JPWO2014007014A1 - 非可逆回路素子 - Google Patents

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Abstract

永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体20に第1中心導体21、第2中心導体22及び第3中心導体23をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、中心導体21の一端を第1ポートP1、中心導体22の一端を第2ポートP2、中心導体23の一端を第3ポートP3としている。中心導体21に対して第1容量素子C1を並列に接続し、中心導体22に対して第2容量素子C2を並列に接続し、中心導体21、中心導体22及び中心導体23のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子Lgと第3容量素子Cgとを介してグランドに接続されている。中心導体23の一端に対して第2インダクタンス素子LAを並列に接続し、該第2インダクタンス素子LAの他端はグランドに接続されている。中心電極23の一端と第2インダクタンス素子LAとの接続点に第4容量素子Cs3を接続し、該第4容量素子Cs3の他端は第3端子43に接続されている。

Description

本発明は、非可逆回路素子、特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子に関する。
従来より、アイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子は、予め定められた特定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝送しない特性を有している。この特性を利用して、例えば、アイソレータは、携帯電話などの移動体通信機器の送信回路部に使用されている。
この種の非可逆回路素子であって、3端子タイプのサーキュレータとしては特許文献1,2に記載のものが知られている。そのアイソレーション特性は、特許文献1の図2、特許文献2の第5図に示されているように、単峰性を有している。しかし、サーキュレータやアイソレータが使用される回路によっては、平坦性を有するアイソレーション特性が求められる場合があり、この種のサーキュレータやアイソレータでは対応できないという問題点を有している。
例えば、図11に示す無線通信装置100にあっては、ノイズキャンセラーNCとアンテナANTとの間にサーキュレータSが搭載される。このサーキュレータSはアンテナANTから入力された信号とノイズキャンセラーNCから出力される信号の位相を互いに180°回転させて受信帯域のノイズを相殺する。ノイズキャンセラーNCの振幅特性はほぼ平坦なのでサーキュレータSのアイソレーション特性もそれと同じ程度の平坦性が求められる。
また、図12に示す携帯電話のRF回路150にあっては、パワーアンプPAとデュープレクサDPXとの間にアイソレータIが搭載される。パワーアンプPAから出力される信号の一部をコンデンサCを介してゲインコントロール回路AGCに入力させ、出力電圧をモニターしている。アンテナANTからの反射が大きい場合で、アイソレータIのアイソレーション特性が小さくかつ平坦でなく、周波数特性が大きい場合は、パワーアンプPAから出力された電力の大きさを正確に検出できない。それゆえ、ゲインコントロール回路AGCが正確に働かず、パワーアンプPAの出力を正確に制御できないことになる。従って、この場合にもアイソレーション特性の平坦性が求められる。
実開平06−013203号公報 実公平02−018561号公報
そこで、本発明の目的は、アイソレーション特性がほぼ平坦化された非可逆回路素子を提供することにある。
本発明の第1の形態である非可逆回路素子は、
永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
第3中心導体の一端に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、該第2インダクタンス素子の他端はグランドに接続され、
第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を接続し、該第4容量素子の他端は第3端子に接続されていること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態である非可逆回路素子は、
永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
第3中心導体に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、
第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を接続し、該第4容量素子の他端は第3端子に接続されていること、
を特徴とする。
本発明の第3の形態である非可逆回路素子は、
永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、
第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
第3中心導体に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、
第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を直列に接続し、さらに抵抗素子を直列に接続し、該抵抗素子の他端はグランドに接続されていること、
を特徴とする。
本発明の第4の形態である非可逆回路素子は、
永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
第3中心導体に対して第5容量素子を並列に接続し、
第3中心電極の一端と第5容量素子との接続点に第4容量素子を直列に接続し、さらに第3インダクタンス素子を直列に接続し、該第3インダクタンス素子の他端は第3端子に接続され、
第3中心導体の一端と第5容量素子との接続点に第6容量素子を接続し、該第6容量素子の他端はグランドに接続されていること、
を特徴とする。
