JP5625266B2 - 映像処理装置および映像表示装置 - Google Patents

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本発明は、映像表示装置に関し、より特定的には、映像処理を制御するための通信を映像の垂直同期信号に同期して行う方式において、映像が入力されない場合にも確実に通信を確立させることが可能な映像処理装置に関する。
テレビ受像機などの映像表示装置においては、各種制御を行うための動作基準信号として映像の同期信号が用いた手法が提案されており、映像処理ICの通信制御においてもノイズ乱れの抑制やフレームに同期した動的な制御を行うことを目的として、映像の同期信号を用いた手法が提案されている。
例えば、特開平8−251557では、画面にノイズが発生しないように、映像処理ICを制御するための通信を映像の垂直同期信号に同期して行う手法が公開されている。
また、同期信号を動作基準信号に用いた場合の問題として、映像の同期信号が不安定になった際に誤動作が起きる可能性が挙げられるが、これに関しては同期乱れが発生した場合には自走信号に切り替えるなどの手法が提案されている。
例えば、特開2006−222687では、同期信号が不安定になったときに自走の同期信号に切り替え、その後、自走の同期信号から元の同期信号に切り替える際の同期乱れを抑制する技術が公開されている。
特開平8−251557号公報 特開2006−222687号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されている従来技術では、映像が入力されない場合においては垂直同期信号が検出されず、通信が行えなくなるという問題があった。
また、上記特許文献2に示されている従来技術では、同期信号の乱れを映像信号から検出することができないため、映像表示装置に適応した場合は、「早送り」などの同期信号が不安定になる期間を検知できず、自走の同期信号に切り替えることが困難となる。
また、上記特許文献2に示されている従来技術では、同期信号を安定して出力することは可能であるものの、映像表示が乱れず、かつユーザに対して違和感を与えない表示となるかどうかについては考慮されていない。
さらに、上記特許文献2に示されている従来技術では、正常時には同期信号の周期が一定であることを前提としているが、実際には正常時でも入力映像信号の同期タイミングの周期は頻繁にずれることがあり、そのような同期タイミングの周期がずれる映像処理装置は、自走時の同期周期が短くなってしまい、映像処理ICに対する通信の動作基準信号として使用する場合には、通信可能時間が短くなってしまう場合があるという課題がある。
それ故に、本発明の目的は、映像処理を制御するための通信を映像の垂直同期信号に同期して行いながら、映像信号が入力されない場合にも確実に通信を確立させることが可能
な映像処理装置を提供することである。
本発明の映像処理装置は、外部から入力された入力映像信号の受信を行う映像入力部と
、前記映像入力部に入力された入力映像信号の有無を検出する映像検出部と、接続されるマイコンとの間でデータを送受する通信の制御を行う通信制御部と、前記通信制御部が行う通信の通信タイミング信号を自走して生成または前記入力映像信号に含まれる同期信号に基づいて生成する通信タイミング生成部と、を備え、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が自走して前記通信タイミング信号を生成し前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行い、前記通信タイミング生成部が自走して生成する通信タイミング信号は、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出する前の入力映像信号の同期信号と同等である構成を有している。
また、本発明の映像表示装置は、マイコンと、外部から入力された入力映像信号の受信を行う映像入力部と、前記映像入力部に入力された映像信号の有無を検出する映像検出部と、前記マイコンに接続され、前記マイコンとの間でデータを送受する通信の制御を行う通信制御部と、前記マイコンとの通信の動作基準となる通信タイミング信号を生成する通信タイミング生成部と、前記映像信号に対して信号処理を行う映像処理部と、前記映像処理部が映像処理した映像信号を出力するディスプレイとを備え、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が前記通信タイミング信号を生成し前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行い、前記通信タイミング生成部が自走して生成する通信タイミング信号は、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出する前の入力映像信号の同期信号と同等である構成を有している。
この構成により映像信号が入力されない場合には、それを検出して自走で通信タイミング信号を生成するため、映像信号が入力されない場合にも確実に映像処理を制御するための通信を行うことが可能となる。
