JPWO2014132376A1 - タイヤ組付装置 - Google Patents

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Abstract

ビードガイド50は、円筒状側面を有する柱状部51と、柱状部51の先端から延設されたガイドプレート52とを備える。エキスパンションバー回転駆動部41は、ビードガイド50を回転させて、ガイドプレート52がホイールHの外周端よりも径方向内側に退避した位置である第1位置と、ガイドプレート52の少なくとも一部がホイールHの外周端よりも径方向外側に張り出した位置である第2位置とに選択的に切り替える。ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替えることにより、ガイドプレート52を上側ビードTBUの下方に進入させることができる。

Description

本発明は、タイヤビードをホイールのリムに嵌め込むタイヤ組付装置に関する。
従来から、タイヤをホイールに斜めに仮係合させた状態で、タイヤを周方向に沿って押圧してタイヤビードをホイールのリムに嵌め込むタイヤ組付装置が知られている。例えば、特許文献1に提案されたタイヤ組付装置は、タイヤビード押さえローラとガイドローラとを備え、両者をホイールの周囲に沿って旋回させることにより、ガイドローラがタイヤビードの端部をホイールの外周位置にまで案内しつつ、その後から追従するタイヤビード押さえローラがタイヤビード側面(サイドウォール)を上から押圧してタイヤビードをリム内に嵌め込む。
また、特許文献2に提案されたタイヤ組付装置は、上記ガイドローラに代えて、円弧状に形成されたビードガイドプレートを備え、タイヤビードをビードガイドプレートの表面で滑らすようにしてホイールの外周位置にまで案内する。
特開平11−192823号公報 特許第4230505号公報
特許文献1に提案されたタイヤ組付装置は、タイヤビードをホイールの外周側上面に接触させて滑らすものであるため、ホイールの外周側上面(リムのフランジ面)にホイール幅方向の段差が形成されている場合には、その段差にタイヤビードが引っかかって、タイヤビードを破損させてしまうことがある。例えば、スポークの先端がホイールの外周面からホイール幅方向に突出している場合には、その突出分(スポークの高さ分)が段差となって上記問題を起こしやすい。
この問題は、タイヤ組み付けの最初の工程にて行われる下側ビード(タイヤ組付装置にセットされたときに下側となるタイヤビード)の嵌め込み時においては生じない。タイヤビードは、その表側面が滑らかであって、且つ、内側に湾曲して形成されているため、タイヤビードの表側面に関しては、ホイールの外周側上面をスムーズに滑ることができる。このため、タイヤビードの表側面をホイールの外周側上面に滑らせる工程である下側ビードの嵌め込み時には、こうした問題が生じない。一方、タイヤビードの裏側面(高圧空気が封入される側)は、滑らかではなく、しかも、先端が鋭角状に形成されているため、ホイールの外周の段差に引っかかりやすい。このため、上側ビード(タイヤ組付装置にセットされたときに上側となるタイヤビード)の嵌め込み時においては、こうした問題が発生する。
また、特許文献2に提案されたタイヤ組付装置は、ビードガイドプレートがホイールの外周縁の内側を沿うように位置決めされて、ホイールの外周側上面とタイヤビードとの間にビードガイドプレートを旋回走行させるものであるが、ビードガイドプレートがホイールの外周側上面とタイヤビードとの間にうまく入り込まないことがある。この場合には、タイヤビードがガイドプレートに引っかかったりホイールの外周の段差に引っかかったりして、タイヤビードの破損を招くおそれがある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、タイヤビードをホイールのリムに良好に嵌め込むことができるタイヤ組付装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、タイヤ(T)をホイール(H)に仮係合させた状態で、前記ホイールの中心軸回りに旋回して前記タイヤのビードの内周端をホイール径方向外側に押し出すビードガイド(50)と、前記ビードガイドを後方から追従するように前記ホイールの中心軸回りに旋回して前記タイヤのビードを上から押さえつけるローラ(62)とを備えたタイヤ組付装置において、
前記ビードガイドは、円筒状側面を有する柱状部(51)と、前記柱状部の先端から前記柱状部の径方向外側に向かって延設された板状のガイドプレート(52)とを備え、前記ビードガイドの底面(53)が前記ホイールの外周側上面と離隔をあけて向かい合う位置に配置されるものであり、
前記ビードガイドを回転させることにより、前記ガイドプレートが前記ホイールの外周端よりもホイール径方向内側に退避した位置である第1位置と、前記ガイドプレートの少なくとも一部が前記ホイールの外周端よりもホイール径方向外側に張り出した位置である第2位置とに選択的に切り替えるビードガイド回転位置切替手段(41,90)を備え、
前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替えることにより、前記ガイドプレートを前記タイヤのビードの下方に進入させることにある。
本発明のタイヤ組付装置は、ビードガイドとローラとを備えており、タイヤをホイールに仮係合させた状態で、ホイールの中心軸回りにビードガイドを旋回させる。これにより、ビードガイドがタイヤのビード(以下、タイヤビードと呼ぶ)の内周端をホイール径方向外側に押し出す。また、ビードガイドを後方から追従するように、ローラをホイールの中心軸回りに旋回させる。これにより、ローラがタイヤビードを上から押さえつけてタイヤビードをホイールのリムに嵌め込む。ビードガイドは、円筒状側面を有する柱状部と、柱状部の先端から柱状部の径方向外側に向かって延設された板状のガイドプレートとを備えている。タイヤの組付時においては、ビードガイドの底面がホイールの外周側上面に離隔をあけて向かい合う位置に配置される。
ビードガイド回転位置切替手段は、ビードガイドを回転させることにより、ガイドプレートがホイールの外周端よりもホイール径方向内側に退避した位置である第1位置と、ガイドプレートの少なくとも一部がホイールの外周端よりもホイール径方向外側に張り出した位置である第2位置とに選択的に切り替える。例えば、ビードガイドを柱状部の軸心回りに回転可能に設け、ビードガイド回転位置切替手段がその回転位置を第1位置と第2位置とに切り替える。
