JPWO2014054411A1 - 自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造 - Google Patents

自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造 Download PDF

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Abstract

自動変速機(1)の変速機ケース(20)内で、クラッチドラム(30)の周壁部(32)の外径側に、ピストン(40)により軸方向に締結、解放される摩擦締結要素(CLx)を設けてあるとともに、周壁部(32)の内径側に、摩擦締結要素(CLz)を軸方向に締結、解放するピストン(70)を、軸方向に進退移動可能に設けてある。周壁部(32)の第1周壁部(321)に、その内径側と外径側とを連通させる貫通孔(321a)を設けると共に、ピストン(70)の内径側に、潤滑油の供給口となる貫通孔(87)を設け、さらに貫通孔(87)と貫通孔(321a)とを連通させる連通路(79)を、ピストン(70)を径方向に貫通して設けてある。摩擦締結要素(CLz)を開放状態とするピストン(70)の初期位置において、より多量の潤滑油が、連通路(79)と、貫通孔(321a)を通って、クラッチドラム(30)の外径側に供給されるようにした。これにより、周壁部(32)の外側の摩擦締結要素(CLx)を十分に潤滑することができる。

Description

本発明は、自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造に関する。
複数の摩擦締結要素の締結・解放の組合せを切り換えることで所望の変速段を実現する車両用の自動変速機では、変速機ケース内に設けられた摩擦締結要素の各々が、オイルポンプから供給される潤滑油で潤滑されるようになっている。
変速機ケース内において各摩擦締結要素は、同軸に設けられた入力軸と出力軸に沿って設けられており、オイルポンプからの潤滑油は、入力軸と出力軸の内部を軸方向に流れたのち、入力軸と出力軸に設けた油孔から径方向外側に排出されて、対応する摩擦締結要素を潤滑するようになっている。
摩擦締結要素は、内径側の摩擦板と外径側の摩擦板とが軸方向で交互に配置された基本構成を有しており、変速機ケース内に設けられた摩擦締結要素には、内径側の摩擦板が、円筒形状の壁部を有する回転体(ドラムなど)の外周に支持されたものがある。
かかる摩擦締結要素の場合、油孔から排出されて変速機ケース内を径方向外側に向かう潤滑油の流れが、円筒形状の壁部により遮られて、壁部の外側に位置する摩擦締結要素の潤滑が不足することがある。
ここで、壁部に、その内径側と外径側とを連通させる連通孔を設けることが考えられるが、壁部の内側に、他の摩擦締結要素を押圧するピストン等の他の部材が設けられていると、壁部の外側に位置する摩擦締結要素の潤滑が不十分となる虞がある。
特許文献1には、壁部の外側の摩擦締結要素を軸方向に押圧するピストンに、壁部を迂回して内径側に延びる円板部を設け、この円板部とピストンとに跨って設けた油路から、壁部の外側の摩擦締結要素に潤滑油を供給することが開示されている。
しかし、壁部を迂回して内径側に延びる円板部を設けることができない場合には、壁部の外側に位置する摩擦締結要素の潤滑を十分に行うことができなかった。
特開2006−300266号公報
そこで、円筒形状の壁部の外側に摩擦締結要素が位置すると共に、壁部の内側に自動変速機の他の構成要素が位置している場合であっても、壁部の外側の摩擦締結要素の潤滑を行えるようにすることが求められており、本発明はこのような要請に応えようとするものである。
本発明は、自動変速機の変速機ケース内で、軸方向に延びる筒状壁の外径側に、前記軸方向に進退移動可能な第1のピストンにより締結、解放される第1の摩擦締結要素が設けられ、前記筒状壁の内径側に、第2の摩擦締結要素を締結、解放する第2のピストンが、前記軸方向に進退移動可能に設けられた自動変速機において、
前記筒状壁に、当該筒状壁の内径側と外径側とを連通させる連通孔を設けると共に、前記第2のピストンの内径側に、潤滑油の供給口を設け、
