[1.第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、ネットワーク上での電子的な情報のやりとりによって商品の売買が行われるショッピングシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.1.ショッピングシステムの構成及び機能概要]
先ず、第1実施形態におけるショッピングシステムSの構成及び概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、第1実施形態におけるショッピングシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ショッピングシステムS(「情報提供システム」の一例)は、ショッピングサーバ1(「サーバ装置」の一例)と、複数のユーザ端末2(「端末装置」の一例)と、を含んで構成されている。そして、ショッピングサーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
このような構成のショッピングシステムSにおいて、ショッピングサーバ1は、ユーザ端末2からのリクエストに応じて、ショッピングサイトを構成するWebページをユーザ端末2に送信するWebサーバである。そして、ショッピングサーバ1は、Webページを閲覧したユーザのユーザ端末2からのリクエストに基づいて、商品の検索、購入等の処理を行う。
ユーザ端末2は、ショッピングサイトで商品を購入するユーザに使用される端末装置である。ユーザ端末2としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等が用いられる。
[1.2.ショッピングサーバの構成]
次に、ショッピングサーバ1の構成について、図2等を用いて説明する。
図2は、第1実施形態におけるショッピングサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、ショッピングサーバ1は、操作部11と、表示部12と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インターフェース16と、システム制御部20と、を備えている。そして、システム制御部20と入出力インターフェース16とは、システムバス21を介して接続されている。
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力するようになっている。
表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。
通信部13は、ネットワークNW等に接続して、ユーザ端末2等との通信状態を制御するようになっている。
ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するようになっている。
記憶部15(「記憶手段」の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。記憶部15には、会員DB(データベース)101、店舗DB102、商品DB103、キーワードDB104、会員利用DB105等の各種データベースが構築されている。
会員DB101には、ショッピングサイトに会員として登録されているユーザに関する情報(例えば、会員の識別情報としての会員ID、パスワード、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)がユーザ毎に対応付けて登録されている。
店舗DB102には、ショッピングサイトにおいて商品を販売する店舗に関する情報(例えば、店舗の識別情報としての店舗ID、パスワード、店舗の名称、住所、電話番号、メールアドレス、店舗の案内情報等)が店舗毎に対応付けて登録されている。
商品DB103には、図7(1)に示すように、ショッピングサイトにおいて販売されている商品(「ユーザにより認識可能な対象」の一例)に関する商品情報(「対象の情報」の一例)として例えば、商品の識別情報としての商品ID、商品を販売する店舗の店舗ID、商品名、価格、商品の説明情報、商品に関する画像、販売開始日時、商品の感想、感想の件数、タグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)、関連商品ID等)が、店舗及び商品毎に対応付けて登録されている。関連商品IDとしては、商品IDで識別される商品と関連する商品、又は他店舗で扱われている同一商品の商品IDが登録される。
キーワードDB104には、図7(2)に示すように、ショッピングサイトにおいて販売されている商品に関するキーワード(「対象の情報」の一例)が、商品ID毎に対応付けられて登録されている。商品に関するキーワードとしては、商品の製造(生産)者名や、商品の性能(効能)などを表す言葉が登録される。例えば、商品「ノートパソコン」に関するキーワードとしては、メーカー名、OS(Operating System)名、ハードディスク容量、メモリ容量、色、画面サイズなどを表す言葉が登録される。また、商品ID及び店舗ID毎に各店舗名、各店舗における商品価格、各店舗における送料などを表す言葉をキーワードとして登録することとしてもよい。なお、商品DB103に登録されている商品の感想として頻繁に使用されている言葉をキーワードとして登録することとしてもよい。また、商品がマスメディアに取り上げられた場合には、取り上げた媒体名を表す言葉をキーワードとして登録することとしてもよい。なお、本実施形態においては、商品DB103とキーワードDB104を分ける構成としたが、商品DB103とキーワードDB104を商品IDに基づいて統合したDBを使用することとしてもよい。
会員利用DB105には、ショッピングサイトの利用に関するユーザの情報(例えば、会員ID、購入履歴、閲覧履歴、お気に入りの商品の情報等)がユーザ毎に登録されている。
また、記憶部15には、ショッピングサイトのWebページを構成する各種HTML(Hyper Text Markup Language)文書、画像データ、音声データ、テキストデータ等が記憶されている。
更に、記憶部15には、各種プログラムが記憶されている。具体的には、所定のOS、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、及びショッピング処理プログラム等が記憶されている。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することによりショッピングサーバ1の各部を制御する。また、システム制御部20は、本発明におけるサーバ装置の第1表示データ生成手段、第1送信手段、受信手段、算出手段、特定手段、第2表示データ生成手段、及び第2送信手段として機能するようになっている。
なお、ショッピングサーバ1を、例えば、各種データベースを管理するサーバ、商品の検索処理を行う検索処理サーバ、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[1.3.ユーザ端末2の構成]
次に、ユーザ端末2の構成について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、ユーザ端末2は、操作部31と、表示部32と、通信部33と、記憶部34と、入出力インターフェース35と、システム制御部36と、を備えている。そして、システム制御部36と入出力インターフェース35とは、システムバス37を介して接続されている。
操作部31、表示部32、通信部33、及び記憶部34については、それぞれ、ショッピングサーバ1の操作部11、表示部12、通信部13、及び記憶部15に対応しているので、ここでは重複する部分について説明を省略する。
入出力インターフェース35は、操作部31、表示部32、通信部33及び記憶部34と、システム制御部36との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部36は、CPU36a、ROM36b、RAM36c等により構成されている。そして、システム制御部36は、CPU36aが、ROM36bや記憶部34に記憶された各種ソフトウェアプログラムを読み出し実行することにより、本発明における端末装置の第1受信手段、第1表示制御手段、送信手段、第2受信手段、及び第2表示制御手段等として機能する。
[1.4.検索結果の表示]
次に、ショッピングシステムSにおいて、商品が検索された場合における検索結果の表示態様について、図4を用いて説明する。
ショッピングサーバ1は、商品を検索すると、検索結果として、ユーザにより入力された検索条件を満たす商品(「対象」の一例)に関する情報(「情報」の一例)の一覧を示すWebページをユーザ端末2に送信する。このWebページを、「検索結果ページ」という。図4は、ユーザ端末2による検索結果ページを表示した場合の画面表示例を示す図である。なお、以下、ユーザにより入力された検索条件を満たす商品を「該当商品」という。また、商品に関する情報を単に「商品情報」という場合がある。
図4に示すように、検索結果ページ上には、該当商品一覧201、他検索結果リンク群202等が表示される。
該当商品一覧201には、検索条件を満たす該当商品の一覧が表示されている。具体的には、該当商品一覧201は、個別商品情報210を複数含む。個別商品情報210は、該当商品1件分の商品情報を示す。個別商品情報210は、商品の画像、メーカー、商品リンク211、感想リンク212、商品説明、商品の価格、及び店舗リンク213を含む。商品リンク211は、当該リンクに対応する商品の名称、URL等を表示するリンク(ハイパーリンク)である。感想リンク212は、当該リンクに対応する商品を購入したユーザにより登録された商品の感想の件数を表示するリンクである。店舗リンク213は、当該リンクに対応する商品を販売する店舗の詳細を表示するリンクである。
該当商品一覧201に一覧表示される該当商品の件数を、「表示件数」という。この表示件数の初期値(本実施形態においては50件)は、ショッピングシステムSにおいて予め定められている。この表示件数の初期値は、ユーザ設定により変更することも可能である。
商品リンク211がユーザにより選択(例えば、クリック)されると、当該リンクに対応する商品の詳細な情報を表示するWebページに遷移する。このWebページを、「商品詳細ページ」という。商品詳細ページには、例えば、商品名、商品に関する画像、商品の説明、商品の価格、決済方法、送料、発送方法、問い合わせ先等の商品情報が表示される。
感想リンク212がユーザにより選択されると、当該リンクに対応する商品の感想を表示するWebページに遷移する。このWebページを、「感想詳細ページ」という。感想詳細ページには、例えば、感想を投稿した投稿者のニックネーム、評価値、投稿日、感想文等の商品情報が表示される。
店舗リンク213がユーザにより選択されると、当該リンクに対応する商品を販売する店舗の詳細な情報を表示するWebページに遷移する。このWebページを、「店舗詳細ページ」という。店舗詳細ページには、例えば、店舗の名称、店舗の案内情報、店舗が販売する各商品の商品詳細ページへのリンク、決済方法、送料、発送方法等の商品に関する商品情報が表示される。なお、商品リンク211、感想リンク212、及び店舗リンク213は、「リンク情報」の一例である。
商品詳細ページ、感想詳細ページ、及び店舗詳細ページは、店舗DB102や商品DB103に登録された情報に基づいて、ショッピングサーバ1により生成され、記憶部15に記憶されている。
なお、商品詳細ページ、感想詳細ページ、及び店舗詳細ページを総称して、「詳細ページ」と称する。詳細ページは、該当商品一覧201に一覧表示された商品のうち1つ以上の商品に関連する情報を表示するWebページであり、且つ、個別商品情報210には表示されていない情報を少なくとも1つ以上表示するWebページである。また、詳細ページには、更に詳細な情報を表示するためのリンク(「リンク情報」の一例)が複数設けられている。
他検索結果リンク群202は、検索条件を満たす該当商品のうち、現在の該当商品一覧201に一覧として表示されている商品とは異なる商品の一覧を表示する検索結果ページに遷移するためのリンクを複数含む。例えば、ページ番号を表示するリンクがユーザにより選択されると、当該リンクに対応するページ番号の検索結果ページに遷移する。また、「次へ」と表示された次結果リンク230がユーザにより選択されると、現在表示されている検索結果ページの次の検索結果ページに遷移する。例えば、現在1件目から50件目までの該当商品の一覧が表示されている場合に、次結果リンク230が選択されると、51件目以降の該当商品の一覧を表示する検索結果ページに遷移する。このように、該当商品は所定の件数ずつページ単位で表示される。
また、検索結果ページ全体が1画面に表示しきれない場合、ユーザ端末2の画面には、スクロールバー300が表示される。スクロールバー300が操作されると、検索結果ページがスクロール表示される。
このような検索結果ページにおいて、該当商品一覧201の各個別商品情報210には、商品の画像、商品名、感想の件数、価格、及び店舗名が表示される。ユーザは検索結果ページを閲覧しながら、興味のある商品が見つかった場合には、商品リンク211、感想リンク212、又は店舗リンク213をクリックすることで各詳細ページから商品情報を得ることができる。
ここで、検索結果ページにおいて表示する該当商品を、ユーザが興味を持った商品に関する商品に絞り込んで表示することができれば、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。特に、検索結果として得られた該当商品にユーザの興味のない商品が大量に含まれている場合などには、閲覧負担が大幅に軽減されると考えられる。そこで、本実施形態のショッピングシステムSでは、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持った商品を特定する。そして、検索結果ページにおいて表示する該当商品を、特定した商品に関する商品に絞り込んで表示することとしている。
これを実現するため、ショッピングシステムSにおいては、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容が記録される。具体的には、ユーザが行った操作の種別(例えば、クリック操作、ドラッグ操作など)、操作の対象(例えば、商品リンク211など)、操作が行われた時刻などが記録される。ここでいう時刻は、必ずしも実際の時刻である必要はなく、所定の制御が行われた時(例えば、検索結果ページが表示された時、又は該当商品一覧201が表示(或いは更新)された時など)を基準(0秒)とする、基準時からの経過時刻でもよい。すなわち、ショッピングシステムSにおいては、記録された操作内容から、ユーザが、いつ、何に対して、どういった操作を行ったか、或いは、いつ操作を行っていなかったか、といったことが判別できるようになっている。また、ユーザが行う操作には、マウスやキーボード等を用いて商品リンク211、感想リンク212、店舗リンク213、又は他検索結果リンク群202等のリンクを選択(例えば、クリック)する操作、スクロールバー300を変位させる操作などが含まれる。なお、記録される操作内容は、ショッピングシステムSに関する操作に限られる。例えば、ユーザが表計算用アプリケーションソフトウェアを動作させるために行った操作などは記録されない。
ここで、一覧表示された商品に対して何らかの操作があったということは、操作対象の商品に対してユーザが少なくとも興味を持ったと考えることができる。一方、一覧表示された商品に対して何ら操作が行われなかったということは、ユーザがその商品に興味を持たなかったと考えることができる。そこで、ショッピングシステムSでは、検索結果ページが表示されている際のユーザの操作内容から、そのユーザが興味を持った商品を特定することとしている。
[1.5.ショッピングシステムSの動作]
次に、検索結果ページを表示する際のショッピングシステムSの動作概要を説明する。図5は、第1実施形態におけるショッピングシステムSの処理例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ユーザによる検索条件の入力を受け付ける(ステップS11A)。検索条件としては、例えば、キーワード、商品の価格の範囲、商品の属するカテゴリ等を指定することができる。次いで、ユーザ端末2のシステム制御部36は、入力された検索条件を含む検索リクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS12A)。
一方、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、検索リクエストを受信するまで待機状態にあり(ステップS11B:NO)、検索リクエストを受信すると(ステップS11B:YES)、受信した検索リクエストに含まれる検索条件に基づいて検索処理を実行する(ステップS12B)。そして、システム制御部20は、表示件数分の該当商品を示す一覧を表示する検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する(ステップS13B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを受信すると、検索結果ページを表示部32に表示させる(ステップS13A)。そして、システム制御部36は、詳細ページを表示するための操作を検出したか否かを判定する(ステップS14A)。詳細ページを表示するための操作とは、商品リンク211、感想リンク212、又は店舗リンク213を選択する操作である。システム制御部36は、詳細ページを表示するための操作を検出していないと判定した場合には(ステップS14A:NO)、ステップS19Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、詳細ページを表示するための操作を検出したと判定した場合には(ステップS14A:YES)、操作されたリンクを示すリンク識別情報を含む詳細ページリクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS15A)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ステップS13Bの処理後、詳細ページリクエスト、復帰リクエスト、又は次結果リクエストの何れかを受信するか、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになるまで待機状態にある(ステップS14B:NO、ステップS16B:NO、ステップS18B:NO、ステップS19B:NO)。システム制御部20は、詳細ページリクエストを受信すると(ステップS14B:YES)、詳細ページリクエストに含まれるリンク識別情報を解析し、ユーザが操作したリンク及びそのリンクに対応する商品を特定する。そして、特定した商品の商品IDに基づいて、操作されたリンクに対応する詳細ページに表示すべき情報を店舗DB102や商品DB103などから取得し、詳細ページを生成する。システム制御部20は、詳細ページを生成するとユーザ端末2に送信する(ステップS15B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、詳細ページを受信すると、詳細ページを表示部32に表示させる(ステップS16A)。次いで、システム制御部36は、戻る操作を検出したか否かを判定する(ステップS17A)。戻る操作とは、ステップS14Aの処理を行った際に表示していた検索結果ページに戻るための操作である。具体的には、Webブラウザに設けられている戻るボタンを押下する操作である。システム制御部36は、戻る操作を検出するまで待機状態にあり(ステップS17A:NO)、戻る操作を検出したと判定した場合には(ステップS17A:YES)、復帰リクエストをショッピングサーバ1に送信する(ステップS18A)。
ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、復帰リクエストを受信すると(ステップS16B:YES)、ステップS14Bの処理を行った際に、ユーザ端末2で表示されていた検索結果ページを再送信する(ステップS13B)。なお、システム制御部20は、ステップS13Bの処理で検索結果ページを送信する場合には、その検索結果ページを再送信できるように記憶部15に保持しておくこととする。すなわち、システム制御部20は、復帰リクエストを受信したことに基づいて検索結果ページを再送信する場合には、直近のステップS13Bの処理で送信した検索結果ページを再送信する。ユーザ端末2のシステム制御部36は、再送信された検索結果ページを受信すると、表示部32に表示させる(S13A)。
また、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、次ページ表示操作を検出したか否かを判定する(ステップS19A)。次ページ表示操作とは次ページを表示するための操作であり、具体的には、次結果リンク230を選択する操作である。システム制御部36は、次ページ表示操作を検出していないと判定した場合には(ステップS19A:NO)、ステップS21Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、次ページ表示操作を検出したと判定した場合には(ステップS19A:YES)、次結果リクエストと、ユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS20A)。なお、システム制御部36は、ショッピングサーバ1から受信した検索結果ページを表示させてから、次ページ表示操作を検出するまでのユーザの操作内容を記憶部34に記録している。ステップS20Aでは、こうして記録された操作内容を示すユーザ操作情報を送信する。また、ここでは、システム制御部36がステップS20Aの処理において、次結果リクエストとユーザ操作情報をショッピングサーバ1に送信することとしたが、必ずしも同時に送信しなくてもよい。例えば、システム制御部36は、ステップS20Aの処理よりも前又は後に次結果リクエストとは別にユーザ操作情報を送信することとしてもよい。
ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエストと操作内容を示すユーザ操作情報を受信すると(ステップS17B:YES)、絞込処理(ステップS18B)を実行する。
ここで、図6及び図7(2)を用いてショッピングサーバ1のシステム制御部20による絞込処理について説明する。図6は、第1実施形態におけるシステム制御部20による絞込処理の一例を示すフローチャートである。また、図7(2)は、第1実施形態におけるキーワードDB104の一部分の一例を示す図であって、特に、商品「デジタルカメラ」に対応する部分を示している。例えば、図7(2)は、商品IDが「DC0001」であるデジタルカメラに、キーワードとして「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」が対応付けられて登録されていることを示している。
図6に示すように、まず、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエストが送信された際に検索結果ページで表示されていた各該当商品(「興味度算出対象商品」という)に対するユーザの興味度を算出する(ステップS31)。このとき、システム制御部20は、図5のステップS17Bの処理で次結果リクエストと共に受信したユーザ操作情報の示すユーザの操作内容に基づいて、ユーザの興味度を算出する。具体的には、システム制御部20は、各商品に対応する個別商品情報210内に表示されていた各リンク(商品リンク211、感想リンク212、及び店舗リンク213)が選択された回数に基づいて、その商品に対するユーザの興味度を算出する。システム制御部20は、リンクが選択された回数1回につき、2ポイントをその商品に対するユーザの興味度として加算する。すなわち、商品リンク211と感想リンク212が1回ずつ選択された場合には、ユーザの興味度は4ポイントとなる。なお、1商品に対するユーザの興味度に上限(例えば、10ポイント)を設けることとしてもよい。
次いで、システム制御部20は、各興味度算出対象商品に対するユーザの興味度と、所定の閾値(例えば、3ポイント)とを比較する(ステップS32)。そして、システム制御部20は、ユーザの興味度が所定の閾値より高い商品のみによって構成される特定商品リストを生成する(ステップS33)。なお、実際には、特定商品リストにはユーザの興味度が所定の閾値より高い商品の商品IDが登録される。すなわち、ステップS33の処理は、本発明の「対象を特定する」ことの一例に対応する。
次いで、システム制御部20は、特定商品リストに商品が登録されているか否かを判定する(ステップS34)。
システム制御部20は、特定商品リストに商品が登録されていないと判定した場合には(ステップS34:NO)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20は、特定商品リストに商品が登録されていると判定した場合には(ステップS34:YES)、特定商品リストから上位所定件数(例えば、2件)分の商品を抽出する(ステップS35)。なお、ここでいう上位とはより興味度の大きいものをいう。また、所定件数分の商品が特定商品リストに登録されていない場合には、登録されている全商品を抽出することとしてもよい。
次いで、システム制御部20は、抽出した商品に対応付けられているキーワード(「絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS36)。具体的には、システム制御部20は、抽出した商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、商品IDと対応付けられているキーワードを取得する。例えば、図7(2)の例において、抽出した商品の商品IDが「DC0001」であれば、キーワードとして「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」を取得する。
次いで、システム制御部20は、取得した絞込用キーワードに基づいて該当商品を絞り込む(ステップS37)。具体的には、システム制御部20は、各該当商品について対応付けられているキーワードをキーワードDB104から取得する。そして、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも一つ以上対応付けられている商品のみに該当商品を絞り込む。例えば、ステップS35の処理で抽出した商品が1件のみであって、その商品の商品IDが「DC0001」であれば、「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」の少なくとも何れか一つが対応付けられている商品に絞り込む。すなわち、少なくとも商品ID「DC0003」、「DC0004」の商品は絞り込まれた商品に残ることとなる。なお、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも所定個数(例えば、2個)以上対応付けられている商品のみに該当商品を絞り込むこととしてもよい。
このように、本実施形態においては、絞込処理におけるステップS37の処理が実行される都度、該当商品が絞り込まれることとなる。なお、絞込処理により該当商品を絞り込む回数に上限を設けることとしてもよい。
システム制御部20は、ステップS37の処理を終えると、当該フローチャートにおける処理を終了する。
図5に戻り、システム制御部20は、絞込処理(ステップS18B)を終了すると、該当商品を表示させる検索結果ページをユーザ端末2に送信する(ステップS13B)。具体的には、絞込処理(図6参照)のステップS37の処理を実行しなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されている商品の次に表示すべき商品を表示させる検索結果ページを送信する。また、絞込処理(図6参照)のステップS37の処理を実行した場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、その処理において絞り込んだ該当商品を1件目から表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)を送信する。なお、上述したように、絞込処理により該当商品を絞り込む回数に上限を設けることとした場合においては、システム制御部20は、絞込回数が上限回数に達しているときには、絞込処理(ステップS18B)を飛ばして、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されている商品の次に表示すべき商品を表示させる検索結果ページを送信する。
一方、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、終了操作を検出したか否かを判定する(ステップS21A)。終了操作とは、Webブラウザを閉じる操作や、ショッピングシステムSからログアウトするための操作などである。システム制御部36は、終了操作を検出していないと判定した場合には(ステップS21A:NO)、ステップS14Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、終了操作を検出したと判定した場合には(ステップS21A:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになったと判定したときには(ステップS19B:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態においては、検索結果ページに該当商品(「対象」の一例)の商品情報が50(「所定件数」の一例)ずつページ単位で表示され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエスト(「次の所定件数分の情報の取得要求」の一例)、及び次結果リクエストが送信されたときに表示中であった商品に対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信した当該ユーザ操作情報に基づいて各商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定し、特定した商品に基づいてキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて該当商品を絞り込み、絞り込んだ該当商品の商品情報を含む検索結果ページを生成し、送信する。
したがって、第1実施形態のショッピングサーバ1によれば、該当商品が50件ずつページ単位で表示されるとともに、表示している商品情報に対応する商品に対するユーザの興味度が高かった場合、次ページ表示操作によって次に表示されるページでは、前ページでのユーザの興味度に基づいて絞り込まれた商品の商品情報が表示される。すなわち、ユーザは商品の商品情報をページ単位で確認できるとともに、表示中のページに興味のある商品があった場合、次ページでは興味のあった商品と関連する商品の商品情報のみを確認することができる。
また、第1実施形態においてショッピングサーバ1のシステム制御部20が送信する検索結果ページは、商品毎に当該商品に対応する関連情報を表示する詳細ページを表示させるための商品リンク211、感想リンク212、及び店舗リンク213(「リンク情報」の一例)を表示する。これにより、ユーザは各リンク211〜213を基に自分の興味のある商品に対応する関連情報を入手することができる。
また、第1実施形態において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザの操作回数が多いリンク211〜213に対応する商品ほど、ユーザの興味度を高く算出する。これにより、検索結果ページにて表示する商品情報を、リンク211〜213に対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に絞り込むことができる。
