JP5220629B2 - コンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、インターネット上におけるユーザのコンテンツ検索を支援するコンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラムに関する。
近年、インターネットの普及に伴い、所望のコンテンツを紹介しているウェブページを閲覧してそのコンテンツに関する情報を収集したり、コンテンツを購入したりすることが日常的に行われている。ここで、コンテンツには、画像、音楽、文章又はこれらの組み合わせの他、ショッピングモールなどのウェブサイト(以下、オンラインショップと称する)において扱っている商品自体も含まれる。
オンラインショップでは、階層化されているカテゴリ(分野)を辿って目的のコンテンツ(商品)に辿り着くディレクトリ検索や、検索窓にキーワードを入力して目的のコンテンツを直接検索するキーワード検索により所望のコンテンツを検索するのが一般的である。また、オンラインショップでは、コンテンツが紹介されているウェブページにおいて、そのコンテンツに関連する他のコンテンツ(例えば、アーティストが同じCDアルバム等)へのリンクを張ることで、ユーザの購買意欲が高まるようにしている。
そのため、オンラインショップが数多くのコンテンツを取り扱っているにも関わらず、ユーザの検索要求に合致しやすい一部の人気コンテンツ又はこの人気コンテンツからリンクを張られた特定のコンテンツだけが閲覧され、購入されるという現象が生じている。つまり、オンラインショップが保有するコンテンツの数が増大しているために、ユーザが自分の嗜好にあったコンテンツを検索することが困難となっている。
そこで、オンラインショップにおいて、予め登録されたユーザの基本属性(興味、嗜好)や行動ログ(購入履歴、閲覧履歴)等に基づいてユーザが興味を持っていると考えられるコンテンツを自動的に推薦する、いわゆるレコメンド機能が提案されている。
例えば、特許文献1には、ユーザごとに購入又は閲覧したコンテンツを記録しておき、あるユーザがコンテンツを閲覧したときに、そのコンテンツを購入又は閲覧したことがあるユーザは、他にどのようなコンテンツを購入又は閲覧しているかを提示することで、このユーザの嗜好にあったコンテンツを推薦する技術が開示されている。また、推薦されたコンテンツを紹介しているウェブページへのリンクが張られており、このリンクをユーザがクリックすることで1つ先のコンテンツに遷移できることが開示されている。
このようなレコメンド機能は、オンラインショップにおける客単価や顧客満足度を向上させる上で有効である。
米国特許第6,912,505号明細書
しかしながら、特許文献1に記載のレコメンド機能では、現在閲覧中のコンテンツに直接的に関連するコンテンツ、すなわち、このコンテンツを購入又は閲覧したユーザが購入又は閲覧した他のコンテンツが推薦されるだけである。このような、レコメンド機能では人気のあるコンテンツが推薦されやすくなるため、意外性もなく冗長なコンテンツの提示となり、提示されるコンテンツに偏りが生じてしまう。また、推薦されたコンテンツに関連するコンテンツも現在閲覧中のコンテンツと嗜好が比較的近いと考えられるが、そのようなコンテンツまでは推薦されない。
ここで、直接的に関連しないコンテンツとは、共通するコンテンツ属性(例えば、CDアルバム等の楽曲コンテンツであれば、アーティストやジャンル等)を有していない場合や、一方のコンテンツを閲覧又は購入したユーザが他方のコンテンツを閲覧又は購入していない場合の2つのコンテンツのことである。
このように、従来のレコメンド機能では、ユーザがコンテンツ検索を行う上で有用な情報が十分に提示されているとはいえない。
本発明は、インターネット上におけるユーザのコンテンツ検索を支援するコンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラムであって、関連するコンテンツを効果的に提示できるコンテンツ提示機能を実現するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置であって、
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する行動ログ記憶手段と、
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段と、
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段と、
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを一つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段と、
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のコンテンツ提示装置において、前記コンテンツ提示手段は、前記経路上に少なくとも1つのコミュニティが含まれるように前記経路を算出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、インターネット上で提供されているコンテンツをコンテンツ提示装置によってクライアント端末に提示するコンテンツ提示方法であって、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置のコンピュータ
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する手段
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成する手段
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出する手段
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成する手段