前記非可逆回路素子は、永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトに第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させている。第1、第2及び第4の形態である非可逆回路素子はサーキュレータとして機能し、例えば、第2ポートから入力された高周波信号は第1ポートから出力され、第1ポートから入力された高周波信号は第3ポートから出力され、第3ポートから入力された高周波信号は第2ポートから出力される。第3形態である非可逆回路素子はアイソレータとして機能し、例えば、第1ポートから入力された高周波信号は第2ポートから出力される。一方、第2ポートから入力された高周波信号は第3ポートが抵抗素子で終端しているため、第1ポートに対して出力されない。
なお、高周波信号の入出力関係は、永久磁石から印加される直流磁界を反転させることにより、逆転する。
第1、第2及び第3の形態である非可逆回路素子では、第3中心導体と並列に第2インダクタンス素子が接続されていることから、アイソレーション特性が広帯域にわたってほぼ平坦になる。また、第4の形態である非可逆回路素子では、第3中心導体と並列に第5容量素子を接続し、かつ、第3中心導体の一端と第5容量素子との接続点に第6容量素子を接続し、該第6容量素子の他端がグランドに接続されていることから、アイソレーション特定が広帯域にわたってほぼ平坦になる。
本発明によれば、アイソレーション特性がほぼ平坦化された非可逆回路素子を得ることができる。
第1実施例である非可逆回路素子(3ポート型サーキュレータ)を示す等価回路図である。 第1実施例である非可逆回路素子を示す分解斜視図である。 第1実施例である非可逆回路素子の挿入損失特性及びアイソレーション特性を示すグラフである。 第1実施例である非可逆回路素子の電気角度特性を示すグラフである。 第2実施例である非可逆回路素子(3ポート型サーキュレータ)を示す等価回路図である。 第2実施例である非可逆回路素子の挿入損失特性及びアイソレーション特性を示すグラフである。 第2実施例である非可逆回路素子の電気角度特性を示すグラフである。 第3実施例である非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)を示す等価回路図である。 第4実施例である非可逆回路素子(3ポート型サーキュレータ)を示す等価回路図である。 第4実施例である非可逆回路素子の挿入損失特性及びアイソレーション特性を示すグラフである。 非可逆回路素子が搭載された無線通信装置を示すブロック図である。 非可逆回路素子が搭載されたRF回路を示すブロック図である。
以下に、本発明に係る非可逆回路素子の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施例、図1〜図4参照)
第1実施例である非可逆回路素子は、図1に示す等価回路を有する集中定数型の3ポート型サーキュレータである。即ち、永久磁石により矢印A方向に直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体(フェライト20)に第1中心導体21(L1)、第2中心導体22(L2)及び第3中心導体23(L3)をそれぞれ絶縁状態で所定の角度で交差させて配置し、第1中心導体21の一端を第1ポートP1、第2中心導体の一端を第2ポートP2、第3中心導体23の一端を第3ポートP3としている。
さらに、各中心導体21,22,23のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに直列に接続されたインダクタンス素子Lgと容量素子Cgを介してグランドに接続されている。第1及び第2中心導体21,22に対して並列に容量素子C1,C2がそれぞれ接続されている。第3中心導体23の一端に対してインダクタンス素子LAが並列に接続され、該インダクタンス素子LAの他端はグランドに接続されている。第3中心電極23の一端とインダクタンス素子LAとの接続点にはインピーダンス整合用の容量素子Cs3が接続され、該容量素子Cs3の他端は第3端子43に接続されている。
さらに、第1ポートP1と第1端子41との間にはインピーダンス整合用の容量素子Cs1が接続され、第2ポートP2と第2端子42との間にはインピーダンス整合用の容量素子Cs2が接続されている。
以上の等価回路からなる3ポート型サーキュレータは、具体的には、図2に示すように、回路基板30と、中心導体組立体10と、永久磁石25と、で構成されている。
中心導体組立体10は、矩形状のマイクロ波フェライト20の上面に絶縁体層11,12を積層したもので、第1中心導体21は絶縁体層11の上面に形成され、その両端部はビアホール導体15a及びフェライト20に形成されたビアホール導体15bを介してフェライト20の下面側に引き出されている。第2中心導体22は絶縁体層12の上面に形成され、その両端部はビアホール導体15c、絶縁体層11に形成されたビアホール導体15d及びフェライト20に形成されたビアホール導体15eを介してフェライト20の下面側に引き出されている。第3中心導体23はフェライト20の上面に形成され、ビアホール導体15fにてフェライト20の下面側に引き出されている。
中心導体21,22,23はフェライト20や絶縁体層11,12上に薄膜導体、厚膜導体、又は、導体箔として形成することができる。また、各種容量素子やインダクタンス素子はチップ部品を使用している。なお、中心導体21,22,23は絶縁体層の積層数を増加させてコイル状に巻き回したものであってもよい。
回路基板30は、その上面に、各中心導体21,22,23の端部やチップタイプの各種容量素子及びインダクタンス素子を実装するための電極31a〜31oが形成され、中心導体組立体10及び永久磁石25を積み重ねて回路基板30上に実装することにより、図1に示す等価回路の3ポート型サーキュレータが形成される。また、回路基板30の下面には、図示されていないが、第1端子41、第2端子42及び第3端子43が形成されている。
第1実施例である3ポート型サーキュレータにおいて、第2端子42(第2ポートP2)から入力された高周波信号は、第1端子41(第1ポートP1)から出力され、第1端子41(第1ポートP1)から入力された高周波信号は第3端子43(第3ポートP3)から出力され、第3端子43(第3ポートP3)から入力された高周波信号は第2端子42(第2ポートP2)から出力される。但し、フェライト20への磁界の印加方向を逆にすると、高周波信号の伝達経路が入れ替わる。
