JPWO2012127604A1 - 超電導マグネット - Google Patents

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Abstract

超電導マグネットは、超電導コイル(110)と、超電導コイル(110)の周囲を囲む熱シールド(130)と、熱シールド(130)を収納する真空槽(140)と、真空槽(140)の少なくとも一部を覆う磁気シールド(180)と、真空槽(140)に固定され、超電導コイル(110)を熱伝導体(170)を介して冷却する冷凍機(160)とを備える。磁気シールド(180)は、弾性体(190)を間に挟んで真空槽(140)と当接することにより真空槽(140)を支持している。

Description

本発明は、超電導マグネットに関する。
超電導マグネットの構成を開示した先行文献として特開平2−78208号公報(特許文献1)がある。特開平2−78208号公報(特許文献1)に記載された超電導マグネットにおいては、冷凍機ポートのフランジの片面が防振体を介して磁気シールドに取付けられている。また、冷凍機ポートのフランジの他面が真空容器の一部であるベローズと連結されている。
特開平2−78208号公報
特開平2−78208号公報(特許文献1)に記載された超電導マグネットにおいては、磁気シールドと真空容器とが、ベローズ、ベローズフランジ、ボルトおよびナットなどの連結部品によって一体となるように組立てられている。そのため、構造が複雑となって、各構成部品が専用部品となり汎用性に欠ける。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構造を有する超電導マグネットを提供することを目的とする。
本発明に基づく超電導マグネットは、超電導コイルと、超電導コイルの周囲を囲む熱シールドと、熱シールドを収納する真空槽と、真空槽の少なくとも一部を覆う磁気シールドと、真空槽に固定され、超電導コイルを熱伝導体を介して冷却する冷凍機とを備える。磁気シールドは、弾性体を間に挟んで真空槽と当接することにより真空槽を支持している。
本発明によれば、超電導マグネットの構造を簡易にすることができる。
本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係る超電導マグネットの外観を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態1に係る超電導マグネットについて図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。
図1,2に示すように、本発明の実施形態1に係る超電導マグネット100は、超電導コイル110と、超電導コイル110の周囲を囲む熱シールド130と、熱シールド130を収納する真空槽140とを備えている。熱シールド130と真空槽140とからクライオスタット150が構成されている。また、超電導マグネット100は、真空槽140の少なくとも一部を覆う磁気シールド180と、真空槽140に固定され、超電導コイルを熱伝導体170を介して冷却する冷凍機160とを備えている。磁気シールド180は、弾性体190を間に挟んで真空槽140と当接することにより真空槽140を支持している。
本実施形態に係る超電導マグネット100は、冷凍機160と超電導コイル110とを熱的に接触させて超電導コイル110を冷却する、いわゆる伝導冷却方式の超電導マグネットである。
以下、本実施形態に係る超電導マグネット100の各構成について説明する。本実施形態の超電導マグネット100は、超電導コイル110、熱シールド130、真空槽140、および、冷凍機160をそれぞれ2つずつ備えている。ただし、超電導マグネットの構成はこれに限られず、少なくとも1つの超電導コイル110、熱シールド130、真空槽140、および、冷凍機160を含めばよい。
超電導コイル110は、ニオブチタン合金からなる超電導線からなり、筒状の巻枠120に巻き付けられて巻き回されている。超電導線の材料は、ニオブチタン合金に限られず、たとえば、ニオブ錫合金でもよい。巻枠120はステンレス鋼から形成されているが、巻枠120の材料はこれに限られない。
熱シールド130は、超電導コイル110に外部からの熱輻射による熱が侵入すること防止している。熱シールド130はアルミニウムから形成されているが、熱シールド130の材料はこれに限られず、熱伝導性のよい材料であればよい。
真空槽140は、超電導コイル110、巻枠120および熱シールド130を収納している。真空槽140は、真空槽140の内部と外部とを真空断熱している。熱シールド130および真空槽140は、いずれも超電導コイル110への熱侵入を防止するための構造である。
本実施形態においては、真空槽140は略直方体状の外形を有しているが、真空槽140の外形はこれに限られず、略円柱状などの外形を有していてもよい。2つの真空槽140は、互いの側面同士が対向するように配置されている。
