JPH10277054A - 手術用器具保持装置 - Google Patents

手術用器具保持装置

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Publication number
JPH10277054A
JPH10277054A JP9089303A JP8930397A JPH10277054A JP H10277054 A JPH10277054 A JP H10277054A JP 9089303 A JP9089303 A JP 9089303A JP 8930397 A JP8930397 A JP 8930397A JP H10277054 A JPH10277054 A JP H10277054A
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JP
Japan
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joint
force
shaft
sliding force
arm
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9089303A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Mino
宏行 美濃
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10277054A publication Critical patent/JPH10277054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】関節の摺動力量に調整しておけば、術中に他の
摺動力量調整手段を操作して摺動力量を変更していて
も、それらを解除すれば、最初の適切な関節の摺動力量
を保つことができる手術用器具保持装置を提供すること
にある。 【解決手段】水平ロッド14と、この水平ロッド14の
両端に設けられ、前記水平ロッド14の他の構造部材を
摺動自在に接続する第1と第2の関節13,15と、こ
の第1と第2の関節13,15の摺動力量を調節可能な
摺動力量調整手段とを有する組立体を少なくとも一組設
けた手術用器具保持装置において、第1と第2の関節1
3,15に独立した複数の摺動力量調整手段を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、患者の
腹腔内に挿入された処置具や内視鏡を術者に代わって保
持する手術用器具保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者の腹腔内に挿入された処置具や内視
鏡を術者に代わって保持する手術用器具保持装置は、例
えば特開昭52−121990号公報で知られている。
この手術用器具保持装置には関節の摺動の固定、解除の
切り替え機構を有する外科用の補助器具の保持装置が開
示されている。その中には、ピンヒンジからなる第一の
関節とボールジョイントからなる第二の関節を接続する
パイプの内部に、ばねにより第一の関節側に付勢された
押し棒を設け、第一の関節に設けた締め付けレバーを締
め付けることでばねの力に抗して第二の関節を押し棒で
付勢して、第一の関節を固定すると同時に第二の関節を
固定するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭52−121990号公報の構造では、関節の固定
と解除を切り替える固定/解除切り替えノブが設けられ
るだけであり、解除時の関節の摺動力量を調整する機構
が別に設けられていない。解除時の関節の摺動力量は、
手術用保持装置の先端に取り付けられる器具の自重によ
り勝手に関節が摺動せず、しかも術者が器具を移動しよ
うとしたときに滑らかに関節が摺動し追従する力量であ
ることが望ましいが、前記公報の構造では、解除時の力
量は部品の公差でばらついてしまう。たとえ、術者が固
定/解除切り替えノブを利用して微妙にノブを回転し、
解除時の摺動力量を適当な力量に設定しても、一旦関節
の固定を行うと、解除時に摺動力量を適当な力量にする
には再びノブを微妙に回転し、設定をやりなおす必要が
ある。また、固定を解除する際に固定/解除切り替えノ
ブをゆるめすぎると器具の自重により勝手に関節が摺動
してしまう不具合がある。
【0004】また、解除時の関節の摺動力量に大きな影
響を与える押しばねが固定/解除を行う度に伸縮するた
め、ばねに大きな負荷がかかる。このため、固定/解除
