JPWO2012073311A1 - ローラヘミング装置 - Google Patents

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Abstract

種々のワークに対するヘミング加工が実施可能な小型のローラヘミング装置を提供する。ワークWに対してヘミング加工を行うローラヘミング装置1であって、軸心回りに回転する回転軸11・21と、対応するワークWが載置される下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dと、を具備し、回転軸11・21の外周部には、それぞれ下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dが互いに同一の位相差をもって設けられ、回転軸11・21が回転することで、ワークWの種類に応じて、下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dのうちの一つがそれぞれ選択される。

Description

本発明は、ローラを用いてワークをヘミング加工するローラヘミング装置に関する。
従来、自動車のドアサブアッシー等のワークに対し、ローラを用いてヘミング加工を行うローラヘミング装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のようなローラヘミング装置は、ワークを載置する下型と、下型に載置されたワークに対してローラによってヘミング加工を施す加工装置とを具備する。
このようなローラヘミング装置を用いて、種々のワークに対してヘミング加工を行う場合、加工装置はワークの種類(形状、及び大きさ等)を問わず、汎用的に使用可能であるが、下型はワークの種類に応じて適宜変更する必要がある。
そのため、ワークの種類に応じた複数の下型を設置するためのスペースが必要となり、ローラヘミング装置の大型化を招くという問題が生じる。
特開平5−305357号公報
本発明は、種々のワークに対するヘミング加工が実施可能な小型のローラヘミング装置を提供することを課題とする。
本発明のローラヘミング装置は、ワークに対してヘミング加工を行うローラヘミング装置であって、軸心回りに回転する回転軸と、対応する前記ワークが載置される複数の下型と、を具備し、前記回転軸の外周部には、前記複数の下型が互いに所定の位相差をもって設けられ、前記回転軸が回転することで、加工を行う前記ワークの種類に応じて、前記複数の下型のうちの一つが選択される。
本発明のローラヘミング装置において、前記複数の下型は、それぞれ前記ワークの被加工部分ごとに複数に分割され、前記ワークの外縁部全周に亘ってヘミング加工が施されるように、前記分割された下型を組み合わせて、前記ワークに対して複数回のヘミング加工を行うことが好ましい。
本発明のローラヘミング装置において、前記ワークを所定の位置に固定する位置決め装置を更に具備し、前記位置決め装置は、軸心回りに回転する回転軸と、対応する前記ワークに設けられる位置決め孔に嵌挿される複数の基準ピンと、前記複数の基準ピンを所定の位置に移動させるアームと、を具備し、前記位置決め装置における回転軸の外周部には、前記複数の基準ピンが互いに所定の位相差をもって設けられ、前記位置決め装置の回転軸が回転することで、加工を行う前記ワークの種類に応じて、前記複数の基準ピンのうちの一つが選択され、前記アームによって前記選択された基準ピンを加工を行う前記ワークの位置決め孔に嵌挿することで、加工を行う前記ワークを固定することが好ましい。
本発明のローラヘミング装置において、前記回転軸を所定の回転位置で固定する係止装置を更に具備し、前記係止装置は、棒状の係止ピンと、前記係止ピンを伸縮可能に支持するアクチュエータと、を具備し、前記複数の下型のうちの一つが選択された状態で、前記アクチュエータによって前記係止ピンを前記回転軸に設けられる係止孔に嵌挿することで、前記回転軸を固定することが好ましい。
本発明によれば、比較的狭いスペースにおいても種々のワークに対してヘミング加工を行うことができる。
本発明の第一実施形態におけるローラヘミング装置を示す図。 本発明の第一実施形態におけるローラヘミング装置を示す上面図。 本発明の第一実施形態に係る一方の段替装置を示す側面図。 本発明の第二実施形態におけるローラヘミング装置を示す図。 本発明の第二実施形態におけるローラヘミング装置を示す上面図。
[第一実施形態]
以下では、図1〜図3を参照して、本発明に係るローラヘミング装置の第一実施形態であるローラヘミング装置1について説明する。
ローラヘミング装置1は、種々のワークWに対してヘミング加工を行う装置である。
ワークWは、ローラヘミング装置1の加工対象であり、自動車の製造過程におけるフロントドアサブアッシーである。
なお、図1における上下方向、及び左右方向をそれぞれローラヘミング装置1の上下方向、及び左右方向と規定する。更に、図1における紙面手前側をローラヘミング装置1の前方、同じく紙面奥側をローラヘミング装置1の後方と規定する。
