JPWO2012070387A1 - エポキシ樹脂および樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
含有全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下のエポキシ樹脂(A)と、
融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)とを含有し、
全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の含有量が、20質量%以上90質量%以下である、樹脂組成物。
全樹脂中、前記樹脂(B)の含有量が、10質量%以上80質量%以下である、[1]に記載の樹脂組成物。
前記エポキシ樹脂(A)の融点または軟化点が30℃以上である、[1]または[2]に記載の樹脂組成物。
前記エポキシ樹脂(A)が、芳香族エポキシ樹脂である、[1]〜[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
前記芳香族エポキシ樹脂が、芳香族ジグリシジルエーテル構造を有する、[4]に記載の樹脂組成物。
前記芳香族エポキシ樹脂が、下記一般式(1)〜(3)からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[4]に記載の樹脂組成物。
前記芳香族エポキシ樹脂が、下記一般式(1)および(2)からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[4]に記載の樹脂組成物。
前記樹脂(B)が、芳香族構造または複素環構造を有する、[1]〜[7]のいずれかに記載の樹脂組成物。
前記樹脂(B)が、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノールノボラック、ポリアミド酸、ポリイミド、ポリベンズオキサゾールおよび(メタ)アクリレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[1]〜[8]のいずれかに記載の樹脂組成物。
前記樹脂(B)が、下記一般式(4)〜(8)からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[1]〜[9]のいずれかに記載の樹脂組成物。
前記樹脂(B)が、下記一般式(4)および(5)からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[1]〜[10]のいずれかに記載の樹脂組成物。
下記一般式(1)〜(3)からなる群より選ばれる少なくとも1つのエポキシ樹脂(A)と、
下記一般式(4)〜(8)からなる群より選ばれる少なくとも1つの樹脂(B)と、
下記一般式(9)〜(11)からなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物および/またはアルカリ金属塩化物と
を含有し、
全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の割合が20質量%以上90質量%以下であり、樹脂(B)の割合が10質量%以上80質量%以下であり、
全樹脂組成物中に含まれる、下記一般式(9)〜(11)で表される化合物の濃度と、アルカリ金属塩化物に由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、樹脂組成物。
エポキシ樹脂(A)が、前記一般式(1)および(2)からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、
樹脂(B)が、前記一般式(4)および(5)からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、
全樹脂組成物中に含まれる、前記一般式(9)および(10)で表される化合物の濃度と、アルカリ金属塩化物に由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、[12]に記載の樹脂組成物。
エポキシ樹脂(A)が、前記一般式(1)で表される樹脂であり、
樹脂(B)が、前記一般式(4)で表される樹脂であり、
全樹脂組成物中に含まれる、前記一般式(9)で表される化合物の濃度と、塩化ナトリウムおよび塩化カリウムに由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、[12]に記載の樹脂組成物。
全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の割合が50質量%以上85質量%以下であり、樹脂(B)の割合が15質量%以上50質量%以下である、[12]〜[14]のいずれかに記載の樹脂組成物。
融点または軟化点が30℃以上であるエポキシ樹脂(A)と、
融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)と、
ジオキサン構造を有する化合物(C)と
を含有し、
該ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合が、0.01ppm以上5000ppm以下である、封止用硬化物。
前記エポキシ樹脂(A)が、下記一般式(1)であり、
前記ジオキサン構造を有する化合物(C)が、下記一般式(12)であり、
全硬化物中、ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合が、0.035ppm以上3450ppm以下である、[16]に記載の封止用硬化物。
前記エポキシ樹脂(A)が、下記一般式(2)であり、
前記ジオキサン構造を有する化合物(C)が、下記一般式(13)であり、
全硬化物中、ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合が、0.04ppm以上4000ppm以下である、[16]に記載の封止用硬化物。
一般式(1)で表されるエポキシ樹脂であって、
前記エポキシ樹脂中に含まれる全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下である、エポキシ樹脂。
一般式(2)で表されるエポキシ樹脂であって、
前記エポキシ樹脂中に含まれる全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下である、エポキシ樹脂。