の切り替えを繰り返すとばねがへたり、解除時の摺動力
量が変化してしまう。つまり、解除時の関節の摺動力量
を支配するばねの付勢力と固定時の固定するための押し
棒の付勢力とが同一の方向であるため、ばねに過度の負
荷をかけることになりばねの耐性を下げている。
【0005】ところで、一般にこのような保持装置は金
属製であるが、前記公報の構成では、ボールと押し棒や
ボールとパイプの間の金属同士の当接面から異音が発生
する。これを防ぐために、保持装置の関節には樹脂製の
受けが設けられることがある。しかし、解除時に受けが
関節を付勢する力の方向と、固定するための付勢力の力
の方向が同一の場合には、固定時に樹脂製の受けに大き
な力がかかり、受けが変形したり削れたりして解除時の
受けによる関節の付勢力が変化し、解除時の関節の摺動
力量が変わってしまう。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、複数の関節の摺動力
量の調整手段のうち、一つを適切な関節の摺動力量に調
整しておけば、術中に他の摺動力量調整手段を操作して
摺動力量を変更していても、それらを解除すれば、最初
の適切な関節の摺動力量を保ち、術者がいつでも即座に
適切な摺動力量で関節を摺動できる手術用器具保持装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、構造部材と、この構造部材の一端に設
けられ、前記構造部材の他の構造部材を摺動自在に接続
する一つの関節と、この関節の摺動力量を調節可能な摺
動力量調整手段とを有する組立体を少なくとも一組設け
た手術用器具保持装置において、関節一つ当たりに独立
した複数の摺動力量調整手段を設けたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図3は第1の実施形態
を示し、図1は手術用器具保持装置1全体の概略的斜視
図である。手術用器具保持装置1は、手術台2の側面に
固定されたレール3に手術用器具保持装置1を固定する
ための取付部4、この取付部4から手術台2の中央付近
へ延び、取付部4に対して着脱自在に固定される保持ア
ーム5及び保持アーム5の先端に設けられ内視鏡6を把
持する先端部7とから構成されている。
【0009】前記保持アーム5は、取付部4から垂直に
延び、取付部4への着脱部を有する支柱8、この支柱8
の先端に鉛直軸O1 を中心に回動自在に連結され、手術
台2に略平行な旋回アーム9、この旋回アーム9の先端
に軸O1 と平行な軸O2 を中心に回動自在に連結された
水平アーム10、この水平アーム10の先端に鉛直面上
を回動自在に連結された起上アーム11とから構成され
ている。起上アーム11は図示しないバランス機構によ
り、任意の位置で静止できるようになっている。
【0010】前記先端部7は、基端が起上アーム11に
連結され、中心軸が起上アーム11の回動軌跡が形成す
る面β上にあり、起上アーム11の長手軸に対して垂直
な円柱状の垂直ロッド12と、この垂直ロッド12の先
端側面に設けられた第1の関節13と、この第1の関節
13を介して面βに垂直な軸O4 を中心に回動自在に接
続された円柱形状の水平ロッド14と、この水平ロッド
14の先端に設けられた第2の関節15と、この第2の
関節15に軸O4 に垂直な軸O5 を中心に回動自在にか
つ着脱自在に接続され、内視鏡6を把持する内視鏡把持
アダプタ16とから構成されている。
【0011】図2は、前記垂直ロッド12、第1の関節
13、水平ロッド14及び第2の関節15の詳細な構造
を示す。垂直ロッド12の先端部側面には垂直ロッド1
2に垂直な軸O4 に沿ってブレーキ軸23がねじ込まれ
ている。ブレーキ軸23の一端には固定ねじ22によっ
てブレーキノブ21が固定され、ブレーキノブ21を回
転させることによって、ブレーキ軸23を垂直ロッド1
2に対して進退できるように構成されている。
【0012】ブレーキ軸23の他端には球状のボール2
4を介してブレーキ軸23に追従して進退する円柱状の
ブレーキシャフト25が軸O4 に沿って設けられてい
る。垂直ロッド12の側面のブレーキノブ21の上下に
はブレーキノブ21を回転させたときブレーキノブ21
の側面と当接し、ブレーキノブ21の回転を90度の範
囲に制限すると同時に、ブレーキ軸23の進退量を規定
する回転止め26及び回転止め27が設けられている。
【0013】垂直ロッド12のブレーキノブ21とは反
対の側面には第1の関節13を構成する円筒状のブレー
キ管30がブレーキシャフト25と同軸に設けられ、ブ
レーキ管30の基端面には全周にわたり内側に突出した
ブレーキ管突出部29が設けられている。ブレーキシャ
