JPWO2013118467A1 - 超広角レンズおよび撮像装置 - Google Patents

超広角レンズおよび撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超広角レンズにおいて、小さなFナンバー、高性能、フォーカス群の軽量化、フォーカシング時の収差変動や画角変動の抑制を実現する。
【解決手段】物体側から順に、正の第1レンズ群(G1)、正の第2レンズ群(G2)、負の第3レンズ群(G3)からなる。無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に第1レンズ群(G1)と第3レンズ群(G3)は固定され、第2レンズ群(G2)は物体側へ移動する。第1レンズ群(G1)は、物体側から順に、負の第1サブレンズ群(G1a)、正の第2サブレンズ群(G1b)、絞り、正の第3サブレンズ群(G1c)からなる。条件式(1)、(2)を満足する。
0.15<f1/f2<0.60 (1)
2.5<f2/f<7.0 (2)
ただし、
f1:第1レンズ群(G1)の焦点距離
f2:第2レンズ群(G2)の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
【選択図】図1

Description

本発明は、超広角レンズおよび撮像装置に関し、より詳しくは、デジタルカメラ、放送用カメラ、映画撮影用カメラ等に使用可能な超広角レンズ、および該超広角レンズを備えた撮像装置に関するものである。
近年、上記分野のカメラにおいて、暗所での撮影も可能なようにFナンバーが小さいこと、および最近の高精細な撮像素子に対応可能なように高性能であることが強く望まれるようになってきている。さらに、例えば映画撮影用カメラ等では、オートフォーカス機構等、フォーカス群(フォーカシング時に移動するレンズ群)のパワーフォーカス駆動の機構が付いているものがあり、移動中の被写体を撮像する機会が多くあるため、被写体の距離が変動したときのフォーカシングの応答性が良いように、フォーカス群が軽量であること、およびフォーカシング時の諸収差変動や画角変動が少ないことが望まれている。このような事情から、インナーフォーカス方式のレンズ系がしばしば採用されている。インナーフォーカス方式のレンズ系としては、例えば、下記特許文献1、2に記載されたものが知られている。
一方、映画撮影用カメラ等に用いられる広角系のレンズは、従来、光学性能の点から固定焦点タイプのものが多く、用途に応じて複数本のレンズを付け替えて使用することが多かった。広角レンズとしては例えば、下記特許文献3に記載された、物体側から順に、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、正の第3レンズ群が配列されたレトロフォーカス型のものが知られている。
特開2011−186269号公報 特開2011−028009号公報 特開2000−056217号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、主に投写用レンズとして設計されたものであり、2つのレンズ群を異なる軌跡で移動させるフローティングフォーカス方式のため、フォーカス群の重量が重くなる虞があり、必ずしも映画撮影用カメラ用途に好適なものとはいえない。特許文献2に記載のものは、形状計測装置や写真測量装置に供される画像取得用レンズであり、フォーカシング時に第2レンズ群を移動させるインナーフォーカス方式を採っているが、フォーカシング時の収差変動や画角変動について特に考慮されていない。特許文献3に記載のものは、Fナンバーが2.8と大きい。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、フォーカス群の軽量化が図られ、フォーカシング時の収差変動や画角変動が少なく、小さなFナンバーと高い光学性能を有する超広角レンズおよびこのような超広角レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の超広角レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とが配された実質的に3つのレンズ群からなり、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に、第1レンズ群および第3レンズ群は固定され、第2レンズ群は物体側へ移動するように構成されており、第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群と、正の屈折力を有する第2サブレンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群とからなり、下記条件式(1)、(2)を満足することを特徴とするものである。
0.15<f1/f2<0.60 … (1)
2.5<f2/f<7.0 … (2)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
本発明の超広角レンズにおいては、下記条件式(1’)を満足することが好ましい。
0.20<f1/f2<0.50 … (1’)
本発明の超広角レンズにおいては、下記条件式(2’)を満足することが好ましい。
3.0<f2/f<6.0 … (2’)
本発明の超広角レンズにおいては、第2レンズ群が、正レンズおよび負レンズが接合された接合レンズからなることが好ましい。
