JPWO2012120780A1 - 映像処理装置及びそれを用いた映像表示装置、並びに同期信号出力方法 - Google Patents

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Abstract

入力される垂直同期信号の乱れによる影響を軽減できる映像処理装置を提供する。同期信号制御部(15)は、入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部(12)の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する。具体的には、同期信号制御部(15)は、同期信号検出部(12)が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部(12)が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、所定の周期が経過する前に入力された次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力する。

Description

関連する出願
本出願では、2011年3月10日に日本国に出願された特許出願番号2011−052934の利益を主張し、当該出願の内容は引用することによりここに組み込まれているものとする。
本発明は、映像処理装置に関し、具体的には、映像データとともに入力される垂直同期信号を用いて、映像の表示や映像処理を制御するための通信を行なう映像処理装置に関するものである。
テレビ受像機などの映像表示装置においては、映像をディスプレイに表示するための同期信号を用いて、映像処理を行うための動作基準信号とするものが知られている。しかしながら、映像の入力源の切替え(例えば、記録媒体再生装置からの入力とテレビチューナからの入力との間の切替え)、解像度の切替え、映像方式の切替え(NTSC方式とPAL方式との間の切替え)等によって、同期信号が乱れることがある。このような同期信号の乱れが発生すると、映像処理が適切に行えなくなり、ディスプレイでの表示も乱れてしまう。
また、映像処理部における映像処理を制御するための制御データをマイコンから取り込んで、映像処理に用いる映像表示装置があるが、この場合には、映像処理ICとマイコンとの間では、映像の同期信号を用いて通信タイミング信号を生成して通信を行なっているので、同期信号が乱れることで、マイコンとの通信が不安定になるという問題がある。この問題に対して、映像信号が入力されない場合に、それを検出して自走で通信タイミング信号を生成することで、映像信号が入力されない場合にも確実に映像処理を制御するための通信を行うことが可能な映像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−4107号公報
しかしながら、上記の従来の映像処理装置では、入力された映像信号を検出することで映像信号入力の有無を判定し、その結果を反映することでマイコンとの通信を継続させるところ、映像信号の入力の有無の検出には一定の時間が必要なため、映像信号が入力されなくなった直後や、正常な状態から入力異常の状態に変化した直後は、自走の通信タイミング信号も生成されず、マイコンとの通信が乱れてしまうという問題がある。
図12は、上記の従来の映像処理装置による入力される垂直同期信号と出力される通信タイミング信号との関係を示すタイムチャートである。図12では、通信タイミング信号が、入力側垂直同期信号と同じタイミングで立ち下がる例を示している。図12において、「INPERR」は、入力エラー信号、即ち、入力が乱れたことをマイコンが認識した場合にマイコンから出力される信号である。マイコンは、入力エラーが存在する期間を予測して、入力エラー信号を立ち下げる。
図12において、映像信号が正常に入力されている場合は、その映像の垂直同期信号に基づいて、通信タイミング信号が生成され、従って通信タイミング信号は映像の垂直同期信号と同じ周期で立ち下がる。このとき、自走の垂直同期信号は、入力される垂直同期信号とは関係ないタイミングで生成されているが、通信タイミング信号の生成には採用されない。
時刻t1で入力される映像信号が乱れると、映像処理装置は、入力される垂直同期信号の立下りを待って、時刻t2にタイムアウトすると、そこから自走の垂直同期信号を採用して、通信タイミング信号を生成する。そして、入力エラー信号が立ち下がるまで自走を続け、時刻t3に入力エラー信号が立ち下がると、自走の垂直同期信号の立下りを待って、時刻t4にて自走の垂直同期信号が立ち下がると、その立下りは採用せずに、再び入力される垂直同期信号を採用して通信タイミング信号を生成する。時刻t5では垂直同期信号が立ち下がるので、通信タイミング信号はこれに伴って立ち下がる。
この図12からも明らかなように、入力される映像信号が乱れ始めた時刻t1からそれが検出されるまでの時刻t2までの間は、入力される映像信号の乱れに応じて、通信タイミング信号も乱れることになる。
この入力される映像信号が乱れ始めた時刻t1からそれが検出されるまでの時刻t2までの間は、即ち、入力される映像信号が乱れ始めてから入力エラー信号が出力されるまでの時間である。上記の従来の映像処理装置では、映像信号が時刻t1にて乱れ始めると、垂直同期信号が、映像入力部から、映像検出部、通信タイミング生成部、通信制御部を経てマイコンに渡されて、マイコンにて割り込みで垂直同期信号を検出して時刻t2において入力エラー信号を立ち上げるので、映像処理ICに映像の乱れを通知するのに時刻t2−時刻t1のタイムロスが生じる。その結果、時刻t1から時刻t2までの間は、図12に示すように映像が乱れてしまう。
また、上記の従来の映像処理装置では、入力される映像の垂直同期信号が乱れた場合にも自走の垂直同期信号による映像表示は行なっておらず、入力される映像の垂直同期信号が乱れた場合には表示が乱れてしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、入力される垂直同期信号の乱れによる影響を軽減できる映像処理装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、所定の周期が経過する前に入力された次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力する構成を有している。
本発明の別の態様の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、同期信号検出部が、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が過ぎても次の入力側垂直同期信号の入力を検出しないときは、所定の周期が過ぎたときに次の出力側垂直同期信号を出力する構成を有している。
本発明の更に別の態様の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、 同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部がさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過するまでは、次の出力側垂直同期信号を出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過した後に、次の出力側垂直同期信号を出力する。
本発明の映像表示装置は、映像処理部をさらに備えた上記の映像処理装置と、映像処理部にて生成された表示データを表示するディスプレイとを備えた構成を有している。
本発明の別の態様の映像表示装置は、通信制御部と通信をし、通信制御部に映像処理部における映像処理を制御するための制御データを送信するマイコンとを備えた構成を有している。