フト25とブレーキ管30の間には中央にブレーキ管3
0の内径よりわずかに小さい外径のフランジ31を有
し、基端が垂直ロッド12に固着された円筒状の接続管
32が設けられている。
【0014】ブレーキ管突出部29の先端面は、フラン
ジ31の基端面と当接し、他端面は円筒状で樹脂製の滑
りリング28を介して垂直ロッド12の側面と当接して
おり、ブレーキ管30は垂直ロッド12に対して軸O4
を中心に回動自在に支持されている。ブレーキ管30の
内側には、フランジ31の先端面に当接して樹脂製の摩
擦リング33が設けられている。
【0015】図3に示すように、摩擦リング33は横断
面がC字状の円筒形で、内径が先端に向かうほど大きく
なるような緩やかなテーパとなっており、外径が広がる
方向に弾性変形可能である。図2に戻り、摩擦リング3
3の先端部内側には、外径が摩擦リング33の内径のテ
ーパの角度とほぼ等しく先端になるほど外径の広がるテ
ーパとなっている円筒状の潰し環34が嵌合している。
【0016】潰し環34は接続管32に対して軸O4
向に位置調整可能に設けられ、潰し環34の先端に設け
られ、接続管32を付勢する係止ねじ35によって、接
続管32に対して所定の位置に係止されている。ブレー
キ管30の先端には水平ロッド14の外観をなすと共
に、内部にブレーキシャフト25を通す円筒状の水平ロ
ッド本体36が一体的に連結されている。水平ロッド本
体36の先端には第2の関節15が連結されて、水平ロ
ッド本体36、ブレーキ管30と共に垂直ロッド12に
対して軸O4 を中心に回動自在である。
【0017】第2の関節15は水平ロッド14との連結
部を有する関節本体39と、この関節本体39の上部に
設けられ内視鏡把持アダプタ40を着脱自在に受け入れ
るアダプタ受入部41とから構成されている。関節本体
39の外側部分には中央側面に水平ロッド本体36が連
結された円筒形状のケーシング37が設けられている。
ケーシング37の内面には円筒状のアダプタ回転軸42
が軸O5 を中心としてケーシング37に対して回動自在
に設けられている。ブレーキシャフト25の先端はケー
シング37の側面を貫通し、アダプタ回転軸42の側面
に当接している。アダプタ回転軸42の上端面の一部は
樹脂製で円筒形状の滑りリング43aを介してケーシン
グ37の上部に設けられた全周にわたり内周側へ突出し
たケーシング突出部38と当接している。
【0018】アダプタ回転軸42の下端面は、樹脂製で
円筒形状の滑りリング43bを介して押さえ環44と当
接している。押さえ環44はケーシング37に対して軸
5の軸方向に位置調整可能に設けられ、ケーシング3
7の下部側面に設けられた係止ねじ45により所定の位
置に係止されている。アダプタ回転軸42の上面にはア
ダプタ受入部41がねじにより一体的に固定されてい
る。つまり、アダプタ受入部41はケーシング37に対
して軸O5 を中心に回動自在であり、アダプタ受入部4
1に接続される内視鏡把持アダプタ40に把持される内
視鏡6は軸O4 ,O5 を中心に回動自在である。
【0019】次に、前述のように構成された手術用器具
保持装置の作用について説明する。手術用器具保持装置
1を組み立てる際には、軸O4 回りの回転力量及び軸O
5 回りの回転力量の調整を行う。調整を行う際には、ブ
レーキノブ21を反時計回りに一杯まで回し、ブレーキ
軸23が最も第2の関節15から遠い位置にあり、ブレ
ーキシャフト25がアダプタ回転軸30を付勢しない状
態で行われる。
【0020】まず、軸O4 回りの回転力量の調整を行
う。潰し環34を接続管32に対して軸O4 方向に進退
させることで、潰し環34の外径テーパが摩擦リング3
3の内径テーパを押圧し、摩擦リング33を径方向に押
し広げる力、つまりブレーキ管30に対する付勢力が変
化し、ブレーキ管30の軸O4 回りの回転力量が変化す
る。適切な力量が得られるところで、潰し環34に設け
られた係止ねじ35により、潰し環34の接続管32に
対する進退を係止する。
【0021】次に、軸O5 回りの回転力量の調整を行
う。押さえ環44をケーシング37に対して進退させる
ことで、滑りリング43a、滑りリング43bへの付勢
力が変化し、アダプタ回転軸42の軸O5 回りの回転力
量が変化する。適切な力量が得られたところで、ケーシ
ング37に設けられた係止ねじ45により押さえ環44
のケーシング37に対する進退を係止する。
【0022】手術用器具保持装置1を使用する場合に
は、まず取付部4をレール3に固定し、取付部4に保持
アーム5を取り付ける。その後、内視鏡6を内視鏡把持
アダプタ16に取り付け、内視鏡把持アダプタ16を第