ビードガイドの回転位置が第2位置に設定されている場合には、ガイドプレートがホイールの外周端よりも径方向外側に張り出している。従って、ビードガイドをホイールの中心軸回りに旋回させたとき、タイヤビードをガイドプレートの上面で滑らせながら柱状部の円筒状側面でホイール径方向外側に押し出すことができる。そして、ガイドプレートの後方から追従するローラがタイヤビードを上から下方に押さえつけてタイヤビードをホイールのリム内に落とし込む。こうして、タイヤがホイールのリムに組み付けされる。
従って、ホイールの外周側上面にスポーク等による段差が形成されている場合であっても、タイヤビードは、ガイドプレートによって支持されるため上記の段差に引っかかることがない。こうした効果を得るためには、ガイドプレートをタイヤビードの下方に確実に配置することが必要となる。そこで、本発明では、ビードガイド回転位置切替手段がビードガイドを第1位置から第2位置に切り替えることにより、ガイドプレートをタイヤビードの下方に進入させる。従って、ガイドプレートをタイヤビードの下方に確実に進入させることができる。これにより、従来装置のようにタイヤビードがガイドプレートやホイールの外周の段差に引っかかったりすることがなく、タイヤビードの損傷を防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記ホイールに仮係合されたタイヤの下側のビードである下側ビード(TBD)を前記ホイールのリムに組み付けるときには、前記ビードガイドを前記第1位置に設定した状態で前記ホイールの中心軸回りに旋回させ、前記ホイールに仮係合されたタイヤの上側のビードである上側ビード(TBU)を前記ホイールのリムに組み付けるときには、前記ビードガイドを前記第2位置に設定した状態で前記ホイールの中心軸回りに旋回させることにある。
タイヤビードは、一般に、表側面が滑らかであって、且つ、内側に湾曲して形成されている。また、裏側面の先端が、鋭角状に尖っている。このため、タイヤビードの表側面に関してはホイールの外周側上面をスムーズに滑ることができるが、タイヤビードの裏側面に関しては、ホイールの外周側上面に段差がある場合には段差に引っかかりやすい。下側ビードをホイールのリムに組み付けるときには、下側ビードの表側面がホイールの外周側上面と向き合うため、ガイドプレートを用いなくても下側ビードをホイールの外周側上面で滑らせることができる。そこで、本発明においては、下側ビードをホイールのリムに組み付けるときには、ビードガイドを第1位置に設定した状態でホイールの中心軸回りに旋回させる。これにより、ビードガイドの柱状部の円筒状側面にて下側ビードの内周端をホイール径方向外側に押し出して、下側ビードをホイールのリムに嵌め込むことができる。この場合、下側ビードは自重によりリム内に落ち込むためローラによる押しつけを省略することができる。
一方、上側ビードをホイールのリムに組み付けるときには、上側ビードの裏側面がホイールの上面と向き合うため、上側ビードをホイールの外周側上面でスムーズに滑らすことが難しい。そこで、本発明においては、上側ビードをホイールのリムに組み付けるときには、ビードガイドを第2位置に設定した状態でホイールの中心軸回りに旋回させる。これにより、ビードガイドが上側ビードをガイドプレートの上面で滑らせながらホイール径方向外側に押し出す。このとき、ローラがガイドプレートの後方から追従して上側ビードを上から下方に押さえつける。これにより、上側ビードは、ガイドプレートから滑り落ちてホイールのリム内に嵌め込まれる。この結果、本発明によれば、タイヤビードを損傷させることなくホイールのリムに組み付けることができる。
本発明の他の特徴は、前記ビードガイド回転位置切替手段は、前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替える場合、前記柱状部の軸心回りに前記ビードガイドの旋回方向とは反対方向に前記ビードガイドを回転させることにある。
本発明においては、ビードガイドを第1位置から第2位置に切り替える場合、柱状部の軸心回りにビードガイドの旋回方向とは反対方向にビードガイドを回転させる。このため、ガイドプレートは、ホイールの外周側上面とタイヤビードとの間の隙間の大きい側から小さい側に進入することになる。従って、ガイドプレートを上記の隙間にスムーズに進入させることができる。これにより、ガイドプレートをタイヤのビードの下方に良好に配置することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記ガイドプレートは、前記柱状部の先端から前記柱状部の径方向外側に向けて円弧状に延びるように形成され、その円弧状に延びる方向が、前記第1位置から前記第2位置に切り替える場合における前記ビードガイド部の回転方向と同じ方向であることにある。
本発明においては、ガイドプレートは、柱状部の先端から柱状部の径方向外側に向けて円弧状に延びるように形成されている。そして、ガイドプレートの円弧状に延びる方向は、第1位置から第2位置に切り替える場合におけるビードガイド部の回転方向と同じ方向に設定されている。このため、ビードガイドを第1位置から第2位置に切り替える場合、ガイドプレートの円弧状に延びた先端からホイールの外周側上面とタイヤビードとの間に進入させることができる。従って、ガイドプレートを上記の隙間に一層スムーズに進入させることができる。これにより、ガイドプレートをタイヤのビードの下方に一層良好に配置することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記ビードガイド回転位置切替手段が前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替えるときに、前記タイヤを持ち上げて前記ホイールの外周側上面と前記タイヤのビードとの上下方向の離隔を拡げるタイヤリフト手段(86)を備えたことにある。
本発明においては、ビードガイドを第1位置から第2位置に切り替えるときに、タイヤリフト手段がタイヤを持ち上げてホイールの外周側上面とタイヤビードとの上下方向の離隔を拡げる。従って、より確実にガイドプレートをホイールの外周側上面とタイヤビードとの間の隙間に進入させることができる。
本発明の他の特徴は、前記ビードガイドの底面(53)は、前記ビードガイドの回転位置に関わらず前記ホイールの中心側ほど高い位置となるように傾斜していることにある。
