JPWO2013171903A1 - 直流回路用回路遮断器及び直流回路用回路遮断装置 - Google Patents

直流回路用回路遮断器及び直流回路用回路遮断装置 Download PDF

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Abstract

直流回路用回路遮断器の消弧装置における複数のグリッド板には、可動接触子側にU字形の切欠部と切欠部の両側の側足部が形成され、前記グリッド板間には、前記グリッド板の積層方向に隙間なく樹脂製の絶縁体が配置され、前記絶縁体には前記グリッド板のU字形の切欠部と対向するU字形の切欠部が形成されると共に、前記グリッド板の側足部における前記グリッド板の切欠部側側面が露出するよう形成されたものである。これにより、磁石を使用せず、アーク駆動力が小さい小電流領域のアーク電圧を上げることができ、高電圧の直流回路を遮断できる。

Description

本発明は、消弧装置の消弧板(グリッド板)間に樹脂を入れることで、アーク電圧を高めることができる直流回路用回路遮断器及び直流回路用回路遮断装置に関するものである。
交流電路用と直流電路用を共用化した回路遮断器は、これを直流電路に用いた場合、直流電流は電流零点を持たないことから、高い電圧を遮断することが交流電路に比べ困難である。通電電流が大電流領域(例えば、定格電流が100Aを超えるもの)の回路遮断器については、消弧板の枚数増加によるアーク電圧向上と、消弧板側の磁気抵抗低減による磁気駆動力のアップと、消弧性のガスを発生する絶縁部材をアーク周辺に配設しそのガスの圧力勾配により消弧板側へアークを駆動するガス駆動力とにより、永久磁石がなくても直流の定格電圧を上げ高電圧化を図ることができる。
しかし、通電電流が小電流領域(例えば、定格電流が100A以下)の回路遮断器では、電流が小さく前述の消弧板による磁気駆動力及びガスの圧力勾配によるガス駆動力が小さいので、永久磁石を両接点の近傍の両側に配置し、フレミングの法則を利用した永久磁石の磁力により、遮断時のアークを消弧装置のグリッド板側へ駆動することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。一方、遮断時の限流性能向上を目的として、グリッド板と絶縁性板を交互に互いに離間された状態で支持されている消弧装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭58−188917号公報 特開昭58−181235号公報
前述のように従来の回路遮断器では、直流電路の高電圧化を図る場合、小電流領域において電流が小さいことから、グリッド板への磁気駆動力が弱くなり、グリッド板が露出している部分までアークが到達しないので、アークに触れた絶縁部材から出る冷却ガスによるアーク電圧上昇分とアークに触れた絶縁部材による圧力勾配にて発生したアーク駆動力は期待できるが、グリッド板にてアークが分断され発生するアーク電圧上昇分が十分期待できない。そのため、直流電路における高電圧化は難しくなり、永久磁石に頼る必要があった。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、小電流アークにおいて磁石を使用せず、高電圧の直流回路を遮断できる直流回路用回路遮断器及び直流回路用回路遮断装置を得ることを目的とするものである。
本発明の直流回路用回路遮断器は、筺体のベースと、このベース上に間隔をおいて配置された外部端子と、前記外部端子の一方に接続され固定接点を有する固定接触子と、前記固定接点と接離する可動接点を有し前記外部端子の他方に接続された可動接触子と、前記両接点及び前記固定接触子の近傍に設けられ、複数のグリッド板が積層され前記両接点間に発生したアークを消弧する消弧装置とを備え、前記グリッド板には、前記可動接触子側にU字形の切欠部と前記切欠部の両側の側足部が形成されている回路遮断器であって、前記消弧装置のグリッド板間には、前記グリッド板の積層方向に隙間なく樹脂製の絶縁体が配置され、前記絶縁体には前記グリッド板のU字形の切欠部と対向するU字形の切欠部が形成されると共に、前記グリッド板の側足部における前記グリッド板の切欠部側側面が露出するよう形成されたものである。