2の関節15に取り付ける。術中に所望の位置に内視鏡
6を動かすと、旋回アーム9の支柱8に対する回動及び
水平アーム10の旋回アーム9に対する回動により水平
方向に追従するとともに、起上アーム11が水平アーム
10に対して回動して上下方向にも追従して、術者が内
視鏡6より手を離しても手術用器具保持装置1が内視鏡
6を把持する。ここで、内視鏡6は軸O4 ,O5 に対し
て回動自在であるため、内視鏡6の患者への挿入角度も
任意に保たれる。
【0023】ブレーキノブ21を時計回りに回転させる
と、ブレーキノブ21の回転に従ってブレーキ軸23が
垂直ロッド12に対して先端方向へ移動し、ボール24
を介して、ブレーキシャフト25を先端方向へ付勢す
る。ブレーキシャフト25の先端面は、アダプタ回転軸
42の側面をケーシング37に対して先端方向へ付勢
し、アダプタ回転軸42をケーシング37に対して固定
する。一方、ブレーキシャフト25の付勢力は、ケーシ
ング37及びケーシング37と一体的に接続されている
水平ロッド本体36を介してブレーキ管30に伝達さ
れ、ブレーキ管突出部29を垂直ロッド12と一体的に
固着されている接続管32のフランジ31に付勢するこ
とにより、ブレーキ管30を垂直ロッド12に固定す
る。
【0024】以上により、ブレーキ管30に接続され、
軸O4 回りに回転するケーシング37と、ケーシング3
7に対して軸O5 回りに回転するアダプタ回転軸42が
同時に固定される。逆にブレーキノブ21を反時計回り
に回転させると、ブレーキ軸23が垂直ロッド12に対
して基端方向に移動し、ブレーキ管突出部29のフラン
ジ31に対する付勢力及びアダプタ回転軸42のケーシ
ング37に対する付勢力が弱まり、内視鏡6は軸O4
5 に対して回動自在となる。
【0025】ここで、ブレーキの付勢力が軸O4 方向で
あるのに対し、軸O4 回りの摺動力量を支配する摩擦リ
ング33によるブレーキ管42の付勢力は径方向に作用
する。そのため、固定/解除を行っても軸O4 回りの摺
動力量は一定に保たれるとともに、固定/解除を繰り返
しても摩擦リング33に過剰な力が加わらないため、摩
擦リング33が削れることなく軸O4 回りの摺動力量は
一定に保たれる。また、軸O5 回りにおいても、押さえ
環44による付勢力は軸O5 方向であり、ブレーキシャ
フト25によりアダプタ回転軸42に軸O4 方向の付勢
力が作用しても、滑りリング43a、滑りリング43b
による軸O5 回りの摺動力量には影響を及ぼさない。
【0026】本実施形態によれば、関節の摺動部材を付
勢して固定/解除を行う付勢部材と、解除時に関節の摺
動部材を付勢して関節の摺動力量を適切な力量にする付
勢部材とを独立して設けているため、固定/解除を行う
付勢部材を調整する調整手段を解除側にすれば、常に術
者は適切な関節の摺動力量で内視鏡6を移動させること
ができる。
【0027】また、関節の固定/解除を切り替える付勢
部材の関節の摺動部材に対する付勢力の方向と、関節の
固定を解除している場合の関節の摺動力量を調節する付
勢部材の関節の摺動部材に対する付勢力の方向とを垂直
としたため、固定/解除を繰り返しても解除時の摺動力
量が変化することがない。
【0028】その上、ブレーキシャフト25を回転させ
ることにより、内視鏡6の軸O4 回りの回動と、軸O5
回りの回動を同時に固定/解除でき操作性が良い。図4
は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部
分は同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態の
摩擦リング46を示す。この摩擦リング46は内径が先
端側ほど広くなるテーパ状である円筒を中心軸を通る平
面で複数個に分割した形状をしている。
【0029】第1の実施形態における摩擦リング33よ
りも均一に径が広がるため、一部に応力が集中すること
がなく、摩擦リング46の耐性が向上するという効果が
ある。
【0030】図5及び図6は第3の実施形態を示し、第
1の実施形態と同一構成部分は同一の符号を付して説明
は省略する。図5は手術用器具保持装置1の全体の概略
的斜視図である。保持アーム5の基端部は略L字状の旋
回アーム47によって構成されている。旋回アーム47
の基端部には鉛直方向の軸O1 を中心に回動自在に、つ
まり旋回アーム47の先端部である旋回アーム先端部4
8が手術台2と平行な面上を回動自在であるように、取
付部4と係合するための溝49が複数設けられている。
【0031】旋回アーム先端部48は長手方向に伸縮自
在となっており、旋回アーム先端部48の先端には略L
