JPWO2012131879A1 - ハトメ取付装置及びハトメ取付方法 - Google Patents

ハトメ取付装置及びハトメ取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012131879A1
JPWO2012131879A1 JP2013506902A JP2013506902A JPWO2012131879A1 JP WO2012131879 A1 JPWO2012131879 A1 JP WO2012131879A1 JP 2013506902 A JP2013506902 A JP 2013506902A JP 2013506902 A JP2013506902 A JP 2013506902A JP WO2012131879 A1 JPWO2012131879 A1 JP WO2012131879A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
eyelet
main body
shaft
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013506902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5543017B2 (ja
Inventor
建二 長谷川
建二 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5543017B2 publication Critical patent/JP5543017B2/ja
Publication of JPWO2012131879A1 publication Critical patent/JPWO2012131879A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H37/00Machines, appliances or methods for setting fastener-elements on garments
    • A41H37/001Methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H37/00Machines, appliances or methods for setting fastener-elements on garments
    • A41H37/02Setting hooks or eyes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C5/00Eyelets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D100/00Setting or removing eyelets, buttons, lacing-hooks, or elastic gussets in shoes
    • A43D100/02Punching and eyelet-setting machines or tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B13/00Hook or eye fasteners
    • A44B13/0058Eyelets or grommets
    • A44B13/0076Eyelets or grommets characterised by their way of fastening to the support
    • A44B13/0082Eyelets or grommets characterised by their way of fastening to the support by riveting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H37/00Machines, appliances or methods for setting fastener-elements on garments
    • A41H37/04Setting snap fasteners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

ハトメの生地への取り付け時にハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)による生地(1)の切断が容易かつ確実となるハトメ取付装置(30)を提供する。ハトメ取付装置(30)は、ハトメ本体(10)を保持させる上方ダイ(31)と、ワッシャ(20、50)が載置される下方ダイ(40)とを備える。下方ダイ(40)は、円柱状の軸部(41)と、軸部(41)を囲む円筒状のスリーブ部(45、60)とを含む。軸部(41)は、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)を受けると共に、ポスト部(11)を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面(42b)を上部に有する。軸部(41)及びスリーブ部(45、60)は、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)の生地(1)への取り付け時に、上方ダイ(31)側から押されることにより、下方にそれぞれ独立に弾性的に変位可能であり、軸部(41)が下方に変位する際に、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)によって生地(1)が切断される。

Description

