JPWO2013129022A1 - ハイブリッド励磁式回転電機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ハイブリッド励磁式回転電機に係り、永久磁石で励磁されていない磁極を励磁する励磁コイルによる磁束発生時に生じる鉄損を抑制すべく、少なくとも軸方向一方側に延出するシャフトと、軸方向に隙間を空けて分割され、それぞれ周方向に永久磁石で励磁された第1磁極と永久磁石で励磁されていない第2磁極とが交互に配置され、それぞれの前記第1磁極の極性が互いに異なり、かつ一方の前記第1磁極と他方の前記第2磁極とが軸方向で前記隙間を介して互いに対向配置された第1及び第2コアと、を有するロータと、上記ロータの径方向外側に配置された、前記ロータを回転させる回転磁界を発生させるステータと、上記隙間に配置された、上記第2磁極を励磁する励磁コイルと、上記第1コア、上記第2コア、及び上記励磁コイルの径方向内側に配置された、鉄損が上記シャフトの鉄損に比べて小さい材料で形成された第3コアと、を備える。

Description

本発明は、ハイブリッド励磁式回転電機に係り、特に、励磁回路として永久磁石と電磁石との双方を用いたハイブリッド励磁式回転電機に関する。
従来、永久磁石と電磁石とを備えるハイブリッド励磁式回転電機が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。この回転電機は、ロータと、ロータの径方向外側に配置され、ロータを回転させる回転磁界を発生させるステータと、を備えている。ステータは、ステータコアと、ステータコイルと、を有している。また、ロータは、軸方向に延びるシャフトと、軸方向に分割された第1及び第2コアと、を有している。第1及び第2コアはそれぞれ、径方向端部に周方向に交互に配置された、永久磁石で励磁された永久磁石励磁磁極と、永久磁石で励磁されていない非励磁の永久磁石非励磁磁極と、を有している。第1コアの永久磁石励磁磁極と第2コアの永久磁石励磁磁極とは、互いに反転した極性からなる。第1コアの永久磁石励磁磁極と第2コアの永久磁石非励磁磁極とは、軸方向で互いに対向配置されていると共に、第1コアの永久磁石非励磁磁極と第2コアの永久磁石励磁磁極とは、軸方向で互いに対向配置されている。
永久磁石による磁束量は略一定である。また、上記の回転電機は、永久磁石非励磁磁極を励磁する励磁コイルを備えている。励磁コイルが外部から通電されると、永久磁石非励磁磁極を励磁して永久磁石による磁束を弱め或いは強める磁束が発生する。従って、上記の回転電機によれば、永久磁石による磁束と電磁石による磁束との合成磁束によりロータを適切に回転させることが可能である。
特開平8−251891号公報 特許第3724416号公報
ところで、上記特許文献1記載の回転電機では、励磁コイルが、軸方向に分割された第1コアと第2コアとの軸方向に空いた隙間に配置されている。この場合には、励磁コイルが通電された際に励磁コイルの径方向内側ではシャフトに磁束が流れる。また、上記特許文献2記載の回転電機では、励磁コイルが、軸方向に分割された第1コアと第2コアとの間の径方向外側に配置されている。この場合には、励磁コイルが通電された際に励磁コイルの径方向内側ではシャフト又は第1及び第2コアに磁束が流れる。これらの回転電機の構造では、励磁コイルによる磁束発生時に生じる鉄損が大きくなるので、大きなトルクを発生させるうえで装置自体が大型化してしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、永久磁石で励磁されていない磁極を励磁する励磁コイルによる磁束発生時に生じる鉄損を抑制することが可能なハイブリッド励磁式回転電機を提供することを目的とする。
上記の目的は、少なくとも軸方向一方側に延出するシャフトと、軸方向に隙間を空けて分割され、それぞれ周方向に永久磁石で励磁された第1磁極と永久磁石で励磁されていない第2磁極とが交互に配置され、それぞれの前記第1磁極の極性が互いに異なり、かつ一方の前記第1磁極と他方の前記第2磁極とが軸方向で前記隙間を介して互いに対向配置された第1及び第2コアと、を有するロータと、前記ロータの径方向外側に配置された、前記ロータを回転させる回転磁界を発生させるステータと、前記隙間に配置された、前記第2磁極を励磁する励磁コイルと、前記第1コア、前記第2コア、及び前記励磁コイルの径方向内側に配置された、鉄損が前記シャフトの鉄損に比べて小さい材料で形成された第3コアと、を備えるハイブリッド励磁式回転電機により達成される。
本発明によれば、永久磁石で励磁されていない磁極を励磁する励磁コイルによる磁束発生時に生じる鉄損を抑制することができる。
本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機の構造を示す斜視図である。 本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機を軸中心線を含む平面で切断した際の断面図である。 本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機を、図2に示すIII−IIIで切断した際の断面図である。 本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機を、図2に示すIV−IVで切断した際の断面図である。 本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機の第3コアの形状を表した断面図である。 本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機の分解斜視図である。 本実施例の如きハイブリッド励磁式回転電機の構造において生じ得る現象を説明するための図である。 本実施例の如きハイブリッド励磁式回転電機の構造において生じ得る現象を説明するための図である。 シャフトで発生する渦電流の流通箇所を表した図である。 本実施例のハイブリッド励磁式回転電機においてシャフトに発生する渦電流を抑制する手段の配置位置を表した図である。 本実施例のハイブリッド励磁式回転電機における効果を説明するための図である。
