JPH07241300A - 医療器具の保持装置 - Google Patents

医療器具の保持装置

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JPH07241300A
JPH07241300A JP6034545A JP3454594A JPH07241300A JP H07241300 A JPH07241300 A JP H07241300A JP 6034545 A JP6034545 A JP 6034545A JP 3454594 A JP3454594 A JP 3454594A JP H07241300 A JPH07241300 A JP H07241300A
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rod
arm portion
holding
endoscope
tip arm
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Application number
JP6034545A
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English (en)
Inventor
Koichi Tatsumi
康一 巽
Kuniaki Kami
邦彰 上
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Takashi Fukaya
考 深谷
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Akihiro Taguchi
晶弘 田口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】移動力量も軽く、かつ医療器具の自重により操
作性が損なわれることがない操作性を向上できる医療器
具の保持装置を提供することにある。 【構成】床または手術台に設置される設置部1と、この
設置部1に立設された回転自在な支柱3と、この支柱3
から順次延設されたロッド6,8,12,13,16
と、前記支柱とロッドあるいはロッド同志を回転可能に
連結する軸受5,11,14,15,18と、前記ロッ
ドの末端部に連結された内視鏡25のアダプタ26を有
するとともに長さを可変する手段を持った先端アーム部
21と、この先端アーム部21に内視鏡25を保持した
状態で重量を相殺するバランス機構33とを具備したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、手術を行う
際に内視鏡や手術器具を保持する医療器具の保持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡下手術の複雑化に伴い手術
中に操作する装置や器具が増えているため内視鏡や常に
手術にたずさわる手術器具を手術台に取付ける保持装置
が利用されるようになってきた。
【0003】例えば、特願平5−325365号は、旋
回アーム、下方ロッド、上方ロッド及び連結ロッドによ
って形成される平行四辺形リンクからなるリンク機構部
における上方ロッドの一端部側の延出部に手術器具の保
持部を連結し、手術器具が装着された保持部に対して釣
り合わせた2つのカウンターウエイトをリンク機構部に
配設した構成になっている。
【0004】この例では手術器具を移動させるために
は、関節や保持部の固定、解除等の必要がなく、移動力
量も軽いため、術者が片手で操作をできるという優れた
操作性を持つが、各ロッドの長さが固定されているた
め、手術器具の可動範囲(操作範囲)は限定されてい
る。
【0005】また、USP4,573,452に開示さ
れた保持装置は、一定水平位置に支持された開口リング
18に取付けられ、立設された支持ロッド50から可撓
性部材60が延設され、その可撓性部材60の端部に内
視鏡10の保持手段が設けてある。また、前記支持ロッ
ド50は、開口リング18に沿って移動可能となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平5−325365号の手術器具保持装置は、手術器
具が装着された保持部をカウンターウエイトにより釣り
合わせる構成となっているため、手術器具を移動させる
際、関節部や保持部の固定・解除等の操作が必要なく、
移動力量も軽い。従って、手術器具を移動させる場合
は、片手で所望の位置に移動させ、そのまま手を離せば
その位置で固定される。この点、操作性は、実開平1−
130304号公報に示された内視鏡保持装置等他の装
置より優れている。
【0007】しかし、特願平5−325365号の手術
器具保持装置は、旋回するロッドの長さが一定であるた