第1実施例である3ポート型サーキュレータにおいて、第2端子42から第1端子41への挿入損失特性は図3の曲線Xに示すとおりであり、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性は図3の曲線Yに示すとおりである。アイソレーション特性では動作帯域幅698〜960MHzにおける帯域内偏差が±0.6dB程度にほぼ平坦な特性となっている。また、第1端子41から第2端子42へのアイソレーションの位相特性は図4の曲線Zに示すようにほぼ直線になっている。この位相特性は、図11に示すノイズキャンセラーNCの位相特性とほぼ同じである。
本第1実施例での特徴的構成は、(L1,C1)と(L2,C2)からなる並列共振回路、及び、L3のそれぞれの他端をまとめて1点に接続し、該接続点を(Lg,Cg)の直列共振回路を介してグランドに接続したこと、L3と並列にLAを接続し、LAの他端をグランドに接続したこと、さらに、L3とLAとの接続点にCs3を接続し、Cs3の他端を第3端子43に接続したことにある。このような特徴的構成によって、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性がほぼ平坦な特性となっている。
(第2実施例、図5〜図7参照)
第2実施例である非可逆回路素子は、図5に示す等価回路を有する集中定数型の3ポート型サーキュレータである。基本的には前記第1実施例と同じ回路構成を有し、異なるのは、インダクタンス素子LAの他端を第3中心導体23(L3)の他端に接続した点である。中心導体21,22,23の具体的な構成は図2に示した斜視図と基本的に同じである。
本第2実施例での動作形態は前記第1実施例と基本的に同様であり、同様の作用効果を奏する。第2端子42から第1端子41への挿入損失特性は図6の曲線Xに示すとおりであり、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性は図6の曲線Yに示すとおりである。アイソレーション特性では動作帯域幅698〜960MHzにおいてほぼ平坦な特性となっている。また、第1端子41から第2端子42へのアイソレーションの位相特性は図7の曲線Zに示すようにほぼ直線になっている。
本第2実施例での特徴的構成は、(L1,C1)と(L2,C2)からなる並列共振回路、及び、(L3,LA)の並列回路のそれぞれの他端をまとめて1点に接続し、該接続点を(Lg,Cg)の直列共振回路を介してグランドに接続したこと、L3とLAとの接続点にCs3を接続し、Cs3の他端を第3端子43に接続したことにある。このような特徴的構成によって、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性がほぼ平坦な特性となっている。
(第3実施例、図8参照)
第3実施例である非可逆回路素子は、図8に示す等価回路を有する集中定数型のアイソレータである。基本的には前記第2実施例と同じ回路構成を有し、異なるのは、容量素子Cs3に抵抗素子Rを直列に接続し、該抵抗素子Rの端端をグランドに接続した点にある。即ち、第3ポートP3は抵抗素子Rによって終端している。
第3実施例である非可逆回路素子においては、第1端子41(第1ポートP1)から入力された高周波信号は第2端子42(第2ポートP2)から出力される。一方、第2端子42(第2ポートP2)から入力された高周波信号は第3ポートP3を抵抗素子Rで終端させているため、第1端子41(第1ポートP1)に出力されない。
本第3実施例における第1端子41から第2端子42への挿入損失特性及び第2端子42から第1端子41へのアイソレーション特性は、前記第2実施例で示した図6とほぼ同様であり、アイソレーション特性では動作帯域幅698〜960MHzにおいてほぼ平坦な特性となっている。また、第2端子42から第1端子41へのアイソレーションの位相特性も第2実施例で示した図7とほぼ同様である。
本第3実施例での特徴的構成は、(L1,C1)と(L2,C2)からなる並列共振回路、及び、(L3,LA)の並列回路のそれぞれの他端をまとめて1点に接続し、該接続点を(Lg,Cg)の直列共振回路を介してグランドに接続したこと、L3とLAとの接続点にCs3を接続し、Cs3に終端抵抗素子Rを接続したことにある。このような特徴的構成によって、第2端子42から第1端子41へのアイソレーション特性がほぼ平坦な特性となっている。
(第4実施例、図9及び図10参照)
第4実施例である非可逆回路素子は、図9に示す等価回路を有する集中定数型の3ポート型サーキュレータである。基本的には前記第2実施例と同じ回路構成を有し、異なるのは、第2実施例で示したインダクタンス素子LAに代えて容量素子C3を接続し、第3中心電極23の一端と容量素子C3との接続点に容量素子Cs3を直列に接続し、さらにインダクタンス素子Ls3を直列に接続し、該インダクタンス素子Ls3の他端を第3端子43に接続し、かつ、第3中心導体23の一端と容量素子C3との接続点に容量素子C4を接続し、該容量素子C4の他端をグランドに接続した点である。中心導体21,22,23の具体的な構成は図2に示した斜視図と基本的に同じである。
本第4実施例での動作形態は前記第1実施例と基本的に同様であり、同様の作用効果を奏する。第1端子41から第3端子43への挿入損失特性は図10の曲線Xに示すとおりであり、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性は図10の曲線Yに示すとおりである。アイソレーション特性では動作帯域幅698〜960MHzにおいてほぼ平坦な特性となっている。また、第1端子41から第2端子42へのアイソレーションの位相特性はここでは示していないが、図7の曲線Zとほぼ同様である。
本第4実施例での特徴的構成は、(L1,C1)と(L2,C2)と(L3,C3)とからなる並列共振回路のそれぞれの他端をまとめて1点に接続し、該接続点を(Lg,Cg)の直列共振回路を介してグランドに接続したこと、L3とC3との接続点にCs3を接続し、さらにLs3を接続し、Ls3の他端を第3端子43に接続し、L3の一端とC3との接続点にC4を接続し、C4の他端をグランドに接続したことにある。このような特徴的構成によって、第1端子41から第2端子42へのアイソレーション特性がほぼ平坦な特性となっている。
(他の実施例)
