JPWO2014065051A1 - 蛍光光源装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的に、特許文献1には、図8に示すように、プロジェクター装置の緑色光源として、青色領域で発振するレーザ光を放射するレーザ光源51と、蛍光ホイール52と、当該蛍光ホイール52を回転させるためのホイールモーター53とを備えてなる蛍光光源装置が用いられている。この蛍光ホイール52は、レーザ光源51からのレーザ光を透過する基材上に、当該レーザ光で励起される蛍光体よりなる波長変換部材が形成されてなるものである。
図8において、61は、コリメートレンズであり、62は、赤色発光ダイオードよりなる赤色光源である。また、63A,63B,63C,64A,64B,64Cは、集光レンズである。また、65は、緑色光源からの光を透過し、赤色光源からの光を反射するダイクロイックレンズであり、66は、導光装置用入射レンズである。また、67は、反射ミラーであり、68は、導光装置である。
しかしながら、ホイールモーター53を含む蛍光ホイール52の駆動系の構成が煩雑であり、しかも、構成部材の劣化に起因してホイールモーター53に長い使用寿命が得られない、という問題がある。また、蛍光ホイール52を回転するだけでは波長変換部材を十分に冷却することができない、という問題もある。
具体的に、特許文献2には、図9に示すように、レーザ光源からのレーザ光で励起される蛍光体よりなる波長変換部材71と、熱膨張係数が波長変換部材とは相違する材料よりなる基板72と、波長変換部材71と基板72との間に形成された硫酸バリウムよりなる熱膨張吸収層73とを有する蛍光発光体を備えた蛍光光源装置が開示されている。
この蛍光光源装置においては、基板72が高い熱伝導率を有する窒化アルミニウム焼結体よりなり、この基板72における熱膨張吸収層73の積層面に対向する面(図9における下面)には、金属よりなる放熱プレート74が共晶接合されている。また、放熱プレート74の基板72との接合面に対向する面(図9における下面)には、放熱用フィン75が固定されている。
このように波長変換部材71が高温となることによれば、レーザ光によって波長変換部材71を構成する蛍光体を十分に励起させることができなくなる。また、蛍光体自体が温度上昇して温度消光による光束低下が生じ、十分な蛍光光束が得られなくなる、などの種々の弊害が生じる。
前記波長変換部材が接合部材を介して熱伝導性基板と接合されており、
前記波長変換部材は、熱伝導率が4.0W/mK以上であり、
前記熱伝導性基板は、前記波長変換部材との熱膨張係数の差が、当該波長変換部材の熱膨張係数の±40%以内である材料よりなり、
前記接合部材が、前記波長変換部材よりも高い熱伝導率を有することを特徴とする。
従って、本発明の蛍光光源装置によれば、波長変換部材において発生した熱を、接合部材を介して熱伝導性基板に効率よく伝達して外部に放熱することができるため、励起光の照射による波長変換部材の温度上昇を抑制し、高い発光効率を得ることができる。
しかも、熱伝導性基板が少なくともグラファイトとアルミニウムとの複合材料よりなる場合には、当該複合材料が比重の小さいものであるため、放熱用フィンを備えることに伴う熱伝導性基板の重量化を抑制することができる。
図1は、本発明の蛍光光源装置の構成の一例の概要を示す説明図であり、図2は、図1の蛍光光源装置における、波長変換部材と熱伝導性基板とが接合部材を介して接合された蛍光発光体の構成の第1の実施形態の概略を示す説明用斜視図であり、図3は、図2の蛍光発光体の断面を示す説明用断面図である。
この蛍光光源装置10は、励起光光源としてのレーザ光源30と、当該レーザ光源30からのレーザ光で励起される蛍光体よりなる波長変換部材21を有する蛍光発光体20とを備えている。また、レーザ光源30の光出射口30Aから出射されたレーザ光が蛍光発光体20に至るまでの光路上には、コリメートレンズ12と、コリメートレンズ12によって略平行光とされたレーザ光を透過させるダイクロックミラー11と、透過したレーザ光を集光する集光レンズ13,14とがこの順に配置されている。ダイクロックミラー11は、コリメートレンズ12の光軸に対して例えば45°の角度で傾斜した姿勢で配置されている。
