JP6454867B2 - 超音波振動子およびそれを用いた超音波流量計 - Google Patents

超音波振動子およびそれを用いた超音波流量計 Download PDF

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Description

本発明は、流体の流量を計測する超音波振動子および超音波流量計に関するものである。
従来、この種の超音波振動子は、圧電体の超音波送受信面の上面に音響整合層を接合して構成される。また、この種の超音波流量計は、流路の上流側と下流側に上述した構成を有する一対の超音波振動子を配置して構成される(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の超音波振動子および超音波流量計を示すものである。図9(a)に示すように、超音波振動子90は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)から成る第1圧電体921及び第2圧電体922で構成される圧電体群92と、音響整合層91と、電極93a〜93cで構成されている。ここで、音響整合層91は第1圧電体921及び第2圧電体922より大きく、第1圧電体921及び第2圧電体922を覆うように配置されている。
また、図9(b)に示すように、超音波流量計94は、流路95と、上述した構成を有する第1超音波振動子96と第2超音波振動子97とから構成されている。第1超音波振動子96と第2超音波振動子97は、それぞれ、超音波送信器および超音波受信器として機能し、具体的には、第1超音波振動子96を超音波送信器として用いる場合には第2超音波振動子97を超音波受信器として用い、第2超音波振動子97を超音波送信器として用いる場合には第1超音波振動子96を超音波受信器として用いる。
超音波流量計94による流量の計測は、第1超音波振動子96から第2超音波振動子97へ超音波が伝播する時間と、第2超音波振動子97から第1超音波振動子96へ超音波が伝播する時間との差から、流体の速度を求め、流路95の断面積と流速との積から流量を求める。
特開2009−85902号公報
しかしながら、前記従来の構成では、超音波振動子の製造時における応力や、超音波振動子の製造後における熱衝撃による温度変化によって、音響整合層にクラックや欠けが発生し、また、音響整合層の表面層が剥離し、超音波振動子と超音波流量計の信頼性面において課題を有していた。
音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離は、音響整合層のうち、特に、圧電体の超音波送受信面の外周付近に位置する部分で顕著であった。これは、音響整合層が圧電体を覆う構造の超音波振動子では、超音波振動子の製造時に音響整合層に残存した応力が熱衝撃による温度変化によって解消される際、圧電体の熱膨張係数と音響整合層と熱膨張係数の違いによって、圧電体の超音波送受信面の外周付近に位置する音響整合層に応力歪が集中するためである。
また、超音波振動子を利用して、特に、水素等の密度の低い気体を計測する場合、音響
整合層には、低密度の材料を用いる必要があるが、このような低密度の材料は、一般的には脆弱な材料で構成されるため、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離は、より顕著になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、音響整合層のクラックや欠け、あるいは音響整合層の表面層の剥離を防止できる手段を提供し、特に、水素等の密度の低い気体を計測する場合であっても、長期に亘って安定に動作する、信頼性の高い超音波振動子および超音波流量計を実現することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の超音波振動子は、圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に音響整合層を接合したものである。
これによって、顕著な応力歪が発現する圧電体の超音波送受信面の外周をよけて、音響整合層を圧電体の超音波送受信面面に接合することができるため、音響整合層のクラックや欠けの発生、及び音響整合層の表面層の剥離を防止することができる。
本発明の超音波振動子および超音波流量計は、音響整合層に働く応力歪を解消することができるため、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止でき、特に水素等の密度の低い気体を計測する場合であっても、長期に亘って安定に流量を計測することができる。
本発明の実施の形態1における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態2における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態3における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態4における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態5における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態6における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態7における超音波振動子の構成図 本発明の実施の形態8における超音波流量計の構成図 従来の超音波振動子の構成図