め、手術器具の保持される位置や可動範囲を変えること
はできない。ところが実際の腹腔鏡手術や胸腔鏡手術で
は、体腔内に内視鏡や処置具を挿入するために穿刺され
るトラカールの穿刺位置や、必要とされる可動範囲は行
う手術の種類によって異なる。
【0008】従って、この手術器具保持装置を色々な種
類の手術に使用することは難しい。もし、この手術器具
保持装置を色々な種類の手術に使用しようとすると、そ
の手術のトラカール穿刺位置に合わせて、手術器具保持
装置の取付け部の手術台への係止位置を変えるしかない
が、保持装置の係止位置をむやみに変えると他の手術器
具と保持装置が干渉し、手術の進行が極めて困難にな
る。
【0009】また、前記USP4,573,452の保
持装置は、内視鏡10を保持した可撓性部材60が延出
された支持ロッド50を開口リング18に沿って移動さ
せることができるため、手術によって異なる内視鏡10
の挿入位置や必要とされる内視鏡10の可動範囲に対応
することが可能であるが、支持ロッド50を開口リング
18に沿って移動させるためには、支持ロッド50の固
定部の固定を解除し、所望の位置に移動した後、再び固
定部を開口リング18に固定させる必要があり、操作性
は悪い。無論術者の片手による操作は不可能である。ま
た開口リング18が患者の術部の上に位置するため、手
術に必要な他の処置具類の操作に干渉してしまうという
問題がある。
【0010】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、医療器具を移動させ
る際の移動力量も軽く、片手で所望の位置に移動させ、
そのまま手を離せばその位置で固定されるとともに、体
腔内に挿入するために穿刺されるトラカール等の穿刺位
置や必要とされる手術器具の可動範囲の異なる色々な手
術に適用できる適用範囲の広い医療器具の保持装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、床または手術台に設置される設置部と、
この設置部に立設された回転自在な支柱と、この支柱か
ら順次延設された少なくとも2つの旋回ロッドと、前記
支柱と旋回ロッドあるいは旋回ロッド同志を回転可能に
連結する少なくとも2つの軸受部材と、前記旋回ロッド
の末端部に連結された医療器具の保持手段を有するとと
もに長さを可変する手段を持った先端アーム部と、この
先端アーム部に前記医療器具を保持した状態で重量を相
殺するバランス機構とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】支柱から延設された旋回ロッドの末端部に長さ
が可変できる先端アーム部を設け、この先端アーム部に
医療器具の保持手段を設けることにより、種々の手段の
トラカール穿刺位置と必要とされる医療器具の可動範囲
に合わせて、先端アーム部の長さを変えることができ、
その先端アーム部の長さに合わせて各旋回ロッドが釣り
合うようにバランス機構を調節することにより、医療器
具を含む先端アーム部を移動しても、その位置で支持す
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図6は第1の実施例を示し、図1は医
療器具の保持装置の全体構成を示す。1は例えば手術台
のガイドレールに取付けノブ2の操作により着脱可能に
取り付けられる設置部である。この設置部1には支柱3
が鉛直方向に沿って立設され、鉛直な第1の回転軸O1
を中心に回転可能に連結されている。
【0014】また支柱3の上端部には、平行四辺形リン
クから成るリンク機構部4の固定軸受5が連結されてい
る。固定軸受5の一側面には支柱3の第1の回転軸O1
と直交する第2の回転軸O2 を中心に、旋回ロッドとし
ての第1の垂直ロッド6を縦方向に延設した可動軸受7
と、旋回ロッドとしての第1の水平ロッド8を横方向に
延設した可動軸受9が回転可能に連結されている。
【0015】第1の垂直ロッド6の上端部には可動軸受
10が設けられ、この可動軸受10は、第2の回転軸O
2 と平行な第3の回転軸O3 を中心に固定軸受11の一
側面に回転可能に連結されている。この固定軸受11に
は横方向に第1の水平ロッド8と平行に延出された旋回
ロッドとしての第2の水平ロッド12と、この第2の水
平ロッド12に対向して延長されたロッド13が連結さ
れており、第2の水平ロッド12の他端には可動軸受1
4が設けられている。
【0016】可動軸受14は、第3の回転軸O3 と平行
な第4の回転軸O4 を中心に回転可能に固定軸受15に
連結されている。この固定軸受15から鉛直方向に旋回
ロッドとしての第2の垂直ロッド16が第1の垂直ロッ
ド6と平行に延設され、第1の垂直ロッド6の他端には
可動軸受17が設けられている。
