JPWO2013099237A1 - 密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

本発明の密閉型圧縮機(100)は電動要素(111)、圧縮要素(117)および密閉容器(101)を備え、圧縮要素はシャフト(119)、シリンダブロック(129)、ピストン(133)およびクランクウェイト(126)を備え、電動要素の回転子(115)は、内部に円柱状空間を含む円筒形状であって、シャフトの主軸(123)が貫通孔に挿入されたシリンダブロックの軸受(131)の下部が円柱状空間に嵌められている上段部(116)と、軸受の貫通孔を通過した主軸の下部が円柱状空間に挿入され固着されている下段部(115e)と、ピストンに対してクランクウェイトと反対側に配置されたバランスウェイト(170,270)と、を有するように構成されている。

Description

本発明は、密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫に関し、特に、冷凍サイクルなどのヒートポンプサイクルに用いられる密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫に関する。
従来、作動流体をピストンで圧縮することにより高温高圧状態にしてヒートポンプサイクルへ吐出する密閉型圧縮機において、薄型化し、かつ、ピストンによる振動を低減したものが知られている。たとえば、特許文献1に示す密閉型圧縮機では、回転子の上面に窪み部が設けられ、窪み部に支持フレームの下部が嵌められている。これにより、支持フレームと窪み部とが重なってその長さが縮められ、密閉型圧縮機の薄型化が図られている。
また、クランク軸は、本体軸と、本体軸の上端に形成された偏心板部と、偏心板部に設けられた偏心軸とにより構成されている。このクランク軸の本体軸が支持フレームの孔に回転可能に挿入され、本体軸の下部は支持フレームの孔から下方へ突き出して回転子に固着されている。また、クランク軸の偏心軸は、支持フレームから上方へ出て、その上端部にバランスウェイトが取り付けられている。偏心軸にはピストンが連結されており、支持フレームのシリンダ孔に挿入されている。このような密閉型圧縮機において、回転子が回転すると、クランク軸の偏心軸が偏心回転して、ピストンがシリンダ孔内で往復運動する。このとき、ピストンの往復運動による慣性力および、偏心軸の偏心回転運動による遠心力のアンバランス成分が生じ、アンバランス成分が密閉型圧縮機の振動の原因となる。このため、偏心軸に取り付けられたクランクウェイトの遠心力でアンバランス成分を打ち消すことにより、振動の低減が図られている。
特開2002−70740号公報
しかしながら、上記密閉型圧縮機では、吐出する作動流体の量が増やす場合、シリンダ孔の容積およびピストンの外径を大きくしたり、ピストンの振幅を大きくしたりする。この場合、アンバランス成分が大きくなることから、これを打ち消すためのクランクウェイトの重量を増加させて遠心力を大きくする必要があった。
ところが、アンバランス成分と釣り合うようにクランクウェイトの遠心力を大きくすると、ピストンとクランクウェイトとが離れていることによって生じる回転モーメントが大きくなる。これにより、クランク軸が傾いて振れるような振動が大きくなり、密閉型圧縮機の振動および騒音が増大するという課題を有していた。
特に、上記密閉型圧縮機では、クランク軸の一端だけが支持フレームにより支持されている片持ち軸受の構成が採られている。また、窪み部に支持フレームの下部が嵌められているため、回転子とクランク軸との固着する範囲が狭く、固着部分の剛性が低くなっている。このような場合、クランク軸の振れるような振動が回転子に伝わり、回転子の振動が増幅され易いため、クランク軸の振動に起因する密閉型圧縮機における振動および騒音の増大がさらに顕著化する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、振動および騒音を低減し得る、薄型の密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係る密閉型圧縮機は、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、下方に配置された前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、を含むシャフトと、上下方向に延びる貫通孔が内部に形成されかつ当該貫通孔に挿入された前記主軸を回転可能に支持している軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記偏心軸の上部に取り付けられたクランクウェイトと、を備え、前記回転子は、内部に円柱状空間を含む円筒形状であって、前記軸受の下部が前記円柱状空間に嵌められている上段部と、前記上段部の内径寸法より内径寸法が小さく、かつ前記軸受の前記貫通孔を通過した前記主軸の下部が前記円柱状空間に挿入され固着されている下段部と、前記ピストンに対して前記クランクウェイトと反対側に配置されたバランスウェイトと、を有している。
本発明は、以上に説明した構成を有し、振動および騒音を低減し得る、薄型の密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施の形態1に係る密閉型圧縮機を示す断面図である。 図1における範囲Aを拡大した図である。 図1の密閉型圧縮機に用いられる回転子を軸に対して垂直な面で切断した断面図である。 図3Aの破線B−B線において回転子を切断した断面図である。 図3Aの回転子を下面側から見た外観図である。 図1の密閉型圧縮機におけるシャフトに作用する力を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る密閉型圧縮機を示す断面図である。 図6の密閉型圧縮機におけるシャフトに作用する力を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫を模式的に示す断面図である。