第1の発明は、圧電体と、前記圧電体に接合される音響整合層と、を有し、前記圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合され、前記音響整合層の超音波送受信面は前記圧電体の超音波送受信面よりも大きな外径を有する超音波振動子である。
この構成により、応力歪が顕著な圧電体の超音波送受信面の外周をよけて、圧電体の超音波送受信面に音響整合層を接合することができるため、音響整合層におけるクラックや欠けの発生、及び音響整合層の表面層の剥離を防止することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の音響整合層を、圧電体の超音波送受信面において、超音波の送受信感度が高い部分に接合した超音波波振動子である。
この構成により、圧電体の超音波送受信面において、超音波の送受信感度が高い部分に、音響整合層を接合することができるため、超音波振動素子の超音波送受信感度を高めることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の音響整合層を、圧電体の超音波送受信面の中央
部分に接合した超音波振動子である。
この構成により、超音波の送受信感度が高い圧電体の中央部分に、音響整合層を接合することができるため、超音波振動素子の超音波送受信感度を高めることができる。
第4の発明は、圧電体と、前記圧電体の超音波送受信面と接合している容器と、前記容器と前記圧電体との接合面の裏面に接合される音響整合層と、 を有し、 前記音響整合層は、当該容器において圧電体が接合している外周をよけた部分の裏面に接合され、前記音響整合層の超音波送受信面は前記圧電体の超音波送受信面よりも大きな外径を有する超音波振動子である。
この構成により、応力歪が顕著な圧電体の外周をよけて、音響整合層を圧電体と容器に接合することができるため、音響整合層におけるクラックや欠け、及び音響整合層の表面層の剥離を防止することができる。また、圧電体の超音波送受信面の大きさより、大きい音響整合層を使用する場合、圧電体の外周の外側に存在する音響整合層を容器に固定できるので、音響整合層の接合安定性を向上することができる。
また、本発明の第5の超音波振動子は、第4の発明の音響整合層を、容器と圧電体の接合部分の外周の外側においても容器と接合したものである。
この構成によって、顕著な応力歪が発現する圧電体の外周をよけて、音響整合層を圧電体と容器に接合することができるため、音響整合層のクラックや欠け、及び音響整合層の表面層の剥離を防止することができる。また、圧電体の超音波送受信面の大きさより、大きい音響整合層を使用する場合、圧電体の外周の外側に存在する音響整合層も容器に接合できるので、音響整合層の接合安定性をさらに向上することができる。
第6の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明の圧電体、または第4または第5の発明の容器を、当該圧電体または容器と音響整合層との接合面において、音響整合層を固定するための音響整合層固定部を設けた超音波振動子である。
この構成により、音響整合層を圧電体または容器に接合する際、音響整合層固定部を目印として、音響整合層の接合位置の特定が容易になり、圧電体に音響整合層を接合する製造工程における煩雑さを回避できるため、超音波振動子の製造が容易になる。
第7の発明は、第1〜6のいずれか1つの発明の音響整合層を、ゲル成形体で構成した超音波振動子である。
この構成により、低密度のゲル成形体で音響整合層を構成することができるので、密度の低い気体中でも、超音波の送受信感度を高く維持することができ、水素等の密度の低い気体であっても流量の計測が可能となる。
第8の発明は、第1〜7のいずれか1つの発明の音響整合層を、音響インピーダンスが5.0×10Kg/m・s以上2.0×10Kg/m・s以下の音響整合層で構成した超音波振動子である。
この構成により、水素等の密度の低い気体中であっても、超音波を適切に整合できるので、超音波の送受信感度を高く維持することができ、水素等の密度の低い気体であっても流量の計測が可能となる。
第9の発明は、第1〜8のいずれか1つの発明の超音波振動子を流体の流れる流路の上流側と、下流側とに配置し、超音波振動子の間の超音波伝播時間から前記流体の流速を求め、前記流速から流体の流量を演算する流量計である。
この構成により、音響整合層のクラックや欠け、及び音響整合層の表面層の剥離による超音波振動子の性能低下がなくなるので、水素等の密度の低い気体を計測する場合であっても、長期に亘って、安定に流量を計測することができる超音波流量計を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における超音波振動子を示す概念図であり、図1(a)は斜視図、図1(b)は厚さ方向から見た側面図、図1(c)は音響整合層側から見た平面図である。