本発明においては、ビードガイドの底面が、ビードガイドの回転位置に関わらず、ホイールの中心側ほど高い位置となるように傾斜している。従って、ホイールの外周側上面が径方向中心側に向かって盛り上がっている場合でも、その盛り上がり部にビードガイドが干渉しないようにすることができる。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るタイヤ組付装置の概略構成図である。 ビードガイドの一部断面平面図である。 図2における矢印A方向から視たビードガイドの側面図である。 図2における矢印B方向から視たビードガイドの正面図である。 エキスパンションバーの傾きを表す説明図である。 ビードガイドの回転位置を表す説明図である。 下側ビード嵌め込み工程におけるビードガイドの旋回を表す説明図である。 上側ビード嵌め込み工程におけるビードガイドの旋回を表す説明図である。 下側ビード嵌め込み工程におけるビードガイドの機能を表す説明図である。 上側ビード嵌め込み工程におけるビードガイドの機能を表す説明図である。 上側ビード嵌め込み工程におけるローラの機能を表す説明図である。 変形例としてのビードガイドの一部断面平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、実施形態としてのタイヤ組付装置の概略構成図である。
本実施形態のタイヤ組付装置は、タイヤTが斜めに仮係合されたホイールHが載置されるテーブル10と、テーブル10の上方に設けられタイヤビードをホイールHのリムRに嵌め込む組付ユニット20と、組付ユニット20を昇降させるユニット昇降駆動部80と、ホイールHに仮係合されたタイヤTのトレッドを横方向に押しつけるタイヤ横押圧駆動部82と、ホイールHに仮係合されたタイヤTのサイドウォールを上から下方向に押しつけるタイヤ縦押圧駆動部84と、ホイールHに仮係合されたタイヤTを下から上方向に持ち上げるタイヤリフト駆動部86と、タイヤ組付装置の作動を制御するコントローラ90とを備えている。
タイヤTが斜めに仮係合されたホイールH(以下、タイヤ仮係合ホイールHと呼ぶ)は、搬送装置(図示略)によってテーブル10に搬送され、テーブル10に設けられたクランプ装置(図示略)により固定される。タイヤ仮係合ホイールHを搬送する搬送装置、および、タイヤ仮係合ホイールHをテーブル10に固定するクランプ装置については、本発明の特徴ではなく、従来装置のものと変わらないため、図示および説明を省略する。
搬送装置によって搬送されたタイヤ仮係合ホイールHは、ホイールHの意匠面が上に向くようにテーブル10に水平に載置固定される。ここで、ホイールHに斜めに仮係合されたタイヤTにおいて、上側となるサイドウォールの内周先端に形成されるタイヤビードを上側ビードTBUと呼び、下側となるサイドウォールの内周先端に形成されるタイヤビードを下側ビードTBDと呼ぶ。上側ビードTBUと下側ビードTBDとを区別しない場合には、単にタイヤビードTBと呼ぶ。ホイールHにタイヤTが斜めに仮係合されている状態においては、図1に示すように、下側ビードTBDがホイールHの意匠面側の外周端に2箇所で接触している。
以下、テーブル10に固定されているホイールHの中心軸CLを装置中心軸CLとよび、装置中心軸CLにおける平面上の位置を装置中心Oと呼ぶ。装置中心軸CLは、鉛直方向に向けられている。
ホイールHは、タイヤTが嵌め込まれる部分である円筒状のリムRと、車両のハブに連結されるディスクDとから一体的に形成されている。リムRは、幅方向の両側にタイヤビードTBの側面を支持するフランジRFが形成され、各フランジRFの内側にタイヤビードTBを着座させるビードシート部RSが形成されている。リムRの幅方向中央には、最も小径の円筒部であるドロップ部RD(ウエル部ともいう)が形成されている。このドロップ部RDは、タイヤTをホイールHに組み付けるときに、一時的にタイヤビードTBの一部を挿入しておく領域であって、これにより反対側(径方向に向かい合う側)のタイヤビードTBをリムRに嵌めやすくするものである。
組付ユニット20は、センターシャフト21と、センターシャフト21をその軸心回りに回転させるシャフト回転駆動部22と、センターシャフト21の先端に設けられるスライドアーム30と、スライドアーム30をその軸方向に進退させてスライドアーム30の水平方向の位置を調整するアーム進退駆動部31と、スライドアーム30に固定されるエキスパンション部40と、同じくスライドアーム30に固定されるローラ押さえ部60とを備えている。
センターシャフト21は、その中心軸が装置中心軸CLと一致するように鉛直方向に延びた棒状体である。シャフト回転駆動部22は、例えば、モータおよび減速ギヤを備えており、センターシャフト21を軸心回りに回転させる。シャフト回転駆動部22は、そのケーシングが昇降アーム23を介してユニット昇降駆動部80に連結されている。ユニット昇降駆動部80は、図示しない装置本体フレームに固定されており、昇降アーム23を昇降させる。ユニット昇降駆動部80は、例えば、ネジ送り機構あるいはラック&ピニオン機構等を備えて、モータの回転運動を昇降アーム23の直線運動に変換するものや、油圧シリンダにより昇降アーム23を昇降させるものなど公知の駆動機構を採用することができる。ユニット昇降駆動部80によって昇降アーム23が昇降すると、それに合わせてシャフト回転駆動部22が昇降するため、組付ユニット20全体が昇降する。これにより、後述するビードガイド50の上下方向位置を調整することができる。従って、ユニット昇降駆動部80は、ビードガイド50の上下方向位置の調整用として使用される。
尚、軸方向にストローク運動を行う後述する駆動部(タイヤ横押圧駆動部82、タイヤ縦押圧駆動部84、アーム進退駆動部31、エキスパンションバー回転駆動部41、ローラ昇降駆動部61)についても、ユニット昇降駆動部80と同様に、モータの回転運動を直線運動に変換する駆動機構や、油圧シリンダ等を使用することができる。
センターシャフト21の先端には、スライドアーム30が設けられる。スライドアーム30は、センターシャフト21の先端に固定された案内ガイド32に沿って水平方向にスライド可能に設けられている。案内ガイド32は、水平方向に延び正面が開放された四角筒体であって、その内部にスライドアーム30をスライド可能に保持する。アーム進退駆動部31は、案内ガイド32に固定されており、スライドアーム30をその軸方向(水平方向)に進退させるものである。
スライドアーム30には、エキスパンション部40とローラ押さえ部60とが設けられる。エキスパンション部40は、案内ガイド32から露出したスライドアーム30の正面に設けられる。また、ローラ押さえ部60は、スライドアーム30の先端に設けられる。エキスパンション部40は、エキスパンションバー回転駆動部41と、リンク機構42と、バー支持部43と、エキスパンションバー44とを備えている。エキスパンションバー回転駆動部41は、スライドアーム30に固定されており、出力軸45をスライドアーム30の軸と平行となる方向に進退させる。バー支持部43は、スライドアーム30に固定されており、エキスパンションバー44をその軸心回りに回転可能に支持する。リンク機構42は、エキスパンションバー回転駆動部41の出力軸45の進退運動をエキスパンションバー44の回転運動に変換する。リンク機構42は、エキスパンションバー回転駆動部41の出力軸45の前進によってエキスパンションバー44を第1方向に回転させ、エキスパンションバー回転駆動部41の出力軸45の後退によってエキスパンションバー44を第1方向と反対方向である第2方向に回転させる。尚、エキスパンションバー44を回転させる駆動機構は、モータと減速機とによって行うようにしてもよい。