第1の本発明に係る密閉型圧縮機は、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、下方に配置された前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、前記圧縮要素は、主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、を含むシャフトと、上下方向に延びる貫通孔が内部に形成されかつ当該貫通孔に挿入された前記主軸を回転可能に支持している軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記偏心軸の上部に取り付けられたクランクウェイトと、を備え、前記回転子は、内部に円柱状空間を含む円筒形状であって、前記軸受の下部が前記円柱状空間に嵌められている上段部と、前記上段部の内径寸法より内径寸法が小さく、かつ前記軸受の前記貫通孔を通過した前記主軸の下部が前記円柱状空間に挿入され固着されている下段部と、前記ピストンに対して前記クランクウェイトと反対側に配置されたバランスウェイトと、を有している。
この構成によれば、回転子の上端部の円柱状空間に軸受の下部が嵌められていることにより、軸受の長さを短くすることなく、回転子と軸受とを合わせた高さ寸法を抑えて、密閉型圧縮機を薄型化することができる。また、これにより、回転子の下段部と主軸の下部との固着範囲が狭くなり、この固着部分の剛性が低下する。これに対して、偏心軸およびピストンによりシャフトに作用する力およびモーメントをクランクウェイトに加えてバランスウェイトで打ち消しているため、シャフトの傾いて振れるような振動が防止される。よって、このシャフトの振動が低剛性の固着部分から回転子に伝わって回転子の振動を増幅することを防ぎ、密閉型圧縮機の振動や騒音を低減することができる。
第2の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1の発明において、前記上段部の高さ寸法は、前記回転子の高さ寸法の70%以上であってもよい。この構成によれば、回転子とその内部に嵌められる軸受との重なりが大きくなり、密閉型圧縮機の薄型化がさらに図られる。
第3の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1または第2の発明において、前記圧縮要素は、前記軸受のスラスト面上に配置されたスラストボールベアリングをさらに有していてもよい。この構成によれば、スラストボールベアリングにより軸受のスラスト面とシャフトの偏心軸との間における摩擦などが抑えられ、これによる振動や騒音を低減することができる。
第4の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記バランスウェイトの質量は、前記クランクウェイトの質量の5分の1以下であってもよい。この構成によれば、バランスウェイトの質量が小さいことにより、バランスウェイトの遠心力が小さくなる。よって、バランスウェイトの遠心力により回転子が変形することが防がれ、その変形によって振動や騒音が発生することを低減することができる。
第5の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記バランスウェイトは、前記回転子の下面上に配置されていてもよい。この構成によれば、下面上に配置されたバランスウェイトはピストンやクランクウェイトから離れているので、小さな質量のバランスウェイトで不釣合いのモーメント成分を打ち消すことができる。よって、不釣合いのモーメント成分に起因する騒音や振動の発生を防止することができる。また、主軸に固着された下段部もバランスウェイトも回転子の下部に設けられており、これらの位置が近い。これにより、回転子の変形が防止され、この変形に起因する振動や騒音の発生を防止することができる。
第6の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記バランスウェイトは、前記回転子の上面上に配置されていてもよい。この構成によれば、上面上に配置されたバランスウェイトは密閉容器の底部に貯留されている潤滑油の油面から離れている。このため、バランスウェイトが潤滑油に浸漬して攪拌し、潤滑油に溶け込んだ作動流体の発泡を促進することが防がれる。よって、発泡した作動流体に含まれる潤滑油に起因した騒音の発生を防止することができる。
第7の本発明に係る密閉型圧縮機は、第1〜第6のいずれかの発明において、前記バランスウェイトは、前記回転子にかしめピンによって取り付けられていてもよい。この構成によれば、回転子を構成する複数の鋼板の積層物をかしめピンで固定するのと同時に、回転子にバランスウェイトを取り付けることができ、生産性に優れる。
第8の本発明に係る冷蔵庫は、第1〜第7のいずれかの発明における密閉型圧縮機を備える。この構成によれば、薄型化された密閉型圧縮機により冷蔵庫の内部空間を拡大したり、冷蔵庫の断熱壁を厚くしたりすることができ、使い勝手や断熱性の向上が図られる。また、振動が抑制された密閉型圧縮機により、冷蔵庫の騒音と振動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、密閉型圧縮機100を示す断面図である。なお、説明の便宜上、シャフト119の主軸123の軸に対して平行な方向を縦方向(上下方向)と称し、縦方向に対して直交する方向を横方向と称する。
密閉型圧縮機100は、図1に示すように、圧縮機本体105およびこれを収容する密閉容器101を備え、圧縮機本体105によって作動流体(冷媒ガス)を高温高圧状態にして密閉容器101から吐出する装置である。圧縮機本体105は、たとえば、サスペンションスプリング107によって弾性的に支持され、電動要素111と、これにより駆動される圧縮要素117とで構成されている。
密閉容器101には潤滑油103および作動流体が封入されている。潤滑油103は、圧縮要素117における作動の潤滑に用いられ、密閉容器101の底部に貯留されている。作動流体としては、たとえば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a(イソブタン)などが用いられる。密閉容器101には、作動流体を吸引する吸入管(図示せず)と、作動流体を吐出する吐出管104とが接続されている。また、密閉容器101には、電動要素111に接続された電源端子109が設けられている。
