JP6379058B2 - タイヤ組み付け装置 - Google Patents
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Description
そこで、人手に代わる機械化が検討され、幾つかの装置が提案されてきた(例えば、特許文献1(請求項2、図8)参照。)。
前記ホイールは横置きした状態で上リム部と下リム部を有し、前記タイヤは上ビード部と下ビード部を有し、前記下ビード部の一部分が前記上リム部より下位になるように、前記ホイールに前記タイヤを斜めに載せた状態で、前記ホイールを支えるテーブルと、
このテーブルの側方に立設されるコラムと、
このコラムに昇降自在に支持される昇降フレームと、
前記テーブルに載せられた前記ホイールの中心を通る鉛直線回りに回転自在に前記昇降フレームに取付けられる旋回板と、
前記昇降フレームに取付けられ前記旋回板を360°以上一方向へ旋回させる旋回駆動源と、
前記ホイールの前記上リム部の外周に沿う位置にて前記旋回板から下げられ、前記タイヤのビード部を広げるビード拡張部材と、
このビード拡張部材の近傍にて前記旋回板に回転自在に取付けられ前記上ビード部を下方へ付勢する押圧ローラと、を備えることを特徴とする。
ビード拡張部材が一回転弱旋回したときに、アームに当接することにより鉤部を、ビード部から外れる位置まで強制的に移動する役割を果たすキック部材が、昇降フレーム側に設けられ、
ビード拡張部材と旋回板の間に、アームがキック部材から外れているときに、鉤部材がビード部の下へ進入するようにビード拡張部材を付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする。
昇降フレームと旋回板との間に、固定シリンダとこの固定シリンダに嵌められた可動シリンダとからなるロータリージョイントを設け、
このロータリージョイントを介して流体圧シリンダへ作動媒体を供給・排出するようにしたことを特徴とする。
スライダを移動するスライダ駆動源が、昇降フレームに取付けられており、
旋回板が所定位置にあるときに、スライダ駆動源でスライダを移動させるようにしたことを特徴とする。
すなわち、本発明により、嵌合不良が発生する心配がないタイヤ組み付け装置が提供される。
この点、請求項2に係る発明では、作業の末期にビード拡張部材をキック部材で強制的に回転(自転)させて、鉤部材をビード部の外へ移動するようにした。結果、鉤部材がビード部に引っ掛かることなく、ビード拡張部材をビード部から外すことができる。
しかし、請求項3に係る発明で、旋回板に、ビード拡張部材1個と、ビード拡張部材に対応する押圧ローラとを備える。結果、部品点数が削減が図れ、タイヤ組み付け装置のコストダウンを図ることができる。
本発明では、ビード拡張部材及び押圧ローラを少なくとも2周させる。1周目でタイヤの下ビード部を上リム部の下へ落とす。2周目でタイヤの上ビード部を上リム部の下へ落とす。
1周目では押圧ローラを上方へ待機させる。2周目で押圧ローラを下げ、押圧作用を発揮させる。
このように、押圧ローラを流体圧シリンダで上下させることで、作業の多様化を図ることができる。
ロータリージョイントを採用することにより、外部から旋回中の流体圧シリンダへ作動媒体を容易に供給・排出することができる。
出力軸36に歪みゲージやトルクメータ等を設けることが推奨される。
流体圧シリンダ68と可動シリンダ84は共に旋回板30に取付けられているため、第1・第2中継管85、88に曲げやねじれが発生する心配はない。
スライダ駆動源96は、サーボモータ97と、それのモータ軸98の先端に取付けたマイナスビッド99とを有する。サーボモータ97はモータ軸98の回転角度を精密に制御することができる。マイナスビッド99の先端が水平になるようにする。
ビード拡張部材32は、アーム45の他に、小アーム103を備えている。この小アーム103はストッパ104に当たる。このストッパ104はスライダ(図3、符号57)に設けられる。そのため、ビード拡張部材32は、図において、反時計方向の回転(自転)が制限され、時計方向の回転(自転)のみが許容される。
次に、アーム45がキック部材44から外れると、図7(c)に示すように、ビード拡張部材32は、小アーム103がストッパ104に当たるまで、付勢部材64の付勢力により反時計方向に自転し、図6の形態に戻る。
