JP2016006303A - 密閉型圧縮機および冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンの往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、全高を低く抑え、振動の低い密閉型圧縮機とそれを用いた冷凍装置を提供する。【解決手段】クランクシャフト126のフランジ部136より径の大きい回転子152のフランジプレート158にバランスウェイト162を設けた構成としてある。これにより、主軸134の鉛直中心からより離れた位置にバランスウェイト162を設置できるため、バランスウェイト162に生じる遠心力を増加させることができ、ピストン130の重量増加により往復動慣性力が増加しても、薄く軽いバランスウェイト162でピストン130の往復動慣性力を釣り合わせることができ、密閉型圧縮機の全高を低く抑え、振動を低減することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、密閉型圧縮機およびそれを用いた冷凍冷蔵庫やショーケース等の冷凍装置に関するものである。
近年、食材の多様化にともない家庭用の冷凍冷蔵庫等はその庫内容積の大容量化の要望が強まっており、冷凍冷蔵庫等の外観寸法はそのままで庫内容積を広げる等の工夫が施されている。そのための一つの方法として、密閉型圧縮機を収納する機械室の縮小化が進められており、冷凍冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置等に使用される密閉型圧縮機においては、小型化、低背化が強く要望されている。
このような背景の中にあって、従来この種の密閉型圧縮機の中には、電動要素として固定子の内側を回転子が回るインナーロータ型モータではなく、固定子の外側を回転子が回るアウターロータ型モータを用いて、小型化、薄型化したものがある(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の電動要素と圧縮要素の縦断面図である。
図6において、電動要素2とこの電動要素2により回転駆動される圧縮要素4は、電動要素2の上部に圧縮要素4を配置し一体に組み立てられている。
圧縮要素4は、主軸10とフランジ部12と偏心軸14とで構成されたクランクシャフト16と、圧縮室20を形成するシリンダ22と、クランクシャフト16を支持する軸受24と、圧縮室20内で往復運動するピストン26と、ピストン26と偏心軸14とを連結するコンロッド30と、クランクシャフト1のフランジ部12上面の反偏心軸14側に配設されたクランクバランスウェイト32とを備え、レシプロ式圧縮機を形成している。
電動要素2は、固定子40と、この固定子40の周りを囲むように固定子40と同軸に配置された回転子42とで構成されたアウターロータ型モータとなっている。
固定子40は、軸受24に圧入等で固定されている。また回転子42は、円板状のフランジプレート48の外周に円筒状ヨーク44を溶接等で固定し、この円筒状ヨーク44の内周に永久磁石46を配置して構成してあり、フランジプレート48は、中心に形成された円筒状の回転子軸孔50が主軸10の下端に溶接等で固定されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機において、以下その動作を説明する。
電動要素2は、固定子40に発生する磁界によって回転子42を回転させ、回転子42はフランジプレート48を介してクランクシャフト16を回転させる。クランクシャフト16の回転により偏心軸14の回転運動がコンロッド30を介してピストン26に伝えられ、ピストン26が圧縮室20内を往復運動する。それにより冷媒ガスは、冷却システム(図示せず)から圧縮室20内へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへ吐出される。
この圧縮作用を行う際、ピストン26が往復運動を行うことにより不平衡力である往復動慣性力が生じる。
したがってこの種の密閉型圧縮機では、クランクシャフト16のフランジ部12上面にピストン26の往復動慣性力と逆位相で釣り合うようなクランクバランスウェイト32が設けてあり、これによりピストン26の往復動慣性力が相殺され、密閉型圧縮機の振動を低減している。
DE102010051266A公報
しかしながら、従来の構成では、密閉型圧縮機の気筒容積が大きくなり、ピストン26の重量が増加すると、ピストン26の往復運動により発生する往復動慣性力が増加するため、この往復動慣性力を相殺すべく、クランクバランスウェイト32の重量を増加させる必要がある。すなわち、クランクバランスウェイト32の板厚を厚くしたり、外周を広げたりする必要がある。