本発明は、ハトメ取付装置及びハトメ取付方法に関し、更に詳しくは、ハトメ本体を生地の一面側から、ワッシャを生地の他面側から適用して、これらハトメ本体及びワッシャを生地にハトメとして取り付けるためのハトメ取付装置及びハトメ取付方法に関する。
ハトメは、生地に通気用、靴紐用等の円形の穴を形成するために多用されている。ハトメは、一般的に、ハトメ本体(アイレット)の一部を、水平に配された生地の上面側から下面側へと貫通させた後、生地の下面側のワッシャ(座金)に係合させながら、ハトメ本体及びワッシャを共に加締めることにより、生地に取り付けられる。このようなハトメの生地への取り付けにはハトメ取付装置が使用される。ハトメ取付装置は、一般的に、ハトメ本体を保持させる上方ダイと、ワッシャが載置される下方ダイと、上方ダイを昇降させるための機構とを備えている。そして、上方ダイを下方ダイに向かって降下させることにより、上述したハトメの取り付けが行われる。従来のハトメ取付装置の一例が特開平1−94801号公報に開示されている。このハトメ取付装置では、上方ダイに保持させたハトメ本体のポスト部の先端で生地を切断し、次いで、下方ダイの環状の凹部でポスト部を半径方向外側から上方へと湾曲させるようにしている。
しかしながら、例えば、比較的薄くかつ切断し難い生地の場合、上記従来のハトメ取付装置では、ハトメ本体のポスト部の先端が生地を下方に連行し過ぎてしまい、ハトメの取り付け完了時に生地のハトメの周囲に見苦しい皺が生じたり、ポスト部が生地を貫通できずに座屈するおそれもあった。
特開平1−94801号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハトメの生地への取り付け時にハトメ本体のポスト部の先端による生地の切断が容易かつ確実となるハトメ取付装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、ハトメ本体の円筒状のポスト部を生地の一面側から他面側へと貫通させた後、生地の他面側のワッシャと共に加締めることにより、ハトメ本体及びワッシャを生地にハトメとして取り付けるためのハトメ取付装置であって、ハトメ本体を保持させる第1ダイと、ワッシャを保持させる、第1ダイと同心状に配置される第2ダイとを備え、第1ダイ又は第2ダイは、第2ダイ又は第1ダイに向かって同心状に移動可能であり、第2ダイは、円柱状の軸部と、軸部を囲む円筒状のスリーブ部とを含み、前記軸部は、ハトメ本体のポスト部の先端を受けると共に、ポスト部を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面を有し、前記スリーブ部は、ワッシャの半径方向外側部分が収容される環状の凹部を有し、前記軸部及びスリーブ部は、ハトメ本体及びワッシャの生地への取り付け時に、第1ダイ側から相対的に押されることにより、第1ダイが第2ダイを相対的に押す方向にそれぞれ独立に弾性的に変位可能であり、前記第2ダイは、前記軸部の弾性的に変位する量を制限するストッパーを含むハトメ取付装置が提供される。
本発明において、ハトメが取り付けられる「生地」には、織物、布、不織布、フェルト、革、樹脂シート等が含まれる。本発明に係るハトメ取付装置は、特に、厚さが0.5mm以下の生地へのハトメの取り付けに適していると考えられる。
本発明に係るハトメ取付装置において、一般に、第1ダイは上方に、第2ダイは下方に配置され、第1ダイが第2ダイに対して降下されるが、これに限らず、例えば、第2ダイが上方に、第1ダイが下方に配置され、更に第1ダイが第2ダイに対して上昇させられる形態もあり得る。なお、以下の説明では、第1ダイが上方に、第2ダイが下方に配置され、第1ダイが第2ダイに対して降下される形態に基づく。
本発明では、上方の第1ダイにハトメ本体を保持させ、下方の第2ダイにワッシャを載置し、ハトメ本体とワッシャ間に生地を水平に配した後、第1ダイを第2ダイに向かって降下させる。これにより、まず、ハトメ本体のポスト部の先端が第2ダイの軸部の傾斜面に生地を押し付け、引き続き、ポスト部が傾斜面を介して軸部を下方に押すことにより、軸部が下方に弾性的に変位し、この軸部の降下中に、ハトメ本体のポスト部の先端による生地の切断、貫通が実質的に行われる。軸部の下方への変位がストッパーにより制限されると、第1ダイ側から押圧によりスリーブ部が下方に弾性的に移動し、このスリーブ部の降下中に、ハトメ本体及びポスト部の加締めが実質的に行われる。
本発明の一実施形態において、前記軸部は、前記傾斜面を有する金属性の軸部本体と、軸部本体を支持する軸部弾性体とを含み、前記スリーブ部は、前記凹部を有する金属性のダイスリーブと、ダイスリーブを支持するスリーブ弾性体を含む。軸部弾性体及びスリーブ弾性体としては、ばね、ゴム等を用いることができる。なお、スリーブ弾性体の方が軸部弾性体よりも変形し易いように設計され得る。他の形態として、スリーブ部の全体が弾性体で形成され得る。
本発明の一実施形態において、ストッパーは、軸部と同心状に配置され、軸部は、そのストッパーが挿入される空洞を備え、軸部は、ストッパー及び空洞によりガイドされる。ストッパーは、軸部の下方への移動を制限する他、軸部を同心状に移動させるガイドとしての役割を果たす。
別の本発明によれば、ハトメ本体の円筒状のポスト部を生地の一面側から他面側へと貫通させ、次いで、生地の他面側のワッシャの穴部に挿通した後、ワッシャと共に加締めることにより、ハトメ本体及びワッシャを生地にハトメとして取り付けるためのハトメ取付装置であって、ハトメ本体を保持させる第1ダイと、ワッシャを保持させる、第1ダイと同心状に配置される第2ダイとを備え、第1ダイ又は第2ダイは、第2ダイ又は第1ダイに向かって同心状に移動可能であり、第2ダイは、円柱状の軸部と、軸部を囲む円筒状のスリーブ部とを含み、前記軸部は、ハトメ本体のポスト部の先端を受けると共に、ポスト部を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面を有し、前記スリーブ部は、ワッシャの前記穴部よりも半径方向外側部分が収容される環状の凹部を有し、前記スリーブ部は、ハトメ本体及びワッシャの生地への取り付け時に、第1ダイ側から相対的に押されることにより、第1ダイが第2ダイを相対的に押す方向に弾性的に変位可能であり、前記軸部は、ワッシャの前記穴部の周縁と当接可能であるハトメ取付装置が提供される。