本発明に係わる直流回路用回路遮断器によれば、前記絶縁体を追加することで、磁石を使用せず、アーク駆動力が小さい小電流領域のアーク電圧を上げることができ、高電圧の直流回路を遮断できる。本発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下の本発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
本発明の実施の形態1における直流回路用回路遮断器の全体構成を示す縦断面図である。 図1の消弧装置を示す拡大斜視図である。 図1の消弧装置を示す拡大側面断面図である。 図2から可動接触子を取り除いた消弧装置を示す拡大斜視図である。 図4から絶縁部材を取り除いた消弧装置を示す拡大斜視図である。 実施の形態1におけるグリッド板を示す拡大図である。 実施の形態1における絶縁体を示す拡大図である。 実施の形態1におけるアークの磁気駆動を説明する図である。 本発明の実施の形態2における絶縁体を示す拡大図である。 実施の形態1,2の外部結線図である。 実施の形態3の外部結線図である。 実施の形態4の外部結線図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における直流回路用回路遮断器の全体構成を示す縦断面図である。図1に示すように、回路遮断器101は、絶縁材料で形成されたベース11とカバー12とからなる筐体10を用いて構成される。ベース11上には、(1又は複数)極数分の回路遮断ユニット20が互いに間隔をおいて配列される。回路遮断ユニット20の上部には、周知のトグルリンク機構を有する開閉機構部30が配置される。カバー12は、ベース11上の各極の回路遮断ユニット20と、開閉機構部30を覆い、開閉機構部30の操作ハンドル31はカバー12のハンドル用窓孔12aから突出している。
各極の回路遮断ユニット20は、互いに同じに構成され、クロスバー32は、各極の回路遮断ユニット20に共通して、各極の回路遮断ユニット20に直交するように、ベース11上に配置される。このクロスバー32は、開閉機構部30により、その軸心を中心として回動され、各極の回路遮断ユニット20における各可動接触子23がそれぞれ取り付けられる。クロスバー32がその軸心を中心として回動したときに、各極の回路遮断ユニット20の各可動接触子23が同時に回動され、この可動接触子23の回動により、可動接点22が固定接点21と接離する。開閉機構部30は、周知のトグルリンク機構からなり、引き外し装置40により駆動される周知のトリップバー33を備えている。
各極の回路遮断ユニット20は、ベース11に設けられた電源側端子(外部端子)24と、この電源側端子24より延設された固定接触子27に設けられた固定接点21と、この固定接点21と接離する可動接点22と、この可動接点22が一端に設けられ、クロスバー32により回動自由に保持されている可動接触子23と、この可動接触子23に可動接触子ホルダー26を介して接続された引き外し装置40と、引き外し装置40より延設された負荷側端子(外部端子)25と、固定接触子27及び両接点21,22の近傍に設けられ、両接点21,22間に発生したアークを消弧する消弧装置50と、を有する。固定接点21と可動接点22とで、電路を開閉する開閉接点を構成する。可動接点22が固定接点21に接触すれば、端子24、25の間の電気回路がオンとなり、また、可動接点22が固定接点21から開離すれば、両端子24、25間の電気回路がオフとなる。このとき可動接点22と固定接点21間に生ずるアークは消弧装置50により消弧される。
