JP4097084B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

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Description

本発明は、アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子に関する。
アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子は、例えば携帯電話等のごとき移動体無線機器等に用いられている。この種の非可逆回路素子は、ヨークとして機能する磁性金属ケース内に、軟磁性基体と中心電極等で構成された磁気回転子や永久磁石等の磁性部品及び整合用コンデンサさらには終端抵抗器等の電気部品を収容して構成される。
軟磁性基体には中心電極が組み合わされ、永久磁石から直流磁界が印加される。中心電極は、複数本の中心導体を含み、一端が軟磁性基体の一面上に配置され、グランド部として金属ケースにアースされる。軟磁性基体の他面には、中心導体が互いに所定の角度をもって交差するように絶縁して配置される。中心導体の先端は、整合用コンデンサや終端抵抗器等の電気部品と接続されるとともに、金属ケースの外部に導出されて外部端子とされる。
ところで、この種の非可逆回路素子は、その市場性から限りなく小型化が要求されており、現状の大きさは、一辺が4mm以下にまとめられるようになってきている。これに対処するため、非可逆回路素子を構成する磁気回転子や永久磁石の小型、薄型化が進展し、これらの部品が金属ケース内に高密度実装されるようになってきている。また、昨今のこの種の非可逆回路素子の動作周波数帯域は、GHz帯に達している。このような高密度実装された非可逆回路素子を高周波信号で動作させると金属ケースに高周波電流が発生するという問題がある。
すなわち、上述した非可逆回路素子において、磁気回転子及び永久磁石の周囲にはケースを構成する磁性金属材料が密着して配置されている。このため、磁気回転子を構成する中心導体に高周波信号が供給されると、中心導体のもつインダクタンス成分及びケースのもつインダクタンス成分によって、ケースに高周波電流が誘起される。この高周波電流は、ジュール損として消耗される。また、ケースを周回する高周波電流は、中心導体を流れる信号を打ち消すように働くため、磁気回転子の高周波磁界を弱め、非可逆回路素子の電気的特性を悪化させる。
このような問題に対処するため、例えば特許文献1では、金属ケースにフェライトと中心電極の周りを流れる周回電流(高周波電流)を遮断するためのギャップを設ける技術を開示しているが、更なる特性の向上が望まれている。
特開2001−177308号公報
本発明の課題は、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る非可逆回路素子は、磁気回転子と、永久磁石と、ケースとを含む。前記磁気回転子は、軟磁性基体と、複数の中心導体とを含み、前記ケースの内部に設けられている。前記永久磁石は、前記ケースの内部に設けられており、前記磁気回転子に重ねて配置され、前記磁気回転子に直流磁界を印加する。前記ケースは、磁性金属材料を含み、前記永久磁石と結合してヨークを構成しており、前記ヨークの磁路と交叉する方向に連結部が形成され、前記連結部を介して磁路方向に結合している。前記連結部は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含む。
上述した非可逆回路素子において、磁気回転子及び永久磁石は、ケースの内部に設けられている。ケースは、磁性金属材料を含み、永久磁石と結合してヨークを構成しているから、磁気回転子と、永久磁石との回りには、ヨークの磁路方向に周回回路が形成される。
永久磁石は、磁気回転子に重ねて配置され、磁気回転子は、複数の中心導体と、軟磁性基体とを含む。このため、複数の中心導体に高周波信号が供給されると、中心導体のもつインダクタンス成分及びケースのもつインダクタンス成分によって、ケースに高周波電流が誘起される。
ケースは、ヨークの磁路と交叉する方向に連結部が形成され、連結部を介して磁路方向に結合している。連結部は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して相対的に低インピーダンスとなる静電容量要素を含む。本発明におけるこのケースの構成であると、入出力V.S.W.R.が改善され、挿入損失が低減し、動作周波数帯域幅が拡大することが確認された。
すなわち、本発明におけるケースの構成では、ヨークの磁路方向に形成される周回回路に対して、ケースのもつインダクタンス成分と直列に静電容量要素を挿入することで、共振回路が構成され、この共振回路によって電気的特性が改善すると推測される。
