JP2016099705A - 情報処理装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム Download PDF

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【課題】ユーザに対応して、より適切な商品を抽出して視認性よく提示する。【解決手段】情報処理装置において、画面上に表示された1又は複数の商品から選択された少なくとも1つの商品を検索クエリに用いて前記1又は複数の商品に対してグラフ検索を行う検索手段と、前記選択された少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域と、前記検索手段により得られる前記商品に関連する特徴情報を表示する第2の表示領域と、前記検索手段により得られる商品のリストを前記特徴情報に対応させて表示する第3の表示領域とを含む画面を生成する画面生成手段とを有することにより、上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明の一実施形態は、情報処理装置、情報提供方法、及び情報提供プログラムに係り、特にユーザに対応して、より適切な商品を抽出して視認性よく提示するための情報処理装置、情報提供方法、及び情報提供プログラムに関する。
従来では、インターネット等の通信ネットワークを介して公開されているWebサイトにアクセスし、そのWebサイトに表示されている複数の商品を閲覧して、気に入った商品を購入するネットショッピングサービスが存在する。
上述したWebサイトでは、トップページ等に新商品等の情報を表示したり、ユーザの嗜好に対応する商品を提供するため商品名等から検索できる検索エンジンを設け、検索結果に対応する商品を表示している。また、従来のWebサイトでは、ユーザの購入履歴や閲覧履歴等からユーザの嗜好に合うと予測される商品をレコメンド(推奨)商品として表示したり、各商品との関連性をマップ化して表示する手法が存在する(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2011−65217号公報 特開2010−218376号公報
しかしながら、上述したような従来手法の場合、Webサイトのトップページ等に表示された購入済みや視聴済み商品の情報には、ユーザにとってはすでに不要な情報も含まれており、このような商品の表示は、ユーザへの訴求力を低下させる一つの要因となっている。また、各商品との関連性をマップ化する場合、マップの中心に近い商品が、必ずしもユーザの目的とする商品ではなく、またマップ表示に慣れていないユーザからすれば、見やすいとは言い難い。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、ユーザに対応して、より適切な商品等の情報を抽出して視認性よく提示するための情報処理装置、情報提供方法、及び情報提供プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
一態様における情報処理装置は、画面上に表示された1又は複数の商品から選択された少なくとも1つの商品を検索クエリに用いて前記1又は複数の商品に対してグラフ検索を行う検索手段と、前記選択された少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域と、前記検索手段により得られる前記商品に関連する特徴情報を表示する第2の表示領域と、前記検索手段により得られる商品のリストを前記特徴情報に対応させて表示する第3の表示領域とを含む画面を生成する画面生成手段とを有する。
ユーザに対応して、より適切な商品等の情報を抽出して視認性よく提示することができる。
情報提供システムの一例を示す図である。 本実施形態における情報提供処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 従来の検索モデルとグラフ検索との差異を示す概念図である。 検索操作におけるユーザの商品閲覧処理を具体的に説明するための図である。 商品−特徴語間のグラフ表示を説明するための図である。 商品−商品間のグラフ表示を説明するための図である。 画面生成手段により生成される画面例を示す図である。 表示画面の第1の実施例を示す図である。 表示画面の第2の実施例を示す図である。 表示画面の第3の実施例を示す図である。 クエリ演算の具体例を示す図(その1)である。 クエリ演算の具体例を示す図(その2)である。 クエリ演算の具体例を示す図(その3)である。 クエリ演算の具体例を示す図(その4)である。
<システム構成例>
図1は、情報提供システムの一例を示す図である。図1に示す情報提供システム10は、情報処理装置の一例としての情報提供サーバ11と、1又は複数の端末装置12−1〜12−n(以下、必要に応じて「端末装置12」と総称する)とを有する。
情報提供サーバ11及び端末装置12は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネット等の通信ネットワーク13によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。
情報提供サーバ11は、端末装置12により通信ネットワーク13を介してアクセスしてきたユーザに対して認証等を行ったり、入力された検索クエリ(例えば、商品名や監督名等のキーワード等)に対して検索を行い、その結果を画面に表示する。情報提供サーバ11は、例えばネットショッピング等のように、Web画面等を用いて表示された各商品の中からユーザが購入したい商品の選択を受け付け、受け付けた商品を合計して商品着払いやクレジットカード等の手法を用いた購入処理を行った後、商品をユーザに郵送したり、ダウンロードやストリーミング等の手法により商品を提供する。なお、商品とは、例えば画像(写真等)、映像(映画、番組等)、音楽、書籍、食品、衣類、CD、DVD、家電等、経済活動において生産・流通・交換される物財であるが、これに限定されるものではなく、サービスや情報等でもよい。