本発明では、ワッシャの穴部の周縁が第2ダイの軸部に当接可能であり、ワッシャの穴部より半径方向外側部分が第2ダイのスリーブ部の凹部に受け入れられて当接するため、ワッシャは、第2ダイの軸部とスリーブ部に亘って保持される。そのため、特開平1−94801号公報に記載されるハトメ取付装置のように軸部でのみワッシャが支持される場合に比べ、ハトメ本体のポスト部による生地の切断時やその後のポスト部の加締め変形時に、軸部とスリーブ部を別々に相対的に変位させて、第2ダイの適した動作が可能となる。そのため、ハトメの取り付けを確実に行うことができる。
本発明の一実施形態において、前記軸部は、ハトメ本体及びワッシャの生地への取り付け時に、第1ダイ側から相対的に押されることにより、第1ダイが第2ダイを相対的に押す方向に前記スリーブ部とは独立に弾性的に変位可能である。この場合、ハトメ本体のポスト部による生地の切断時やその後のポスト部の加締め変形時に、軸部とスリーブ部の最適な動作が可能となる。
更に別の本発明によれば、第1ダイに保持させたハトメ本体の円筒状のポスト部を生地の一面側から他面側へと貫通させた後、生地の他面側の、第2ダイに保持させたワッシャと共に加締めることにより、ハトメ本体及びワッシャを生地にハトメとして取り付けるためのハトメ取付方法であって、前記第2ダイは、円柱状の軸部と、軸部を囲む円筒状のスリーブ部とを含み、前記軸部は、ハトメ本体のポスト部の先端を受けると共に、ポスト部を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面を有し、第2ダイが第1ダイから相対的に押される際、前記軸部が第1ダイが第2ダイを相対的に押す方向に弾性的に変位する軸部変位工程と、軸部変位工程の後、前記スリーブ部が前記方向に弾性的に変位するスリーブ変位工程とを含み、前記軸部変位工程において、ハトメ本体のポスト部の先端が生地を軸部の傾斜面に対し相対的に押し付けながら生地を切断するハトメ取付方法が提供される。
本発明では、上方の第1ダイにハトメ本体を保持させ、下方の第2ダイにワッシャを載置し、ハトメ本体とワッシャ間に生地を水平に配した後、第1ダイを第2ダイに向かって降下させる。これにより、まず、ハトメ本体のポスト部の先端が第2ダイの軸部の傾斜面に生地を押し付け、引き続き、ポスト部が傾斜面を介して軸部を下方に押すことにより、軸部が下方に弾性的に変位する。この軸部変位工程中に、ハトメ本体のポスト部の先端による生地の切断、貫通が実質的に行われる。軸部変位工程後、第1ダイ側から押圧によりスリーブ部が下方に弾性的に移動し、このスリーブ変位工程中に、ハトメ本体及びポスト部の加締めが実質的に行われる。
本発明では、ハトメ本体及びワッシャを生地に取り付ける際、ハトメ本体のポスト部の先端による生地の切断が、軸部の傾斜面上において軸部がポスト部に押されて変位しながら行われる。そのため、ポスト部の先端による生地の切断が容易かつ確実となり、生地に見苦しい皺が生じたり、ポスト部が座屈するような事態がほとんどなくなる。
図1は、生地を挟んで上下に対向するハトメ本体とワッシャを示す斜視説明図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るハトメ取付装置の腰部である上方ダイと下方ダイを、生地、ハトメ本体及びワッシャと共に示す縦断面説明図である。 図3は、生地へのハトメ本体及びワッシャの取り付け時において、降下中の上方ダイに保持されているハトメ本体が生地に接する直前の状態を示す部分断面説明図である。 図4は、生地へのハトメ本体及びワッシャの取り付け時において、ハトメ本体のポスト部が生地を押し下げた状態を示す部分断面説明図である。 図5は、生地へのハトメ本体及びワッシャの取り付け時において、ハトメ本体のポスト部が生地を切断した直後の状態を示す部分断面説明図である。 図6は、生地へのハトメ本体及びワッシャの取り付け時において、下方ダイの軸部本体が最下方位置まで押し下げられた状態を示す部分断面説明図である。 図7は、生地へのハトメ本体及びワッシャの取り付け時において、ダイスリーブが押し下げられると共に、ハトメ本体のポスト部が湾曲させられる状態を示す部分断面説明図である。 図8は、生地に対するハトメ本体及びワッシャの取り付けの完了した状態を示す部分断面説明図である。 図9は、生地に対して取り付けられた環状のハトメを構成する変形後のハトメ本体及びワッシャを示す断面説明図である。 図10は、図9の一部を拡大して示す断面図である。 図11は、ワッシャの変形例を示す平面図である。 図12は、図11のワッシャの縦断面説明図である。 図13は、下方ダイの変形例を示す図2と同様の縦断面説明図である。 図14は、下方ダイの更に別の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係るハトメ取付装置によって生地1に取り付けるハトメを構成するハトメ本体(アイレット)10とワッシャ(座金)20を一部破断して示す斜視説明図である。図2は、本発明の一実施形態に係るハトメ取付装置30の要部である上方ダイ31と下方ダイ40を、ハトメ本体10、生地1及びワッシャ20と共に概略的に示す縦断面説明図である。生地1は、例えば、厚さが0.5mm以下の比較的切れ難い、麻等の天然繊維;ナイロン、ポリエステル、レーヨン、ビニロン等の化学繊維;アラミド繊維、テフロン(登録商標)繊維、高強力ポリエチレン繊維、PBO繊維、導電繊維等の高機能繊維等であり得る。