しかしながら、クランクバランスウェイト32はその板厚を厚くしようとしても、クランクバランスウェイト32とコンロッド30の間の隙間による制約でクランクバランスウェイト32の板厚を十分に厚くできない。また、クランクバランスウェイト32の外周を広げようとしても、ピストン26が下死点に近づくと、ピストン26とクランクバランスウェイト32が接近し、ピストン26とクランクバランスウェイト32の隙間による制約で、クランクバランスウェイト32の外周を広げることができない。このように、クランクバランスウェイト32の板厚を厚くしたり、外周を広げたりすることが十分に行えない形状となっていた。そのため、ピストン26の往復動慣性力は十分に相殺されず、振動が大きくなるという課題を有していた。
また、上記振動課題を解決すべく、例えば、クランクバランスウェイト32とコンロッド30の隙間を広げて、クランクバランスウェイト32の板厚を厚くした場合、シリンダ22をフランジプレート48から離れる側に配置する必要があるため、結果的に密閉型圧縮機の全高が高くなるという課題を有していた。
本発明は、このような従来の課題を解決したもので、ピストンの往復運動によって発生する往復動慣性力が増加しても、密閉型圧縮機の全高を低く抑えつつ振動の低い密閉型圧縮機とそれを用いた冷凍装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、主軸とフランジ部と偏心軸とで構成されたクランクシャフトを備えた圧縮要素と、これを回転させる電動要素とを備え、前記電動要素の回転子は、前記クランクシャフトのフランジ部より径が大きいフランジプレートの外周に永久磁石を配置して構成し、更に前記フランジプレートの前記クランクシャフトの偏芯軸側とは反対側部分にバランスウェイトを設けた構成としてある。
これによって、気筒容積が大きくなり、ピストンの重量が増加することで、ピストンの往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、クランクシャフトのフランジ部より径の大きい回転子のフランジプレ―トにバランスウェイトを設けているので、クランクシャフトのフランジ部に設けるよりも主軸の鉛直中心からより離れた位置にバランスウェイトを設置でき、バランスウェイトに生じる遠心力を増加させることができる。これにより、薄く軽いバランスウェイトでもピストンの往復動慣性力を相殺できる。
本発明は、クランクシャフトのフランジ部より径の大きい回転子のフランジプレートにバランスウェイトを設けているので、薄く軽いバランスウェイトでもピストンの往復動慣性力を相殺でき、全高を低く抑え振動を低減した密閉型圧縮機とそれを用いた冷凍装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の断面図 同実施の形態1における要部の拡大断面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の要部を示す拡大断面図 本発明の実施の形態3における密閉型圧縮機の要部を示す拡大断面図 本発明の実施の形態4における冷凍装置の模式図 従来の密閉型圧縮機における電動要素と圧縮要素を示す縦断面図
第1の発明は、密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は、主軸とフランジ部と偏心軸とで構成されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの前記主軸を軸支する軸受とシリンダとを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内を往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸とを連結するコンロッドを備え、前記電動要素は、固定子と、前記固定子の外周を囲むように前記固定子と同軸に配置された回転子とを備え、前記回転子は、前記クランクシャフトのフランジ部より径が大きいフランジプレートの外周に永久磁石を配置して構成し、更に前記フランジプレートの前記クランクシャフトの偏芯軸側とは反対側部分にバランスウェイトを設けた構成としてある。
これにより、気筒容積が大きくなり、ピストンの重量が増加することで、ピストンの往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、クランクシャフトのフランジ部より径の大きい回転子のフランジプレ―トにバランスウェイトを設けているため、クランクシャフトのフランジ部に設けるより、主軸の鉛直中心からより離れた位置にバランスウェイトを設置でき、バランスウェイトに生じる遠心力を増加させることができる。よって、薄く軽いバランスウェイトでもピストンの往復動慣性力を相殺させることができ、密閉型圧縮機の全高を低く抑え、振動を低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、バランスウエイトは、フランジプレートの固定子側の面に設けた構成としてある。