[1]〜[15]のいずれかに記載の樹脂組成物または[19]〜[20]のいずれかに記載のエポキシ樹脂(ア)と、
硬化促進剤(イ)と
を含有する、硬化性樹脂組成物。
前記硬化促進剤(イ)が、窒素化合物または潜在性硬化促進剤である、[21]に記載の硬化性樹脂組成物。
前記硬化促進剤(イ)が、マイクロカプセル化された潜在性硬化促進剤である、[21]または[22]に記載の硬化性樹脂組成物。
硬化剤(ウ)を更に含有する、[21]〜[23]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
前記硬化剤(ウ)が、酸無水物化合物、酸二無水物化合物、アミン化合物およびフェノール化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つである、[24]に記載の硬化性樹脂組成物。
無機充填材(エ)を更に含有する、[21]〜[25]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
[1]〜[15]のいずれかに記載の樹脂組成物または[21]〜[26]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を含む、アンダーフィル材。
[1]〜[15]のいずれかに記載の樹脂組成物または[21]〜[26]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を含む、ダイアタッチ材。
[1]〜[15]のいずれかに記載の樹脂組成物または[21]〜[26]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を含む、液状封止材。
[27]に記載のアンダーフィル材、[28]に記載のダイアタッチ材および[29]に記載の液状封止材からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、電子部品。
本実施形態に係る樹脂組成物は、含有全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下のエポキシ樹脂(A)と、融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)とを含有し、全樹脂中、樹脂(A)の含有量が、20質量%以上90質量%以下である。
本実施形態で用いられるエポキシ樹脂(A)は、含有する全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下という低塩素のエポキシ樹脂である。ここで、エポキシ樹脂(A)は、全塩素量が上記の範囲であれば特に限定はされない。
本実施形態に用いる樹脂(B)は、融点または軟化点が50℃以上である。樹脂(B)の融点または軟化点は、50〜150℃であることがより好ましく、60〜130℃であることがさらに好ましい。樹脂(B)の融点または軟化点が上記の数値範囲であれば、樹脂(B)は特に限定されないが、芳香族構造または複素環構造を有することが好ましい。このような樹脂(B)として、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノールノボラック、ポリアミド酸、ポリイミド、ポリベンズオキサゾールおよび(メタ)アクリレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。これらの中で、樹脂(B)としては、得られる硬化物の耐熱性の観点から、エポキシ樹脂、ポリアミド酸、ポリイミド、ポリベンズオキサゾールが好ましく、樹脂組成物の低粘度の観点から、エポキシ樹脂がより好ましい。樹脂(B)は1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。なお、本実施形態において、樹脂(B)は、エポキシ樹脂(A)とは異なる樹脂とする。
本実施形態に係る封止用硬化物は、融点または軟化点が30℃以上であるエポキシ樹脂(A)と、融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)と、ジオキサン構造を有する化合物(C)とを含有し、該ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合が、0.01ppm以上5000ppm以下である。
含有全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下のエポキシ樹脂(A)の製造方法を、エポキシ樹脂(A)が前記一般式(1)で表される化合物である場合を例に挙げて、以下説明する。
本実施形態に用いる粗エポキシ樹脂は、公知の方法で得ることができ、例えば、フェノール化合物とエピクロロヒドリン化合物とを反応させる工程を含む製造方法により得ることができる。
上記精製工程を含む製造方法により、塩素量が低減(以下「低塩素化」とも記す。)されたエポキシ樹脂(A)を得ることができる。
一般式(1)で表される化合物及び塩素分を含む粗エポキシ樹脂は、アルカリで処理を行うと、色相が黄色に変化する傾向にあり、更に、用いる試薬によっては、蒸留工程でも色相が改善されない場合もある。また、その一方でアルカリ処理を行わずに蒸留工程を実施したエポキシ樹脂は、蒸留後は透明であるにも関わらず、時間の経過とともに黄変が見られる傾向にもある。上述のエポキシ樹脂(A)の製造方法は、アルカリ処理の中でもアルカリ金属アルコキシドを用いた処理である上記工程(a)を行い、更に蒸留工程(b)も組み合わせることで、優れた色相を有するエポキシ樹脂を得ることができる。以下詳細に説明する。
粗エポキシ樹脂は、例えば、上記一般式(1)で表される化合物を含む。粗エポキシ樹脂において、上記一般式(1)で表される化合物の含有量は、例えば、90〜95質量%である。
上述のエポキシ樹脂の製造方法は、一般式(1)で表される化合物及び塩素分を含む粗エポキシ樹脂を、(a)有機溶媒中、アルカリ金属アルコキシドで処理する工程と、(b)蒸留する工程とを含む精製工程を行う。
(有機溶媒)
本実施形態に用いる有機溶媒は、粗エポキシ樹脂を均一に溶解または分散させ得る有機溶媒であれば特に限定されない。このような有機溶媒として、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジブチルエーテル等のエーテル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド類;ジメチルスルホキシドなどの硫黄化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