【0017】可動軸受17は前記第1の水平ロッド8の
端部に設けられた固定軸受18に、第2の回転軸O2
平行な第5の回転軸O5 を中心に回転可能に連結されて
おり、このようにして第1の垂直ロッド6、第1の水平
ロッド8、第2の水平ロッド12、第2の垂直ロッド1
6によって変形可能な平行四辺形リンクからなるリンク
機構部4が構成されている。
【0018】また、前記支柱3を含む前記リンク機構部
4は透明な滅菌カバー19によって覆われている。ま
た、前記固定軸受11より第2の水平ロッド12とは反
対側に延設されたロッド13の端部には滅菌カバー19
の口金20を挟み込むようにして第1の先端アーム部2
1または第1の先端アーム部21と長さの異なる第2の
先端アーム22のどちらかを選択的に着脱自在に装着で
きるようになっている。
【0019】すなわち、滅菌カバー19は第1の先端ア
ーム部21を除く医療器具の保持装置を概ね覆うように
配置され、この滅菌カバー19の端部には保持装置の動
きを妨げないようにスリット23が設けてある。
【0020】前記第1の先端アーム部21の端部にはア
ダプタ着脱部24が設けられ、ここに内視鏡25を装着
した保持部としてのアダプタ26が着脱自在に装着され
ている。内視鏡25にはTVカメラ27およびライトガ
イドケーブル28が装着され、TVカメラ27のケーブ
ル29とライトガイドケーブル28は第1の先端アーム
部21と第1の垂直ロッド6に装脱可能に装置された止
め具30,31に引っかけられ、その後、図示しないT
Vカメラ制御装置及び光源装置に接続されている。(こ
の際、止め具31には、滅菌カバー19越しに、ケーブ
ル29およびライトガイドケーブル28が引っ掛けられ
て止められることになる。)また、平行四辺形リンクか
らなるリンク機構部4には、内視鏡25が装着された第
1の先端アーム部21に対して釣り合わせた状態(つま
り重量バランスをとった状態)で、2つのカウンターウ
エイト32a,32bが配設され、バランス機構33を
構成している。一方の第1のカウンターウエイト32a
は固定軸受18から第1の水平ロッド8と反対側に延設
されたシャフト34に沿って移動可能に取付けられてい
る。他方のカウンターウエイト32bは可動軸受7に第
1の垂直ロッド6と反対側に延設されたシャフト35に
沿って移動可能に取付けられている。
【0021】図2は、前記第1の先端アーム部21とロ
ッド13の着脱部の詳細図である。先端アーム部21の
端部には握り部36が設けられ、握り部36には回転ね
じ37を回転自在に挟み込む形で着脱部材38が結合さ
れており、着脱部材38の端面にはガイドピン39が固
定されている。握り部36内には第1の先端アーム部2
1のアームロッド40が挿入され、アームロッド40の
フランジ部41がワッシャー42を介して握り部36に
結合された押え部材43によって挟み込まれており、こ
の構成により、アームロッド40は軸方向を中心に回転
可能に握り部36に連結されている。
【0022】このように構成された第1の先端アーム部
21の着脱部は、着脱部材38の端部に設けられた突起
部44とガイドピン39が、ロッド13の端部に設けら
れたガイド穴45,46にそれぞれ係合させた状態で、
回転ねじ37をロッド13の端部のねじ部47にねじ込
むことによりロッド13に装着されている。
【0023】また、第1の先端アーム部21をロッド1
3に装着する際には、ロッド13のねじ部47の外周は
滅菌カバー19の口金20をはめ込むようにして、滅菌
カバー19を第1の先端アーム部21を除く、概ね全て
の医療器具の保持装置を覆って被せるように装着してあ
る。
【0024】なお、第2の先端アーム部22とロッド1
3の装着も前記第1の先端アーム部21の場合と同様で
ある。図3は、カウンターウエイト32a部分の詳細図
である。
【0025】カウンターウエイト32aは、シャフト3
4の端部に設けられたねじ部48にねじ込まれており、
シャフト34の端部には抜け止め栓49が結合されてい
る。この構成によりカウンターウエイト32aは回転さ
せることにより、シャフト34に沿って移動可能となっ
ている。なお、カウンターウエイト32bとシャフト3
5も同様の構成がとられている。
【0026】図4は、アダプタ26および第1の先端ア
ーム部21の端部に設けられたアダプタ着脱部24の詳
細図である。図5は、図4のA−A’断面を示し、図6
は、図4のB−B’断面を示す。
【0027】アダプタ26は、アダプタ本体50と、こ
のアダプタ本体50にねじ込まれる押し込みねじ51で
構成され、押し込みねじ51を回転させて、ゴム等の弾
性体52をつぶすことにより、アダプタ26に挿入され
た内視鏡25を固定できるようになっている。弾性体5
2をつぶして内視鏡25の挿入部53を把持し固定する