電動要素111は、固定子113と、固定子113に対して回転する回転子115とを有し、たとえば、突極集中巻方式のDCブラシレスモータが用いられる。固定子113は、複数の構成部分が略円筒形状に並べられて形成されている。各構成部分は薄い鋼板を積層した鉄心の複数の磁極歯に絶縁材を介して銅製の巻線が巻かれたものである。この巻き線は全ての構成部分において連続し、その両端は電源端子109に接続されている。回転子115は、内部に円柱状空間を有する円柱形状であって、固定子113の内側に配置されている。回転子115は、後述するように、内径寸法の観点から縦方向に2段に分けられ、上段の掘り込み部116の内径寸法は下段の取付部115eの内径寸法より大きく設定されている。また、回転子115の下面にバランスウェイト170が取り付けられ、ピストン133に対してクランクウェイト126と反対側に配置されている。
圧縮要素117は、電動要素111の上方に配設され、電動要素111により駆動されるシャフト119を有している。シャフト119は円柱形状の主軸123を含んでいる。この主軸123の下部が回転子115の円柱状空間に挿入されて回転子115の取付部115eに焼き嵌めされている。さらに、この固着されている回転子115から下方へ主軸123の下端部が突き出し、密閉容器101の底部の潤滑油103に浸漬している。また、主軸123には給油機構128が設けられている。給油機構128としては、たとえば、主軸123の内部に設けられた連通穴130b、連通穴130b内に設けられた遠心ポンプ130、主軸123の外周面に形成される螺旋溝127が挙げられる。遠心ポンプ130は、主軸123の回転に伴って、潤滑油103を連通穴130bの下端開口130aから上端開口へ汲み上げるポンプである。連通穴130bは、主に、軸受131の下端から下方へ突き出した主軸123の下端部の内部に設けられている。連通穴130bの下端開口130aは主軸123の下端面において開口し、上端開口は主軸123の外周面において開口する。この連通穴130bの上端開口は螺旋溝127の下端に連通する。螺旋溝127は、主軸123の外周面と軸受131の内周面との間において主軸123の外周面上で螺旋状に上方に延び、螺旋溝127の上端が圧縮要素117の摺動部の近傍へ通じている。
シャフト119は、主軸123の上方に設けられた偏心軸125をさらに含んでいる。偏心軸125は、円柱形状であって、その軸が主軸123の軸と一致せずに平行に設けられている。偏心軸125の上端部にクランクウェイト126が取り付けられている。クランクウェイト126は、たとえば、偏心軸125の軸に直交する面において略扇形形状であって、その中心に孔が設けられている。この孔に偏心軸125の上端部が圧入されることにより、クランクウェイト126が偏心軸125の上部に固定されている。
シャフト119は、主軸123と偏心軸125との間にフランジ121をさらに含んでいる。フランジ121は、その下面に主軸123の上端が接続し、上面に偏心軸125の下端が接続して、主軸123および偏心軸125を連結している。フランジ121は、たとえば、偏心軸125の軸に直交する面において偏心軸125を中心とした略扇形状である。主軸123はフランジ121の中央に接続され、フランジ121における略扇形状の弧の部分は主軸123から偏心軸125と反対の方向へ突出している。フランジ121の下方にシリンダブロック129の軸受131が配置されている。
シリンダブロック129は、縦方向に延びる軸受131および横方向に延びるシリンダ137を有している。軸受131は、略円筒形状である。軸受131の下部は、回転子115の掘り込み部116の円柱状空間に挿入され、軸受131の下端は取付部115eに当たって固定される。このように、掘り込み部116内に軸受131の下部が納まり、掘り込み部116と軸受131とが重なっている。このため、軸受131の長さを短くせずに、掘り込み部116と軸受131との高さ寸法が縮められ、密閉容器101の高さ寸法を低く抑えることができる。
軸受131は、その内部に縦方向に延びる円柱状の貫通孔を含む。この貫通孔に主軸123が回転可能な状態で挿入されており、軸受131はその内周面で主軸123を径方向に支持している。これにより、シャフト119が軸受131のみで支持された片持ち軸受の構成が採られる。そして、貫通孔に挿入された主軸123の下端部は軸受131の下端から下方へ突き出し、回転子115の取付部115eに固着される。
また、軸受131は、後述するスラスト面196においてスラストボールベアリング180を介してフランジ121に作用する縦方向の荷重を支持している。このフランジ121に作用する縦方向の荷重は、シャフト119と、これに取り付けられているクランクウェイト126および回転子115と、回転子115に取り付けられているバランスウェイト170とを合わせた荷重に相当する。
シリンダ137は、内部に横方向に延びる円柱状空間を含み、その端面にバルブプレート139が取り付けられている。バルブプレート139が横方向の円柱状空間の一方端を塞ぐことにより、圧縮室141がシリンダ137の内部に形成される。また、バルブプレート139を覆うように、シリンダヘッド153がシリンダ137の端面に固定され、このバルブプレート139とシリンダヘッド153との間に吸入マフラ155が取り付けられている。吸入マフラ155は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂で成型され、内部の消音空間により吸入管から流入する作動流体の流入音を低減している。
ピストン133は、その一端部がシリンダ137内の圧縮室141内に往復可能に挿入され、他端部が連結部143に接続されている。連結部143は、一端部に設けられた穴部にピストン133に取り付けられたピストンピン135が嵌められ、他端部に設けられた穴に偏心軸125が嵌められることにより、偏心軸125とピストン133とを連結している。
図2は、図1の領域Aを拡大した図である。シリンダブロック129の軸受131は、図2に示すように、その上面に環状のスラスト面196を有している。スラスト面196は、軸受131の中心軸に対して直交する方向に広がり、その中心は軸受131の中心軸と一致し、スラスト面196の内径寸法は軸受131の内径寸法より大きい。このスラスト面196の内円と軸受131の内周面との間に管状延長部194が設けられている。管状延長部194は、縦方向に延びる円筒形状であって、その軸が軸受131の中心軸と一致する。管状延長部194の内周面は、軸受131の本体の内周面と連続し、主軸123の外周面に対向する。