図1及び図2に示すように、ローラヘミング装置1は、ワークWの種類に対応する下型に段替えする段替装置10・20と、ワークWの左右方向における中央部を支持する中央支持部材30と、段替装置10・20及び中央支持部材30が設置されるベース40と、ワークWを所定の位置に固定する位置決め装置50・60と、ワークWに対してヘミング加工を施す加工装置70・70とを具備する。
段替装置10は、軸心回りに回転する回転軸11と、回転軸11の外周部に設けられた複数の下型12A・12B・12C・12Dと、回転軸11を支持する支持板13・13と、回転軸11を回転駆動するモータ14と、回転軸11を所定の回転位置で固定する係止装置15とを具備する。
回転軸11は、前後方向に延出する軸部材であり、軸心回りに回転可能となっている。
下型12A・12B・12C・12Dは、それぞれ対応する種類(形状、及び大きさ等)のワークWを載置する部材である。つまり、下型12A・12B・12C・12Dは、載置されるワークWの種類に対応した形状及び大きさ等に形成されている。
下型12A・12B・12C・12Dは、それぞれ後述する段替装置20の下型22A・22B・22C・22Dと組み合わせることにより、四種類のワークWに対応することが可能となっている。つまり、下型12Aと下型22A、下型12Bと下型22B、下型12Cと下型22C、又は下型12Dと下型22Dがそれぞれ二つ一組として用いられる。下型12A・12B・12C・12Dは、それぞれ回転軸11の前端部近傍から後端部近傍にかけて設けられ、前方から見て時計回りに互いに同一の位相差をもって配置されている。
なお、本実施形態においては、下型12A・12B・12C・12Dは、それぞれ対応するワークWにおけるベルトライン側の端部(図1及び図2における下型12Aと接触している部分)が載置できるように、当該端部の形状に合うように形成されている。
図3に示すように、支持板13・13は、上下方向に延出する板材であり、それらの上部で回転軸11を回転可能に支持する。詳細には、支持板13・13の表裏面を回転軸11が貫通しており、回転軸11の両端部に支持板13・13がそれぞれ配置されている。支持板13・13は、ベース40上に設置されており、所定のエアシリンダ等のアクチュエータ(不図示)によって後述する段替装置20の支持板23・23に対して近接離間するように左右方向に移動可能となっている。
なお、図3においては、説明の便宜上、段替装置10及びベース40のみを図示している。
モータ14は、回転軸11を軸心回りに回転駆動するサーボモータであり、回転軸11の前端部と固定されている。モータ14は、回転軸11に設けられた下型12A・12B・12C・12Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御される。つまり、モータ14によって、回転軸11に設けられた下型12A・12B・12C・12DのいずれかをワークWの種類に応じて選択可能となっている。なお、モータ14は、下型12A・12B・12C・12Dの切り替えの際の経路が最短となるように制御される。例えば、下型12Aから下型12Dに切り替える際には、モータ14によって回転軸11が前方から見て時計回りに回転駆動され、下型12Bから下型12Cに切り替える際には、モータ14によって回転軸11が前方から見て反時計回りに回転駆動される。
係止装置15は、棒状の係止ピン15aと、係止ピン15aを伸縮可能に支持するエアシリンダ15bとを具備する。
係止ピン15aは、前後方向に延出する棒材である。
係止ピン15aの位置に合わせて、後側の支持板13には、前後方向に貫通する貫通孔が形成されている。当該貫通孔は、係止ピン15aの外径よりも若干大きい内径を有し、係止ピン15aが後側の支持板13を貫通可能となっている。
また、回転軸11における後側の支持板13に支持される部分と下型12A・12B・12C・12Dとの間には、回転軸11の径方向外側に突出するように形成された係止部11a・11b・11c・11dが固定されている。係止部11a・11b・11c・11dは、それぞれ回転軸11における下型12A・12B・12C・12Dが設けられた位相に位置するように、互いに同一の位相差をもって配置されている。係止部11a・11b・11c・11dは、回転軸11の回転により下側に位置した場合に、それぞれ係止ピン15aの位置に合わせて前後方向に貫通する係止孔が形成されている。当該係止孔は、係止ピン15aの外径と同程度の内径を有し、係止ピン15aが嵌挿可能となっている。
エアシリンダ15bは、圧縮空気の給排によって係止ピン15aを前後方向に移動させるアクチュエータであり、係止ピン15aの後端部を支持している。
このように、係止装置15においては、下型12A・12B・12C・12Dのいずれかが上側に位置した状態、換言すれば、係止部11a・11b・11c・11dのいずれかが下側に位置した状態、で係止ピン15aをエアシリンダ15bによって前方に伸長させることで、係止ピン15aが後側の支持板13の貫通孔を通って、係止部11a・11b・11c・11dのうちの下側に位置するものの係止孔に嵌挿される。例えば、下型12Bが上側に位置する場合には、係止部11dの係止孔に係止ピン15aが嵌挿されることとなる。