ハトメ本体10及びワッシャ20は、銅合金、アルミニウム合金等から成る金属板を絞り加工等して形成され、後述するように0.5mm以下の比較的薄い生地に好ましく固定され得るものである。ハトメ本体10は、円筒状のポスト部11と、ポスト部11の基端(図2において上方側端)から半径方向外側に延びる環状のフランジ部12とを含む。以下、上下方向は図2に基づく。ポスト部11は上下端共に開放している。ポスト部11はまた、その基端から先端11aへと内径がほぼ一定にて厚さがわずかに漸次薄くなり、ポスト部11の先端11aは鋭利となる。ポスト部11の外径は、基端から先端11aへとわずかに小さくなる。フランジ部12は、ポスト部11の基端から上方に凸(下方に凹)となるように湾曲しつつ半径方向外側に延び、フランジ部12の半径方向における内側端と外側端12aとの中間が最上方位置となる。外側端12aはこの最上方位置よりも若干下方にある。ワッシャ20は、円筒部21と、円筒部21の下端から半径方向外側に延びる環状の外周部22とを含む。ワッシャ20には円筒部21で囲まれる穴部21aが形成され、その穴部21aにはハトメ本体10のポスト部11が挿通可能である。ワッシャ20の円筒部21の高さ(上下方向すなわちワッシャ20の軸方向に沿う長さ)は、ハトメ本体10のポスト部11の、フランジ部12の最上端からの高さの約1/2〜1/3程度である。また、円筒部21の内径は一定であり、ハトメ本体10のポスト部11の下端部の外径よりもわずかに大きく、ポスト部11の上端部の外径とほぼ同じである。外周部22は、円筒部21の下端から半径方向外側へと上方に凸となる環状の山部22aと下方に凸となる環状の谷部22bとが波形に連続するように形成される。山部22aは、下方に開放する環状の第1受け部23aを規定し、谷部22bは、上方に開放する環状の第2受け部23bを規定する。円筒部21の内周面には、軸方向に沿う溝24が所定角度間隔ごとに多数設けられている。円筒部21は溝24に対応する部分が薄肉となり、これにより、後述する生地1へのハトメ本体10及びワッシャ20の取り付け時(以下単に「ハトメ取り付け時」ともいう)において、少なくともいくつかの溝24が少なくとも部分的に破断し得るように構成される。
ハトメ取付装置30は、ハトメ本体10が保持される鋼等の金属製の上方ダイ(第1ダイ)31と、ワッシャ20が載置される下方ダイ(第2ダイ)40と、上方ダイ31を昇降させるための機構(図示せず)とを備える。上方ダイ31は、図示される下方部分がハトメ本体10とほぼ同径の円柱状であり、その底面32aに、ハトメ本体10のフランジ部12に合致する環状の窪み32を有する。ハトメ本体10は、フランジ部12を上方ダイ31の窪み32に係合させることにより、上方ダイ31に保持される。下方ダイ40は、略円柱状の軸部41と、軸部41を包囲する略円筒状のスリーブ部45と、これら軸部41及びスリーブ部45を下方から支持するベース部49とを備える。下方ダイ40は、上方ダイ31と同心状に配置され、上方ダイ31はその同心の軸に沿って下方ダイ40に近づく方向に向かって移動可能である。軸部41は、上方の鋼等の金属製の軸部本体42と、軸部本体42を下方から支持する円筒状の軸部弾性体43とから構成される。軸部弾性体43は軸部41と、ベース部49の間に配置される。下方ダイ40は、軸部弾性体43の半径方向内側に、軸部41と同心状に配置され、ベース部49から突出し、軸部本体42の下方への変位を制限する円柱状のステンレス等の金属製のストッパー44を備える。軸部本体42の上部(上方ダイ30と対向する側)には、中央の水平な円形面42aと、円形面42aの周縁から高さが半径方向外側へと次第に低くなる環状の軸部傾斜面42bと、軸部傾斜面42bの下端から更に半径方向外側へと湾曲しながら高さがわずかに高くなる環状の軸部湾曲面42cとを含む。円形面42aの直径は、ハトメ本体10のポスト部11の内径よりも若干小さく、従って、ハトメ取り付け時に、ポスト部11の先端11aは、軸部傾斜面42bに対応する(図4参照)。また、ワッシャ20を軸部本体42の上部に載置すると、図3に示すように、円筒部21の下端部及び外周部22の半径方向内側端部が軸部湾曲面42c上の軸部傾斜面42b側に来る。軸部本体42において、軸部湾曲面42cからの円形面42aの軸方向に沿う高さは、ワッシャ20の円筒部21の高さよりもわずかに低く、そのため、軸部本体42に載置されたワッシャ20上に水平に生地1を張ると、図3に示すように、生地1はワッシャ20の円筒部21の上端に接するが、軸部本体42の円形面42aからはわずかに離れる。軸部本体42の底部には、ストッパー44を受け入れるための円柱状の空洞42dが形成される。軸部弾性体43は、コイルバネ、ゴム、弾性樹脂、弾性発泡体等から形成され得る。軸部弾性体43の内径は、軸部本体42の空洞42dの径と同じであり、軸部弾性体43の外径は、軸部本体42の外径よりも若干小さい。そのため、軸部弾性体43の外周面とスリーブ部45(の後述するスリーブ弾性体48)の内周面との間に環状の空隙が生じる。この空隙は、ハトメ取付時に軸部弾性体43が軸方向に圧縮される際に軸部弾性体43の半径方向外側への弾性変形を許容するためのものである(図6等参照)。ハトメ取り付け時において、軸部本体42が軸部弾性体43を軸方向に圧縮しつつ下方に変位する際、軸部本体42に対し静止状態のストッパー44が軸部本体42の空洞42dに徐々に入り込み、図6に示すように、ストッパー44の上端が空洞42dの上閉端42eに突き当たることにより、軸部本体42の下方へのそれ以上の移動が阻止される。なお、軸部本体42の空洞42dとストッパー44の係合は下方に変位する軸部本体42のガイドとしての役割も果たす。空洞42dの深さすなわち軸方向に沿う長さは、ストッパー44により降下が制限されて最下方位置にある軸部本体42に対し、図6に示すように、ハトメ本体10のポスト部11がほとんど変形することなく、その先端11aが軸部本体42の軸部傾斜面42bに接するように設定される。