冷凍機160は、2段の冷却部を有している。冷凍機160の第1段目の冷却部は、熱シールド130に接している。冷凍機160の先端部である第2段目の冷却部は、たとえば銅からなる熱伝導体170を介して超電導コイル110と接している。
磁気シールド180は、超電導マグネット100から外部に漏洩する磁場を効果的に低減するため、100mm以上の厚さの鉄などの磁性体から形成されている。磁気シールド180は、2つの真空槽140の各々の対向面以外の側面および底面を覆っている。
弾性体190は本実施形態においてはゴムからなるが、弾性体190はこれに限られず、たとえば、金属製のばね、樹脂製のばねまたはダンパーなど振動を吸収できるものであればよい。
本実施形態においては、弾性体190は、真空槽140の底面と磁気シールド180との間、および、真空槽140の側面と磁気シールド180との間に所定の間隔を置いて配置されている。弾性体190は、真空槽140または磁気シールド180のいずれかに接着されている。
以下、超電導マグネット100において磁場を発生させる際の動作について説明する。
まず、超電導コイル110を超電導状態にするために、真空槽140内を減圧して真空引きする。その後、冷凍機160を稼動させる。熱シールド130は、冷凍機160の第1段の冷却部により約60Kまで冷却される。超電導コイル110は、冷凍機160の第2段の冷却部により、最終的に4K以下の温度まで冷却される。
熱シールド130および超電導コイル110が十分冷却された後、図示しない外部の電源装置からリードを通して超電導コイル110に電流を流すことにより、磁場を発生させる。本実施形態においては、2つの真空槽140の対向面同士の間が、発生する磁場の利用領域である。
冷凍機は往復式の膨張機タイプであるため、冷凍機の運転に伴って振動が発生する。その振動は、クライオスタット150に伝播する。しかし、真空槽140と磁気シールド180との間には弾性体190を配置しているため、冷凍機160の振動は弾性体190により減衰して磁気シールド180にほとんど伝わらない。
冷凍機160の振動が磁気シールド180を介して、磁気シールド180が設置されている床面に伝播することを低減することにより、超電導マグネット100の周囲に配置される精密測定装置に振動の影響が及ぶことを抑制できる。
本実施形態の超電導マグネット100は、磁気シールド180が弾性体190を間に挟んで真空槽140と当接することにより真空槽140を支持する簡易な構造によって、冷凍機160の振動伝播を抑制することができる。そのため、クライオスタット150の外形、すなわち、真空槽140の外形に対応して弾性体190を配置することにより超電導マグネット100の振動対策を行なうことが可能であり、超電導マグネット100は汎用性に優れた構造を有している。
以下、本発明の実施形態2に係る超電導マグネットについて説明する。なお、本実施形態の超電導マグネット200は、超電導コイル110の冷却方式のみ実施形態1の超電導マグネット100と異なるため、実施形態1の超電導マグネット100と同一の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図3に示すように、本発明の実施形態2に係る超電導マグネット200は、超電導コイル110と、超電導コイル110を収納して内部に液体ヘリウム220を貯留するヘリウム槽210と、ヘリウム槽210の周囲を囲む熱シールド130と、熱シールド130を収納する真空槽140とを備えている。熱シールド130と真空槽140とからクライオスタット150が構成されている。また、超電導マグネット200は、真空槽140の少なくとも一部を覆う磁気シールド180と、真空槽140に固定され、気化した液体ヘリウム220を液化して超電導コイル110を冷却する冷凍機160とを備えている。磁気シールド180は、弾性体190を間に挟んで真空槽140と当接することにより真空槽140を支持している。
本実施形態に係る超電導マグネット200は、超電導コイル110を液体ヘリウム220に浸漬することにより冷却する、いわゆるヘリウム冷却方式の超電導マグネットである。
以下、本実施形態に係る超電導マグネット200の各構成について説明する。本実施形態の超電導マグネット200は、超電導コイル110、ヘリウム槽210、熱シールド130、真空槽140、および、冷凍機160をそれぞれ2つずつ備えている。ただし、超電導マグネットの構成はこれに限られず、少なくとも1つの超電導コイル110、ヘリウム槽210、熱シールド130、真空槽140、および、冷凍機160を含めばよい。
ヘリウム槽210は、O字状の外形を有している。ヘリウム槽210の軸部に超電導コイル110が巻き付けられている。ヘリウム槽210の上部にヘリウム配管230が連結されている。ヘリウム配管230は、液体ヘリウム220の注液、および、液体ヘリウム220が気化したヘリウムガスの排気を行なうものである。ヘリウム槽210の内部に貯留された液体ヘリウム220により超電導コイル110が冷却される。
冷凍機160の第1段目の冷却部は、熱シールド130に接している。冷凍機160の先端部である第2段目の冷却部は、ヘリウム槽210内において気化した液体ヘリウムと接しており、気化した液体ヘリウムを冷却して再液化する。
