JPWO2012117922A1 - 医療用保持装置 - Google Patents

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Abstract

医療用保持装置は、内視鏡(8)を保持する保持部(20)を先端側に連結する支持アーム(18)と、支持アームの基端側に連結され、保持部を上下方向及び水平方向に移動させると共に、その移動位置に保持する移動アーム(16)とを備え、支持アームは、保持部を回転自在に連結する先端側連結部(44)と、この先端側連結部と同軸状に配置され、移動アームに回転自在に連結される基端側連結部(42)と、これらの先端側及び基端側連結部との間に配置され、先端側及び基端側連結部を通る軸線Rに対して側方にオフセットしたオフセット部(46)とを有し、このオフセット部を、保持部と移動アームとの双方に対し、軸線Rを中心として回転させる。

Description

本発明は、保持した医療用観察装置を任意の位置に維持することが可能な医療用保持装置に関する。
近年、内視鏡を用いた外科手術が実施されている。内視鏡を用いた手術は、切開範囲が小さくなり、患者に対する負担を軽減することができる。更に、例えば、特許文献1には、手術に利用可能な空間内で、手術室内を移動可能なベース部に支柱部を立設し、この支柱部に保持アームを取付けた保持アーム装置が提案されている。この保持アーム装置には、内視鏡を保持させる保持装置が設けられている。この保持装置に内視鏡を取付けて、上下方向及び水平方向に軽負荷で移動し、所望する位置に保持させることができる。
この保持装置によれば、内視鏡による視野を安定して確保し、この視野を微細に変更可能とするために僅かな力で意のままに内視鏡を移動でき、所望する位置に確実に固定することができる。
また、腹腔鏡を用いる手術において、処置を行う術者のほかに、術者の処置をアシストする助手、術者の目となる内視鏡を操作するスコピスト等、複数の補助スタッフが参加して行われる。このため、例えば、特許文献2には、手術台に直接取付けた基台部と、この基台部から延びる支持アームとにより構成される保持装置が提案されている。
特開2009−297236号公報 特開平9−149877号公報
前述した保持装置は、保持アーム装置の水平方向に延びる保持アームの先端に設けられて内視鏡を保持している。
このため、ベース部の位置が設定されると、内視鏡を保持するアームの進入ルートは、1つの方向に固定されることになる。一方、患者の体表面には、術者、助手が処置するための鉗子や内視鏡を挿入するためのポートが複数設けられ、狭い空間に多くの手や器具又は装置が存在している。このため、内視鏡を支持するアームが、術者や助手の手、更に、鉗子操作を干渉する場合がある。
内視鏡手術は、内視鏡自体の観察方向、即ち、内視鏡の位置又は姿勢を順次変えながら行われるため、術者の行為を阻害することが頻発し、その都度、手術を中断してベース部を移動させる、又は術者が制限された姿勢で処置を継続する等の状況が発生する。また、手術台に基台部を直接取付ける保持装置においても、支持アームが存在するために上述と同様な状況が発生する。基台部を移動させる事態となった場合、手術台から基台部の取外し作業と取付け作業を行うこととなる。特に、取付け位置が限られている手術台であれば、移動範囲も限定される。更に、手術台の上に保持装置が配置されているため、術者の立ち位置によっては、術者の視野からモニター画面が遮られる状況も発生する。
これらの保持装置は、いずれも内視鏡を先端で保持する保持アームが、内視鏡の一定の姿勢を保持するものであるため、この保持アームを移動すると、保持アームと共に内視鏡も移動するため、内視鏡の観察視野が保持されず、再度、設定する必要がある。
本発明は、ベース部や基台を含む装置全体の設置位置を変更することなく、容易に作業スペースを確保でき、その配置に自由度を有する医療用保持装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に従う医療用保持装置は、医療用観察装置を保持する保持部と、この保持部を先端側に連結する支持アームと、この支持アームの基端側に連結され、支柱を介して支えるベース部に対して前記保持部を上下方向及び水平方向に移動させると共に、この保持部及び医療用観察装置をその移動させた位置に保持する移動アームとを備え、前記支持アームは、前記保持部を回転自在に連結する先端側連結部と、この先端側連結部と同軸状に配置され、前記移動アームに回転自在に連結される基端側連結部と、これらの先端側連結部と基端側連結部との間に配置され、先端側連結部と基端側連結部とを通る軸線に対して側方にオフセットしたオフセット部とを有し、前記オフセット部は、3次元空間の中で前記保持部及び移動アームを同じ姿勢に保持したままで、前記軸線を中心として、自由に回転する。
