JPH07291597A - スイベルジョイントおよびこれを用いた高所作業装置 - Google Patents

スイベルジョイントおよびこれを用いた高所作業装置

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JPH07291597A
JPH07291597A JP6110394A JP11039494A JPH07291597A JP H07291597 A JPH07291597 A JP H07291597A JP 6110394 A JP6110394 A JP 6110394A JP 11039494 A JP11039494 A JP 11039494A JP H07291597 A JPH07291597 A JP H07291597A
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JP
Japan
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peripheral member
swivel joint
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outer peripheral
boom
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JP6110394A
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Tatsuya Hayakawa
達也 早川
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイベルジョイントの外径寸法を小さくし、
これを内蔵する高所作業装置におけるポスト部材を細く
する。 【構成】 このスイベルジョイント30の内周部材31
は、下端面に複数の流体圧配管H1,H1′,H1″を
接続するために必要な外径を確保した上で上段ほど外径
が小さくなる段付構造とされる。外周部材32は、最上
段の内径を内周部材の最上段の外径に対応して小さくし
た上で上段ほど内径が小さくなる段付構造とされ、さら
に上端面の内外径差として複数の流体圧配管H2,H
2′,H2″を接続するために必要な径方向幅を確保し
た上で、上端から下端までが均一外径とされる。これに
より、外周部材において内周部材の最大外径部分(最下
段)よりも径方向外方に突出する寸法は、上記径方向幅
よりも小さくなる。高所作業装置においては、このスイ
ベルジョイントを内蔵するポスト部材を細くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体圧を用いた装置の
相対回転部分に用いられるスイベルジョイントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スイベルジョイントは、図4に示すよう
に、円柱状に形成された内周部材41と、この内周部材
41の外周に回転自在に取り付けられる円筒状の外周部
材42とから構成される。内周部材41の外側面と外周
部材42の内側面とはほぼ当接しており、外周部材42
が内周部材41に対して回転する際には外周部材42の
内側面は内周部材41の外側面に対して摺動する。内周
部材41および外周部材42の内部には、両者が相対回
転しても上記摺動面(当接面)にて接続され、内周部材
41の下端面および外周部材42の上端面に開口部41
b,42bを有する一連の内部流路41a−42aが複
数本形成されている。なお、内周部材41側の開口部4
1bには第1流体圧配管H1が接続されている。また、
外周部材42側の開口部42bには第2流体圧配管H2
が接続されている。このようなスイベルジョイント40
は、各内部流路41b−42bを介して、互いに相対回
転することとなる第1・第2流体圧配管H1,H2の流
路接続を行う。
【0003】ところで、起伏自在なブームの先端に常時
垂直に保持されるポスト部材を取り付け、さらにこのポ
スト部材にこれを中心として水平旋回自在に作業台を取
り付けてなる高所作業車においては、上記ポスト部材に
このようなスイベルジョイント40が内蔵される場合が
ある。この場合、例えば、内周部材41がポスト部材に
連結固定され、外周部材42が作業台に連結されてこれ
と一体となって内周部材41に対して回転する。内周部
材41に接続された複数の第1流体圧配管H1は、ブー
ム内を通って油圧ポンプやオイルタンク等につながる。
一方、外周部材42に接続された複数の第2流体圧配管
H2は、作業台に設けられた油圧制御バルブを介して、
ポスト部材の上端に取り付けられたウインチ等につなが
る。内周部材41および外周部材42には、接続される
配管数に応じた数だけ内部流路41a,42bが形成さ
れる。なお、各流体圧配管H1,H2がスイベルジョイ