また、第1実施形態において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザ端末2から送信された検索条件を受信し、受信した検索条件に基づいて商品を検索し、検索された該当商品の商品情報を含む検索結果ページを生成する。これにより、検索条件により大量の該当商品が検索された場合であっても、ユーザに商品情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある商品情報に絞り込んで表示することができる。
なお、第1実施形態においては、ユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定商品リストに登録し(図6のステップS33)、上位所定件数分の商品を抽出する(ステップS35)こととしているが、特定商品リストを生成せずに、ユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定する度に、当該特定した商品に対応付けられているキーワードを取得する(ステップS36)こととしてもよい。
[1.6.ソート処理]
また、第1実施形態では、検索結果ページにおいて表示する該当商品の商品情報を、ユーザが興味を持った商品に関する商品(ユーザが興味を持った商品と同じキーワードを持つ商品)の商品情報に絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。特に、検索結果として得られた該当商品にユーザの興味のない商品が大量に含まれている場合などには、閲覧負担が大幅に軽減されると考えられる。そこで、ショッピングシステムSでは、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持った商品を特定する。そして、検索結果ページにおいて該当商品の商品情報を表示する際、特定した商品に関する商品の表示順を上位とすることとしてもよい。
以下、図9〜図13を用いて、検索結果ページにおいてユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合について説明するが、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報に絞り込んで表示する場合との差異点を中心に説明する。図9は、検索結果ページを表示した場合の画面表示例を示す図である。図10は、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合におけるショッピングシステムSの処理例を示すフローチャートである。図11は、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合におけるシステム制御部20によるソート処理の一例を示すフローチャートである。図12は、キーワードDB104の一例を示す図である。なお、図12は、一例として、商品IDが「DC0001」である商品に、キーワードとして「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」が対応付けられて登録されていることを示している。
まず、図9に示すように、検索結果ページ上にはソート結果表示エリア240が表示される。また、図10のステップS13Bの処理において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20がユーザ端末2に送信する検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)において、該当商品を表示する際の商品の表示順は予め設定されたソート順(初期)によって決定される。ソート順(初期)はユーザが設定することもできる。ソート順(初期)としては、例えば、商品IDによる昇順(又は降順)などが設定されている。なお、商品名称、価格、感想の件数による昇順(又は降順)などを設定することとしてもよい。
また、図10のステップS18B−2の処理において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20はソート処理を実行する。ここで、図11及び図12を用いてショッピングサーバ1のシステム制御部20によるソート処理について説明する。図11のステップS36の処理において、システム制御部20は、図11のステップS35の処理で抽出した商品に対応付けられているキーワード(「ソート用キーワード」という)を取得する(ステップS36)。具体的には、システム制御部20は、抽出した商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、商品IDと対応付けられているキーワードを取得する。例えば、図12(a)の例において、抽出した商品の商品IDが「DC0001」であれば、キーワードとして「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」を取得する。
次いで、システム制御部20は、取得したソート用キーワードに基づいて該当商品をソートする(ステップS37−2)。具体的には、システム制御部20は、各該当商品について対応付けられているキーワードをキーワードDB104から取得する。そして、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の表示順が上位となるようにソート順を更新し、更新したソート順に基づいて該当商品の表示順を決定する(すなわち、該当商品をソートする)。また、複数のソート用キーワードが取得された場合において、それらのキーワードのうち複数のキーワードが対応付けられている商品があった場合には、その数が多い商品ほど表示順をより上位とする。なお、更新したソート順に基づいて該当商品の表示順を決定する際、同条件の商品が複数ある場合には、それらの商品間における表示順は任意である(例えば、ソート順(初期)に従うこととしてもよい)。
ステップS37−2の処理について、図12を用いて説明する。ここでは、ソート用キーワードとして、商品ID「DC0001」に対応する「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」が取得された場合について説明する。この場合、ソート順は下に示すように更新される。
ソート順I(優先度1位):「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」の全てのキーワードが対応付けられている商品
ソート順II(優先度2位):「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」のうち2つのキーワードが対応付けられている商品
ソート順III(優先度3位):「A社」、「500万画素」、及び「10倍ズーム」のうち1つのキーワードが対応付けられている商品
上記ソート順I〜IIIに基づいて図12(a)に示す商品をソートすると、ソート順Iに該当する商品は、商品ID「DC0001」の1商品のみである。よって、図12(b)に示すように、商品ID「DC0001」の商品の表示順が1位となる。次いで、ソート順IIに該当する商品は、商品ID「DC0008」の1商品のみである。よって、商品ID「DC0008」の商品の表示順が2位となる。次いで、ソート順IIIに該当する商品は、商品ID「DC0003」、「DC0004」、「DC0010」、「DC0013」の4商品である。よって、これらの4商品の表示順が3位から6位を占める。また、ソート順I〜IIIに該当しない7商品の表示順は、7位〜13位の何れかとなる。
なお、ソート順IIIに該当する4商品間における表示順、及びソート順I〜IIIに該当しない7商品間における表示順は任意である。ソート順(初期)の一例である「商品IDによる昇順」に従うこととすれば、図12(b)に示すように、ソート順IIIに該当する4商品間における表示順は、それぞれ、商品ID「DC0003」の商品の表示順が3位、商品ID「DC0004」の商品の表示順が4位、商品ID「DC0010」の商品の表示順が5位、商品ID「DC0013」の商品の表示順が6位、となる。同様に、ソート順I〜IIIに該当しなかった7商品間における表示順はそれぞれ、商品ID「DC0002」の商品の表示順が7位、商品ID「DC0005」の商品の表示順が8位、商品ID「DC0006」の商品の表示順が9位、商品ID「DC0007」の商品の表示順が10位、商品ID「DC0009」の商品の表示順が11位、商品ID「DC0011」の商品の表示順が12位、商品ID「DC0012」の商品の表示順が13位、となる。
ところで、ソート処理(図10のステップS18B−2)は、次結果リクエストを受信する都度(図10のステップS17B:YES)、実行される。本実施形態においては、ソート処理が実行される都度、ユーザの興味度の高い商品の表示順がより上位となるようにソート順が更新される(但し、図11のステップS34で「NO」であった場合を除く)。ここで、上述したようにステップS37の処理が一回行われた状態において(図12(b)参照)、2回目のステップS37の処理が行われた場合について説明する。ここでは、2回目のステップS36の処理で、新たにソート用キーワードとして、商品ID「DC0010」に対応する「F社」、「500万画素」、及び「12倍ズーム」が取得された場合について説明する。この場合、ソート順は下に示すように更新される。
ソート順I(優先度1位):「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」、「F社」及び「12倍ズーム」の全てのキーワードが対応付けられている商品
ソート順II(優先度2位):「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」、「F社」及び「12倍ズーム」のうち4つのキーワードが対応付けられている商品
ソート順III(優先度3位):「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」、「F社」及び「12倍ズーム」のうち3つのキーワードが対応付けられている商品
ソート順IV(優先度4位):「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」、「F社」及び「12倍ズーム」のうち2つのキーワードが対応付けられている商品
ソート順V(優先度5位):「A社」、「500万画素」、「10倍ズーム」、「F社」及び「12倍ズーム」のうち1つのキーワードが対応付けられている商品
上記ソート順I〜Vに基づいて図12(b)に示す商品をソートすると、図12(c)に示す表示順となる。なお、1回目及び2回目の双方で「500万画素」というキーワードがソート用キーワードとして取得されている。そこで、同条件の商品が複数ある場合には、「500万画素」というキーワードが対応付けられている商品の表示順をより上位とすることとしてもよい。例えば、図12(c)において、商品ID「DC0003」の商品、及び商品ID「DC0004」の商品は何れもソート順V(優先度5位)に該当する同条件の商品であるが、「500万画素」というキーワードが対応付けられている商品ID「DC0004」の商品の表示順を3位とし、一方、「500万画素」というキーワードが対応付けられていない商品ID「DC0003」の商品の表示順を4位としてもよい。
このように、本実施形態においては、ソート処理におけるステップS37−2の処理が実行される都度、該当商品の表示順がユーザの興味度に応じて変更されることとなる。なお、ソート処理により該当商品の表示順を変更する回数に上限を設けることとしてもよい。
図10に戻り、システム制御部20は、ソート処理(ステップS18B−2)を終了すると、該当商品を示す一覧を表示する検索結果ページをユーザ端末2に送信する(ステップS13B)。具体的には、システム制御部20は、直前のソート処理(図11参照)におけるステップS37−2の処理を行った場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、そのステップS37−2の処理で決定した表示順が1位の商品から表示件数分の商品を表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)を送信する。一方、システム制御部20は、直前のソート処理(図11参照)におけるステップS37−2の処理を行わなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、その時点における表示順に基づいて次ページに表示すべき商品を表示させる検索結果ページを送信する。
なお、上述したように、ソート処理により該当商品の表示順を変更する回数に上限を設けることとした場合においては、システム制御部20は、変更回数が上限回数に達しているときには、ソート処理(ステップS18B−2)を飛ばして、その時点における表示順に基づいて次に表示すべき商品を表示させる検索結果ページを送信することとする。
また、システム制御部20は、ソート処理(ステップS18B−2)により該当商品の表示順を変更した場合、処理結果に関する情報をソート結果表示エリア240にて表示する検索結果ページをユーザ端末2に送信する。ここで、図13を用いて、ソート処理(ステップS18B−2)により該当商品の表示順を変更した場合におけるソート結果表示エリア240の表示例について説明する。
図13(a)、(b)は、ソート用キーワードが「A社」のみである場合におけるソート結果表示エリア240の表示例である。図13(a)の例では、ソート用キーワードとともに、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の表示順が表示されている。
一方、図13(b)の例では、ソート用キーワードとともに、割合バー241及び表示位置アイコン242が表示される。割合バー241は、キーワード部241aと、非キーワード部241bとからなる。割合バー241は、該当商品について、ソート用キーワードが対応付けられている商品の割合をキーワード部241aで示し、ソート用キーワードが対応付けられていない商品の割合を非キーワード部241bで示している。また、割合バー241は左側ほど表示順が高いことを示している。すなわち、キーワード部241aは、ソート用キーワードが対応付けられている商品の表示順の範囲を示している。例えば、図13(b)の例では、ソート用キーワードが対応付けられている商品の表示順は、1位〜300位の範囲であることを示している。一方、非キーワード部241bは、ソート用キーワードが対応付けられていない商品の表示順の範囲を示している。一方、表示位置アイコン242は、該当商品一覧201に表示中の商品の表示位置を示している。
図13(a)、又は図13(b)の表示から、ユーザは、「A社」に関連している商品が1件目から300件目に表示されることを把握することができる。また、ユーザは、図13(b)の表示から、該当商品が1000件であること、及び、該当商品一覧201に表示中の商品の表示位置を把握することができる。
図13(c)、(d)は、ソート用キーワードが「A社」と、「500万画素」である場合におけるソート結果表示エリア240の表示例である。図13(c)の例では、ソート用キーワードが複数あるので、複数のソート用キーワード(「A社」and「500万画素」)が対応付けられている商品の表示順が一番上に表示されている。また、その下には、図13(a)の例と同様に、ソート用キーワード「A社」、「500万画素」のそれぞれについて、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の表示順が表示されている。
一方、図13(d)の例では、一番上に、複数のソート用キーワード(「A社」and「500万画素」)とともに、割合バー241及び表示位置アイコン242が表示されている。その下には、ソート用キーワード「A社」、「500万画素」のそれぞれについて、割合バー241が表示されている。
図13(c)、又は図13(d)の表示から、ユーザは、「A社」及び「500万画素」に関連している商品が1件目から150件目に表示されること、「A社」に関連している商品が1件目から300件目に表示されること、「500万画素」に関連している商品が1件目から150件目、301件目から500件目に表示されること、を把握することができる。また、ユーザは、図13(d)の表示から、該当商品が1000件であること、及び、該当商品一覧201に表示中の商品の表示位置を把握することができる。
図13(e)、(f)は、ソート用キーワードが「500万画素」と、「A社」と、「B社」とである場合におけるソート結果表示エリア240の表示例である。図13(e)の例では、ソート用キーワード「500万画素」、「A社」、「B社」のそれぞれについて、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の表示順が表示されている。
一方、図13(f)の例では、一番上に、ソート用キーワード「500万画素」に対応する割合バー241が表示されている。その下には、割合バー241のキーワード部241aを全体とする、割合バー245が表示されている。割合バー245は、キーワード部245a、245bと、非キーワード部245cとからなる。また、それぞれの割合バー241、245のキーワード部241a、245a、245bにそれぞれ対応して、ソート用キーワードを表すキーワード表示吹き出し243a、243b、243cが表示されている。
図13(e)、又は図13(f)の表示から、ユーザは、「500万画素」に関連している商品が1件目から350件目に表示されること、「A社」に関連している商品が1件目から50件目に表示されること、「B社」に関連している商品が51件目から80件目に表示されること、を把握することができる。また、ユーザは、図13(f)の表示から、該当商品が1000件であること、及び、該当商品一覧201に表示中の商品の表示位置を把握することができる。
以上説明したように、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合においては、検索結果ページに該当商品(「対象」の一例)の商品情報が50(「所定の件数」の一例)ずつページ単位で表示され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエスト(「次の所定件数分の情報の取得要求」の一例)、及び次結果リクエストが送信されたときに表示中であった商品に対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信した当該ユーザ操作情報に基づいて各商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定し、特定した商品に基づいてキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて該当商品の商品情報の表示順を決定し、決定した表示順で該当商品の商品情報を表示させる検索結果ページを送信する。
したがって、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合のショッピングサーバ1によれば、該当商品が50件ずつページ単位で表示されるとともに、表示している商品に対するユーザの興味度が高かった場合、次ページ表示操作によって表示される次ページ以降では、該当商品の商品情報が前ページでのユーザの興味度に基づいて並び替えられた上で表示される。すなわち、ユーザは商品の商品情報をページ単位で確認できるとともに、表示中のページに興味のある商品があった場合、次ページ以降では興味のあった商品と関連する商品の商品情報を優先して確認することができる。
また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合においてショッピングサーバ1のシステム制御部20が送信する検索結果ページは、商品毎に当該商品に対応する関連情報を表示する詳細ページを表示させるための商品リンク211、感想リンク212、及び店舗リンク213(「リンク情報」の一例)を表示する。これにより、ユーザは各リンク211〜213を基に自分の興味のある商品に対応する関連情報を入手することができる。
また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザの操作回数が多いリンク211〜213に対応する商品ほど、ユーザの興味度を高く算出する。これにより、リンク211〜213に対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が、ユーザ端末2から送信された検索条件を受信し、受信した検索条件に基づいて商品を検索し、検索された該当商品の商品情報を含む検索結果ページを生成する。これにより、検索条件により大量の該当商品が検索された場合であっても、ユーザに商品情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある該当商品の商品情報を優先して表示することができる。
[1.7.表示態様の変更]
また、第1実施形態では、検索結果ページにおいて表示する該当商品の商品情報を、ユーザが興味を持った商品に関する商品(ユーザが興味を持った商品と同じキーワードを持つ商品)の商品情報に絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、(1)ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報についての表示態様を、その他の商品(ユーザが興味を持った商品以外の商品)に関する商品の商品情報についての表示態様と異ならせることとしてもよいし、又は(2)その他の商品(ユーザが興味を持った商品以外の商品)に関する商品の商品情報を折り畳むなどしてユーザの折り畳み解除操作が検出されるまで非表示とする表示態様とすることとしてもよい。(1)の例としては、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報について表示文字サイズを大きくしたり、商品情報を表示する部分の文字又は背景色の色を変化させたり、或いはユーザが興味を持った商品以外の商品に関する商品の商品情報を表示する部分に対してマスク処理を施したりする例などが考えられる。このように、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。
[1.8.変形例]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
[1.8.1.ユーザの興味度算出方法]
まず、ユーザの興味度算出方法に関する変形例について説明する。
[1.8.1.1.リンクの操作順に基づく算出方法]
検索結果ページに商品毎に表示されるリンク(商品リンク211、感想リンク212、及び店舗リンク213)のうち、ユーザが興味のある商品に対応するリンクほど先に選択されると推測される。そこで、各リンク211〜213が選択された順序に基づいて、各該当商品に対するユーザの興味度を算出することができる。例えば、システム制御部20が、1番目に選択されたリンクに対応する商品に対する興味度を5ポイント、2番目に選択されたリンクに対応する商品に対する興味度を4ポイント、・・・、5番目に選択されたリンクに対応する商品に対する興味度を1ポイント、というように、リンクの選択順が早い商品ほど高い興味度を設定することとする。これにより、検索結果ページにて表示する商品情報を、リンク211〜213に対する操作順序が早くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、リンク211〜213に対する操作順序が早くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
[1.8.1.2.詳細ページの表示時間に基づく算出方法]
各詳細ページ(商品詳細ページ、感想詳細ページ、及び店舗詳細ページ)の表示時間は、ユーザの興味が高い商品に対応する詳細ページほど長くなると推測される。そこで、各詳細ページの表示時間に基づいて、各該当商品に対するユーザの興味度を算出することができる。例えば、システム制御部20が、詳細ページの表示時間30秒につき、対応する商品の興味度を1ポイントずつ加算することとする。具体例を挙げれば、ある商品に対応する商品詳細ページの表示時間が65秒、感想詳細ページの表示時間が120秒、店舗詳細ページの表示時間が25秒であった場合、その商品に対するユーザの興味度は「2+4+0=6」ポイントとなる。
なお、図5、図10に示したフローチャートの例では、詳細ページは検索結果ページと同じウィンドウ(タブブラウザにおいては同じタブ)に、検索結果ページから遷移して表示される流れになっているが、詳細ページを検索結果ページとは異なるウィンドウ(タブブラウザにおいては異なるタブ)に表示させることとしてもよい。この場合、詳細ページを表示するウィンドウが開かれてから閉じられるまでの時間を、その詳細ページの表示時間とすることができる。
ここで、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が各詳細ページの表示時間を取得する方法は2つ考えられる。1つ目は、ユーザ端末2に各詳細ページの表示時間を計測させ、計測した表示時間を示す情報を送信してもらう方法である。2つ目は、システム制御部20が詳細ページリクエストを受信したことに基づいて詳細ページを送信した時刻と(ステップS15B)、復帰リクエストを受信したことに基づいて検索結果ページを送信した時刻と(ステップS13B)、の時間差から表示時間を算出する方法である。
また、各詳細ページの表示時間に基づいてユーザの興味度を算出する際、ユーザがその詳細ページを実際に閲覧していたか否かを考慮することが好ましい。つまり、ユーザが他の作業を行っていたために詳細ページの表示時間が長くなった場合は、ユーザの興味度を高く算出しないことが好ましい。そこで、詳細ページの表示時間が所定時間を超えた場合にはユーザがその詳細ページを閲覧していないと判定し、その商品に対するユーザの興味度を「0」ポイントとする。ここでいう所定時間としては、詳細ページが閲覧される平均時間のn倍の時間などを設定することができる。
この変形例によれば、検索結果ページにて表示する商品情報を、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
[1.8.2.1.絞込処理の対象]
上述したように、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエストが受信される都度、検索処理(図5のステップS12B)で検索された商品(該当商品)を、絞込処理(図5のステップS18B)により絞り込む。図8(a)に示すように、例えば、検索処理(ステップS12B)により1000件の商品が検索されると、そのうち表示件数(図8の例では50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。そして、ユーザにより次ページ表示操作が行われると、検索処理(ステップS12B)により検索された1000件の商品に対して絞込処理(ステップS18B)が行われ、例えば300件に絞り込まれる。次いで、絞り込まれた300件のうち、表示件数(50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。更に、ユーザにより次ページ表示操作が行われると、直前の絞込処理(ステップS18B)により絞り込まれた300件の商品に対して絞込処理(ステップS18B)が再度行われ、例えば70件に絞り込まれる。次いで、絞り込まれた70件のうち、表示件数(50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。このように、ユーザにより次ページ表示操作が行われる都度、表示対象の商品が絞り込まれていく。
これに対して変形例として、絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した商品を除外することができる。ここで、図8(b)を用いてこの変形例について説明する。まず、検索処理(ステップS12B)により1000件の商品が検索されると、そのうち表示件数(図8の例では50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。ここまでは図8(a)の例と同様である。次いで、ユーザにより次ページ表示操作が行われた場合に、検索処理(ステップS12B)により検索された1000件から既に検索結果ページにて表示した50件の商品を除く950件の商品に対して絞込処理(ステップS18B)を行う。その結果、290件に絞り込まれたとする。そして、絞り込まれた290件のうち、表示件数(50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。更に、ユーザにより次ページ表示操作が行われると、直前の絞込処理(ステップS18B)により絞り込まれた290件の商品から既に検索結果ページにて表示した50件の商品を除く240件の商品に対して絞込処理(ステップS18B)を行う。その結果、45件に絞り込まれたとすると、表示すべき商品の数は表示件数(50件)に満たないので、45件分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。このように、システム制御部20が、絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した商品を除外することにより、ユーザが同じ商品を何度も確認することがなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[1.8.2.2.ソート処理の対象]
上述したように、ユーザが興味を持った商品に関する商品を優先して表示する場合、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次結果リクエストが受信される都度、ユーザの興味度を算出し、算出した興味度が所定の閾値より高い場合に、検索処理(図10のステップS12B)で検索された商品(該当商品)に対してソート処理を行う。そして、ソート処理を行った場合には、改めて表示順が1位である商品から順に表示する。この場合、ユーザは既に確認した商品を再度確認する必要が出てくる。そこで、変形例として、ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した商品を除外することとする。例えば、検索処理(ステップS12B)により1000件の商品が検索されると、そのうち表示件数(50件)分の商品が検索結果ページにて表示される(ステップS13B、ステップS13A)。次いで、ユーザにより次ページ表示操作が行われた場合に、検索処理(ステップS12B)により検索された1000件から既に検索結果ページにて表示した50件の商品を除く950件の商品に対してソート処理(ステップS18B−2)を行うこととする。このように、システム制御部20が、ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した商品を除外することにより、ユーザが同じ商品を何度も確認する必要がなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[1.8.3.絞り込みの解除]
上述したように、第1実施形態においては、ユーザにより次ページ表示操作が行われる都度、絞込処理(ステップS18B)が行われ、検索結果ページにて表示すべき表示対象の該当商品が絞り込まれていく。ところが、場合によってはユーザの期待通りに絞り込みが行われないこともある。そういった場合には絞り込みを中止し、絞り込む前の状態に表示対象の該当商品を戻すことがユーザにとって好ましいと考えられる。そこで、変形例として、ユーザの期待通りに絞り込みが行われていないと判定した場合に、絞り込みを解除するようにする。