本発明の実施形態によれば、ベース部や基台を含む装置全体の設置位置を変更することなく、容易に作業スペースを確保でき、その配置に自由度を有する医療用保持装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る医療用保持装置の全体構成を示す図である。 図2は、図1に示す医療用保持装置の支持アームと移動アームとの連結部の詳細な構成を示す図である。 図3は、図1に示す医療用保持装置を用いた手術の状況を示す図である。 図4は、図3に示す主要な部分を拡大して示す図である。 図5は、第2の実施形態における医療用保持装置の全体構成を示す図である。 図6は、図5に示す医療用保持装置の支持アームと移動アームとの連結部の詳細な構成を示す図である。 図7は、第3の実施形態に係る医療用保持装置の全体構成を示す図である。 図8Aは、支持アームの第1の変形例による構成を示す図である。 図8Bは、図8Aに示す支持アームが動作した状態を示す図である。 図9は、図8Aに示すM−M線による断面構成を示す図である。 図10は、支持アームの第2の変形例による構成を示す図である。
以下、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る医療用保持装置の全体構成を示す図である。図2は、図1に示す医療用保持装置の支持アームと移動アームとの連結部の詳細な構成を示す図である。図3は、図1に示す医療用保持装置を用いた手術の状況を示す図である。図4は、図3に示す主要な部分を拡大して示す図である。
医療用保持装置10は、手術室、検査室、処置室等の臨床室に配置され、顕微鏡、内視鏡等の医療用観察装置を保持する。医療用保持装置10は、周囲環境に係わらず、その位置を3次元空間内で自由に移動可能とすることにより、その医療用器具の機能を十分に発揮させると共に、医師等の術者に与える疲労感を可能な限り低減した装置である。
図1に示すように、医療用保持装置10は、臨床室の床Fに設置したベース部12に支柱部14を介して支えられた移動アーム16を備える。この移動アーム16の一端側には支持アーム18を連結する。この支持アーム18の先端側に連結した保持部20には、医療用観察装置である内視鏡8が取付けられている。この内視鏡8は、保持部20と共に、支柱部14及び移動アーム16により、上下方向及び、水平方向に自由に移動されて、所望する位置に安定した状態で保持される。
ベース部12は、底面側に配置した複数のキャスター12aで、床上Fに沿って移動可能なブロック状又は板状構造に構成される。このベース部12の上面側から上方に向けて支柱14が延びて、垂直軸線O1を中心として回動可能である。このベース部12には、キャスター12aの回転を防止し、又は、ベース部12が床上Fを移動することを防止する制動手段又は、固定手段を設けてもよい。
支柱14は、ベース部12から垂直軸線O1に沿って上方に延び、上端側で水平軸線O2を中心として、移動アーム16を回動自在に支持する。この支柱14は、ブレーキ装置B1により、ベース部12に対する垂直軸O1を中心とする回動を規制されている。例えば、フットスイッチWに設けた操作スイッチbを踏込むことで、ブレーキ装置B1による支柱14の固定を解除することができる。
移動アーム16は、支柱14の先端側で支えられる。この移動アーム16は、平行四辺形リンク機構を形成するリンク機構部22が設けられている。
のリンク機構部22は、上側リンク24及び下側リンク26と、連結リンク28及び旋回リンク30とを有している。上側リンク24及び下側リンク26は、水平軸O2に対して直交する面内に配置され、互いに平行に配置されている。旋回リンク30は、支柱14の上端側に水平軸O2を中心として旋回自在に支えられる。
これにより、リンク機構部22は、水平軸O2に垂直な平面内で、この水平軸O2を中心として自由に回動することができる。水平軸O2を中心とするリンク機構部22の回転は、ブレーキ装置B2で規制されている。このブレーキ装置B2による旋回リンク30の固定を解除することにより、水平軸O2を中心として移動アーム16が所望する位置に回動することができる。このブレーキ装置B2の作動も、上述と同様にフットスイッチWに設けた操作スイッチ(図示しない)を通じて行うことが可能である。
尚お、実施形態の説明において、上及び下の語は図面を参照して説明するためのもので、絶対的な位置関係を示すものでない。内外及び前後のそれぞれの語についても同様である。