なお、本発明に係る非可逆回路素子は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、中心導体の構成や形状などは任意である。また、インダクタンス素子や容量素子は、チップタイプとして回路基板上に実装する以外に、回路基板に内蔵した導体で構成してもよい。
10…中心導体組立体
20…フェライト
21…第1中心導体
22…第2中心導体
23…第3中心導体
25…永久磁石
41,42,43…端子
P1,P2,P3…ポート
R…抵抗素子
C1,C2,C3,C4…容量素子
LA,Lg,Ls3…インダクタンス素子
Cg,Cs1,Cs2,Cs3…容量素子

Claims (7)

  1. 永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
    第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
    第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
    第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
    第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
    第3中心導体の一端に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、該第2インダクタンス素子の他端はグランドに接続され、
    第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を接続し、該第4容量素子の他端は第3端子に接続されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  2. 永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
    第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
    第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
    第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
    第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
    第3中心導体に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、
    第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を接続し、該第4容量素子の他端は第3端子に接続されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  3. 永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
    第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
    第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、
    第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
    第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
    第3中心導体に対して第2インダクタンス素子を並列に接続し、
    第3中心電極の一端と第2インダクタンス素子との接続点に第4容量素子を直列に接続し、さらに抵抗素子を直列に接続し、該抵抗素子の他端はグランドに接続されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  4. 永久磁石により直流磁界が印加されるマイクロ波磁性体に第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体をそれぞれ絶縁状態で交差させて配置し、
    第1中心導体の一端を第1ポート、第2中心導体の一端を第2ポート、第3中心導体の一端を第3ポートとし、
    第1ポートは第1端子に接続され、第2ポートは第2端子に接続され、第3ポートは第3端子に接続され
    第1中心導体に対して第1容量素子を並列に接続し、第2中心導体に対して第2容量素子を並列に接続し、
    第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体のそれぞれの他端は互いに接続されるとともに、直列に接続された第1インダクタンス素子と第3容量素子とを介してグランドに接続され、
    第3中心導体に対して第5容量素子を並列に接続し、
    第3中心電極の一端と第5容量素子との接続点に第4容量素子を直列に接続し、さらに第3インダクタンス素子を直列に接続し、該第3インダクタンス素子の他端は第3端子に接続され、
    第3中心導体の一端と第5容量素子との接続点に第6容量素子を接続し、該第6容量素子の他端はグランドに接続されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  5. 第1中心導体の一端と第1容量素子との接続点に第7容量素子を接続し、該第7容量素子の他端は第1端子に接続され、
    第2中心導体の一端と第2容量素子との接続点に第8容量素子を接続し、該第8容量素子の他端は第2端子に接続されていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の非可逆回路素子。
  6. 第1中心導体、第2中心導体及び第3中心導体は、それぞれ、前記マイクロ波磁性体上及び絶縁体層上にライン状に配置されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の非可逆回路素子。
  7. 前記マイクロ波磁性体及び前記永久磁石は回路基板に対して積み重ねて配置されていること、を特徴とする請求項6に記載の非可逆回路素子。
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