絞込処理(ステップS18B)により絞り込まれた商品が検索結果ページにて表示されてから、所定時間(例えば、15秒)内に、次ページ表示操作が行われた場合には、絞込処理による絞り込みが期待通りではなかったと考えることができる。そこで、変形例として、絞込処理により絞り込んだ商品を検索結果ページに表示させてから、所定時間(例えば、15秒)内に次ページ表示操作が行われた場合には、システム制御部20が、直前の絞込処理を行う前の状態の該当商品を一覧で示す検索結果ページを表示させることとする。直前の絞込処理を行う前の状態の該当商品とは、直前の絞込処理が初回の絞込処理であれば、検索処理(ステップS12B)により検索された商品である。また、直前の絞込処理がn(2以上の自然数)回目以降の絞込処理であれば、「n−1」回目の絞込処理にて絞り込まれた商品である。なお、直前の絞込処理を行う前の状態ではなく、全く絞込処理を行う前の状態に戻すこととしてもよい。この変形例により、ユーザの意図にそぐわない形で絞り込まれてしまった商品の表示が継続することを回避できる。
[1.8.4.1.絞込用キーワードによる絞り込み]
第1実施形態では、ステップS37の処理において、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも一つ以上対応付けられている商品に該当商品を絞り込む構成となっている。この変形例として、絞込用キーワードが複数ある場合に、絞込用キーワードと同じキーワードが全て対応付けられている商品に該当商品を絞り込む構成としてもよい。
また、他の変形例として、予め各商品についてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示した商品とジャンルに基づいて絞込用キーワードを取得し、取得した絞込キーワードで該当商品を絞り込む構成としてもよい。具体的には、デジタルカメラについてメーカージャンル、スペックジャンルに関するキーワードを対応付ける。また、該当商品一覧201の個別商品情報210には、メーカーに関する詳細情報を表示するページへのメーカーハイパーリンクと、スペックに関する詳細情報を表示するページへのスペックハイパーリンクとを設ける。このとき、システム制御部20は、例えば、メーカーハイパーリンクに対する操作がスペックハイパーリンクに対する操作よりも多かった場合に、ユーザはメーカージャンルに興味を示したと判定し、メーカージャンルのキーワードを絞込用キーワードとして取得する。この場合、ユーザが興味を示した商品と同じメーカーの商品に該当商品を絞り込むことができる。
[1.8.4.2.ソート用キーワードによるソート]
ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合、複数のソート用キーワードが取得された場合に(図11のステップS36)、より多くのソート用キーワードが対応付けられている商品を優先して表示させる(ステップS37−2)構成となっている。この変形例として、予め各商品についてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示した商品とジャンルに基づいて該当商品の表示順を決定する構成としてもよい。
具体的には、デジタルカメラについてメーカージャンル、スペックジャンルに関するキーワードを対応付ける。また、該当商品一覧201の個別商品情報210には、メーカーに関する詳細情報を表示するページへのメーカーハイパーリンクと、スペックに関する詳細情報を表示するページへのスペックハイパーリンクとを設ける。このとき、システム制御部20は、上述したように、ユーザの操作に基づいてユーザが興味を示した商品を特定するとともに、ユーザが興味を示したジャンルを特定する。例えば、メーカーハイパーリンクに対する操作がスペックハイパーリンクに対する操作よりも多かった場合に、ユーザはメーカージャンルに興味を示したと判定する。そして、システム制御部20は、特定した商品に対応付けられているキーワードであって、且つ、特定したジャンルに対応するキーワードが対応付けられている商品の表示優先度を1位とする。また、表示優先度を1位とした商品の中でも、より多くのソート用キーワードが対応付けられている商品を更に優先して表示させることとしてもよい。
[1.8.5.絞込処理後の表示順]
第1実施形態では、絞込処理後における、検索結果ページにて商品の商品情報を表示する際の商品の表示順について特に規定していない。ところで、検索結果ページに商品の商品情報が表示される際、ユーザの興味度がより高い商品から順に表示された方が、ユーザの閲覧負担を軽減できると考えられる。そこで、変形例として、絞込処理後における、検索結果ページにて商品を表示する際の商品の表示順をユーザの興味度が高い順とする。
この変形例について図14を用いて説明する。図14は、絞込処理(図6参照)において算出される各商品に対するユーザの興味度の一例を示している。図14の例では、商品Eに対するユーザの興味度が「7」、商品Bに対するユーザの興味度が「6」、商品Rに対するユーザの興味度が「5」、商品Sに対するユーザの興味度が「3」、商品Aに対するユーザの興味度が「2」である。このとき、特定商品リストに登録されるのは、ユーザの興味度が所定の閾値(ここでは3ポイントとする)より大きな商品E、商品B及び商品Rである。また、図6のステップS36、ステップS37の処理で抽出され、関連キーワードが取得される商品は、上位所定件数(ここでは2件とする)に含まれる商品E及び商品Bである。絞込処理では、商品E及び商品Bの関連キーワードが取得され、検索結果ページにて表示される該当商品は、取得された関連キーワードに基づいて絞り込まれる。そして、この変形例において、システム制御部20は、絞り込まれた該当商品の商品情報を表示する検索結果ページを生成する際、ユーザの興味度が最も高かった商品Eの関連キーワードが対応付けられていた商品の表示順が上位となるように検索結果ページを生成する。また、商品Eよりユーザの興味度が低かった商品Bの関連キーワードと、商品Eの関連キーワードの双方のキーワードが対応付けられている商品の表示順を更に上位とすることとしてもよい。
[1.8.6.ユーザの興味度に対する相対的評価]
第1実施形態においては、ユーザの興味度が高い商品を特定商品リストに登録している(図6、図11のステップS33)が、ユーザの興味度が高いか否かを、興味度が予め定められた所定の閾値より高いか否かにより判定していた(図6、図11のステップS32)。これに代わる変形例として、システム制御部20が、絞込処理(又はソート処理)において全ての興味度算出対象商品について興味度を算出し、それぞれを比較してユーザの興味度が上位である商品を、ユーザの興味度が高い商品として特定商品リストに登録することとしてもよい。ユーザの興味度が上位である商品とは、例えば、上位3商品であってもよいし、興味度算出対象商品において上位2割に含まれる商品であってもよい。なお、ユーザの興味度が上位である商品であっても、興味度が所定の閾値に達していない場合には特定商品リストに登録しないこととしてもよい。この変形例によれば、ユーザの興味度が高かった商品に対応するキーワードが対応付けられている商品に、該当商品が絞り込まれることから、ユーザに負担を強いることなく、該当商品をユーザの興味のある商品に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、ユーザの興味度が高かった商品に対応するキーワードが対応付けられている商品の商品情報を優先して表示することができる。したがって、ユーザは何ら負担なく、興味のある商品の商品情報を優先して取得することができる。
[1.8.7.キーワードDB104の生成]
キーワードDB104は、ショッピングサーバ1の管理者が生成することとしてもよいし、また、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が生成することとしてもよい。後者について詳述すると、システム制御部20は、例えば、検索結果ページ(図4、図9参照)の商品リンク211、感想リンク212又は店舗リンク213がユーザにより選択(クリック)された際(詳細ページリクエストを受信した際(図5、図10のステップS14B:YES))に、当該選択されたリンクに対応する商品の商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中からキーワードとして適切な言葉を取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。また、システム制御部20は、詳細ページが閉じるための戻る操作を検出した際(詳細ページの閲覧終了時)に、当該詳細ページのリンク元の商品に対応する商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中からキーワードとして適切な言葉を取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。さらに、システム制御部20は、詳細ページを送信してから(ステップS15B)、復帰リクエストを受信するまで(ステップS16B:YES)の時間が、所定時間(例えば、30秒)を超えた場合に、当該詳細ページのリンク元の商品に対応する商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中からキーワードとして適切な言葉を取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。さらにまた、システム制御部20は、詳細ページ中に設けられた複数のリンクのうち、所定数以上のリンクを選択(クリック)する操作を検出した場合に、当該詳細ページのリンク元の商品に対応する商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中からキーワードとして適切な言葉を取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。なお、システム制御部20が商品情報の中からキーワードとして適切な言葉を取得する際には、公知のアルゴリズムであるTF(Term Frequency)/IDF(Inverse Document Frequency)又は形態素解析等用いることができる。
[1.8.8.絞込処理、ソート処理の実行時期]
システム制御部20は、次結果リクエストを受信した際に(図5、図10のステップS17B:YES)絞込処理又はソート処理を実行しているが、これに代えて、復帰リクエストを受信した際に(図5、図10のステップS16B:YES)絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページが、ユーザ端末2に送信される。
また、ユーザにより商品リンク211、感想リンク212、又は店舗リンク213が選択(クリック)された場合に、詳細ページを表示する別ウィンドウを開いてアクティブ化するとともに、検索結果ページを表示するウィンドウを非アクティブ化する構成とした場合において、システム制御部20は、当該詳細ページを表示する別ウィンドウを閉じるための閉じる操作(例えば、閉じるボタンをクリックする操作)が行われたことを示すクローズ情報をユーザ端末2から受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、システム制御部20は、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページ(すなわち、絞り込まれた商品情報を表示する検索結果ページ、又は並び替えられた商品情報を表示する検索結果ページ)をユーザ端末2に再送信し、閉じる操作により再びアクティブとなる、検索結果ページを表示していたウィンドウに、当該再送信した検索結果ページを表示させる。
ここで、ユーザ端末2におけるウィンドウシステムについて説明する。ユーザ端末2の記憶部34には、ウィンドウシステムにおいて、ウィンドウを管理するシステムソフトウェアが記憶されている。このシステムソフトウェアを、「ウィンドウマネージャ」と称する。なお、ウィンドウシステムは、例えば、オペレーティングシステムと一体化されている。また、記憶部34には、Webページを表示するためのWebブラウザが記憶されている。Webブラウザを起動することにより、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ウィンドウの重なりを判定するため、画面に表示されている各ウィンドウの情報を取得する。各ウィンドウの状態は、ウィンドウに関して発生するイベントによって変化し得る。このようなイベントの種類としては、例えば、ウィンドウのオープン(新規ウィンドウの表示)、ウィンドウのクローズ(ウィンドウの消去)、アクティブウィンドウの変更、ウィンドウの移動、リサイズ(ウィンドウの拡大または縮小)等がある。システム制御部36は、このような特定のイベントが発生する度に、ウィンドウの情報を取得する。なお、ウィンドウに関する特定のイベントを、「特定イベント」と称する。特定イベントは、例えば、ウィンドウマネージャからWebブラウザに通知する形態で、Webブラウザを起動中のシステム制御部36が認識することができる。特定イベントの通知の際にウィンドウマネージャから渡される情報としては、例えば、特定イベントの種類、特定イベントが発生したウィンドウのウィンドウ識別子等がある。ウィンドウ識別子は、ウィンドウが新しくオープンされる度にウィンドウマネージャによって付与される固有の情報である。取得対象となるウィンドウの情報としては、例えば、ウィンドウ識別子、ウィンドウが割り当てられたアプリケーションプログラムの識別情報、ウィンドウの位置情報、クライアント領域の位置情報、表示優先順位等がある。これらの情報は、例えば、ウィンドウシステムにより提供されるAPI(Application Program Interface)を通じて取得することができる。
アプリケーションプログラムの識別情報は、例えば、アプリケーションプログラムのファイル名であったり、アプリケーションプログラムの名称であったりする。ウィンドウの位置情報は、例えば、ウィンドウの左上端のスクリーン座標(画面の左上端を原点として画面上における位置を示す座標)及びウィンドウの縦横のピクセル数である。クライアント領域の位置情報は、例えば、クライアント領域の左上端のスクリーン座標及びクライアント領域の縦横のピクセル数である。表示優先順位は、複数のウィンドウの表示位置が重なった場合に、重なった範囲についてどのウィンドウを表示するかを決定するために用いられる優先順位である。表示位置が重なっている複数のウィンドウのうち最も表示優先順位が高いウィンドウが、重なった範囲において優先的に表示される。表示優先順位が第1位であるウィンドウが、アクティブウィンドウである。アクティブウィンドウは、ユーザによる文字等の入力や操作の対象となる。一方、アクティブウィンドウ以外のウィンドウが、非アクティブウィンドウとなる。各ウィンドウの表示優先順位は、ユーザの操作によって随時変化する。各ウィンドウの表示優先順位を取得するためのAPIが提供されていない場合、システム制御部36は、通知された特定イベントの種類に応じて、各ウィンドウの表示優先順位を判断する。具体的に、ウィンドウがオープンした場合、オープンしたウィンドウがアクティブとなる。そのため、システム制御部36は、オープンしたウィンドウの表示優先順位を第1位とし、画面に表示されていた他のウィンドウの表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り下げる。Webブラウザの起動時には、ブラウザウィンドウが1つオープンされる。従って、システム制御部36は、オープンしたブラウザウィンドウの表示優先順位を第1位とする。このとき、ブラウザウィンドウ以外のウィンドウが複数オープンしている場合、これらのウィンドウの正確な表示優先順位をWebブラウザ側で知ることができない。その場合、システム制御部36は、これらのウィンドウに対して、第2位以下の優先順位を適当に割り当てる。ウィンドウがクローズした場合、システム制御部36は、クローズしたウィンドウよりも表示優先順位が低かったウィンドウについて、表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り上げる。アクティブウィンドウが変更された場合、システム制御部36は、アクティブになったウィンドウの表示優先順位を第1位とし、このウィンドウがアクティブになる前の表示優先順位よりも表示優先順位が高かったウィンドウについて、表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り下げる。ウィンドウが移動またはリサイズされた場合、移動またはリサイズされたウィンドウがアクティブになるため、アクティブウィンドウが変更された場合と同様となる。なお、ウィンドウシステムの仕様や、個々のアプリケーションプログラムの仕様によっては、特定イベントが発生したときの表示優先順位の変化の態様が異なる場合がある。その場合には、それぞれの仕様に合わせて、表示優先順位が判断されるようにWebブラウザを構成すれば良い。
ユーザ端末2はこのように各ウィンドウを管理し、検索結果ページ又は詳細ページを表示する各ウィンドウの動作や状態を示す情報をショッピングサーバ1に送信する。ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、当該情報に基づいて何れのウィンドウがオープン又はクローズし、何れのウィンドウがアクティブ又は非アクティブであるかなどを認識することができる。
また、システム制御部20は、検索結果ページを表示する非アクティブなウィンドウをアクティブ化するためのアクティブ化操作(例えば、非アクティブなウィンドウをクリックする操作)が行われたことを示す情報をユーザ端末2から受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、システム制御部20は、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に再送信し、アクティブ化操作により再びアクティブとなる検索結果ページを表示していたウィンドウに、当該再送信した検索結果ページを表示させる。
また、一の検索結果ページにおいて、所定数の商品について何れかのリンク211〜213が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、システム制御部20は、2つの商品(商品ID「DC0001」の商品と、商品ID「DC0003」の商品)について詳細ページリクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行し、次に復帰リクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。このとき、システム制御部20は、図6に示した絞込処理のステップS37の処理又は図11に示したソート処理のステップS37−2の処理において、商品ID「DC0001」から取得される関連キーワードと、商品ID「DC0003」から取得される関連キーワードとの中で、共通する関連キーワードが存在する場合に、当該共通する関連キーワード(図7(2)の例では「A社」、「10倍」)に基づいて、絞り込み又はソートを行うことができる。なお、ここでは、所定数の例として2つ場合について説明したが、所定数は3つ以上であってもよい。
また、一の検索結果ページが表示されてから所定時間内に、所定数の商品について何れかのリンク211〜213が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、システム制御部20は、検索結果ページを送信してから5分以内に3つの商品(商品ID「DC0001」の商品と、商品ID「DC0002」の商品と、商品ID「DC0003」の商品)について詳細ページリクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行し、5分が経過した時点で、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。このとき、システム制御部20は、図6に示した絞込処理のステップS37の処理又は図11に示したソート処理のステップS37−2の処理において、商品ID「DC0001」から取得される関連キーワードと、商品ID「DC0002」から取得される関連キーワードと、商品ID「DC0003」から取得される関連キーワードとの中で、共通する関連キーワードが存在する場合に、当該共通する関連キーワードに基づいて、絞り込み又は並び替えを行うことができる。なお、ここでは、所定時間の例として5分の場合について説明したが、任意の時間が設定されるように構成してもよい。
[1.8.9.関連キーワードの取得について]
システム制御部20は、図6又は図11のステップ36の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS35の処理で抽出した商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索して、商品IDと対応付けられているキーワードを取得するのみならず、シソーラスDBを参照し、商品IDと対応付けられているキーワードの類義語を関連キーワードとして取得することしてもよい。なお、シソーラスDBは、記憶部15に設けることとしてもよいし、ショッピングサーバ1以外の装置の記憶部に設けられているものを参照することとしてもよい。
また、システム制御部20は、図6又は図11のステップ36の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS35の処理で抽出した商品の商品IDに基づいて商品DB103から関連商品IDを取得し、次いで、取得した関連商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、関連商品IDと対応付けられているキーワードを関連キーワードとして取得することしてもよい。
[1.9.第1表示データ及び第2表示データについて]
本発明の「第1表示データ」は、図5又は図10のステップS12Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページのみならず、ステップS18Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページ(本発明の「第2表示データ」)を含む概念である。すなわち、本発明においては、生成された第2表示データが新たな第1表示データとなり、当該新たな第1表示データに対するユーザの操作情報に基づいて更に新たな第2表示データが生成される、という処理が繰り返し可能であり、当該処理の繰り返しに応じて第2表示データにおいて表示する情報の絞り込み又は並び替えが進むようになっている。
[2.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図15乃至図17を用いて説明する。
上述した第1実施形態では、検索条件を満たす該当商品の商品情報をリスト形式(該当商品一覧201)で表示したのに対し、以下に説明する第2実施形態では、該当商品の商品情報をスライドショー形式で表示することを特徴とする。
第2実施形態におけるショッピングシステムのショッピングサーバ及びユーザ端末は、第1実施形態におけるショッピングシステムSのショッピングサーバ1及びユーザ端末2と、ほぼ同様の構成を有するので、同じ部材及び処理について同じ符号を用いることにより説明を一部省略し、差異点を中心に説明する。
[2.1.検索結果の表示]
第2実施形態においては、図15に示す検索結果ページがユーザ端末2の表示部32に表示される。
図15に示すように、検索結果ページ上には、スライドショーエリア310が表示される。スライドショーエリア310では、該当商品1件分の情報が、所定の切替時間(例えば、5秒)が経過する都度切り替わりながら表示される。
スライドショーエリア310の左上方には画像表示部311が設けられ、その下には画像表示部311に表示する画像を選択するための画像切替ボタン群319が設けられている。画像切替ボタン群319を構成する画像切替ボタンが選択されることにより、それぞれ対応する画像が画像表示部311に表示される。
画像切替ボタン群319の下には名称表示部312が設けられ、更にその下には、価格表示部313、数量入力部320、買い物かごボタン321が設けられている。名称表示部312には商品の名称が表示され、価格表示部313には商品の価格が表示される。数量入力部320はキーボードより、商品の購入数量を入力できるようになっており、更に買い物かごボタン321を選択することで、商品を買い物かごに登録できるようになっている。
スライドショーエリア310の右上方には商品詳細ボタン314、感想ボタン315、送料・支払ボタン316、及び店舗ボタン317が設けられている。これらのボタン314〜317の下には、情報表示エリア318が設けられている。商品詳細ボタン314が選択されると、商品の詳細が情報表示エリア318に表示される。感想ボタン315が選択されると、商品の感想が情報表示エリア318に表示される。送料・支払ボタン316が選択されると、送料、発送方法、支払方法(決済方法)等が情報表示エリア318に表示される。店舗ボタン317が選択されると、店舗の名称、店舗の案内情報、店舗が販売する各商品の商品詳細ページへのリンク等が情報表示エリア318に表示される。
スライドショーエリア310の下方には、次へボタン331、前へボタン332、停止ボタン333、再開ボタン334、延長ボタン335、及び残り表示時間表示部340が設けられている。次へボタン331が選択されると、切替時間が経過する前であっても次の商品に表示が切り替わる。前へボタン332が選択されると、1件前の商品に表示が切り替わる。停止ボタン333が選択されると、切替時間の計測が中断される。再開ボタン334が選択されると、停止ボタン333が選択されたことにより中断していた時間の計測が再開される。延長ボタン335が選択されると、切替時間が所定時間(例えば30秒)分延長される。残り表示時間表示部340には、切替時間が経過するまでの残り時間が表示される。
ここで、スライドショーで表示する該当商品の商品情報を、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報に絞り込んで表示することができれば、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。そこで、第2実施形態のショッピングシステムSは、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持った商品を特定する。そして、検索結果ページにおいて表示する該当商品の商品情報を、特定した商品に関する商品の商品情報に絞り込んで表示することとしている。
これを実現するため第2実施形態におけるショッピングシステムSでは、第1実施形態と同様に、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容が記録される。具体的には、ユーザが行った操作の種別(例えば、クリック操作、ドラッグ操作など)、操作の対象(例えば、商品詳細ボタン314など)、操作が行われた時刻などが記録される。
ここで、スライドショーエリア310における停止ボタン333又は延長ボタン335が操作されたということは、操作対象の商品に対してユーザが少なくとも興味を持ったと考えることができる。一方、スライドショーエリア310に表示されてすぐに、次へボタン331が選択された場合には、ユーザがその商品に興味を持たなかったと考えることができる。このように、検索結果ページが表示されている際の、ユーザの操作内容からそのユーザがどの商品に興味を持ち、どの商品に興味を示さなかったかを推測することができる。そこで、第2実施形態におけるショッピングシステムSは、ユーザの操作内容からユーザが興味を持った商品を特定することとしている。
[2.2.ショッピングシステムSの動作]
次に、検索結果ページを表示する際のショッピングシステムSの動作概要を説明する。図16は、第2実施形態におけるショッピングシステムSの処理例を示すフローチャートである。
図16に示すように、まず、ユーザ端末2のシステム制御部36によるステップS11Aの処理及びステップS12Aの処理、ショッピングサーバ1のシステム制御部20によるステップS11Bの処理及びステップS12Bの処理は、図5に示す処理と同様なので説明を省略する。
ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、検索処理を実行すると(ステップS12B)、1件目の該当商品の情報をスライドショーエリア310に表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する(ステップS53B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを受信すると、検索結果ページを表示部32に表示させる(ステップS53A)。このとき、スライドショーエリア310には1件目の該当商品の商品情報が表示される。そして、システム制御部36は、検索結果ページにおいて該当商品の商品情報を表示してから所定の切替時間が経過したか否かを判定する(ステップS54A)。なお、システム制御部36は、スライドショーの表示を切り替える度に、切替時間を計測し直している。システム制御部36は、切替時間が経過したと判定した場合には(ステップS54A:YES)、次商品リクエストと、ユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS56A)。ここで、システム制御部36は、ショッピングサーバ1から検索結果ページを受信した以降、ユーザの操作内容を記憶部34に記録している。ステップS56Aで送信されるユーザ操作情報が示す操作内容には、切替時間が経過した際、又は次へボタン331が選択された際にスライドショーエリア310にて表示中であった商品が表示されている間におけるユーザの操作内容を少なくとも含む。また、ここでは、システム制御部36がステップS56Aの処理において、次商品リクエストとユーザ操作情報をショッピングサーバ1に送信することとしたが、必ずしも同時に送信しなくてもよい。例えば、システム制御部36は、ステップS56Aの処理よりも前又は後に次商品リクエストとは別にユーザ操作情報を送信することとしてもよい。
また、システム制御部36は、切替時間が経過していないと判定した場合には(ステップS54A:NO)、次商品表示操作を検出したか否かを判定する(ステップS55A)。次商品表示操作とは次商品を表示するための操作であり、具体的には、次へボタン331を選択する操作である。システム制御部36は、次商品表示操作を検出していないと判定した場合には(ステップS55A:NO)、ステップS58Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、次商品表示操作を検出したと判定した場合には(ステップS55A:YES)、次商品リクエストと、操作内容を示すユーザ操作情報をショッピングサーバ1に送信する(ステップS56A)。
一方、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ステップS53Bの処理後、次商品リクエストを受信するか、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになるまで待機状態にある(ステップS54B:NO、ステップS58B:NO)。ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次商品リクエストと操作内容を示すユーザ操作情報を受信すると(ステップS54B:YES)、絞込処理(ステップS55B)を実行する。
ここで、図17を用いてショッピングサーバ1のシステム制御部20による絞込処理について説明する。図17は、第2実施形態におけるシステム制御部20による絞込処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次商品リクエストが送信された際に検索結果ページのスライドショーエリア310で表示されていた該当商品に対するユーザの興味度を算出する(ステップS71)。このとき、システム制御部20は、図16のステップS54Bの処理で次商品リクエストと共に受信したユーザ操作情報が示すユーザの操作内容に基づいて、ユーザの興味度を算出する。具体的には、システム制御部20は、スライドショーエリア310にて商品の情報が表示されていた表示時間に基づいて、その商品に対するユーザの興味度を算出する。システム制御部20は、表示時間20秒につき、対応する商品の興味度を1ポイントずつ加算することとする。
