JPH11176630A - 単結晶育成用超電導磁石システム - Google Patents
単結晶育成用超電導磁石システムInfo
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- JPH11176630A JPH11176630A JP9337143A JP33714397A JPH11176630A JP H11176630 A JPH11176630 A JP H11176630A JP 9337143 A JP9337143 A JP 9337143A JP 33714397 A JP33714397 A JP 33714397A JP H11176630 A JPH11176630 A JP H11176630A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】静磁場コイルのクエンチ時に液体ヘリウムの蒸
発をなくし、マグネットの漏洩磁場を低減することにあ
る。 【解決手段】単結晶引上げ炉の外側に配置され、対向面
にコイルが巻装される磁極1cを有する一対の側面ヨー
ク1a及びこの両ヨーク間を継ぐ背面ヨーク1bにより
構成された磁性体からなるコイル支持体1と、このコイ
ル支持体1の磁極に酸化物高温超電導線4a,4bを巻
装して構成された静磁場コイル2と、この静磁場コイル
2の酸化物高温超電導線4a,4bを冷却する冷凍機4
と、この冷凍機4より得られる冷熱を酸化物高温超電導
線4a,4bに伝達して直接冷却する熱伝達手段6,7
とを備え、コイル支持体1は酸化物高温超電導線4a,
4bの通電により磁極1c間に発生する静磁場の閉回路
を形成する。
発をなくし、マグネットの漏洩磁場を低減することにあ
る。 【解決手段】単結晶引上げ炉の外側に配置され、対向面
にコイルが巻装される磁極1cを有する一対の側面ヨー
ク1a及びこの両ヨーク間を継ぐ背面ヨーク1bにより
構成された磁性体からなるコイル支持体1と、このコイ
ル支持体1の磁極に酸化物高温超電導線4a,4bを巻
装して構成された静磁場コイル2と、この静磁場コイル
2の酸化物高温超電導線4a,4bを冷却する冷凍機4
と、この冷凍機4より得られる冷熱を酸化物高温超電導
線4a,4bに伝達して直接冷却する熱伝達手段6,7
とを備え、コイル支持体1は酸化物高温超電導線4a,
4bの通電により磁極1c間に発生する静磁場の閉回路
を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハー等
の製作に用いる融解した半導体結晶材料に印加すべき磁
場を発生する単結晶育成用超電導磁石システムに関す
る。
の製作に用いる融解した半導体結晶材料に印加すべき磁
場を発生する単結晶育成用超電導磁石システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁場チョクラルスキー結晶成長システム
(以下MCZシステムと称する)は、融解した半導体結
晶材料に磁場を与えることにより、溶融材料には発生す
る熱対流を抑制し、大口径かつ高品質の結晶インゴット
を製造可能とするものである。
(以下MCZシステムと称する)は、融解した半導体結
晶材料に磁場を与えることにより、溶融材料には発生す
る熱対流を抑制し、大口径かつ高品質の結晶インゴット
を製造可能とするものである。
【0003】図6はかかるMCZシステムの一例を示す
もので、その概略構成について述べる。このMCZシス
テムは、融解した半導体結晶材料から結晶を所定の引上
げ方向に引上げる引上げ炉50、融解した半導体結晶材
料に印加すべき磁場を発生する磁場発生器51とを備え
ている。
もので、その概略構成について述べる。このMCZシス
テムは、融解した半導体結晶材料から結晶を所定の引上
げ方向に引上げる引上げ炉50、融解した半導体結晶材
料に印加すべき磁場を発生する磁場発生器51とを備え
ている。
【0004】引上げ炉50は、炉体50a、この炉体5
0a内に配置され半導体結晶材料を収容するるつぼ50
b、このるつぼ50b内の半導体結晶材料を加熱するヒ
ータ50c、るつぼ支持機構50d、結晶を引上げるた
めの引上げ機52とを具備している。るつぼ支持機構5
0dと引上げ機52との相対回転運動により、結晶るつ
ぼ50bとは相対的に回転される。
0a内に配置され半導体結晶材料を収容するるつぼ50
b、このるつぼ50b内の半導体結晶材料を加熱するヒ
ータ50c、るつぼ支持機構50d、結晶を引上げるた
めの引上げ機52とを具備している。るつぼ支持機構5
0dと引上げ機52との相対回転運動により、結晶るつ
ぼ50bとは相対的に回転される。
【0005】磁場発生器51は、サポート51aを介し
て引上げ炉50の炉体50aの外側に配置され、静磁場
コイル51bを内蔵した冷却容器(クライオスタット)
50cを具備している。
て引上げ炉50の炉体50aの外側に配置され、静磁場
コイル51bを内蔵した冷却容器(クライオスタット)
50cを具備している。
【0006】このような構成のMCZシステムにおい
て、るつぼ50a内に半導体材料53を入れてヒータ5
0cにより加熱し、半導体材料53を融解させる。この