本発明におけるケースの構成は、従来一般に用いられていた上下ケースをはんだ付けにより連結し、直流電流に対しても、高周波電流に対しても低インピーダンスとなる連結部を備えるものや、特許文献1に示されたように、金属ケースにフェライトと中心電極の周りを流れる周回電流(高周波電流)を遮断するためのギャップを設けたものとは異なっている。
本発明のケースにおける連結部に用いる静電容量要素は、積層コンデンサ、単板コンデンサあるいは低温同時焼成セラミック技術を用いて形成したコンデンサ等のコンデンサ素子や、誘電体シートあるいは絶縁塗層を連結部に介挿することでも構成できる。
コンデンサ素子を用いれば、種々の容量値のものを選択できるので設計が容易となる。誘電体シートや絶縁塗層を用いる場合は、ケースの磁性金属材料面を対向電極とすれば、対向する面の面積を変えることにより容量値の設定が行える。また、接着剤や接着、粘着シートを併用することで連結部の固定も合わせて行える。
このように、本発明によれば、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。但し、添付図面は、単なる例示に過ぎない。
図1は本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す斜視図、図2は図1に図示した非可逆回路素子の分解斜視図、図3は、図1、図2に図示した非可逆回路素子における下側ケースの分解斜視図、図4は、図1〜図3に図示した非可逆回路素子の模式的断面図である。図示する非可逆回路素子は、アイソレータを構成した例を示しており、図5はその等価回路図である。
図示する非可逆回路素子は、磁気回転子2と、永久磁石8と、ケース9とを含み、更に複数の整合コンデンサC1〜C3と、終端抵抗器R.と、連結用コンデンサC9と、押圧部材7とを含んで構成される。
ケース9は、上側ケース91と、下側ケース92とを含み、磁性金属材料を含んで構成される。下側ケース92は、導電性を有する磁性金属材料と、電気絶縁性樹脂材料とを含み、上部が開口した四角形の箱形に形成される。下側ケース92は、図3に図示したように、略四角形状の磁性金属板の相対向する2辺をプレス等により折り曲げて、底板920から立ち上がった立ち上がり辺921、922を有する断面コ字状に形成し、これを電気絶縁性樹脂材料とともに樹脂モールド成形技術等を用いて一体成形することにより構成する。また、下側ケース92は、あらかじめ枠状に成形した電気絶縁性樹脂材料部分と磁性金属材料部分とを組み合わせて一体化することによっても構成できる。
下側ケース92の磁性金属材料部分は底板920と、相対向する立ち上がり辺921、922に金属露出部を有する。底板920はグランドGとされ、相対向する立ち上がり辺921、922は、上側ケース91との連結部901、902を構成する。電気絶縁性樹脂材料部分は、橋絡片925、926と、入出力電極配置用の高段部95と、終端抵抗器配置用の高段部98と、入出力外部端子97とを含む。橋絡片925、926は、電気絶縁性樹脂材料部分の相対向する2辺を連結する。一方の橋絡片925には、コンデンサ配置用の凹部927が形成されている。凹部927には、連結用コンデンサC9が配置される。
入出力電極配置用の高段部95は、磁気回転子2を構成する軟磁性基体4の厚みと略同一の高さに設定され、その上面に入出力電極96が配置される。入出力電極96は、下側ケース92の外面側の電気絶縁性樹脂材料部分に引き出されて入出力外部端子97となる。終端抵抗器配置用の高段部98は、終端抵抗器R.が配置されたとき、終端抵抗器R.の上面が軟磁性基体4の厚みと略同一の高さとなるように設定され、その上面にグランドGが引き出されている。
整合コンデンサC1〜C3はそれぞれ直方体状に形成され、軟磁性基体4の厚さ寸法と略同じ厚さ寸法を有し、厚さ方向の両端面にそれぞれ外部電極C11〜C32を有する。整合コンデンサC1〜C3は、それぞれその厚さ方向が軟磁性基体4の厚さ方向に沿うように下側ケース92の側壁に沿って配置され、それぞれ一方の外部電極C11〜C31がグランドGにはんだ付けSによって接続されている。
終端抵抗器R.は、抵抗体の両側に外部電極R1、R2が形成された汎用のチップ抵抗器で構成できる。終端抵抗器R.は、終端抵抗器配置用の高段部98に配置され、一方の電極R1が高段部98の上面に引き出されたグランドGにはんだ付けSによって接続されている。
磁気回転子2は、中心電極3と、軟磁性基体4と、粘着性の絶縁シート6とを含み、下側ケース92に収容される。軟磁性基体4は、イットリウム/鉄/ガーネット(YIG)等の軟磁性材料が好適である。軟磁性基体4は、1辺が2mm程度の四角形状で、厚さ0.1〜0.5mm程度の平板状に形成される。
中心電極3は、グランド部30と、第1〜第3の中心導体31〜33とを含み、例えば、厚さ30μm程度の銅板を打ち抜いた導体板で構成される。