次いで、システム制御部20は、ステップS71の処理で算出したユーザの興味度が所定の閾値(例えば、3ポイント)より大きいか否かを判定する(ステップS72)。システム制御部20は、ユーザの興味度が所定の閾値より高くないと判定した場合には(ステップS72:NO)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20は、ユーザの興味度が所定の閾値より高いと判定した場合には(ステップS72:YES)、その商品に対応付けられているキーワード(「絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS73)。具体的には、システム制御部20は、商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、商品IDと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部20は、取得した絞込用キーワードに基づいて該当商品を絞り込む(ステップS74)。具体的には、システム制御部20は、各該当商品について対応付けられているキーワードをキーワードDB104から取得する。そして、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも一つ以上対応付けられている商品のみに該当商品を絞り込む。なお、第1実施形態と同様に、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも所定個数(例えば、2個)以上対応付けられている商品のみに該当商品を絞り込むこととしてもよい。また、絞込処理により該当商品を絞り込む回数に上限を設けることとしてもよい。
システム制御部20は、ステップS74の処理を終えると、当該フローチャートにおける処理を終了する。
図16に戻り、システム制御部20は、絞込処理(ステップS55B)を終了すると、該当商品からユーザ端末2にて表示させるべき商品を選択する(ステップS56B)。
ここで、ステップS56Bの処理においてシステム制御部20が商品を選択する際のパターンについて説明する。
<パターン1:絞込有り>
システム制御部20は、次商品リクエストを受信した場合であって、絞込処理(図17参照)のステップS74の処理を行った場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、そのステップS74の処理で絞り込んだ該当商品のうち表示順が1番の商品を選択する。
<パターン2:絞込無し>
システム制御部20は、次商品リクエストを受信した場合であって、絞込処理(図17参照)のステップS74の処理を行わなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、ユーザ端末2にて表示中の該当商品より、表示順が一つ後の該当商品を選択する。
次いで、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ステップS56Bの処理で選択した該当商品の商品情報を表示させるための表示データ(ステップS74の処理で絞り込んだ該当商品のうち表示順が1番の商品に関する商品情報である場合には、「第2表示データ」の一例に該当する)をユーザ端末2に送信し(ステップS57B)。次いで、システム制御部20は、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになったと判定したときには(ステップS58B:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
一方、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ショッピングサーバ1から該当商品の商品情報を受信すると、当該商品情報に基づいて、スライドショーエリア310の表示を切り替える(ステップS57A)。
次いで、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、終了操作を検出したか否かを判定する(ステップS58A)。終了操作とは、Webブラウザを閉じる操作や、ショッピングシステムSからログアウトするための操作などである。システム制御部36は、終了操作を検出していないと判定した場合には(ステップS58A:NO)、ステップS54Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、終了操作を検出したと判定した場合には(ステップS58A:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上説明したように、第2実施形態においては、検索結果ページに、該当商品(「対象」の一例)の商品情報が1件(「所定件数」の一例)ずつ時間の経過に伴って切り替わりながら表示され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザ端末2において表示中の商品に対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信したユーザ操作情報に基づいて表示中の商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い場合にその商品の商品IDに対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて検索結果ページに表示する該当商品を絞り込む。
したがって、第2実施形態のショッピングサーバ1によれば、該当商品が時間の経過に伴って切り替わりながら表示されるとともに、表示している商品情報に対応する商品に対するユーザの興味度が高かった場合、表示対象の商品情報はユーザの興味が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に絞り込まれる。すなわち、ユーザはいわゆるスライドショー形式で商品を確認することができるとともに、表示された商品情報に対応する商品の中に興味のある商品があった場合、興味のあった商品と関連する商品の商品情報のみを確認することができる。
また、第2実施形態におけるショッピングサーバ1によれば、システム制御部20が、ユーザ端末2に表示されていた表示時間が長い商品ほど、ユーザの興味度を高く算出することから、検索結果ページにて表示する商品情報を、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品に対応する商品情報に絞り込むことができる。
また、スライドショーエリア310には、延長ボタン335が設けられており、延長ボタン335が選択されると、切替時間が所定時間(例えば30秒)分延長される。システム制御部20は、延長ボタン335を選択する操作が検出されたことに基づいて、表示中の商品の切替時間(「表示時間」の一例)を延長させる。これにより表示時間が長くなり、表示時間が延長された商品に対するユーザの興味度が高く算出される。
したがって、第2実施形態のショッピングサーバ1によれば、ユーザは興味のあった商品が表示された場合に、延長ボタン335を選択することで商品をゆっくり確認することができる。また、延長ボタン335が選択された際に表示中であった商品に対するユーザの興味が高いことを、興味度の算出に反映させることができる。
[2.3.ソート処理]
また、第2実施形態では、検索結果ページにおいて該当商品の商品情報を表示する際、ユーザが興味を持った商品に関する商品に絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示することとしてもよい。
以下、図18〜図20を用いて、検索結果ページにおいてユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合について説明するが、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報に絞り込んで表示する場合との差異点を中心に説明する。図18は、検索結果ページを表示した場合の画面表示例を示す図である。図19は、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合におけるショッピングシステムSの処理例を示すフローチャートである。図20は、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合におけるシステム制御部20によるソート処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図18に示すように、検索結果ページ上には、ソート結果表示エリア350が表示される。ソート結果表示エリア350には、第1実施形態と同様に、ソート処理が行われた際の処理結果に関する情報が表示される。
また、図19に示すように、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、検索処理を実行すると(ステップS12B)、1件目の該当商品の商品情報をスライドショーエリア310に表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する(ステップS53B)。
また、図19のステップS53Aの処理において、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が送信した検索結果ページを受信すると、検索結果ページを表示部32に表示させる(ステップS53A)。このとき、スライドショーエリア310には表示順が1位の該当商品の商品情報が表示される。表示順は予め設定されたソート順(初期)によって決定される。ソート順(初期)はユーザが設定することもできる。ソート順(初期)としては、例えば、商品IDによる昇順(又は降順)などが設定されている。なお、商品名称、価格、感想の件数による昇順(又は降順)などを設定することとしてもよい。
また、図19のステップS55B−2の処理において、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、次商品リクエストと操作内容を示すユーザ操作情報を受信すると(ステップS54B:YES)、ソート処理(ステップS55B−2)を実行する。ここで、図20を用いてショッピングサーバ1のシステム制御部20によるソート処理について説明する。図20のステップS73の処理において、システム制御部20は、ユーザの興味度が所定の閾値より高いと判定した商品に対応付けられているキーワード(「ソート用絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS73)。具体的には、システム制御部20は、商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、商品IDと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部20は、取得したソート用キーワードに基づいて該当商品をソートする(ステップS74−2)。具体的には、システム制御部20は、各該当商品について対応付けられているキーワードをキーワードDB104から取得する。そして、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の表示順が上位となるようにソート順を更新し、更新したソート順に基づいて該当商品の表示順を決定する(すなわち、該当商品をソートする)。なお、第1実施形態と同様に、複数のソート用キーワードが取得された場合において、それらのキーワードのうち複数のキーワードが対応付けられている商品があった場合には、その数が多い商品ほど表示順をより上位とする。なお、更新したソート順に基づいて該当商品の表示順を決定する際、同条件の商品が複数ある場合には、それらの商品間における表示順は任意である(例えば、ソート順(初期)に従うこととしてもよい)。
図19に戻り、システム制御部20は、ソート処理(ステップS55B)を終了すると、現在の表示順に基づいてユーザ端末2にて表示させるべき商品を選択する(ステップS56B)。
ここで、ステップS56Bの処理においてシステム制御部20が商品を選択する際のパターンについて説明する。
<パターン1:ソート処理有り>
システム制御部20は、次商品リクエストを受信した場合であって、ソート処理(図20参照)のステップS74の処理を行った場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、そのステップS74の処理で決定した表示順が1番の商品を選択する。
<パターン2:ソート処理無し>
システム制御部20は、次商品リクエストを受信した場合であって、ソート処理(図20参照)のステップS74の処理を行わなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、ユーザ端末2にて表示中の該当商品より、表示順が一つ後の該当商品を選択する。
次いで、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ステップS56Bの処理で選択した該当商品の商品情報を表示させるための表示データ(ステップS74の処理で決定した表示順が1番の商品に関する商品情報である場合には、「第2表示データ」の一例に該当する)をユーザ端末2に送信し(ステップS57B)。次いで、システム制御部20は、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになったと判定したときには(ステップS58B:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上説明したように、第2実施形態においてユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合には、検索結果ページに該当商品(「対象」の一例)が1件(所定件数)ずつ時間の経過に伴って切り替わりながら表示され、ショッピングサーバ1のシステム制御部20は、ユーザ端末2において表示中の商品情報に対応する商品に対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信したユーザ操作情報に基づいて表示中の商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い場合にその商品の商品IDに対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて該当商品の表示順を決定し、決定した表示順で該当商品の商品情報を表示させる検索結果ページを送信する。
したがって、第2実施形態におけるユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合のショッピングサーバ1によれば、該当商品が時間の経過に伴って切り替わりながら表示されるとともに、表示している商品情報に対応する商品に対するユーザの興味度が高かった場合、ユーザの興味が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報が優先して表示されるようになる。すなわち、ユーザはいわゆるスライドショー形式で商品を確認することができるとともに、表示された商品情報に対応する商品の中に興味のある商品があった場合、興味のあった商品と関連する商品の商品情報を優先して確認することができる。
また、第2実施形態におけるユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合のショッピングサーバ1によれば、システム制御部20が、ユーザ端末2に表示されていた表示時間が長い商品ほど、ユーザの興味度を高く算出することから、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
[2.4.表示態様の変更]
また、第2実施形態では、検索結果ページにおいて表示する該当商品の商品情報を、ユーザが興味を持った商品に関する商品(ユーザが興味を持った商品と同じキーワードを持つ商品)の商品情報に絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、(1)ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報についての表示態様を、その他の商品(ユーザが興味を持った商品以外の商品)に関する商品の商品情報についての表示態様と異ならせることとしてもよいし、又は(2)その他の商品(ユーザが興味を持った商品以外の商品)に関する商品の商品情報を折り畳むなどしてユーザの折り畳み解除操作が検出されるまで非表示とする表示態様とすることとしてもよい。(1)の例としては、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報について表示文字サイズを大きくしたり、商品情報を表示する部分の文字又は背景色の色を変化させたり、或いはユーザが興味を持った商品以外の商品に関する商品の商品情報を表示する部分に対してマスク処理を施したりする例などが考えられる。このように、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。
[2.5.変形例]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
[2.5.1.ユーザの興味度算出方法:各種ボタンの操作回数]
スライドショーエリア310に表示された各種ボタン(画像切替ボタン、商品詳細ボタン314、感想ボタン315、送料・支払ボタン316、店舗ボタン317、停止ボタン333、延長ボタン335)を選択する操作が行われたということは、検索結果ページで表示している商品に対してユーザが少なくとも興味を持ったと考えることができる。そこで、変形例として各種ボタンが選択された回数に基づいて、その商品に対するユーザの興味度を算出する。例えば、システム制御部20は、何れかのボタンが選択された回数1回につき、2ポイントをその商品に対するユーザの興味度として加算するようにすることができる。この場合、検索結果ページにて表示する商品情報を、各種ボタンに対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、各種ボタンに対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
[2.5.2.ユーザの興味度算出方法:リンク操作回数]
第2実施形態においては、商品詳細ボタン314、感想ボタン315、送料・支払ボタン316、又は店舗ボタン317が選択されることにより商品の商品情報が情報表示エリア318に表示される。これに代わる変形例として、スライドショーエリア310内に、第1実施形態と同じように、例えば、商品詳細ページ、感想詳細ページ、送料・支払詳細ページ、及び店舗詳細ページ等の詳細ページを表示させるための商品リンク、感想リンク、送料・支払リンク、及び店舗リンク(商品リンク、感想リンク、送料・支払リンク、及び店舗リンクは「リンク情報」の一例)を設けることとしてもよい。これにより、ユーザは各リンクを基に自分の興味のある商品に対応する関連情報を入手することができる。
そして、各リンクの操作回数に応じて、その商品に対するユーザの興味度を算出することとしてもよい。具体的には、第1実施形態と同様に、システム制御部20は、スライドショーエリア310内に表示されていた各リンク(商品リンク、感想リンク、送料・支払リンク、及び店舗リンク)が選択された回数に基づいて、その商品に対するユーザの興味度を算出する。例えば、システム制御部20は、リンクが選択された回数1回につき、2ポイントをその商品に対するユーザの興味度として加算するようにすることができる。この場合、検索結果ページにて表示する商品情報を、リンクに対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品に対応する商品情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、リンクに対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報を優先して表示することができる。
[2.5.3.1.絞込用キーワードによる絞り込み]
第2実施形態では、図17のステップS74の処理において、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも一つ対応付けられている商品に該当商品を絞り込む構成となっている。この変形例として、絞込用キーワードが複数ある場合に、絞込用キーワードと同じキーワードが全て対応付けられている商品に該当商品を絞り込む構成としてもよい。
また、他の変形例として、予め各商品についてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示した商品とジャンルに基づいて絞込用キーワードを取得し、取得した絞込キーワードで該当商品を絞り込む構成としてもよい。具体的には、デジタルカメラについてメーカージャンル、スペックジャンルに関するキーワードを対応付ける。また、スライドショーエリア310には、商品詳細ボタン314の代わりに、メーカーに関する詳細情報を情報表示エリア318に表示させるメーカーボタンと、スペックに関する詳細情報を情報表示エリア318に表示させるスペックボタンとを設ける。このとき、システム制御部20は、例えば、メーカーボタンに対する操作がスペックボタンに対する操作よりも多かった場合に、ユーザはメーカージャンルに興味を示したと判定し、メーカージャンルのキーワードを絞込用キーワードとして取得する。この場合、ユーザが興味を示した商品と同じメーカーの商品に該当商品を絞り込むことができる。
[2.5.3.2.ソート用キーワードによるソート]
ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合、複数のソート用キーワードが取得された場合に(図20のステップS73)、より多くのソート用キーワードが対応付けられている商品を優先して表示させる(図20のステップS74−2)構成となっている。この変形例として、予め各商品についてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示した商品とジャンルに基づいて該当商品の表示順を決定する構成としてもよい。
具体的には、デジタルカメラについてメーカージャンル、スペックジャンルに関するキーワードを対応付ける。また、スライドショーエリア310には、商品詳細ボタン314の代わりに、メーカーに関する詳細情報を情報表示エリア318に表示させるメーカーボタンと、スペックに関する詳細情報を情報表示エリア318に表示させるスペックボタンとを設ける。このとき、システム制御部20は、上述したように、ユーザの操作に基づいてユーザが興味を示した商品を特定するとともに、ユーザが興味を示したジャンルを特定する。例えば、メーカーボタンに対する操作がスペックボタンに対する操作よりも多かった場合に、ユーザはメーカージャンルに興味を示したと判定する。そして、システム制御部20は、特定した商品に対応付けられているキーワードであって、且つ、特定したジャンルに対応するキーワードが対応付けられている商品の表示優先度を1位とする。また、表示優先度を1位とした商品の中でも、より多くのソート用キーワードが対応付けられている商品の商品情報を更に優先して表示させることとしてもよい。
[2.5.4.手動スライドショー]
第2実施形態においては、スライドショーエリア310に表示される商品は、所定の切替時間が経過する都度、切り替わる。これに代わる変形例として、ユーザによる次商品表示操作が検出された場合にのみ、スライドショーエリア310に表示する商品を切り替えることとしてもよい。この場合、ユーザの次商品表示操作に基づいて該当商品が切り替わりながら表示されるとともに、表示している商品に対するユーザの興味度が高かった場合、表示される商品はユーザの興味が高かった商品に関する商品に絞り込まれることとなる。すなわち、ユーザは自分のペースで商品情報を確認できるとともに、表示された商品の中に興味のある商品があった場合、興味のあった商品と関連する該当商品の商品情報のみを確認することができる。また、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、ユーザの次商品表示操作に基づいて該当商品が切り替わりながら表示されるとともに、表示している商品に対するユーザの興味度が高かった場合、興味の高かった商品に関する商品の表示順が上位とされる。すなわち、ユーザは自分のペースで商品を確認できるとともに、表示された商品の中に興味のある商品があった場合、興味のあった商品と関連する該当商品の商品情報を優先して確認することができる。
[2.5.5.1.絞込処理の対象]
上述したように、システム制御部20は、次商品リクエストが受信される都度、絞込処理(図16のステップS55B)において、ユーザ端末2にて表示中の商品に対するユーザの興味度を算出し、興味度が所定の閾値より高い場合に、検索処理(図16のステップS12B)で検索された該当商品を絞り込む。これに代わる変形例として、第1実施形態における変形例でも説明したように、絞込処理の対象から既にスライドショー表示した商品を除外することとしてもよい。絞込処理の対象から既にスライドショー表示した商品を除外することにより、ユーザが同じ商品を何度も確認することがなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[2.5.5.2.ソート処理の対象]
上述したように、ユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、システム制御部20は、次商品リクエストが受信される都度、ユーザ端末2にて表示中の商品に対するユーザの興味度を算出し、興味度が所定の閾値より高い場合に、検索処理(図19のステップS12B)で検索された全ての該当商品に対してソート処理(図19のステップS55B−2)を行う。これに代わる変形例として、第1実施形態における変形例でも説明したように、ソート処理の対象から既にスライドショー表示した商品を除外することとしてもよい。ソート処理の対象から既にスライドショー表示した商品を除外することにより、ユーザが同じ商品を何度も確認する必要がなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[2.5.6.絞り込みの解除]
また、絞込処理(図16のステップS55B)により絞り込まれた該当商品がスライドショーエリア310にて表示されてから、すぐに(例えば、3秒)次商品表示操作が行われた場合には、絞込処理による絞り込みが期待通りではなかったと考えることができる。そこで、変形例として、絞込処理により絞り込んだ商品をスライドショー表示させてから、所定時間(例えば、3秒)内に次商品表示操作が行われた場合には、直前の絞込処理を行う前の状態の該当商品をスライドショー表示させることとする。直前の絞込処理を行う前の状態の該当商品とは、直前の絞込処理が初回の絞込処理であれば、検索処理(ステップS12B)により検索された商品である。また、直前の絞込処理がn(2以上の自然数)回目以降の絞込処理であれば、「n−1」回目の絞込処理にて絞り込まれた商品である。なお、直前の絞込処理を行う前の状態ではなく、全く絞込処理を行う前の状態に戻すこととしてもよい。この変形例により、ユーザの意図にそぐわない形で絞り込まれてしまった商品の表示が継続することを回避できる。
[2.5.7.表示件数]
本実施形態においては、スライドショーエリア310には該当商品が一商品ずつ表示されるが、任意の所定件数ずつ表示することとしてもよい。例えば、1件前に表示した商品、及び1件後に表示すべき商品を、それぞれスライドショーエリア310の左右に表示させることとしてもよい。
[2.5.8.キーワードDB104の生成]
第1実施形態の変形例で説明したように第2実施形態においても、キーワードDB104は、ショッピングサーバ1の管理者が生成することとしてもよいし、また、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が生成することとしてもよい。後者について詳述すると、システム制御部20は、例えば、検索結果ページを送信する際(ステップS53B)に、当該検索結果ページで表示する商品の商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中から適切なキーワードを取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。また、システム制御部20は、次商品リクエストを受信した際(ステップS54B:YES)に、それまで検索結果ページで表示していた商品の商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中から適切なキーワードを取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。さらに、システム制御部20は、検索結果ページを送信してから(ステップS53B)又は商品情報を送信してから(ステップS57B)、次商品リクエストを受信するまで(ステップS54B:YES)の時間が、所定時間(例えば、30秒)を超えた場合に、当該検索結果ページで表示する商品の商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中から適切なキーワードを取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。さらにまた、検索結果ページ(図15、図18参照)の画像切替ボタン、商品詳細ボタン314、感想ボタン315、送料・支払ボタン316、店舗ボタン317、停止ボタン333、及び延長ボタン335が選択(クリック)されたことを示すクリック情報を受信することとし、当該クリック情報を受信した際に、当該検索結果ページで表示する商品の商品IDに基づいて、商品DB103にアクセスして商品情報の中から適切なキーワードを取得し、商品IDと対応付けてキーワードDB104に登録することとしてもよい。
[2.5.9.関連キーワードの取得について]
システム制御部20は、図17又は図20のステップ73の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS72の処理でユーザの興味度が所定の閾値より高いと判定した商品の商品IDに基づいてキーワードDB104を検索して、商品IDと対応付けられているキーワードを取得するのみならず、シソーラスDBを参照し、商品IDと対応付けられているキーワードの類義語を関連キーワードとして取得することしてもよい。なお、シソーラスDBは、記憶部15に設けることとしてもよいし、ショッピングサーバ1以外の装置の記憶部に設けられているものを参照することとしてもよい。
また、システム制御部20は、図6又は図11のステップ36の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS35の処理で抽出した商品の商品IDに基づいて商品DB103から関連商品IDを取得し、次いで、取得した関連商品IDに基づいてキーワードDB104を検索し、関連商品IDと対応付けられているキーワードを関連キーワードとして取得することしてもよい。
[2.6.第1表示データ及び第2表示データについて]
本発明の「第1表示データ」は、図16又は図19のステップS12Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページのみならず、ステップS18Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページ(本発明の「第2表示データ」)を含む概念である。すなわち、本発明においては、生成された第2表示データが新たな第1表示データとなり、当該新たな第1表示データに対するユーザの操作情報に基づいて更に新たな第2表示データが生成される、という処理が繰り返し可能であり、当該処理の繰り返しに応じて第2表示データにおいて表示する情報の絞り込み又は並び替えが進むようになっている。
