JPWO2011132294A1 - エレベータの非常停止装置 - Google Patents

エレベータの非常停止装置 Download PDF

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Abstract

エレベータの据付性を向上することができるエレベータの非常停止装置を提供する。このため、エレベータのガイドレール11に案内されたかご10の下部の吊り車に近接して配置され、かご10を下方から支持した枠体24と、枠体24のガイドレール11側に設けられ、ガイドレール11の把持及び把持の解放を行う把持機構20と、吊り車のガイドレール11とは反対側に配置された調速機ロープ18と把持機構20とを連結し、かご10の移動中に調速機ロープ18が停止した場合に、把持機構20にガイドレール11を保持させる動作機構22と、を備え、動作機構22は、把持機構20が設けられた枠体24のガイドレール11側に設けられる構成とした。

Description

この発明は、エレベータの非常停止装置に関するものである。
エレベータには、かごの下部にかご側吊り車が設けられるものがある。このかご側吊り車に巻き掛けられた主策によって、かごが吊られる(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2005−298118号公報
かごの速度がなんらかの異常で増速した場合、巻上機のブレーキが動作する。このブレーキの動作によってもかごが停止しない場合(特に主策が切断した場合)、他の方法でかごを停止させる必要がある。このため、エレベータには、非常停止装置が設けられる。この非常停止装置は、調速機の動作に応じて動作する。そして、調速機がかごの増速を検知すると、非常止め装置が動作するようになっている。
ここで、図7及び図8を用いて、かごの下部にかご側吊り車12が設けられたエレベータに非常停止装置を適用したものを説明する。図7は従来のエレベータの非常停止装置の側面図である。図8は従来のエレベータの非常停止装置の平面図である。
この非常停止装置は、把持機構20、連結機構21、動作機構22、遠隔動作機構58を備える。把持機構20は、ガイドレール11の把持及び把持の解放を行う機能を備える。連結機構21は、調速機ロープ17と連結する機能を備える。動作機構22は、把持機構20にガイドレール11を把持させる機能を備える。遠隔動作機構58は、かご床側梁23に取り付けられる部品59と枠体24に取り付けられる部品60とを備える。また、遠隔動作機構58は、遠隔操作リンク61を備える。この遠隔操作リンク61は、部品59と部品60とを連結する機能を備える。
かかる構成のエレベータにおいては、かごの昇降に追従して、調速機ロープ17が循環する。そして、かごの速度がなんらかの異常で増速すると、調速機ロープ17の循環が停止する。この調速機ロープ17の停止により、連結機構21、遠隔動作機構58、動作機構22の動作を介して、把持機構20がガイドレール11を把持する。この把持により、かごが停止する。
上記機能を備えた非常停止装置は、次のように組み立てられる。まず、工場で、把持機構20、動作機構22、遠隔動作機構58の部品60が枠体24に組み付けられる。その後、かご枠側梁23と枠体24とがエレベータの据付現場に搬入される。その後、かご床側梁23と枠体24とが組み付けられる。その後、連結機構21、遠隔動作機構58の部品59がかご床側梁23に組み付けられる。その後、連結機構21が調速機ロープ17に連結される。その後、遠隔動作機構58の部品59、60が遠隔操作リンク61で連結される。
しかしながら、遠隔動作機構58の部品59は、かご床側梁23に取り付けられる。一方、遠隔動作機構58の部品60は、枠体24に取り付けられる。このため、工場では、遠隔動作機構58を組み付けた状態で出荷することができない。また、図8に示すように、遠隔操作リンク61はかごの下方に配置される。このため、エレベータの据付現場での遠隔操作リンク61や部品59の組み付けは、エレベータの昇降路の底部でかごの床を見上げながらの作業となる。