シャフト119のフランジ121と軸受131のスラスト面196との間で、軸受131の管状延長部194の外側にスラストボールベアリング180が配置されている。スラストボールベアリング180は、複数のボール186を有している。ボール186は転動体であって、複数のボール186のサイズは互いに同じである。ボール186はホルダー188に保持されている。なお、スラストボールベアリング180に代えて、ころ軸受などの他の転がり軸受けを用いることもできる。
ホルダー188は、環状平板部材であり、ポリアミドなどの樹脂材料で形成されている。ホルダー188は、その内周面が管状延長部194の外周面に接し、内部に複数の穴部を有している。複数の穴部は周方向に並び、その内部にボール186が転動自在に収納されている。ホルダー188の高さ寸法はボール186の直径寸法より小さく、ボール186はホルダー188から縦方向のそれぞれへ出っ張っている。このボール186は上レース182および下レース190により縦方向から挟まれて保持されている。
上レース182および下レース190は、環状平板部材であり、金属、望ましくは熱処理が施されたバネ鋼などで形成されている。各レース182、190の上下の面が平行で、その上下の面の表面は平滑に仕上げられている。上レース182は、ボール186およびホルダー188の上方に位置して、その上面がフランジ121の下面に接し、下面がボール186と接している。下レース190は、ボール186およびホルダー188の下方に位置して、その上面がボール186に接し、下面が支持部材192の上面に接している。支持部材192は、弾性を有する環状部材であって、その上面が下レース190の下面に接し、下面が軸受131のスラスト面196に接している。
図3Aは、回転子115を軸に対して垂直な面で切断した断面図であり、図3Bは、図3Aの破線B−B線において回転子115を切断した断面図である。図3Aおよび図3Bに示すように、回転子115は、上端板115c、下端板115d、およびこれらの間に挟まれた略円筒形状の鉄心115aにより構成されている。鉄心115aでは、薄い環状の電磁鋼板が複数積層されている。各電磁鋼板には複数(この実施の形態では3つ)のかしめピン172用の円形孔と、複数(この実施の形態では6つ)の永久磁石115b用の弧状孔とが設けられている。永久磁石115bは、軸に対して垂直な面において弧形の柱状物であって、その高さ寸法は鉄心115aの高さ寸法とほぼ同じに設定されている。また、各端板115c、115dは、薄い環状の板であって、かしめピン172用の円形孔が設けられている。
下端板115dの円形孔にかしめピン172が挿入され、そのかしめピン172に円形孔が通るように下端板115d上に鉄心115aを配置する。そして、鉄心115aの弧状孔に永久磁石115bを挿入して、鉄心115a上に上端板115cを配置する。これらの上端板115c、下端板115dおよび鉄心115aが縦方向に互いに密着するようにかしめピン172で固定する。最後に、鉄心115a内に収納された永久磁石115b(正確には、磁化される前の磁石素材)を着磁することにより回転子115が形成される。
この回転子115は、上述したように、内径寸法の違いという観点から縦方向に上段部の掘り込み部116と下段部の取付部115eとに分けられる。掘り込み部116および取付部115eは、それぞれを構成する鋼板の内径寸法が異なるが、それ以外は同様である。よって、各部116、115eを構成する複数の鋼板をかしめピン172で固定することにより、掘り込み部116および取付部115eは一体的に形成される。
掘り込み部116の内径寸法R1は、図3Bに示すように、取付部115eの内径寸法R2より大きく、また、図1に示すように、軸受131の下部の外径寸法より少し大きく設定されている。このため、軸受131の下部は掘り込み部116の円柱状空間に挿入される。このように、掘り込み部116と軸受131とが側面視において重なることから、軸受131の長さを短くせずに、掘り込み部116と軸受131との高さが縮められ、密閉容器101の高さを低く抑えることができる。
取付部115eの内径寸法R2は、軸受131の下部の外径寸法より小さく、シャフト119の主軸123の下部の外径寸法とほぼ同じに設定されている。この軸受131を貫通して下方へ突き出す主軸123の下部は、取付部115eの円柱状空間に挿入されて、この円柱状空間を画定する内周面に固着される。
回転子115の鉄心115aの高さ寸法Lに対して、図3Bに示すように、掘り込み部116の高さ寸法Mの比率は70%以上に、取付部115eの高さ寸法Nの比率は30%以下に設定される。たとえば、高さ寸法Lが36mmの鉄心115aに対して、高さ寸法Mが30mmの掘り込み部116と、高さ寸法Nが6mmの取付部115eとが設けられる。この場合、鉄心115aに対する、掘り込み部116の高さ寸法Mの比率は83%になる。このように、縦方向の寸法において鉄心115aに対する掘り込み部116の割合が非常に大きいことから、密閉容器101の薄型化が図られる。一方、鉄心115aに対する取付部115eの割合が非常に小さくなり、取付部115eと主軸123との固着範囲が狭くなる。その上、鉄心115aは複数の鋼板が縦方向に重ねられた積層物であるため、主軸123が固着している鉄心115aの横方向における剛性は比較的低い。このような固着部分に対して主軸123の傾きが好ましくない影響を及ぼすが、その低減がバランスウェイト170によりなされている。
図4は、回転子115を下面側から見た外観図である。図3Bおよび図4に示すように、バランスウェイト170は、薄い金属の平板により構成され、回転子115の下端板115d上に配置されている。バランスウェイト170の質量は、後述するように、シャフト119に作用する力およびモーメントにより決められ、クランクウェイト126の質量より小さく、たとえば、クランクウェイト126の質量の8分の1に設定される。
バランスウェイト170は、回転子115の下面に平行な面において略弧形状であって、その弧状の内曲線は下端板115dの内周に沿い、弧状の外曲線は下端板115dの外周および鉄心115aの外周に沿っている。また、図4における一点鎖線Cに示す、ピストン133(図1)が往復運動する軌道に平行な線に対して対称になるように、バランスウェイト170が設けられている。バランスウェイト170にはかしめピン172を通る円形孔が2つ設けられており、2つの円形孔は一点鎖線Cに対して線対称に配置されている。各円形孔に挿入されたかしめピン172によって、回転子115が組み立てられるのと同時に、バランスウェイト170が回転子115の下面上に固定される。