[3.第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、画像情報を表示する表示装置(「情報表示装置」の一例)に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[3.1.表示装置の構成]
まず、図21を用いて表示装置500の構成について説明する。
図21に示すように、表示装置500は、操作部501と、表示部502と、通信部503と、ドライブ部504、記憶部505と、入出力インターフェース506と、システム制御部507と、を備えている。そして、システム制御部507と入出力インターフェース506とは、システムバス508を介して接続されている。
操作部501、表示部502、通信部503、ドライブ部504及び記憶部505については、それぞれ、第1実施形態におけるショッピングサーバ1の操作部11、表示部12、通信部13、及び記憶部15に対応しているので、ここでは重複する部分について説明を省略する。
記憶部505(記憶手段」の一例)には、画像DB5051、キーワードDB5052等の各種データベースが構築されている。
画像DB5051には、スポーツ選手の画像(「選手画像」という。「ユーザにより認識可能な対象」の一例)に関する情報(「対象の情報」の一例)として例えば、画像の識別情報としての画像ID、画像を表示するための画像データ、タグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)、関連画像ID等)が、画像毎に対応付けられて登録されている。関連画像IDとしては、画像IDで識別される画像と関連する画像が登録される。
キーワードDB5052には、各選手画像に関するキーワード(「対象の情報」の一例)が画像ID毎に対応付けられて登録されている。選手画像に関するキーワードとして、選手の名称、年齢、性別、競技種目、所属団体、選手の外観(体格、髪の長さ等)などを表す言葉が登録されている。また、選手画像の特性(例えば、構図や色調等の統計的特性)を表す言葉が登録されている。なお、各選手画像について、これら全ての言葉が登録されているわけではなく、これらの少なくとも一部が登録されている。また、本実施形態においては、商品DB103とキーワードDB104を分ける構成としたが、商品DB103とキーワードDB104を商品IDに基づいて統合したDBを使用することとしてもよい。
また、記憶部505には、所定のOSや、選手画像を表示部502に表示させるためのアプリケーションソフト(「画像表示アプリ」という)が記憶されている。なお、画像DB5051に登録される画像データや、キーワードDB5052に登録されるキーワード、又は各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部504を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部507は、CPU507a、ROM507b、RAM507c等により構成されている。そして、システム制御部507は、CPU507aが、ROM507bや記憶部507に記憶された各種ソフトウェアプログラムを読み出し実行することにより、第1表示データ生成手段、第1表示制御手段、取得手段、算出手段、特定手段、第2表示データ生成手段、及び第2表示制御手段として機能する。
[3.2.選手画像の表示]
次に、表示装置500において、画像表示アプリが起動された場合における選手画像の表示態様について、図22を用いて説明する。
表示装置500は、画像表示アプリが起動されると、画像DB5051に登録されている全選手画像の一覧を表示する表示データを生成し、表示部502に表示する。図22は、画像表示アプリの動作時における画面表示例を示す図である。
図22に示すように、表示対象の画像を表示する画像表示画面600は、画像一覧610と、次ページボタン621、前ページボタン622とを含む。画像表示画面600には、表示対象の画像の画像データが表示件数分(図22の例では18件)ずつ複数のページに分けて表示される。
画像一覧610には、選手画像611が表示件数分表示される。選手画像611はマウス等により選択(例えば、クリック)可能となっている。ユーザにより選手画像611が選択されると吹き出し630が表示される。吹き出し630内には選択された選手画像611の拡大画像631が表示される。また、吹き出し630内には吹き出し閉じるボタン632が設けられており、ユーザにより選択されると、吹き出し630が閉じるようになっている。
次ページボタン621又は前ページボタン622がユーザにより選択されると、画像一覧610に表示されている選手画像群とは異なる選手画像群が画像一覧610に表示される。表示対象の画像の表示順(例えば、画像IDの昇順など)は表示装置500内において設定されており(但し、ユーザが設定することもできる)、ページ単位で18件ずつ順に表示されるようになっている。次ページボタン621が選択されると、表示順に基づいて、現在表示中のページの次に表示させるべきページが表示されるようになっている。一方、前ページボタン622が選択されると、現在表示中のページの前に表示させるべきページが表示されるようになっている。
ここで、画像表示画面600において表示する選手画像の画像データを、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データに絞り込んで表示することができれば、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。そこで、本実施形態の表示装置500では、ユーザが選手画像を閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持った選手画像を特定する。そして、表示対象の画像の画像データを、特定した選手画像に関する選手画像の画像データに絞り込んで表示することとしている。
これを実現するため、表示装置500においては、ユーザが画像表示画面600を閲覧している際の操作内容が記録される。具体的には、ユーザが行った操作の種別(例えば、クリック操作、ドラッグ操作など)、操作の対象(例えば、選手画像611など)、操作が行われた時刻などが記録される。そして、表示装置500は、ユーザの操作内容からユーザが興味を持った選手画像を特定するようになっている。
[3.3.表示装置500の動作]
次に、画像表示画面600を表示する際の表示装置500の動作概要を説明する。図23及び図24は、第3実施形態における表示装置500の処理例を示すフローチャートである。
図23に示すように、表示装置500のシステム制御部507は、ユーザによる画像表示アプリの起動操作を検出すると、選手画像の一覧を表示する表示データ(第1表示データ)を生成し、画像表示画面600を表示部502に表示させる(ステップS91)。このとき、システム制御部507は、表示順に基づいて1ページ目に表示すべき18件分の選手画像を画像一覧610に表示させる。
次いで、システム制御部507は、選手画像611を選択する操作が検出されたか否かを判定する(ステップS92)。システム制御部507は、選手画像611を選択する操作が検出されていないと判定した場合には(ステップS92:NO)、ステップS96の処理に移行する。一方、システム制御部507は、選手画像611を選択する操作が検出されたと判定した場合には(ステップS92:YES)、選択された選手画像611の拡大画像631を表示する吹き出し630を表示させる(ステップS93)。
システム制御部507は、吹き出し630を表示させると、次いで、閉じる操作が検出されたか否かを判定する(ステップS94)。閉じる操作とは、吹き出し閉じるボタン632を選択する操作である。システム制御部507は、閉じる操作が検出されるまで待機状態にあり(ステップS94:NO)、閉じる操作が検出されたと判定した場合には(ステップS94:YES)、吹き出し630を閉じ(ステップS95)、ステップS96の処理に移行する。
次いで、システム制御部507は、次ページ表示操作を検出したか否かを判定する(ステップS96)。ここでいう次ページ表示操作とは第3実施形態における次ページ表示操作であって、具体的には次ページボタン621を選択する操作である。システム制御部507は、次ページ表示操作を検出したと判定した場合には(ステップS96:YES)、絞込処理を実行する(ステップS97)。
なお、システム制御部507は、画像表示画面600を表示させて以降、ユーザの操作内容を記憶部505に記録している。
ここで、図24を用いて表示装置500のシステム制御部507による絞込処理について説明する。図24は、第3実施形態におけるシステム制御部507による絞込処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示装置500のシステム制御部507は、次ページ表示操作を検出した際に画像一覧610に表示されている各選手画像(「興味度算出対象画像」という)に対するユーザの興味度を算出する(ステップS101)。このとき、システム制御部507は、興味度算出対象画像を画像表示画面600に表示させてから、次ページ表示操作を検出するまでの間におけるユーザの操作内容に基づいて、ユーザの興味度を算出する。具体的には、システム制御部507は、選手画像611が選択され、吹き出し630内において拡大画像631を表示していた表示時間の長さなどに基づいて、その選手画像に対するユーザの興味度を算出する。システム制御部507は、選手画像611が選択されると、まず1ポイントを加算し、更に吹き出し630の表示時間が5秒経過する毎に1ポイントずつ加算していく。すなわち、本実施形態においては、選手画像611が選択されるだけで、その画像に対する興味度として少なくとも1ポイントが加算されるが、選手画像611が全く選択されなかった場合にはその画像に対する興味度は0ポイントとなる。なお、1画像に対するユーザの興味度に上限(例えば、10ポイント)を設けることとしてもよい。
次いで、システム制御部507は、各興味度算出対象画像に対するユーザの興味度と、所定の閾値(例えば、3ポイント)とを比較する(ステップS102)。そして、システム制御部507は、ユーザの興味度が所定の閾値より高い選手画像により構成される特定画像リストを生成する(ステップS103)。なお、実際には、特定画像リストにはユーザの興味度が所定の閾値より高い選手画像の画像IDが登録される。すなわち、ステップS103の処理は、本発明の「対象を特定する」ことの一例に対応する。
次いで、システム制御部507は、特定画像リストに選手画像が登録されているか否かを判定する(ステップS104)。システム制御部507は、特定画像リストに選手画像が登録されていないと判定した場合には(ステップS104:NO)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部507は、特定画像リストに選手画像が登録されていると判定した場合には(ステップS104:YES)、特定画像リストから上位所定件数(例えば、2件)分の選手画像を抽出する(ステップS105)。なお、ここでいう上位とはより興味度の高いものをいう。また、所定件数分の選手画像が特定画像リストに登録されていない場合には、登録されている全選手画像を抽出することとしてもよい。
次いで、システム制御部507は、抽出した選手画像に対応付けられているキーワード(「絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS106)。具体的には、システム制御部507は、抽出した選手画像の画像IDに基づいてキーワードDB5052を検索し、画像IDと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部507は、取得した絞込用キーワードに基づいて表示対象の画像を絞り込む(ステップS107)。具体的には、システム制御部507は、各表示対象の画像について対応付けられているキーワードをキーワードDB5052から取得する。そして、絞込用キーワードと同じキーワードが対応付けられている選手画像のみに表示対象の画像を絞り込む。
このように、本実施形態においては、絞込処理が実行される都度、表示対象の画像が絞り込まれることとなる(ステップS104の処理を「NO」で抜けた場合を除く)。なお、絞込処理により表示対象の画像を絞り込む回数に上限を設けることとしてもよい。
システム制御部507は、ステップS107の処理を終えると、当該フローチャートにおける処理を終了する。
図23に戻り、システム制御部507は、絞込処理(ステップS97)を終了すると、画像一覧610の表示を切り替える(ステップS98)。具体的には、システム制御部507は、絞込処理(ステップS97)において表示対象の画像を絞り込んだ場合には、絞り込んだ選手画像の一覧を表示する表示データ(第2表示データ)を生成し、表示順位が上位の画像からページ単位で表示させる。一方、システム制御部507は、絞込処理(ステップS97)において表示対象の画像を絞り込まなかった場合には、表示中のページの次に表示させるべきページを表示させる。
システム制御部507は、ステップS96の処理において、次ページ表示操作を検出していないと判定した場合には(ステップS96:NO)、又はステップS98の処理を終了した場合には、次いで、終了操作を検出したか否かを判定する(ステップS99)。終了操作とは、画像表示画面600を閉じる操作などである。システム制御部507は、終了操作を検出していないと判定した場合には(ステップS99:NO)、ステップS92の処理に移行する。一方、システム制御部507は、終了操作を検出したと判定した場合には(ステップS99:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
なお、第3実施形態においては、ユーザの興味度が所定の閾値より高い選手画像を特定画像リストに登録し(図24のステップS103)、上位所定件数分の選手画像を抽出する(ステップS105)こととしているが、特定画像リストを生成せずに、ユーザの興味度が所定の閾値より高い選手画像を特定する度に、当該特定した選手画像に対応付けられているキーワードを取得する(ステップS106)こととしてもよい。
[3.4.ソート処理]
また、第3実施形態では、画像表示画面600において表示する選手画像の画像データを、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データに絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示することとしてもよい。
以下、図25〜図27を用いて、画像表示画面600においてユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示する場合について説明するが、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データに絞り込んで表示する場合との差異点を中心に説明する。図25は、画像表示画面600を表示した場合の画面表示例を示す図である。図26は、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示する場合における表示装置500の処理例を示すフローチャートである。図27は、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示する場合におけるシステム制御部507によるソート処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図25に示すように、表示対象の画像を表示する画像表示画面600Aは、ソート結果表示エリア640を含む。ソート結果表示エリア640には、第1実施形態と同様に、ソート処理が行われた際の処理結果に関する情報が表示される。画像表示画面600Aには、表示対象の画像が表示件数分(図25の例では12件)ずつ複数のページに分けて表示される。
また、次ページボタン621又は前ページボタン622がユーザにより選択されると、画像一覧610に表示されている選手画像群とは異なる選手画像群が画像一覧610に表示される。表示対象の画像の表示順は表示装置500内において決定される。次ページボタン621が選択されると、表示順に基づいて、現在表示中のページの次に表示させるべきページが表示されるようになっている。一方、前ページボタン622が選択されると、現在表示中のページの前に表示させるべきページが表示されるようになっている。
図26に示すように、ステップS91の処理において、表示装置500のシステム制御部507は、ユーザによる画像表示アプリの起動操作を検出すると、選手画像の一覧を表示する表示データ(第1表示データ)を生成し、画像表示画面600を表示部502に表示させる(ステップS91)。このとき、システム制御部507は、表示順に基づいて1ページ目に表示すべき12件分の選手画像を画像一覧610に表示させる。なお、ここでいう表示順は予め設定されたソート順(初期)によって決定される。ソート順(初期)はユーザが設定することもできる。ソート順(初期)としては、例えば、画像IDによる昇順(又は降順)などを設定することができる。なお、選手名称による昇順(又は降順)などを設定することとしてもよい。
また、システム制御部507は、図26のステップS96の処理において次ページ表示操作を検出したと判定した場合には(ステップS96:YES)、ソート処理を実行する(ステップS97−2)。ここで、図27を用いて表示装置500のシステム制御部507によるソート処理について説明する。図27のステップS106の処理において、システム制御部507は、抽出した選手画像に対応付けられているキーワード(「ソート用キーワード」という)を取得する(ステップS106)。具体的には、システム制御部507は、抽出した選手画像の画像IDに基づいてキーワードDB5052を検索し、画像IDと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部507は、取得したソート用キーワードに基づいて表示対象の画像をソートする(ステップS107−2)。具体的には、システム制御部507は、各表示対象の画像について対応付けられているキーワードをキーワードDB5052から取得する。そして、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている選手画像の表示順が上位となるようにソート順を更新し、更新したソート順に基づいて表示対象の画像の表示順を決定する(すなわち、表示対象の画像をソートする)また、複数のソート用キーワードが取得された場合において、それらのキーワードのうち複数のキーワードが対応付けられている選手画像があった場合には、その数が多い選手画像ほど表示順をより上位とする。なお、更新したソート順に基づいて表示対象の画像の表示順を決定する際、同条件の選手画像が複数ある場合には、それらの選手画像間における表示順は任意である(例えば、ソート順(初期)に従うこととしてもよい)。
このように、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示する場合においては、ソート処理が実行される都度、表示対象の画像の表示順がユーザの興味度に応じて変更されることとなる(ステップS104の処理を「NO」で抜けた場合を除く)。なお、ソート処理により表示対象の画像の表示順を変更する回数に上限を設けることとしてもよい。
図26に戻り、システム制御部507は、ソート処理(ステップS97−2)を終了すると、画像表示画面600Aを更新する(ステップS98)。具体的には、システム制御部507は、直前のソート処理(図27参照)におけるステップS107−2の処理を行った場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、そのステップS107−2の処理で決定した表示順が1位の選手画像から表示件数分の選手画像を表示する表示データ(第2表示データ)を生成し、画像表示画面600Aを更新する。一方、システム制御部507は、直前のソート処理(図27参照)におけるステップS107−2の処理を行わなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、その時点における表示順に基づいて次ページに表示すべき選手画像を表示するように、画像表示画面600Aを更新する。また、システム制御部507は、ソート処理(ステップS97−2)により表示対象の画像の表示順を変更した場合、処理結果に関する情報をソート結果表示エリア640にて表示するよう、画像表示画面600Aを更新する。
なお、上述したように、ソート処理により表示対象の画像の表示順を変更する回数に上限を設けることとした場合においては、システム制御部507は、変更回数が上限回数に達しているときには、ソート処理(ステップS97−2)を飛ばして、その時点における表示順に基づいて、次ページに表示すべき選手画像を表示することとする。
[3.5.表示態様の変更]
また、第3実施形態では、画像表示画面600において表示する表示対象の選手画像を、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像(ユーザが興味を持った選手画像と同じキーワードを持つ選手画像)の画像データに絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、(1)ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の表示データについての表示態様を、その他の選手画像(ユーザが興味を持った選手画像以外の選手画像)に関する選手画像の画像データについての表示態様と異ならせることとしてもよいし、又は(2)その他の選手画像(ユーザが興味を持った選手画像以外の選手画像)に関する選手画像の画像データを折り畳むなどしてユーザの折り畳み解除操作が検出されるまで非表示とする表示態様とすることとしてもよい。(1)の例としては、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データについて表示サイズを大きくしたり、選手画像の画像データを表示する部分の色を変化させたり、或いはユーザが興味を持った選手画像以外の選手画像に関する選手画像の画像データを表示する部分に対してマスク処理を施したりする例などが考えられる。このように、ユーザが興味を持った選手画像に関する選手画像の画像データを優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。
[3.6.変形例]
次に、第3実施形態の変形例について説明する。
[3.6.1.ユーザの興味度に対する相対的評価]
第3実施形態においては、ユーザの興味度が高い選手画像を特定画像リストに登録している(図24、図27のステップS103)が、ユーザの興味度が高いか否かを、興味度が予め定められた所定の閾値より高いか否かにより判定していた(図24、図27のステップS102)。これに代わる変形例として、システム制御部507が、絞込処理(又はソート処理)において、全ての興味度算出対象画像について興味度を算出し、それぞれを比較してユーザの興味度が上位である選手画像を、ユーザの興味度が高い選手画像として特定画像リストに登録することとしてもよい。ユーザの興味度が上位である選手画像とは、例えば、上位3画像であってもよいし、興味度算出対象画像において上位2割に含まれる画像であってもよい。なお、ユーザの興味度が上位である選手画像であっても、興味度が所定の閾値に達していない場合には特定画像リストに登録しないこととしてもよい。
[3.6.2.選手情報の表示]
また変形例として、システム制御部507が、吹き出し630内に、選択された選手画像611と対応付けられているキーワードを表示することとしてもよい。
[3.6.3.表示対象の画像の選定]
第3実施形態においては、画像DB5051に登録されている全選手画像を初期の表示対象の画像としている。これに代わる変形例として、システム制御部507が、画像表示アプリが起動された際に、ユーザに検索条件を入力させ、検索条件に従って選手画像を検索し、該当する選手画像のみを初期の表示対象の画像とすることとしてもよい。
[3.6.4.検索結果ページの表示1]
第1実施形態におけるショッピングサーバ1の記憶部15に構築されている各種データベースを、記憶部505に構築することにより、第1実施形態における検索結果ページ(図4参照)の表示に関する処理を表示装置500のみで行うこととしてもよい。具体的には、ショッピングサーバ1のシステム制御部20、ユーザ端末2のシステム制御部36が行う検索結果ページ(図4参照)の表示に関する処理を、表示装置500のシステム制御部507が行うこととする。すなわち、絞込処理(図6)又はソート処理(図11)もシステム制御部507が行うこととする。なお、この場合、上述した第1実施形態に対する変形例を適用することとしてもよい。
[3.6.5.検索結果ページの表示2]
また、第2実施形態におけるショッピングサーバ1の記憶部15に構築されている各種データベースを、記憶部505に構築することにより、第2実施形態における検索結果ページ(図15参照)の表示に関する処理を表示装置500のみで行うこととしてもよい。具体的には、ショッピングサーバ1のシステム制御部20、ユーザ端末2のシステム制御部36が行う検索結果ページ(図15、図18参照)の表示に関する処理を、表示装置500のシステム制御部507が行うこととする。すなわち、絞込処理(図17)又はソート処理(図20)もシステム制御部507が行うこととする。なお、この場合、上述した第2実施形態に対する変形例を適用することとしてもよい。
[3.6.6.関連キーワードの取得について]
システム制御部507は、図24又は図27のステップ106の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS105の処理で抽出した選手画像の画像IDに基づいてキーワードDB5052を検索して、画像IDと対応付けられているキーワードを取得するのみならず、シソーラスDBを参照し、画像IDと対応付けられているキーワードの類義語を関連キーワードとして取得することしてもよい。なお、シソーラスDBは、記憶部505に設けることとしてもよいし、表示装置500以外の装置の記憶部に記憶されているものを参照することとしてもよい。
また、システム制御部507は、図24又は図27のステップ106の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS105の処理で抽出した選手画像の画像IDに基づいて画像DB5051から関連画像IDを取得し、次いで、取得した関連画像IDに基づいてキーワードDB5052を検索し、関連画像IDと対応付けられているキーワードを関連キーワードとして取得することしてもよい。
[3.7.第1表示データ及び第2表示データについて]
本発明の「第1表示データ」は、図23又は図26のステップS61の処理で画像表示画面600を表示させるための表示データのみならず、ステップS98の処理で画像一覧の表示を切り替えるために生成され、絞り込まれた選手画像(又は並び替えられた選手画像)を表示する表示データ(本発明の「第2表示データ」)を含む概念である。すなわち、本発明においては、生成された第2表示データが新たな第1表示データとなり、当該新たな第1表示データに対するユーザの操作情報に基づいて更に新たな第2表示データが生成される、という処理が繰り返し可能であり、当該処理の繰り返しに応じて第2表示データにおいて表示する情報の絞り込み又は並び替えが進むようになっている。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について、図28乃至図30を用いて説明する。上述した第1、第2実施形態では、検索条件を満たす該当商品をリスト形式或いはスライドショー形式で表示したのに対し、以下に説明する第4実施形態では、検索条件を満たす画像をリスト形式又はスライドショー形式で表示することを特徴とする。
第4実施形態における画像提供システムSAについて、第1、第2実施形態におけるショッピングシステムSとの差異点を中心に説明する。なお、第4実施形態における画像提供システムSAの画像提供サーバ1Aは、第1実施形態及び第2実施形態におけるショッピングシステムSのショッピングサーバ1と、ほぼ同様の構成を有するので、同じ部材について同じ符号を末尾に「A」を付して用いることにより説明を一部省略し、差異点を中心に説明する。また、画像提供システムSAのユーザ端末2は、第1実施形態及び第2実施形態におけるショッピングシステムSのユーザ端末2と、ほぼ同様の構成を有するので、同じ部材について同じ符号を用いることにより説明を一部省略する。
[4.1.画像提供サーバ1Aの構成]
画像提供サーバ1Aの記憶部15Aは、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。記憶部15Aには、画像キーワードDB106A等の各種データベースが構築されている。
画像キーワードDB106Aには、画像(「ユーザにより認識可能な対象」の一例)に関する情報(「対象の情報」の一例)として例えば、画像の識別情報としての画像ID、画像を表示するための画像データ、当該画像に関するキーワード、タグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)、関連画像ID等)が、画像毎に対応付けられて登録されている。関連画像IDとしては、画像IDで識別される画像と関連する画像が登録される。画像に関するキーワードとは、被写体の名称、被写体を表す言葉や、画像の特性(例えば、構図や色調等の統計的特性)を表す言葉が登録されている。
[4.2.検索結果の表示]
次に、画像提供サーバ1Aにおいて、ユーザにより入力された検索条件に基づいて画像が検索された場合における検索結果の表示態様について、図28を用いて説明する。
画像提供サーバ1Aは、画像を検索すると、検索結果として、ユーザにより入力された検索条件を満たす画像(「該当画像」))の一覧を示すWebページをユーザ端末2に送信する。このWebページを、「検索結果ページ」という。図28に示すように、検索結果ページ700には、画像一覧710と、次ページボタン721、前ページボタン722とを含む。検索結果ページには、表示対象の画像の画像データが表示件数分(図28の例では18件)ずつ複数のページに分けて表示される。画像一覧710には、該当画像が表示件数分表示される。該当画像はマウス等により選択(例えば、クリック)可能となっている。ユーザにより該当画像711が選択されると吹き出し730が表示される。吹き出し730内には選択された該当画像711の拡大画像731が表示される。また、吹き出し730内には吹き出し閉じるボタン732が設けられており、ユーザにより選択されると、吹き出し730が閉じるようになっている。
次ページボタン721又は前ページボタン722がユーザにより選択されると、画像一覧710に表示されている該当画像群とは異なる該当画像群が画像一覧710に表示される。表示対象の画像の表示順(例えば、画像IDの昇順など)は予め設定されており(但し、ユーザが設定することもできる)、ページ単位で18件ずつ順に表示されるようになっている。次ページボタン721が選択されると、表示順に基づいて、現在表示中のページの次に表示させるべきページが表示されるようになっている。一方、前ページボタン722が選択されると、現在表示中のページの前に表示させるべきページが表示されるようになっている。
ここで、検索結果ページ700において表示する該当画像の画像データを、ユーザが興味を持った該当画像の画像データに絞り込んで表示することができれば、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。そこで、画像提供システムSでは、ユーザが該当画像を閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持った該当画像を特定する。そして、表示対象の画像の画像データを、特定した該当画像に関する該当画像の画像データに絞り込んで表示することとしている。