融解液中に種結晶を挿入し、引上げ機52により種結晶
を所定の速度で引上げて行くと、固体−液体境界層に結
晶が徐々に成長して行き、大型の結晶が生成される。こ
の際、ヒータ50cの加熱によって誘起される融解液の
流体的運動、即ち熱対流が生じる。
て、るつぼ50a内に半導体材料53を入れてヒータ5
0cにより加熱し、半導体材料53を融解させる。この
融解液中に種結晶を挿入し、引上げ機52により種結晶
を所定の速度で引上げて行くと、固体−液体境界層に結
晶が徐々に成長して行き、大型の結晶が生成される。こ
の際、ヒータ50cの加熱によって誘起される融解液の
流体的運動、即ち熱対流が生じる。
【0007】ここで、上記MCZシステムにおいて、溶
融材料内の熱的な対流の影響を制御するために磁場発生
器51より静磁場が与えられている。単結晶原料の融液
は一般に電気伝導体である。このため、電気伝導度を有
する流体が熱対流により運動する際、磁場印加方向と平
行でない方向に運動している流体はレンツの法則によ
り、磁気的抵抗力を受ける。従って、熱対流の運動は阻
止される。
融材料内の熱的な対流の影響を制御するために磁場発生
器51より静磁場が与えられている。単結晶原料の融液
は一般に電気伝導体である。このため、電気伝導度を有
する流体が熱対流により運動する際、磁場印加方向と平
行でない方向に運動している流体はレンツの法則によ
り、磁気的抵抗力を受ける。従って、熱対流の運動は阻
止される。
【0008】一般に磁場が印加されたときの磁気抵抗
力、すなわち磁気粘性係数νeff は νeff =(μHD)2 σ/ρ ここで、H:磁場強度 D:るつぼ直径 σ:融液の電気伝導度 ρ:融液の密度 となり、磁場強度Hが増大すると磁気粘性係数νeff が
増大し、熱対流を抑えることができる。
力、すなわち磁気粘性係数νeff は νeff =(μHD)2 σ/ρ ここで、H:磁場強度 D:るつぼ直径 σ:融液の電気伝導度 ρ:融液の密度 となり、磁場強度Hが増大すると磁気粘性係数νeff が
増大し、熱対流を抑えることができる。
【0009】近年、るつぼの直径Dが大きくなるにつれ
て使用する磁場強度Hも強いものが要求されている。か
かる要求を満足する磁場発生器、すなわち磁石も大型で
強磁場発生可能なものとして液体ヘリウムを用いた超電
導磁石を使用しているのが現状である。
て使用する磁場強度Hも強いものが要求されている。か
かる要求を満足する磁場発生器、すなわち磁石も大型で
強磁場発生可能なものとして液体ヘリウムを用いた超電
導磁石を使用しているのが現状である。
【0010】この超電導磁石は前述したように冷却容器
51aと静磁場コイル51bから構成されている。ま
た、最近では液体ヘリウムを使用しない超電導マグネッ
トも開発されてきているが、これらは4k冷凍機を用い
て静磁場コイルの温度を冷却する、いわゆる低温超電導
線材を用いたものである。
51aと静磁場コイル51bから構成されている。ま
た、最近では液体ヘリウムを使用しない超電導マグネッ
トも開発されてきているが、これらは4k冷凍機を用い
て静磁場コイルの温度を冷却する、いわゆる低温超電導
線材を用いたものである。
【0011】ところで、従来の超電導磁石は、その動作
に液体ヘリウムや液体窒素等の極低温冷媒を使用してい
る。従って、極低温冷媒収集容器は磁石のクエンチの際
に圧力サージに耐えるように法規によって定められた圧
力容器に従って設計する必要がある。また、急激に気化
したガスを放出するための排気ダクトの設置やその際に
ガス放出口が人に影響のないような最新の注意が必要に
なる。
に液体ヘリウムや液体窒素等の極低温冷媒を使用してい
る。従って、極低温冷媒収集容器は磁石のクエンチの際
に圧力サージに耐えるように法規によって定められた圧
力容器に従って設計する必要がある。また、急激に気化
したガスを放出するための排気ダクトの設置やその際に
ガス放出口が人に影響のないような最新の注意が必要に
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような超
電導磁石においては、液体ヘリウムを使用した場合で
も、使用しない場合でも動作温度が低いため、比熱が小
さく、擾乱による発熱に対してもコイルの温度上昇が大
きくなり、クエンチの発生確率が比較的高い。
電導磁石においては、液体ヘリウムを使用した場合で
も、使用しない場合でも動作温度が低いため、比熱が小
さく、擾乱による発熱に対してもコイルの温度上昇が大
きくなり、クエンチの発生確率が比較的高い。
【0013】従って、一度クエンチが発生すると単結晶
を引上げて運転を停止しなくてはならないため、残りの
融液が使用できなくなり、大きな損失を招くことにな
る。また、使用しているマグネットからの漏洩磁場が大
きく、作業者や近傍を通行する人の安全を考慮したり、
隣接して他の超電導磁石を漏洩磁束の影響を受けないよ
うに配置する場合には、作業空間を大きく制限しなけれ
ばならないため、工業生産に使用するものとしては大き
な問題である。
を引上げて運転を停止しなくてはならないため、残りの
融液が使用できなくなり、大きな損失を招くことにな