ため、ある程度外径の異なる挿入部を持つ内視鏡あるい
は手術器具でも簡単な構成で着脱自在に固定することが
できる。
【0028】アダプタ本体50は、屈曲した板部材54
を挟む込むようにしてアダプタ本体50の端部に固定さ
れた押え部材55により回転軸O6 を中心に回転可能に
板部材に装着されている。ここで、少なくとも、アダプ
タ本体50および押し込みねじ51は、絶縁材料で作ら
れており、内視鏡25と医療器具の保持装置を電気的に
絶縁している。
【0029】前記板部材54の他端には着脱部材56が
結合されている。すなわち、アダプタ着脱部24は、ア
ームロッド40の端部に結合された着脱部本体57と着
脱部本体57に設けられた溝58に、2つのピン59,
60を中心に回動自在に取付けられた2つの係止部材6
1,62によって構成されている。
【0030】係止部材61,62にはボタン63,64
が対向して結合されており、ボタン63,64の両端部
をガイドにして、ばね65が配置されている。このばね
65はピン59,60を支点として係止部材61,62
の各他端部を互いに閉じるように付勢力を与えている。
また、着脱部本体57の他端部には、溝58の間隔を保
つためのピン66が設けられ、着脱部本体57の一側面
にはアダプタ26の着脱部材56に嵌合するガイドピン
67が結合されている。
【0031】アダプタ26をアダプタ着脱部24に装着
する場合は、アダプタ26の着脱部材56をガイドピン
67をガイドにして着脱部本体57に挿入すると、着脱
部材56先端のテーパ部68が係止部材61,62をば
ね65の付勢力に対抗して押し広げる。その後、係止部
材61,62は着脱部材56の中間部外周に設けられた
V溝69に係合し、アダプタ26をアダプタ着脱部24
にガイドピン67の軸を中心に回転可能に装着させる。
【0032】アダプタ26を取り外す場合は、ボタン6
3,64を押すことにより、係止部材61,62がピン
59,60を支点に開いて着脱部材56のV溝69から
外れる。この際、着脱部材56は、内視鏡25、アダプ
タ26、TVカメラ27を合わせた系のほぼ重心位置に
設定してあるため、アダプタ26をガイドピン67を中
心に回転させても、着脱部材56と係止部材61,62
間の摩擦力により、その位置を維持することができる。
【0033】第2の先端アーム部22のアダプタ着脱部
(図1参照)も同様の構成であり、内視鏡25を装着し
たアダプタ26を着脱自在に取付けることができる。次
に、前述のように構成された医療器具の保持装置の作用
について説明する。リンク機構部4とカウンターウエイ
ト32a,32bにより、第1の先端アーム部21に装
置された手術器具である内視鏡25を釣り合わせた状態
(バランスのとれた状態)で保持しているため、リンク
機構部4を変形させて内視鏡25をどの位置に動かして
も内視鏡25は、その位置で静止する。従って術者は、
単に内視鏡25を所望の位置に動かすだけで、内視鏡2
5はその位置を維持することができ、固定のための操作
を必要としない。
【0034】また、第1の先端アーム部21を長さの異
なる第2の先端アーム部22に取り換えることが可能で
あり、その場合でもカウンターウエイト32a,32b
の位置を支えることにより、釣り合い(バランス)をと
ることができるため、上述の操作性を損なうことがな
い。
【0035】腹腔鏡下外科手術では、行う手術の種類に
より、内視鏡や手術器具を腹腔内に挿入するためのトラ
カールの穿刺位置が異なり、かつ内視鏡や手術器具の必
要とされる可動範囲も異なる。
【0036】本実施例の手術器具保持装置は、長さの異
なる第1と第2の先端アーム部21,22を必要に応じ
て付け換えることができ、内視鏡25の可動範囲を手術
に応じて変えることができ、この装置の適用範囲を大幅
に広げることができる。しかも、カウンターウエイト3
2a,32bの位置を調整することにより、第1と第2
の先端アーム部21,22を長さの異なるものに取り換
えても釣り合いを維持することができるため、操作性を
損なうことがない。
【0037】また、本実施例では、第1の先端アーム部
21(あるいは第2の先端アーム部22)と装置本体の
ロッド13との着脱部に滅菌カバー19の口金20をは
め込むことにより、第1の先端アーム部21側を除く装
置本体の全てあるいは大半を滅菌カバー19で覆うよう
に構成されているため滅菌・消毒を行うのは、第1の先
端アーム21(あるいは第2の先端アーム部22)側の
みでよく、大きく重量の重い、本体側を滅菌・消毒する
必要がなく、取り扱いが非常に楽になる。しかも、滅菌
カバー19は、先端アーム部21(あるいは第2の先端
アーム部22)の着脱部を境に取付けられているため、
先端アーム部21(あるいは第2の先端アーム部22)
を長さの異なる先端アーム部22(あるいは第1の先端