ント40の上下端面に接続されているため、狭いポスト
部材内におけるこれら配管H1,H2の取り回しを容易
に行うことができる。このようなスイベルジョイントを
用いることにより、これらの配管が邪魔になることなく
スムーズに作業台をブームに対し360゜旋回させるこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すようなスイベルジョイント40では、内周部材41
が、上端から下端まで、複数の流体圧配管を接続するの
に必要な下端面の大きさに合わせた均一な外径D1を有
しており、これに対応して外周部材42も上端から下端
まで内周部材41の外径を超える均一内径を有するよう
に形成されている。そして、このような大きな均一内径
を有する上で外周部材42の上端面には、複数の配管H
2を接続するための径方向幅Wを確保しなければならな
い。このため、外周部材42の外側面は、内周部材41
の外周面よりも径方向外方に上記径方向幅Wの分突出し
て位置することとなり、スイベルジョイントの径方向寸
法D2′が相当大きなものとなってしまうという問題が
ある。さらに、このような径方向寸法が大きなスイベル
ジョイントを内蔵させるためにポスト部材を太くする
と、高所作業装置におけるブームの先端重量の増加につ
ながるため、好ましくないという問題もある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、径方向寸法をできるだけ小さくできるよ
うにしたスイベルジョイントおよびこれを用いた高所作
業装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のスイベルジョイントは、上段ほど外
径が小さくなる同芯階段状の外面を有してなる内周部材
と、上段ほど内径が小さくなる同芯階段状の内面を有し
てなり、この内面各段の下面を内周部材における外面各
段の上面に近接対向させ、かつ上記内面各段の側面を上
記外面各段の側面にほぼ当接させて内周部材の外周に回
転自在に取り付けられる外周部材とからなる。そして、
内周部材および外周部材の内部には、外周部材の内周部
材に対する回転位置にかかわらず上記当接面にて接続さ
れるとともに、内周部材の下端面および外周部材の上端
面にそれぞれ流体圧配管を接続するための開口部を有す
る内部流路が複数形成されている。
【0007】また、本発明の高所作業装置では、このよ
うなスイベルジョイントをポスト部材に内蔵し、内周部
材をポスト部材に連結固定する一方、外周部材を作業台
に連結する。そして、内周部材の下端面にブームに取り
付けられたブーム側流体圧配管を接続し、外周部材の上
端面に作業台に取り付けられた作業台側流体圧配管を接
続する。
【0008】なお、上記スイベルジョイントにおいて
は、相互に対向する上記内面各段の上面と上記外面各段
の下面との形成された空間(隙間)に流れ込む流体を外
部に排出するためのドレン流路を形成するのが望まし
い。
【0009】
【作用】上記のようなスイベルジョイントの内周部材
は、下端面(最下段)に複数の流体圧配管を接続するた
めに必要な外径を確保した上で上段ほど外径が小さくな
る段付構造とされる。一方、外周部材は、最上段の内径
を内周部材の最上段の外径に対応して小さくした上で下
段ほど内径が大きくなる(即ち、上段ほど内径が小さく
なる)段付構造とされ、さらに上端面(最上段)の内外
径差として複数の流体圧配管を接続するために必要な径
方向幅を確保した上で、上端から下端までが均一外径と
される。これにより、外周部材において内周部材の最大
外径部分(最下段)よりも径方向外方に突出する幅は、
上記径方向幅よりも小さくなり、従来のものと比べてス
イベルジョイント全体の径方向寸法を小さくすることが
できる。したがって、高所作業装置において、このスイ
ベルジョイントを内蔵するポスト部材を細くすることが
できる。
【0010】なお、内周部材と外周部材の各段間に形成
された隙間にドレン流路をつないだ場合には、内部流路
内に流体を流通させた際にこの隙間に流体が漏れ出して
も、すぐに外部に排出される。このため、漏れ流体が内
周部材と外周部材を軸方向に離脱させる力を生じさせこ
とはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るスイ
ベルジョイントを用いた高所作業車を示している。この
高所作業車10は、トラックシャシをベースとして構成
されており、車体11の前部には、車体11に対して水
平旋回が自在な下部旋回台12が取り付けられている。
下部旋回台12の上部には、テレスコープ状に伸縮自在
に構成されたブーム13が起伏自在に取り付けられてい
る。さらに、ブーム13の先端には、ポスト部材14が
図中左右方向に揺動自在に取り付けられている。
【0012】ポスト部材14とブーム13の先端部との
間には上部レベリングシリンダ15aが取り付けられて