る。また、使用しているマグネットからの漏洩磁場が大
きく、作業者や近傍を通行する人の安全を考慮したり、
隣接して他の超電導磁石を漏洩磁束の影響を受けないよ
うに配置する場合には、作業空間を大きく制限しなけれ
ばならないため、工業生産に使用するものとしては大き
な問題である。
【0014】本発明は上記のような問題を解消するため
なされたもので、静磁場コイルのクエンチ時に液体ヘリ
ウムの蒸発をなくし、マグネットの漏洩磁場を低減した
単結晶引上げ用超電導磁石システムを提供することを目
的とする。
なされたもので、静磁場コイルのクエンチ時に液体ヘリ
ウムの蒸発をなくし、マグネットの漏洩磁場を低減した
単結晶引上げ用超電導磁石システムを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により単結晶引上げ用超電
導磁石システムを構成するものである。請求項1に対応
する発明は、単結晶引上げ炉の外側に配置され、対向面
にコイルが巻装される磁極を有する一対の側面ヨーク及
びこの両ヨーク間を継ぐ背面ヨークにより構成された磁
性体からなるコイル支持体と、このコイル支持体の前記
磁極に酸化物高温超電導線を巻装して構成された静磁場
コイルと、この静磁場コイルの前記酸化物高温超電導線
を冷却する冷凍機と、この冷凍機より得られる冷熱を前
記酸化物高温超電導線に伝達して直接冷却する熱伝達手
段とを備え、前記コイル支持体は前記酸化物高温超電導
線の通電により前記磁極間に発生する静磁場の閉回路を
形成するものである。
成するため、次のような手段により単結晶引上げ用超電
導磁石システムを構成するものである。請求項1に対応
する発明は、単結晶引上げ炉の外側に配置され、対向面
にコイルが巻装される磁極を有する一対の側面ヨーク及
びこの両ヨーク間を継ぐ背面ヨークにより構成された磁
性体からなるコイル支持体と、このコイル支持体の前記
磁極に酸化物高温超電導線を巻装して構成された静磁場
コイルと、この静磁場コイルの前記酸化物高温超電導線
を冷却する冷凍機と、この冷凍機より得られる冷熱を前
記酸化物高温超電導線に伝達して直接冷却する熱伝達手
段とを備え、前記コイル支持体は前記酸化物高温超電導
線の通電により前記磁極間に発生する静磁場の閉回路を
形成するものである。
【0016】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、静磁場コイルは熱伝導度の真空パイプ内に酸化物高
温超電導線を設けて構成される。
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、静磁場コイルは熱伝導度の真空パイプ内に酸化物高
温超電導線を設けて構成される。
【0017】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、熱伝達手段は外側の熱伝導度が小さく、内側の熱伝
導度が大きい二重管構成でその間を真空状態にした真空
パイプにより構成され、且つ冷凍機より伝達される冷熱
により真空パイプ先端に取付けられた熱伝達媒体を介し
て酸化物高温超電導線を直接冷却する。
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、熱伝達手段は外側の熱伝導度が小さく、内側の熱伝
導度が大きい二重管構成でその間を真空状態にした真空
パイプにより構成され、且つ冷凍機より伝達される冷熱
により真空パイプ先端に取付けられた熱伝達媒体を介し
て酸化物高温超電導線を直接冷却する。
【0018】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、コイル支持体は少なくとも両側面ヨークの対向面間
の距離が調整可能に分割され、且つ磁気的に結合可能に
構成される。
応する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにおい
て、コイル支持体は少なくとも両側面ヨークの対向面間
の距離が調整可能に分割され、且つ磁気的に結合可能に
構成される。
【0019】従って、上記請求項1乃至請求項4に対応
する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにあって
は、静磁場コイルの通電により磁極より発生した磁力線
は、各ヨークを磁路とする閉磁路回路を通ることにな
り、従って漏洩磁場が小さくなり、周囲の作業物体や作
業者への影響が低減できる。
する発明の単結晶育成用超電導磁石システムにあって
は、静磁場コイルの通電により磁極より発生した磁力線
は、各ヨークを磁路とする閉磁路回路を通ることにな
り、従って漏洩磁場が小さくなり、周囲の作業物体や作
業者への影響が低減できる。
【0020】また、液体ヘリウムや液体窒素等の極低温
媒体を使用しないで超電導状態が生成されるので、クエ
ンチ時のガスの放出がなく、低温容器の圧力上昇の問題
も解決される。また高温超電導線を使用することによ
り、動作温度高くなるため、比熱が大きくなり、擾乱に
よる発熱に対してもコイル温度上昇が小さくクエンチの
し難い磁石システムとなる。