本発明の超広角レンズにおいては、第1サブレンズ群が、正メニスカスレンズと、2枚の負メニスカスレンズとを有し、下記条件式(3)を満足することが好ましく、さらに条件式(3)に代えて下記条件式(3’)を満足することがより好ましい。
0.70<|f1a/f|<2.00 … (3)
0.80<|f1a/f|<1.80 … (3’)
ただし、
f1a:第1サブレンズ群の焦点距離
本発明の超広角レンズにおいては、下記条件式(4)を満足することが好ましく、下記条件式(4’)を満足することがより好ましい。
−0.50<f/f1a+b<0.20 … (4)
−0.40<f/f1a+b<0.10 … (4’)
ただし、
f1a+b:第1サブレンズ群と第2サブレンズ群の合成焦点距離
本発明の超広角レンズにおいては、第2サブレンズ群が、2枚の正レンズを有し、下記条件式(5)を満足することが好ましく、さらに条件式(5)に代えて下記条件式(5’)を満足することがより好ましい。
1.60<f1b/f<8.00 … (5)
1.80<f1b/f<7.50 … (5’)
ただし、
f1b:第2サブレンズ群の焦点距離
本発明の超広角レンズにおいては、第3サブレンズ群が、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負レンズおよび正レンズが接合された接合レンズと、両凸レンズとからなり、下記条件式(6)を満足することが好ましく、さらに条件式(6)に代えて下記条件式(6’)を満足することがより好ましい。
1.70<f1c/f<5.00 … (6)
1.90<f1c/f<4.00 … (6’)
ただし、
f1c:第3サブレンズ群の焦点距離
本発明の超広角レンズにおいては、第3レンズ群が、物体側から順に、像側に凹面を向けるとともに像側の面の曲率半径の絶対値が物体側のものより小さい負レンズと、両凸レンズおよび負レンズが接合された接合レンズとを有し、下記条件式(7)を満足することが好ましく、さらに条件式(7)に代えて下記条件式(7’)を満足することがより好ましい。
−15.0<f3/f<−2.00 … (7)
−12.0<f3/f<−3.00 … (7’)
ただし、
f3:第3レンズ群の焦点距離
本発明の撮像装置は、上記本発明の超広角レンズを備えたことを特徴とするものである。
なお、上記「レンズ群」は、必ずしも複数のレンズから構成されるものだけではなく、1枚のレンズのみで構成されるものも含むものとする。
なお、上記の「〜実質的に3つのレンズ群からなり」の「実質的に」とは、挙げた構成要素以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラスやフィルタ等のレンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手ぶれ補正機構等の機構部分、等を含んでもよいことを意図するものである。
なお、上記のレンズの面形状や屈折力の符号は、非球面が含まれているものについては近軸領域で考えるものとする。
本発明の超広角レンズは、物体側から順に、正の第1レンズ群と、正の第2レンズ群と、負の第3レンズ群とからなり、フォーカシング時に第2レンズ群を移動させるレンズ系において、第1レンズ群が、物体側から順に、負の第1サブレンズ群と、正の第2サブレンズ群と、絞りと、正の第3サブレンズ群とからなるように構成し、条件式(1)、(2)を満足するようにしているため、小さなFナンバー、超広角、高性能を実現しながら、フォーカス群の軽量化を図り、さらにフォーカシング時の収差変動や画角変動を少なくすることができる。
また、本発明に係る撮像装置は、本発明の超広角レンズを備えているため、低照度の条件下でも撮影が可能であり、広い画角で良好な像を得ることができる上に、移動中の被写体に対しても迅速なフォーカシングが可能となり、さらにフォーカシング時の性能変化や画角変動を微小なものとすることができる。
本発明の実施例1に係る超広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例2に係る超広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3に係る超広角レンズのレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4に係る超広角レンズのレンズ構成を示す断面図 図5(A)〜図5(E)は本発明の実施例1に係る超広角レンズの各収差図 図6(A)〜図6(E)は本発明の実施例2に係る超広角レンズの各収差図 図7(A)〜図7(E)は本発明の実施例3に係る超広角レンズの各収差図 図8(A)〜図8(E)は本発明の実施例4に係る超広角レンズの各収差図 本発明の一実施形態に係る撮像装置の概略構成図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1〜図4は、本発明の実施形態にかかる超広角レンズの構成を示す断面図であり、それぞれ後述の実施例1〜4に対応している。図1〜図4においては、左側が物体側、右側が像側であり、無限遠物体に合焦した状態を示している。なお、図1〜図4で用いている符号L11〜L22、L31〜L33は符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、各図毎に独立に用いており、そのため他の図のものと共通の符号を付していても、それらは必ずしも共通の構成とは限らない。