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、なんらかの共通点(関連性)を有するコンテンツが同一コミュニティにクラスタリングされ、指定したコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが提示される。したがって、冗長なコンテンツの提示を防止し、偏りのない効果的なコンテンツの提示が可能となる。
本実施形態のネットワーク構成について示す概略図である。 ウェブサーバのハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 行動ログデータベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 コンテンツデータベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 ウェブサーバにおけるコンテンツグラフ生成処理の一例について示すフローチャートである。 図5に示すコンテンツグラフ生成処理を視覚的に示す概念図である。 図5に示すコンテンツグラフ生成処理(コミュニティ抽出処理)を視覚的に示す概念図である。 ウェブサーバがコンテンツナビゲーション機能を実行するときのウェブサーバ及びクライアント端末における処理手順の一例について示すフローチャートである。 図7に示すコンテンツグラフにおけるコンテンツJを提示するときのコンテンツ提示画面の一例について示す説明図である。 ウェブサーバがコンテンツナビゲーション機能を実行するときのウェブサーバ及びクライアント端末における処理手順の他の一例について示すフローチャートである。 図7に示すコンテンツグラフにおける経路A〜X上にあるコンテンツを提示するときのコンテンツ提示画面の一例について示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るコンテンツ提示装置を適用したネットワーク構成について示す概略図である。本実施形態では、ウェブサーバ1が複数のコンテンツを保有し、このウェブサーバ1がネットワークNを介してクライアント端末2にコンテンツを提供する場合について示している。
図1に示すように、ウェブサーバ1には、クライアント端末2が通信ネットワークNを介して接続され、互いにデータ通信可能となっている。通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等である。
ウェブサーバ1は、例えば、コンテンツ(商品)を販売するオンラインショップのサーバである。ウェブサーバ1は、一般的なコンテンツの販売に関するサービス(以下、ショッピングサービスと称する)を提供する。
また、ショッピングサービス内で、ユーザが所望のコンテンツを検索するための一般的な検索機能(ディレクトリ検索やキーワード検索)を有している。そして、クライアント端末2によって検索要求(コンテンツの指定)がなされたときに、検索要求に適合するコンテンツとともに、このコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示(推薦)するコンテンツナビゲーション機能を有している。すなわち、本実施形態におけるウェブサーバ1が本発明に係るコンテンツ提示装置となる。
クライアント端末2は、例えば、パーソナルコンピュータ2aや、携帯電話機等の携帯端末2bである。ユーザはクライアント端末2を操作することで、ネットワークを介してショッピングサービスを利用することができる。
本実施形態では、ウェブサーバ1に予め登録されたユーザ(登録ユーザ)が、ウェブサーバ1によるショッピングサービスを受けられるものとする。登録ユーザの行動ログを監視することによりコンテンツ間の相関関係を構築し、この相関関係を利用したレコメンド機能を実現するためである。
ここで、行動ログとは登録ユーザの行動履歴を示す情報であり、コンテンツを閲覧した履歴やコンテンツを購入した履歴が含まれる。
図2は、ウェブサーバ1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
図2に示すように、ウェブサーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、行動ログデータベース15、コンテンツグラフデータベース17、コンテンツデータベース18等を備えた一般的なコンピュータである。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。なお、行動ログデータベース15、コンテンツグラフデータベース17、コンテンツデータベース18等は通信部を介して接続されていてもよい。
制御部11は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)111、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)112及びROM(Read Only Memory)113で構成される。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
記憶部12は、例えばハードディスク等で構成され、OS、各種アプリケーションプログラム(例えば、サーバ用プログラムやウェブアプリケーションプログラム)、及び各種データ等が記憶されている。
入出力部13は、ウェブサーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。例えば、液晶モニタ等の表示装置が出力部となり、キーボードやマウス等の操作手段が入力部となる。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント端末2とデータの送受信を行う。
行動ログデータベース15には、ウェブサーバ1により提供されるショッピングサービスを利用可能なユーザに関する情報(ユーザ属性)が登録されている。ユーザ属性には、ユーザIDやパスワード等の認証情報の他、ユーザの個人情報(氏名、住所、電話番号、興味(嗜好)など)が含まれる。
