JPWO2011086757A1 - 感光性レジスト下層膜形成組成物及びレジストパターンの形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、従来より様々なリソグラフィー用レジスト下層膜形成組成物が報告されている。
本明細書では、ヒドロキシフェニルメタクリレート及びヒドロキシフェニルアクリレートを総称して、ヒドロキシフェニル(メタ)アクリレートという。
すなわち、第1観点として、下記式(1)で表される構造単位を有するポリマー、少なくとも2つのビニルエーテル基を有する化合物、光酸発生剤及び溶剤を含む感光性レジスト下層膜形成組成物。
第2観点として、第1観点に記載の感光性レジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し、ベークしてレジスト下層膜を形成する工程、前記レジスト下層膜上にフォトレジスト膜を形成する工程、前記レジスト下層膜と前記フォトレジスト層で被覆された半導体基板を露光する工程、及び前記露光後に現像する工程、を含む半導体装置の製造に用いるフォトレジストパターンの形成方法。
また本発明の感光性レジスト下層膜形成組成物は、該組成物から形成されるレジスト下層膜がその上のフォトレジストとの間でインターミキシングを起こさないという効果が得られる。
さらに、本発明の感光性レジスト下層膜形成組成物は、アルカリ性現像液を用いた現像が良好であって、残渣の発生を著しく低減させることが可能であるレジスト下層膜を提供することができる。
また本発明の感光性レジスト下層膜形成組成物は、形状制御を著しく改善できるレジスト下層膜を提供することができる。
本発明の感光性レジスト下層膜形成組成物は、優れた溶剤耐性を有するレジスト下層膜を形成することができる。
さらに本発明のフォトレジストパターンの形成方法によれば、上述の効果・性能を有するレジスト下層膜の形成により、高精度の良好なフォトレジストパターンを形成することができる。
本発明に用いられるポリマーは、下記式(1)で表される構造単位を有するポリマーである。
前記R3としては、例えばエチルアダマンチル基、エチルシクロヘキシル基、イソプロピルアダマンチル基、tert−ブチル基等が挙げられる。また上記式(2)で表される構造単位としては、具体的には下記式(3)乃至式(9)で表される構造単位を挙げることができ、下記式(3)乃至式(9)から2種以上を組み合わせることもできる。
式(11)中、R1、R3は、上記式(2)に記載の定義と同義である。}
また、本発明に用いられるポリマーは、上記式(1)で表される構造単位と共に、上記式(2)で表される構造単位とは異なる構造単位(例えば、下記式(12)で表される)を有していてもよい。
塩基性化合物を添加することにより、レジスト下層膜の露光時の感度調整を行うことができる。したがって、塩基性化合物が、露光時に光酸発生剤により発生した酸と反応し、レジスト下層膜の感度を低下させることが可能である。また、露光部のレジスト下層膜中の光酸発生剤より生じた酸の未露光部のレジスト下層膜への拡散を抑えることができる。
塩基性化合物としては、例えば、アミン類、水酸化アンモニウム類等を挙げることができる。
レジスト下層膜とフォトレジスト層で被膜された半導体基板を、フォトマスクを用いて露光を行い、その後、現像により半導体装置を製造する。本発明の感光性レジスト下層膜形成組成物から形成されるレジスト下層膜は、露光時にレジスト下層膜に含まれている光酸発生剤から発生する酸の作用によって、フォトレジストの現像に使用されるアルカリ性現像液に可溶となる。そのため、露光後、アルカリ性現像液でレジスト下層膜とフォトレジスト層の両方を一括現像すると、そのレジスト下層膜及びフォトレジスト層の露光された部分はアルカリ溶解性を示すため、除去される。
[下記合成例で得られたポリマーの重量平均分子量の測定]
装置:TOSOH HLC−8220GPC system
カラム:Shodex〔登録商標〕KF−803L、KF−802及びKF−801
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン
流量:1ml/分
検出器:RI
<合成例1>
4−ヒドロキシフェニルメタクリレート(昭和高分子(株))15.0g、及び2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル(和光純薬工業(株))0.9gをテトラヒドロフラン37.1gに溶解させ、窒素雰囲気下、加熱還流させたテトラヒドロフラン26.5g中へ滴下した。滴下終了後、加熱還流を保ちながら、18時間反応させた。その後、この反応混合液をヘキサンに入れ、ポリマーを沈殿させた。そして、このポリマーを減圧下で乾燥することで、下記式(13)で表されるポリマー14.1gを得た。GPCによる重量平均分子量は、ポリスチレン換算で24,700であった。
4−ヒドロキシフェニルメタクリレート(昭和高分子(株))5.5g、エチルアダマンチルメタクリレート(大阪有機化学工業(株))7.7g、及び2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル(和光純薬工業(株))0.79gをテトラヒドロフラン32.6gに溶解させ、窒素雰囲気下、70℃に加熱させたプロピレングリコールモノメチルエーテル23.3g中へ滴下した。滴下終了後、70℃に保ちながら、14時間反応させた。その後、この反応混合液をヘキサンに入れ、ポリマーを沈殿させた。そして、このポリマーを減圧下で乾燥することで、下記式(14)で表されるポリマー10.8gを得た。GPCによる重量平均分子量は、ポリスチレン換算で10,150であった。
4−ヒドロキシフェニルメタクリレート(昭和高分子(株))5.5g、エチルシクロヘキシルメタクリレート(ダイセル化学工業(株))6.0g、及び2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル(和光純薬工業(株))0.79gをテトラヒドロフラン28.8gに溶解させ、窒素雰囲気下、加熱還流させたテトラヒドロフラン20.6g中へ6時間かけて滴下した。滴下終了後、加熱還流を保ちながら、16時間反応させた。その後、この反応混合液をヘキサンに入れ、ポリマーを沈殿させた。そして、このポリマーを減圧下で乾燥することで、下記式(15)で表されるポリマー9.5gを得た。GPCによる重量平均分子量は、ポリスチレン換算で14,600であった。