これにより、下型12A・12B・12C・12Dのいずれかが上側に位置した状態で、確実に回転軸11を固定することが可能となる。したがって、回転軸11の停止位置の誤差を低減すると共に、モータ14が停止する等の不測の事態が生じた場合に、回転軸11が下型12A・12B・12C・12Dの自重等によって回転することを防止できる。また、常にモータ14にかかる軸負荷の低減を図ることができる。
図1及び図2に示すように、段替装置20は、段替装置10と略同様に構成されており、軸心回りに回転する回転軸21と、回転軸21の外周部に設けられた複数の下型22A・22B・22C・22Dと、回転軸21を支持する支持板23・23と、回転軸21を回転駆動するモータ24と、回転軸21を所定の回転位置で固定する係止装置25とを具備する。
回転軸21は、前後方向に延出する軸部材であり、軸心回りに回転可能となっている。
下型22A・22B・22C・22Dは、それぞれ対応する種類(形状、及び大きさ等)のワークWを載置する部材である。下型22A・22B・22C・22Dは、それぞれ段替装置10の下型12A・12B・12C・12Dと組み合わせることにより、四種類のワークWに対応することが可能となっている。つまり、下型12Aと下型22A、下型12Bと下型22B、下型12Cと下型22C、又は下型12Dと下型22Dがそれぞれ二つ一組として用いられる。下型22A・22B・22C・22Dは、それぞれ回転軸21の前端部近傍から後端部近傍にかけて設けられ、前方から見て反時計回りに互いに同一の位相差をもって配置されている。
なお、本実施形態においては、下型22A・22B・22C・22Dは、それぞれ対応するワークWにおけるロッカ側の端部(図1及び図2における下型22Aと接触している部分)が載置できるように、当該端部の形状に合うように形成されている。こうして、下型22A・22B・22C・22DがワークWにおけるロッカ側の端部を支持し、前述の下型12A・12B・12C・12DがワークWにおけるベルトライン側の端部を支持することとなり、ワークWの左右方向における両側が下方から支持される形となる。
支持板23・23は、上下方向に延出する板材であり、それらの上部で回転軸21を回転可能に支持する。詳細には、支持板23・23の表裏面を回転軸21が貫通しており、回転軸21の両端部に支持板23・23がそれぞれ配置されている。支持板23・23は、ベース40上に設置されており、所定のエアシリンダ等のアクチュエータ(不図示)によって段替装置10の支持板13・13に対して近接離間するように左右方向に移動可能となっている。
モータ24は、回転軸21を軸心回りに回転駆動するサーボモータであり、回転軸21の前端部と固定されている。モータ24は、回転軸21に設けられた下型22A・22B・22C・22Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御される。つまり、モータ24によって、回転軸21に設けられた下型22A・22B・22C・22DのいずれかをワークWの種類に応じて選択可能となっている。なお、モータ24は、下型22A・22B・22C・22Dの切り替えの際の経路が最短となるように制御される。例えば、下型22Aから下型22Dに切り替える際には、モータ24によって回転軸21が前方から見て反時計回りに回転駆動され、下型22Bから下型22Cに切り替える際には、モータ24によって回転軸21が前方から見て時計回りに回転駆動される。
係止装置25は、係止装置15と略同様に構成された装置であり、棒状の係止ピン25aと、係止ピン25aを伸縮可能に支持するエアシリンダ25bとを具備する。
係止装置25においては、下型22A・22B・22C・22Dのいずれかが上側に位置した状態、換言すれば、回転軸21に設けられた係止部21a・21b・21c・21dのいずれかが下側に位置した状態、で係止ピン25aをエアシリンダ25bによって前方に伸長させることで、係止ピン25aが後側の支持板23の貫通孔を通って、係止部21a・21b・21c・21dのうちの下側に位置するものの係止孔に嵌挿される。例えば、下型22Bが上側に位置する場合には、係止部21dの係止孔に係止ピン25aが嵌挿されることとなる。
これにより、下型22A・22B・22C・22Dのいずれかが上側に位置した状態で、確実に回転軸21を固定することが可能となる。したがって、回転軸21の停止位置の誤差を低減すると共に、モータ24が停止する等の不測の事態が生じた場合に、回転軸21が下型22A・22B・22C・22Dの自重等によって回転することを防止できる。
ここで、後側の支持板23の貫通孔は、後側の支持板13の貫通孔と略同様に形成され、係止部21a・21b・21c・21dは、係止部11a・11b・11c・11dと略同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。なお、係止部21cについては、図示を省略している。