以下、図面を用いて、本発明に係るハイブリッド励磁式回転電機の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド励磁式回転電機10の構造を示す斜視図を示す。尚、図1には、一部がカットされたハイブリッド励磁式回転電機10が示されている。図2は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10を軸中心線を含む平面で切断した際の断面図を示す。図3は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10を、図2に示すIII−IIIで切断した際の断面図を示す。図4は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10を、図2に示すIV−IVで切断した際の断面図を示す。図5は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の有するロータコアの形状を表した断面図を示す。また、図6は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の分解斜視図を示す。
本実施例において、ハイブリッド励磁式回転電機10は、軸回りに回転可能なロータ12と、ロータ12を回転させる回転磁界を発生させるステータ14と、を備えている。ロータ12は、軸方向両端において軸受16,18を介してケース20に回転可能に支持されている。ステータ14は、ロータ12の径方向外側に配置されており、ケース20に固定されている。ロータ12とステータ14とは、互いに径方向に所定長のエアギャップ22を介して対向している。
ステータ14は、ステータコア24と、ステータコイル28と、を有している。ステータコア24は、中空円筒状に形成されている。ステータコア24には、内周面にステータティース26が形成されている。ステータティース26は、ステータコア24の径方向内方すなわち軸中心に向けて突出している。ステータティース26は、ステータコア24の内周面において周方向に複数(例えば、18個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。各ステータティース26にはそれぞれ、ステータコイル28が巻き付けられている。ステータコイル28は、ステータコア24の内周面において周方向に複数(例えば、18個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。各ステータコイル28は、ハイブリッド励磁式回転電機10が例えば三相交流モータに適用される場合は、U相コイル、V相コイル、及びW相コイルの何れかを構成する。
ステータコア24は、軸方向に分割されており、第1ステータコア30と、第2ステータコア32と、第3ステータコア34と、を有している。第1〜第3ステータコア30〜34は、それぞれ中空円筒状に形成されており、軸方向に並んでいる。第1〜第3ステータコア30〜34は、互いに略同じ内径を有している。第1及び第3ステータコア30,34は、軸方向両端に配置されている。第2ステータコア32は、軸方向中央に配置されている。第2ステータコア32は、第1ステータコア30と第3ステータコア34とに軸方向で挟まれており、それら第1及び第3ステータコア30,34の軸方向中央寄りの端面に接着固定される。
第1及び第3ステータコア30,34はそれぞれ、絶縁コーティングされた複数の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されている。また、第2ステータコア32は、軟磁性材料、具体的には絶縁コーティングされた軟磁性体粉末を圧縮成型した材料で形成されている。第2ステータコア32の軸方向における磁気抵抗は、第1及び第3ステータコア30,34の軸方向における磁気抵抗よりも小さい。
ステータコア24の径方向外側には、第1〜第3ステータコア30〜34を支持する円筒状のヨーク36が設けられている。ヨーク36は、第2ステータコア32と同様に、絶縁コーティングされた軟磁性体粉末を圧縮成型した材料で形成されている。ヨーク36の軸方向における磁気抵抗は、第1及び第3ステータコア30,34の軸方向における磁気抵抗よりも小さい。ヨーク36は、第2ステータコア32と一体であってもよい。ヨーク36は、第1ステータコア30及び第3ステータコア34の径方向外側面に接着固定される。第1ステータコア30と第3ステータコア34とは、ヨーク36により互いに磁気的に結合される。ステータティース26は、第1〜第3ステータコア30〜34それぞれに設けられており、第1〜第3ステータコア30〜34それぞれのステータティース26は、軸方向に並ぶように設けられている。また、各ステータコイル28は、第1〜第3ステータコア30〜34を軸方向に貫くように形成されている。
また、ステータコア24は、ステータ14をケース20に取り付け固定するための径方向外側に突出する取付部38を有している。取付部38は、軸方向に積層する複数の電磁鋼板により形成されている。取付部38は、第1ステータコア30と一体に形成された取付部38aと、第3ステータコア34と一体に形成された取付部38bと、両取付部38a,38bで挟まれる取付部38cと、を有している。取付部38cは、第2ステータコア32の径方向外側に配置されている。尚、取付部38cは、軸方向に積層する複数の電磁鋼板により形成されることに代えて、第2ステータコア32と一体に形成されることとしてもよい。取付部38は、周方向に複数(例えば3個)設けられている。取付部38には、軸方向に貫通する貫通穴40が設けられている。ステータ14は、取付部38の貫通穴40を貫通するボルト42がケース20に締結されることによりケース20に固定される。
ロータ12は、ステータ14の径方向内側に配置されている。ロータ12は、シャフト50と、ロータコア52と、を有している。シャフト50は、軸方向に延びており、軸方向両端側でステータ14の軸方向端部から延出している。尚、シャフト50は、少なくとも軸方向一方端でステータ14の軸方向端部から延出していればよい。シャフト50は、所定の鉄損を有する材料、具体的にはS45Cなどの炭素鋼で形成されている。ロータコア52は、シャフト50の径方向外側に配置されてそのシャフト50に支持される外側ロータコア54を有している。外側ロータコア54は、中空円筒状に形成されており、シャフト50の径方向外側面に固定されている。