本発明を用いることによって、映像信号が入力されない場合には、それを検出して自走で通信タイミング信号を生成するため、映像信号が入力されない場合にも確実に映像処理を制御するための通信を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における映像表示装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態における映像表示装置の映像処理部における動作説明のためのフロー図 本発明の第1の実施の形態における映像表示装置の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の第1の実施の形態における映像表示装置の他の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の第1の実施の形態の変形例1における映像表示装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態の変形例1における映像表示装置の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の第1の実施の形態の変形例1における映像表示装置の他の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の第1の実施の形態の変形例2における映像表示装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態の変形例2における映像表示装置の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の第1の実施の形態の変形例2における映像表示装置の他の動作説明のためのタイミングチャート図 本発明の他の実施の形態における映像表示装置のブロック図
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態および添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明がこれらに限定されることを意図しない。また、各図面において、本発明に直接関係のない構成要素は図示を省略している。
図1は、本発明の一実施形態に係る映像表示装置1の構成を示す図である。図1において、映像表示装置1は、映像処理IC11とマイコン12とディスプレイ13を備えている。
映像処理IC11は、DVDプレイヤーやチューナなど、外部から出力されて映像処理IC11へ入力される入力映像信号に対して画質調整などの各種信号処理を行うICであって、少なくとも映像入力部111と映像検出部112と映像処理部113と通信制御部114と通信タイミング生成部115とを備える。
映像入力部111は、アナログ、または、デジタル形式の映像信号の受信を行う。入力映像信号がアナログ形式の映像信号である場合には、映像入力部111はADC(Analog−Digital Converter)となる。また、入力映像信号がデジタル形式の映像、例えば、HDMIのようなシリアライズされた映像信号である場合には、映像入力部111はシリアル−パラレル変換を行う。
映像検出部112は、入力映像の有無を検出する。入力映像の検出方法としては、例えば、入力された映像信号に含まれる映像の垂直同期信号、または、水平同期信号、もしくはその両方が、正常なタイミングで入力されているか否かを検出することによって行う。映像処理部113は、映像信号に対して各種の映像信号処理を行う。ここで行われる映像信号処理としては、例えば、映像の白と黒の明暗を変化させるためのコントラスト制御や画面全体の明るさを変化させるためのブライト制御、映像の色の濃さを変化させるためのカラーゲイン制御などがある。これらの制御を行うための設定値は、通信制御部114に備えられているレジスタに書き込まれた値を用いる。
なお、映像処理部113において実施される映像処理は、映像シーンの特徴に関わらず一定の設定値で動作してもよいし(静的制御)、映像シーンの特徴に応じて、例えば、フレームごとに動的に設定値を変化させてもよい(動的制御)。
設定値の動的制御は図2に示すような手順で行う。ここでは、映像の特徴に応じて、動的にコントラストを制御するものとして説明を行う。
まず、映像処理部113において、該当フレームにおける映像の特徴量を検出する(S1)。映像の特徴量としては、例えば、映像信号の最大輝度/最小輝度、平均輝度、輝度ヒストグラムなどがある。次に、映像処理部113は検出した特徴量を通信制御部114に備えられるレジスタの該当番地に書き込む(S2)。
マイコン12は、通信制御部114のレジスタに書き込まれた特徴量を読み込み(S3)、映像の特徴量に応じて最適なコントラスト制御値を算出する(S4)。そして、算出したコントラスト制御値を通信制御部114の該当レジスタに書き込む(S5)。
そして、映像処理部113は、レジスタに書き込まれたコントラスト制御値に基づき、映像信号に対してコントラスト制御を行う(S6)。
以上のような処理をフレームごとに行うことによって動的にコントラスト制御を行うことが可能になり、映像の特徴に応じて最適なコントラストに制御することが可能になる。
