JP2007252425A - 超電導磁石及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

超電導磁石及び磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超電導磁石において、据付作業、メンテナンス作業性を向上し、カバーを含めた磁石外観寸法を最小化可能とする。
【解決手段】楕円筒型超電導磁石1の場合、極低温容器4の形状を上方部が概ね平坦構造であり、かつ側面部が湾曲構造である楕円筒形状とする。この構造によれば、側面方向に広がる上方の平坦構造に極低温冷媒ガス6が溜まる。楕円筒型超電導磁石1においては、冷凍機7、外部排気管8、注液口10を真空容器5の外表面の真上部領域から側面方向にずらした位置に配置することが可能となる。したがって、作業員が、据付作業、メンテナンス作業を行なう際、真空容器の側面方向から冷凍機7、外部排気管8、注液口10へのアクセスが容易であり、作業性を向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係わり、特に、超電導磁石の真空容器の形状に関する。
高画質が要求される磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)用磁石としては、高磁場かつ高均一磁場が要求されるため、超電導磁石が応用されている。従来のMRI装置用の超電導磁石として、円筒型(水平磁場方式)超電伝導磁石が採用されている。
この円筒型超電導磁石の公知例としては、特許文献1に記載された技術がある。この特許文献1記載の技術は、円筒型の超電導磁石を小型化することを目的として、円筒型真空容器の斜め45度下方面又は斜め45度上方面に小型ヘリウム冷凍機が配置されている。
円筒型超電導磁石を部屋に納めたときには超電導真空容器の斜め斜め45度下方面又は斜め45度上方面となっており、この自由空間に小型ヘリウム冷凍機が配置されていれば、超電導磁石の大きさはコンパクトとなると共に、冷凍機の取り付け、取り外し作業も、冷凍機が超電導磁石の上部に取り付けられている場合に比較して容易となる。
特許第2569165号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、冷凍機については、超電導真空容器の斜め45度下方面又は斜め45度上方面に配置することが可能であるが、液体ヘリウムの注液口については、液面位置より上部の極低温冷媒ガスの雰囲気中に配置する必要性があることから、超電導真空容器の最上部に配置しなければならなかった。このため、作業員のメンテナンス作業が困難であった。
また、水平磁場方式の円筒型磁石を用いたMRI装置において、被検体に対する開放性を向上させるため、円筒形状のボアを横方向に広げ、即ち長軸が水平方向、短軸が鉛直方向の楕円筒形状とすることが考えられる。ボア形状を横方向に広げた場合、外観形状も楕円筒形状にならざるを得ない。
この場合、従来の超電導磁石より側面方向に広がった外観形状となり、冷凍機、外部配管、注液口の配置位置が、超電動真空容器の最上部である場合、冷凍機、外部配管、注液口に対する側面方向からのアクセス性がより悪くなり、作業員の作業性の低下を招いてしまう。
本発明の目的は、磁気共鳴イメージング装置用の真空容器において、据付作業、メンテナンス作業性を向上し、カバーを含めた磁石外観寸法を最小化可能とすることである。
本発明の超電導磁石は、超電導コイルと、この超電導コイルを収納し極低温液体冷媒を貯液する極低温容器と、この極低温容器内で蒸発する極低温冷媒ガスを冷却し、再液化する冷却機と、極低温冷媒ガスを外部に排出する外部排気管と、上記極低温容器内に極低温液体冷媒を注液するための注液口とを有し、筒形状であり、その中心軸が水平方向に配置され、上記極低温容器を収納し、その内部が真空状態に維持される。
そして、上記超電導磁石において、上方部に平坦面が形成され、この平坦面上に、少なくとも上記外部排気管が配置されている。
また、本発明の超電導磁石において、上記真空容器の楕円筒形状両側面部には、上記平坦面から下方部にまで延びる凹部を形成することもできる。
上記凹部に、冷却機と、外部排気管と、注液口とを配置することも可能である。
超電導磁石において、据付作業、メンテナンス作業性を向上し、カバーを含めた磁石外観寸法を最小化可能とすることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の実施形態の説明に先立ち、MRI装置の概略構成について図17を参照して説明する。
図17において、MRI装置は、被検体801の周囲に静磁場を発生する磁石802と、静磁場空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル803と、静磁場空間領域に高周波磁場を発生するRFコイル804と、被検体801が発生するMR信号を検出するRFプローブ805とを備える。
ここで、傾斜磁場コイル803は、X、Y、Zの3方向の傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場電源809からの信号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。
RFコイル804は、RF送信部410の信号に応じて高周波磁場を発生する。また、RFプローブ805で受信した信号は、信号検出部806で検出され、信号処理部807で信号処理され、また計算により画像信号に変換され、画像は表示部808で表示される。
