JPWO2011064966A1 - ガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機 - Google Patents

ガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機 Download PDF

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Abstract

本発明のガスレーザ発振装置は、送風部が、回転を行う翼車、回転軸、モータロータおよび軸受の回転軸と接触した部分から構成されている回転部と、回転を行わないモータステータ、ケーシングおよび軸受のケーシングと接触した部分から構成されている非回転部と、を有し、回転部と非回転部との間に2つの軸受を配置し、この2つの軸受にグリスを補給するグリス補給機構を設け、制御部は、グリス補給機構から2つの軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動する。

Description

本発明は、レーザガスを循環する送風部を備えたガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機に関する。
一般に、ガスレーザ発振装置は、密閉された筐体内に一対の電極を有し、この筐体内に封入された増幅媒質であるレーザガスをブロワ等の送風部によって強制的に循環させている。そして、ガスレーザ発振装置は、筐体内の一対の電極によって生じる放電によって、レーザガスを励起し、部分反射鏡と全反射鏡とによって共振器を形成し、部分反射鏡から外部にレーザ光を出力する構成にしている。
また、このガスレーザ発振装置は、照射したレーザ光を複数のミラーからなる光学系を介して加工ヘッドに送り、加工テーブル上のワークに位置決めした位置にレーザ光を照射する。これにより、ガスレーザ発振装置は、ワークに所定の加工を行うガスレーザ加工機の加工用の光源として用いられている。
ところで、このようなガスレーザ発振装置において、レーザガスを循環させる送風部は、レーザガスを送風する翼車に接続した回転軸を軸受で保持する構成にしており、この軸受には潤滑用のグリスを供給するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この様な従来のガスレーザ発振装置では、不足したグリスを適宜供給できるものの、軸受のグリスが不足した部分に十分に行渡る前に、回転軸が回転することがあり、その結果、回転軸と軸受との間に磨耗、発熱を生じるので軸受寿命を縮める一因となっていた。
特開2005−221042号公報
本発明はこの課題に着目し、軸受寿命を延ばすことができるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機を提供する。
本発明のガスレーザ発振装置は、レーザガスに放電を発生させる放電手段と、上記レーザガスを上記放電部による放電発生部分に送風する送風部と、上記送風部の駆動を制御する制御部と、を備えている。そして、本発明のガスレーザ装置の送風部は、回転を行う回転部と、回転を行わない非回転部とを有し、上記回転部と上記非回転部の間に軸受を配置し、上記軸受にグリスを補給するグリス補給機構を設けている。そして、本発明のガスレーザ装置の制御部は、上記グリス補給機構から上記軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で上記送風部を駆動する構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
また、本発明のガスレーザ加工装置は、上記記載のガスレーザ発振装置と、上記ガスレーザ発振装置から照射されたレーザ光と、このレーザ光を照射するワークとを相対移動させる駆動部と、を備えた構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ加工装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
以上のように、本発明のガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工装置は、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事が可能となり、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
図1は、本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置のフローチャートである。 図2は、本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の構成図である。 図3は、本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の送風部の要部の構成図である。 図4は、本発明の実施の形態2に関するガスレーザ発振装置のフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態3に関するガスレーザ加工機の構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置のフローチャート、図2は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の構成図、図3は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の送風部の要部の構成図である。
