JPWO2011074373A1 - 表面プラズモン増強蛍光測定装置及びチップ構造体 - Google Patents

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Abstract

アナライトの量に依存せずに反応場の全領域で捕捉されるアナライトの量を均一化させることを目的とする。そのためのチップ構造体及び当該チップ構造体を用いた表面プラズモン増強蛍光測定装置は、一方側に励起光が照射される金属薄膜と、前記金属薄膜の他方側に形成され、検体液の抗原と特異的に反応する抗体を固定した反応場と、検体液を送液する前記反応場を流路中に備えた流路と、を有し、前記反応場を、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さが、流線方向の長さよりも長くする。

Description

本発明は、表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS;Surface Plasmon-field enhanced Fluorescence Spectroscopy)の原理に基づいた表面プラズモン増強蛍光測定装置及びチップ構造体に関する。
従来より、表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS)の原理に基づき、例えば生体内の極微少なアナライトの検出が行われている。表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS)は、光源より照射したレーザ光(励起光)が金属薄膜表面で全反射減衰(ATR;attenuated total reflectance)する条件において、金属薄膜表面に粗密波(表面プラズモン)を発生させることによって、光源より照射したレーザ光(励起光)が有するフォトン量を数十倍〜数百倍に増やし(表面プラズモンの電場増強効果)、これにより金属薄膜近傍の蛍光物質を効率良く励起させることによって、極微量および/または極低濃度のアナライトを検出する方法である。
近年、このような表面プラズモン励起増強蛍光分光法(SPFS)の原理に基づいた表面プラズモン増強蛍光測定装置の開発が進められており、例えば特許文献1や特許文献2などにその技術開示がなされている。
このような表面プラズモン増強蛍光測定装置10は、図5に示したように基本的な構造において、誘電体部材106の表面に金属薄膜102、更にその表面に反応場104が設けられたチップ構造体108を備えている。
そして、チップ構造体108の誘電体部材106側には、誘電体部材106内に入射され、金属薄膜102に向かって励起光b1を照射する光源112を備え、さらに光源112から照射され金属薄膜102で反射した金属薄膜反射光b2を受光する受光手段116が備えられている。
一方、チップ構造体108の反応場104側には、後述する反応場104で捕捉されたアナライトを標識した蛍光物質が発する蛍光b3を受光する光検出手段120が設けられている。また反応場104と光検出手段120との間には、蛍光b3を効率よく集光するための集光部材122と、蛍光b3以外に含まれる光を除去し、必要な蛍光のみを選択するフィルタ124が設けられている。
そして、表面プラズモン増強蛍光測定装置10の使用においては、あらかじめ金属薄膜102の表面上には検出対象のDNA等のアナライトに含まれる抗原に特異的に結合する1次抗体があらかじめ固定された反応場104を形成している。そして反応場104を底面としてその上方には流路143が形成されており流路143に、アナライト及び当該アナライトに特異的に結合する2次抗体を溶媒に溶かした液体を順に送液して、2次抗体を反応場104で捕捉させる。アナライトとともに捕捉される2次抗体は蛍光物質で標識されている。捕捉された反応場104に光源112より誘電体部材106内に励起光b1を照射し、この励起光b1が特定の角度(共鳴角)θ1で金属薄膜102に入射することで、金属薄膜102上に粗密波(表面プラズモン)を生じさせる。なお、金属薄膜102上に粗密波(表面プラズモン)が生ずる際には、励起光b1と金属薄膜102中の電子振動とがカップリングし、金属薄膜反射光b2の光量減少という現象が生ずる。
受光手段116及び光源112とは対となって金属薄膜102の照射領域を中心として回動し、金属薄膜102への入射角度を変更することができる。入射角度を変化させ、その際の受光手段116で受光される金属薄膜反射光b2のシグナルが変化(光量が減少)する地点を見つければ、粗密波(表面プラズモン)が生ずる共鳴角θ1を得ることができる。
