JPWO2012169392A1 - アクチュエータ - Google Patents

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吉昭 野村
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Abstract

スムーズに安定的に動作するアクチュエータを提供する。アクチュエータ1は、駆動部材13と、被駆動部材14とを備えている。駆動部材13は、一の方向zに沿って変位する。被駆動部材14は、駆動部材13と摩擦係合している。被駆動部材14は、駆動部材13に対して摺動変位可能に設けられている。駆動部材13及び被駆動部材14の一方の表面の上には、コーティング膜20が形成されている。コーティング膜20は、母材21と粒子22とを含む。母材21は、駆動部材13及び被駆動部材14の他方よりも低い硬度を有する。粒子22は、母材21中に分散している。粒子22は、母材21と異なる硬度を有する。

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
従来、小型のアクチュエータとして、圧電素子を用いたアクチュエータが知られている。この圧電素子を用いたアクチュエータの一例が、下記の特許文献1に記載されている。
具体的には、特許文献1には、電圧が印加された際に伸縮する電気機械変換素子と、電気機械変換素子の伸縮方向の一方側端部に取り付けられた駆動部材と、駆動部材と摩擦係合し、摺動変位可能な被駆動部材とを備えるアクチュエータが記載されている。
特開2007−74889号公報
特許文献1に記載のような被駆動部材が駆動部材と摩擦係合し、摺動変位可能とされているアクチュエータにおいては、駆動部材と被駆動部材との摩擦力の大きさが重要である。駆動部材と被駆動部材との摩擦力が大きすぎると、得られる駆動力が小さくなるばかりか、安定的に駆動させることができなくなる。一方、駆動部材と被駆動部材との摩擦力が小さすぎると、エネルギー効率が低くなり、またスムーズに安定的に動作させることができなくなる。
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、その目的は、スムーズに安定的に動作するアクチュエータを提供することにある。
本発明に係るアクチュエータは、駆動部材と、被駆動部材とを備えている。駆動部材は、一の方向に沿って変位する。被駆動部材は、駆動部材と摩擦係合している。被駆動部材は、駆動部材に対して摺動変位可能に設けられている。駆動部材及び被駆動部材の一方の表面の上には、コーティング膜が形成されている。コーティング膜は、母材と粒子とを含む。母材は、駆動部材及び被駆動部材の他方よりも低い硬度を有する。粒子は、母材中に分散している。粒子は、母材と異なる硬度を有する。
本発明に係るアクチュエータのある特定の局面では、粒子は母材よりも高い硬度を有する。
本発明に係るアクチュエータの別の特定の局面では、粒子は母材よりも低い硬度を有する。
本発明に係るアクチュエータの他の特定の局面では、母材は、樹脂または金属からなる。
本発明に係るアクチュエータのさらに別の特定の局面では、コーティング膜における粒子の含有率は、5体積%〜50体積%の範囲内にある。
本発明に係るアクチュエータのさらに他の特定の局面では、コーティング膜の膜厚が1μm〜15μmである。
本発明によれば、スムーズに安定的に動作するアクチュエータを提供することができる。
図1は、本発明を実施した一実施形態に係るアクチュエータの略図的斜視図である。 図2は、本発明を実施した一実施形態に係るアクチュエータの略図的断面図である。 図3は、図2のIII部分を拡大した略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本実施形態に係るアクチュエータの略図的斜視図である。図2は、本実施形態に係るアクチュエータの略図的断面図である。
図1及び図2に示すように、アクチュエータ1は、変位部材10と、駆動部材13と、被駆動部材14とを備えている。
変位部材10は、駆動部材13をz方向に沿って変位させる部材である。変位部材10は、駆動部材13を変位させることができるものである限りにおいて特に限定されない。本実施形態では、具体的には、変位部材10は、電気機械変換素子の一種である圧電素子11を用いたものである。より具体的には、変位部材10は、圧電素子11と、変換素子12とを有する。
圧電素子11は、圧電体と、圧電体に電圧を印加する一対の電極とを有する。図2に示すように、圧電素子11は、電圧が印加されると、x方向に伸縮する。
変換素子12は、圧電素子11のx方向の伸縮力を、駆動部材13をx方向に対して垂直なz方向に沿って変位させる力に変換する素子である。具体的には、変換素子12は、圧電素子11がx方向に伸縮した際に頂部12aがz方向に変位するように設けられている。これにより、頂部12aに接続されている駆動部材13がz方向に沿って変位する。
駆動部材13は、棒状である。駆動部材13は、被駆動部材14と摩擦係合している。被駆動部材14は、駆動部材13に対して摺動変位可能である。
駆動部材13は、ヤング率が70GPa以上であるものであることが好ましい。駆動部材13は、例えばステンレス等の金属により構成することができる。被駆動部材14は、ビッカース硬度が300Hv以上であるものであることが好ましい。
アクチュエータ1では、圧電素子11のx方向に沿った伸縮に伴って、駆動部材13がz方向に沿って振動する。すなわち、駆動部材13は、z方向の一方側から他方側への変位と、他方側から一方側への変位とを繰り返し行う。ここで、例えば、駆動部材13のz方向の一方側から他方側への変位速度が所定の速度よりも速ければ、駆動部材13と被駆動部材14との間に生じる摩擦力よりも被駆動部材14に働く慣性力の方が大きくなる。このため、駆動部材13のz方向の一方側から他方側への変位速度を所定の速度よりも速くし、他方側から一方側への変位速度を所定の速度よりも遅くすることによって、被駆動部材14を駆動部材13に対して、z方向の他方側へと相対的に変位させることができる。逆に、駆動部材13のz方向の一方側から他方側への変位速度を所定の速度よりも遅くし、他方側から一方側への変位速度を所定の速度よりも速くすることによって、被駆動部材14を駆動部材13に対して、z方向の一方側へと相対的に変位させることができる。