図2に示すように、ガラスなどの絶縁体からなる放電管1内には、レーザガス2が循環されている。本実施の形態1では、レーザガス2は、例えば、二酸化炭素(以下、「CO2」とする。)ガスを主成分として窒素ガスとヘリウムガスを混合した気体からなる。放電管1には電極3、4が設けられていて、これら電極3、4には電源5が接続されて、放電管1内に放電を発生させるように放電部が構成されている。
この放電で生じた高速の電子が、窒素分子を励起して高エネルギー準位に上げる。この励起された窒素分子が、CO2分子に衝突してCO2分子にエネルギーを与えて励起させ、CO2分子のエネルギー準位を上げる。その際、窒素分子は、エネルギーを失うのでエネルギー準位が下がる。
そして、反転分布したCO2分子は光を発生する。この光は、放電管1の両端にそれぞれ対向するように配置された全反射鏡6と部分反射鏡7とによる共振器内を往復することにより増幅されてレーザ光として誘導放出される。これにより、誘導放出されたレーザ光の一部が、部分反射鏡7から外部にレーザ光8として取り出され出力されるように構成している。なお、ヘリウムガスは冷却効果があり、レーザガス2の温度上昇を抑止するとともに、レーザ発振に関係しない下位レベルのCO2分子を衝突でエネルギー準位の基底状態に戻す作用を行う。
この放電管1には、レーザガス2を循環させる循環路となるガス循環経路9が接続され、そのガス循環経路9の途中にレーザガス2を送風する送風部10が配置される。この送風部10により、放電管1内で約100m/sec程度のガス流となるように、ガス循環経路9内のレーザガス2が循環させられている。
このガス循環経路9には、放電部や送風部10を通過後に放電エネルギーおよび圧縮熱により高温となっているレーザガス2の温度を下げるための熱交換器11が複数配置されている。
なお、この送風部10及び電源5には制御部12が接続されて、夫々を制御するようにしており、この制御部12は警報部13にも接続されている。
この送風部10は図3に示すように、本実施の形態1では遠心式の送風部を用い、レーザガス2を吸い込み、回転により吐出する翼車14を回転軸15に取り付けている。この回転軸15にはモータロータ16を取り付けていて、このモータロータ16と対向する位置にモータステータ17を配置し、このモータステータ17はケーシング18に固定している。
また、回転軸15とケーシング18との間には軸受19a、19bが配置され、回転軸15を回転可能に支持し、この軸受19a、19bの内部には潤滑のためグリス20が封入されている。そして、軸受19a、19bのそれぞれに隣接してグリス補給機構21が配置されており、経時的な揮発等により減少したグリスが補給される構造となっている。
なお、グリス補給機構21にはグリス補給制御装置22が接続されていて、グリス量の検出と、グリス補給機構21へのグリス補給が行われるようにしている。
送風部10は、回転部と非回転部とに分けられ、回転部は翼車14、回転軸15、モータロータ16および軸受19a、19bの回転軸15と接触した部分から構成されている。
また、非回転部は、モータステータ17、ケーシング18および軸受19a、19bのケーシング18と接触した部分から構成されている。
このように構成した送風部10は、モータステータ17に交流電力を供給すると、発生した回転磁界によりモータロータ16が回転し、回転軸15を介して翼車14が回転する。翼車14の周囲にはスクロール23が配置され、翼車14の回転によりレーザガス2の送風が行われる。
そして、図1に示すように、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、グリス補給と、このグリス補給の後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動している。
具体的には、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、図1に示すフローチャートに沿って運転を開始し、動作する。すなわち、レーザ発振を行うために、運転が開始されると、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。これと同時に、グリス補給制御装置22からの信号が制御部12に入力されて、軸受19a、19b内のグリス量が検出される(ステップS2)。
この検出したグリス量が規定量以下かどうか判別し(ステップS3)、グリス量が規定量以上ある場合は、継続して所望のレーザ光8の出力が得られるように制御部12が電源5および送風部10を駆動し制御する(ステップS4からステップS1へ)。一方、検出したグリス量が規定量以下の場合は、制御部12は電源5および送風部10を停止し、運転が停止されるとともに警報部13が駆動される(ステップS5)。
次に、制御部12は、グリス補給制御装置22を介してグリス補給機構21から所定量のグリスを軸受19a、19bに補給する(ステップS6)。
そして、このグリス補給後、制御部12は、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する、所謂、馴らし運転を負荷の小さい状態で行う(ステップS7)。
予め設定された、グリスが軸受に馴染むのに必要な所定時間の間、この馴らし運転を行うため、所定時間が経過したか否か判別する(ステップS8)。所定時間が経過していない場合は馴らし運転を継続し、所定時間が経過した場合は警報部13を停止し(ステップS9)、再び、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。
