JPWO2012090428A1 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

本願発明は、簡単な構成で自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する温度検出手段の故障を適正に検出することができ、該温度検出手段に故障が生じることに起因して自動変速機の制御不良が生じるのを効果的に防止できるようにすることを目的とし、自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段3と、上記作動油の収容部と同一雰囲気中に設置された自動変速機制御手段4とを備えた自動変速機の制御装置において、上記自動変速機制御手段4の温度を検出する第2温度検出手段5と、該第2温度検出手段5で検出された自動変速機制御手段4の温度と上記第1温度検出手段3で検出された作動油の温度とを比較することにより上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定する故障判定部8とを備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する温度検出手段を備えた自動変速機の制御装置に関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、自動変速機の摩擦係合装置を係合させるためのオイルの温度を検出する油温センサを備え、該油温センサで検出されたオイルの温度が予め定めた基準温度以下の場合に特定の変速を禁止する自動変速機の変速制御装置において、上記油温センサの異常を検出するフェール検出手段と、油温センサの異常が検出された場合に上記オイルの温度を推定する油温推定手段と、推定されたオイルの温度が上記基準温度以下の場合には上記特定の変速を禁止し、かつ推定されたオイルの温度が上記基準温度を越えている場合には上記変速の禁止を解除する禁止制御手段とを設けることにより、上記油温センサのフェール時における変速ショックの悪化や摩擦係合装置の耐久性の低下を防止することが行われている。
また、下記特許文献2に示されるように、所定以上の高温条件下における自動変速機用コントロールユニットの暴走を防止する自動変速機用コントロールユニットの高温時暴走防止装置において、上記自動変速機用コントロールユニットまたはその周辺で検出した温度が予め設定された第1温度以上になる場合は、該検出温度が上記第1温度未満または該第1温度よりもヒステリシス分だけ越えて低下するまで、上記自動変速機用コントロールユニットの機能を一時停止させ、上記検出温度が予め設定された第1温度を越える第2温度以上になる場合は、上記検出温度が第2温度を下回る後も、自動変速機用コントロールユニットの機能を完全に停止させる温度監視手段を設けることにより、温度変化の生じ易い環境に自動変速機用コントロールユニットを配する際に、その暴走を防止することが行われている。
特開平7−259984号公報 特開2000−136872号公報
上記特許文献1に開示された自動変速機の変速制御装置では、イグニッションキーをONにしてエンジンを作動させてから5分程度の所定時間を経過すれば自動変速器内の作動油温度が上昇していると推定されるため、このような状態で上記油温センサの出力が本来想定される温度に達していない場合、または該温度センサからの出力が所定時間以上継続して変化しない場合等に、上記温度センサに故障が生じたと判定するように構成されている。しかし、上記自動変速機内に収容された作動油の温度は、外部環境およびエンジンの運転履歴等に応じて変動し、上記のようにエンジンの作動後に所定時間を経過したとしても、上記作動油の温度が所定温度に上昇しているとは限らないため、上記のように特許文献1に開示された構成を採用したとしても、上記温度センサの故障を正確に判定することは困難である。
また、上記特許文献2に開示された自動変速機用コントロールユニットでは、温度センサにより検出された自動変速機用コントロールユニットまたはその周辺の温度に応じ、自動変速機用コントロールユニットの機能を一時的に停止し、あるいは完全に停止させる温度監視手段を設けたため、上記温度センサが正常に作動していれば、車室内に比べて温度が上昇し易い自動変速機内に、自動変速機用コントロールユニットを配設した場合においても、該自動変速機用コントロールユニットが高温に加熱されることによる暴走を防止することが可能である。しかし、上記温度センサに故障が生じて自動変速機用コントロールユニットの周辺温度を正確に検出することができない場合には、自動変速機用コントロールユニットの周辺温度が所定値以下であるにも拘わらず、その機能が停止されたり、逆に自動変速機用コントロールユニットの周辺温度が所定値以上であるにも拘わらず、その暴走を防止することができなかったりする等の問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する温度検出手段の故障を適正に検出することができ、該温度検出手段に故障が生じることに起因して自動変速機の制御不良が生じるのを効果的に防止できる自動変速機の制御装置を提供することを目的としている。
本願発明は、自動変速機の制御装置において、
自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段と、
上記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された自動変速機制御手段と、
前記自動変速機制御手段の温度を検出する第2温度検出手段と、
前記第2温度検出手段で検出された自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定する故障判定部とを備えたことを特徴とする。
従来技術においては、エンジンの作動後における経過時間に応じて推定された作動油の推定温度に基づいて温度センサの故障の有無を検出するように構成されたものがある。このような従来技術においては、外部環境およびエンジンの運転履歴等に応じて作動油の実温度が推定温度と異なった状態となること等に起因した誤判定を生じる場合がある。しかし上記した本願発明の構成によって、当該従来技術の問題点を解消でき、上記第1温度検出手段の故障を正確に判定することができ、故障が生じた第1温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御が実行されることによる制御不良の発生を簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。