このリンク機構部22は、関節部32の回転軸C1、関節部34の回転軸C2、関節部36の回転軸C3及び、関節部38の回転軸C4と、を有し、これらの4つの回転軸は、水平軸O2と平行に配置してある。これらのうち、関節部32は、上側リンク24と旋回リンク30とを回動自在に連結する。関節部34は、上側リンク24と連結リンク28とを回動自在に連結する。関節部36は、下側リンク26と連結リンク28とを回動自在に連結する。関節部38は、下側リンク26と旋回リンク30とを回動自在に連結する。
また、本実施形態では、関節部32にブレーキ装置B3を設けられている。このブレーキ装置B3は、制動を解除することにより、リンク機構部22の4つの回転軸C1〜C4を中心として各リンクを回動させる。この回動により、互いに対向する上側リンク24と下側リンク26の対、及び、連結リンク28と旋回リンク30との対をそれぞれ平行移動して、その四辺形形状を変形させることができる。このリンク機構部22のブレーキ装置B3の操作スイッチ(図示しない)をフットスイッチWに設けてもよい。
この移動アーム16の上端側前方には、支持アーム18の基端側が連結される。この支持アーム18の先端側に、例えば、3自由度を有する保持装置20が連結される。この保持装置20は、内視鏡8を保持する。
また、移動アーム16の下端側後方には、バランス重り40を取付けられている。このバランス重り40は、水平軸O2を中心として発生する回転モーメントを解消する。従って、ブレーキ装置B2,B3を解除した状態であっても、保持装置20が保持した内視鏡8を所望する位置に保持させることができる。
本実施形態では、上側リンク24の延長線上に支持アーム18が延設される。バランス重り40は、垂直軸O1及び水平軸O2に対して直交する方向に移動する下側リング26に配置される。このバランス重り40は、例えば医療用観察装置8の重さに応じて変更して、又は、配置位置を変更することも可能である。
本実施形態の支持アーム18は、上側リンク24に回転自在に連結する基端側連結部42と、保持部20を回転自在に連結する先端側連結部44と、を有する。これらの先端側連結部44と基端側連結部42との間には、側方にオフセットさせたオフセット部46が配置される。
これらの基端側連結部42と先端側連結部44とは、共に軸線R上に配置される。オフセット部46は、軸線Rから側方にオフセットして、この軸線Rに沿ってほぼ平行に延びる。オフセット部46の一端は、内腕部45を介して基端側連結部42に連結し、他端は外腕部47を介して先端側連結部44に連結される。
この軸線Rは、移動アーム16の上側の回転軸C1,C2と直交するように延設することが好ましい。この場合には、オフセット部46を回動したときも、医療用保持装置10の全体の重心を垂直軸線O1に乗せやすい。
尚、図1に示す軸線Rは、回転軸C1,C2を結ぶ線と同軸に配置している。しかし、回転軸C1,C2を結ぶ線と同軸にすることは、必ずしも必要ではない。オフセット部46Rは、回転軸C1,C2を結ぶ線の方向に配置されればよく、回転軸C1,C2を結ぶ線と、適宜の間隔を空けて平行に伸びるように配置してもよい。
図2に示すように、基端側連結部42は、内腕部45の基部に設けたリング状部45aを、上側リンク24から延びる短軸24a上に回転自在に装着した構造を備える。本実施形態は、リング状部45aと短軸24aとにより形成された基端側連結部42の先端側に、半固定部48が設けられている。この半固定部48により、移動アーム16の上側リンク24に対する支持アーム18を半固定状態、すなわち支持アーム18のオフセット部46を任意の回転位置に摩擦力で保持することができる。また、この摩擦力を超える力をオフセット部46に作用させることにより、直ちに回動し、所望する位置に再配置することが可能となる。
この半固定部48は、短軸24aの先端に形成したねじに螺合するナット状の押さえリング50と、2枚のワッシャ52a,52b間に皿バネ54を配置する。半固定部48は、押さえリング50を軸線Rに沿って移動することにより、内腕部45と上側リンク24との摩擦力を調整するように構成される。
押さえリング50を上側リンク24側にねじ込むと、皿バネ54の付勢力が増大して、上側リンク24と内腕部45との間の摩擦力を増大する。反対に、押さえリング50をねじ戻すと、摩擦力が低下する。この摩擦力を適宜に調整することにより、オフセット部46を適宜位置に保持することができる。このような半固定部48の皿バネ54は、例えば1枚から4枚等、その数を増減することにより、付勢力に従って、摩擦力を調整してもよい。
先端側連結部44も同様に形成することが可能である。この場合には、保持部20の本体部材60(図1)に短軸を設け、外腕部47のリング状部47aに回転自在に嵌合することが好ましい。いずれの場合も、これらのリング状部45a,47aの中心軸が、基端側連結部42と先端側連結部44とを通る軸線R上に配置されることで、内視鏡8の位置を変更することなく、オフセット部46のみをスムーズに回動させることができる。