図8(a)に示すように、テーブル21に、一部の下ビード部17が上リム部11より下位になるように、ホイール10にタイヤを斜めに載せた状態で、ホイール10が載せられている。図2に示すセンターコーン昇降シリンダ48を作動させ、センターコーン47を下げる。
また、フレーム昇降シリンダ(図1、符号25)を作動させ、ビード拡張部材32を、上リム部11の近傍に到達するまで下げる。
図8(c)は、図8(b)から、下ビード部17を抜き書きした図である。下ビード部17の中に、ビード拡張部材32とセンターコーン47が存在する。ビード拡張部材32が公転線102に沿って時計方向に公転すると、A付近でビード拡張部材32は下ビード部17に当たる。以降、下ビード部17はビード拡張部材32で引かれて全体的に図右へ移動する。
図9(a)、(b)において、鉤部63が、下ビード部17の下に入っているために、下リム部12が不用意に落下することがなく、下ビード部17の落下を制御することができる。一方、鉤部63が下ビード部17の下に残ったままでは、嵌合に支障がでる。
すると、図10(c)に示すように、点F−点Gの領域で、上ビード部16が上リム部11の下へ入る。引き続き、点Gから点Hへビード拡張部材32及び押圧ローラ33を右に旋回させる。
図11(b)に示すように、キック部材44でアーム45を蹴り、ビード拡張部材32を時計方向に自転させ、鉤部63を上ビード部16から外す。これで、上ビード部16の残部が上リム部11の下に嵌る。ビード拡張部材32を回転させたことで、上ビード部に傷を付ける心配が無くなる。
Claims (4)
- ホイールのリム部に、タイヤのビード部を嵌めこむタイヤ組み付け装置であって、
前記ホイールは横置きした状態で上リム部と下リム部を有し、前記タイヤは上ビード部と下ビード部を有し、前記下ビード部の一部分が前記上リム部より下位になるように、前記ホイールに前記タイヤを斜めに載せた状態で、前記ホイールを支えるテーブルと、
このテーブルの側方に立設されるコラムと、
このコラムに昇降自在に支持される昇降フレームと、
前記テーブルに載せられた前記ホイールの中心を通る鉛直線回りに回転自在に前記昇降フレームに取付けられる旋回板と、
前記昇降フレームに取付けられ前記旋回板を360°以上一方向へ旋回させる旋回駆動源と、
前記ホイールの前記上リム部の外周に沿う位置にて前記旋回板から下げられ、前記タイヤのビード部を広げるビード拡張部材と、
このビード拡張部材の近傍にて前記旋回板に回転自在に取付けられ前記上ビード部を下方へ付勢する押圧ローラと、を備え、
前記ビード拡張部材は、前記旋回板に鉛直軸回りに回転可能に取付けられ、前記ビード部の下に進入する鉤部を備えると共にこの鉤部より上位位置に横へ張り出すアームを備え、
前記ビード拡張部材が一回転弱旋回したときに、前記アームに当接することにより前記鉤部を、前記ビード部から外れる位置まで強制的に移動する役割を果たすキック部材が、前記昇降フレーム側に設けられ、
前記ビード拡張部材と前記旋回板の間に、前記アームが前記キック部材から外れているときに、前記鉤部が前記ビード部の下へ進入するように前記ビード拡張部材を付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とするタイヤ組み付け装置。 - 前記旋回板には、前記ビード拡張部材1個と、前記ビード拡張部材に対応する押圧ローラとが備えられていることを特徴とする請求項1記載のタイヤ組み付け装置。
- 前記押圧ローラは、前記旋回板に流体圧シリンダにて上下位置変更可能に支持されており、
前記昇降フレームと前記旋回板との間に、固定シリンダとこの固定シリンダに嵌められた可動シリンダとからなるロータリージョイントを設け、
このロータリージョイントを介して前記流体圧シリンダへ作動媒体を供給・排出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ組み付け装置。 - 前記旋回板に、水平移動自在にスライダが設けられ、このスライダに前記ビード拡張部材と前記押圧ローラが支持され、
前記スライダを移動するスライダ駆動源が、前記昇降フレームに取付けられており、
前記旋回板が所定位置にあるときのみ、前記スライダ駆動源で前記スライダを移動させるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のタイヤ組み付け装置。
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