グランド部30は、軟磁性基体4の板面と同様の1辺が2mm程度の略四角形状であって、軟磁性基体4の下面と対向して配置される。
第1〜第3の中心導体31〜33は、軟磁性基体4の面上で互いに所定の角度、たとえば120度の角度で交差するように、グランド部30の縁辺から引き出されている。引き出された中心導体31〜33は、軟磁性基体4の上面上に絶縁シート6を介して順次折り曲げられ、互いに絶縁されて所定の角度で交差する。最上部の第3の中心導体33上にも、絶縁シート6が重ねられる。第1〜第3の中心導体31〜33の先端は、軟磁性基体4の上面の側端から突出して形成され、整合コンデンサC1〜C3、終端抵抗器R.及び入出力電極96等に対する接続用端子部311〜331となる。
磁気回転子2は、下側ケース92の中央部に配置され、グランド部30がグランドGにはんだ付けSによって接続されている。第1、第2の中心導体31、32の接続用端子部311、321は、整合コンデンサC1、C2の他方の外部電極C12、C22にはんだ付けSによって接続されるとともに、入出力電極96にはんだ付けSによって接続される。第3の中心導体33の接続用端子部331は、整合コンデンサC3の他方の外部電極C32にはんだ付けSによって接続されるとともに、終端抵抗器R.の他方の外部電極R2にはんだ付けSによって接続される。
押圧部材7はエンジニアリングプラスチック等の絶縁材料からなり、空洞部70と、枠部71と、押圧片72とを有する。空洞部70は枠部71で囲まれて形成され、永久磁石8が配置される。押圧片72は、枠部71から突き出て形成され、永久磁石8を受けるとともに、下側ケース92内に収容され、第1〜第3の中心導体31〜33の端子部311〜331を介して、整合コンデンサC1〜C3及び終端抵抗器R.を押圧し、位置決めする。
永久磁石8は、空洞部70に収容できる平板状に形成され、磁気回転子2に重ねて配置されて磁気回転子2に直流磁界を印加する。
上側ケース91は、略四角形の磁性金属板の相対向する2辺がプレス等により折り曲げ成形されて、天板910から立ち下がった立ち下がり辺911、912を有する断面コ字状に構成される。相対向する立ち下がり辺911、912は、下側ケース92との連結部901、902を構成する。上側ケース91は永久磁石8に重なり、下側ケース92の開口を閉塞するように下側ケース92と組み合わされる。上側ケース91及び下側ケース92は、永久磁石8と磁気的に結合してヨークを構成する。連結部901、902は、ヨークの磁路と交叉する方向に形成され、ヨークをその磁路方向に結合する。
連結部901、902は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含む。本実施例では、一方の連結部901は、絶縁シート903と連結用コンデンサC9とを含む。絶縁シート903は、立ち上がり辺921と、立ち下がり辺911との重なり部分に配置され、互いを直流的に絶縁する。連結用コンデンサC9は、コンデンサ配置用の凹部927に配置され、下側ケース92の底板920と、上側ケース91の立ち下がり辺911の先端との間にはんだ付けSにより接続され、下側ケース92と、上側ケース91とを高周波電流に対して低インピーダンスとなるように結合する。他方の連結部902は、立ち上がり辺922と、立ち下がり辺912との重なり部分がはんだ付けSによって接続され、下側ケース92と、上側ケース91とを電気的にも磁気的にも結合する。
上述のように構成された非可逆回路素子の電気的等価回路は、図5に示したように表せる。図において、L1、L2、L3は、それぞれ第1〜第3の中心導体31〜33の持つインダクタンス成分を示し、L9、C9は、それぞれケース9の持つインダクタンス成分、静電容量要素成分を示している。静電容量要素成分は、主として一方の連結部901に含まれるコンデンサC9よって形成される。
このように構成された非可逆回路素子において、磁気回転子2及び永久磁石8は、ケース9の内部に設けられている。ケース9は、磁性金属材料を含み、永久磁石8と結合してヨークを構成しているから、磁気回転子2と、永久磁石8との回りには、ヨークの磁路方向に周回回路が形成される。永久磁石8は、磁気回転子2に重ねて配置され、磁気回転子2は、複数の中心導体31〜32と、軟磁性基体4とを含む。このため、複数の中心導体31〜32に高周波信号が供給されると、複数の中心導体31〜33のもつインダクタンス成分L1〜L3及びケース9のもつインダクタンス成分L9とによって、ケース9に高周波電流が誘起される。