アーム部21)に付け換える際を非滅菌域を露出させる
ことなく、滅菌状態を保ったままで、付け換えることが
できる。
【0038】なお、本実施例では、先端アーム部は、長
さの異なる2種類の先端アーム部21,22を交換可能
としてるが、もちろん長さの異なる多数の先端アーム部
を選択的に取付けられるようにしてもよい。その場合は
各種の先端アーム部に応じて釣り合いが取れるようカウ
ンターウエイトの調節範囲を設定しておけばよい。
【0039】図7は第2の実施例を示す。本実施例で
は、第1の実施例のカウンターウエイト32a,32b
の代りに、圧縮ばね71,72によって先端アーム部に
よって先端アーム部に装着された内視鏡の釣り合い(バ
ランス)を保っている。
【0040】前記圧縮ばね71は平行四辺形リンクから
成るリンク機構部73の第1の垂直ロッド74と第2垂
直ロッド75間に連結されている。圧縮ばね71の第1
の垂直ロッド74への連結部は調節機構76により、第
1の垂直ロッド74の軸に沿って移動し、圧縮ばね71
の力量が調節できるようになっている。
【0041】圧縮ばね72はリンク機構部73の固定軸
受77に第1の水平ロッド78と反対の方向に延設され
たロッド79と支柱80に固定された調節機構81間に
連結されており、調節機構81の操作により、圧縮ばね
72と調節機構81との連結部の位置を移動させ、圧縮
ばね72の力量を調節できるようになっている。
【0042】その他の構成は、第1の実施例と同じであ
る。この第2の実施例の作用は第1の実施例と同じであ
るが、本実施例では、先端アーム部を長さの異なるもの
に付け換えた場合、調節機構76および81によって、
圧縮ばね71および72の力量をそれぞれ調整し、釣り
合い(バランス)を保てるようになっている。
【0043】したがって、第1の実施例と同様な効果が
得られる。本実施例ではカウンターウエイトがないた
め、医療気具の保持装置本体の重量が軽くなり、取り扱
いが楽になる。また、手術中には手術者や手術者と共同
で処置を行う助手、あるいは他の機器を操作する助手等
が手術台の近傍を通行することが多いが、本実施例では
カウンターウエイトがない分、保持装置の手術台の外側
への突出量を少なくすることができる。
【0044】本実施例も、第1の実施例と同様、長さの
異なる多数の先端アーム部を選択的に取付け可能として
もよい。また、第1の実施例のように滅菌カバーを先端
アーム部と保持装置本体との間に装着し、本体側を覆う
ようにしてもよい。
【0045】図8は第3の実施例を示す。取付け部82
は例えば手術台等のサイドレールに取付けノブ83によ
り係脱可能に係止される。この取付け部82には、支柱
84が鉛直方向に沿って立設され、鉛直方向を軸に回転
可能に連結されている。
【0046】支柱84の上端部には固定軸受85が連結
されており、この固定軸受85の一側面には、可動軸受
86が回転可能に連結されている。可動軸受86には第
1の旋回ロッド87が結合され、また、第1の旋回ロッ
ド87と反対の方向にロッド88が延設されている。
【0047】第1の旋回ロッド87の他端部には第2の
固定軸受89が固定されている。この第2の固定軸受8
9の一側面には第2の旋回ロッド90を連結した第2の
可動軸受91が回転可能に連結されている。
【0048】第2の旋回ロッド90の他端部には第1の
先端アーム部92が着脱自在に連結されており、この先
端アーム部92の他端部には医療器具である内視鏡93
を着脱自在に装着したアダプタ94が着脱自在かつ回転
自在に装着されている。また、内視鏡93にはTVカメ
ラ95およびライトガイドケーブル96が接続されてい
る。第1の先端アーム部92は必要に応じて長さの異な
る第2の先端アーム部97に付け換えることができる。
これらの先端アーム部92,97およびアダプタ94の
構成は第1の実施例と同様である。
【0049】第2の旋回ロッド90には連結部材98が
設けられ、この連結部材98と、第1の旋回ロッド87
に配設された調節機構99との間を両端をボールジョイ
ントにより圧縮ばね100が連結している。調節機構9
9は、第1の旋回ロッド87の軸方向に沿って移動可能
で、それにより圧縮ばね100の力量を調節することが
できる。圧縮ばね100は第1の旋回アーム87に対し
て内視鏡93を装着した先端アーム部92を含めた第2
の旋回アーム90をそれらの自重による旋回運動に対し
て反力を与え、釣り合った状態で固定させている。
【0050】また、ロッド88の端部には連結部材10
1が設けられ、この連結部材101と支柱84に配置さ
れた調節機構102の間を第2の圧縮ばね103がボー
ルジョイントによって連結している。調節機構102は
支柱84の軸方向に沿って移動可能で、それにより圧縮
