JPWO2012077234A1 - 車両用情報収集システム - Google Patents
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Abstract
車両から情報を収集する車両用情報収集システム1Aであって、車両情報を収集先20A(21A)に出力する車両情報出力手段11と、車両情報出力手段で出力した車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段12,14,18と、提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段13,15,18と、受付手段で受け付けた運転者の回答を収集先に出力する回答出力手段11とを備えることを特徴とする。この構成によって、車両情報に応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる。
Description
本発明は、車両から情報を収集する車両用情報収集システムに関する。
車両メーカのセンタ等において走行中の多数の車両から各種データを収集し、その収集した車両データを解析するシステムが開発されている。特に、収集した車両データを乗り心地の改善等に利用するためには、収集した車両データに運転者の官能評価(例えば、違和感)が関連付けられていることが望ましい。しかし、図8に示すように、後日、運転者Uが乗り心地等に違和感があったことをディーラ等に電話で連絡したとしても、車両メーカのセンタ等やディーラではその運転者Uの官能評価とセンタで数日前に収集されたデータDとをリンクさせることができない。このような場合、車両メーカのセンタ等やディーラでは車両データと運転者の官能評価とを同期させて解析することができない。そこで、特許文献1に記載のシステムでは、車両の運転者が異常を感じたときに車両走行情報の送信ボタンを押すと各種センサが取得した車両の走行状況に係るデータを管理センタに送信するとともに運転者が携帯電話によって不具合の内容を通知し、管理センタで受信したデータと運転者の不具合内容とを関連付けて記憶する。
"Windows(登録商標) Server 2008 エラー報告"、[online]、Microsoft、[平成22年10月21日検索]、インタネット<URL:http://technet.microsoft.com/ja−jp/library/cc754364(WS.10).aspx>
上記システムのように運転者が送信ボタンを押したときにセンタに車両データを送信する場合、送られるデータとそのタイミングは、運転者の自主的な判断に任される。そのため、車両メーカ側が必要とする十分なデータを収集できないし、車両メーカ側が欲しいタイミングで運転者が送信してくれるとは限らない。
そこで、本発明は、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる車両用情報収集システムを提供することを課題とする。
本発明に係る車両用情報収集システムは、車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、車両情報を収集先に出力する車両情報出力手段と、車両情報出力手段で出力した車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、受付手段で受け付けた運転者の回答を収集先に出力する回答出力手段とを備えることを特徴とする。
この車両用情報収集システムでは、車両情報出力手段によって各種車両情報を収集先(例えば、車両メーカ、車両メーカが運営するセンタ)に出力する。そして、車両用情報収集システムでは、提示手段によってその出力した車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する。例えば、出力した車両情報が運転者が違和感を受けるような車両状態を示すような情報の場合、提示手段は、運転者に対して違和感を受けたか否かの質問を提示する。そして、車両用情報収集システムでは、受付手段によってその提示した官能評価に関する質問に対する回答を運転者から受け付ける。受付手段で運転者が回答すると、車両用情報収集システムでは、回答出力手段によってその回答を収集先に出力する。その結果、収集先では、車両情報とその車両情報に対応する運転者の官能評価が得られる。このように、車両用情報収集システムでは、車両情報に応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、収集先は、車両と通信可能なセンタであり、車両情報出力手段及び回答出力手段は、センタに送信することを特徴とする。
この車両用情報収集システムでは、車両情報の収集先がセンタであり、車両とセンタとは通信可能である。したがって、車両用情報処理システムでは、車両情報出力手段によって車両情報を収集先に送信し、運転者が質問に対して回答すると回答出力手段によってその回答を収集先に送信する。その結果、センタでは、リアルタイムに、車両情報とその車両情報に対応する運転者の官能評価が得られる。
本発明に係る車両用情報収集システムは、車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、車両情報と受付手段で受け付けた運転者の回答とを対応付けて記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする。