そして、この粗密波(表面プラズモン)を生ずる現象により、金属薄膜102上の反応場104の蛍光物質が効率良く励起され、これにより蛍光物質が発する蛍光b3の光量が増大することとなる。
この増大した蛍光b3を、集光部材122およびフィルタ124を介して光検出手段120で受光することで、極微量および/または極低濃度のアナライトを検出することができるようになっている。
このように、表面プラズモン増強蛍光測定装置10は、特に生体分子間などの微細な分子活動を観察可能とする高感度計測センサである。
特許第3294605号公報 特開2008−102117号公報
反応場104はアナライト等を溶かした液体を送液する流路の底面全部に設けている場合がある。反応場104上を送液するアナライトは、流路の上流側から捕捉されるため下流側にいくにつれて捕捉された量だけアナライトの量が減少することになる。
特に、アナライトの量が微量の場合には、図6のグラフに示すように上流側から下流側にかけて反応場104に捕捉されるアナライト及び蛍光標識の量に分布が生じることになる。このような場合には、励起光を照射する領域により、光検出手段120で受光するシグナルにばらつきが生じる。特に、アナライトの量が極微量であれば上流側で全てが捕捉されてしまい、励起光照射による観察がしづらくなる。また励起光の照射領域を反応場よりも大きくし、反応場全体を捉える方法も考えられるが、バックグラウンドシグナルや流路部材からの散乱光ノイズなどが増大し、極微量のアナライトからのシグナルが埋もれてしまう懸念がある。
本願発明はこのような問題に鑑み、アナライトの量に依存せずに反応場の全領域で捕捉されるアナライトの量を均一化させることが可能な、チップ構造体及び表面プラズモン増強蛍光測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.表面プラズモン増強蛍光測定装置に用いられるチップ構造体であって、
前記チップ構造体は少なくとも、
一方側に励起光が照射される金属薄膜と、
前記金属薄膜の他方側に形成され、検体液の抗原と特異的に反応する抗体を固定した反応場と、
検体液を送液する前記反応場を流路中に備えた流路と、
を有し、
前記反応場は、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さxの流線方向の長さyに対する比率(x/y)が1よりも小さいことを特徴とするチップ構造体。
2.前記流路の反応場以外の壁面は、前記抗原が吸着しない吸着防止効果がある非特異吸着防止剤が固定されていることを特徴とする前記1に記載のチップ構造体。
3.金属薄膜の一方側に励起光を照射し、前記金属薄膜上の電場を増強させることにより、前記金属薄膜の他方側に形成された反応場の蛍光物質を励起させ、これにより増強された蛍光を光検出手段にて検出するようにした表面プラズモン増強蛍光測定装置であって、
前記反応場を流路中に備え、検体液及び蛍光物質を送液する流路を有し、
前記反応場は、検体液の抗原と特異的に反応する抗体が固定されており、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さxの流線方向の長さyに対する比率(x/y)が1よりも小さいことを特徴とする表面プラズモン増強蛍光測定装置。
4.前記流路の反応場以外の壁面は、前記抗原が吸着しない吸着防止効果がある非特異吸着防止剤が固定されていることを特徴とする前記3に記載の表面プラズモン増強蛍光測定装置。
本願発明によれば、反応場は、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さxの流線方向の長さyに対する比率(x/y)を1よりも小さくすることでアナライトの量に依存せずに反応場の全領域で捕捉されるアナライトの量を均一化させることが可能となる。
実施形態に係る表面プラズモン増強蛍光測定装置の概略図である。 図2(a)は、チップ構造体108の断面図であり、図2(b)はその一部の上面図であり、図2(c)は図2(b)の拡大図である。 反応場104の変形例を示す模式図である。 本実施形態に示す反応場104を備えたチップ構造体の製造工程を説明する模式図である。 従来の表面プラズモン増強蛍光測定装置の概略図である。 反応場の各位置におけるアナライトの反応量を示すグラフである。