一般式(1)で表される化合物におけるエポキシ基は、求核剤との反応性が高いため、本実施形態に用いるアルカリ金属アルコキシドとしては、上記エポキシ基に求核剤として働くことのないように、塩基性が強くかつ求核性の低い、よりかさ高いアルカリ金属アルコキシドを用いることが好ましい。アルカリ金属アルコキシドの具体例としては、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、カリウムイソプロポキシド、ナトリウムイソプロポキシド、カリウムエトキシド、ナトリウムエトキシド等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。この中で、エポキシ樹脂のゲル化の抑制の観点、及び塩基性度の観点から、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−ブトキシド、カリウムイソプロポキシド、ナトリウムイソプロポキシドが好ましく、エポキシ樹脂に含まれる塩素量低減の観点から、カリウムt−ブトキシド、ナトリウムt−ブトキシドがより好ましく、カリウムt−ブトキシドが特に好ましい。
(a)工程における処理時間は、エポキシ樹脂がゲル化せず、かつ粗エポキシ樹脂中の塩素分が低減されれば限定されないが、1分〜24時間が好ましく、5分〜10時間がより好ましく、15分〜5時間がさらに好ましい。(a)工程における処理時間が前記範囲内であると、エポキシ樹脂のゲル化の進行の抑制と、粗エポキシ樹脂中の塩素分の低減とを両立させる点から特に好ましい。
本実施形態に用いるアルカリ金属アルコキシドの添加量は、粗エポキシ樹脂中の全塩素量が十分に低減され、かつエポキシ樹脂のゲル化などが起こらなければ限定されないが、粗エポキシ樹脂中に含まれる全塩素量に対して、1〜20モル当量であることが好ましく、粗エポキシ樹脂中の塩素量低減の観点から、2〜15モル当量であることがより好ましく、3〜15モル当量であることがさらに好ましく、5〜12モル当量であることが特に好ましく、5〜10モル当量であることが極めて好ましい。
上述のエポキシ樹脂(A)の製造方法において、(a)工程で用いる粗エポキシ樹脂の濃度は、(a)工程で用いる粗エポキシ樹脂および有機溶媒の合計を100質量%とした場合、10〜90質量%の範囲内であることが好ましく、副反応抑制観点から15質量%〜70質量%の範囲内であることがより好ましい。
上述のエポキシ樹脂の製造方法は、エポキシ樹脂がゲル化せず、かつ粗エポキシ樹脂中の塩素分が低減されれば限定されないが、上記工程(a)の後、無機塩との分離の観点から、さらに後処理する工程を含むことが好ましい。後処理する工程としては、酸または水により処理する工程、及び、分液操作により処理する工程が好ましい。後処理する工程に用いる酸としては、特に限定されず、例えば、リン酸、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、酢酸、シュウ酸、塩酸、硫酸、硝酸等が挙げられる。
(b)蒸留する工程で用いる方法としては、粗エポキシ樹脂が精製できる蒸留方法であれば限定されない。このような蒸留方法として、単蒸留や薄膜蒸留が挙げられる。上述のエポキシ樹脂の製造方法において、(b)蒸留する工程は、減圧度0.05kPa以上0.3kPa以下かつ蒸留内温が150℃以上180℃以下で実施することが好ましい。減圧度が0.05kPa以上の場合は、目的のエポキシ化合物(例えば、レゾルシノールジグリシジルエーテル)以外に、不純物として開環した化合物が混入することを抑えることができるため好ましい。また、減圧度が0.3kPa以下の場合は、加熱温度が180℃を超えることで、蒸留中にエポキシ樹脂のゲル化が進行して収率が著しく低下するということを避けることができるため好ましい。得られるエポキシ樹脂の含有塩素量および生産性の観点から、減圧度は0.1kPa以上0.2kPa以下であることが好ましく、蒸留内温は155℃以上175℃以下が好ましい。
本実施形態に係るエポキシ樹脂は、下記一般式(1)で表されるエポキシ樹脂であって、前記エポキシ樹脂中に含まれる全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下である。
本実施形態に係る硬化性樹脂組成物は、上述した樹脂組成物または上述したエポキシ樹脂(ア)と、硬化促進剤(イ)とを含有することが好ましい。
硬化促進剤(イ)としては、上述した樹脂組成物または上述したエポキシ樹脂(ア)の硬化を促進しうる化合物であればよく、その種類は特に限定されない。硬化促進剤(イ)としては、上述した樹脂組成物または上述したエポキシ樹脂(ア)との相溶性の観点から、窒素化合物、リン化合物、潜在性硬化促進剤が好ましい。硬化促進剤(イ)としては、上述した樹脂組成物または上述したエポキシ樹脂(ア)との相溶性の観点から、窒素化合物、潜在性硬化促進剤がより好ましく、保存安定性の観点から、潜在性硬化促進剤が更に好ましく、得られる硬化物の絶縁信頼性の観点から、マイクロカプセル化された潜在性硬化促進剤がより更に好ましい。硬化促進剤(イ)は、1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本実施形態に係る硬化性樹脂組成物は、更に、硬化剤を含有することが好ましい。
本実施形態の硬化性樹脂組成物には、必要に応じて無機充填材(エ)を含有させることができる。無機充填材(エ)としては、例えば、溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナ、ジルコン、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、チタン酸カリウム、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミ、窒化ホウ素、ジルコニア、ジルコン、フォステライト、ステアタイト、スピネル、ムライト、チタニア等の粉体またはこれらを球形化したビーズ、ガラス繊維等が挙げられる。更に、難燃効果のある無機充填材(エ)としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、硼酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛等が挙げられる。これらの中でも、得られる硬化物の耐薬品性等の観点から、溶融シリカ、結晶シリカ、アルミナが好ましく、熱伝導性の観点から、アルミナがより好ましい。また、これら無機充填材(エ)は、硬化性樹脂組成物の粘度の観点から、シランカップリング剤等で表面処理されたものが好ましい。