エキスパンションバー44は、バー支持部43に回転可能に支持され、自身の軸心回りの回転位置がエキスパンションバー回転駆動部41によって調整される。エキスパンションバー44は、下方向に延びた円柱状金属棒体であって、その下方先端に金属製のビードガイド50を固定して備えている。図2は、ビードガイド50の一部断面平面図を表し、図3は、図2における矢印A方向から視たビードガイド50の側面図、図4は図2における矢印B方向から視たビードガイド50の正面図を表す。ビードガイド50は、円筒状側面を有する柱状部51と、柱状部51の下端に設けられる篦(へら)状のガイドプレート52とを一体形成したものである。ガイドプレート52は、柱状部51の先端から、径方向外側に向けて円弧状に延びた板体であって、柱状部51の中心軸線に対して直交する平面となる底面を有する。この底面は、柱状部51の端部となる底面と連続した平面を形成している。以下、ガイドプレート52の底面と柱状部51の底面とからなる連続平面をガイド部底面53と呼ぶ。
ガイドプレート52は、曲率半径の大きい円弧状外周を形成する第1円弧外周部52aと、第1円弧外周部52aと同じ方向に湾曲し第1円弧外周部52aよりも曲率半径の小さい円弧状外周を形成する第2円弧外周部52bと、第1円弧外周部52aと第2円弧外周部52bとを結ぶ円弧状の先端外周部52cと、これら外周部に囲まれる中央部52dとからなる。ガイドプレート52は、各外周部52a,52b,52cの先端が角張らないように湾曲面状に形成されている。また、ガイドプレート52と柱状部51とが一体的に連結されるコーナー部においても湾曲面状に形成されている。ガイドプレート52は、柱状部51の全周にわたって径方向に延びているわけではなく、柱状部51の外周の一部から径方向外側に向けて延びている。以下、柱状部51において、ガイドプレート52が形成されていない側の円筒状側面をR部51Rと呼ぶ。
ビードガイド50は、エキスパンションバー44の先端に固定して設けられるため、エキスパンションバー回転駆動部41によってエキスパンションバー44が回転することにより、ガイドプレート52の柱状部51から延びている方向が変更される。
エキスパンションバー44は、図5に示すように、その軸方向が、装置中心軸CLに対して所定角度αだけ傾くように配設される。つまり、エキスパンションバー44の中心軸ECLは、エキスパンションバー44の中心軸ECLと装置中心軸CLとを含む平面が鉛直方向を向き、上方位置ほど装置中心軸CLから離れる方向に所定角度αだけ傾いている。このため、エキスパンションバー44と同軸上に設けられるビードガイド50においては、ガイド部底面53が、エキスパンションバー44の回転位置に関わらず水平面に対して所定角度αだけ傾く(ホイールHの径方向の中心側ほど高い位置となるように傾く)ようになっている。
ローラ押さえ部60は、ローラ昇降駆動部61とローラ62とを備えている。ローラ昇降駆動部61は、スライドアーム30の先端に固定されており、出力軸63を鉛直方向に進退させる。ローラ62は、円盤状に形成され、ローラ昇降駆動部61の出力軸63に回転支持軸64を介して回転自在に取り付けられている。回転支持軸64は、装置中心Oに向けて水平に配設されている。図1においては、ローラ62は、その押圧面となる側面が示されている。ローラ62の正面形状は円形となる。
上述した組付ユニット20においては、ユニット昇降駆動部80とアーム進退駆動部31とにより、タイヤ仮係合ホイールHの外周部にビードガイド50が向かい合うように、ビードガイド50の径方向位置(装置中心Oに対する径方向位置)と鉛直方向位置とが設定される。この場合、ビードガイド50の径方向位置に関しては、図6に示すように、柱状部51の先端における装置中心Oから径方向に最も離れた部分(以下、最外側円筒面と呼ぶ)が、ホイールHの外周端(フランジRFの径方向外側端)よりも僅かに径方向外側にはみ出る位置に設定される。つまり、装置中心Oから最外側円筒面までの距離がホイールHの外径(リムRの外径)よりも僅かに大きくなるように設定される。
ビードガイド50は、タイヤTの組み付け時においては、センターシャフト21が所定方向に回転することにより、装置中心軸CLを中心として図6の矢印c方向に旋回する。このため、上記のようにビードガイド50の径方向位置を設定することにより、旋回時におけるビードガイド50の最外側円筒面の移動軌跡は、ホイールHの外周円よりも僅かに径の大きな円となる。
尚、本実施形態においては、最外側円筒面がホイールHの外周端よりも僅かに径方向外側にはみ出る位置にビードガイド50の径方向位置を設定しているが、最外側円筒面がホイールHの外周端と一致する位置(装置中心Oから最外側円筒面までの距離がホイールHのリムRの外径と一致する位置)にビードガイド50の径方向位置を設定してもよい。
また、ビードガイド50の鉛直方向位置については、ガイド部底面53が、ホイールHの外周側上面と所定の隙間をあける位置に設定される。この場合、ホイールHの外周側上面にスポーク等によってホイール幅方向の凹凸が形成されている場合には、最も高い位置となる凸部を基準として所定の隙間が形成される位置に設定される。この所定の隙間とは、ガイド部底面53をホイールHの外周側上面に接触しないように接近させる位置を設定した隙間であるため僅かな距離となっている。
ビードガイド50における装置中心Oからの径方向位置は、スライドアーム30の進退位置によって設定される。従って、アーム進退駆動部31を作動させることによりビードガイド50の径方向位置をホイール径に応じた位置に設定することができる。また、ビードガイド50の鉛直方向位置は、センターシャフト21の昇降位置によって設定される。従って、ユニット昇降駆動部80を作動させることにより、ビードガイド50の鉛直方向位置をホイールHの幅寸法(凹凸を加味した幅寸法)に応じた位置に設定することができる。