このため、遠隔操作リンク61や部品59の組み付けが困難であるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータの据付性を向上することができるエレベータの非常停止装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの非常停止装置は、エレベータのガイドレールに案内されたかごの下部に設けられた吊り車に近接して配置され、前記かごを下方から支持した枠体と、前記枠体の前記ガイドレール側に設けられ、前記ガイドレールの把持及び把持の解放を行う把持機構と、前記吊り車の前記ガイドレールとは反対側に配置された調速機ロープと前記把持機構とを連結し、前記かごの移動中に前記調速機ロープが停止した場合に、前記把持機構に前記ガイドレールを把持させる動作機構と、を備え、前記動作機構は、前記把持機構が設けられた前記枠体の前記ガイドレール側に設けられたものである。
この発明によれば、エレベータの据付性を向上することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置が利用されるエレベータの構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の動作状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの非常停止装置の側面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの非常停止装置の据付前の状態を示す側面図である。 従来のエレベータの非常停止装置の側面図である。 従来のエレベータの非常停止装置の平面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置が利用されるエレベータの構成図である。
図1において、1はエレベータの昇降路である。この昇降路1内の上方には、巻上機2が設けられる。この巻上機2には、綱車3が設けられる。綱車3の斜め下方には、そらせ車4が設けられる。
綱車3とそらせ車4とには、主策5が巻き掛けられる。この主策5の綱車3側端部には、釣り合いオモリ側綱止め部6が設けられる。この釣り合いオモリ側綱止め部6は、昇降路1上部の綱車3側に固定される。一方、主策5のそらせ車4端部には、かご側綱止め部7が設けられる。このかご側綱止め部7は、昇降路1上部のそらせ車4側に固定される。
綱車3の下方には、釣り合いオモリ8が配置される。この釣り合いオモリ8の上部には、釣り合いオモリ側吊り車9が設けられる。この釣り合いオモリ側吊り車9には、主策5が巻き回される。これにより、釣り合いオモリ8は、主策5に吊られる。
そらせ車4の下方には、かご10が設けられる。このかご10の両側には、ガイドレール11が設けられる。このガイドレール11は、かご10を上下方向に案内する。そして、かご10の下部の両側には、かご側吊り車12が設けられる。このかご側吊り車12には、主策5が巻き回される。これにより、かご10は、主策5に吊られる。
かかる構成のエレベータにおいては、巻上機2を駆動することで、綱車3が回転する。この回転に追従して、主策5が移動する。この移動により、かご10と釣り合いオモリ8とが互いに反対方向に昇降する。
また、ガイドレール11の上部には、取付台13が組み付けられる。この取付台13の上部には、調速機14が取り付けられる。一方、ガイドレール11の下部にも、取付台15が組み付けられる。この取付台15には、張り車16が取り付けられる。調速機14と張り車16との間には、調速機ロープ17が無端状に巻き掛けられる。また、調速機14には、ロープ掴み装置18が組み付けられる。
また、かご10の下部には、非常停止装置19が設けられる。この非常停止装置19は、把持機構20、連結機構21、動作機構22を備える。把持機構20は、ガイドレール11の把持及び把持の解放を行う機能を備える。連結機構21は、調速機ロープ17と連結する機能を備える。動作機構22は、連結機構21の動作に応じて、把持機構20にガイドレール11を把持させる機能を備える。
次に、図2及び図3を用いて、本実施の形態のエレベータの非常停止装置19の構成を具体的に説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の側面図である。図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の平面図である。
まず、非常停止装置19近傍のかご10の下部の構成を説明する。