スリーブ部45は、上方の鋼等の金属製のダイスリーブ46と、ダイスリーブ46を下方から支持するスリーブ弾性体48とから成る。スリーブ弾性体48は、上記軸部弾性体43と別体で、ダイスリーブ46とベース部49との間に配置される。このようであるので、軸部弾性体43とスリーブ弾性体48とは、独立して弾性的に変位が可能である。スリーブ弾性体48は、コイルバネ、ゴム、弾性樹脂、弾性発泡体等から形成され、軸部弾性体43よりも変形し易いように設定される。また、スリーブ弾性体48の上方ダイ31の移動方向の長さ(同心状方向の長さ)は、軸部弾性体43の同方向の長さよりも長い。ダイスリーブ46の上部における半径方向内側半部には、上端面46aから窪む環状の凹部47が設けられている。凹部47は、軸線に平行な半径方向外側端面である凹部外周面47aと、凹部外側面47aの下端から半径方向内側へと水平に延びる凹部底面47bと、凹部底面47bの半径方向内側端から半径方向内側へと高さが低くなるように傾斜する凹部傾斜面47cとから規定される。凹部47の径は、ワッシャ20の外周部22の最大径よりもわずかに大きく、また、凹部47の凹部底面47bまでの深さ、すなわち上端面46aから凹部底面47bまでの軸方向長は、ワッシャ20の外周部22の上下方向幅をわずかに上回る。更に、図2に示す下方ダイ40の初期状態(軸部弾性体43及びスリーブ弾性体48に上方ダイ31側からの下向きの力がかかっていない状態)において、上下方向(軸方向)における凹部底面47bの位置は、軸部本体42の軸部湾曲面42cとほぼ同じ位置にある。そのため、ワッシャ20を下方ダイ40に載置すると、ワッシャ20の外周部22は凹部47に受け入れられる(図3参照)。凹部傾斜面47cは、後述するハトメ取り付け時にハトメ本体10のポスト部11を、図7に示すように軸部本体42の軸部傾斜面42b及び軸部湾曲面42cに沿って湾曲(カール)させる際、ポスト部11の先端11aが半径方向において軸部本体42から外れてダイスリーブ46にかかる時点で、軸部湾曲面42cとなだらかに連続する。ダイスリーブ46の底部の半径方向内側部分には、下方に突出する環状の凸部46bが設けられ、スリーブ弾性体48の上部の半径方向内側部分には、ダイスリーブ46の凸部46bがはめ込まれる環状の凹部48aが設けられる。上述した下方ダイ40において、ワッシャ20の円筒部21及びその周縁(穴部21aの周縁)が軸部41に載置され、その外側から外周部22がスリーブ部45に載置される。これにより、ワッシャ20が下方ダイ40に保持される。なお、図3に示すように、ワッシャ20の円筒部21の下端(穴部21aの周縁)は軸部41に接しているとともに、外周部22の下端(谷部22b)がスリーブ部45に接している。ワッシャ20を下方ダイ40に載置したときに、円筒部21の下端が軸部41と接し、外周部22の下端がスリーブ部45から離間するようにもできる。
次に、本発明に係るハトメ取付方法の一実施形態として、上述したハトメ取付装置30により、ハトメ本体10及びワッシャ20を生地1に取り付ける工程を説明する。まず、ハトメ本体10を上方ダイ31に保持させ、ワッシャ20を下方ダイ40に載置し、ワッシャ20上に生地1を水平に張った後、上方ダイ31を降下させる。図3は、ハトメ本体10のポスト部11がまだ生地1に接していない状態である。この時点で下方ダイ40の軸部41及びスリーブ部45には下方に押す力がかかっておらず、軸部41及びスリーブ部45は初期位置(初期状態)にある。更に上方ダイ31が降下すると、図4に示すように、ハトメ本体10のポスト部11の先端11aが生地1を下方に連行しつつ軸部本体42の軸部傾斜面42bに突き当たる。ポスト部11の先端11aは鋭利であるが、生地1は比較的切れ難いものであるため、この時点では生地1は少なくとも完全には切断されない。しかしながら、比較的切れ易い生地の場合、この時点で切断され得る。この後、上方ダイ31は更に降下し、ハトメ本体10のポスト部11が生地1を間に置いて軸部傾斜面42bから軸部本体42を下方に押し、これにより、軸部本体42が軸部弾性体43を軸方向に圧縮しながら下方に変位し始める。この際、ポスト部11の先端11aが下方に変位する軸部傾斜面42bに対し生地1を押し付けながら、図5に示すように生地1を切断して貫通する。図5等における参照番号1aは、生地1から切り離された円形の生地部分である。なお、ポスト部11の先端11aによる生地1の切断は、上記のように軸部傾斜面42bを下方に変位させながら行う方が、軸部傾斜面42bが上下方向に静止する場合に比べ容易かつ確実に行われ得ることが分かった。これは、軸部傾斜面42bが降下することにより、生地1がポスト部11の先端11aにより下方に引っ張られると共に、生地1においてポスト部11の先端11aが当たる箇所が軸部傾斜面42bの降下に伴い半径方向内側又は外側にわずかにずれて、先端11aが軸部傾斜面42b上で生地1を擦るように作用するためであると考えられる。このように、比較的切れ難い生地1でも確実に切断されるため、ハトメ本体10のポスト部11が生地1を必要以上に下方に連行して、生地1へのハトメ本体10及びワッシャ20の固定完了時に生地1に皺が生じるような事態、あるいはポスト部11が座屈するような事態がなくなるかもしくは低減する。