本発明に係る自動変速機の制御装置の実施形態を示すブロック図である。 上記自動変速機の制御装置の設置状態を示す説明図である。 上記制御装置の基本制御動作を示すフローチャートである。 上記制御装置のサブルーチンを示すフローチャートである。 上記制御装置のサブルーチンを示すフローチャートである。 検出温度の変化状態を示すグラフである。
図1および図2は、本発明に係る自動変速機の制御装置の実施形態を示している。該自動変速機のケーシング1内には、変速機構を作動させる油圧機構のバルブボディ2と、上記ケーシング1内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段3とが配設されている。該第1温度検出手段3は、その検出部が自動変速機のオイルパン内に設置されるとともに、下記第2温度検出手段5よりも高い検出精度を有する温度センサからなっている。ここで検出精度が高いとは、検出誤差の範囲が小さいという意味である。
また、上記バルブボディ2の上面には、CPUおよび記憶素子等を有するIC基板等からなる自動変速機制御手段4が取り付けられることにより、該自動変速機制御手段4が上記作動油の収容部と同一雰囲気中、具体的には上記ケーシング1内であって作動油の収容部外(該収容部の上方)に配設されている。
上記自動変速機制御手段4には、IC基板が高温状態となる等によりCPUが暴走するのを防止するために、上記自動変速機制御手段4の温度を検出する複数個のサーミスタが組み込まれている。そして、該サーミスタからなる第2温度検出手段5により上記自動変速機制御手段4の温度、つまり上記作動油の収容部と同一雰囲気中でその上方位置の温度が検出されるようになっている。
上記自動変速機制御手段4には、自動変速機のソレノイドバルブを備えた油圧制御回路6を制御する変速制御部7と、自動変速機制御手段4に組み込まれた複数個のサーミスタ(以下、第2温度検出部とも呼称する)からなる第2温度検出手段5に故障が生じているか否かを判定するとともに、上記温度センサからなる第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定する故障判定部8と、上記第2温度検出手段5を構成する複数個の第2温度検出部の検出温度を平均化するとともに、該第2温度検出手段5の検出温度を必要に応じて低温側に補正する温度補正部9とが設けられている。
上記変速制御部7は、車両の運転状態に応じて自動変速機のクラッチやブレーキ等からなる摩擦締結要素に作動油を給排するために上記油圧制御回路6に作動指令信号を出力して自動変速機の変速制御を実行するように構成されている。また、上記第1温度検出手段3等により検出された作動油の温度が一定値未満の場合に、変速ショックやエンジン回転数の吹き上がりを防止するために、特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御が上記変速制御部7により実行されるようになっている。
上記故障判定部8は、エンジンの始動時に一定条件下で、上記第2温度検出手段5構成する複数の第2温度検出部の検出温度を互いに比較し、各検出温度の間に所定値以上の差がないことが確認された場合に、上記第2温度検出手段5に故障が生じていないと判定するように構成されている。一方、故障判定部8において、上記各第2温度検出部の検出温度の間に所定値以上の差があることが確認された場合には、該第2温度検出手段5を構成する複数の第2温度検出部の少なくとも一つに故障が生じていると判定され、インストルメントパネルのメータユニット等に設けられた故障報知手段10に故障信号が出力されるようになっている。
また、上記故障判定部8は、第2温度検出手段5に故障が生じていないと判定された場合に、上記温度補正部9により平均化した第2温度検出手段の検出温度(複数の第2温度検出部による検出温度の平均値)と上記第1温度検出手段3の検出温度とを比較し、後述するように上記第1温度検出手段3により検出された作動油の温度変化率が第2温度検出手段5により検出された自動変速機制御手段4の温度変化率よりも小さいときに、上記第1温度検出手段3が故障していると判定するように構成されている。そして、上記故障判定部8により第1温度検出手段3が故障していると判定された場合には、上記変速制御部7および故障報知手段10に故障信号が出力されるようになっている。
また、上記故障判定部8から第1温度検出手段3が故障していることを示す故障信号が出力された場合には、上記温度補正部9により補正された第2温度検出手段5の検出温度に基づく自動変速機の制御、例えば上記第2温度検出手段5により検出された自動変速機制御手段4の温度の補正値が一定値未満の時に、特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御が上記変速制御部7において実行されるように構成されている。
上記自動変速機制御手段4において実行される基本制御動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。上記基本制御動作がスタートすると、まず図4に示すサブルーチンにおいて、第1,第2温度検出手段3,5の故障診断を実行できる状態にあるか否かを判別する故障診断可否判別を行うとともに(ステップS1)、図5に示すサブルーチンにおいて、第2温度検出手段5に故障が生じているか否かを判定するIC故障判定制御を実行する(ステップS2)。
上記ステップS1のサブルーチンにおいて、第1,第2温度検出手段3,5の故障診断を実行することが可能な状態にあると判定され、かつ上記ステップS2のサブルーチンにおいて、第2温度検出手段5に故障が生じていないと判定された場合には、エンジン始動時の所定時点で上記第1温度検出手段3により検出された作動油の温度変化率ΔTtftと、上記第2温度検出手段5により検出された自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTicとを算出する(ステップS3)。
例えば、図6に示すように、エンジンの始動開始時点t1における第1温度検出手段3の検出温度Ttft1と、上記エンジンの始動開始時点t1から所定の基準時間taが経過した時点t2における第1温度検出手段3の検出温度Ttft2との差とを上記故障判定部8において求めるとともに、上記両検出温度の差(Ttft2−Ttft1)と、上記基準時間taとに基づいて上記作動油の温度勾配からなる温度変化率ΔTtftを算出する。また、エンジンの始動開始時点t1における第2温度検出手段5の検出温度Tic1と、上記エンジンの始動開始時点t1から基準時間taが経過した時点t2における第2温度検出手段5の検出温度Ttft2との差とを上記故障判定部8において求めるとともに、該検出温度の差(Tic2−Tic1)と、上記基準時間taとに基づいて上記自動変速機制御手段4の温度勾配からなる温度変化率ΔTicを算出する。
