JP5220629B2 - コンテンツ提示装置、コンテンツ提示方法及びプログラム - Google Patents
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Description
このようなレコメンド機能は、オンラインショップにおける客単価や顧客満足度を向上させる上で有効である。
ここで、直接的に関連しないコンテンツとは、共通するコンテンツ属性(例えば、CDアルバム等の楽曲コンテンツであれば、アーティストやジャンル等)を有していない場合や、一方のコンテンツを閲覧又は購入したユーザが他方のコンテンツを閲覧又は購入していない場合の2つのコンテンツのことである。
このように、従来のレコメンド機能では、ユーザがコンテンツ検索を行う上で有用な情報が十分に提示されているとはいえない。
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する行動ログ記憶手段と、
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段と、
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段と、
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを一つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段と、
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段と、を備えることを特徴とする。
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するステップと、を含むことを特徴とする。
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する手段、
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成する手段、
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出する手段、
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成する手段、
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する手段、として機能させるためのプログラムである。
図1は、本発明に係るコンテンツ提示装置を適用したネットワーク構成について示す概略図である。本実施形態では、ウェブサーバ1が複数のコンテンツを保有し、このウェブサーバ1がネットワークNを介してクライアント端末2にコンテンツを提供する場合について示している。
また、ショッピングサービス内で、ユーザが所望のコンテンツを検索するための一般的な検索機能(ディレクトリ検索やキーワード検索)を有している。そして、クライアント端末2によって検索要求(コンテンツの指定)がなされたときに、検索要求に適合するコンテンツとともに、このコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示(推薦)するコンテンツナビゲーション機能を有している。すなわち、本実施形態におけるウェブサーバ1が本発明に係るコンテンツ提示装置となる。
本実施形態では、ウェブサーバ1に予め登録されたユーザ(登録ユーザ)が、ウェブサーバ1によるショッピングサービスを受けられるものとする。登録ユーザの行動ログを監視することによりコンテンツ間の相関関係を構築し、この相関関係を利用したレコメンド機能を実現するためである。
ここで、行動ログとは登録ユーザの行動履歴を示す情報であり、コンテンツを閲覧した履歴やコンテンツを購入した履歴が含まれる。
図2に示すように、ウェブサーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、行動ログデータベース15、コンテンツグラフデータベース17、コンテンツデータベース18等を備えた一般的なコンピュータである。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。なお、行動ログデータベース15、コンテンツグラフデータベース17、コンテンツデータベース18等は通信部を介して接続されていてもよい。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
入出力部13は、ウェブサーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。例えば、液晶モニタ等の表示装置が出力部となり、キーボードやマウス等の操作手段が入力部となる。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント端末2とデータの送受信を行う。
また、行動ログデータベース15には、登録ユーザごとに、複数のコンテンツに関する行動ログが記憶されている(図3参照)。つまり、行動ログデータベース15により、どの登録ユーザがどのようなコンテンツを閲覧又は購入したかが管理されている。図3では、ユーザ“#1”はコンテンツa,b,cを閲覧又は購入したことを示し、ユーザ“#2”はコンテンツa,dを閲覧又は購入したことを示している。
このコンテンツグラフは、前述した行動ログ及び後述するコンテンツ属性に基づいて生成される。つまり、行動ログ及びコンテンツ属性に基づいて関連付けられたコンテンツ群で1つのコンテンツグラフが構成される。したがって、ウェブサーバ1が保有している個々のコンテンツは何れかのコンテンツグラフに属することとなる。