本実施形態の硬化性樹脂組成物には、その性能に悪影響を及ぼさない範囲でその他の成分を添加することができる。その他の成分としては、例えば、接着助剤、難燃剤、イオン捕捉剤、導電性粒子、着色剤、離型剤等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物は、粘度が十分に低くなるので作業性が良好であり、かつ硬化物にした際に高い耐熱性を示すことができる。このことから、本実施形態の樹脂組成物およびそれを用いた硬化性樹脂組成物は、アンダーフィル材、ダイアタッチ材、液状封止材更にはこれらを含む電子部品の材料として好適に用いることができる。
本実施形態のアンダーフィル材および液状封止材は、上述の樹脂組成物または硬化性樹脂組成物を含む。
本実施形態のダイアタッチ材は、上述の樹脂組成物または硬化性樹脂組成物を含む。
本実施形態の電子部品は、上述のアンダーフィル材、ダイアタッチ材および液状封止材からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む。
実施例および比較例において以下の試薬を用いた。
・レゾルシノールジグリシジルエーテル
CVCスペシャリティケミカルズ社製、商品名「ERISYS RDGE−H」、以下「RDGE−H」とも略称する。RDGE−Hは、一般式(1)において、R1が全て水素原子であり、グリシジルエーテルおよびエポキシ基の開環部位のベンゼン環に対する結合位置がメタ位であり、x=0の化合物の割合が80〜90質量%程度でありかつx=1〜10の化合物の割合が10〜20質量%程度の混合物を含む粗エポキシ樹脂に相当。RDGE−H中の全塩素量は、3254ppmであった。
DIC株式会社製、商品名「EPICLON HP−4032」、以下「HP−4032」とも略称する。HP−4032は、一般式(2)において、R2が全て水素原子であり、グリシジルエーテルおよびエポキシ基の開環部位のナフタレン環に対する結合位置が1,6位であり、y=0の化合物の割合が80〜90質量%程度でありかつy=1〜10の化合物の割合が10〜20質量%程度の混合物を含む粗エポキシ樹脂に相当。HP−4032中の全塩素量は1400ppmであった。
旭化成イーマテリアルズ社製、商品名「AER260」、以下「AER260」とも略称する。AER260は、一般式(3)において、R3、R4が全て水素原子であり、R5およびR6がメチル基であり、z=0の化合物の割合が80〜90質量%程度でありかつz=1〜10の化合物の割合が10〜20質量%程度の混合物を含む粗エポキシ樹脂に相当。AER260中の全塩素量は1350ppmであった。
ダイソー社製、商品名「LX−01」、以下「LX−01」とも略称する。LX−01は、一般式(3)において、R3、R4が全て水素原子であり、R5およびR6がメチル基であり、z=0の化合物の割合が95.2質量%程度でありかつz=1〜10の化合物の割合が4.8質量%程度の混合物を含むエポキシ樹脂に相当。LX−01中の全塩素量は10ppmであった。
・トリグリシジルイソシアヌレート
日産化学工業社製、商品名「TEPIC―S」、以下「TEPIC―S」とも略称する。TEPIC―Sは、一般式(4)において、R7がメチレン基である樹脂に相当。融点:90〜125℃。
三菱化学社製、商品名「jER YX4000H」、以下「YX4000H」とも略称する。YX4000Hは、式(5)において、4つのR8のうち2つのR8がメチル基であり、残り2つのR8が水素原子であり、グリシジルエーテル基の結合位置がそれぞれパラ位である樹脂に相当。具体的には、下記一般式(14)に相当する。融点:105〜110℃。
DIC株式会社製、商品名「EPICRON HP−4710」、以下「HP−4710」とも略称する。HP−4710は、式(6)において、R9がすべて水素原子であり、R10がメチレン基であり、グリシジルエーテル基の結合位置がそれぞれ1,4位である樹脂に相当。具体的には下記一般式(15)に相当する。融点:95℃。
三菱化学社製、商品名「jER 1031S」、以下「1031S」とも略称する。1031Sは、式(7)において、R11がすべて水素原子であり、グリシジルエーテル基の結合位置がパラ位である樹脂に相当。具体的には下記一般式(16)に相当する。融点:90〜100℃。
三菱化学社製、商品名「jER 1032H60」、以下「1032H60」とも略称する。1032H60は、式(8)において、R12がすべて水素原子であり、グリシジルエーテル基の結合位置がパラ位である樹脂に相当。具体的には下記一般式(17)に相当する。融点:56〜62℃。
・ノバキュアHX3941−HP(旭化成イーマテリアルズ社製)。ノバキュアHX3941−HPは、マイクロカプセル化された潜在性硬化促進剤である。
・HNA−100(新日本理化社製)。HNA−100は、酸無水物化合物である。
・アルミナフィラーAC2500 SXQ(アドマテックス社製)。
・カリウムt−ブトキシド(和光純薬工業社製)。
・トルエン(和光純薬工業社製、超脱水グレード)。
・N−メチル−2−ピロリドン(和光純薬工業社製、脱水グレード)。
・2−プロパノール(和光純薬工業社製、試薬特級)。
・メチルイソブチルケトン(和光純薬工業社製、試薬特級)。
・水酸化カリウム(和光純薬工業社製)。
・酢酸(和光純薬工業社製)。
・プロピレングリコール(和光純薬工業社製)。
・0.01mol/L硝酸銀水溶液(和光純薬工業社製)。
・2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール(和光純薬工業社製)。
・アセトニトリル(和光純薬工業社製)。
セパラブルフラスコに、試料であるエポキシ樹脂または樹脂組成物0.3gを秤量し、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール25mLに溶解させて溶液を得た。該溶液に1.16mmol/Lの水酸化カリウムのプロピレングリコール溶液25mLを加え、30分間加熱還流を実施した。その後、室温まで冷却した後の前記溶液に、酢酸200mLを加えた。そして、前記溶液について電位差滴定装置(京都電子社製、「AT−510」)を用いて沈殿滴定することにより、塩素量を測定した。当該塩素量をエポキシ樹脂または樹脂組成物に含まれる「全塩素量」とした。なお、電極として複合銀電極(Ag沈殿滴定用、京都電子社製「C−373」)を用い、0.01mol/Lの硝酸銀水溶液を用いて滴定した。