外側ロータコア54は、軸方向に分割されており、第1外側ロータコア56と、第2外側ロータコア58と、を有している。第1及び第2外側ロータコア56,58はそれぞれ、中空円筒状に形成されており、シャフト50の径方向外側に配置されてシャフト50に支持されている。第1及び第2外側ロータコア56,58はそれぞれ、絶縁コーティングされた複数の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されている。第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とは、互いに軸方向に環状の隙間60を空けて離間している。
第1外側ロータコア56の径方向外側面は、第1ステータコア30の径方向内側面と径方向で対向している。すなわち、第1外側ロータコア56の径方向外側面と第1ステータコア30の径方向内側面とは互いに径方向で対向している。また、第2外側ロータコア58の径方向外側面は、第3ステータコア34の径方向内側面と径方向で対向している。すなわち、第2外側ロータコア58の径方向外側面と第3ステータコア34の径方向内側面とは互いに径方向で対向している。隙間60は、第2ステータコア32の径方向内側面に面しており、第2ステータコア32の径方向内側に設けられている。
第1外側ロータコア56の外周部には、ロータティース62が形成されている。ロータティース62は、第1外側ロータコア56の径方向外方に向けて突出している。ロータティース62は、第1外側ロータコア56の外周面において周方向に複数(例えば、6個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。
周方向において互いに隣接するロータティース62の間にはそれぞれ、永久磁石64がロータティース62と隣り合うように取り付けられている。永久磁石64は、第1外側ロータコア56の径方向外側に配置されている。永久磁石64は、例えばフェライト磁石である。永久磁石64は、周方向に複数(例えば、6個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。各永久磁石64は、周方向に所定の幅(角度)を有し、かつ、径方向に所定の厚さを有している。各永久磁石64は、所定の極性(例えば、径方向外側をN極としかつ径方向内側をS極とする。)に着磁されている。
永久磁石64の径方向外側端面とロータティース62の径方向外側端面とは、軸中心から略同じ距離に形成されている。第1外側ロータコア56は、永久磁石64で励磁された永久磁石励磁磁極と、永久磁石64で励磁されていない非励磁の永久磁石非励磁磁極と、を有している。この永久磁石非励磁磁極は、ロータティース62に形成される。これらの永久磁石励磁磁極と永久磁石非励磁磁極とは、周方向に交互に配置されている。第1外側ロータコア56は、所定角度ごとに極性の異なる磁極を有しており、永久磁石励磁磁極及び永久磁石非励磁磁極により周方向に所定数(例えば12個)の極数を有している。
また、第2外側ロータコア58の外周部には、ロータティース66が形成されている。ロータティース66は、第2外側ロータコア58の径方向外方に向けて突出している。ロータティース66は、第2外側ロータコア58の外周面において周方向に複数(例えば、6個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。
周方向において互いに隣接するロータティース66の間にはそれぞれ、永久磁石68がロータティース66と隣り合うように取り付けられている。永久磁石68は、第2外側ロータコア58の径方向外側に配置されている。永久磁石68は、例えばフェライト磁石である。永久磁石68は、周方向に複数(例えば、6個)設けられており、周方向に沿って等間隔で設けられている。各永久磁石68は、周方向に所定の幅(角度)を有し、かつ、径方向に所定の厚さを有している。各永久磁石68は、上記の永久磁石64の極性とは異なる所定の極性(例えば、径方向外側をS極としかつ径方向内側をN極とする。)に着磁されている。すなわち、永久磁石68と永久磁石64とは、互いに反転した極性を有している。
永久磁石68の径方向外側端面とロータティース66の径方向外側端面とは、軸中心から互いに略同じ距離になる位置に形成されている。第2外側ロータコア58は、永久磁石68で励磁された永久磁石励磁磁極と、永久磁石68で励磁されていない非励磁の永久磁石非励磁磁極と、を有している。この永久磁石非励磁磁極は、ロータティース66に形成される。これらの永久磁石励磁磁極と永久磁石非励磁磁極とは、周方向に交互に配置されている。第2外側ロータコア58は、所定角度ごとに極性の異なる磁極を有しており、永久磁石励磁磁極及び永久磁石非励磁磁極により周方向に第1外側ロータコア56の極数と同じ所定数(例えば12個)の極数を有している。
第1外側ロータコア56の永久磁石励磁磁極と、第2外側ロータコア58の永久磁石非励磁磁極とは、軸方向で上記の隙間60を介して互いに対向配置されている。すなわち、第1外側ロータコア56の永久磁石64と第2外側ロータコア58のロータティース66とは、軸方向で上記の隙間60を介して互いに対向配置されている。また、第1外側ロータコア56の永久磁石非励磁磁極と、第2外側ロータコア58の永久磁石励磁磁極とは、軸方向で上記の隙間60を介して互いに対向配置されている。すなわち、第1外側ロータコア56のロータティース62と第2外側ロータコア58の永久磁石68とは、軸方向で上記の隙間60を介して互いに対向配置されている。
上記の隙間60には、すなわち、第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58との軸方向間には、ロータティース62,66の永久磁石非励磁磁極を励磁する励磁コイル70が配置されている。励磁コイル70は、隙間60の略全域を埋めている。励磁コイル70は、シャフト50の回りに環状に形成されており、トロイダル巻きされている。励磁コイル70は、シャフト50の径方向外側に配置されていると共に、第2ステータコア32の径方向内側に配置されており、第2ステータコア32と径方向で対向している。励磁コイル70は、ステータ14(具体的には、そのステータコア24)に取り付け固定されている。励磁コイル70には、直流電流(DC励磁電流)が供給される。励磁コイル70に直流電流が供給されると、その励磁コイル70の径方向内側(軸中心側)を軸方向に貫く磁束(DC励磁磁束)が発生する。この磁束量は、励磁コイル70に供給された直流電流に応じた大きさである。