本実施形態の超広角レンズは、光軸Zに沿って、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とが配された実質的に3つのレンズ群からなる。開口絞りStは第1レンズ群G1の内部に配置されている。なお、図1〜図4に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
この超広角レンズを撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、光学系と像面Simの間にカバーガラス、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどの各種フィルタを配置することが好ましいため、図1では、これらを想定した平行平板状の光学部材PPを第3レンズ群G3と像面Simとの間に配置した例を示している。
無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とは固定されており、第2レンズ群G2は物体側へ移動するように構成されている。このようなインナーフォーカス方式を採ることで、全体繰り出し方式のものに比べてフォーカシング時に移動するレンズ群の軽量化と、フォーカシング時の収差変動を小さくすることができる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群G1aと、正の屈折力を有する第2サブレンズG1b群と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群G1cとからなる。第1レンズ群G1を、物体側から順に、負、正、正の3つのサブレンズ群で構成することで、後続の正の屈折力を有する第2レンズ群G2、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで開口絞りStに対して対称的な構成となり、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差等を良好に補正でき超広角化に有利となる。
また、開口絞りStの像側直後の第3サブレンズ群G1cを正レンズ群とすることで、開口絞りStから射出した軸外光線に収束作用を施しこれら軸外光線と光軸Zとのなす角をより小さくした状態でフォーカス群である第2レンズ群G2に入射させることができるので、フォーカシング時の画角変動を抑制することができる。また、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に第2レンズ群G2が第1レンズ群G1に近づくよう構成されているため、第1、2レンズ群G1、G2の合成焦点距離が適度に小さくなり、有限距離物体に合焦時の第1レンズ群G1による入射角度が緩くなる分を相殺でき、フォーカシング時の画角変動を抑制することができる。
この超広角レンズは、下記条件式(1)、(2)を満足するように構成されている。
0.15<f1/f2<0.60 … (1)
2.5<f2/f<7.0 … (2)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(1)の下限以下になっても、上限以上になっても、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の屈折力のバランスが悪くなり、物体距離が変化したときの物体から入射瞳に入射する光線の角度変化が大きくなる、すなわち、フォーカシング時の画角変動が大きくなる。条件式(1)を満足することで、フォーカシング時の画角変動を抑制して、許容範囲内に収めることができる。
条件式(2)の下限以下になると、フォーカス群である第2レンズ群G2の屈折力が強くなりすぎて、フォーカシング時の球面収差の変動が大きくなる。これを回避するためには、第2レンズ群G2のレンズ枚数を増加しなければならず、そうするとフォーカス群の重量が重くなる。
条件式(2)の上限以上になると、フォーカス群である第2レンズ群G2の屈折力が弱くなり、フォーカシング時の第2レンズ群G2の移動量が大きくなり、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を広げなければならず、そうすると開口絞りStから第2レンズ群G2までの距離が長くなるため、第2レンズ群G2のレンズ径が大きくなり、フォーカス群の重量が重くなる。
この超広角レンズは、以下に述べる構成のいずれか1つ、または任意の組合せを満足することが好ましい。超広角レンズに要求される事項に応じて、以下に述べる構成を適宜選択的に有することが好ましい。
第1サブレンズ群G1aは、1枚の正メニスカスレンズと2枚の負メニスカスレンズを有することが好ましい。これら3枚のメニスカスレンズを有することで、広い画角から入射した光線を徐々に屈折させて収差発生量を極力抑えながら後続のレンズ群へ導くことが容易になる。軸外光線の高さが光軸Zから最も離れた最も物体側に正レンズを配設して、負屈折力を有する第1サブレンズ群G1aの中で収斂性を確保し、像面湾曲や歪曲収差の発生を抑えるために、これら3枚のメニスカスレンズは物体側から上記順に配置されていることが好ましい。また、このためにはこれら3枚のメニスカスレンズ全て物体側に凸面を向けた形状であることが好ましい。
第1サブレンズ群G1aは、図3に示す例のように、これら3枚のレンズのみで構成してもよい。あるいは第1サブレンズ群G1aは、図1に示す例のようにこれら3枚のレンズの像側にさらに両凹レンズを配置した4枚のレンズからなるように構成してもよい。