図1に示すように、保持部20は、外腕部47のリング状部47aと共に先端側連結部44を形成する本体部60を有する。この本体部60には、2つのL状形状の傾斜リンク62,64がそれぞれ回動自在に連結され、3自由度の保持部20を形成している。
本実施形態では、傾斜リンク62の一方の脚部が、第1の回転軸K1を中心として、回動自在になるように連結される。この傾斜リンク62の他方の脚部には、傾斜リンク64の一方の脚部が、第2の回動軸K2を中心として回動自在になるように連結される。内視鏡8を支える把持リンク66は、傾斜リンク64の他方の脚部に、第3の回転軸K3を中心として回動自在になるように連結されている。
これらの第1,第2,第3回転軸K1,K2,K3は、公知なX,Y,Z軸と同様に互いに直交する。第1の回転軸K1は、支持アーム18の回転軸である軸線Rと同軸であることが好ましい。これにより、支持アーム18のオフセット部46を軸線Rを中心として回動した場合でも、保持部20が保持する内視鏡8の位置及び姿勢が変化することもない。
特に、内視鏡8及び保持装置20の全体の重心位置が、軸線R及び第1の回転軸K1の下側に配置されている場合には、医療用保持装置10の全体を、第3の回転軸K3を中心として回転したときに、保持部20が保持する内視鏡8の位置及び姿勢が変化しない。
図3及び図4は、腹腔鏡である内視鏡8を用いた腹腔内手術の例を示している。
手術ベッドT上の患者Pには、ポートm1,m2,m3を、例えばトラカールを用いて形成する。これらのポートm1,m2,m3を介して、それぞれに鉗子f1,f2,f3が挿通される。そして、観察ポートm4には、腹腔内の状況を観察するための内視鏡8が挿入されている。
内視鏡8は、先端に観察像を撮像する撮像装置(図示しない)が設けられている。撮像装置に接続されたカメラ制御ユニットを介して、主側モニターM1と助手側モニターM2とに、内視鏡8を通じて観察した観察像が表示される。
このような内視鏡8を用いた手術を行う場合、術者Sは、医療用保持装置10のベース部12をそのキャスター12aを用いて移動し、所要の位置に位置決めする。この後、フットスイッチWのスイッチbを踏込み、ブレーキ装置B1,B2,B3による制動を解除し、保持部20に保持した内視鏡8を移動する。そして、観察ポートm4に内視鏡8を挿入した後、各ブレーキ装置B1,B2,B3を作動させて、ベース部12に対して支柱14と移動アーム16とを固定し、リンク機構部22の動きを固定する。
また、術者Sは、鉗子f1,f2をポートm1,m2に挿入し、助手Dは、鉗子f3をポートm3に挿入する。
術者S及び助手Dは、それぞれ内視鏡8からカメラ制御ユニット(図示しない)に接続され、内視鏡8で撮像された映像が、それぞれの正面側に配置したモニターM1,M2に表示され、これを観て所要の処置を行う。
図4に示す手術状況下では、術者Sの操作する鉗子f2が支持アーム18と干渉する状態となる場合がある。このような状況が発生したとき、術者Sは支持アーム18のオフセット部46を図4に実線で示す位置から、軸線Rを中心として回転させ、破線で示す位置に移動することができる。これにより、手術に必要な作業スペースを確保することができる。
支持アーム18のオフセット部46を回転させる際に、支持アーム18は、先端側連結部44及び基端側連結部42に、3次元空間の中で保持部20及び移動アーム16を同じ姿勢を保ったままで、自由に回転可能に連結されている。このため、オフセット部46を回転させても、内視鏡8は位置及び姿勢が変化せず、内視鏡8による観察視野も変化しない。
この医療用保持装置10は、先端側に保持部20を連結した支持アーム18が、オフセット部46を保持部20と移動アーム16との双方に対し自由に回転可能なことにより、支持アーム18と、術者S、助手S又は鉗子f2等の周囲の機器との干渉を避けて移動することができ、医療用保持装置10の全体の設置位置を変更することなく、容易に作業スペースを確保できる。
更に、この医療用保持装置10の配置位置も観察ポートm4との関係で1つにのみ限定されることなく、その配置位置に自由度が得られる。従って、医療用保持装置10の極めて単純な支持アーム18の構成により、狭い手術スペースでも、必要な作業スペースを確保することができる。
図5及び図6は、他の実施形態による医療用保持装置10Aを示す。尚、以下に説明する種々の実施形態又は変形例は、基本的には上述の実施形態と同様である。このため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態による医療用保持装置10Aは、支持アーム18のオフセット部46の回転を規制する規制手段として、ブレーキ装置68を基端側連結部42に設け、このブレーキ装置68によるオフセット部46の回転規制を選択的に解除する規制解除手段として、ブレーキ解除用のスイッチ66が外腕部47に設けられている。
