JPWO2012042711A1 - 配線基板及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

配線基板から電磁ノイズが漏洩することを抑制する。配線基板(1)は、多層配線層、導電体の構造体(8)、及び電磁波吸収体(5)を備えている。配線基板(1)には、電磁ノイズの発生源の一例である電子部品(2)が搭載される。電子部品(2)は高周波回路を有している。そして構造体(8)は多層配線層を用いて形成されており、平面視で電子部品(2)を囲むとともに、当該囲みに開口(4)が生じるように配置されている。電磁波吸収体(5)は、開口(4)を塞ぐように配置されている。

Description

本発明は、ノイズの漏洩を抑制できる配線基板及び電子装置に関する。
コンピュータ等に代表される電子機器の多くは、電子部品とそれを搭載する配線基板を用いて構成されている。近年の電子機器の高周波化に伴い、高周波回路から発生する電磁ノイズが電子機器内部の他の電子回路に電磁干渉し、電子機器の動作に支障をきたすケースが見られるようになった。これらの電磁干渉を抑制する手段として、配線基板の外周にグランドビアを配置する構造をとることにより、配線基板端部からの電磁ノイズの漏洩を防止する構造が提案されている。特許文献1(特開平7−263871)にはスルーホールが基板周辺に沿って密に配置され、このスルーホールにより表裏両面の導体層が接続されている。同様な技術は他の特許文献2、3にも記載されている。
さらに配線基板の電磁干渉を抑制する手段として、非特許文献1、2に、EBG(Electromagnetic Band Gap)構造を適用する構造が提案されている。EBG材料は誘電体または金属等を二次元または三次元で周期的に配置した構造をとることにより、その内部または平面上で特定周波数帯の電磁波の伝搬を抑制するバンドギャップを形成する構造をいう。
特開平7−263871号公報 特開2001−068801号公報 特開2005−302799号公報
Shahrooz Shahparnia et al, IEEE TRANSACTIONS ON ELECTROMAGNETIC COMPATIBILITY, VOL.46, NO.4, NOVEMBER 2004 Shawn D. Rogers, IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL.53, NO.8, AUGUST 2005
しかし、電磁干渉を抑制する手段として、配線基板の外周にグランドビアやEBG構造を配置する構造は、配線基板内に電磁ノイズを閉じ込める構造である。配線基板内に閉じ込められた電磁ノイズのエネルギーは、配線基板上の別の場所から電磁漏洩を引き起す原因となり、結果として電磁ノイズの漏洩を抑制することができない可能性がある。
本発明の目的は、電磁ノイズが漏洩することを抑制することができる配線基板及び電子装置を提供することにある。
本発明によれば、多層配線層と、
前記多層配線層を用いて形成され、平面視で電磁ノイズの発生源を囲むとともに、当該囲みに開口が生じるように導電体が繰り返し配置された構造体と、
前記開口に配置された電磁波吸収体と、
を備える配線基板が提供される。
本発明によれば、高周波回路を有する電子部品と、
前記電子部品が搭載される配線基板と、
を備え、
前記配線基板は、
多層配線層と、
前記多層配線層を用いて形成され、平面視で前記電子部品を囲むとともに、当該囲みに開口が生じるように導電体が繰り返し配置された構造体と、
前記開口を塞ぐように配置された電磁波吸収体と、
を備える電子装置が提供される。
本発明によれば、配線基板から電磁ノイズが漏洩することを抑制することができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る配線基板1の構成を示す図である。 EBG構造の単位セルの具体例を示す図である。 EBG構造の単位セルの具体例を示す図である。 EBG構造の単位セルの具体例を示す図である。 第2の実施形態に係る配線基板の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る配線基板の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る配線基板の構成を示す図である。 第5の実施形態に係る配線基板の構成を示す図である。 第6の実施形態に係る配線基板の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1(a) は、第1の実施形態に係る配線基板1の構成を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A´断面図である。配線基板1は、多層配線層、導電体の構造体8、及び電磁波吸収体5を備えている。配線基板1には、電磁ノイズの発生源の一例である電子部品2が搭載される。電子部品2は高周波回路を有している。そして構造体8は多層配線層を用いて形成されており、平面視で電子部品2を囲むとともに、当該囲みに開口4が生じるように配置されている。電磁波吸収体5は、開口4を塞ぐように配置されている。以下、詳細に説明する。