より詳しくは、図3に示す例の第1サブレンズ群G1aは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL12と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL13とからなる。図1に示す例の第1サブレンズ群G1aは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL12と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL13と、両凹レンズであるレンズL14とからなる。
第1サブレンズ群G1aについて下記条件式(3)を満足することが好ましい。
0.70<|f1a/f|<2.00 … (3)
ただし、
f1a:第1サブレンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(3)の下限以下になると、第1サブレンズ群G1aの負の屈折力が過剰になり、負の歪曲収差が大きくなりすぎる。条件式(3)の上限以上になると、像面湾曲が大きくなり結像領域全体の結像性能が悪化する。
第1サブレンズ群G1aと第2サブレンズ群G1bは併せて略アフォーカルな光学系を形成していることが好ましい。そのようにした場合は、これら第1、2サブレンズ群G1a、G1bは、ワイドコンバーター的な役割を担い、後続の第3サブレンズ群G1cの正屈折力をそれほど強くしなくても第1レンズ群G1として所望の強さの正屈折力を得ることができる。また、開口絞りStを第2サブレンズ群G1bと第3サブレンズ群G1cの間に配置することが容易になり、超広角のレンズ系において開口絞りStに対して対称性のよい屈折力配置を実現でき、軸外収差を良好に抑制することが容易となる。
第1サブレンズ群G1aと第2サブレンズ群G1bについて下記条件式(4)を満足することが好ましい。
−0.50<f/f1a+b<0.20 … (4)
ただし、
f1a+b:第1サブレンズ群と第2サブレンズ群の合成焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(4)の下限以下になると、負の歪曲収差が大きくなりすぎる。また、第1サブレンズ群G1aと第2サブレンズ群G1bを合成した光学系が必要以上に強い負の屈折力を持つことになり、第3サブレンズ群G1cの正の屈折力を強くしなければならなくなり、そうすると球面収差が大きくなる。
条件式(4)の上限以上になると、第1サブレンズ群G1aと第2サブレンズ群G1bを合成した光学系が必要以上に強い正の屈折力を持つことになり、第3サブレンズ群G1cの構成要素が有する負の屈折力を強くすること、例えば凹面の曲率半径の絶対値を小さくすること、等が必要になり、その場合も球面収差が大きくなる。
第2サブレンズ群G1bは、2枚の正レンズを有することが好ましい。第2サブレンズ群G1bが2枚の正レンズを有することで、軸上光線の高さが大きく、球面収差の発生し易い第2サブレンズ群G1bに必要な正の屈折力を少なくとも2枚の正レンズに分担させることができ、良好な球面収差の補正に有利となる。
第2サブレンズ群G1bは、図2に示す例のように、2枚の正レンズのみで構成してもよく、あるいは図1に示す例のように3枚の正レンズからなるように構成してもよく、または図3、図4に示す例のように2枚の正レンズの間に負レンズが配置された3枚構成としてもよい。
より詳しくは、図2に示す例の第2サブレンズ群G1bは、物体側から順に、両凸レンズであるレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL22とからなる。図1に示す例の第2サブレンズ群G1bは、物体側から順に、両凸レンズであるレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL23とからなる。図3、図4に示す例の第2サブレンズ群G1bは、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであるレンズL23とからなる。
また、第2サブレンズ群G1bにおいて最も物体側、最も像側に配置されるレンズはそれぞれ、全系のレンズのうち中心厚が1番目、2番目に厚いレンズであることが好ましい。このようにした場合は、コマ収差の補正に有利となる。
第2サブレンズ群G1bについて下記条件式(5)を満足することが好ましい。
1.60<f1b/f<8.00 … (5)
ただし、
f1b:第2サブレンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(5)の下限以下になると、第2サブレンズ群G1bの正の屈折力が過剰に強くなり、補正不足(アンダー)傾向の球面収差の発生分を打ち消すために第1サブレンズ群G1aの負の屈折力を強くしなければならず、そうすると歪曲収差が大きくなる。
条件式(5)の上限以上になると、第2サブレンズ群G1bの正の屈折力が弱くなり、球面収差の発生量が小さくなる分、第1サブレンズ群G1aで発生する補正過剰(オーバー)傾向の球面収差を打ち消すことができなくなり、これを回避するためには第1サブレンズ群G1aの負屈折力も小さくしなければならず、そうすると像面湾曲が大きくなる。