以上のように、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、レーザガス2に放電を発生させる電極3、4および電源5からなる放電部と、レーザガス2を放電部による放電発生部分に送風する送風部10と、送風部10の駆動を制御する制御部12と、を備えている。
そして、ガスレーザ発振装置の送風部10は、回転部と非回転部とを有し、回転部と非回転部との間に軸受19a、19bを配置し、軸受19a、19bにグリスを補給するグリス補給機構21を設けている。ここで、回転部は、回転を行う翼車14、回転軸15、モータロータ16および軸受19a、19bの回転軸15と接触した部分から構成されている。非回転部は、回転を行わないモータステータ17、ケーシング18および軸受19a、19bのケーシング18と接触した部分から構成されている。
そして、ガスレーザ発振装置の制御部12は、グリス補給機構21から軸受19a、19bへグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができる。これにより、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
また、制御部12は、あらかじめ設定された時間の間、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動した後、送風部10をレーザ出力時の回転数に上げて駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部にグリス20が行き渡った後でレーザ出力時の回転数に上げるので、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できる。これにより、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができ、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に関するガスレーザ発振装置のフローチャートで、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成の部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態2の特徴とするところは、実施の形態1での馴らし運転の時間、具体的には、予め設定された、グリスが馴染むのに必要な所定時間に代えて、モータステータ17に流れる電流を制御部12で検出して、制御する点である。
すなわち、モータに流れる電流はモータの負荷に応じて大きくなるため、グリス補給直後の軸受潤滑が不充分な間は軸受19a、19bの滑りに摩擦が生じ、モータ電流が大きくなる。一方、軸受19a、19bにグリスが十分に行き渡ると摩擦が減少し、モータ電流が減少する。このモータ電流の減少を検出する事で、馴らし運転の完了を判断する制御が行われる。
具体的には図4のフローチャートに示すように、ガスレーザ発振装置がレーザ発振を行うために、運転を開始する。そうすると、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。これと同時に、グリス補給制御装置22からの信号を制御部12に入力して軸受19a、19b内のグリス量が検出される(ステップS2)。
この検出したグリス量が規定量以下か否か判別し(ステップS3)、グリス量が規定量以上ある場合は、継続して所望のレーザ光8の出力が得られるように制御部12が電源5および送風部10を駆動し制御する(ステップS4からステップS1へ)。一方、検出したグリス量が規定量以下の場合は、制御部12は電源5および送風部10を停止し、運転を停止するとともに警報部13が駆動される(ステップS5)。
次に、制御部12はグリス補給制御装置22を介してグリス補給機構21から所定量のグリスを軸受19a、19bに補給する(ステップS6)。
そして、このグリス補給後、制御部12はレーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する、所謂、馴らし運転を負荷の小さい状態で行う(ステップS7)。
次に、モータ電流検出として、制御部12はモータステータ17に流れる電流を検出する(ステップS10)。
この検出したモータ電流が所定値以下になったか否かを判別し(ステップS11)、所定値以上の場合は馴らし運転を継続し、所定値以下になった場合は警報部13を停止し(ステップS9)、再び、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5、送風部10を制御部12で駆動制御する(ステップS1)。
以上のように、本実施の形態2のガスレーザ発振装置は、送風部10としてモータを含む部材を用い、制御部12は、モータに流れる電流値を検出してモータの負荷を検出する。そして、ガスレーザ発振装置は、モータの負荷が軽減するまでの間、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動した後、送風部10をレーザ出力時の回転数に上げて駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部へのグリス20の行渡り状況をモータに流れる電流で確認することができ、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができる。これにより、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができるとともに、短時間で遅滞無く所望のレーザ出力が得られる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に関するガスレーザ加工機の構成図である。上述の本発明の実施の形態1、2に関するガスレーザ発振装置は、図5に示すガスレーザ加工機に使用可能であり、その概略構成について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、本実施の形態1、2に関するガスレーザ発振装置40から出力したレーザ光8は、ワーク24に照射するために、進行方向を反射鏡25で反射することにより変更される。そして、レーザ光8は、トーチ26内部に備えた集光レンズ27によって高密度の光のエネルギービームに集光されて、ワーク24に照射される。