ケース9は、ヨークの磁路と交叉する方向において上側ケース91と下側ケース92とを結合する連結部901、902を有する。一方の連結部901は、絶縁シート903と連結用コンデンサC9とを含む。絶縁シート903は、立ち上がり辺921と、立ち下がり辺911との重なり部分に配置され、互いを直流的に絶縁する。連結用コンデンサC9は、下側ケース92の底板920と、上側ケース91の立ち下がり辺911の先端との間に接続され、下側ケース92と、上側ケース91とを高周波電流に対して低インピーダンスとなるように結合する。したがって、ケース9には、ケース9の持つインダクタンス成分L9に対して連結用コンデンサC9の静電容量要素成分が付加され、共振回路が構成される。本発明の非可逆回路素子は、この共振回路によって電気的特性が改善すると推測される。
図6〜図9は、本発明の非可逆回路素子と、従来構造の非可逆回路素子との電気的特性を比較して示したグラフである。従来構造の非可逆回路素子は、下側ケース92と上側ケース91とをはんだ付けSにより結合している。
図において、実線は本発明の非可逆回路素子の特性を示し、破線は従来構造の非可逆回路素子の特性を示している。図6、図7は、それぞれ各周波数における入力V.S.W.R.と挿入損失とを示すグラフであって、本実施例の非可逆回路素子は、連結用コンデンサC9として、6pFの低温同時焼成セラミックコンデンサを用いたときの特性を示している。本実施例の非可逆回路素子は、入力V.S.W.R.が改善され、挿入損失が低減し、動作周波数帯域幅が拡大していることがわかる。このように、本発明によれば、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。
連結部は、他方の連結部を一方の連結部に合わせて同様の構成としても良い。また、ケースが円形の場合や、全体が磁性金属材料で構成されている場合は、磁路と交叉する方向で周回する環状の連結部としても良く、磁路と交叉する方向であれば、天板910、底板920あるいは立ち上がり、立ち下がり辺921、911の中間部等いずれの個所でも形成でき、連結部の個数も特に限定されない。また、連結部にコンデンサ素子を含む場合は、必ずしも重なり部分を設ける必要は無い。
コンデンサの静電容量要素値は、非可逆回路素子の形状、大きさ及び動作周波数帯域や要求特性によって異なり、これらに合わせて決定される。
絶縁部材はシート状以外の形状であってもよく、非導電性の接着剤等も用いることができる。また、絶縁部材を用いずエアギャップで直流的に絶縁してもよい。絶縁シートは、少なくとも片面に粘着もしくは接着層を含ませることができる。粘着もしくは接着層を含ませれば、連結部の少なくとも一方に絶縁シートを固着でき、絶縁シートの位置ずれや脱落を防ぐことができる。更に、非導電性接着剤を併用すれば、連結部の結合強度を高めることもできる。
図8、図9は、本実施例における入力V.S.W.R.と挿入損失とを示すグラフであって、実線は本実施例の非可逆回路素子において、連結用コンデンサC9として、2.7pFの低温同時焼成セラミックコンデンサを用いたときの特性を、点線は連結用コンデンサC9を付加しなかった場合の特性を示している。連結用コンデンサC9の静電容量要素を付加することにより、入力V.S.W.R.が改善され、挿入損失が低減し、動作周波数帯域幅が拡大していることがわかる。
図10は本発明に係る非可逆回路素子の別の一実施例を示す模式的断面図である。図示する非可逆回路素子は、アイソレータを構成した例を示しており、図11はその回路図である。
図示する非可逆回路素子は、磁気回転子2が誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置されている。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
図示する非可逆回路素子は、磁気回転子2が誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置されている。従って、その電気的等価回路は図11に図示したように表せる。図において、C20は、誘電体シート20による静電容量要素成分を示している。
本実施例の非可逆回路素子は、磁気回転子2とグランドGとの間に誘電体シート20による静電容量要素成分を有しているので、動作周波数及び印加磁界を同時に下げることができる。動作周波数が下がればより小型の磁気回転子2を使用することが可能となり、印加磁界が下がればより小型の永久磁石8を使用することが可能となるので、非可逆回路素子が小型化できる。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。
図12は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。図示する非可逆回路素子において、下側ケース92の立ち上がり辺921は、中段部925が形成された段付き形状に形成されている。連結用コンデンサC9は、低温同時焼成セラミックコンデンサで構成され、中段部925上に配置されて、中段部925のグランドG面と立ち下がり辺911の先端にはんだ付けSにより接続され、上側ケース91と下側ケース92とを結合する。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