配線基板1は例えばプリント配線基板であり、上記したように多層配線構造を有している。例えば配線基板1は、電源層6、電源層6の下層に位置するグランド層7、及び信号層10を備えている。電源層6はビア(図示せず)を介して電子部品2に接続しており、電子部品2に電力を供給する。グランド層7はビア(図示せず)を介して電子部品2に接続している。信号層10は、ビア(図示せず)を介して電子部品2に接続しており、電子部品2に信号を入力するとともに、電子部品2から出力した信号を他の電子部品2に伝達する。電源層6及びグランド層7は少なくとも一つのべた層(導体プレーン)で構成されている。
また配線基板1は、内層の外周のうち開口4が形成される領域を除いた部分に、EBG形成領域3を備えている。EBG形成領域3には、EBGとしての特性を示す構造体8が設けられている。構造体8は、所定の周波数帯にストップバンドを備えている。このストップバンドとなる周波数帯には、電子部品2がノイズ源となる電磁ノイズが含まれている。なお開口4は、長方形の配線基板1の短辺の中央部に設けられているが、開口4の位置はこれに限定されない。
本実施形態において、構造体8は、EBG構造の単位セル82を3列で配置した集合体になっている。単位セル82は、配線基板1内に設けられた電源層6、島状の導体である導体パッチ19、ビア(スルーホール)110、及びグランド層7により構成されている。単位セル82は、例えばマッシュルーム構造を有しているが、EBGとしての特性を示す限りにおいては、どのような構造を有していてもよい。
構造体8は、単位セル82が複数繰り返し設けられることにより構成される。ここで「繰り返し」単位セル82を配置する場合、互いに隣り合う単位セル82において、同一の接続部材の間隔(中心間距離)が、電磁ノイズの波長λの1/2以内となるようにするのが好ましい。また「繰り返し」には、いずれかの単位セル82において構成の一部が欠落している場合も含まれる。また単位セル82が2次元配列を有している場合には、「繰り返し」には単位セル82が部分的に欠落している場合も含まれる。また「周期的」には、一部の単位セル82において構成要素の一部がずれている場合や、一部の単位セル82そのものの配置がずれている場合も含まれる。すなわち厳密な意味での周期性が崩れた場合においても、単位セル82が繰り返し配置されている場合には、メタマテリアルとしての特性を得ることができるため、「周期性」にはある程度の欠陥が許容される。なおこれらの欠陥が生じる要因としては、単位セル82間に配線やビア、接続部材を通す場合、既存の配線レイアウトや基板間接続構造にメタマテリアル構造を追加する場合において既存のビアやパターン、接続部材によって単位セル82が配置できない場合、製造誤差、及び既存のビアやパターン、接続部材を単位セル82の一部として用いる場合などが考えられる。
配線基板1の縁に形成された構造体8の一部には、上記したように開口4が設けられている。開口4の幅は、上記した電磁ノイズの周波数を考慮して任意に決定される。開口4には、電磁波吸収体5が設けられている。電磁波吸収体5は、開口4を塞ぐように、配線基板1の表面から側面を経由して裏面に至るように貼り付けられており、その幅は開口4よりも大きい。電磁波吸収体5は上記した電磁ノイズの周波数、及び漏洩電磁波のモードを考慮して電磁ノイズ抑制効果が大きいものを任意に選択する。
図2、図3、及び図4の各図には、構造体8の単位セル82の具体例を示している。ただしEBG構造の単位セルは、図2〜図4に示した例に限定されない。
図2に示す例では、いわゆるマッシュルーム型のEBG構造や類似のEBG構造の単位セル82を示している。これらは、第1導体プレーン201、第2導体プレーン204、及び導体エレメント202から構成される。導体エレメント202は島状の導体であり、第2導体プレーン204にビアなどの接続部材203で接続されている。接続部材203はマッシュルームの軸部分に相当し、インダクタンスを形成している。導体エレメント202はマッシュルームのヘッドに相当し、第1導体プレーン201との間でキャパシタンスを形成する。マッシュルーム型EBG構造は、第1導体プレーン201と第2導体プレーン204の平行平板を、上記したキャパシタンスと上記したインダクタンスからなる直列共振回路でシャントした等価回路で表現することができる。そしてこの直列共振回路の共振周波数が最も減衰が大きいバンドギャップの中心周波数を与える。