なお、ワーク24は加工テーブル28上に固定されており、トーチ26をX軸モータ29あるいはY軸モータ30を含んで構成される駆動部によって、ワーク24に対して相対的に移動する事で、所定の形状の加工を行うように構成している。
すなわち、本発明のガスレーザ加工装置は、上記記載のガスレーザ発振装置40と、ガスレーザ発振装置40から照射されたレーザ光8と、このレーザ光を照射するワーク24とを相対移動させる駆動部と、を備えた構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ加工装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
本発明によるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機は、軸受内部にグリスが行き渡り、軸受の寿命を延ばす事ができ、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができるので、様々のワークを加工するのに用いるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機として有用である。
1 放電管
2 レーザガス
3,4 電極
5 電源
6 全反射鏡
7 部分反射鏡
8 レーザ光
9 ガス循環経路
10 送風部
11 熱交換器
12 制御部
13 警報部
14 翼車
15 回転軸
16 モータロータ
17 モータステータ
18 ケーシング
19a,19b 軸受
20 グリス
21 グリス補給機構
22 グリス補給制御装置
23 スクロール
24 ワーク
25 反射鏡
26 トーチ
27 集光レンズ
28 加工テーブル
29 X軸モータ
30 Y軸モータ
40 ガスレーザ発振装置
本発明は、レーザガスを循環する送風部を備えたガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機に関する。
一般に、ガスレーザ発振装置は、密閉された筐体内に一対の電極を有し、この筐体内に封入された増幅媒質であるレーザガスをブロワ等の送風部によって強制的に循環させている。そして、ガスレーザ発振装置は、筐体内の一対の電極によって生じる放電によって、レーザガスを励起し、部分反射鏡と全反射鏡とによって共振器を形成し、部分反射鏡から外部にレーザ光を出力する構成にしている。
また、このガスレーザ発振装置は、照射したレーザ光を複数のミラーからなる光学系を介して加工ヘッドに送り、加工テーブル上のワークに位置決めした位置にレーザ光を照射する。これにより、ガスレーザ発振装置は、ワークに所定の加工を行うガスレーザ加工機の加工用の光源として用いられている。
ところで、このようなガスレーザ発振装置において、レーザガスを循環させる送風部は、レーザガスを送風する翼車に接続した回転軸を軸受で保持する構成にしており、この軸受には潤滑用のグリスを供給するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この様な従来のガスレーザ発振装置では、不足したグリスを適宜供給できるものの、軸受のグリスが不足した部分に十分に行渡る前に、回転軸が回転することがあり、その結果、回転軸と軸受との間に磨耗、発熱を生じるので軸受寿命を縮める一因となっていた。
特開2005−221042号公報
本発明はこの課題に着目し、軸受寿命を延ばすことができるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機を提供する。
本発明のガスレーザ発振装置は、レーザガスに放電を発生させる放電と、上記レーザガスを上記放電部による放電発生部分に送風する送風部と、上記送風部の回転を行う回転部と回転を行わない非回転部との間に設けられた軸受と、上記軸受にグリスを補給するグリス補給機構と、上記軸受内のグリス量を検出し、上記グリス補給機構へのグリスを補給するグリス補給制御装置と、上記送風部の駆動を制御する制御部と、を備えている。そして、本発明のガスレーザ発振装置の送風部は、回転を行う回転部と、回転を行わない非回転部とを有し、上記回転部と上記非回転部の間に軸受を配置し、上記軸受にグリスを補給するグリス補給機構を設けている。そして、本発明のガスレーザ装置の制御部は、上記グリス補給機構から上記軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で上記送風部を駆動する構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ発振装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
また、本発明のガスレーザ加工装置は、上記記載のガスレーザ発振装置と、上記ガスレーザ発振装置から照射されたレーザ光と、このレーザ光を照射するワークとを相対移動させる駆動部と、を備えた構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ加工装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
