JPWO2013168468A1 - X線発生装置及びx線発生方法 - Google Patents

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Abstract

本発明のX線発生装置(1)は、電子ビーム(EB)を出射する電子銃部(3)と、ダイヤモンドからなる基板(21)と、電子ビーム(EB)の入射によりX線(XR)を発生する材料からなり且つ基板(21)に密着して埋設されたターゲット体(23)と、を有するターゲット部(T)と、を備える。ターゲット体(23)の外径は、0.05〜1μmの範囲である。電子ビーム(EB)のターゲット部(T)での照射野の外径はターゲット体(23)の外径の1.1〜2.5倍の範囲である。X線発生装置(1)は、ターゲット体(23)が照射野に内包されるように電子ビーム(EB)をターゲット体(23)に照射することにより、ターゲット体(23)からX線(XR)を発生させる。これにより、電子ビームがターゲット部におけるターゲット体以外の部分に入射することにより発生するX線成分が、空間分解能に影響が生じない程度に抑制されるので、空間分解能の低下を抑制したX線発生装置を提供することができる。

Description

本発明は、X線発生装置及びX線発生方法に関する。
X線発生装置として、電子ビームを出射する電子銃部と、基板と、基板に埋設されており電子ビームの入射によりX線を発生する材料からなるターゲット体と、を有するターゲット部と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ターゲット部として、ダイヤモンドからなる基板と、基板に非貫通状態にて埋設されたタングステン等からなるターゲット体と、を有するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−028845号公報 米国特許第5148462号明細書
本発明は、空間分解能の低下を抑制することが可能なX線発生装置及びX線発生方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、調査研究の結果、以下のような事実を新たに見出した。
ダイヤモンドからなる基板に密着して埋設されたターゲット体として、ナノオーダーサイズのターゲット体が用いられることにより、X線の焦点径が微小となり、高い空間分解能(解像度)が得られる。ナノオーダーサイズのターゲット体は、通常、外径が0.05〜1μmの範囲に設定されている。X線の焦点径は、ターゲット体のサイズ(外径)で決まるため、電子ビームの照射野がターゲット体の外径よりも大きい場合でも、高い空間分解能が得られる。したがって、X線の焦点径に比して、余裕を持って電子ビームの照射野の制御を行うことができる。
しかしながら、電子ビームの照射野がターゲット体の端面よりも大きすぎる場合には、以下の問題点が生じることが分かった。すなわち、得られたX線にノイズ成分が含まれるため、空間分解能が低下する。このノイズ成分は、ターゲット体から発生したX線成分ではなく、ターゲット体の周囲に位置するターゲット体以外の部分に電子ビームが入射することにより当該部分から発生したX線成分によるものと考えられる。ナノオーダーサイズのターゲット体を用いることにより得られる高い空間分解能を維持するためには、ターゲット体以外の部分に入射する電子ビームを減らして、ノイズ成分となる上記X線成分を減少させつつ、安定して電子ビームを制御することが重要となる。
そこで、本発明者らは、ターゲット体の外径と電子ビームの照射野の外径との関係に着目して、空間分解能の低下を抑制し得る構成について更に鋭意研究を行い、本発明を想到するに至った。
一つの観点では、本発明は、X線発生装置であって、電子ビームを出射する電子銃部と、ダイヤモンドからなる基板と、電子ビームの入射によりX線を発生する材料からなり且つ基板に密着して埋設されたターゲット体と、を有するターゲット部と、を備えており、ターゲット体の外径は、0.05〜1μmの範囲であり、電子ビームのターゲット部での照射野の外径がターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲であり、ターゲット体が照射野に内包されるように電子ビームをターゲット体に照射することにより、ターゲット体からX線を発生させる。
別の観点では、本発明は、ダイヤモンドからなる基板と、電子ビームの入射によりX線を発生する材料からなり且つ基板に密着して埋設されたターゲット体と、を有するターゲット部に電子ビームを照射して、ターゲット体からX線を発生させるX線発生方法であって、ターゲット体の外径を、0.05〜1μmの範囲とし、電子ビームのターゲット部での照射野の外径を、ターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲とし、照射野がターゲット体を内包するように、電子ビームをターゲット体に照射する。