ハトメ本体10のポスト部11による生地1の貫通後も上方ダイ31は降下し続け、これにより、ポスト部11は、図6に示すように、ほとんど変形するとなく軸部本体42を、ストッパー44によって制限されるまで押し下げる。このストッパー44の上端が軸部本体42に当接した時点で軸部弾性体43の軸方向圧縮量は最大となる。このように軸部本体42の下方への変位が止められた後も上方ダイ30は降下を続け、これに伴い、ハトメ本体10のフランジ部12の半径方向内側部分がワッシャ20を下方に押すため、次に、ダイスリーブ46がスリーブ弾性体48を軸方向に圧縮しながら下方に変位し始める。このダイスリーブ46の降下と同時に、図7に示すように、ハトメ本体10のポスト部11が軸部傾斜面42bから軸部湾曲面42cに沿って半径方向外側へと湾曲させられる。そして、降下するダイスリーブ46の凹部傾斜面47cが軸部本体42の軸部湾曲面42cとなだらかに連続する位置(図7参照)となるやいなや、ハトメ本体10のポスト部11は、ダイスリーブ46の凹部傾斜面47c側へと半径方向外側から上方へと更にカールされる。次いで、上方ダイ31は、図8に示すように、その底面32aが下方ダイ40の軸部本体42の円形面42aに切断された生地を挟んで突き当たるまで降下し、その間にハトメ本体10及びワッシャ20が軸方向に潰れるように更に変形させられ、上方ダイ31の降下が止まることにより、ハトメ本体10及びワッシャ20の生地1への取り付けが完了する。図9は、生地1に取り付けられた状態の環状のハトメを構成する変形後のハトメ本体10及びワッシャ20を示す縦断面説明図であり、図10は図9の一部拡大図である。この取り付け完了時点で、ハトメ本体10は縦断面ほぼC字状に潰れて、ワッシャ20の円筒部21及び山部22aを変形させつつ包み込む。この際、ハトメ本体10のC字状にカールされたポスト部11の先端11aがワッシャ20の外周部22の第1受け部23aに入り込むと共に、ハトメ本体10のフランジ部12の外側端12aがワッシャ20の外周部22の第2受け部23bに生地1を挟んで入り込む。ワッシャ20の円筒部21は、湾曲するハトメ本体10の内部において、その上端が半径方向外側に開くように倒される。この時、円筒部21に多数設けられた溝24の少なくともいくつかが少なくとも部分的に破断する一方、いくつかの溝24やその一部は破断しないで残る。このように部分的に残存する溝24により、円筒部21には、変形するハトメ本体10により半径方向外側に倒されるのに抵抗して再び起立しようとする一種の復元力が生じる。そのため、円筒部21の内周面(図10においてほぼ上方を向いている)とハトメ本体10の上半部分との間で生地1をしっかりと挟み込むことができる。そのため、薄い生地でもハトメを確実に固定することができる。
図11及び12は、ワッシャの変形例を示す平面図及び縦断面説明図である。このワッシャ50は、径が上方へと漸次拡大する円筒部51と、上述したワッシャ20の外周部22と同様の外周部52とを含み、円筒部51には、ワッシャ20の円筒部22が有するような溝は設けられていない。上述したハトメ取り付け工程において、ワッシャ20に代えてワッシャ50を用いて、ハトメ本体10を生地1に同様に取り付けることができる。図13は下方ダイの変形例を示す。この下方ダイは、スリーブ部60の全体が、上述したスリーブ弾性体48と同じ弾性体で形成され、スリーブ部60に、上述したダイスリーブ46の凹部47と同じ凹部61が設けられている。なお、スリーブ部60以外は上述した下方ダイ40と同じであるため、同じ参照番号を付している。上述したハトメ取り付け工程において、下方ダイ40をスリーブ部60を有する下方ダイに代えて、ハトメ本体10及びワッシャ20又は50を生地1に同様に取り付けることができる。図14は、下方ダイの更に別の変形例を示す。この下方ダイでは、ストッパー44aが軸部本体70の底面から下方に円柱状に突出するように軸部本体70と一体に設けられている。この点以外は上述した下方ダイ40と同じであるため、同じ参照番号を付している。ストッパー44aは、軸部弾性体43の半径方向内側に入り込み、ハトメの取り付け時に軸部本体70が下方に押される際、ストッパー44aの底面がベース部49の上面に突き当たることにより、軸部本体70の下方への移動が止められる。
1 生地
10 ハトメ本体
11 ポスト部
12 フランジ部
20、50 ワッシャ
21、51 円筒部
21a 穴部
22、52 外周部
24 溝
30 ハトメ取付装置
31 上方ダイ
40 下方ダイ
41 軸部
42、70 軸部本体
42b 軸部傾斜面
42c 軸部湾曲面
43 軸部弾性体
44、44a ストッパー
45、60 スリーブ部
46 ダイスリーブ
47 凹部
48 スリーブ弾性体

Claims (6)

  1. ハトメ本体(10)の円筒状のポスト部(11)を生地(1)の一面側から他面側へと貫通させた後、生地(1)の他面側のワッシャ(20、50)と共に加締めることにより、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)を生地(1)にハトメとして取り付けるためのハトメ取付装置(30)であって、
    ハトメ本体(10)を保持させる第1ダイ(31)と、
    ワッシャ(20、50)を保持させる、第1ダイ(31)と同心状に配置される第2ダイ(40)とを備え、
    第1ダイ(31)又は第2ダイ(40)は、第2ダイ(40)又は第1ダイ(31)に向かって同心状に移動可能であり、
    第2ダイ(40)は、円柱状の軸部(41)と、軸部(41)を囲む円筒状のスリーブ部(45、60)とを含み、
    前記軸部(41)は、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)を受けると共に、ポスト部(11)を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面(42b)を有し、
    前記スリーブ部(45、60)は、ワッシャ(20、50)の半径方向外側部分が収容される環状の凹部(47、61)を有し、
    前記軸部(41)及びスリーブ部(45、60)は、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)の生地(1)への取り付け時に、第1ダイ(31)側から相対的に押されることにより、第1ダイ(31)が第2ダイ(40)を相対的に押す方向にそれぞれ独立に弾性的に変位可能であり、