前記供給口と前記連通孔とを連通させる連通路を、前記第2のピストンを径方向に貫通して設け、
前記第2摩擦締結要素を解放状態とする第2ピストンの初期位置において、潤滑油が前記連通孔から筒状壁の外径側へ供給される構成の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造とした。
このように構成すると、第2摩擦締結要素を解放状態とする第2ピストンの初期位置において、より多量の潤滑油が連通孔から筒状壁の外径側へ供給されるので、筒状壁の外径側に位置する第1の摩擦締結要素を確実に潤滑することができる。
実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造を採用した自動変速機を備える車両の概略構成図である 実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造を説明する図である。 実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造の要部拡大図である。 実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造の要部拡大図である。 実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造の要部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態にかかる摩擦締結要素の潤滑構造を採用した自動変速機1を備える車両の概略構成図である。
実施の形態にかかる潤滑構造を適用した自動変速機1を備える車両では、エンジン2とモータ3の間にクラッチ4が設けられており、エンジン2とモータ3との連結をクラッチ4により断接することで、エンジン2の回転駆動力とモータ3の回転駆動力の少なくとも一方が、モータ3の後段に配置された自動変速機1に入力されるようになっている。
自動変速機1は、複数の摩擦締結要素CLを変速機ケースの内部に備えており、摩擦締結要素の締結・解放の組合せを切り換えて、所望の変速段を実現するように構成されている。そして、自動変速機1は、入力された回転駆動力を、実現された変速段に応じて決まる変速比で変速し、出力軸12を介して図示しない駆動輪側に出力する。
自動変速機1は、エンジン駆動される機械式オイルポンプ(以下、メカオイルポンプと称する)5と、バッテリ駆動される電動オイルポンプ6とを備えており、電動オイルポンプ6の駆動/非駆動は、自動変速機1の制御装置(図示せず)により、車両の運転状態に応じて制御される。
メカオイルポンプ5および電動オイルポンプ6が供給する作動油は、切換弁7を介して油圧制御装置(図示せず)に供給されるようになっており、切換弁7は、メカオイルポンプ5から供給される作動油の圧力が所定圧よりも大きい間は、メカオイルポンプ5からの作動油を油圧制御装置に供給し、所定圧未満である間は、電動オイルポンプ6からの作動油を、油圧制御装置に供給するように構成されている。
そして、油圧制御装置に供給された作動油は、自動変速機1の摩擦締結要素CL、CLx、CLyの締結や潤滑などに用いられる。
なお、電動オイルポンプ6と切換弁7とを接続する配管8には、リリーフ弁9を備える分岐管10が接続されており、切換弁7がメカオイルポンプ5からの作動油を油圧制御装置に供給させている間は、電動オイルポンプ6からの作動油が、分岐管10を通って、変速機ケース内で後段側に位置する摩擦締結要素CLxの潤滑に用いられるようになっている。
自動変速機1の変速機ケース内では、入力軸11と出力軸12とが同軸に設けられており、自動変速機1の変速機構部の構成要素や摩擦締結要素CLが、これら入力軸11と出力軸12の軸方向に沿って設けられている。
出力軸12の内部には、作動油(潤滑油)が通流する油路12aがその長手方向に沿って形成されており、出力軸12の油路12aを通流した作動油は、出力軸12に設けた油孔を通って油路12aから径方向外側に排出されて、出力軸12の径方向外側に位置する摩擦締結要素CLなどを潤滑するようになっている。