これにより、圧縮機の再起動時において、バランスウェイトをフランジプレートの固定子側の面とは反対側の下面に設けた場合のように圧縮機内のオイルをバランウェイトでかき回し、圧縮室内にオイルが侵入することで発生するオイル圧縮を防止でき、圧縮要素の耐久性を向上することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、フランジプレートは、更にクランクシャフトの偏心軸側の部分に開口部を設けた構成としてある。
これにより、フランジプレートの偏心軸側の部分の重量が軽くなり、その軽くなった重量の分フランジプレートの反偏心軸側に設けたバランスウェイトの重量を軽くすることができるため、気筒容積が大きくなり、ピストンの重量が増加することで往復動慣性力が増加しても、この往復動慣性力と釣り合うバランスウェイトの重量を更に軽減でき、板厚をより薄くして全高を低く抑えることができる。また、これにより生産性も向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1から第3の発明において、クランクシャフトは、そのフランジ部の偏心軸側とは反対側の部分にクランクバランスウェイトを設けた構成としてある。
これにより、気筒容積が大きくなり、ピストンの重量が増加することでピストンの往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、この往復動慣性力は、フランジプレートのバランスウェイトとフランジ部のクランクバランスウェイトの2箇所で釣り合いピストンの往復動慣性力を相殺するようになるので、気筒容積をさらに拡大し、ピストンの重量が増加しても、密閉型圧縮機の全高を低く抑え、振動を低減することができる。
第5の発明は、圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を備えた冷凍装置であって、前記圧縮機として第1から第4のいずれか1つの発明の密閉型圧縮機を用いた冷凍装置である。
これにより、冷凍装置の機械室の空間を小さく抑え、貯蔵空間を広げることができると同時に冷凍装置の振動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の断面図、図2は、同実施の形態1における要部の拡大断面図である。
図1、図2において、本実施の形態1における密閉型圧縮機は、鉄板の絞り成型によって形成された密閉容器102の内部に、電動要素104と、この電動要素104によって駆動される圧縮要素106とを備えた圧縮機本体108を配置している。
この圧縮機本体108は、サスペンションスプリング120によって弾性的に支持されている。
さらに、密閉容器102内には、例えば、地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600a等の冷媒ガス122が、冷凍装置(図示せず)の低圧側と同等圧力で、比較的低温の状態で封入されると共に、密閉容器102内底部には、潤滑用のオイル124が封入されている。
圧縮要素106は、クランクシャフト126、シリンダブロック128、ピストン130、コンロッド132等で構成されている。
クランクシャフト126は、主軸134とフランジ部136を介して形成された偏心軸138とを備え、オイル124に浸漬された主軸134の下端から偏心軸138の上端までオイル124を供給する給油機構(図示せず)を更に備えている。
シリンダブロック128は、圧縮室140を形成するシリンダ142と主軸134を回転自在に軸支する軸受144が一体に形成されている。
電動要素104は、固定子150と、固定子150の周りを囲むように固定子150と同軸に配置された回転子152とで構成されており、いわゆるアウターロータ型モータとなっている。
固定子150は、軸受144に圧入等で固定されている。
回転子152は、固定子150の外周を回転する円筒状のヨーク154の内周に永久磁石156が均等に配置されている。ヨーク154は、フランジ部136より径の大きい円板状のフランジプレート158の外周に溶接等で固定されている。
フランジプレート158は、中心に形成された円筒状の回転子軸孔160が主軸134の下端に溶接等で固定されている。また、フランジプレート158は、前記クランクシャフト126の偏心軸138側とは反対側の部分にバランスウェイト162が溶接等で固定されている。このバランスウェイト162はクランクシャフト126のフランジ部136の径より外周側になるようにフランジプレート158に配置され、更にフランジプレート158の上面、すなわち固定子150と対向する側の面に設けてある。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素104に通電すると、固定子150に電流が流れ、磁界が発生し、クランクシャフト126の主軸134に固定された回転子152が回転する。