本発明の同期信号出力方法は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力ステップと、入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出ステップと、同期信号検出ステップにて所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力するステップと、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出ステップにて次の入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力するステップと、同期信号検出ステップにて、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が過ぎても入力側垂直同期信号の入力を検出しない場合に、次の出力側垂直同期信号を出力するステップとを含んでいる。
本発明によれば、入力される垂直同期信号の乱れによる影響を軽減することができる。
以下に説明するように、本発明には他の態様が存在する。したがって、この発明の開示は、本発明の一部の提供を意図しており、ここで記述され請求される発明の範囲を制限することは意図していない。
図1は、本発明の実施の形態における映像処理装置の構成を示すブロック図 図2は、本発明の実施の形態における映像処理の設定値の動的制御の処理を示すフローチャート 図3は、本発明の実施の形態における映像処理ICによる出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャート 図4は、本発明の実施の形態における入力側垂直同期信号が正常に入力される場合のタイムチャート 図5は、本発明の実施の形態における入力側垂直同期信号が入力された後にその周期を待たずに次の新たな入力側垂直同期信号が入力される場合のタイムチャート 図6は、本発明の実施の形態における入力側垂直同期信号が入力された後その周期を過ぎても次の新たな入力側垂直同期信号が入力されない場合のタイムチャート 図7は、本発明の実施の形態の第1の変形例における映像処理ICによる出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャート 図8は、本発明の実施の形態の第2の変形例における映像処理ICによる出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャート 図9は、本発明の実施の形態の第3の変形例における映像処理ICによる出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャート 図10は、本発明の実施の形態の第3の変形例における入力側垂直同期信号が乱れる場合のタイムチャート 図11は、本発明の実施の形態の第4の変形例における映像処理ICによる出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャート 図12は、従来の映像処理装置における入力される垂直同期信号と出力される通信タイミング信号との関係を示すタイムチャート
以下に、本発明の詳細な説明を述べる。以下に説明する実施の形態は本発明の単なる例であり、本発明は様々な態様に変形することができる。従って、以下に開示する特定の構成および機能は、特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の実施の形態の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、所定の周期が経過する前に入力された次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力する構成を有している。
この構成により、本来の周期よりも早く入力側垂直同期信号が入力された場合には、それをそのまま出力側垂直同期信号として出力はせずに、次の入力側垂直同期信号の入力を待って、それを出力側垂直同期信号として出力するので、映像表示期間に出力側垂直同期信号が出力されることで映像が乱れることを防止でき、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にも、その通信を安定させることができる。
また、上記の映像処理装置において、同期信号制御部は、同期信号検出部が、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が過ぎても次の入力側垂直同期信号の入力を検出しないときは、所定の周期が過ぎたときに次の出力側垂直同期信号を出力してよい。
この構成により、本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号が入力されない場合には、同期信号制御部が自ら出力側垂直同期信号を生成して出力するので、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にもその通信を安定させることができる。
別の態様の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、同期信号検出部が、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が過ぎても次の入力側垂直同期信号の入力を検出しないときは、所定の周期が過ぎたときに次の出力側垂直同期信号を出力する構成を有している。
この構成により、本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号が入力されない場合には、同期信号制御部が自ら出力側垂直同期信号を生成して出力するので、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にもその通信を安定させることができる。
上記の映像処理装置において、同期信号制御部は、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部がさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過するまでは次の出力側垂直同期信号を出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過した後に、次の出力側垂直同期信号を出力してよい。
この構成により、入力側垂直同期信号が乱れることで、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に2回以上の入力側垂直同期信号の入力が検出された場合には、それらの入力側垂直同期信号は無視して、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過したときに同期信号制御部が自ら出力側垂直同期信号を生成して出力するので、入力側垂直同期信号が乱れた場合にも、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にその通信を安定させることができる。
また、更に別の態様の映像処理装置は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、映像入力部に入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部とを備え、同期信号制御部は、同期信号検出部が所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力し、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出部がさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過するまでは、次の出力側垂直同期信号を出力せず、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過した後に、次の出力側垂直同期信号を出力する。