この車両用情報収集システムでは、提示手段によって車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する。そして、車両用情報収集システムでは、受付手段によってその提示した官能評価に関する質問に対する回答を運転者から受け付ける。受付手段で運転者が回答すると、車両用情報収集システムでは、記憶手段に車両情報とその回答を記憶する。その結果、記憶手段には、車両情報とその車両情報に対応する運転者の官能評価が記憶される。後から、ディーラ等で、記憶手段から車両情報とその車両情報に対応する官能評価を収集できる。このように、車両用情報収集システムでは、車両情報に応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、運転者の過去及び/又は現在の車両機器に対する操作に基づいて提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定する判定手段を備える構成としてもよい。
この車両用情報収集システムでは、判定手段によって運転者の車両機器に対する操作に基づいて官能評価に関する質問を運転者に対して提示するか否かを判定する。車両機器に対する操作を積極的に行うような運転者の場合、提示された質問に対しても積極的に回答することが期待でき、運転者の官能評価も得られやすい。一方、車両機器に対する操作をあまり行わないような運転者の場合、提示された質問に対して回答することが期待できず、そのような質問を煩わしいと感じる可能性が高い。したがって、車両用情報収集システムでは、運転者の車両機器に対する操作に基づいて質問を提示するか否かを判定することにより、質問に対する回答を得やすい運転者を抽出できる。その結果、運転者の官能評価を効率的に収集できる。また、質問されることの運転者の煩わしさも低減できる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、判定手段は、運転者の車両機器に対する操作内容及び/又は操作頻度をスコアに換算し、該換算したスコアに基づいて提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定する。
このように、車両用情報収集システムでは、車両機器に対する操作内容や操作頻度をスコアに換算して運転者の操作に対する積極性を数値化することにより、質問に対する回答を得やすい運転者か否かを簡単かつ精度良く判定することができる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、提示手段で提示した質問に対する受付手段での運転者の操作内容に近いほどスコアに対する影響度を大きくと好適である。
提示された質問に対して回答するために運転者が操作を行った場合やそれに近い操作を行った場合、今後も、その運転者は提示された質問に対して積極的に回答することを期待できる。そこで、車両用情報収集システムでは、質問に対する受付手段での運転者の操作内容に近いほどスコアに対する影響度を大きくすることにより、質問に対する回答を得やすい運転者か否かを精度良く判定できる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、車両機器に対する操作は、提示手段で提示した質問に対する受付手段で受け付ける運転者の操作を含むと好適である。
この車両用情報収集システムでは、提示された質問に対して回答するための操作を運転者が実際に行ったか否かの情報も含めて判定することにより、質問に対する回答を得やすい運転者か否かを精度良く判定できる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、車両機器は、ナビゲーション装置であり、判定手段は、ナビゲーション装置の設定項目に対する変更内容に基づいて提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定する。
ナビゲーション装置の設定項目を積極的に変更するような運転者は、提示された質問に対して積極的に回答することを期待できる。そこで、この車両用情報収集システムでは、ナビゲーション装置の設定項目に対する変更内容に基づいて質問を提示するか否かを判定することにより、質問に対する回答を得やすい運転者か否かを精度良く判定できる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、現在の車両での運転状況に基づいて提示手段での提示方法を決定すると好適である。
運転者に対して質問を提示しても、運転者が回答を行い難い運転状況(例えば、カーブを走行中、周辺車両が多い状況)と回答を行う易い運転状況(例えば、赤信号等で停止中、周辺車両が少ない状況で直線路を走行中)がある。また、運転者が回答を行える運転状況の場合でも、運転者が画面表示された質問に回答できる運転状況(例えば、赤信号等で停止中)もあれば、運転者が音声出力された質問であれば回答できる運転状況例えば、周辺車両が少ない状況で直線路を走行中)もある。そこで、この車両用情報収集システムでは、現在の車両での運転状況に基づいて提示手段での提示方法(提示しないことも含む)を決定することにより、そのときの運転状況に応じて運転者に対して質問を提示できる(提示できない場合もある)。これによって、運転者は、車両運転の安全性を確保できるとともに、運転に余裕がないときに質問されることの運転者の煩わしさを低減できる。
