JPWO2012164890A1 - 超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波流量計 - Google Patents

超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波流量計 Download PDF

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Abstract

超音波送受波器(50)は、金属板(16)と、音響整合体(15)と、圧電体(17)と、第1のリード線(18a)と、第2のリード線(18b)と、金属板(16)の他方の主面(16b)の圧電体(17)が固定された部分以外の部分と、圧電体(17)の表面と、金属板(16)の端面(16c)と、金属板(16)の一方の主面(16a)の外周部と、第1のリード線(18a)と、第2のリード線(18b)とを覆う、熱可塑性樹脂を主成分として含む制振部材(11)と、を備える。

Description

本発明は、超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波流量計に関し、特に、超音波送受波器の制振構造に関する。
従来の超音波流量計に用いられる超音波送受波器として、圧電素子が伸縮することにより超音波を発生する超音波振動子や超音波センサが知られている。この超音波振動子では、たとえば、ケースの外壁面に音響整合層が固定され、ケースの内壁面に圧電体が固定されている。ケースの開口は封止体で塞がれ、ケースの側壁部は制振体で覆われ、ケースの端部(支持部)は振動伝達抑止体を介して取り付けられている(従来例1:たとえば、特許文献1参照)。
また、超音波センサでは、たとえば、音響整合層に圧電素子が固定され、隙間を有して圧電素子を覆うようにプラスチック製のケースが音響整合層に固定されている。この圧電素子の周囲を埋めるように、ケース内にシリコーン樹脂などの弾性樹脂が充填されている(従来例2:たとえば、特許文献2参照)。
特開2001−159551号公報 特開平10−224895号公報
しかしながら、従来例1では、音響整合層および圧電体が固定されたケースに制振体および振動伝達抑止体をそれぞれ取り付ける必要があり、手間がかかるため、量産性に課題がある。
さらに、圧電体が直接制振部材に接触していないため、超音波の発生後も圧電体およびケースなどが振動し続ける不要な残響振動が十分低減されない。この不要な振動が受信する超音波パルスに影響を与え、信号を精度よく得ることができない。
また、従来例2では、超音波センサが超音波流量計などの装置に用いられる場合、ケースが流路に直接取り付けられる。そうすると、圧電体などの振動が流路に伝わり、この振動が伝搬している超音波と干渉し、信号の精度が低下してしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、装着された計測装置において高精度の測定が可能であり、従来技術に比べて量産性に優れた超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波流量計を提供することを目的としている。
本発明のある態様に係る、超音波送受波器は、金属板と、前記金属板の一方の主面に固定された音響整合体と、前記金属板の前記音響整合体が固定された部分の前記金属板の他方の主面に固定された圧電体と、前記圧電体の前記金属板から遠い側の端部に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第1のリード線と、前記金属板に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第2のリード線と、前記金属板の他方の主面の前記圧電体が固定された部分以外の部分と、前記圧電体の表面と、前記金属板の端面と、前記金属板の一方の主面の外周部と、前記第1のリード線と、前記第2のリード線とを一体的に覆う、熱可塑性樹脂を主成分として含む制振部材と、を備える。
本発明は、装着された計測装置において高精度の測定を可能であり、従来技術に比べて量産性に優れた超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波流量計を提供することができるという効果を奏する。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、および利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の実施の形態1に係る超音波送受波器の正面を示す平面図である。 図1Aの超音波送受波器を示す断面図である。 図1Aの超音波送受波器の背面を示す平面図である。 図1Bの超音波送受波器における音響整合体および圧電体を金属板に固定した接合体を示す断面図である。 図2Aの接合体にリード線を接続した状態を示す断面図である。 図2Bの接合体を金型に収めた状態を示す断面図である。 図2Cの接合体に制振部材が付けられた状態を示す断面図である。 図1Bの超音波送受波器を装着した超音波流量計を模式的に示す断面図である。 図1Bの超音波流量計に取り付けられた超音波送受波器の一部を示す拡大した断面図である。 本発明の実施の形態2に係る超音波送受波器の正面を示す平面図である。 図5Aの超音波送受波器を示す断面図である。 図5Aの超音波送受波器の背面を示す平面図である。 図5Bの超音波送受波器における音響整合体および圧電体を金属板に固定した接合体を示す断面図である。 図6Aの接合体にリード線を接続した状態を示す断面図である。 図6Bの接合体を金型に収めた状態を示す断面図である。 図6Cの接合体に制振部材が付けられた状態を示す断面図である。 図5Bの超音波送受波器を装着した超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。 本発明の実施の形態3に係る超音波送受波器を装着した超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。 本発明の実施の形態4に係る超音波送受波器を装着した超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。 本発明の実施の形態5に係る超音波送受波器を装着した超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。 本発明の実施の形態6に係る超音波送受波器を装着した超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。