この構成により、入力側垂直同期信号が乱れることで、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に2回以上の入力側垂直同期信号の入力が検出された場合には、それらの入力側垂直同期信号は無視して、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過したときに同期信号制御部が自ら出力側垂直同期信号を生成して出力するので、入力側垂直同期信号が乱れた場合にも、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にその通信を安定させることができる。
上記の映像処理装置は、映像入力部に入力された映像データを入力するとともに、同期信号制御部から出力された出力側垂直同期信号を用いて映像データを処理して、映像データを表示するための表示データを生成する映像処理部をさらに備えた構成を有している。
この構成により、入力側垂直同期信号が本来の周期より早く入力される場合、入力側垂直同期信号が本来の周期を過ぎても入力されない場合、及び/又は入力側垂直同期信号が乱れる場合であっても、同期信号制御部が出力する出力側垂直同期信号を用いて映像データを処理することで、表示の乱れが軽減された表示データを生成できる。
上記の映像処理装置は、同期信号制御部から出力された出力側垂直同期信号に基づく通信タイミング信号を用いて、映像処理部における映像処理を制御するための通信を行う通信制御部をさらに備えた構成を有している。
この構成により、入力側垂直同期信号が本来の周期より早く入力される場合、入力側垂直同期信号が本来の周期を過ぎても入力されない場合、及び/又は入力側垂直同期信号が乱れる場合であっても、同期信号制御部が出力する出力側垂直同期信号に基づく通信タイミング信号を用いることで、通信制御部による通信を安定させることができる。
本発明の実施の形態の映像表示装置は、映像処理部をさらに備えた上記の映像処理装置と、映像処理部にて生成された表示データを表示するディスプレイとを備えた構成を有している。
この構成により、入力側垂直同期信号の乱れによる映像表示への影響を軽減できる。
別の態様の映像表示装置は、通信制御部と通信をし、通信制御部に映像処理部における映像処理を制御するための制御データを送信するマイコンとを備えた構成を有している。
この構成により、映像処理部において処理に用いる制御値を、マイコンにて映像の特徴に応じて動的に設定することができ、このとき、入力側垂直同期信号の乱れによる映像処理装置とマイコンとの間の通信への影響を軽減できる。
本発明の実施の形態の同期信号出力方法は、映像データ及び映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力ステップと、入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出ステップと、同期信号検出ステップにて所定の周期で入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、入力され入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力するステップと、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が経過する前に同期信号検出ステップにて次の入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力するステップと、同期信号検出ステップにて、出力側垂直同期信号を出力してから所定の周期が過ぎても入力側垂直同期信号の入力を検出しない場合に、次の出力側垂直同期信号を出力するステップとを含んでいる。
この構成によっても、本来の周期よりも早く入力側垂直同期信号が入力された場合には、それをそのまま出力側垂直同期信号として出力はせずに、次の入力側垂直同期信号の入力を待って、それを出力側垂直同期信号として出力するので、映像表示期間に出力側垂直同期信号が出力されることで映像が乱れることを防止できるとともに、本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号が入力されない場合には、同期信号制御部が自ら出力側垂直同期信号を生成して出力することができる。よって、映像を安定して表示できるとともに、この出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にもその通信を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書の実施の形態では、信号がハイとローによって情報を伝えるものであり、かつこの信号が入力されている場合において、信号がハイからローに立ち下がることを信号が「入力される」と表現することがある。また、信号がハイとローによって情報を伝えるものであり、かつこの信号を出力している場合において、信号ハイからローに立ち下がることをこの信号を「出力する」と表現することがある。なお、入力されている信号がローからハイに立ち上がることをその信号が「入力される」と表現してもよく、また、出力している信号がローからハイに立ち上がることをその信号を「出力する」と表現してもよい。
図1は、本発明の実施の形態の映像表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の映像表示装置100は、映像処理IC10と、マイコン20と、ディスプレイ30とを備えている。映像処理IC10が本発明の映像処理装置に該当する。映像処理IC10は、DVDプレーヤやテレビチューナなど、外部から入力される映像信号に対して、画質調整などの各種信号処理を行って、ディスプレイ30で映像を表示するための表示データを出力するICである。映像処理IC10は、映像入力部11と、同期信号検出部12と、映像処理部13と、通信制御部14と、同期信号制御部15を備えている。
映像入力部11は、アナログ形式又はデジタル形式の映像信号を受信する。映像信号は、1フレームずつ入力され、1フレームの映像信号には、1フレーム分の映像データと垂直同期信号が含まれる。以下、映像入力部11に入力される垂直同期信号を「入力側垂直同期信号」ともいう。なお、入力される映像信号がアナログ形式である場合には、映像入力部11はADC(Analog−Digital Converter)となる。また、入力される映像信号が、例えば、HDMIのようなシリアライズされたデジタル形式の映像信号である場合には、映像入力部11はシリアル−パラレル変換を行う。映像入力部11に入力された映像信号のうちの映像データは、映像処理部13に出力され、入力側垂直同期信号は、同期信号検出部12に出力される。
同期信号検出部12は、映像入力部11にて入力側垂直同期信号を入力したか否かを検出する。映像処理部13は、映像入力部11から入力された映像データに対して各種の映像信号処理を行う。映像処理部13は、同期信号制御部15から出力される垂直同期信号が動作基準信号として用いて映像信号処理を行う。映像信号処理としては、例えば、映像の白と黒の明暗を変化させるためのコントラスト制御や画面全体の明るさを変化させるためのブライト制御、映像の色の濃さを変化させるためのカラーゲイン制御などがある。これらの制御を行うための設定値は、通信制御部14に備えられているレジスタに書き込まれた値を用いる。
なお、映像処理部13において実施される映像処理は、映像シーンの特徴に関わらず一定の設定値で動作してもよいし(静的制御)、映像シーンの特徴に応じて、例えば、フレームごとに動的に設定値を変化させてもよい(動的制御)。
図2は、設定値の動的制御の処理を示すフローチャートである。設定値の動的制御は図2に示す手順で行う。ここでは、映像の特徴に応じて、動的にコントラストを制御するものとして説明を行う。
まず、映像処理部13において、該当フレームにおける映像の特徴量を検出する(ステップS21)。映像の特徴量としては、例えば、映像信号の最大輝度/最小輝度、平均輝度、輝度ヒストグラムなどがある。次に、映像処理部13は検出した特徴量を通信制御部114に備えられるレジスタの該当番地に書き込む(ステップS22)。
マイコン12は、通信制御部14のレジスタに書き込まれた特徴量を読み込み(ステップS23)、映像の特徴量に応じて最適なコントラスト制御値を算出する(ステップS24)。そして、算出したコントラスト制御値を通信制御部14の該当レジスタに書き込む(ステップS25)。そして、映像処理部13は、レジスタに書き込まれたコントラスト制御値に基づき、映像データに対してコントラスト制御を行う(ステップS26)。