以上のように、本発明のガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工装置は、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事が可能となり、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置のフローチャート 本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の構成図 本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の送風部の要部の構成図 本発明の実施の形態2に関するガスレーザ発振装置のフローチャート 本発明の実施の形態3に関するガスレーザ加工機の構成図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置のフローチャート、図2は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の構成図、図3は本発明の実施の形態1に関するガスレーザ発振装置の送風部の要部の構成図である。
図2に示すように、ガラスなどの絶縁体からなる放電管1内には、レーザガス2が循環されている。本実施の形態1では、レーザガス2は、例えば、二酸化炭素(以下、「CO2」とする。)ガスを主成分として窒素ガスとヘリウムガスを混合した気体からなる。放電管1には電極3、4が設けられていて、これら電極3、4には電源5が接続されて、放電管1内に放電を発生させるように放電部が構成されている。
この放電で生じた高速の電子が、窒素分子を励起して高エネルギー準位に上げる。この励起された窒素分子が、CO2分子に衝突してCO2分子にエネルギーを与えて励起させ、CO2分子のエネルギー準位を上げる。その際、窒素分子は、エネルギーを失うのでエネルギー準位が下がる。
そして、反転分布したCO2分子は光を発生する。この光は、放電管1の両端にそれぞれ対向するように配置された全反射鏡6と部分反射鏡7とによる共振器内を往復することにより増幅されてレーザ光として誘導放出される。これにより、誘導放出されたレーザ光の一部が、部分反射鏡7から外部にレーザ光8として取り出され出力されるように構成している。なお、ヘリウムガスは冷却効果があり、レーザガス2の温度上昇を抑止するとともに、レーザ発振に関係しない下位レベルのCO2分子を衝突でエネルギー準位の基底状態に戻す作用を行う。
この放電管1には、レーザガス2を循環させる循環路となるガス循環経路9が接続され、そのガス循環経路9の途中にレーザガス2を送風する送風部10が配置される。この送風部10により、放電管1内で約100m/sec程度のガス流となるように、ガス循環経路9内のレーザガス2が循環させられている。
このガス循環経路9には、放電部や送風部10を通過後に放電エネルギーおよび圧縮熱により高温となっているレーザガス2の温度を下げるための熱交換器11が複数配置されている。
なお、この送風部10及び電源5には制御部12が接続されて、夫々を制御するようにしており、この制御部12は警報部13にも接続されている。
この送風部10は図3に示すように、本実施の形態1では遠心式の送風部を用い、レーザガス2を吸い込み、回転により吐出する翼車14を回転軸15に取り付けている。この回転軸15にはモータロータ16を取り付けていて、このモータロータ16と対向する位置にモータステータ17を配置し、このモータステータ17はケーシング18に固定している。
また、回転軸15とケーシング18との間には軸受19a、19bが配置され、回転軸15を回転可能に支持し、この軸受19a、19bの内部には潤滑のためグリス20が封入されている。そして、軸受19a、19bのそれぞれに隣接してグリス補給機構21が配置されており、経時的な揮発等により減少したグリスが補給される構造となっている。
なお、グリス補給機構21にはグリス補給制御装置22が接続されていて、グリス量の検出と、グリス補給機構21へのグリス補給が行われるようにしている。
送風部10は、回転部と非回転部とに分けられ、回転部は翼車14、回転軸15、モータロータ16および軸受19a、19bの回転軸15と接触した部分から構成されている。
また、非回転部は、モータステータ17、ケーシング18および軸受19a、19bのケーシング18と接触した部分から構成されている。
このように構成した送風部10は、モータステータ17に交流電力を供給すると、発生した回転磁界によりモータロータ16が回転し、回転軸15を介して翼車14が回転する。翼車14の周囲にはスクロール23が配置され、翼車14の回転によりレーザガス2の送風が行われる。
そして、図1に示すように、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、グリス補給と、このグリス補給の後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動している。
具体的には、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、図1に示すフローチャートに沿って運転を開始し、動作する。すなわち、レーザ発振を行うために、運転が開始されると、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。これと同時に、グリス補給制御装置22からの信号が制御部12に入力されて、軸受19a、19b内のグリス量が検出される(ステップS2)。