次いで、上記ステップS3で算出された作動油の温度変化率ΔTtftが自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTic未満であるか否かを判別することにより第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定する(ステップS4)。上記第1温度検出手段3の検出温度Ttftは、エンジンの始動後に作動油の温度が上昇するのに応じて速やかに上昇するのに対し、第2温度検出手段5の検出温度Ticは、エンジンの始動後に上昇した上記作動油の熱がバルブボディ2等を介して自動変速機制御手段4の設置部に伝達されるため、上記第1温度検出手段3の検出温度Ttftよりも遅れて上昇する傾向がある(図6参照)。
したがって、エンジンの始動開始時点t1から、例えば3min〜10min程度に設定された所定の基準時間taが経過して、上記第1温度検出手段3の検出温度(作動油の温度)Ttftがある程度上昇し、かつ該作動油の熱が自動変速機制御手段4の設置部まで充分に伝達される前の時点t2では、上記第1温度検出手段3により検出された作動油の温度変化率ΔTtftが、上記第2温度検出手段5により検出された自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTicよりも大きくなるはずである。
このため、上記ステップS4でNOと判定され、上記時点t2おける作動油の温度変化率ΔTtftが自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTic以上であると判別された場合には、上記第1温度検出手段3に故障が生じていないと判断し、該第1温度検出手段3の検出温度Ttftに基づき、上記自動変速機の制御を変速制御部7において実行する(ステップS5)。例えば、上記第1温度検出手段3により検出された作動油の温度が一定値未満の場合には、変速ショックやエンジン回転数の吹き上がりを防止するために、特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御を上記ステップS5において実行する。
これに対して上記ステップS4でYESと判定され、上記時点t2おける作動油の温度変化率ΔTtft′が自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTic未満であると判別された場合には、上記第1温度検出手段3に故障が生じた状態にあると判断して、上記各第2温度検出手段5の検出温度Ticに、予め1未満の値(例えば0.8)に設定された補正係数を乗算することにより、上記各第2温度検出手段5の検出温度を低温側に補正した後(ステップS6)、該補正温度に基づく自動変速機の制御を上記変速制御部7において実行する(ステップS7)。
次に、上記基本制御動作のステップS1で実行される第1,第2温度検出手段3,5の故障診断可否判別の制御動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。該制御動作がスタートすると、まずイグニッションキスイッチ(図示せず)の出力信号に応じてエンジンの始動が行われたか否かを判定する(ステップS11)。該ステップS11でYESと判定されて現時点がエンジンの始動開始時点t1であることが確認された場合には、当該エンジンの始動開始時点t1における第1温度検出手段3の検出温度Ttftを読み込むとともに(ステップS12)、当該検出温度Ttftが予め設定された基準温度Tr未満であるか否かを判定する(ステップS13)。
上記基準温度Trは、エンジンの停止後に一定時間が経過した後にエンジンが始動された状態にあるか否かを判定するために設定されたものであり、エンジンの作動が停止されて上記作動油の温度およびその上方に配設された自動変速機制御手段4の温度が充分に低下した状態となった後に、エンジンが始動された状態にあるか否かを判定し得る値に設定されている。上記ステップ13でNOと判定されて現時点がエンジンの停止後に一定時間が経過しておらず、エンジンの停止後に短時間でエンジンが再始動された状態にあることが確認された場合には、下記故障判定可能状態に移行することなく、そのままリターンする。
一方、上記ステップ13でYESと判定され、現時点がエンジンの停止後に一定時間が経過して作動油の温度が基準温度Tr未満に低下した状態にあることが確認された場合には、上記エンジンの始動開始時点t1から所定の基準時間taが経過した時点、つまり上記作動油の温度変化率ΔTtftおよび自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTicを検出する検出時点t2となったか否かを判定する(ステップS14)。該ステップS14でYESと判定された時点で、上記第1温度検出手段3の故障判定可能状態に移行する(ステップS15)。
また、図5に示すフローチャートに基づき、上記基本制御動作のステップS2で実行されるIC故障判定の制御、つまり上記第2温度検出手段5に故障が生じているか否かを判定する制御を説明する。
該故障判定の制御動作がスタートすると、まずイグニッションキスイッチの出力信号に応じてエンジンの始動が行われたか否かを判定する(ステップS21)。該ステップS21でYESと判定されて現時点がエンジンの始動開始時点t1であることが確認された場合には、上記エンジンの始動開始時点t1から上記基準時間taが経過した時点、つまり作動油の温度変化率ΔTtftおよび自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTicの検出時点t2となったか否かを判定する(ステップS22)。
上記ステップS22でYESと判定された時点で、上記自動変速機制御手段4に設けられた複数個の第2温度検出部(第2温度検出手段5)により検出された自動変速機制御手段4の各温度Ticをそれぞれ読み込んだ後(ステップS23)、上記各検出温度Ticを互いに比較して各検出温度Ticの間に所定値以上の差がないか否かを判別することにより、複数の第2温度検出部の少なくとも一つに故障が発生しているか否かを判定する(ステップS24)。該ステップS24でYESと判定された場合には、故障報知手段10に故障信号を出力する(ステップS25)。