本実施形態においても、真空槽140と磁気シールド180との間には弾性体190を配置しているため、冷凍機160の振動は弾性体190により減衰して磁気シールド180にほとんど伝わらない。
冷凍機160の振動が磁気シールド180を介して、磁気シールド180が設置されている床面に伝播することを低減することにより、超電導マグネット100の周囲に配置される精密測定装置に振動の影響が及ぶことを抑制できる。
本実施形態の超電導マグネット200は、磁気シールド180が弾性体190を間に挟んで真空槽140と当接することにより真空槽140を支持する簡易な構造によって、冷凍機160の振動伝播を抑制することができる。そのため、クライオスタット150の外形、すなわち、真空槽140の外形に対応して弾性体190を配置することにより超電導マグネット200の振動対策を行なうことが可能であるため、超電導マグネット200は汎用性に優れた構造を有している。
以下、本発明の実施形態3に係る超電導マグネットについて説明する。なお、本実施形態の超電導マグネット300は、冷凍機の配置のみ実施形態1の超電導マグネット100と異なるため、実施形態1の超電導マグネット100と同一の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図4は、本発明の実施形態3に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図4に示すように、超電導コイル110が巻枠120に巻き付けられている。熱シールド130が超電導コイル110の周囲を囲んでいる。真空槽140が熱シールド130を収納している。冷凍機160は、熱伝導体170および熱伝導体310を介して超電導コイル110に熱的に接続されている。
本発明の実施形態3に係る超電導マグネット300においては、冷凍機160が固定されている部分を含む真空槽140の一部330が磁気シールド180の外側に位置している。磁気シールド180は、弾性体190を間に挟んで真空槽140の一部330と当接することにより真空槽140を支持している。
具体的には、磁気シールド180の外側に位置する真空槽140の一部330と、磁気シールド180の内側に位置する真空槽140の他の部分とが、ベローズ350で連結されている。ベローズ350は、磁気シールド180の外側に位置する真空槽140の一部330から、磁気シールド180の内側に位置する真空槽140の他の部分に振動が伝播するのを抑制している。
また、熱シールド130の一部320も磁気シールド180の外側に位置している。磁気シールド180の外側に位置する熱シールド130の一部320と、磁気シールド180の内側に位置する熱シールド130の他の部分とは、連結管熱シールド340で連結されている。
熱シールド130の一部320には、銅の編組線321が組み込まれている。銅の編組線321は、熱を効率的に伝えつつ磁気シールド180の外側に位置する熱シールド130の一部320から、磁気シールド180の内側に位置する熱シールド130の他の部分に振動が伝播するのを抑制している。
熱シールド130は、熱シールド130の一部320が冷凍機160の第1段目の冷却部と接していることにより約60Kまで冷却される。
熱伝導体310にも、銅の編組線311が組み込まれている。銅の編組線311は、熱を効率的に伝えつつ冷凍機160から超電導コイル110に振動が伝播するのを抑制している。
超電導コイル110は、熱伝導体310が冷凍機160の第2段目の冷却部と接していることにより熱伝導体170を介して約4Kまで冷却される。
真空槽140の一部330が弾性体190を間に挟んで磁気シールド180と当接していることにより、真空槽140が磁気シールド180により支持されている。これにより、冷凍機160の振動が磁気シールド180および床面に伝わるのを抑制することができる。
本実施形態においても、冷凍機160の振動が磁気シールド180を介して、磁気シールド180が設置されている床面に伝播することを低減することにより、超電導マグネット300の周囲に配置される精密測定装置に振動の影響が及ぶことを抑制できる。
以下、本発明の実施形態4に係る超電導マグネットについて説明する。なお、本実施形態の超電導マグネット400は、クライオスタットの形状および数のみ実施形態1の超電導マグネット100と異なるため、実施形態1の超電導マグネット100と同一の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態4)
図5は、本発明の実施形態4に係る超電導マグネットの外観を示す斜視図である。図5に示すように、本発明の実施形態4に係る超電導マグネット400においては、クライオスタット410の外形、すなわち真空槽の外形が略円筒状である。クライオスタット410においては、冷凍機160が設けられている部分がクライオスタット410の外周面から突出した突出部450を有している。
磁気シールド180は、クライオスタット410の円筒外周に側面視にて略八角形状に配置されている。ただし、クライオスタット410の突出部450の外側のみ磁気シールド180が位置していない。