通信制御部114は、マイコン12と接続されており、マイコン12との通信の制御を行う。通信制御部114はデータを保持するためのレジスタを備えており、マイコン12から送信されたデータはレジスタの該当アドレスに保持される。また、マイコン12は、通信制御部114を介して、レジスタの所定アドレスのデータを読み込むことも可能である。
通信タイミング生成部115は、通信制御部114で必要となる通信タイミング信号を生成する。通信制御部114で行われる通信は、上述の動的制御をフレームごとに実施するため、入力映像信号の垂直同期信号に同期したタイミングで実施する必要がある。したがって、通信タイミング生成部115は、映像検出部112において入力映像信号が検出されている場合には、入力映像信号の垂直同期タイミングに基づき通信タイミング信号を生成し通信制御部114に出力する。通信タイミングは、例えば、入力映像信号のフレームレートが59.94Hzである場合には、16.68ms周期となる。
映像検出部112において入力映像信号が検出されていない場合には、入力映像信号の垂直同期タイミングに基づいて通信タイミング信号を生成することができないため、自走で通信タイミング信号を生成し通信制御部114に出力する。自走で通信タイミング信号を生成する方法としては、例えば、カウンタにより59.94Hz(16.68ms)と同等の時間を計測することにより、入力映像信号がある場合と同等の通信タイミング信号を生成する。これにより、入力映像信号がない場合においても、入力映像信号がある場合と同等の通信タイミング信号を生成することが可能となり、入力映像信号がなくなった場合においても通信が途切れることがないという利点がある。
マイコン12は、通信制御部114を介して、映像処理IC11に対して映像処理の設定値の書き込みや、映像特徴量の読み込みを行う。映像処理IC11とマイコン12の間の通信には、例えばI2Cなどのシリアル通信を用いる。
ディスプレイ13は、映像処理IC11から供給された映像信号を映像として表示するデバイスであり、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electro−Luminesence)、プラズマなどのディスプレイや、スクリーンに映像を映すプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなどのうち、いずれか1つ以上により構成される。
次に、映像処理IC11とマイコン12の間の通信について、図3、および、図4に示すタイミングチャートを用いて説明する。
図3、図4において、通信タイミング信号は映像処理IC11からマイコン12へ出力される信号であり、通信タイミング信号生成部115において生成された信号である。通信タイミング信号の周期は、入力映像信号のフレームレートが59.94Hzである場合16.68msであり、マイコン12は通信タイミング信号がハイ(H)期間の間にレジスタの書き込み、読み出しのための通信を実行する。通信タイミング信号がロー(L)となっている期間は、入力映像信号のブランキング期間に相当し、この期間に映像処理IC11はレジスタに設定されたレジスタ値の反映や、入力映像信号の映像特徴量のレジスタへの書き込みを実施する。ここでは、通信タイミング信号のハイ(H)期間が16.3msであるとして説明を行う。
図3において、時刻T11までは、入力映像信号が正常に入力されている期間である。この期間の通信タイミング信号は、入力映像信号に含まれる垂直同期タイミングに基づき生成されている。
時刻T11において、何らかの理由により映像信号が入力されなくなったとする。この場合、所定の時間後(時刻T12)に、映像検出部112において、映像信号が入力されなくなったことが検出される。
すると、通信タイミング生成部115は、カウンタで59.94Hzと同等の時間を計測し、自走で通信タイミング信号を生成する。
また、図4において、時刻T13までは、映像信号が入力されていない期間である。この期間の通信タイミング信号は、自走で生成された信号である。時刻T13において、映像信号が正常に入力されるようになったとする。この場合、所定の時間後(時刻T14)に、映像検出部112において、映像信号が正常に入力されるようになったことが検出される。
すると、通信タイミング生成部115は、時刻T14における通信タイミング信号のレベル(ハイ、もしくは、ロー)を保持する。そして、時刻T15に入力映像信号の垂直同期信号に基づき生成した信号に切り替える。
以上のような制御を行うことにより、映像信号が入力されない場合においても、自走で通信タイミング信号を生成するため、通信の途切れを最低限に抑え、確実に通信を行うことが可能となる。
また、図4に示すように、自走の通信タイミング信号と映像信号に基づき生成した通信タイミング信号を切り替える際に、時刻T14で映像信号が正常に入力されるようになったことが検出されてすぐに切り替えるのではなく、入力映像信号の垂直同期タイミングを待って(時刻T15)切り替えることにより、映像処理を制御するためを少なくとも通常の1フレーム相当期間(16.3ms)以上確保することが可能となる。