第3サブレンズ群G1cは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負レンズおよび正レンズが接合された接合レンズと、両凸レンズとからなることが好ましい。第3サブレンズ群G1cの最も物体側のレンズ面を凹面とすることで、一旦光線高を高くすることができ適切な長さのバックフォーカスの確保に貢献できる。また、接合レンズを構成する正レンズと両凸レンズにより軸外光線に収束作用を施し軸外光線と光軸Zとのなす角をより小さくして第2レンズ群G2に入射させて、フォーカシング時の画角変動を抑制することができる。さらに、開口絞りStの像側直後に接合レンズを配置することで軸上色収差を良好に補正することができる。
例えば図1に示す例の第3サブレンズ群G1bは、物体側から順に、両凹レンズであるレンズL8および両凸レンズであるレンズL9が接合された接合レンズと、両凸レンズであるレンズL10とからなる。
第3サブレンズ群G1cについて下記条件式(6)を満足することが好ましい。
1.70<f1c/f<5.00 … (6)
ただし、
f1c:第3サブレンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(6)の下限以下になると、球面収差が補正不足となる。これを解消するためには第3サブレンズ群G1cの構成要素を増やす必要があり、そうするとフォーカス群である第2レンズ群G2が開口絞りStから遠ざかり、第2レンズ群G2の有効径の径大化による重量増加が避けられない。
条件式(6)の上限以上になると、第3サブレンズ群G1cの正の屈折力が弱くなり、第1レンズ群G1全体の屈折力を所定量維持するために、ワイドコンバーターの役目を担う第1サブレンズ群G1aおよび第2サブレンズ群G1bの屈折力を強くしなくてはならず、そうすると歪曲収差等が劣化し、結像性能が低下する。
第2レンズ群G2は、正レンズおよび負レンズが接合された1組の接合レンズからなることが好ましい。フォーカス群をこのような構成とすることで、軽量化できるとともにフォーカシング時の収差変動の抑制に有利となる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凹面を向けるとともに像側の面の曲率半径の絶対値が物体側のものより小さい負レンズと、両凸レンズおよび負レンズが接合された接合レンズとを有することが好ましい。第3レンズ群G3が像側に凹面を向けるとともに像側の面の曲率半径の絶対値が物体側のものより小さい負レンズを有することで、大きな発散性を持たせて像面湾曲の良好な補正に有利となる。この負レンズは負メニスカスレンズでも両凹レンズでもよい。また、像面Sim近傍に接合レンズを配置することで倍率の色収差の補正に有利となる。この接合レンズを構成する負レンズは両凹レンズでもよく、負メニスカスレンズでもよい。
例えば、図1に示す例の第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL31と、両凸レンズであるレンズL32および両凹レンズであるレンズL33が接合された接合レンズとからなる。図4に示す例の第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズであるレンズL31と、両凸レンズであるレンズL32および像側に凸面を向けた負メニスカスレンズであるレンズL33が接合された接合レンズとからなる。
第3レンズ群G3について下記条件式(7)を満足することが好ましい。
−15.0<f3/f<−2.00 … (7)
f3:第3レンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(7)の下限以下になると、第3レンズ群G3の負の屈折力が不足し、歪曲収差や像面湾曲が悪化する。条件式(7)の上限以上になると、第3レンズ群G3の負の屈折力が過剰になり、像面湾曲を良好に維持することが困難になる。
上記事情から、条件式(1)〜(7)それぞれに代わり、下記条件式(1’)〜(7’)それぞれを満足することがより好ましい。
0.20<f1/f2<0.50 … (1’)
3.0<f2/f<6.0 … (2’)
0.80<|f1a/f|<1.80 … (3’)
−0.40<f/f1a+b<0.10 … (4’)
1.80<f1b/f<7.50 … (5’)
1.90<f1c/f<4.00 … (6’)
−12.0<f3/f<−3.00 … (7’)
本実施形態の超広角レンズは、全画角が80度以上であることが好ましい。本実施形態の超広角レンズによれば、上記構成を適宜採用することにより、全画角が80度以上の超広角のレンズ系において、小さなFナンバーと高性能を実現しながら、フォーカス群の軽量化を図り、フォーカシング時の収差変動や画角変動を少なくすることができる。
次に、本発明の超広角レンズの具体的な実施例について説明する。
<実施例1>
実施例1の超広角レンズのレンズ構成図は図1に示したものである。その図示方法については上述したとおりであるので、ここでは重複説明を省略する。
実施例1の超広角レンズの概略構成は以下のようになっている。すなわち、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、正の屈折力を有する第2レンズG2と、負の屈折力を有する第3レンズG3とからなり、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群G1aと、正の屈折力を有する第2サブレンズ群G1bと、開口絞りStと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群G1cとからなり、フォーカシング時には、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とは固定されており、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に第2レンズ群G2は物体側へ移動するように構成されている。