図6に示すように、移動アーム16の上側リンク24は、軸線Rと同軸状の内孔24bを前方に開口されている。支持アーム18の内腕部45の基端には、後方に突出して上側リンクの内孔24b内に嵌合する軸部45bと、この内孔24bよりも大径のフランジ部45cとが形成されている。
そして、上側リンク24の開口端と内腕部45のフランジ部45cとの間には、リング状のステータ70とアーマチュア72と板バネ74とを配置してブレーキ装置68が形成される。
ステータ70は、上側リンク24に固定された永久磁石で形成したコア部材70aと、図示しない制御部に接続され、通電時にコア部材70aの磁力を相殺する磁力を形成する電磁コイル70bとを有する。この電磁コイル70bへの通電は、外腕部47に配置したスイッチ66(図5)で制御される。通常は、電磁コイル70bが非通電であり、ステータ70は、コア部材70aの磁力でアーマチュア72及びフランジ部45cを引き付け、上側リンク24と内腕部45とを一体的に固定した状態に保持している。
この支持アーム18のオフセット部46を回動する場合、術者Sは支持アーム18の適宜位置を保持し、スイッチ66を押してステータ70の電磁コイル70bに通電する。これにより、コア部材70aの磁力が打ち消され、アーマチュア72は板バネ74によりステータ70から離隔され、ブレーキ装置68による固定が解除される。内腕部45の軸部45bが内側リンク24にから解放される。
このように形成した支持アーム18を有する医療用保持装置10Aによると、オフセット部46を、確実に固定することができる。更に、外腕部47にブレーキ装置68を解除するスイッチ66を設けたことにより、スイッチ66の操作とオフセット部46の回動とを同時に行うことができる。
術者Sが支持アーム18のオフセット部46を必要な位置に回動した後、スイッチ66の押圧を解除すると、ステータ70に磁力が戻り、ブレーキ装置68が作動する。
図7は、支持アーム18に重量補償用の重り78を設けた医療用保持装置10Bを示す。
この重り78は、例えば内腕部45の基部に固定し、軸線Rを中心とするオフセット部46と内腕部45と外腕部47との回転モーメントを相殺する回転半径及び重さを有することが好ましい。図示のように、重り78を軸線Rを中心とする半円筒状形状に形成することにより、コンパクトな構造とすることができる。
この医療用保持装置10Bでは、オフセット部46が軸線Rを中心として回転すると、重り78も連れだって回転する。支持アーム18の全体の重心が軸線R上に配置されることにより、極めて軽い力でオフセット部46を回転することができる。
このため、支持アーム18を軸線Rの回りに回転しても、重心位置は常に軸線R上にある。重心位置は、軸線R上から移動しないため、支持アーム18のアンバランス状態が生ずることがない。先端側の内視鏡8の操作時に、軽い力量での支持アーム18の操作が可能となる。
図8及び図9は、変形例による支持アーム18Aを示している。
この支持アーム18Aは、平行四辺形リンク機構として構成される。本実施形態では、更に、外腕部80と内腕部82とオフセット部84とのそれぞれを平行四辺形リンク機構で構成し、これらは相互の連結により連動する。
図8に示すように、外腕部80は、軸線Rを中心としてこの軸線Rに沿って配置された互いに平行な2つの外リンク部材80a,80bで構成される。また、内腕部82は同様に軸線Rに沿って配置された平行な2つの内リンク部材82a,82bで構成される。オフセット部84は、軸線Rにそれぞれ平行に配置された2つのオフセットリンク部材84a,84bで形成してある。
外リンク部材80a,80bは、軸線Rを中心として保持部20の本体部材60に回動自在に装着された軸部60aに一端側を枢着され、他端側はそれぞれオフセットリンク部材84a,84bに枢着されている。また、内リンク部材82a,82bの一端側は、上側リンク24から前方に突出する短軸24aに、回動自在に装着された筒状基部部材43に装着される。また、他端側はそれぞれオフセットリンク部材84a,84bに枢着されている。
図中、符号aを付した外リンク部材80aと内リンク部材82aとオフセットリンク部材84aと、符号bを付した外リンク部材80bと内リンク部材82bと、オフセットリンク部材84bとは、それぞれ軸線Rを挟んで両側に配置される。オフセットリンク部材84aは、外リンク部材80b及び内リンク部材82bと回動軸q1,q2でそれぞれ回動自在に連結されている。これにより、外腕部80と内腕部82とオフセット部84とのそれぞれの平行四辺形リンク機構が互いに連動して動くことができる。