以上のような処理をフレームごとに行うことによって動的にコントラスト制御を行うことが可能になり、映像の特徴に応じて最適なコントラストに制御することが可能になる。通信制御部14は、マイコン20と接続されており、マイコン20との通信の制御を行う。通信制御部14は、同期信号制御部15から出力される垂直同期信号を通信タイミング信号として用いて、マイコン20との通信の制御を行う。通信制御部14はデータを保持するためのレジスタを備えており、マイコン20から送信されたデータはレジスタの該当アドレスに保持される。また、マイコン20は、通信制御部14を介して、レジスタの所定アドレスのデータを読み込むことも可能である。
同期信号制御部15は、映像処理部13及び通信制御部14に対して、垂直同期信号を出力する。以下、同期信号制御部15が出力する垂直同期信号を「出力側垂直同期信号」ともいう。同期信号制御部15による出力側垂直同期信号の出力処理については、後述する。
マイコン20は、通信制御部14を介して、映像処理IC10に対して映像処理の設定値の書き込みや、映像特徴量の読み込みを行う。映像処理IC10とマイコン20の間の通信には、例えばI2C(Inter−Integrated Circuit)などのシリアル通信を用いる。
ディスプレイ30は、映像処理IC10から供給された表示データを映像として表示するデバイスであり、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electro−Luminesence)、プラズマなどのディスプレイや、スクリーンに映像を映すプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなどのうち、いずれか1つ以上により構成される。
次に、同期信号制御部15による出力側垂直同期信号の出力処理について説明する。まず、図3及び図4を参照して、入力側垂直同期信号が正常に入力される場合の処理について説明する。図3は、映像処理IC10による出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャートであり、図4は、入力側垂直同期信号が正常に入力される場合のタイムチャートである。
本実施の形態では、入力される映像信号のフレームレートが60Hzであり、従って入力側垂直同期信号も60Hzで入力される例を説明する。その場合の入力側垂直同期信号の周期は16.6ミリ秒となる。また、映像信号は、480ラインあるものとする。本実施の形態では、図3に示すように、ラインカウンタが入力側垂直同期信号によって0にリセットされて、30ラインから509ラインまでの480ラインの映像表示期間に映像データが入力される。また、図3に示すように、正常な場合の入力側垂直同期信号の周期16.6ミリ秒は、ラインカウンタで525ラインをカウントする時間に相当する。
処理がスタートすると、同期信号検出部12は、入力側垂直同期信号の立下りを待つ(ステップS31)。同期信号検出部12が入力側垂直同期信号の立下りを検出すると(ステップS31にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、入力された入力側垂直同期信号を映像処理部13及び通信制御部14にそのまま出力する(ステップS32)。次に、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒経過したか否かを判断する(ステップS33)。
上述のように、本実施の形態では、入力側垂直同期信号は60Hzで入力され、その周期は16.6ミリ秒となる。そこで、本実施の形態では、本来の周期より早く次の入力側垂直同期信号が入力されなかったかを確認するために、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまで(ステップS33にてNO)、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する(ステップS34)。
通常よりも早い次の入力側垂直同期信号の立下りがなく(ステップS34にてNO)、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したときは(ステップS33にてNO、ステップS34にてNOを繰り返して、ステップS33にてYES)、ステップS35に移行して、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する。入力側垂直同期信号の立下りがない場合には(ステップS35にてNO)、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過したかを判断する(ステップS36)。同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するまでは(ステップS36にてNO)、ステップS35に戻って、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する。
入力側垂直同期信号が正常に入力される場合には、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過する前に(ステップS36にてYESとなることなく)、同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出される(ステップS35にてYES)。この場合には、ステップS32に戻って、同期信号制御部15は、この検出された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する。以下、入力側垂直同期信号が正常に入力され続ける間は、上記と同様に、ステップS33とステップS34とを繰り返して、ステップS33にてYESとなったときにステップS35に移行し、ステップS35とステップS36とを繰り返して、ステップS35にてYESとなったときに、ステップS32に戻るという処理が繰り返される。
次に、図3及び図5を参照して、入力側垂直同期信号が入力された後にその周期を待たずに次の新たな入力側垂直同期信号が入力される場合の処理について説明する。図5は、入力側垂直同期信号が入力された後にその周期を待たずに次の新たな入力側垂直同期信号が入力される場合のタイムチャートである。このような状況は、例えば、映像信号の入力源が切り替わったり、映像方式が切り替わったりした瞬間に起こりうる。
入力側垂直同期信号が正常に入力される状況では、上述のように、ステップS32からステップS36が繰り返される。そこに、本来の周期より早い入力側垂直同期信号が入力されると、ステップS33では、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に(ステップS33にてNO)、同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出される(ステップS34にてYES)。この場合は、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号をハイに維持して、ステップS31に移行して、次の新たな入力側垂直同期信号の立下りを待つ。同期信号検出部12にて新たな入力側垂直同期信号が検出されると(ステップS31にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、上記と同様にしてステップS32からステップS35を繰り返す。
このようにすることで、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に新たな入力側垂直同期信号の入力があった場合にも、同期信号制御部15は、それを無視し、出力側垂直同期信号を出力してから16.6ミリ秒が過ぎても(ラインカウンタが525を過ぎても)次の入力側垂直同期信号の入力があるまでは、出力側垂直同期信号をハイに維持する。これにより、映像表示期間で出力側垂直同期信号が立ち下がることがなく、表示の乱れが生じず、表示が安定する。また、通信制御部14が出力側垂直同期信号を使ってマイコンとの通信を制御する場合にも、その通信の安定が保たれる。