媒体を使用しないで超電導状態が生成されるので、クエ
ンチ時のガスの放出がなく、低温容器の圧力上昇の問題
も解決される。また高温超電導線を使用することによ
り、動作温度高くなるため、比熱が大きくなり、擾乱に
よる発熱に対してもコイル温度上昇が小さくクエンチの
し難い磁石システムとなる。
【0021】さらに、請求項4に対応する発明の単結晶
育成用超電導磁石システムにあっては、両側面ヨークの
間隔を適宜可変することができるので、静磁場コイルの
間隔を目的に応じた間隔に自由に調整することができ
る。
育成用超電導磁石システムにあっては、両側面ヨークの
間隔を適宜可変することができるので、静磁場コイルの
間隔を目的に応じた間隔に自由に調整することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による単結晶引上げ用
超電導磁石システムの第1の実施の形態におけるコイル
支持フレームを示す斜視図であり、図2は同超電導磁石
システムを示す鉛直方向をZ軸としたときの水平面(X
−Y面)での断面図である。
参照して説明する。図1は本発明による単結晶引上げ用
超電導磁石システムの第1の実施の形態におけるコイル
支持フレームを示す斜視図であり、図2は同超電導磁石
システムを示す鉛直方向をZ軸としたときの水平面(X
−Y面)での断面図である。
【0023】図1及び図2において、1は一対の対向す
る側面ヨーク1aとこれら両側面ヨーク間を継ぐ背面ヨ
ーク1bにより全体をコ字形に形成され、且つ側面ヨー
ク1aの対向面に円柱状の磁極1cをそれぞれ有する鉄
製のコイル支持フレームである。このコイル支持フレー
ム1の各側面ヨーク1aに有する磁極1cに静磁場コイ
ル2がそれぞれ巻装されている。
る側面ヨーク1aとこれら両側面ヨーク間を継ぐ背面ヨ
ーク1bにより全体をコ字形に形成され、且つ側面ヨー
ク1aの対向面に円柱状の磁極1cをそれぞれ有する鉄
製のコイル支持フレームである。このコイル支持フレー
ム1の各側面ヨーク1aに有する磁極1cに静磁場コイ
ル2がそれぞれ巻装されている。
【0024】これら静磁場コイル2はアルミニウムまた
はステンレス等からなるチューブ状の真空容器3a,3
b内に酸化物高温超電導線4a,4bがそれぞれ挿入さ
れたものである。
はステンレス等からなるチューブ状の真空容器3a,3
b内に酸化物高温超電導線4a,4bがそれぞれ挿入さ
れたものである。
【0025】なお、静磁場コイル2には図示しない電流
リードやケーブルが接続され、電源より電流が供給され
るものである。一方、5は20K/80K(絶対温度)
冷凍機で、この冷凍機5には熱伝導度の大きい材質、例
えば銅からなる内側管及び熱伝導度の小さい材質、例え
ばステンレスからなる外側管の間を真空状態にした二重
管構造の真空パイプ6が取付けられ、この真空パイプ6
の端部はコイル支持フレーム1の背面ヨーク1bを貫通
させて静磁場コイル2側にそれぞれ導かれ、さらに真空
容器3a,3bを気密に貫通させて酸化物高温超電導線
4a,4bに例えば窒化アルミニウムからなる熱伝達媒
体7を介して接触させ、冷凍機5から真空パイプ6を通
して伝達される冷熱により酸化物高温超電導線4a,4
bが冷却されるようにしてある。
リードやケーブルが接続され、電源より電流が供給され
るものである。一方、5は20K/80K(絶対温度)
冷凍機で、この冷凍機5には熱伝導度の大きい材質、例
えば銅からなる内側管及び熱伝導度の小さい材質、例え
ばステンレスからなる外側管の間を真空状態にした二重
管構造の真空パイプ6が取付けられ、この真空パイプ6
の端部はコイル支持フレーム1の背面ヨーク1bを貫通
させて静磁場コイル2側にそれぞれ導かれ、さらに真空
容器3a,3bを気密に貫通させて酸化物高温超電導線
4a,4bに例えば窒化アルミニウムからなる熱伝達媒
体7を介して接触させ、冷凍機5から真空パイプ6を通
して伝達される冷熱により酸化物高温超電導線4a,4
bが冷却されるようにしてある。
【0026】次にこのような構成の単結晶引上げ用超電
導磁石システムの作用を述べる。いま、コイル支持フレ
ーム1の対向する両側面ヨーク1a間に単結晶原料の融
液が収容されたるつぼが配置されているものとする。こ
のような状態で静磁場コイル4を構成する酸化物高温超
電導線4a,4bに図示しない電源より電流が供給され
ると、溶融材料内の熱的な対流の影響を制御するための
静磁場が与えられ、熱対流を抑えることが可能となる。
導磁石システムの作用を述べる。いま、コイル支持フレ
ーム1の対向する両側面ヨーク1a間に単結晶原料の融
液が収容されたるつぼが配置されているものとする。こ
のような状態で静磁場コイル4を構成する酸化物高温超
電導線4a,4bに図示しない電源より電流が供給され
ると、溶融材料内の熱的な対流の影響を制御するための
静磁場が与えられ、熱対流を抑えることが可能となる。
【0027】この場合、超電導磁石から発生する磁力線
は一方の側面ヨーク1aの磁極1cから他方の側面ヨー
ク1aの磁極1cに向って流れ、背面ヨーク1bを通っ
て元へ戻る閉磁路が形成される。
は一方の側面ヨーク1aの磁極1cから他方の側面ヨー
ク1aの磁極1cに向って流れ、背面ヨーク1bを通っ