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1、図2は、実施形態に係る表面プラズモン増強蛍光測定装置の概略図である。
表面プラズモン増強蛍光測定装置は、励起光を金属薄膜に照射して粗密波(表面プラズモン)を生じさせて励起された蛍光物質が生ずる蛍光を正確に検出し、検出感度を上げても超高精度に蛍光検出を行うことを可能とするものである。
[表面プラズモン増強蛍光測定装置10、及び検体検出方法]
本発明の表面プラズモン増強蛍光測定装置10は、図1に示したように、まず金属薄膜102と、金属薄膜102の一方側面に形成された反応場104と、他方側面に形成された誘電体部材106と、を有するチップ構造体108を備えている。
そして、チップ構造体108の誘電体部材106側には、誘電体部材106内に入射され、金属薄膜102に向かって励起光b1を照射する光源112を備え、さらに光源112から照射され金属薄膜102に反射した金属薄膜反射光b2を受光する受光手段116を備えている。
ここで光源112から照射される励起光b1としてはレーザ光が好ましく、波長200〜1000nmのガスレーザまたは固体レーザ、波長385〜800nmの半導体レーザが好適である。
一方、チップ構造体108の反応場104側には、反応場104で生じた蛍光b3を受光する光検出手段120が設けられている。
光検出手段120としては、超高感度の光電子増倍管、または多点計測が可能なCCDイメージセンサを用いることが好ましい。
不図示の制御手段は、CPUやメモリを備えており、メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、光源112、受光手段116、光検出手段120等の各装置を制御する。
なお、チップ構造体108の反応場104と光検出手段120との間には、光を効率よく集光するための集光部材122と、光の内で蛍光b3とは異なる波長の光の透過を低減して蛍光b3を選択的に透過するように形成されたフィルタ124が設けられている。
集光部材122としては、光検出手段120に蛍光シグナルを効率よく集光することを目的とするものであれば、任意の集光系で良い。簡易な集光系としては、顕微鏡などで使用されている市販の対物レンズを転用してもよい。対物レンズの倍率としては、10〜100倍が好ましい。
一方、フィルタ124としては、光学フィルタ、カットフィルタなどを用いることができる。光学フィルタとしては、減光(ND)フィルタ、ダイアフラムレンズなどが挙げられる。さらにカットフィルタとしては、外光(装置外の照明光)、励起光(励起光の透過成分)、迷光(各所での励起光の散乱成分)、プラズモンの散乱光(励起光を起源とし、プラズモン励起センサ表面上の構造体または付着物などの影響で発生する散乱光)、酵素蛍光基質の自家蛍光などの各種ノイズ光を除去するフィルタであって、例えば干渉フィルタ、色フィルタなどが挙げられる。
そして、このような表面プラズモン増強蛍光測定装置10を用いた検体検出方法では、反応場104に接する側の金属薄膜102表面上には一次抗体を結合させたSAM膜(Self-Assembled Monolayer:「自己組織化単分子膜」ともいう)や高分子材料が設けられている。一次抗体はSAM膜や高分子材料の一方の端部に結合されており、SAM膜や高分子材料の他方の端部は、直接若しくは間接に金属薄膜102表面に固定されている。高分子材料は複数種類が介在していてもよい。SAM膜としては例えばHOOC−(CH2)11−SHなどの置換脂肪族チオールで形成された膜、高分子材料としては例えばポリエチレングリコール(polyethylene glycol、以下「PEG」と記す。)やMPCポリマー等が挙げられる。これは使用時に調製しても、予めこれらを結合させた基板を用いてもよい。また、一次抗体に対する反応性基(または反応性基に変換可能な官能基)を備えたポリマーを直接金基板上に固定化し、その上に一次抗体を固定化してもよい。各種反応性基を利用して抗体やポリマーを結合させる際には、スクシンイミジル化を経たアミド化縮合反応や、マレイミド化を経た付加反応等が一般的である。
送液工程では、このようにして構成した反応場104に標的物質としてのアナライトの抗原を含む溶液(以下、検体液ともいう)と、二次抗体を含む試薬液の送液を行う。固定化した一次抗体によって抗原を捕捉することが可能である。これに対しさらに蛍光物質で標識した二次抗体を含む試薬液を作用させることで捕捉された抗原を標識している。なお予め抗原と二次抗体とを反応させておいてから一次抗体を作用させてもよい。