一方、上記ステップS24でNOと判定されて上記第2温度検出手段5に故障が発生していないことが確認された場合には、第2温度検出手段5を構成する複数の第2温度検出部の検出温度Ticを平均化した平均温度を算出し(ステップS26)、該平均温度を上記第2温度検出手段5の検出温度Ticとして設定する。なお、上記自動変速機制御手段4を構成するIC基板に通電されることにより上記第2温度検出手段5の検出温度Ticが上昇する傾向があるため、上記IC基板への通電量に応じた温度上昇を考慮して第2温度検出手段5の検出温度Ticを低温側に補正することが望ましく、これにより上記自動変速機制御手段4の設置部温度をより適正に検出することが可能となる。
上記のように自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段3と、上記作動油の収容部と同一雰囲気中に設置された自動変速機制御手段4の温度を検出する第2温度検出手段5とを備えた自動変速機の制御装置において、上記第2温度検出手段5で検出された自動変速機制御手段4の温度と上記第1温度検出手段3で検出された作動油の温度とを比較することにより上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定する故障判定部8とを設けている。このように簡単な構成で自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段3の故障を適正に検出することができ、該第1温度検出手段3に故障が生じることに起因して自動変速機の制御不良が生じるのを効果的に防止できるという利点がある。
すなわち、従来技術のようにエンジン作動後の経過時間に応じて推定された作動油の推定温度に基づいて温度センサに生じた故障の有無を検出するように構成した場合には、外部環境およびエンジンの運転履歴等に応じて作動油の実温度が推定温度と異なった状態となること等に起因した誤判定を生じる可能性が高かった。しかし、上記実施形態(第1温度検出手段3と第2温度検出手段5による検出結果に基づき第1温度検出手段3の故障の有無を判断する)の構成によって、従来技術の問題を回避可能となり、作動油の温度を検出する上記第1温度検出手段3に故障が発生しているか否かを正確に判定することができる。
また、上記実施形態に示すように、エンジンの始動開始時点t1から所定の基準時間taが経過した時点t2における自動変速機制御手段4の温度勾配により表される温度変化率ΔTtftを上記第2温度検出手段5の検出温度に基づいて算出するように構成することによって、該第2温度検出手段5の検出精度が低い場合(温度検出値の絶対値に対する誤差範囲が広い場合)においても、絶対値を比較するのではなく絶対値の変化の度合いを算出するため信頼性の高い上記温度変化率ΔTtftを検出することができる。従って、該温度変化率ΔTtftに基づいて上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを正確に判定することができる。
すなわち、上記第1温度検出手段3は、作動油の温度に応じて特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御を実行するために設けられたものであるため、高精度の油温センサ等が使用される。これに対して、上記自動変速機制御手段4の温度を検出する第2温度検出手段5は、IC基板等が高温状態となることに起因したCPUの暴走を防止すること等を目的として上記自動変速機制御手段4に設けられたものであり、上記第1温度検出手段3に比べて同一温度における出力値の検出誤差範囲(公差)が広いもの、例えば自動変速機制御手段4に組み込まれたサーミスタからなる安価な既存のものが使用されることによりコストを低廉化が可能となる。
このように検出誤差範囲(公差)の大小に起因して、上記検出精度の低い第2温度検出手段5の出力値(絶対値)と、上記第1温度検出手段3の出力値(絶対値)とを比較して、該故障の判定を行うように構成する場合には、上記検出誤差範囲に基づいて誤判定を招く虞がある。しかし、上記のようにエンジン始動時の所定時点で第1温度検出手段3により検出された作動油の温度変化率ΔTtftが、第2温度検出手段5により検出された自動変速機制御手段4の温度変化率ΔTicよりも小さいと故障判定部8において判定されたときに、上記第1温度検出手段3に故障が生じていると判断するように構成することによって、該第1温度検出手段3に比べて検出精度の低い第2温度検出手段5を用いることに起因した誤判定を効果的に防止することができる。したがって、上記故障が生じた第1温度検出手段3の検出温度に基づいて自動変速機の制御が実行されることによる制御不良の発生を、簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。
また、上記実施形態では、作動油の温度が低いエンジンの始動時であって、作動油の温度が低いために該作動油等の温度が顕著に変化する状態において温度検出をするので、上記第2温度検出手段5で検出された自動変速機制御手段4の温度と上記第1温度検出手段3で検出された作動油の温度とを比較することにより該第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを故障判定部8において判定するように構成したため、該故障判定部8による故障判定を、より正確に実行できるという利点がある。
特に、上記実施形態に示すように、エンジンの作動が停止されることにより上記作動油の温度およびその上方に配設された自動変速機制御手段4の温度が充分に低下した状態となった後にエンジンが始動された状態にあると判定された場合にのみ、上記第1温度検出手段3の故障判定制御を実行するように構成したため、エンジンの停止後に短時間でエンジンが再始動された場合のように、自動変速機内に収容された作動油の温度および該作動油の収容部と同一雰囲気中における温度が不安定な状態(高い状態)で、上記第1温度検出手段3の故障判定制御が実行されることに起因した誤判定の発生を効果的に防止できるという利点がある。