次に、ローラ62の位置について説明する。ローラ62は、エキスパンション部40とローラ押さえ部60とがともにスライドアーム30に固定されているため、センターシャフト21が回転しているとき、ビードガイド50と一体となって旋回する。つまり、ビードガイド50に対して周方向、径方向、高さ方向における相対位置関係を一定に保って旋回する。ローラ62は、後述するようにタイヤビードTBを下方向に押さえつけるものであり、タイヤTと接触する下端部の内周端における装置中心Oからの径方向距離が、ビードガイド50の最外側円筒面における装置中心Oからの径方向距離よりも大きくなるように径方向位置関係が設定されている。従って、上記の径方向位置関係により、ローラ62の内周端の旋回軌跡は、ビードガイド50の最外側円筒面の描く旋回軌跡よりも径の大きな円となる。また、ローラ62は、旋回時において、ビードガイド50の後方位置を旋回するように周方向位置が設定されている。つまり、図6に示すように、装置中心Oとビードガイド50の中心とを水平に結ぶ直線L1と、装置中心Oとローラ62の回転中心とを水平に結ぶ直線L2とにおいて、直線L1が直線L2に対して旋回方向側に位置し、両直線L1,L2の成す角度が所定角度βとなるように設定されている。
また、ローラ62の鉛直方向位置は、ローラ昇降駆動部61によって自在に調整される。この鉛直方向位置の調整によって、ホイールHの幅に応じた高さにローラ62を位置決めすることができ、タイヤ組み付け時にローラ62の下端でタイヤビードTBを適切に押圧できるようになっている。
次に、ビードガイド50の回転について説明する。ビードガイド50は、エキスパンションバー回転駆動部41によってエキスパンションバー44が回転することにより、柱状部51の中心軸を回転軸として回転する。これにより、ガイドプレート52の柱状部51から延びている方向が変化する。ビードガイド50の回転位置は、図6に実線にて示す第1位置と破線にて示す第2位置とに切替可能となっている。第1位置においては、ガイドプレート52がホイールHの外周端(リムRの外周ライン)よりも径方向内側に退避した位置となる。第2位置は、ガイドプレート52の一部がホイールHの外周端よりも径方向外側に張り出した位置となる。この第2位置においては、ガイドプレート52の第1円弧外周部52aが第2円弧外周部52bに対して旋回方向側となるように位置決めされる。旋回方向とは、タイヤTの組み付け時におけるビードガイド50およびローラ62の旋回方向をいう。
また、ビードガイド50は、第1位置から第2位置への切替時においては旋回方向とは反対方向に回転する。従って、ビードガイド50は、ガイドプレート52が円弧状に延びている方向に回転することになる。本実施形態においては、ビードガイド50およびローラ62は、上から見てホイールHの外周に沿って時計回り旋回する(図6の矢印c方向)。従って、ビードガイド50は、第1位置から第2位置への切替時には、上から見て反時計回りに回転する(図6の矢印d方向)。また、ビードガイド50は、第2位置から第1位置への切替時には、第1位置から第2位置への切替時とは逆方向、つまり、旋回方向に回転する。
タイヤ横押圧駆動部82は、ホイールHに斜めに仮係合されたタイヤTの最も下側となる部位に向かい合って設けられる。タイヤ横押圧駆動部82は、出力軸82aを装置中心Oに向けて水平方向に進退させるもので、出力軸82aの前進時においては、出力軸82aの先端に取り付けた押圧部材82bが、斜めに仮係合されたタイヤTの最も下側となる部位のトレッドTTを押し付ける。
タイヤ縦押圧駆動部84は、出力軸84aを鉛直方向に進退させるもので、出力軸84aの前進時においては、出力軸84aの先端に取り付けた押圧部材84bが、タイヤTのサイドウォールTWの特定箇所を上から下方向に押し付ける。このタイヤ縦押圧駆動部84は、後述する下側ビードTBDの嵌め込みが完了した後、タイヤ横押圧駆動部82と協働して上側ビードTBUの特定箇所をドロップ部RDに落とし込むときに作動するものである。本実施形態においては、タイヤ縦押圧駆動部84は、タイヤ横押圧駆動部82がトレッドTTを押圧する箇所の上方となる位置でサイドウォールTWを押圧する。
タイヤリフト駆動部86は、出力軸86aを鉛直方向に進退させるもので、出力軸86aの前進時においては、出力軸86aの先端に取り付けたリフト部材86bがタイヤTのサイドウォールTWの一箇所を下から上方向に持ち上げる。このタイヤリフト駆動部86は、後述する下側ビードTBDの嵌め込みが完了した後、ビードガイド50の回転位置を切り替える際に作動して、ガイドプレート52が上側ビードTBUの下方に進入しやすくする。
コントローラ90は、予め設定された処理を順番に実行するように各駆動部22、31,41,61,80,82,84,86の作動を制御する。コントローラ90は、組付ユニット20の回転角度(回転位置)に応じて各処理を進めていくため、センターシャフト21の回転角(回転位置)を検出する回転角センサ92を接続している。回転角センサ92は、例えば、エンコーダを用いることができる。
次に、タイヤ組み付け工程について説明する。タイヤ組み付け工程は、下側ビード嵌め込み工程と上側ビード嵌め込み工程とに大別される。コントローラ90は、搬送装置によってタイヤ仮係合ホイールHがテーブル10に搬送されるとクランプ装置を作動させてホイールHを所定の位置に固定する。クランプ装置は、例えば、ホイールHのリムRの内側に配置され、リムRの内周面を拡径方向に押圧してホイールHを装置中心に固定する。この状態においては、タイヤTがホイールHに対して斜めに仮係合されているだけであるため、タイヤTの下側ビードTBDをリムRのドロップ部RDに挿入する必要がある。そこで、コントローラ90は、最初にタイヤ横押圧駆動部82を作動させてタイヤTの最も下側(後述する基準位置)となる部位のトレッドTTを押し付ける。これにより、押し付けられた側のタイヤTの下側ビードTBDがドロップ部RDに確実に入り込む。このとき、下側ビードTBDの2/3程度は、ホイールHの上面(意匠面)よりも上方に位置する、つまり、リムR内に落とされていない状態となっている。また、上側ビードTBUに関しては、全周にわたってホイールHの上面よりも上方に位置している。
この状態から、コントローラ90は、下側ビード嵌め込み工程を開始する。下側ビード嵌め込み工程の開始時におけるビードガイド50の旋回開始位置は、第1初期位置START.1に設定されている。この第1初期位置START.1は、図7に示すように、基準位置から時計回りに角度θ1だけ回転した位置である。ビードガイド50の旋回位置を表す角度は、ホイールHに斜めに仮係合されているタイヤTが最も下方となる位置を基準位置とし、この基準位置と装置中心Oとを結んだ基準線L0と、装置中心Oとビードガイド50の中心とを結んだ線とのなす角度(時計回りの回転角度)にて表す。以下、タイヤTおよびホイールHにおける周方向位置を特定する場合においても、この角度を用いて説明する。図7において、破線は、ホイールHのリムR内に収まっている下側ビードTBDの内周ラインを表し、二点差線は、ホイールHのリムR内に収まっていない下側ビードTBDの内周ラインを表す。何れも、下側ビード嵌め込み工程の開始時における内周ラインを表す。下側ビード嵌め込み工程においては、ホイールHのリムR内に収まっていない下側ビードTBD(ホイールHの外周側上面よりも上方に位置する下側ビードTBD)をリムR内に落とし込む。