これら本発明に係るX線発生装置及びX線発生方法それぞれによれば、電子ビームがターゲット部におけるターゲット体以外の部分に入射することにより発生するX線成分が、空間分解能に影響が生じない程度に抑制される。この結果、空間分解能の低下を抑制することができる。
基板における電子ビームの入射面側には、遷移元素を含む保護層が形成されていてもよい。この場合、電子ビームが基板に直接照射されることによる、ターゲット体近傍の基板の損傷が抑制される。この結果、電子ビームが照射される領域を安定化し、空間分解能の低下をより一層抑制することができる。
電子ビームを収束させる第一コイル部と、電子ビームを偏向させる第二コイル部と、電子ビームの前記ターゲット部での照射野の外径がターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲となるように第一コイル部を制御し、電子ビームの照射野がターゲット体を内包するように第二コイル部を制御する制御部と、を更に備えていてもよい。ターゲット体からの二次電子又はターゲット体から発生したX線又はターゲット電流を検出する検出部を更に備え、制御部は、検出部の検出信号に基づいて第二コイル部を制御してもよい。
電子ビームを収束させる第一コイル部と、電子ビームを偏向させる第二コイル部と、を用い、第一コイル部により、電子ビームのターゲット部での照射野の外径がターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲となるように、電子ビームを収束させ、第二コイル部により、電子ビームの照射野がターゲット体を内包するように、電子ビームを偏向させてもよい。ターゲット体からの二次電子又はターゲット体から発生したX線又はターゲット電流を検出する検出部を用い、検出部の検出信号に基づいて、二次コイルを制御して、電子ビームを偏向させてもよい。
本発明によれば、空間分解能の低下を抑制することが可能なX線発生装置及びX線発生方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るX線発生装置を示す概略構成図である。 図2は、ターゲット部の構成を示す図である。 図3は、電子ビームの照射野とターゲット体の外径との関係を示す図である。 図4は、本発明者らの試験により求められた最小空間分解能を示す図表である。 図5は、電子ビームのターゲット部上での照射野の外径とターゲット体の外径との比と、空間分解能と、の関係を示す図である。 図6は、電子ビームのターゲット部上での照射野の外径とターゲット体の外径との比と、空間分解能と、の関係を示す図である。 図7は、X線解像力テストチャートのX線像を示す図である。 図8は、X線解像力テストチャートのX線像を示す図である。 図9は、本実施形態の変形例に係るX線発生装置を示す概略構成図である。 図10は、本実施形態の変形例に係るX線発生装置を示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るX線発生装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るX線発生装置を示す概略構成図である。
X線発生装置1は、開放型であり、使い捨てに供される閉鎖型と異なり、真空状態を任意に作り出すことができる。X線発生装置1では、ターゲット部T及び電子銃部3のカソード等の交換が可能である。X線発生装置1は、動作時に真空状態になる円筒形状のステンレス製の筒状部5を有している。筒状部5は、下側に位置する固定部5aと、上側に位置する着脱部5bと、を有している。着脱部5bは、ヒンジ(不図示)を介して固定部5aに取り付けられている。したがって、着脱部5bが、ヒンジを介して横倒しになるように回動することで、固定部5aの上部を開放させることができる。これにより、固定部5a内に収容されている電子銃部3(カソード)へのアクセスが可能となる。
X線発生装置1は、集束レンズとして機能する筒状のコイル部7と、偏向コイルとして機能する筒状のコイル部9と、を備えている。コイル部7とコイル部9とは、着脱部5b内に配置されている。着脱部5b内には、各コイル部7,9の中心を通るように、筒状部5の長手方向に電子通路11が延在している。電子通路11はコイル部7,9で包囲される。着脱部5bの下端には、ディスク板13が蓋をするように固定されている。ディスク板13の中心には、電子通路11の下端側に一致させる電子導入孔13aが形成されている。