また、本実施形態において、情報提供サーバ11は、例えば購入済みや視聴済みの商品を起点とする新しい検索フローを実施する。例えば、ユーザがWebサイトの画面に表示されたある商品をワンクリック等により選択すると、情報提供サーバ11は、その商品に関連する商品を検索し、マップ上に表示させる。この場合、コンテンツベース(例えば、同じ監督、脚本、ジャンル等や、おすすめ情報(例えば、「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」等)が一覧できる。
また、情報提供サーバ11は、検索結果をマップ上に表示するだけでなく、構造化された検索結果を表示することができる。例えば検索クエリとして選択されたある商品に対して、関連性のあるジャンル(例えば、監督、脚本等)を抽出し、更にそのジャンルを検索軸として、関連付けられた商品を抽出し、検索軸毎に検索結果の商品を独立に表示する。
情報提供サーバ11は、1つの情報処理装置に限定されるものではなく、複数のサーバやデータベース(以下、「DB」という)であってもよい。また、情報提供サーバ11は、例えば1以上の情報処理装置を有するクラウドコンピューティングにより構成されたクラウドサーバであってもよい。
端末装置12は、各ユーザが情報提供サーバ11にアクセスして、ネットショッピング等を行うときに利用する端末である。端末装置12は、例えばPC(Personal Computer)等でもよく、スマートフォンやタブレット端末等でもよい。
<情報提供サーバ11の機能構成の一例>
次に、図1に示す情報提供サーバ11の機能構成例について説明する。図1に示す情報提供サーバ11は、入力手段21と、出力手段22と、認証手段23と、検索手段24と、関連性算出手段25と、画面生成手段26と、購入手続手段27と、通信手段28と、制御手段29と、記憶手段30とを有する。記憶手段30は、例えばグラフDB31と、行動ログDB32と、ユーザDB33とを有する。
入力手段21は、例えば情報提供サーバ11を使用するユーザ等からの本実施形態に係る情報提供処理に関する各種指示の開始/終了、設定等の入力を受け付ける。なお、入力手段21は、例えばキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる。また、入力手段21は、例えば音声等により上述した入力が可能なマイク等の音声入力デバイスであってもよい。
出力手段22は、入力手段21により入力された内容や、入力内容に基づいて実行された内容等の出力を行う。なお、出力手段22は、例えばディスプレイやスピーカ等からなる。また、出力手段22は、画面生成手段26により生成された画面を端末装置12で閲覧可能な状態で表示させる。例えば、情報提供サーバ11は、Webサーバとして機能してもよく、その場合には通信ネットワーク13を介して外部装置(例えば、端末装置12)等から閲覧可能な状態になるように表示させてもよい。
また、出力手段22は、プリンタ等の印刷デバイスを有していてもよい。なお、上述した入力手段21及び出力手段22は、例えばタッチパネルのように入出力一体型の構成であってもよい。
認証手段23は、アクセスしてきた端末装置12のユーザ認証を行う。認証手段23は、ユーザ認証を行うことで、各ユーザに対応するネットショッピング用のWebサイトの画面を表示させることができる。例えば、認証手段23は、アクセスしてきた端末装置12に対して、例えば認証画面等を最初に表示し、認証画面から入力されたユーザIDやパスワード等のユーザ識別情報を受け付け、受け付けたユーザ識別情報と、予め記憶手段30等に記憶されたユーザDB33等に含まれるユーザ識別情報とを比較して、一致するユーザ識別情報がある場合に、Webサイトの閲覧を許可する。ユーザに対応するWebサイトの画面を表示する。ユーザに対応する画面とは、例えば行動ログDB32等から得られるユーザのログ情報に対応させて表示内容を変更した画面等であるが、これに限定されるものではない。
また、一致するユーザ識別情報がない場合、認証手段23は、端末装置12の画面に新規にユーザ登録を行う画面を表示するか、Webサイトにアクセスできない旨のメッセージを表示させてもよい。
なお、本実施形態では、認証手段23によるユーザ認証を行わずにWebサイトの画面を表示してもよい。その場合には、各ユーザに共通の画面を表示させてもよい。また、Cookie等のユーザを特定可能な技術を用いて、特定されたユーザに対応する画面を表示させてもよい。
検索手段24は、ユーザがWebサイトの画面上に表示された1又は複数の商品から選択した少なくとも1つの商品を検索クエリとして設定した場合に、その商品に関する情報を検索キーとして、1又は複数の商品に対して検索を行う。なお、検索キーとして複数の商品を選択した場合の論理演算は、ANDでもORでもNOT等でもよく、これらの論理演算は、ユーザが任意に設定してもよく、予め設定されていてもよい。
関連性算出手段25は、例えば検索手段24による検索結果により得られた商品群に対するランキングを生成するため、商品と特徴情報との関連性、商品と商品との関連性を算出する。なお、特徴情報とは、例えばある商品と他の商品の間の共通項を示す情報であり、例えば商品のジャンル、監督、脚本、出演者、おすすめ情報等の情報(以下、「特徴語」という)であるが、これに限定されるものではない。例えば、特徴情報は、特徴語ではなく、マーク、シンボル、画像等であってもよい。なお、以下の説明では、便宜上、特徴情報の一例である「特徴語」を用いて説明する。
つまり、本実施形態では、検索手段24及び関連性算出手段25とを用いてグラフ検索(Graph Search)等を行う。本実施形態におけるグラフ検索とは、例えば予め商品とその商品に対する特徴語とのつながり、及び、商品同士のつながりを示す関連度(度合い)を軸として検索を行い、それらの検索軸毎に、商品の関連度に応じたランキングを抽出したり、抽出結果を可視化する検索手法であるが、これに限定されるものではない。商品の関連度に応じたランキングの抽出及び可視化とは、例えば関連度が高い順に所定数の商品を抽出して表示してもよく、関連度が高い順のランキングに対して一定の確率で関連度の低いものを上位に挿入して、商品の多様性を確保するといった抽出及び可視化手法等を用いてもよいが、これに限定されるものではない。なお、グラフ検索についての詳細は、後述する。