セパラブルフラスコに、試料であるエポキシ樹脂または樹脂組成物0.3gを秤量し、トルエン100mLおよびメタノール100mLに溶解させて溶液を得た。そして、前記溶液について電位差滴定装置(京都電子社製、「AT−510」)を用いて沈殿滴定することにより、塩素量を測定した。当該塩素量をエポキシ樹脂または樹脂組成物に含まれる「無機塩素量」とし、アルカリ金属塩化物に由来する塩素量とした。なお、電極として複合銀電極(Ag沈殿滴定用、京都電子社製「C−373」)を用い、0.01mol/Lの硝酸銀水溶液を用いて滴定した。
一般式(9)〜(11)で表される化合物の測定方法について、一般式(9)で表される樹脂を例に挙げて説明する。
カラム温度:50℃(1分間保持)→280℃(昇温10℃/分、10分保持)
インジェクション温度:250℃
イオン源温度:250℃
インターフェース温度:320℃
一般式(1)で表される化合物におけるx=0の化合物等の割合は、液体クロマトグラフィー(HPLC)またはゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定を行った。HPLC測定では、具体的には、試料であるエポキシ樹脂のアセトニトリル溶液(0.1質量%)を調製し、該溶液を用いて下記の条件の液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定を実施した。
カラム温度:40℃
ポンプ:DP−8020(東ソー社製)
検出器:UV−8020(東ソー社製)
移動相:A液;水、B液;アセトニトリル
移動相グラジエント条件:0分;B液30容量%、60分;B液100容量%、80分;B液30容量%
カラム:shodex A−804(昭和電工社製)
:shodex A−803(昭和電工社製)
:shodex A−802(昭和電工社製)
:shodex A−802(昭和電工社製)
カラム温度:40℃
移動相:テトラヒドロフラン
粘度測定は、粘度計(東機産業社製、「VISCOMETER TV−20」)を用いて行った。測定温度は23℃または40℃とし、ローターはCORD−1(1°34‘×R24)を使用した。
樹脂組成物を、上記粘度測定法により、初期粘度(組成物調整後、6時間以内に測定)および23℃で30日間静置後の粘度を測定し、「30日後の粘度/初期粘度」で算出された粘度上昇率により、保存安定性の評価を行った。粘度上昇率が小さいほど、保存安定性に優れる。
ガラス転移温度(Tg)の測定は、示差走査熱量測定器(島津製作所社製、「DSC−60」)を用いて測定を行った。試料であるエポキシ樹脂組成物(約20mg)を、アルミパンに入れ、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分にて250℃まで昇温し、30分間保持し、硬化させた。その後、エポキシ樹脂組成物の硬化物を、室温まで冷却した後、更に10℃/分で280℃まで昇温させることにより硬化物のTgの測定を行った。
硬化物中のジオキサン構造を有する化合物(C)の割合の測定は、熱分解ガスクロマトグラフィーを用いて実施した。エポキシ樹脂組成物を硬化(空気雰囲気下、室温から120℃まで10℃/分で昇温し、30分間保持、続いて180℃まで10℃/分で昇温し、30分間保持。)した後に、該硬化物について熱分解ガスクロマトグラフィーにて測定を行った。全ピーク面積と化合物(C)に由来するピーク面積との比から、ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合を算出した。
カラム温度:40℃(5分間保持)→320℃(昇温20℃/分、21分間保持)
インジェクション温度:320℃
イオン源温度:250℃
熱分解温度:600℃
樹脂の融点は、示差走査熱量測定器(島津製作所社製、「DSC−60」)を用いて測定を行った。試料である樹脂(約20mg)を、アルミパンに入れ、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分にて250℃まで昇温し、吸熱ピークが観測された温度を融点または軟化点とした。
ナス型フラスコに、レゾルシノールジグリシジルエーテル:RDGE−H(386.75g)を入れ、ト字管、温度計および冷却器をつけ、減圧度0.1kPaにて分子蒸留を実施した。系内温度137℃で蒸留を開始し、157℃まで系内温度が上昇したところまでを初留とした。系内温度165℃となったところを蒸留の開始とした。収率57.7%でレゾルシノールジグリシジルエーテルの分子蒸留物が得られた。得られた分子蒸留物の全塩素量は610ppmであった。なお、分子蒸留を実施していないレゾルシノールジグリシジルエーテルの全塩素量は3254ppmであり、40℃における粘度は150mPa・sであった。また、得られた分子蒸留物である全エポキシ樹脂中の、x=0で表される化合物(以下「単量体」ともいう)、x=1で表される化合物(以下「二量体」ともいう)、x=2で表される化合物(以下「三量体」ともいう)、x=4で表される化合物(以下「四量体」ともいう)等の含有量を液体クロマトグラフィーにより測定したところ、検出されたピークは単量体のみであり、二量体以上のピークは検出されず、いずれも検出限界量以下(0.01質量%以下)であった。得られた分子蒸留物の融点は39〜40℃であった。
実施例1で得られた、分子蒸留を1回実施したレゾルシノールジグリシジルエーテル(168.59g)を、実施例1と同様の方法により再度分子蒸留を実施した。2回目の分子蒸留では、減圧度0.2kPa、系内温度145℃にて蒸留を開始し、160℃まで系内温度が上昇したところまでを初留とした。系内温度170℃となったところを蒸留の開始とした。収率58.0%で分子蒸留物が得られた。得られた分子蒸留物の全塩素量は420ppmであった。また、得られた分子蒸留物である全エポキシ樹脂中の単量体〜四量体等の含有量を液体クロマトグラフィーにより測定したところ、検出されたピークは単量体のみであり、二量体以上のピークは検出されず、いずれも検出限界量以下(0.01質量%以下)であった。得られた分子蒸留物の融点は39〜40℃であった。