本発明の上記車両用情報収集システムでは、提示手段で質問を提示してから所定時間経過又は車両が所定距離走行するまで受付手段で運転者の回答を受け付けると好適である。
運転者が車両状態で違和感等を受けた場合でも、時間が経過するほど(走行するほど)、運転者がその感覚が薄れてくる。そこで、この車両用情報収集システムでは、提示手段で質問を提示してから所定時間経過又は車両が所定距離走行するまで受付手段で運転者の回答を受け付けることにより、違和感等を受けたことを運転者が自覚している間のみ回答を受け付けることができ、信頼性の高い運転者の官能評価を収集できる。
本発明によれば、車両情報に応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用情報収集システムの実施の形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態では、本発明に係る車両用情報収集システムを、車両(特に、車載機)と車両メーカデータ解析センタ(特に、サーバ)と車両メーカオペレータセンタとからなる車両用情報収集システムに適用する。本実施の形態では、特徴のある車両データとそのときの運転者の官能評価とを関連付けてセンタで収集するための車両用情報収集システム全体について説明する。また、センタからの問い合わせに対して回答が得られやすい運転者を判定するための車載機についても説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る車両用情報収集システム1Aについて説明する。図1は、本実施の形態に係る車両用情報収集システムの構成図である。図2は、車両データと運転者の官能評価とを関連付けたい走行シーンの一例である。
車両用情報収集システム1Aでは、市場の多数の車両にそれぞれ搭載される車載機10A,10A,10A,・・・から各種車両データを車両メーカデータ解析センタ20Aにリアルタイムで送信している。車両メーカデータ解析センタ20A(サーバ21A)では、リアルタイムで車両毎に車両データを監視し、特徴のあるデータ(通常の車両状態(車両挙動)からは得られないようなデータ)を抽出する。車両メーカでは、乗り心地や車両性能等を向上させるために、このような特徴のあるデータが検知されたときの運転者の気持ちが知りたい。そこで、特徴のあるデータとそのときの運転者の官能評価とを関連付けた状態で解析するために、車両メーカデータ解析センタ20Aから車両メーカオペレータセンタ30に指示して、車両メーカオペレータセンタ30では、官能評価についての質問を該当する車両(車載機10A)に対して送信する。車載機10Aでは、質問をできるような運転状況であればその質問を運転者に行い、運転者から回答が得られた場合にはその回答を車両メーカデータ解析センタ20Aに送信する。車両メーカデータ解析センタ20A(サーバ21A)では、その特徴のあるデータと運転者の回答(官能評価)を関連付けてデータベースに格納し、解析を行う。
例えば、図2に示すような走行シーンの場合、車両Vの運転者はA交差点で乗り心地に違和感を受けており、車両メーカデータ解析センタ20Aでは車両Vから収集した車両データからA交差点で特徴のあるデータを検知している。車両メーカデータ解析センタ20Aでは、そのA交差点での特徴のあるデータと運転者の官能評価とを関連付けたデータを解析したい。そのため、車両メーカデータ解析センタ20Aでは、車両メーカオペレータセンタ30を介してその車両Vの運転者に対して質問を行い、運転者が違和感等を自覚している間(覚えている間)に回答を受けるために、車両VがA交差点から離れないうちに運転者の官能評価を収集する。この際、運転者の負荷にならないように、次のB交差点、その次のC交差点等で車両Vが赤信号で停止したとき等に質問を行うようにする。
まず、車載機10Aについて説明する。車載機10Aでは、各種車両データをリアルタイムで車両メーカデータ解析センタ20Aへ送信する。また、車載機10Aでは、車両メーカオペレータセンタ30から運転者の官能評価についての質問が送信された場合には運転状況に応じた運転余裕度を判断し、運転余裕度が高い場合には運転者に対して質問を実行する。そして、車載機10Aでは、質問に対して運転者が一定時間内又は一定移動距離内に回答した場合にはその回答を車両メーカデータ解析センタ20Aに送信する。
そのために、車載機10Aは、無線通信装置11、画面表示装置12、入力装置13、音声発話装置14、音声認識装置15、運転余裕度判断機能16、現在地特定機能17、質問機能18を備えている。運転余裕度判断機能16、現在地特定機能17及び質問機能18は、車両に搭載されるECU[Electronic Control Unit]で実施される機能である。なお、本実施の形態では、無線通信装置11が請求の範囲に記載する車両情報出力手段及び回答出力手段に相当し、画面表示装置12、音声発話装置14及び質問機能18が請求の範囲に記載する提示手段に相当し、入力装置13、音声認識装置15及び質問機能18が請求の範囲に記載する受付手段に相当する。
無線通信装置11は、車両メーカデータ解析センタ20Aや車両メーカオペレータセンタ30と無線通信するための装置である。無線通信装置11では、CAN[Controller Area Network]に流れる車両データを車両メーカデータ解析センタ20Aにリアルタイムで送信する。CANは、車両内のLANであり、車両に搭載される各種ECUが接続され、各ECU(ECUに接続される各種センサ)から出力される車両データが流れている。車両データとしては、例えば、車両状態(特に、車両挙動)に関するデータであり、前後加速度、横加速度、ロール等がある。送信される車両データには、現在地特定機能17で特定される車両の現在地情報が付加される。また、無線通信装置11では、運転者が質問に対する回答を行った場合にはその回答を車両メーカデータ解析センタ20Aに送信する。また、無線通信装置11では、車両メーカオペレータセンタ30から質問を受信する。