コンテンツグラフデータベース17は、行動ログデータベースの更新に伴い更新される。コミュニティグラフを生成する処理の詳細については後述する。
そして、登録ユーザがショッピングサービスを利用すると、このときの行動履歴を行動ログデータベース15に登録するとともに、コンテンツグラフデータベース17に登録されているコンテンツグラフ及びコミュニティグラフを更新する。
また、図6,7は、図5に示すコミュニティグラフ生成処理を視覚的に示す概念図である。図6におけるa,b,c,・・、図7におけるA,B,C,・・はそれぞれ個々のコンテンツを示す。また、図6において、実線で結ばれているコンテンツ同士は行動ログに基づいて関連付けられたコンテンツであり、点線で結ばれているコンテンツ同士はコンテンツ属性に基づいて関連付けられたコンテンツであることを示す。
例えば、取得した行動ログが図3に示すデータ構成を有する場合、コンテンツaを閲覧又は購入した登録ユーザの一人(ユーザ“#1”)はコンテンツb,cを閲覧又は購入し、他の一人(ユーザ“#2”)はコンテンツdを閲覧又は購入しているので、図6のグラフG11が生成される。また、コンテンツbを閲覧又は購入した登録ユーザの一人(ユーザ“#1”)はコンテンツa,cを閲覧又は購入し、他の一人(ユーザ“#3”)はコンテンツe,fを閲覧又は購入しているので、図6のグラフG12が生成される。
なお、図6では、重複するコンテンツ間の関係は簡略化して1つのコンテンツについてのみ示している。例えば、グラフG12では、コンテンツbを閲覧又は購入した登録ユーザはコンテンツaも閲覧又は購入しているはずであるが、この関係についてはグラフG11に示されているので省略している。
例えば、コンテンツデータベース18が図4に示すデータ構成を有する場合、コンテンツa1,a2,a3はアーティストが“AAA”であり、コンテンツaと共通するコンテンツ属性を有している。したがって、コンテンツa1,a2,a3はコンテンツaの関連コンテンツとなるので、図6のグラフG21が生成される。
具体的には、グラフG1(G11〜G17)を組み合わせると、3つのコンテンツグラフGa,Gb,Gcが生成される。これにグラフG2(G21〜G24)を組み合わせると、3つのコンテンツグラフGa,Gb,Gcが連結され、1つのコンテンツグラフGとなる。図6に示すコンテンツグラフGでは、関連コンテンツ(例えば、コンテンツa1,a2,a3)同士をそれぞれ連結する点線については省略している。
また、コンテンツグラフを生成する際には、2つのコンテンツを双方閲覧又は購入しているユーザ数、同時に閲覧又は購入したユーザ数などに応じて関連度を決定し、それをノード間のエッジの重みとして定義し、コンテンツグラフを重み付きグラフとする。つまり、2つのコンテンツの双方を閲覧又は購入したユーザ数に応じてこのコンテンツ間のエッジの重みを大きくし、同時閲覧又は購入の場合にはさらにエッジの重みを大きくする。
例えば、コンテンツグラフにおいてハブを検出し、このハブを基点として関連付けられた複数のコンテンツを所定の条件に基づいてグループ化することでコミュニティが抽出される。
ここで、所定の条件とは、例えばノード間の重みなどが考えられる。すなわち、購入ユーザが多いコンテンツ間のエッジは重みの値が高いとし、購入ユーザが少ないコンテンツ間のエッジは重みの値が低いとすると、所定の条件として、あるハブを基点としたコンテンツ(分かりやすく言うと「あるハブの先にあるコンテンツ」)であって、所定のエッジの重みで繋がっている一群のコンテンツをコミュニティとみなす。
コミュニティを抽出するためのアルゴリズムとしては、例えば、最大フロー最小カット定理(Minimum cut maximum flow)や、Edge between community、Spin glass community、Walk trap communityを利用した手法などが知られている。
例えば、図7(a)に示すコンテンツグラフにおいて、コンテンツE〜IがコミュニティCM1、コンテンツK〜OがコミュニティCM2、コンテンツQ〜TがコミュニティCM3として抽出されると、図7(b)に示すコミュニティグラフが生成されることとなる。
このコミュニティグラフは、コンテンツグラフとともにコンテンツグラフデータベース17に登録される。
一般に、抽出されたコミュニティ内ではエッジの本数が多く、重みも大きくなる。つまり、同じコミュニティに属するコンテンツ同士は関連度が高いため、嗜好が類似しているといえる。一方、2つのコミュニティ間(コミュニティ−コンテンツ間を含む)ではエッジの本数は少なく、重みは小さくなる。
すなわち、コンテンツ属性によるコンテンツ間の相関関係(グラフG2)は、行動ログのみを組み合わせて生成されたコンテンツグラフGa,Gb,Gc間の関係を補完するために利用される。つまり、充分な行動ログを取得できない場合は、コンテンツグラフGa,Gb,Gcという独立した3つのコンテンツグラフが生成されるが、コンテンツ属性によりこれらを関連づけることができるようにしている。
これにより、行動ログだけでは関連づけられないコンテンツがある場合に対応することができるので、推薦可能なコンテンツ数が増大することとなり、コンテンツ提示機能の利便性が向上する。
したがって、コミュニティには、直接的に関連するコンテンツ(例えば、図7のコンテンツDに対するコンテンツE,F,G)だけでなく、間接的に関連するコンテンツ(例えば、図7のコンテンツDに対するコンテンツH,I)も属することとなる。
本実施形態では、クライアント端末2による検索要求に応答してコンテンツを提示する場合に、このコミュニティグラフを利用することで、提示コンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを容易に提示できるようにしている。
ここでは、クライアント端末2により1つのコンテンツが指定されたときの検索要求に応答してコンテンツを提示する場合について説明する。