字状のパイプからなる起上アーム50が旋回アーム先端
部48の回動軌跡が形成する手術台2と平行な面αに対
して略垂直な面上を回動自在に、つまり面α上にあり旋
回アーム先端部48に垂直な軸O3 を中心に回動自在に
関節51を介して連結されている。起上アーム50のさ
らに先端にはボールジョイント52を介して内視鏡6を
把持する内視鏡把持部53が連結されている。
【0032】図6にボールジョイント52の詳細な構成
を示す。起上アーム50の先端には円環状のケーシング
54が固着されている。ケーシング54の内部の基端側
には側面にV字状溝55を有する鼓形状をした摩擦環5
6がケーシング54の長手方向に摺動自在に設けられて
おり、摩擦環56の先端側に球状のボール57がケーシ
ング54に対して回転自在に設けられている。
【0033】ケーシング54の中央部側面には調整ねじ
58がケーシング54の長手方向に垂直な軸に沿って進
退自在に設けられている。調整ねじ58の先端は摩擦環
56のV字溝55の先端斜面59に当接し、その進退に
追従して摩擦環56がケーシング54の長手方向に進退
する。ケーシング54の調整ねじ58が設けられた部分
の先端側面には調整ねじ58の長手軸と平行なロック軸
60がケーシング54に対して回動自在に設けられてい
る。
【0034】ロック軸60のケーシング54に対する遠
位端にはロック軸60を回動させる直方体状のロックノ
ブ61が固着されている。ロックノブ61は調整ねじ5
8の上方を完全に覆い隠す位置と覆い隠さない位置に回
動自在である。ロック軸60の他端はケーシング54の
内部まで延びており、その先端にはロック軸60に追従
して回動し、楔状断面を有するロック板62が固着され
ている。ロック板62はロックノブ61が調整ねじ58
の上方を覆う位置にある場合にはボール57とケーシン
グ54の間に嵌挿されボール57をケーシング54に対
して係止する位置に、ロックノブ61が調整ねじ58の
上方を覆わない位置にある場合にはボール57を係止し
ない位置に移動する。ボール57の先端には内視鏡6の
挿入軸O6 を中心に回動自在に内視鏡6を把持する内視
鏡把持部53が連結されている。
【0035】次に、前述のように構成された手術用器具
保持装置の作用について説明する。本発明における手術
用器具保持装置1を使用するに当たり、術者はまず第1
の実施形態と同じく、手術用器具保持装置1をレール3
に取り付けた後、内視鏡6を内視鏡把持部53に取付け
る。術中、所望の位置に内視鏡6を動かすと、患者の体
表近くの手術台2と平行な面α上で旋回アーム先端部4
8が取付部4に対して回動し、旋回アーム先端部48が
伸縮して水平方向に追従するとともに、旋回アーム47
に対する起上アーム50の回動により上下方向にも追従
して、術者が内視鏡6より手を離しても手術用器具保持
装置1が内視鏡6を保持する。保持アーム5の先端にボ
ールジョイント52が設けられているため、内視鏡6の
挿入角度も任意の状態に保持される。
【0036】また、術者が内視鏡6の挿入角度を変える
際のボールジョイント52の摺動力量を変えたい場合に
は、調整ねじ58を回動し、摩擦環56のボール57へ
の付勢力を変えることで所望の力量に設定する。内視鏡
6の挿入角度を固定したい場合には、ロックノブ61を
回転しロック板62でボール57をケーシング54に係
止させることにより、ボールジョイント52をロックす
る。ここで、ボールジョイント52がロックされている
場合には、ロックノブ61が調整ねじ58の上方に被さ
っているため、調整ねじ58を操作することができな
い。
【0037】したがって、第1の実施形態と同様の効果
があり、また術者が関節の摺動力量を調整可能なように
調整ねじ58が設けられているため、関節の摺動を固定
していない場合には常に最適な摺動力量で操作すること
が可能である。また、本実施形態においては、摺動を固
定している場合には摺動力量が調整できないため、関節
を固定した状態で不用意に摺動力量を設定してしまい、
固定を解除したとたんに、摺動力量が小さすぎて内視鏡
6の自重で内視鏡6が勝手に移動してしまうことがな
く、より安全である。
【0038】図7〜図10は第4の実施形態を示し、本
実施形態は、第1の実施形態が軸O4 ,O5 周りの固定
/解除を行っていたのに加え、軸O2 、O3 周りでも固
定/解除を行えるようにしたもので、これ以外の同一構
造部分は説明を省略する。
【0039】図1のF−F断面である図7を用いて、軸
2 、軸O3 周りの回転トルク調整機構と、F(フリ
ー).L(ロック)機構の構成を説明する。水平アーム
10の起上アーム11との連結部にあるボックス本体7