画面表示装置12は、少なくとも文字を表示可能な装置であり、例えば、車両に搭載されるディスプレイ装置である。例えば、画面表示装置12では、質問機能18からの表示信号に応じて質問内容を画面表示する。入力装置13は、運転者が入力操作を行うための装置であり、例えば、ディスプレイ装置に構成されるタッチパネルである。例えば、入力装置13では、画面表示装置12で表示した質問に対して運転者による回答に対する操作を受け付ける。音声発話装置14は、音声を発生する装置である。例えば、音声発話装置14では、質問機能18からの音声信号に応じて質問内容を音声発話する。音声認識装置15は、音声を認識する装置である。例えば、音声認識装置15では、音声発話装置14で発話した質問に対して運転者による回答の音声を認識する。
運転余裕度判断機能16は、車両メーカオペレータセンタ30から質問が送信されたときの運転状況に応じた運転余裕度を判断する。そして、運転余裕度判断機能16は、運転余裕度に応じて質問を実行できるか否かや質問実行できる場合には画面表示までできるか否かを判断する。運転余裕度の判断は、道路形状、周辺の障害物(例えば、車両、歩行者)の状況、信号機情報、踏み切り情報、渋滞情報等に基づいて運転余裕度を段階的に判断する。例えば、赤信号や踏み切り等で車両が停止(特に、運転者が画面表示された質問を認識し、質問に対する回答操作ができる程度に長い停止)する場合には運転余裕度が高いと判断し、車両走行中であるが直線路でありかつ周辺の障害物が存在しないかあるいは少ない場合(走行中でも安全性が高い状況の場合)には運転余裕度が中程度と判断し、周辺の障害物が存在する場合やカーブ路を走行中の場合等には運転余裕度が低いと判断する。そして、運転余裕度が高い場合には画面表示による質問まで可能と判断し、運転余裕度が中程度の場合には音声なら質問を可能と判断し、運転余裕度が低い場合には質問不可と判断する。
現在地特定機能17は、GPS[Global Positioning System]装置17aで受信したGPS信号や地図データ17b等を用いて車両の現在地を特定する。なお、現在地特定機能17は、車両に搭載されるナビゲーション装置の1つの機能であってもよい。
質問機能18は、車両メーカオペレータセンタ30から質問が送信された場合、運転余裕度判断機能16での判断結果に応じて質問を実行/実行中止する。運転余裕度判断機能16で画面表示まで実行可能と判断した場合、質問機能18では、送信された質問データを画面表示可能なデータに変換してその表示信号を画面表示装置12に送信するとともに、送信された質問データを音声発話可能なデータに変換してその音声信号を音声発話装置14に送信する。運転余裕度判断機能16が音声なら実行可能と判断した場合、質問機能18では、送信された質問データを音声発話可能なデータに変換してその音声信号を音声発話装置14に送信する。なお、車両メーカオペレータセンタ30からオペレータが質問を行った場合、運転余裕度判断機能16で質問可能と判断しているときには、そのオペレータが発した質問を音声発話装置14から直接発話するようにする。
質問を実行した場合、質問機能18では、質問実行してから一定時間内又は一定距離移動内まで質問の回答を受け付ける。質問を画面表示まで行っている場合には一定時間内又は一定距離移動内まで入力装置13及び音声認識装置15での回答を受け付け、音声だけで行っている場合には一定時間内又は一定距離移動内まで音声認識装置15だけでの回答を受け付ける。入力装置13又は音声認識装置15で回答を受け付けた場合、質問機能18では、その受け付け回答を車両メーカデータ解析センタ20Aで認識可能なデータに変換し、そのデータを無線通信装置11で送信する。一定時間や一定距離は、車両挙動等に対して運転者が違和感等を受けたことをしっかりと覚えている時間や距離であり、この時間や距離を超えると運転者の正確な官能評価を得られない。また、一定時間や一定距離は、特徴のある車両データと確実に同期が取れる時間や距離であり、対象の交差点等から離れすぎてしまったら同期が取れなくなる。一定距離又は一定時間は、実験等により予め設定される。なお、一定距離、一定時間は、車両メーカデータ解析センタ20Aでの車両毎の車両データの記憶容量が考慮されて設定される場合もある。
車両メーカデータ解析センタ20A(特に、サーバ21A)について説明する。車両メーカデータ解析センタ20Aのサーバ21Aでは、車両毎に、車載機10Aから車両データを受信する。そして、サーバ21Aでは、受信した車両データをリアルタイムで分析し、車両データがフィルタ条件(特徴のあるデータを検知するためのフィルタ)を満たした場合には該当する車両の運転者に対して質問を行うための指令(特徴のあるデータを付加する場合もある)を車両メーカオペレータセンタ30に送信する。該当する車両の車載機10Aが質問に対する回答を送信した場合、サーバ21Aでは、その回答(運転者の官能評価)を受信し、特徴のあるデータと官能評価とを関連付けてデータベース(図示せず)に格納する。そして、サーバ21Aでは、複数の車両から収集した関連付けられた特徴のあるデータと官能評価を解析する。そのために、サーバ21Aは、無線通信装置22、車両データログ分析機能23、指定データフィルタ機能24を備えている。