図9に示すように、筒状の基部部材43には、内リンク部材82a,82bの一端側が枢着する。また、内リンク部材82bの一端は、半径方向突軸43bに回動自在に取付けられる。突軸43aには、内リンク部材82aの一端を回動自在に取付けられる。更に、この基部部材43の前端には、上述と同様な半固定部48を介して短軸24aに半固定状態に保持され、軸線Rを中心とした回転位置を保持する。また、内リンク部材82aも同様な半固定手段により、突軸43a上で半固定状態に保持されており、その傾斜位置を保持することができる。
この支持アーム18Aによると、図8の(A)に示すように、外腕部80と内腕部82とが軸線Rに対して垂直な配置状態から、図8の(B)に示すように、軸線Rに対して傾斜した配置状態に移動することができる。このとき、半固定手段54が内リンク部材82bを半固定状態に保持するため、勿論、図8の(B)に示す状態とは反対側に傾斜させることもできる。いずれの配置状態でも、保持部20と上側リンク24との間の距離は移動せず、一定に保持される。
このように外腕部80と内腕部82とを軸線Rに対して傾動させることにより、例えば図4に示す鉗子2が支持アーム18Aの外腕部80と干渉する場合には、この外腕部80の外リンク部材80a,80bの一方をもって、平行四辺形を潰すように変形することで、干渉しない位置に配置することができる。
尚、支持アーム18Aは、外腕部80と内腕部82とオフセット部84とのそれぞれを2つのリンク部材で形成し、3つの平行四辺形リンク機構を形成し、全体で互いに平行な10の回動軸を有しているが、外腕部80と内腕部82とオフセット部84との少なくとも1つを、1本のリンク部材で形成してもよい。
この場合には、例えば、図示しないタイミングベルト等の連動手段を採用することにより、これらの外腕部80と内腕部82とオフセット部84の動きを連動させることができる。この場合には、少なくとも3本のリンク部材を必要とするだけでよく、部品点数を少なくすることができる
これにより、外腕部80の一端側が保持部20に対して回転するための回動軸と、内腕部82の一端側が基部部材43に対して回転するための回動軸と、これらの外腕部80及び内腕部82のそれぞれの他端側がオフセット部84に対して回転するための2つの回動軸との合計4つの回動軸を平行に配置することで、外腕部80と内腕部82とを軸線Rに対して自由に回動させ、干渉を防止することができる。
図10は、更に他の変形例による支持アーム18Bを備えた医療用保持装置10を示す。
この支持アーム18Bは、基端側連結部42Bがクランク状に屈曲したオフセット腕86を有し、このオフセット腕86で移動アーム16の上側リンク24に連結されている。
図示のオフセット腕86は、移動アーム16の上側リンク24に連結する連結軸86aを基端側に有し、先端側に内腕部45を装着してある。連結軸86aは、移動アーム16の2つの回転軸C1,C2の双方に直交する軸線αを通り、上側リンク24に固定されている。
この軸線αと軸線Rとの間の偏倚Dの大きさは、オフセット腕86から先端側の部分Eの重心が軸線α上に配置するように調整する。具体的には、支持アーム18Bと保持部20と内視鏡8とを含む部分が、軸線αよりも上方向Uの部分の重量と、軸線αよりも下方向Lの部分の重量とが等しくなるように調整する。これにより、オフセット腕86から先端側の部分Eの重心が軸線α上に配置される。
部分Eの重心が軸線α上に配置されることにより、バランス重り40と平衡させることができ、移動アーム16と支持アーム18Bと保持部20と内視鏡8とを含む全体の重心を水平軸線O2上に配置させ、完全なバランス状態を実現することができる。
このような支持アーム18Bを備えることにより、図1に示す実施形態と同様に軸線Rを中心としてオフセット部46を作動させることができると共に、支柱14上で完全バランス状態が得られることにより、支持アーム18B及び保持部20の操作性が更に向上する。
この支持アーム18Bは、軸線αが軸線Rと平行に配置され、オフセット腕86は回転せず、オフセット部46が軸線Rを中心として回転することができる。この支持アーム18Bは、内腕部45を、図8,9に示すような軸線R又は軸線αに対して傾動可能なリンク部材で形成してもよい。内腕部45の傾動により、微細な位置調整が可能となる。
尚、医療用観察装置として内視鏡との関連で説明したが、このような医療用観察装置に限らず、医療用表示器機や医療用処置具等の種々の医療器具を保持することも可能なことは明らかである。また、医療用観察装置も腹腔鏡に限らず、脳外科用又は婦人科用の内視鏡を保持することが可能なことも明らかである。