図1において、超音波振動子10は、圧電体14と、前記圧電体14の上面に設けられた上面電極12と、前記圧電体14の下面に設けられた下面電極13と、前記圧電体14の上面に接合された音響整合層11とから構成されている。
以上のように構成された超音波振動子について、以下、構成要素の材料や、その構成および作用について具体的に説明する。
圧電体14は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の高分子圧電材料から構成され、上面電極12と下面電極13を介して、駆動回路(図示せず)からの制御信号を受けて振動し、音響整合層11に超音波を伝播する。
音響整合層11は、例えば、有機ガラスの乾燥ゲル成形体で構成される。ここで、有機ガラスの乾燥ゲルは、例えば次のようにして作製する。つまり、エトキシシランあるいはメトキシシランなどの有機溶液からなるガラス原料を、塩酸系触媒を用い、メチルアルコールあるいはエチルアルコール等のアルコ−ル系溶媒に分散させ、この分散された溶液をアンモニア水などの塩基性触媒を添加するとともに、ポリテトラフルオロエチレン等で作製された型枠に流し込み成形する。この状態で、40℃で、24時間保持し、成形された湿潤ゲルを得る。続いて、湿潤ゲルを、湿潤ゲルの体積に対して、5倍体積のイソプロピルアルコールに浸漬して2回洗浄を行った後、室温に放置し、溶媒を乾燥させ、乾燥ゲル成形体を得る。このようにして作製した乾燥ゲル成形体は、密度が300kg/m、音速が400m/s、音響インピーダンスが1.2×10kg/m・sであった。
上面電極12と、下面電極13は、例えば、焼き付け銀等で構成され、圧電体14の上面と、下面に形成される。
音響整合層11は、圧電体14の超音波送受信面14bの外周14aをよけた状態で、超音波送受信面14bの面内に収まるように、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。
なお、本実施の形態においては、音響整合層11は、外径12mm、厚さ1mmの円筒形状とし、圧電体14は、一辺15mm、厚さ3mmの立方体形状とした。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるため、長期に亘
って安定に動作する超音波振動子を実現することができる。
(実施の形態2)
音響整合層を、円錐台形状の音響整合層に代えたこと以外は、上述した実施の形態1と同一の構成により、超音波振動子を構成した。
図2は、本発明の実施の形態2における超音波振動子を示す概念図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は厚さ方向から見た側面図、図2(c)は音響整合層側から見た平面図である。
以下、本実施の形態に係る超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層と圧電体について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図2において、超音波振動子20は、圧電体24と、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体24の上面に接合された音響整合層21とから構成されている。
ここで、音響整合層21は、図2(a)に示すように、円錐台形状である。このような音響整合層は、乾燥ゲル成形体を作製する際に使用する型枠に円錐台形状の型枠を使用することにより作製することができ、または、乾燥ゲル成形体の一部を削り取り、円錐台形状に加工することで作製することができる。こうして作製した乾燥ゲル成形体は密度が300kg/m、音速が400m/s、音響インピーダンスが1.2×10kg/m・sであった。
音響整合層21と圧電体24とは、圧電体24の超音波送受信面24bの外周24aをよけた状態で、超音波送受信面24bの面内に収まるよう、円錐台形状の上側を下にして、圧電体24の超音波送受信面24bに、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。
なお、本実施の形態においては、音響整合層11は、超音波送受信面に対向する側が外径12mm、その反対側が外径22mm、厚さ2.5mmの円錐台形状とし、圧電体14は、一辺15mm、厚さ3mmの立方体形状とした。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるため、長期に亘って安定に動作する超音波流量計を実現することができる。
(実施の形態3)
音響整合層を、その断面積の長径が、圧電体の超音波送受信面の一辺の長さより長い音響整合層に代えたこと、また、音響整合層を、圧電体の超音波送受信面の外周に該当する部分をよけて、圧電体の超音波送受信面に接合したこと以外は、上述した実施の形態1と同一の構成により、超音波振動子を構成した。
図3は、本発明の実施の形態3における超音波振動子を示す概念図であり、図3(a)は斜視図、図3(b)は厚さ方向から見た側面図、図3(c)は音響整合層側から見た平面図である。