これを実現するため、画像提供システムSAにおいては、ユーザが検索結果ページ700を閲覧している際の操作内容が記録される。具体的には、ユーザが行った操作の種別(例えば、クリック操作、ドラッグ操作など)、操作の対象(例えば、画像リンク211など)、操作が行われた時刻などが記録される。ここでいう時刻は、必ずしも実際の時刻である必要はなく、所定の制御が行われた時(例えば、検索結果ページ700が表示された時、又は画像一覧710が表示(或いは更新)された時など)を基準(0秒)とする、基準時からの経過時刻でもよい。すなわち、画像提供システムSAにおいては、記録された操作内容から、ユーザが、いつ、何に対して、どういった操作を行ったか、或いは、いつ操作を行っていなかったか、といったことが判別できるようになっている。また、ユーザが行う操作には、マウスやキーボード等を用いて該当画像711選択(例えば、クリック)する操作などが含まれる。
ここで、一覧表示された画像に対して何らかの操作があったということは、操作対象の画像に対してユーザが少なくとも興味を持ったと考えることができる。一方、一覧表示された画像に対して何ら操作が行われなかったということは、ユーザがその画像に興味を持たなかったと考えることができる。そこで、画像提供システムSAでは、検索結果ページ700が表示されている際のユーザの操作内容から、そのユーザが興味を持った画像を特定することとしている。
[4.3.画像提供システムSAの動作]
次に、図29を用いて検索結果ページ700を表示する際の画像提供システムSAの動作概要を説明する。
図29に示すように、まず、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ユーザによる検索条件の入力を受け付ける(ステップS201A)。検索条件としては、例えば、キーワード等を指定することができる。次いで、ユーザ端末2のシステム制御部36は、入力された検索条件を含む検索リクエストを画像提供サーバ1Aに送信する(ステップS202A)。
一方、画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、検索リクエストを受信するまで待機状態にあり(ステップS201B:NO)、検索リクエストを受信すると(ステップS201B:YES)、受信した検索リクエストに含まれる検索条件に基づいて検索処理を実行する(ステップS202B)。そして、システム制御部20Aは、表示件数分の該当画像を示す一覧を表示する検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する(ステップS203B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを受信すると、検索結果ページを表示部32に表示させる(ステップS203A)。そして、システム制御部36は、画像711を選択する操作が検出されたか否かを判定する(ステップS204A)。システム制御部36は、画像711を選択する操作が検出されていないと判定した場合には(ステップS204A:NO)、ステップS208Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、画像711を選択する操作が検出されたと判定した場合には(ステップS204A:YES)、選択された画像711の拡大画像731を表示する吹き出し730を表示させる(ステップS205A)。
システム制御部36は、吹き出し730を表示させると、次いで、閉じる操作が検出されたか否かを判定する(ステップS206A)。閉じる操作とは、吹き出し閉じるボタン732を選択する操作である。システム制御部36は、閉じる操作が検出されるまで待機状態にあり(ステップS206A:NO)、閉じる操作が検出されたと判定した場合には(ステップS206A:YES)、吹き出し730を閉じ(ステップS207A)、ステップS208Aの処理に移行する。
次いで、システム制御部36は、次ページ表示操作を検出したか否かを判定する(ステップS208A)。ここでいう次ページ表示操作とは第4実施形態における次ページ表示操作であって、具体的には次ページボタン721を選択する操作である。システム制御部36は、次ページ表示操作を検出したと判定した場合には(ステップSS208A:YES)、次結果リクエストと、ユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を画像提供サーバ1Aに送信する(ステップS209A)。なお、システム制御部36は、画像提供サーバ1Aから受信した検索結果ページを表示させてから、次ページ表示操作を検出するまでのユーザの操作内容を記憶部34に記録している。ステップS209Aでは、こうして記録された操作内容を示すユーザ操作情報を送信する。また、ここでは、システム制御部36がステップS209Aの処理において、次結果リクエストとユーザ操作情報を画像提供サーバ1Aに送信することとしたが、必ずしも同時に送信しなくてもよい。例えば、システム制御部36は、ステップS209Aの処理よりも前又は後に次結果リクエストとは別にユーザ操作情報を送信することとしてもよい。
画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、次結果リクエストと操作内容を示すユーザ操作情報を受信すると(ステップS204B:YES)、絞込処理(ステップS205B)を実行する。なお、絞込処理については後述する。
次いで、システム制御部20Aは、絞込処理(ステップS205B)を終了すると、該当画像を表示させる検索結果ページをユーザ端末2に送信する(ステップS203B)。具体的には、絞込処理(図30参照)のステップS307の処理を実行しなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されている画像の次に表示すべき画像を表示させる検索結果ページを送信する。また、絞込処理(図30参照)のステップS307の処理を実行した場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、その処理において絞り込んだ該当画像を1件目から表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)を送信する。なお、絞込処理により該当画像を絞り込む回数に上限を設けることとした場合においては、システム制御部20Aは、絞込回数が上限回数に達しているときには、絞込処理(ステップS205B)を飛ばして、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されている画像の次に表示すべき画像を表示させる検索結果ページを送信する。
一方、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、終了操作を検出したか否かを判定する(ステップS210A)。終了操作とは、Webブラウザを閉じる操作や、画像提供システムSAからログアウトするための操作などである。システム制御部36は、終了操作を検出していないと判定した場合には(ステップS210A:NO)、ステップS204Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、終了操作を検出したと判定した場合には(ステップS210A:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになったと判定したときには(ステップS206B:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
ここで、図30を用いて画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aによる絞込処理(ステップS205B)について説明する。図30は、第4実施形態におけるシステム制御部20Aによる絞込処理の一例を示すフローチャートである。
まず、画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、次ページ表示操作を検出した際に画像一覧710に表示されている画像(「興味度算出対象画像」という)に対するユーザの興味度を算出する(ステップS301)。このとき、システム制御部20Aは、興味度算出対象画像を検索結果ページ700に表示させてから、次ページ表示操作を検出するまでの間におけるユーザの操作内容に基づいて、ユーザの興味度を算出する。具体的には、システム制御部20Aは、画像711が選択され、吹き出し730内において拡大画像731を表示していた表示時間の長さなどに基づいて、その選手画像に対するユーザの興味度を算出する。システム制御部20Aは、画像711が選択されると、まず1ポイントを加算し、更に吹き出し730の表示時間が5秒経過する毎に1ポイントずつ加算していく。すなわち、本実施形態においては、画像711が選択されるだけで、その画像に対する興味度として少なくとも1ポイントが加算されるが、画像711が全く選択されなかった場合にはその画像に対する興味度は0ポイントとなる。なお、1画像に対するユーザの興味度に上限(例えば、10ポイント)を設けることとしてもよい。
次いで、システム制御部20Aは、各興味度算出対象画像に対するユーザの興味度と、所定の閾値(例えば、3ポイント)とを比較する(ステップS302)。そして、システム制御部20Aは、ユーザの興味度が所定の閾値より高い画像により構成される特定画像リストを生成する(ステップS303)。なお、実際には、特定画像リストにはユーザの興味度が所定の閾値より高い画像の画像IDが登録される。
次いで、システム制御部20Aは、特定画像リストに画像が登録されているか否かを判定する(ステップS304)。システム制御部20Aは、特定画像リストに画像が登録されていないと判定した場合には(ステップS304:NO)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20Aは、特定画像リストに画像が登録されていると判定した場合には(ステップS304:YES)、特定画像リストから上位所定件数(例えば、2件)分の画像を抽出する(ステップS305)。なお、ここでいう上位とはより興味度の大きいものをいう。また、所定件数分の画像が特定画像リストに登録されていない場合には、登録されている全画像を抽出することとしてもよい。
次いで、システム制御部20Aは、抽出した画像に対応付けられているキーワード(「絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS306)。具体的には、システム制御部20Aは、抽出した画像の画像IDに基づいて画像キーワードDB106Aを検索し、画像IDと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部20Aは、取得した絞込用キーワードに基づいて表示対象の画像を絞り込む(ステップS307)。具体的には、システム制御部20Aは、画像キーワードDB106Aを検索し、表示対象の画像を、絞込用キーワードと同じキーワードが対応付けられている画像に絞り込む。
このように、本実施形態においては、絞込処理が実行される都度、表示対象の画像が絞り込まれることとなる(ステップ304の処理を「NO」で抜けた場合を除く)。なお、絞込処理により表示対象の画像を絞り込む回数に上限を設けることとしてもよい。システム制御部20Aは、ステップS307の処理を終えると、当該フローチャートにおける処理を終了する。
なお、第4実施形態においては、ユーザの興味度が所定の閾値より高い画像を特定画像リストに登録し(図30のステップS303)、上位所定件数分の画像を抽出する(ステップS305)こととしているが、特定画像リストを生成せずに、ユーザの興味度が所定の閾値より高い画像を特定する度に、当該特定した画像に対応付けられているキーワードを取得する(ステップS306)こととしてもよい。
[4.4.ソート処理]
なお、ここでは、ユーザが興味を持った画像に関連する画像の画像データに該当画像を絞り込む場合について説明したが、表示順を変更し、ユーザが興味を持った画像に関連する画像の画像データを優先して表示することとしてもよい。具体的には、図29のステップS205Bにおいて、絞込処理の代わりにソート処理を行う。ここで、ソート処理の内容を、図30を用いて説明する。ステップS301〜ステップS305の処理は絞込処理と同様であるので説明を省略する。ステップS306の処理において、システム制御部20Aは、ステップS305の処理で抽出した画像に対応付けられているキーワード(「ソート用キーワード」という)を取得する。次いで、ステップS307において、システム制御部20Aは、取得したソート用キーワードに基づいて表示対象の画像の表示順を並び替える。具体的には、システム制御部20Aは、各該当画像について対応付けられているキーワードを画像キーワードDB104Aから取得する。そして、ソート用キーワードと同じキーワードが対応付けられている画像の表示順が上位となるようにソート順を更新し、更新したソート順に基づいて該当画像の表示順を決定する(すなわち、該当画像をソートする)。また、複数のソート用キーワードが取得された場合において、それらのキーワードのうち複数のキーワードが対応付けられている画像があった場合には、その数が多い画像ほど表示順をより上位とする。なお、更新したソート順に基づいて該当画像の表示順を決定する際、同条件の画像が複数ある場合には、それらの画像間における表示順は任意である(例えば、ソート順(初期)に従うこととしてもよい)。
[4.5.表示態様の変更]
また、第4実施形態では、検索結果ページにおいて表示する該当画像の画像データを、ユーザが興味を持った画像に関する画像(ユーザが興味を持った画像と同じキーワードを持つ画像)の画像データに絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、(1)ユーザが興味を持った画像に関する画像の画像データについての表示態様を、その他の画像(ユーザが興味を持った画像以外の画像)に関する画像の画像データについての表示態様と異ならせることとしてもよいし、又は(2)その他の画像(ユーザが興味を持った画像以外の画像)に関する画像の画像データを折り畳むなどしてユーザの折り畳み解除操作が検出されるまで非表示とする表示態様とすることとしてもよい。(1)の例としては、ユーザが興味を持った画像に関する画像の画像データについて表示サイズを大きくしたり、画像データを表示する部分の色を変化させたり、或いはユーザが興味を持った画像以外の画像に関する画像の画像データを表示する部分に対してマスク処理を施したりする例などが考えられる。このように、ユーザが興味を持った画像に関する画像の画像データを優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。
[4.6.変形例]
第1実施形態において説明した変形例を、第4実施形態にも適用することができる。
[4.6.1.拡大画像731の表示時間に基づく算出方法]
拡大画像731の表示時間は、ユーザの興味が高い画像に対応する拡大画像731ほど長くなると推測される。そこで、拡大画像731の表示時間に基づいて、各該当画像に対するユーザの興味度を算出することができる。この変形例によれば、検索結果ページにて表示する画像の画像データを、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった画像と同じキーワードが紐付いている画像の画像データに絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った画像に関する画像の画像データを優先して表示する場合であれば、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった画像と同じキーワードが紐付いている画像の画像データを優先して表示することができる。
[4.6.2.1.絞込処理の対象]
絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した画像を除外することができる。システム制御部20Aが、絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した画像を除外することにより、ユーザが同じ画像を何度も確認することがなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[4.6.2.2.ソート処理の対象]
ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した画像を除外することができる。システム制御部20Aが、ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した画像を除外することにより、ユーザが同じ画像を何度も確認する必要がなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[4.6.3.絞り込みの解除]
ユーザの期待通りに絞り込みが行われていないと判定した場合に、絞り込みを解除するようにする。絞込処理(図29のステップS205B)により絞り込まれた画像が検索結果ページにて表示されてから、所定時間(例えば、15秒)内に、次ページ表示操作が行われた場合には、絞込処理による絞り込みが期待通りではなかったと考えることができる。そこで、変形例として、絞込処理により絞り込んだ画像を検索結果ページに表示させてから、所定時間(例えば、15秒)内に次ページ表示操作が行われた場合には、システム制御部20が、直前の絞込処理を行う前の状態の該当画像を一覧で示す検索結果ページを表示させることとする。直前の絞込処理を行う前の状態の該当画像とは、直前の絞込処理が初回の絞込処理であれば、検索処理(ステップS12B)により検索された画像である。また、直前の絞込処理がn(2以上の自然数)回目以降の絞込処理であれば、「n−1」回目の絞込処理にて絞り込まれた画像である。なお、直前の絞込処理を行う前の状態ではなく、全く絞込処理を行う前の状態に戻すこととしてもよい。この変形例により、ユーザの意図にそぐわない形で絞り込まれてしまった画像の表示が継続することを回避できる。
[4.6.3.1.絞込用キーワードによる絞り込み]
第1実施形態の変形例と同様に、絞込用キーワードが複数ある場合に、絞込用キーワードと同じキーワードが全て対応付けられている画像に該当画像を絞り込む構成としてもよい。
[4.6.3.2.ソート用キーワードによるソート]
第1実施形態の変形例と同様に、複数のソート用キーワードが取得された場合に(図30のステップS306)、より多くのソート用キーワードが対応付けられている画像を優先して表示させる(ステップS307)構成となっている。この変形例として、予め各画像についてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示した画像とジャンルに基づいて該当画像の表示順を決定する構成としてもよい。
[4.6.4.絞込処理後の表示順]
第1実施形態の変形例と同様に、絞込処理後における、検索結果ページにて画像を表示する際の画像の表示順をユーザの興味度が高い順とすることとしてもよい。
[4.6.5.ユーザの興味度に対する相対的評価]
第1実施形態の変形例と同様に、システム制御部20が、絞込処理(又はソート処理)において全ての興味度算出対象画像について興味度を算出し、それぞれを比較してユーザの興味度が上位である画像を、ユーザの興味度が高い画像として特定画像リストに登録することとしてもよい。ユーザの興味度が上位である画像とは、例えば、上位3画像であってもよいし、興味度算出対象画像において上位2割に含まれる画像であってもよい。なお、ユーザの興味度が上位である画像であっても、興味度が所定の閾値に達していない場合には特定画像リストに登録しないこととしてもよい。この変形例によれば、ユーザの興味度が高かった画像に対応するキーワードが対応付けられている画像に、該当画像が絞り込まれることから、ユーザに負担を強いることなく、該当画像をユーザの興味のある画像に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った画像に関する画像の画像データを優先して表示する場合であれば、ユーザの興味度が高かった画像に対応するキーワードが対応付けられている画像の画像データを優先して表示することができる。したがって、ユーザは何ら負担なく、興味のある画像の画像データを優先して取得することができる。
[4.6.6.画像キーワードDB104Aの生成]
画像キーワードDB104Aは、画像提供サーバ1Aの管理者が生成することとしてもよいし、また、画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aが生成することとしてもよい。後者について詳述すると、システム制御部20Aは、例えば、定期的にインターネットを介してアクセス可能なWebページから、当該Webページに含まれる画像、画像ID、及び当該画像のタグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)を取得し、それぞれを対応付けて画像キーワードDB104Aに登録することができる。
[4.6.7.絞込処理、ソート処理の実行時期]
システム制御部20Aは、次結果リクエストを受信した際に(図29のステップS204B:YES)絞込処理又はソート処理を実行しているが、これに代えて、一の検索結果ページにおいて、所定数の該当画像711が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、ユーザ端末2のシステム制御部36が、2つの該当画像711が選択された場合に、このことを示す情報を画像提供サーバ1Aに送信することとし、当該情報を受信した画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、絞込処理又はソート処理を実行し、次に次結果リクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。このとき、システム制御部20Aは、選択された2つの該当画像711にそれぞれ対応する関連キーワードを取得することとし、共通する関連キーワードが存在する場合に、当該共通する関連キーワードに基づいて、絞り込み又はソートを行うことができる。なお、ここでは、所定数の例として2つ場合について説明したが、所定数は3つ以上であってもよい。
また、一の検索結果ページが表示されてから所定時間内に、所定数の該当画像711が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、ユーザ端末2のシステム制御部36が、検索結果ページを表示してから5分以内に、3つの該当画像711が選択(クリック)された場合に、これを示す情報を画像提供サーバ1Aに送信することとし、当該情報を受信した画像提供サーバ1Aのシステム制御部20Aは、絞込処理又はソート処理を実行し、5分が経過した時点で、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。このとき、システム制御部20Aは、選択された3つの該当画像711にそれぞれ対応する関連キーワードを取得することとし、共通する関連キーワードが存在する場合に、当該共通する関連キーワードに基づいて、絞り込み又はソートを行うことができる。なお、ここでは、所定時間の例として5分の場合について説明したが、任意の時間が設定されるように構成してもよい。
[4.6.8.関連キーワードの取得について]
システム制御部20Aは、図30のステップ306の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS305の処理で抽出した画像の画像IDに基づいて画像キーワードDB106Aを検索して、画像IDと対応付けられているキーワードを取得するのみならず、シソーラスDBを参照し、画像IDと対応付けられているキーワードの類義語を関連キーワードとして取得することしてもよい。なお、シソーラスDBは、記憶部15Aに設けることとしてもよいし、画像提供サーバ1A以外の装置の記憶部に記憶されているものを参照することとしてもよい。
また、システム制御部20Aは、図30のステップ306の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS305の処理で抽出した画像の画像IDに基づいて画像キーワードDB106Aから関連画像IDを取得し、次いで、取得した関連画像IDに基づいて画像キーワードDB106Aを検索し、関連画像IDが画像IDとして対応付けられているキーワードを関連キーワードとして取得することしてもよい。
[4.7.第1表示データ及び第2表示データについて]
本発明の「第1表示データ」は、図29のステップS202Bの処理に続いて行われるステップS203Bの処理で送信される検索結果ページのみならず、ステップS205Bの処理に続いて行われるステップS203Bの処理で送信される検索結果ページ(本発明の「第2表示データ」)を含む概念である。すなわち、本発明においては、生成された第2表示データが新たな第1表示データとなり、当該新たな第1表示データに対するユーザの操作情報に基づいて更に新たな第2表示データが生成される、という処理が繰り返し可能であり、当該処理の繰り返しに応じて第2表示データにおいて表示する情報の絞り込み又は並び替えが進むようになっている。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態について、図31乃至図32を用いて説明する。上述した第1実施形態では、ショッピングサーバ1が検索条件を満たす、ショッピングサイト内で取り扱われる該当商品を検索結果ページに表示したのに対し、以下に説明する第5実施形態では、検索システムSBにおける検索サーバ1Bが、インターネット上における検索条件を満たす、例えば、WebページやWebサイトなどのWeb上の情報(以下、Web情報)を検索結果ページに表示することを特徴とする。なお、以下では、基本的に検索結果ページに検索条件を満たすWebページに関する情報を表示する場合について説明することとし、検索条件を満たすWebページを「該当Webページ」と呼ぶこととする。
第5実施形態における検索システムSBについて、第1、第2実施形態におけるショッピングシステムSとの差異点を中心に説明する。なお、検索システムSBの検索サーバ1Bは、第1実施形態におけるショッピングシステムSのショッピングサーバ1と、ほぼ同様の構成を有するので、同じ部材について同じ符号を末尾に「B」を付して用いることにより説明を一部省略し、差異点を中心に説明する。また、検索システムSBのユーザ端末2は、第1実施形態におけるショッピングシステムSのユーザ端末2と、ほぼ同様の構成を有するので、同じ部材について同じ符号を用いることにより説明を一部省略する。
[5.1.検索システムSBの構成及び機能概要]
先ず、第5実施形態における検索システムSBの構成及び概要機能について説明する。検索システムSB(「情報提供システム」の一例)は、検索サーバ1B(「サーバ装置」の一例)と、複数のユーザ端末2(「端末装置」の一例)と、を含んで構成されている。そして、検索サーバ1Bと各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、相互にデータの送受信が可能になっている。このような構成の検索システムSBにおいて、検索サーバ1Bは、ユーザ端末2からの検索リクエストに応じて、インターネット上におけるWeb情報を検索条件に基づいて検索し、検索結果を表示する検索結果ページをユーザ端末2に送信するサーバである。ユーザ端末2は、WebページやWebサイトなどのWeb情報を検索する際にユーザにより使用される端末装置である。
[5.2.検索サーバ1Bの構成]
次に、検索サーバ1Bの構成について、図2等を用いて説明する。
第5実施形態における検索サーバ1Bは、操作部11Bと、表示部12Bと、通信部13Bと、ドライブ部14Bと、記憶部15Bと、入出力インターフェース16Bと、システム制御部20Bと、を備えている。そして、システム制御部20Bと入出力インターフェース16Bとは、システムバス21Bを介して接続されている。
記憶部15B(「記憶手段」の一例)には、第1実施形態における記憶部15に構築されている各種DB(会員DB101、店舗DB102、商品DB103、キーワードDB104、会員利用DB105等)は構築されていない。この代わりに記憶部15Bには、図31に示すように、検索された各該当Webページ(「ユーザにより認識可能な対象」の一例)に関するWebページ情報(「対象の情報」の一例)である、例えば、Webページの識別情報としてのWebページURL、Webページ内の文書、画像、Webページ内のタグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)、Webページ内の文書の作者名(例えばブログの書き手)、関連するWebページのWebページURL(関連WebページURL)、Webページ内の文書から取得されるキーワードなどを該当Webページ毎に記憶するWebページ情報DB107Bが設けられる。なお、Webページ内の文書については、Webページ内の全文書を記憶させることとしてもよし、スニペット(検索結果ページで表示される、該当Webページ内の文書の抜き書き)として利用できるようにWebページ内の一部文書を記憶させることとしてもよい。また、Webページ内の文書からキーワードを取得する際には、公知のアルゴリズムであるTF(Term Frequency)/IDF(Inverse Document Frequency)又は形態素解析等を用いることができる。キーワードは一の該当Webページについて複数対応付けることができる。また、Webページ情報DB107Bは、ユーザ端末2から検索リクエストを受信した際に各該当WebページのWebページ情報を記憶し、本実施形態における処理を終了したら消去することとしてもよいし、また、ユーザ端末2から検索リクエストを受信する度に、検索された該当WebページのWebページ情報を蓄積していくこととしてもよい。
また、記憶部15Bには、検索結果ページを構成する各種HTML(Hyper Text Markup Language)文書、画像データ、音声データ、テキストデータ等が記憶されている。
システム制御部20Bは、CPU17Bが、ROM18Bや記憶部15Bに記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより検索サーバ1Bの各部を制御する。また、システム制御部20Bは、本発明におけるサーバ装置の第1表示データ生成手段、第1送信手段、受信手段、算出手段、特定手段、第2表示データ生成手段、及び第2送信手段として機能するようになっている。
なお、検索サーバ1Bを、例えば、各種データベースを管理するサーバ、Webページの検索処理を行う検索処理サーバ、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[5.3.検索結果の表示]
次に、検索システムSBにおいて、該当Webページが検索された場合における検索結果の表示態様について、図32を用いて説明する。
検索サーバ1Bは、Webページを検索すると、検索結果として、ユーザにより入力された検索条件を満たす該当Webページ(「対象」の一例)に関するWebページ情報(「情報」の一例)の一覧を示す検索結果ページをユーザ端末2に送信する。図32は、ユーザ端末2による検索結果ページを表示した場合の画面表示例を示す図である。
図32に示すように、第5実施形態における検索結果ページ上には、該当Webページ一覧401、他検索結果リンク群402等が表示される。
該当Webページ一覧401には、検索条件を満たす該当Webページの一覧が表示されている。具体的には、該当Webページ一覧401は、個別Webページ情報410を複数含む。個別Webページ情報410は、該当Webページ1件分のWebページ情報を示す。個別Webページ情報410は、タイトルリンク411(「リンク情報」の一例)、該当Webページのスニペット412、該当WebページのURL413を含む。タイトルリンク411は、該当Webページのタイトルを表示するリンク(ハイパーリンク)であり、ユーザにより選択(例えば、クリック)されると該当WebページのURLにアクセス、Webページを表示するようになっている。