    前記第2ダイ(40)は、前記軸部(41)の弾性的に変位する量を制限するストッパー(44、44a)を含むハトメ取付装置。
  2. 前記軸部(41)は、前記傾斜面(42b)を有する金属性の軸部本体(42、70)と、軸部本体(42、70)を支持する軸部弾性体(43)とを含み、前記スリーブ部(45)は、前記凹部(47)を有する金属性のダイスリーブ(46)と、ダイスリーブ(46)を支持するスリーブ弾性体(48)を含む請求項1のハトメ取付装置。
  3. ストッパー(44)は、軸部(41)と同心状に配置され、軸部(41)は、そのストッパー(44)が挿入される空洞(42d)を備え、軸部(41)は、ストッパー(44)及び空洞(42d)によりガイドされる請求項1又は2のハトメ取付装置。
  4. ハトメ本体(10)の円筒状のポスト部(11)を生地(1)の一面側から他面側へと貫通させ、次いで、生地(1)の他面側のワッシャ(20、50)の穴部(21a)に挿通した後、ワッシャ(20、50)と共に加締めることにより、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)を生地(1)にハトメとして取り付けるためのハトメ取付装置(30)であって、
    ハトメ本体(10)を保持させる第1ダイ(31)と、
    ワッシャ(20、50)を保持させる、第1ダイ(31)と同心状に配置される第2ダイ(40)とを備え、
    第1ダイ(31)又は第2ダイ(40)は、第2ダイ(40)又は第1ダイ(31)に向かって同心状に移動可能であり、
    第2ダイ(40)は、円柱状の軸部(41)と、軸部(41)を囲む円筒状のスリーブ部(45、60)とを含み、
    前記軸部(41)は、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)を受けると共に、ポスト部(11)を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面(42b)を有し、
    前記スリーブ部(45、60)は、ワッシャ(20、50)の前記穴部(21a)よりも半径方向外側部分が収容される環状の凹部(47、61)を有し、
    前記スリーブ部(45、60)は、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)の生地(1)への取り付け時に、第1ダイ(31)側から相対的に押されることにより、第1ダイ(31)が第2ダイ(40)を相対的に押す方向に弾性的に変位可能であり、
    前記軸部(41)は、ワッシャ(20、50)の前記穴部(21a)の周縁と当接可能であるハトメ取付装置。
  5. 前記軸部(41)は、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)の生地(1)への取り付け時に、第1ダイ(31)側から相対的に押されることにより、第1ダイ(31)が第2ダイ(40)を相対的に押す方向に前記スリーブ部とは独立に弾性的に変位可能である請求項4のハトメ取付装置。
  6. 第1ダイ(31)に保持させたハトメ本体(10)の円筒状のポスト部(11)を生地(1)の一面側から他面側へと貫通させた後、生地(1)の他面側の、第2ダイ(40)に保持させたワッシャ(20、50)と共に加締めることにより、ハトメ本体(10)及びワッシャ(20、50)を生地(1)にハトメとして取り付けるためのハトメ取付方法であって、
    前記第2ダイ(40)は、円柱状の軸部(41)と、軸部(41)を囲む円筒状のスリーブ部(45、60)とを含み、
    前記軸部(41)は、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)を受けると共に、ポスト部(11)を半径方向外側に湾曲させるための環状の傾斜面(42b)を有し、
    第2ダイ(40)が第1ダイ(31)から相対的に押される際、
    前記軸部(41)が、第1ダイ(31)が第2ダイ(40)を相対的に押す方向に弾性的に変位する軸部変位工程と、
    軸部変位工程の後、前記スリーブ部(45、60)が前記方向に弾性的に変位するスリーブ変位工程とを含み、
    前記軸部変位工程において、ハトメ本体(10)のポスト部(11)の先端(11a)が生地(1)を軸部(41)の傾斜面(42b)に対し相対的に押し付けながら生地(1)を切断するハトメ取付方法。
JP2013506902A 2011-03-28 2011-03-28 ハトメ取付装置及びハトメ取付方法 Active JP5543017B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/057687 WO2012131879A1 (ja) 2011-03-28 2011-03-28 ハトメ取付装置及びハトメ取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5543017B2 JP5543017B2 (ja) 2014-07-09
JPWO2012131879A1 true JPWO2012131879A1 (ja) 2014-07-24

Family

ID=46929715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013506902A Active JP5543017B2 (ja) 2011-03-28 2011-03-28 ハトメ取付装置及びハトメ取付方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5543017B2 (ja)
CN (1) CN103281922B (ja)
TW (1) TWI476087B (ja)