本発明の第1の発明に係る超音波送受波器は、金属板と、前記金属板の一方の主面に固定された音響整合体と、前記金属板の前記音響整合体が固定された部分の前記金属板の他方の主面に固定された圧電体と、前記圧電体の前記金属板から遠い側の端部に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第1のリード線と、前記金属板に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第2のリード線と、前記金属板の他方の主面の前記圧電体が固定された部分以外の部分と、前記圧電体の表面と、前記金属板の端面と、前記金属板の一方の主面の外周部と、前記第1のリード線と、前記第2のリード線とを一体的に覆う、熱可塑性樹脂を主成分として含む制振部材と、を備える。
この構成によれば、制振部材が圧電体を覆うので、制振部材が当該圧電体および金属板などの振動を抑制する制振機能を発揮する。このため、超音波の発生後に圧電体および金属板などが振動し続ける不要な残響振動を抑制することができる。よって、計測における精度が向上する。
また、超音波送受波器が超音波流量計などの計測装置に用いられる場合、超音波送受波器が制振部材における金属板の外周部を覆う部分を介して流路に取り付けられる。このため、制振部材は、金属板から流路に伝わる振動を減衰し、防振機能を発揮する。この防振機能により、受信する超音波パルスへの影響が抑えられ、超音波送受波器が装着された計測装置において高精度の測定が可能になる。
さらに、制振部材が熱可塑性樹脂を主成分として含むため、制振部材を樹脂成型によって一体的に形成することができる。よって、超音波送受波器が量産性に優れる。
本発明の第2の発明に係る超音波送受波器は、第1の発明に係る超音波送受波器において、前記金属板は、平板状に形成されていてもよい。
本発明の第3の発明に係る超音波送受波器は、第1の発明に係る超音波送受波器において、前記金属板は、筒状の周壁部と、該周壁部の一端を閉鎖する端壁部と、前記周壁部の他端に形成された鍔部とを含む鍔付金属容器状に形成され、前記端壁部の外面に前記音響整合体が固定され、前記筒状の周壁部の内部空間に位置するように前記端壁部の内面に前記圧電体が固定され、前記第2のリード線が前記金属板に接続され、前記制振部材は、前記圧電体の表面、前記第1のリード線、および前記第2のリード線を覆うように前記筒状の周壁部の内部空間に充填され、且つ、前記鍔部の内面、外周面、および外面と前記周壁部の外面とを覆うように、一体的に形成されていてもよい。
この構成によれば、鍔付金属容器状に形成された金属板は、その寸法精度が樹脂で形成される場合に比べて高いため、高精度の流量計測を実現することができる。
また、制振部材に加えて金属板の周壁部が、流路と圧電体との間に介在して、圧電体などの振動を減衰する。また、金属板の端壁部から周壁部に屈曲する屈曲部により、超音波パルスの発生後の端壁部の不要な振動が低減される。これらによって、超音波パルスの発生後に超音波送受波器から流路に伝わる振動が抑えられ、流量計測の精度が向上する。
本発明の第4の発明に係る超音波送受波器では、第1〜第3の発明に係る超音波送受波器において、前記圧電体は、その厚み方向に延びる溝を有し、前記制振部材は、さらに前記溝に充填されていてもよい。
この構成によれば、制振部材が充填された溝は、厚み方向に対して垂直方向の振動を抑制する。これにより、流路に伝わる残響振動が抑制され、計測における精度が向上する。
本発明の第5の発明に係る超音波送受波器では、第1〜第4のいずれか1つの発明に係る超音波送受波器において、前記制振部材は、前記音響整合体の基端部から先端部に向かう方向に突出する突出部を有していてもよい。
この構成によれば、組み立て時などに音響整合体に応力や衝撃が加えられたとしても、制振部材によって音響整合体が守られる。このため、超音波送受波器が組み立てられ易く、超音波送受波器は量産性に優れる。
本発明の第6の発明に係る超音波送受波器では、第1〜第5のいずれか1つの発明に係る超音波送受波器において、前記制振部材は、前記音響整合体の外周面との間に間隙を有していてもよい。
この構成によれば、間隙によって制振部材が音響整合体に付着することが防止される。このため、制振部材が付着することによる音響整合体の特性の変化が防がれ、高精度な流量計測を実現することができる。
本発明の第7の発明に係る超音波送受波器の製造方法は、金属板と、前記金属板の一方の主面に固定された音響整合体と、前記金属板の前記音響整合体が固定された部分の前記金属板の他方の主面に固定された圧電体と、前記圧電体の前記金属板から遠い側の端部に接続された、該圧電体に印可される電圧を供給するための第1のリード線と、前記金属板に接続された、該圧電体に印可される電圧を供給するための第2のリード線と、を備える組立体を作成する組立工程と、金型内に前記組立体を収容した後、前記金型内に熱可塑性樹脂を注入することにより、前記金属板の他方の主面の前記圧電体が固定された部分以外の部分と、前記圧電体の表面と、前記金属板の端面と、前記金属板の一方の主面の外周部と、前記第1のリード線と、前記第2のリード線とを一体的に覆うように、前記熱可塑性樹脂からなる制振部材を形成する樹脂成型工程と、を含む。