尚、励磁コイル70のステータ14への固定は、互いの直接接着により実現されてもよい。また、環状の励磁コイル70を径方向内側から保持するU字状の保持部材(クリップ)71を周方向に複数設け、その保持部材71の両側爪部を、第2ステータコア32の径方向内側面に空いた穴又はステータコア24の第1ステータコア30及び第3ステータコア34の互いに面する軸方向端面に空いた穴に挿入して引っ掛けることにより、励磁コイル70のステータ14への固定を実現することとしてもよい。尚、図6には、周方向に複数設けられた保持部材71により励磁コイル70がステータ14に固定された状態が示されている。
シャフト50は、中空形状に形成されている。シャフト50は、径が比較的大きな大径円筒部72と、径が比較的小さな小径円筒部74,76と、を有している。小径円筒部74,76は、軸方向両端に設けられている。シャフト50は、小径円筒部74,76において軸受16,18を介してケース20に支持される。大径円筒部72は、軸方向中央に設けられており、軸方向両端の小径円筒部74,76に挟まれている。第1及び第2外側ロータコア56,58は、大径円筒部72の径方向外側に配置されてその大径円筒部72に支持されており、その大径円筒部72の径方向外側面に固定されている。
また、ロータコア52は、シャフト50の径方向内側に配置されてそのシャフト50に支持される内側ロータコア80を有している。内側ロータコア80は、ロータコア52の第1外側ロータコア56及び第2外側ロータコア58並びに励磁コイル70の径方向内側に配置されている。シャフト50の大径円筒部72内には、中空空間82が形成されている。内側ロータコア80は、大径円筒部72の中空空間82内に収容されており、大径円筒部72の径方向内側面に接着固定されている。内側ロータコア80は、軟磁性材料具体的には絶縁コーティングされた軟磁性体粉末を圧縮成型した材料で形成されている。内側ロータコア80は、鉄損がシャフト50の鉄損に比べて小さい材料で形成されている。
内側ロータコア80は、周方向に分割されており、軸方向から見て扇状に形成された複数(例えば6個)のロータコア片84からなる。内側ロータコア80の周方向における分割は、周方向において等間隔(等角度)で行われ、各ロータコア片84は、互いに同じ形状を有している。内側ロータコア80の周方向における分割数すなわちロータコア片84の数は、外側ロータコア54における第1及び第2外側ロータコア56,58の極数又はその極数の約数である。例えば、極数が“12”である場合は、分割数は“2”、“3”、“4”、“6”、又は“12”である(図3及び図4において分割数は“6”である)。
内側ロータコア80の周方向における分割は、また、ロータ12やシャフト50の軸中心と、ロータ12の第1及び第2外側ロータコア56,58において周方向に交互に配置された永久磁石64,68及びロータティース62,66(すなわち、永久磁石励磁磁極及び永久磁石非励磁磁極)のうちの二以上のものの各周方向中心と、を通る線上で行われる。すなわち、内側ロータコア80の周方向における分割面を含む各平面はそれぞれ、ロータ12やシャフト50の軸中心を通ると共に、何れかの永久磁石64,68及びロータティース62,66(すなわち、永久磁石励磁磁極及び永久磁石非励磁磁極)の周方向中心を通る。
また、内側ロータコア80は、軸方向端部に軸方向に空いた切欠穴86,88を有している。切欠穴86,88は、軸方向両端に設けられている。切欠穴86,88は、径が軸方向端面から軸方向中央にかけて小さくなるように図5(A)に示す如きテーパ状に又は図5(B)に示す如き階段状に形成されている。切欠穴86,88の軸方向端部(最浅部)の径は、シャフト50の大径円筒部72の内径と略一致し、かつ、切欠穴86,88の軸方向中央部(最深部)の径は、所定の径である。内側ロータコア80は、軸方向中央部で径方向に所定の厚みを有する一方、軸方向両端部それぞれで軸方向中央部の厚みよりも小さい厚みを有する。シャフト50の大径円筒部72の径方向の厚みは、モータトルクを伝達するのに必要な強度を維持するような厚さに設定され、内側ロータコア80の軸方向中央部における径方向の厚みは、励磁コイル70によって発生する磁束が飽和しない所定の厚さに設定されるため、内側ロータコア80の軸方向中央部における径方向の厚みは、シャフト50の大径円筒部72の径方向の厚みよりも大きい。
切欠穴86と切欠穴88とは、互いに軸方向中央側で連通しており、最深部同士で互いに軸方向に貫通する貫通穴89を通じて接続している。すなわち、内側ロータコア80は、貫通穴89が形成されるように中空形状に形成されている。内側ロータコア80の切欠穴86,88及び貫通穴89はすべて、シャフト50の軸中心線上に設けられている。内側ロータコア80の貫通穴89は、切欠穴86,88の最深部の径と略同じ径を有している。
ロータ12は、軸方向に2分割されている。シャフト50は、軸方向に2分割されており、互いに嵌合する2つのカップ状部材90,92からなる。シャフト50の軸方向分割位置は、軸方向の略中央である。カップ状部材90は、小径円筒部74と、大径円筒部72の一部(具体的には、小径円筒部74に接続する側の半分)と、を有している。カップ状部材92は、小径円筒部76と、大径円筒部72の一部(具体的には、小径円筒部76に接続する側の半分)と、を有している。シャフト50は、カップ状部材90とカップ状部材92とが互いに嵌合することにより形成される。カップ状部材90には第1外側ロータコア56が、また、カップ状部材92には第2外側ロータコア58が、それぞれ支持される。第1外側ロータコア56はカップ状部材90の径方向外側面に、また、第2外側ロータコア58はカップ状部材92の径方向外側面に、それぞれ固定される。
カップ状部材90,92にはそれぞれ、軸中心上で軸方向に空いたボルト穴94,96が形成されている。ボルト穴94,96は、内側ロータコア80の貫通穴89の径と略同じ径を有している。カップ状部材90,92のボルト穴94,96及び内側ロータコア80の貫通穴89には、ボルト98が挿入される。カップ状部材90とカップ状部材92とは、互いに嵌合しつつ、ボルト98により締結される。
尚、内側ロータコア80は、軸方向に2分割されていてもよい。この場合、内側ロータコア80の軸方向分割位置は、シャフト50の軸方向分割位置に対応していてもよく、軸方向の略中央であってもよい。また、内側ロータコア80の分割された一方はシャフト50のカップ状部材90の径方向内側面に、また、内側ロータコア80の分割された他方はカップ状部材92の径方向内側面に、それぞれ接着固定されることとすればよい。