ここで、実施の形態にかかる自動変速機1では、前記した分岐管10から供給される作動油が、メカオイルポンプ5から最も離れた位置の摩擦締結要素CLxの潤滑に用いられるようになっている。ここで、摩擦締結要素CLx、CLyは、出力軸12の軸方向でメカオイルポンプ5から最も離れた位置に設けられた摩擦締結要素であって、車両の発進時に締結される摩擦締結要素である。そして、車両の前進時には、摩擦締結要素CLx、CLyの一方が締結され、後退時には他方が締結されるようになっている。
図2は、出力軸12の後段側に設けられた摩擦締結要素CLxの潤滑構造を説明する図である。
実施の形態にかかる自動変速機1では、変速機ケース20内を軸方向に延びる周壁部32を有するクラッチドラム30の径方向外側に、摩擦締結要素CLxが位置しており、出力軸12側(内径側)から供給される潤滑油の径方向外側への移動が、周壁部32により阻害されて、摩擦締結要素CLxが潤滑され難くなっている。
そのため、自動変速機1の後段側には、かかる摩擦締結要素CLxを潤滑するための潤滑構造が設けられている。
以下、自動変速機1の後段側に設けられた潤滑構造を説明する。
図2に示すように、変速機ケース20の後部開口を封止するリアカバー(図示せず)の近傍では、変速機ケース20の内周にスプライン21が形成されている。このスプライン21の内径側には、クラッチドラム30の外周が対向して設けられており、この対向する部分に、スプライン300が設けられている。
クラッチドラム30の径方向外側では、スプライン21に係合した複数の外側摩擦板15と、スプライン300に係合した複数の内側摩擦板16とが、軸方向に交互に重ねて配置されており、これら複数の外側摩擦板15と内側摩擦板16により、摩擦締結要素CLxが構成されている。
摩擦締結要素CLxの図中右側(変速機ケース20における後方側)には、この摩擦締結要素CLxを軸方向に押圧するためのピストン40が、変速機ケース20に固定された隔壁50のリング状のシリンダ51内で、軸方向に進退移動可能に配置されており、ピストン40とシリンダ51の間に油室52が形成されている。
ピストン40は、シリンダ51に対応してリング形状を有しており、外周縁近傍には、摩擦締結要素CLxに向かって軸方向に延びる押圧部41が、周方向に等間隔で設けられている。これら押圧部41は、スプリングリテーナ45の通過孔46と整合する位置に、通過孔46と同一個数設けられている。
スプリングリテーナ45は、摩擦締結要素CLxとシリンダ51の間に設けられており、ピストン40とスプリングリテーナ45との間には、ピストン40を摩擦締結要素CLxから離れる方向に付勢するウェーブスプリング47が設けられている。
スプリングリテーナ45の外周縁45aは、摩擦締結要素CLx側の面が、スプライン21の溝22に嵌め込んだスナップリング23に係止されており、スプリングリテーナ45は、スナップリング23により軸方向が位置決めされている。
クラッチドラム30は、軸方向から見てリング状の基部31と、この基部31の外周からピストン40とは反対方向に延びる周壁部32を有しており、有底円筒形状を成している。
周壁部32は、基部31の外周縁に全周に亘って設けられた第1周壁部321と、第1周壁部321から離れるにつれて拡径する第2周壁部322と、第1周壁部321よりも大径の第3周壁部323と、を有している。
第1周壁部321は、出力軸12の中心線である軸線Xに対して平行に延びており、この第1周壁部321と基部31の外周には、前記したスプライン300が軸方向に沿って設けられている。
スプライン300は、軸線X周りの周方向に所定間隔で複数設けられており、前記した摩擦締結要素CLxの内側摩擦板16が係合している。
スプライン300は、基部31の外周から第1周壁部321の外周を経て、第2周壁部322の第1周壁部321側の外周まで及んで形成されており、軸線Xに対して平行に延びている。
第3周壁部323は、第2周壁部322の先端から軸線Xに対して平行に延びており、その内周には、軸方向に延びるスプライン324が設けられている。このスプライン324は、軸線X周りの周方向に沿って所定間隔で複数設けられており、摩擦締結要素CLxに隣接する他の摩擦締結要素CLzの外側摩擦板17が係合している。