図7(b)に示すコミュニティグラフが構築されている場合に、コンテンツJが指定されると、図7(b)に示すコミュニティグラフから、例えば一つ先に繋がっているコンテンツ及びコミュニティを関連するものとした場合、コンテンツD,Pが関連コンテンツとして抽出され、コミュニティCM1,CM2が関連コミュニティとして抽出される。
ここで、コミュニティに属する任意のコンテンツはいくつであっても構わない。また、どのコンテンツを選択するかも、例えばコミュニティの中心となる(一番購入されている)コンテンツ、またはコミュニティの中で一番購入数の少ない(レアな)コンテンツ、のように所定の取り決めに従えばよい。
図9に示すように、例えば、指定されたコンテンツJの詳細情報I1とともに、コンテンツJに関連するコンテンツD,Pの情報(例えば、コンテンツD,Pのサムネイル画像)I2及びコンテンツJに関連するコミュニティCM1に属する任意のコンテンツ,CM2に属する任意のコンテンツの情報(例えば、コミュニティCM1,CM2の中心となるコンテンツのサムネイル画像)I3が表示される。また、図示を省略するが、コミュニティCM1,CM2の情報をクリックすると、それぞれのコミュニティCM1,CM2を構成するコンテンツの情報が表示されるようになっている。
したがって、指定したコンテンツ及びこれに直接関連するコンテンツだけでなく、直接エッジで繋がっていないが関連するコミュニティに属する任意のコンテンツも提示されるので、ユーザは、コミュニティとしては距離が近く関連しているといえるが、その中でも例えば人気の少ない(購入/閲覧頻度の少ないレアな)コンテンツも知得することができる。すなわち、本実施形態のコンテンツ提示装置によれば、冗長なコンテンツの提示が防止され、偏りのない効果的なコンテンツの提示が実現される。
ここでは、クライアント端末2により2つのコンテンツが指定されたときの検索要求に応答してコンテンツを提示する場合について説明する。
ユーザが経由点を指定する場合は、より多様性のあるコンテンツの変遷を確認することが可能となり、サービス提供者側が経由点を指定する場合は、その経由点を広告主などのコンテンツとすることで、ユーザに提示したいコンテンツも含めて提示することが可能となる。
このとき、2つのコンテンツが別々のコミュニティグラフに属している場合は、これらのコンテンツは間接的にも関連することのない全く嗜好が異なるコンテンツとなるので、本発明に係るレコメンド機能は実行されない。
図7に示すコンテンツグラフが構築されている場合に、コンテンツA,Xが指定されると、コンテンツA,B,D,J,P,W,Xの遷移順が把握できるように、コンテンツ提示画面が生成されることとなる。例えば、経路上のコンテンツを遷移順に配置したスライダが利用される。
そして、経路上のコンテンツに関連するコミュニティがある場合には(例えば、図7のコンテンツD,J,P)、このコンテンツを提示するときに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが提示されることとなる。
図11に示すコンテンツ提示画面は、経路上のコンテンツA〜Xのコンテンツ情報としてのサムネイル画像を表示する領域R11と、コンテンツ情報としてコンテンツ名を表示したスライダSLを表示する領域R12と、選択されたコンテンツの詳細情報を表示する領域R13と、で構成されている。
表示領域R13には、詳細情報が表示されるコンテンツ(提示コンテンツ)に関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを表示するためのコミュニティ表示領域R131が設けられている。
すなわち、表示領域R11には、経路上のコンテンツA〜Xのうち、スライダボックスSLBで指定されたコンテンツを中心とする5つのコンテンツのサムネイル画像SN1〜SN5が縦方向に表示される。なお、表示領域R11では、スライダボックスSLBのスライド操作に連動してサムネイル画像が上下にスライドするような表示制御が行われる。
また、表示領域R13には、スライダボックスSLBで指定されたコンテンツの詳細情報が表示される。
さらに、表示領域R13に表示されるコンテンツJは、関連コミュニティとしてコミュニティCM1,CM2を有しているので、これらのコミュニティに属する任意のコンテンツの情報がコミュニティ表示領域R131に表示される。図11(b)では、関連コミュニティの1つであるコミュニティCM2に属するコンテンツK〜Oのサムネイル画像がコミュニティ表示領域R131に表示されている。
このとき、提示されるコンテンツJと関連度が高いコンテンツを優先して提示するようにすれば、限られた表示領域を有効に利用することができる。なお、コミュニティ表示領域R131に提示するコンテンツ数は特に限定されず、スクロール表示によりすべてのコンテンツを提示可能としてもよい。
したがって、指定した2つのコンテンツに基づいて算出された経路上のコンテンツ及びこれに直接関連するコンテンツを知得して、直接エッジでつながっていないが関連するコミュニティに属する任意のコンテンツも提示されるので、ユーザは、人気の少ない(購入/閲覧頻度の少ないレアな)コンテンツも知得することができる。すなわち、本実施形態のコンテンツ提示装置によれば、2つのコンテンツ間の変遷をみるときに、その間に介在するコンテンツがハブのようなものばかりで面白みがないコンテンツの提示となることを回避し、コミュニティに属する任意のコンテンツも含めて提示することで冗長なコンテンツの提示が防止され、偏りのない効果的なコンテンツの提示が実現される。
したがって、ユーザは、2つのコンテンツ間の関連性を把握した上で、所望のコンテンツを容易に発見できるので、ユーザにとって効果的なコンテンツ提示機能となる。