WO (1) WO2012131879A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6054228B2 (ja) * 2013-03-29 2016-12-27 Ykk株式会社 ハトメ取付装置
CN104082890B (zh) * 2014-06-25 2016-05-25 四川非意欧国际皮革制品有限公司 单模板打扣机
CN104323520B (zh) * 2014-10-29 2015-12-30 际华三五三四制衣有限公司 一种用于套穿衣扣锁环的气动工具
DE102015013345B4 (de) 2015-10-14 2022-05-05 Ykk Corporation Vorrichtung zur befestigung eines objektes an einem oder mehreren trägerstoffen
DE102015013344B4 (de) 2015-10-14 2022-05-05 Ykk Corporation Vorrichtung zur befestigung eines objektes an einem oder mehreren trägerstoffen
ITUB20156087A1 (it) * 2015-12-02 2017-06-02 Douglas Marine Srl Pressa per teli o simili, in particolare per l'occhiellatura di vele o simili
CN112091586A (zh) * 2020-09-11 2020-12-18 曹东方 包装盒气孔上扣机
CN112826165B (zh) * 2021-03-02 2022-07-29 山东省科创服饰有限公司 一种气眼安装固定装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020533U (ja) * 1983-07-21 1985-02-13 小山 雅也 はとめ装着プレス
JPH0194801A (ja) * 1987-10-07 1989-04-13 Ishii Kogyo Kk ハトメ
US4890362A (en) * 1988-12-23 1990-01-02 Morito Co., Ltd. Eyelet and method of attaching the same
JP2547638Y2 (ja) * 1989-09-29 1997-09-10 スコービル・ジャパン株式会社 ハトメ取付け用金型
JP2007050063A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 E Aaru Miki Kk 服飾用装飾部品の取付金具
JP3131875U (ja) * 2007-03-06 2007-05-24 啓子 朝比奈 はとめ
JP5563063B2 (ja) * 2010-03-25 2014-07-30 Ykk株式会社 ハトメ取付装置及びハトメ取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201242734A (en) 2012-11-01
CN103281922A (zh) 2013-09-04
CN103281922B (zh) 2014-12-03
JP5543017B2 (ja) 2014-07-09
WO2012131879A1 (ja) 2012-10-04
TWI476087B (zh) 2015-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5543017B2 (ja) ハトメ取付装置及びハトメ取付方法
WO2013069600A1 (ja) 皮革穿孔装置、皮革穿孔方法及び皮革シート
US9596900B2 (en) Upper die for fastening button
US9049904B2 (en) Button fastener, method for forming button fastener, eyelet, and method for forming eyelet
JP5731655B2 (ja) 外囲体、留め具、ボタン、及び固定対象物の固定方法
JP5859030B2 (ja) ボタン取付装置及びボタン保持ダイ
TWI622366B (zh) 按扣安裝用的安裝構件側模座及安裝構件腳部矯正方法
JPWO2011086674A1 (ja) ボタン取付部材及びボタン
JP5808346B2 (ja) ハトメ取付方法
JP2007244667A (ja) 飾りボタン
CN106963049B (zh) 按扣和雄体形成方法
JP5563063B2 (ja) ハトメ取付装置及びハトメ取付方法
PL203329B1 (pl) Oczko do wzmacniania obszaru brzegowego wokół otworu w taśmie nośnej i urządzenie do osadzania oczka na taśmie nośnej
JP6170572B2 (ja) ボタン止具
JP4609188B2 (ja) 鍛造ワークのフランジ反り矯正方法および矯正装置
WO2014020725A1 (ja) ボタン取付方法及びボタン
JP2003202008A (ja) 合成樹脂リベットとそのかしめ方法
CN106515828B (zh) 婴儿车
JP2013220199A (ja) 座金及び座金を備えたハトメ
JP5863912B2 (ja) ハトメ部材形成方法
WO2016038666A1 (ja) リベット
JPH0386347A (ja) 底付きインターナル歯形の成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5543017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150