第3周壁部323の内径側には、外周にスプライン611を備えるハブ部61が内径側の回転部材60から延びており、ハブ部61のスプライン611に係合する内側摩擦板18と、第3周壁部323のスプライン324に係合する外側摩擦板17とが、軸方向に交互に重ねて配置されて、摩擦締結要素CLzを構成している。
摩擦締結要素CLzの図中右側(変速機ケース20の後側)には、摩擦締結要素CLzを軸方向に押圧するピストン70が、クラッチドラム30の基部31に形成されたリング状のシリンダ311内で、軸方向に進退移動可能に配置されており、ピストン70とシリンダ311の間に、油室76、77が形成されている。
ピストン70は、シリンダ311に対応してリング形状を有しており、その基部71の外周縁には、摩擦締結要素CLzに向かって軸方向に伸びるリング状の腕部72が設けられている。
図3は、図2におけるピストン70周りの拡大図であって、ピストン70をスプリング保持孔712の部分で切断した断面図である。
図4は、ピストン70を連通路79の部分で切断した断面図であって、ピストン70が非駆動位置に位置している場合を説明する図である。
図5は、ピストン70を連通路79の部分で切断した断面図であって、ピストン70が駆動位置に位置している場合を説明する図である。
腕部72は、クラッチドラム30の第1周壁部321に沿って軸方向に延びる筒状部721と、筒状部721の先端から径方向外側に延びる拡径部722と、拡径部722の先端から、クラッチドラム30の第3周壁部323に沿って延びる環状部723と、を備えており、環状部723の先端には、摩擦締結要素CLz(図2参照)に向かって軸方向に延びる押圧部723aが、周方向に等間隔で複数設けられている。
ピストン70の基部71における摩擦締結要素CLz側の面には、リターンスプリング75の一端側が挿入されるスプリング保持孔712が設けられており、このスプリング保持孔712は、軸線X(図2参照)周りの周方向に等間隔で複数設けられている。
このリターンスプリング75の他端は、スプリングリテーナ73の取付部74に支持されており、ピストン70は、リターンスプリング75により、摩擦締結要素CLzから離れる方向に付勢されている。
スプリングリテーナ73は、軸方向から見てリング形状を有しており、このスプリングリテーナ73の内径側は、クラッチドラム30の内筒部33に設けたスナップリング78で支持されており、このスナップリング78により、スプリングリテーナ73が軸方向で位置決めされている。
クラッチドラム30の基部31(シリンダ311)の内径側には、変速機ケース20に固定された隔壁50の内径側から軸方向に延びるボス部54が位置しており、このボス部54と内筒部33との間には、外周に凹溝81、82が軸方向に間隔をおいて設けられた内側筒状部材80と、この内側筒状部材80の凹溝81を塞いで、内側筒状部材80との間に油路83、84を形成する外側筒状部材85とが、設けられている。
外側筒状部材85の隔壁50側の一端には、径方向に延びるフランジ部86が設けられており、このフランジ部86のピストン70側の面には、クラッチドラム30の内径側の当接部312が当接し、隔壁50側の面には、スラストベアリングBを介して隔壁50の肩部53が当接している。
内側筒状部材80の凹溝81は、隔壁50内に設けた図示しない油路を介して、変速機ケース20のオイルパン側の開口(図示せず)を迂回した分岐管10(図1参照)に接続されており、リリーフ弁9から分岐管10を通って供給される電動オイルポンプ6からの作動油が、内側筒状部材80と外側筒状部材85の間の油路83に潤滑油として供給されるようになっている。
外側筒状部材85では、凹溝81、82に対応する位置に、当該外側筒状部材85を径方向に貫通する貫通孔87、88が設けられており、この貫通孔87、88は、軸線X周りの周方向に間隔を空けて複数設けられている。
内側筒状部材80の凹溝82は、隔壁50内に設けた図示しない油路を介して、出力軸12の油路12aに接続されており、メカオイルポンプ5から供給される作動油が、内側筒状部材80と外側筒状部材85の間の油路84に供給されるようになっている。
外側筒状部材85の径方向外側に位置するクラッチドラム30の内筒部33では、その内周面の凹溝81、82に対応する位置に、内筒部33を径方向に貫通する貫通孔332、333が形成されている。