おり、ブーム13の基端部と下部旋回台12との間に
は、下部レベリングシリンダ15bが取り付けられてい
る。両レベリングシリンダ15a,15b間には図示し
ない油圧閉回路が形成されている。起伏作動するブーム
13によって伸縮される下部レベリングシリンダ15b
から作動油が排出されると、この作動油が上部レベリン
グシリンダ15aに供給されてこれを伸縮作動させ、ポ
スト部材14を揺動させる。こうして、ブーム13の起
伏状態にかかわらず、ポスト部材14は常に垂直に維持
される。
【0013】このポスト部材14の外周には、旋回ブラ
ケット16が取り付けられている。図2に示すように、
ポスト部材14の外周における上下方向中間部には、ツ
バ状に張り出した張出部14aが形成されており、旋回
ブラケット16はこの張出部14aの上面に、ベアリン
グ16aを介して、ポスト部材14に対して回転自在に
載置されている。なお、旋回ブラケット16は、図示し
ない油圧モータによって回転駆動される。さらに、旋回
ブラケット16の側面には、図1および図2に示すよう
に、側方に延びる旋回アーム17が取り付けられてお
り、この旋回アーム17の先端には作業台18が取り付
けられている。このため、作業台18は、ブーム13に
対してポスト部材14を中心として水平旋回することが
できる。なお、作業台18には、この作業台18を移動
させるために、下部旋回台12,ブーム13および旋回
ブラケット16を作動させる油圧アクチュエータに対す
る作動油の給排制御を行う作業台移動用油圧制御バルブ
(図示せず)と、後で説明する油圧ウインチモータ25
mに対する作動油の給排制御を行うためのウインチ作動
用油圧制御バルブ19が取り付けられている。
【0014】ポスト部材14は、図2に示すように、底
面14bを有する中空円筒状に形成されており、この内
側には本発明に係るスイベルジョイント30が取り付け
られている。スイベルジョイント30は、下端部が底面
14bの中央に取り付けられた内周部材31と、この内
周部材31の外側に取り付けられた外周部材32とから
構成されている。
【0015】内周部材31は、図3に詳しく示すよう
に、上段ほど外径が小さくなる3段の階段状外面を有す
る段付円柱状に形成されている。なお、内周部材31の
最下段の外径は、後で述べるようにここに3本の油圧配
管を接続するのに必要な外径D1(従来のものと同じ外
径)を有する。また、外周部材32は、上段ほど内径が
小さくなる階段状の周壁内面を有し上端から下端まで均
一外径を有する円筒状に形成されている。なお、外周部
材32の最上段の内径は、内周部材31の最小段の外径
より若干大きく、外径D2は、上端面が3本の油圧配管
を接続するのに必要な径方向幅W(従来のものと同じ
幅)を有するように設定されている。
【0016】このように形成された外周部材32は、内
面各段の下面を内周部材31における外面各段の上面に
近接対向させて、この内周部材31の外側に回転自在に
取り付けられている。なお、外周部材32における内面
各段の上面と内周部材31における外面各段の下面との
間には、一定高さを有する隙間(空間)33が形成され
ている。また、内周部材31の各段の外側面と外周部材
32の各段の内側面はほぼ当接している。そして、内周
部材31の上下に取り付けられたスリップリング36に
よって、この内周部材31に対して軸方向について固定
されている。
【0017】内周部材31の第1段(最上段)から第3
段(最下段)までの各側面には、環状に延びる油溝31
aが形成されている。また、内周部材31の内部には、
上記各環状溝31aにつながって逆L字状に延び、内周
部材31の下端面に開口する開口部31bを有した3本
の内部流路31cが形成されている。そして、各開口部
31bには、図1に示すように、ブーム13の内側を通
って、車体11に取り付けられた油圧ポンプP,オイル
タンクT又はドレン回路Drにつながるブーム側油圧配
管H1,H1′,H1″が接続されている。なお、内周
部材31の外側面における各環状溝31aの上下には、
小さなリング溝(付番せず)が形成されており、各リン
グ溝にはOリング33がはめ込まれている。各Oリング
33の外周面は各リング溝の外側に突出しており、この
Oリング33の外周面に対して(つまりは内周部材31
の外側面に対して)外周部材32の内側面が回転摺動す
る。このように取り付けられた各Oリング33は、内周
部材31の外側面と外周部材32の内側面との間に形成
された隙間をシールする。
【0018】外周部材32の周壁内部には、内周部材3
1の各環状溝31aに対向する位置にて開口する内周開
口32aと、外周部材32の上端面にて開口する外部開
口32bとを有してL字状に延びる3本の内部流路32
cが形成されている。各外部開口32bには、ウインチ
作動用油圧制御バルブ19を介して上述したウインチモ
ータ25mにつながる作業台側油圧配管H2(P),H
2′(T),H2″(Dr)が接続されている。さら