着脱部5bの上端は円錐台に形成されている。着脱部5bの頂部には、ターゲット部Tが配置されている。ターゲット部Tは、電子通路11の上端側に位置しており、透過型のX線出射窓を形成する。ターゲット部Tは、着脱自在な回転式キャップ部(不図示)内にアースさせた状態で収容されている。従って、キャップ部の取り外しによって、消耗品であるターゲット部Tの交換も可能になる。
固定部5aには真空ポンプ17が固定されている。真空ポンプ17は、筒状部5内全体を高真空状態にする。すなわち、X線発生装置1が真空ポンプ17を備えることによって、ターゲット部T及びカソード等の交換が可能になっている。
筒状部5の基端側には、電子銃部3との一体化が図られたモールド電源部19が固定されている。モールド電源部19は、電気絶縁性の樹脂(例えば、エポキシ樹脂)でモールド成形されている。モールド電源部19は、金属製のケース内に収容されている。
モールド電源部19内には、高圧発生部(不図示)が封入されている。高圧発生部は、高電圧(例えば、ターゲット部Tをアースさせる場合には最大−160kV)を発生させるようなトランスを構成する。モールド電源部19は、電源本体部19aと、ネック部19bと、を有する。電源本体部19aは、下側に位置しており、直方体形状を呈したブロック状である。ネック部19bは、電源本体部19aから上方に向けて延びており、固定部5a内に突出しており、円柱状を呈している。高圧発生部は、電源本体部19a内に封入されている。
X線発生装置1は、電子銃部3を備えている。電子銃部3は、電子通路11を挟んでターゲット部Tに対峙するように、ネック部19bの先端部に配置されている。モールド電源部19の電源本体部19a内には、高圧発生部に電気的に接続させた電子放出制御部(不図示)が封入されている。電子放出制御部は、電子銃部3に接続されており、電子の放出のタイミングや管電流などを制御している。
X線発生装置1は、ターゲット部Tを備えている。ターゲット部Tは、図2にも示されるように、基板21と、ターゲット体23と、保護層25と、を有している。基板21は、ダイヤモンドからなり、円形又は矩形などの外形を有する板状である。ダイヤモンドは、X線透過性と放熱性とに優れた材料である。基板21は、互いに対向し且つ平行な第一主面21aと第二主面21bとを有している。基板21の厚みは、基板の外径よりも小さい。たとえば、基板の外径は0.3〜1.5cm程度に設定され、基板21の厚みは50〜300μm程度に設定されている。
基板21には、有底状の穴部22が形成されている。穴部22は、第一主面21a側から第二主面21bに向かって、第一主面21aに略垂直な方向に延びている。穴部22は、底面22aと内側面22bとで画成される内側空間を有しており、当該内側空間は、第一及び第二主面21a,21bに沿った方向での断面が略円形である円柱体形状を呈している。内側面22bの第一主面21aに垂直な方向での長さ(すなわち、穴部22の深さ)は、底面22aの第一主面21aに平行な方向での長さ(すなわち、穴部22の内径)よりも大きい。穴部22の内径は0.05〜1μmの範囲に設定され、穴部22の深さは0.5〜4μmの範囲に設定されている。本実施形態では、穴部22の内径は0.5μmに設定され、穴部22の深さは1μmに設定されている。
ターゲット体23は、基板21に形成されている穴部22内に配置されている。ターゲット体23は、基板21とは異なる材料からなる金属(たとえば、タングステン、金、又は白金など)からなる。ターゲット体23は、穴部22の内側空間に対応した、すなわち穴部22に埋め込まれた円柱体形状を呈している。ターゲット体23は、互いに対向する第一及び第二端面23a,23bと、外側面23cと、を有している。本実施形態では、ターゲット体23の金属として、タングステン(W)が採用されている。
ターゲット体23は、上記金属が穴部22の底面22aから第一主面21a側に向かって堆積されて構成されている。したがって、ターゲット体23の第一端面23aは、その全体が穴部22の底面22aと密着している。ターゲット体23の外側面23cは、その全体が穴部22の内側面22bと密着している。すなわち、少なくともその一部が穴部22と同じ形状を有したターゲット体23が、穴部22に充填されるように基板21に密着して埋設されている。したがって、ターゲット体23のサイズは、穴部22の内側空間に対応したサイズであり、ターゲット体23の外径は、0.05〜1μmの範囲に設定される。本実施形態では、ターゲット体23の外径は0.5μmに設定されている。