蛍光物質で標識されたアナライトの検出を行う検出工程においては、アナライトが捕捉された反応場104に光源112より誘電体部材106に励起光b1を照射し、この励起光b1が金属薄膜102に対して特定の入射角度(共鳴角θ1)で金属薄膜102に入射することで、金属薄膜102上に粗密波(表面プラズモン)を生ずるようになる。
なお、金属薄膜102上に粗密波(表面プラズモン)が生ずる際には、励起光b1と金属薄膜102中の電子振動とがカップリングし、金属薄膜反射光b2のシグナルが変化(光量が減少)することとなるため、受光手段116で受光される金属薄膜反射光b2のシグナルが変化(光量が減少)する地点を見つければ良い。
そして、この粗密波(表面プラズモン)により、金属薄膜102上の反応場104で生じた蛍光物質が効率良く励起され、これにより蛍光物質が発する蛍光b3の光量が増大し、この蛍光b3を集光部材122およびフィルタ124を介して光検出手段120で受光することで、極微量および/または極低濃度のアナライトを検出することができる。
なお、チップ構造体108の金属薄膜102の材質としては、好ましくは金、銀、アルミニウム、銅、および白金からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなり、より好ましくは金からなり、さらにこれら金属の合金から成ることである。
このような金属は、酸化に対して安定であり、かつ粗密波(表面プラズモン)による電場増強が大きくなることから金属薄膜102に好適である。
また、金属薄膜102の形成方法としては、例えばスパッタリング法、蒸着法(抵抗加熱蒸着法、電子線蒸着法など)、電解メッキ、無電解メッキ法などが挙げられる。中でもスパッタリング法、蒸着法は、薄膜形成条件の調整が容易であるため好ましい。
さらに金属薄膜102の厚さとしては、金:5〜500nm、銀:5〜500nm、アルミニウム:5〜500nm、銅:5〜500nm、白金:5〜500nm、およびそれらの合金:5〜500nmの範囲内であることが好ましい。
電場増強効果の観点からは、金:20〜70nm、銀:20〜70nm、アルミニウム:10〜50nm、銅:20〜70nm、白金:20〜70nm、およびそれらの合金:10〜70nmの範囲内であることがより好ましい。
金属薄膜102の厚さが上記範囲内であれば、粗密波(表面プラズモン)が発生し易く好適である。また、このような厚さを有する金属薄膜102であれば、大きさ(縦×横)は特に限定されないものである。
図2(a)は、チップ構造体108の断面図であり、図2(b)はその一部の上面図であり、図2(c)は図2(b)の拡大図である。反応場104はこれらの図に示すように樹脂基板142に設けられた流路143の経路中の下層側であって金属薄膜102の表層に設けられている。溝部を設けた樹脂基板142の上部には、ポリオレフィン類等の材料から構成された蓋141が接合されている。蓋141で覆われた当該溝部が流路143となり、流路143には蛍光物質が標識された二次抗体等が含まれる試薬液や、アナライトが含まれる検体液が不図示のポンプにより送液される。
検体としては、血液、血清、血漿、尿、鼻孔液、唾液、便、体腔液(髄液、腹水、胸水等)などが挙げられる。検体中に含有されるアナライトは、例えば、核酸(一本鎖であっても二本鎖であってもよいDNA、RNA、ポリヌクレオチド、オリゴヌクレオチド、PNA(ペプチド核酸)等、またはヌクレオシド、ヌクレオチドおよびそれらの修飾分子)、タンパク質(ポリペプチド、オリゴペプチド等)、アミノ酸(修飾アミノ酸も含む。)、糖質(オリゴ糖、多糖類、糖鎖等)、脂質、またはこれらの修飾分子、複合体などが挙げられ、具体的には、AFP(αフェトプロテイン)等のがん胎児性抗原や腫瘍マーカー、シグナル伝達物質、ホルモンなどであってもよく、特に限定されない。
さらに蛍光物質としては、所定の励起光b1を照射するか、または電界効果を利用することで励起し、蛍光b3を発する物質であれば特に限定されないものである。なお本明細書でいう蛍光b3とは、燐光など各種の発光も含まれるものである。
また、誘電体部材106としては、高屈折率の60度プリズムを用いることができる。材料としては光学的に透明な各種の無機物、天然ポリマー、合成ポリマーを用いることができ、化学的安定性、製造安定性および光学的透明性の観点から、二酸化ケイ素(SiO)または二酸化チタン(TiO)を含むことが好ましい。