そのため、電動オイルポンプ6から油路83内に供給された潤滑油は、貫通孔87と貫通孔332とを通って、クラッチドラム30のシリンダ311内に供給されて、ピストン70を潤滑するようになっている。
また、油路84には、ピストン70を図5に示す駆動位置に移動させる際に、メカオイルポンプ5からの潤滑油が供給されるようになっており、供給された潤滑油は、貫通孔88と貫通孔333とを通って、ピストン70の油室77に供給されて、ピストン70を駆動位置に向けて移動させるようになっている。
前記したように、ピストン70を付勢して、摩擦締結要素CLzを非圧縮状態とする初期位置(非駆動位置)に保持するリターンスプリング75は、軸線X周りの周方向で間隔を空けて複数設けられている。そのため、ピストン70の基部71に設けられたリターンスプリング75のスプリング保持孔712もまた、軸線X周りの周方向で間隔を空けて複数設けられている。
実施の形態にかかるピストン70の基部71では、軸線X周りの周方向におけるスプリング保持孔712とスプリング保持孔712の間の部分に、ピストン70(基部71)を径方向に貫通して、連通路79が形成されている(図4参照)。
図4に示すように、連通路79の内径側の開口79aは、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されたときに、前記した内筒部33の貫通孔332と整合する位置に設けられている。
また連通路79の外径側の開口79bは、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されたときに、クラッチドラム30の周壁部32(第1周壁部321)と、腕部72(筒状部721)の間の隙間Sと整合する位置に開口している。
実施の形態では、ピストン70が初期位置(非駆動位置)にあるときに、ピストン70の腕部72(筒状部721)の外側と、クラッチドラム30の基部31から第1周壁部321までの範囲の内側に隙間Sが確保されるようになっており、この隙間Sが、ピストン70に設けた連通路79の延長上に位置している。
そのため、ピストン70の内径側から供給されて連通路79内を径方向外側に移動した潤滑油が、ピストン70の腕部72とクラッチドラム30との間の隙間Sに供給されるようになっている。
ここで、クラッチドラム30の第1周壁部321には、当該第1周壁部321を径方向に貫通する貫通孔321aが複数設けられており、これら貫通孔321aは、クラッチドラム30の外周に設けられたスプライン300の間に開口している。
よって、ピストン70が初期位置(非駆動位置)にある時に、ピストン70の内径側から連通路79を通って、ピストン70とクラッチドラム30の隙間Sに供給された潤滑油は、第1周壁部321の貫通孔321aから、第1周壁部321の径方向外側に排出されて、第1周壁部321の外径側に位置する摩擦締結要素CLxを潤滑するようになっている。
ここで、ピストン70の腕部72における拡径部722には、径方向外側に突出する突出部722aが設けられており、クラッチドラム30の第2周壁部322には、腕部72の突出部722aに対応する位置に、径方向内側に突出して当接部322aが設けられている。
そして、これら突出部722aは、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されたときに、軸線Xの軸方向から当接部322aに当接して、腕部72と周壁部32との間の隙間Sの外径側(先端側)を封止するようになっている。
そのため、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されているときには、隙間Sの先端側が、突出部722aと当接部322aにより封止された状態となり、ピストン70の連通路79を通って隙間S内に供給された潤滑油が、図中左側の摩擦締結要素CLz側の隙間S1に排出されないようになっている。
これにより、隙間S内に供給された潤滑油が、貫通孔321aを通って第1周壁部321の径方向外側に確実に排出されるので、第1周壁部321の径方向外側に位置する摩擦締結要素CLxの潤滑が確実に行われる。