保護層25は、基板21の第一主面21a側に形成されている。保護層25は、第一遷移元素(たとえば、チタン又はクロムなど)からなる。保護層25は、ターゲット体23の第二端面23bが露出するように、第一主面21a上に形成されている。すなわち、電子ビーム入射側では、保護層25によって基板21が露出しないようになっている一方で、基板21の側面とX線出射側である第二主面21bとには保護層25は形成されていない。
保護層25の厚みは、小さすぎると基板21から剥離しやすく、また隙間無く形成するのが困難となる可能性がある。保護層25は基板21と比較して放熱性が低く、ターゲット体23をも覆う場合には、ターゲット体23への電子ビームの入射の妨げにもなる可能性がある。したがって、保護層25の厚みは、ターゲット体23の高さ(穴部22の深さ)よりも小さく、具体的には10〜100nm、好ましくは20〜60nmであり、本実施形態においては50nm程度に設定されている。保護層25は、物理蒸着(PVD)等の蒸着により形成することができる。
保護層25を構成する材料としては、アルミニウムのようにダイヤモンドからなる基板21から剥離しやすいものは好ましくない。このため、保護層25を構成する材料として、チタン、クロム、モリブデン、又はタングステンといった遷移元素を採用すること好ましい。しかしながら、遷移元素の中でもターゲット体23に用いるタングステン(第三遷移元素)やモリブデン(第二遷移元素)のようにX線発生効率が高いものは、保護層25で発生したX線成分がターゲット体23で発生したX線の焦点径に影響を及ぼす可能性がある。このため、保護層25の膜厚を出来る限り小さく設定する必要があり、成膜時における膜厚の制御が難しい。そこで、保護層25を構成する材料は、ターゲット体23を構成する材料よりもX線発生効率の低い、チタン又はクロムなどの第一遷移元素若しくはその導電性化合物(炭化チタン等)であることが、より好ましい。
装置内の雰囲気に酸素が残留している状態で、電子ビームが基板21の第一主面21aに直接照射されると、基板21が損傷し、状況によっては、貫通孔が形成されてしまうという問題点が生じることがある。装置内の残留ガスを低減するには、装置の筐体自体や排気手段等、様々な改善が必要であり、容易ではない。したがって、基板21上に形成可能な構造物によって、電子ビームから保護するのが好ましい。
これに対して、遷移元素を含む保護層25が第一主面21aを覆うように形成されていると、電子ビームが第一主面21aに直接照射されることはなく、かつ保護層25と基板21との接合性が保持される。したがって、基板21が損傷することを防ぐことができる。基板21の側面とX線出射側である第二主面21bには保護層25は形成されていないため、基板21による良好な放熱性を利用することができる。
保護層25の電子ビームの入射側の面は、導電性も有している。このため、保護層25は、導電層として機能し、基板21の第一主面21a側に電子が入射した場合に発生し得る帯電を防止することもできる。
再び、図1を参照する。X線発生装置1は、制御部としてのコントローラ31と、検出部としての二次電子検出器33と、を備えている。二次電子検出器33は、ターゲット部T(ターゲット体23)で反射された電子(二次電子)を検出する。二次電子検出器33は、図示しない経路を介して、又は、電子通路11中における、ターゲット部Tに向かう電子ビームEBに対して互いに影響を受けないような位置に、ターゲット体23を臨むように配置されている。本実施形態では、二次電子検出器33は、着脱部5bの上端側に配置されている。二次電子検出器33は、二次電子の検出結果を検出信号として、コントローラ31に出力する。
コントローラ31は、モールド電源部19の高圧発生部及び電子放出制御部を制御する。これにより、電子銃部3とターゲット部T(ターゲット体23)との間に所定の電流電圧が印加され、電子銃部3から電子ビームEBが出射する。電子銃部3から出射された電子ビームEBは、コントローラ31により制御されたコイル部7にて適切に収束されて、ターゲット体23に入射する。ターゲット体23に電子ビームEBが入射すると、ターゲット体23からX線XRが放射され、このX線XRは、基板21を透過して外部に出射される。
コントローラ31は、図3に示されるように、ターゲット部Tに垂直な方向(電子入射方向)から見て、電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fにターゲット体23が内包され得るように、コイル部7を制御する。本実施形態では、コントローラ31は、電子ビームEBのターゲット部T上での略円形の照射野Fの外径D1と略円形のターゲット体23の外径D2との関係が
1.1≦D1/D2≦2.5
を満たすように、コイル部7を制御する。コイル部7は、電子銃部3から出射された電子ビームEBを、上記関係を満たすように収束させる。