中央支持部材30は、ワークWの左右方向における中央部を下方から支持する部材である。中央支持部材30は、ベース40上に設置され、段替装置10・20間に配置されている。
ベース40は、段替装置10・20及び中央支持部材30が設置される台である。
位置決め装置50は、軸心回りに回転する回転軸51と、回転軸51の外周面に設けられた複数の基準ピン52A・52B・52C・52Dと、回転軸51を支持する支持部材53と、支持部材53に連結されたアーム54とを具備する。
回転軸51は、前後方向に延出する軸部材であり、所定の駆動装置(不図示)によって軸心回りに回転可能となっている。
基準ピン52A・52B・52C・52Dは、回転軸51の径方向外側に向けて延出する棒材である。基準ピン52A・52B・52C・52Dは、回転軸51の外周面に設けられ、前方から見て時計回りに互いに同一の位相差をもって配置されている。基準ピン52A・52B・52C・52Dは、それぞれ対応するワークWの種類に応じて形状及び位置が設定されており、ワークWの上面(インナパネル)に形成された第一の位置決め孔に嵌挿されることでワークWの位置決めを行う。つまり、基準ピン52A・52B・52C・52Dは、四種類のワークWに対応することが可能となっている。
ここで、ワークWの上面(インナパネル)には、ワークWの位置決めのための第一の位置決め孔が形成されており、ワークWの種類によってその形状及び位置が異なる。そのため、ワークWにおける第一の位置決め孔の種類に応じて、基準ピン52A・52B・52C・52Dがそれぞれ用いられることとなる。なお、本実施形態においては、第一の位置決め孔は、ワークWにおけるリア側の端部(後端部)近傍に位置している。
支持部材53は、回転軸51を回転可能に支持する部材であり、回転軸51の後端部と接続されている。支持部材53の上部には、アーム54が取り付けられている。
アーム54は、支持部材53に連結され、エアシリンダ又は油圧シリンダ等のアクチュエータによって上下方向に移動可能となっている。そのため、アーム54の移動に伴って、基準ピン52A・52B・52C・52Dが上下方向に移動する。つまり、アーム54は、基準ピン52A・52B・52C・52Dを所定の位置に移動させることが可能となっている。
このように、位置決め装置50においては、基準ピン52A・52B・52C・52Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが下側となるように、回転軸51が前記駆動装置によって回転駆動された後、アーム54が下方に移動することで、基準ピン52A・52B・52C・52Dのうちの下側に位置するものが第一の位置決め孔に嵌挿されることとなる。
これにより、ワークの種類に応じて、基準ピン52A・52B・52C・52Dのいずれかに簡便に変更することができる。
なお、本実施形態においては、回転軸51に四つの基準ピン52A・52B・52C・52Dを設けたが、ワークWの種類数に応じて、基準ピンの数を変更することも可能である。
位置決め装置60は、位置決め装置50と略同様に構成された装置であり、軸心回りに回転する回転軸61と、回転軸61の外周面に設けられた複数の基準ピン62A・62B・62C・62Dと、回転軸61を支持する支持部材63と、支持部材63に連結されたアーム64とを具備する。
回転軸61は、前後方向に延出する軸部材であり、所定の駆動装置(不図示)によって軸心回りに回転可能となっている。
基準ピン62A・62B・62C・62Dは、回転軸61の径方向外側に向けて延出する棒材である。基準ピン62A・62B・62C・62Dは、回転軸61の外周面に設けられ、後方から見て反時計回りに互いに同一の位相差をもって配置されている。基準ピン62A・62B・62C・62Dは、それぞれ対応するワークWの種類に応じて形状及び位置が設定されており、ワークWの上面(インナパネル)に形成された第二の位置決め孔に嵌挿されることでワークWの位置決めを行う。つまり、基準ピン62A・62B・62C・62Dは、四種類のワークWに対応することが可能となっている。
ここで、ワークWの上面(インナパネル)には、前述の第一の位置決め孔と同様に、ワークWの位置決めのための第二の位置決め孔が形成されており、ワークWの種類によってその形状及び位置が異なる。そのため、ワークWにおける第二の位置決め孔の種類に応じて、基準ピン62A・62B・62C・62Dがそれぞれ用いられることとなる。なお、本実施形態においては、第二の位置決め孔は、ワークWにおけるフロント側の端部(前端部)近傍に位置している。
支持部材63は、回転軸61を回転可能に支持する部材であり、回転軸61の後端部と接続されている。支持部材63の上部には、アーム64が取り付けられている。
アーム64は、支持部材63に連結され、エアシリンダ又は油圧シリンダ等のアクチュエータによって上下方向に移動可能となっている。そのため、アーム64の移動に伴って、基準ピン62A・62B・62C・62Dが上下方向に移動する。つまり、アーム64は、基準ピン62A・62B・62C・62Dを所定の位置に移動させることが可能となっている。