ばね103の力量を調節することができる。圧縮ばね1
03は、内視鏡93を装着した先端アーム部92から第
2の旋回ロッド90を経て、第1の旋回ロッド87まで
の全ての系をそれらの自重による旋回運動に対して反力
を与え、釣り合った状態で固定させている。
【0051】以上のような構成により、本実施例の場合
も、第1の実施例と同様、旋回アーム90,87を旋回
させて内視鏡93をどのような位置に移動させても、そ
の位置で固定することができる。
【0052】基本的作用は、第1の実施例と同じである
が、本実施例では、先端アーム部を長さの異なるものに
付け換えた場合、調節機構99,102によって圧縮ば
ね100,103の力量を調節して釣り合いを保てるよ
うになっている。
【0053】基本的効果は、第2の実施例と同じである
が、本実施例は第2の実施例のような平行四辺形リンク
がなく、構造が簡単になるとともに、重量も軽くするこ
とができる。
【0054】また、圧縮ばね103を支柱84と第1の
旋回ロッド87を連結するように配設してもよい。その
場合、ロッド88は必要なく、手術台の外側への突出量
をさらに少なくすることができる。また、第1の実施例
と同様に長さの異なる多数の先端アーム部を選択的に取
付けてもよいし、滅菌カバーを取付けられるようにして
もよい。
【0055】図9は第4の実施例を示す。本実施例は第
3の実施例の圧縮ばね100,103の代りにエアシリ
ンダ104,105を設けたものである。エアシリンダ
104は第1の旋回ロッド106、支柱107の内部に
設けられた(図示しない)管路を経て、取付け台108
より延出されたチューブ109により加圧装置110に
連結されている。
【0056】またエアシリンダ105も支柱107の内
部に設けられた(図示しない)第2の管路を経て取付け
台108より延出されたチューブ111より加圧装置1
10に連結されている。したがって、加圧装置110を
制御することによりエアシリンダ104及び105内の
空気等流体の圧力をそれぞれ独立して調節することがで
きる。
【0057】本実施例は、基本的には第3の実施例と同
様であるが、先端アーム部を長さの異なるものに付け換
えた場合、加圧装置110を制御することによりエアシ
リンダ104,105内の空気等流体の圧力を調節して
釣り合いを保てるようになっている。
【0058】したがって、効果は第3の実施例と同じで
あるが、本実施例の場合、加圧装置110にあらかじめ
各種の長さの先端アーム部に適したエアシリンダ104
及び105の圧力値をインプットしておけば、先端アー
ムを付け換えた時、ワンタッチで瞬時にエアシリンダ1
04及び105の圧力を釣り合いを保つ状態に設定でき
る。
【0059】なお、第3の実施例と同様、本実施例の場
合もエアシリンダ105を支柱107と第1の旋回ロッ
ド106の間に配設してもよい。また、加圧装置110
を取付け台108の内部に組み入れてもよい。この場
合、チューブ109,111は必要がなくなり、全体を
シンプルにすることができる。
【0060】また、第1の実施例と同様に、長さの異な
る多数の先端アーム部を選択的に取付けたり、滅菌カバ
ーを取付けられるようにしてもよい。図10は第5の実
施例を示す。本実施例は、第2の実施例の圧縮ばね7
1,72の代りに、エアシリンダ112,113を使用
したもので、その他の基本的構成は第2の実施例と同じ
である。
【0061】エアシリンダ112及び113は2つの管
路(図示しない)によって加圧装置114に連結されて
おり、加圧装置114を制御することにより、エアシリ
ンダ112及び113内の空気等の流体の圧力を各々独
立して調節することができる。したがって、第4の実施
例と同様の作用効果が得られる。
【0062】図11は第6の実施例を示す。本実施例で
は、先端アーム部115がロッド116に対して着脱自
在に連結されたアーム基部117と複数の連結部材11
8,119,120,121及び内視鏡122を着脱自
在に装置したアダプタ123が係脱可能かつ回動可能に
係止されたアーム端部124よりなっている。
【0063】その他の構成は第1実施例と同じである。
但し本実施例では、滅菌カバーは装着されていない。連
結部材118,119,120,121はねじやスナッ
プイン等の全て同様の連結手段を両端に有しているた
め、先端アーム部115が必要な長さになるように、必
要な数だけ連結部材118〜121を連結できるように
なっている。
【0064】本実施例によれば、先端アーム部115を
必要な長さになるように連結する連結部材118〜12
1の数を決める。先端アーム部115を必要な長さに設
定した後、第1の実施例と同様にカウンターウエイトの
位置を調節して釣り合い(バランス)をとることができ
る。
【0065】本実施例の基本的効果は第1の実施例と同