コントローラ31は、二次電子検出器33から出力された検出信号に基づいて、コイル部9を制御する。具体的には、コントローラ31は、二次電子検出器33が検出する二次電子の強度を監視し、ターゲット部T(ターゲット体23)からの二次電子の強度とターゲット部T(ターゲット体23)において設定された位置情報に基づいて、電子ビームEBの照射位置を決定する。コントローラ31は、決定した照射位置に電子ビームEBが照射されるように、コイル部9を制御する。コイル部9は、電子銃部3から出射された電子ビームEBが決定された照射位置に照射されるように、電子ビームEBを偏向する。
電子ビームEBを物質に照射した時、物質の原子番号に依存する量の二次電子が放出される(原子番号が大きいほど、多くの二次電子を放出する)。本実施形態では、ダイヤモンドからなる基板21中にタングステンからなるターゲット体23を埋設しているので、より多くの二次電子を検出した位置をターゲット体23と判定することができる。すなわち、ターゲット体23が電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fに内包されたときに、より多くの二次電子が放出される。したがって、より多くの二次電子が放出された位置が、電子ビームEBのターゲット部T上での照射野がターゲット体23を内包する位置であり、照射位置として設定される。
X線発生装置1では、コントローラ31の制御に基づき、電子銃部3から適切な加速度をもって電子ビームEBが出射され、コイル部7で電子ビームEBが適切に収束され、コイル部9で電子ビームEBが偏向されて、ターゲット部T(ターゲット体23)に電子ビームEBが照射される。照射された電子ビームEBがターゲット体23に衝突することで、X線が外部に照射されることになる。
X線発生装置において、高い空間分解能は、電子を高い電圧(例えば、50〜150keV程度)で加速して電子ビームを、ターゲット上で微小な焦点へフォーカスすることにより、得ることができる。しかしながら、高い加速電圧(例えば、50〜150keV程度)で電子を照射すると、ターゲット部T付近で電子が拡がって、X線の焦点サイズが広がる懼れがある。
本実施形態では、ターゲット体23の外径が0.05〜1μmの範囲に設定されており、ターゲット体23がナノオーダーサイズである。このため、上述した高い加速電圧(例えば、50〜150keV程度)で電子を照射して、ターゲット部T付近で電子が拡がってしまった場合でも、X線焦点径が拡がることはなく、空間分解能の劣化が抑制される。すなわち、本実施形態では、ターゲット体23のサイズで決まる空間分解能が得られる。したがって、ターゲット体23を用いたX線発生装置1では、ナノオーダー(数十〜数百nm)での空間分解能を得ることができる。
ここで、電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fの外径D1と、ターゲット体23の外径D2と、の関係について詳細に説明する。
本発明者等は、上記外径D1と外径D2との比(D1/D2)と、空間分解能との関係を明らかにするために、以下のような試験を行った。すなわち、ターゲット部T上での照射野Fを異ならせて電子ビームEBを照射してX線を発生させ、X線解像力テストチャートを用いて、分解していると認められている最小線対の幅(間隔)を最小空間分解能(μm)として求めた。試験結果を図4〜図6に示す。
略円形の照射野Fの外径D1は、図4に示されるように、0.75μm、0.84μm、0.97μm、1.14μm、1.36μm、及び1.62μmに設定した。略円形のターゲット体23の外径D2は、0.5μmに設定した。試験結果を図5に示す。管電圧は、70kVに設定し、管電流は、100μAに設定した。
図4及び図5に示される試験結果から、外径D1と外径D2との比(D1/D2)が2.5以下であるときに、高い空間分解能が得られることが分かる。
続いて、略円形のターゲット体23の外径D2を1μmに設定した上で、外径D1と外径D2との比(D1/D2)を異ならせて、最小空間分解能(μm)を求めた。試験結果を図6に示す。管電圧は、70kVに設定し、管電流は、100μAに設定した。
図6に示される試験結果からも、外径D1と外径D2との比(D1/D2)が2.5以下であるときに、高い空間分解能が得られることが分かる。
次に、電子ビームEBのターゲット部T上での略円形の照射野Fの外径D1が0.5μmであり、略円形のターゲット体23の外径D2が0.2μmであるときの、X線解像力テストチャートのX線像を取得した。X線解像力テストチャートは、線対の幅(間隔)が0.1μmである。管電圧は、40kVに設定し、管電流は、140μAに設定した。取得したX線像を図7に示す。