例えば、検索手段24は、記憶手段30に記憶されたグラフDB30を用いて検索クエリに対応する商品を抽出する。関連性算出手段25は、その抽出された商品毎に他の商品との関連度を算出し、関連度の高い商品から順番に取得する。
画面生成手段26は、検索手段24や関連性算出手段25により得られた商品をWebサイトに表示するための画面を生成する。なお、画面生成手段26は、行動ログDB32に基づいて表示する内容を変更してもよく、また各商品の関連度に基づいてマップ化して表示してもよいが、マップ表示に慣れていないユーザであっても視認性(見やすさ)を向上させるため、例えば構造化された商品の表示を行う。
例えば、画面生成手段26は、検索クエリとして選択した少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域(検索クエリ入力領域)と、検索手段24により得られる商品に関連する特徴語(特徴情報)等を検索軸として表示する第2の表示領域(検索軸リスト表示領域)と、検索クエリによる検索結果として得られた商品のリストを特徴語に対応させて表示する第3の表示領域(商品リスト表示領域)とを含む画面を生成する。
ここで、第3の表示領域は、上下や左右にスクロール(スライド)可能で、例えば検索結果の各商品を関連度の高い順又は低い順に連続してブラウジングできるようにする。また、画面生成手段26は、検索軸毎に検索結果商品のリストが独立に動かせるようにする。また、画面生成手段26は、上下又は左右のスライドで検索軸の切り替えを行うこともできる。
画面生成手段26は、上述した各機能を単一ページで操作できる画面を生成するのが好ましい。本実施形態では、例えば複数の商品に共通する特徴等から関連商品を検索し、複数の商品を一緒に購入しているユーザが、他にも購入している商品を検索する。また、検索結果に基づいて、ユーザは、ページの遷移を行うことなく、様々な商品をブラウジングしていくことができ、ユーザの商品の視認性を向上させることができる。
また、画面生成手段26は、第3の表示領域に表示される商品のうち、異なる検索軸間で同一の商品が重複して表示される場合に、同一の商品同士を関連付けて表示してもよい。
なお、画面生成手段26により生成される画面例については、これに限定されるものではなく、例えばユーザ認証時の認証画面や、ショッピングカート等に登録された商品に対する購入手続き画面、管理者がユーザ登録等の各種の設定を行う画面、エラー表示画面、処理終了画面、ログ表示画面等の本実施形態において使用される各種画面やその他の一般的な画面を生成することができる。
購入手続手段27は、ショッピングカート等に登録された商品に対する購入手続きを行う。購入手続手段27は、例えば料金の支払い方法(例えば、商品着払いやクレジットカード)や、商品の受け取り方法(例えば、郵送やダウンロード、ストリーミング配信)等の設定と実行を行うが、これに限定されるものではない。
通信手段28は、通信ネットワーク13を介して端末装置12や他の外部装置等とデータの送受信を行うための送受信手段である。なお、通信ネットワーク13は、無線でも有線でもよく、これらの組み合わせでもよい。
制御手段29は、情報提供サーバ11の各構成全体の制御を行う。例えば、制御手段29は、各種情報の入力や出力、認証、検索、関連性算出、画面生成、及び通信処理における処理等のうち少なくとも1つを制御する。
記憶手段30において、グラフDB31は、検索手段24や関連性算出手段25を用いてグラフ検索を行う場合に使用されるデータを記憶する。行動ログDB32は、Webサイト毎に各ユーザがどのような行動(例えば、画面遷移、商品選択等)を行ったかの履歴等を記憶する。ユーザDB33は、ユーザ識別情報や、メールアドレス、ユーザに商品を送付する際の連絡先(住所、電話番号等)、購入履歴等を記憶する。
なお、記憶手段30に記憶する情報は、これに限定されるものではなく、例えば情報提供時の他のユーザのおすすめ情報や、つぶやき情報(LINE(登録商標)、Twitter(登録商標)等)、嗜好情報等を登録してもよい。
<情報提供サーバ11:ハードウェア構成例>
本実施形態では、上述した情報提供サーバ11の各機能をコンピュータに実行させる実行プログラム(情報提供プログラム)を生成し、例えば汎用のPC、サーバ等にインストールすることにより、本実施形態における情報提供処理等を実現することができる。図2は、本実施形態における情報提供処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図2におけるコンピュータ本体は、入力装置41と、出力装置42と、ドライブ装置43と、補助記憶装置44と、主記憶装置45と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)46と、ネットワーク接続装置47とを有するよう構成され、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、例えばユーザ等が操作するキーボードやマウス等のポインティングデバイス、マイク等の音声入力デバイス等を有し、ユーザ等からのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。
出力装置42は、本実施形態における処理を行うコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU46が実行する制御プログラムの実行経過や結果等を表示する。
ここで、本実施形態におけるコンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリやCD−ROM等の可搬型の記録媒体48等により提供される。記録媒体48は、ドライブ装置43にセット可能であり、記録媒体48に含まれる実行プログラムが、記録媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。
補助記憶装置44は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本実施形態における実行プログラムやコンピュータに設けられた制御プログラム等を記憶し、必要に応じて入出力を行う。