実施例2で得られた分子蒸留を2回実施したレゾルシノールジグリシジルエーテル(41.04g)を、実施例1と同様の方法により再度分子蒸留を実施した。3回目の分子蒸留では、減圧度0.11kPa、系内温度135℃にて蒸留を開始し、155℃まで系内温度が上昇したところまでを初留とした。系内温度160℃となったところを蒸留の開始とした。収率59.8%で分子蒸留物が得られた。得られた分子蒸留物の全塩素量は130ppmであった。また、得られた分子蒸留物である全エポキシ樹脂中の単量体〜四量体等の含有量を液体クロマトグラフィーにより測定したところ、検出されたピークは単量体のみであり、二量体以上のピークは検出されず、いずれも検出限界量以下(0.01質量%以下)であった。得られた分子蒸留物の融点は39〜40℃であった。
窒素雰囲気下、ナス型フラスコに、レゾルシノールジグリシジルエーテル:RDGE−H(60.0g)とトルエン(105.0g)とN−メチル−2−ピロリドン(18.0g)とを入れ、35℃で5分間撹拌した後に、カリウムt−ブトキシド(3.83g、全塩素量に対して5モル当量)のN−メチル−2−ピロリドン溶液を加え、35℃で10分間加熱撹拌した。10分間加熱撹拌した溶液に、蒸留水(50.0g)およびトルエン(120.0g)を加えて分液して有機相を得た。その後、該有機相を蒸留水(50.0)で3回洗浄、分液を行って有機相を得た。得られた有機相を減圧留去することにより、収率75.5%でエポキシ樹脂を得た。得られたエポキシ樹脂を、減圧度0.12kPa、系内温度135℃にて蒸留し、155℃まで系内温度が上昇したところまでを初留とした。系内温度160℃となったところを蒸留の開始とした。2段階収率43.8%で分子蒸留物が得られた。得られた分子蒸留物の全塩素量は8ppmであった。また、得られた分子蒸留物である全エポキシ樹脂中の単量体〜四量体等の含有量を液体クロマトグラフィーにより測定したところ、検出されたピークは単量体のみであり、二量体以上のピークは検出されず、いずも検出限界量以下(0.01質量%以下)であった。得られた分子蒸留物の融点は39〜40℃であった。
ナス型フラスコに、1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン:HP−4032(15.0g)を入れ、トルエン(30.0g)およびN−メチル−2−ピロリドン(30.0g)を入れ、マグネティックスターラーで均一になるまで攪拌した。更に、カリウムt−ブトキシドを0.67g(HP4032中の全塩素量に対し10モル当量)入れ、35℃で30分攪拌した。攪拌後の溶液に蒸留水(15.0g)を加え、10分攪拌した。得られた溶液を分液ロートに移し、蒸留水(15.0g)と2−プロパノール(15.0g)とメチルイソブチルケトン(15.0g)とを加え洗浄した。洗浄後、蒸留水(15.0g)で更に3回洗浄して有機相を得た。得られた有機相を減圧留去することにより、エポキシ樹脂(1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン)を得た。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(85質量部)とTEPIC−S(15質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。また、該樹脂組成物を前述の硬化物中のジオキサン構造を有する化合物(C)の割合の測定方法により測定したところ、1200ppmであった。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(40質量部)とTEPIC−S(60質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(88質量部)とTEPIC−S(12質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例2で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例3で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例4で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、TEPIC−S(15質量部)とHNA−100(161.1質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりTEPIC−Sを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル80質量部に対して、TEPIC−S(20質量部)とHNA−100(162質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりTGICを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル70質量部に対して、TEPIC−S(30質量部)とHNA−100(164質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりTGICを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル70質量部に対して、TEPIC−S(30質量部)とHNA−100(164質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりTGICを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)とアルミナフィラー(177.4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、YH4000H(15質量部)を混合した後、130℃で加熱することによりYH4000Hを溶解させ、溶液を得た、この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物を前述の方法にて23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、YX4000H(15質量部)とHNA−100(149.1質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりYX4000Hを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物を前述の方法にて23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、HP4710(15質量部)を混合した