コントローラ90は、ユニット昇降駆動部80を作動させて上方位置に退避している組付ユニット20を下降させ、ビードガイド50を所定の高さに配置する。これにより、ガイド部底面53がホイールHの外周側上面に対して所定の離隔をあけて向かい合う。また、ビードガイド50の径方向位置は、上述したように、ビードガイド50の最外側円筒面がホイールHの外周端よりも僅かに径方向外側に出る位置に設定されている。また、ビードガイド50の回転位置は、第1位置に設定されている。尚、下側ビード嵌め込み工程においては、ローラ62を使用しない。従って、ローラ62は、タイヤTに当接しない上方の退避位置に配置されている。
ホイールHに仮係合されているタイヤTの下側ビードTBDは、第1初期位置START.1においては、リムR内に落とし込まれている。この状態から、コントローラ90は、シャフト回転駆動部22を作動させてセンターシャフト21を時計回りに回転させる。これにより、ビードガイド50が時計回りに旋回を開始する。この旋回の途中からビードガイド50のR部51RがリムR内に落とし込まれていない下側ビードTBDの内周端に当接するようになり、図9に示すように、R部51Rが下側ビードTBDをホイール径方向外側に押し出す。尚、図7,図8中においては、ビードガイド50を複数記載しているが、これは、旋回していくビードガイド50の軌跡を表すためのものであって、この図のようにビードガイド50が周方向に複数設けられているわけではない。また、ビードガイド50を断続的に旋回させるわけでもない。
タイヤビードTBは、その表側面が滑らかであって、且つ、内側に湾曲して形成されている。このため、下側ビードTBDは、ビードガイド50のR部51Rによってホイール径方向外側に向かう力を受けたとき、ホイールHの外周側上面および外周端面をスムーズに滑ることができる。従って、図9に示すように、ホイールHの外周側上面にスポーク等による段差Sが形成されていても、下側ビードTBDは、段差Sに引っかかることなくホイール径方向外側に押し出され、自重により落下してリムR内に収まる。
ビードガイド50の旋回により、下側ビードTBDは、周方向に沿って順次リムR内に落とされる。下側ビードTBDのリムR内への落とし込みは、ビードガイド50の旋回の途中で完了する。コントローラ90は、下側ビードTBDの落とし込みが完了しても、そのままビードガイド50を旋回させる。そして、ビードガイド50が第1初期位置START.1を超えた第1終了位置END.1に到達すると、シャフト回転駆動部22の作動を停止させる。こうして、下側ビード嵌め込み工程が終了する。尚、コントローラ90は、ビードガイド50の旋回途中で、タイヤ横押圧駆動部82の作動を停止させてタイヤTの押圧を解除する。
続いて、上側ビード嵌め込み工程が開始される。下側ビード嵌め込み工程が終了した時点においては、上側ビードTBUは、全周にわたってホイールHの外周側上面の上方に位置している。そこで、上側ビード嵌め込み工程の開始時においては、上側ビードTBUの一箇所をリムR内に嵌め込む処理が行われる。この場合、コントローラ90は、タイヤ縦押圧駆動部84を作動させて押圧部材84bによりサイドウォールTWを基準位置で上から下方向に押しつける。コントローラ90は、この状態からタイヤ横押圧駆動部82を作動させて、押圧部材82bによりトレッドTTをホイール径方向内側に押しつける。図8には、2つの押圧部材82b、84bの押し付ける位置を、押圧部材82b、84bの符号を用いて示している。
こうして、基準位置を中心とした範囲において上側ビードTBUがリムR内に嵌め込まれる。この状態における上側ビードTBUの内周ラインを図8に表す。図中において、破線は、リムR内に収まっている上ビートTBUの内周ラインを表し、二点差線は、ホイールHのリムR内に収まっていない上側ビードTBUの内周ラインを表す。
このとき、ビードガイド50の旋回位置は、下側ビード嵌め込み工程を終了した時の位置である第1終了位置END.1となっている。従って、上側ビード嵌め込み工程におけるビードガイド50の初期位置である第2初期位置START.2は、第1終了位置END.1と同じ位置となる。この場合、タイヤTの上側ビードTBUは、この第2初期位置START.2よりも基準位置側でリムR内に収まっている。従って、第2初期位置START.2においては、タイヤTの上側ビードTBUはホイールHの外周側上面よりも上方に位置することになる。
コントローラ90は、この状態から、ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替える。つまり、第2初期位置START.2でエキスパンションバー回転駆動部41を作動させて、ガイドプレート52の先端がリムRの外周ラインよりも外側に張り出す第2位置にまでエキスパンションバー44を回転させる。これにより、図8に示すように、ガイドプレート52の先端が反時計回りに回転してホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの隙間に進入する。従って、ガイドプレート52を上側ビードTBUの下方に進入させることができる。
コントローラ90は、エキスパンションバー回転駆動部41を作動させるにあたって、先に、タイヤリフト駆動部86を作動させて、タイヤTを持ち上げておく。これは、第2初期位置START.2におけるホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの隙間を拡げておくためである。この場合、タイヤリフト駆動部86は、上側ビードTBUが第2初期位置START.2で良好に持ち上がる位置でタイヤTのサイドウォールTWを上方に押し上げる。図8には、タイヤリフト駆動部86のリフト部材86bがサイドウォールTWを押し上げる位置を、リフト部材86bの符号を用いて示している。この場合、コントローラ90は、上述したタイヤ横押圧駆動部82およびタイヤ縦押圧駆動部84の作動を継続させながら、タイヤリフト駆動部86を作動させる。従って、基準位置側の上側ビードTBUがリムRから外れてしまうことなく、安定してタイヤTを持ち上げることができる。