なお、エンジンの停止後に長時間が経過して上記作動油の温度およびその上方に配設された自動変速機制御手段4の温度が略等しい温度まで低下したと考えられる状態となった後にエンジンが始動され、その後に一定時間が経過した時点t2で、上記第1,第2温度検出手段3,5の検出温度を比較することにより、第1温度検出手段3が故障しているか否か判定するように構成することも可能である。即ち、t1時における第1温度検出手段3による検出温度と第2温度検出手段5による検出温度が略同一の場合にはt1時点からTa時間経過した時点での第1、及び、第2温度検出手段3,5による検出温度の絶対値同士を比較することで温度勾配の大小を判断できる。従って、上記のように所定の基準時間Ta内における作動油の温度勾配および自動変速機制御手段4の温度勾配により表される温度変化率ΔTic,ΔTtftを求めることなく、上記第1,第2温度検出手段5の検出温度を単純に比較するだけで、上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを正確に判定することが可能である。
また、上記実施形態では、故障判定部8により第1温度検出手段3が故障していると判定されたときに、上記自動変速機制御手段4の変速制御部7により、第2温度検出手段5の検出温度に基づいて自動変速機の制御を実行するように構成したため、上記第1温度検出手段3に故障が生じたと判定された時点で、自動変速機の変速制御を常に禁止するという対策を講じることなく、上記変速制御部7による変速制御を継続して実行できるという利点がある。
特に、上記実施形態に示すように、第1温度検出手段3を自動変速機内に収容された作動油中に配設し、かつ第2温度検出手段5を自動変速機内で作動油の貯留部外に配設された自動変速機制御手段4に配設した場合には、上記作動油の影響を受け易い環境にある第1温度検出手段3に故障が生じたとしても、上記作動油の貯留部外に配設されて故障が生じにくい環境にある上記第2温度検出手段5の検出温度に基づいて、上記変速制御部7による変速制御、例えば作動油の温度が低いときに特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御を継続して実行できるという利点がある。
また、上記実施形態では、第2温度検出手段5の検出温度を低温側に補正する温度補正部9を設け、上記故障判定部8により第1温度検出手段3に故障が生じていると判定されたときに、上記温度補正部9により補正された第2温度検出手段5の検出温度に基づく自動変速機の制御を上記自動変速機制御手段4の変速制御部7において実行するように構成したため、上記第2温度検出手段5として検出精度の低いサーミスタ等を使用した場合においても、上記変速制御部7による変速制御を、より適正に実行できるという利点がある。すなわち、上記作動油の温度が一定値未満であるにも拘わらず、上記第2温度検出手段5の検出精度が低いために作動油の温度が一定値以上であると誤判定されることによる弊害、例えば作動油の低温時に所定の変速制御が実行されて変速ショックやエンジン回転数の吹き上がりが生じること等を効果的に防止することができる。
また、上記実施形態では、作動油の収容部と同一雰囲気中に第2温度検出手段5として複数個の第2温度検出部を設け、上記故障判定部8において各第2温度検出部の検出温度を比較することにより、各第2温度検出手段に故障が生じているか否か(即ち、第2温度検出手段5を構成する複数の第2温度検出部の何れかに故障が生じているか否か)を判定し、当該判定により第2温度検出手段5に故障が生じていないと判定された場合に、該第2温度検出手段5の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定するように構成している。この手順で第1温度検出手段3の故障判定をすることで、故障が生じた第2温度検出手段5の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段3の故障判定が行われることに起因した誤判定の発生を確実に防止できるとともに、正常な第2温度検出手段5の検出温度に基づいて該第1温度検出手段3の故障判定を正確に実行できるという利点がある。
さらに、上記実施形態では、故障判定部8において複数の第2温度検出部の検出温度を比較することにより該第2温度検出手段5に故障が生じていないと判定された場合に、複数の第2温度検出部の検出温度を平均化した値に基づいて上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定するように構成したため、上記第2温度検出手段5の検出精度が低い場合においても、その検出温度を平均化することにより実際の温度と検出温度との間に顕著な差が生じるのを防止することかできる。したがって、上記第2温度検出手段5の検出温度に基づき、第1温度検出手段3の故障判定を正確に行うことが可能となるという利点がある。
なお、第2温度検出手段5として、3個以上の第2温度検出部を設けるとともに、各第2温度検出部の検出温度を比較することにより該第2温度検出手段5に故障が生じているか否かを判定し、その内の少なくともの一つが故障していると判定された場合に、残りの第2温度検出部の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを判定するように構成してもよい。例えば、特定の第2温度検出部により検出された自動変速機制御手段4の温度が、他の2つ以上の第2温度検出部により検出された自動変速機制御手段の温度と大きく相違していることが確認された場合に、上記特定の第2温度検出部に故障が生じたと判断してこれを除外することにより、上記第1温度検出手段3の故障判定を適正に実行することができる。
また、上記実施形態では、第1温度検出手段3を自動変速機内に収容された作動油中に配設し、かつ上記自動変速機制御手段4を自動変速機内で作動油の貯留部外に配設した構成としたため、該自動変速機制御手段4が作動油の影響を受けるのを効果的に防止しつつ、上記第1温度検出手段3に故障が生じていない通常時に、該第1温度検出手段3により上記作動油の温度を正確に検出し、該検出温度に基づいて自動変速機の制御を上記自動変速機制御手段4の変速制御部7により適正に実行できる等の利点がある。
実施形態の概要
本願発明は、自動変速機の制御装置において、
自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段と、
上記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された自動変速機制御手段と、
前記自動変速機制御手段の温度を検出する第2温度検出手段と、
前記第2温度検出手段で検出された自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定する故障判定部とを備えたことを特徴とする。