各レンズ群が有するレンズについては、以下のように構成されている。第1サブレンズ群G1aはレンズL11〜L14からなり、第2サブレンズ群G1bはレンズL15〜L17からなり、第3サブレンズ群G1cはレンズL18〜L20からなる。第2レンズ群G2はレンズL21、L22からなる。第3レンズ群G3はレンズL31〜L33からなる。
表1に実施例1の超広角レンズのレンズデータを示す。表のSiの欄は最も物体側の構成要素の物体側の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄はi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄はi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。なお、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。
また、Ndjの欄は最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.56nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄はj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、基本レンズデータには、開口絞りStと光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。像面に相当する面の面番号の欄には面番号と(IMG)という語句を記載している。
表1の「実施例1」という語句の下に示すfは無限遠物体合焦時の全系の焦点距離であり、FNo.はFナンバーであり、2ωは全画角である。表1に示す値は、無限遠物体合焦時のものであり、無限遠物体合焦時の全系の焦点距離が1.000となるように規格化されたときのd線に関するものである。また、以下に示す各表では所定の桁でまるめた数値を記載している。
Figure 2013118467
図5(A)〜図5(E)にそれぞれ実施例1の超広角レンズの無限遠物体合焦時の球面収差、正弦条件違反量、非点収差、歪曲収差(ディストーション)、倍率色収差(倍率の色収差)の各収差図を示す。これらの収差図は、無限遠物体合焦時のものであり、無限遠物体合焦時の全系の焦点距離が1.000となるように規格化されたときのものである。
各収差図には、d線(587.56nm)を基準波長とした収差を示すが、球面収差図にはg線(波長435.84nm)、F線(波長486.13nm)、C線(波長656.27nm)についての収差も示し、倍率色収差図ではF線、C線についての収差を示している。非点収差図ではサジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。球面収差図と正弦条件違反量の図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。
また、後掲の表5に実施例1の超広角レンズの条件式(1)〜(7)の対応値を他の実施例のものと合わせて示す。
上記の実施例1の説明で述べた各データの記号、意味、記載方法、各データが無限遠物体に合焦しているときのものであり、そのときの全系の焦点距離が1.000となるように規格化されたときのものである点は、特に断りがない限り以下の実施例のものについても同様であるため、以下では重複説明を省略する。
<実施例2>
実施例2の超広角レンズのレンズ構成図は図2に示したものである。実施例2の超広角レンズの概略構成は実施例1のものと同様である。
ただし、実施例2の超広角レンズでは、第1サブレンズ群G1aはレンズL11〜L14からなり、第2サブレンズ群G1bはレンズL15、L16からなり、第3サブレンズ群G1cはレンズL17〜L19からなり、第2レンズ群G2はレンズL21、L22からなり、第3レンズ群G3はレンズL31〜L33からなる。
表2に実施例2の超広角レンズのレンズデータを示す。図6(A)〜図6(E)に実施例2の超広角レンズの各収差図を示す。
Figure 2013118467
<実施例3>
実施例3の超広角レンズのレンズ構成図は図3に示したものである。実施例3の超広角レンズの概略構成は実施例1のものと同様である。
ただし、実施例3の超広角レンズでは、第1サブレンズ群G1aはレンズL11〜L13からなり、第2サブレンズ群G1bはレンズL14〜L16からなり、第3サブレンズ群G1cはレンズL17〜L19からなり、第2レンズ群G2はレンズL21、L22からなり、第3レンズ群G3はレンズL31〜L33からなる。
表3に実施例3の超広角レンズのレンズデータを示す。図7(A)〜図7(E)に実施例3の超広角レンズの各収差図を示す。
Figure 2013118467
<実施例4>
実施例4の超広角レンズのレンズ構成図は図4に示したものである。実施例4の超広角レンズの概略構成は実施例1のものと同様である。