また、ピストン70が駆動位置に配置されると、図5に示すように、腕部72の突出部722aが、周壁部32(第2周壁部322)の当接部322aから離れることになる。そうすると、隙間Sの先端側(図中左側)の封止が解かれるので、ピストン70の連通路79を通って隙間S内に供給された潤滑油が、図中左側の摩擦締結要素CLz側の隙間S1にも排出さることになる。この際、隙間S内に供給された潤滑油は、貫通孔321aを通って第1周壁部321の径方向外側にも排出されるが、隙間S1の方が、隙間S内に流入した潤滑油の進路上に位置するので、第1周壁部321の径方向外側よりも多くの潤滑油が、隙間S1側に排出されることになる。
よって、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されているときに、第1周壁部321の径方向外側に位置する摩擦締結要素CLxを積極的に潤滑できる潤滑構造となっている。
以上の通り、実施の形態では、自動変速機1の変速機ケース20内で、クラッチドラム30の基部31から筒状の周壁部32までの範囲の外径側に、軸線X方向に進退移動可能なピストン40により締結、開放される摩擦締結要素CLxが設けられ、内径側に、摩擦締結要素CLzを締結、開放するピストン70が、軸方向に進退移動可能に設けられた自動変速機1において、
周壁部32の第1周壁部321に、当該第1周壁部321の内径側と外径側とを連通させる貫通孔321aを複数設けると共に、ピストン70の内径側に、潤滑油の供給口となる貫通孔87を設け、
貫通孔87と貫通孔321aとを連通させる連通路79を、ピストン70を径方向に貫通して直線状に設け、
摩擦締結要素CLzを開放状態とするピストン70の初期位置において、潤滑油が、連通路79と、貫通孔321aを通って、クラッチドラム30の外径側に供給されるようにした構成の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造とした。
このように構成すると、第2摩擦締結要素を解放状態とする第2ピストンの初期位置において、より多量の潤滑油が連通孔から筒状壁の外径側へ供給されるので、筒状壁の外径側に位置する第1の摩擦締結要素を確実に潤滑することができる。
また、摩擦締結要素CLxと摩擦締結要素CLzは、同時に締結状態とならないように構成されているものとし、摩擦締結要素CLxが締結状態にされるときには、摩擦締結要素CLzは非締結状態であるものとした。
このように構成すると、ピストン40が摩擦締結要素CLxを押圧するときに(圧縮の開始から完了まで)、ピストン70の内径側から供給される潤滑油が、第1周壁部321の外径側に供給される。これにより、第1周壁部321の外径側に位置する摩擦締結要素CLxを確実に潤滑することができる。
ここで、摩擦締結要素CLxの発熱は、摩擦締結要素CLxが圧縮状態にされるとき(内側摩擦板16と外側摩擦板15とがスリップ状態で相対回転するとき)に最も大きくなるので、この発熱が最も大きいときに潤滑油を摩擦締結要素CLxに供給することで、摩擦締結要素CLxの発熱を抑えることができる。これにより、摩擦締結要素CLxの発熱による耐久性の低下を抑えることができる。
また、ピストン40に、クラッチドラム30を迂回して径方向内側に延びる円板部を設けて、この円板部内に形成された油路を用いて摩擦締結要素CLxを潤滑できないような場合であっても、摩擦締結要素CLxを確実に潤滑できる。
特に、摩擦締結要素CLzは非締結状態であるときには、ピストン70は初期値に配置されており、ピストン70は軸方向に移動しないので、連通路79による貫通孔321aと貫通孔87と連通が損なわれることなく確保される。よって、クラッチドラム30(第1周壁部321)の外径側に位置する摩擦締結要素CLxを確実に潤滑できる。
ピストン70が摩擦締結要素CLzを締結させるときには、ピストン70は、油室76、77に作用する作動油圧と、リターンスプリング75の付勢力に応じて軸方向に進退移動するため、軸方向におけるピストン70(連通路79)の位置が常に一定とならない。
そのため、クラッチドラム30(第1周壁部321)の外径側に位置する摩擦締結要素CLxの潤滑が不十分となる虞がある。