この構成によれば、上記第1の発明における制振機能と防振機能とを有する超音波送受波器を従来技術に比べて優れた量産性で製造することができる。
本発明の第8の発明に係る超音波送受波器の製造方法は、第7の発明に係る超音波送受波器の製造方法において、前記樹脂成型工程において、前記組立体は、前記金属板の一方の主面が下方を向き且つ該一方の主面の前記音響整合体の周囲の部分を前記金型の環状の支持部によって支持されるように前記金型の内部空間に収容され、前記金型の内部空間の前記環状の支持部より外側の領域に前記熱可塑性樹脂が注入されることによって、前記制振部材が前記音響整合体の外周面との間に間隙を有するように形成されてもよい。
この構成によれば、制振部材が音響整合体に付着することを防止可能な超音波送受波器を従来技術に比べて優れた量産性で製造することができる。
本発明の第9の発明に係る超音波計量計は、相互に超音波パルスを送受信する第1から6のいずれか1つの発明に係る一対の超音波送受波器と、前記一対の超音波送受波器が互いに離れて配置された流路と、前記一対の超音波送受波器の間を前記超音波パルスが伝搬する時間を計測する伝搬時間計測部と、前記伝搬時間計測部により計測された時間に基づいて前記被測定流体の流量を算出する演算部と、を備える。
この構成によれば、上記第1から6のそれぞれの発明と同様の作用および効果を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
(超音波送受波器の構成)
図1Aは、実施の形態1に係る超音波送受波器5、6の正面を示す平面図である。図1Bは、超音波送受波器5、6を示す断面図である。図1Cは、超音波送受波器5、6の背面を示す平面図である。
超音波送受波器5、6のそれぞれは、金属板16と、音響整合体15と、圧電体17と、第1のリード線18aと、第2のリード線18bと、制振部材11と、を備える。
金属板16は、音響整合体15および圧電体17を支持する平板状の円板である。金属板16の厚みは、所望の剛性を具備するように設定される。所望の剛性は、音響整合体15および圧電体17を支持する剛性であって、音響整合体15および圧電体17の間の超音波パルスを伝えるが、この超音波パルスの残響を抑制するような剛性である。
金属板16は、その一方の主面16aに音響整合体15が固定され、その他方の主面16bに圧電体17が固定される。金属板16の外周部は、音響整合体15および圧電体17から突出する。
金属板16は、導電性を有する材料、たとえば、鉄、ステンレス、黄銅、銅、アルミ、ニッケルめっき鋼板等の金属で形成される。金属板16の他方の主面16bは、たとえば、接着剤を用いてオーミックコンタクトによって圧電体17の一方の電極17aと接続されている。また、金属板16の他方の主面16bは、はんだなどにより第2のリード線18bと接続されている。このため、金属板16は、圧電体17の一方の電極17aと第2のリード線18bとの間を電気的に接続する。
音響整合体15は、圧電体17で発生した超音波パルスを被測定流体に伝搬するために、圧電体17の音響インピーダンスと、被測定流体の音響インピーダンスとを整合する素子である。音響整合体15は、たとえば、円柱形状に形成される。音響整合体15は、たとえば、金属板16の一方の主面16aに接着剤で接着されて固定されている。
音響整合体15には、中空球体の隙間が熱硬化性樹脂で充填され硬化されたガラス、または、音響整合体15は、音波放射面に音響膜が形成されたセラミック多孔体などが用いられる。音響整合体15の厚みは、たとえば、超音波パルスの波長λの1/4の長さに設定される。
圧電体17は、電圧が印可されることによって伸縮し、それにより電気振動を機械振動に変換して超音波パルスを発生する素子である。圧電体17には、圧電性を示す材料であればどのような材料でも用いることが可能であり、特に、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛等が好適に用いられる。
圧電体17は、直方体状や円柱状などの柱状、この実施の形態では、たとえば、短4角柱状に形成される。圧電体17は、一方の電極17aと、他方の電極17bと、これらにより厚み方向に挟まれる圧電部17cを有する。このため、圧電体17は、金属板16の音響整合体15が固定された部分の厚み方向に伸縮するように構成されている。圧電体17の一方の電極17aが金属板16の他方の主面16bと導電ペーストやはんだなどで接合されることにより、一方の電極17aが金属板16に電気的に接続されるとともに、圧電体17が金属板16に固定される。また、圧電体17の他方の電極17bは、はんだや導電ペーストなどの導電性材料により第1のリード線18aと接合されている。
第1のリード線18aおよび第2のリード線18bは、圧電体17の電極を伝搬時間計測部(図3)などに接続する導線である。各リード線18a、18bには、金属線、金属線がコーティングやメッキなどの絶縁体で覆われたものが用いられる。第1のリード線18aは、圧電体17の他方の電極17bに接続され、第2のリード線18bは、圧電体17の一方の電極17aに金属板16を介して電気的に接続されている。
制振部材11は、超音波パルスを被計測流体へ伝搬するときに発生する振動が流路3に伝わることを防止する防振機能を有する部材である。また、制振部材11は、超音波パルスを発生させるための圧電体17の振動および、この振動を受けて発生する金属板16の振動を早急に減衰させる制振機能を有する部材である。制振部材11は、金属板16の他方の主面16bの圧電体17が固定された部分以外の部分と、圧電体17の表面と、金属板16の端面16cと、金属板16の一方の主面16aの外周部と、第1のリード線18aと、第2のリード線18bとを一体的に覆う。ここで「一体的」とは、制振部材11が連続した材料で構成される1つの部材であることを意味する。