該当Webページ一覧401に一覧表示される該当商品の件数を、「表示件数」という。この表示件数の初期値(本実施形態においては50件)は、検索システムSBにおいて予め定められている。この表示件数の初期値は、ユーザ設定により変更することも可能である。
他検索結果リンク群402は、検索条件を満たす該当Webページのうち、現在の該当Webページ一覧401に一覧として表示されているWebページとは異なるWebページの一覧を表示する検索結果ページに遷移するためのリンクを複数含む。例えば、ページ番号を表示するリンクがユーザにより選択されると、当該リンクに対応するページ番号の検索結果ページに遷移する。また、「次へ」と表示された次結果リンク430がユーザにより選択されると、現在表示されている検索結果ページの次の検索結果ページに遷移する。例えば、現在1件目から50件目までの該当Webページの一覧が表示されている場合に、次結果リンク430が選択されると、51件目以降の該当Webページの一覧を表示する検索結果ページに遷移する。このように、該当Webページは所定の件数ずつページ単位で表示される。また、検索結果ページ全体が1画面に表示しきれない場合、ユーザ端末2の画面には、スクロールバー450が表示される。スクロールバー450が操作されると、検索結果ページがスクロール表示される。
このような検索結果ページにおいて、該当Webページ一覧401の各個別Webページ情報410には、タイトルリンク411(「リンク情報」の一例)、該当Webページのスニペット412、該当WebページのURL413等が表示される。ユーザは検索結果ページを閲覧しながら、興味のあるWebページが見つかった場合には、タイトルリンク411をクリックすることでwebページを閲覧することができる。
ここで、検索結果ページにおいて表示する該当Webページを、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページに絞り込んで表示することができれば、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。特に、検索結果として得られた該当Webページにユーザの興味のないWebページが大量に含まれている場合などには、閲覧負担が大幅に軽減されると考えられる。そこで、本実施形態の検索システムSBでは、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持ったWebページを特定する。そして、検索結果ページにおいて表示する該当Webページを、特定したWebページに関するWebページに絞り込んで表示することとしている。
これを実現するため、検索システムSBにおいては、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容が記録される。具体的には、ユーザが行った操作の種別(例えば、クリック操作)、操作の対象(例えば、タイトルリンク411)、操作が行われた時刻などが記録される。ここでいう時刻は、必ずしも実際の時刻である必要はなく、所定の制御が行われた時(例えば、検索結果ページが表示された時、又は該当Webページ一覧401が表示(或いは更新)された時など)を基準(0秒)とする、基準時からの経過時刻でもよい。すなわち、検索システムSBにおいては、記録された操作内容から、ユーザが、いつ、何に対して、どういった操作を行ったか、或いは、いつ操作を行っていなかったか、といったことが判別できるようになっている。また、ユーザが行う操作には、マウスやキーボード等の入力インターフェースを用いてタイトルリンク411又は他検索結果リンク群402等のリンクを選択(例えば、クリック)する操作、スクロールバー450を変位させる操作などが含まれる。
ここで、一覧表示されたWebページに対して何らかの操作があったということは、操作対象のWebページに対してユーザが少なくとも興味を持ったと考えることができる。一方、一覧表示されたWebページに対して何ら操作が行われなかったということは、ユーザがそのWebページに興味を持たなかったと考えることができる。そこで、検索システムSBでは、検索結果ページが表示されている際のユーザの操作内容から、そのユーザが興味を持ったWebページを特定することとしている。
[5.4.検索システムSBの動作]
次に、検索結果ページを表示する際の検索システムSBの動作概要を説明する。第5実施形態における検索システムSBの動作は、図5及び図6を用いて説明した第1実施形態におけるショッピングシステムSの動作例と類似するので、図5及び図6を用いて第5実施形態における検索システムSBの動作について説明する。このとき、図5におけるショッピングサーバ1を検索サーバ1Bと、又、詳細ページを該当Webページとそれぞれ読み替えることとし、図6におけるショッピングサーバ1を検索サーバ1Bと、又、商品をWebページとそれぞれ読み替えることとする。
図5に示すように、まず、ユーザ端末2のシステム制御部36は、ユーザによる検索条件の入力を受け付ける(ステップS11A)。次いで、ユーザ端末2のシステム制御部36は、入力された検索条件を含む検索リクエストを検索サーバ1Bに送信する(ステップS12A)。
一方、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、検索リクエストを受信するまで待機状態にあり(ステップS11B:NO)、検索リクエストを受信すると(ステップS11B:YES)、受信した検索リクエストに含まれる検索条件に基づいて検索処理を実行する(ステップS12B)。そして、システム制御部20Bは、表示件数分の該当WebページのWebページ情報を示す一覧を表示する検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する(ステップS13B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを受信すると、検索結果ページを表示部32に表示させる(ステップS13A)。そして、システム制御部36は、該当Webページを表示するための操作を検出したか否かを判定する(ステップS14A)。該当Webページを表示するための操作とは、タイトルリンク411を選択する操作である。システム制御部36は、該当Webページを表示するための操作を検出していないと判定した場合には(ステップS14A:NO)、ステップS19Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、該当Webページを表示するための操作を検出したと判定した場合には(ステップS14A:YES)、操作されたタイトルリンク411に対応するURLを示すURL情報を含む該当Webページリクエストを検索サーバ1Bに送信する(ステップS15A)。
検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、ステップS13Bの処理後、該当Webページリクエスト、復帰リクエスト、又は次結果リクエストの何れかを受信するか、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになるまで待機状態にある(ステップS14B:NO、ステップS16B:NO、ステップS18B:NO、ステップS19B:NO)。システム制御部20Bは、該当Webページリクエストを受信すると(ステップS14B:YES)、該当Webページリクエストに含まれるURL情報に基づいて該当Webページを取得し、ユーザ端末2に送信する(ステップS15B)。
ユーザ端末2のシステム制御部36は、該当Webページを受信すると、該当Webページを表示部32に表示させる(ステップS16A)。次いで、システム制御部36は、戻る操作を検出したか否かを判定する(ステップS17A)。戻る操作とは、ステップS14Aの処理を行った際に表示していた検索結果ページに戻るための操作である。具体的には、Webブラウザに設けられている戻るボタンを押下する操作である。システム制御部36は、戻る操作を検出するまで待機状態にあり(ステップS17A:NO)、戻る操作を検出したと判定した場合には(ステップS17A:YES)、復帰リクエストを検索サーバ1Bに送信する(ステップS18A)。
検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、復帰リクエストを受信すると(ステップS16B:YES)、ステップS14Bの処理を行った際に、ユーザ端末2で表示されていた検索結果ページを再送信する(ステップS13B)。なお、システム制御部20Bは、ステップS13Bの処理で検索結果ページを送信する場合には、その検索結果ページを再送信できるように記憶部15に保持しておくこととする。すなわち、システム制御部20Bは、復帰リクエストを受信したことに基づいて検索結果ページを再送信する場合には、直近のステップS13Bの処理で送信した検索結果ページを再送信する。ユーザ端末2のシステム制御部36は、再送信された検索結果ページを受信すると、表示部32に表示させる(S13A)。
また、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、次ページ表示操作を検出したか否かを判定する(ステップS19A)。次ページ表示操作とは次ページを表示するための操作であり、具体的には、次結果リンク230を選択する操作である。システム制御部36は、次ページ表示操作を検出していないと判定した場合には(ステップS19A:NO)、ステップS21Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、次ページ表示操作を検出したと判定した場合には(ステップS19A:YES)、次結果リクエストと、ユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を検索サーバ1Bに送信する(ステップS20A)。なお、システム制御部36は、検索サーバ1Bから受信した検索結果ページを表示させてから、次ページ表示操作を検出するまでのユーザの操作内容を記憶部34に記録している。ステップS20Aでは、こうして記録された操作内容を示すユーザ操作情報を送信する。また、ここでは、システム制御部36がステップS20Aの処理において、次結果リクエストとユーザ操作情報を検索サーバ1Bに送信することとしたが、必ずしも同時に送信しなくてもよい。例えば、システム制御部36は、ステップS20Aの処理よりも前又は後に次結果リクエストとは別にユーザ操作情報を送信することとしてもよい。
検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、次結果リクエストと操作内容を示すユーザ操作情報を受信すると(ステップS17B:YES)、絞込処理(ステップS18B)を実行する。
ここで、図6を用いて検索サーバ1Bのシステム制御部20Bによる絞込処理について説明する。まず、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、次結果リクエストが送信された際に検索結果ページで表示されていた各該当Webページ(「興味度算出対象Webページ」という)に対するユーザの興味度を算出する(ステップS31)。このとき、システム制御部20Bは、図5のステップS17Bの処理で次結果リクエストと共に受信したユーザ操作情報の示すユーザの操作内容に基づいて、ユーザの興味度を算出する。具体的には、システム制御部20Bは、各Webページに対応する個別Webページ情報410内に表示されていた各リンク(タイトルリンク411)が選択された回数に基づいて、そのWebページに対するユーザの興味度を算出する。システム制御部20Bは、リンクが選択された回数1回につき、2ポイントをそのWebページに対するユーザの興味度として加算する。
次いで、システム制御部20Bは、各興味度算出対象Webページに対するユーザの興味度と、所定の閾値(例えば、3ポイント)とを比較する(ステップS32)。そして、システム制御部20Bは、ユーザの興味度が所定の閾値より高いWebページのみによって構成される特定Webページリストを生成する(ステップS33)。なお、実際には、特定Webページリストにはユーザの興味度が所定の閾値より高いWebページのWebページURLが登録される。すなわち、ステップS33の処理は、本発明の「対象を特定する」ことの一例に対応する。
次いで、システム制御部20Bは、特定WebページリストにWebページが登録されているか否かを判定する(ステップS34)。
システム制御部20Bは、特定WebページリストにWebページが登録されていないと判定した場合には(ステップS34:NO)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20Bは、特定WebページリストにWebページが登録されていると判定した場合には(ステップS34:YES)、特定Webページリストから上位所定件数(例えば、2件)分のWebページを抽出する(ステップS35)。なお、ここでいう上位とはより興味度の大きいものをいう。また、所定件数分のWebページが特定Webページリストに登録されていない場合には、登録されている全Webページを抽出することとしてもよい。
次いで、システム制御部20Bは、抽出したWebページに対応付けられているキーワード(「絞込用キーワード」という)を取得する(ステップS36)。具体的には、システム制御部20Bは、抽出したWebページのWebページURLに基づいてWebページ情報DB107Bを検索し、WebページURLと対応付けられているキーワードを取得する。
次いで、システム制御部20Bは、取得した絞込用キーワードに基づいて該当Webページを絞り込む(ステップS37)。具体的には、システム制御部20Bは、各該当Webページについて対応付けられているキーワードをWebページ情報DB107Bから取得する。そして、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも一つ以上対応付けられているWebページのみに該当Webページを絞り込む。なお、絞込用キーワードと同じキーワードが少なくとも所定個数(例えば、2個)以上対応付けられているWebページのみに該当Webページを絞り込むこととしてもよい。
このように、本実施形態においては、絞込処理におけるステップS37の処理が実行される都度、該当Webページが絞り込まれることとなる。なお、絞込処理により該当Webページを絞り込む回数に上限を設けることとしてもよい。
システム制御部20Bは、ステップS37の処理を終えると、当該フローチャートにおける処理を終了する。
図5に戻り、システム制御部20Bは、絞込処理(ステップS18B)を終了すると、該当Webページを表示させる検索結果ページをユーザ端末2に送信する(ステップS13B)。具体的には、絞込処理(図6参照)のステップS37の処理を実行しなかった場合(興味度が所定の閾値より高くなかった場合)には、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されているWebページの次に表示すべきWebページを表示させる検索結果ページを送信する。また、絞込処理(図6参照)のステップS37の処理を実行した場合(興味度が所定の閾値より高かった場合)には、その処理において絞り込んだ該当Webページを1件目から表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)を送信する。なお、上述したように、絞込処理により該当Webページを絞り込む回数に上限を設けることとした場合においては、システム制御部20Bは、絞込回数が上限回数に達しているときには、絞込処理(ステップS18B)を飛ばして、直近の次結果リクエストを受信した際に表示されているWebページの次に表示すべきWebページを表示させる検索結果ページを送信する。
一方、ユーザ端末2のシステム制御部36は、検索結果ページを表示している際に、終了操作を検出したか否かを判定する(ステップS21A)。終了操作とは、Webブラウザを閉じる操作などである。システム制御部36は、終了操作を検出していないと判定した場合には(ステップS21A:NO)、ステップS14Aの処理に移行する。一方、システム制御部36は、終了操作を検出したと判定した場合には(ステップS21A:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、ユーザ端末2との通信がタイムアウトになったと判定したときには(ステップS19B:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上説明したように、第5実施形態においては、検索結果ページに該当Webページ(「対象」の一例)のWebページ情報が50(「所定件数」の一例)ずつページ単位で表示され、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、次結果リクエスト(「次の所定件数分の情報の取得要求」の一例)、及び次結果リクエストが送信されたときに表示中であったWebページに対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信した当該ユーザ操作情報に基づいて各Webページに対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高いWebページを特定し、特定したWebページに基づいてキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて該当Webページを絞り込み、絞り込んだ該当WebページのWebページ情報を含む検索結果ページを生成し、送信する。
したがって、第5実施形態の検索サーバ1Bによれば、該当Webページが50件ずつページ単位で表示されるとともに、表示しているWebページ情報に対応するWebページに対するユーザの興味度が高かった場合、次ページ表示操作によって次に表示されるページでは、前ページでのユーザの興味度に基づいて絞り込まれたWebページのWebページ情報が表示される。すなわち、ユーザはWebページのWebページ情報をページ単位で確認できるとともに、表示中のページに興味のあるWebページがあった場合、次ページでは興味のあったWebページと関連するWebページのWebページ情報のみを確認することができる。
また、第5実施形態において、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、ユーザの操作回数が多いタイトルリンク411に対応する該当Webページほど、ユーザの興味度を高く算出する。これにより、検索結果ページにて表示するWebページ情報を、タイトルリンク411に対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった該当Webページと同じキーワードが紐付いている該当WebページのWebページ情報に絞り込むことができる。
また、第5実施形態において、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、ユーザ端末2から送信された検索条件を受信し、受信した検索条件に基づいてWebページを検索し、検索された該当WebページのWebページ情報を含む検索結果ページを生成する。これにより、検索条件により大量の該当Webページが検索された場合であっても、ユーザにWebページ情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のあるWebページ情報に絞り込んで表示することができる。
なお、第5実施形態においては、ユーザの興味度が所定の閾値より高いWebページを特定Webページリストに登録し(図6のステップS33)、上位所定件数分のWebページを抽出する(ステップS35)こととしているが、特定Webページリストを生成せずに、ユーザの興味度が所定の閾値より高いWebページを特定する度に、当該特定したWebページに対応付けられているキーワードを取得する(ステップS36)こととしてもよい。
[5.5.ソート処理]
また、第5実施形態においても、第1実施形態と同様に、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報を優先して表示することとしてもよい。すなわち、ユーザが検索結果ページを閲覧している際の操作内容に基づいて、ユーザが興味を持ったWebページを特定し、検索結果ページにおいて該当WebページのWebページ情報を表示する際、特定したWebページに関するWebページの表示順を上位とすることとしてもよい。なお、このように、検索システムSBが該当Webページの並び替え(ソート)を行う際の動作についても、図9乃至図13を用いて説明した第1実施形態におけるショッピングシステムSBが該当商品の並び替え(ソート)を行う際の動作と類似するので、詳細な説明を省略する。また、図32に示す検索結果ページ内に、図9におけるソート結果表示エリア240を設け、図13を用いて説明したような情報を表示することとしてもよい。
ユーザが興味を持った該当Webページに関する該当WebページのWebページ情報を優先して表示する場合においては、検索結果ページに該当Webページ(「対象」の一例)のWebページ情報が50(「所定の件数」の一例)ずつページ単位で表示され、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、次結果リクエスト(「次の所定件数分の情報の取得要求」の一例)、及び次結果リクエストが送信されたときに表示中であった検索結果ページに対するユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を受信し、受信した当該ユーザ操作情報に基づいて各該当Webページに対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い該当Webページを特定し、特定した該当Webページに基づいてキーワードを取得し、取得したキーワードに基づいて該当WebページのWebページ情報の表示順を決定し、決定した表示順で該当WebページのWebページ情報を表示させる検索結果ページを送信する。
したがって、ユーザが興味を持った該当Webページに関する該当WebページのWebページ情報を優先して表示する場合の検索サーバ1Bによれば、該当Webページが50件ずつページ単位で表示されるとともに、表示している検索結果ページに対するユーザの興味度が高かった場合、次ページ表示操作によって表示される次ページ以降では、該当WebページのWebページ情報が前ページでのユーザの興味度に基づいて並び替えられた上で表示される。すなわち、ユーザは該当WebページのWebページ情報をページ単位で確認できるとともに、表示中の検索結果ページに興味のある該当Webページがあった場合、次ページ以降では興味のあった該当Webページと関連する該当WebページのWebページ情報を優先して確認することができる。
また、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報を優先して表示する場合において、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bは、ユーザの操作回数が多いタイトルリンク411に対応する該当Webページほど、ユーザの興味度を高く算出する。これにより、タイトルリンク411に対する操作回数が多くユーザの興味度が高かった該当Webページと同じキーワードが紐付いている該当WebページのWebページ情報を優先して表示することができる。
また、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報を優先して表示する場合において、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bが、ユーザ端末2から送信された検索条件を受信し、受信した検索条件に基づいてWebページを検索し、検索された該当WebページのWebページ情報を含む検索結果ページを生成する。これにより、検索条件により大量の該当Webページが検索された場合であっても、ユーザにWebページ情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある該当WebページのWebページ情報を優先して表示することができる。
[5.6.表示態様の変更]
また、第1実施形態では、検索結果ページにおいて表示する該当WebページのWebページ情報を、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページ(ユーザが興味を持ったWebページと同じキーワードを持つWebページ)のWebページ情報に絞り込んで表示することとしているが、これに代えて、(1)ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報についての表示態様を、その他のWebページ(ユーザが興味を持ったWebページ以外のWebページ)に関するWebページのWebページ情報についての表示態様と異ならせることとしてもよいし、又は(2)その他のWebページ(ユーザが興味を持ったWebページ以外のWebページ)に関するWebページのWebページ情報を折り畳むなどしてユーザの折り畳み解除操作が検出されるまで非表示とする表示態様とすることとしてもよい。(1)の例としては、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報について表示文字サイズを大きくしたり、Webページ情報を表示する部分の文字又は背景色の色を変化させたり、或いはユーザが興味を持ったWebページ以外のWebページに関するWebページのWebページ情報を表示する部分に対してマスク処理を施したりする例などが考えられる。このように、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報を優先して表示することとしても、ユーザの閲覧負担を軽減することができると考えられる。
[5.7.変形例]
次に、第5実施形態の変形例について説明する。
[5.7.1.ユーザの興味度算出方法]
まず、ユーザの興味度算出方法に関する変形例について説明する。
[5.7.1.1.リンクの操作順に基づく算出方法]
検索結果ページにWebページ毎に表示されるタイトルリンク411のうち、ユーザが興味のあるWebページに対応するタイトルリンク411ほど先に選択されると推測される。そこで、タイトルリンク411が選択された順序に基づいて、各該当Webページに対するユーザの興味度を算出することができる。例えば、システム制御部20が、1番目に選択されたタイトルリンク411に対応するWebページに対する興味度を5ポイント、2番目に選択されたタイトルリンク411に対応するWebページに対する興味度を4ポイント、・・・、5番目に選択されたタイトルリンク411に対応するWebページに対する興味度を1ポイント、というように、タイトルリンク411の選択順が早いWebページほど高い興味度を設定することとする。これにより、検索結果ページにて表示するWebページ情報を、タイトルリンク411に対する操作順序が早くユーザの興味度が高かったWebページと同じキーワードが紐付いているWebページのWebページ情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持ったWebページに関するWebページのWebページ情報を優先して表示する場合であれば、タイトルリンク411に対する操作順序が早くユーザの興味度が高かったWebページと同じキーワードが紐付いているWebページのWebページ情報を優先して表示することができる。
[5.7.1.2.該当Webページの表示時間に基づく算出方法]
各該当Webページの表示時間は、ユーザの興味が高い該当Webページほど長くなると推測される。そこで、各該当Webページの表示時間に基づいて、各該当Webページに対するユーザの興味度を算出することができる。例えば、システム制御部20Bが、該当Webページの表示時間30秒につき、対応する該当Webページの興味度を1ポイントずつ加算することとする。
ここで、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bが各Webページの表示時間を取得する方法は2つ考えられる。1つ目は、ユーザ端末2に各該当Webページの表示時間を計測させ、計測した表示時間を示す情報を送信してもらう方法である。2つ目は、システム制御部20Bが該当Webページリクエストを受信したことに基づいて該当Webページを送信した時刻と(ステップS15B)、復帰リクエストを受信したことに基づいて検索結果ページを送信した時刻と(ステップS13B)、の時間差から表示時間を算出する方法である。
また、各該当Webページの表示時間に基づいてユーザの興味度を算出する際、ユーザがその該当Webページを実際に閲覧していたか否かを考慮することが好ましい。つまり、ユーザが他の作業を行っていたために該当Webページの表示時間が長くなった場合は、ユーザの興味度を高く算出しないことが好ましい。そこで、該当Webページの表示時間が所定時間を超えた場合にはユーザがその該当Webページを閲覧していないと判定し、その該当Webページに対するユーザの興味度を「0」ポイントとする。ここでいう所定時間としては、該当Webページが閲覧される平均時間のn倍の時間などを設定することができる。
この変形例によれば、検索結果ページにて表示するWebページ情報を、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった該当Webページと同じキーワードが紐付いている該当WebページのWebページ情報に絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った該当Webページに関する該当WebページのWebページ情報を優先して表示する場合であれば、閲覧時間が長くユーザの興味度が高かった該当Webページと同じキーワードが紐付いている該当WebページのWebページ情報を優先して表示することができる。
[5.7.2.1.絞込処理の対象]
第1実施形態の変形例と同様に、絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した該当Webページを除外することとしてもよい。システム制御部20Bが、絞込処理の対象から既に検索結果ページにて表示した該当Webページを除外することにより、ユーザが同じ該当Webページを何度も確認することがなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[5.7.2.2.ソート処理の対象]
第1実施形態の変形例と同様に、ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した該当Webページを除外することとしてもよい。システム制御部20Bが、ソート処理の対象から既に検索結果ページにて表示した該当Webページを除外することにより、ユーザが同じ該当Webページを何度も確認する必要がなく、ユーザの閲覧負担を軽減することができる。
[5.7.3.絞り込みの解除]
第1実施形態の変形例と同様に、ユーザの期待通りに絞り込みが行われていないと判定した場合に、絞り込みを解除することとしてもよい。この変形例により、ユーザの意図にそぐわない形で絞り込まれてしまったWebページの表示が継続することを回避できる。
[5.7.4.1.絞込用キーワードによる絞り込み]
第1実施形態の変形例と同様に、絞込用キーワードが複数ある場合に、絞込用キーワードと同じキーワードが全て対応付けられているWebページに該当Webページを絞り込む構成としてもよい。また、予め各Webページについてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示したWebページとジャンルに基づいて絞込用キーワードを取得し、取得した絞込キーワードで該当Webページを絞り込む構成としてもよい。
[5.7.4.2.ソート用キーワードによるソート]