ピストン70が非作動状態とされて軸方向に移動しないときに、貫通孔321aと貫通孔87とを連通させる位置にピストン70の連通路79を設けることで、クラッチドラム30(第1周壁部321)の外径側に位置する摩擦締結要素CLxを確実に潤滑できる。
また、ピストン70を初期位置方向に付勢するリターンスプリング75を備えており、
ピストン70の基部71には、コイル状のリターンスプリング75の一端側を保持するスプリング保持孔712が、軸線X周りの周方向に所定間隔で複数設けられており、
基部71において連通路79は、軸方向から見て、軸線X周りの周方向で隣接するスプリング保持孔712の間を通って、径方向に直線状に貫通している構成とした。
このように構成すると、ピストン70の基部71において、スプリング保持孔712とスプリング保持孔712の間の肉厚の部分を活用して、連通路79が直線状に設けられる。よって、ピストン70に設けた連通路79を、その形状を複雑にすることなく、最短の距離で形成できるので、供給される潤滑油の量が少なくなっても、連通路79内で滞留する潤滑油の量を抑えることができる。よって、クラッチドラム30の径方向外側に位置する摩擦締結要素の潤滑が不十分になることを回避できる。
さらに、ピストン70は、一端が封止された有底円筒形状のクラッチドラム30の周壁部32の内径側を周壁部32に沿って、周壁部32との間に隙間Sを確保しつつ、他端側(摩擦締結要素CLz側)に延びる腕部72を備え、
腕部72の外周には、径方向外側に突出する突出部722aが、周方向の全周に亘って設けられており、
周壁部32の内周には、ピストンが70が非駆動位置(初期位置)に配置されたときに、腕部72の突出部722aが軸方向から当接する当接部322aが、径方向内側に突出して、周方向の全周に亘って設けられており、
ピストン70が非駆動位置にあるときに、腕部72と周壁部32の間の隙間Sにおける摩擦締結要素CLz側を封止し、駆動位置にあるときに、前記隙間Sと摩擦締結要素CLz側の隙間S1と連通させる構成とした。
このように構成すると、ピストン70が初期位置(非駆動位置)に配置されているときには、隙間Sの摩擦締結要素CLz側が、突出部722aと当接部322aにより封止された状態となり、ピストン70の連通路79を通って隙間S内に供給された潤滑油が、図中左側の摩擦締結要素CLz側に排出されないようになる。
これにより、隙間S内に供給された潤滑油が、貫通孔321aを通って第1周壁部321の径方向外側に確実に排出されるので、第1周壁部321の径方向外側に位置する摩擦締結要素CLxの潤滑が確実に行われる。
なお、自動変速機1は、同軸上に設けられた複数の摩擦締結要素の締結、解放の組合せにより所望の変速段を実現する自動変速機であって、エンジン駆動されるメカオイルポンプ5の他に電動オイルポンプ6を備えており、
摩擦締結要素CLxは、軸方向で、メカオイルポンプ5からも最も離れた位置であって、クラッチドラム30の筒状の周壁部32の外側に位置する摩擦締結要素であり、
潤滑油の供給口となる貫通孔87から供給される潤滑油は、電動オイルポンプ6から直接供給される潤滑油である構成とした。
メカオイルポンプ5から離れた位置にある摩擦締結要素ほど、メカオイルポンプ5からの潤滑油が供給され難くなって潤滑が不十分となる傾向がある。特に、摩擦締結要素が、軸方向に延びる筒状の壁(クラッチドラム30の第1周壁部321)の外側に位置している場合には、摩擦締結要素の潤滑がいっそう不十分となる傾向がある。
そのため、貫通孔87から供給される潤滑油を、メカオイルポンプ5からの潤滑油ではなく、電動オイルポンプ6から直接供給される潤滑油とすることで、潤滑油の量を確保できるので、メカオイルポンプ5から最も離れた位置に設けられた摩擦締結要素CLxであっても十分に潤滑できるようになる。
さらに、自動変速機1は、メカオイルポンプ5から供給される作動油の圧力に応じて、メカオイルポンプ5からの作動油と電動オイルポンプ6からの作動油のうちの一方を出力する切換弁7を備えており、摩擦締結要素CLxには、切換弁7がメカオイルポンプ5からの作動油を出力しているときの電動オイルポンプ6からの作動油が供給される構成とした。