ただし、実施例4の超広角レンズでは、第1サブレンズ群G1aはレンズL11〜L13からなり、第2サブレンズ群G1bはレンズL14〜L16からなり、第3サブレンズ群G1cはレンズL17〜L19からなり、第2レンズ群G2はレンズL21、L22からなり、第3レンズ群G3はレンズL31〜L33からなる。
表4に実施例4の超広角レンズのレンズデータを示す。図8(A)〜図8(E)に実施例4の超広角レンズの各収差図を示す。
Figure 2013118467
表5に、上記実施例1〜4の条件式(1)〜(7)の対応値を示す。なお、表5に示す値はd線におけるものである。
Figure 2013118467
次に、図9を参照しながら、本発明の実施形態にかかる撮像装置について説明する。図9に、本発明の実施形態の撮像装置の一例として、本発明の実施形態にかかる超広角レンズ1を用いた撮像装置10の概略構成図を示す。撮像装置としては、例えば、フイルムカメラ、デジタルカメラ、放送用カメラ、映画撮影用カメラ等を挙げることができ、例えば、このようなカメラの交換レンズとして本実施形態にかかる超広角レンズを適用することができる。
図9に示す撮像装置10は、超広角レンズ1と、超広角レンズ1の像側に配置されたフィルタ2と、超広角レンズによって結像される被写体の像を撮像する撮像素子3と、撮像素子3からの出力信号を演算処理する信号処理部4と、フォーカス制御部5とを備える。超広角レンズ1は、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1は第1サブレンズ群G1aと、第2サブレンズ群G1bと、開口絞りStと、第3サブレンズ群G1cとからなる。なお、図9では各レンズ群を概念的に示している。
撮像素子3は、超広角レンズ1により形成される被写体の像を撮像して電気信号に変換するものであり、その撮像面は超広角レンズの像面に一致するように配置される。撮像素子3としては例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いることができる。撮像装置10では、物体距離が変化したとき、フォーカス制御部5により第2レンズ群G2を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うよう構成されている。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
本発明の超広角レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とが配された実質的に3つのレンズ群からなり、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に、第1レンズ群および第3レンズ群は固定され、第2レンズ群は物体側へ移動するように構成されており、第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群と、正の屈折力を有する第2サブレンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群とからなり、第2レンズ群が、正レンズおよび負レンズが接合された接合レンズからなり、下記条件式(1)、(2)を満足することを特徴とするものである。
0.15<f1/f2<0.60 … (1)
2.5<f2/f<7.0 … (2)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
条件式(5)の上限以上になると、第2サブレンズ群G1bの正の屈折力が弱くなり、球面収差の発生量が小さくなる分、第1サブレンズ群G1aで発生する補正過剰(オーバー)傾向の球面収差を打ち消すことができなくなり、これを回避するためには第1サブレンズ群G1aの負屈折力も弱くしなければならず、そうすると像面湾曲が大きくなる。
実施例1の超広角レンズの概略構成は以下のようになっている。すなわち、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、正の屈折力を有する第2レンズG2と、負の屈折力を有する第3レンズG3とからなり、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群G1aと、正の屈折力を有する第2サブレンズ群G1bと、開口絞りStと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群G1cとからなり、フォーカシング時には、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とは固定されており、無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に第2レンズ群G2は物体側へ移動するように構成されている。
また、Ndjの欄は最も物体側の構成要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のd線(波長587.56nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄はj番目の光学要素のd線に対するアッベ数を示している。なお、レンズデータには、開口絞りStと光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。像面に相当する面の面番号の欄には面番号と(IMG)という語句を記載している。