また、行動ログデータベース15には、登録ユーザごとに、複数のコンテンツに関する行動ログが記憶されている(図3参照)。つまり、行動ログデータベース15により、どの登録ユーザがどのようなコンテンツを閲覧又は購入したかが管理されている。図3では、ユーザ“#1”はコンテンツa,b,cを閲覧又は購入したことを示し、ユーザ“#2”はコンテンツa,dを閲覧又は購入したことを示している。
例えば、登録ユーザがショッピングサービスにログインすると、その後の行動(ページ遷移など)が監視され、登録ユーザの行動履歴が一時的にRAM112に記憶される。そして、RAM112に記憶された行動履歴は、バッチ処理により行動ログとして行動ログデータベース15に登録される。なお、このような行動ログの保存方法については、既存の技術を適用できる。
図2において、コンテンツグラフデータベース17には、ウェブサーバ1が保有しているコンテンツ間の相関関係を示す複数のコンテンツグラフが格納されている。ここで、コンテンツグラフとは、コンテンツを示すノード間をエッジで連結し、コンテンツ間の相関関係を抽象化したものである。
このコンテンツグラフは、前述した行動ログ及び後述するコンテンツ属性に基づいて生成される。つまり、行動ログ及びコンテンツ属性に基づいて関連付けられたコンテンツ群で1つのコンテンツグラフが構成される。したがって、ウェブサーバ1が保有している個々のコンテンツは何れかのコンテンツグラフに属することとなる。
また、コンテンツグラフデータベース17には、生成されたコンテンツグラフからなんらかの共通点(関連性)を有する所定の条件を満たすコミュニティが予め抽出され、コンテンツグラフにおける一群のコンテンツをコミュニティとして一つのノードに置換したコミュニティグラフが格納される。例えば、複数のコンテンツの中で嗜好が類似するコンテンツの集合をコミュニティとすることができる。
コンテンツグラフデータベース17は、行動ログデータベースの更新に伴い更新される。コミュニティグラフを生成する処理の詳細については後述する。
コンテンツデータベース18には、ウェブサーバ1が保有している全てのコンテンツに関する情報が格納されている(図4参照)。図4に示すように、コンテンツに関する情報には、例えば、コンテンツに対して予め設定されているコンテンツ属性、このコンテンツを紹介するウェブページのURL及びこのコンテンツをウェブページ上で紹介するための画像データ(サムネイルを含む)の他、コンテンツが属しているコミュニティ等が含まれる。例えば、コンテンツがCDアルバムである場合は、アーティストやジャンル等がコンテンツ属性となる。
コンテンツ提示装置としてのウェブサーバ1は上述した構成を備えている。ウェブサーバ1のCPU111は、サーバ用ソフトウェア(例えば、ASP(Active Server Pages)など)を実行することにより、ログインしたクライアント端末2に対してショッピングサービスを提供する。
そして、登録ユーザがショッピングサービスを利用すると、このときの行動履歴を行動ログデータベース15に登録するとともに、コンテンツグラフデータベース17に登録されているコンテンツグラフ及びコミュニティグラフを更新する。
ショッピングサービス内でコンテンツナビゲーション機能が選択され、コンテンツの検索要求がなされると、この検索要求に適合するコンテンツを提示コンテンツとして設定し、クライアント端末2に提示する。このとき、提示コンテンツに関連するコミュニティがあれば、このコミュニティに属する任意のコンテンツも提示できるようになっている。
図5は、ウェブサーバ1におけるコミュニティグラフ生成処理の一例について示すフローチャートである。図5に示す処理は、例えば、バッチ処理により行動ログデータベース15が更新されたことに伴い実行される。
また、図6,7は、図5に示すコミュニティグラフ生成処理を視覚的に示す概念図である。図6におけるa,b,c,・・、図7におけるA,B,C,・・はそれぞれ個々のコンテンツを示す。また、図6において、実線で結ばれているコンテンツ同士は行動ログに基づいて関連付けられたコンテンツであり、点線で結ばれているコンテンツ同士はコンテンツ属性に基づいて関連付けられたコンテンツであることを示す。
図5のステップS101では、行動ログデータベース15から登録ユーザの行動ログ(図3参照)を取得する。この行動ログにより、あるコンテンツを閲覧又は購入した登録ユーザは、その他にどのようなコンテンツを閲覧又は購入しているか分かる。例えば、図3に示すユーザ“#1”についてみると、コンテンツaを閲覧又は購入した登録ユーザは、コンテンツb,cを閲覧又は購入していることになる。
ステップS102では、ステップS101で取得した行動ログに基づいて、2つのコンテンツを関連付けてグラフ化する。この処理により、図6に示すグラフG1(G11〜G17)が生成される。
例えば、取得した行動ログが図3に示すデータ構成を有する場合、コンテンツaを閲覧又は購入した登録ユーザの一人(ユーザ“#1”)はコンテンツb,cを閲覧又は購入し、他の一人(ユーザ“#2”)はコンテンツdを閲覧又は購入しているので、図6のグラフG11が生成される。また、コンテンツbを閲覧又は購入した登録ユーザの一人(ユーザ“#1”)はコンテンツa,cを閲覧又は購入し、他の一人(ユーザ“#3”)はコンテンツe,fを閲覧又は購入しているので、図6のグラフG12が生成される。
このように、二つのコンテンツ間(例えばコンテンツaとコンテンツb)は、同一の登録ユーザの行動ログに基づき関連付けられ、このような一つ一つの関連を全登録ユーザの分全て組み合わせていくことでコンテンツグラフが生成される。
なお、図6では、重複するコンテンツ間の関係は簡略化して1つのコンテンツについてのみ示している。例えば、グラフG12では、コンテンツbを閲覧又は購入した登録ユーザはコンテンツaも閲覧又は購入しているはずであるが、この関係についてはグラフG11に示されているので省略している。
ステップS103では、コンテンツデータベース18からコンテンツごとに予め設定されているコンテンツ属性を取得する。共通するコンテンツ属性を有しているコンテンツ同士が関連コンテンツとなる。