0内には凹空間70aと凹空間70bが設けられてい
る。ボックス本体70の両側には、前記2つの凹空間7
0a,70bを覆う板状部材の右カバ−71と左カバ−
72が図示しないねじ等により固定されている。右カバ
−71と左カバ−72にはそれぞれ図1の軸O3 を中心
とする丸穴71a,72aが設られており、軸受けとし
ての樹脂製のアームブシュ73を介して起上アーム11
のアーム軸74が回転自在に支持されている。
【0040】アーム軸74の両端には軸方向の移動を防
止する抜け止め75,75が図示しないねじ等により固
定されている。前記凹空間70aには起上アーム11の
アーム軸74の軸O3 周りの回転トルクを調整する回転
トルク調整機構76が設けられている。
【0041】図7のG−G断面である図8を用いて回転
トルク調整機構76の構造を説明する。回転トルク調整
機構76は、クランプ状の金属製の摩擦板77と、アー
ム軸74を支える樹脂製の摩擦ブロック78、78と、
締め付けねじ79と、ねじ80よりなる。ねじ80は摩
擦板77を凹空間70a内の凹空間70a〜70bを仕
切る壁に固定されている。摩擦板77は空間77aと雌
ねじ部77bを有し、空間77aには前記摩擦ブロック
78、78がアーム軸74を支えるように設けられてい
る。
【0042】摩擦板77の雌ねじ部77bには締付ねじ
79が締められており、締め量に応じて前記空間77a
を図中略上下方向に狭くすることで前記摩擦ブロック7
8、78を介してアーム軸74の外周面に荷重をかけ摩
擦力を生じさせ、一定のトルク以下ではアーム軸74が
回転しない回転トルク調整機構76を構成している。
【0043】次に、図7の凹空間70bに設けられたブ
レーキ機構の説明を行う。図7の凹空間70bのH−H
断面を図9に示す。図9に於いて、梃子アーム81は長
い角柱状の部材で、両端部には押圧棒82、83(図7
参照)がねじ結合により固定されている。図9に示すよ
うにボックス本体70には前記梃子アーム81の上下の
ガイドであり、水平アーム10を構成する梃子カイド8
4と梃子ガイド85が複数のねじ87aにより固定され
ている。
【0044】また、図7に示すように梃子ガイド84、
梃子ガイド85の他端はガイドつなぎ86を間に挟み、
ねじ87bにより固定されている。ガイドつなぎ86に
は押圧棒88がねじ結合により固定されてる。図9に示
すように梃子アーム81は、梃子ガイド84の中間部に
設けられた穴84aと梃子ガイド85の中間部に設けら
れた穴85aに支持された梃子軸89により回転自在に
支持されている。梃子軸89は抜け止め90とねじ91
で連結することで軸方向の抜けを防止している。また、
梃子アーム81と梃子ガイド84、85の間には梃子ア
ーム81の高さ方向(梃子軸89の軸方向)の支えとし
ての樹脂製のワッシャ−92、92が介挿されている。
また、凹空間70bの切欠部70cも梃子アーム81の
高さ方向の支えとして設けられている。梃子ガイド84
の基端側の穴84bと梃子ガイド85の基端側の穴85
bはブッシュ93、93を介し関節ブロック94の軸部
94aを軸O2 周りに回転自在に支持している。軸部9
4aの端部にはねじ部94bがあり、リング95を締め
ることで軸方向に圧縮し、一定の回転トルクに調節後固
定されている。関節ブロック94には穴94cがあり、
旋回アーム9の端部が図示しないねじ等の締結手段によ
り固定されている。
【0045】また、図9に示すように、凹空間70bに
は、ブレーキ板95がその異形穴95aをアーム軸74
のカット軸部74aと嵌合して設けられ、起上アーム1
1の回転に追従してブレーキ板95も軸O3 回りに回転
する。一方、ブレーキ板95はアーム軸74の軸方向に
は固定されず、摺動可能に構成されている。ボックス本
体70に固定された左カバ−72にはF/Lノブ96の
雄ねじ部96aがねじ込まれている。図9に於いて矢印
方向にF/Lノブ96を回転させると雄ねじ部96aが
推進し、図7に於いて梃子アーム81を図中下向きに押
す構造となっている。またボックス本体70及び左カバ
−72上にはF/Lノブ96の回転量、すなわち雄ねじ
部96aの推進量を規制するストッパ−97及びストッ
パー98が設けられている。
【0046】次に、作用について説明する。手術中に、
図7に於ける軸O2 、軸O3 周りの回転を固定する際に
は、図9に示すように、F/Lノブ96を図中矢印方向
(水平姿勢から垂直姿勢)に回転させる。F/Lノブ9
6が水平姿勢から垂直姿勢に回転することで、F/Lノ
ブ66の雄ねじ部96aが左カバ−72に対し所定の推
進力でねじ込まれる。
