JP2010245600A - 超音波送受波器およびそれを用いた流体の流れ計測装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有底筒状で、金属製のケース2と、前記ケースの音波放射面3に接着剤4で接合した音響整合体5と、前記ケースに収容され前記音響整合体と対向するように接着剤6で接合した圧電体7と、前記圧電体に導電手段を介して接続した端子9,11と、前記ケースの開口を閉鎖するとともに前記端子を外部に突出させた状態で支持する端子板12とを具備し、前記ケースの接着剤に対する濡れ性をあらかじめ制御し、前記音響整合体、および前記圧電体とを接合した。これによって、ケース表面に不純物に少ない正常清浄な酸化被膜を形成することができ、その表面と接着剤との濡れ性が向上し、より強固な接合状態となる。
【選択図】図1
Description
記音響整合体および前記圧電体とを接合する工程とからなる超音波送受波器の製造方法である。
図1において、超音波送受波器1は、有底筒状で、金属製のケース2の音波放射面3に接着剤4で接合した音響整合体5と、前記ケース2に収容され、前記音響整合体5と対向するようにケース頂壁仮面に接着剤6で接合した圧電体7と、前記圧電体7に導電手段8として用いた導電ゴムを介して接続した端子9と、前記ケース2の開口をフランジ部10で閉鎖するとともに、前記端子7および、端子11を外部に突出させた状態で支持する端子板12とで構成されている。
とき、圧電体7、ケース2、音響整合体5にを貼り合せ、これらの接合体に、約1から10kg/cm2の加圧を加えた状態で、接着剤4および15を硬化させる目的で、加熱をおこなう。その結果、反感製品半完成品20が製造される。
去直後の環境に、腐食物質が存在するとすぐに金属表面と反応し、脆弱な酸化被膜あるいは腐食生成物が形成され、その表面を接着面した場合には、経過時間と共に接着力が低下し、この劣化の度合いが個々の超音波送受波器間でばらつくため、結果的に超音波流量計とした場合に、測定誤差となってしまう。
本実施の形態の酸化被膜の除去による効果を検証するため、以上にあげた説明した水の接触角による評価と、接着力の評価を行なった。
再形成しても接着強度に悪影響を与えないことがわかる。このようにして、酸化被膜を再形成することで、洗浄後の次工程となる接着工程の環境も接着プロセス環境も、クラス10000程度のクリーンルームで問題なく組み立てられることが明らかとなった。
図8は、前記実施の形態1の超音波送受波器を流体の流れ計測装置に用いたもので、計測部40における流体流路の上、下流側に一対の超音波送受波器41、42が斜めに対向して配置してある。すなわち、超音波が流体の流れを斜めに横切るように伝搬するようにしてある。
t1=L/(C+Vcosθ) (2)
で示される。
t2=L/(C−Vcosθ) (3)
で示される。
V=L/2cosθ(1/t1−1/t2) (4)
の式が得られる。
2 ケース
3 音波放射面
4,6 接着剤
5 音響整合体
7 圧電体
9,11 端子
12 端子板
Claims (9)
- 有底筒状で、金属製のケースと、前記ケースの音波放射面に接着剤で接合した音響整合体と、前記ケースに収容され前記音響整合体と対向するように接着剤で接合した圧電体と、前記圧電体に導電手段を介して接続した端子と、前記ケースの開口を閉鎖するとともに前記端子を外部に突出させた状態で支持する端子板とを具備し、前記ケースの接着剤に対する濡れ性をあらかじめ制御し、前記音響整合体、および前記圧電体とを接合した超音波送受波器。
- 接着剤との濡れ性の制御は、ケースにおける酸化被膜の厚みを制御することによっておこなうことを特徴とする請求項1記載の超音波送受波器。
- ケースにおける酸化被膜厚みの制御は、一度酸化皮膜を除去後、腐食物の存在しない環境で再形成することを特徴とする請求項2記載の超音波送受波器。
- 接着剤との濡れ性の制御における管理は、水の接触角によることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の超音波送受波器。
- 酸化被膜の除去は、ケース全表面をほぼ均一に除去することを特徴とする請求項2または3記載の超音波送受波器。
- 酸化被膜の除去は、ケースにおける接着剤塗布部分のみとした請求項2または3記載の超音波送受波器。
- 酸化被膜の再形成は室温以上でおこなうことを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の超音波送受波器。
- 請求項1〜7いずれか1項記載の超音波送受波器を被測定流体の流れ方向の上、下流側に一対対向配置して構成した計測部と、前記一対の超音波送受波器間の超音波伝播時間計測回路とを具備した流体の流れ計測装置。
- 有底筒状で、金属製のケースと、前記ケースの音波放射面に接着剤で接合した音響整合体と、前記ケースに収容され前記音響整合体と対向するように接着剤で接合した圧電体と、前記圧電体に導電手段を介して接続した端子と、前記ケースの開口を閉鎖するとともに前記端子を外部に突出させた状態で支持する端子板とを具備し、前記ケースの接着剤に対する濡れ性をあらかじめ制御し、前記音響整合体、および前記圧電体とを接合するものにおいて、ケースの接着剤に対する濡れ性を制御する工程は、前記ケースの脱脂をおこなう工程と、前記ケースの酸化被膜を除去する工程と、ケースの酸化被膜を制御温度において放置し、酸化被膜を再形成する工程と、所定時間内に接着剤を塗布し、前記音響整合体および前記圧電体とを接合する工程とからなる超音波送受波器の製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017508329A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-03-23 | ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー | 自動車用の超音波センサの製造方法 |
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2009
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