制振部材11は、金属板16の一方の主面16aにおいて、音響整合体15の外周面15cから所定の幅の未形成部19を開けて、金属板16の外周部を覆う。このように、音響整合体15上には制振部材11が形成されないため、制振部材11による音響整合体15の特性の変化を防止することができる。
制振部材11は、第1突起11aおよび第2突起11bを含む。第1突起11aは、金属板16の一方の主面16a側から突出する。また、第2突起11bは、金属板16の端面16c側から突出する。
制振部材11は、ガラス転移点が低い熱可塑性樹脂、たとえば、熱可塑性エラストマー材料や結晶性ポリエステルなどで形成される。熱可塑性エラストマー材料には、たとえば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどが挙げられる。結晶性ポリエステルとして、たとえば、特開2006-57043号の公開特許公報に記載の接着剤組成物、東洋紡製のバイロショット(登録商標)GM−920、GM‐913などが挙げられる。熱可塑性樹脂のガラス転移点は、たとえば、流量測定を行う最低温度の‐30℃以下であることが好ましい。これにより、流量測定時には、制振部材11はゴム弾性を有し、制振機能を発揮し得る。また、熱可塑性樹脂の融点は、流量測定の最高温度の80℃以上であることが好ましい。さらに、熱可塑性樹脂の貯蔵弾性率は、流量測定の最低温度から最高温度までの範囲において、たとえば、4〜300MPaである。これにより、制振部材11は、流量測定時に金属板16や圧電体17などの振動を十分に吸収することができる。
制振部材11に用いられる熱可塑性樹脂は、金属板16や圧電体17の材料に吸着し易い官能基を有する。このため、制振部材11が金属板16や圧電体17に密着することにより、金属板16の振動を抑制する制振機能を発揮する。また、制振部材11に用いられる熱可塑性樹脂は、加熱することで溶融し、冷却することで固化することにより、後述するように、制振部材11は短時間で形成され得る。さらに、制振部材11に用いられる熱可塑性樹脂は、電気絶縁性を有する。このため、制振部材11は、第1のリード線18a、第2のリード線18bおよび金属板16などから放電することを防止する。また、制振部材11は、圧電体17の一方の電極17aと圧電体17の他方の電極17bとを電気的に絶縁する。これにより、これらの電極17aと電極17bとの間に導電体などの異物が存在しても、圧電体17は安定して動作することができる。
(超音波送受波器の製法)
図2Aは、超音波送受波器5、6における音響整合体15および圧電体17を金属板16に固定した接合体20を示す断面図である。図2Bは、接合体20に各リード線18a、18bを接続した状態を示す断面図である。図2Cは、接合体20を金型22に収めた状態を示す断面図である。図2Dは、接合体20に制振部材11が付けられた状態を示す断面図である。
図2Aに示すように、音響整合体15は、金属板16の一方の主面16aに接着剤により接着されることにより金属板16に固定される。また、圧電体17は、その一方の電極17aが金属板16の他方の主面16bに導電ペーストなどにより接着されることにより金属板16に固定される。これにより、圧電体17の一方の電極17aが金属板16に電気的に接続される。そして、金属板16に音響整合体15および圧電体17が接合された接合体20が形成される。
図2Bに示すように、接合体20において、圧電体17の他方の電極17bに導電部材21によって第1のリード線18aが接合される。また、導電部材21によって金属板16の他方の主面16bに第2のリード線18bが接合される。これにより、第2のリード線18bは、金属板16を介して圧電体17の一方の電極17aと電気的に接続される。そして、接合体20に第1のリード線18aおよび第2のリード線18bが接続される。これにより、各リード線18a、18bが接続された接合体20(組立体)が形成される。
図2Cに示すように、各リード線18a、18bが接続された接合体20(組立体)が金型22内に配置される。この金型22の内部は、各リード線18a、18bが接続された接合体20にほぼ相似の形状を有する。ただし、金型22は、制振部材11の未形成部19に対応する支持部24を有する。支持部24は、円筒形状を有し、金型22の内部に向かって突出する。支持部24の内面の直径は、音響整合体15の直径より少し大きく設定される。なお、支持部24は環状であればよい。また、金型22には、制振部材11に用いられる熱可塑性樹脂が流入する流入口23が設けられ、流入口23は金型22を貫通する。さらに、金型22には、第1突起11aに対応する凹部および第2突起11bに対応する凹部が設けられる。
音響接合体20が円筒形状の内部に収まるようにして、接合体20が金型22の内部に収容される。このとき、金属板16の一方の主面16aが下方を向き、且つ金属板16の一方の主面16aが支持部24に支えられる。そして、金型22の内面が接合体20および各リード線18a、18bの表面に対して所定幅の間隔を隔ててほぼ平行に設けられるように、接合体20が金型22に対して位置決めされる。そして、金属板16の一方の主面16aの一部が支持部24に当接し、金属板16の他方の主面16bが金型の一部の固定部(図示せず)に当接する。これにより、接合体20は金型内で挟み込むように固定される。