さらに、このような表面プラズモン増強蛍光測定装置10は、光源112から金属薄膜102に照射される励起光b1による表面プラズモン共鳴の最適角(共鳴角θ1)を調整するため、角度可変部(図示せず)を有している。
ここで、角度可変部(図示せず)は制御手段により制御され、共鳴角スキャン工程においては角度可変部のサーボモータで全反射減衰(ATR)条件を求めるために受光手段116と光源112とを同期して、照射領域を中心として回動し、45〜85°の範囲で角度変更を可能としている。また分解能は0.01°以上であることが好ましい。
流路143の大きさとしては例えば、流路143の流線方向(X方向)に直交する幅方向(Y方向)の長さは1mm〜3mm、高さ(Z方向)は50μm〜500μmである。流路143の両端の開口144a、144bの大きさは流路143の幅と同等のφ1mm〜φ3mmである。同図の例では、開口144aから導入された検体液は、流路143(及び反応場104)を経由して開口144bから排出される。
反応場104のX方向の長さxは数百μm〜2mmで、Y方向の長さは流路143の幅と同等の1mm〜3mmである。そして反応場104の形状は、流線方向に直交する幅方向の長さyと流線方向の長さxとの関係はy>xの条件を満たし、縦長の短冊形状となるようにしている。
また反応場104における励起光b1の照射エリアbaとの関係を、図2(c)に示す。照射エリアbaは、金属薄膜102の表面では略円形となっているが、これは金属薄膜102に照射する励起光b1のビーム形状を予め整形しているためである。照射エリアbaは、反応場104の内側を照射するように位置や、形状の設定を行っている。更に、流路143の反応場104以外の領域には、その表面に吸着防止効果のある非特異吸着防止剤を固定化している。非特異吸着防止剤としては例えばポリエチレングリコール(PEG)、デキストラン、MPCポリマー、牛血清アルブミン(BSA)などが挙げられる。
本実施形態では、反応場104を流路143の全面にもうけるのではなくその一部に設けている、そして反応場104の形状がy>xの関係を満たすような形状としている。このことにより、反応場104の全面に渡って、略均一に抗原(及びこれに付与させた蛍光標識)を捕捉させることができるので、光検出手段120で得られるシグナルが励起光b1を照射する領域によりばらつく問題を防ぐことが可能となる。
[反応場104の形状]
図3は、反応場104の変形例を示す模式図である。図1、図2に示した反応場104は矩形状のものであるがこれに限られず、図3に示す形状であってもよい。図3(a)は、反応場104の形状が平行四辺形の例である。この場合の長さxは図示のようにX方向における反応場104の最上流端部(図3(a)の底辺の左端部)から最下流端部(同図の上辺の右端部)までの長さである。
図3(b)は、反応場104の形状が楕円形状の例である。この場合の長さxは図示のようにX方向における反応場104の最上流端部から最下流端部までの長さである。長さyも同様に、Y方向における反応場104の上端部と下端部の長さである。図3(a)、図3(b)であっても反応場104を流路143の全面にもうけるのではなくその一部に設けており、そして長さxの長さyに対する比率(以下、単に「比率(x/y)」という)が1よりも小さいので図2等に示す実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
図3(c)は、一の流路143に独立に複数の反応場104を設けた例である。それぞれの反応場104は、独立に励起光b1を照射させて、独立のシグナルを得るものである。それぞれの反応場104は、それぞれの比率(x/y)が1よりも小さいので、前述の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
図4は、本実施形態に示す反応場104を備えたチップ構造体の製造工程を説明する模式図である。図4(a)は、第1の工程であり、誘電体部材106の表面に金属薄膜102をスパッタリング法、蒸着法等により形成する。
図4(b)に示す第2の工程では、金属薄膜102の表面に、非特異吸着防止剤を固定化した非特異吸着防止層103を設けている。非特異吸着防止剤としては前述のようにポリエチレングリコール(PEG)、デキストラン、MPCポリマー、牛血清アルブミン(BSA)などがある。
図4(c)に示す第3の工程では、一次抗体を結合させたSAM膜や高分子材料を、基材上に短冊状に設ける。当該、一次抗体が反応場104として機能する。