この検出したグリス量が規定量以下かどうか判別し(ステップS3)、グリス量が規定量以上ある場合は、継続して所望のレーザ光8の出力が得られるように制御部12が電源5および送風部10を駆動し制御する(ステップS4からステップS1へ)。一方、検出したグリス量が規定量より少ない場合は、制御部12は電源5および送風部10を停止し、運転が停止されるとともに警報部13が駆動される(ステップS5)。
次に、制御部12は、グリス補給制御装置22を介してグリス補給機構21から所定量のグリスを軸受19a、19bに補給する(ステップS6)。
そして、このグリス補給後、制御部12は、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する、所謂、馴らし運転を負荷の小さい状態で行う(ステップS7)。
予め設定された、グリスが軸受に馴染むのに必要な所定時間の間、この馴らし運転を行うため、所定時間が経過したか否か判別する(ステップS8)。所定時間が経過していない場合は馴らし運転を継続し、所定時間が経過した場合は警報部13を停止し(ステップS9)、再び、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。
以上のように、本実施の形態1のガスレーザ発振装置は、レーザガス2に放電を発生させる電極3、4および電源5からなる放電部と、レーザガス2を放電部による放電発生部分に送風する送風部10と、送風部10の駆動を制御する制御部12と、を備えている。
そして、ガスレーザ発振装置の送風部10は、回転部と非回転部とを有し、回転部と非回転部との間に軸受19a、19bを配置し、軸受19a、19bにグリスを補給するグリス補給機構21を設けている。ここで、回転部は、回転を行う翼車14、回転軸15、モータロータ16および軸受19a、19bの回転軸15と接触した部分から構成されている。非回転部は、回転を行わないモータステータ17、ケーシング18および軸受19a、19bのケーシング18と接触した部分から構成されている。
そして、ガスレーザ発振装置の制御部12は、グリス補給機構21から軸受19a、19bへグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができる。これにより、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
また、制御部12は、あらかじめ設定された時間の間、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動した後、送風部10をレーザ出力時の回転数に上げて駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部にグリス20が行き渡った後でレーザ出力時の回転数に上げるので、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できる。これにより、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができ、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に関するガスレーザ発振装置のフローチャートで、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成の部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態2の特徴とするところは、実施の形態1での馴らし運転の時間、具体的には、予め設定された、グリスが馴染むのに必要な所定時間に代えて、モータステータ17に流れる電流を制御部12で検出して、制御する点である。
すなわち、モータに流れる電流はモータの負荷に応じて大きくなるため、グリス補給直後の軸受潤滑が不充分な間は軸受19a、19bの滑りに摩擦が生じ、モータ電流が大きくなる。一方、軸受19a、19bにグリスが十分に行き渡ると摩擦が減少し、モータ電流が減少する。このモータ電流の減少を検出する事で、馴らし運転の完了を判断する制御が行われる。
具体的には図4のフローチャートに示すように、ガスレーザ発振装置がレーザ発振を行うために、運転を開始する。そうすると、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5および送風部10を制御部12が駆動し制御する(ステップS1)。これと同時に、グリス補給制御装置22からの信号を制御部12に入力して軸受19a、19b内のグリス量が検出される(ステップS2)。
この検出したグリス量が規定量以下か否か判別し(ステップS3)、グリス量が規定量以上ある場合は、継続して所望のレーザ光8の出力が得られるように制御部12が電源5および送風部10を駆動し制御する(ステップS4からステップS1へ)。一方、検出したグリス量が規定量より少ない場合は、制御部12は電源5および送風部10を停止し、運転を停止するとともに警報部13が駆動される(ステップS5)。
次に、制御部12はグリス補給制御装置22を介してグリス補給機構21から所定量のグリスを軸受19a、19bに補給する(ステップS6)。
そして、このグリス補給後、制御部12はレーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動する、所謂、馴らし運転を負荷の小さい状態で行う(ステップS7)。
次に、モータ電流検出として、制御部12はモータステータ17に流れる電流を検出する(ステップS10)。