この蛍光発光体20は、波長変換部材21の表面(図3における上面)が、レーザ光源30の光出射口30Aに対向するように配置されており、当該表面によって励起光が照射される被照射面が構成されている。
波長変換部材21として、単結晶材料または気孔率が0.5%以下の多結晶材料よりなる蛍光体を用いることで、波長変換部材21を所望の熱伝導率を有する高熱伝導性のものとすることができる。その理由は、単結晶材料は気孔がなく、また多結晶材料は気孔が殆どないため、気孔に熱伝導率の低い空気が存在することに起因して熱伝導性が大幅に低下することがないためである。
また、単結晶材料または多結晶材料よりなる波長変換部材21は、気孔がない、あるいは気孔が殆どなく、照射される励起光の後方散乱が殆どないため、励起光が効率よく波長変換部材21内部に侵入でき、よって効率よく蛍光体が励起される。
ここに、波長変換部材として気孔率が0.5%を超える多結晶材料を用いた場合には、後述の実験例から明らかなように、所望の熱伝導率が得られない、すなわち熱伝導率が4.0W/mK未満となる。
ここに、原材料および種子結晶としては、種々のものを用いることができる。
ここに、原材料としては、焼結可能なものであれば、種々のものを用いることができる。
希土類化合物としては、例えばセリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)およびサマリウム(Sm)などが挙げられる。
希土類化合物のドープ量は、例えばドープされる希土類化合物の種類などに応じて適宜に定められるが、例えば0.5mol%程度である。
波長変換部材21の厚みが過小である場合には、励起光が透過してしまうために、波長変換部材21において励起光を十分に吸収することができず、蛍光の変換量が小さくなるおそれがある。一方、波長変換部材21の厚みが過大である場合には、波長変換部材21の熱抵抗により、励起光が照射されることによって発生する熱が波長変換部材21に蓄積されて高温となるおそれがある。
この金属膜において、反射膜層22は、例えば銀(Ag)よりなり、保護膜層23は、例えばチタン(Ti)よりなり、保護膜層24は、例えば白金(Pt)よりなり、半田濡れ膜層25は、例えば金(Au)よりなる。また、金属膜を構成する反射膜層22、保護膜層23,24および半田濡れ膜層25は、各々、例えばスパッタ法によって形成することができる。
ここに、波長変換部材21と熱伝導性基板26との間に二酸化ケイ素膜および金属膜が設けられている場合であっても、二酸化ケイ素膜の厚みは10nmと十分薄いため熱抵抗は無視することができ、また金属膜の各層を構成する金属膜も数百nm程度と薄く、しかも良好な熱伝導率を有するものであることから、熱伝導性基板26に対する波長変換部材21からの熱伝達に弊害が生じることがない。
この図の例において、二酸化ケイ素膜の厚みは、10nmである。また、金属膜を構成する各層の厚みは、反射膜層22が110nm、保護膜層23が100nm、保護膜層24が200nmおよび半田濡れ膜層25が500nmである。また、波長変換部材21の表面は、被照射面として機能すると共に、光出射面としても機能する。
すなわち、基板材料の熱膨張係数は、波長変換部材21の熱膨張係数をC〔/K〕とすると、0.6C〜1.4C〔/K〕であることが必要とされ、好ましくは0.8C〜1.2C〔/K〕であり、更に好ましくは0.85C〜1.15C〔/K〕である。
熱伝導性基板26を構成する材料の熱膨張係数が過小および過大である場合、すなわち熱伝導性基板26を構成する材料における波長変換部材21の熱膨張係数との差が過大である場合には、熱膨張に起因して、熱伝導性基板と波長変換部材21とが剥離したり、波長変換部材21にクラックが生じたりするおそれがある。
ここに、波長変換部材21の熱膨張係数は、当該波長変換部材21を構成する蛍光体としてYAG、LuAGを用いた場合には、8.0×10-6/Kである。
ここに、グラファイト複合材の熱膨張係数は、7×10-6〜8×10-6/Kであり、また、熱伝導率は168〜425W/mKである。
具体的には、グラファイト複合材は、グラファイトブロックを、溶融したアルミニウム金属に浸漬し、その溶融アルミニウム金属に高い圧力をかけることによって当該グラファイトブロックに存在する気孔に強制的に溶融アルミニウム金属を圧入・含浸し、その後冷却することによって製造することができる。このような製造方法によれば、得られる特定グラファイト複合材を、緻密で鋳巣(空洞)の少ない鋳造物とすることができる。