上記の通り、回転子115に対するバランスウェイト170の取り付け位置と、回転子115とシャフト119との固着位置とが近く配置されているため、回転子115の撓みなどの変形が防止されている。
次に、上述した密閉型圧縮機100の動作について説明する。図1に示すように、密閉容器101の電源端子109に、密閉容器101の外部に設けられた商用電源などの電源(図示せず)が接続される。これにより、外部電源から電動要素111に交流電力が供給され、電動要素111において固定子113に発生する磁界によって回転子115が回転する。これと共に、回転子115に固着されているシャフト119の主軸123が回転し、フランジ121を介して主軸123に連結されている偏心軸125が偏心回転する。
この偏心軸125の偏心回転運動は連結部143により直線往復運動に変換されて、ピストン133がシリンダ137の圧縮室141内で往復運動する。ピストン133の動きに応じてピストン133で塞がれた圧縮室141内の容積が変化する。圧縮室141内の容積が増加する方向にピストン133が移動すると、作動流体は吸入管から密閉容器101内に流入し、吸入マフラ155を介して圧縮室141内に吸入される。一方、圧縮室141内の容積が減少する方向にピストン133が移動すると、作動流体は、圧縮室141内で圧縮された後、高温高圧となって吐出管104などを経由して密閉容器101から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、主軸123が回転するに伴い、遠心ポンプ130により潤滑油103が連通穴130bから汲み上げられる。そして、潤滑油103は、遠心ポンプ130を通り、連通穴130bの内壁を伝って上昇する。連通穴130bの上端に至った潤滑油103は、主軸123の表面の螺旋溝127の下端へ流入する。ここで、軸受131内で主軸123が回転すると、主軸123の外周面と軸受131の内周面の間において螺旋溝127の潤滑油103は粘性力で上昇しながら、これらの間の摺動部を潤滑する。さらに、潤滑油103は偏心軸125や連結部143などを経由して、圧縮要素117の各摺動部へ供給され、各摺動部を潤滑する。
ここで、軸受131の下部が回転子115の掘り込み部116に挿入されているため、軸受131の下端から下方へ突き出した主軸123の下端部が短くなっている。この下端部の内部に設けられた連通穴130bの長さ寸法も短くなり、この連通穴130bに潤滑油103を遠心ポンプ130の揚程が小さくなる。このため、主軸123の回転周波数が小さくなったり、潤滑油103の油面が一時的に低下したりした場合であっても、遠心ポンプ130は潤滑油103を連通穴130bを介して螺旋溝127まで持ち上げることができる。これにより、各摺動部へ潤滑油103が十分に供給されるため、密閉型圧縮機100における信頼性を向上することができる。
さらに、フランジ121の回転に伴い、スラストボールベアリング180では各ボール186が上レース182および下レース190に点接触しながら転がる。これにより、軸受131のスラスト面196とシャフト119のフランジ121の下面との間の摩擦が低減される。このため、摩擦による動力の損失が減少し、密閉型圧縮機100の機械効率を向上することができる。
一方で、スラストボールベアリング180ではボール186が各レース182、190と点接触しているため、この局所的に面圧が高くなっており、スラストボールベアリング180へ潤滑油103を供給する必要がある。これに対し、上述した連通穴130bの短縮化によって、潤滑油103がスラストボールベアリング180へも十分に供給されている。よって、スラストボールベアリング180の潤滑が円滑に行われ、スラストボールベアリング180の耐久性を向上することができる。
次に、バランスウェイト170による密閉型圧縮機100の運転時においてシャフト119に作用する力およびモーメントについて説明する。図5は、シャフト119に作用する力を模式的に示す図である。図5に示すように、ピストン133が往復運動をすることにより、ピストン133に慣性力が生じる。また、偏心軸125が偏心回転運動することにより、偏心軸125の遠心力が生じる。このピストン133の往復運動と偏心軸125の偏心回転運動とは連係していることにより、ピストン133の慣性力と偏心軸125の遠心力とが同じ方向にシャフト119に作用する。たとえば、圧縮室141(図1)内の容積が増加する方向にピストン133が移動する場合、ピストン133の慣性力および偏心軸125の遠心力は図5における矢印FAの方向に作用する。一方、圧縮室141(図1)内の容積が減少する方向にピストン133が移動する場合、ピストン133の慣性力および偏心軸125の遠心力は図5における矢印FAと反対の方向に作用する。このため、ピストン133が往復運動する方向において、ピストン133の慣性力と偏心軸125の遠心力とを合計したアンバランス成分FAがシャフト119に及ぶ。
また、クランクウェイト126は、偏心軸125の上端に取り付けられ、主軸123に対して偏心軸125と反対の方向に位置している。このクランクウェイト126は偏心軸125と同じ回転軸で、偏心軸125の回転に連係して回転する。このため、ピストン133が往復運動する方向において、クランクウェイト126の遠心力FBは、アンバランス成分FAと反対の方向にシャフト119に作用する。
さらに、バランスウェイト170は、回転子115の下面に取り付けられ、主軸123に対して偏心軸125と反対の方向に位置している。このバランスウェイト170は主軸123と同じ回転軸で、主軸123の回転と連係して回転する。ピストン133が往復運動する方向において、バランスウェイト170の遠心力FCは、アンバランス成分FAと反対の方向であって、クランクウェイト126の遠心力FBと同じ方向に、回転子115を介してシャフト119に作用する。
このクランクウェイト126の遠心力FBおよびバランスウェイト170の遠心力FCの合計とアンバランス成分FAとの差がより小さく、好ましくは0になるように、クランクウェイト126およびバランスウェイト170の各質量が設定される。このため、これらの荷重FA、FB、FCのバランスがとられる。