各収差図には、d線(波長587.56nm)を基準波長とした収差を示すが、球面収差図にはg線(波長435.84nm)、F線(波長486.13nm)、C線(波長656.27nm)についての収差も示し、倍率色収差図ではF線、C線についての収差を示している。非点収差図ではサジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。球面収差図と正弦条件違反量の図のFNo.はFナンバーを意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。

Claims (15)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とが配された実質的に3つのレンズ群からなり、
    無限遠物体から最至近物体へのフォーカシング時に、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定され、前記第2レンズ群は物体側へ移動するように構成されており、
    前記第1レンズ群が、物体側から順に、負の屈折力を有する第1サブレンズ群と、正の屈折力を有する第2サブレンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第3サブレンズ群とからなり、
    下記条件式(1)、(2)を満足することを特徴とする超広角レンズ。
    0.15<f1/f2<0.60 … (1)
    2.5<f2/f<7.0 … (2)
    ただし、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    f:無限遠物体に合焦時の全系の焦点距離
  2. 下記条件式(1’)を満足することを特徴とする請求項1記載の超広角レンズ。
    0.20<f1/f2<0.50 … (1’)
  3. 下記条件式(2’)を満足することを特徴とする請求項1または2記載の超広角レンズ。
    3.0<f2/f<6.0 … (2’)
  4. 前記第2レンズ群が、正レンズおよび負レンズが接合された接合レンズからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の超広角レンズ。
  5. 前記第1サブレンズ群が、正メニスカスレンズと、2枚の負メニスカスレンズとを有し、
    下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    0.70<|f1a/f|<2.00 … (3)
    ただし、
    f1a:前記第1サブレンズ群の焦点距離
  6. 下記条件式(3’)を満足することを特徴とする請求項5記載の超広角レンズ。
    0.80<|f1a/f|<1.80 … (3’)
  7. 下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    −0.50<f/f1a+b<0.20 … (4)
    ただし、
    f1a+b:前記第1サブレンズ群と前記第2サブレンズ群の合成焦点距離
  8. 下記条件式(4’)を満足することを特徴とする請求項7記載の超広角レンズ。
    −0.40<f/f1a+b<0.10 … (4’)
  9. 前記第2サブレンズ群が、2枚の正レンズを有し、
    下記条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    1.60<f1b/f<8.00 … (5)
    ただし、
    f1b:前記第2サブレンズ群の焦点距離
  10. 下記条件式(5’)を満足することを特徴とする請求項9記載の超広角レンズ。
    1.80<f1b/f<7.50 … (5’)
  11. 前記第3サブレンズ群が、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負レンズおよび正レンズが接合された接合レンズと、両凸レンズとからなり、
    下記条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    1.70<f1c/f<5.00 … (6)
    ただし、
    f1c:前記第3サブレンズ群の焦点距離
  12. 下記条件式(6’)を満足することを特徴とする請求項11記載の超広角レンズ。
    1.90<f1c/f<4.00 … (6’)
  13. 前記第3レンズ群が、物体側から順に、像側に凹面を向けるとともに像側の面の曲率半径の絶対値が物体側のものより小さい負レンズと、両凸レンズおよび負レンズが接合された接合レンズとを有し、
    下記条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の超広角レンズ。
    −15.0<f3/f<−2.00 … (7)
    ただし、
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
  14. 下記条件式(7’)を満足することを特徴とする請求項13記載の超広角レンズ。
    −12.0<f3/f<−3.00 … (7’)
  15. 請求項1から14のいずれか1項記載の超広角レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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