そして、この回転子152の回転により、クランクシャフト126が回転し、偏心軸138に回転自在に取り付けられたコンロッド132を介して、ピストン130がシリンダ142内を往復運動し、圧縮要素106が所定の圧縮動作を行う。
次に、フランジプレート158にバランスウェイト162を設けた作用と効果について説明する。
気筒容積が大きくなりピストン130の重量が大きくなることで、ピストン130の往復運動によって発生する往復動慣性力が増加するが、本実施の形態では、このピストン130の往復動慣性力を相殺させるために、クランクシャフト126のフランジ部136より径の大きいフランジプレート158の上面で、かつ、フランジ部136の径より外周側にバランスウェイト162を配置してある。
このため、バランスウェイト162を主軸134の鉛直中心から、より離れた位置に設置でき、フランジ部136にバランスウェイトを設置するよりも、バランスウェイト162に生じる遠心力を増加させることができる。
したがって、薄く軽いバランスウェイト162でピストン130の往復動慣性力を相殺することができる。その結果、密閉型圧縮機の全高を低く抑え、振動を低減することができる。
また、バランスウェイト162をフランジプレート158の上面の固定子150側に設置しているので、バランスウェイト162をフランジプレート158の下面に設置した時に生じるオイル124のかき回しを防止できる。すなわち、圧縮機は運転停止時に冷媒ガス122がオイル124の中に溶け込み、オイル124の油面が上昇する。
そのため、バランスウェイト162をフランジプレート158の下面に設置すると、再起動時にオイル124をバランスウェイト162でかき回し、オイルフォーミングが発生することになるが、この実施の形態ではバランスウェイト162をフランジプレート158の上面に設けているのでこれを防止できる。
その結果、オイルフォーミングによって、圧縮室140内にオイル124が侵入して発
生するオイル圧縮を防止でき、圧縮要素106の耐久性を向上することができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2における密閉型圧縮機の要部を示し、この実施の形態2の密閉型圧縮機は実施の形態1の構成に加え、更にフランジプレート158に開口部164を設けたものである。
すなわち、図3において、フランジプレート158には更にクランクシャフト126の偏心軸138側の部分に開口部164が設けてある。その他の構成は前記実施の形態1と同様であり、同じ要素部分には同一番号を附記して説明は省略する。
この実施の形態3では、フランジプレート158の偏心軸138側の部分に開口部164を設けているので、フランジプレート158の偏心軸138側の重量が軽くなり、その軽くなった重量の分、フランジプレート158の偏心軸138側とは反対側部分に設けたバランスウェイト162の重量を軽くすることができる。
そのため、気筒容積が大きくなり、ピストン130の重量が増加することで、ピストン130の往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、この往復動慣性力と釣り合うバランスウェイト162の重さを更に軽減でき、板厚をより薄くでき全高をより低く抑えると同時に振動を低減し生産性を向上させることができる。
また、フランジプレート158に開口部164を設けたことにより、固定子150とフランジプレート158の間に熱がこもることがなくなり、固定子150の温度上昇を抑えることもできるので、電動要素104の効率低下を抑制することもできる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3における密閉型圧縮機の要部を示し、この実施の形態3の密閉型圧縮機は実施の形態2の構成に加え更にクランクシャフト126にもそのフランジ部136にクランクバランスウェイト170を設けたものである。
すなわち、図4において、クランクシャフト126のフランジ部136にはその偏心軸138側と反対側の部分にクランクバランスウェイト170が設けてある。
その他の構成は、実施の形態2と同様であり、同じ要素部分には同一番号を附記して説明は省略する。
この実施の形態3では、クランクシャフト126のフランジ部136の偏心軸138とは反対側部分にクランクバランスウェイト170を設けている。