傾斜磁場電源809、RF送信部810、信号検出部806は制御部811で制御され、制御のタイムチャートは一般にパルスシーケンスと呼ばれている。ベッド812は被検体が横たわるためのものである。
真空容器は、上述したMRI装置の静磁場発生磁石等を収納する容器である。
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型超電導磁石の外観斜視図であり、図2はその概略断面図である。図1、図2において、筒型形状のMRI装置用超電導磁石1は、その開放性を向上させるため、略楕円筒形状のボア11を有している。また、超電導磁石1の内部構造体により、真空容器5は略楕円筒形状となっている。この楕円筒形の真空容器は、その中心軸が水平方向になるように配置される。
さらに、楕円筒型真空容器5の上方部には、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電流リード部9から構成されるサービス・アセンブルが配置されている。これらサービス・アセンブルの配置位置について、図2を参照して説明する。図2に示すように、楕円筒型超電導磁石1は、超電導コイル2と、この超電導コイル2を収納し極低温液体冷媒3を貯液する極低温容器4と、極低温容器4を包囲して間隔をおいて配置された熱シールド(図示せず)と、極低温容器4及びこれを包囲した熱シールドを収納し、内部が真空に保持された楕円筒型真空容器5とを備える。
さらに、楕円筒型真空容器5の形状は、外表面形状が、長軸が側面方向、短軸が上下(鉛直)方向である概ね楕円筒形状であり、かつ楕円筒の中心軸に沿った概ね楕円筒の空間部を備える。この楕円筒型真空容器5は、上方部が概ね平坦構造の平面部12を有し、かつ側面部が湾曲構造である。
上述したサービスアセンブルのうちの少なくとも一つが、上記平面部12上であって、側面部との境界付近に配置されている。
図18は、本発明とは異なる円筒形状の真空容器を示す概略斜視図であり、図19は、その概略断面図である。図18、図19に示した円筒型超電導磁石と本発明の楕円筒型超電導磁石との内部構造の相違について、図1及び図2と、図18及び図19とを参照して説明する。
超電導コイル2、102を有する超電導磁石1、101内部の極低温容器4、104内には、極低温液体冷媒103とこれが気化した極低温冷媒ガス6、106が共存し、極低温冷媒ガス6、106は極低温容器の上方に溜まる。このとき、図19に示した円筒形状のボア111を有する円筒型超電導磁石101の場合、極低温容器104の上方部(破線113より上方の部分)における断面の鉛直中心軸112(一点鎖線)付近の限られた空間にのみ、極低温冷媒ガス106は溜まる。
極低温冷媒ガスl06を冷却し、再凝縮させる冷凍機107の先端部と、極低温冷媒ガス106を外部に排出する外部排気管108の先端部と、極低温液体冷媒103を極低温容器104中に注液する注液口110の先端部とは、極低温冷媒ガス106層内に存在する必要があるため、冷凍機107、外部排気管108、注液口110は、円筒型真空容器105の外表面のほぼ真上部の狭領域に配置される。なお、図19において、109は電流リード部である。
一方、図1、図2に示した本発明による楕円筒型超電導磁石1の場合、上述の通り、極低温容器4の形状は、上方部が概ね平坦構造であり、かつ側面部が湾曲構造である楕円筒形状とすることができる。この構造によれば、側面方向に広がる上方の平坦構造に極低温冷媒ガス6が溜まる。
つまり、楕円筒型超電導磁石1においては、冷凍機7、外部排気管8、注液口10を真空容器5の外表面の真上部領域から側面方向にずらした位置に配置することが可能となる。
したがって、本発明の第1の実施形態によれば、作業員が、据付作業、メンテナンス作業を行なう際、真空容器の側面方向から冷凍機7、外部排気管8、注液口10へのアクセスが容易であり、作業性を向上することができる。
特に、楕円筒形状の磁石を用いた場合であっても、真空容器5の側面方向から冷凍機7、外部排気管8、注液口10へのアクセスが容易である。
なお、上述した例は、本発明を楕円筒形状の真空容器に適用した場合の例であるが、円筒形状の真空容器についても本発明を適用し、上部に平坦面を形成して、その平坦面に冷凍機7、外部排気管8、注液口10等を配置することも可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図であり、図4はその概略正面図である。図3、図4において、MRI装置の開放性を向上させるため、超電導磁石は楕円筒形状のボア11を有する楕円筒型超電導磁石201となっている。
また、超電導磁石201の内部構造により、外側表面が楕円筒形状であり、上方部に平坦面が形成され、かつ側面部に窪み部212(平坦面から容器205の下方部にまで延びる凹部)が形成された構造を有する概楕円筒型真空容器205を備えている。さらに、窪み構造を有する楕円筒型真空容器205の上方部には、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電流リード部9から構成されるサービス・アセンブルを備える。
このように、第2の実施形態においては、楕円筒型真空容器205の側面には、窪み部(凹部)212を設けているため、側面方向から概楕円筒型真空容器205の上部に配置されるサービス・アセンブルまでの距離が近くなり、据付作業およびメンテナンス作業を行う作業員13の作業性を向上することができる。なお、14は作業台である。また、窪み212は、約20cm程度の深さの窪みであれば、作業員13の作業性を向上することができると考えられる。