上記のハイブリッド励磁式回転電機10の構造において、環状の励磁コイル70に直流電流が供給されると、その励磁コイル70の径方向内側(軸中心側)を軸方向に貫く磁束が発生する。この励磁コイル70を用いた電磁石による磁束は、第1又は第2外側ロータコア56,58の永久磁石非励磁磁極→内側ロータコア80→第2又は第1外側ロータコア58,56の永久磁石非励磁磁極→エアギャップ22→ステータコア24→エアギャップ22→第1又は第2外側ロータコア56,58の永久磁石非励磁磁極からなる経路で流通する。かかる磁束が発生すると、第1及び第2外側ロータコア56,58の永久磁石非励磁磁極が励磁される。この電磁石による磁束は、永久磁石64,68による磁束を弱め或いは強める。また、この電磁石による磁束量は、励磁コイル70に流す直流電流の大きさに応じて調整される。
従って、本実施例によれば、永久磁石64,68による磁束と励磁コイル70を用いた電磁石による磁束との合成磁束によりロータ12をステータ14回りに回転させるトルクを調整することができ、そのロータ12を適切に回転させることができる。
また、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の構造においては、励磁コイル70の励磁により生じる磁束が、シャフト50の径方向外側に配置された外側ロータコア54(具体的には、第1及び第2外側ロータコア56,58)及び励磁コイル70の径方向内側(軸中心側)で、シャフト50の径方向内側に配置された内側ロータコア80を流通する。この構造では、シャフト50の径方向内側に内側ロータコア80が設けられていない構造と異なり、励磁コイル70の励磁により励磁コイル70の径方向内側で軸方向に流れる磁束がシャフト50自体(具体的には、大径円筒部72など)を流通することは抑制される。
内側ロータコア80は、鉄損がシャフト50の鉄損に比べて小さい材料で形成されているので、内側ロータコア80の鉄損は、シャフト50の鉄損に比べて小さい。このため、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の構造によれば、励磁コイル70による磁束発生時に生じる鉄損を抑制することができる。従って、ロータ12を回転させるトルクを効率的に発生させることができるので、ロータ12を回転させる際のトルクアップを図ることができ、大きなトルクを発生させるうえで装置自体の大型化を抑制することができる。
また、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の構造において、鉄損がシャフト50の鉄損に比べて小さい上記の内側ロータコア80は、軟磁性材料(具体的には圧縮された軟磁性体粉末)により形成されている。この内側ロータコア80は、シャフト50の径方向内側に配置され、そのシャフト50の大径円筒部72の径方向内側面に接着固定されている。かかる構造では、その内側ロータコア80が、大きな荷重(トルクや遠心力,軸力など)が発生する箇所に介在しない。具体的には、内側ロータコア80がロータ12におけるトルク伝達経路外に存在する。このため、トルク伝達に起因して破壊されるのを防止することができる。また、内側ロータコア80がシャフト50の径方向内側に存在する。このため、内側ロータコア80がロータ12の外径寄りに存在する構造に比べて、遠心力の影響を受け難く、遠心力に起因して破壊され或いは飛散するのを防止することができる。
また、上記の内側ロータコア80は、周方向に分割されている。このため、内側ロータコア80が全周で一体となった構造に比べて、遠心力の影響を受け難く、遠心力に起因して破壊され或いは飛散するのを防止することができる。
また、上記の内側ロータコア80は、周方向に等間隔で分割されており、その分割数は、外側ロータコア54における第1及び第2外側ロータコア56,58の極数又はその極数の約数であると共に、その分割は、ロータ12やシャフト50の軸中心と、ロータ12の第1及び第2外側ロータコア56,58において周方向に交互に配置された永久磁石64,68及びロータティース62,66(すなわち、永久磁石励磁磁極及び永久磁石非励磁磁極)のうちの二以上のものの各周方向中心と、を通る線上で行われる。かかる構造では、内側ロータコア80の周方向に並んだ互いに隣接する2つのロータコア片84の間に隙間が形成されるが、永久磁石64,68による磁束の経路や励磁コイル70を用いた電磁石による磁束の経路を遮断することなく、ロータ12を回転させるうえで望ましい磁路を維持することができる。
励磁コイル70の励磁により励磁コイル70の径方向内側で流れる磁束は、外側ロータコア54の第1又は第2外側ロータコア56,58→内側ロータコア80→第2又は第1外側ロータコア58,56→エアギャップ22→ステータコア24→エアギャップ22→第1又は第2外側ロータコア56,58の経路で流れる。この際、内側ロータコア80の、第1及び第2外側ロータコア56,58と径方向で対向する軸方向端部では、外径寄りの部位において磁束密度が高い一方、内径寄り(軸中心近傍)の部位において磁束密度が低い。
これに対して、本実施例において、上記の内側ロータコア80は、軸方向端部に軸方向に空いた切欠穴86,88を有している。このため、内側ロータコア80のうちその機能を発揮しない無駄な部分を削減することができるので、切欠穴86,88が存在しない構造に比べて、磁束の流れに与える影響を最小限に抑制しつつ、内側ロータコア80の重量減を図り、コスト低下を図ることができる。
また、本実施例においては、ロータコア52が軸方向に分割されかつシャフト50が軸方向に分割されている。この構造では、ステータコア24の径方向内側面から軸中心側へ向けて突出する励磁コイル70を含むステータ14の製造後、ロータ12を、軸方向に分割されたロータコア52及びシャフト50をステータ14の軸方向両側からそのステータ14を挟み込むように組み付けることが可能である。このため、ハイブリッド励磁式回転電機10の組み付けを容易に行うことができる。