無線通信装置22は、車載機10Aや車両メーカオペレータセンタ30と無線通信するための装置である。無線通信装置22では、各車両の車載機10Aから送信された車両データを受信する。また、無線通信装置22では、質問を行った車両の車載機10Aが回答データを送信した場合にはその回答データを受信する。また、無線通信装置22では、車両メーカオペレータセンタ30に対して該当する車両に対して質問を行うための指令を送信する。
車両データログ分析機能23は、車両毎に、収集した車両データのログから波形形状等をリアルタイムで分析する。分析対象の車両データは、車載機10Aから送信されてくる様々な車両データのうち少なくとも指定データフィルタ機能24で指定された車両データである。
指定データフィルタ機能24は、車両データログ分析機能23での分析結果に基づいて、車両メーカの解析者Kが設定した指定データのフィルタ条件を満たすか否かを判断する。車両メーカの解析者Kは、予め、解析したい車両データを指定し(例えば、車両挙動に関するデータ)、その車両データにおいて通常走行中には表れない特定の波形や特定の値等をキャッチするためのフィルタ条件(フィルタのパラメータ)を設定しておく。例えば、瞬間的な大きな加速度をキャッチするための閾値をフィルタのパラメータ値として設定する。この設定は、例えば、車両メーカデータ解析センタ20Aに常駐している熟練者や専門家が行う。
車両メーカオペレータセンタ30について説明する。車両メーカオペレータセンタ30も、車両メーカデータ解析センタ20Aと同様の無線通信装置を備えるとともに、オペレータが音声通話するための通信装置も備えている。車両メーカオペレータセンタ30では、車両メーカデータ解析センタ20Aからある車両の運転者に対して質問を行うための指令(特徴のあるデータが付加されている場合もある)を受信した場合、特徴のあるデータに対して想定される車両挙動等に対して運転者の気持ちを聞くための質問を生成する。この質問の生成は、例えば、特徴のあるデータに対応付けられて予め用意されている質問のテキストデータから自動的に抽出したり、特徴のあるデータに対応してオペレータが作成する。質問は、YES/NO等の運転者が簡単に回答できる質問がよい。質問としては、例えば、「先ほどセンタ側では特徴のあるデータを検知しましたが、乗り心地に問題はなかったですか?問題があった場合にはA交差点とB交差点のどちらですか?」である。
図1を参照して、車両用情報収集システム1Aにおける動作を図3のフローチャートに沿って説明する。図3は、図1の車両用情報収集システムでの動作の流れを示すフローチャートである。
各車両では、車載機10Aから様々な車両データを車両メーカデータ解析センタ20Aにリアルタイムで送信している。車両メーカデータ解析センタ20Aのサーバ21Aでは、常時、車両データを監視しており、車載機10Aから車両データが送信される毎に車両データを受信する。サーバ21Aには、データ解析者によって指定データから特定のデータ波形等をキャッチするためのフィルタ条件が予め設定されている(S10)。
サーバ21Aでは、車両毎に、受信した車両データをリアルタイムで分析し(S11)、監視している指定データがフィルタ条件に該当するか否かを判定する(S12)。S12にてフィルタ条件に該当しないと判定した場合、今回の処理を終了する。
S12にてフィルタ条件に該当する車両データがあると判定した場合、サーバ21Aでは、その該当した車両データを送信した車両に対して質問を行うための指令を車両メーカオペレータセンタ30に送信する。車両メーカオペレータセンタ30では、この指令を受信すると、質問を作成し、該当する車両の車載機10Aに対して質問を送信する(S13)。
車載機10Aでは、この質問を受信すると、運転余裕度を判断し、運転安全度上運転者に質問をしても(特に、画面も含めて)いいタイミングがあるか否かを判定する(S14)。S14にて質問をしてもいいタイミングがないと判定した場合、車載機10Aでは、画面でなく、音声や音声認識だけでなら質問してもいいタイミングがあるか否かを判定する(S15)。S15にて音声でも質問してもいいタイミングがないと判定した場合、車載機10Aでは、車両メーカデータ解析センタ20Aのサーバ21Aに質問不可情報を送信する。この質問不可情報を受信すると、サーバ21Aでは、今回の処理を終了する。
S14で質問をしてもいいタイミングがあると判定した場合、車載機10Aでは、そのタイミングのときに、送信された質問を画面表示するとともに音声発話する(S16)。あるいは、S15で音声だけなら質問してもいいタイミングがあると判定した場合、車載機10Aでは、そのタイミングのときに、送信された質問を音声発話する(S16)。
S16で質問を実行した場合、車載機10Aでは、運転者からの回答の入力操作又は音声を持ち、一定時間内又は一定距離移動内に回答があったか否かを判定する(S17)。S17にて一定時間内又は一定距離移動内に回答がなかったと判定した場合、車載機10Aでは、車両メーカデータ解析センタ20Aのサーバ21Aに回答無し情報を送信する。この回答無し情報をサーバ21Aが受信すると、車両用情報収集システム1Aは今回の処理を終了する。なお、センタ側から質問が送信されてから質問を行ってもいいタイミング(例えば、車両が赤信号で停止するタイミング)になって実際に質問を実行するまでの時間又は移動距離を考慮して、S17の判定を行う。