ここに、炭化ケイ素とアルミニウムとの複合材料の熱膨張係数は、6×10-6〜7×10-6/Kであり、また、熱伝導率は276W/mKである。銅タングステン合金の熱膨張係数は、6.4×10-6/Kであり、また、熱伝導率は167W/mKである。モリブデンの熱膨張係数は、4.8×10-6/Kであり、また、熱伝導率は138W/mKである。ダイヤモンド銅複合体の熱膨張係数は、6×10-6/Kであり、また、熱伝導率は550W/mKである。アルミダイヤモンド複合体の熱膨張係数は、7.5×10-6/Kであり、また、熱伝導率は500W/mKである。
この金属膜において、保護膜層27は、例えば無電解めっき法によって形成されたニッケル−リンめっき膜(Ni−P膜)よりなり、半田濡れ膜層28は、例えばめっき法によって形成された金(Au)膜よりなる。
ここに、熱伝導性基板26が金属膜が設けられたものであっても、金属膜の各層を構成する金属が良好な熱伝導率を有するものであることから、熱伝導性基板26に対する波長変換部材21からの熱伝達に弊害が生じることがない。
この図の例において、熱伝導性基板26は、基板材料よりなる基材26Aの外表面全面(表面、裏面および側面)が、保護膜層27および半田濡れ膜層28よりなる金属膜で覆われてなるものである。この金属膜を構成する各層の厚みは、保護膜層27が2μm、半田濡れ膜層28が0.1μmである。
具体的に、基板材料がグラファイト複合材である場合において、基材26Aの厚みは、1.0〜2.0μmであることが好ましい。
また、熱伝導性基板26における表面(図3のにおける上面)の面積は、排熱性などの観点から、波長変換部材21における裏面の面積よりも大きいことが好ましい。
接合部材の熱伝導率が波長変換部材21の熱伝導率以下である場合には、波長変換部材21において励起光の照射によって発生した熱を効率よく熱伝導性基板26に対して伝達することができないため、波長変換部材21が高温となり、十分な蛍光交換効率が得られなくなる。
ここに、フラックスフリー半田の熱伝導率は、40〜55W/mKである。
このように、蟻酸または水素の還元力を利用してフラックスフリー半田シートの表面酸化膜を除去してリフローを行う接合方法によれば、形成される接合部材層29にボイドが生じることがなく、良好な熱伝導性が得られる。
また、形成される接合部材層29は、波長変換部材21および熱伝導性基板26との接合性、接合部材層29による排熱性および熱伝導性基板26への熱伝達性などの観点から、表面(図3における上面)の面積が波長変換部材21の裏面の面積よりも大きく、かつ裏面(図3における下面)の面積が熱伝導性基板26の表面の面積よりも小さいことが好ましい。
そして、5個のレーザ光源ユニット31の導光部材36を構成する石英ファイバが結束されており、これにより、結束された5本の石英ファイバの他端によって強励起光源装置よりなるレーザ光源30の光出射口30Aが構成されている。
そして、図1に示したように、レーザ光源30の光出射口30Aから出射されたレーザ光は、コリメートレンズ12によって略平行光とされ、集光レンズ13,14によって集光されて、蛍光発光体20を構成する波長変換部材21の表面(被照射面)に照射されることにより、蛍光に変換される。
このようにして、波長変換部材21にレーザ光が照射されることによって発光した蛍光が、蛍光光源装置10から出射されて、例えばプロジェクター装置の光源光として利用される。
ここに、例えば図8に示すような構成の従来公知の蛍光ホイールを備えた蛍光光源装置の一般的な励起密度が5W/mm2 であることから、蛍光光源装置10は、蛍光ホイールを備えた蛍光光源装置に比して4倍の励起密度を有する光で波長変換部材21を構成する蛍光体を励起させることになる。
一方、約100Wのエネルギーを有する光が励起光として照射される条件においては、波長変換部材21における蛍光変換効率が50%であることから、励起光のエネルギーの半分程度が熱となってしまう。しかも、波長変換部材21における蛍光変換効率は、図5に示すように、波長変換部材21の温度が高くなるに従って低くなり、この温度消光によって光束低下が生じてしまう。