後、130℃で加熱することによりHP4710を溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、HP4710(15質量部)とHNA−100(150.4質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりHP4710を溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、1031S(15質量部)を混合した後、130℃で加熱することによりHP4710を溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル85質量部に対して、1032S(15質量部)を混合した後、130℃で加熱することによりHP4710を溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度およびTgを測定した。その結果を表1に示す。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(85質量部)とTEPIC−S(15質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。また、該樹脂組成物を前述の硬化物中のジオキサン構造を有する化合物(C)の割合の測定方法により測定したところ、1000ppmであった。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(50質量部)とTEPIC−S(50質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX3941−HP(4.0質量部)を加え、撹拌することにより樹脂組成物を調製した。該組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。結果を表1に示す。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(80質量部)とTEPIC−S(20質量部)とHNA−100(138.7質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とHNA−100(143.4質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
LX−01(85質量部)とTEPIC−S(15質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
LX−01(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とHNA−100(124.2質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(92質量部)とTEPIC−S(8質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、しばらく室温で静置したところ、結晶化してしまい、液状組成物が得られなかった。
実施例1で得られたレゾルシノールジグリシジルエーテル(15質量部)とTEPIC−S(85質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、しばらく室温で静置したところ、結晶化してしまい、液状組成物が得られなかった。
分子蒸留による低塩素化処理を実施していないレゾルシノールジグリシジルエーテル:RDGE−H(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
分子蒸留による低塩素化処理を実施していないレゾルシノールジグリシジルエーテル:RDGE−H(全塩素量3254ppm、全エポキシ樹脂中の単量体の割合は、93.6質量%であり、二量体を1.74質量%、三量体を3.54質量%、四量体を1.11質量%含有)70質量部に対して、TEPIC−S(30質量部)とHNA−100(160.8質量部)とを混合した後、130℃で加熱することによりTGICを溶解させ、溶液を得た。この溶液を25℃まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4質量部)とアルミナフィラー(176.6質量部)とを更に混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。得られたエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(92質量部)とTEPIC−S(8質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、しばらく室温で静置したところ、結晶化してしまい、液状組成物が得られなかった。
実施例5で得られた1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン(15質量部)とTEPIC−S(85質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、しばらく室温で静置したところ、結晶化してしまい、液状組成物が得られなかった。
分子蒸留による低塩素化処理を実施していない1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン:HP−4032(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
分子蒸留による低塩素化処理を実施していない1,6−ビス(グリシジルオキシ)ナフタレン:HP−4032(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とHNA−100(136.8質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
AER260(85質量部)とTEPIC−S(15質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
AER260(70質量部)とTEPIC−S(30質量部)とHNA−100(120.0質量部)とを混合し、130℃で加熱することにより、溶液を得た。該溶液を室温まで冷却した後に、ノバキュアHX−3941HP(4.0質量部)を混合し、エポキシ樹脂組成物を調製した。このエポキシ樹脂組成物の23℃における粘度、Tgおよび保存安定性を測定した。その結果を表1に示す。