て元へ戻る閉磁路が形成される。
【0028】また、静磁場コイル4を構成する酸化物高
温超電導線4a,4bは冷凍機5より真空パイプ6を通
して伝達される冷熱により熱伝達媒体7を介して直接冷
却され、超電導状態となる。
温超電導線4a,4bは冷凍機5より真空パイプ6を通
して伝達される冷熱により熱伝達媒体7を介して直接冷
却され、超電導状態となる。
【0029】このように本発明の第1の実施の形態で
は、一対の対向する側面ヨーク1aと背面ヨーク1bに
より全体をコ字形に形成され、且つ側面ヨーク1aの対
向面に円柱状の磁極1cをそれぞれ有する鉄製のコイル
支持フレームとし、このコイル支持フレーム1の各側面
ヨーク1aに有する磁極1cに静磁場コイル2をそれぞ
れ巻装して超電導磁石を構成したので、静磁場コイル2
の通電により磁極1cより発生した磁力線は、各ヨーク
を磁路とする閉磁路回路を通ることになり、従って漏洩
磁場が小さくなり、周囲の作業物体や作業者への影響が
低減できる。
は、一対の対向する側面ヨーク1aと背面ヨーク1bに
より全体をコ字形に形成され、且つ側面ヨーク1aの対
向面に円柱状の磁極1cをそれぞれ有する鉄製のコイル
支持フレームとし、このコイル支持フレーム1の各側面
ヨーク1aに有する磁極1cに静磁場コイル2をそれぞ
れ巻装して超電導磁石を構成したので、静磁場コイル2
の通電により磁極1cより発生した磁力線は、各ヨーク
を磁路とする閉磁路回路を通ることになり、従って漏洩
磁場が小さくなり、周囲の作業物体や作業者への影響が
低減できる。
【0030】一方、静磁場コイル2はアルミニウムまた
はステンレス等からなるチューブ状の真空容器3a,3
b内に設けられた酸化物高温超電導線4a,4bにより
形成され、冷凍機5より伝熱媒体を介して伝達される冷
熱により直接冷却することで超電導状態になし得るの
で、従来のように液体ヘリウムや液体窒素等の極低温冷
媒を使用しないで超電導状態が生成可能になり、クエン
チ時のガスの放出がなく、また低温容器の圧力上昇の問
題も解決できる。
はステンレス等からなるチューブ状の真空容器3a,3
b内に設けられた酸化物高温超電導線4a,4bにより
形成され、冷凍機5より伝熱媒体を介して伝達される冷
熱により直接冷却することで超電導状態になし得るの
で、従来のように液体ヘリウムや液体窒素等の極低温冷
媒を使用しないで超電導状態が生成可能になり、クエン
チ時のガスの放出がなく、また低温容器の圧力上昇の問
題も解決できる。
【0031】また、高温超電導線を使用することによ
り、動作温度が高く、比熱が大きいため、擾乱による発
熱に対してもコイル温度上昇が小さく、クエンチのし難
い磁石システムとなる。
り、動作温度が高く、比熱が大きいため、擾乱による発
熱に対してもコイル温度上昇が小さく、クエンチのし難
い磁石システムとなる。
【0032】なお、上記第1の実施の形態においては、
酸化物高温超電導線4a,4bを20Kに冷やすため、
2段式の20K/80K冷凍機を使用したが、酸化物超
電導導体の転移温度が77k以上の物を使用する場合は
各コイル温度は77k以上の温度に冷やされていればよ
いので、この場合の冷凍機としては1段式の77K冷凍
機で十分である。
酸化物高温超電導線4a,4bを20Kに冷やすため、
2段式の20K/80K冷凍機を使用したが、酸化物超
電導導体の転移温度が77k以上の物を使用する場合は
各コイル温度は77k以上の温度に冷やされていればよ
いので、この場合の冷凍機としては1段式の77K冷凍
機で十分である。
【0033】図3は本発明による単結晶引上げ用超電導
磁石システムの第2の実施の形態にを示す鉛直方向をZ
軸としたときの水平面(X−Y面)での断面図であり、
図2と同一部品には同一符号を付して説明する。
磁石システムの第2の実施の形態にを示す鉛直方向をZ
軸としたときの水平面(X−Y面)での断面図であり、
図2と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0034】第2の実施の形態では、超電導磁石を構成
するコイル支持フレーム1の背面ヨーク1bの中央部を
Z軸方向に分割し、その分割部を鉄等の磁性材料からな
る接合体1cにより磁気的に接続する構成とし、また静
磁場コイル2を形成する酸化物高温超電導線4a,4b
に対応させて冷凍機9a,9bを設け、この冷凍機9
a,9bより図2と同一構成の真空パイプ8a,8bを
通して冷熱を酸化物高温超電導線4a,4bにそれぞれ
接触させて設けた伝熱媒体7に伝達可能にして直接冷却
する構成としたものである。
するコイル支持フレーム1の背面ヨーク1bの中央部を
Z軸方向に分割し、その分割部を鉄等の磁性材料からな
る接合体1cにより磁気的に接続する構成とし、また静
磁場コイル2を形成する酸化物高温超電導線4a,4b
に対応させて冷凍機9a,9bを設け、この冷凍機9
a,9bより図2と同一構成の真空パイプ8a,8bを
通して冷熱を酸化物高温超電導線4a,4bにそれぞれ
接触させて設けた伝熱媒体7に伝達可能にして直接冷却
する構成としたものである。
【0035】従って、このような構成の単結晶引上げ用