主記憶装置45は、CPU46により補助記憶装置44から読み出された実行プログラム等を格納する。なお、主記憶装置45は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなる。なお、上述した補助記憶装置44や主記憶装置45は、1つの記憶装置として一体型に構成されていてもよい。
CPU46は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及び主記憶装置45に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御することで、顔形状モデリングにおける各処理を実現する。なお、プログラム実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置44から取得し、実行結果等を格納してもよい。
ネットワーク接続装置47は、インターネットやLAN等に代表される通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている外部装置等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本実施形態における実行プログラム自体を外部装置等に提供したりする。
上述したハードウェア構成により、本実施形態における情報提供処理を実行することが可能となる。また、実行プログラムをインストールすることにより、汎用のパーソナルコンピュータ等で本実施形態における情報提供処理を容易に実現することが可能となる。
<情報提供処理>
次に、本実施形態における提示情報の情報提供処理の一例についてフローチャートを用いて説明する。図3は、情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図3の例において、情報提供サーバ11は、ユーザからのアクセスに応じてWebサイトを表示する(S01)。S01の処理では、例えば端末装置12からIPアドレスを指定して情報提供サーバ11にアクセスしたユーザに対し、ユーザ識別情報の入力を受け付けてユーザ認証を行ってもよい。また、S01の処理では、認証が成功したユーザのみにWebサイトを表示するようにしてもよい。
次に、情報提供サーバ11は、ユーザにより選択された商品を受け付け、受け付けた商品に対するグラフ検索を行う(S02)。なお、検索手法については、グラフ検索に限定されるものではない。次に、情報提供サーバ11は、S02における検索結果に基づいて対応する商品との関連性を算出し(S03)、その結果に応じて、所定の画面レイアウト上に商品を構造化表示する(S04)。
次に、情報提供サーバ11は、他の商品が検索クエリとして選択されたか否かを判断する(S05)。S05の処理では、例えばユーザが画面上に設けられた所定の検索表示領域に表示された商品等を移動させた場合に、その商品を検索クエリとして用いることができる。例えば、画面上の商品リスト表示領域(第3の表示領域)に表示された商品を検索クエリ入力領域(第1の表示領域)に移動させる処理を受け付けることで、移動された商品を検索クエリに追加して検索を行うことができる。なお、検索内容については、これに限定されるものではない。
情報提供サーバ11は、S05の処理において、他の商品が検索キーとして選択された場合(S05において、YES)、S02の処理に戻り、選択された商品に対して改めてグラフ検索を行う。例えば、複数の商品が選択された場合には、所定の論理演算等を用いて処理を行う。
また、情報提供サーバ11は、S05の処理において、他の商品が検索キーとして選択されていない場合(S05において、NO)、購入する商品が決定されたか否かを判断する(S06)。購入する商品が決定された場合(S06において、YES)、購入手続きを行う(S07)。S07の処理では、例えば、画面上に設けられたショッピングカート等の画面から料金の支払い方法や、商品の受け取り方法等の各種の購入手続き等を行う。
次に、情報提供サーバ11は、S07の処理後、又はS06の処理において、購入する商品が決定されていない場合(S06において、NO)、処理を終了するか否かを判断する(S08)。S08の処理では、例えば、Webサイトの画面を閉じる指定がされたか、画面上に予め設けておいたログアウトボタン等を選択された場合に、処理の終了と判断することができるが、これに限定されるものではない。
情報提供サーバ11は、処理を終了しない場合(S08において、NO)、S02の処理に戻り、情報提供処理を継続する。また、処理を終了する場合(S08において、YES)、情報提供処理を終了する。
なお、上述の説明では、商品を購入する場合についての例を示したが、実施の形態は、商品の購入に限定されるものではない。
<グラフ検索について>
ここで、上述したグラフ検索について、図を用いて説明する。図4は、従来の検索モデルとグラフ検索との差異を示す概念図である。図4(A)は、従来の検索モデルの一例を示し、図4(B)は、本実施形態におけるグラフ検索の一例を示している。図4(A)の例では、ユーザ50が検索用のキーワード(検索キー)を入力すると、商品名等の文字情報からユーザが欲しいと自覚している商品群が抽出される。これらの商品を「顕在的需要」という。また、そのユーザ50が、購入したり、閲覧した商品から、その商品に似ている商品をレコメンドとして抽出する場合、その商品は、ユーザが自覚していないが欲している商品となる。この商品群を「潜在的需要」という。
本実施形態では、図4(B)に示すように、グラフ検索を用いて上述した検索とレコメンドのハイブリッド化を行い、例えば商品の“つながり”から新しい商品を検索し、「潜在的需要」を段階的に抽出する。
図5は、検索操作におけるユーザの商品閲覧処理を具体的に説明するための図である。図5(A)の例では、1又は複数の商品からなる商品群のうち、ユーザ50が欲しい商品が予め決まっている場合に、目的の商品に対して、キーワード検索やジャンル検索、あいまい検索等の各種検索手法でアプローチを行い、目的の商品に辿り着く様子を示している。この場合、目的の商品に辿り着いた時点で処理が終了する。
図5(B)の例では、ユーザが欲しい(又は見ている、購入した)商品を起点として、似ている商品や、他の人が買った商品をユーザにレコメンドすることにより、ユーザの潜在的ニーズにアプローチする。そのため、1つのレコメンドの処理で、ユーザにレコメンドできる商品の数は画面上の制約等により限定されてしまう。