コントローラ90は、ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替える場合、図6,図8に示すように、柱状部51の軸心回りにビードガイド50を反時計回りに回転させる。つまり、ビードガイド50の旋回方向とは反対方向に回転させる。一方、ホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの上下方向の隙間は、第2初期位置START.2から旋回方向側に向かって広くなっている。このため、ビードガイド50が第1位置から第2位置にまで回転するとき、ガイドプレート52は、ホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの上下方向の隙間が広い部分から進入することになる。従って、ガイドプレート52をホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの間に確実に進入させることができる。しかも、ガイドプレート52がビードガイド50の回転方向に向かって延びた円弧状に形成されているため、ガイドプレート52の円弧状に延びた先端からホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの隙間に進入させることができる。
コントローラ90は、ビードガイド50を第2位置に切り替えると、タイヤリフト駆動部86のリフト部材86bを後退させてサイドウォールTWの押し上げを停止させる。
続いて、コントローラ90は、ローラ昇降駆動部61を作動させて、ローラ62を予め設定された高さ位置にまで下降させる。この高さ位置は、ローラ62の下端で上側ビードTBUを適切に押さえつけできるように、ホイールHの外周側上面の高さよりも所定距離だけ低い位置となっている。また、ローラ62の装置中心Oに対する径方向位置は、ホイールHの外周端よりも外側となる位置に設定されている。
この状態から、コントローラ90は、シャフト回転駆動部22を作動させてセンターシャフト21を時計回りに回転させる。これにより、ビードガイド50とローラ62とが一体となって時計回りに旋回を開始する。この場合、ビードガイド50は、ローラ62の手前を先行走行する。この旋回時においては、ローラ62が上側ビードTBUを上から下方に押し付けるが、ガイドプレート52がホイールHの外周端よりも径方向外側にまで張り出しているため、上側ビードTBUの裏面をガイドプレート52の上面に載せて支持することができる。このため、図10に示すように、上側ビードTBUの裏面は、ホイールHの外周側上面および外周端に押圧されることなく、ガイドプレート52の上面を摺動する。また、上側ビードTBUの先端は、柱状部51の円筒側面によって径方向外側に押される。径方向外側に押された上側ビードTBUは、その後方(旋回方向における後方)でローラ62によって下方向に押しつけられるため、図11に示すように、ガイドプレート52の上面を滑ってリムR内に落下する。従って、ホイールHの外周側上面にスポーク等による段差Sが形成されていても、上側ビードTBUは、段差Sに引っかかることなくスムーズにリムRに嵌め込まれる。
上側ビードTBUは、ビードガイド50およびローラ62の旋回により周方向に沿って順次リムR内に嵌め込まれる。そして、図8に示すように、ビードガイド50の旋回位置が上側ビードTBUの嵌め込みが完了する手前となる戻し開始位置BACK.1に到達すると、コントローラ90は、ビードガイド50の回転位置を第2位置から第1位置に切り替える。この場合、コントローラ90は、ビードガイド50とローラ62の旋回動作を継続させたまま、エキスパンションバー回転駆動部41を作動させる。これにより、ビードガイド50は、その旋回位置が戻し終了位置BACK.2に到達した時点で第1位置に切り替わる。このビードガイド50の第1位置への戻し動作により、既に嵌め込みが完了している上側ビードTBUをガイドプレート52で持ち上げて外してしまわないようにすることができる。
ビードガイド50の旋回位置が戻し終了位置BACK.2に到達したころには、上側ビードTBUは全周にわたってリムRに嵌め込まれた状態となる。コントローラ90は、ビードガイド50の旋回位置が第2終了位置END.2に到達すると、シャフト回転駆動部22の作動を停止させる。尚、コントローラ90は、ビードガイド50およびローラ62の旋回中に、上側ビードTBUがリムRに全周にわたって嵌め込まれたと想定される設定旋回位置に到達すると、ユニット昇降駆動部80を作動させて組付ユニット20を上昇させるとともに、ローラ昇降駆動部61を作動させてローラ62を上方に退避させる。
こうして、上側ビード嵌め込み工程が終了する。このとき、ビードガイド50の旋回位置は第2終了位置END.2となるが、この第2終了位置END.2は、第1初期位置START.1と同じである。従って、次のタイヤ組付時においては、組付ユニット20を第1初期位置START.1まで旋回させる必要がない。
以上説明したように本実施形態のタイヤ組付装置によれば、ガイドプレート52を形成したビードガイド50を備え、ビードガイド50を回転させることにより、ガイドプレート52がホイールHの外周端よりもホイール径方向内側に退避した第1位置と、ガイドプレート52がホイールHの外周端よりもホイール径方向外側に張り出した第2位置とに選択的に切り替えることができる。このため、上側ビードTBUがホイールHの外周側上面よりも上方となる位置で、ビードガイド50の回転位置を第1位置から第2位置に切り替えることにより、ガイドプレート52を上側ビードTBUの下方に確実に進入させることができる。この状態から、ビードガイド50およびローラ62をホイールHの周方向に旋回させることにより、上側ビードTBUがガイドプレート52の上面で滑りながらリムR内に落下する。従って、ホイールHの外周側上面にスポーク等の段差Sが形成されている場合であっても、上側ビードTBUを段差に引っかけることなくリムRに嵌め込むことができる。この結果、上側ビードTBUの破損を防止することができる。
また、上側ビードTBUをリムRに嵌め込んだ後は、ビードガイド50の回転位置を第2位置から第1位置に戻すため、既にリムRへの嵌め込みが完了した上側ビードTBUをガイドプレート52で持ち上げてしまうことがない。また、ビードガイド50の旋回中にその回転位置を第2位置から第1位置に切り替えることができるため、短時間にてタイヤ組付を終了させることができる。