図10のステップS305において経路を算出するとき、コミュニティグラフ上のコミュニティCM1,CM2,CM3を1つのノードとして考えると、例えば、A→B→D→「CM1」→「CM3」→Xを経路として算出することもできる。この場合、2つのコンテンツA,Xを結ぶ経路上のコンテンツを提示するにあたり、それぞれのコミュニティに属する任意のコンテンツを提示すればよい。例えば、コミュニティCM1に属する任意のコンテンツとしてコンテンツIが提示され、コミュニティCM3に属する任意のコンテンツとしてコンテンツRが提示される。
図10のステップS305において、経路上に少なくとも1つのコミュニティが含まれるように経路を算出するようにすれば、ユーザにより指定されたコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツが確実に提示されることとなる。
また、行動ログに基づいて複数のコンテンツ間の相関関係を示すコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段(図5のステップS101〜S105)と、生成されたコンテンツグラフから、所定の条件を満たす(例えば、嗜好が類似する)コンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段(図5のステップS106)と、コンテンツグラフ及び抽出されたコミュニティに基づいてコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段(図5のステップS107)と、クライアント端末2によって指定されたコンテンツに基づいて、コミュニティグラフ内のコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段(図8のステップS204〜S208、図10のステップS304〜ステップS308)と、を備えている。
ある程度嗜好が似ているが直接的に関連しないために、従来のレコメンド機能では推薦されなかったコンテンツ(例えば、図7におけるコンテンツDに対するコンテンツH,Iなど)であっても、ユーザは効率よく発見することが可能となる。
例えば、本発明は、オンラインショップのウェブサーバだけでなく、保有しているコンテンツをクライアント端末に提供する場合に適用できる。
また、上記実施形態では、例としてコンテンツをCDやDVDとして説明したが、コンテンツはこれらに限られるものではなく、小説や本、家具や食品などあらゆるものであってよい。また、2つのコンテンツとして、2枚のCD、2枚のDVDのように同一種類のコンテンツだけではなく、CDと本、DVDと電気製品、というように、異なる種類のコンテンツに対して適用してもよい。
2 クライアント端末
N 通信ネットワーク
Claims (4)
- インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置であって、
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する行動ログ記憶手段と、
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するコンテンツグラフ生成手段と、
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するコミュニティ抽出手段と、
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを一つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するコミュニティグラフ生成手段と、
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するコンテンツ提示手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ提示装置。 - 前記コンテンツ提示手段は、前記経路上に少なくとも1つのコミュニティが含まれるように前記経路を算出することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提示装置。
- インターネット上で提供されているコンテンツをコンテンツ提示装置によってクライアント端末に提示するコンテンツ提示方法であって、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成するステップと、
前記コンテンツ提示装置が、指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示するステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ提示方法。 - インターネット上で提供されているコンテンツをクライアント端末に提示するコンテンツ提示装置のコンピュータを、
前記コンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する手段、
前記行動ログに基づいて、同一ユーザの行動ログによって関連付けられたコンテンツを取得することによりコンテンツグラフを生成する手段、
前記コンテンツグラフから、所定の条件を満たすコンテンツの集合からなるコミュニティを抽出する手段、
前記コンテンツグラフ及び前記抽出されたコミュニティに基づいて、コミュニティを1つのノードとして置換したコミュニティグラフを生成する手段、
指定された2つのコンテンツに基づいて、前記コミュニティグラフにおいて前記2つのコンテンツを結ぶ経路を算出し、この算出した経路上にあるコンテンツに関連するコミュニティに属する任意のコンテンツを提示する手段、
として機能させるためのプログラム。
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