以下、本実施の形態に係る超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層と圧電体について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1と同
様であるので、説明を省略する。
図3において、超音波振動子30は、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体34の上面に接合された音響整合層31とから構成されている。
音響整合層31は、図3(a)に示すように楕円筒形状であり、その断面積の長径は圧電体34の超音波送受信面34aの一辺の長さより長く構成される。また、音響整合層31の下側の断面において、二本の溝35が設けられている。このような溝35は、乾燥ゲル成形体の一部を削りとることにより作製することができる。こうして作製した乾燥ゲル成形体は密度が300kg/m、音速が400m/s、音響インピーダンスが1.2×10kg/m・sであった。
音響整合層31は、圧電体34の超音波送受信面34bと、音響整合層31の溝35の内側部分を介して、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。ここで、音響整合層31の二本の溝35が、圧電体34の超音波送受信面34bの外周34aに配置されるように音響整合層31が接合される。音響整合層31の接合は、エポキシ樹脂等の接着剤を溝35の内側部分だけに塗布し、圧電体34の超音波送受信面34bに接合した。
なお、本実施の形態においては、音響整合層31は、長径22mm、短径12mm、厚さ1mmの楕円筒形状とし、圧電体34は、一辺15mm、厚さ3mmの立方体形状とした。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるので、長期に亘って安定に動作する超音波振動子を実現することができる。
なお、本実施の形態では、31を楕円筒形状としたが、この形状に限られず円状や方形であっても良い。
(実施の形態4)
音響整合層を、圧電体の超音波送受信面において、その面内であって、超音波の送受信感度が高い部分に接合したこと以外は、上述した実施の形態1と同一の構成により、超音波振動子を構成した。
図4は、本発明の実施の形態4における超音波振動子を示す概念図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)は厚さ方向から見た側面図、図4(c)は音響整合層側から見た平面図、図4(d)は圧電体の超音波送受信面における超音波の送受信感度の分布を示したものである。
以下、本実施の形態に係る超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層と圧電体について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図4において、超音波振動子40は、圧電体44と、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体44の上面に接合された音響整合層41とから構成されている。
図4(d)に示すように、圧電体44は、中央部分に超音波の送受信感度が高い領域(以降、超音波の送受信感度が高い領域を高感度領域44cという)を有し、中央部分から
離れた外側では超音波の送受信感度が低下する。音響整合層41は、圧電体44の超音波送受信面44bにおいて、圧電体44の外周44aをよけた部分であって、高感度領域44cに配置される。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるので、長期に亘って安定に動作する超音波振動子を実現することができる。
また、本実施の形態においては、圧電体の超音波送受信面において高感度領域に音響整合層を接合したことにより、送受信感度の高い超音波を音響整合層に伝播することができるので、精度の高い流量計測が可能となる。
なお、本実施の形態においては、高感度領域が、圧電体の中央部分に存在したため、音響整合層を圧電体の中央部分に接合したが、高感度領域が、圧電体の中央部分から外れた部分に存在する場合は、圧電体の外周をよけた部分であって、当該高感度領域に接合することが好ましい。
(実施の形態5)
音響整合層を、その断面積の長径が、圧電体の超音波送受信面の一辺の長さより長い音響整合層に代えたこと、また、音響整合層と圧電体の間に容器を配置したこと、更には、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけて、前記容器に接合したこと以外は、上述した実施の形態3と同一の構成により、超音波振動子を構成した。
図5は、本発明の実施の形態5における超音波振動子を示す概念図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は厚さ方向から見た側面図、図5(c)は音響整合層側から見た平面図である。
以下、本実施の形態の超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層と圧電体及び容器について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1または実施の形態3と同様であるので、説明を省略する。