本発明の実施形態の医療用保持装置によれば、先端側に保持部を連結した支持アームが、オフセット部を保持部と移動アームとの双方に対し自由に回転可能なことにより、支持アームと、術者、助手又は鉗子等の周囲の機器との干渉を避けて移動することができ、装置全体の設置位置とオフセット部以外の部分の姿勢を変更することなく、容易に作業スペースを確保でき、その配置に自由度が得られる。
保持部が、医療用観察装置を傾斜させる3自由度を有し、この3自由度の1の自由度を形成する第1回転軸が、支持アームの先端側連結部と基端側連結部とを通る軸線に対して同軸状に配置される場合には、支持アームのオフセット部を回転しても、他の2つの自由度が影響を受けることもない。
この場合、この保持部と医療用観察装置とを合わせた重心が、支持アームの先端側連結部と基端側連結部とを通る軸線と同軸の回転軸の下方に配置されると、支持アームのオフセット部を回転しても、医療用観察装置の姿勢が維持される。
基端側連結部が、移動アームに対する支持アームの回転を半固定状態に保持する半固定手段を有する場合には、支持アームを任意の回転位置に保持することができる。
また、移動アームに対する支持アームの回転を規制する規制手段と、この規制手段の規制を選択的に解除する規制解除手段とを有する場合には、支持アームを確実に所望する位置に固定して、意図しない回転を防止し、必要な場合にのみ回転することができる。
保持部が3自由度を有し、この保持部が、支持アームの先端側連結部と基端側連結部とを通る軸線と同軸状に配置される第1の回転軸と、この第1回転軸に対して、垂直方向に配置され、かつ保持部で保持された医療用観察装置の観察光軸に沿って配置される第2の回転軸と、この第2の回転軸に対して垂直方向に配置され、かつ前記観察光軸に対して垂直方向に配置される第3の回転軸とを有し、医療用観察装置が、第1,第2及び第3の回転軸を中心として傾動される場合は、支持アームのオフセット部を回転するときに、保持装置の自由度が阻害されず、医療用観察装置を所望する位置に所要の姿勢を維持した状態で保持することができる。
支持アームは、軸線を中心とするオフセット部の回転モーメントを相殺する重量補償部を有する場合は、支持アームのアンバランス状態が生ずることがなく、医療用観察装置の操作時に、軽い力量での支持アームを操作することが可能となる
支持アームが、軸線に垂直方向に配置されかつ互いに平行な4つの回転軸で平行四辺形の4つの頂点を形成する少なくとも3つのリンク部材を有する場合には、3つのリンク部材を相対移動することで支持アーム自体を変形させることができ、より効果的に干渉を防止することができる。
また、上述の実施形態又は変形例は、種々組み合わせることが可能であり、例えば図8,9に示す変形可能な支持アーム18A又は図10に示すオフセット腕86を備えた支持アーム18Bを用いる場合にも、図5,6に示すブレーキ装置68や図7に示す重り78を設けてもよいことは明らかである。
本発明の各実施形態によれば、ベース部や基台を含む装置全体の設置位置を変更することなく、容易に作業スペースを確保でき、その配置に自由度を有する医療用保持装置を提供することができる。
8…内視鏡、10…医療用保持装置、12…ベース部、14…支柱、16…移動アーム、18…支持アーム、20…保持部、42…基端側連結部、44…先端側連結部、46…オフセット部、R…軸線。
上記目的を達成する本発明に従う実施形態の医療用保持装置は、長手軸を定義する第1の回転軸の軸上に所定の距離離間して回動可能に設けられた一対の連結部と、一端部と他端部とを有し、前記第1の回転軸から側方に所定の間隔離間して前記長手方向に延在する回動アーム部と、前記回動アーム部が前記第1の回転軸周りに所定の間隔を維持して回動可能に、前記一対の連結部と前記回動アーム部の前記一端部及び前記他端部とがそれぞれ連結された一対の腕部と、前記一対の連結部の一方と前記第1の回転軸周りに回動自在に連結されるとともに、前記回動アーム部を上下方向及び水平方向に移動可能に支持する移動アーム部と、先端部と基端部とを有し、前記一対の連結部の他方と前記第1の回転軸周りに回動自在に前記基端部が連結された第1傾斜部と、前記第1の回転軸と異なる方向の第2の回転軸周りに回動可能に前記第1傾斜部の前記先端部に連結された第2傾斜部と、前記第1及び第2の回転軸と異なる方向の第3の回転軸周りに回動可能に前記第2傾斜部と連結されるとともに、医療用観察装置を保持可能な保持部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に従う医療用保持装置は、長手軸を定義する第1の回転軸の軸上に所定の距離離間して回動可能に設けられた一対の連結部と、一端部と他端部とを有し、前記第1の回転軸から側方に所定の間隔離間して前記長手方向に延在する回動アーム部と、 前記回動アーム部が前記第1の回転軸周りに所定の間隔を維持して回動可能に、前記一対の連結部と前記回動アーム部の前記一端部及び前記他端部とがそれぞれ連結された一対の腕部と、前記一対の連結部の一方と前記第1の回転軸周りに回動自在に連結されるとともに、前記回動アーム部を上下方向及び水平方向に移動可能に支持する移動アーム部と、先端部と基端部とを有し、前記一対の連結部の他方と前記第1の回転軸周りに回動自在に前記基端部が連結された第1傾斜部と、前記第1の回転軸と異なる方向の第2の回転軸周りに回動可能に前記第1傾斜部の前記先端部に連結された第2傾斜部と、前記第1及び第2の回転軸と異なる方向の第3の回転軸周りに回動可能に前記第2傾斜部と連結されるとともに、医療用観察装置を持可能な持部と、を備える。