超電導磁石システムとすれば、第1の実施の形態と同様
に静磁場コイル2の通電により磁極1cより発生した磁
力線は、各ヨークを磁路とする閉磁路回路を通ることに
なり、従って漏洩磁場が小さくなり、周囲の作業物体や
作業者への影響が低減できる。また、冷凍機9a,9b
より伝熱媒体を介して伝達される冷熱により静磁場コイ
ル2の酸化物高温超電導線4a,4bを直接冷却するこ
とで超電導状態になし得るので、従来のように液体ヘリ
ウムや液体窒素等の極低温冷媒を使用しないで超電導状
態が生成可能になり、クエンチ時のガスの放出がなく、
また低温容器の圧力上昇の問題も解決できる。
超電導磁石システムとすれば、第1の実施の形態と同様
に静磁場コイル2の通電により磁極1cより発生した磁
力線は、各ヨークを磁路とする閉磁路回路を通ることに
なり、従って漏洩磁場が小さくなり、周囲の作業物体や
作業者への影響が低減できる。また、冷凍機9a,9b
より伝熱媒体を介して伝達される冷熱により静磁場コイ
ル2の酸化物高温超電導線4a,4bを直接冷却するこ
とで超電導状態になし得るので、従来のように液体ヘリ
ウムや液体窒素等の極低温冷媒を使用しないで超電導状
態が生成可能になり、クエンチ時のガスの放出がなく、
また低温容器の圧力上昇の問題も解決できる。
【0036】さらに、コイル支持フレーム1は背面ヨー
ク1bの中央をZ軸方向に2分割され、その分割部を接
合体1cにより磁気的に接続する構成としたので、両側
面ヨーク1a,1aの間隔を適宜可変することができ、
従って静磁場コイル2の間隔を目的に応じた間隔に自由
に調整することができる。
ク1bの中央をZ軸方向に2分割され、その分割部を接
合体1cにより磁気的に接続する構成としたので、両側
面ヨーク1a,1aの間隔を適宜可変することができ、
従って静磁場コイル2の間隔を目的に応じた間隔に自由
に調整することができる。
【0037】上記第1の実施の形態及び第2の実施の形
態では、コイル支持フレーム1の両側面ヨーク1aに円
柱状の電極1cを設け、この電極1cに静磁場コイル2
を巻装するようにしたが、図4に示すように電極1cの
形状として外周面に円弧状の凹部1dを形成し、この凹
部1dに静磁場コイル2を食込ませて巻装することによ
り、静磁場コイル2を電極1cに保持された状態で固定
できる。
態では、コイル支持フレーム1の両側面ヨーク1aに円
柱状の電極1cを設け、この電極1cに静磁場コイル2
を巻装するようにしたが、図4に示すように電極1cの
形状として外周面に円弧状の凹部1dを形成し、この凹
部1dに静磁場コイル2を食込ませて巻装することによ
り、静磁場コイル2を電極1cに保持された状態で固定
できる。
【0038】また、上記各の実施の形態では、コイル支
持フレーム1の両側面ヨーク1a間にるつぼを配置して
水平方向の静磁場を発生させるようにしたが、さらにコ
イル支持フレーム1の上部及び下部に鉛直方向の静磁場
を発生する図5に示すようなコイル支持フレーム11を
配置して同極対向磁石を構成することにより、るつぼに
収容された単結晶原料の融液内に等軸対称的かつ放射状
のカスブ磁場を作ることもできる。
持フレーム1の両側面ヨーク1a間にるつぼを配置して
水平方向の静磁場を発生させるようにしたが、さらにコ
イル支持フレーム1の上部及び下部に鉛直方向の静磁場
を発生する図5に示すようなコイル支持フレーム11を
配置して同極対向磁石を構成することにより、るつぼに
収容された単結晶原料の融液内に等軸対称的かつ放射状
のカスブ磁場を作ることもできる。
【0039】さらに、上記各実施の形態ではコイル支持
フレーム1の両側面間に存する空間部にるつぼを配置し
てるつぼに収容された単結晶原料の融液に水平方向の静
磁場を発生させる場合について述べたが、コイル支持フ
レーム1を上下に移動させる移動機構を設け、結晶が徐
々に成長するに伴ってるつぼ内の固体−液体境界の鉛直
方向に対する高さ位置の変化に応じてコイル支持フレー
ム1を上下に移動させるようにしてもよい。
フレーム1の両側面間に存する空間部にるつぼを配置し
てるつぼに収容された単結晶原料の融液に水平方向の静
磁場を発生させる場合について述べたが、コイル支持フ
レーム1を上下に移動させる移動機構を設け、結晶が徐
々に成長するに伴ってるつぼ内の固体−液体境界の鉛直
方向に対する高さ位置の変化に応じてコイル支持フレー
ム1を上下に移動させるようにしてもよい。
【0040】なお、本発明は上記し、且つ図面に示す実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更し
ない範囲内で種々変形して実施できるものである。例え
ば上記各実施の形態ではコイル支持フレームを鉄製とし
たが、磁性体であれば他の材質を用いてもよい。
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更し
ない範囲内で種々変形して実施できるものである。例え
ば上記各実施の形態ではコイル支持フレームを鉄製とし
たが、磁性体であれば他の材質を用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、静磁