図5において、超音波振動子50は、圧電体54と、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体54の上部に接合された容器56と、前記容器56において前記圧電体54が接合される面の裏面に接合される音響整合層51とから構成されている。
ここで、音響整合層51は、図5(a)に示すように、楕円筒形状であり、その断面積の長径は圧電体54の超音波送受信面54bの一辺の長さより長く構成される。また、音響整合層51の下側の断面において、二本の溝55が設けられている。このような溝55は、乾燥ゲルの一部を削りとることで作製することができる。
圧電体54と容器56とは、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。音響整合層51は、圧電体54が接合された容器56の裏面であって、圧電体54が接合した外周54aをよけた部分に、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。音響整合層51の接合は、エポキシ樹脂等の接着剤を、音響整合層51の圧電体54の超音波送受信面54bと対向する面において、溝55以外の全ての面に塗布し、容器56に接合した。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけて、容器に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整
合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるので、長期に亘って安定に動作する超音波振動子を実現することができる。
また、圧電体の超音波送受信面の大きさより、大きい音響整合層を使用する場合、圧電体の外周に位置する音響整合層も容器に接合することができるので、音響整合層の接合安定性が向上する。
なお、本実施の形態においては、音響整合層は容器と圧電体との接合部分における外周の裏面の内側と外側において容器に接合されているが、音響整合層は容器と圧電体との接合部分における外周の裏面の内側だけにおいて、または、外側だけにおいて容器に接合されていても構わない。
なお、本実施の形態では、51を楕円筒形状としたが、この形状に限られず円状や方形であっても良い。
(実施の形態6)
圧電体を、その超音波送受信面において、音響整合層を固定するための音響整合層固定部を設けたこと以外は、上述した実施の形態4と同一の構成により、超音波振動子を構成した。ここで、固定とは、音響整合層が一定の位置に留まって動かないようにすることだけでなく、音響整合層が配置される位置を決定すること、いわば位置決めや位置あわせなども含む(以下、同じ)。また、音響整合層固定部とは、音響整合層と接するなどして、音響整合層を一定の位置に留まって動かないようにする物だけでなく、音響整合層と接することなく、音響整合層が配置される位置を特定する、目印となるような物もいう(以下、同じ)。
図6は、本発明の実施の形態6における超音波振動子を示す概念図であり、図6(a)は斜視図、図6(b)は厚さ方向から見た側面図、図6(c)は音響整合層側から見た平面図、図6(d)は圧電体の超音波送受信面における超音波の送受信感度の分布を示したものである。
以下、本実施の形態に係る超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層固定部について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1または実施の形態4と同様であるので、説明を省略する。
図6において、超音波振動子60は、圧電体44と、前記圧電体44の上部に設けられた音響整合層固定部61と、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体44の上部に接合される音響整合層41とから構成されている。
圧電体44には、その超音波送受信面44bの上に、高感度領域44cを囲むように音響整合層固定部61が設置され、音響整合層固定部61を目印として、圧電体44の超音波送受信面44bにおける音響整合層41の接合位置を特定している。音響整合層41は、音響整合層固定部61の設置位置に基づいて、圧電体44の超音波送受信面44bの外周44aをよけた部分であって、高感度領域44cに接合される。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層固定部を設けることで、音響整合層を固定する箇所を容易に特定できるので、圧電体の超音波送受信面に音響整合層を接合する作業を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、音響整合層固定部を圧電体とは別に構成したが、音響整合層固定部を圧電体と一体に形成しても構わない。
また、本実施の形態では、圧電体の超音波送受信面に音響整合層固定部を設けたが、実施の形態5のように容器を有する形態においては、圧電体の超音波送受信面に代えて、容器に音響整合層固定部を設けることも可能である。
(実施の形態7)