また、バランスウェイト170からピストン133の中心までの鉛直方向の距離(高さ寸法)をLACと、ピストン133の中心からクランクウェイト126までの高さ寸法をLABとする。ピストン133の中心位置における回転モーメントM=FB×LAB−FC×LACで表される。ここで、これらの各モーメントFB×LAB、FC×LACが互いに打ち消して、回転モーメントMがより小さく、好ましくは0になるように、クランクウェイト126の遠心力FBおよびバランスウェイト170の遠心力FCが設定される。これにより、シャフト119に作用する力だけでなく各モーメントもより均衡するため、シャフト119の傾いて振れるような振動が抑えられる。よって、シャフト119の振動により回転子115の振動が増幅されることが防がれ、密閉型圧縮機100の騒音および振動をさらに低減することができる。
このように各モーメント成分が釣り合った状態では、ピストン133に対して、バランスウェイト170はクランクウェイト126に比べて離れているため、バランスウェイト170の遠心力FCはクランクウェイト126の遠心力FBより小さくなる。たとえば、ピストン133の中心の高さに支点がある場合、高さ寸法LACが高さ寸法LABの8倍であれば、バランスウェイト170の質量はクランクウェイト126の質量の8分の1となる。これにより、回転子115に取り付けられているバランスウェイト170の質量が非常に小さくなり、高速回転においても回転子115に作用する遠心力FCも小さくなる。よって、回転子115の高さ寸法に対する取付部115eの高さ寸法の割合が小さく、回転子115と主軸123との固着部分の範囲が狭くかつ剛性が比較的低くなっていても、この固着部分に作用する力が小さい。この力によって、鋼板の積層物である鉄心115aが横方向に撓むことが防止される。このため、変形した回転子115でシャフト119が振れるように振動したり、固定子113と回転子115の隙間が変化して騒音が発生したりすることを防止することができる。
特に、バランスウェイト170は、回転子115の下面に取り付けられており、回転子115の中でもピストン133から最も離れた位置に配置されている。このため、回転子115の上面など他の位置に取り付けられる場合に比べて、下面に取り付けられたバランスウェイト170の質量は小さくて済む。したがって、回転子115の取付部115eに対する曲げモーメントを小さくでき、回転子115の撓みが防止されるため、回転子115の変形による振動や騒音をさらに低減することができる。
また、図1に示すように、回転子115の掘り込み部116の高さ寸法を大きくし、回転子115と軸受131とを合わせた高さ寸法を小さくしている。このため、軸受131上にあるピストン133と、ピストン133などの圧縮機本体105を支持しているサスペンションスプリング107を密閉容器101に固定している部分101aとの間の距離は短くなる。この振動源であるピストン133による振動が、サスペンションスプリング107や密閉容器101の固定部分101aを介して密閉型圧縮機100の外部へ伝わりやすくなる。これに対し、本実施の形態に係る密閉型圧縮機100では、クランクウェイト126に加え、バランスウェイト170を用いることで、密閉型圧縮機100における騒音および振動が抑えられているため、密閉型圧縮機100の外部へ伝わる騒音および振動を低減することができる。
さらに、シャフト119の振れるような振動や密閉型圧縮機100における振動が低減されていることにより、スラストボールベアリング180においてボール186に偏った荷重が作用することが防止される。よって、スラストボールベアリング180の耐久性が向上する。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る密閉型圧縮機100の構成は実施の形態1に係る密閉型圧縮機100の構成とほぼ同じであるが、実施の形態2に係るバランスウェイト270の位置が実施の形態1に係るバランスウェイト170の位置と異なる。図6は、実施の形態2に係る密閉型圧縮機100を示す断面図である。
バランスウェイト270は、図6に示すように、バランスウェイト270は、回転子115の上面に取り付けられ、ピストン133に対してクランクウェイト126と反対側に配置されている。バランスウェイト270の質量は、後述するように、シャフト119に作用する力およびモーメントにより決められ、クランクウェイト126の質量より小さく、たとえば、クランクウェイト126の質量の5分の1に設定される。
次に、バランスウェイト270による密閉型圧縮機100の運転時においてシャフト119に作用する力およびモーメントについて説明する。図7は、シャフト119に作用する力を模式的に示す図である。図7に示すように、ピストン133の往復運動によるピストン133に慣性力と、偏心軸125の偏心回転運動による遠心力とを合計したアンバランス成分FAが、ピストン133が往復運動する方向においてシャフト119に及ぶ。このアンバランス成分FAと反対の方向にクランクウェイト126の遠心力FBがシャフト119に作用する。
さらに、バランスウェイト270は、回転子115の上面に取り付けられ、主軸123に対して偏心軸125と反対の方向に位置している。このバランスウェイト270は主軸123と同じ回転軸で、主軸123の回転と連係して回転する。このため、ピストン133が往復運動する方向において、バランスウェイト270の遠心力FDは、アンバランス成分FAと反対の方向であって、クランクウェイト126の遠心力FBと同じ方向に、回転子115を介してシャフト119に作用する。
このクランクウェイト126の遠心力FBとバランスウェイト170の遠心力FCの合計がアンバランス成分FAに釣り合うように、クランクウェイト126およびバランスウェイト170の各質量が設定されている。また、バランスウェイト270からピストン133の中心までの鉛直方向の距離(高さ寸法)をLADと示す場合、ピストン133の中心位置における回転モーメントM=FB×LAB−FD×LADで表される。ここで、これらの各モーメントFB×LAB、FD×LADが互いに打ち消し合い、回転モーメントM=0になるように、クランクウェイト126の遠心力FBとバランスウェイト270の遠心力FDが設定されている。これにより、シャフト119に作用する力およびモーメントが均衡しているため、シャフト119の振れるような振動が防止され、密閉型圧縮機100の騒音および振動をさらに低減することができる。