このように、位置決め装置60においては、基準ピン62A・62B・62C・62Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが下側となるように、回転軸61が前記駆動装置によって回転駆動された後、アーム64が下方に移動することで、基準ピン62A・62B・62C・62Dのうちの下側に位置するものが第二の位置決め孔に嵌挿されることとなる。
これにより、ワークの種類に応じて、基準ピン62A・62B・62C・62Dのいずれかに簡便に変更することができる。したがって、基準ピン52A・52B・52C・52D、及び基準ピン62A・62B・62C・62Dを用いて、簡便にワークWの位置決めを行うことができる。
なお、本実施形態においては、回転軸61に四つの基準ピン62A・62B・62C・62Dを設けたが、ワークWの種類数に応じて、基準ピンの数を変更することも可能である。
加工装置70は、段替装置10及び段替装置20における一対の下型に載置されたワークWに対してヘミング加工を施す装置である。加工装置70は、ローラを具備し、当該ローラがワークWの外縁部を転動することでヘミング加工が行われる。本実施形態においては、二つの加工装置70・70が設けられており、一方(図1及び図2における左側)の加工装置70がワークWにおけるベルトライン側の端部(下型12A・12B・12C・12Dのいずれかに載置された部分)に対してヘミング加工を施し、他方(図1及び図2における右側)の加工装置70がワークWにおけるロッカ側の端部(下型22A・22B・22C・22Dのいずれかに載置された部分)に対してヘミング加工を施す。
以上のように、ローラヘミング装置1においては、下型12A・12B・12C・12Dが外周部に設けられた回転軸11がモータ14によって回転駆動されて、下型12A・12B・12C・12Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御されると共に、下型22A・22B・22C・22Dが外周部に設けられた回転軸21がモータ24によって回転駆動されて、下型22A・22B・22C・22Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御される。更に、ワークWの大きさに応じて、支持板13・13及び支持板23・23が互いに近接離間するように左右方向に移動する。
これにより、比較的狭いスペースにおいても、ワークWの種類に応じて、下型12A・12B・12C・12Dのいずれか、及び下型22A・22B・22C・22Dのいずれかに簡便に変更することができる。したがって、ローラヘミング装置1の小型化を実現することができる。
段替装置10の下型12A・12B・12C・12D、及び段替装置20の下型22A・22B・22C・22Dが加工されるワークWの種類に対応したものに変更された後は、下型12A・12B・12C・12DのいずれかとワークWにおけるベルトライン側の端部とが接触し、下型22A・22B・22C・22DのいずれかとワークWにおけるロッカ側の端部とが接触するようにワークWが設置される。そして、位置決め装置50・60によってワークWが位置決めされた後、加工装置70・70によってワークWにおけるベルトライン側の端部及びロッカ側の端部に対してヘミング加工が施される。
ローラヘミング装置1によってベルトライン側の端部及びロッカ側の端部に対するヘミング加工が行われたワークWは、ローラヘミング装置1と略同様に構成された別のローラヘミング装置へと搬送され、当該別のローラヘミング装置によってフロント側の端部及びリア側の端部に対するヘミング加工が行われる。つまり、ワークWは、ローラヘミング装置1によってベルトライン側の端部及びロッカ側の端部の二つの被加工部分に対するヘミング加工が行われる第一の工程と、別のローラヘミング装置によってフロント側の端部及びリア側の端部の二つの被加工部分に対するヘミング加工が行われる第二の工程とを経て、合計四つの被加工部分、つまり外縁部全周に亘ってヘミング加工されることとなる。
なお、別のローラヘミング装置は、ワークWにおけるベルトライン側の端部及びロッカ側の端部を載置する下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dの代わりに、ワークWにおけるフロント側の端部及びリア側の端部をそれぞれ載置する二つの下型が設けられる以外は、ローラヘミング装置1と略同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。
なお、本実施形態の段替装置10・20においては、モータ14・24によって、下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dの選択を可能としたが、モータ14・24の代わりにギアを用いて下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dがそれぞれ所定の位置で停止可能に構成すること等も可能である。