【0047】図7に示すように雄ねじ部96aは、支点
89を持つ梃子アーム81を所定の推進力で押圧する。
図9の概念図としての図10に示すように、ねじによる
推進力FA は梃子アーム81に力点として加わり、支点
としての梃子軸89周りにモーメントを発生させる。こ
のモーメントは、梃子アーム81両端に設けられた押圧
棒82、83にそれぞれFB ,FC の力を与える。ここ
で、力FB は図7中下向きに働き、図7においてブレー
キ板95は押圧棒82とボックス本体70との間で挟ま
れることによりロックされる。ここでアーム軸74とブ
レーキ板95はカット軸部74aと異形穴95aで相対
回転しないため、アーム軸74は回転しなくなり、これ
と連結した起上アーム11も回転しなくなる。これによ
り、軸O3 周りの回転がロックされる。なお、アーム軸
74とブレーキ板95は軸方向には連結していないの
で、前記力FB がアーム軸74を軸方向に押すことはな
い。また、力FC は、図7に示すように図中上向きに働
き、関節ブロック94の軸部94aは、押圧棒83と押
圧棒88との間で挟まれることにより回転しなくなり、
回転軸O2 周りの回転がロックされる。以上のようにし
て、F/Lノブ96を操作することにより、軸O2 周り
および軸O3 周りの回転を同時にロックすることができ
る。一方、前記軸O2 周りおよび軸O3 周りには常時荷
重が加えられ、F/Lノブ96をフリーにした状態でも
一定のトルク下では回転しないよう構成されている。ア
ーム軸74(軸O3 )周りについては、図8に示す回転
トルク調整機構76により、締付ねじ79の締め量に応
じて前記空間77aを図中略上下方向に狭くすることで
前記摩擦ブロック78、78を介してアーム軸74の径
方向に荷重をかけ摩擦を生じさせている。ここで、アー
ム軸74周りのブレーキ力して働く力FB は、アーム軸
74を軸方向に押すことはないので、前記回転トルク調
整機構による摩擦に影響を与えることはない。
【0048】一方、関節ブロック94の軸部94a周り
については、図9に示すように軸部94a周りでリング
95を締めて軸方向に荷重をかけ摩擦を生じさせてい
る。ここで、軸部94a周りのブレーキ力として働く力
C は、軸部94aを径方向に荷重をかけブレーキをか
けているので、前記軸部94a周りの摩擦を生じる機構
に影響を与えることはない。
【0049】本実施形態によれば、第1の実施形態の効
果に加え、更に多くの関節の固定/解除が容易に行え操
作性が良い。前述した実施の形態によれば、次の構成が
得られる。
【0050】(付記1)構造部材と、この構造部材の一
端に設けられ、前記構造部材の他の構造部材を摺動自在
に接続する一つの関節と、この関節の摺動力量を調節可
能な摺動力量調整手段とを有する組立体を少なくとも一
組設けた手術用器具保持装置において、関節一つ当たり
に独立した複数の摺動力量調整手段を設けたことを特徴
とする手術用器具保持装置。
【0051】(付記2)1つの構造部材と、前記構造部
材の両端に設けられ、各々前記構造部材と他の構造部材
を摺動自在に接続する2つの関節を有し、各関節にそれ
ぞれ独立した複数の摺動力量調整手段を設けた組立体を
少なくとも一組設けた手術用器具保持装置において、第
1の関節に設けた一つの摺動力量調整手段と、第2の関
節に設けた一つの摺動力量調整手段とを同時に調整する
摺動力量調整手段を設けたことを特徴とする手術用器具
保持装置。
【0052】(付記3)前記関節に設けた複数の摺動力
量調整手段が、関節の摺動部材を付勢する第1の付勢部
材の付勢力を調整する第1の摺動力量調整手段と、第1
の付勢部材と別に設けた第2の付勢部材の付勢力を調整
する第2の摺動力量調整手段からなることを特徴とする
付記1または2に記載の手術用器具保持装置。
【0053】(付記4)前記第1の摺動力量調整手段は
付勢力を連続的に調整可能であり、前記第2の摺動力量
調整手段は関節の摺動を固定する状態と固定しない状態
とに切り替え可能としたことを特徴とする付記3に記載
の手術用器具保持装置。
【0054】(付記5)前記第1の付勢部材が前記関節
の摺動部材を付勢する方向と、第2の付勢部材が前記関
節の摺動部材を付勢する方向を略垂直としたことを特徴
とする付記3または4に記載の手術用器具保持装置。
【0055】(付記6)前記関節の一つが、相互に回転
自在な二重管からなり、径方向へ付勢する付勢部材によ
り摺動力量を調整したことを特徴とする付記1〜5のい
ずれかに記載の手術用器具保持装置。
【0056】(付記7)前記付勢部材が、径が変化する
よう変形可能な摩擦リングであることを特徴とする付記