4−ヒドロキシフェニルメタクリレート(昭和高分子(株))5.5g、イソプロピルアダマンチルメタクリレート(ダイセル化学工業(株))8.1g、及び2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル(和光純薬工業(株))0.79gをテトラヒドロフラン33.6gに溶解させ、窒素雰囲気下、加熱還流させたテトラヒドロフラン24.0g中へ7時間かけて滴下した。滴下終了後、加熱還流を保ちながら、14時間反応させた。その後、この反応混合液をヘキサンに入れ、ポリマーを沈殿させた。そして、このポリマーを減圧下で乾燥することで、下記式(16)で表されるポリマー13.7gを得た。GPCによる重量平均分子量は、ポリスチレン換算で16,900であった。
4−アセトキシスチレン(東ソー有機化学(株))5.5g、エチルアダマンチルメタクリレート(大阪有機化学工業(株))8.4g、及び2,2’−アゾビス(イソ酪酸)ジメチル(和光純薬工業(株))0.87gをテトラヒドロフラン34.6gに溶解させ、窒素雰囲気下、70℃に加熱させたプロピレングリコールモノメチルエーテル24.7g中へ滴下した。滴下終了後、70℃に保ちながら、14時間反応させた。その後、この反応混合液をヘキサンに入れ、ポリマーを沈殿させた。そして、このポリマーを減圧下で乾燥することで、下記式(17)で表されるポリマー12.4gを得た。
<実施例1>
合成例1で得られたポリマー0.3gに、下記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0002gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.82gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例2で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0008gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.85gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例3で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0008gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.85gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例4で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0002gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.82gに溶解させ溶液とした。その後、孔経0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例1で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、及びトリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.8gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してレジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
ポリ(4−ビニルフェノール)0.3g(重量平均分子量Mw=8,000)(日本曹達(株))に、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0001gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル21.93gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例5で得られたポリマー0.35gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.14g、トリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005g、及びトリエタノールアミン0.0001gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル25.30gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例1で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.58gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してレジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例1で得られたポリマー0.3gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、及びトリエタノールアミン0.0002gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル20.8gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してレジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
ポリ(4−ビニルフェノール)0.3g(重量平均分子量Mw=8,000)(日本曹達(株))に、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、及びトリフェニルスルホニウムパーフルオロブチルスルホネート0.005gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル21.93gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してレジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