次に、図3及び図6を参照して、入力側垂直同期信号が入力された後、その周期を過ぎても次の新たな入力側垂直同期信号が入力されない場合の処理について説明する。図6は、入力側垂直同期信号が入力された後、その周期を過ぎても次の新たな入力側垂直同期信号が入力されない場合のタイムチャートである。入力側垂直同期信号が正常に入力される状況では、上述のように、ステップS32からステップS36が繰り返される。本来の周期(16.6ミリ秒)を過ぎても入力側垂直同期信号の立下りが検出されず、前の出力側垂直同期信号の出力から16.8ミリ秒が経過したときは(ステップS36にてYES)、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号に関らず、自ら出力側垂直同期信号を立ち下げて、カウンタを0にリセットする(ステップS37)。
そして、同期信号制御部15は、垂直同期信号のロー期間が終了したか否かを判断し(ステップS38)、垂直同期信号のロー期間が終了した場合には(ステップS38にてYES)、自ら立ち下げた出力側垂直同期信号を立ち上げて(ステップS39)、ステップS33に戻る。なお、同期信号制御部15が自ら出力側垂直同期信号を立ち下げた後、垂直同期信号のロー期間が終了するまでは(ステップS38にてNO)、その間に同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出されるか否かを判断し(ステップS40)、入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合には(ステップS40にてYES)、ステップS32に戻って、検出された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する。
以上のように、本実施の形態によれば、本来の周期よりも早く入力側垂直同期信号が入力された場合には、それをそのまま出力せずに次の入力側垂直同期信号を待ってそれを出力するとともに、本来の周期を過ぎても入力側垂直同期信号が入力されない場合には、自ら出力側垂直同期信号を生成するので、映像を安定して表示できるとともに、通信制御部14が出力側垂直同期信号を使ってマイコン20との通信の制御を行う場合にもその通信を安定させることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限らず、上記で説明した機能の一部のみを持たせたり、付加的な機能を追加したりする変形が可能である。以下では、上記の実施の形態の変形例を説明する。
(第1の変形例)
上記の実施の形態では、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するまでに次の入力側垂直同期信号の立下りがない場合(ステップS36にてNO)の対策として、同期信号制御部15が、自ら出力側垂直同期信号を立ち下げた。しかし、このように、出力側垂直同期信号の出力から本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号が立ち下がらない場合を想定せず、入力側垂直同期信号が本来の周期よりも早く入力される場合のみを想定する場合には、ステップS36以降の処理は不要である。そこで、第1の変形例では、入力側垂直同期信号が本来の周期よりも早く入力される状況への対応が可能な映像処理IC10の処理を説明する。
図7は、第1の変形例の映像処理IC10による出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャートである。図7と図3とを比較して分かるように、第1の変形例の出力側垂直同期信号の出力処理のフローは、上記の実施の形態の出力側垂直同期信号の出力処理のフローのステップS31〜ステップS35に相当するステップのみで構成される。
処理がスタートすると、同期信号検出部12は、入力側垂直同期信号の立下りを待つ(ステップS71)。同期信号検出部12が入力側垂直同期信号の立下りを検出すると(ステップS71にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、入力された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する(ステップS72)。次に、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したか否かを判断する(ステップS73)。
出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまでは(ステップS73にてNO)、本来の周期より早く次の入力側垂直同期信号が入力されなかったかを確認するために、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する(ステップS74)。
本来の周期よりも早い次の入力側入力同期信号の立下りがなく(ステップS74にてNO)、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したときは(ステップS73にてNO、ステップS74にてNOを繰り返して、ステップS73にてYES)、ステップS75に移行して、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りがあるまで待って(ステップS75にてNOを繰り返す)、入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合には(ステップS75にてYES)、ステップS72に戻って、その入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する。
本来の周期より早い入力側垂直同期信号が入力されると、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に(ステップS73にてNO)、同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出される(ステップS74にてYES)。この場合は、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号をハイに維持して、ステップS71に移行して、次の新たな入力側垂直同期信号の立下りを待つ。同期信号検出部12にて新たな入力側垂直同期信号が検出されると(ステップS71にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、上記と同様にしてステップS72からステップS75を繰り返す。
この第1の変形例によれば、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に新たな入力側垂直同期信号の入力があった場合にも、同期信号制御部15は、それを無視する。即ち、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.6ミリ秒が過ぎたとしも(ラインカウンタが525を過ぎても)、次の入力側垂直同期信号の入力があるまでは、出力側垂直同期信号をハイに維持する。これにより、映像表示期間で出力側垂直同期信号が立ち下がることがなく、表示の乱れが生じず、表示が安定する。また、通信制御部14が出力側垂直同期信号を使ってマイコン20との通信の制御を行う場合にも、その通信の安定が保たれる。
(第2の変形例)