ステップS104では、ステップS103で取得したコンテンツ属性に基づいて、2つのコンテンツを関連付けてグラフ化する。この処理により、図6に示すグラフG2(G21〜G24)が生成される。
例えば、コンテンツデータベース18が図4に示すデータ構成を有する場合、コンテンツa1,a2,a3はアーティストが“AAA”であり、コンテンツaと共通するコンテンツ属性を有している。したがって、コンテンツa1,a2,a3はコンテンツaの関連コンテンツとなるので、図6のグラフG21が生成される。
ステップS105では、グラフG1,G2を組み合わせて、全コンテンツの相関をグラフ化する。この処理により、図6に示すコンテンツグラフGが生成され、コンテンツグラフデータベース17に登録される。
具体的には、グラフG1(G11〜G17)を組み合わせると、3つのコンテンツグラフGa,Gb,Gcが生成される。これにグラフG2(G21〜G24)を組み合わせると、3つのコンテンツグラフGa,Gb,Gcが連結され、1つのコンテンツグラフGとなる。図6に示すコンテンツグラフGでは、関連コンテンツ(例えば、コンテンツa1,a2,a3)同士をそれぞれ連結する点線については省略している。
なお、図6には、1つのコンテンツグラフGが生成される場合について示しているが、実際には複数のコンテンツグラフが生成される。
また、コンテンツグラフを生成する際には、2つのコンテンツを双方閲覧又は購入しているユーザ数、同時に閲覧又は購入したユーザ数などに応じて関連度を決定し、それをノード間のエッジの重みとして定義し、コンテンツグラフを重み付きグラフとする。つまり、2つのコンテンツの双方を閲覧又は購入したユーザ数に応じてこのコンテンツ間のエッジの重みを大きくし、同時閲覧又は購入の場合にはさらにエッジの重みを大きくする。
ステップS106では、生成されたコンテンツグラフGにおいて、所定のアルゴリズムに従って、例えば嗜好が類似するコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出する。コンテンツグラフにおいて、多数のコンテンツと関連度が高いコンテンツ、すなわち、多数のコンテンツと連結し、エッジに付与された重みも大きいコンテンツは、ハブと呼ばれる。つまり、誰でも知っているような人気コンテンツがハブとなる。
例えば、コンテンツグラフにおいてハブを検出し、このハブを基点として関連付けられた複数のコンテンツを所定の条件に基づいてグループ化することでコミュニティが抽出される。
ここで、所定の条件とは、例えばノード間の重みなどが考えられる。すなわち、購入ユーザが多いコンテンツ間のエッジは重みの値が高いとし、購入ユーザが少ないコンテンツ間のエッジは重みの値が低いとすると、所定の条件として、あるハブを基点としたコンテンツ(分かりやすく言うと「あるハブの先にあるコンテンツ」)であって、所定のエッジの重みで繋がっている一群のコンテンツをコミュニティとみなす。
コミュニティを抽出するためのアルゴリズムとしては、例えば、最大フロー最小カット定理(Minimum cut maximum flow)や、Edge between community、Spin glass community、Walk trap communityを利用した手法などが知られている。
ステップS107では、コンテンツグラフにおける一群のコンテンツをコミュニティで置換した、すなわち抽出されたコミュニティを1つのノードとしたコミュニティグラフを生成する。
例えば、図7(a)に示すコンテンツグラフにおいて、コンテンツE〜IがコミュニティCM1、コンテンツK〜OがコミュニティCM2、コンテンツQ〜TがコミュニティCM3として抽出されると、図7(b)に示すコミュニティグラフが生成されることとなる。
このコミュニティグラフは、コンテンツグラフとともにコンテンツグラフデータベース17に登録される。
一般に、抽出されたコミュニティ内ではエッジの本数が多く、重みも大きくなる。つまり、同じコミュニティに属するコンテンツ同士は関連度が高いため、嗜好が類似しているといえる。一方、2つのコミュニティ間(コミュニティ−コンテンツ間を含む)ではエッジの本数は少なく、重みは小さくなる。
図5に示すコミュニティグラフ生成処理では、登録ユーザの行動ログとコンテンツ属性に基づいてコンテンツグラフGを生成するようにしているが、行動ログのみに基づいてコンテンツグラフを生成するようにしてもよい。
すなわち、コンテンツ属性によるコンテンツ間の相関関係(グラフG2)は、行動ログのみを組み合わせて生成されたコンテンツグラフGa,Gb,Gc間の関係を補完するために利用される。つまり、充分な行動ログを取得できない場合は、コンテンツグラフGa,Gb,Gcという独立した3つのコンテンツグラフが生成されるが、コンテンツ属性によりこれらを関連づけることができるようにしている。
これにより、行動ログだけでは関連づけられないコンテンツがある場合に対応することができるので、推薦可能なコンテンツ数が増大することとなり、コンテンツ提示機能の利便性が向上する。
このように、行動ログ及びコンテンツ属性に基づいて関連付けられたコンテンツ群で1つのコンテンツグラフが構成される。そして、このコンテンツグラフからコミュニティが抽出され、コミュニティグラフが生成される。
したがって、コミュニティには、直接的に関連するコンテンツ(例えば、図7のコンテンツDに対するコンテンツE,F,G)だけでなく、間接的に関連するコンテンツ(例えば、図7のコンテンツDに対するコンテンツH,I)も属することとなる。
本実施形態では、クライアント端末2による検索要求に応答してコンテンツを提示する場合に、このコミュニティグラフを利用することで、提示コンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを容易に提示できるようにしている。
図8は、ウェブサーバ1がコンテンツナビゲーション機能を実行するときのウェブサーバ1及びクライアント端末2における処理手順の一例について示すフローチャートである。この処理は、例えば、ウェブサーバ1が提供するショッピングサービス内で、コンテンツナビゲーション機能が選択されたときに実行される。