ポリ(4−ビニルフェノール)0.3g(重量平均分子量Mw=8,000)(日本曹達(株))に、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12g、及びトリエタノールアミン0.0001gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル21.69gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過してレジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
ポリ(4−ビニルフェノール)0.3g(重量平均分子量Mw=8,000)(日本曹達(株))に、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.12gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル21.69gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
合成例5で得られたポリマー0.35gに、上記式(19)で表される1,3,5−トリス(4−ビニルオキシブチル)トリメリテート0.14gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテル25.30gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を調製した。
実施例1〜5、及び比較例1、3〜7で調製された感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)をスピナーにより、半導体基板(シリコンウェハ)上に塗布した。その後、ホットプレートを用いて、190℃で1分間ベークし、レジスト下層膜(膜厚0.05μm)を形成した。この得られたレジスト下層膜をフォトレジストに使用する溶剤、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル/プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート=7/3に浸漬し、その溶剤に難溶であることを確認した。なお、実施例1〜4の溶剤耐性の結果を表1に示す。
実施例1〜5、比較例1、3〜7で調製された感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を、スピナーを用いて半導体基板(シリコンウェハ)上に塗布した後、ホットプレートを用いて、190℃で1分間ベークし、レジスト下層膜(膜厚0.05μm)を形成した。この得られたレジスト下層膜の上に、市販のフォトレジスト溶液(JSR(株)製、商品名:V146G)を、スピナーを用いて塗布し、ホットプレートを用いて、110℃で60秒間加熱してフォトレジスト膜(膜厚0.28μm)を形成した。その後、(株)ニコン製スキャナーS−205C(波長248nm、NA:0.73、σ:0.85(CONVENTIONAL))を用い、現像後にフォトレジストパターンのライン幅及びそのライン間の幅が0.20μmになるよう設定されたマスクを通して、露光を行った。次に、ホットプレートを用いて、110℃で60秒間、露光後加熱(Post Exposure Bake)を行なった。冷却後、現像液として0.26規定のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いて現像した。
その結果、実施例1〜5で調製された感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を用いた場合、得られたフォトレジストパターンの形状は、図1〜図5に示すようにレジスト下層膜が良好に解像され、残渣は観察されなかった。一方、比較例1で調製された感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を用いた場合、レジスト下層膜が現像されず、フォトレジストパターンのライン間にレジスト下層膜の残渣が残っていた(図6参照)。また比較例2で調製された感光性レジスト下層膜形成組成物(溶液)を用いた場合、レジスト下層膜が過剰に現像され、フォトレジストパターンが倒れた。
各実施例及び各比較例で使用したポリマー及び上記組成物(溶液)中に含まれる添加剤を表2に示す。
次に、光酸発生剤を加え、塩基性化合物を加えなかった実施例5及び比較例5の場合、実施例5ではレジスト下層膜の残渣がなく良好なパターン形状を示し(図5参照)、一方、比較例5ではレジスト下層膜が過剰に現像された結果、フォトレジストパターン下部のレジスト下層膜の一部が除去されたアンダーカット形状を示した(図9参照)。
一方、光酸発生剤は加えずに塩基性化合物を加えた比較例4及び比較例6では、両方ともレジスト下層膜が解像されなかった(図8及び図10参照)。
光酸発生剤及び塩基性化合物を加えた実施例1と比較例1を比較したところ、実施例1では現像後にレジスト下層膜の残渣がなく良好なパターン形状を示した(図1参照)。一方、比較例1ではレジスト下層膜が解像されていないことが分かった(図6参照)。
Claims (6)
- 前記酸により脱保護が可能な置換基R3は、酸素原子に結合する炭素原子が第3級炭素原子であるところの炭化水素基である請求項2に記載の感光性レジスト下層膜形成組成物。
- さらに塩基性化合物を含む請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のレジスト下層膜形成組成物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の感光性レジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し、ベークしてレジスト下層膜を形成する工程、前記レジスト下層膜上にフォトレジスト膜を形成する工程、前記レジスト下層膜と前記フォトレジスト層で被覆された半導体基板を露光する工程、及び前記露光後に現像する工程、を含む半導体装置の製造に用いるフォトレジストパターンの形成方法。
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