図2(a)は、図1に示したEBG構造のユニットセルの層構成を示す断面模式図であり、図2(b)はその斜視図である。図1の電源層6及びグランド層7は、それぞれ図2の第1導体プレーン201と第2導体プレーン204に対応する。また、図1の導体パッチ19及びビア110は、図2の導体エレメント202および接続部材203に対応する。図2(a),(b)に示す例では、厚さ方向において、第2導体プレーン204、導体エレメント202、及び第1導体プレーン201がこの順に並んでいる。
図2(c)は、導体エレメント202と第2導体プレーン204の間に第1導体プレーン201が配置されたEBG構造の断面模式図であり、図2(d)はその斜視図である。図2(c),(d)に示す例では、厚さ方向において、第2導体プレーン204、第1導体プレーン201、及び導体エレメント202がこの順に並んでいる。そして接続部材203は、第1導体プレーン201に設けられた開口を通ることにより、第1導体プレーン201との絶縁を確保しつつ、導体エレメント202に接続している。
図2(e),(f)に示す例では、図2(b)に示す例に加えて、第2導体プレーン204は開口部206を有している。開口部206に平面コイル205が形成されている。平面コイル205は、第2導体プレーン204と接続部材203を接続している。すなわち第2導体プレーン204は、平面コイル205及び接続部材203を介して導体エレメント202に接続されている。平面コイル205によりインダクタンスを増加させることが可能となり、EBG構造のユニットセルの小型化やバンドギャップの低周波化に有利である。
図3は、図2(a)及び(c)に示した例に類似しているが、島状の導体エレメント202の代わりにらせん状の導体エレメント302を有している構造、いわゆるオープンスタブ型のEBG構造やそれに類似の構造を示している。導体エレメント302は対向する第1導体プレーン301と電気的に結合したマイクロストリップ線路であり、その一端はオープン端となっており、オープンスタブとして機能する。図3(a)及び(b)は、それぞれ導体エレメント302が第1導体プレーン301と第2導体プレーン304との間に配置された構造の断面模式図と斜視図である。また、図3(c)及び(d)は、それぞれ第1導体プレーン301が導体エレメント302と第2導体プレーン304との間に配置された構造の断面模式図と斜視図である。やはり、第1導体プレーン301及び第2導体プレーン304が、図1に示した電源層6及びグランド層7に対応する。
図4では、第1導体プレーン401の中に形成されたらせん状の導体エレメント403が第2導体プレーン402に対向している。この構造はEBG構造を構成するために必要な層数を削減できる点で優れている。やはり、第1導体プレーン401及び第2導体プレーン402が、図1に示した電源層6及びグランド層7に対応する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。電子部品2を発生源とした電磁ノイズの一部は、導体プレーン端部となる配線基板1の周辺から漏洩する危険性があるが、これらのノイズは、開口4が設けられている領域を除いて構造体8(EBG)によって反射される。そして配線基板1の周辺において唯一漏洩可能な領域である開口4に電磁ノイズが集中するが、開口4には電磁波吸収体5が設けられているため、電磁波吸収体5によって吸収される。従って、構造体8によって囲まれた領域に電磁ノイズのエネルギーが溜まることを抑制できるため、配線基板1の縁以外の部分から電磁ノイズが漏洩することを抑制できる。
(第2の実施形態)
図5(a)は、第2の実施形態に係る配線基板の構成を示す平面図であり、図5(b)は図5(a)のA−A´断面図である。本実施形態に係る配線基板1は、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る配線基板1と同様の構成である。
まず、配線基板1には、デジタル回路が設けられる第1の領域11と、アナログ回路が設けられる第2の領域12が設けられている。電磁ノイズの発生源となる電子部品2は第1の領域11に設けられている。そして構造体8及び電磁波吸収体5は、第1の領域11を囲み、かつ第2の領域12を囲まないようにレイアウトされている。
また、電磁波吸収体5は、上側吸収体51と、下側吸収体52により構成されている。上側吸収体51は、配線基板1の表面から側面の中央に至るまで貼り付けられており、下側吸収体52は配線基板1の裏面から側面の中央に至るまで貼り付けられている。そして上側吸収体51及び下側吸収体52の端部は、配線基板1の側面の近傍で互いに貼り付いている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、構造体8及び電磁波吸収体5は、第1の領域11を囲み、かつ第2の領域12を囲んでいないため、構造体8により第1の領域11と第2の領域12とを仕切ることができる。従って、第1の領域11に設けられたロジック回路から発生したノイズが第2の領域12に設けられたアナログ回路に悪影響を与えることを抑制できる。