図2は図1の消弧装置を示す拡大斜視図である。図3は図1の消弧装置を示す拡大側面断面図である。図4は図2から可動接触子を取り除いた消弧装置を示す拡大斜視図である。図5は図4から絶縁部材を取り除いた消弧装置を示す拡大斜視図である。図6はグリッド板を示す拡大図で、(a)は正面図、(b)はその側面図である。図7は絶縁体を示す拡大図で、(a)は正面図、(b)はその側面図である。
図2〜図7の実施の形態1に示すように、消弧装置50を構成する磁性鋼板からなる複数のグリッド板51及び最上段のグリッド板52は、四角状板の一辺(可動接触子側)に略U字形の切欠部51a,52aを設けた形状となっており、その切欠部51a,52aの両側に側足部51bが形成される。このグリッド板51の複数枚と最上段のグリッド板52の1枚を用い、所定の間隔を持って積層し、絶縁性の材料からなる支持板53a,53bに挟持させることにより消弧装置50は構成されている。この消弧装置50は、グリッド板51及び最上段のグリッド板52のU字形の切欠部51a,52aが固定接点21、可動接点22の方向に向くように設置され、このU字形の切欠部51aにより形成される空間50aを可動接触子23が回動する構成となっている。なお、最上段のグリッド板52には、アークが可動接触子23から転流し易いように折り曲げ部52bが設けられている。
両接点21,22及び消弧装置50の近傍には、電源側端子24を覆い、アークに触れたときに消弧性のガスを発生する樹脂(例えば、ポリアミド樹脂)からなる絶縁部材55が設けられている。さらに、図3に示すように、消弧装置50における複数のグリッド板51及び最上段のグリッド板52の間には樹脂製の絶縁体54(例えば、ポリアミド樹脂又はポリアセタール樹脂)が、グリッド板の積層方向に隙間なく配置されており、グリッド板51の側足部51bにおけるクロスバー32側の先端面51dも絶縁体54の曲げ部54bで覆われている。一方、グリッド板51の側足部51bにおける空間50a側(切欠部51a側)の側面51cは絶縁体54で覆われておらず、アークに側足部51bの側面51bが触れるように露出している。また、この絶縁体54は、図4〜7に示すように、グリッド板51にあるU字形の切欠部51aと対向するU字形の切欠部54aが形成されており、繋ぎ部54cにより1部品で構成されている。なお、グリッド板51及び最上段のグリッド板52の間のすべてに絶縁体54を配置する必要はなく、必要なアーク電圧に応じて配置する枚数を変更すればよい。また、絶縁体54には、その切欠部54aの反可動接触子側に、切欠部54aを延長しアークをグリッド板51,52の奥へ磁気駆動して誘導する切欠路54dが形成されている。
次に回路遮断器101の遮断動作について説明する。所定値以上の電流が回路遮断ユニット20に流れると、引き外し装置40が回動し、トリップバー33を押すことにより、開閉機構部30が駆動され、可動接触子23を回動させる。可動接触子23の回動により固定接点21から可動接点22が開離する。可動接点22が開離した際、流れる電流によるアークは、固定接点21と可動接点22間の最短距離で維持しようとする。
このとき、直流の通電電流が大電流領域(例えば、定格電流が100Aを超えるもの)では、グリッド板51に誘磁され、複数のグリッド板51のU字形の切欠部51aを通過する磁束が、複数のグリッド板51のU字形の切欠部51aで形成される空間の奥(図3において電源側端子24の方向)へアークを磁気駆動する。また、アークの高熱により絶縁部材55から発生する消弧性ガスでの圧力勾配にてアークは消弧板51側へ駆動される。その後、消弧板51側へ移動したアークは、複数のグリッド板51により短いアークに分断され、その分断にて得られた陰極降下電圧によりアーク電圧が上昇する。このアーク電圧が電源電圧より高くなることでアークは消滅し、遮断が完了する。