(変形例1)
ここで、本実施の形態における映像表示装置の第1の変形例について説明する。本変形例においては、図5に示すように、自走映像生成部216を具備しており、通信タイミング生成部215が、表示映像の垂直同期信号に基づき通信タイミング信号を生成する点が実施の形態1と異なる。
本変形例において、自走映像生成部216は、映像検出部212において入力映像信号が検出されていない場合には、フレームレート59.94Hzの映像を自走で生成し出力する。自走映像は、例えば、黒色や青色の単色映像(ラスター映像)である。
映像処理部213は、映像検出部212において入力映像信号が検出されている場合には、入力された映像信号を選択してディスプレイ23に出力し、映像検出部212において入力映像信号が検出されていない場合には、自走映像生成部216で生成された自走映像を選択してディスプレイ23に出力する。
通信タイミング生成部215は、映像処理部213で選択された映像信号の垂直同期信号に基づき、通信タイミング信号を生成する。
本変形例における、映像処理IC21とマイコン22の間の通信について、図6、図7に示すタイミングチャートを用いて説明する。
図6において、時刻T21までは、入力映像信号が正常に入力されている期間である。この期間の通信タイミング信号は、入力映像信号の垂直同期タイミングに基づき生成され
ている。
時刻T21において、何らかの理由により映像信号が入力されなくなったとする。この場合、所定の時間後(時刻T22)に、映像検出部212において、映像信号が入力されなくなったことが検出される。
すると自走映像生成部216は、フレームレート59.94Hzの自走映像を生成し出力する。通信タイミング生成部215は、自走映像の垂直同期信号に基づいて通信タイミング信号を生成する。
また、図7において、時刻T23までは、映像信号が入力されていない期間である。この期間の通信タイミング信号は、自走映像の垂直同期信号に基づき生成されている。
時刻T23において、映像信号が正常に入力されるようになったとする。この場合、所定の時間後(時刻T24)に、映像検出部212において、映像信号が正常に入力されるようになったことが検出される。
すると、通信タイミング生成部215は、時刻T24における通信タイミング信号のレベル(ハイ、もしくは、ロー)を保持する。そして、時刻T25に入力映像信号の垂直同期信号に基づき生成した信号に切り替える。
また、図7に示すように、自走映像の垂直同期信号に基づき生成した通信タイミング信号と入力映像信号の垂直同期信号に基づき生成した通信タイミング信号を切り替える際に、時刻T24で映像信号が正常に入力されるようになったことが検出されてすぐに切り替えるのではなく、入力映像信号の垂直同期タイミングを待って(時刻T25)切り替えることにより、映像処理を制御するための通信時間を少なくとも通常の1フレーム相当期間(16.3ms)以上確保することが可能となる。
以上のように、映像信号が入力されない場合には、自走映像を生成してディスプレイに出力し、かつ、自走の映像信号の垂直同期信号に基づき通信制御を行うことによって、映像信号が入力されない場合の通信の確立と、ユーザに対して違和感を与えない映像表示の両立を実現することが可能となる。
(変形例2)
ここで、本実施の形態における映像表示装置の第2の変形例について説明する。本変形例においては、図8に示すように、映像入力部が複数備えられている。ここで、映像入力部311Aに入力される映像信号(映像A)は、入力が不安定になる、もしくは、なくなる可能性があるものとし、映像入力部311Bに入力される映像信号(映像B)は、常に安定して入力されるものとする。例えば、映像AはHDMIやNTSCなどのフォーマットで映像表示装置の外部から入力される映像信号であり、映像Bは、メニュー画面など映像表示装置の内部で生成される映像信号である。
まず、映像Aをディスプレイに表示する場合の処理を説明する。映像Aは映像入力部311Aにおいて映像処理IC31に取り込まれ、映像処理部313へ出力された後、ディスプレイ33に出力される。ここで、通信タイミング生成部315は、映像Aの垂直同期信号に基づき、通信タイミング信号を生成する。
次に、映像Bをディスプレイに表示する場合の処理を説明する。映像Bは映像入力部311Bにおいて映像処理IC31に取り込まれ、映像処理部313へ出力された後、ディスプレイ33に出力される。ここで、通信タイミング生成部315は、映像Bの垂直同期信号に基づき、通信タイミング信号を生成する。
本変形例における、映像処理IC31とマイコン32の間の通信について、図9、図10に示すタイミングチャートを用いて説明する。図9、図10ともに映像Aをディスプレイに表示する場合のタイミングチャートである。
図9において、時刻T31までは、映像Aが正常に入力されている期間である。この期間の通信タイミング信号は、映像Aの垂直同期信号に基づき生成されている。
時刻T31において、何らかの理由により映像Aが入力されなくなったとする。この場合、所定の時間後(時刻T32)に、映像検出部312において、映像Aが入力されなくなったことが検出される。
すると通信タイミング生成部316は、映像Bの垂直同期信号に基づいた通信タイミング信号に切り替える。