S17にて一定時間内又は一定距離移動内に回答があったと判定した場合、車載機10Aでは、その運転者の回答の入力操作を回答データに変換するかあるいは運転者の回答の音声を認識して回答データに変換し、その回答データを車両メーカデータ解析センタ20Aのサーバ21Aに送信する(S18)。その回答データを受信すると、サーバ21Aでは、質問対象のフィルタ条件を満たした特徴のあるデータにその回答(運転者の官能評価)を関連付けてデータベースに蓄積する(S19)。このデータベースには、多数の車両について、どんなデータのときにどんな運転者が違和感等を感じるのかのデータが蓄積されてゆく。サーバ21Aでは、運転者の違和感の低減等のために、このデータベースに蓄積されるデータを解析する。
この車両用情報収集システム1Aによれば、特徴のある車両データを検知した場合にはその特徴の車両データに応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、特徴のある車両データとそのときの運転者の官能評価とを関連付けてデータ収集することができる。
また、車両用情報収集システム1Aによれば、質問がある場合でも運転余裕度を判断し、運転安全上問題のない場合に質問を行う。これによって、そのときの運転状況に応じて運転者に対して質問を提示でき(提示しない場合もある)、車両運転の安全性を確保できる。また、運転に余裕がないときに質問されることの運転者の煩わしさを防止できる。特に、車両用情報収集システム1Aでは、運転余裕度に応じて画面も含めての質問、音声だけの質問、質問不可と段階的に判断しているので、質問が実行される場合でも車両運転の安全性を考慮して運転者にとって最適な形態で質問を実行できる。
また、車両用情報収集システム1Aによれば、質問を実行した場合に一定時間内又は一定距離移動内まで運転者の回答を受け付けることにより、違和感等を受けたことを運転者が自覚している間のみ回答を受け付けることができる。これによって、信頼性の高い運転者の官能評価を収集できるとともに、特徴のあるデータに対して運転者の官能評価を確実に同期させることができる。
なお、車両用情報収集システムとしては、図4に示す車両用情報収集システム1Bの構成でもよい。この車両用情報収集システム1Bは、上記の車両用情報収集システム1Aの構成と比較すると、運転者余裕度判定機能25と現在地特定機能26(地図データ26a)が車両メーカデータ解析センタ20Bのサーバ21Bに構成され、車載機10Bには車両の現在地特定に必要なGPS信号を受信するためのGPS装置17aが構成される点だけが異なる。このような構成とすることにより、車載機10Bは、基本的には入出力装置のみで構成でき、シンクライアント型となり、処理負荷やメモリ容量を低減できる。
上記の車両用情報収集システム1A,1Bでは車両の運転者に対して質問を行うが、そのような質問に積極的に回答してくれる運転者もいれば、回答してくれない運転者もいる。したがって、特徴のあるデータを検知できた場合に全ての車両の運転者に対して問い合わせてもよいが、運転者の官能評価のデータを効率良く収集するためには、積極的に回答してくれる運転者に対してのみ問い合わせたほうがよい。そこで、そのようなリテラシの高い(興味がある)問い合わせ可能な運転者を推定(判断)するための機能を搭載した車載機について説明する。
図5及び図6を参照して、本実施の形態に係る問い合わせ可能な運転者を判断するための車載機40について説明する。図5は、本実施の形態に係る問い合わせ可能な運転者を判断するための車載機の構成図である。図6は、本実施の形態に係るポイント表の一例である。
車載機40では、車両機器に対する運転者の操作(操作内容及び操作頻度)をポイント化し、運転者が実際に過去及び現在に行った操作(過去に行った操作だけでもよいし、現在の操作だけでもよい)に対するポイントの合計値に基づいて問い合わせ可能な運転者か否かを判定する。車載機40が問い合わせ可能な運転者と判定した場合には、問い合わせ可能な運転者であることを示す情報をセンタ側に送信しておいてもよい(この場合、この運転者の車両に対して質問が送信される)。あるいは、車載機がセンタ側から質問を受信した場合にその質問を受け付けるようにしてもよい。一方、問い合わせ不可な運転者と判定した場合には、問い合わせ不可な運転者であることを示す情報をセンタ側に送信しておいてもよい(この場合、この運転者の車両に対して質問が送信されない)。あるいは、車載機がセンタ側から受信した質問を受け付けないようにしてもよい。なお、本実施の形態では、ポイントが特許請求の範囲に記載するスコアに相当する。
そのために、車載機40では、画面表示装置12、入力装置13、計算機能41、問い合わせ判断機能42を備えている。計算機能41及び問い合わせ判断機能42は、車両に搭載されるECUで実施される機能である。運転者の操作には、入力装置13に対する操作だけでなく、音声認識で認識される音声による回答や操作が含まれていてもよい。なお、本実施の形態では、計算機能41及び問い合わせ判断機能42が請求の範囲に記載する判定手段に相当する。画面表示装置12及び入力装置13については、上記で説明した車載機10Aの画面表示装置12及び入力装置13と同様の装置なので、説明を省略する。