図2には、かご10の一側が示される。図2において、23はかご床側梁である。このかご床側梁23は、かご10の床の縁部を縁取るようにして、かご10を支持する。このかご床側梁23の下方には、ガイドレール11に近接して枠体24が設けられる。この枠体は、かご下枠からなる。この枠体24は、かご床側梁23の下部に着脱自在に設けられる。この枠体24は、ブラケット25を備える。このブラケット25は、かご側吊り車12を支持する。
次に、把持機構20の構成を説明する。
図2に示すように、把持機構20は、枠体24のガイドレール11側に設けられる。具体的には、把持機構20は、鉛直投影面上で枠体24のガイドレール11側面内に収まるように取り付けられる。この把持機構20は、くわえ金26、弾性要素27、固定シュー28、傾斜板29、シューガイド30、可動シュー31を備える。
くわえ金26は、枠体24に取り付けられる。このくわえ金26は、水平投影面上で略コ字状に形成される。このくわえ金26の内側には、ガイドレール11が配置される。このくわえ金26内面のかご側吊り車12側には、弾性要素27が取り付けられる。この弾性要素27のガイドレール11側には、固定シュー28が取り付けられる。この固定シュー28は、ガイドレール11との間に隙間を形成して配置される。
一方、くわえ金26内面のかご側吊り車12とは反対側には、傾斜板29が取り付けられる。この傾斜板29には、シューガイド30が取り付けられる。このシューガイド30のガイドレール11側面は、上方にいくにつれてガイドレール11との間隔が狭くなるように配置される。このシューガイド30のガイドレール11側面の下方に接触するように、可動シュー31が配置される。この可動シュー31は、ガイドレール11との間に隙間を形成して配置される。
次に、連結機構21の構成を説明する。
図2に示すように、連結機構21は、調速機ロープ17に近接して配置される。この連結機構21は、引上部材からなる。この連結機構21の上部には、調速機14側の調速機ロープ17端部が連結される。この連結機構21の下部には、張り車16側の調速機ロープ17端部が連結される。この連結機構21の中央部には、取付穴32が設けられる。
次に、動作機構22の構成を説明する。
図2に示すように、この動作機構22は、ブラケット25を介して枠体24のガイドレール11側に取り付けられる。この動作機構22は、引上レバー33、遠隔動作レバー34、リンク35を備える。
引上レバー33は、ガイドレール11のかご側吊り車12とは反対側に配置される。この引上レバー33は、傾斜部36と水平部37とを備える。傾斜部36は、下方にいくにつれ、ガイドレール11に近づくように配置される。この傾斜部36の上端部は、軸受け部38によって、ブラケット25の一方に回転自在に支持される。この傾斜部36の下方からガイドレール11側に向けて水平部37が形成される。この水平部37のガイドレール11側端部は、連結部39を介して、可動シュー31の下端に連結される。
遠隔動作レバー34は、ガイドレール11のかご側吊り車12に配置される。この遠隔動作レバー34は、鉛直部40と水平部41とを備える。鉛直部40と水平部41との交わり部は、軸42によって、ブラケット25の他方に回転自在に支持される。鉛直部40は、かご側吊り車12と把持機構20との間に配置される。水平部41は、かご側吊り車12の上方に近接して配置される。水平部41の調速機ロープ17側端部は、接合部43によって、連結機構21の取付穴32に接合する。
リンク35は、くわえ金26の下方に配置される。このリンク35は、長手方向を水平方向にして配置される。このリンク35の引上レバー33側端部は、接合部44によって、引上レバー33の軸受け部38の下方に接合される。一方、リンク35の遠隔動作レバー34側端部は、接合部45によって、遠隔動作レバー34の下端に接合される。
本実施の形態においては、位置調整機構46も設けられる。具体的には、位置調整機構46は、遠隔動作レバー34の水平部41の中央下方に配置される。この位置調整機構46は、ブラケット25の他方に形成された位置調整機構取付部47のネジ穴48に取り付けられる。この位置調整機構46は、ボルト49とナット50とを備える。ボルト49はネジ穴48の下方からねじ込まれる。このボルト49は、ねじ込み量の調整により上下方向に移動する。ナット50は、位置調整機構取付部47の上方に配置される。このナット50は、上方からボルト49にねじ込まれる。