また、本実施形態においては、回転軸11・21にそれぞれ下型12A・12B・12C・12D及び下型22A・22B・22C・22Dを設けたが、ワークWの種類数に応じて、下型の数を変更することも可能である。
また、本実施形態におけるワークWは、フロントドアサブアッシーであるが、他のサブアッシー(バックドアサブアッシー、フードサブアッシー、ラゲージサブアッシー等)の場合においても同様に二つのローラヘミング装置によってヘミング加工が行われる。例えば、ワークWがバックドアサブアッシーの場合には、自動車の前進方向を前方とした場合におけるワークWの左右側の端部が一方のローラヘミング装置によってヘミング加工される第一の工程と、ワークWにおけるロッカ側の端部及びルーフ側の端部が他方のローラヘミング装置によってヘミング加工される第二の工程とを経て、ワークWの外縁部全周がヘミング加工されることとなる。
[第二実施形態]
以下では、図4及び図5を参照して、本発明に係るローラヘミング装置の第二実施形態であるローラヘミング装置100について説明する。
ローラヘミング装置100は、種々のワークWに対してヘミング加工を行う装置である。
なお、図4における上下方向、及び左右方向をそれぞれローラヘミング装置100の上下方向、及び左右方向と規定する。更に、図4における紙面手前側をローラヘミング装置100の前方、同じく紙面奥側をローラヘミング装置100の後方と規定する。
また、以下では、ローラヘミング装置1と共通する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4及び図5に示すように、ローラヘミング装置100は、ワークWの種類に対応する下型に段替えする段替装置110と、段替装置110が設置されるベース140と、ワークWを所定の位置に固定する位置決め装置50・60と、ワークWに対してヘミング加工を施す加工装置70・70・70・70とを具備する。
段替装置110は、軸心回りに回転する回転軸111と、回転軸111の外周部に設けられた複数の下型112A・112B・112C・112Dと、回転軸111を支持する支持板113・113と、回転軸111を回転駆動するモータ114とを具備する。
回転軸111は、前後方向に延出する軸部材であり、軸心回りに回転可能となっている。回転軸111の中央部には、下型112A・112B・112C・112Dが取り付けられる取付部111aが固定されている。
取付部111aは、回転軸111における中央部から両端部近傍にかけて設けられた略立方体状の部材である。取付部111aにおける、回転軸111の周方向に連続する四つの外周面には、それぞれ下型112A・112B・112C・112Dが前方から見て時計回りに配置されている。
下型112A・112B・112C・112Dは、それぞれ対応する種類(形状、及び大きさ等)のワークWを載置する部材である。下型112A・112B・112C・112Dは、回転軸111における取付部111aの連続する四つの外周面に設けられているため、互いに同一の位相差をもって配置される形となっている。下型112A・112B・112C・112Dは、下型12A・12B・12C・12D、及び下型22A・22B・22C・22Dとは異なり、それぞれ他の下型と組み合わせることなく、ワークWの外縁部全周(ベルトライン側の端部、ロッカ側の端部、フロント側の端部、及びリア側の端部)と接触するように構成されている。換言すれば、下型112A・112B・112C・112DをワークWにおけるベルトライン側の端部、ロッカ側の端部、フロント側の端部、及びリア側の端部にそれぞれ接触する部分ごとに分割したものが第一実施形態における下型である。
支持板113・113は、ベース140上から上方に突出する板材であり、それらの上部で回転軸111を回転可能に支持する。詳細には、支持板113・113の表裏面を回転軸111が貫通しており、回転軸111の両端部に支持板113・113がそれぞれ配置されている。
モータ114は、回転軸111を軸心回りに回転駆動するサーボモータであり、ベース140上に設置されて回転軸111の前端部と固定されている。モータ114は、回転軸111に設けられた下型112A・112B・112C・112Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御される。つまり、モータ114によって、回転軸111に設けられた下型112A・112B・112C・112DのいずれかをワークWの種類に応じて選択可能となっている。なお、モータ114は、下型112A・112B・112C・112Dの切り替えの際の経路が最短となるように制御される。例えば、下型112Aから下型112Dに切り替える際には、モータ114によって回転軸111が前方から見て時計回りに回転駆動され、下型112Bから下型112Cに切り替える際には、モータ114によって回転軸111が前方から見て反時計回りに回転駆動される。