じであり、本実施例の場合は、第1の実施例のように各
種の長さの先端アーム部全体をそろえる必要がなく連結
部材を必要な数だけ連結すればよいため、全体のシステ
ムを安価にすることができる。
【0066】図12および図13は第7の実施例を示
す。図12は医療器具の保持装置の全体図を示し、保持
装置のロッド125に対して着脱自在に連絡された先端
アーム部126が伸縮自在に構成されている。その他の
基本的構成は第1の実施例と同様である。
【0067】図13は、先端アーム部126の詳細図を
示す。先端アーム部126の第1のアームロッド127
の一端部には装着部材128がピン129により連結固
定されている。この装着部材128の外周には回転ねじ
130が装着部材128のフランジ部131とアームロ
ッド127の端面によって挟み込まれる形で、回転かつ
摺動可能に配置されている。
【0068】第1のアームロッド127の内部には第2
のアームロッド132が挿入され、第2のアームロッド
132に設けられたキー溝133に係合されたピン13
4によってスライド可能に第1のアームロッド127に
連結されている。135は第2のアームロッド132を
任意の位置で固定するための固定ビスである。第2のア
ームロッド132の端部には内視鏡136を着脱自在に
装着したアダプタ137が係脱自在かつ回転自在に係止
される。
【0069】このように構成された先端アーム部126
は装着部材128の端部を医療器具の保持装置本体のロ
ッド125の端部に設けられガイド穴138に挿入さ
れ、回転ねじ130をロッド125の端面に突き当たる
までねじ込まれることにより、回転可能にロッド125
に連結されている。
【0070】また、先端アーム部126をロッド125
に連結する際には、ロッド125の端部の外周に滅菌カ
バー139の口金140を取付け、滅菌カバー139で
先端アーム部126側を除く、医療器具の保持装置全体
を覆っている。
【0071】本実施例の基本的作用は第1の実施例と同
じであり、本実施例では固定ビス135をゆるめて第2
のアームロッド132をスライドさせ、先端アーム部1
26を必要な長さに調節した後、固定ビス135を締め
付け固定する。
【0072】本実施例の基本的効果は第1の実施例と同
じであるが、本実施例の場合は、1つの先端アーム部
で、長さを必要に応じて調節できるため、各種の先端ア
ーム部に付け換える必要がなく操作が容易となる。
【0073】なお、本実施例では2つのアームロッド1
27,132をスライドさせて長さを調節するようにな
っているが、3つ以上のアームロッドを各々アンテナの
ようにスライドさせて長さを調節するようにしてもよ
い。
【0074】また本実施例の場合は、先端アーム部を保
持装置本体に固定式としてもよい。(但し、その場合、
滅菌カバーは装着できなくなる。)図14に第8の実施
例を示す。本実施例では、医療器具の保持装置のロッド
141に着脱自在に装着された先端アーム部142の中
間部分に、自立性の可撓性チューブ143が配設されて
いる。その他の構成は第1の実施例と同じ。但し、本実
施例では滅菌カバーは装着していない。
【0075】本実施例の場合は、自立性の可撓性チュー
ブ143を必要な形状に曲げてリンク機構部から内視鏡
までの距離を調節し、その後、第1の実施例と同様にカ
ウンターウエイトの位置を調節して釣り合いをとる。
【0076】基本的効果は、第7の実施例と同じである
が、本実施例の場合、先端アーム部が自立性の可撓性チ
ューブで構成されているため、先端アーム部の軸方向だ
けではなく、あらゆる方向へ内視鏡の位置を調節するこ
とができるため、内視鏡の位置及び可動範囲の自由度が
増える。
【0077】また本実施例の場合は、先端アーム部を保
持装置に着脱自在ではなく固定してもよい。次に、この
発明の特徴を列記すると次のとおりである。
【0078】(特徴1)前記先端アーム部の長さを変え
た時、その長さに応じて各旋回ロッドの釣り合いをとる
ために調節手段を持ったバランス機構を備えていること
を特徴とする請求項1記載の医療器具の保持装置。
【0079】(特徴2)前記旋回ロッドは、支柱の第1
の回転軸と直交する第2の回転軸を中心に回動自在に支
持された縦方向に延設された第1の垂直ロッドと、前記
第2の回転軸を中心に回動自在に支持され横方向に延出
された第1の水平ロッドと、この第1の水平ロッドと平
行に配設され前記第1の垂直ロッドに対して前記第2の
回転軸と平行な第3の回転軸を中心に回動自在に支持さ
れた第2の水平ロッドと、前記第1の垂直ロッドに平行
に配設され前記第1の水平ロッドおよび第2の水平ロッ
ドに対して第2、第3の回転軸とそれぞれ平行な第4、
第5の回転軸を中心に回動自在に支持された第2の垂直
ロッドにより形成される平行四辺形リンクからなる特徴