なお、かご10の他側にも、上記同様の把持機構(図示せず)と引上レバー(図示せず)とが設けられる。そして、かご10の他側の引上レバーは、図3に示した連結軸51によって、かご10の一側の引上レバー33と連結される。これにより、かご10の一側の引上レバー33の回転とかご10の他側の引上レバーの回転とが同期するようになっている。
次に、図4を用いて、非常停止装置19の動作を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの非常停止装置の動作状態を示す側面図である。
かご10の速度がなんらかの異常で増速した場合、巻上機2のブレーキ(図示せず)が動作する。このブレーキの動作によってもかご10が停止しない場合(特に主策5が切断した場合)、調速機14が異常速度を検知する。この異常速度が検知されると、ロープ掴み装置18が調速機ロープ17を停止させる。
このため、連結機構21は、かご10から見て相対的に引き上げられる。これにより、遠隔動作レバー34の水平部41が上昇方向に回転する。この回転に追従して、遠隔動作レバー34の鉛直部40が調速機ロープ17の方向に回転する。この回転により、リンク35が調速機ロープ17の方向に移動する。この移動により、引上レバー33の傾斜部36が上昇方向に回転する。この回転に追従して、引上レバー33の水平部37が上昇方向に回転する。この回転に追従して、可動シュー31が引上げられる。
このとき、可動シュー31は、シューガイド30のガイドレール11側面に沿って、ガイドレール11に近づくように上昇する。その結果、可動シュー31は、ガイドレール11と接触する。そして、さらに上昇した可動シュー31は、シューガイド30とガイドレール11との間に食い込む。
この食い込みにより、かご10が調速機ロープ17から離れる方向に移動する。この移動に追従して、固定シュー28がガイドレール11側に移動する。その結果、固定シュー28もガイドレール11に接触する。この接触により、弾性要素27が圧縮する。この圧縮により、弾性要素27は、固定シュー28をガイドレール11に押し付ける。
この押し付け力により、可動シュー31と固定シュー28とが、ガイドレール11との間に摩擦力を発生させる。この摩擦力により、可動シュー31と固定シュー28とが、ガイドレール11を把持する。この把持により、可動シュー31と固定シュー28とが、かご10に対する制動力を得る。この制動力により、かご10が停止する。
また、なんらかの故障により巻上機2のブレーキを開放して、かご10内に閉じ込められた乗客を救出する場合がある。この場合、かご10の重さと釣り合いオモリ8の重さが釣り合っていると、かご10が移動しない。このとき、調速機ロープ17に救出用のオモリを吊り下げて、かご10側を重くする場合がある。この救出用のオモリによる下向きの荷重は、調速機ロープ17を介して遠隔動作レバー34に下方に作用する。この遠隔動作レバー34に作用した荷重は、ボルト49に支持される。
次に、非常停止装置19の組み立て方法を説明する。
上記構成の非常停止装置19は、工場内で次のように組み当てられる。まず、把持機構20が枠体24の両側に取り付けられる。その後、枠体24の一側で、ブラケット25を介して枠体24に動作機構22が取り付けられる。具体的には、枠体24の一側で、ブラケット25の一方に引上レバー33が取り付けられる。また、枠体24の一側で、ブラケット25の他方に遠隔動作レバー34が取り付けられる。また、枠体24の他側で、ブラケット25の一方に引上レバーが取り付けられる。
その後、枠体24の一側の引上レバー33と枠体24の他側の引上レバーとが連結軸51を介して連結される。その後、引上レバー33と遠隔動作レバー34とがリンク35によって連結される。さらに、位置調整機構46がブラケット25の他方に取り付けられる。
さらに、ボルト49がねじ込まれる。これにより、遠隔動作レバー34の水平部41が上昇方向に回転する。これにより、リンク35と引上レバー33の接合部44や遠隔動作レバー34とリンク35の接合部45においては、把持機構20が動作する方向の隙間がなくなる。この状態で、ナット50が下方にねじ込まれる。これにより、位置調整機構46の位置が調整される。このようにして、工場内で、把持機構20、動作機構22、位置調整機構46が枠体24に一体化される。従って、エレベータの据付現場では、調速機ロープ17に連結機構21に取り付けた後、連結機構21を遠隔動作レバー34の接合部43に組み付けるだけでよい。