図13は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。図示する非可逆回路素子は、導電性の高段部98を含んでいる。連結用コンデンサC9は、導電性の高段部98上に配置される。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
導電性の高段部98は、下側ケース92の底板920の立ち上がり辺921近傍に配置されている。連結用コンデンサC9は、積層チップコンデンサで構成され、導電性の高段部98を介してグランドGと立ち下がり辺911との先端にはんだ付けSにより接続され、上側ケース91と下側ケース92とを結合する。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
図14は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図、図15はその平面図である。
図示する非可逆回路素子は、電気絶縁性樹脂材料でなるコンデンサ配置用高段部99を含んでいる。連結用コンデンサC9は、単板コンデンサで構成され、コンデンサ配置用高段部99上に配置される。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
コンデンサ配置用高段部99は、下側ケース92の電気絶縁性樹脂材料部分と一体化されて、下側ケース92の底板920の立ち上がり辺921近傍に形成されている。
連結用コンデンサC9は、単板コンデンサで構成される。単板コンデンサはその対向する板面に外部電極が形成されているので、連結用コンデンサC9は、立ち上がり辺921と立ち下がり辺911に挟持されて、コンデンサ配置用高段部99上に配置される。このため、一方の連結部901は、広幅部と狭幅部とを含んでいる。
連結用コンデンサC9は、一方の連結部901の広幅部に配置される。連結用コンデンサC9の外部電極は、立ち上がり辺921の板面と立ち下がり辺911の板面とにそれぞれはんだ付けSにより接続され、上側ケース91と下側ケース92とを結合する。一方の連結部901の狭幅部には、絶縁シート903が配置され、上側ケース91と下側ケース92とを絶縁する。なお、一方の連結部901の狭幅部は、絶縁シート903を用いず非導電性接着剤を用いて接着することもできる。また、一方の連結部901の全体を広幅部で構成し、絶縁シート903を用いず、エアギャップで上側ケース91と下側ケース92とを絶縁してもよい。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
図16は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。図示する非可逆回路素子において、一方の連結部901は、連結用コンデンサ素子を含んでいない。一方の連結部901の静電容量要素は、誘電体シート905により形成する。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
図示する非可逆回路素子において、上側ケース91の立ち下がり辺911と、下側ケース92の立ち上がり辺921とは、重なり部分を含んでいる。重なり部分は、誘電体シート905を介して結合している。
一方の連結部901の静電容量要素は、誘電体シート905を介して重なる対向面間に形成される。従って、重なり部分の対向面積を設定することにより、静電容量要素値を調整できる。
誘電体シート905は、立ち上がり辺921の全体に設けることができる。誘電体シート905を立ち上がり辺921の全体に設ければ、誘電体シート905の位置決めが容易となり、誘電体シート905の脱落を防ぐことができる。また、誘電体シート905は、少なくとも片面に粘着もしくは接着層を含ませることができる。粘着もしくは接着層を含ませれば、立ち下がり辺911及び立ち上がり辺921の少なくとも一方に誘電体シート905を固着でき、誘電体シート905の位置ずれや脱落を防ぐことができる。更に、非導電性接着剤を併用すれば、連結部901の結合強度を高めることもできる。
誘電体シート905は、誘電正接の小さいテフロン(登録商標)やポリイミド等のシートが適している。また、ポリイミドシートは入手性の面ですぐれており、厚さ12.5μm程度のポリイミドシートは、粘着もしくは接着層を含ませても27.5μm程度であり、薄層のシートが得られるので特に適している。
本実施例の非可逆回路素子は、連結用コンデンサ素子を含んでいないので構成が簡略化できる。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を、誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