場コイルのクエンチ時に液体ヘリウムの蒸発をなくし、
マグネットの漏洩磁場を低減した単結晶引上げ用超電導
磁石システムを提供することができる。
場コイルのクエンチ時に液体ヘリウムの蒸発をなくし、
マグネットの漏洩磁場を低減した単結晶引上げ用超電導
磁石システムを提供することができる。
【図1】本発明による単結晶引上げ用超電導磁石システ
ムの第1の実施の形態におけるコイル支持フレームを示
す斜視図。
ムの第1の実施の形態におけるコイル支持フレームを示
す斜視図。
【図2】同実施の形態の超電導磁石システムを示す鉛直
方向をZ軸としたときのX−Y面での断面図。
方向をZ軸としたときのX−Y面での断面図。
【図3】本発明による単結晶引上げ用超電導磁石システ
ムの第2の実施の形態を示す鉛直方向をZ軸としたとき
のX−Y面での断面図。
ムの第2の実施の形態を示す鉛直方向をZ軸としたとき
のX−Y面での断面図。
【図4】第1及び第2の実施の形態において、コイル支
持フレームの他の構成例の要部を示す断面図。
持フレームの他の構成例の要部を示す断面図。
【図5】第1及び第2の実施の形態におけるコイル支持
フレームと組み合わせて使用される別個のコイル支持フ
レームを示す断面図。
フレームと組み合わせて使用される別個のコイル支持フ
レームを示す断面図。
【図6】磁場チョクラルスキー結晶成長システムの一例
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
1……コイル支持フレーム 1a……側面ヨーク 1b……背面ヨーク 1c……結合体 2……静磁場コイル 3a,3b……真空パイプ 4a,4b……酸化物高温超電導線 5,9a,9b……冷凍機 6,8a,8b……真空パイプ
Claims (4)
- 【請求項1】 単結晶引上げ炉の外側に配置され、対向
面にコイルが巻装される磁極を有する一対の側面ヨーク
及びこの両ヨーク間を継ぐ背面ヨークにより構成された
磁性体からなるコイル支持体と、このコイル支持体の前
記磁極に酸化物高温超電導線を巻装して構成された静磁
場コイルと、この静磁場コイルの前記酸化物高温超電導
線を冷却する冷凍機と、この冷凍機より得られる冷熱を
前記酸化物高温超電導線に伝達して直接冷却する熱伝達
手段とを備え、前記コイル支持体は前記酸化物高温超電
導線の通電により前記磁極間に発生する静磁場の閉回路
を形成することを特徴とする単結晶育成用超電導磁石シ
ステム。 - 【請求項2】 請求項1記載の単結晶育成用超電導磁石
システムにおいて、静磁場コイルは真空パイプ内に酸化
物高温超電導線を設けて構成されたことを特徴とする単
結晶育成用超電導磁石システム。 - 【請求項3】 請求項1記載の単結晶育成用超電導磁石
システムにおいて、熱伝達手段は外側の熱伝導度が小さ
く、内側の熱伝導度が大きい二重管構成でその間を真空
状態にした真空パイプにより構成され、且つ冷凍機より
伝達される冷熱により真空パイプ先端に取付けられた熱
伝達媒体を介して酸化物高温超電導線を直接冷却するこ
とを特徴とする単結晶育成用超電導磁石システム。 - 【請求項4】 請求項1記載の単結晶育成用超電導磁石
システムにおいて、コイル支持体は少なくとも両側面ヨ
ークの対向面間の距離が調整可能に分割され、且つ磁気
的に結合可能に構成されたことを特徴とする単結晶育成
用超電導磁石システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337143A JPH11176630A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 単結晶育成用超電導磁石システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9337143A JPH11176630A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 単結晶育成用超電導磁石システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11176630A true JPH11176630A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18305856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9337143A Pending JPH11176630A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 単結晶育成用超電導磁石システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11176630A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2364784A (en) * | 2000-04-25 | 2002-02-06 | Siemens Ag | Electric coil with cooling means |
