JP6412368B2 - 直流遮断器 - Google Patents
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また、1極に対して2接点を備えた回路遮断器としては、特許文献2に開示された構成のものがある。特許文献2では、1つの電路上にて固定接点を2カ所設けると共に、両端に可動接点を備えた可動接触子を両固定接点間に配置し、可動接触子の中央を回動させて、双方の接点の接触/解離を同時に行うよう構成されている。
また、特許文献2の接点構成を2極の回路遮断器に適用する場合、直列に2接点を配置できるため、回路遮断器の小型化が可能となるが、電路に流れる異常電流を検知して2本の電路を同時に遮断する引き外し機構、及び操作ハンドルの操作で電路の開閉を操作する開閉機構部は2本の電路に対して設ける必要があるため、左右の電路に跨がって機構を形成することになり、電路間の絶縁が難しく、アークの遮蔽が難しかった。
この構成によれば、1つの電路に2つの固定接点と可動接点の組みを備えた構成、即ち1極あたり2つの接点を備えた構成であっても、操作ハンドル及び開閉機構部を一方の電路配設空間に配置するため、双方の電路に連通する開口部のない絶縁壁を設けることが可能となり、双方の電路を良好に絶縁できる。
この構成によれば、伝達部材の係合腕片を突出させる開口部を絶縁壁に貫通形成しても、胴部に形成された閉塞部が係合腕片の周囲の隙間を閉塞するため、左右の電路配設空間の絶縁を維持できる。
電源側端子1と負荷側端子2とは本体ケース4の対向する端部に配置され、電源側端子1の配置部を後部、負荷側端子2の配置部を前部、操作ハンドル3の配置部を上部として以下説明する。
尚、開閉機構部10と異常電流検知部11と伝達部材12とで、異常電流の発生を受けて電路を遮断する遮断機構部を構成している。またLは電路を示し、電路Lは電源側端子1から負荷側端子2に亘り配設されている。
この支持軸20を中心に一体に回動し、第1可動接点13aが第1固定接点15aに対して接触/解離し、第2可動接点13bが第2固定接点16aに対して接触/解離し、所謂2極4接点構造を構成している。
尚、可動接触子13は、開閉機構部10に連結されたケーシング21に保持されており、開閉機構部10の開閉動作がケーシング21を介して可動接触子13に伝達される。
一方、異常電流検知部11は双方の電路Lに設けられ、異常電流を検知したら伝達部材12を前方へ押圧するよう配置されている。
この胴部12cは、係合腕片12aの周囲に張り出すように形成した閉塞部Wを有し、後述する絶縁壁23の第2開口部23cに隙間が発生するのを防止している。尚、操作片12bは開閉機構部10を配置した一方の電路Lの方向のみに突設されている。
そして、23aは絶縁壁23内に形成された断面スリット状の空間であり、この空間23aに伝達部材12の胴部12cが前後に摺動可能に収容されている。
そして、23bは可動接触子13の支持軸20を挿通するために絶縁壁23に貫通形成した第1開口部、23cは伝達部材12の係合腕片12aを左右に突出させるために絶縁壁23に貫通形成した第2開口部であり、絶縁壁23には左右に貫通する2つの穴が形成されている。また、23dは伝達部材12の操作片12bを一方の電路配設空間C1に突出させるための操作孔であり、この操作孔23dは絶縁壁23の一方の面のみ形成されている。
また、伝達部材12は絶縁壁23内に配設されるため、一方の電路配設空間Cが狭くなったり、絶縁壁23に伝達部材12を配設するための開口部を設ける必要がなく、電路間の良好な絶縁を実施できる。
更に、伝達部材12の係合腕片12aを突出させる開口部23cを絶縁壁23に貫通形成しても、胴部12cに形成された閉塞部Wが係合腕片12aの周囲の隙間を閉塞するため、左右の電路配設空間Lの絶縁を維持できる。
Claims (2)
- 本体ケースの後部に電源側端子が、前部に負荷側端子がそれぞれ一対配置されて、前記電源側端子から前記負荷側端子に亘り一対の電路が配設され、前記電路はそれぞれ2つの固定接触子と、両固定接触子間に掛け渡されて前記電路の一部を成して前記電路の接続/遮断を実施する可動接触子とを有し、更に前記可動接触子を操作する操作ハンドルと、前記電路に流れる異常電流を検知して前記可動接触子を遮断操作させる遮断機構部とを具備した2極4接点構造の直流遮断器において、
前記可動接触子は中央に回動支点を有し、回動して両端に設けられた可動接点と前記固定接触子に設けた固定接点とが接触/解離動作して電路の接続/遮断を実施する一方、
前記遮断機構部は、前記電路に流れる異常電流を検知する異常電流検知部と、前記異常電流検知部の検知動作に加えて前記操作ハンドルの操作を前記可動接触子に伝達する開閉機構部とを有し、
前記一対の電路は、前記電源側端子から前記負荷側端子に亘り前記本体ケース内に形成された絶縁壁により分離形成された一対の電路配設空間にそれぞれ配設され、
前記操作ハンドル及び前記開閉機構部は、前記一対の電路配設空間のうちの一方の空間に配置されて成り、
更に前記異常電流検知部が双方の電路に設けられ、当該異常電流検知部の検知動作を前記開閉機構部に伝達して遮断動作させる伝達部材は、双方の前記異常電流検知部に係合する係合腕片と、前記開閉機構部を開操作する操作片と、前記係合腕片と前記操作片との間に掛け渡された胴部とを有し、
前記胴部が、前記絶縁壁内に形成された空間に配設されて成ることを特徴とする直流遮断器。 - 前記絶縁壁内に形成された空間は断面スリット状に形成されると共に、前記伝達部材の胴部は板状を成し、
前記絶縁壁は、前記係合腕片を左右に突出させる開口部を有する一方、前記胴部は前記開口部を閉塞するために前記係合腕片の周囲に張り出し形成した閉塞部を有することを特徴とする請求項1記載の直流遮断器。
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