第1実施形態の変形例と同様に、予め各Webページについてジャンル毎にキーワードを対応付けておき、ユーザが興味を示したWebページとジャンルに基づいて該当Webページの表示順を決定する構成としてもよい。
[5.7.5.絞込処理後の表示順]
第1実施形態の変形例と同様に、絞込処理後における、検索結果ページにて該当Webページを表示する際の該当Webページの表示順をユーザの興味度が高い順とすることとしてもよい。
[5.7.6.ユーザの興味度に対する相対的評価]
第1実施形態の変形例と同様に、システム制御部20Bが、絞込処理(又はソート処理)において全ての興味度算出対象Webページについて興味度を算出し、それぞれを比較してユーザの興味度が上位である該当Webページを、ユーザの興味度が高い該当Webページとして特定Webページリストに登録することとしてもよい。ユーザの興味度が上位であるWebページとは、例えば、上位3つの該当Webページであってもよいし、興味度算出対象Webページにおいて上位2割に含まれる該当Webページであってもよい。なお、ユーザの興味度が上位である該当Webページであっても、興味度が所定の閾値に達していない場合には特定Webページリストに登録しないこととしてもよい。この変形例によれば、ユーザの興味度が高かった該当Webページに対応するキーワードが対応付けられている該当Webページに、該当Webページが絞り込まれることから、ユーザに負担を強いることなく、該当Webページをユーザの興味のある該当Webページに絞り込むことができる。また、ユーザが興味を持った該当Webページに関する該当WebページのWebページ情報を優先して表示する場合であれば、ユーザの興味度が高かった該当Webページに対応するキーワードが対応付けられている該当WebページのWebページ情報を優先して表示することができる。したがって、ユーザは何ら負担なく、興味のある該当WebページのWebページ情報を優先して取得することができる。
[5.7.7.絞込処理、ソート処理の実行時期]
第1実施形態の変形例と同様に、システム制御部20Bは、復帰リクエストを受信した際に(図5、図10のステップS16B:YES)絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページが、ユーザ端末2に送信される。
また、第1実施形態の変形例と同様に、ユーザによりタイトルリンク411が選択(クリック)された場合に、該当Webページを表示する別ウィンドウを開いてアクティブ化するとともに、検索結果ページを表示するウィンドウを非アクティブ化する構成とした場合において、システム制御部20Bは、当該該当Webページを表示する別ウィンドウを閉じるための閉じる操作(例えば、閉じるボタンをクリックする操作)が行われたことを示すクローズ情報をユーザ端末2から受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、システム制御部20Bは、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページ(すなわち、絞り込まれたWebページ情報を表示する検索結果ページ、又は並び替えられたWebページ情報を表示する検索結果ページ)をユーザ端末2に再送信し、閉じる操作により再びアクティブとなる、検索結果ページを表示していたウィンドウに、当該再送信した検索結果ページを表示させる。
また、システム制御部20Bは、検索結果ページを表示する非アクティブなウィンドウをアクティブ化するためのアクティブ化操作(例えば、非アクティブなウィンドウをクリックする操作)が行われたことを示す情報をユーザ端末2から受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。この場合、システム制御部20Bは、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に再送信し、アクティブ化操作により再びアクティブとなる検索結果ページを表示していたウィンドウに、当該再送信した検索結果ページを表示させる。
また、一の検索結果ページにおいて、所定数の該当Webページについてタイトルリンク411が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、システム制御部20Bは、2つの該当Webページについて該当Webページリクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行し、次に復帰リクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。なお、ここでは、所定数の例として2つ場合について説明したが、所定数は3つ以上であってもよい。
また、一の検索結果ページが表示されてから所定時間内に、所定数の該当Webページについてタイトルリンク411が選択(クリック)された際に、絞込処理又はソート処理を実行することとしてもよい。例えば、システム制御部20Bは、検索結果ページを送信してから5分以内に3つの該当Webページについて該当Webページリクエストを受信した場合に、絞込処理又はソート処理を実行し、5分が経過した時点で、絞込処理又はソート処理がなされた状態の検索結果ページをユーザ端末2に送信する。なお、ここでは、所定時間の例として5分の場合について説明したが、任意の時間が設定されるように構成してもよい。
[5.7.8.関連キーワードの取得について]
システム制御部20Bは、図6又は図11のステップ36の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS35の処理で抽出したWebページのWebページURLに基づいてWebページ情報DB107Bを検索して、WebページURLと対応付けられているキーワードを取得するのみならず、シソーラスDBを参照し、WebページURLと対応付けられているキーワードの類義語を関連キーワードとして取得することしてもよい。なお、シソーラスDBは、記憶部15に設けることとしてもよいし、検索サーバ1B以外の装置の記憶部に設けられているものを参照することとしてもよい。
また、システム制御部20Bは、図6又は図11のステップ36の処理において関連キーワードを取得するにあたり、ステップS35の処理で抽出したWebページのWebページURLに基づいてWebページ情報DB107Bから関連WebページURLを取得し、次いで、取得した関連WebページURLに基づいてWebページ情報DB107Bを検索し、関連WebページURLと対応付けられているキーワードを関連キーワードとして取得することしてもよい。
[5.8.第1表示データ及び第2表示データについて]
本発明の「第1表示データ」は、図5又は図10のステップS12Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページのみならず、ステップS18Bの処理に続いて行われるステップS13Bの処理で送信される検索結果ページ(本発明の「第2表示データ」)を含む概念である。すなわち、本発明においては、生成された第2表示データが新たな第1表示データとなり、当該新たな第1表示データに対するユーザの操作情報に基づいて更に新たな第2表示データが生成される、という処理が繰り返し可能であり、当該処理の繰り返しに応じて第2表示データにおいて表示する情報の絞り込み又は並び替えが進むようになっている。
[6.まとめ]
以上説明したように、第1実施形態又は第2実施形態におけるショッピングサーバ1によれば、記憶部15(「記憶手段」の一例)が商品DB103と、キーワードDB104を記憶し、システム制御部20が、該当商品(表示対象の商品)の商品情報を表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2により該当商品の商品情報が表示されている際のユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をユーザ端末2から受信し、受信したユーザ操作情報に基づいてユーザ端末2により表示された商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定し、特定した商品に対応するキーワードを記憶部15から取得し、表示対象の該当商品を取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている商品に絞り込み、絞り込んだ該当商品の商品情報を表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する。
したがって、ユーザ端末2により表示された商品情報に対応する商品に対するユーザの興味度がユーザの操作内容に基づいて算出され、ユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが紐付いている商品の商品情報に、表示対象の商品情報が絞り込まれる。これにより、ユーザに商品情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある商品情報に絞り込んで表示することができる。
また、第1実施形態又は第2実施形態においてユーザが興味を持った商品に関する商品の商品情報を優先して表示する場合であれば、システム制御部20が、該当商品の商品情報を表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2により該当商品の商品情報が表示されている際のユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をユーザ端末2から受信し、受信したユーザ操作情報に基づいてユーザ端末2により表示された商品に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い商品を特定し、特定した商品に対応するキーワードを記憶部15から取得し、表示対象の該当商品について商品情報を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている商品の商品情報が上位となるように並べ替え、決定した表示順で該当商品の商品情報を表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する。
したがって、ユーザ端末2により表示された商品情報に対応する商品に対するユーザの興味度がユーザの操作内容に基づいて算出され、ユーザの興味度が高かった商品と同じキーワードが対応付けられている商品の商品情報を優先して表示することができる。これにより、ユーザに商品情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある商品情報を優先して表示することができる。
また、第4実施形態における画像提供サーバ1Aによれば、記憶部15A(「記憶手段」の一例)が画像キーワードDB104Aを記憶し、システム制御部20Aが、該当画像711(表示対象の画像)を表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2により該当画像711が表示されている際のユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をユーザ端末2から受信し、受信したユーザ操作情報に基づいてユーザ端末2により表示された画像に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い画像を特定し、特定した画像に対応するキーワードを記憶部15Aから取得し、表示対象の該当画像を取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている画像に絞り込み、絞り込んだ該当画像を表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する。
したがって、ユーザ端末2により表示された画像に対するユーザの興味度がユーザの操作内容に基づいて算出され、ユーザの興味度が高かった画像と同じキーワードが紐付いている画像に、表示対象の画像が絞り込まれる。これにより、ユーザに画像情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある画像に絞り込んで表示することができる。
また、第4実施形態においてユーザが興味を持った画像に関する画像を優先して表示する場合であれば、システム制御部20Aが、該当画像711を表示させる検索結果ページ(「第1表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信し、ユーザ端末2により該当画像711が表示されている際のユーザの操作内容を示すユーザ操作情報をユーザ端末2から受信し、受信したユーザ操作情報に基づいてユーザ端末2により表示された画像に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い画像を特定し、特定した画像に対応するキーワードを記憶部15から取得し、表示対象の該当画像を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている画像が上位となるように並べ替え、決定した表示順で該当画像を表示させる検索結果ページ(「第2表示データ」の一例)をユーザ端末2に送信する。
したがって、ユーザ端末2により表示された画像に対するユーザの興味度がユーザの操作内容に基づいて算出され、ユーザの興味度が高かった画像と同じキーワードが対応付けられている画像を優先して表示することができる。これにより、ユーザに画像情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある画像を優先して表示することができる。
また、第3実施形態において表示装置500は、記憶部505(「記憶手段」の一例)が画像DB5051及びキーワードDB5052を記憶し、システム制御部507が、複数の表示対象の選手画像611を表示させる表示データ(「第1表示データ」の一例)を生成し、生成した表示データに基づいて選手画像611を表示部502に表示させ、表示部502により選手画像611が表示されている際のユーザの操作内容を示すユーザ操作情報を取得し、取得したユーザ操作情報に基づいて表示部502に表示された選手画像611に対するユーザの興味度を算出し、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い選手画像611を特定し、選手画像と選手画像に対応するキーワードとを対応付けて記憶する記憶部505を参照し、特定した選手画像に対応付けられているキーワードを取得し、表示対象の選手画像を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている選手画像に絞り込む、又は表示対象の選手画像を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている選手画像が上位となるように並べ替える。そして、絞り込んだ選手画像を表示させる表示データ(「第2表示データ」の一例)、又は並び替えた表示順に従って選手画像を表示させる表示データ(「第2表示データ」の一例)を生成し、生成した表示データに基づいて選手画像711を表示部502に表示させる。
したがって、表示装置500により表示された選手画像に対するユーザの興味度がユーザの操作内容に基づいて算出され、ユーザの興味度が高かった選手画像と同じキーワードが対応付けられている選手画像に表示対象の選手画像が絞り込まれ、又はユーザの興味度が高かった選手画像と同じキーワードが対応付けられている選手画像を優先して表示することができる。ユーザに選手画像情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある選手画像に絞り込んで表示すること、又はユーザの興味のある選手画像を優先して表示することができる。
なお、第1実施形態又は第2実施形態においては、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い商品に対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている商品に、商品情報を表示する商品を絞り込むこととしている。これに代えて、算出したユーザの興味度が所定の閾値より低い商品に対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない商品に、商品情報を表示する商品を絞り込むこととしてもよいし、また、表示対象の商品について商品情報を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない商品の商品情報が上位となるように並べ替えることとしてもよい。この場合、ユーザの興味度が低かった商品に対応するキーワードが対応付けられていない商品の商品情報に、表示対象の商品情報を絞り込むこと、又はユーザの興味度の低かった商品と同じキーワードが対応付けられていない商品の商品情報を優先して表示することができる。したがって、ユーザに商品情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある商品情報に絞り込んで表示すること、又はユーザの興味のある商品情報を優先して表示することができる。
同様に、第4実施形態においては、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い画像に対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている画像に、表示対象の該当画像を絞り込むこと、又は取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている画像の表示順が上位となるように表示順を並び替えることとしている。これに代えて、算出したユーザの興味度が所定の閾値より低い画像に対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない画像に、表示対象の該当画像を絞り込むこととしてもよいし、また、表示対象の該当画像を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない画像が上位となるように並べ替えることとしてもよい。この場合、ユーザの興味度が低かった画像に対応するキーワードが対応付けられていない画像に、表示対象の該当画像を絞り込むこと、又はユーザの興味度の低かった画像と同じキーワードが対応付けられていない画像を優先して表示することができる。したがって、ユーザに画像情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のある画像に絞り込んで表示すること、又はユーザの興味のある画像を優先して表示することができる。なお、第3実施形態においても同様である。
同様に、第5実施形態においては、算出したユーザの興味度が所定の閾値より高い該当Webページに対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられている該当Webページに、Webページ情報を表示する該当Webページを絞り込むこととしている。これに代えて、算出したユーザの興味度が所定の閾値より低い該当Webページに対応付けられているキーワードを取得し、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない該当Webページに、Webページ情報を表示する該当Webページを絞り込むこととしてもよいし、また、表示対象の該当WebページについてWebページ情報を表示する際の表示順を、取得したキーワードと同じキーワードが対応付けられていない該当WebページのWebページ情報が上位となるように並べ替えることとしてもよい。この場合、ユーザの興味度が低かった該当Webページに対応するキーワードが対応付けられていない該当WebページのWebページ情報に、表示対象のWebページ情報を絞り込むこと、又はユーザの興味度の低かった該当Webページと同じキーワードが対応付けられていない該当WebページのWebページ情報を優先して表示することができる。したがって、ユーザにWebページ情報を提供するにあたって、ユーザに負担を強いることなく、ユーザの興味のあるWebページ情報に絞り込んで表示すること、又はユーザの興味のあるWebページ情報を優先して表示することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、会員DB101、店舗DB102、商品DB103、キーワードDB104、会員利用DB105等の各種データベースが、ショッピングサーバ1内の記憶部15に構築されることとしたが、これに代えて、ショッピングサーバ1がアクセス可能な他のサーバの記憶部に構築することとし、ショッピングサーバ1のシステム制御部20が必要に応じて、これらのDB101〜105にアクセスすることとしてもよい。同様に、第4実施形態における画像キーワードDB104Aを、画像提供サーバ1Aがアクセス可能な他のサーバの記憶部に構築することとし、画像提供サーバ1のシステム制御部20Aが必要に応じて、画像キーワードDB104Aにアクセスすることとしてもよい。同様に、第5実施形態におけるWebページ情報DB107Bを検索サーバ1Bがアクセス可能な他のサーバの記憶部に構築することとし、検索サーバ1Bのシステム制御部20Bが必要に応じて、Webページ情報DB107Bにアクセスすることとしてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態において、商品DB103には商品IDと商品情報とが対応付けて登録されているが、商品IDと、タグ情報(例えば、メタデータ:metadetaなど)とを対応付けて登録することとしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、対象(商品(第1、第2実施形態)、選手画像(第3実施形態)、画像(第4実施形態)、Webページ(第5実施形態))とキーワードとを対応付けてキーワードDB(第4実施形態においては画像キーワードDB104A、第5実施形態においてはWebページ情報DB107B)に登録しておき、ユーザの興味度の高い対象に対応付けられているキーワードに基づいて、表示対象を絞り込むこと、又は表示順を並び替えることとしている。これに代えて、対象と属性情報とを対応付けて属性情報DBに登録しておき、ユーザの興味度の高い対象に対応付けられている属性情報に基づいて、表示対象を絞り込むこと、又は表示順を並び替えることとしてもよい。
ここで、図33を用いて、属性情報DBに登録された属性情報に基づく絞込処理について説明する。図33は、属性情報DBの一部分の一例を示す図であって、特に、商品「デジタルカメラ」、属性情報「メーカー」、「画素数」に対応する部分を示している。例えば、商品ID「DC0001」のデジタルカメラは、メーカーが「A社」であって、画素数が「300万より大きく500万以下」であることを示している。
そして、商品ID「DC0001」〜「DC0005」までの商品の商品情報が少なくとも表示対象である場合において、商品ID「DC0001」のデジタルカメラに対するユーザの興味度が所定の閾値より高く(或いは、相対的に他の商品よりも高く)、商品ID「DC0001」のデジタルカメラに基づいて表示対象の商品情報を絞り込む場合について考える。この場合、商品ID「DC0001」のデジタルカメラの属性情報を取得し、取得した属性情報に基づいて表示対象の商品情報を絞り込む。具体的には、取得した属性情報と同じ属性情報が対応付けられている商品の商品情報に絞り込む。より具体的には、商品ID「DC0001」のデジタルカメラの属性情報(メーカー:「A社」、画素数:「300万より大きく500万以下」)と少なくとも同じ属性情報が対応付けられている商品の商品情報に絞り込む。すなわち、メーカーの属性情報が同じである、商品ID「DC0003」のデジタルカメラと、画素数の属性情報が同じである、商品ID「DC0004」のデジタルカメラと、が少なくとも絞込処理によって抽出される。このように、キーワードに代えて属性情報による絞込処理を行うこともできる。
次いで、図34を用いて、属性情報DBに登録された属性情報に基づくソート処理について説明する。図34は、属性情報DBの一例を示す図であって、特に、商品「デジタルカメラ」、属性情報「メーカー」、「画素数」に対応する部分を示している。例えば、商品ID「DC0001」のデジタルカメラは、メーカーが「A社」であって、画素数が「300万より大きく500万以下」であることを示している。
そして、商品ID「DC0001」〜「DC0005」までの商品の商品情報が表示対象である場合において、商品ID「DC0001」のデジタルカメラに対するユーザの興味度が所定の閾値より高く(或いは、相対的に他の商品よりも高く)、商品ID「DC0001」のデジタルカメラに対応付けられている属性情報に基づいて表示対象の商品情報の表示順を決定する場合について考える。この場合、商品ID「DC0001」のデジタルカメラの属性情報を取得し、取得した属性情報に基づいて表示対象の商品情報の表示順を決定する。具体的には、取得した属性情報と同じ属性情報が対応付けられている商品情報の表示順を上位とする。より具体的には、商品ID「DC0001」のデジタルカメラの属性情報(メーカー:「A社」、画素数:「300万より大きく500万以下」)と少なくとも同じ属性情報が対応付けられている商品情報の表示順を上位とする。すなわち、メーカーの属性情報が同じである、商品ID「DC0003」のデジタルカメラと、画素数の属性情報が同じである、商品ID「DC0004」のデジタルカメラの表示順を上位とする。このように、キーワードに代えて属性情報に基づいて情報の表示順位を決定することもできる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザにより認識可能な対象の情報を記憶する記憶手段を参照して第1表示データを生成する第1表示データ生成手段と、前記生成された第1表示データを端末装置に送信する第1送信手段と、前記端末装置に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を、前記端末装置から受信する受信手段と、前記受信されたユーザ操作情報から特定されるユーザが閲覧した複数の対象にそれぞれ含まれるキーワード又は属性情報を前記記憶手段から取得し、共通するキーワード又は属性情報を有するか否かに応じて前記複数の対象それぞれに対するユーザの興味度を算出する算出手段と、前記複数の対象のうち、前記算出されたユーザの興味度が所定の条件を満たす対象を特定する特定手段と、前記特定された対象の情報の少なくとも一部を含む対象を優先して第2表示データを生成する第2表示データ生成手段と、前記生成された第2表示データを前記端末装置に送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とするサーバ装置である。
請求項13に記載の発明は、サーバ装置による情報提供方法であって、ユーザにより認識可能な対象の情報を記憶する記憶手段を参照して第1表示データを生成する第1表示データ生成工程と、前記生成された第1表示データを端末装置に送信する第1送信工程と、前記端末装置に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を、前記端末装置から受信する受信工程と、前記受信されたユーザ操作情報から特定されるユーザが閲覧した複数の対象にそれぞれ含まれるキーワード又は属性情報を前記記憶手段から取得し、共通するキーワード又は属性情報を有するか否かに応じて前記複数の対象それぞれに対するユーザの興味度を算出する算出工程と、前記複数の対象のうち、前記算出されたユーザの興味度が所定の条件を満たす対象を特定する特定工程と、前記特定された対象の情報の少なくとも一部を含む対象を優先して第2表示データを生成する第2表示データ生成工程と、前記生成された第2表示データを前記端末装置に送信する第2送信工程と、を含むことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、コンピュータを、ユーザにより認識可能な対象の情報を記憶する記憶手段を参照して第1表示データを生成する第1表示データ生成手段、前記生成された第1表示データを端末装置に送信する第1送信手段、前記端末装置に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を、前記端末装置から受信する受信手段、前記受信されたユーザ操作情報から特定されるユーザが閲覧した複数の対象にそれぞれ含まれるキーワード又は属性情報を前記記憶手段から取得し、共通するキーワード又は属性情報を有するか否かに応じて前記複数の対象それぞれに対するユーザの興味度を算出する算出手段、前記複数の対象のうち、前記算出されたユーザの興味度が所定の条件を満たす対象を特定する特定手段、前記特定された対象の情報の少なくとも一部を含む対象を優先して第2表示データを生成する第2表示データ生成手段、前記生成された第2表示データを前記端末装置に送信する第2送信手段、として機能させることを特徴とする情報提供プログラムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータを、ユーザにより認識可能な対象の情報を記憶する記憶手段を参照して第1表示データを生成する第1表示データ生成手段、前記生成された第1表示データを端末装置に送信する第1送信手段、前記端末装置に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を、前記端末装置から受信する受信手段、前記受信されたユーザ操作情報から特定されるユーザが閲覧した複数の対象にそれぞれ含まれるキーワード又は属性情報を前記記憶手段から取得し、共通するキーワード又は属性情報を有するか否かに応じて前記複数の対象それぞれに対するユーザの興味度を算出する算出手段、前記複数の対象のうち、前記算出されたユーザの興味度が所定の条件を満たす対象を特定する特定手段、前記特定された対象の情報の少なくとも一部を含む対象を優先して第2表示データを生成する第2表示データ生成手段、前記生成された第2表示データを前記端末装置に送信する第2送信手段、として機能させる情報提供プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体である。
請求項16に記載の発明は、端末装置と、当該端末装置がネットワークを介してアクセス可能なサーバ装置とを備える情報提供システムであって、前記サーバ装置は、ユーザにより認識可能な対象の情報を記憶する記憶手段を参照して第1表示データを生成する第1表示データ生成手段と、前記生成された第1表示データを端末装置に送信する第1送信手段と、前記端末装置に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を、前記端末装置から受信する受信する受信手段と、前記受信されたユーザ操作情報から特定されるユーザが閲覧した複数の対象にそれぞれ含まれるキーワード又は属性情報を前記記憶手段から取得し、共通するキーワード又は属性情報を有するか否かに応じて前記複数の対象それぞれに対するユーザの興味度を算出する算出手段と、前記複数の対象のうち、前記算出されたユーザの興味度が所定の条件を満たす対象を特定する特定手段と、前記特定された対象の情報の少なくとも一部を含む対象を優先して第2表示データを生成する第2表示データ生成手段と、前記生成された第2表示データを前記端末装置に送信する第2送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記第1送信手段により送信された第1表示データを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された第1表示データを表示部に表示させる第1表示制御手段と、前記表示部に表示されている前記第1表示データに対するユーザ操作情報を前記サーバ装置に送信する送信手段と、前記第2送信手段により送信された第2表示データを受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された第2表示データを表示部に表示させる第2表示制御手段と、を備えることを特徴とする。