以上で説明した実施の形態1によれば、動作機構22は、把持機構20とともに、工場内で、枠体24のガイドレール11側に設けられる。すなわち、動作機構22をエレベータの据付時に取り付ける必要が無い。このため、エレベータの据付時に、姿勢の悪い作業が無くなり、作業者の疲労を軽減できる。また、エレベータの据付時間を短縮できる。すなわち、エレベータの据付性を向上することができる。さらに、動作機構22の部品点数を少なくすることができる。また、非常停止装置19は、工場内で専門作業者によって組み立てられる。このため、非常停止装置19の組み付けや調子が確実に行われる。これにより、非常停止装置19の品質が向上する。
また、枠体24は、かご床側梁23下部に着脱自在に設けられる。すなわち、枠体24は、かご床側梁23とは別々にエレベータの据付現場に搬入することができる。このため、エレベータの据付性を向上することができる。
また、遠隔動作レバー34は、かご側吊り車12の上方を経由して連結機構21に連結される。このため、動作機構22によってかご10の鉛直方向の寸法が長くなることを防止することができる。
また、位置調整機構46は、ガイドレール11を把持する方向へ把持機構20が移動するように動作機構22の位置を調整する。このため、リンク35の接合部44、45の隙間がなくなる。これにより、非常停止装置19を即座に動作させることができる。また、かご10の停止距離を従来よりも短くすることができる。すなわち、エレベータの安全性が向上する。さらに、調速機ロープ17に救出用のオモリを吊り下げる場合があっても、遠隔動作レバー34にかかる荷重をボルト49が支持する。すなわち、部品点数の少ない簡易な構成で、遠隔動作レバー34にかかる荷重を支持することができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの非常停止装置の側面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、遠隔動作レバー34の水平部41は一体化されていた。一方、実施の形態2においては、遠隔動作レバー34の水平部41は基部52と先端部53とに分割されている。
遠隔動作レバー34の基部52は、鉛直部40と交わる。この基部52には、ヒンジ54を介して先端部53が回転自在に連結される。この先端部53は、下方からボルト49に支持される。このボルト49は、取付板55に支持される。この取付板55は、ブラケット25の他方に着脱自在に固定される。その結果、遠隔動作レバー34の基部52と先端部53との互いの対向面56、57が接触する。これにより、先端部53の回転の上昇方向の回転が防止される。
次に、図6を用いて、非常停止装置19の工場出荷形態を説明する。
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの非常停止装置の据付前の状態を示す側面図である。
図6に示すように、非常停止装置19の出荷時点では、位置調整機構46は、取付板55ごと取り外される。この位置調整機構46は、枠体24内の別の場所に取り付けられる(図示せず)。このとき、遠隔動作レバー34の先端部53は、ヒンジ54によって、かご側吊り車12の把持機構20とは反対側で下方に伸びるように折り畳まれる。このため、遠隔動作レバー34の先端部53は、鉛直投影面上で枠体24に取り付けられたブラケット25の他方の側面から水平方向外側へ突出しない。また、遠隔動作レバー34の先端部53は、鉛直投影面上で枠体24の側面から鉛直方向下側へ突出しない。
すなわち、遠隔動作レバー34は、鉛直投影面上で枠体24とブラケット25の外形内に収まるように折り畳まれる。エレベータの据付現場までの輸送時には、遠隔動作レバー34の先端部53は、図6の位置でテープ等により固定される。この固定より、遠隔動作レバー34の先端部53の振れが防止される。
以上で説明した実施の形態2によれば、動作機構22は、鉛直投影面上で枠体24とブラケット25の外形内に収まるように折り畳まれる。このため、非常停止装置19が枠体24に組み付けられた状態で出荷されても、枠体24の外形から動作機構22が突出しない。これにより、従来通りの容積で非常停止装置19を輸送することができる。すなわち、非常停止装置19の輸送に余分なスペースを必要としない。また、枠体24をエレベータの据付現場に搬入する際に、建築物に動作機構22を引っ掛けることがない。このため、動作機構22の破損を防ぐとともに作業時の安全性を確保することができる。