(第3の実施形態)
図6(a)は、第3の実施形態に係る配線基板1の構成を示す平面図であり、図6(b)は図6(a)のA−A´断面図である。本実施形態に係る配線基板1は、開口部4及び電磁波吸収体5が複数個所に設けられている点、並びにビア(スルーホール)110の代わりに貫通ビア(スルーホール)111を有している点を除いて、第2の実施形態に係る配線基板1と同様の構成である。
本実施形態において、開口部4及び電磁波吸収体5は、配線基板1の一方の短辺の両端に設けられている。また貫通ビア111は、配線基板1の上面から下面まで貫通している。
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また開口部4及び電磁波吸収体5を複数個所に設けているため、さらに効率よく電磁ノイズを吸収することができる。
(第4の実施形態)
図7(a)は、第4の実施形態に係る配線基板1の構成を示す平面図である。図7(b)及び(c)は、それぞれ図7(a)のA−A´断面図及びB−B´断面図である。また図7(d)及び(e)は、図7(a)のA−A´断面の変形例を示す図である。本実施形態に係る配線基板1は、以下の点を除いて第2の実施形態に係る配線基板1と同様の構成である。
まず、開口4は、配線基板1の短辺の端部に設けられており、かつ突出部112を有している。突出部112は、配線基板1の長辺の延伸方向に沿って短辺の一部が突出した形状を有している。突出部112は、構造体8が設けられている配線層が配線基板1の本体から突出することにより、形成されている。本図に示す例では、突出部112は、電源層6及びグランド層7並びにこれらの間の層が突出することにより形成されている。構造体8は、突出部112にも形成されている。具体的には、構造体8は、平面視で、第1の領域11のうち突出部112が形成されている領域を除いて囲み、かつ、突出部112の縁に沿って延伸するように設けられている。なお構造体8は、突出部112の端部には設けられていない。
また電磁波吸収体5は、突出部112に配置されている。このため、電磁波吸収体5は、構造体8を構成する配線層に直接接続される。なお図7(a)に示す例では、電磁波吸収体5は突出部112の上面の全体、端面の全体、及び下面の全体を覆っているが、図7(d)に示すように、突出部112の上面及び下面にのみ設けられていてもよいし、図7(e)に示すように、突出部112の端面にのみ設けられていてもよい。
本実施形態によっても第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、電磁波吸収体5を、構造体8を構成する配線層に直接接続させることができるため、電磁ノイズをさらに効率的に吸収することができる。
(第5の実施形態)
図8(a)は、第5の実施形態に係る配線基板1の構成を示す平面図である。図8(b)、及び(c)は、それぞれ図8(a)のA−A´断面図及びB−B´断面図である。また図8(d)及び(e)は、図8(a)のA−A´断面の変形例を示す図である。本実施形態に係る配線基板1は、突出部112の代わりに第2の配線基板17を備える点を除いて第4の実施形態に係る配線基板1と同様の構成である。
第2の配線基板17は、例えば多層のフレキシブル基板である。そして第2の配線基板17には、第4の実施形態の突出部112と同様に構造体8が設けられている。
電磁波吸収体5は、第2の配線基板17に配置されている。なお図8(a)に示す例では、電磁波吸収体5は第2の配線基板17の上面の端面近傍部分、端面の全体、及び下面の端面近傍部分を覆っているが、図8(d)に示すように、第2の配線基板17の上面の全体、端面の全体、及び下面の全体を覆っていてもよい。また図8(e)に示すように、第2の配線基板17が十分長い場合(たとえばフレキシブル基板の終端部を完全に電磁ノイズが影響を及ぼさない位置まで引き出せる場合)、電磁波吸収体5を設けなくてもよい。
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
図9(a)は、第6の実施形態に係る配線基板1の構成を示す平面図である。図8(b)、及び(c)は、それぞれ図8(a)のA−A´断面図及びB−B´断面図である。また図8(d)は図8(a)のA−A´断面の変形例を示す図である。本実施形態に係る配線基板1は、第2の配線基板17が先端部に配線層露出部113を有している点を除いて、第5の実施形態に係る配線基板と同様の構成である。