Claims (30)
- 含有全塩素量が0.01ppm以上1000ppm以下のエポキシ樹脂(A)と、
融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)とを含有し、
全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の含有量が、20質量%以上90質量%以下である、樹脂組成物。 - 全樹脂中、前記樹脂(B)の含有量が、10質量%以上80質量%以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記エポキシ樹脂(A)の融点または軟化点が30℃以上である、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記エポキシ樹脂(A)が、芳香族エポキシ樹脂である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記芳香族エポキシ樹脂が、芳香族ジグリシジルエーテル構造を有する、請求項4に記載の樹脂組成物。
- 前記樹脂(B)が、芳香族構造または複素環構造を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記樹脂(B)が、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノールノボラック、ポリアミド酸、ポリイミド、ポリベンズオキサゾールおよび(メタ)アクリレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 下記一般式(1)〜(3)からなる群より選ばれる少なくとも1つのエポキシ樹脂(A)と、
下記一般式(4)〜(8)からなる群より選ばれる少なくとも1つの樹脂(B)と、
下記一般式(9)〜(11)からなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物および/またはアルカリ金属塩化物と
を含有し、
全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の割合が20質量%以上90質量%以下であり、樹脂(B)の割合が10質量%以上80質量%以下であり、
全樹脂組成物中に含まれる、下記一般式(9)〜(11)で表される化合物の濃度と、アルカリ金属塩化物に由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、樹脂組成物。
- エポキシ樹脂(A)が、前記一般式(1)および(2)からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、
樹脂(B)が、前記一般式(4)および(5)からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、
全樹脂組成物中に含まれる、前記一般式(9)および(10)で表される化合物の濃度と、アルカリ金属塩化物に由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、請求項12に記載の樹脂組成物。 - エポキシ樹脂(A)が、前記一般式(1)で表される樹脂であり、
樹脂(B)が、前記一般式(4)で表される樹脂であり、
全樹脂組成物中に含まれる、前記一般式(9)で表される化合物の濃度と、塩化ナトリウムおよび塩化カリウムに由来する塩素濃度との総和が、0.01ppm以上1000ppm以下である、請求項12に記載の樹脂組成物。 - 全樹脂中、エポキシ樹脂(A)の割合が50質量%以上85質量%以下であり、樹脂(B)の割合が15質量%以上50質量%以下である、請求項12〜14のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 融点または軟化点が30℃以上であるエポキシ樹脂(A)と、
融点または軟化点が50℃以上である樹脂(B)と、
ジオキサン構造を有する化合物(C)と
を含有し、
該ジオキサン構造を有する化合物(C)の割合が、0.01ppm以上5000ppm以下である、封止用硬化物。 - 請求項1〜15のいずれか一項に記載の樹脂組成物または請求項19〜20のいずれか一項に記載のエポキシ樹脂(ア)と、
硬化促進剤(イ)と
を含有する、硬化性樹脂組成物。 - 前記硬化促進剤(イ)が、窒素化合物または潜在性硬化促進剤である、請求項21に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記硬化促進剤(イ)が、マイクロカプセル化された潜在性硬化促進剤である、請求項21または22に記載の硬化性樹脂組成物。
- 硬化剤(ウ)を更に含有する、請求項21〜23のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記硬化剤(ウ)が、酸無水物化合物、酸二無水物化合物、アミン化合物およびフェノール化合物からなる群より選ばれる少なくとも1つである、請求項24に記載の硬化性樹脂組成物。
- 無機充填材(エ)を更に含有する、請求項21〜25のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の樹脂組成物または請求項21〜26のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を含む、アンダーフィル材。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の樹脂組成物または請求項21〜26のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を含む、ダイアタッチ材。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の樹脂組成物または請求項21〜26のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を含む、液状封止材。
- 請求項27に記載のアンダーフィル材、請求項28に記載のダイアタッチ材および請求項29に記載の液状封止材からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、電子部品。
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