ここでは、クライアント端末2により1つのコンテンツが指定されたときの検索要求に応答してコンテンツを提示する場合について説明する。
図8のステップS201では、ウェブサーバ1からクライアント端末2に対して、コンテンツナビゲーション画面のHTMLファイルが送信される。このHTMLファイルには、ユーザ操作によりコンテンツが指定されたときに、これをウェブサーバ1に送信するための制御プログラム(例えば、JAVA(登録商標)プログラム)が埋め込まれている。
ステップS202では、クライアント端末2のウェブブラウザによりHTMLファイルが解析され、表示部にコンテンツナビゲーション画面が表示される。ユーザは、このコンテンツナビゲーション画面内に配置された検索窓にコンテンツのタイトル等を示すキーワードを入力し、検索を指示することで、所望するコンテンツ及びこれに類似するコンテンツの情報(タイトル、抜粋された本文、URL等を含む)を入手することができる。
ステップS203では、コンテンツナビゲーション画面におけるユーザ操作に基づいて、指定されたコンテンツによる検索要求がウェブサーバ1に対して送信される。
ステップS204では、ウェブサーバ1において、指定されたコンテンツが取得され、このコンテンツが属しているコミュニティグラフが選択される。図7(b)に示すコミュニティグラフが構築されている場合に、ステップS203においてコンテンツJが指定されると、このコンテンツJが属する図7(b)に示すコミュニティグラフが選択されることとなる。
ステップS205では、選択されたコミュニティグラフにおいて、指定されたコンテンツに関連するコンテンツ及びコミュニティが抽出される。
図7(b)に示すコミュニティグラフが構築されている場合に、コンテンツJが指定されると、図7(b)に示すコミュニティグラフから、例えば一つ先に繋がっているコンテンツ及びコミュニティを関連するものとした場合、コンテンツD,Pが関連コンテンツとして抽出され、コミュニティCM1,CM2が関連コミュニティとして抽出される。
ステップS206では、抽出されたコンテンツ及びコミュニティに属する任意のコンテンツに関する情報がコンテンツデータベース18から取得される。例えば、抽出されたコンテンツのコンテンツ属性、サムネイル画像、URLなどが取得される。
ステップS207では、ステップS206で取得したコンテンツに関する情報に基づいてコンテンツ提示画面が生成される。このコンテンツ提示画面には、指定されたコンテンツとともに、これに関連するコンテンツ及びコミュニティに属する任意のコンテンツが提示される。
ここで、コミュニティに属する任意のコンテンツはいくつであっても構わない。また、どのコンテンツを選択するかも、例えばコミュニティの中心となる(一番購入されている)コンテンツ、またはコミュニティの中で一番購入数の少ない(レアな)コンテンツ、のように所定の取り決めに従えばよい。
ステップS208では、ウェブサーバ1からクライアント端末2に対してコンテンツ提示画面のHTMLファイルが送信される。このHTMLファイルには、コンテンツ提示画面におけるユーザ操作をウェブサーバ1に送信するための制御プログラムが埋め込まれている。
ステップS209では、クライアント端末2のウェブブラウザによりHTMLファイルが解析され、表示部にコンテンツ提示画面が表示される(図9参照)。
図9に示すように、例えば、指定されたコンテンツJの詳細情報I1とともに、コンテンツJに関連するコンテンツD,Pの情報(例えば、コンテンツD,Pのサムネイル画像)I2及びコンテンツJに関連するコミュニティCM1に属する任意のコンテンツ,CM2に属する任意のコンテンツの情報(例えば、コミュニティCM1,CM2の中心となるコンテンツのサムネイル画像)I3が表示される。また、図示を省略するが、コミュニティCM1,CM2の情報をクリックすると、それぞれのコミュニティCM1,CM2を構成するコンテンツの情報が表示されるようになっている。
図7におけるコンテンツJが検索キーワードに適合した場合、従来のレコメンド機能では、コンテンツJ及びこれに直接的に関連するコンテンツD,G,K,L,M,Pの全部又は一部が提示されていた。これに対して、本発明によれば、コンテンツJに関連するコミュニティCM1又はCM2に属するコンテンツを提示できるので、コンテンツJに直接エッジで繋がっていないコンテンツHやIなども提示することができる。
なお、上記実施形態では、コミュニティグラフにおいて指定されたコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するようにしているが、指定されたコンテンツ自身がコミュニティに属している場合はそのコミュニティに属する別のコンテンツや、指定されたコンテンツ自身が属するコミュニティから最短の距離で繋がっているコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、クライアント端末2によって1つのコンテンツが指定されたときに、コミュニティグラフにおいて指定されたコンテンツ自身が属するコミュニティの他の任意のコンテンツや指定されたコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する。
したがって、指定したコンテンツ及びこれに直接関連するコンテンツだけでなく、直接エッジで繋がっていないが関連するコミュニティに属する任意のコンテンツも提示されるので、ユーザは、コミュニティとしては距離が近く関連しているといえるが、その中でも例えば人気の少ない(購入/閲覧頻度の少ないレアな)コンテンツも知得することができる。すなわち、本実施形態のコンテンツ提示装置によれば、冗長なコンテンツの提示が防止され、偏りのない効果的なコンテンツの提示が実現される。
図10は、ウェブサーバ1がコンテンツナビゲーション機能を実行するときのウェブサーバ1及びクライアント端末2における処理手順の他の一例について示すフローチャートである。この処理は、例えば、ウェブサーバ1が提供するショッピングサービス内で、コンテンツナビゲーション機能が選択されたときに実行される。