一方、直流の通電電流が小電流領域(例えば、定格電流が100A以下)では、アークによる磁気駆動力及び消弧性ガスの圧力勾配によるガス駆動力が弱くなるため、遮断できず、両接点21,22間の空間をアークが流れ続けようとする。一方、実施の形態1では、アークが樹脂に触れることで発生する冷却ガスによるアーク電圧上昇を利用するように、複数のグリッド板51及び最上段のグリッド板52の間に樹脂製の絶縁体54を配置した。その形状は両接点21と22の間で発生したアークを、早い段階で消弧するために、グリッド板51の側足部51bの側面51cをアークに触れやすいよう露出させている。これによりアークがグリッド板51,52に触れることで発生する陰極降下電圧を利用し、アーク電圧を上昇させる構成となっている。
さらに、グリッド板51,52の間には絶縁体54が、グリッド板の積層方向に隙間なく配置されているため、グリッド板51,52の数を減らすことなく、必要とするグリッド板51,52の数を確保することができ、アーク電圧を上昇させる構成となっている。さらにまた、グリッド板51,52と絶縁体54との間に隙間があっては、ガスが電源側端子24の方向に抜けてしまい圧力上昇が十分期待できないことを回避できる。ガス圧力を上げて、アークの径を絞ることで、アーク抵抗を上昇させ、電流を絞り遮断し易くする。次に絶縁体54の曲げ部54bの作用について説明する。図8はアークの磁気駆動を説明する図で、(a)は絶縁体54の曲げ部54bがない場合、(b)は絶縁体54の曲げ部54bがある場合である。曲げ部54bが絶縁体54に無かったとすると、図8(a)に示すように、アーク56はグリッド板51の側足部51bの先端面51dに触れてしまう場合がある。そうすると、アーク56の回りにできる磁束は、56aのようになり、片側の側足部51bだけを通る磁束となる。そのためアーク56をグリッド板51の奥の方(紙面上左側)に駆動することができず、側足部51bの先端面51dの付近に留まってしまう。
一方、曲げ部54bにより側足部51bの先端面51dを覆っていると、アークは曲げ部54bから発生するガスにより駆動され、側足部51bの側面51c側に駆動される。そうすると、図8(b)に示すように、アーク56の回りにできる磁束は、56bのようになり、両側の側足部51bを通る磁束によりアーク56をグリッド板51の奥の方(紙面上左側、矢印Aの方向)に駆動することができる。
次に、回路遮断装置102を直流電路に結線する場合における直流電源60及び負荷61の接続について説明する。実施の形態1,2における外部結線図を示す図10ように、回路遮断装置102が、2極品の場合は、直流電源60を電源側端子24a,24bに、負荷61を負荷側端子25a,25bに接続して、直列接続するだけでよい。なお、図10では、直流電源60の正側を電源側端子24aに、直流電源60の負側を電源側端子24bに接続しているが、逆でもかまわない。
実施の形態1によれば、消弧装置のグリッド板間には、グリッド板の積層方向に隙間なく樹脂製の絶縁体が配置され、前記絶縁体にはグリッド板のU字形の切欠部と対向するU字形の切欠部が形成されると共に、前記グリッド板の側足部における前記グリッド板の切欠部側側面が露出するよう形成されたので、磁石を使用せず、アーク駆動力が小さい小電流領域のアーク電圧を上げることができ、高電圧直流回路を遮断することができる。
また、絶縁体には、曲げ部54bを設けグリッド板の側足部の先端面を覆ったので、アークを効率的にグリッド板の奥の方に駆動でき、アーク駆動力が小さい小電流領域のアーク電圧を上げることができ、高電圧直流回路を遮断することができる。また、絶縁体54の曲げ部54bは、グリッド板間へ絶縁体54を挿入する際に絶縁体54の位置決めができ組み立て作業が容易になる。
実施の形態2.
図9は実施の形態2における絶縁体を示す拡大図で、(a)は正面図、(b)はその側面図である。絶縁体54は、特大電流遮断時(数kAを超える電流)に発生する溶融物を外へ排出させるため、実施の形態1で設けていた繋ぎ部54aを排除した絶縁体54で構成している。つまり、絶縁体54の切欠部54aを延長しアークを誘導する切欠路54dは、絶縁体54の反可動接触子側まで達して、アーク電流を遮断するときに発生する溶融物や圧力を排出するように形成されている。これにより特大電流領域,大電流領域、小電流領域のすべての性能を満足する直流回路用回路遮断器を得ることができる。
実施の形態3.