制振部材11の成型では、たとえば、180℃の熱および5〜16MPaの圧力が熱可塑性樹脂に加えられながら、溶融した熱可塑性樹脂が金型22の流入口23から内部に流し込まれる。このとき、熱可塑性樹脂は、接合体20および各リード線18a、18bと金型22内面との間に充填される。このとき、熱可塑性樹脂の官能基が金属板16の金属表面および圧電体17の表面に吸着し、熱可塑性樹脂がこれらの表面に密着する。また、支持部24が金属板16の一方の主面16aに接していることにより、熱可塑性樹脂は支持部24およびその内部に侵入することができない。このため、音響整合体15の表面15aおよび外周面15c上には熱可塑性樹脂は付着しない。そして、たとえば、1分程度の時間が経過すると、熱可塑性樹脂が金型内で冷却され固化し、制振部材11が形成される。
図2Dに示すように、形成部材が形成された接合体20が金型22から取り出されて、超音波送受波器5、6が完成する。この超音波送受波器5、6の制振部材11では、支持部24が位置した金属板16の一方の主面16a上に未形成部19が形成される。これにより、支持部24の内面に位置した音響整合体15上に制振部材11が形成されず、音響整合体15は外部に露出する。また、制振部材11は、未形成部19および音響整合体15を除く、接合体20の表面および各リード線18a、18bを被覆する。
(超音波流量計の構成)
図3は、超音波送受波器5、6を装着した超音波流量計を模式的に示す断面図である。図4は、超音波流量計に取り付けられた超音波送受波器5、6の一部を示す拡大した断面図である。
超音波流量計は、流路3を流れる被測定流体の流量を計測する装置である。超音波流量計は、流路3と、一対の超音波送受波器5、6と、伝搬時間計測部7と、演算部8と、を備える。
流路3は、その内部を被測定流体が流れる、たとえば、円筒形状の管で形成される。流路3は、一方端に設けられた第1開口1と、他方端に設けられた第2開口2を含む。また、流路3は、第1開口部4aと、第1開口部4aに対向する第2開口部4bを含む。第1開口部4aおよび第2開口部4bのそれぞれは、流路3の内面から流路3の径の外側へ向かって突出する円筒形状の窪みで形成される。第1開口部4aの中心軸は第2開口部4bの中心軸と一致する。この第1開口部4aおよび第2開口部4bの中心軸は、流路3の中心軸に対して成す角θで傾斜する。
一対の超音波送受波器5、6は、相互に超音波パルスを送受信する位置において流路3に当接して固定されている。つまり、一方の超音波送受波器(以下、「第1超音波送受波器」と言う。)5は第1開口部4aに取り付けられ、他方の超音波送受波器(以下、「第2超音波送受波器」と言う。)6は第2開口部4bに取り付けられている。このとき、各超音波送受波器5、6の音響整合体15が対向する。そして、各超音波送受波器5、6は、各開口部4a、4bの中心軸に対して並行であって、流路3に対して成す角θで斜めに超音波パルスを発する。また、各超音波送受波器5、6は、各開口部4a、4bの中心軸に対して並行であって、流路3に対して成す角θで斜めに入射する超音波パルスを受ける。
各超音波送受波器5、6では、図4に示すように、制振部材11の外周部が流路3の窪みに嵌められ、第1突起11aおよび第2突起11bが流路3の当接部10に当接する。また、第1突起11aが配される面に対向する制振部材11の面が固定部材に接する。固定部材12は、第1突起11aを流路3に押さえ付けるように制振部材11に宛がわれ、流路3に固定される。このため、制振部材11は、第1突起11a、第2突起11b、および第1突起11aの対向面において、流路3および固定部材に支えられる。これにより、超音波送受波器5、6は、各開口部4a、4bにおける所定の位置に配される。
伝搬時間計測部7および演算部8は、図1に示すように、マイクロコンピュータなどの制御装置により構成される。マイクロコンピュータは、CPUなどの処理部と、ROMやRAMなどの記憶部とを備える。なお、伝搬時間計測部7および演算部8は、単独の制御装置により構成されてもよいし、別々の制御装置により構成されてもよい。
伝搬時間計測部7は、一対の超音波送受波器5、6の間を超音波パルスが伝搬する時間を計測する。演算部8は、伝搬時間計測部7により計測された時間に基づいて被測定流体の流量を算出する。
(超音波流量計の動作)
伝搬時間計測部7は、図3に示すように、各リード線18a、18bを介して電気(電圧)信号を各超音波送受波器5、6の圧電体17に与える。この電気信号は、圧電体17の共振周波数に近い周波数の矩形波で形成される。これにより、圧電体17が電気信号を機械的振動に変換する。この機械的振動によって、図4に示すように、圧電体17と音響整合体15とが共振して、より大きな超音波パルスを発生する。
第1超音波送受波器5で発生した超音波パルスは、図3に示すように、伝搬経路L1を伝搬し、第2超音波送受波器6で受信される。第2超音波送受波器6で発生した超音波パルスは、伝搬経路L2を伝搬し、第1超音波送受波器5で受信される。超音波パルスを受信した各超音波送受波器5、6では、圧電体17が超音波パルスの機械的振動を電気振動に変換して、伝搬時間計測部7に出力する。このため、伝搬時間計測部7は、電気信号を圧電体17へ出力した時刻と、圧電体17から電気信号が入力された時刻との差に基づいて、超音波パルスの伝搬時間t1およびt2を求める。
次に、演算部8は、伝搬時間計測部7により求められた超音波パルスの伝搬時間t1およびt2に基づいて、被測定流体の流量を算出する。具体的には、流路3には被測定流体が流速Vで第1開口1から第2開口2に向かって流れている場合、各伝搬経路L1およびL2の距離Lを速度Cで伝搬する超音波パルスの伝搬時間t1およびt2は異なる。なお、超音波パルスの伝搬経路L1およびL2の距離Lは、第1超音波送受波器5と第2超音波送受波器6との間の距離である。また、角度θは、被測定流体の流れる方向と超音波パルスの伝搬方向とのなす角である。
伝搬経路L1を通って第1超音波送受波器5から第2超音波送受波器6に到達する超音波パルスの伝搬時間t1は、
t1 = L /(C+Vcosθ) (1)
で示される。
また、伝搬経路L2を通って第2超音波送受波器6から第1超音波送受波器5に到達する超音波パルスの伝搬時間t2は、
t2 = L /(C−Vcosθ) (2)