図5は、図3に示した楕円筒型超電導磁石201の内部に収納される超電導コイルの配置位置の一例を示す図である。従来技術における円筒型超電導磁石や図1に示した楕円筒型超電導磁石も図5に示したものと同様の構造である。極低温容器内に収納される超電導コイルは役割によって次の2種類に大別される。
1種類目は、均一な静磁場を発生し、撮影空間(楕円筒ボア11)側に配置されるメインコイル202であり、2種類目は、超電導磁石の外部空間に漏洩する磁場を抑制し、メインコイル202の外周側に配置されるシールドコイル203である。図5に示すように、メインコイル202は、撮影空間に沿った内周面に分散して配置され、シールドコイル203は、容器端部近辺に配置され、外周側中央部は比較的に空いた配置である。
メインコイル202とシールドコイル203との配置に差が現れる理由としては、メインコイル202は、均一な静磁場を発生するために、球面調和関数で表される高次成分も補正するため、複数のコイルが配置される。これに対して、シールドコイル203は、主に1次成分を発生することで外部磁場を抑制するため、一対のコイルにより構成される。
上述のように、シールドコイル203がメインコイル202の外周側の限定された領域に配置され、外周中央部にシールドコイル203が配置されない空間部分を有する特徴があるため、この部分に相当する真空容器205の表面を窪ませることが可能となる。
また、真空容器205内部における超電導コイル以外の主な構成部材としては、超電導コイルを支持する荷重支持構成体や外部配管8や注液口10に通ずる内部配管などがあるが、これらは窪み形状を避けて配置することとする。
図6は、本発明の第2の実施形態の変形例であり、真空容器の外周中央部にシールドコイル203を配置する場合の超電導コイルの配置位置及び真空容器305形状を示す図である。この図6に示すように、中央部にシールドコイル203が配置される場合、真空容器305の周端部に窪み312を形成することとする。
この図6に示した例においても、サービス・アセンブルまでの距離が近くなり、据付作業およびメンテナンス作業を行う作業員13の作業性を向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態であるMRI装置用真空容器405を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図であり、図8はその概略正面図である。図7、図8に示す第3の実施形態は、楕円筒型超電導磁石の側面に窪み部(凹部)412が形成されているのみならず、平坦面が形成された上部にも窪み部(凹部)413が形成されている。また、側面の窪み412に、超電導磁石内部の温度、極低温液体冷媒のレベル、圧力を監視・制御する磁石監視装置15、パルス管冷凍機のモータ駆動部などの超電尊磁石構成体及びMRI装置のシステム構成ユニットの一部16が配置されている。
この第3の実施形態によれば、上部に窪み部413が形成されているので、上述した第2の実施形態よりも低い位置にサービス・アセンブリを配置することが可能となる。これにより、より据付作業性・メンテナンス作業性が向上する。また、超電導磁石の装置高さが低くなるため、装置の据付性がより向上する。
なお、図7に示した例における構成では、極低温液体冷媒と極低温冷媒ガスの境界面が低くなるので、このことを考慮した極低温容器405の熱設計が必要である。また、図示していないが、側面の窪み部412に、傾斜磁場コイルやRFコイルの給電端子台を配置してもよい。
このように構成すれば、装置のカバーは、窪み部412、413をカバーすればよいので、このカバーの外観寸法を最小化することが可能となる。また、超電導磁石の外表面に、システム構成品16を配置できるので、MRI装置全体をスリム化することも可能となる。
図9は、本発明の第3の実施形態において、サービス・アセンブリのうち冷凍機7、注液口10、電源リード部9を、側面に形成した窪み412に配置した例を示す図である。図10は、図9に示した例の正面図である。図9、図10において、冷凍機7、注液口10、電源リード部9には、超電導磁石内部の極低温容器内部に外部から冷凍機7、トランスファーチューブ、電源リード部9を挿入する必要があり、高さ方向における作業空間の確保が必要である。
図9、図10に示した構成によれば、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電源リード部9の位置をより低い位置に配置できるので、据付作業・メンテナンス作業性をより向上することができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第4の実施形態であるMRI装置用真空容器505を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図であり、図12はその概略正面図である。本発明の第4の実施形態は、真空容器の側面のうち一方の側面のみに窪み部512(平坦面から下方部にまで延びる凹部)を形成し、この窪み部512に、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電源リード部9、システムユニットの一部16、磁石監視装置15が配置されている。