従来、切換弁7がメカオイルポンプ5からの作動油を、摩擦締結要素の締結や潤滑に用いる作動油として出力しているときには、電動オイルポンプ6からの作動油は、リリーフ弁9からドレーンされていた。このドレーンされていた電動オイルポンプ6から供給される作動油を、メカオイルポンプ5からも最も離れた位置に設けられて、潤滑され難い摩擦締結要素の潤滑に用いることで、かかる摩擦締結要素の潤滑を確実に行える。特に従来ドレーンされていた作動油を用いることで、専用のポンプなどを別途用意せずに、メカオイルポンプ5からも最も離れた位置の摩擦締結要素を潤滑できる。
ピストン70の内径側には、外周に凹溝81、82が設けられた内側筒状部材80と、内側筒状部材80の凹溝81、82を塞いで、内側筒状部材80との間に電動オイルポンプ6からの作動油が通流する油路83、84を形成する外側筒状部材85と、が設けられており、
外側筒状部材85では、当該外側筒状部材85を径方向に貫通する貫通孔87が、周方向に複数設けられている構成とした。
このように構成すると、貫通孔87がピストン70の内径側に潤滑油を供給する供給口となるので、連通路79の数が異なる複数の外側筒状部材85を予め複数用意しておくことで、クラッチドラム30の基部31に設けられる連通路79の数が異なる場合であっても、連通路79に適切に潤滑油を供給できる。

Claims (5)

  1. 自動変速機の変速機ケース内で、軸方向に延びる筒状壁の外径側に、前記軸方向に進退移動可能な第1のピストンにより締結、解放される第1の摩擦締結要素が設けられ、前記筒状壁の内径側に、第2の摩擦締結要素を締結、解放する第2のピストンが、前記軸方向に進退移動可能に設けられた自動変速機において、
    前記筒状壁に、当該筒状壁の内径側と外径側とを連通させる連通孔を設けると共に、前記第2のピストンの内径側に、潤滑油の供給口を設け、
    前記供給口と前記連通孔とを連通させる連通路を、前記第2のピストンを径方向に貫通して設け、
    前記第2摩擦締結要素を解放状態とする第2ピストンの初期位置において、潤滑油が前記連通孔から筒状壁の外径側へ供給されるよう構成してある自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造。
  2. 前記第1及び第2摩擦締結要素は、同時に締結状態とならないように構成されている請求項1に記載の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造。
  3. 前記第2のピストンには、同第2ピストンを前記初期位置方向へ付勢するスプリングの一端側を保持するスプリング保持穴が、前記軸周りの周方向に複数設けられており、
    前記連通路は、前記周方向で隣接するスプリング保持穴の間を通って、前記径方向に貫通している請求項1または2に記載の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造。
  4. 前記筒状壁は、前記軸方向の一端が封止されており、
    前記第2のピストンは、前記筒状壁の内径側を前記筒状壁に沿って他端側に延びる腕部を備え、
    前記腕部の外周には、径方向外側に突出する突出部が、周方向の全周に亘って設けられており、
    前記筒状壁の内周には、前記第2のピストンが前記初期位置に配置されたときに、前記突出部が前記軸方向から当接する当接部が、全周に亘って設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造。
  5. 前記第2のピストンの内径側には、その外周に周方向に沿って凹溝が設けられた内側筒状部材と、前記内側筒状部材の凹溝を塞いで、前記内側筒状部材との間に前記潤滑油が通流する油路を形成する外側筒状部材と、が設けられており、
    前記外側筒状部材では、当該外側筒状部材を径方向に貫通して前記供給口が形成されており、前記供給口は、前記外側筒状部材の周方向に複数設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動変速機における摩擦締結要素の潤滑構造。
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