図17は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。図示する非可逆回路素子において、一方の連結部901は、連結用コンデンサ素子を含んでいない。一方の連結部901の静電容量要素は、絶縁塗層906により形成する。その他の部分は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の構成であり、重複説明を省略する。
図示する非可逆回路素子において、上側ケース91の立ち下がり辺911と、下側ケース92の立ち上がり辺921とは、重なり部分を含んでおり、立ち下がり辺911及び立ち上がり辺921の少なくとも一方に絶縁塗層906が施されている。
一方の連結部901の静電容量要素は、絶縁塗層906を介して重なる対向面間に形成される。従って、重なり部分の対向面積を設定することにより、静電容量要素値を調整できる。
絶縁塗層906は、予め立ち上がり辺921に塗布やCVDのような気相法等の方法で形成された、誘電体特性の優れた樹脂が用いられる。
本実施例の非可逆回路素子は、連結用コンデンサ素子を含んでいないので構成が簡略化できる。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
図18は本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図、図19は図18に図示した非可逆回路素子におけるケース9の開放状態の斜視図である。
図示する非可逆回路素子において、ケース9は、上側ケース91と下側ケース92とに分割されていない。ケース9以外の構成は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様であり、重複説明を省略する。
ケース9は、下側ケース92部分と上側ケース91に相当する蓋部分とを含んでいる。下側ケース92部分及び上側ケース91に相当する蓋部分は、連続しており、帯状の磁性金属板を4箇所折り曲げて形成される。折り曲げ部分は、帯状の磁性金属板の幅方向に形成され、直角に折り曲げられる。両端の折り曲げ部分は、立ち下がり辺911と、立ち上がり辺921とを構成し、一方の連結部901を構成する。
立ち下がり辺911には、連結用コンデンサC9と絶縁シート903とが配置される。連結用コンデンサC9及び絶縁シート903は、少なくとも一方を立ち上がり辺921に配置してもよい。絶縁シート903は、立ち上がり辺921の高さ方向の全面を覆う大きさであってもよく、また、粘着層や接着層を含んでいてもよい。
連結用コンデンサC9は、低温同時焼成セラミック基板を用いて薄板状に形成され、対抗する板面に外部電極が形成される。連結用コンデンサC9は、その外部電極が、立ち上がり辺921と立ち下がり辺911の対向する板面に、それぞれ、はんだ付けSによって両者を結合する。本実施例において、連結用コンデンサC9は、単板コンデンサを用いても好適である。
一方の連結部901は、天板910部分に構成することもできる。一方の連結部901を天板910部分に構成するには、4箇所の折り曲げ部分の位置をずらし、両端の折り曲げ部分が互いに重なるように、天板910部分に形成すればよい。本実施例のケース9は、連結部901の静電容量要素として、コンデンサ素子を用いず、誘電体シートで構成する場合にも用いることができる。
本実施例の非可逆回路素子は、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様の連結部901を有する。連結部901は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含むから、本実施例においても、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、挿入損失及び入出力V.S.W.R.帯域幅等の面において電気的特性が向上した非可逆回路素子を得ることができる。また、本実施例の非可逆回路素子は、図10、図11に図示した非可逆回路素子と同様に、磁気回転子2を誘電体シート20を介して、下側ケース92のグランドGに配置することもできる。この場合、図1〜図4に図示した非可逆回路素子と同様に、非可逆回路素子が小型化できる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、当業者であれば、その基本的技術思想および教示に基づき、種々の変形例を想到できることは自明である。