この第4の実施形態においても、第3の実施形態と同様な効果を得ることができる他、窪み部512が一方の側面のみに形成されているので、真空容器505の製作が容易となり、生産性を向上することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第5の実施形態であるMRI装置用真空容器605を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図であり、図14はその概略正面図である。本発明の第5の実施形態は、真空容器の側面のうちの一方の側面の一部(筒状側面部の上方部側)にのみに窪み(凹部)612を形成し、この窪み612に、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電源リード部9、磁石監視装置15が配置されている。
この第5の実施形態においては、第3の実施形態と同様な効果を得ることができる他、窪み部612は、第4の実施形態における窪み部512より、小さな領域に形成すればよいので、さらに生産性を向上することができる。つまり、窪み部512は、窪みの無い真空容器を製作した後、溶断により切り欠き、窪み形状部位を接合する製造方法が考えられる。この場合、極低温容器内部に挿入される冷凍機7、外部排気管8、電流リード部9、注液管の挿入口10を加工する手順と同様に製作することが可能となるので、製作の手間を比較的簡便にすることが可能となる。
また、第5の実施形態においては、真空容器の側面のうちの一方の側面の一部のみに形成された窪み部612に、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電源リード部9、磁石監視装置15が集中して配置されているので、これらのメンテナンス作業の実行が容易になるという効果もある。
なお、カバーについては、窪み部612をカバーする部分のみ分離して製作し、この窪み部612に対応する部分のみ開閉可能とすれば、よりメンテナンス作業の実行が容易になる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第6の実施形態であるMRI装置用真空容器705を有する円筒型電導磁石の外観斜視図であり、図16はその概略正面図である。第6の実施形態は、本発明を、円筒型真空容器に適用した場合の例であり、円筒型真空容器705の側面のうちの一方の側面の一部(筒状側面部の上方部側)にのみ窪み部(凹部)712を形成し、この窪み部712に、冷凍機7、外部排気管8、注液口10、電源リード部9、磁石監視装置15が配置されている。
この第6の実施形態によれば、円筒型真空容器についても、メンテナンス作業等の作業性を向上することができる。
本発明の他の実施形態としては、上述した第3〜第6の実施形態において、外部配管8を、窪み412、512、612、712を形成する側面部、例えば、図11に示した例の窪み512を形成する側面部513に配置するものがある。
このように、外部配管8を、窪み部を形成する側面部513に配置しても、上述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、本発明のさらに他の実施形態としては、上述した実施形態の真空容器を備えたMRI装置がある。
本発明の第1の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 本発明の第2の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 楕円筒型超電導磁石の内部に収納される超電導コイルの配置位置の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の変形例の説明図である。 本発明の第3の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第3の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 本発明の第3の実施形態において冷凍機、注液口、電源リード部を側面に形成した窪みに配置した例を示す図である。 図9の例の概略正面図である。 本発明の第4の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第4の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 本発明の第5の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第5の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 本発明の第6の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の外観斜視図である。 本発明の第6の実施形態であるMRI装置用真空容器を有する楕円筒型電導磁石の概略正面図である。 MRI装置の概略構成図である。 本発明とは異なる円筒形状の真空容器を示す概略斜視図である。 図18に示した例の概略断面図である。
符号の説明
1、201 楕円筒型超電導磁石
2 超電導コイル
3 極低温液体冷媒
4 極低温容器
5、205、305 楕円塔型真空容器
6 極低温冷媒ガス
7 冷凍機
8 外部排気管
9 電流リード部
10 注液口
11 ボア
12 平面部
14 作業台
15 磁石監視装置
16 MRI装置のシステム構成ユニットの一部
202 メインコイル
203 シールドコイル
212、312 窪み部
405、505、605 楕円塔型真空容器