図7及び図8はそれぞれ、本実施例の如きハイブリッド励磁式回転電機10の構造において生じ得る現象を説明するための図を示す。尚、図7(A)にはロータ12の有するシャフト50の斜視図を、また、図7(B)にはシャフト50及びその周囲を図7(A)に示すA−Aで切断した際の断面図を、それぞれ示す。また、図8(A)には励磁コイル70への励磁電流の急減後にシャフト50及び内側ロータコア80に磁束が流通する様子を表した図を、また、図8(B)には励磁コイル70への励磁電流の急減後にシャフト50に渦電流が発生する様子を表した図を、それぞれ示す。更に、図9は、シャフト50で発生する渦電流の流通箇所を表した図を示す。尚、図9(A)にはシャフト50及びその周囲を側方から見た図を、また、図9(B)にはシャフト50及びその周囲を図9(A)に示すB−Bで切断した際の断面図を、それぞれ示す。
本実施例において、上記の如く、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58との軸方向間には、ロータティース62,66の永久磁石非励磁磁極を励磁する励磁コイル70が配置されており、この励磁コイル70は、シャフト50の周りに環状に形成されている。また、中空形状のシャフト50の径方向内側には、絶縁コーティングされた軟磁性体粉末を圧縮成型した材料で形成された内側ロータコア80が配置され、また、そのシャフト50の径方向外側には、絶縁コーティングされた複数の電磁鋼板を軸方向に積層して形成された外側ロータコア54が配置されている。内側ロータコア80は、鉄損がシャフト50の鉄損に比べて小さい材料で形成されている。
上記した構造において、励磁コイル70にDC励磁電流が供給されると、その励磁コイル70の径方向内側(軸中心側)を軸方向に貫くDC励磁磁束が発生し、そのDC励磁磁束がシャフト50を通過する。励磁コイル70に供給されるDC励磁電流は、スイッチングにより所定の大きさに制御されるので、高調波成分を含んでいる。このため、このDC励磁電流の変化に伴って励磁コイル70の周囲に生ずるDC励磁磁束が変動すると、磁路中の電気抵抗が小さい部位(具体的には、シャフト50)に渦電流が発生し得るので(図7参照)、損失が大きくなるおそれがある。
この場合に渦電流が発生し得る箇所は、シャフト50の、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位(具体的には、シャフト50の軸方向に2分割されたカップ状部材90とカップ状部材92とが嵌合する部位)の近傍(図9(A)において破線で囲まれる斜線領域S1)、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍(図9(A)において破線で囲まれる斜線領域S2)、及び/又は、第1及び第2外側ロータコア56,58に対して径方向内側で対向しかつ第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における互いに隣接するロータティース62,66間の中心と軸中心とを通る線(図9(B)に示す突極間中心線L)上に位置する部位の近傍(図9(A)及び(B)において破線で囲まれる斜線領域S3)である。
また、励磁コイル70のDC励磁中に逆起電圧を瞬時に低下させる必要のある状況(例えば、三相系異常によるフェール時など)において、励磁コイル70へのDC励磁電流がゼロにされた際に、磁路中のシャフト50に渦電流が発生し、励磁コイル70の周囲に生ずるDC励磁磁束が直ちには消滅せずに残留し得るので(図8参照)、逆起電圧が低下し難いものとなるおそれがある。
この場合に渦電流が流通し得る箇所は、特に、シャフト50の、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位(具体的には、シャフト50の軸方向に2分割されたカップ状部材90とカップ状部材92とが嵌合する部位)の近傍(図9(A)において破線で囲まれる斜線領域S1)である。
これらの渦電流は、シャフト50の、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位の近傍においてはシャフト周方向に流通し、また、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍においてはシャフト周方向に流通し、更に、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58に対して径方向内側で対向しかつ第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における突極間中心線L上に位置する部位の近傍においてはシャフト軸方向に流通する。
図10は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10においてシャフト50に発生する渦電流を抑制する手段の配置位置を表した図を示す。尚、図10(A)にはシャフト50の斜視図を、また、図10(B)にはシャフト50及びその周囲の断面図を、それぞれ示す。また、図11は、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10における効果を説明するための図を示す。尚、図11(A)には励磁コイル70に供給される電流の時間変化を、図11(B)には本実施例と対比される対比例における逆起電圧の時間変化を、また、図11(C)には本実施例における逆起電圧の時間変化を、それぞれ示す。
本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10は、上記の如くシャフト50に発生する渦電流を抑制する渦電流抑制手段100を有している。すなわち、ハイブリッド励磁式回転電機10において、シャフト50には、渦電流を抑制する渦電流抑制手段100が設けられている。
渦電流抑制手段100は、シャフト50の渦電流が流通し得る箇所、具体的には、シャフト50の、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位(具体的には、カップ状部材90とカップ状部材92とが嵌合する部位)の近傍(斜線領域S1)、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍(斜線領域S2)、及び/又は、第1及び第2外側ロータコア56,58に対して径方向内側で対向し、かつ、第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における互いに隣接するロータティース62,66間の中心と軸中心とを通る突極間中心線L上に位置する部位の近傍(斜線領域S3)に配置される。