配線層露出部113は、表面及び裏面からEBGを構成する配線層が露出している領域である。そして配線層露出部113には、電磁波吸収体5が設けられている。なお図8(d)に示すように、第2の配線基板17の全体に配線層露出部113及び電磁波吸収体5が形成されていても良い。
本実施形態によっても、第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。また電磁波吸収体5を、構造体8を構成する配線層に直接接続させることができるため、電磁ノイズをさらに効率的に吸収することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
なお、図8(e)によれば、以下の発明が開示されている。
第1の配線基板と、第2の配線基板と、を備え、
前記第1の配線基板は、
多層配線層と、
前記多層配線層を用いて形成され、平面視で電磁ノイズの発生源を囲むとともに、当該囲みに開口が生じるように導電体が繰り返し配置された第1の構造体と、
を有し、
前記第2の配線基板は、前記第1の配線基板に前記開口で接続されており、前記第1の構造体と連続するように導電体が繰り返し配置された第2の構造体を有しており、
前記第2の配線基板のうちの開放側の端部には、前記第2の構造体が設けられていない配線基板。
この出願は、2010年9月30日に出願された日本出願特願2010−220529号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 多層配線層と、
    前記多層配線層を用いて形成され、平面視で電磁ノイズの発生源を囲むとともに、当該囲みに開口が生じるように導電体が繰り返し配置された構造体と、
    前記開口に配置された電磁波吸収体と、
    を備える配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記構造体はEBG(Electromagnetic Band Gap)としての特性を示す配線基板。
  3. 請求項2に記載の配線基板において、
    前記構造体のストップバンドは、前記電磁ノイズの周波数を含んでいる配線基板。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板において、
    前記構造体及び前記電磁波吸収体は、前記配線基板の縁に設けられている配線基板。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板において、
    前記配線基板は、前記発生源が配置されている第1の領域と、アナログ回路が搭載されている第2の領域とを備え、
    前記構造体及び前記電磁波吸収体は、平面視で前記第1の領域を囲み、かつ前記第2の領域を囲んでいない配線基板。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線基板において、
    平面視において前記構造体を構成する配線層が前記開口から突出した突出部と、
    を備え、
    前記構造体は、前記突出部にも、端部を除いて形成されており、
    前記電磁波吸収体は、前記突出部に設けられている配線基板。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線基板において、
    平面視において前記開口が設けられた略矩形の第1の配線基板と、
    平面視において前記第1の配線基板の前記開口に接続された略矩形の第2の配線基板と、
    を備え、
    前記第1の配線基板が前記発生源を有しており、
    前記構造体は、前記第1の配線基板から前記第2の配線基板にかけて形成されている配線基板。
  8. 請求項7に記載の配線基板において、
    前記第1の配線基板はプリント配線基板であり、
    前記第2の配線基板はフレキシブル配線基板である配線基板。
  9. 請求項7又は8に記載の配線基板において、
    前記第2の配線基板は、少なくとも一部において上面及び下面から前記構造体を構成する配線層が露出しており、
    前記電磁波吸収体は前記構造体を構成する配線層に直接接続している配線基板。
  10. 高周波回路を有する電子部品と、
    前記電子部品が搭載される配線基板と、
    を備え、
    前記配線基板は、
    多層配線層と、
    前記多層配線層を用いて形成され、平面視で前記電子部品を囲むとともに、当該囲みに開口が生じるように導電体が繰り返し配置された構造体と、
    前記開口を塞ぐように配置された電磁波吸収体と、
    を備える電子装置。
JP2012536147A 2010-09-30 2011-07-07 配線基板及び電子装置 Withdrawn JPWO2012042711A1 (ja)

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