また、ビードガイド50の回転位置を第1位置から第2位置に切り替える際には、ビードガイド50の旋回方向とは反対方向にビードガイド50を回転させるため、ガイドプレート52をホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの間の隙間の大きい側から小さい側に進入させることができる。しかも、ガイドプレート52は、柱状部51の先端からその径方向外側に向けて円弧状に湾曲して延設されており、その延設方向(円弧の形成方向)が、ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替える際のビードガイド50の回転方向と同じ方向となっている。このため、ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替える時には、ガイドプレート52の円弧状に延びた先端からホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの間に進入させることができる。これらの結果、ガイドプレート52を上記の隙間にスムーズに進入させることができ、確実にガイドプレート52を上側ビードTBUの下方に配置することができる。また、ビードガイド50を第1位置から第2位置に切り替える際、タイヤリフト駆動部86を作動させて、タイヤTを一時的に持ち上げてホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの上下方向の離隔を拡げておくため、より確実にガイドプレート52をホイールHの外周側上面と上側ビードTBUとの間の隙間に進入させることができる。
また、ガイド部底面53は、ビードガイド50の回転位置に関わらず、ホイールHの径方向中心側ほど高い位置となるように傾斜設定されているため、ホイールHの外周側上面が径方向中心側に向かって盛り上がっている場合でも、その盛り上がり部にビードガイド50が干渉しないようにすることができる。
以上、本実施形態のタイヤ組付装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、本実施形態においては、ガイドプレート52が円弧状に湾曲して延びた形状に形成されているが、必ずしもそのような形状にする必要はなく、図12に示すように、小判状のガイドプレート52’を形成したビードガイド50’等を採用することもできる。この場合においても、第1位置から第2位置への切替は、ビードガイド50’の旋回方向に対して反対方向にするとよい。また、本実実施形態においては、柱状部51の側面が全周にわたって円筒面状に形成されているが、側面の一部が円筒面状に形成されているものであってもよい。例えば、図12に示すように、側面の一部のみを円筒面状に形成した柱状部51’を採用することもできる。また、円筒状側面は、断面が真円である必要はなく、滑らかな湾曲面が形成されているものであればよい。また、本実施形態においては、ガイドプレート52と円柱部51’とが一体形成されているが、それぞれ別部品を接合して一体的に形成されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、アーム進退駆動部31によりビードガイド50およびローラ62のホイール径方向位置を可変できる構成であるが、例えば、特定のホイール径専用のタイヤ組付装置であれば、ビードガイド50およびローラ62の径方向位置を可変する機構は無くてもよい。
また、本実施形態においては、ビードガイド50の回転位置を第1位置から第2位置に切り替える際、タイヤリフト駆動部86を作動させる構成であるが、タイヤリフト駆動部86を省略した構成であってもよい。この構成であっても、ガイドプレート52の回転によりガイドプレート52を上側ビードTBUの下方に良好に進入させることができる。
また、タイヤ組み付け工程の開始時に、タイヤ仮係合ホイールHのホイール径およびホイール幅をセンサにより検出し、その検出値に応じた位置にビードガイド50およびローラ62を配置するようにアーム進退駆動部31およびユニット昇降駆動部80を制御するようにしてもよい。

Claims (6)

  1. タイヤをホイールに仮係合させた状態で、前記ホイールの中心軸回りに旋回して前記タイヤのビードの内周端をホイール径方向外側に押し出すビードガイドと、
    前記ビードガイドを後方から追従するように前記ホイールの中心軸回りに旋回して前記タイヤのビードを上から押さえつけるローラと
    を備えたタイヤ組付装置において、
    前記ビードガイドは、円筒状側面を有する柱状部と、前記柱状部の先端から前記柱状部の径方向外側に向かって延設された板状のガイドプレートとを備え、前記ビードガイドの底面が前記ホイールの外周側上面と離隔をあけて向かい合う位置に配置されるものであり、
    前記ビードガイドを回転させることにより、前記ガイドプレートが前記ホイールの外周端よりもホイール径方向内側に退避した位置である第1位置と、前記ガイドプレートの少なくとも一部が前記ホイールの外周端よりもホイール径方向外側に張り出した位置である第2位置とに選択的に切り替えるビードガイド回転位置切替手段を備え、
    前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替えることにより、前記ガイドプレートを前記タイヤのビードの下方に進入させることを特徴とするタイヤ組付装置。
  2. 前記ホイールに仮係合されたタイヤの下側のビードである下側ビードを前記ホイールのリムに組み付けるときには、前記ビードガイドを前記第1位置に設定した状態で前記ホイールの中心軸回りに旋回させ、前記ホイールに仮係合されたタイヤの上側のビードである上側ビードを前記ホイールのリムに組み付けるときには、前記ビードガイドを前記第2位置に設定した状態で前記ホイールの中心軸回りに旋回させることを特徴とする請求項1記載のタイヤ組付装置。
  3. 前記ビードガイド回転位置切替手段は、前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替える場合、前記柱状部の軸心回りに前記ビードガイドの旋回方向とは反対方向に前記ビードガイドを回転させることを特徴とする請求項1または2記載のタイヤ組付装置。
  4. 前記ガイドプレートは、前記柱状部の先端から前記柱状部の径方向外側に向けて円弧状に延びるように形成され、その円弧状に延びる方向が、前記第1位置から前記第2位置に切り替える場合における前記ビードガイド部の回転方向と同じ方向であることを特徴とする請求項3記載のタイヤ組付装置。
  5. 前記ビードガイド回転位置切替手段が前記ビードガイドを前記第1位置から前記第2位置に切り替えるときに、前記タイヤを持ち上げて前記ホイールの外周側上面と前記タイヤのビードとの上下方向の離隔を拡げるタイヤリフト手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか一項記載のタイヤ組付装置。
  6. 前記ビードガイドの底面は、前記ビードガイドの回転位置に関わらず前記ホイールの中心側ほど高い位置となるように傾斜していることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか一項記載のタイヤ組付装置。
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