例えば、渦電流抑制手段100は、シャフト50の、外側ロータコア54の第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位の近傍に設けられるスリット102である。このスリット102は、図10に示す如く、シャフト50の、第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位の近傍の表面から軸中心方向へ向けて開きかつその軸方向に直線状に延びている。尚、上記のスリット102は、シャフト50の周方向において一箇所設けられてもよいが、シャフト50の周方向において複数箇所設けられることが好ましい。
上記のスリット102によれば、このスリット102が設けられないものに比べて、シャフト50の、第1外側ロータコア56と第2外側ロータコア58とに軸方向で挟まれる部位の近傍をシャフト周方向に電流が流れる際の電気抵抗が大きくなるので、その部位近傍においてシャフト周方向に流れる渦電流が抑制される。
また例えば、渦電流抑制手段100は、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍に設けられる穴104である。この穴104は、図10に示す如く、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍の表面から軸中心方向へ向けて開いた空隙である。
尚、上記の穴104は、シャフト50の軸方向に直線状に延びていてもよく、また、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部それぞれに対して、シャフト50の周方向において一箇所設けられてもよいが、シャフト50の周方向において複数箇所設けられることが好ましい。また、上記の穴104は、渦電流を抑制するうえでは、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における突極間中心線L上に位置する部位の近傍に設けられることが好ましい。
上記の穴104によれば、この穴104が設けられないものに比べて、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58の軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍をシャフト周方向に電流が流れる際の電気抵抗が大きくなるので、その部位近傍においてシャフト周方向に流れる渦電流が抑制される。
更に例えば、渦電流抑制手段100は、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58に対して径方向内側で対向し、かつ、第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における互いに隣接するロータティース62,66間の中心と軸中心とを通る突極間中心線L上に位置する部位の近傍に設けられる樹脂106である。この樹脂106は、シャフト50本体の電気抵抗よりも大きな電気抵抗を有している。この樹脂106は、図10に示す如く、シャフト50の上記部位の近傍に埋設されている。
尚、上記の樹脂106は、シャフト50の軸方向に直線状に延びていてもよく、また、シャフト50の周方向において一箇所設けられてもよいが、シャフト50の周方向において複数箇所設けられることが好ましく、上記した突極間中心線Lごとに設けられていてもよい。
上記の樹脂106によれば、この樹脂106が設けられないものに比べて、シャフト50の、第1及び第2外側ロータコア56,58に対して径方向内側で対向し、かつ、第1及び第2外側ロータコア56,58の周方向における突極間中心線L上に位置する部位の近傍をシャフト軸方向に電流が流れる際の電気抵抗が大きくなるので、その部位近傍においてシャフト軸方向に流れる渦電流が抑制される。
このように、本実施例のハイブリッド励磁式回転電機10の構造によれば、シャフト50の上記した所定位置に渦電流抑制手段100としてのスリット102、穴104、及び/又は樹脂106を設けることで、シャフト50に発生する渦電流を抑制することができる。
このため、本実施例によれば、励磁コイル70に供給される高調波成分を含むDC励磁電流の変化に伴ってDC励磁磁束が変動する際、シャフト50における渦電流損を低減することができ、回転電機10における効率を向上させることが可能となる。また、渦電流抑制手段100が設けられない構成に比べて、励磁コイル70へのDC励磁電流がゼロなどに急減された際(図11における時刻t=t1)、励磁コイル70の周囲に残留するDC励磁磁束を低減することができ、逆起電圧を直ちに低下させることが可能となる(図11参照)。
尚、上記の実施例においては、第1及び第2外側ロータコア56,58の永久磁石64,68で励磁された永久磁石励磁磁極が特許請求の範囲に記載した「第1磁極」に、永久磁石64,68で励磁されていない永久磁石非励磁磁極が特許請求の範囲に記載した「第2磁極」に、第1及び第2外側ロータコア56,58が特許請求の範囲に記載した「第1及び第2コア」に、また、内側ロータコア80が特許請求の範囲に記載した「第3コア」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施例においては、ロータ12及びシャフト50が軸方向に分割されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれ一体で構成することも可能である。また、この変形例では、内側ロータコア80の軸方向両側に軸方向に空いた切欠穴86,88を設けることとすれば十分であって、シャフト50のカップ状部材90とカップ状部材92とをボルト締結するボルト98の挿入のために内側ロータコア80を中空形状に形成することは不要であり、両切欠穴86,88を連通させることは不要である。
また、上記の実施例においては、内側ロータコア80がシャフト50の径方向内側面に固定されてロータ12と一体で回転するが、例えばシャフト50内に配置された非回転部材とされることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、シャフト50に発生する渦電流を抑制する渦電流抑制手段100として、シャフト50の所定位置に表面から軸中心方向へ向けて開けられるスリット102及び穴104、並びに、シャフト50の所定位置に埋設される樹脂106を用いることとしているが、何れの位置においても、渦電流を抑制するものであれば、スリット、穴、及び樹脂のうち何れであってもよく、また、シャフト50本体の電気抵抗よりも大きな電気抵抗を有するものであれば、スリット、穴、及び樹脂以外のものであってもよい。