図11は実施の形態3における3極の直流回路用回路遮断装置を示す外部結線図である。図10は、2極の直流回路用回路遮断装置の例であったが、実施の形態3では、実施の形態1,2と同じ回路遮断ユニット20を3個用いて、3極の回路遮断装置103を構成したものである。なお、回路遮断ユニット20については、実施の形態1,2と同様のため、説明を省略する。
図11に示すように電源側端子24aに直流電路60の正側/負側を、電源側端子24cに直流電路60の負側/正側をそれぞれ接続し、さらに、負荷側端子25aと電源側端子24bを接続する。負荷61は、負荷側端子25bに正側/負側を、負荷側端子25cに負側/正側を接続する。なお、3線式の交流電路に用いる場合には、各電源側端子24a,24b,24cに電源を、各負荷側端子25a,25b,25cに負荷を接続すればよい。回路遮断装置103に示すように3点切りとなる直列配線により、さらに高い電圧の直流電路に適用できる。
実施の形態4.
図12は実施の形態4における4極の直流回路用回路遮断装置を示す外部結線図である。実施の形態4では、実施の形態1,2と同じ回路遮断ユニット20を4個用いて、4極の回路遮断装置104を構成したものである。なお、回路遮断ユニット20については、実施の形態1,2と同様のため、説明を省略する。
図12に示すように、電源側端子24aに直流電路60の正側/負側を、電源側端子24dに直流電路60の負側/正側をそれぞれ接続し、さらに、負荷側端子25aと電源側端子24bを接続し、負荷側端子25dと電源側端子24cを接続する。負荷61は、負荷側端子25bに正側/負側を、負荷側端子25cに負側/正側を接続する。なお、3相4線式の交流電路に用いる場合には、各電源側端子24に電源を、各負荷側端子25に負荷をそれぞれ接続する。回路遮断装置104を直流電路に適用する場合、図12に示すように4点切りとなる直列配線により、さらに高い電圧の直流電路に適用できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

Claims (6)

  1. 筺体のベースと、このベース上に間隔をおいて配置された外部端子と、前記外部端子の一方に接続され固定接点を有する固定接触子と、前記固定接点と接離する可動接点を有し前記外部端子の他方に接続された可動接触子と、前記両接点及び前記固定接触子の近傍に設けられ、複数のグリッド板が積層され前記両接点間に発生したアークを消弧する消弧装置とを備え、
    前記グリッド板には、前記可動接触子側にU字形の切欠部と前記切欠部の両側の側足部が形成されている回路遮断器であって、
    前記消弧装置のグリッド板間には、前記グリッド板の積層方向に隙間なく樹脂製の絶縁体が配置され、前記絶縁体には前記グリッド板のU字形の切欠部と対向するU字形の切欠部が形成されると共に、前記グリッド板の側足部における前記グリッド板の切欠部側側面が露出するよう形成されたことを特徴とする直流回路用回路遮断器。
  2. 前記消弧装置のグリッド板間に配置された絶縁体には、前記グリッド板の側足部の先端面を被う曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の直流回路用回路遮断器。
  3. 前記消弧装置のグリッド板間に配置された絶縁体には、前記絶縁体の切欠部の反可動接触子側に、前記絶縁体の切欠部を延長しアークを誘導する切欠路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の直流回路用回路遮断器。
  4. 前記絶縁体の切欠部を延長しアークを誘導する切欠路は、前記絶縁体の反可動接触子側まで達して、アーク電流を遮断するときに発生する溶融物や圧力を排出するように形成されている請求項3記載の直流回路用回路遮断器。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の直流回路用回路遮断器を3極設け、これらの直流回路用回路遮断器を直列に配線して回路電圧を遮断できるよう構成した直流回路用回路遮断装置
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の直流回路用回路遮断器を4極設け、これらの直流回路用回路遮断器を直列に配線して回路電圧を遮断できるよう構成した直流回路用回路遮断装置。
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