本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す斜視図である。 図1に図示した非可逆回路素子の分解斜視図である。 図1、図2に図示した非可逆回路素子における下側ケースの分解斜視図である。 図1〜図3に図示した非可逆回路素子の模式的断面図である。 アイソレータの回路図である。 本発明の非可逆回路素子と、従来構造の非可逆回路素子との電気的特性を比較して示したグラフである。 本発明の非可逆回路素子と、従来構造の非可逆回路素子との電気的特性を比較して示したグラフである。 本発明の非可逆回路素子と、従来構造の非可逆回路素子との電気的特性を比較して示したグラフである。 本発明の非可逆回路素子と、従来構造の非可逆回路素子との電気的特性を比較して示したグラフである。 本発明に係る非可逆回路素子の別の一実施例を示す模式的断面図である。 アイソレータの回路図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す平面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の更に別の一実施例を示す模式的断面図である。 図18に図示した非可逆回路素子におけるケース9の開放状態の斜視図である。
符号の説明
2 磁気回転子
31〜33 中心導体
4 軟磁性基体
8 永久磁石
9 ケース
901 連結部
C9 コンデンサ

Claims (11)

  1. 磁気回転子と、永久磁石と、ケースとを含む非可逆回路素子であって、
    前記磁気回転子は、軟磁性基体と、複数の中心導体とを含み、前記ケースの内部に設けられており、
    前記永久磁石は、前記ケースの内部に設けられており、前記磁気回転子に重ねて配置され、前記磁気回転子に直流磁界を印加し、
    前記ケースは、磁性金属材料を含み、前記永久磁石と結合してヨークを構成しており、前記ヨークの磁路と交叉する方向に連結部が形成され、前記連結部を介して磁路方向に結合しており、
    前記連結部は、直流電流に対して高インピーダンスとなり、高周波電流に対して低インピーダンスとなる静電容量要素を含み、
    前記静電容量要素は、前記中心導体に供給される高周波信号により前記ヨークの磁路方向に形成される周回回路において、前記ケースのもつインダクタンス成分と直列に入り、入出力V.S.W.R.帯域幅を拡大し、挿入損失を低減させる共振回路を構成する、
    非可逆回路素子。
  2. 請求項1に記載された非可逆回路素子であって、
    前記ケースは、上側ケースと、下側ケースとを含み、
    前記連結部は、前記上側ケースと、前記下側ケースとの結合部に形成されている、
    非可逆回路素子。
  3. 請求項2に記載された非可逆回路素子であって、
    前記上側ケースは、磁性金属板でなる天板と、前記天板から立ち下がった立ち下がり辺とを含み、
    前記下側ケースは、磁性金属板でなる底板と、底板から立ち上がった立ち上がり辺とを含み、
    前記連結部は、前記立ち下がり辺と、前記立ち上がり辺との結合部に形成されている、
    非可逆回路素子。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された非可逆回路素子であって、
    前記連結部は、前記磁性金属材料の重なり部分を含んで形成されている、
    非可逆回路素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された非可逆回路素子であって、前記静電容量要素は、積層コンデンサを含む、非可逆回路素子。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載された非可逆回路素子であって、前記静電容量要素は、単板コンデンサを含む、非可逆回路素子。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載された非可逆回路素子であって、前記静電容量要素は、低温同時焼成セラミック基板を含む、非可逆回路素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載された非可逆回路素子であって、前記連結部は、非導電性接着剤を含んで結合している、非可逆回路素子。
  9. 請求項4に記載された非可逆回路素子であって、
    前記重なり部分は、誘電体シートを介して結合しており、
    前記静電容量要素は、前記誘電体シートを介して重なる対向面間に形成されている、
    非可逆回路素子。
  10. 請求項9に記載された非可逆回路素子であって、前記誘電体シートは、少なくとも片面に粘着もしくは接着層を含み、前記対向面の少なくとも一方に固着している、非可逆回路素子。
  11. 請求項4に記載された非可逆回路素子であって、
    前記重なり部分は、少なくとも一方の面に絶縁塗層が形成され、前記絶縁塗層を介して結合しており、
    前記静電容量要素は、前記絶縁塗層を介して重なる対向面間に形成されている、
    非可逆回路素子。
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