Aの車外側にボルト締結されるため、ルーフサイドレール2とセンタピラー52との交差部2b(図3参照)の剛性及び強度を向上させることができる。
このようにして形成されたルーフサイドレール2は、図8に示すように、レールインナ21とレールアウタ22とで形成された閉断面2a内に、さらに、レールインナ21とレールスティフナ23とで形成された閉断面2aが形成されているため、ルーフサイドレール2の剛性及び強度を向上させることができる。
そのレールインナ21とレールスティフナ23とで形成された閉断面2a内は、バルクヘッド6がボルト32とナット31とによって固定されて、レールインナ21が補強されている。
さらに、図9に示すように、ハット形状断面6nを有するバルクヘッド6は、車外側の開口部がレールスティフナ23によって閉塞されて、閉断面6qが形成されているため、ルーフサイドレール2の交差部2bの剛性及び強度をさらに高めることができる。
前記ボルト32に螺着されるナット31は、レールスティフナ23内に配置されるバルクヘッド6に内設されるので、レールアウタ22の外観形状や設置するためのレイアウト等に影響を与えることがないため、レールアウタ22のデザイン性を向上させることができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、本発明の一例として、ルーフサイドレール2とセンタピラー52とが接合される車体上部左側部位を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、フロントピラー51、クォータピラー53、あるいは、リヤピラー54等のピラー5と、ルーフサイドレール2との接合部位にも適用することができる。
また、前記実施形態で説明した組付順及び溶接工程は、一例であって他の順番で作業を行っても構わない。例えば、バルクヘッド6とレールスティフナ23とピラースティフナ52Bとは、同じ工程で一緒に接合しても構わない。
1 車体
1a 車体側部
2 ルーフサイドレール
2a 閉断面
2b 交差部
5 ピラー
6 バルクヘッド
6a 内側壁
6b 前壁
6c 後壁
6d 第1前フランジ
6e 第1後フランジ
6f 第2前フランジ
6g 第2後フランジ
6h バルク上壁
6i 第3前フランジ
6j 第3後フランジ
6k 凹部
6m スポットガン挿入孔
6n ハット形状断面
7 スポットガン
21 レールインナ
21A 前レールインナ部材
21B 後レールインナ部材
21e 分割接合部
22 レールアウタ
23 レールスティフナ
23a スティフナ上壁
23b スティフナ垂下壁
23c スティフナ下壁
23d,23e 切欠部
31 ナット
32 ボルト
52 センタピラー
52A ピラーインナ
52B ピラースティフナ
R1 車室

Claims (9)

  1. レールインナと、前記レールインナの車外側に接合されて閉断面を構成するレールアウタと、前記レールインナと前記レールアウタとの間に挟まれて前記閉断面を仕切るレールスティフナと、により構成され、車体側部の上方で前後方向に延びるルーフサイドレールと、
    前記ルーフサイドレールから垂下するピラーと、
    を備えた車体上部構造であって、
    前記ピラーと前記ルーフサイドレールの交差部に、前記レールスティフナに接合されると共に、前記レールインナにボルト締結されて、前記レールインナと前記レールスティフナとの間の前記閉断面を仕切るように配置されたバルクヘッドを備えていることを特徴とする車体上部構造。
  2. 前記バルクヘッドは、前記レールインナに締結される内側壁と、
    該内側壁の前端から車外側に延出する前壁と、
    前記内側壁の後端から車外側に延出する後壁と、
    前記前壁から前方に延びる第1前フランジと、
    前記後壁から後方に延びる第1後フランジと、
    によりハット形状断面に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
  3. 前記レールスティフナは、該レールスティフナの上部に形成されたスティフナ上壁と、
    該スティフナ上壁の車幅方向の外側端部から下方に垂下するスティフナ垂下壁と、
    該スティフナ垂下壁の下端から車幅方向の中央側に延出するスティフナ下壁と、によって断面コ字状に形成され、
    前記バルクヘッドは、前記前壁の下端から前方側に延出して前記スティフナ下壁に接合される第2前フランジと、
    前記後壁の下端から後方側に延出して前記スティフナ下壁に接合される第2後フランジと、を備え、
    前記第1前フランジ及び前記第1後フランジが前記スティフナ垂下壁に接合されていることを特徴とする請求項2に記載の車体上部構造。
  4. 前記レールスティフナは、前記スティフナ上壁において、前記第2前フランジ及び前記第2後フランジに対応する部位に、スポットガンを挿入可能とする切欠部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車体上部構造。
  5. 前記バルクヘッドは、前記内側壁の上端から車幅外側に延出するバルク上壁と、
    前記前壁の上端から後方側に延出して前記バルク上壁に接合される第3前フランジと、
    前記後壁の上端から前方側に延出して前記バルク上壁に接合される第3後フランジと、を備えていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の車体上部構造。
  6. 前記レールインナは、前レールインナ部材と後レールインナ部材とに前後に分割されると共に、前記前レールインナ部材の後端と、前記後レールインナ部材の前端とが接合される分割接合部を備え、
    前記分割接合部は、前記バルクヘッドと車幅方向に重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
  7. 前記バルクヘッドの前記内側壁は、前記分割接合部と車幅方向に重なる位置に、車幅方向の車外側へ凹形状となる凹部を備えていることを特徴とする請求項6に記載の車体上部構造。
  8. 前記ピラーは、上端が前記レールインナの車内側面に取付けられるピラーインナを備え、ボルトで、前記ピラーインナと前記レールインナと前記バルクヘッドを共締めしていることを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
  9. 前記ピラーは、上端が前記レールスティフナの車外側面に取付けられるピラースティフナを備え、
    前記バルクヘッドは、前記レールスティフナと前記ピラースティフナとをスポット結合するためのスポットガン挿入孔を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
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