412、413、512 窪み部
513 側面部
612、712 窪み部
705 円筒型真空容器

Claims (16)

  1. 超電導コイルと、この超電導コイルを収納し極低温液体冷媒を貯液する極低温容器と、この極低温容器内で蒸発する極低温冷媒ガスを冷却し、再液化する冷却機と、極低温冷媒ガスを外部に排出する外部排気管と、上記極低温容器内に極低温液体冷媒を注液するための注液口とを有し、筒形状であり、その中心軸が水平方向に配置され、上記極低温容器を収納し、その内部が真空状態に維持される真空容器を有する超電導磁石において、
    上記真空容器の上方部に平坦面が形成され、この平坦面上に、少なくとも上記外部排気管が配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  2. 請求項1記載の超電導磁石において、上記真空容器は、長軸が水平方向であり、短軸が垂直方向である楕円筒形状であり、この楕円筒の上方部に上記平坦面が形成されていることを特徴とする超電導磁石。
  3. 請求項2記載の超電導磁石において、上記平坦面に、上記外部排気管と、上記冷却機と、上記注液口とが配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  4. 請求項3記載の超電導磁石において、上記外部排気管と、上記冷却機と、上記注液口とは、上記平坦面と、楕円状の側面部との境界近辺に配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  5. 請求項2記載の超電導磁石において、上記真空容器の楕円筒形状両側面部には、上記平坦面から下方部にまで延びる凹部が形成されていることを特徴とする超電導磁石。
  6. 請求項2記載の超電導磁石において、上記真空容器の楕円筒形状両側面部の端部領域には、上記平坦面から下方部にまで延びる窪み部が形成されていることを特徴とする超電導磁石。
  7. 請求項5記載の超電導磁石において、上記平坦面の中央領域に窪み部が形成され、この窪み部に上記外部排気管と、上記冷却機と、上記注液口とが配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  8. 請求項5記載の超電導磁石において、上記平坦面の中央領域に窪み部が形成され、この窪み部に上記外部排気管が配置され、上記楕円筒形状側面部に、上記冷却機と、上記注液口とが配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  9. 請求項8記載の超電導磁石において、磁石監視手段をさらに備え、上記楕円筒形状側面部に、上記冷却機と、上記注液口と、上記磁石監視手段が配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  10. 超電導コイルと、この超電導コイルを収納し極低温液体冷媒を貯液する極低温容器と、この極低温容器内で蒸発する極低温冷媒ガスを冷却し、再液化する冷却機と、極低温冷媒ガスを外部に排出する外部排気管と、上記極低温容器内に極低温液体冷媒を注液するための注液口とを有し、筒形状であり、その中心軸が水平方向に配置され、上記極低温容器を収納し、その内部が真空状態に維持される真空容器を有する超電導磁石において、
    この真空容器の筒状側面部には、凹部が形成され、この凹部に、上記外部排気管と、上記冷却機と、上記注液口とが配置されていることを特徴とする超電導磁石。
  11. 請求項10記載の超電導磁石において、上記真空容器は、長軸が水平方向であり、短軸が垂直方向である楕円筒形状であることを特徴とする超電導磁石。
  12. 請求項11記載の超電導磁石において、上記凹部は、筒状側面部の上方部から下方部にまで延びていることを特徴とする超電導磁石。
  13. 請求項12記載の超電導磁石において、上記凹部に配置される磁石監視手段をさらに備えることを特徴とする超電導磁石。
  14. 請求項10又は11記載の超電導磁石において、上記凹部は、筒状側面部の上方部側に形成されていることを特徴とする超電導磁石。
  15. 請求項14記載の超電導磁石において、上記凹部を覆い、開閉可能に支持されたカバーを備えることを特徴とする超電導磁石。
  16. 静磁場発生手段と、傾斜磁場発生手段と、高周波信号送受信手段と、この高周波送受信手段により受信した被検体からの核磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する画像再構成手段と、上記静磁場発生手段、傾斜磁場発生手段、高周波信号送受信手段及び画像再構成手段の動作を制御する制御手段とを備える磁気共鳴イメージング装置において、
    上記静磁場発生手段と、傾斜磁場発生手段と、極低温液体冷媒を貯液する極低温容器と、この極低温容器内で蒸発する極低温冷媒ガスを冷却し、再液化する冷却機と、極低温冷媒ガスを外部に排出する外部排気管と、上記極低温容器内に極低温液体冷媒を注液するための注液口とを有し、筒形状であり、その中心軸が水平方向に配置され、上記極低温容器を収納し、その内部が真空状態に維持される真空容器を備え、
    上記真空容器の上方部に平坦面が形成され、この平坦面上に、少なくとも上記外部排気管が配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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