図3は、図2のIII部分を拡大した略図的断面図である。駆動部材13の表面13aと、被駆動部材14の内表面14aとの一方の上には、コーティング膜20が形成されている。具体的には、本実施形態では、駆動部材13の表面13aの上にコーティング膜20が形成されている。
コーティング膜20の厚みは、例えば、1μm〜15μm程度であることが好ましい。コーティング膜20が厚すぎると、振動の伝達効率が下がる場合がある。コーティング膜20が薄すぎると、すぐに摩滅する場合がある。
コーティング膜20は、母材21と、複数の粒子22とを含む。母材21は、被駆動部材14よりも低い硬度を有するものである限りにおいて特に限定されない。母材21は、例えば樹脂または金属からなるものとすることができる。具体的には、例えば被駆動部材14がステンレスからなる場合は、母材21は、ニッケルなどの金属や、ウレタンなどの樹脂により構成することができる。なお、母材21は、フィラー等の添加物を含んでいてもよい。
複数の粒子22は、母材21中に分散している。粒子22は、母材21と異なる硬度を有する。例えば母材21がニッケルなどの金属やウレタンなどの樹脂からなる場合は、粒子22は、ポリテトラフルオロエチレン等の樹脂や、高密度ポリエチレン、ホウ素、カーボンなどからなるものとすることができる。母材21がウレタンからなり、粒子22がカーボンからなる場合、粒子22は母材21よりも高い硬度を有する。母材21がウレタンからなり、粒子22が高密度ポリエチレンからなる場合や、母材21がニッケルからなり、粒子22がポリテトラフルオロエチレンからなる場合、粒子22は、母材21よりも低い硬度を有する。
以上説明したように、本実施形態では、被駆動部材14よりも低い硬度を有する母材21中に母材21と異なる硬度を有する粒子22が分散してなるコーティング膜20が、駆動部材13の表面13aの上に形成されている。このため、駆動部材13の振動により被駆動部材14が駆動されるに伴い、コーティング膜20の母材21が被駆動部材14との摩擦により削れ、粒子22が露出する。このため、露出した粒子22が駆動部材13と被駆動部材14との間に介在することなり、駆動部材13と被駆動部材14との間の間隔を狭く保ちつつ駆動部材13と被駆動部材14との間の摩擦力を所望の大きさにすることができる。よって、被駆動部材14をスムーズかつ安定的に駆動させることができる。従って、アクチュエータ1をスムーズ且つ安定的に動作させることができる。
粒子22が母材21よりも高い硬度を有する場合、高い硬度を有する粒子22は駆動部材13との密着性が低いため、母材21によりコーティング膜20の駆動部材13との密着性を高くすることができる。
粒子22が母材21よりも低い硬度を有する場合、低い硬度を有する粒子22は駆動部材13と被駆動部材14との間の摩擦力により比較的短い時間で摩耗することになるため、母材21により粒子22の摩耗をある程度保護し、粒子22の寿命を長くすることができる。
コーティング膜20における粒子22の含有率は、5体積%〜50体積%の範囲内であることが好ましい。粒子22の含有率が低すぎると、駆動部材13と被駆動部材14との間に介在する粒子22の量が少なくなり、駆動部材13と被駆動部材14との間の摩擦力を所望の大きさにすることができない場合がある。粒子22の含有率が高すぎると、母材21が短時間で削られてしまい、コーティング膜20の寿命が短くなる場合がある。
上記実施形態では、コーティング膜が駆動部材の表面の上に形成されており、被駆動部材の表面の上には形成されていない例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。コーティング膜は、被駆動部材の表面の上に形成されており、駆動部材の表面の上には形成されていなくてもよい。この場合は、コーティング膜の母材を、駆動部材よりも低い硬度を有するものとする必要がある。
1…アクチュエータ
10…変位部材
11…圧電素子
12…変換素子
12a…頂部
13…駆動部材
13a…表面
14…被駆動部材
20…コーティング膜
21…母材
22…粒子

Claims (6)

  1. 一の方向に沿って変位する駆動部材と、
    前記駆動部材と摩擦係合し、前記駆動部材に対して摺動変位可能に設けられた被駆動部材と、
    を備え、
    前記駆動部材及び前記被駆動部材の一方の表面の上には、前記駆動部材及び前記被駆動部材の他方よりも低い硬度を有する母材と、前記母材中に分散しており、前記母材と異なる硬度を有する粒子とを含むコーティング膜が形成されている、アクチュエータ。
  2. 前記粒子は前記母材よりも高い硬度を有する、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記粒子は前記母材よりも低い硬度を有する、請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 前記母材は、樹脂または金属からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記コーティング膜における前記粒子の含有率は、5体積%〜50体積%の範囲内にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記コーティング膜の膜厚が1μm〜15μmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
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