上記の実施の形態では、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまでに次の入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合(ステップS36にてNO)、即ち、本来の周期よりも早く入力側垂直同期信号が入力された場合の対策として、同期信号制御部15が、そのような早すぎる入力側垂直同期信号を無視して、次の入力側垂直同期信号が入力されるまで出力側垂直同期信号をハイに維持した。しかし、このように、入力側垂直同期信号が本来の周期よりも早く入力される場合を想定せず、出力側垂直同期信号の出力から本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号が立ち下がらない場合のみを想定する場合には、ステップS33及びステップS34の処理は不要である。そこで、第2の変形例では、出力側垂直同期信号の出力から本来の周期を過ぎても次の入力側垂直同期信号の立下りが検出されない状況への対応が可能な映像処理IC10の処理を説明する。
図8は、第2の変形例の映像処理IC10による出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャートである。図8と図3とを比較して分かるように、第2の変形例の出力側垂直同期信号の出力処理のフローは、上記の実施の形態の出力側垂直同期信号の出力処理のフローからステップS33及びステップS34を除いたステップで構成される。
処理がスタートすると、同期信号検出部12は、入力側垂直同期信号の立下りを待つ(ステップS81)。同期信号検出部12が入力側垂直同期信号の立下りを検出すると(ステップS81にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、入力された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する(ステップS82)。
次に、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する(ステップS85)。入力側垂直同期信号の立下りがない場合には、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過したかを判断する(ステップS86)。同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するまでは(ステップS86にてNO)、ステップS85に戻って、入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する。
入力側垂直同期信号が正常に入力される場合には、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過する前に(ステップS86にてYESとなることなく)、同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出される(ステップS85にてYES)。この場合には、ステップS82に戻って、同期信号制御部15は、この検出された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力し、カウンタを0にリセットする。以下、入力側垂直同期信号が正常に入力され続ける間は、上記と同様に、ステップS85とステップS38とを繰り返して、ステップS85にてYESとなったときにステップS82に戻ってカウンタを0にリセットするという処理が繰り返される。
ステップS82にて入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として出力した後、本来の周期(16.6ミリ秒)を過ぎても入力側垂直同期信号の立下りが検出されず、前の出力側垂直同期信号の出力から16.8ミリ秒が経過したときは(ステップS86にてYES)、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号に関らず、自ら出力側垂直同期信号を立ち下げて、カウンタを0にリセットする(ステップS87)。
そして、同期信号制御部15は、垂直同期信号のロー期間が終了したか否かを判断し(ステップS88)、垂直同期信号のロー期間が終了した場合には(ステップS88にてYES)、自ら立ち下げた出力側垂直同期信号を立ち上げて(ステップS89)、ステップS85に戻る。なお、同期信号制御部15が自ら出力側垂直同期信号を立ち下げた後、垂直同期信号のロー期間が終了するまでは(ステップS88にてNO)、その間に同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出されるか否かを判断し(ステップS90)、入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合には(ステップS90にてYES)、ステップS82に戻って、検出された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する。
この第2の変形例によれば、本来の周期を過ぎても入力側垂直同期信号が入力されない場合には、同期信号制御部15が自ら出力側垂直同期信号を生成するので、ディスプレイ30にて映像を安定して表示できるとともに、通信制御部14が出力側垂直同期信号を使ってマイコン20との通信の制御を行う場合にもその通信を安定させることができる。
(第3の変形例)
第3の変形例は、第1の変形例に機能を追加したものである。上記の実施の形態及びその第1の変形例では、入力側垂直同期信号が本来の周期よりも早く入力された場合に適切に対応することが可能であったが、第3の変形例では、さらに、入力側垂直同期信号が乱れる場合(例えば、入力側垂直同期信号がハイとローを激しく繰り返す場合)にも適切に対応が可能である。
図9は、第3の変形例の映像処理IC10による出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャートである。図10は、入力側垂直同期信号が乱れる場合のタイムチャートである。図9と図7とを比較して分かるように、第3の変形例の出力側垂直同期信号の出力処理のフローは、第1の変形例の出力側垂直同期信号の出力処理のフローに、ステップS101〜ステップS106のフローが追加されて構成されている。
処理がスタートすると、同期信号検出部12は、入力側垂直同期信号の立下りを待つ(ステップS91)。同期信号検出部12が入力側垂直同期信号の立下りを検出すると(ステップS91にてYES)、同期信号制御部15は、カウンタを0にリセットして、入力された入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する(ステップS92)。次に、同期信号制御部15は、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したか否かを判断する(ステップS93)。
出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまでは(ステップS93にてNO)、本来の周期より早く次の入力側垂直同期信号が入力されなかったかを確認するために、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りの立下りがあるか否かを判断する(ステップS94)。
本来の周期よりも早い次の入力側垂直同期信号の立下りがなく(ステップS94にてNO)、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したときは(ステップS93にてNO、ステップS94にてNOを繰り返して、ステップS93にてYES)、ステップS95に移行して、同期信号制御部15は、入力側垂直同期信号の立下りがあるまで待って(ステップS95にてNOを繰り返す)、入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合には(ステップS95にてYES)、ステップS92に戻って、その入力側垂直同期信号をそのまま出力側垂直同期信号として映像処理部13及び通信制御部14に出力する。