以上のように、この発明に係るエレベータの非常停止装置によれば、かごの速度がなんらかの異常で増速した場合にかごを停止させるエレベータに利用できる。
1 昇降路、 2 巻上機、 3 綱車、 4 そらせ車、 5 主策、
6 釣り合いオモリ側綱止め部、 7 かご側綱止め部、 8 釣り合いオモリ、
9 釣り合いオモリ側吊り車、 10 かご、 11 ガイドレール、
12 かご側吊り車、 13 取付台、 14 調速機、 15 取付台、
16 張り車、 17 調速機ロープ、 18 ロープ掴み装置、
19 非常停止装置、 20把持機構、 21 連結機構、 22 動作機構、
23 かご床側梁、 24 枠体、 25 ブラケット、 26 くわえ金、
27 弾性要素、 28 固定シュー、 29 傾斜板、 30 シューガイド、
31 可動シュー、 32 取付穴、 33 引上レバー、 34 遠隔動作レバー、
35 リンク、 36 傾斜部、 37 水平部、 38 軸受け部、 39 連結部、40 鉛直部、 41 水平部、 42 軸、 43〜45 接合部、
46 位置調整機構、 47 位置調整機構取付部、 48 ネジ穴、 49 ボルト、50 ナット、 51 連結軸、 52 基部、 53 先端部、 54 ヒンジ、
55 取付板、 56、57 対向面、 58 遠隔動作機構、 59、60 部品、
61 遠隔操作リンク

Claims (6)

  1. エレベータのガイドレールに案内されたかごの下部に設けられた吊り車に近接して配置され、前記かごを下方から支持した枠体と、
    前記枠体の前記ガイドレール側に設けられ、前記ガイドレールの把持及び把持の解放を行う把持機構と、
    前記吊り車の前記ガイドレールとは反対側に配置された調速機ロープと前記把持機構とを連結し、前記かごの移動中に前記調速機ロープが停止した場合に、前記把持機構に前記ガイドレールを把持させる動作機構と、
    を備え、
    前記動作機構は、前記把持機構が設けられた前記枠体の前記ガイドレール側に設けられたことを特徴とするエレベータの非常停止装置。
  2. 前記枠体は、前記かごの床の縁部を縁取るようにして前記かごを支持したかご床側梁の下部に着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの非常停止装置。
  3. 前記把持機構は、
    前記ガイドレールの前記調速機ロープとは反対側に設けられたシュー、
    を備え、
    前記動作機構は、
    前記ガイドレールの前記調速機ロープとは反対側に設けられた引上レバーと、
    前記ガイドレールの前記調速機ロープ側に設けられ、前記吊り車の上方を経由して前記調速機ロープに連結された遠隔動作レバーと、
    前記把持機構の下方で前記引上レバーと前記遠隔レバーとを連結したリンクと、
    を備え、
    前記調速機ロープが停止した場合に、前記遠隔動作レバーが前記リンクを前記調速機ロープ側に移動させ、前記リンクが前記引上レバーに前記シューを引き上げさせ、前記シューが前記ガイドレールに接触し、前記かごが停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの非常停止装置。
  4. 前記ガイドレールを把持する方向へ前記把持機構が移動するように前記動作機構の位置を調整する位置調整機構、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータの非常停止装置。
  5. 前記把持機構は、鉛直投影面上で前記枠体の前記ガイドレール側面内に収まるように設けられ、
    前記動作機構は、前記枠体の前記ガイドレール側面に折り畳み自在に設けられ、折り畳まれた状態では、鉛直投影面上で前記枠体の前記ガイドレール側面内に収まることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータの非常停止装置。
  6. 前記枠体は、前記吊り車を支持したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のエレベータの非常停止装置。
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