キャラクタ設定有効等の運転者がこだわりを持って変更を行っている設定操作や車両機器をより使いこなしていると判断される操作について、車両機器の操作に対するポイントが高めに設定されている。また、画面表示や音声による装置側からの問い合わせ(例えば、センタから指示された質問)に対する回答の操作やそれに近い操作ほど、ポイントを高めに設定してもよい。運転者に対する問い合わせについては、キャラクタが画面から問い合わせるなどして、運転者が答えたいと思うようにするとよい。なお、本実施の形態では、高いポイントほど運転者のリテラシが高いと推定する。
車両機器の操作としては、例えば、ナビゲーション装置の設定項目に対する各操作がある。図6を参照して、ナビゲーション装置の設定操作に対して設定されているポイントの一例を説明する。渋滞順調表示をON操作している場合には+5ポイント、地図のノースアップ操作している場合には+1ポイント、予測時間全変更操作している場合には+5ポイント、CDマップオンデマンドの実施操作をしている場合には1回当り10ポイント、装置側から行った問い合わせに対して前回回答した場合には+3ポイント、装置側から行った問い合わせに対して前回回答しなかった場合には−5ポイント、キャラクタ設定をON操作している場合には+10ポイントである。これら各操作において、車載機40は、同じ設定操作に対する過去からの操作頻度に応じたポイントを設定してもよい。また、キャラクタ設定等において、詳細な設定をするほどポイントを高くしてもよい。
計算機能41では、車両機器に対する各操作に設定されているポイントに基づいて、画面表示装置12に表示されている設定項目等に対して入力装置13で運転者が実際に行った操作についてのポイントを積算する。ここでは、現在の設定操作だけのポイントを積算してもよいし、現在から過去の所定期間に行った操作(操作頻度も加味)も含めてポイントを積算してもよい。
問い合わせ判断機能42では、計算機能41で積算されたポイントが基準以上か否かを判定する。問い合わせ判断機能42では、積算されたポイントが基準以上の場合には運転者のリテラシが高いと推定し、問い合わせ可能な運転者と判断する。この基準判定では、ポイントに対する絶対的な閾値を設けて、運転者のポイントが閾値以上か否かで判定してもよいし、あるいは、運転者のポイントが対象の全ての運転者の中で上位の規定人数内に入っているか否かで判定してもよい。
図5を参照して、車載機40における動作を図7のフローチャートに沿って説明する。図7は、図5の車載機での動作の流れを示すフローチャートである。
車載機40では、入力装置13で運転者が行った操作に基づいて、運転者のポイントを計算する(S20)。そして、車載機40では、その運転者のポイントが基準以上か否かを判定する(S21)。
S21にてポイントが基準未満と判定した場合、車載機40では、問い合わせ不可の運転者と判断し、S20の処理に戻る。一方、S21にてポイントが基準以上と判定した場合、車載機40では、問い合わせ可能な運転者と判断する(S23)。
この車載機40によれば、運転者の車両機器に対する操作に基づいて問い合わせ可能な運転者か否かを判定することにより、センタ側からの質問に対する回答を得やすいリテラシが高い運転者を抽出できる。これによって、運転者の官能評価を効率良く収集できる。また、リテラシの低い運転者については、そのような質問がされることの煩わしさを防止できる。
また、車載機40では、車両機器に対する操作内容や操作頻度をポイント化することにより、問い合わせ可能な運転者か否かを簡単かつ精度良く判定することができる。また、車載機40では、装置からの問い合わせに対する回答の操作に近いほどポイントを高くすることにより、問い合わせ可能な運転者か否かを精度良く判定できる。また、車載機40では、装置からの問い合わせに対する回答の操作もポイントに含めることにより、問い合わせ可能な運転者か否かを精度良く判定できる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では車両(車載機)と車両メーカデータ解析センタ(サーバ)と車両メーカオペレータセンタからなる車両用情報収集システムに適用し、車両メーカデータ解析センタにおいて無線通信によってリアルタイムで車両データや官能データを収集する構成としたが、他の形態で車両用情報収集システムを構成してもよい。例えば、車両の車載機に車両データ分析機能、特徴のあるデータを抽出するためのフィルタ機能、特徴のあるデータに対応する質問生成機能も有しており、車載機において車両データと官能評価とを関連付け、その関連付けられた車両データと官能評価を記憶装置に記憶しておき、後日、ディーラ等で車載機の記憶装置から車両データと官能評価とが関連付けられたデータを収集する構成とする。
また、本実施の形態では車両メーカオペレータセンタにおいて質問生成を行って、その質問を車載機に送信する構成としたが、車両メーカオペレータセンタがなくてもよく、その場合には車両メーカデータ解析センタのサーバで質問を生成し、その質問をサーバから車載機に直接送信してもよい。
また、本実施の形態では車両から現在位置情報を関連付けた車両データをセンタに送信する構成としたが、現在位置情報を関連付けない車両データでもよい。例えば、ステアリング特性、減速特性、加速特性等に関する車両データと運転者の官能評価とを解析したい場合には、現在位置情報がなくてもよい。
また、本実施の形態では運転余裕度を判断し、運転余裕度が高い場合には運転者に質問を行う構成としたが、このような構成がなくてもよい。また、運転余裕度に応じて画面表示、音声出力で段階的に質問を行う構成としたが、運転余裕度に応じて質問を行うか否かだけを判断してもよい。