で示される。
これらの(1)および(2)の式から被測定流体の流速Vは、
V = L /2cosθ(1/t1−1/t2) (3)
で示される。
超音波パルスの伝搬経路L1およびL2の距離Lと、被測定流体の流れる方向と超音波パルスの伝搬方向とのなす角度θとは、既知である。また、超音波パルスの伝搬時間t1およびt2は、伝搬時間計測部7によって計測されている。これにより、演算部8は、被測定流体の流速Vを求める。そして、演算部8は、この流速Vに流路3の断面積Sと補正係数Kを乗じて、流量Qを求める。
(作用、効果)
以上のような構成によれば、制振部材11は、金属板16の他方の主面16bの圧電体17が固定された部分以外の部分と、圧電体17の表面と、金属板16の端面16cと、金属板16の一方の主面16aの外周部と、第1のリード線18aと、第2のリード線18bとを覆う。これにより、超音波パルスが発せられた後、圧電体17および金属板16などが不要に振動し続けることを抑制する。このため、音響整合体15や圧電体17が減衰した状態で、超音波送受波器5、6は超音波パルスを受信することができ、受信した超音波パルスによる信号を高精度に得ることができる。さらに、圧電体17などの振動が減衰することによって、次に超音波パルスを発するまでの時間が短縮され、流量計測の精度を向上することができる。
また、流路3および固定部材に当接する制振部材11は、その弾性によって流路3に伝わる振動を減衰する。また、流路3と接触している制振部材11の第1突起11aおよび第2突起11bは、変形して流路3に伝わる振動を減衰する。このため、超音波送受波器5、6の振動が流路3へ伝わることが抑制されて、流路3の振動により生じるノイズが、伝搬する超音波パルスと干渉することが防がれ、流量計測の精度を向上することができる。
さらに、制振部材11は、圧電体17などの振動を抑える制振機能と、流路3などへの振動の伝搬を防止する防振機能とを備える。これにより、これら2つの機能を有する制振部材11が一体的に形成される。
また、制振部材11に熱可塑性樹脂が用いられることにより、制振部材11が射出成型により短時間で形成される。この上、制振部材11が金属板16の表面および圧電体17の表面にそれぞれ一体的に形成され、制振部材11を取り付ける手間が必要なくなる。これにより、超音波送受波器5、6の量産性に優れる。
さらに、制振部材11に用いられる熱可塑性樹脂は金属板16および圧電体17に対する密着性が高いことにより、制振部材11は優れた制振機能を発揮することができる。また、金属板16などの振動が抑えられることにより、金属板16などから流路3へ伝わる振動の強度も低減する。このため、流路3の残響振動を防止され、高精度の流量計測を実現できる。
また、金属板16は樹脂板に比べて寸法精度が高く、超音波送受波器5、6を精度よく流路3に取り付けすることができる。このため、計測時の超音波パルスの送受信ロスを低減することができるため、高精度の流量計測を実現することができる。
さらに、音響整合体15の周囲に形成された未形成部19によって、制振部材11が音響整合体15に絶縁性制振部材11に付着することが防止される。このため、制振部材11による音響整合体15の特性変化が防がれ、高精度な流量計測を実現することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、平板状の金属板16に音響整合体15および圧電体17が取り付けられていた。これに対し、実施の形態2では、鍔付金属容器状に形成された金属板31に音響整合体15および圧電体17が取り付けられる。
(超音波送受波器の製法)
図5Aは、実施の形態2に係る超音波送受波器30の正面を示す平面図である。図5Bは、超音波送受波器30を示す断面図である。図5Cは、超音波送受波器30の背面を示す平面図である。
金属板31は、鍔付金属容器状に形成され、筒状の周壁部33と、周壁部33の一端を閉鎖する端壁部32と、周壁部33の他端に形成された鍔部34とを含む。端壁部32は、円板形状であって、内面および外面を有する。周壁部33は、円筒形状であって、その一端が端壁部32に接続し、他端が鍔部34に接続する。鍔部34は、周壁部33から径方向の外側へ延びる。
金属板31において、端壁部32の外面に音響整合体15が固定され、端壁部32の内面に圧電体17が固定される。周壁部33の内径は圧電体17の長さより大きいため、圧電体17は筒状の周壁部33の内部空間に位置し、圧電体17と周壁部33の内面との間に間隙が形成される。
金属板31は、導電性を有する材料、たとえば、鉄、ステンレス、黄銅、銅、アルミ、ニッケルめっき鋼板等の金属で深絞り加工によって形成される。金属板31の端壁部32の内面は、導電性材料を用いてオーミックコンタクトによって圧電体17の電極と接続されている。また、金属板31の周壁部33の内面は、はんだなどの導電性材料により第2のリード線18bと接続されている。このため、導電性を有する金属板31は、圧電体17の電極と第2のリード線18bとの間を電気的に接続する。
制振部材11は、圧電体17の表面、第1のリード線18a、および第2のリード線18bを覆うように筒状の周壁部33の内部空間に充填され、且つ、鍔部34の内面、外周面、および外面を覆う。制振部材11は、所定の幅の未形成部19を開けて、音響整合体15の外周面15cを囲む。
(超音波送受波器の製法)
図6Aは、音響整合体15および圧電体17を金属板31に固定した接合体20を示す断面図である。図6Bは、接合体20にリード線を接続した状態を示す断面図である。図6Cは、接合体20を金型22に収めた状態を示す断面図である。図6Dは、接合体20に制振部材11が付けられた状態を示す断面図である。
図6A〜図6Dに示す実施の形態2に係る超音波送受波器30の製法は、図2A〜図2Dに示す実施の形態1に係る超音波送受波器30の製法とほぼ同様である。ただし、図6Cに示す金型22の形状が、図2Cに示す金型22の形状と異なる。