ベース140は、段替装置110が設置される台である。詳細には、ベース140には、段替装置110の支持板113・113及びモータ114が固定されている。
なお、本実施形態においては、四つの加工装置70・70・70・70がそれぞれワークWにおけるベルトライン側の端部近傍、ロッカ側の端部近傍、フロント側の端部近傍、及びリア側の端部近傍に配置されている。
以上のように、ローラヘミング装置100においては、下型112A・112B・112C・112Dが外周部に設けられた回転軸111がモータ114によって回転駆動されて、下型112A・112B・112C・112Dのうちで加工されるワークWの種類に対応したものが上側となる位置で停止するように制御される。
これにより、比較的狭いスペースにおいても、ワークWの種類に応じて、下型112A・112B・112C・112Dのいずれかに簡便に変更することができる。したがって、ローラヘミング装置100の小型化を実現することができる。
段替装置110の下型112A・112B・112C・112Dが加工されるワークWの種類に対応したものに変更された後は、下型112A・112B・112C・112DのいずれかとワークWの外縁部とが接触するようにワークWが設置される。そして、位置決め装置50・60によってワークWが位置決めされた後、加工装置70・70・70・70によってワークWの外縁部全周(ベルトライン側の端部、ロッカ側の端部、フロント側の端部、及びリア側の端部)に亘ってヘミング加工が施される。
本実施形態においては、一つの工程でワークWの外縁部全周に亘ってヘミング加工を行うことができるため、ワークWのヘミング加工に要する時間を短縮することができる。
なお、ローラヘミング装置100にローラヘミング装置1の係止装置15と同様に構成された係止装置を設けて、回転軸111の停止位置の誤差を低減すると共に、回転軸111の回り止めとすることも可能である。
また、係止装置の代わりに、回転軸111の取付部111a、又は下型112A・112B・112C・112D等の可動部分にエアシリンダ等のアクチュエータによって当接し、回転軸111を確実に所定の位置で固定する部材を設けること等も可能である。
また、本実施形態の段替装置110においては、モータ114によって、下型112A・112B・112C・112Dの選択を可能としたが、モータ114の代わりにギアを用いて下型112A・112B・112C・112Dがそれぞれ所定の位置で停止可能に構成すること等も可能である。
また、本実施形態においては、回転軸111に四つの下型112A・112B・112C・112Dを設けたが、ワークWの種類数に応じて、下型の数を変更することも可能である。詳細には、本実施形態においては、回転軸111の取付部111aを前方から見て正方形となるように立方体状としたが、前方から見て多角形となるように多角柱状とし、多角形の一辺ごとに下型が配置されるように、取付部111aの外周面に複数の下型を設ければよい。
本発明は、複数種類のワークに対してヘミング加工を行うローラヘミング装置に利用できる。
1 ローラヘミング装置
10、20 段替装置
11、21 回転軸
12A、12B、12C、12D、22A、22B、22C、22D 下型
13、23 支持板
14、24 モータ
15、25 係止装置
30 中央支持部材
40 ベース
50、60 位置決め装置
51、61 回転軸
52A、52B、52C、52D、62A、62B、62C、62D 基準ピン
53、63 支持部材
54、64 アーム
70 加工装置
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、ローラを用いてワークをヘミング加工するローラヘミング装置に関する。
背景技術
[0002]
従来、自動車のドアサブアッシー等のワークに対し、ローラを用いてヘミング加工を行うローラヘミング装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
[0003]
上記のようなローラヘミング装置は、ワークを載置する下型と、下型に載置されたワークに対してローラによってヘミング加工を施す加工装置とを具備する。
[0004]
このようなローラヘミング装置を用いて、種々のワークに対してヘミング加工を行う場合、加工装置はワークの種類(形状、及び大きさ等)を問わず、汎用的に使用可能であるが、下型はワークの種類に応じて適宜変更する必要がある。
[0005]
そのため、ワークの種類に応じた複数の下型を設置するためのスペースが必要となり、ローラヘミング装置の大型化を招くという問題が生じる。
先行技術文献
特許文献
[0006]
特許文献1:特開平5−305357号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0007]
本発明は、種々のワークに対するヘミング加工が実施可能な小型のローラヘミング装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0008]
本発明のローラヘミング装置は、複数の被加工部分を有する種々のワーク
【0002】