音響整合層を、音響インピーダンスが小さい音響整合層に代えたこと以外は、上述した実施の形態1と同一の構成により、超音波振動子を構成した。
図7は、本発明の実施の形態7における超音波振動子を示す概念図であり、図7(a)は斜視図、図7(b)は厚さ方向から見た側面図、図7(c)は音響整合層側から見た平面図である。
以下、本実施の形態の超音波振動子の発明のポイントである、音響整合層71について、図面を参照し説明する。ここで、他の構成要素やその動作は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図7において、超音波振動子70は、圧電体14と、上面電極12と、下面電極13と、前記圧電体14の上面に接合される音響整合層71とから構成されている。
音響整合層71は、例えば、有機ガラスの乾燥ゲル成形体で構成される。ここで、有機ガラスの乾燥ゲル成形体は次のようにして作製する。つまり、エトキシシランあるいはメトキシシランなどの有機溶液からなるガラス原料を、塩酸系触媒を用い、メチルアルコールあるいはエチルアルコール等のアルコ−ル系溶媒に分散させ、この分散された溶液をアンモニア水などの塩基性触媒を添加するとともに、ポリテトラフルオロエチレン等で作製された型枠に流し込み成形する。この状態で、40℃で、24時間保持し、成形された湿潤ゲルを得る。続いて、この湿潤ゲルを再度、エトキシシランあるいはメトキシシランなどの原料溶液とアンモニアなどの塩基性触媒とを用い、再度湿潤ゲルを得る。引き続き、再度作製した湿潤ゲルを、湿潤ゲルの体積に対して、5倍体積のイソプロピルアルコールに浸漬して2回洗浄を行った後、室温に放置し、溶媒を乾燥させ、乾燥ゲル成形体を得る。こうして作製した乾燥ゲルは密度が150kg/m、音速が400m/s、音響インピーダンスが6.0×10kg/m・sであった。
音響整合層71は、圧電体14の超音波送受信面14bの外周14aをよけた状態で、超音波送受信面14bの面内に収まるように、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤(図示せず)で接合される。
以上のように、本実施の形態においては、音響整合層を圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合することで、音響整合層に働く応力を解消することができ、音響整合層のクラックや欠け、音響整合層の表面層の剥離を防止することができるので、長期に亘って安定に動作する超音波振動子を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、音響インピーダンスの小さい音響整合層を用いて、実施の形態1と同じ形態で超音波振動子を構成したが、これ以外の形態として、本実施の形態に係る音響整合層を用いて、上述した実施の形態2乃至6の形態で超音波振動子を構成しても構わない。
上述した実施の形態1乃至7においては、音響インピーダンスが1.2×10kg/
・s、または6.0×10kg/m・sの音響整合層を用いたが、音響インピーダンスが、概ね5.0×10kg/m・s〜2.0×10kg/m・sの範囲内
であれば他の音響整合層であっても同一の効果を奏することができる。
音響インピーダンスが2.0×10kg/m・sより大きい場合、水素等の密度の低い気体との音響インピーダンスの整合が不十分で、超音波の伝播が阻害され、密度の低い気体の流量の計測ができなくなる。
なお、超音波振動子の振動面に整合層を設けた場合の超音波振動子から外部伝搬媒体への超音波の透過率は、整合層の音響インピーダンスの2乗に反比例するため、超音波の透過率を向上させ、超音波振動子の性能を増すためには音響インピーダンスが小さい整合層が必要になる。発明者らの経験によると、水素の計測では、音響インピーダンスはおよそ2.0×10kg/m・sより小さいことが必要であることがわかっている。もちろん、これは、環境により変化する数値であり、2.0×10kg/m・sを超えていても、超音波が計測できれば良い。
また、音響インピーダンスが5.0×10kg/m・sより小さい場合は、音響整合層の強度が著しく小さくなり、音響整合層を圧電体に接着する際に整合層が破損したり、超音波振動子の製造後における熱衝撃等により、音響整合層のクラックや欠け、表面層の剥離が顕著になり、音響整合層を安定して使用することが著しく困難になる。
なお、整合層の音響インピーダンスと整合層の強度は密接不可分の関係があり、一般的に音響インピーダンスが小さくなると強度が小さくなる傾向を示す。音響インピーダンスが小さいほど超音波の透過率が良くなり、超音波振動子の性能も向上するが、小さくし過ぎると、整合層の強度が小さく、脆すぎて整合層として使用できない事態が発生する。整合層を使いこなせる脆さを考慮した場合、音響インピーダンスの下限は概ね5.0×10kg/m・sになる。もちろんこれも環境により変化する数値であり、音響インピーダンスが5.0×10kg/m・sより低くても整合層としての機能を果たすことができれば良い。
(実施の形態8)
図8は、本発明の実施の形態8における超音波流量計の断面図を示す。