従来技術においては、エンジンの作動後における経過時間に応じて推定された作動油の推定温度に基づいて温度センサの故障の有無を検出するように構成されたものがある。このような従来技術においては、外部環境およびエンジンの運転履歴等に応じて作動油の実温度が推定温度と異なった状態となること等に起因した誤判定を生じる場合がある。しかし上記した本願発明の構成によって、当該従来技術の問題点を解消でき、上記第1温度検出手段の故障を正確に判定することができ、故障が生じた第1温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御が実行されることによる制御不良の発生を簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。
本願発明の一態様として、上記第1温度検出手段による検出誤差範囲を、第2温度検出手段による検出誤差範囲より小さく設定し、上記故障判定部は、第1温度検出手段により検出された作動油の温度変化率が第2温度検出手段により検出された自動変速機制御手段の温度変化率よりも小さいときに、上記第1温度検出手段に故障が生じていると判定するように構成している。
上記構成において、自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する油温センサ等からなる第1温度検出手段は、その検出温度に応じて特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御を実行するために設けられたものであるため、IC基板等が高温状態となることに起因したCPUの暴走を防止すること等を目的として上記自動変速機制御手段に設けられたサーミスタ等からなる第2温度検出手段に比べて高精度ものが使用されている。従って、第1温度検出手段の出力値の検出誤差範囲(公差)は、同一温度における第2温度検出手段の出力値の検出誤差範囲に比べて狭いものが必要とされる。そして、上記検出精度の低い第2温度検出手段の出力値(絶対値)と、上記第1温度検出手段の出力値(絶対値)とを比較して、上記故障の判定を行うように構成した場合には、上記検出誤差範囲に基づいて誤判定を招く虞がある。これに対して、上記のように第1温度検出手段により検出された作動油の温度変化率が、第2温度検出手段により検出された自動変速機制御手段の温度変化率よりも小さいか否かを故障判定部において判別することにより、上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成すれば、該第1温度検出手段に比べて検出精度の低い第2温度検出手段を用いた場合においても、上記第1温度検出手段に故障が生じているか否を適正に判定することができる。
本願発明の一態様として、上記故障判定部は、エンジンの始動から所定時間(Ta)経過した時点で第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成している。
上記構成においては、作動油の温度が低いために該作動油の温度が顕著に変化する状態にあるエンジンの始動時から所定時間(Ta)経過した時点で、上記第2温度検出手段で検出された自動変速機制御手段の温度と上記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより該第1温度検出手段に故障が生じているか否かを故障判定部において判定するように構成したため、該故障判定部による故障判定を、より正確に実行できるという利点がある。
本願発明の一態様として、前記故障判定部は、エンジンの始動時の前記第1温度検出手段で検出された作動油温度が基準温度(Tr)未満のとき、前記所定時間の計測を開始することを特徴とする。
上記構成において、基準温度(Tr)はエンジンの停止後に一定時間が経過した後にエンジンが始動された状態にあるか否かを判定するために設定されたものであり、エンジンの作動が停止されて前記作動油の温度および自動変速制御手段の温度が十分に低下した状態となった後に、エンジンが始動された状態にあるか否かを判定することが可能となる。言い換えると、エンジンの停止後に一定時間が経過しておらず、エンジンの停止後に短時間でエンジンが再始動された状態にある場合には、作動油の温度が上昇した状態であり、始動時或いは始動時から所定時間経過した時点での第1温度検出手段および第2温度検出手段による温度検出の結果を有効に活用することができない。
本願発明の一態様として、上記自動変速機制御手段は、故障判定部により第1温度検出手段が故障していると判定されたときに、上記第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を実行するように構成している。
上記のように、上記故障判定部により第1温度検出手段が故障していると判定されたときに、上記第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を自動変速機制御手段において実行するように構成したため、上記作動油の影響を受け易い環境にある第1温度検出手段に故障が生じたとしても、上記作動油の収容部と同一雰囲気中に設置された自動変速機制御手段の温度を検出する第2温度検出手段の検出温度に基づいて、上記自動変速機制御手段による変速制御、例えば作動油の温度が低いときに特定の変速段への変速制御を禁止する等の制御を継続して実行できるという利点がある。
本願発明の一態様として、上記第2温度検出手段の検出温度を低温側に補正する温度補正部を有し、上記自動変速機制御手段は、故障判定部により第1温度検出手段に故障が生じていると判定されたときに、上記温度補正部により補正された第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を実行するように構成することも可能である。
上記のように、上記第2温度検出手段の検出温度を低温側に補正する温度補正部を設けることによって、上記故障判定部により第1温度検出手段に故障が生じていると判定されたときに、上記温度補正部により補正された第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を自動変速機制御手段において実行するように構成したため、上記作動油の温度が一定値未満であるにも拘わらず、上記第2温度検出手段の検出精度が低いこと等に起因して作動油の温度が一定値以上であると判定され、作動油の低温時に所定の変速制御が実行されることにより変速ショックやエンジン回転数の吹き上がりが生じること等を効果的に防止することができる。