また、シャフト50に発生する渦電流を抑制するうえでは、渦電流抑制手段100を、図9に示す斜線領域S1、S2、及びS3のすべてに配置することが望ましいが、何れか一以上の領域に配置することとしてもよい。
尚、本国際出願は、2012年(平成24年)2月29日に出願した日本国特許出願2012−044851号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願2012−044851号の全内容を本国際出願に援用する。
10 ハイブリッド励磁式回転電機
12 ロータ
14 ステータ
24 ステータコア
28 ステータコイル
50 シャフト
52 ロータコア
54 外側ロータコア
56 第1外側ロータコア
58 第2外側ロータコア
60 隙間
62,66 ロータティース
64,68 永久磁石
70 励磁コイル
72 大径円筒部
80 内側ロータコア
84 ロータコア片
86,88 切欠穴
90,92 カップ状部材
100 渦電流抑制手段
102 スリット
104 穴
106 樹脂

Claims (14)

  1. 少なくとも軸方向一方側に延出するシャフトと、軸方向に隙間を空けて分割され、それぞれ周方向に永久磁石で励磁された第1磁極と永久磁石で励磁されていない第2磁極とが交互に配置され、それぞれの前記第1磁極の極性が互いに異なり、かつ一方の前記第1磁極と他方の前記第2磁極とが軸方向で前記隙間を介して互いに対向配置された第1及び第2コアと、を有するロータと、
    前記ロータの径方向外側に配置された、前記ロータを回転させる回転磁界を発生させるステータと、
    前記隙間に配置された、前記第2磁極を励磁する励磁コイルと、
    前記第1コア、前記第2コア、及び前記励磁コイルの径方向内側に配置された、鉄損が前記シャフトの鉄損に比べて小さい材料で形成された第3コアと、
    を備えることを特徴とするハイブリッド励磁式回転電機。
  2. 前記シャフトは、中空形状に形成され、
    前記第1コア及び前記第2コアはそれぞれ、前記シャフトの径方向外側に配置されて該シャフトに支持されると共に、
    前記第3コアは、前記シャフトの径方向内側に配置されて該シャフトに支持されることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  3. 前記シャフトに設けられた、前記励磁コイルでの磁束変動により該シャフトに発生する渦電流を抑制する渦電流抑制手段を備えることを特徴とする請求項2記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  4. 前記渦電流抑制手段は、前記シャフトの、前記第1コアと前記第2コアとで軸方向に挟まれる部位の近傍、前記第1コア及び前記第2コアの軸方向端部に対して径方向内側で対向する部位の近傍、及び/又は、前記第1コア及び前記第2コアに対して径方向内側で対向しかつ前記第1コア及び前記第2コアの周方向における突極間中心を通る線上に位置する部位の近傍に設けられることを特徴とする請求項3記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  5. 前記渦電流抑制手段は、前記シャフトに開けられるスリット若しくは空隙であり、又は、前記シャフトの本体に比べて電気抵抗の大きい材料で構成された部材であることを特徴とする請求項3又は4記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  6. 前記第1コア及び前記第2コアはそれぞれ、絶縁コーティングされた複数の電磁鋼板を軸方向に積層して形成されていると共に、
    前記第3コアは、絶縁コーティングされた軟磁性体粉末を圧縮成型して形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  7. 前記第3コアは、周方向に分割されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  8. 前記第3コアの周方向における分割は、軸中心と、周方向に交互に配置されたすべての前記第1磁極及び前記第2磁極のうちの二以上の磁極の各周方向中心と、を通る線上で行われることを特徴とする請求項7記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  9. 前記第3コアは、周方向に等間隔で分割され、
    前記第3コアの周方向における分割数は、周方向に交互に配置された前記第1磁極及び前記第2磁極の極数又は該極数の約数であることを特徴とする請求項7又は8記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  10. 前記第3コアは、軸方向端部に、径が軸方向端面から軸方向中央にかけて小さくなる切欠穴を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  11. 前記切欠穴は、テーパ状又は階段状に形成されていることを特徴とする請求項10記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  12. 軸方向両端部それぞれの前記切欠穴は、互いに連通しており、
    前記第3コアは、中空形状に形成されていることを特徴とする請求項10又は11記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  13. 前記シャフトは、軸方向に2分割されたカップ状部材が互いに嵌合することにより形成されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項記載のハイブリッド励磁式回転電機。
  14. 軸方向に2分割されたカップ状部材は、一方が前記第1コアを支持しかつ他方が前記第2コアを支持すると共に、前記励磁コイルが配置された前記隙間の径方向内側で互いに嵌合されることを特徴とする請求項13記載のハイブリッド励磁式回転電機。
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