ここでは、クライアント端末2により2つのコンテンツが指定されたときの検索要求に応答してコンテンツを提示する場合について説明する。
図10のステップS301では、ウェブサーバ1からクライアント端末2に対して、コンテンツナビゲーション画面のHTMLファイルが送信される。このHTMLファイルには、ユーザ操作により2つのコンテンツが指定されたときに、これをウェブサーバ1に送信するための制御プログラム(例えば、JAVA(登録商標)プログラム)が埋め込まれている。
ステップS302では、クライアント端末2のウェブブラウザによりHTMLファイルが解析され、表示部にコンテンツナビゲーション画面が表示される。ユーザは、このコンテンツナビゲーション画面内に配置された検索窓にコンテンツのタイトルを示すキーワードを入力し、検索を指示することで、2つのコンテンツに類似するコンテンツの情報(タイトル、抜粋された本文、URL等を含む)を入手することができる。
なお、コンテンツを指定する方法としては、2つのコンテンツをそれぞれ指定することができれば特に限定しないが、例えばキーワードによって直接指定する方法の他、予め提示された複数のコンテンツ(例えば、キーワード検索による検索結果)の中から選択させるようにしてもよい。
また、2つのコンテンツのうちの一方を、サービス提供者(ウェブサーバ)側で予め指定しておくようにしてもよい。例えば、人気ランキング1位のコンテンツや広告主のコンテンツを指定コンテンツの一つとして設定しておいてもよい。
指定された2つのコンテンツの他に、複数の経由点となるコンテンツを指定できるようにしてもよい。この場合、複数の経由点は、ユーザまたはサービス提供者側で指定可能であり、後述するステップS305の経路算出においては、2つのコンテンツの間に経由点となるコンテンツを通るようにして経路を算出することとなる。
ユーザが経由点を指定する場合は、より多様性のあるコンテンツの変遷を確認することが可能となり、サービス提供者側が経由点を指定する場合は、その経由点を広告主などのコンテンツとすることで、ユーザに提示したいコンテンツも含めて提示することが可能となる。
ステップS303では、コンテンツナビゲーション画面において、ユーザ操作により2つのコンテンツが指定され検索要求が指示されると、この指定されたコンテンツによる検索要求がウェブサーバ1に対して送信される。
ステップS304では、ウェブサーバ1において、指定された2つのコンテンツが取得され、これらのコンテンツが属しているコンテンツグラフが選択される。図7に示すコミュニティグラフが構築されている場合に、ステップS303においてコンテンツAとコンテンツXが指定されると、これらのコンテンツA,Xが属する図7に示すコミュニティグラフが選択されることとなる。
このとき、2つのコンテンツが別々のコミュニティグラフに属している場合は、これらのコンテンツは間接的にも関連することのない全く嗜好が異なるコンテンツとなるので、本発明に係るレコメンド機能は実行されない。
ステップS305では、選択されたコミュニティグラフにおいて、指定された2つのコンテンツを結ぶ経路が算出される。例えば、ダイクストラ法などの既存のグラフの最短経路探索アルゴリズムにより、コンテンツグラフにおける2点間を結ぶ最短経路を算出することができる。図7に示すコミュニティグラフが構築されている場合に、コンテンツA,Xが指定されると、例えば、A→B→D→J→P→W→Xが経路として算出される。
なお、重み付きのコミュニティグラフの場合、経路を算出する上で、エッジの重みの値が高いものを優先的にたどる経路(例えば、同時購入頻度が高いもの)や、重みの値が低いものを優先的にたどる経路(例えば、同時購入頻度が低いもの。この場合は、珍しいものを発見する可能性が高くなる)を算出するようにしてもよい。
また、上述したようなユーザあるいはサービス提供者が決めた経由点(コンテンツ)を通過する経路を算出する場合は、スタートから経由点1まで、経由点1から経由点2まで、経由点Nからゴールまで、というように、順次2点間の最短経路を、最短経路探索アルゴリズムにより求め、それらをつなげることで経由点を通過する経路を生成できる。
ステップS306では、算出された経路上のコンテンツ(例えば、図7のコンテンツA,B,D,J,P,W,X)に関する情報がコンテンツデータベース18から取得される。例えば、経路上のコンテンツのコンテンツ属性、サムネイル画像、URLなどが取得される。
ステップS307では、ステップS306で取得したコンテンツに関する情報に基づいてコンテンツ提示画面が生成される。このコンテンツ提示画面には、経路上のコンテンツが、指定された2つのコンテンツの関連性を把握できる態様で配置されている。
図7に示すコンテンツグラフが構築されている場合に、コンテンツA,Xが指定されると、コンテンツA,B,D,J,P,W,Xの遷移順が把握できるように、コンテンツ提示画面が生成されることとなる。例えば、経路上のコンテンツを遷移順に配置したスライダが利用される。
そして、経路上のコンテンツに関連するコミュニティがある場合には(例えば、図7のコンテンツD,J,P)、このコンテンツを提示するときに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが提示されることとなる。
ステップS308では、ウェブサーバ1からクライアント端末2に対してコンテンツ提示画面のHTMLファイルが送信される。このHTMLファイルには、コンテンツ提示画面におけるユーザ操作をウェブサーバ1に送信するための制御プログラムが埋め込まれている。
ステップS309では、クライアント端末2のウェブブラウザによりHTMLファイルが解析され、表示部にコンテンツ提示画面が表示される。ユーザは、このコンテンツ提示画面により、自分の嗜好に合うコンテンツを容易に知得することができる。また、嗜好から外れているわけではないが、今まで気付かなかった意外性のあるコンテンツを発見することもできる。
図11は、図7に示すコンテンツグラフにおける経路A〜X上にあるコンテンツを提示するコンテンツ提示画面の一例について示す説明図である。