本願発明の一態様として、前記第2温度検出手段は複数個の第2温度検出部を備え、上記故障判定部は、各第2温度検出部の検出温度を比較することにより、各第2温度検出部に故障が生じているか否かを判定する機能を有し、当該判定により第2温度検出手段に故障が生じていないと判定された場合に、該第2温度検出手段の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成している。
上記のように構成することで、故障が生じた第2温度検出手段の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段の故障判定が行われることに起因した誤判定の発生を確実に防止できるとともに、正常な第2温度検出手段の検出温度に基づいて該第1温度検出手段の故障判定を正確に実行できるという利点がある。
本願発明の一態様として、上記故障判定部は、前記複数の第2温度検出部の各々の検出温度を比較することにより該第2温度検出手段に故障が生じていないと判定された場合に、各第2温度検出部の検出温度を平均化した値に基づいて上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成しても良い。
上記のように構成することで、上記第2温度検出手段の検出精度が低い場合においても、その検出温度を平均化することにより実際の温度と検出温度との間に大きな温度差が生じるのを防止することかでき、上記第2温度検出手段の検出温度に基づいて第1温度検出手段の故障判定を正確に行うことが可能である。
本願発明の一態様として、上記第1温度検出手段が自動変速機内に収容された作動油中に配設され、かつ上記自動変速機制御手段が自動変速機内で作動油の貯留部外に配設されている。
上記のように構成することで、上記自動変速機制御手段が作動油の影響を受けるのを効果的に防止しつつ、上記第1温度検出手段に故障が生じていない通常時に、該第1温度検出手段により上記作動油の温度を正確に検出し、該検出温度に基づく自動変速機の変速制御を上記自動変速機制御手段により適正に実行できる等の利点がある。
本願発明の他の態様としては、第1温度検出手段、第2温度検出手段と自動変速制御手段とを備えた自動変速機の制御方法において、
前記自動変速機内に収容された作動油の温度を前記第1温度検出手段によって検出し、
前記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された前記自動変速機制御手段の温度を前記第2温度検出手段によって検出し、
前記第2温度検出手段で検出された前記自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより前記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定することを特徴とする。
従来技術においては、エンジンの作動後における経過時間に応じて推定された作動油の推定温度に基づいて温度センサの故障の有無を検出するように構成されたものがある。このような従来技術においては、外部環境およびエンジンの運転履歴等に応じて作動油の実温度が推定温度と異なった状態となること等に起因した誤判定を生じる場合がある。しかし上記した本願発明の構成によって、当該従来技術の問題点を解消でき、上記第1温度検出手段の故障を正確に判定することができ、故障が生じた第1温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御が実行されることによる制御不良の発生を簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。
本出願は、2010年12月27日に、日本国特許庁に出願された日本国特許出願特願第2010−290887号を基礎とするものであり、当該日本国特許出願の内容の全ては本出願に含まれているものとする。
尚、上記記載と添付図面を参照しながら実施形態を通して本願発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態に基づき種々の変更或いは改良を加えることは容易である。従って、そのような変更或いは改良がなされたとしても、それらが次枚以降の請求項で規定される本願発明の範囲を逸脱するレベルでない場合には、それら変更或いは改良は本願発明の権利範囲に包括されると理解される。
例えば、図6に示すように、エンジンの始動開始時点t1における第1温度検出手段3の検出温度Ttft1と、上記エンジンの始動開始時点t1から所定の基準時間taが経過した時点t2における第1温度検出手段3の検出温度Ttft2との差とを上記故障判定部8において求めるとともに、上記両検出温度の差(Ttft2−Ttft1)と、上記基準時間taとに基づいて上記作動油の温度勾配からなる温度変化率ΔTtftを算出する。また、エンジンの始動開始時点t1における第2温度検出手段5の検出温度Tic1と、上記エンジンの始動開始時点t1から基準時間taが経過した時点t2における第2温度検出手段5の検出温度Tic2との差とを上記故障判定部8において求めるとともに、該検出温度の差(Tic2−Tic1)と、上記基準時間taとに基づいて上記自動変速機制御手段4の温度勾配からなる温度変化率ΔTicを算出する。
なお、エンジンの停止後に長時間が経過して上記作動油の温度およびその上方に配設された自動変速機制御手段4の温度が略等しい温度まで低下したと考えられる状態となった後にエンジンが始動され、その後に一定時間が経過した時点t2で、上記第1,第2温度検出手段3,5の検出温度を比較することにより、第1温度検出手段3が故障しているか否か判定するように構成することも可能である。即ち、t1時における第1温度検出手段3による検出温度と第2温度検出手段5による検出温度が略同一の場合にはt1時点から基準時間taが経過した時点での第1、及び、第2温度検出手段3,5による検出温度の絶対値同士を比較することで温度勾配の大小を判断できる。従って、上記のように所定の基準時間ta内における作動油の温度勾配および自動変速機制御手段4の温度勾配により表される温度変化率ΔTic,ΔTtftを求めることなく、上記第1,第2温度検出手段3,5の検出温度を単純に比較するだけで、上記第1温度検出手段3に故障が生じているか否かを正確に判定することが可能である。
本願発明の一態様として、上記故障判定部は、エンジンの始動から所定時間経過した時点で第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成している。