このように各モーメントが釣り合った状態では、ピストン133に対して、バランスウェイト270はクランクウェイト126に比べて離れているため、バランスウェイト270の遠心力FDはクランクウェイト126の遠心力FBより小さくなる。このため、回転子115の変形やシャフト119の振れるような振動が防止され、密閉型圧縮機100の振動および騒音を防止できる。また、図7に示すように、サスペンションスプリング107を介して密閉容器101から密閉型圧縮機100の外部へ伝わる振動や騒音も低減することができる。
また、バランスウェイト270は回転子115より上方に位置し、図6に示す密閉容器101の底部に貯留された潤滑油103の油面から離れている。このため、回転子115が回転する際にバランスウェイト270が潤滑油103に浸漬し、潤滑油103を攪拌することがない。また、潤滑油103に作動流体が溶け込んでいる場合でも、バランスウェイト270による攪拌によって作動流体が潤滑油103中で発泡することが低減される。このため、発泡した作動流体が潤滑油103を含んで圧縮室141へ吸入され、これが圧縮室141内でピストン133に圧縮されて異音を発生することを防止することができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係る冷蔵庫200を概略的に示す断面図である。図8に示すように、冷蔵庫200は、内部に断熱空間を有する断熱箱体202と、開閉可能に断熱箱体202に取り付けられた扉とにより構成されている。なお、扉が取り付けられた断熱箱体202の面を正面とし、その対向する面を背面と称する。
断熱箱体202は、縦長の略直方体形状であって、内部に断熱空間を形成する断熱壁と、断熱空間を複数(この実施の形態では5つ)の断熱空間部分210、212、214、216、218に仕切る仕切り板とを含んでいる。5つの断熱空間部分210、212、214、216、218は、上下方向に4段に分けられており、上から2段目の断熱空間部分は左右方向にさらに2つに分けられている。たとえば、上から1段目の断熱空間部分は冷蔵室210として、上から2段目の2つの断熱空間部分は切替室212および製氷室214として、3段目の断熱空間部分は野菜室216として、4段目の断熱空間部分は冷凍室218として用いられている。これらの断熱空間部分210、212、214、216、218は、ダクト(図示せず)により互いに接続されており、このダクト内にはダンパ(図示せず)が設けられている。このダクトによって各断熱空間部分の空気は互いに移動可能であって、この空気の風量はダンパにより調整されている。また、断熱空間部分210、212、214、216、218の全てまたは一部に温度センサ(図示せず)が配置されている。
断熱箱体202は、内箱204と、内箱204の外側に設けられた外箱206とにより構成されている。内箱204は、ABSなどの樹脂体を真空成型により成形される。内箱204は、断熱空間を画定する断熱壁の内面と、この断熱空間を仕切る仕切り板とを成す。外箱206は、プリコート鋼板などの金属材料により形成され、断熱壁の外面を成す。この内箱204と外箱206との間の空間に断熱体208が一体的に発泡充填されて、断熱箱体202が作られる。これにより、断熱壁と仕切り板とが同時かつ一体的に形成される。なお、断熱体208には、たとえば硬質ウレタンフォーム、フェノールフォームまたはスチレンフォームなどの発泡プラスチックが用いられている。この発泡材には、温暖化防止の観点から、たとえば、ハイドロカーボン系のシクロペンタンが用いられる。
断熱箱体202には、その背面および上面の各一部を窪ませた凹み部230が設けられ、凹み部230に密閉型圧縮機100が弾性的に支持されている。また、断熱箱体202の側面などに、凝縮器(図示せず)や水分除去を行うドライヤ(図示せず)が配置されている。さらに、断熱箱体202の背面に、減圧器であるキャピラリ234や、蒸発器238が配置されている。断熱箱体202内の野菜室216および冷凍室218の背面に冷却ファン236および蒸発器238が配置されている。これらの、密閉型圧縮機100、凝縮器、キャピラリ234および蒸発器238が配管240により環状に接続されて、冷凍サイクルが構成されている。また、断熱箱体202には制御装置(図示せず)が設けられており、この制御装置には断熱空間部分に配置された温度センサが接続されている。さらに、制御装置には、密閉型圧縮機100、凝縮器、ドライヤ、キャピラリ234、蒸発器238、冷却ファン236および蒸発器238が接続されており、制御装置は温度センサの検出値に基づいてこれらを制御する。
断熱箱体202内の各断熱空間部分210、212、214、216、218を覆うように、この実施の形態では、5つの扉220、222、224、226、228が断熱箱体202の正面に開閉可能に取り付けられている。冷蔵室210には回転扉220が設けられ、残る切替室212、製氷室214、野菜室216および冷凍室218には引出し扉222、224、226、228がそれぞれ設けられている。これらの回転扉220および引出し扉222、224、226、228は、発泡スチロールなどの断熱材に化粧板が貼り付けられて形成されている。各扉220、222、224、226、228と断熱箱体202との間にはガスケットが配置され、これにより各断熱空間部分210、212、214、216、218の気密性が保持されている。
次に、上述した冷蔵庫200における冷凍サイクルの動作について説明する。制御装置は、各温度センサからの検出信号に基づいて冷却運転を開始および停止する。冷却運転が開始されると、密閉型圧縮機100においてピストン133(図1)の往復運動により作動流体は、圧縮されて高温高圧となり、吐出管104(図1)から冷凍サイクルへ配管240により送られる。この高温高圧の気体状の作動流体は、凝縮器にて放熱すると凝縮し液化する。この液体状になった作動流体は、キャピラリ234で減圧されて低温低圧となって、蒸発器238に至る。ここで、冷却ファン236により、各野菜室216および冷凍室218の空気が移動し、この空気と蒸発器238内の低温の作動流体とが熱交換する。これにより、高温になった作動流体は蒸発気化して、配管240を通り密閉型圧縮機100に戻る。一方、冷却された空気はダクトにより各断熱空間部分210、212、214に分配される。この際、ダンパにより各断熱空間部分210、212、214に分配される流量が調節されるため、各断熱空間部分210、212、214、216、218は適温に調節される。