ここに、図5は、波長変換部材21を構成する蛍光体の温度(波長変換部材温度)と蛍光光束量相対値との関係を示している。
このように、蛍光発光体20が、優れた排熱構造を有するものであることから、励起光の照射による波長変換部材21の温度上昇を抑制することができる。そのため、励起光が照射された状態の波長変換部材21の温度を、波長変換部材21を構成する蛍光体の温度消光による光束低下が10%以内とされる温度、具体的には、200℃以下、好ましくは150℃以下とすることができることから、高い発光効率を得ることができる。
また、蛍光光源装置10においては、波長変換部材21および熱伝導性基板26が熱膨張することに起因して、熱伝導性基板26と波長変換部材21とに剥離が生じること、および波長変換部材21にクラックが発生することなどの弊害が生じることがない。
例えば、蛍光発光体は、熱伝導率が4.0W/mK以上の波長変換部材が、当該波長変換部材よりも高い熱伝導率を有する接合部材を介して、基板材料よりなる熱伝導性基板に接合されてなる構成を有するものであればよい。
具体的には、例えば熱伝導性基板は、放熱用フィンを備えてなるものであってもよく(図7参照)、また基板材料よりなる基材の表面のみに金属膜が設けられているものであってもよい(図6および図7参照)。
熱伝導性基板が放熱用フィンを備えている場合には、放熱用フィンによる放熱作用によって熱伝導性基板により一層高い放熱作用が得られる。また、熱伝導性基板に放熱用フィンを固定するためにグリスなどの熱伝導性を有するフィン固定用接合部材を用いる必要がないことから、放熱用フィンに熱伝導性接合部材を介して熱伝達をする必要がない。従って、励起光の照射による波長変換部材の温度上昇を一層抑制することができ、よって発光効率をより高めることができる。
しかも、熱伝導性基板が少なくともグラファイト複合材よりなるものである場合には、放熱用フィンを備えることに伴う熱伝導性基板の重量化を抑制することができる。その理由は、グラファイト複合材が、一般的に放熱用フィンの構成材料として用いられている銅などの金属に比して比重が小さいものだからである。ここに、グラファイト複合材の比重は、銅の1/4程度である。
波長変換部材の側面に反射膜層を含む金属膜が形成されている場合には、波長変換部材において得られた蛍光が側面から出射されることを防止することができるため、得られた蛍光をより効率的に利用することができる。
これらの図6および図7に係る蛍光光源装置においては、図1〜図3に係る蛍光光源装置と同様に、励起光の照射による波長変換部材の温度上昇を抑制することができ、高い発光効率を得ることができる。
この図6の蛍光発光体41を有する蛍光光源装置は、蛍光発光体41において、基板材料よりなる基材26Aの表面のみに金属膜が設けられている熱伝導性基板42が用いられていること以外は図1〜図3に係る蛍光光源装置10と同様の構成を有するものである。
この図7の蛍光発光体を有する蛍光光源装置は、蛍光発光体44において、裏面側に放熱用フィン46を備えてなる熱伝導性基板45が用いられていると共に、波長変換部材21の表面(被照射面)以外の外表面の全面に、金属膜が形成されていること以外は図6に係る蛍光光源装置と同様の構成を有するものである。
例えば、図1に係る蛍光光源装置10では、1つのレーザ光源(例えば、レーザダイオード)の光を用いているが、レーザ光源が複数あり、波長変換部材の前に集光レンズを配置して、集光光を波長変換部材に照射する形態であってもよい。また、励起光はレーザ光源の光に限るものではなく、波長変換部材を励起できるものであれば、LEDの光を集光したものでもよく、更には、水銀、キセノン等が封入されたランプからの光であってもよい。尚、ランプやLEDのように放射波長に幅を持つ光源を利用した場合、励起光の波長はランプ等から放射される主たる放射波長の領域である。ただし、本発明においては、これに限定されるものではない。
先ず、外径18mm、厚み100μmであって、表1に示す気孔率を有するLuAG:Ce多結晶材料(熱膨張係数8.0×10-6/K)7種類を用意した。これらの7種類の多結晶材料を、ダイシングソーによってカットすることにより、縦3mm、横1.7mm、厚み130μmの矩形平板状の形状を有する波長変換部材を得た。