この検出したモータ電流が所定値以下になったか否かを判別し(ステップS11)、所定値以上の場合は馴らし運転を継続し、所定値より少なくなった場合は警報部13を停止し(ステップS9)、再び、所望のレーザ光8の出力が得られるように電源5、送風部10を制御部12で駆動制御する(ステップS1)。
以上のように、本実施の形態2のガスレーザ発振装置は、送風部10としてモータを含む部材を用い、制御部12は、モータに流れる電流値を検出してモータの負荷を検出する。そして、ガスレーザ発振装置は、モータの負荷が軽減するまでの間、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部10を駆動した後、送風部10をレーザ出力時の回転数に上げて駆動する構成としている。
この構成により、軸受19a、19b内部へのグリス20の行渡り状況をモータに流れる電流で確認することができ、軸受19a、19bの寿命を延ばす事ができる。これにより、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができるとともに、短時間で遅滞無く所望のレーザ出力が得られる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に関するガスレーザ加工機の構成図である。上述の本発明の実施の形態1、2に関するガスレーザ発振装置は、図5に示すガスレーザ加工機に使用可能であり、その概略構成について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、本実施の形態1、2に関するガスレーザ発振装置40から出力したレーザ光8は、ワーク24に照射するために、進行方向を反射鏡25で反射することにより変更される。そして、レーザ光8は、トーチ26内部に備えた集光レンズ27によって高密度の光のエネルギービームに集光されて、ワーク24に照射される。
なお、ワーク24は加工テーブル28上に固定されており、トーチ26をX軸モータ29あるいはY軸モータ30を含んで構成される駆動部によって、ワーク24に対して相対的に移動する事で、所定の形状の加工を行うように構成している。
すなわち、本発明のガスレーザ加工装置は、上記記載のガスレーザ発振装置40と、ガスレーザ発振装置40から照射されたレーザ光8と、このレーザ光を照射するワーク24とを相対移動させる駆動部と、を備えた構成からなる。
この構成により、グリス補給機構から軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で送風部を駆動するので、軸受内部にグリスが行き渡り、回転軸と軸受との間の磨耗や発熱を低減できるので、軸受の寿命を延ばす事ができる。これにより、本発明のガスレーザ加工装置は、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができる。
本発明によるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機は、軸受内部にグリスが行き渡り、軸受の寿命を延ばす事ができ、長期に渡って高い信頼性を確保する事ができるので、様々のワークを加工するのに用いるガスレーザ発振装置およびガスレーザ加工機として有用である。
1 放電管
2 レーザガス
3,4 電極
5 電源
6 全反射鏡
7 部分反射鏡
8 レーザ光
9 ガス循環経路
10 送風部
11 熱交換器
12 制御部
13 警報部
14 翼車
15 回転軸
16 モータロータ
17 モータステータ
18 ケーシング
19a,19b 軸受
20 グリス
21 グリス補給機構
22 グリス補給制御装置
23 スクロール
24 ワーク
25 反射鏡
26 トーチ
27 集光レンズ
28 加工テーブル
29 X軸モータ
30 Y軸モータ
40 ガスレーザ発振装置

Claims (4)

  1. レーザガスに放電を発生させる放電部と、
    前記レーザガスを前記放電部による放電発生部分に送風する送風部と、
    前記送風部の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記送風部は、回転を行う回転部と、回転を行わない非回転部とを有し、前記回転部と前記非回転部との間に軸受を配置し、前記軸受にグリスを補給するグリス補給機構を設け、
    前記制御部は、前記グリス補給機構から前記軸受へグリスが補給された後、レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で前記送風部を駆動するガスレーザ発振装置。
  2. 前記制御部は、あらかじめ設定された時間の間、前記レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で前記送風部を駆動した後、前記送風部をレーザ出力時の回転数に上げて駆動する請求項1記載のガスレーザ発振装置。
  3. 前記送風部としてモータを含む部材を用い、前記制御部は、前記モータに流れる電流値を検出して前記モータの負荷を検出し、前記モータの負荷が軽減するまでの間、前記レーザ出力時の回転数よりも低い回転数で前記送風部を駆動した後、前記送風部を前記レーザ出力時の回転数に上げて駆動する請求項1記載のガスレーザ発振装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載のガスレーザ発振装置と、
    前記ガスレーザ発振装置から照射されたレーザ光と前記レーザ光を照射するワークとを相対移動させる駆動部と、
    を備えたガスレーザ加工機。
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