図11に示すコンテンツ提示画面は、経路上のコンテンツA〜Xのコンテンツ情報としてのサムネイル画像を表示する領域R11と、コンテンツ情報としてコンテンツ名を表示したスライダSLを表示する領域R12と、選択されたコンテンツの詳細情報を表示する領域R13と、で構成されている。
表示領域R13には、詳細情報が表示されるコンテンツ(提示コンテンツ)に関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを表示するためのコミュニティ表示領域R131が設けられている。
表示領域R12には、経路上のコンテンツを遷移順に配置したスライダSLが表示されている。このスライダSL上のスライダボックス(つまみ)SLBを移動させることで、表示領域R11及び表示領域R13に表示させるコンテンツを変更することができる。
すなわち、表示領域R11には、経路上のコンテンツA〜Xのうち、スライダボックスSLBで指定されたコンテンツを中心とする5つのコンテンツのサムネイル画像SN1〜SN5が縦方向に表示される。なお、表示領域R11では、スライダボックスSLBのスライド操作に連動してサムネイル画像が上下にスライドするような表示制御が行われる。
また、表示領域R13には、スライダボックスSLBで指定されたコンテンツの詳細情報が表示される。
図11(a)には、スライダボックスSLBによりコンテンツAが指定され、提示コンテンツとなっている場合について示している。コンテンツAはユーザによって指定されたコンテンツの一つ(スタートコンテンツ)であり、経路上の端点に位置するため、表示領域R11には3つのコンテンツD,B,Aのサムネイル画像だけが表示され、表示領域R13にはコンテンツAの詳細情報が表示されている。
図11(b)には、図11(a)に示す状態からスライダボックスSLBがスライドされてコンテンツJが指定され、提示コンテンツとなっている場合について示している。このとき、表示領域R11にはコンテンツJを中心とする5つのコンテンツW,P,J,D,Bのサムネイル画像が表示され、表示領域R13にはコンテンツJの詳細情報が表示されることとなる。
さらに、表示領域R13に表示されるコンテンツJは、関連コミュニティとしてコミュニティCM1,CM2を有しているので、これらのコミュニティに属する任意のコンテンツの情報がコミュニティ表示領域R131に表示される。図11(b)では、関連コミュニティの1つであるコミュニティCM2に属するコンテンツK〜Oのサムネイル画像がコミュニティ表示領域R131に表示されている。
このとき、提示されるコンテンツJと関連度が高いコンテンツを優先して提示するようにすれば、限られた表示領域を有効に利用することができる。なお、コミュニティ表示領域R131に提示するコンテンツ数は特に限定されず、スクロール表示によりすべてのコンテンツを提示可能としてもよい。
図11では表示領域R12にスライダを採用した例について示しているが、コンテンツ情報(コンテンツ名やサムネイル画像などコンテンツを特定できる事項)を遷移順に配置したものであれば、ボタンなどを採用してもよい。
このように、本実施形態では、クライアント端末2によって2つのコンテンツが指定されたときに、コミュニティグラフにおいて2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコミュニティに属する任意のコンテンツ又は経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する。
したがって、指定した2つのコンテンツに基づいて算出された経路上のコンテンツ及びこれに直接関連するコンテンツを知得して、直接エッジでつながっていないが関連するコミュニティに属する任意のコンテンツも提示されるので、ユーザは、人気の少ない(購入/閲覧頻度の少ないレアな)コンテンツも知得することができる。すなわち、本実施形態のコンテンツ提示装置によれば、2つのコンテンツ間の変遷をみるときに、その間に介在するコンテンツがハブのようなものばかりで面白みがないコンテンツの提示となることを回避し、コミュニティに属する任意のコンテンツも含めて提示することで冗長なコンテンツの提示が防止され、偏りのない効果的なコンテンツの提示が実現される。
また、指定された2つのコンテンツの関連性を把握できる態様で経路上にあるコンテンツを配置したコンテンツ提示画面が提示されるので、直接的に関連しない2つのコンテンツ(例えば、図7のコンテンツA,X)を、他のコンテンツ(例えば、図7のコンテンツB,D,J,P,W)を介在させて間接的に結びつけ、その経路上にあるコンテンツをクライアント端末2に提示するので、ユーザは2つのコンテンツ間の関連性、すなわち2つのコンテンツ間の移り変わりの変化を容易に把握できる。
したがって、ユーザは、2つのコンテンツ間の関連性を把握した上で、所望のコンテンツを容易に発見できるので、ユーザにとって効果的なコンテンツ提示機能となる。
上述した説明では、図7に示すコミュニティグラフの中のコンテンツA,Xがユーザにより指定されたときに、単純にコンテンツ間の最短距離に基づいて、A→B→D→J→P→W→Xを経路として算出した場合について示している。
図10のステップS305において経路を算出するとき、コミュニティグラフ上のコミュニティCM1,CM2,CM3を1つのノードとして考えると、例えば、A→B→D→「CM1」→「CM3」→Xを経路として算出することもできる。この場合、2つのコンテンツA,Xを結ぶ経路上のコンテンツを提示するにあたり、それぞれのコミュニティに属する任意のコンテンツを提示すればよい。例えば、コミュニティCM1に属する任意のコンテンツとしてコンテンツIが提示され、コミュニティCM3に属する任意のコンテンツとしてコンテンツRが提示される。
図10のステップS305において、経路上に少なくとも1つのコミュニティが含まれるように経路を算出するようにすれば、ユーザにより指定されたコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが確実に提示されることとなる。