そして、得られた7種類の波長変換部材の各々を用いて、図2および図3の構成を有する7種類の蛍光発光体(以下、「実験用蛍光発光体(1)」〜「実験用蛍光発光体(7)」ともいう。)を作製した。
実験用蛍光発光体(1)〜実験用蛍光発光体(7)においては、熱伝導性基板として、縦25mm、横25mm、厚み1.6mmの矩形平板状の形状を有し、グラファイトとアルミニウムとの複合材(熱膨張係数7.0×10-6/K)よりなるものを用いた。また、接合部材としては、縦3.5mm、横2.2mm、厚み50μmのフラックスフリー半田シート(熱伝導率55W/mK)を用いた。
ここに、レーザ光源としては、図4の構造を有する強励起光源装置を用いた。この強励起光源装置においては、レーザ発光素子32として、波長445nmのレーザ光を出力1.6Wで出射するものを用い、また、導光部材36として、直径1.5mmの石英ファイバよりなるものを用いた。
また、波長変換部材の熱伝導率を4.0W/mK以上とすることにより、励起光が照射された状態の波長変換部材の温度を200℃以下とすることができることが明らかとなった。また、波長変換部材の熱伝導率を4.0W/mK以上とするためには、蛍光体を構成する結晶材料(多結晶材料)の気孔率を0.5%以下とすることが必要であることが明らかとなった。
すなわち、本発明に係る蛍光発光体(1)〜蛍光発光体(4)によれば、励起光の照射による波長変換部材の温度上昇が抑制できることが確認された。
11 ダイクロックミラー
12 コリメートレンズ
13,14 集光レンズ
20 蛍光発光体
21 波長変換部材
22 反射膜層
23,24 保護膜層
25 半田濡れ膜層
26 熱伝導性基板
26A 基材
27 保護膜層
28 半田濡れ膜層
29 接合部材層
30 レーザ光源
30A 光出射口
31 レーザ光源ユニット
32 レーザ発光素子
33 コリメートレンズ
34 折り返しミラー
35 集光レンズ
36 導光部材
41 蛍光発光体
42 熱伝導性基板
44 蛍光発光体
45 熱伝導性基板
45A 基材
46 放熱用フィン
51 レーザ光源
52 蛍光ホイール
53 ホイールモーター
61 コリメートレンズ
62 赤色光源
63A,63B,63C,64A,64B,64C 集光レンズ
65 ダイクロイックレンズ
66 導光装置用入射レンズ
67 反射ミラー
68 導光装置
71 波長変換部材
72 基板
73 熱膨張吸収層
74 放熱プレート
75 放熱用ヒートシンク
前記波長変換部材が、励起光が照射される被照射面と反対側の面において、半田よりなる接合部材を介して熱伝導性基板と接合されており、
前記波長変換部材は、熱伝導率が4.0W/mK以上であり、
前記接合部材が、前記波長変換部材よりも高い熱伝導率を有しており、当該接合部材によって形成された接合部材層の面積が、前記波長変換部材の面積よりも大きく、かつ、前記熱伝導性基板の面積よりも小さいことを特徴とする。
本発明の蛍光光源装置においては、前記熱伝導性基板は、前記波長変換部材との熱膨張係数の差が、当該波長変換部材の熱膨張係数の±40%以内である材料よりなることが好ましい。
Claims (4)
- 励起光により励起される蛍光体よりなる波長変換部材を備えた蛍光光源装置であって、
前記波長変換部材が接合部材を介して熱伝導性基板と接合されており、
前記波長変換部材は、熱伝導率が4.0W/mK以上であり、
前記熱伝導性基板は、前記波長変換部材との熱膨張係数の差が、当該波長変換部材の熱膨張係数の±40%以内である材料よりなり、
前記接合部材が、前記波長変換部材よりも高い熱伝導率を有することを特徴とする蛍光光源装置。 - 前記波長変換部材を構成する蛍光体が単結晶材料または気孔率が0.5%以下の多結晶材料よりなることを特徴とする請求項1に記載の蛍光光源装置。
- 前記熱伝導性基板が、少なくともグラファイトとアルミニウムとの複合材料よりなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蛍光光源装置。
- 前記熱伝導性基板が、放熱用フィンを備えているものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蛍光光源装置。
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