に対してヘミング加工を行うローラヘミング装置であって、前記ワークの種類に応じて、段替えを行う一対の段替装置を具備し、前記一対の段替装置は、互いに近接及び離間可能に構成され、各段替装置は、軸心回りに回転する回転軸と、前記種々のワークのうちの対応するワークが載置される複数の下型と、を備え、前記複数の下型は、それぞれ対応するワークにおける一つの被加工部分に対応するように形成され、前記回転軸の外周部には、前記複数の下型が互いに所定の位相差をもって設けられ、前記回転軸が回転することで、加工を行うワークの種類に応じて、前記複数の下型のうちの一つが選択され、一方の段替装置における選択された下型、及び他方の段替装置における選択された下型は、加工を行うワークにおける二つの相対する位置の被加工部分に合わせて配置され、当該ワークにおける二つの相対する位置の被加工部分が同一工程で加工される。
[0009]
本発明のローラヘミング装置は、複数の被加工部分を有する種々のワークに対してヘミング加工を行うローラヘミング装置であって、軸心回りに回転する回転軸と、前記種々のワークのうちの対応するワークが載置される複数の下型と、を具備し、前記複数の下型は、それぞれ対応するワークにおける全ての被加工部分と接触し、当該全ての被加工部分に対応するように形成され、前記回転軸の外周部には、前記複数の下型が互いに所定の位相差をもって設けられ、前記回転軸が回転することで、加工を行うワークの種類に応じて、前記複数の下型のうちの一つが選択され、選択された下型上にて、当該下型に対応するワークにおける全ての被加工部分が同一工程で加工される。
[0010]
本発明のローラヘミング装置において、前記ワークを所定の位置に固定する位置決め装置を更に具備し、前記位置決め装置は、軸心回りに回転する回転軸と、対応する前記ワークに設けられる位置決め孔に嵌挿される複数の基準ピンと、前記複数の基準ピンを所定の位置に移動させるアームと、を具備し、前記位置決め装置における回転軸の外周部には、前記複数の基準ピンが互いに所定の位相差をもって設けられ、前記位置決め装置の回転軸が回転することで、加工を行う前記ワークの種類に応じて、前記複数の基準ピンのうちの一つが選択され、前記アームによって前記選択された基準ピンを加工を行う前記ワークの位置決め孔に嵌挿することで、加工を行う前記ワークを固定することが好ましい。
[0011]
本発明のローラヘミング装置において、前記回転軸を所定の回転位置で固定する係止装置を更に具備し、前記係止装置は、棒状の係止ピンと、前記係止ピンを伸縮可能に支持するアクチュエータと、を具備し、前記複数の下型のうちの一つが選択された状態で、前記アクチュエータによって前記係止ピンを前記回転軸に設けられる係止孔に嵌挿することで、前記回転軸を固定することが好ましい。
発明の効果
[0012]
本発明によれば、比較的狭いスペースにおいても種々のワークに対してヘミング加工を行うことができる。

Claims (4)

  1. ワークに対してヘミング加工を行うローラヘミング装置であって、
    軸心回りに回転する回転軸と、
    対応する前記ワークが載置される複数の下型と、を具備し、
    前記回転軸の外周部には、前記複数の下型が互いに所定の位相差をもって設けられ、
    前記回転軸が回転することで、加工を行う前記ワークの種類に応じて、前記複数の下型のうちの一つが選択されるローラヘミング装置。
  2. 前記複数の下型は、それぞれ前記ワークの被加工部分ごとに複数に分割され、
    前記ワークの外縁部全周に亘ってヘミング加工が施されるように、前記分割された下型を組み合わせて、前記ワークに対して複数回のヘミング加工を行う請求項1に記載のローラヘミング装置。
  3. 前記ワークを所定の位置に固定する位置決め装置を更に具備し、
    前記位置決め装置は、
    軸心回りに回転する回転軸と、
    対応する前記ワークに設けられる位置決め孔に嵌挿される複数の基準ピンと、
    前記複数の基準ピンを所定の位置に移動させるアームと、を具備し、
    前記位置決め装置における回転軸の外周部には、前記複数の基準ピンが互いに所定の位相差をもって設けられ、
    前記位置決め装置の回転軸が回転することで、加工を行う前記ワークの種類に応じて、前記複数の基準ピンのうちの一つが選択され、
    前記アームによって前記選択された基準ピンを加工を行う前記ワークの位置決め孔に嵌挿することで、加工を行う前記ワークを固定する請求項1又は請求項2に記載のローラヘミング装置。
  4. 前記回転軸を所定の回転位置で固定する係止装置を更に具備し、
    前記係止装置は、
    棒状の係止ピンと、
    前記係止ピンを伸縮可能に支持するアクチュエータと、を具備し、
    前記複数の下型のうちの一つが選択された状態で、前記アクチュエータによって前記係止ピンを前記回転軸に設けられる係止孔に嵌挿することで、前記回転軸を固定する請求項1又は請求項2に記載のローラヘミング装置。
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