1記載の医療器具の保持装置。
【0080】(特徴3)前記バランス機構は、医療器具
が保持された先端アーム部に対して釣り合わせた状態で
平行四辺形リンクに設けられたカウンターウエイトによ
って構成した特徴1記載の医療器具の保持装置。
【0081】(特徴4)前記バランス機構は、医療器具
が保持された先端アーム部に対して釣り合わせた状態で
平行四辺形リンクに設けられた圧縮ばねによって構成し
た特徴1記載の医療器具の保持装置。
【0082】(特徴5)前記バランス機構は、医療器具
が保持された先端アーム部に対して釣り合わせた状態で
平行四辺形リンクに設けられたエアシリンダによって構
成した特徴1記載の医療器具の保持装置。
【0083】(特徴6)前記先端アーム部は、長さが異
なる複数の先端アーム部を選択的に装着できる請求項1
記載の医療器具の保持装置。 (特徴7)前記先端アーム部は、両端部に連結手段を有
する複数の連結部材を連結して構成した請求項1記載の
医療器具の保持装置。
【0084】(特徴8)前記先端アーム部は、軸方向に
伸縮自在に構成した請求項1記載の医療器具の保持装
置。 (特徴9)前記先端アーム部は、自立性を有する可撓性
チューブで構成した請求項1記載の医療器具の保持装
置。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、医療器具を移動させるために関節部や保持部の固定
・解除等の操作を行う必要がないとともに、移動力量も
軽く、かつ医療器具の自重により操作性が損なわれるこ
とがないという高い操作性を維持しつつ、体腔内に医療
器具を挿入するために穿刺する例えばトラカールの穿刺
位置や必要とされる手術器具の可動範囲の異なる種々の
手術に適用でき、その適用範囲を格段に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図2】同実施例の先端アーム部とロッドとの着脱部の
一部を断面した側面図。
【図3】同実施例のカウンターウエイトの縦断側面図。
【図4】同実施例のアダプタ着脱部の縦断側面図。
【図5】図4のA−A´線に沿う断面図。
【図6】図4のB−B´線に沿う断面図。
【図7】この発明の第2の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図8】この発明の第3の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図9】この発明の第4の実施例を示す医療器具の保持
装置の全体の斜視図。
【図10】この発明の第5の実施例を示す医療器具の保
持装置の全体の斜視図。
【図11】この発明の第6の実施例を示す医療器具の保
持装置の全体の斜視図。
【図12】この発明の第7の実施例を示す医療器具の保
持装置の全体の斜視図。
【図13】同実施例の先端アーム部の一部を断面した側
面図。
【図14】この発明の第8の実施例を示す医療器具の保
持装置の全体の斜視図。
【符号の説明】
1…設置部、3…支柱、4…リンク機構部、5,11,
14,15,18…固定軸受、6,8,12,13,1
6…ロッド、7,9,10,17…可動軸受、21…先
端アーム部、25…内視鏡、33…バランス機構。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】可動軸受14は、第3の回転軸O3 と平行
な第4の回転軸O4 を中心に回転可能に固定軸受15に
連結されている。この固定軸受15から鉛直方向に旋回
ロッドとしての第2の垂直ロッド16が第1の垂直ロッ
ド6と平行に延設され、第2の垂直ロッド16の他端に
は可動軸受17が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深谷 考 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 倉本 聖治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床または手術台に設置される設置部と、
    この設置部に立設された回転自在な支柱と、この支柱か
    ら順次延設された少なくとも2つの旋回ロッドと、前記
    支柱と旋回ロッドあるいは旋回ロッド同志を回転可能に
    連結する少なくとも2つの軸受部材と、前記旋回ロッド
    の末端部に連結された医療器具の保持手段を有するとと
    もに長さを可変する手段を持った先端アーム部と、この
    先端アーム部に前記医療器具を保持した状態で重量を相
    殺するバランス機構とを具備したことを特徴とする医療
    器具の保持装置。
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