また、図10において、時刻T33までは、映像Aが入力されていない期間である。この期間の通信タイミング信号は、映像Bの垂直同期信号に基づき生成されている。
時刻T33において、映像Aが正常に入力されるようになったとする。この場合、所定の時間後(時刻T34)に、映像検出部312において、映像信号が正常に入力されるようになったことが検出される。
すると、通信タイミング生成部315は、時刻T34における通信タイミング信号のレベル(ハイ、もしくは、ロー)を保持する。そして、時刻T35に映像Aの垂直同期信号に基づき生成した信号に切り替える。
また、図10に示すように、映像Bの垂直同期信号に基づき生成した通信タイミング信号と映像Aの垂直同期信号に基づき生成した通信タイミング信号を切り替える際に、時刻T34で映像信号が正常に入力されるようになったことが検出されてすぐに切り替えるのではなく、映像Aの垂直同期タイミングを待って(時刻T35)切り替えることにより、映像処理を制御するための通信時間を少なくとも通常の1フレーム相当期間(16.3ms)以上確保することが可能となる。
以上のように、複数の入力映像系を有している場合においては、所定の入力映像系からの映像信号がなくなった場合に、別の入力映像系の映像信号に基づいて通信タイミングを生成することにより、自走の通信タイミング信号を生成するために必要なカウンタ等の回路が不要となることから、映像信号が入力されない場合の確実な通信の確保をより小さな回路で行うことが可能となる。
なお、これまで説明してきた実施例では全て1つの映像処理ICに、映像入力部と映像検出部と映像処理部と通信制御部と通信タイミング生成部が具備されているとして説明を行ってきたが、これらの処理が2つ以上の映像処理ICに分割して備えられていてもかまわない。例えば、図11に示すように、映像入力部411と映像検出部412が第1の映像処理IC41Aに具備され、映像処理部413と通信制御部414と通信タイミング生成部415が第2の映像処理IC41Bに具備される構成でもかまわない。この場合、図11に示すように、第1の映像処理IC41Aより映像検出結果がマイコン42へ出力され、マイコン42が映像検出結果を第2の映像処理IC41Bの通信タイミング生成部415に通知することにより、通信タイミング生成部415は入力映像の有無に応じて、入力映像に同期した通信タイミング信号、または、自走の通信タイミング信号のいずれを出力するかを切り替えることが可能となる。
以上のとおり、本発明を用いることによって、映像信号が入力されない場合には、それを検出して自走で通信タイミングを生成するため、映像信号が入力されない場合にも確実に通信を行うことが可能となる。
また、映像信号が入力されない場合には、自走で映像信号を生成し、自走の映像信号の垂直同期信号に基づき通信制御を行うことによって、映像信号が入力されない場合の通信の確立と、ユーザに対して違和感を与えない映像表示の両立を実現することが可能となる。
また、自走で通信タイミングを生成する際に、常に通信タイミングが垂直同期期間以上になるように制御することにより、入力映像信号の同期タイミングの周期が頻繁にずれる場合や自走の通信タイミングへの切り替え時においても、確実に通信可能時間を確保することが可能となる。
さらに、複数の入力映像系を有している場合においては、所定の入力映像系からの映像信号がなくなった場合に、別の入力映像系の映像信号に基づいて通信タイミングを生成することにより、映像信号が入力されない場合の確実な通信の確保をより小さな回路で行うことが可能となる。
以上のように、本発明にかかる映像表示装置は、映像信号が入力されない場合にも映像処理を制御するための通信を確実に行うことができるという効果を有し、映像処理をするための通信を映像の垂直同期信号に同期して行う方式を用いる映像表示装置等として有用である。
1、2、3、4 映像表示装置
11、21、31、 映像処理IC
12、22、32、42 マイコン
13 23、33、43 ディスプレイ
41A 第1の映像処理IC
41B 第2の映像処理IC
111、211、311A、311B、411 映像入力部
112、212、312、412 映像検出部
113、213、313、413 映像処理部
114、214、314、414 通信制御部
115、215、315、415 通信タイミング生成部
216 自走映像生成部

Claims (8)

  1. 外部から入力された入力映像信号の受信を行う映像入力部と、
    前記映像入力部に入力された入力映像信号の有無を検出する映像検出部と、
    接続されるマイコンとの間でデータを送受する通信の制御を行う通信制御部と、
    前記通信制御部が行う通信の通信タイミング信号を自走して生成または前記入力映像信号に含まれる同期信号に基づいて生成する通信タイミング生成部と、を備え、
    入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が自走して前記通信タイミング信号を生成し前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行い、