図8において、超音波流量計80は、流路81と、前記流路81において上流側に配置された上流側超音波振動子82と、前記流路81において前記上流側超音波振動子82の下流側に配置された下流側超音波振動子83とから構成される。ここで、上流側超音波振動子82と、下流側超音波振動子83は、上述した実施の形態1で構成される超音波振動子である。ここで、上流側超音波振動子82と下流側超音波振動子83は、超音波を送信する機能と受信する機能を備えている。なお、実線の矢印Aは、流体の流れる方向を、破線の矢印Bは、上流側超音波振動子82と下流側超音波振動子83との間での超音波の伝播する方向をそれぞれ示す。図中のθは、流体の流れる方向と、超音波の伝播する方向との交差角を示す。
以上のように構成された超音波流量計について、以下、動作と、流量の計測方法について説明する。
上述した超音波流量計80の構成において、上流側超音波振動子82から超音波を送信し、下流側超音波振動子83で受信し、また、下流側超音波振動子83から超音波を送信し、上流側超音波振動子82で受信するよう交互に繰り返している。このとき、上流側超音波振動子82から下流側超音波振動子83への超音波の伝播時間をTud、下流側超音波振動子83から上流側超音波振動子82への超音波の伝播時間をTduとし、超音波が流体中を伝播する伝播速度をVs、流体の流速をVf、上流側超音波振動子82と下流側
超音波振動子83との間の距離をLdとすると、Tudと、Tduは、数式1によって計算される。
(数式1)
Tud=Ld/[Vs+Vf・cos(θ)]
Tdu=Ld/[Vs−Vf・cos(θ)]
また、流量の流速Vfは、数式1から、数式2によって計算される。
(数式2)
Vf={Ld/[2・cos(θ)]}×[(1/Tud)−(1/Tdu)]
さらに、流体の流速Vfと流路81の断面積Srから、流量Qmは、数式3によって計算される。
(数式3)
Qm=Sr×Vf
ここで、超音波振動子間の距離Ld、および流路81の断面積Srは、予めわかっているので、流路81を流れる流体の流速Vfおよび流量Qmが計測されることになる。
以上のように、本実施の形態においては、本発明の超音波振動子を用いることにより、水素等の密度の低い気体を計測する場合であっても、長期に亘って、安定に流量を計測することができる超音波流量計を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、超音波振動子として、実施の形態1に係る超音波振動子を用いたが、これに代えて、上述した実施の形態2乃至6に係る超音波振動子を用いても同一の効果を奏することができる。
以上のように、本発明にかかる超音波振動子および超音波流量計は、感度が高く、信頼性にも優れ、また水素等の密度の低い気体の流量も計測できるので、長期信頼性を要求される家庭用や工業用のガス流量計、水道用流量計等の用途に適用できる。
10、20、30、40、50、60、70 超音波振動子
11、21、31、41、51、71 音響整合層
12 上面電極
13 下面電極
14、24、34、44、54 圧電体
14a、24a、34a、44a、54a 外周
14b、24b、34b、44b、54b 超音波送受信面
44c 高感度領域
35、55 溝
56 容器
61 音響整合層固定部
80 超音波流量計
81 流路
82 上流側超音波振動子
83 下流側超音波振動子

Claims (9)

  1. 圧電体と、
    前記圧電体に接合される音響整合層と、
    を有し、
    前記音響整合層は、前記圧電体の超音波送受信面の外周をよけた部分に接合され、
    前記音響整合層の超音波送受信面は前記圧電体の超音波送受信面よりも大きな外径を有する超音波振動子。
  2. 前記音響整合層は、前記圧電体の超音波送受信面において、超音波の送受信感度が高い部分と接合している、請求項1に記載の超音波振動子。
  3. 前記音響整合層は、前記圧電体の超音波送受信面の中央部分と接合している、請求項1または2に記載の超音波振動子。
  4. 圧電体と、
    前記圧電体の超音波送受信面と接合している容器と、
    前記容器と前記圧電体との接合面の裏面に接合される音響整合層と、
    を有し、
    前記音響整合層は、前記容器の圧電体との接合部分における外周をよけた部分の裏面に接合され、前記音響整合層の超音波送受信面は前記圧電体の超音波送受信面よりも大きな外径を有する超音波振動子。
  5. 前記音響整合層は、前記外周の裏面の外側で前記容器に接合している、請求項4に記載の超音波振動子。
  6. 前記圧電体または前記容器と前記音響整合層との接合面において、前記音響整合層を固定するための音響整合層固定部を有する、請求項1乃至5のいずれかに記載の超音波振動子。
  7. 前記音響整合層は、ゲル成形体である、請求項1乃至6のいずれかに記載の超音波振動
    子。
  8. 前記音響整合層は、音響インピーダンスが5.0×104kg/m2・s以上2.0×105kg/m2・s以下の音響整合層である、請求項1乃至7のいずれかに記載の超音波振動子。
  9. 流体の流れる流路の上流側と、下流側とに、配置された請求項1乃至8のいずれかに記載の一対の超音波振動子を備え、前記超音波振動子の間の超音波伝播時間から前記流体の流速を求め、前記流速から流体の流量を演算する超音波流量計。
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