図4(d)に示す第4の工程では、樹脂基板142を基材上に接合させる。同図に示す例では、3本の互いに略平行な溝部を設けた樹脂基板142を接合させており、それぞれの溝部は、独立した流路143として機能する。図4(d)に示すように、流路143の底面には、短冊状の反応場104と非特異吸着防止層103が露出している。
図4(e)に示す第5の工程では、樹脂基板142の上面に、蓋141を接合させる。蓋141は、樹脂基板142の溝部の端部位置に対応した液体を送液するための開口が設けられている。
次に、本願実施形態に係るチップ構造体108及びプラズモン増強蛍光測定装置10における実施例について説明するが、本発明の範囲は、かかる実施例により限定されるものではない。なお、ここで使用している装置名、使用する材料、使用材料の濃度、使用量、ならびに処理時間、処理温度などの数値的条件、処理方法などは、本発明の範囲内の好適例にすぎない。
[プラズモン励起センサの作製]
屈折率〔nd〕1.72、厚さ1mmのガラス製の透明平面基板((株)オハラ製のS−LAL 10)の片面にクロム薄膜をスパッタリング法により形成した後、その表面にさらに金薄膜をスパッタリング法により形成した。クロム薄膜の厚さは1〜3nm、金薄膜の厚さは約50nmであった。
このようにして得られた基板を、10−カルボキシ−1−デカンチオールを1mmol/L含むエタノール溶液に24時間以上浸漬し、金薄膜にSAM(Self Assembled Monolayer:自己組織化単分子膜)を形成した。
基板を該溶液から取り出し、エタノールおよびイソプロパノールで洗浄した後、エアガンで乾燥させた。
[1次抗体の固相化]
[比較例1]
SAMの表面に、幅2mm、長さ5mmの貫通孔を有するPDMSシートを流路シートとして配置し(ただし、該シリコンゴムスペーサは送液に触れない状態とする)、ビスで流路シートと該プラズモン励起センサとを固定した。まず、超純水を10分間、その後PBSを20分間、ペリスタポンプにより、室温、流速500μl/minで循環させた。続いて、N−ヒドロキシコハク酸イミド(NHS)を50mmol/Lと、水溶性カルボジイミド(WSC)を100mmol/Lとを含むPBSを5ml送液し、20分間循環送液させた後に、αフェトプロテイン(AFP)モノクローナル抗体(1D5、(株)日本医学臨床検査研究所製)、10μg/ml、200μlを30分間循環送液することで、SAM上に1次抗体を固相化した。最後に質量1%牛血清アルブミン(BSA)を含むPBS緩衝生理食塩水にて、30分間循環送液することで非特異吸着防止処理を行うことで、流路底面全面にy=2mm、x=5mmの反応場104を有するプラズマ励起センサを作製した。
[比較例2]
SAMの表面に、2mm幅の貫通孔を有するポリジメチルシロキサン(PDMS)製シートを設け、SAM表面が流路の内側となるように基板を配置し(ただし、該シリコンゴムスペーサは送液に触れない状態とする。)、流路の外側から圧着し、ビスで流路シートと該プラズモン励起センサとを固定した。比較例1と同様の手順で抗体を固定化した後、流路シートと該プラズモン励起センサを分離し、抗体固相化エリアと直交する形で、幅2mm、長さ5mmの貫通孔を有するPDMSシートを流路シートとして再度配置し(ただし、該シリコンゴムスペーサは送液に触れない状態とする。)、ビスで流路シートと該プラズモン励起センサとを固定した。最後に質量1%牛血清アルブミン(BSA)を含むPBS緩衝生理食塩水にて、30分間循環送液することで非特異吸着防止処理を行い、流路中にy=2mm、x=2mmの大きさの反応場104を有するプラズマ励起センサを作製した。
[実施例]
SAMの表面に、1mm、1.5mm、1.8mm、2.5mm幅の貫通孔を有するポリジメチルシロキサン(PDMS)製シートを設け、SAM表面が流路の内側となるように基板を配置し(ただし、該シリコンゴムスペーサは送液に触れない状態とする。)、流路の外側から圧着し、ビスで流路シートと該プラズモン励起センサとを固定した。比較例1と同様の手順で抗体を固定化した後、流路シートと該プラズモン励起センサを分離し、抗体固相化エリアと直交する形で、幅1.5mm/2mm/3mm、長さ5mmの貫通孔を有するPDMSシートを流路シートとして再度配置し(ただし、該シリコンゴムスペーサは送液に触れない状態とする。)、ビスで流路シートと該プラズモン励起センサとを固定した。最後に質量1%牛血清アルブミン(BSA)を含むPBS緩衝生理食塩水にて、30分間循環送液することで非特異吸着防止処理を行い、流路中に長さXが1〜5mm、長さyが1.5〜3mmの範囲で縦横比の水準を変えた複数種類の大きさの反応場104を有するプラズモン励起センサを作製した(後述の表1参照)。