たとえば、冷蔵室210は、冷蔵保存のために凍らない温度、たとえば1℃〜5℃になる。切替室212は、ユーザーより変更可能な温度に設定されており、この設定温度になる。この設定温度は、たとえば、冷凍室218の温度帯から冷蔵や野菜室216の温度帯まで所定の温度に設定され得る。製氷室214は、自動製氷装置(図示せず)を備え、氷を自動的に作製および貯留する。この氷の保存が目的であるため、冷凍温度帯よりも比較的高い、たとえば、−18℃〜―10℃に製氷室214の温度が調節される。野菜室216は、冷蔵室210と同等もしくは若干高い温度、たとえば、2℃〜7℃に調節される。この温度が凍らない程度で低いほど、野菜室216内の葉野菜の鮮度が長期間維持され得る。冷凍室218は、冷凍保存のために通常−22〜−18℃に調節されている。ただし、冷凍保存状態の向上のため、たとえば−30℃や−25℃の低温に調節されてもよい。
この冷蔵庫200には、図1および図6に示すクランクウェイト126およびバランスウェイト170、270が設けられた密閉型圧縮機100が用いられている。この場合、クランクウェイト126だけでは打ち消しきれなかった力や回転モーメントがバランスウェイト170、270により打ち消される。よって、運転時における密閉型圧縮機100の振動が抑えられているため、冷蔵庫200の振動や騒音を低減することができる。
また、図1および図6に示す掘り込み部116により回転子115および軸受131が重ねられて、密閉型圧縮機100の高さ寸法が抑えられる。このため、断熱箱体202上の凹み部230の深さ寸法が小さくて済み、冷蔵庫200内の断熱空間のサイズを大きくしたり、断熱体208の厚み寸法を大きくしたりすることができる。したがって、使い勝手の向上または断熱性能の向上が図られる。
また、断熱箱体202において仕切り板が断熱壁と一体に発泡充填されていることにより、低コスト化および断熱性能の向上が図られる。このようにして作成された仕切り板は発泡スチロールの断熱部材に比べて約2倍の断熱性能を有することから、仕切り板の薄型化ができ、これに伴い断熱空間を拡大することができる。
(その他の実施例)
なお、上記実施の形態3では、密閉型圧縮機100は冷蔵庫200に設けられたが、エアーコンディショナー、自動販売機、その他の冷凍装置、さらに空気用圧縮機等の工業用圧縮機等の冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を用いた他の機器に用いられる。
さらに、上記実施の形態3では、断熱箱体202において仕切り板および断熱壁が一体的に形成されていたが、仕切り板および断熱壁が別々に設けられていてもよい。
また、上記全実施の形態は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫は、振動および騒音を低減し得る、薄型の密閉型圧縮機およびそれを備える冷蔵庫などとして有用である。
100 密閉型圧縮機
101 密閉容器
111 電動要素
113 固定子
115 回転子
115e 取付部(下段部)
116 掘り込み部(上段部)
117 圧縮要素
119 シャフト
123 主軸
125 偏心軸
126 クランクウェイト
129 シリンダブロック
131 軸受
133 ピストン
137 シリンダ
141 圧縮室
170 バランスウェイト
172 かしめピン
180 スラストボールベアリング
200 冷蔵庫
270 バランスウェイト

Claims (8)

  1. 固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、を含む電動要素と、
    下方に配置された前記電動要素によって駆動される圧縮要素と、
    前記電動要素および前記圧縮要素を収容した密閉容器と、を備え、
    前記圧縮要素は、
    主軸と、前記主軸に対して偏心した偏心軸と、を含むシャフトと、
    上下方向に延びる貫通孔が内部に形成されかつ当該貫通孔に挿入された前記主軸を回転可能に支持している軸受と、内部に圧縮室が形成されたシリンダと、を含むシリンダブロックと、
    前記偏心軸に連結され、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、
    前記偏心軸の上部に取り付けられたクランクウェイトと、を備え、
    前記回転子は、内部に円柱状空間を含む円筒形状であって、
    前記軸受の下部が前記円柱状空間に嵌められている上段部と、
    前記上段部の内径寸法より内径寸法が小さく、かつ前記軸受の前記貫通孔を通過した前記主軸の下部が前記円柱状空間に挿入され固着されている下段部と、
    前記ピストンに対して前記クランクウェイトと反対側に配置されたバランスウェイトと、を有している、密閉型圧縮機。
  2. 前記上段部の高さ寸法は、前記回転子の高さ寸法の70%以上である、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記圧縮要素は、前記軸受のスラスト面上に配置されたスラストボールベアリングをさらに有している、請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記バランスウェイトの質量は、前記クランクウェイトの質量の5分の1以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記バランスウェイトは、前記回転子の下面上に配置された、請求項1〜4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記バランスウェイトは、前記回転子の上面上に配置された、請求項1〜4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. 前記バランスウェイトは、前記回転子にかしめピンによって取り付けられた、請求項1〜6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機を備える、冷蔵庫。
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