上述したように、コンテンツ提示装置としてのウェブサーバ1は、複数のコンテンツに関する登録ユーザの行動ログを記憶する行動ログ記憶手段(行動ログデータベース15)を備えている。
また、行動ログに基づいて複数のコンテンツ間の相関関係を示すコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段(図5のステップS101〜S105)と、生成されたコンテンツグラフから、所定の条件を満たす(例えば、嗜好が類似する)コンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段(図5のステップS106)と、コンテンツグラフ及び抽出されたコミュニティに基づいてコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段(図5のステップS107)と、クライアント端末2によって指定されたコンテンツに基づいて、コミュニティグラフ内のコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段(図8のステップS204〜S208、図10のステップS304〜ステップS308)と、を備えている。
これにより、共通するトピックを有するコンテンツが同一コミュニティにクラスタリングされ、現在閲覧中のコンテンツ(提示コンテンツ)とともに、この提示コンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが提示される。つまり、ハブとなるコンテンツだけでなく、ハブの先に繋がれたコミュニティに属する任意のコンテンツまで提示される。したがって、類似するコンテンツを効果的に提示する等、安易なハブの提示にとどまらない、多様なコンテンツ提示機能(コンテンツナビゲーション機能)が実現される。
ある程度嗜好が似ているが直接的に関連しないために、従来のレコメンド機能では推薦されなかったコンテンツ(例えば、図7におけるコンテンツDに対するコンテンツH,Iなど)であっても、ユーザは効率よく発見することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本発明は、オンラインショップのウェブサーバだけでなく、保有しているコンテンツをクライアント端末に提供する場合に適用できる。
また、上記実施形態では、例としてコンテンツをCDやDVDとして説明したが、コンテンツはこれらに限られるものではなく、小説や本、家具や食品などあらゆるものであってよい。また、2つのコンテンツとして、2枚のCD、2枚のDVDのように同一種類のコンテンツだけではなく、CDと本、DVDと電気製品、というように、異なる種類のコンテンツに対して適用してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ウェブサーバ(コンテンツ提示装置)
2 クライアント端末
N 通信ネットワーク

Claims (4)

  1. インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置であって、
    前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する行動ログ記憶手段と、
    前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段と、
    前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段と、
    前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを一つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段と、
    指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ提示装置。
  2. 前記コンテンツ提示手段は、前記経路上に少なくとも1つのコミュニティが含まれるように前記経路を算出することを特徴とする請求項に記載のコンテンツ提示装置。
  3. インターネット上で提供されているコンテンツをコンテンツ提示装置によってクライアント端末に提示するコンテンツ提示方法であって、
    前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶するステップと、
    前記コンテンツ提示装置が、前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するステップと、
    前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するステップと、
    前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するステップと、
    前記コンテンツ提示装置が、指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提示方法。
  4. インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置のコンピュータ
    前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する手段
    前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成する手段
    前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出する手段
    前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成する手段
    指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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