これにより、気筒容積が大きくなりピストン130の重量が増加することで、ピストン130の往復運動により発生する往復動慣性力が増加しても、この往復動慣性力は、フランジプレート158のバランスウェイト162とフランジ部136のクランクバランスウェイト170の2箇所で釣り合いピストン130の往復動慣性力を相殺するようになる。
したがって、気筒容積をさらに拡大し、ピストンの重量が増加しても、密閉型圧縮機の全高を低く抑え、振動を低減することができる。
なお、実施の形態3では実施の形態2にクランクバランスウェイト170を追加したもので説明したが、実施の形態1にクランクバランスウェイト170を追加しただけであってもよい。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態1から3で説明した密閉型圧縮機を搭載した冷凍装置の構成を示す模式図である。
図3において、冷凍装置は、断熱性の箱体の開口を開閉する扉付き構成の本体302と、本体302の内部を、物品の貯蔵空間304と機械室306に区画する区画壁308と、貯蔵空間304内を冷却する冷媒回路310とを具備している。
冷媒回路310は、圧縮機312として実施の形態1或いは2または3で説明した密閉型圧縮機と、放熱器314と、減圧装置316と、吸熱器318とを環状に配管接続した構成となっている。
そして、吸熱器318は、送風機(図示せず)を具備した貯蔵空間304内に配置されている。吸熱器318の冷却熱は、矢印で示すように、送風機によって貯蔵空間304内を循環するように撹拌され、貯蔵空間304内は冷却される。
以上説明した冷凍装置は、実施の形態1から3で説明した全高が低く振動の少ない密閉圧縮機を搭載していることにより、冷凍装置の機械室306の空間を小さく抑え、貯蔵空間304を広げることができると同時に冷凍装置の振動を低減することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機および冷凍装置は、気筒容積が大きくピストンの重量が重い密閉型圧縮機においても全高を低く抑え、振動を低減することができるので、電気冷凍冷蔵庫、あるいはエアーコンディショナー等の家庭用に限らず、業務用ショーケース、自動販売機等の冷凍装置に広く適用することができる。
102 密閉容器
104 電動要素
106 圧縮要素
126 クランクシャフト
128 シリンダブロック
130 ピストン
132 コンロッド
134 主軸
136 フランジ部
138 偏心軸
142 シリンダ
144 軸受
150 固定子
152 回転子
154 ヨーク
156 永久磁石
158 フランジプレート
162 バランスウェイト
164 開口部
170 クランクバランスウェイト
310 冷媒回路
312 圧縮機
314 放熱器
316 減圧装置
318 吸熱器

Claims (5)

  1. 密閉容器内に、電動要素と、前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は、主軸とフランジ部と偏心軸とで構成されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの前記主軸を軸支する軸受とシリンダとを有するシリンダブロックと、前記シリンダ内を往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏心軸とを連結するコンロッドを備え、前記電動要素は、固定子と、前記固定子の外周を囲むように前記固定子と同軸に配置された回転子とを備え、前記回転子は、前記クランクシャフトのフランジ部より径が大きいフランジプレートの外周に永久磁石を配置して構成し、更に前記フランジプレートの前記クランクシャフトの偏芯軸側とは反対側部分にバランスウェイトを設けた密閉型圧縮機。
  2. バランスウエイトは、フランジプレートの固定子側の面に設けた請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. フランジプレートは、更にクランクシャフトの偏心軸側の部分に開口部を設けた請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. クランクシャフトは、そのフランジ部の偏心軸側とは反対側の部分にクランクバランスウェイトを設けた請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 圧縮機、放熱器、減圧装置、吸熱器を配管によって環状に連結した冷媒回路を備えた冷凍装置であって、前記圧縮機として請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機を用いた冷凍装置。
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