6に記載の手術用器具保持装置。 (付記8)前記摺動力量調整手段に摩擦リングの径を変
化させて径方向の付勢力を調整する摩擦リング変形部材
を設けたことを特徴とする付記6または7に記載の手術
用器具保持装置。
【0057】(付記9)前記摩擦リングの内径をテーパ
状とするとともに、摩擦リングの断面形状を略C字状と
したことを特徴とする付記7または8に記載の手術用器
具保持装置。
【0058】(付記10)前記摩擦リング変形部材の外
径をテーパ状としたことを特徴とする付記8または9に
記載の手術用器具保持装置。 (付記11)前記第2の力量調整手段を関節の摺動を固
定する状態にした場合には、第1の力量調整手段による
調整を不能とした、第2の力量調整手段を設けたことを
特徴とする付記3または4に記載の手術用器具保持装
置。
【0059】(付記12)前記関節がボールジョイント
よりなることを特徴とする付記1,4、11のいずれか
に記載の手術用器具保持装置。 付記1〜4、12によれば、複数の関節の摺動力量の調
整手段のうち、一つを適切な関節の摺動力量に調整して
おけば、術中に他の摺動力量調整手段を操作して摺動力
量を変更していても、それらを解除すれば、最初の適切
な関節の摺動力量を保つ。
【0060】前記構成によると、従来技術の有する関節
の摺動の固定/解除を行うと、解除時の関節の摺動力量
の設定をやり直す必要があるといった問題点が解決され
る。付記5〜10によれば、関節の摺動の固定/解除を
切り替える手段が操作されても、解除時における関節の
摺動力量を支配している関節の付勢部材の付勢力とは方
向が違うため、関節の摺動力量が変化しない。
【0061】関節の摺動の固定/解除を切り替える手段
を有する手術用器具保持装置において、固定、解除の切
り替えを繰り返しても、解除時における関節の摺動力量
が適切な力量に保たれる手術用器具保持装置を提供する
こと。
【0062】付記11によれば、関節の摺動の固定/解
除を切り替える手段を固定側にしている場合には、固定
/解除の切り替え手段が、関節の摺動力量を連続的に調
整する手段が操作されることを防ぐ。
【0063】関節の摺動を固定している間に誤って解除
時の関節の摺動力量を小さくしてしまい、次に固定を解
除した際、器具の自重により器具の先端が勝手に移動し
て臓器を損傷してしまうことのない、より安全な手術用
器具保持装置を提供すること。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、関節の摺動の固定/解除を行うと、解除時の関節の
摺動力量の設定をやり直す必要がなく、最初の適切な関
節の摺動力量を保ち、術者がいつでも即座に適切な摺動
力量で関節を摺動できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す手術用器具保
持装置の斜視図。
【図2】同実施形態を示し、図1のA部を拡大した側面
図及び一部切欠した正面図。
【図3】同実施形態の摩擦リングの斜視図、B矢視図及
びC−C線に沿う断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す摩擦リングの
斜視図。
【図5】この発明の第3の実施形態を示す手術用器具保
持装置の斜視図。
【図6】同実施形態を示し、図5のD部を拡大した平面
図、縦断正面図及びE−E線に沿う断面図。
【図7】この発明の第4の実施形態を示し、図1のF−
F線に沿う断面図。
【図8】同実施形態を示し、図7のG−G線に沿う回転
トルク調整機構を示す断面図。
【図9】同実施形態を示し、図7のH−H線に沿う断面
図。
【図10】同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
10…水平アーム 11…起上アーム 12…垂直ロッド 13…第1の関節 14…水平ロッド 15…第2の関節

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造部材と、この構造部材の一端に設け
    られ、前記構造部材の他の構造部材を摺動自在に接続す
    る一つの関節と、この関節の摺動力量を調節可能な摺動
    力量調整手段とを有する組立体を少なくとも一組設けた
    手術用器具保持装置において、 関節一つ当たりに独立した複数の摺動力量調整手段を設
    けたことを特徴とする手術用器具保持装置。
JP9089303A 1997-04-08 1997-04-08 手術用器具保持装置 Withdrawn JPH10277054A (ja)

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