続いて、電子ビームEBのターゲット部T上での略円形の照射野Fの外径D1が0.3μmであり、略円形のターゲット体23の外径D2が0.2μmであるときの、X線解像力テストチャートのX線像を取得した。X線解像力テストチャートは、線対の幅(間隔)が0.1μmである。管電圧は、40kVに設定し、管電流は、140μAに設定した。取得したX線像を図8に示す。
図7及び図8に示されるX線解像力テストチャートのX線像から分かるように、電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fの外径D1がターゲット体23の外径D2の2.5倍以下であるときに、0.1μmの空間分解能を確保できることが分かる。
以上のように、本実施形態では、電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fの外径D1がターゲット体23の外径D2の1.1〜2.5倍の範囲であるので、電子ビームEBがターゲット部Tにおけるターゲット体23以外の部分に入射することにより発生するX線成分が、空間分解能に影響が生じない程度に抑制される。この結果、空間分解能の低下を抑制することができる。
電子ビームEBのターゲット部T上での照射野Fの外径D1がターゲット体23の外径D2の1.1倍以上であることにより、ターゲット体23が照射野Fに確実に内包される。これにより、X線XRを適切に発生させることができる。
本実施形態では、保護層25が第一主面21aを覆うように形成されており、電子ビームが第一主面21aに直接照射されることはない。これにより、電子ビームEBが第一主面21aに直接照射されることによる、ターゲット部T近傍の基板21の損傷が抑制される。この結果、電子ビームEBが照射される領域を安定化し、空間分解能の低下をより一層抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
穴部22の内側空間の形状、すなわちターゲット体23の形状は、上述した円柱体形状に限られない。ターゲット体23の形状は、第一及び第二主面21a,21bに沿った方向の断面が多角形状の角柱体形状であってもよい。この場合、ターゲット体23の外径は、ターゲット体23の最大外径で定義することができる。
ターゲット部T上における電子ビームの照射野の形状は、略円形に限られず、ターゲット体23の外形などの照射条件の変化に対応して形状を変化させてもよい。電子ビームの照射野の形状は、たとえば楕円形であってもよく、この場合には、照射野の外径は、短径で定義することができる。
保護層25は、基板21の第一主面21a及びターゲット体23の第二端面23bを覆うように、第一主面21a上に形成されていてもよい。
本実施形態では、コントローラ31は、二次電子の強度に基づいてコイル部9を制御していたが、これに限られることなく、特性X線量に基づいてコイル部9を制御してもよい。この場合、X線発生装置1は、図9に示されるように、二次電子検出器33に代えて、X線検出器41を備える。X線検出器41も、二次電子検出器33と同様に、検出結果を検出信号として、コントローラ31に出力する。コントローラ31は、X線検出器41から出力された検出信号に基づいて、コイル部9を制御する。
電子ビームを物質に照射したとき、X線が発生する。X線は連続スペクトルの制動X線と線スペクトルの特性X線に分けられ、特性X線は元素に固有のエネルギーを有する。ターゲット体23を構成するWのK列特性X線のエネルギーは略59.3keVであり、L列特性X線のエネルギーは略8.4keV、略9.7keVである。したがって、コントローラ31は、X線検出器41にて検出される特性X線量が所定の値で一定、もしくは最大となるように電子ビームEBの偏向を制御する。
本実施形態では、基板21がダイヤモンドからなり、ターゲット体23がタングステンからなる。この場合、電子ビームの照射により基板21から発生するX線量と、電子ビームの照射によりターゲット体23から発生するX線量と、が大きく異なる。基板21から発生するX線量とターゲット体23から発生するX線量とが大きく異なる場合には、特性X線量のみではなく、X線検出器41にて全体的なX線量を検出してもよい。コントローラ31は、X線検出器41にて検出される全体的なX線量が所定の値で一定、もしくは最大となるように電子ビームEBの偏向を制御する。
コントローラ31は、ターゲット部Tから検出されるターゲット電流値に基づいてコイル部9を制御してもよい。この場合、X線発生装置1は、図10に示されるように、二次電子検出器33に代えて、ターゲット電流を検出する電流検出器51を備える。電流検出器51も、二次電子検出器33又はX線検出器41と同様に、検出結果を検出信号として、コントローラ31に出力する。コントローラ31は、電流検出器51から出力された検出信号に基づいて、コイル部9を制御する。電流検出器51を別途備えることなく、コントローラ31が、ターゲット電流を検出する検出部を備えていてもよい。