本発明の実施形態に従う医療用保持装置は、長手軸を定義する第1の回転軸の軸上に所定の距離離間して回動可能に設けられた一対の連結部と、一端部と他端部とを有し、前記第1の回転軸から側方に所定の間隔離間して前記長手方向に延在する回動アーム部と、前記回動アーム部が前記第1の回転軸周りに所定の間隔を維持して回動可能に、前記一対の連結部と前記回動アーム部の前記一端部及び前記他端部とがそれぞれ連結された一対の腕部と、前記一対の連結部の一方と前記第1の回転軸周りに回動自在に連結されるとともに、前記回動アーム部を上下方向及び水平方向に移動可能に支持する移動アーム部と、先端部と基端部とを有し、前記一対の連結部の他方と前記第1の回転軸周りに回動自在に前記基端部が連結された第1傾斜部と、前記第1の回転軸と異なる方向の第2の回転軸周りに回動可能に前記第1傾斜部の前記先端部に連結された第2傾斜部と、前記第1及び第2の回転軸と異なる方向の第3の回転軸周りに回動可能に前記第2傾斜部と連結されるとともに、医療用観察装置を支持可能な把持部と、を備える。

Claims (8)

  1. 医療用観察装置を保持する保持部と、
    前記保持部に先端側で連結する支持アームと、
    前記支持アームの基端側に連結し支柱を介して支えるベース部を有し、該ベース部に対して前記保持部を上下方向及び水平方向に移動させると共に、前記保持部及び前記医療用観察装置を移動された現在位置に保持する移動アームと、を備え、
    前記支持アームは、前記保持部を回転自在に連結する先端側連結部と、この先端側連結部と同軸状に配置され、前記移動アームに回転自在に連結される基端側連結部と、これらの先端側連結部と基端側連結部との間に配置され、前記先端側連結部と前記基端側連結部とを通る軸線に対して、側方にオフセットしたオフセット部とを有し、
    このオフセット部を、3次元空間の中で前記保持部及び移動アームを同じ姿勢に保ったままで、前記軸線を中心として、自由に回転可能としたことを特徴とする医療用保持装置。
  2. 前記保持部は、前記医療用観察装置を傾斜させる少なくとも3自由度を有し、これらの3自由度のうちの、第1の自由度を形成する第1の回転軸が、前記軸線と同軸状に配置されることを特徴とする請求項1に記載の医療用保持装置。
  3. 前記保持部が前記医療用観察装置を保持したときに、前記保持部と前記医療用観察装置とを合わせた重心が、前記軸線と同軸の回転軸の下方に配置されることを特徴とする請求項2に記載の医療用保持装置。
  4. 前記基端側連結部は、前記移動アームに対する前記支持アームの回転を半固定状態に保持する半固定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用保持装置。
  5. 前記移動アームに対する前記支持アームの回転を規制する規制手段と、
    前記規制手段の規制を選択的に解除する規制解除手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用保持装置。
  6. 前記保持部は、前記第1の回転軸と、前記第1回転軸に対して、垂直方向に配置され、かつ前記保持部で保持された前記医療用観察装置の観察光軸に沿って配置される第2の回転軸と、
    前記第2の回転軸に対して垂直方向に配置され、かつ前記観察光軸に対して垂直方向に配置される第3の回転軸と、を有し、
    前記医療用観察装置は、前記第1,第2及び第3の回転軸を中心として傾動されることを特徴とする請求項3に記載の医療用保持装置。
  7. 前記支持アームは、前記軸線を中心とする前記オフセット部の回転モーメントを相殺する重量補償部を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用保持装置。
  8. 前記支持アームは、前記軸線に垂直方向に配置されかつ互いに平行な4つの回転軸で平行四辺形の4つの頂点を形成する少なくとも3つのリンク部材を有することを特徴とする請求項1に記載の医療用保持装置。
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