に、外周部材32の周壁内部における上中下部には、作
業台側油圧配管H2″が接続された内部流路32cと隙
間33とをつなぐ分岐流路32dがつながっている。
【0019】このように構成されたスイベルジョイント
30では、図3から分かるように、外周部材32の大部
分が内周部材31の最下段(最大外径部)よりも径方向
内方に配置されるかたちとなり、この最下段よりも外方
に突出するのは、外周部材32の上端面に3本の配管H
2,H2′,H2″を接続するために確保された径方向
幅Wよりも小さな幅woに過ぎない。このため、外周部
材32の外径つまりはスイベルジョイント30全体の外
径寸法D2を図4に示す従来のものの外径寸法D2′に
比べて小さくすることができる。
【0020】ところで、外周部材32の上端には、図2
に示すように、円筒状に形成されてポスト部材14の内
側に配置された連結部材35の下端部が取り付けられて
いる。この連結部材35の上下方向中間部にはツバ状に
なってポスト部材14の外側に張り出す張出部35aが
形成されており、この張出部35aの外縁近傍下面には
旋回ブラケット16の上端が固定されている。このよう
にして旋回ブラケット16に連結された外周部材32
は、旋回ブラケット16(作業台18)がポスト部材1
4に対して旋回するのに伴い内周部材31に対して回転
摺動するが、各内周開口32aは各環状溝31aに沿っ
て移動するため、外周部材32の内部流路32cと内周
部材31の内部流路31cとは、常に連通状態を維持す
る一連の内部流路31c−32cを形成する。このた
め、作業台18の旋回位置にかかわらず、ブーム側配管
H1,H1′,H1″と作業台側配管H2,H2′,H
2″とが流路接続される。
【0021】また、連結部材35の上端には、上部旋回
台21が取り付けられている。この上部旋回台21の上
部にはアームブラケット23が起伏自在に取り付けられ
ており、このアームブラケット23の上部にはウインチ
25が取り付けられている。ウインチ25はブラケット
23に取り付けられた油圧ウインチモータ25mによっ
て巻取・繰出駆動される。なお、ウインチブラケット2
3の上下方向中間部には、クレーンアーム26が挿入保
持されている。ウインチ25から繰り出されたワイヤ2
5wは、図1に示すように、クレーンアーム26の先端
に回転自在に取り付けられたシーブ26sを介して垂れ
下がっている。ワイヤ25wの下端にはフック25fが
取り付けられている。
【0022】以上のように構成された高所作業車10の
作業台18には作業者Mが搭乗することができ、この作
業者Mは、前述の作業台移動用油圧制御バルブの操作を
通じて、下部旋回台12,ブーム13および旋回ブラケ
ット16の各作動を制御し、作業台18とともに任意の
高所に移動することができる。この際、ブーム側配管H
1,H1′,H1″と作業台側配管H2,H2′,H
2″とがスイベルジョイント30を介してつながってい
るため、ブ作動油は旋回ブラケット16は、これら配管
が邪魔になることなくスムーズに360゜旋回作動する
ことができる。さらに、作業者Mは、ウインチ25を作
動させてフック25fに引っ掛けた重量物(図示せず)
を高所に引き上げることができる。
【0023】ところで、スイベルジョイント30内の内
部流路31c,32cにて作動油が流通すると、Oリン
グ34と外周部材32との摺動面を通じて作動油の一部
が漏れ出し、隙間33に流れ込むことがある。ただし、
隙間33に流れ込んだ作動油は、分岐流路32dおよび
これにつながる内部流路32a,31cを通ってブーム
側配管H1″(ドレン回路Dr)に流れるため、隙間3
3内に油圧が生じることはない。したがって、スイベル
ジョイント30の内部から軸方向(上下方向)に向かっ
て無理な力が作用するのを防止することができ、スリッ
プリング36の外れ等を防止することができる。
【0024】なお、上記実施例には、スイベルジョイン
トに接続される油圧配管としてウインチモータの作動油
給排に関わるもののみを示したが、このスイベルジョイ
ントには、この実施例中に示した他の油圧アクチュエー
タに対する作動油給排に関わる油圧配管も接続されるこ
とはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイベルジ
ョイントでは、外周部材の上端面(最上段)の内径が内
周部材のうち最小外径を有する最上段に対応して小さく
なっている。このため、この外周部材の上端面に複数の
流体圧配管を接続するために必要な径方向幅を確保して
も、外周部材のうち、内周部材において最大外径(従来
のものと同じ外径)を有する最下段よりも径方向外方に
突出するのは、上記径方向幅よりも小さい幅に過ぎな
い。したがって、本発明のスイベルジョイントによれ
ば、外周部材の外径、即ち、スイベルジョイント全体の
径方向寸法を従来のものに比べて小さくすることができ
る。したがって、このスイベルジョイントを用いた高所