    前記通信タイミング生成部が自走して生成する通信タイミング信号は、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出する前の入力映像信号の同期信号と同等であることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記映像入力部が受信した入力映像信号の映像信号処理を行う映像処理部を備え、
    前記通信制御部はレジスタを有し、
    前記通信制御部は、前記レジスタを介して入力映像の特徴量をマイコンへ送信し、入力映像の特徴量に基づいて算出された制御値を前記レジスタを介して前記マイコンから受信し、前記映像処理部が前記マイコンから受信した制御値に基づいて映像信号処理を行う請求項1記載の映像処理装置。
  3. 入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出し、前記通信タイミング生成部が前記通信タイミング信号を生成し前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行った後に、入力映像信号が有ることを前記映像検出部が検出した場合に、
    前記通信タイミング生成部が、自走して生成した通信タイミング信号から前記入力映像信号に含まれる同期信号に基づいて生成した通信タイミング信号へ切り替えるのは、
    前記入力された映像信号が有ることを前記映像検出部が検出した後であって、前記入力映像信号に含まれる同期信号が出力された以降である、請求項1記載の映像処理装置。
  4. 映像信号を生成する自走映像生成部を備え、
    入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記自走映像生成部が前
    記自走映像生成部が生成した映像信号を前記映像処理部へ出力し、前記通信タイミング生成部が前記自走映像生成部が生成した映像信号に含まれる同期信号に基づいて生成される通信タイミング信号を前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行うことを特徴とする請求項記載の映像処理装置。
  5. 前記映像入力部を複数備え、
    複数の前記映像入力部へそれぞれ入力された複数の入力映像信号の一方の入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が、前記複数の入力映像信号の他方の入力映像信号に含まれる同期信号を前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行うことを特徴とする請求項1記載の映像処理装置。
  6. 複数の前記映像入力部へそれぞれ入力された複数の入力映像信号の一方の入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が、前記複数の入力映像信号の他方の入力映像信号に含まれる同期信号を前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行った後に、前記一方の映像信号が有ることを前記映像検出部が検出した場合に、
    前記一方の入力映像信号が有ることを前記映像検出部が検出した後の前記一方の入力映像信号に含まれる同期信号が出力された以降に、前記一方の入力映像信号に含まれる同期信号に基づいて生成される通信タイミング信号を前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行うことを特徴とする請求項5記載の映像処理装置。
  7. マイコンと、
    外部から入力された入力映像信号の受信を行う映像入力部と、
    前記映像入力部に入力された映像信号の有無を検出する映像検出部と、
    前記マイコンに接続され、前記マイコンとの間でデータを送受する通信の制御を行う通信制御部と、
    前記マイコンとの通信の動作基準となる通信タイミング信号を生成する通信タイミング生成部と、
    前記映像信号に対して信号処理を行う映像処理部と、
    前記映像処理部が映像処理した映像信号を出力するディスプレイとを備え、
    入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出した場合に、前記通信タイミング生成部が前記通信タイミング信号を生成し前記通信制御部へ出力して前記マイコンとの通信を行い、前記通信タイミング生成部が自走して生成する通信タイミング信号は、入力映像信号が無いことを前記映像検出部が検出する前の入力映像信号の同期信号と同等であることを特徴とする映像表示装置。
  8. 前記通信制御部は、レジスタを有し、該レジスタを介して入力映像の特徴量をマイコンへ送信し、
    前記マイコンは、前記レジスタを介して読み込んだ入力映像の特徴量に基づいて算出した制御値を前記レジスタに書き込み、
    前記映像処理部は、前記レジスタを介して前記マイコンから受信した制御値に基づいて映像信号処理を行う請求項7記載の映像表示装置。
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