そこで、本実施形態におけるグラフ検索を用いた商品閲覧処理では、図5(C)に示すように、ユーザの欲しい商品は予め決まっておらず、興味のある商品のつながり(連鎖)を順に辿っていくことにより、1つの処理で、ユーザが満足するまで、無制限に商品を数珠つなぎで閲覧することができる。つまり、本実施形態では、図5(C)の例に示すように、購入したい商品を偶然に発見すること(セレンディピティ)を促すための「検索エンジン」を提供することができる。
<本実施形態における検索手法について>
本実施形態における商品の検索手法の一例として、上述したグラフ検索を用いる場合、必要なデータは、例えば「ある商品と他の商品の間の共通項(検索軸として表示されるもの)(以下、「特徴語」という)」、「ある商品に関連する商品群(検索結果として表示されるもの)」、等であるが、これに限定されるものではない。上述の内容は、「商品−特徴語−商品」、「商品−商品」のように示すことができる。
つまり、グラフ検索では、商品等のデータの詳細な内容ではなく、データとデータとの間の関連性についての情報が重要となる。そのための関連性の情報を効率的に扱うデータベースとしてグラフDB31を使用する。
関連性算出手段25は、検索手段24により検索された商品に基づいて「商品−特徴語」間の関連性を算出する場合には、例えば商品に付随する文字列情報に対して、TF−IDF(TF:Term Frequency、IDF:Inverse Document Frequency)やBM25等の特徴語抽出アルゴリズムを用い、「商品−商品」間(商品同士)の関連性を算出する場合には、例えば商品の特徴ベクトルに対して、コサイン類似度、ユークリッド距離、Jaccard係数等の距離計算アルゴリズムを用いることができるが、これに限定されるものではない。また、他のアルゴリズムを組み合わせて使用してもよい。
<データ構造とデータ例>
上述したように、本実施形態として必要なデータは、「(1)ある商品と他の商品の間の共通項(特徴語)、」及び「(2)ある商品に関連する商品群」の2種類である。以下に、これらのデータの関連性を表現するためのリレーションデータのデータ構造及びデータ例について説明する。
<(1)商品−特徴語間のリレーションデータ>
まず、商品−特徴語間のリレーションデータ例について、図を用いて説明する。図6は、商品−特徴語間のグラフ表示を説明するための図である。ある制作会社で制作された作品「A」、「B」のDVD商品、及び、作品「A」、「B」の監督「Z」とジャンル情報を例として挙げている。本実施形態では、図6(B)に示すように、商品と特徴語、及び、両者の関連を示すリレーション情報が必須であり、それ以外の情報は任意である。検索結果の効果的な可視化のために、本実施形態では、図6(B)に示すように商品に関しては商品名や画像、価格等の情報、特徴語に関しては特徴語名、カテゴリ等の情報を付加してグラフDB31に記憶してもよい。
リレーションの重みには、商品と特徴語との間の関連度を、例えば0から1までの実数値として表現する。関連度が0となる場合は、関連度がないものとして定義し、検索結果には表示しない。また、関連度については、上述の例に限定されるものではなく、例えば、−1〜1までの実数を用いて、例えば「逆の相関を持つ」特徴語を表現してもよい。
具体的な重みの値の決定には、人手による評価や、過去のログデータから統計的に算出することができるが、決定手法はこれに限定されるものではない。例えば、特徴語の「Z」に連結しているリレーションの重みを算出するには、過去の「Z」監督作品のDVD売上ランキングを作成し、その順位に応じて「人気度」の値を決定するといった手法がある。また、商品に十分な文書情報を含んでいれば、TF−IDF等のアルゴリズムにより自動的に特徴語と重みとの関係を抽出することができる。これにより、図6(B)に示すように商品と特徴語とのリレーションを設定することができる。
<(2)商品−商品間のリレーションデータ>
次に、商品−商品間のリレーションデータ例について、図を用いて説明する。図7は、商品−商品間のグラフ表示を説明するための図である。
本実施形態において、商品−商品間のリレーションについては、組み合わせの数が膨大になることが考えられるため、機械的に重みを算出するのが好ましい。算出方法としては、例えば商品と商品が同時に購入される「購入共起率」や、同時に閲覧される「閲覧共起率」等が考えられる。図7(A)の例に示すように、同じ商品の組み合わせに対して複数のリレーションを持つことも可能であり、その場合は検索実行時に一つのリレーションにマージすることにより、精度のより高い算出方法を利用することができる。これにより、図7(B)に示すように商品Aと商品Bとのリレーションについて、ラベルと、ラベルに対する重みを設定することができる。なお、ラベルの種類や数については、これに限定されるものではない。
<画面例>
次に、上述した画面生成手段26において生成される画面(インタフェース)例について、図を用いて説明する。図8は、画面生成手段により生成される画面例を示す図である。図8の例では、Webサイトとして表示されるブラウザ画面の一例を示している。図8の例に示す表示画面60は、検索クエリ入力領域(第1の表示領域)61と、検索軸リスト表示領域(第2の表示領域)62と、商品リスト表示領域(第3の表示領域)63とを有し、これらの各領域により所定の画面レイアウト上に商品を構造化表示している。本実施形態における表示画面60では、単一ページ(単一画面)に、上述した各領域が表示されるのが好ましいが、画面レイアウト等については、これに限定されるものではなく、複数画面に表示されてもよい。
検索クエリ入力領域61は、検索クエリを編集できる領域であり、領域内には、商品71を他の領域(例えば、商品リスト表示領域63)からドラッグ&ドロップして移動又はコピーさせることができる。なお、商品71は、商品のサムネイル画像でもよいが、これに限定されるものではなく、テキスト情報等からなる商品記載領域であってもよい。