US7040804B2 (en) | 2002-12-18 | 2006-05-09 | The Institute Of Space And Astronautical Science | Method for measuring diffusion coefficient in conductive melts, and apparatus for measuring the same |
WO2009145149A1 (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | 株式会社東芝 | 単結晶引上げ装置用超電導マグネット装置 |
JP4950363B1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-06-13 | 三菱電機株式会社 | 超電導マグネット |
WO2024084908A1 (ja) * | 2022-10-19 | 2024-04-25 | テラル株式会社 | 冷却システム、磁場発生装置、及び、運転方法 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP9337143A patent/JPH11176630A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2364784A (en) * | 2000-04-25 | 2002-02-06 | Siemens Ag | Electric coil with cooling means |
US6774631B2 (en) | 2000-04-25 | 2004-08-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Magnetic resonance gradient coil with a heat insulator disposed between the electrical conductor and the carrier structure |
GB2364784B (en) * | 2000-04-25 | 2005-01-12 | Siemens Ag | Electric coil |
US7040804B2 (en) | 2002-12-18 | 2006-05-09 | The Institute Of Space And Astronautical Science | Method for measuring diffusion coefficient in conductive melts, and apparatus for measuring the same |
EP2287366A1 (en) * | 2008-05-26 | 2011-02-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Superconducting magnet device for single crystal puller |
JP2010006687A (ja) * | 2008-05-26 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | 単結晶引上げ装置用超電導マグネット装置 |
WO2009145149A1 (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | 株式会社東芝 | 単結晶引上げ装置用超電導マグネット装置 |
US8280468B2 (en) | 2008-05-26 | 2012-10-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Superconducting magnet device for single crystal pulling apparatus |
EP2287366A4 (en) * | 2008-05-26 | 2012-11-21 | Toshiba Kk | SUPERCONDUCTIVE MAGNETIC DEVICE FOR CRYSTAL BREEDERS |
JP4950363B1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-06-13 | 三菱電機株式会社 | 超電導マグネット |
WO2012127604A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | 三菱電機株式会社 | 超電導マグネット |
US8989827B2 (en) | 2011-03-22 | 2015-03-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Superconducting magnet |
WO2024084908A1 (ja) * | 2022-10-19 | 2024-04-25 | テラル株式会社 | 冷却システム、磁場発生装置、及び、運転方法 |
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