本来の周期より早い入力側垂直同期信号が入力されると、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に(ステップS93にてNO)、同期信号検出部12にて入力側垂直同期信号の立下りが検出される(ステップS94にてYES)。上記の実施の形態及びその第1の変形例では、この後にステップS31、ステップS71に戻って次の入力側垂直同期信号を待って、入力側垂直同期信号が入力されると(ステップS31、ステップS71にてYES)、それをそのまま出力側垂直同期信号として出力したが(ステップS32、ステップS72)、そうすると、図10に示すように、同期信号制御部15が出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に2回目の入力側垂直同期信号の立下りがあった場合には、その2回目の入力側垂直同期信号がステップステップS32、ステップS72にてそのまま出力されてしまう。
そこで、第3の変形例では、入力側垂直同期信号が乱れることで、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に2回目の入力側垂直同期信号の立下りがある場合には、2回目以降の入力側垂直同期信号も無視するようにする。このために、第3の変形例では、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過する前に(ステップS93にてNO)、入力側垂直同期信号の立下りが検出された場合には(ステップS94にてYES)、同期信号制御部15は、続けて出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過したか否かを判断する(ステップS101)。
出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまでは(ステップS101にてNO)、同期信号制御部15は、2回目の入力側垂直同期信号の立下りがあるか否かを判断する(ステップS102)。2回目の入力側垂直同期信号の立下りがなく、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過した場合には(ステップS101にてYES)、図5に示した状況と同様の状況であるので、ステップS91に戻って、同期信号制御部15は、次の入力側垂直同期信号の立下りを待つ。
一方、出力側垂直同期信号を出力してから16.5ミリ秒が経過するまでに2回目の入力側垂直同期信号の立下りがあった場合には(ステップS102にてYES)、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するまで待って(ステップS103でNOを繰り返した後にYES)、同期信号制御部15は、自ら出力側垂直同期信号を立ち下げる(ステップS104)。なお、ステップS102にて2回目の入力側垂直同期信号が入力された後、ステップS103で出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するのを待つ間に、さらに、3回目、4回目・・・の入力側垂直同期信号の立下りが検出されても、同期信号制御部15はそれらを無視して、出力側垂直同期信号を出力してから16.8ミリ秒が経過するのを待って、ステップS104で出力側垂直同期信号を立ち下げる。
同期信号制御部15は、ステップS104で出力側垂直同期信号を立ち下げた後は、垂直同期信号のロー期間が終了するのを待って(ステップS105でNOを繰り返した後にYES)、出力側垂直同期信号を立ち上げて(ステップS106)、ステップS93に戻る。
第3の変形例によれば、入力側垂直同期信号が激しくハイとローを繰り返すように乱れる場合にも、入力側垂直同期信号が本来の周期よりも早く入力されて、さらに2回目の早い入力側垂直同期信号が検出されると、その後は、本来の周期が経過するまで、入力側垂直同期信号を無視するので、図10に示すように、映像表示期間において出力側垂直同期信号が立ち下がることがなく、映像を安定して表示できるとともに、マイコン20が出力側垂直同期信号を使って通信を行う場合にもその通信を安定させることができる。
(第4の変形例)
図11は、第4の変形例の映像処理IC10による出力側垂直同期信号の出力処理のフローチャートである。第3の変形例では、第1の変形例の出力側垂直同期信号の出力処理に対して、入力側垂直同期信号の乱れに対処する機能を追加したものであったが、第4の変形例は、上記の実施の形態の出力側垂直同期信号の出力処理に対して、入力側垂直同期信号の乱れに対処する機能を追加したものである。よって、図11のフローチャートにおいて、図3に示した上記の実施の形態と同じ処理には同じ符号を付し、図9に示した第3の変形例と同じ処理については同じ符号を付してある。各ステップにおける処理は、上記の実施の形態及びその第3の変形例で説明した通りであるので説明を省略する。
第4の変形例によれば、図5に示すように、映像の入力源の切替え等により、入力側垂直同期信号が本来の周期より早く入力される場合にも、図6に示すように、入力側垂直同期信号が本来の周期を過ぎても入力されない場合にも、さらには、図10に示すように、入力側垂直同期信号が乱れる場合にも、同期信号制御部15が直ちに対応して、必要に応じて入力側垂直同期信号を無視し、又は自ら出力側垂直同期信号を出力するので、映像を安定して表示できるとともに、通信制御部14が出力側垂直同期信号を使ってマイコン20と通信の制御を行う場合にもその通信を安定させることができる。
なお、上記の実施の形態では、通信制御部14が、同期信号制御部15が出力する出力側垂直同期信号をそのままマイコン20との通信のための通信タイミング信号として用いる例を説明したが、映像処理IC10は、さらに同期信号制御部15が出力する出力側垂直同期信号に基づいて、通信タイミング信号を生成する通信タイミング信号生成部を備え、通信制御部14はマイコン20との通信にこの通信タイミング信号を用いてもよい。この場合は、通信タイミング信号は、出力側垂直同期信号と同じ周期ではあるが、出力側垂直同期信号に基づいて加工された(例えば位相がずれた)信号となる。
以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能であり、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
以上のように、本発明は、入力側垂直同期信号の乱れによる影響を軽減することができるという効果を有し、垂直同期信号を用いて、映像の表示や映像処理を制御するための通信を行なう映像処理装置等として有用である。
10 映像処理IC
11 映像入力部
12 同期信号検出部
13 映像処理部
14 通信制御部
15 同期信号制御部
20 マイコン
30 ディスプレイ
100 映像表示装置

Claims (11)

  1. 映像データ及び前記映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、
    前記映像入力部に前記入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、
    前記同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部と、
    を備え、
    前記同期信号制御部は、
    前記同期信号検出部が所定の周期で前記入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された前記入力側垂直同期信号を前記出力側垂直同期信号として出力し、
    前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、前記所定の周期が経過する前に入力された前記次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を前記次の出力側垂直同期信号として出力する
    ことを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記同期信号制御部は、前記同期信号検出部が、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が過ぎても前記次の入力側垂直同期信号の入力を検出しないときは、前記所定の周期が過ぎたときに前記次の出力側垂直同期信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 映像データ及び前記映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、