検索軸リスト表示領域62は、左右方向に対し、検索クエリーの商品71に関連性のあるジャンル等の特徴語(検索軸)72の情報を、関連度の高い順又は低い順にリスト表示する。例えば、図8に示す検索軸リスト表示領域62には、領域の左側から順に関連度の高い4つの検索軸72が表示されている。また、本実施形態では、検索軸リスト表示領域62を横(図6の例では、右方向)にスクロールさせることで、その次の検索軸を順番に表示させることができる。つまり、本実施形態では、特徴語がなくなるまでスクロールが可能となる。また、本実施形態では、スクロール操作を実行した段階で、その続きの検索軸72を取得して、検索軸リスト表示領域62に連続して表示させる。
商品リスト表示領域63は、上述した検索軸リスト表示領域62に対応する商品を表示する。商品リスト表示領域63は、上下方向に対し、検索軸72を基準にした関連度の高い順又は低い順に商品73を順番に表示する。商品73は、商品71と同様にサムネイル画像でもよく、商品記載領域でもよい。
例えば、図8に示す商品リスト表示領域63には、領域の上側から順に関連度の高い4つの商品73が表示されている。また、本実施形態では、商品リスト表示領域63を縦(図6の例では、下方向にスクロールさせることで、その次の商品を順番に表示させることができる。つまり、本実施形態では、検索軸72に対応する商品がなくなるまでスクロールが可能となる。また、本実施形態では、スクロール操作を実行した段階で、その続きの商品73を取得して、商品リスト表示領域63に連続して表示させる。
ここで、図8に示す商品リスト表示領域63は、検索軸リスト表示領域62に表示された検索軸72毎に対応付けられた商品が表示されるため、例えばスクロールやドラッグ&ドロップ等により検索軸72の内容が移動又は変更される場合には、それに対応して商品リスト表示領域63内の商品情報も移動又は変更される。上述した処理は、制御手段29の制御により画面生成手段26で実行される。なお、本実施形態における検索クエリ入力領域61、検索軸リスト表示領域62、及び商品リスト表示領域63の表示位置やレイアウトは、これに限定されるものではなく、例えば左右スクロールと上下スクロールとを入れ替えてもよい。
また、本実施形態では、図8に示す商品リスト表示領域63に表示された商品73のうちの少なくとも1つを検索クエリ入力領域61に移動させることで、検索手段24は、その移動を受け付けて、移動された商品73を検索クエリの商品71として追加して検索を行う。これにより、ユーザは、簡単な操作で様々な検索を実現することができる。
<検索結果における商品表示の具体例>
次に、検索結果における商品表示の具体例について、図を用いて説明する。なお、商品表示の方法については、マップ表示や上述した構造化表示から選択してもよい。また、各商品の表示方法については、「商品サムネイル画像」の表示のだけでなく、例えば商品タイトルの文字列を表示したり、商品価格等の補足情報を表示してもよい。また、「カートに入れる」、「お気に入りに登録する」といった、ユーザにアクションを促すアイコン等を表示してもよい。また、以下に示す各実施例は、例えば制御手段29の制御により画面生成手段26で実行される。
<第1の実施例>
図9は、表示画面の第1の実施例を示す図である。図9の例では、画面上に検索クエリとして選択された商品71と、商品71に対応してグラフ検索により求められた検索軸リスト表示領域62内の検索軸と、商品リスト表示領域63内の商品リストを示している。
第1の実施例では、構造化された検索結果表示(リスト表示)において、自動スクロールのような付加機能を有する。例えば、構造化された商品表示における上下や左右のスクロールについては、上述したようにユーザによるスクロール操作に対応させてスクロール動作を行う手動スクロールの他に、ユーザ操作に関係なく、一定時間経過毎に自動スクロールをさせてもよい。
自動スクロールの方法としては、例えば図9(A)に示すように検索軸リストの各検索軸を基準に、領域81内の情報を自動右スクロールしたり、図9(B)に示すように商品リスト表示領域63内の全商品リストを基準に、領域82内の情報を自動下スクロールしたり、図9(C)に示すようにある検索軸の商品リストを基準に、領域83内の情報を自動下スクロールさせてもよい。
処理例としては、まず検索結果を表示する際に、時間経過を計測するためのカウンタを0に初期化し、一定時間(tミリ秒)経過毎に、カウンタの値に1を加算する。ここで、もしユーザによる画面操作(スクロール、クリック等)があった場合は、カウンタの値を0に初期化する。また、カウンタの値がn(nは正の整数)になったとき、自動スクロールさせたい軸の次に表示する商品リストをバックグランドで取得する。
次に、カウンタの値がn+m(mは正の整数)になったとき、自動スクロールを開始する。なお、自動スクロール中にユーザによる画面操作があった場合は、自動スクロールを停止し、カウンタの値を0に初期化する。
<第2の実施例>
図10は、表示画面の第2の実施例を示す図である。第2の実施例では、上述した検索軸リスト表示領域62に表示された検索軸を並べ替える。例えば、左右に並べる検索軸の表示順については、以下の5つの例を用いることができるが、これに限定されるものではない。
<(1)関連度順>
検索クエリとして用いられた商品71と、各検索軸との関連度が高い順に検索軸をランキングして表示する。特徴語を介さない関連商品の検索軸については、最も関連度の高い商品とのリレーションの重みを検索軸の重みとして定義する。
<(2)作品数順>
各検索軸に表示される作品数が多い順に検索軸をランキングして表示する。
<(3)関連度+作品数順>
各検索軸の関連度と、各検索軸に表示される作品数を組み合わせた指標に基づき検索軸をランキングして表示する。作品数の少ない軸をフィルタリングするために、作品数の閾値(例えば、10作品以上かどうか等)に基づき検索軸を分類し、分類された検索軸毎に関連度順の並べ替えを行う。
<(4)ユーザによる任意の並べ替え>
ユーザが検索軸をドラッグ等の操作で移動することにより、任意の順で検索軸を並べ替えて表示する。
<(5)特定検索軸の固定>
特定の検索軸をユーザが固定することにより、検索軸を左右にスクロールしても、固定した検索軸を継続して表示させておく。この例を図10に示す。図10の例では、固定指示された検索軸と、その検索軸に対応する商品リストを固定とし、その他の領域84内を左右スクロール範囲としてスクロールさせる。