また、本実施の形態では問い合わせ可能な運転者を判断するための機能を車載機側に構成したが、車載機からセンタにナビゲーション装置等の各種設定情報を送信し、センタ側で問い合わせ可能な運転者を判断する構成としてもよい。
本発明は、車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、車両情報に応じた官能評価に関する質問を提示して運転者から回答を求めることにより、運転者の官能評価を考慮した車両情報を収集することができる。
1A,1B…車両用情報収集システム、10A,10B,40…車載機、11…無線通信装置、12…画面表示装置、13…入力装置、14…音声発話装置、15…音声認識装置、16…運転余裕度判断機能、17…現在地特定機能、17a…GPS装置、17b…地図データ、18…質問機能、41…計算機能、42…問い合わせ判断機能、20A,20B…車両メーカデータ解析センタ、21A,21B…サーバ、22…無線通信装置、23…車両データログ分析機能、24…指定データフィルタ機能、30…車両メーカオペレータセンタ、25…運転余裕度判断機能、26…現在地特定機能、26a…地図データ。
本発明に係る車両用情報収集システムは、車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、車両情報を収集先に出力する車両情報出力手段と、車両情報出力手段で出力した車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、受付手段で受け付けた運転者の回答を収集先に出力する回答出力手段とを備え、提示手段で質問を提示してから所定時間経過又は車両が所定距離走行するまで受付手段で運転者の回答を受け付けることを特徴とする。
本発明に係る車両用情報収集システムは、車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、車両情報と受付手段で受け付けた運転者の回答とを対応付けて記憶する記憶手段とを備え、提示手段で質問を提示してから所定時間経過又は車両が所定距離走行するまで受付手段で運転者の回答を受け付けることを特徴とする。
Claims (10)
- 車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、
車両情報を収集先に出力する車両情報出力手段と、
前記車両情報出力手段で出力した車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、
前記提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で受け付けた運転者の回答を収集先に出力する回答出力手段と、
を備えることを特徴とする車両用情報収集システム。 - 前記収集先は、車両と通信可能なセンタであり、
前記車両情報出力手段及び前記回答出力手段は、前記センタに送信することを特徴とする請求項1に記載の車両用情報収集システム。 - 車両から情報を収集する車両用情報収集システムであって、
車両情報に応じた官能評価に関する質問を運転者に対して提示する提示手段と、
前記提示手段で提示した質問に対する運転者の回答を受け付ける受付手段と、
車両情報と前記受付手段で受け付けた運転者の回答とを対応付けて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする車両用情報収集システム。 - 運転者の過去及び/又は現在の車両機器に対する操作に基づいて前記提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用情報収集システム。
- 前記判定手段は、運転者の車両機器に対する操作内容及び/又は操作頻度をスコアに換算し、該換算したスコアに基づいて前記提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の車両用情報収集システム。
- 前記提示手段で提示した質問に対する前記受付手段での運転者の操作内容に近いほど前記スコアに対する影響度を大きくすることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報収集システム。
- 前記車両機器に対する操作は、前記提示手段で提示した質問に対する前記受付手段で受け付ける運転者の操作を含むことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の車両用情報収集システム。
- 前記車両機器は、ナビゲーション装置であり、
前記判定手段は、前記ナビゲーション装置の設定項目に対する変更内容に基づいて前記提示手段で官能評価に関する質問を提示するか否かを判定することを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれか1項に記載の車両用情報収集システム。 - 現在の車両での運転状況に基づいて前記提示手段での提示方法を決定することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載する車両用情報収集システム。
- 前記提示手段で質問を提示してから所定時間経過又は車両が所定距離走行するまで前記受付手段で運転者の回答を受け付けることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載する車両用情報収集システム。
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