磁気シールド180は、弾性体190を間に挟んでクライオスタット410と当接することによりクライオスタット410を支持している。言い換えると、磁気シールド180は、弾性体190を間に挟んで真空槽と当接することにより真空槽を支持している。
具体的には、弾性体190であるゴムが、クライオスタット410の軸方向の両端部、かつ、側面視にてクライオスタット410の上下左右に配置されている。ただし、弾性体190の配置はこれに限られず、クライオスタット410を支持可能な位置に配置されていればよい。
本実施形態においても、冷凍機160の振動が磁気シールド180を介して、磁気シールド180が設置されている床面に伝播することを低減することにより、超電導マグネット400の周囲に配置される精密測定装置に振動の影響が及ぶことを抑制できる。
上記において説明した実施形態において組合せが可能な態様同士を組合わせることは当然に予定している。上記の超電導マグネットは、たとえば、磁気共鳴画像診断装置、核磁気共鳴計測器、半導体製造装置などに利用可能である。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100,200,300,400 超電導マグネット、110 超電導コイル、120 巻枠、130 熱シールド、140 真空槽、150,410 クライオスタット、160 冷凍機、170,310 熱伝導体、180 磁気シールド、190 弾性体、210 ヘリウム槽、220 液体ヘリウム、230 ヘリウム配管、311,321 銅の編組線、320 熱シールドの一部、330 真空槽の一部、340 連結管熱シールド、350 ベローズ、450 突出部。

Claims (10)

  1. 超電導コイル(110)と、
    前記超電導コイル(110)の周囲を囲む熱シールド(130)と、
    前記熱シールド(130)を収納する真空槽(140)と、
    前記真空槽(140)の少なくとも一部を覆う磁気シールド(180)と、
    前記真空槽(140)に固定され、前記超電導コイル(110)を熱伝導体(170)を介して冷却する冷凍機(160)と
    を備え、
    前記磁気シールド(180)は、弾性体(190)を間に挟んで前記真空槽(140)と当接することにより前記真空槽(140)を支持している、超電導マグネット。
  2. 超電導コイル(110)と、
    前記超電導コイル(110)を収納して内部に液体ヘリウムを貯留するヘリウム槽と、
    前記ヘリウム槽の周囲を囲む熱シールド(130)と、
    前記熱シールド(130)を収納する真空槽(140)と、
    前記真空槽(140)の少なくとも一部を覆う磁気シールドと、
    前記真空槽(140)に固定され、気化した前記液体ヘリウムを液化して前記超電導コイルを冷却する冷凍機(160)と
    を備え、
    前記磁気シールド(180)は、弾性体(190)を間に挟んで前記真空槽(140)と当接することにより前記真空槽(140)を支持している、超電導マグネット。
  3. 前記冷凍機(160)の先端部が、前記ヘリウム槽内において気化した前記液体ヘリウムと接する、請求項2に記載の超電導マグネット。
  4. 前記弾性体(190)がゴムである、請求項1または2に記載の超電導マグネット。
  5. 前記弾性体(190)がばねである、請求項1または2に記載の超電導マグネット。
  6. 前記ばねの材質が金属である、請求項5に記載の超電導マグネット。
  7. 前記冷凍機(160)が固定されている部分を含む前記真空槽(140)の一部が前記磁気シールドの外側に位置し、
    前記磁気シールド(180)は、前記弾性体を間に挟んで前記真空槽(140)の前記一部と当接することにより前記真空槽(140)を支持している、請求項1または2に記載の超電導マグネット。
  8. 前記真空槽(140)が略円筒状の外形を有する、請求項1または2に記載の超電導マグネット。
  9. 前記超電導コイル(110)、前記熱シールド(130)、前記真空槽(140)、および、前記冷凍機(160)をそれぞれ2つずつ備え、
    2つの前記真空槽(140)が略直方体状の外形を有し、
    2つの前記真空槽(140)は互いの側面同士が対向するように配置され、
    前記磁気シールド(180)が2つの前記真空槽(140)の各々の対向面以外の側面および底面を覆っている、請求項1に記載の超電導マグネット。
  10. 前記超電導コイル(110)、前記ヘリウム槽、前記熱シールド(130)、前記真空槽(140)、および、前記冷凍機(160)をそれぞれ2つずつ備え、
    2つの前記真空槽(140)が略直方体状の外形を有し、
    2つの前記真空槽(140)は互いの側面同士が対向するように配置され、
    前記磁気シールド(180)が2つの前記真空槽(140)の各々の対向面以外の側面および底面を覆っている、請求項2に記載の超電導マグネット。
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