特定の検索軸を固定させる場合、画面生成手段26は、まず検索実行時に、各検索軸の関連度及び作品数を取得し、検索軸のランキングを作成し、検索軸のランキング順に、左から右へ検索軸を表示する。
次に、画面生成手段26は、ユーザによる任意の並べ替えとして、ユーザにより検索軸がドラッグされた場合、その検索軸を移動先のランキング順位に挿入して表示する。次に、画面生成手段26は、特定検索軸の固定として、ユーザにより検索軸の固定操作が行われた場合、図10に示すように、その検索軸を検索結果表示の左端に移動し、固定された検索軸がある場合、左右のスクロールは固定されていない検索軸のみを対象として実行する。
上述した(1)〜(5)は、複数を任意に組み合わせてもよく、商品の内容や設定に応じて切り替えてもよい。
<第3の実施例>
図11は、表示画面の第3の実施例を示す図である。第3の実施例では、検索結果において、2つ以上の異なる検索軸に同一の商品が関連付いている場合の表示例を示す。また、図11の例では、「商品A」が重複商品であるが、重複商品は1つに限定されるものではなく、複数の場合もあり得る。上述したような重複商品の表示手法としては、以下の3つの例を用いることができるが、これに限定されるものではない。
<(1)一意表示>
例えば、同一商品が、画面上に2つ以上表示されないようにする。例えば、画面上の左側にある商品の方が関連度が高い場合、それより右側にある重複商品を非表示にする。この場合、図11に示すように、関連度が一番高い検索軸に対してのみ「商品A」が表示され、それ以外の検索軸では、「商品A」が削除され、それ以外の商品が繰り上がって表示される。これにより、異なる検索軸で、同一の商品が多数存在する場合であっても、一番関連度が高い部分の情報のみが表示されるため、いろいろな商品を適切に把握することができる。
<(2)重複表示>
例えば、重複している商品の排除をせず、複数の検索軸に同一の商品を表示する。この場合、他の検索軸に同一商品が存在するか等の処理を行う必要がないため、一意表示と比較して処理時間等を削減することができる。
<(3)関連付け表示>
例えば、同一の商品が存在する場合に、同一商品が同じ画面上に複数表示されるときは、それらの商品を関連付けて表示し、同一商品であることを可視化する。同一の商品を関連付ける方法としては、例えば図11に示すように「商品同士を線で結ぶ」、「色付きの枠を付けて表示する」、「アニメーションを付ける」等の各種の強調表示があるが、これに限定されるものではない。
また、第3の実施例の実行内容としては、画面生成手段26は、検索結果の表示の際に、すでに表示した商品IDを格納するための配列を初期化し、関連度の高い検索軸(例えば、左側の検索軸)から順に商品を走査する。次に、画面生成手段26は、現在の商品がまだ配列に登録されていない場合、その商品IDを配列に登録し、一意表示又は関連付け表示として、現在の商品がすでに配列に登録されている場合、必要に応じて非表示フラグや強調表示フラグを商品に設定する。次に、画面生成手段26は、商品に設定されたフラグに基づき、検索結果を表示する。
<クエリ演算の具体例>
次に、本実施形態の検索手段24で実行されるクエリ演算の具体例について図を用いて説明する。図12〜図15は、クエリ演算の具体例を示す図(その1〜その4)である。なお、図12〜図15に示す具体例では、関連性算出手段25で実行される関連性算出処理も含まれている。本実施形態では、検索クエリである商品の結合演算として、2つ以上の商品をクエリとして使用する場合に、以下の3つの演算手法があるが、これに限定されるものではない。
<(1)AND演算>
AND演算では、クエリとなる2つの商品(商品A、商品B)に共通する結果のみを表示する。例えば、商品Aのみの結果に対して、追加された商品Bは絞り込みのような役割を果たす。
実行処理としては、まず図12(A)に示すように、商品Aとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA)を作成する。同様に、例えば図12(B)に示すように、商品Bとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリスト(リレーションリストB)を作成する。また、それらの結果から、図12(C)に示すように、商品A、商品Bとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリストを作成する。
次に、AND演算の場合には、図13(A),(B)に示すように、リレーションリストAとリレーションリストBとの両方に含まれる商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA∩B)を作成し、クエリとなる商品(商品A,B)と、リレーションリストA∩Bに含まれる商品、及び、特徴語の関連度を、商品Aとのリレーションの重みと商品Bとのリレーションの重みの相乗平均として算出する。これにより、図13(A),(B)に示すような検索結果を画面表示することができる。例えば、図13(A),(B)の例では、(商品A)AND(商品B)の検索クエリにおいて、特徴語aの重み(関連度)が1、特徴語bの重みが0.63、おすすめ(商品D)の重みが0.35であることを示す。
<(2)OR演算>
OR演算では、図14(A),(B)に示すように、2つの商品の何れか片方にヒットする結果を全ての表示する。実行処理としては、画面生成手段26は、商品Aとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA)を作成し、商品Bとリレーションを持つ全ての商品、及び、特徴語のリスト(リレーションリストB)を作成する。
次に、図14(B)に示すように、リレーションリストAとリレーションリストBの少なくとも片方に含まれる商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA∪B)を作成する。なお、本実施形態では、リレーションリストA∪Bから商品A、商品B自体は排除する。
次に、画面生成手段26は、クエリとなる商品(商品A,B)と、リレーションリストA∪Bに含まれる商品及び特徴語の関連度を、商品Aとのリレーションの重みと商品Bとのリレーションの重みの相加平均として算出する。これにより、図14(A),(B)に示すような検索結果を画面表示することができる。例えば、図14(A),(B)の例では、(商品A)OR(商品B)の検索クエリにおいて、特徴語aの重み(関連度)が1、特徴語cの重みが0.65、特徴語bの重みが0.4、おすすめの重みが0.35、特徴語dの重みが0.25であることを示す。