図6Cに示すように、金型22の内部は、図6Bに示す各リード線18a、18bが接続された接合体20にほぼ相似の形状を有する。ただし、金型22は、制振部材11の未形成部19に対応する支持部24を有する。支持部24は、円筒形状を有し、金型22の内部に向かって突出する。支持部24の内面の直径は、音響整合体15の直径より少し大きく設定される。
(超音波流量計の構成)
図7は、超音波送受波器30が取り付けられた超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。
図7に示す実施の形態2に係る超音波流量計の構成は、図4に示す実施の形態1に係る超音波流量計の構成とほぼ同様である。
(作用、効果)
以上のよう構成によれば、制振部材11は、圧電体17の表面、第1のリード線18a、および第2のリード線18bを覆うように筒状の周壁部33の内部空間に充填され、且つ、鍔部34の内面、外周面、および外面を覆う。これにより、制振部材11は、圧電体17などの振動を抑える制振機能と、流路3などへの振動の伝搬を防止する防振機能とを発揮する。このため、実施の形態1と同様に、流量計測の精度が向上するとともに、量産性に優れる。
また、鍔付金属容器状に形成された金属板31は、その寸法精度が樹脂で形成される場合に比べて高く、高精度の流量計測を実現することができる。
さらに、音響整合体15の周囲に形成された未形成部19によって、高精度な流量計測を実現することができる。
また、制振部材11に加えて金属板31の周壁部33が、流路3と圧電体17との間に介在して、圧電体17などの振動を減衰する。また、金属板31の端壁部32から周壁部33に屈曲する屈曲部により、超音波パルスの発生後の端壁部32の不要な振動が低減される。これらによって、超音波パルスの発生後に超音波送受波器30から流路3に伝わる振動が抑えられ、流量計測の精度が向上する。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る超音波送受波器35では、実施の形態2に係る超音波送受波器30における圧電体17に溝36が形成されている。
図8は、実施の形態3に係る超音波流量計に取り付けられた超音波送受波器35の一部を示す拡大した断面図である。
圧電体17は、圧電部17cの厚み方向に延びる溝36を有している。この溝36に制振部材11が充填される。
以上のよう構成によれば、圧電部17cの厚み方向に延びる溝36に制振部材11が充填されている。このため、圧電部17cの厚み方向に対して垂直な方向における圧電体17の振動が抑制される。よって、流路3に向かう方向への振動が抑制され、流路3の残響振動が低減される。したがって、流量計測の精度がさらに向上する。
なお、実施の形態3では、金属板31を有する実施の形態2に係る超音波送受波器30において圧電体17に溝36が設けられた。これに対して、金属板16を有する実施の形態1に係る超音波送受波器5、6において圧電体17に溝36が設けられてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る超音波送受波器40では、実施の形態1に係る超音波送受波器5、6における制振部材11に突出部41が形成されている。
図9は、実施の形態4に係る超音波流量計に取り付けられた超音波送受波器40の一部を示す拡大した断面図である。
制振部材11は、音響整合体15の厚み方向に突出する突出部41を有する。突出部41は、円筒形状であって、その内径は、音響整合体15の径より大きい。このため、突出部41は、間隙を隔てて音響整合体15の外周面15cを囲む。この間隙が制振部材11の未形成部19を形成する。
以上のような構成によれば、たとえば、組み立て時などに音響整合体15に応力や衝撃が加えられても、制振部材11によって音響整合体15が守られる。このため、超音波送受波器40が組み立てられ易く、超音波送受波が量産性に優れる。
なお、実施の形態4では、金属板16を有する実施の形態1に係る超音波送受波器5、6において制振部材11に突出部41が設けられた。これに対して、金属板31を有する実施の形態2に係る超音波送受波器30において制振部材11に突出部41が設けられてもよい。
(実施の形態5)
実施の形態5に係る超音波送受波器50では、実施の形態2に係る超音波送受波器30において実施の形態3の溝36が圧電体17に形成され、かつ実施の形態4の突出部41が制振部材11に形成されている。
図10は、実施の形態5に係る超音波送受波器50が取り付けられた超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。
なお、実施の形態5では、金属板31を有する実施の形態2に係る超音波送受波器30において圧電体17に溝36が設けられ、制振部材11に突出部41が設けられた。これに対して、金属板16を有する実施の形態1に係る超音波送受波器5、6において圧電体17に溝36が設けられ、制振部材11に突出部41が設けられてもよい。
(実施の形態6)
実施の形態6に係る超音波送受波器60では、実施の形態2に係る超音波送受波器30における制振部材11に貫通孔11cが形成されている。
図11は、実施の形態6に係る超音波送受波器60が取り付けられた超音波流量計の一部を示す拡大した断面図である。
貫通孔11cは、制振部材11において、金属板31の鍔部34に対向する位置に設けられる。貫通孔11cは鍔部34まで制振部材11を貫通し、鍔部34は貫通孔11cを通して外部に露出する。貫通孔11cは、固定部材12の突出部12cに対応する位置に配される。このため、超音波送受波器60が流路3に取り付けられる際、突出部12aが貫通孔11cを通り鍔部34に当接する。これにより、金属板31が流路3に押し付けられて、超音波送受波器60が流路3の所定の位置に装着される。このため、超音波送受波器60は精度よく超音波パルスを送受信することができ、超音波流量計の計測精度が向上する。