[アッセイ法の実施]
工程(i):送液をPBSに代え、AFPを0.1ng/ml含むPBSを200μl添加し、25分間循環させた。
洗浄工程:Tween20を0.05質量%含むTBSを送液として20分間送液させることによって洗浄した。ここでブランクの蛍光を、光源としてLDレーザを用いて、波長635nmのレーザ光を、光学フィルタ:(シグマ光機(株))によりフォトン量を調節し、プリズム:((株)オハラ製のS−LAL10(屈折率〔n〕=1.72))を通して、流路に固定されているプラズモン励起センサに照射し、カットフィルタ(シグマ光機(株))、集光レンズとして20倍の対物レンズ((株)ニコン製)を用いてCCDイメージセンサ(テキサスインスツルメント(株)製)により検出した。
工程(ii):Alexa Fluor(登録商標)647(Molecular Probes社製)を標識したαフェトプロテイン(AFP)モノクローナル抗体(6D2、2.5mg/ml、(株)日本医学臨床検査研究所製)を2.5μg/ml含むPBSを200μl添加し、20分間循環させた。
洗浄工程:Tween20を0.05質量%含むTBSを送液として10分間循環させることによって洗浄した。
工程(iii):洗浄開始から10分後のCCDから観察したときのシグナル値を計測しアッセイシグナルとした。
[反応分布の評価]
表1は、図1、図2に示す矩形状の反応場104において、反応場104のサイズと送液する検体液中の抗原量との関係を示したものである。表中に示した各反応場に対して、照射面上で約0.5×0.5mmになるように成形した励起光を照射し、反応場の上流端4点と下流端4点、計8点の蛍光シグナルを測定し、反応分布について評価した。表1に示すように、縦横比(xのyに対する比率=x/y)の範囲としては1.0未満(y>x)が好ましく、より好ましくは0.8未満である。縦横比が1.0未満であれば変動係数CV(=標準偏差/平均値)は小さくなり、同0.8未満であれば更に変動係数CVは小さくなっている。つまり反応場104のシグナルのばらつきは少なく、反応場104全域において均一に抗原が捕捉されていることがわかる。
10 プラズモン増強蛍光測定装置
108 チップ構造体
102 金属薄膜
103 非特異吸着防止層
104 反応場
106 誘電体部材
112 光源
b1 励起光
b2 金属薄膜反射光
b3 蛍光
ba 照射エリア
116 受光手段
120 光検出手段
122 集光部材
124 フィルタ
141 蓋
142 樹脂基板
143 流路

Claims (4)

  1. 表面プラズモン増強蛍光測定装置に用いられるチップ構造体であって、
    前記チップ構造体は少なくとも、
    一方側に励起光が照射される金属薄膜と、
    前記金属薄膜の他方側に形成され、検体液の抗原と特異的に反応する抗体を固定した反応場と、
    検体液を送液する前記反応場を流路中に備えた流路と、
    を有し、
    前記反応場は、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さxの流線方向の長さyに対する比率(x/y)が1よりも小さいことを特徴とするチップ構造体。
  2. 前記流路の反応場以外の壁面は、前記抗原が吸着しない吸着防止効果がある非特異吸着防止剤が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のチップ構造体。
  3. 金属薄膜の一方側に励起光を照射し、前記金属薄膜上の電場を増強させることにより、前記金属薄膜の他方側に形成された反応場の蛍光物質を励起させ、これにより増強された蛍光を光検出手段にて検出するようにした表面プラズモン増強蛍光測定装置であって、
    前記反応場を流路中に備え、検体液及び蛍光物質を送液する流路を有し、
    前記反応場は、検体液の抗原と特異的に反応する抗体が固定されており、前記流路の流線方向に直交する幅方向の長さxの流線方向の長さyに対する比率(x/y)が1よりも小さいことを特徴とする表面プラズモン増強蛍光測定装置。
  4. 前記流路の反応場以外の壁面は、前記抗原が吸着しない吸着防止効果がある非特異吸着防止剤が固定されていることを特徴とする請求項3に記載の表面プラズモン増強蛍光測定装置。
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