<(3)NOT演算>
NOT演算では、図15(A),(B)に示すように、(商品A)NOT(商品B)とした場合、商品Aの検索結果から、商品Bに関連する商品群を除外した結果を表示する。実行処理としては、例えば画面生成手段26は、商品Aとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA)を作成し、商品Bとリレーションを持つ全ての商品及び特徴語のリスト(リレーションリストB)を作成する。
次に、図15(B)に示すように、画面生成手段26は、リレーションリストAとリレーションリストBの少なくとも片方に含まれる商品及び特徴語のリスト(リレーションリストA∪B)を作成する。ただし、リレーションリストA∪Bから商品A、商品B自体は排除する。
次に、画面生成手段26は、クエリとなる商品(商品A,B)と、リレーションリストA∪Bに含まれる商品及び特徴語の関連度を、商品Aとのリレーションの重みから商品Bとのリレーションの重みを減算した値として算出する。ただし、重みが負となる場合は、0として定義する。これにより、図15(A),(B)に示すような検索結果を画面表示することができる。例えば、図15(A),(B)の例では、(商品A)NOT(商品B)の検索クエリにおいて、特徴語bの重み(関連度)が0.8、おすすめ(商品C)の重みが0.4であることを示す。
なお、上述した各画面例については、端末装置12の画面サイズや縦横比率に応じて方向を変更したり、レイアウト位置を変更したり、提示する商品の数、方法等を変更してもよい。
上述したように、本発明によれば、ユーザに対応して、より適切な商品を抽出して視認性よく提示することができる。上述した本実施形態では、商品情報の提供例について説明したが、商品に限定されるものではない。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。また、上述した各実施例の一部又は全部を組み合わせることも可能である。
10 情報提供システム
11 情報提供サーバ(情報処理装置)
12 端末装置
13 通信ネットワーク
21 入力手段
22 出力手段
23 認証手段
24 検索手段
25 関連性算出手段
26 画面生成手段
27 購入手続手段
28 通信手段
29 制御手段
30 記憶手段
31 グラフDB
32 行動ログDB
33 ユーザDB
41 入力装置
42 出力装置
43 ドライブ装置
44 補助記憶装置
45 主記憶装置
46 CPU
47 ネットワーク接続装置
48 記録媒体
50 ユーザ
60 表示画面
61 検索クエリ入力領域(第1の表示領域)
62 検索軸リスト表示領域(第2の表示領域)
63 商品リスト表示領域(第3の表示領域)
71,73 商品
72 検索軸
81〜84 領域

Claims (7)

  1. 画面上に表示された1又は複数の商品から選択された少なくとも1つの商品を検索クエリに用いて前記1又は複数の商品に対してグラフ検索を行う検索手段と、
    前記選択された少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域と、前記検索手段により得られる前記商品に関連する特徴情報を表示する第2の表示領域と、前記検索手段により得られる商品のリストを前記特徴情報に対応させて表示する第3の表示領域とを含む画面を生成する画面生成手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検索手段は、
    前記商品と前記特徴語とのつながり、及び、前記商品同士のつながりの度合いを軸として検索を行い、検索軸毎に商品の関連度に応じた抽出を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画面生成手段は、
    前記第3の表示領域に表示された商品のリストをスクロールさせることで、連続して商品を表示させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検索手段は、
    前記第3の表示領域に表示された商品を前記第1の表示領域に移動又はコピーさせる処理を受け付けることで、移動された商品を前記検索クエリに追加して前記グラフ検索を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記画面生成手段は、
    前記第3の表示領域に表示される商品のうち、同一の商品が重複して表示される場合に、前記同一の商品を関連付けて表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置が、
    画面上に表示された1又は複数の商品から選択された少なくとも1つの商品を検索クエリに用いて前記1又は複数の商品に対してグラフ検索を行い、
    前記選択された少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域と、前記グラフ検索により得られる前記商品に関連する特徴情報を表示する第2の表示領域と、前記グラフ検索により得られる商品のリストを前記特徴情報に対応させて表示する第3の表示領域とを含む画面を生成する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  7. 画面上に表示された1又は複数の商品から選択された少なくとも1つの商品を検索クエリに用いて前記1又は複数の商品に対してグラフ検索を行い、
    前記選択された少なくとも1つの商品を表示する第1の表示領域と、前記グラフ検索により得られる前記商品に関連する特徴情報を表示する第2の表示領域と、前記グラフ検索により得られる商品のリストを前記特徴情報に対応させて表示する第3の表示領域とを含む画面を生成する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
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