電子ビームを物質に照射した時、物質の原子番号に依存する量の電子が吸収される。すなわち、原子番号が大きいほどターゲット電流は小さく、原子番号が小さいほどターゲット電流は大きい。本実施形態では、ダイヤモンドからなる基板21中にタングステンからなるターゲット体23を埋設しているので、ターゲット電流が小さい位置をターゲット体23と判定することができる。そこで、コントローラ33は、ターゲット電流がより小さくなるように電子ビームEBの偏向を制御する。
本発明は、X線非破壊検査装置に利用できる。
1…X線発生装置、3…電子銃部、7,9…コイル部、21…基板、23…ターゲット体、25…保護層、31…コントローラ、33…二次電子検出器、41…X線検出器、51…電流検出器、D1…電子ビームのターゲット部上での照射野の外径、D2…ターゲット体の外径、EB…電子ビーム、F…照射野、T…ターゲット部、XR…X線。

Claims (8)

  1. X線発生装置であって、
    電子ビームを出射する電子銃部と、
    ダイヤモンドからなる基板と、前記電子ビームの入射によりX線を発生する材料からなり且つ前記基板に密着して埋設されたターゲット体と、を有するターゲット部と、を備えており、
    前記ターゲット体の外径は、0.05〜1μmの範囲であり、
    前記電子ビームの前記ターゲット部での照射野の外径が前記ターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲であり、
    前記ターゲット体が前記照射野に内包されるように前記電子ビームを前記ターゲット体に照射することにより、前記ターゲット体からX線を発生させる。
  2. 請求項1に記載のX線発生装置であって、
    前記基板における前記電子ビームの入射面側には、遷移元素を含む保護層が形成されている。
  3. 請求項1又は2に記載のX線発生装置であって、
    前記電子ビームを収束させる第一コイル部と、
    前記電子ビームを偏向させる第二コイル部と、
    前記電子ビームの前記ターゲット部での照射野の外径が前記ターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲となるように前記第一コイル部を制御し、前記電子ビームの前記照射野が前記ターゲット体を内包するように前記第二コイル部を制御する制御部と、を更に備える。
  4. 請求項3に記載のX線発生装置であって、
    前記ターゲット体からの二次電子又は前記ターゲット体から発生したX線又はターゲット電流を検出する検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記検出部の検出信号に基づいて前記第二コイル部を制御する。
  5. ダイヤモンドからなる基板と、電子ビームの入射によりX線を発生する材料からなり且つ前記基板に密着して埋設されたターゲット体と、を有するターゲット部に電子ビームを照射して、前記ターゲット体からX線を発生させるX線発生方法であって、
    前記ターゲット体の外径を、0.05〜1μmの範囲とし、
    前記電子ビームの前記ターゲット部での照射野の外径を、前記ターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲とし、
    前記照射野が前記ターゲット体を内包するように、前記電子ビームを前記ターゲット体に照射する。
  6. 請求項5に記載のX線発生方法であって、
    前記基板における前記電子ビームの入射面側には、遷移元素を含む保護層が形成されている。
  7. 請求項5又は6に記載のX線発生方法であって、
    前記電子ビームを収束させる第一コイル部と、前記電子ビームを偏向させる第二コイル部と、を用い、
    前記第一コイル部により、前記電子ビームの前記ターゲット部での照射野の外径が前記ターゲット体の外径の1.1〜2.5倍の範囲となるように、前記電子ビームを収束させ、
    前記第二コイル部により、前記電子ビームの前記照射野が前記ターゲット体を内包するように、前記電子ビームを偏向させる。
  8. 請求項7に記載のX線発生方法であって、
    前記ターゲット体からの二次電子又は前記ターゲット体から発生したX線又はターゲット電流を検出する検出部を用い、
    前記検出部の検出信号に基づいて、前記二次コイルを制御して、前記電子ビームを偏向させる。
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