作業装置では、これを内蔵するポスト部材を細くするこ
とができ、ブームの先端重量の軽減を図れる。
【0026】さらに、内周部材と外周部材の各段間に形
成された空間にドレン流路をつないだ場合には、スイベ
ルジョイント内に流体を流通させた際にこの隙間に流体
が漏れ出してもここに圧力が生じることはない。このた
め、スイベルジョイントの内部に、内周部材と外周部材
とを離脱させるような余計な軸方向力の発生を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイベルジョイントを用いた高所
作業車の側面図である。
【図2】上記高所作業装置の部分拡大図(一部断面図)
である。
【図3】上記スイベルジョイントの側面断面図である。
【図4】従来のスイベルジョイントの側面断面図であ
る。
【符号の説明】
10 高所作業車 13 ブーム 14 ポスト部材 18 作業台 19 ウインチ作動用油圧制御バルブ 25 ウインチ 30,40 スイベルジョイント 31,41 内周部材 32,42 外周部材 31c,32c 内部流路 33 隙間 H1,H2 油圧配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/22 V 7515−3F 11/04 F16L 27/093

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段ほど外径が小さくなる同芯階段状の
    外面を有してなる内周部材と、 上段ほど内径が小さくなる同芯階段状の内面を有してな
    り、この内面各段の下面を前記内周部材における外面各
    段の上面に近接対向させ、かつ前記内面各段の側面を前
    記外面各段の側面にほぼ当接させて前記内周部材の外周
    に回転自在に取り付けられる外周部材とからなり、 前記内周部材および前記外周部材の内部に、前記外周部
    材の前記内周部材に対する回転位置にかかわらず前記内
    面各段の側面と前記外面各段の側面との当接面にて接続
    されるとともに、前記内周部材の下端面および前記外周
    部材の上端面にそれぞれ流体圧配管を接続するための開
    口部を有する一連の内部流路が複数形成されていること
    を特徴とするスイベルジョイント。
  2. 【請求項2】 相互に対向する前記内面各段の上面と前
    記外面各段の下面との間に形成された空間に流れ込んだ
    流体を外部に排出させるドレン流路を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載のスイベルジョイント。
  3. 【請求項3】 起伏自在なブームと、このブームの先端
    に上下方向に延びて取り付けられるポスト部材と、この
    ポスト部材に水平旋回自在に取り付けられた作業台と、
    前記ポスト部材に内蔵され、内部に形成された内部流路
    を介して前記ブーム側と前記作業台側との間に延びる複
    数の流体圧配管の流路接続を行うスイベルジョイントと
    からなる高所作業装置であって、 前記スイベルジョイントは、 上段ほど外径が小さくなる同芯階段状の外面を有し、前
    記ポスト部材に連結固定される内周部材と、 上段ほど内径が小さくなる同芯階段状の内面を有してな
    り、この内面各段の下面を前記内周部材における外面各
    段の上面に近接対向させ、かつ前記内面各段の側面を前
    記外面各段の側面に摺り合わせて前記内周部材の外周に
    回転自在に取り付けられるとともに、前記作業台に連結
    される外周部材とからなり、 前記内周部材および前記外周部材の内部には、前記外周
    部材の前記内周部材に対する回転位置にかかわらず前記
    各摺り合わせ面にて接続されるとともに、前記内周部材
    の下端面および前記外周部材の上端面にそれぞれ開口部
    を有する一連の内部流路が複数形成されており、 前記各内部流路の前記内周部材における開口部には前記
    ブーム側の流体圧配管が接続され、前記外周部材におけ
    る開口部には前記作業台側の流体圧配管が接続されてい
    ることを特徴とするスイベルジョイントを用いた高所作
    業装置。
  4. 【請求項4】 前記スイベルジョイントにおいて、相互
    に対向する前記内面各段の上面と前記外面各段の下面と
    の間に形成された空間に流れ込んだ流体を外部に排出さ
    せるドレン流路を形成したことを特徴とする請求項3に
    記載のスイベルジョイントを用いた高所作業装置。
JP6110394A 1994-04-26 1994-04-26 スイベルジョイントおよびこれを用いた高所作業装置 Pending JPH07291597A (ja)

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