上記構成においては、作動油の温度が低いために該作動油の温度が顕著に変化する状態にあるエンジンの始動時から所定時間経過した時点で、上記第2温度検出手段で検出された自動変速機制御手段の温度と上記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより該第1温度検出手段に故障が生じているか否かを故障判定部において判定するように構成したため、該故障判定部による故障判定を、より正確に実行できるという利点がある。
本願発明の一態様として、前記故障判定部は、エンジンの始動時の前記第1温度検出手段で検出された作動油温度が基準温度未満のとき、前記所定時間の計測を開始することを特徴とする。
上記構成において、基準温度はエンジンの停止後に一定時間が経過した後にエンジンが始動された状態にあるか否かを判定するために設定されたものであり、エンジンの作動が停止されて前記作動油の温度および自動変速制御手段の温度が十分に低下した状態となった後に、エンジンが始動された状態にあるか否かを判定することが可能となる。言い換えると、エンジンの停止後に一定時間が経過しておらず、エンジンの停止後に短時間でエンジンが再始動された状態にある場合には、作動油の温度が上昇した状態であり、始動時或いは始動時から所定時間経過した時点での第1温度検出手段および第2温度検出手段による温度検出の結果を有効に活用することができない。
本願発明の他の態様としては、第1温度検出手段、第2温度検出手段、および自動変速制御手段を備えた自動変速機の制御方法において、
前記自動変速機内に収容された作動油の温度を前記第1温度検出手段によって検出し、
前記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された前記自動変速機制御手段の温度を前記第2温度検出手段によって検出し、
前記第2温度検出手段で検出された前記自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより前記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定することを特徴とする。

Claims (10)

  1. 自動変速機の制御装置において、
    自動変速機内に収容された作動油の温度を検出する第1温度検出手段と、
    上記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された自動変速機制御手段と、
    前記自動変速機制御手段の温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第2温度検出手段で検出された自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定する故障判定部とを備えたことを特徴とする。
  2. 上記第1温度検出手段による検出誤差範囲は、第2温度検出手段による検出誤差範囲より小さく、上記故障判定部は、第1温度検出手段により検出された作動油の温度変化率が第2温度検出手段により検出された自動変速機制御手段の温度変化率よりも小さいときに、上記第1温度検出手段に故障が生じていると判定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 上記故障判定部は、エンジンの始動から所定時間(Ta)経過した時点で第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記故障判定部は、エンジンの始動時の前記第1温度検出手段で検出された作動油温度が基準温度(Tr)未満のとき、前記所定時間の計測を開始することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 上記自動変速機制御手段は、故障判定部により第1温度検出手段が故障していると判定されたときに、上記第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を実行するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 上記第2温度検出手段の検出温度を低温側に補正する温度補正部を有し、上記自動変速機制御手段は、故障判定部により第1温度検出手段に故障が生じていると判定されたときに、上記温度補正部により補正された第2温度検出手段の検出温度に基づく自動変速機の制御を実行するように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記第2温度検出手段は複数個の第2温度検出部を備え、上記故障判定部は、各第2温度検出部の検出温度を比較することにより、各第2温度検出部に故障が生じているか否かを判定する機能を有し、当該判定により第2温度検出手段に故障が生じていないと判定された場合に、該第2温度検出手段の検出温度に基づいて上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  8. 上記故障判定部は、前記複数の第2温度検出部の各々の検出温度を比較することにより該第2温度検出手段に故障が生じていないと判定された場合に、各第2温度検出部の検出温度を平均化した値に基づいて上記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定するように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の制御装置。
  9. 上記第1温度検出手段が自動変速機内に収容された作動油中に配設され、かつ上記自動変速機制御手段が自動変速機内で作動油の貯留部外に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  10. 第1温度検出手段、第2温度検出手段と自動変速制御手段とを備えた自動変速機の制御方法において、
    前記自動変速機内に収容された作動油の温度を前記第1温度検出手段によって検出し、
    前記作動油が収容されたケースと同じケース内に設置された前記自動変速機制御手段の温度を前記第2温度検出手段によって検出し、
    前記第2温度検出手段で検出された前記自動変速機制御手段の温度と前記第1温度検出手段で検出された作動油の温度とを比較することにより前記第1温度検出手段に故障が生じているか否かを判定することを特徴とする。
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