    前記映像入力部に前記入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、
    前記同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部と、
    を備え、
    前記同期信号制御部は、
    前記同期信号検出部が所定の周期で前記入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された前記入力側垂直同期信号を前記出力側垂直同期信号として出力し、
    前記同期信号検出部が、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が過ぎても次の入力側垂直同期信号の入力を検出しないときは、前記所定の周期が過ぎたときに次の出力側垂直同期信号を出力する
    ことを特徴とする映像処理装置。
  4. 前記同期信号制御部は、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出部が前記次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、前記次の入力側垂直同期信号を前記次の出力側垂直同期信号として出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出部がさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過するまでは、前記次の出力側垂直同期信号を出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過した後に、前記次の出力側垂直同期信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の映像処理装置。
  5. 映像データ及び前記映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力部と、
    前記映像入力部に前記入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出部と、
    前記同期信号検出部の検出結果に基づいて、出力側垂直同期信号を出力する同期信号制御部と、
    を備え、
    前記同期信号制御部は、
    前記同期信号検出部が所定の周期で前記入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、入力された前記入力側垂直同期信号を前記出力側垂直同期信号として出力し、
    前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出部が次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、前記次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出部がさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過するまでは、前記次の出力側垂直同期信号を出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過した後に、前記次の出力側垂直同期信号を出力することを特徴とする映像処理装置。
  6. 前記映像入力部に入力された前記映像データを入力するとともに、前記同期信号制御部から出力された前記出力側垂直同期信号を用いて前記映像データを処理して、前記映像データを表示するための表示データを生成する映像処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の映像処理装置。
  7. 前記同期信号制御部から出力された前記出力側垂直同期信号に基づく通信タイミング信号を用いて、前記映像処理部における映像処理を制御するための通信を行う通信制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の映像処理装置。
  8. 請求項6又は7に記載の映像処理装置と、
    前記映像処理部にて生成された前記表示データを表示するディスプレイと、
    を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  9. 請求項7に記載の映像処理装置と、
    前記通信制御部と通信をし、前記通信制御部に前記映像処理部における映像処理を制御するための制御データを送信するマイコンとを備えたことを特徴とする映像表示装置。
  10. 映像データ及び前記映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力ステップと、
    前記入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出ステップと、
    前記同期信号検出ステップにて所定の周期で前記入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、入力された前記入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力するステップと、
    前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出ステップにて次の入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、前記次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、さらにその次に入力された入力側垂直同期信号を前記次の出力側垂直同期信号として出力するステップと、
    前記同期信号検出ステップにて、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が過ぎても前記入力側垂直同期信号の入力を検出しない場合に、前記所定の周期が過ぎたときに前記次の出力側垂直同期信号を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする同期信号出力方法。
  11. 映像データ及び前記映像データを表示するための入力側垂直同期信号を入力する映像入力ステップと、
    前記入力側垂直同期信号が入力されたことを検出する同期信号検出ステップと、
    前記同期信号検出ステップにて所定の周期で前記入力側垂直同期信号の入力を検出した場合に、入力された前記入力側垂直同期信号を出力側垂直同期信号として出力するステップと、
    前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出ステップにて次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、前記次の入力側垂直同期信号を次の出力側垂直同期信号として出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過する前に前記同期信号検出ステップにてさらに次の入力側垂直同期信号の入力を検出したときは、その後の入力側垂直同期信号の入力に関らず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過するまでは、前記次の出力側垂直同期信号を出力せず、前記出力側垂直同期信号を出力してから前記所定の周期が経過した後に、前記次の出力側垂直同期信号を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする同期信号出力方法。
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