なお、実施の形態6では、実施の形態2に係る超音波送受波器30において制振部材11に貫通孔11cが設けられた。これに対して、実施の形態1、3〜5に係る超音波送受波器において制振部材11に貫通孔11cが設けられてもよい。
(実施の形態7)
上記全ての実施の形態では、第2のリード線18bが金属板16、31を介して圧電体17の一方の電極17aに接続された。これに対し、第2のリード線18bは圧電体17の一方の電極17aに直接接続されてもよい。
(実施の形態8)
上記全ての実施の形態では、圧電体17の一方の電極17aが金属板16、31と別に設けられていた。これに対し、金属板16、31が圧電体17の一方の電極17aを兼用してもよい。
なお、上記全実施の形態は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波送受波器を備える超音波流量計は、従来技術に比べて量産性に優れ、装着された計測装置において高精度の測定を可能にする、超音波送受波器およびその製造方法、ならびに超音波送受波器を備える超音波流量計等として有用である。
3 流路
5、6、30、35、40、50、60 超音波送受波器
7 伝搬時間計測部
8 演算部
11 制振部材
15 音響整合体
16 金属板
17 圧電体
18a 第1のリード線
18b 第2のリード線
31 金属板
32 端壁部
33 周壁部
34 鍔部
36 溝
41 突出部

Claims (9)

  1. 金属板と、
    前記金属板の一方の主面に固定された音響整合体と、
    前記金属板の前記音響整合体が固定された部分の前記金属板の他方の主面に固定された圧電体と、
    前記圧電体の前記金属板から遠い側の端部に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第1のリード線と、
    前記金属板に接続された、該圧電体に印加される電圧を供給するための第2のリード線と、
    前記金属板の他方の主面の前記圧電体が固定された部分以外の部分と、前記圧電体の表面と、前記金属板の端面と、前記金属板の一方の主面の外周部と、前記第1のリード線と、前記第2のリード線とを一体的に覆う、熱可塑性樹脂を主成分として含む制振部材と、を備える、超音波送受波器。
  2. 前記金属板は、平板状に形成されている、請求項1に記載の超音波送受波器。
  3. 前記金属板は、筒状の周壁部と、該周壁部の一端を閉鎖する端壁部と、前記周壁部の他端に形成された鍔部とを含む鍔付金属容器状に形成され、
    前記端壁部の外面に前記音響整合体が固定され、
    前記筒状の周壁部の内部空間に位置するように前記端壁部の内面に前記圧電体が固定され、
    前記第2のリード線が前記金属板に接続され、
    前記制振部材は、前記圧電体の表面、前記第1のリード線、および前記第2のリード線を覆うように前記筒状の周壁部の内部空間に充填され、且つ、前記鍔部の内面、外周面、および外面と前記周壁部の外面とを覆うように、一体的に形成されている、請求項1に記載の超音波送受波器。
  4. 前記圧電体は、前記金属板の厚み方向に延びる溝を有し、
    前記制振部材は、さらに前記溝に充填されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波送受波器。
  5. 前記制振部材は、前記金属板の前記金属板の一方の主面を覆う部分に、前記音響整合体の基端から先端に向かう方向に突出する突出部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の超音波送受波器。
  6. 前記制振部材は、前記音響整合体の外周面との間に間隙を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波送受波器。
  7. 金属板と、前記金属板の一方の主面に固定された音響整合体と、前記金属板の前記音響整合体が固定された部分の前記金属板の他方の主面に固定された圧電体と、前記圧電体の前記金属板から遠い側の端部に接続された、該圧電体に印可される電圧を供給するための第1のリード線と、前記金属板に接続された、該圧電体に印可される電圧を供給するための第2のリード線と、を備える組立体を作成する組立工程と、
    金型内に前記組立体を収容した後、前記金型内に熱可塑性樹脂を注入することにより、前記金属板の他方の主面の前記圧電体が固定された部分以外の部分と、前記圧電体の表面と、前記金属板の端面と、前記金属板の一方の主面の外周部と、前記第1のリード線と、前記第2のリード線とを一体的に覆うように、前記熱可塑性樹脂からなる制振部材を形成する樹脂成型工程と、を含む、超音波送受波器の製造方法。
  8. 前記樹脂成型工程において、前記組立体は、前記金属板の一方の主面が下方を向き且つ該一方の主面の前記音響整合体の周囲の部分を前記金型の環状の支持部によって支持されるように前記金型の内部空間に収容され、
    前記金型の内部空間の前記環状の支持部より外側の領域に前記熱可塑性樹脂が注入されることによって、前記制振部材が前記音響整合体の外周面との間に間隙を有するように形成される、請求項7に記載の超音波送受波器の製造方法。
  9. 相互に超音波パルスを送受信する請求項1〜6のいずれか1項に記載の一対の超音波送受波器と、
    前記一対の超音波送受波器が互いに離れて配置された流路と、
    前記一対の超音波送受波器の間を前記超音波パルスが伝搬する時間を計測する伝搬時間計測部と、
    前記伝搬時間計測部により計測された時間に基づいて前記被測定流体の流量を算出する演算部と、を備える超音波流量計。
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